JP2009287897A - 暖房給湯装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】貯湯タンクに貯えた温水を利用して暖房運転を行う場合に、ヒートポンプのエネルギ効率を良くする適切な沸き上げ制御を可能とした暖房給湯装置を提供する。
【解決手段】暖房給湯装置は、ヒートポンプユニット1、貯湯タンク2、給湯用熱交換器3、暖房用循環回路4および制御部7を備えている。暖房用循環回路4の案内により、貯湯タンク2内に貯められた比較的高温の温水は、貯湯タンク2外のラジエタ8を経由することで比較的低温になった後、再び、貯湯タンク2内に戻る。このとき、制御部7は、暖房戻り水温基準温度に比べて、貯湯タンク2内の下部領域にある温水の温度が低くなっていると判定すると、ヒートポンプユニット1をONにする。これにより、ヒートポンプユニット1に比較的低温の温水が供給されるので、ヒートポンプユニットのエネルギ効率が良くなる。
【選択図】図1
【解決手段】暖房給湯装置は、ヒートポンプユニット1、貯湯タンク2、給湯用熱交換器3、暖房用循環回路4および制御部7を備えている。暖房用循環回路4の案内により、貯湯タンク2内に貯められた比較的高温の温水は、貯湯タンク2外のラジエタ8を経由することで比較的低温になった後、再び、貯湯タンク2内に戻る。このとき、制御部7は、暖房戻り水温基準温度に比べて、貯湯タンク2内の下部領域にある温水の温度が低くなっていると判定すると、ヒートポンプユニット1をONにする。これにより、ヒートポンプユニット1に比較的低温の温水が供給されるので、ヒートポンプユニットのエネルギ効率が良くなる。
【選択図】図1
Description
本発明は、暖房および給湯に使用される暖房給湯装置に関する。
従来、給湯装置としては、例えば深夜電力時間帯などの特定時間帯に、貯湯タンク内の水をヒートポンプユニットで沸き上げて湯にし、その湯をユーザの要求に応じて出湯するものがある(例えば特開2004−257622号公報(特許文献1)参照)。この給湯装置は、貯湯タンク内の残湯温度が所定の沸増し判断温度以下になっていると判断すると、ヒートポンプユニットによる沸き上げを行って、いわゆる湯切れが生じるのを防止していた。
ところが、上記従来の給湯装置において、貯湯タンク内の残湯温度が所定の沸増し判断温度以下であると判断された時、貯湯タンク内の上部の残湯温度と、貯湯タンク内の下部の残湯温度との差が小さい場合がある。すなわち、上記貯湯タンク内の上部の残湯温度と、貯湯タンク内の下部の残湯温度とが共に比較的高温になっている場合がある。この場合、上記ヒートポンプユニットによる沸き上げが行われると、比較的高温の残湯がヒートポンプユニットに送られるため、ヒートポンプのエネルギ効率(COP)が悪くなるという問題があった。
また、従来、暖房給湯装置としては、ヒートポンプと、このヒートポンプで加熱された温水を貯える貯湯タンクと、この貯湯タンク内に配置された熱交換器と、この熱交換器に接続された暖房機とを備えたものがある。
上記暖房給湯装置の暖房運転時、熱交換器を出た比較的高温の水は、暖房機に達し、この暖房機で比較的低温の水となって熱交換器に戻る。
このような暖房給湯装置に上記従来の給湯装置の湯切れ防止方法を使用しても、ヒートポンプのCOPが悪くなるという問題が生じてしまう。
特開2004−257622号公報
そこで、本発明は、貯湯タンクに貯えた温水を利用して暖房運転を行う場合に、ヒートポンプのCOPを良くする適切な沸き上げ制御を可能とした暖房給湯装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の暖房給湯装置は、
ヒートポンプユニットと、
上記ヒートポンプユニットで加熱された温水を貯える貯湯タンクと、
上記貯湯タンク内に貯められた温水を上記貯湯タンク外の暖房端末を経由させた後、再び、上記貯湯タンク内に戻して循環させるための循環回路と、
