JP2009288458A - トナーカートリッジ、現像装置、画像形成装置 - Google Patents

トナーカートリッジ、現像装置、画像形成装置 Download PDF

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智也 臼井
Terutaka Sudo
輝敬 須藤
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Abstract

【課題】トナー攪拌部材の交換または清掃の作業の手間を軽減する。
【解決手段】トナーカートリッジ10は収容容器1とトナー攪拌部材8と凸部9とを有する。収容容器1は内部にトナーを収容し、収容容器1には前記内部と外部とを連通する第1開口4が形成されている。トナー攪拌部材8は、収容容器1の内部に配置され、一部が第1開口4を通じて収容容器1の外部に突出する攪拌軸8a、および攪拌軸8aの回転に伴って回転することにより前記トナーを攪拌する可撓性の攪拌シート8cを含む。トナー攪拌部材8は、回転しながらX方向に移動するように引き出し操作が行われることにより、第1開口4から収容容器1の外部へ引き出されるようになっている。収容容器1の内壁面には、前記引き出し操作に伴って攪拌シート8cのX方向側端部に当接する凸部9が形成されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、電子写真方式の画像形成装置に関するものであり、特に、画像形成装置に備えられるトナーカートリッジおよび現像装置に関するものである。
電子写真方式を利用して画像を形成する画像形成装置は、簡易な操作で高画質画像を形成でき、保守管理も容易であることから、複写機、プリンタ、ファクシミリなどに多用され、広く普及している。一般的な電子写真方式の画像形成装置は、静電潜像を形成する感光体ドラムと、静電潜像を現像してトナー像を形成する現像装置と、トナー像を紙に写す転写装置と、トナー像を紙の上に定着する定着装置とを含む。
消費されるトナーや紙については、なくなった時点でユーザーが補給できるようになっているが、トナーは非常に軽く細かい粒子であるため、画像形成装置にトナーを補給する際にトナーが空気中に飛散したり、手が汚れたりする問題があった。この問題に対して、近年ではトナー粒子が空気中に飛散しないように、トナーを収容するトナーカートリッジをそのまま交換する方法、すなわち画像形成装置から空になったトナーカートリッジを取り外し、新しいトナーカートリッジを装着する方法が主流になってきている。そして、空になったトナーカートリッジは、近年の環境問題に対する意識の高まりから、廃棄せずに再利用するケースが多く、清掃後、新しいトナーをつめて出荷される。
ところで、トナーカートリッジを装着する画像形成装置においては、トナーカートリッジを画像形成装置内で長期間放置すると、トナーの流動性が低下し、トナーカートリッジから現像装置または中間トナーホッパーへのトナー補給が困難になるという問題が生じていた。この問題に対して、例えば特許文献1では、トナーの流動性を向上させるため、トナーを収容している収容室内にトナー攪拌部材を備えるトナーカートリッジが提案されている。
特開2006−106045号公報(公開日:2006年4月20日)
トナー攪拌部材を設けたトナーカートリッジを再利用する際、トナー攪拌部材を清掃または交換する必要がある。この清掃や交換を行うためには、トナーカートリッジからトナー攪拌部材を取り外さなければならない。
ここで、トナーカートリッジからトナー攪拌部材を取り外すためには、トナーカートリッジの壁を分解する必要、つまり、前記壁をトナーカートリッジから取り外す必要が生じ、前記清掃または交換は手間のかかる作業となっていた。
本発明の目的は、トナー攪拌部材を交換または清掃する作業において手間のかからないトナーカートリッジ、現像装置、画像形成装置を提供することである。
トナーカートリッジの壁を分解することなくトナーカートリッジからトナー攪拌部材を取り外すことができれば、トナー攪拌部材の清掃または交換の手間を従来よりも省くことができる。
そこで、トナーカートリッジに形成されている開口部(トナー攪拌部材のシャフトをカートリッジの外部へ突出させるための開口部)からトナー攪拌部材を外部へ引き出すことにより、トナーカートリッジの壁を分解することなくトナーカートリッジからトナー攪拌部材を取り外すという手法が考えられる。しかし、この手法によれば、トナー攪拌部材を開口部から引き出す際、トナー攪拌部材の攪拌羽が前記開口部の周囲の壁面(トナーカートリッジの内壁面)に引っかかってしまい、前記トナー攪拌部材を引き出せない。
そこで、本発明は、内部にトナーを収容し、前記内部と外部とを連通する第1開口が形成される容器と、前記容器の内部に配置され、一部が前記第1開口を通じて前記容器の外部に突出するシャフト、および前記シャフトの回転に伴って回転することにより前記トナーを攪拌する可撓性シートを含むトナー攪拌部材とを有するトナーカートリッジにおいて、前記トナー攪拌部材は、回転しながら前記内部から前記第1開口へ向けた移動方向に移動するように引き出し操作が行われることにより、前記第1開口から前記容器の外部へ引き抜かれるようになっており、前記容器の内壁面には、前記引き出し操作に伴って前記可撓性シートの前記移動方向側端部に当接する凸部が形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、前記引き出し操作が行われることによって前記可撓性シートの前記移動方向側端部が前記凸部に当接すると、前記可撓性シートは湾曲して第1開口を通過できる形態に変形する。これにより、前記可撓性シートを有するトナー攪拌部材を第1開口から外部に引き出すことができる。それゆえ、トナーカートリッジの壁を分解することなくトナーカートリッジからトナー攪拌部材を取り外すことができ、トナー攪拌部材の清掃または交換の手間を従来よりも省くことが可能になる。
