JP2009287935A - ガスセンサ及びガスセンサの製造方法 - Google Patents

ガスセンサ及びガスセンサの製造方法 Download PDF

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秀和 加藤
Yasuhiro Fujita
康弘 藤田
Masataka Taguchi
政孝 田口
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Abstract

【課題】主体金具と外筒との溶接部の隙間を解消して耐腐食性を向上させたガスセンサを提供する。
【解決手段】軸方向Oに延び、先端に検出部11を有する検出素子10と、検出部が突出するよう、検出素子を自身の内側に挿通して保持する主体金具50と、主体金具の後端部57の外周を囲んで該主体金具に接続され、自身の内側に検出素子の後端側を収容する筒状の外筒65とを備え、外筒の先端部65aのみが外周側から加締められた加締め部67が形成され、外筒の先端部と主体金具とに跨って全周にわたって液密な溶接部99が形成されているガスセンサ1である。
【選択図】図2

Description

本発明は、被検出ガスの濃度を検出する検出素子を備えたガスセンサ及びその製造方法に関する。
自動車等の排気ガス中の酸素やNOの濃度を検出するガスセンサとして、固体電解質を用いた検出素子を有するものが知られている。
一般に、このようなガスセンサは、長尺の検出素子の中央部付近を保持した主体金具を排気管等に取付け、検出素子先端の検出部が排気管内に露出してガスを検知できるようになっている。又、検出素子の後端側には検出部からの出力信号を取出すためのリードや端子が設けられ、端子はコネクタ等を介して外部回路に接続されている。従って、検出素子の後端側を覆うと共にリードや端子を保持するため、主体金具の後端部に筒状の外筒が接合されている。
そして、通常、主体金具と外筒の接合は、主体金具の後端部外側に外筒を重ね合わせ、適宜加締めた後、重ね合わせ部の全周にわたってレーザ溶接して行われる(特許文献1、2参照)
特開2004−354274号公報 特開2001−147213号公報
しかしながら、上記した特許文献1、2記載の技術の場合、図5に示すように、外筒650の先端650aより後端側を溶接して溶接部990を形成するため、外筒650の先端650aと主体金具の後端部570との間に隙間が生じ、ガスセンサが被水したときに毛管現象によってこの隙間に水が侵入し易いという問題がある。特に、外筒650を加締めて加締め部670を形成した場合には、先端650aがまくれ上がって隙間が大きくなる傾向にある。そして、溶接部990は腐食が生じ易く、又、主体金具や外筒等に用いるステンレスが隙間腐食に弱いこと等も相俟って、溶接部近傍に腐食を生じるおそれがある。
なお、図5において、主体金具500は六角レンチ等を係合するための鍔部520と後端部570とを備え、主体金具500に検出素子100が挿通されている。又、矢印は検出素子100の先端側を示す。
従って、本発明は、主体金具と外筒との溶接部の隙間を解消して耐腐食性を向上させたガスセンサの提供を目的とする。
上記課題を解決するため、本発明のガスセンサは、軸方向に延び、先端側に検出部を有する検出素子と、前記検出部が突出するように、前記検出素子を自身の内側に挿通して保持する主体金具と、前記主体金具の後端部の外周を囲んで該主体金具に接続され、自身の内側に前記検出素子の後端側を収容する筒状の外筒とを備えたガスセンサにおいて、前記外筒の先端部のみが加締められた加締め部が形成され、前記外筒の先端部と前記主体金具とに跨って全周にわたって液密な溶接部が形成されている。
このような構成とすると、外筒の先端部を主体金具に挿入し、外筒の先端部と主体金具とに跨って溶接するため、外筒と主体金具の間に隙間が生じずに液密な溶接部が容易に得られ、溶接部への水等の浸入を防止できる。
又、外筒の先端部を主体金具に挿入した際、外筒の先端を含む外筒の先端部のみが加締められ、主体金具は加締められていない。通常、主体金具は厚肉の金属から構成されて硬いため、外筒の先端部と主体金具と共に加締めると加締め工具が磨耗したり、加締め力が強すぎると主体金具が変形するおそれがあるが、外筒の先端部のみを加締めることで、工具の磨耗や主体金具の変形を防止し、生産性や歩留まりを向上させることができる。