上記貯湯タンク内の温水の温度を検出する第1温度センサと、
上記第1温度センサが検出した温度に基づき、上記ヒートポンプユニットの稼働を制御する制御装置と
を備え、
上記制御装置は、
上記暖房端末に温水を供給する暖房運転が行われているときに、
暖房戻り水温基準温度と、上記貯湯タンク内の温水の温度とに基づいて、上記ヒートポンプユニットの稼働を制御することを特徴としている。
ヒートポンプユニットと、
上記ヒートポンプユニットで加熱された温水を貯える貯湯タンクと、
上記貯湯タンク内に貯められた温水を上記貯湯タンク外の暖房端末を経由させた後、再び、上記貯湯タンク内に戻して循環させるための循環回路と、
上記貯湯タンク内の温水の温度を検出する第1温度センサと、
上記第1温度センサが検出した温度に基づき、上記ヒートポンプユニットの稼働を制御する制御装置と
を備え、
上記制御装置は、
上記暖房端末に温水を供給する暖房運転が行われているときに、
暖房戻り水温基準温度と、上記貯湯タンク内の温水の温度とに基づいて、上記ヒートポンプユニットの稼働を制御することを特徴としている。
ここで、上記暖房戻り水温基準温度とは、貯湯タンク内の例えば下部の温水の温度が低くなるように制御するための基準となる温度のことを指す。例えば、上記暖房戻り水温基準温度は、暖房端末から貯湯タンクへ向かって流れる温水の温度を十分に低くするため、循環回路を流れる温水の流量を制御する場合の基準となる温度として設定される。また、上記暖房戻り水温基準温度の一例としては、制御装置に予め設定されている固定のものと、外気温度などにより変動するものがある。
上記構成の暖房給湯装置によれば、暖房運転を開始すると、貯湯タンクに貯えた比較的高温の温水が循環回路を介して暖房端末へ流れ、再び、貯湯タンクに戻る。このとき、上記温水は、暖房端末で熱を放出するので、比較的低温の温水となって貯湯タンクに戻る。この比較的低温の温水は、暖房戻り水温基準温度と、貯湯タンク内の第1温度センサによる検出される貯湯タンク内の温水の温度とを用いることにより、有効利用することができる。すなわち、上記制御装置が、暖房戻り水温基準温度と、貯湯タンク内の温水の温度とに基づいて、上記ヒートポンプユニットの稼働を制御することにより、ヒートポンプユニットに比較的高温の温水が供給されるのを防ぐことができる。
したがって、上記沸き上げ運転時にヒートポンプユニットのCOPを良くする適切な沸き上げ制御を行うことができる。
一実施形態の暖房給湯装置では、
上記制御装置は、
上記暖房端末に温水を供給する暖房運転が行われているときに、
上記貯湯タンク内の温水の温度が上記暖房戻り水温基準温度未満と判定したときに、上記ヒートポンプユニットの稼動を制御する。
上記制御装置は、
上記暖房端末に温水を供給する暖房運転が行われているときに、
上記貯湯タンク内の温水の温度が上記暖房戻り水温基準温度未満と判定したときに、上記ヒートポンプユニットの稼動を制御する。
上記実施形態の暖房給湯装置によれば、上記暖房運転時に貯湯タンク内の温度が暖房戻り水温基準温度未満と判定されたら、ヒートポンプユニットを稼動し、沸き上げ運転を行うことで、ヒートポンプユニットに比較的低温の温水を供給できるので、ヒートポンプユニットのCOPを良くすることができる。
一実施形態の暖房給湯装置では、
上記制御装置は、
上記暖房端末に温水を供給する暖房運転が行われているときに、
上記貯湯タンク内の温水の温度が、上記暖房戻り水温基準温度に0〜10℃を加えた合算温度未満と判定したときに、上記ヒートポンプユニットの稼動を制御する。
上記制御装置は、
上記暖房端末に温水を供給する暖房運転が行われているときに、
上記貯湯タンク内の温水の温度が、上記暖房戻り水温基準温度に0〜10℃を加えた合算温度未満と判定したときに、上記ヒートポンプユニットの稼動を制御する。