なお、仮に前記容器の内壁面に前記凸部が形成されていない場合、前記第1開口から前記容器の外部に前記トナー攪拌部材を引き出そうと試みても、前記可撓性シートが前記容器の内壁面に引っかかってしまう。また、仮に前記容器の内壁面に前記凸部が形成されていない場合において、前記トナー攪拌部材を無理に引っ張れば前記第1開口から前記容器の外部に前記トナー攪拌部材を引き出すことも可能ではあるが、この場合、可撓性シートに折れ曲がりが生じて可撓性シートが損傷する可能性が高い。
本発明のトナーカートリッジにおいて、前記容器はトナー収容室および筒状部からなり、前記筒状部の一方の端部には前記第1開口が形成され、前記トナー収容室の内壁面には前記筒状部の他方の端部に通じる第2開口が形成され、前記凸部は前記トナー収容室の内壁面において前記第2開口に沿って形成されていてもよい。この構成によれば、凸部によって湾曲された可撓性シートは筒状部の内壁面(曲面)を滑らかに摺動するため、トナー攪拌部材を第1開口から外部に引き出すことが容易になる。
本発明のトナーカートリッジにおいて、前記筒状部の内径は前記トナー収容室に近づくほど長くなることが好ましい。これにより、前記可撓性シートを前記トナー収容室から前記筒状部へ移動させ易くなり、トナー攪拌部材を外部に引き出すことが容易になる。
本発明のトナーカートリッジにおいて、前記凸部は前記第2開口の半周に形成され且つ半輪形状であることが好ましい。これにより、可撓性シートは凸部において巻かれるように案内されてロール状になる。それゆえ、可撓性シートは筒状部の内壁面(曲面)において摺動し易くなり、トナー攪拌部材を第1開口から外部に引き出すことが容易になる。
本発明のトナーカートリッジにおいて、前記可撓性シートは、ポリエチレンテレフタレートからなるシートであり、その厚みが0.1mm以上であって3mm以下に設計されていることが好ましい。このように可撓性シートを設計すれば、前記トナー攪拌部材を前記第1開口から引き出す際に前記可撓性シートが折れ曲ってしまう事を抑制できる。また、
ポリエチレンテレフタレートからなる可撓性シートは、耐久性に優れているため、長期間繰り返し使用でき、再利用性に優れている。
なお、トナーカートリッジの壁を分解することなく前記第1開口からトナー攪拌部材を引き出すようにするためには、本発明のトナーカートリッジにおいて、前記第1開口に前記シャフトを支持する軸受が装着されており、前記収容容器の外部側から前記第1開口に対する前記軸受の着脱が可能になっていることが好ましい。
また、本発明の現像装置は、現像剤を収容する現像槽と、前記現像槽の現像剤を担持してこの現像剤に含有されるトナーを感光体に供給する現像剤担持部材と、前記現像槽に補給されるトナーを保持するトナー保持部とを有し、前記トナー保持部として前記トナーカートリッジを用いている。また、本発明の画像形成装置は、感光体と、現像剤を収容する現像槽と、前記現像槽の現像剤を担持してこの現像剤に含有されるトナーを前記感光体に供給する現像剤担持部材と、前記現像槽に補給されるトナーを保持するトナー保持部とを有し、前記トナー保持部として前記トナーカートリッジを用いている。それゆえ、トナーカートリッジを長期間繰り返しリサイクルしても、可撓性シートの損傷(折れ曲がりや変形)が生じにくく、トナーカートリッジから現像装置へのトナー補給量を安定させることができる。
本発明は、以上のように、内部にトナーを収容し、前記内部と外部とを連通する第1開口が形成される容器と、前記容器の内部に配置され、一部が前記第1開口を通じて前記容器の外部に突出するシャフト、および前記シャフトの回転に伴って回転することにより前記トナーを攪拌する可撓性シートを含むトナー攪拌部材とを有するトナーカートリッジにおいて、前記トナー攪拌部材は、回転しながら前記内部から前記第1開口へ向けた移動方向に移動するように引き出し操作が行われることにより、前記第1開口から前記容器の外部へ引き出されるようになっており、前記容器の内壁面には、前記引き出し操作に伴って前記可撓性シートの前記移動方向側端部に当接する凸部が形成されていることを特徴とする。それゆえ、トナーカートリッジの壁を分解することなくトナーカートリッジからトナー攪拌部材を取り外せることができ、トナー攪拌部材の清掃または交換の手間を従来よりも省くことが可能になる。
〔トナーカートリッジについて〕
本発明の一実施形態のトナーカートリッジを図に基づいて説明する。図1は、本実施形態のトナーカートリッジの内部構成を模式的に示す断面図である。図2は、図1のトナーカートリッジをAA’線で切断した場合の断面図である。図3は、図1のトナーカートリッジをBB’線で切断した場合の断面図である。
図1および図3に示すように、トナーカートリッジ10は、収容容器1、トナー攪拌部材8、トナー排出ローラ3、トナー排出口2を有する。また、図3に示すように、収容容器1は収容室1aと筒状部1bとを有する。また、図3に示すように、筒状部1bの一方の端部には第1開口4が形成され、収容室1aの内壁面には筒状部1bの他方の端部に通じる第2開口40が形成されている。さらに、収容室1aには第3開口5が形成されている。さらに、図3に示すように、収容室1aの内壁面には第1攪拌軸受6aおよび第1ローラ軸受7aが取り付けられている。