さらに、本発明のガスセンサにおいて、前記主体金具の後端部は、本体部と、前記本体部から後端側へ向かって縮径する縮径部とを有し、前記外筒の先端部は前記縮径部の外周を囲むと共に前記本体部より後端側に位置し、前記溶接部が前記外筒の先端部と前記本体部とに跨って形成されていてもよい。
このような構成とすると、外筒の先端部の内径を本体部の外径より小さくすることで、外筒の先端部を主体金具の縮径部に挿入した際、外筒の先端部が本体部と縮径部の境界で当接し、挿入深さの位置決めを容易に行うことができる。
さらに、本発明のガスセンサにおいて、前記外筒のうち前記加締め部を除く部分の内径は、前記主体金具の後端部のうち前記外筒の先端部で囲まれた部分の外径より大きくてもよい。
このような構成とすると、実生産において外筒や主体金具に寸法誤差が生じても、両者を遊嵌させてから加締ることができるので、寸法誤差の影響を受けずに生産性を向上させることができる。
本発明のガスセンサの製造方法は、軸方向に延び、先端側に検出部を有する検出素子と、前記検出部が突出するように、前記検出素子を自身の内側に挿通して保持する主体金具と、前記主体金具の後端部の外周を囲んで該主体金具に接続され、自身の内側に前記検出素子の後端側を収容する筒状の外筒とを備えたガスセンサの製造方法であって、前記外筒の先端部を、前記主体金具の後端部の外周を囲むように配置する外筒配置工程と、前記外筒の先端部のみを外周側から加締める加締め工程と、前記外筒の先端部と前記主体金具とに跨って全周にわたってレーザ溶接を行って液密な溶接部を形成する溶接工程とを有する。
このような製造方法とすることで、作製されたガスセンサは、外筒と主体金具の間に隙間が生じずに液密な溶接部が容易に得られ、溶接部への水等の浸入を防止できる。又、外筒の先端部のみを加締めることで、工具の磨耗や主体金具の変形を防止し、生産性や歩留まりを向上させることができる
さらに、本発明のガスセンサの製造方法において、前記主体金具の後端部は、本体部と、前記本体部から後端側へ向かって縮径する縮径部とを有し、前記外筒配置工程において、前記外筒の先端部を、前記縮径部の外周を囲むと共に前記本体部より後端側に配置し、前記溶接工程において、前記外筒の先端部と前記本体部とに跨って前記レーザ溶接を行ってもよい。
このような製造方法とすることで、作製されたガスセンサは、外筒の先端部の内径を本体部の外径より小さくすることで、外筒の先端部を主体金具の縮径部に挿入した際、外筒の先端部が本体部と縮径部の境界で当接し、挿入深さの位置決めを容易に行うことができる。
本発明のガスセンサの製造方法において、前記外筒のうち前記加締め部を除く部分の内径は、前記主体金具の後端部のうち前記外筒の先端で囲まれた部分の外径より大きく、前記外筒配置工程において、前記外筒の先端部を、前記主体金具の後端部に遊嵌した状態で配置してもよい。
この発明によれば、主体金具と外筒との溶接部の隙間を解消してガスセンサの耐腐食性を向上させることができ、さらに生産性や歩留まりを向上させることができる。
以下、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るガスセンサ1の軸方向Oに沿う断面構造を示す。この実施形態において、ガスセンサ1は自動車の排気管内に挿入されて先端(図1の矢印F側)が排気ガス中に曝され、排気ガス中の酸素濃度から空燃比を検出する全領域空燃比センサになっている。そして、検出素子10は、酸素イオン伝導性の固体電解質体に一対の電極を積層した酸素濃淡電池を構成し、酸素量に応じた検出値を出力する公知の検出素子である。
なお、図1の下側(矢印F側)をガスセンサ1の先端側とし、図1の上側をガスセンサ1の後端側とする。
ガスセンサ1は、検出素子10を所定のハウジング内に組み付けたアッセンブリである。そして、ガスセンサ1は、排気管に固定されるための雄ねじ部51が外表面に形成された筒状の主体金具50と、主体金具50の後端に接続される外筒65と、主体金具50の先端に接続されるプロテクタ8と、軸方向Oに延びる板状形状をなす検出素子10と、検出素子10の径方向周囲を取り囲むように主体金具50内に配置される筒状のフランジ部24、シール材26及びセラミックスリーブ27と、検出素子の後端部を取り囲むセパレータ60と、セパレータ60を保持する保持金具70と、検出素子10の後端に電気的に接続される接続端子61と、外筒65の後端を閉塞するグロメット75等とを備えている。
検出素子10は先端に検出部11(上記した酸素濃淡電池の電極)を有し、又、図示しないヒータを積層してなる。検出素子10の後端には、検出部11から出力される検出値を取り出したり、ヒータを動作させるための5つの電極パッド16(図1では、2個図示)を設けた電極部12が形成されている。