上記実施形態の暖房給湯装置によれば、上記貯湯タンク内の温水の温度が比較的高温の場合でも、暖房戻り水温基準温度(例えば30℃)に例えば5℃を加えた合算温度を基準とすることにより、ヒートポンプユニットによる沸き上げ運転が開始するようにすることができる。すなわち、上記ヒートポンプユニットによる沸き上げ運転がなかなか開始されないといった事態を回避できる。
一実施形態の暖房給湯装置では、
外気温度を検出すると共に、上記外気温度を示す信号を上記制御装置へ出力する外気温度センサを備え、
上記制御装置は、上記外気温度センサからの信号に基づき、上記暖房戻り水温基準温度または上記合算温度を変化させる。
外気温度を検出すると共に、上記外気温度を示す信号を上記制御装置へ出力する外気温度センサを備え、
上記制御装置は、上記外気温度センサからの信号に基づき、上記暖房戻り水温基準温度または上記合算温度を変化させる。
上記実施形態の暖房給湯装置によれば、例えば、外気温度が低い場合には、暖房負荷が上がるので、制御装置は、暖房負荷の上昇に応じて暖房戻り温度も上がるように変化させる。これにより、上記ヒートポンプユニットに、暖房負荷に応じた適切な沸き上げ運転を行わせることができる。
一実施形態の暖房給湯装置では、
上記制御装置は、
上記ヒートポンプユニットの稼働中に、予め定めた目標温度に比べて、上記第1温度センサが検出した温度が高いか否かを判定する第1温度判定手段と、
上記第1温度判定手段が、上記目標温度に比べて、上記第1温度センサが検出した温度が高いと判定したときに、上記ヒートポンプユニットを停止させる停止制御手段と
を有する。
上記制御装置は、
上記ヒートポンプユニットの稼働中に、予め定めた目標温度に比べて、上記第1温度センサが検出した温度が高いか否かを判定する第1温度判定手段と、
上記第1温度判定手段が、上記目標温度に比べて、上記第1温度センサが検出した温度が高いと判定したときに、上記ヒートポンプユニットを停止させる停止制御手段と
を有する。
上記実施形態の暖房給湯装置によれば、上記第1温度センサは、ヒートポンプユニットの稼働中に、貯湯タンク内の中間部または下部の温水の温度を検出する。そして、上記第1温度判定手段は、第1温度センサの出力に基づいて、貯湯タンク内の中間部または下部の温水の温度が予め定めた目標温度に比べて高いか否かを判定する。このとき、上記貯湯タンク内の中間部または下部の温水の温度は予め定めた目標温度に比べて高いと判定されると、停止制御手段がヒートポンプユニットを停止させる。これにより、上記貯湯タンク内の中間部または下部の温水を比較的低温に保つことができる。
したがって、上記ヒートポンプユニットを再稼働させるときに、貯湯タンク内の中間部または下部の比較的低温の温水をヒートポンプユニットに送って、ヒートポンプユニットのCOPを高くすることができる。
一実施形態の暖房給湯装置では、
上記制御装置は、
上記暖房運転の停止中に、予め設定した設定温度に比べて、上記第1温度センサが検出した温度が低いか否かを判定する第2温度判定手段と、
上記第2温度判定手段が、上記設定温度に比べて、上記第1温度センサが検出した温度が低いと判定したときに、上記ヒートポンプユニットを稼働させる稼働制御手段と
を有する。
上記制御装置は、
上記暖房運転の停止中に、予め設定した設定温度に比べて、上記第1温度センサが検出した温度が低いか否かを判定する第2温度判定手段と、
上記第2温度判定手段が、上記設定温度に比べて、上記第1温度センサが検出した温度が低いと判定したときに、上記ヒートポンプユニットを稼働させる稼働制御手段と
を有する。
上記実施形態の暖房給湯装置によれば、上記暖房運転の停止中、第1温度センサが、貯湯タンク内の中間部または下部の温水の温度を検出する。そして、上記第2温度判定手段は、第1温度センサの出力に基づいて、貯湯タンク内の中間部または下部の温水の温度が予め設定した設定温度よりも低いか否かを判定する。このとき、上記貯湯タンク内の中間部または下部の温水の温度は予め設定した設定温度よりも低いと判定されると、稼働制御手段がヒートポンプユニットを稼働させる。これにより、上記ヒートポンプユニットで加熱された温水が貯湯タンクに供給される。