収容室1aは、内部空間を有する略半円筒状の容器であり、トナーを収容するためのものである。また、収容室1aは、トナー攪拌部材8およびトナー排出ローラ3を内部にて回転自在に支持している。
筒状部1bは、第1開口4と第2開口40とを連通する通路であり、内壁が曲面状になっている。なお、第1開口4は収容容器1の外部と内部とを連通する穴であり、第2開口40は収容室1aと筒状部1bとを連通する穴である。さらに、第1開口4には第2攪拌軸受6bが収容容器1の外側から着脱自在に嵌めこまれている。
第3開口5は、収容容器1の内部と外部とを貫通する開口であり、トナー排出ローラ3の直径より長い直径を有している。また、第3開口5には、第2ローラ軸受7bが収容容器1の外側から着脱自在に嵌められている。
トナー排出口2は、図1および図2に示すように、収容室1aの底に形成され、収容室1aのトナーを外部に放出するための穴である。また、トナー排出口2は、トナーカートリッジ10が画像形成装置30(図7参照)に装着された際に現像槽11を臨む位置に形成されている。なお、トナー排出口2は、トナー排出ローラ3の軸線方向と平行な方向の長辺を有する略長方形状である。
トナー攪拌部材8は、図1および図3に示すように、攪拌軸8aと固定部材8bと攪拌シート8cとを有し、攪拌軸8aを回転軸(中心)としてZ方向に回転し、この回転により収容室1aに収容されるトナーを攪拌するものである。攪拌軸8aはトナー攪拌部材8のシャフトとして機能する部材であり、攪拌シート8cはトナー攪拌部材8の攪拌羽として機能する部材である。
攪拌軸8aは、図1に示すように、同図のX方向が軸線方向となるように配置され、Z方向に回転する心棒である。攪拌軸8aは、一部が筒状部1bと第1開口4と第2開口40とを通して収容容器1の外部に突出するように、収容室1aに配されている。また、攪拌軸8aは第1開口4において第2攪拌軸受6bに支持されている。さらに、攪拌軸8aの一端は収容室1aにて第1攪拌軸受6aに支持され、攪拌軸8aの他端は収容容器1の外部にてギア部材58に取り付けられている。なお、ギア部材58は、図示しない駆動源(例えばモータ)のトルクを攪拌軸8aに伝達することによって攪拌軸8aを回転するためのものである。また、攪拌軸8aの回転方向は図1のZ方向である。
固定部材8bは、直方体形状の部材であり、収容容器1の内部から外部に渡って攪拌軸8aに固着されており、攪拌軸8aの回転に伴って図1のZ方向に回転するようになっている。攪拌シート8cは、長方形状の可撓性シートであり、収容室1aにおいて固定部材8bに取り付けられている。なお、攪拌シート8cは、厚さが0.1mm以上3mm以下のポリエチレンテレフタレート(PET)であり、シート幅(X方向と直交する方向の長さ)が第1開口4の径よりも長くなっている。図1および図3に示されるように、攪拌シート8cは、一方の長辺側が固定部材8bの一面に取り付けられており、攪拌軸8aおよび固定部材8bのZ方向への回転に伴いZ方向に回転するようになっている。そして、回転している攪拌シート8cによって、収容室1aに収容されるトナーが攪拌される。また、収容室1aの底部のトナーは、回転する攪拌シート8cに汲み上げられて、トナー排出ローラ3の近傍にまで搬送される。
トナー排出ローラ3は、図1および図2に示されるように、ローラ軸3aとローラ本体3bとを有するものであり、ローラ軸3aを回転軸(中心)としてY方向に回転することによって、収容室1aに収容されるトナーをトナー排出口2から収容容器1の外部へ排出する。
ローラ軸3aは、X方向が軸線方向となるように配置されるステンレス製のシャフトであり、図1のY方向に回転するようになっている。ローラ軸3aは、一部が第3開口5を
通して収容容器1の外部に突出するように、収容室1aの内部に配されている。また、ローラ軸3aは、第3開口5において第2ローラ軸受7bに支持されている。さらに、ローラ軸3aの一端は収容室1aの内部にて第1ローラ軸受7aに支持され、ローラ軸3aの他端は収容容器1の外部にてギア部材53に取り付けられている。なお、ギア部材53は、図示しない駆動源(例えばモータ)のトルクをローラ軸3aに伝達することによってローラ軸3aを回転するためのものである。また、ローラ軸3aの回転方向は図1のY方向である。
ローラ本体3bは、連発泡性(スポンジ状)の多孔質弾性体を表面層とする円筒状部材であり、収容室1aに配される。そして、ローラ本体3bは、ローラ軸3aが回転するとローラ軸3aと共にY方向に回転するようにローラ軸3aに取り付けられている。
また、ローラ本体3bは、収容室1aの内側からトナー排出口2の周縁に接触することによってトナー排出口2を遮蔽する一方、回転することによってローラ本体3bの周囲のトナーをトナー排出口2から現像槽11(図6および図7参照)へ供給するようになっている。つまり、ローラ本体3bは、トナーカートリッジ10の輸送時(未使用時)には、トナー排出口2の周縁に均一に押さえつけられており、ローラ本体3bとトナー排出口2との隙間からのトナー漏れを防止している。そして、ローラ本体3bは、トナーカートリッジ10が画像形成装置へ装着された後(使用時)にトナー排出口2の周縁と擦れ合いながら回転することによって収容室1aのトナーを現像槽11へ搬送するようになっている。なお、ローラ本体3bの表面層(多孔質弾性体)としては、ポリウレタン,シリコーンゴム,EPDMなどを使用できるが、耐久性やトナー搬送性の点からポリウレタン発泡体が好適である。