主体金具50は略筒状に構成され、先端側から後端側にかけて順に、先端係合部56、雄ねじ部51、六角レンチ等を係合するための拡径された鍔部52、後端部57、加締め部53とを備えている。又、鍔部52の先端面と雄ねじ部51の後端との間の段部には、排気管に取付けた際のガス抜けを防止するガスケット55が嵌挿されている。そして、後端部57は、本体部57aと、本体部から後端側へ向かって縮径する縮径部57bとを有する。
さらに、主体金具50は、軸方向Oに貫通する貫通孔58を有し、貫通孔58の径方向内側に棚部54が突出し、棚部54は、軸方向Oに垂直な平面に対して傾きを有する内向きのテーパ面として形成されている。
主体金具50の貫通孔58の内部には、検出素子10の径方向周囲を取り囲む状態で環状形状のセラミックリング21、滑石からなるシール材22、26、および上述のセラミックスリーブ27がこの順に先端側から後端側にかけて積層されている。セラミックリング21及びシール材22と主体金具50との間には金属カップ20が配置され、金属カップ20は棚部54に係止している。そして、シール材22が押し潰されることによりセラミックリング21、シール材22及び金属カップ20が一体のフランジ部24となって検出素子10を保持すると共に気密性を維持する。
従って、検出素子10の先端側が貫通孔58の先端側から突出し、電極パッド16が貫通孔58の後端側から突出した状態で、検出素子10が主体金具50に保持される。
なお、セラミックスリーブ27と主体金具50の加締め部53との間には、セラミックスリーブ27の肩部28に沿って加締めパッキン29が配置されており、加締めパッキン29を介して加締め部53を下方(先端側)へ加締めることにより、セラミックスリーブ27が先端側に押し付けられ、シール材22、26を押し潰している。
一方、主体金具50の先端係合部56の外周には、検出素子10の突出部分を覆うと共に、複数の孔部85、95を有する有底筒状で金属製(例えば、ステンレスなど)二重の外側プロテクタ80および内側プロテクタ90が、溶接等によって取り付けられている。
そして、主体金具50の後端部57の外周を囲んで筒状の外筒65が固定され、外筒65は検出素子10の後端側を収容している。外筒65の内部には、検出素子10の電極部12を取り囲むセパレータ60が配置されている。セパレータ60は軸方向に貫通するコンタクト挿通孔60aを有する筒状をなし、コンタクト挿通孔60aの内面に設けられた接続端子61が検出素子10の各電極パッド16にそれぞれ電気的に接続するようになっている。そして、接続端子61に接続された5本のリード線64(図1では3本のみ)がコンタクト挿通孔60aを通って外筒65の後端側に引き出されている。
なお、セパレータ60と外筒65の間に筒状金属製の保持金具70が配置され、保持金具70の後端が内側に折り曲げられて支持部71を形成している。そして、セパレータ60の後端側に設けた拡径の鍔部62を支持部71に係止させて、セパレータ60が保持金具70に保持される。保持金具70は、外筒65と共に内側へ向かって加締められて外筒65の所定位置に固定される。
さらに、外筒65の後端開口部をグロメット75が閉塞し、各リード線64はグロメット75を軸方向に貫通するリード線挿通孔76を通って気密に挿通され、外部に引き出される。グロメット75は外筒65と共に内側へ向かって加締められて外筒65の後端に固定され、さらにセパレータ60の後面を先端側へ押圧している。
次に、図1の部分拡大図である図2を参照し、本発明の特徴部分である主体金具と外筒との溶接部について説明する。なお、図2は、図1の円Aで示す部分の拡大図である。
図2において、溶接前の主体金具の後端部57は、本体部57aと縮径部57bとが段をなして繋がっており(矢印Bに示す破線)、又、外筒65の内径は、縮径部57bの外径より大きく、本体部57aの外径より小さい。このため、詳しくは後述するが、外筒の先端部65aを縮径部57bに挿入した際、両者間に隙間Pが生じると共に、外筒の先端部65aは上記段部に当接し、先端部65aと本体部57aが突き合わせられる。このとき、主体金具(の縮径部57b)と外筒65との間に隙間Pを介して重ね合わせ部が形成される。
そして、この状態で外筒の先端を含むようにして外筒の先端部65aのみが外周側から加締められて縮径部57bの内面に接し、加締め部67が形成される。さらに、上記段の径方向の厚みは外筒65の厚みDとほぼ同一になっているため、加締め後の外筒65と本体部57aの外面同士が略面一になる。