したがって、上記貯湯タンク内の少なくとも上部の温水の温度が極端に低くなるのを防げるので、暖房運転を開始したときに、その上部の温水を短時間で高温にして暖房端末に送ることができる。つまり、暖房運転の立ち上がり時間を短くできる。
一実施形態の暖房給湯装置では、
上記循環回路は、上記暖房端末に入る往き温水が流れる往き配管と、上記暖房端末から出る戻り温水が流れる戻り配管とを有し、
一端が上記往き配管に接続される一方、他端が上記戻り配管に接続されたバイパス流路を備える。
上記循環回路は、上記暖房端末に入る往き温水が流れる往き配管と、上記暖房端末から出る戻り温水が流れる戻り配管とを有し、
一端が上記往き配管に接続される一方、他端が上記戻り配管に接続されたバイパス流路を備える。
上記実施形態の暖房給湯装置によれば、上記バイパス流路を備えているので、暖房端末を出た戻り温水の一部がバイパス流路を介して往き配管へ流れる。
したがって、上記貯湯タンク内に流入する戻り温水の量が少なくなるので、貯湯タンク内の温水の攪拌を防ぐことができる。
また、上記貯湯タンク内の温水の攪拌を防ぐことによって、貯湯タンクの下部の温水を比較的低温に保つことができるので、貯湯タンクの下部の温水をヒートポンプユニットに送って、ヒートポンプユニットのCOPを高く保つことができる。
一実施形態の暖房給湯装置では、
上記暖房端末を出て上記貯湯タンクへ向かう温水の温度を検出する第2温度センサを備え、
上記第2温度センサは、上記バイパス流路の他端が上記戻り配管に接続する点と、上記暖房端末との間に設けられている。
上記暖房端末を出て上記貯湯タンクへ向かう温水の温度を検出する第2温度センサを備え、
上記第2温度センサは、上記バイパス流路の他端が上記戻り配管に接続する点と、上記暖房端末との間に設けられている。
上記実施形態の暖房給湯装置によれば、上記第2温度センサは、バイパス流路の他端が戻り配管に接続する点と、暖房端末との間に設けられているので、暖房負荷の影響が大きく残った戻り温水の温度を検出することができる。
したがって、上記第2温度センサの出力に基づいて、暖房負荷を正確に判定することができる。
一実施形態の暖房給湯装置では、
上記ヒートポンプユニットは、冷媒が循環する冷媒回路を有し、
上記冷媒はCO2冷媒である。
上記ヒートポンプユニットは、冷媒が循環する冷媒回路を有し、
上記冷媒はCO2冷媒である。
上記実施形態の暖房給湯装置によれば、上記ヒートポンプユニットがCO2冷媒を使用するので、比較的低温の温水を効率良く加熱することができる。
本発明の暖房給湯装置によれば、制御装置は、暖房端末に温水を供給する暖房運転が行われているときに、暖房戻り水温基準温度と、貯湯タンク内の温水の温度とに基づいて、ヒートポンプユニットの稼働を制御することによって、ヒートポンプユニットに比較的低温の温水が供給できるので、ヒートポンプユニットのCOPを良くする適切な沸き上げ制御を行うことができる。
以下、本発明の暖房給湯装置を図示の実施の形態により詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施の形態の暖房給湯装置の構成を示す模式図である。
上記暖房給湯装置は、ヒートポンプユニット1、貯湯タンク2、給湯用熱交換器3および暖房用循環回路4を備えている。なお、上記給湯用熱交換器3は熱交換器の一例であり、暖房用循環回路4は循環回路の一例である。
上記ヒートポンプユニット1は冷媒回路16および電動送風機17を備え、貯湯タンク2内の水を沸き上げて温水にする。
上記冷媒回路16は、蒸発器11、圧縮機12、凝縮器(水冷媒熱交換器)13、過冷却熱交換器14および膨張弁15を有している。この冷媒回路16ではCO2冷媒が循環する。