また、図3〜図5に示すように、収容室1aにおいて第2開口40が形成されている側壁には凸部9が形成されている。図4は、第2開口40が形成されている側壁のうち収容室1a側を示した正面図であり、図5は、第2開口40が形成されている側壁のうち、収容室1a側を示した斜視図である。
凸部9は、図3〜図5に示されるように、収容室1aの内壁面において第2開口40に沿って形成されており、X方向と逆方向に突出するように形成されている。ここで、図3に示されるように、トナー攪拌部材8が収容容器1に正常に装着されている場合、トナー攪拌部材8を回転させても攪拌シート8cが凸部9に当接することはない。しかし、トナー攪拌部材8を第1開口4から外部へ引き出すためにトナー攪拌部材8をX方向へ移動させながらトナー攪拌部材8を回転させると、攪拌シート8cのX方向側端部が凸部9の段差9aに当接するようになっている(図9参照)。
また、図4および図5に示すように、収容室1aの内壁面においては第2開口40が円形状になっている。そして、凸部9は、第2開口40の半周に形成され且つ半輪形状になっている。
ところで、本実施形態のトナーカートリッジ10は、リサイクル処理時において、第1開口4からトナー攪拌部材8を外部に引き出す作業を行うことになっているが、上述した凸部9はこの作業において攪拌シート8cが折れ曲がってしまうことを抑制する役割を担うものである。以下ではトナー攪拌部材8の引き出し(引き抜き)作業について説明する。
トナーカートリッジ10の内部のトナーが無くなると、トナーカートリッジ10は画像形成装置30から取り外されて業者に回収される。そして、回収後のトナーカートリッジ10はリサイクル(再利用)のために清掃される。ここで、トナーカートリッジ10を清
掃する際、トナー攪拌部材8をも清掃する必要があるが、トナー攪拌部材8を清掃するためにはトナーカートリッジ10からトナー攪拌部材8を取り外さなければならない。
この点、本実施形態においては、第1開口4からトナー攪拌部材8を外部に引き出すことによって、トナーカートリッジ10からトナー攪拌部材8を取り外せるようになっている。ここで、図9は、第2攪拌軸受6bを第1開口4から取り外した後、攪拌シート8cの全部が収容室1aに配されている状態のトナーカートリッジ10を示した模式図である。図10は、トナー攪拌部材8がX方向に引っ張られることによって攪拌シート8cの一部が筒状部1bに突入した状態のトナーカートリッジ10を示した模式図である。図11は、トナー攪拌部材8がX方向に引っ張られることによって攪拌シート8cの一部が収容容器1の外部に出ている状態を示した模式図である。図12は、収容室1aの側壁を図4に示すCC’線で切断した場合の断面図である。
まず、作業員がトナーカートリッジ10の外部から第2攪拌軸受6bを取り外す。つぎに、作業員が、攪拌軸8aおよび固定部材8bを回転させながらX方向に引っ張ることによってトナー攪拌部材8の引き出し操作を行う。
トナー攪拌部材8の引き出し操作を開始すると、図12(a)に示すように、攪拌シート8cのX方向側端部が凸部9の段差9aに近づく。さらに、引き出し操作を続行すると、図12(b)に示すように、攪拌シート8cのX方向側端部と段差9aとが当接する。ここで、攪拌シート8cのX方向側端部と段差9aとが接触している状態で前記引き出し操作を続行すると、図12(c)および図9に示されるように、攪拌シート8cが湾曲する。
さらに、トナー攪拌部材8の引き出し操作を進行させると、図10に示されるように、攪拌シート8cは半輪状に形成されている凸部9に案内されることによって巻かれるように湾曲し始める。さらに、引き出し操作を進行させると、図11に示されるように、攪拌シート8cは、巻かれるように湾曲していることから、筒状部1bの壁面(曲面)を滑らかに摺動し、収容容器1の外部へスムーズに引き抜かれる。
これにより、攪拌シート8cを有するトナー攪拌部材8を第1開口4からトナーカートリッジ10の外部にスムーズに引き抜くことができ、トナーカートリッジ10からトナー攪拌部材8を取り外すことができる。
これに対し、仮に収容室1aの内壁面に凸部9が形成されていない場合、第1開口4から外部へトナー攪拌部材8を引き抜こうと試みても、攪拌シート8cが収容室1aの内壁面に引っかかってしまう。また、仮に収容室1aの内壁面に凸部9が形成されていない場合において、トナー攪拌部材8を無理に引っ張れば第1開口4から収容容器1の外部にトナー攪拌部材8を引き出すことも可能ではあるが、この場合、攪拌シート8cに折れ曲がりが生じて攪拌シート8cが損傷する可能性が高い。
以上のように、本実施形態のトナーカートリッジ10において、トナー攪拌部材8は、回転しながらX方向(収容容器1の内部から第1開口4へ向けた方向)に移動するように引き出し操作が行われることにより、第1開口4から収容容器1の外部へ引き出されるようになっている。そして、収容容器1の内壁面には、前記引き出し操作に伴って攪拌シート8cのX方向側端部に当接する凸部9が形成されている。
この構成によれば、前記引き出し操作が行われることによって攪拌シート8cのX方向側端部が凸部9に当接すると、攪拌シート8cは湾曲して第1開口4を通過できる形態に変形する。これにより、攪拌シート8cを有するトナー攪拌部材8を第1開口4から外部
に引き出すことができる。それゆえ、トナーカートリッジ10の壁を分解することなくトナーカートリッジ10からトナー攪拌部材8を取り外すことができ、トナー攪拌部材8の清掃または交換の手間を従来よりも省くことが可能になる。