このようにして加締め部67が形成され、外筒65と本体部57aの繋ぎ目(開先)Bを全周にわたって溶接(例えばレーザ溶接)することにより、外筒の先端部65aと主体金具の本体部57aとに跨って全周にわたって液密な溶接部99が形成されている。
なお、本発明において「外筒65の先端部65a」とは、外筒65の先端を含む軸方向Oに所定の広がりを持った領域をいうものとする。又、外筒65の先端は溶接前には明確に存在するが、溶接によって溶融するため、外筒65の先端を明確な一点として規定できない。但し、通常、外筒と主体金具との突合せ部の真中付近を狙って溶接が行われるので、軸方向Oから見たとき、溶融部の中心(図1のB点)を外筒65の先端の位置とみなす。
本発明においては、外筒65の先端部65aを主体金具50に挿入し、外筒65の先端部65aを溶接するため、外筒65と主体金具50の間に隙間が生じずに液密な溶接部99が容易に得られ、得られたガスセンサ1の溶接部99への水等の浸入を防止できる。
又、本発明においては、外筒65の先端部65aを主体金具50に挿入した際、外筒65の先端部65aのみが加締められ、主体金具50は加締められていない。通常、主体金具50は厚肉の金属から構成されて硬いため、外筒65の先端部65aと主体金具50と共に加締めると加締め工具が磨耗したり、加締め力が強すぎると主体金具50が変形するおそれがある。そこで、外筒65の先端部65aのみを加締めることで、工具の磨耗や主体金具50の変形を防止し、生産性や歩留まりを向上させることができる。
ここで、外筒65の内径を、主体金具50の後端部(この実施形態では縮径部57b)の外径とほぼ同一とすれば、両者をきつく嵌合させて仮止めすることができる。しかしながら、実生産においては寸法誤差が生じるため、この方法は好ましくない。従って、外筒65の内径を主体金具50の後端部(この実施形態では縮径部57a)の外径より大きく構成すれば、両者を遊嵌させてから加締ることができ、寸法誤差の影響を受けずに生産性を向上させることができる。
又、上記したように、主体金具の後端部57を、本体部57aと縮径部57bとが段をなすよう形成し、外筒65の内径が縮径部57bの外径より大きく、本体部57aの外径より小さくすると、外筒65を主体金具50に挿入した際、外筒65の先端部65aが上記段部に当接するので、挿入深さを容易に位置決めすることができ、生産性をさらに向上させることができる。さらに、段部の上下位置で先端部65aと本体部57aが突き合わせられるので、突合せ部を狙って溶接することにより、液密な溶接部99が容易に得られる。
そして、上記したように、上記段の径方向の厚みを外筒65の厚みとほぼ同一にすると、加締め後の外筒65と本体部57aの外面同士が面一になり、材料厚みも等しくなるので、両者の溶融部具合が均等になり、液密な溶接部99が容易に得られる。
なお、図2において、溶接部99の溶接深さ(溶け込み深さ)Cが外筒65の厚みDの2倍以上となるように溶接条件を調節すると、溶接強度が向上するので好ましい。又、軸方向Oから見たとき、溶接部99の先端と主体金具の鍔部52の後端との間隔Eが1mm以上であることが好ましく、3mm以上であることがより好ましい。間隔Eが1mm未満であると、溶接による溶融部99が鍔部52に広がり、鍔部52の強度が低下したり、外観が劣化するおそれがあるからである。
次に、図3、図4を参照し、本発明の実施形態に係るガスセンサ1の製造方法について説明する。図3はガスセンサ1の製造工程全体の概略を示し、図4は外筒配置工程及び加締め工程の詳細を示す。
図3において、図1で説明したようにして検出素子10が主体金具50で保持され、主体金具50の先端にプロテクタ8が接合されている。そして、この組み付け体に対し、上から(検出素子10の後端側12)から外筒65が被せられる(各部組立工程)。
そして、外筒65の先端部65aを、主体金具50の後端部57(この実施形態では縮径部57b)の外周を囲むように配置する(外筒配置工程)。ここで、前述したように、主体金具50の後端部57は、本体部57aと縮径部57bとが段をなすよう形成され、その段の後面57xに外筒65の先端部65aが当接した状態で外筒65が配置され、外筒65と縮径部57bの間に境界(加締め後の突合せ部)Bが形成される。又、後端部57(この実施形態では縮径部57b)と外筒65とは遊嵌しつつ重ね合わせ部を形成する。
さらに、上記重ね合わせ部に含まれる外筒65の先端部65bのみを外周側から全周にわたって加締め(符号M)、加締め部67を形成する(加締め工程)。これにより、外筒65が主体金具50に仮止めされる。