上記CO2冷媒は、蒸発器11において、電動送風機17から送られた空気中の熱を吸収してガス化する。そして、上記CO2冷媒は、圧縮機12で圧縮されて高温となった後、凝縮器13に到達して熱を放出する。これにより、上記CO2冷媒は、凝縮器13に入る前に比べて低温となって、過冷却熱交換器14へ向かって流れる。そして、上記CO2冷媒は、その過冷却熱交換器14でさらに冷却された後、膨張弁15を経て、蒸発器11に戻る。
また、上記ヒートポンプユニット1は、沸き上げ用循環回路5を介して貯湯タンク2と接続されている。
上記沸き上げ用循環回路5には、沸き上げ用循環ポンプ51および沸き上げ用三方弁52が設けられている。そして、上記沸き上げ用循環回路5は、第2暖房往き接続口42と、沸き上げ用の供給口53と、凍結防止水戻し接続口54とに接続されている。
上記供給口53は貯湯タンク2の下部に設けられている。これにより、上記貯湯タンク2内の下部領域にある比較的低温の温水を、供給口53を介して沸き上げ用循環ポンプ51に供給することができる。
上記沸き上げ用循環ポンプ51は、貯湯タンク2内の下部領域にある比較的低温の温水を吸い込み、この吸い込んだ比較的低温の温水を凝縮器13へ向けて吐出する。
上記凝縮器13ではCO2冷媒と温水とが熱交換されて、その温水が高温になる。この凝縮器13を出た高温の温水は沸き上げ用三方弁52へ向かう。
上記沸き上げ用三方弁52は、給湯運転中および暖房運転中、凝縮器13からの高温の温水を、第2暖房往き接続口42を介して貯湯タンク2内の上部領域に流す。したがって、第2暖房往き接続口42は、貯湯タンク2の供給口53から流出してヒートポンプユニット1の凝縮器13を出た後の温水が戻る沸き上げ戻り接続口となっている。貯湯タンク2内の温水は、上側に高温の温水、下側に比較的低温の温水が位置するように湯層(温度分布)が形成されている。なお、ヒートポンプユニット1の起動時などの際に、まだヒートポンプユニット1の凝縮器13から出る温水が十分に高温となっていない場合、該温水は第2暖房往き接続口42ではなく、凍結防止水戻し接続口54を介して貯湯タンク2に戻されるように三方弁52が制御される。したがって、凍結防止水戻し接続口54は、温水が十分に高温でない場合の第2の沸き上げ戻り接続口となっている。このように、温水の温度により戻り口を切り替えるのは、十分に高温になっていない温水を貯湯タンク2の上部に戻すと貯湯タンク2内の温度分布が乱れる可能性があり、これを防止するためである。この三方弁の切り替えは凝縮器13と三方弁52との間に設けられた温度センサ(図示せず)の出力に基づいて行われる。また、上記沸き上げ用三方弁52は、凍結防止運転中には、供給口53から沸き上げ用循環回路5を介して流れてきた温水を、凍結防止水戻し接続口54を介して貯湯タンク2内の下部領域に流す。なお、上記凍結防止運転は沸き上げ運転の停止中に行われる。
上記貯湯タンク2はヒートポンプユニット1で加熱された温水を貯える。また、上記貯湯タンク2内の上下方向の略中央部にはヒータ6を配置していて、このヒータ6は貯湯タンク2内の温水を直接加熱する。
上記給湯用熱交換器3は、図2に示すように、コイル状のパイプから成って、貯湯タンク2内の下部領域から上部領域に渡って配置されている。給湯水は給湯用熱交換器3内を流れることによって加熱される。より詳しくは、上記給湯水は、貯湯タンク2の下部から貯湯タンク2内に入って、貯湯タンク2内の下部領域に配置された給湯用熱交換器3を上方に向かって流れる。そして、上記給湯水は、貯湯タンク2内の上部領域に配置された給湯用熱交換器3を上方に向かって流れた後、貯湯タンク2の上部から貯湯タンク2外に出る。なお、貯湯タンク2内の上下方向の中央部にはヒータ6が配置されており、給湯用熱交換器3は該ヒータ6を跨ぐように配置されている(上部コイル部3a、下部コイル部3b)。このヒータ6により、貯湯タンク2の上部により高温の温水を貯湯することができる。なお、図2の40は犠牲陽極である。