なお、従来のトナーカートリッジは、カートリッジ内側からトナー攪拌部材の軸受をはずすような構造であった。それゆえ、従来のトナーカートリッジでは、トナーカートリッジの蓋を開けて(壁を分解して)、カートリッジ内側から軸受をはずし、蓋を開けることによって開放された箇所からトナー攪拌部材を取り出していた。したがって、トナーカートリッジの壁を分解せずに第1開口4からトナー攪拌部材8を外部に引き抜くという発想は従来にはなかった。
また、本実施形態においては、図4および図5に示すように、収容容器1は収容室1aおよび筒状部1bからなり、筒状部1bの一方の端部には第1開口4が形成され、収容室1aの内壁面には筒状部1bの他方の端部に通じる第2開口40が形成され、凸部9は収容室1aの内壁面において第2開口40に沿って形成されている。このような構成によれば、凸部9によって湾曲された攪拌シート8cは筒状部1bの内壁面(曲面)を滑らかに摺動するため、トナー攪拌部材8を第1開口4から外部へ引き出すことが容易になる。
さらに、本実施形態においては、図4および図5に示すように、凸部9は第2開口40の半周に形成され且つ半輪形状になっている。これにより、攪拌シート8cは、凸部9において巻かれるように案内されてロール状になる。それゆえ、攪拌シート8cは筒状部1bの内壁面(曲面)において摺動し易くなり、トナー攪拌部材8を第1開口4から外部に引き出すことが容易になる。
さらに、本実施形態の攪拌シート8cは、ポリエチレンテレフタレートからなり、その厚みが0.1mm以上であって3mm以下になるように設計されている。このように設計された攪拌シート8cは、折れ曲がりにくいため、トナー攪拌部材8を第1開口4から引き抜く際に攪拌シート8cが折れ曲がってしまう事を抑制できる。また、ポリエチレンテレフタレートを主成分とする可撓性シートは、耐久性に優れているため、長期間繰り返し使用でき、再利用性に優れている。
また、本実施形態のトナーカートリッジ10は、攪拌軸8aを支持する第2攪拌軸受6bが第1開口4に装着されており、第1開口4に対する第2攪拌軸受6bの着脱が収容容器1の外部側から可能なように設計されている。それゆえ、第1開口4から第2攪拌軸受6bを取り外した後に第1開口4からトナー攪拌部材8を引き抜けば、収容容器1の壁を分解することなく収容容器1からトナー攪拌部材8を取り外すことができ、トナー攪拌部材8の清掃または交換の手間を従来よりも省くことができる。
また、本実施形態のトナーカートリッジを図8のように変形してもよい。以下、図8のトナーカートリッジ10aにおいて図3のトナーカートリッジ10と異なる点について説明する。図8に示すトナーカートリッジ10aでは、筒状部1cは、収容室1aに近いほど内径が長くなるようなテーパー状(円錐状)に形成されている。図8の構成によれば、図3の構成よりも攪拌シート8cを収容室1aから筒状部1bへ移動させ易くなり、トナー攪拌部材8を外部に引き出すことが容易になる。
なお、図4および図5において、凸部9は、第2開口40の円周に沿うように形成され、中心角が180度の半円弧状の形状を有するものともいえる。凸部9の円弧の大きさ、すなわち円弧の中心角については特に制限はないが、前記円弧の中心角は5度以上355度以下が好ましい。前記円弧の中心角が5度未満であると、トナー攪拌部材8を湾曲させた後、湾曲状態がすぐに解かれてしまうため、第2開口40の中に巻き込みにくくなる。
355度を超えるとトナー攪拌部材8が段差9aに引っかかりにくくなる。
〔現像装置について〕
図1に示されるトナーカートリッジは、電子写真方式の画像形成装置内の現像装置に装着されるものであり、下記の現像槽11に補給されるトナーを保持するトナー保持部としての役割を担うものである。以下では、図1のトナーカートリッジを装着する現像装置について説明する。
図6は、本実施形態の現像装置を示す断面図である。現像装置20は、感光体ドラム17と隣り合うように配置されており、トナーカートリッジ10、現像槽11、攪拌ローラ13、現像ローラ12、規制部材14およびトナー濃度センサ15を有する。
現像槽11は、内部空間を有するほぼ半円筒状の容器部材であり、内部にて攪拌ローラ13および現像ローラ12を回転自在に支持し、トナーおよびキャリアからなる2成分現像剤を収容する槽である。
攪拌ローラ13は、図示しない駆動源(例えばモータ)によって回転駆動し、現像槽11内に収容される2成分現像剤を攪拌するものである。
現像ローラ12は、現像槽11の2成分現像剤を担持してこの2成分現像剤に含有されるトナーを感光体ドラム17へ供給(搬送)する現像剤担持部材である。この現像ローラ12は、図示しない駆動源によって軸線周りに回転駆動するローラ状部材であり、現像槽11の壁に形成されている開口穴16を介して感光体ドラム17に対向し、感光体ドラム17に対して間隙を有して離隔するように設けられる。
現像槽11の2成分現像剤は現像ローラ12に付着する。現像ローラ12に付着した2成分現像剤は、現像ローラ12の回転によって、現像ローラ12と感光体ドラム17との最近接部分である現像ニップ部に搬送されるようになっている。
現像ローラ12に接続される図示しない電源から現像ローラ12に現像バイアスが印加されているが、現像ニップ部において、2成分現像剤に含有されるトナーは前記現像バイアスによって現像ローラ12から感光体ドラム17の静電潜像へ移されるようになっている。
規制部材14は、現像ローラ12の軸線方向と平行な方向に延設されている板状部材(ブレード)である。規制部材14は、現像ローラ12の周囲において、その短手方向の一端が現像槽11に支持され、かつ他端が現像ローラ12の表面に対して間隙を有して離隔するように設けられる。規制部材14の材料としては、ステンレス鋼を使用できるが、アルミニウムや合成樹脂なども使用できる。