次に、突合せ部B付近を狙い、外周側から全周にわたって先端部65aと主体金具の本体部57aを跨ぐレーザ溶接を行い、液密な溶接部99を形成する(溶接工程)。このとき、レーザを軸方向Oと直交する方向から照射することで、外筒65と主体金具50の溶融具合がほぼ均等となる。但し、外筒65と主体金具50を跨ぐように溶接部99を形成することができる限り、レーザの照射位置が突合せ部Bから軸方向Oに偏っていてもよい。
図4に示すように、外筒配置工程において、主体金具の後端部57を、本体部57aと縮径部57bとが段をなすよう形成し、外筒65の内径が縮径部57bの外径より大きく、本体部57aの外径より小さくすると、外筒を主体金具に挿入した際、外筒の先端部65aが上記段部の後面57xに当接し、位置決めがされる。
そして、加締め工程において、外筒65の先端部65aと縮径部57bとの重ね合わせ部(縮径部57bの軸方向Oの長さに相当する部分)を外周側から加締めることで、加締め部67が形成される。
溶接工程においては、突合せ部B付近を狙ってレーザ溶接を行うことで、突合せ部Bから先端及び後端へ向かい、かつ軸心方向に向かって溶融部が広がり、溶接部99が形成される。
本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の思想と範囲に含まれる様々な変形及び均等物に及ぶことはいうまでもない。
本発明の実施形態に係るガスセンサの軸方向に沿う断面構造図である。 図1の部分拡大図である。 本発明の実施形態に係るガスセンサの製造方法を示す工程図である。 図3の詳細図である。 従来のガスセンサの溶接部近傍の部分拡大断面図である。
符号の説明
1 ガスセンサ
10 検出素子
11 検出部
50 主体金具
57 主体金具の後端部
57a 本体部
57b 縮径部
65 外筒
65a 外筒の先端部
67 加締め部
99 溶接部
O 軸方向
F 先端の方向

Claims (6)

  1. 軸方向に延び、先端側に検出部を有する検出素子と、
    前記検出部が突出するように、前記検出素子を自身の内側に挿通して保持する主体金具と、
    前記主体金具の後端部の外周を囲んで該主体金具に接続され、自身の内側に前記検出素子の後端側を収容する筒状の外筒とを備えたガスセンサにおいて、
    前記外筒の先端部のみが加締められた加締め部が形成され、前記外筒の先端部と前記主体金具とに跨って全周にわたって液密な溶接部が形成されているガスセンサ。
  2. 前記主体金具の後端部は、本体部と、前記本体部から後端側へ向かって縮径する縮径部とを有し、前記外筒の先端部は前記縮径部の外周を囲むと共に前記本体部より後端側に位置し、前記溶接部が前記外筒の先端部と前記本体部とに跨って形成されている請求項1に記載のガスセンサ。
  3. 前記外筒のうち前記加締め部を除く部分の内径は、前記主体金具の後端部のうち前記外筒の先端部で囲まれた部分の外径より大きい請求項1又は2に記載のガスセンサ。
  4. 軸方向に延び、先端側に検出部を有する検出素子と、
    前記検出部が突出するように、前記検出素子を自身の内側に挿通して保持する主体金具と、
    前記主体金具の後端部の外周を囲んで該主体金具に接続され、自身の内側に前記検出素子の後端側を収容する筒状の外筒とを備えたガスセンサの製造方法であって、
    前記外筒の先端部を、前記主体金具の後端部の外周を囲むように配置する外筒配置工程と、
    前記外筒の先端部のみを外周側から加締める加締め工程と、
    前記外筒の先端部と前記主体金具とに跨って全周にわたってレーザ溶接を行って液密な溶接部を形成する溶接工程と
    を有するガスセンサの製造方法。
  5. 前記主体金具の後端部は、本体部と、前記本体部から後端側へ向かって縮径する縮径部とを有し、
    前記外筒配置工程において、前記外筒の先端部を、前記縮径部の外周を囲むと共に前記本体部より後端側に配置し、
    前記溶接工程において、前記外筒の先端部と前記本体部とに跨って前記レーザ溶接を行う請求項4に記載のガスセンサの製造方法。
  6. 前記外筒のうち前記加締め部を除く部分の内径は、前記主体金具の後端部のうち前記外筒の先端で囲まれた部分の外径より大きく、
    前記外筒配置工程において、前記外筒の先端部を、前記主体金具の後端部に遊嵌した状態で配置する請求項4又は5に記載のガスセンサの製造方法。
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