また、上記給湯水の温度を設定温度に調整するために、給湯用混合弁31を開いて、貯湯タンク2から出た給湯水と、貯湯タンク2に流入する前の給湯水とを混ぜ合わせる。これにより、上記貯湯タンク2から出た給湯水の温度を下げることができる。
上記暖房用循環回路4は、貯湯タンク2内に貯められた温水を貯湯タンク2外の複数のラジエタ8を経由させた後、再び、貯湯タンク2内に戻して循環させるためのものである。そして、上記暖房用循環回路4は、第1,第2暖房往き接続口41,42と暖房戻り接続口43とに接続されている。なお、上記ラジエタ8は暖房端末の一例である。
上記第1暖房往き接続口41は、貯湯タンク2内の温水を取り出すためのものである。この第1暖房往き接続口41は、貯湯タンク2の上下方向の略中央部に設けられて、ヒータ6近傍かつ上方に位置している。これにより、上記ヒータ6で加熱された直後の温水を、第1暖房往き接続口41から取り出し、複数のラジエタ8に送ることができる。なお、図2に示すように、第1暖房往き接続口41から取り出された温水は配管41aを介して貯湯タンク2の上面から流出するように構成されている。
上記第2暖房往き接続口42も、上記第1暖房往き接続口41と同様に、貯湯タンク2内の温水を取り出すためのものである。この第2暖房往き接続口42は貯湯タンク2の上部に設けられている。これにより、上記貯湯タンク2内の上部領域の温水を、第2暖房往き接続口42から取り出し、複数のラジエタ8へ送ることができる。また、上記第2暖房往き接続口42は沸き上げ戻り接続口を兼用している。
上記各ラジエタ8は、貯湯タンク2から流れてきた温水の熱を直接取り出し、室内に放出する。そして、上記温水は、低温となり、各ラジエタ8を出て、暖房戻り接続口43へ向かって流れる。
上記暖房戻り接続口43は貯湯タンク2の下部に設けられている。これにより、上記暖房戻り接続口43から出た温水を、貯湯タンク2内の下部領域の温水と混ぜることができる。
上記暖房用循環回路4は、往き温水が流れる往き配管101と、戻り温水が流れる戻り配管102とを有している。上記往き配管101には、暖房用混合弁45、往き温度検出部46、暖房用循環ポンプ48および暖房用三方弁49が設けられている。一方、上記戻り配管102には戻り温度検出部47が設けられている。ここで、上記往き温水とは、暖房用循環回路4を流れてラジエタ8へ入る温水のことである。また、上記戻り温水とは、ラジエタ8で放熱してラジエタ8から出る温水のことである。なお、上記戻り温度検出部47は第2温度センサの一例である。
上記往き配管101と戻り配管102とはバイパス配管44を介して互いに連通可能となっている。つまり、上記バイパス配管44は、一端が往き配管101に接続されている一方、他端が戻り配管102に接続されている。なお、上記バイパス配管44はバイパス流路の一例である。
上記バイパス配管44は、ラジエタ8から暖房戻り接続口43へ流れる温水の一部を暖房用混合弁45へ案内する。
上記暖房用混合弁45は、貯湯タンク2からの温水が流入する入口と、バイパス配管44からの温水が流入する入口とを有している。詳しくは後述するが、上記暖房用混合弁45の各入口の開度は制御部7によって調節される。なお、上記制御部7は制御装置の一例である。
上記往き温度検出部46は、バイパス配管44の一端が往き配管101に接続する点と、ラジエタ8との間に設けられている。そして、上記往き温度検出部46は、暖房用混合弁45を出てラジエタ8へ向かう往き温水の温度を検出し、この温度を示す信号を制御部7に送る。
上記戻り温度検出部47は、バイパス配管44の他端が戻り配管102に接続する点と、ラジエタ8との間に設けられている。そして、上記戻り温度検出部47は、ラジエタ8を出てバイパス配管44の他端へ向かう戻り温水の温度を検出し、この温度を示す信号を制御部7に送る。