トナー濃度センサ15は、攪拌ローラ13の下側に位置する現像槽11の底面に装着されている。また、トナー濃度センサ15は、センサ面が現像槽11の内部に露出するように設けられ、図示しない制御装置に電気的に接続される。そして、本実施形態では、トナー濃度センサ15として透磁率センサが用いられる。但し、透磁率センサに限定されるものではなく、透過光検知センサまたは反射光検知センサであってもよい。
前記制御装置は、トナー濃度センサ15の濃度検知結果に応じて、トナーカートリッジ10内のトナー排出ローラ3を回転駆動することによって、トナー排出口2を介して現像槽11内部にトナーを供給する制御を行う。前記制御装置は、トナー濃度センサ15による検知結果がトナー濃度設定値(基準値)よりも低いと判定すると、トナー排出ローラ3
を回転駆動させる駆動源に制御信号を送り、トナー排出ローラ3を回転駆動する。
また、トナー濃度センサ15には図示しない電源が接続される。この電源は、トナー濃度センサ15を駆動するための駆動電圧およびトナー濃度の検知結果を制御装置に送るための制御電圧をトナー濃度センサ15に印加する。電源による透磁率検知センサへの電圧の印加は前記制御装置によって制御される。トナー濃度センサ15は、制御電圧の印加を受けてトナー濃度の検知結果を出力電圧値として出力する形式の透磁率センサであり、基本的に出力電圧の中央値近傍の感度がよいため、その付近の出力電圧が得られるような制御電圧が印加される。このような型式の透磁率検知センサは市販されており、例えば、TS−L、TS−A、TS−K(いずれも商品名、TDK(株)社製)などが挙げられる。
つぎに、図1に示すトナーカートリッジ10を現像装置20に装着した際のトナーカートリッジ10の動作について説明する。図6において、トナー攪拌部材8の攪拌シート8cは、同図のZ方向に回転してトナーを攪拌し、トナーをトナー排出ローラ3の方へ汲み上げる。このとき、攪拌シート8cは、シートの可撓性によって、収容容器1の内壁に接触(摺動)しながら変形しつつ回転する。そして、トナーカートリッジ10内のトナーは攪拌シート8cによってトナー排出ローラ3の周囲へ供給され、トナー排出ローラ3の回転によってトナー排出ローラ3の周囲のトナーがトナー排出口2へ導かれるようになっている。
なお、トナー攪拌部材8およびトナー排出ローラ3は、図示しない歯車伝達機構および駆動源からの駆動力により回転するように構成されている。トナー排出ローラ3によって搬送されたトナーはトナー排出口2を通って現像装置20に供給される。
〔画像形成装置について〕
図6にて示した現像装置は電子写真方式の画像形成装置に備えられるものである。以下では、図6にて示した現像装置を備えた画像形成装置について説明する。
図7は、本実施形態の画像形成装置の内部構成を示す模式図である。画像形成装置30は、現像装置20、感光体ドラム17、帯電装置25、露光装置22、クリーニング装置26、転写装置24、定着装置23、給紙カセット21、排紙トレイ29、およびスキャナユニット31を含む。
感光体ドラム17は、図示しない駆動源によって軸線回りに回転駆動するように支持され、その表面に静電潜像ひいてはトナー像が形成される感光層を有するローラ状部材である。感光体ドラム17には、たとえば、導電性基体と導電性基体表面に形成される感光層とを含むローラ状部材を使用できる。導電性基体には、円筒状、円柱状、シート状などの基体を使用でき、その中でも円筒状の基体が好ましい。感光層は有機感光層および無機感光層のいずれであっても構わない。
有機感光層としては、電荷発生物質を含む樹脂層である電荷発生層と、電荷輸送物質を含む樹脂層である電荷輸送層との積層感光層、もしくは1つの樹脂層中に電荷発生物質と電荷輸送物質とを含む単層感光層などが挙げられる。無機感光層としては、酸化亜鉛、セレンおよびアモルファスシリコンからなる群より選ばれる1種または2種以上を含む膜が挙げられる。なお、導電性基体と感光層との間には下地膜を介在させてもよく、感光体ドラムの表面には主に感光層を保護するための表面膜(保護膜)を設けてもよい。
帯電装置25は、感光体ドラム17にコロナ放電を行う鋸歯型帯電器である。帯電装置25には図示しない電源が接続され、帯電装置25に電圧を印加する。帯電装置25は、電源から電圧の印加を受けて、感光体ドラム17の表面を所定の極性および電位に帯電さ
せる。鋸歯型帯電器以外では、チャージャー型帯電器、ブラシ型帯電器、ローラ状帯電器、磁気ブラシなどの接触方式の帯電器などを使用できる。
露光装置22は、スキャナユニット31において読み取られる原稿の画像情報または外部機器からの画像情報を入力し、入力した画像情報に応じた信号光を、帯電状態にある感光体ドラム17の表面に照射する。これによって、感光体ドラム17の表面に画像情報に応じた静電潜像が形成される。露光装置22としては、光源を含むレーザスキャニングユニット(LSU)が用いられる。レーザスキャニングユニットは、たとえば、光源としての半導体レーザ、ポリゴンミラー、fθレンズ、反射ミラーなどを組み合わせた装置である。なお、露光装置22は、レーザスキャニングユニットに限定されるものではなく、LEDまたはエレクトロルミネッセンス(EL)素子等の発光素子をアレイ状に配列した露光ヘッドであってもよい。
現像装置20は、図6に示したものと同じものであり、図1のトナーカートリッジ10を備えている。
転写装置24は、図示しない支持部材によって回転自在に支持されかつ図示しない駆動源によって回転駆動し、感光体ドラム17に圧接するように設けられるローラ状部材である。転写装置24には、たとえば、直径8〜10mmの金属製芯金と金属製芯金の表面に形成される導電性弾性層とを含むローラ状部材が用いられる。金属製芯金を形成する金属としては、ステンレス鋼、アルミニウムなどを使用できる。導電性弾性層としては、エチレン−プロピレンゴム(EPDM)、発泡EPDM、発泡ウレタンなどのゴム材料にカーボンブラックなどの導電材を配合したものを使用できる。
感光体ドラム17と転写装置24との圧接部(転写ニップ部)には、感光体ドラム17の回転によってトナー像が搬送されるのに同期して、給紙カセット21から給紙ローラ27を介してシート(記録媒体)が1枚ずつ供給される。
シートが転写ニップ部を通過することによって、感光体ドラム17表面のトナー像がシートに転写される。転写装置24には図示しない電源が接続され、トナー像をシートに転写する際に、トナー像を構成するトナーの帯電極性とは逆極性の電圧が転写装置24に印加される。これによって、トナー像がシートに円滑に転写される。
クリーニング装置26は、図示しないクリーニングブレードと、図示しないトナー貯留槽とを含む。クリーニングブレードは、感光体ドラム17の軸線方向に平行に延設され且つその短手方向の一端が感光体ドラム17の表面に当接するように設けられる板状部材である。クリーニングブレードは、シートにトナー像を転写した後に感光体ドラム17の表面に残留するトナーや紙粉などを感光体ドラム17の表面から取り除く。トナー貯留槽は内部空間を有する容器状部材であり、クリーニングブレードによって感光体ドラム17から除去されるトナーを一時的に貯留する。クリーニング装置26によって、トナー像を転写した後の感光体ドラム17の表面が清浄化される。
定着装置23は、定着ローラ32と加圧ローラ33とを含む。定着ローラ32は、図示しない支持部材によって回転自在に支持され、かつ図示しない駆動源によって軸線回りに回転駆動するローラ状部材である。定着ローラ32は、その内部に図示しない加熱部材を有し、転写ニップ部から搬送されるシートに担持される未定着トナー像を加熱し、トナーを溶融させてシートに定着させる。定着ローラ32としては、たとえば、芯金と弾性層とを含むローラ状部材を使用する。芯金は、鉄、ステンレス、アルミニウムなどの金属によって形成される。弾性層は、たとえば、シリコーンゴム、フッ素ゴムなどの弾性材料で形成される。加熱部材は図示しない電源から電圧印加を受けて発熱する。加熱部材にはハロ
ゲンランプ、赤外線ランプなどを使用できる。
加圧ローラ33は回転自在に支持され且つ図示しない加圧部材によって定着ローラ32に対して圧接するように設けられるローラ状部材である。加圧ローラ33は定着ローラ32の回転に従動回転する。定着ローラ32と加圧ローラ33との圧接部が定着ニップ部である。加圧ローラ33は、定着ローラ32によるトナー像のシートへの加熱定着に際し、溶融状態にあるトナーをシートに対して押圧することによって、トナー像のシートへの定着を促進する。加圧ローラ33には、定着ローラ32と同じ構成のローラ状部材を使用できる。加圧ローラ33の内部にも加熱部材を設けてもよい。加熱部材には定着ローラ32内部の加熱部材と同様のものを使用できる。
定着装置23は、トナー像の転写されたシートが定着ニップ部を通過する際、トナーを溶融させるとともにシートに押圧し、トナー像をシートに定着する。トナー像の定着されたシート(画像の印刷されたシート)は、排紙ローラ28を介して、排紙トレイ29に排出される。
給紙カセット21は、普通紙、コート紙、カラーコピー用紙、OHPフィルムなどのシートを収容するトレイである。図示しないピックアップローラと搬送ローラとによって、感光体ドラム17の表面のトナー像が転写ニップ部に搬送されるのに同期して、シートが1枚ずつ送給される。
スキャナユニット31には、図示しない原稿セットトレイ、自動反転原稿搬送装置(RADF;Reversing Automatic Document Feeder)などが設けられるとともに、図示しな
い原稿読取装置が設けられる。自動原稿搬送装置は、原稿セットトレイに載置される原稿を、原稿読み取り装置の原稿載置台に搬送する。原稿読取装置は、原稿載置台と、原稿走査装置と、反射部材と、CCD(Charge Coupled Device;光電変換素子)ラインセンサ
とを含み、原稿載置台に載置される原稿の画像情報を複数ライン毎、たとえば10ライン毎に読み取る。原稿載置台は、画像情報を読み取る原稿を載置するためのガラス製板状部材である。
原稿走査装置は、図示しない光源と第1の反射ミラーとを含み、原稿載置台の下側において原稿載置台に平行に一定速度Vで往復移動し、原稿載置台に載置される原稿の画像形成面に光を照射する。光の照射によって反射光像が得られる。光源は原稿載置台に載置される原稿に照射する光の光源である。第1の反射ミラーは反射光像を反射部材に向けて反射する。反射部材は、図示しない第2の反射ミラーと第3の反射ミラーと光学レンズとを含み、原稿走査装置で得られる反射光像をCCDラインセンサ上で結像させる。反射部材は原稿走査装置の往復移動に追随してV/2の速度で往復移動する。第2および第3の反射ミラーは反射光像が光学レンズに向うように反射光像を反射させる。光学レンズは反射光像をCCDラインセンサ上に結像させる。CCDラインセンサは、光学レンズによって結像される反射光像を電気信号に光電変換する回路(不図示)を含み、画像情報である電気信号を制御装置の中の画像処理部に出力する。画像処理部は、原稿読み取り装置またはパーソナルコンピュータなどの外部装置から入力される画像情報を電気信号に変換し、露光装置22に出力する。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、上述した実施形態において開示された各技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明のトナーカートリッジは、電子写真方式のプリンタ、複写機、複合機、ファクシ