上記制御部7は、外気温度センサ18から、外気温度を示す信号を受けると共に、室内温度センサ(図示せず)から、室内温度を示す信号を受ける。そして、上記制御部7は、外気温度センサ18および第1,第2温度センサ46,47からの信号に基づき、暖房用混合弁45の2つの入口の夫々の開度を調節したり、暖房用循環ポンプ48の回転数を調節したりする。例えば、外気温度が高い時は、暖房用混合弁45の開口度を調節することによって、バイパス配管44から往き配管101への温水流入量を増加させて往き温水の温度を下げたり、暖房用循環ポンプ48の回転数を下げることによって、循環する温水の流速を遅くして戻り温水の温度を下げたりする。一方、外気温度が低い時は、暖房用混合弁45の開口度を調節することによって、バイパス配管44から往き配管101への温水流入量を減少させて往き温水の温度を上げたり、暖房用循環ポンプ48の回転数を上げることによって、循環する温水の流速を速くして戻り温水の温度を上げたりする。
上記暖房用循環ポンプ48は、第2暖房往き接続口42または第1暖房往き接続口41を介して貯湯タンク2内の温水を吸い込み、複数のラジエタ8に向けて吐出する。
上記暖房用三方弁49は、貯湯タンク2内の温水の高温領域が第1暖房往き接続口41近傍に存在している場合、第1暖房往き接続口41から温水を取り出す。また、上記暖房用三方弁49は、貯湯タンク2内の温水の高温領域が第1暖房往き接続口41近傍に存在していない場合、第2暖房往き接続口42から温水を取り出す。この暖房用三方弁49の切り替えは制御部7によって行われる。つまり、上記制御部7は、貯湯タンク2内の各部の温水の温度を検出するための複数の温度センサからの信号に基づいて、暖房用三方弁49の切り替えを行う。
図3は図1の簡略図である。なお、図3では給湯用混合弁31や暖房用三方弁49などの一部を図示を省略している。
上記貯湯タンク2内の各部の温水の温度を検出するため、タンクサーミスタ61〜64を貯湯タンク2に設けている。より詳しくは、上記貯湯タンク2内の領域を上下方向に4つに等分割した場合、上から1番目の領域(上部領域)にある温水の温度はタンクサーミスタ61で、上から2番目の領域(中間部上側領域)にある温水の温度はタンクサーミスタ62で、上から3番目の領域(中間部下側領域)にある温水の温度はタンクサーミスタ63で、上から4番目の領域(下部領域)にある温水の温度はタンクサーミスタ64で検出できるようになっている。そして、上記タンクサーミスタ61〜64は、それぞれ、検出した温度を示す信号を制御部7へ出力する。なお、上記タンクサーミスタ64は第1温度センサの一例である。
上記構成の暖房給湯装置によれば、上記バイパス配管44の一端を往き配管101に接続し、かつ、バイパス配管44の他端を戻り配管102に接続しているので、ラジエタ8を出た戻り温水の一部をバイパス配管44を介して往き配管101へ流すことができる。
したがって、上記貯湯タンク2内に流入する戻り温水の量が少なくなるので、貯湯タンク2内の温水の攪拌を防ぐことができる。
また、上記貯湯タンク2内の温水の攪拌を防ぐことによって、貯湯タンク2の下部の温水を比較的低温に保つことができるので、貯湯タンク2内の下部の温水をヒートポンプユニット1に送って、ヒートポンプユニット1のCOPを高く保つことができる。
また、上記戻り温度検出部47は、バイパス配管44の他端が戻り配管に接続する点と、ラジエタ8との間に設けられているので、暖房負荷の影響が大きく残った戻り温水の温度を検出することができる。
したがって、上記戻り温度検出部47の出力に基づいて、暖房負荷を正確に判定することができる。
また、上記制御部7の運転制御によっても、ヒートポンプユニット1のCOPを高く保つことができる。以下、図4,図5のフローチャートを用いて、上記制御部7の運転制御について説明する。