ミリ装置に好適である。
本発明の一実施形態に係るトナーカートリッジを模式的に示した断面図である。 図1のトナーカートリッジをAA’線で切断した場合の断面図である。 図1のトナーカートリッジをBB’線で切断した場合の断面図である。 図1のトナーカートリッジにおいて、第2開口が形成されている側壁のうち収容室側を示した正面図である。 図1のトナーカートリッジにおいて、第2開口が形成されている側壁のうち、収容室側を示した斜視図である。 図1にて示したトナーカートリッジを装着する現像装置を示した断面図である。 図6の現像装置を装着する画像形成装置の内部構成を示す模式図である。 本実施形態のトナーカートリッジの変形例を示した図である。 第2攪拌軸受を第1開口から取り外した後、攪拌シートの全部が収容室に配されている状態のトナーカートリッジを示した模式図である。 トナー攪拌部材がX方向に引っ張られることによって攪拌シートの一部が筒状部に突入した状態のトナーカートリッジを示した模式図である。 トナー攪拌部材がX方向に引っ張られることによって攪拌シートの一部が収容容器の外部に出ている状態を示した模式図である。 (a)は、図4に示すCC’線で収容容器を切断した場合の断面図であり、攪拌シートのX方向側端部が凸部の段差に近づく様子を示した図である。(b)は、図5に示すCC’線で収容容器を切断した場合の断面図であり、攪拌シートのX方向側端部と凸部の段差とが当接する様子を示した図である。(c)は、図5に示すCC’線で収容容器を切断した場合の断面図であり、攪拌シートが湾曲する様子を示した図である。
符号の説明
1 収容容器
1a 収容室(トナー収容室)
1b 筒状部
1c 筒状部
4 第1開口
6b 第2攪拌軸受(軸受)
8 トナー攪拌部材
8a 攪拌軸(シャフト)
8b 固定部材
8c 攪拌シート(可撓性シート)
9 凸部
9a 段差
10 トナーカートリッジ(トナー保持部)
10a トナーカートリッジ(トナー保持部)
11 現像槽
12 現像ローラ(現像剤担持部材)
17 感光体ドラム
20 現像装置
30 画像形成装置
40 第2開口

Claims (9)

  1. 内部にトナーを収容し、前記内部と外部とを連通する第1開口が形成される容器と、
    前記容器の内部に配置され、一部が前記第1開口を通じて前記容器の外部に突出するシャフト、および前記シャフトの回転に伴って回転することにより前記トナーを攪拌する可撓性シートを含むトナー攪拌部材とを有するトナーカートリッジにおいて、
    前記トナー攪拌部材は、回転しながら前記内部から前記第1開口へ向けた移動方向に移動するように引き出し操作が行われることにより、前記第1開口から前記容器の外部へ引き出されるようになっており、
    前記容器の内壁面には、前記引き出し操作に伴って前記可撓性シートの前記移動方向側端部に当接する凸部が形成されていることを特徴とするトナーカートリッジ。
  2. 前記容器はトナー収容室と筒状部とからなり、
    前記筒状部の一方の端部には前記第1開口が形成され、前記トナー収容室の内壁面には前記筒状部の他方の端部に通じる第2開口が形成され、
    前記凸部は前記トナー収容室の内壁面において前記第2開口に沿って形成されていることを特徴とする請求項1に記載のトナーカートリッジ。
  3. 前記筒状部の内径は前記トナー収容室に近づくほど長くなることを特徴とする請求項2に記載のトナーカートリッジ。
  4. 前記凸部は前記第2開口の半周に形成され且つ半輪形状であることを特徴とする請求項2または3に記載のトナーカートリッジ。
  5. 前記可撓性シートはポリエチレンテレフタレートからなるシートであることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のトナーカートリッジ。
  6. 前記可撓性シートは厚みが0.1mm以上であって3mm以下であることを特徴とする請求項5に記載のトナーカートリッジ。
  7. 前記第1開口に前記シャフトを支持する軸受が装着されており、前記容器の外部側から前記第1開口に対する前記軸受の着脱が可能なように設計されていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載のトナーカートリッジ。
  8. 現像剤を収容する現像槽と、前記現像槽の現像剤を担持してこの現像剤に含有されるトナーを感光体に供給する現像剤担持部材と、前記現像槽に補給されるトナーを保持するトナー保持部とを有する現像装置において、前記トナー保持部は請求項1から7のいずれか1項に記載のトナーカートリッジであることを特徴とする現像装置。
  9. 感光体と、現像剤を収容する現像槽と、前記現像槽の現像剤を担持してこの現像剤に含有されるトナーを前記感光体に供給する現像剤担持部材と、前記現像槽に補給されるトナーを保持するトナー保持部とを有する電子写真方式の画像形成装置において、前記トナー保持部は請求項1から7のいずれか1項に記載のトナーカートリッジであることを特徴とする画像形成装置。
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