上記暖房給湯装置の電源がONされると、運転が開始し、まず、ステップS1で、暖房運転がONされているか否かを判定する。このステップS1で、暖房運転がONされていると判定すると、ステップS2に進む。一方、上記ステップS1で、暖房運転がONされていないと判定すると、図5のステップS11に進む。
上記ステップS2に進んだ場合、制御部7は、タンクサーミスタ64および戻り温度検出部47の出力に基づき、戻り温度検出部47が検出した温度Trから定まる第1目標温度Tr+αに比べて、タンクサーミスタ64が検出した温度が低いか否かを判定する。つまり、上記ステップS2では、戻り配管102内の温水の温度(以下、「戻り温水温度」と言う。)Trに所定温度α(0≦α≦5を満たす温度)を加えた第1目標温度Tr+αに比べて、貯湯タンク2内の下部領域にある温水の温度(以下、「タンク内温水温度Th」と言う。)が低いか否かを判定する。このステップS2で、タンク内温水温度Thは第1目標温度Tr+αよりも低いと判定すると、ステップS3に進む。一方、上記ステップS2で、タンク内温水温度Thは第1目標温度Tr+αよりも低くないと判定すると、ステップS1に戻る。
次に、ステップS3で、ヒートポンプユニット1をONにして、貯湯タンク2内の温水を沸き上げる。
次に、ステップS4で、予め定めた第2目標温度Toに比べて、タンク内温水温度Thが高いか否かを判定する。このステップS4で、タンク内温水温度Thは第2目標温度Toよりも高いと判定すると、ステップS5に進む。一方、上記ステップS4で、タンク内温水温度Thは第2目標温度Toよりも高くないと判定すると、ステップS4を再度行う。なお、上記第2目標温度はユーザインターフェイスにより任意に設定できる。この第2目標温度は目標温度の一例である。また、上記ステップS4は第1温度判定手段の一例である。
次に、ステップS5で、ヒートポンプユニット1をOFFにする。つまり、上記ヒートポンプユニット1による沸き上げ運転を停止する。なお、上記ステップS5は停止制御手段の一例である。
次に、ステップS6で、暖房運転がOFFされているか否かを判定する。このステップS6で、暖房運転がOFFされていると判定すると、図5のステップS11に進む。一方、上記ステップS6で、暖房運転がOFFされていないと判定すると、ステップS2に戻る。
上記ステップS11に進んだ場合、第2目標温度Toから所定温度α(0≦α≦5を満たす温度)を引いた設定温度To−αに比べて、タンク内温水温度Thが低いか否かについて判定する。このステップS11で、タンク内温水温度Thは設定温度To−αよりも低いと判定すると、ステップS12に進む。なお、上記所定温度αは制御部7に予め記憶されている。一方、上記ステップS11で、タンク内温水温度Thは設定温度To−αよりも低くないと判定すると、ステップS1に戻る。なお、上記ステップS11は第2温度判定手段の一例である。
次に、ステップS12で、ヒートポンプユニット1をONにして、貯湯タンク2内の温水を沸き上げる。なお、上記ステップS12が稼働制御手段の一例である。
次に、ステップS13で、予め定めた第2目標温度Toに比べて、タンク内温水温度Thが高いか否かを判定する。このステップS13で、タンク内温水温度Thは第2目標温度Toよりも高いと判定すると、ステップS5に進む。一方、上記ステップS13で、タンク内温水温度Thは第2目標温度Toよりも高くないと判定すると、ステップS13を再度行う。なお、上記第2目標温度はユーザインターフェイスにより任意に設定できる。
このように、上記ステップS2で、第1目標温度Tr+αよりもタンク内温水温度Thの方が低いと判定されたとき、貯湯タンク2内の下部領域にある温水の温度は比較的低温となっている。
したがって、上記ステップS2で、第1目標温度Tr+αよりもタンク内温水温度Thの方が低いと判定されることによって、ステップS3で、ヒートポンプユニット1がONになると、貯湯タンク2内の下部領域にある比較的低温の温水がヒートポンプユニット1に供給されるので、ヒートポンプユニットのCOPを高くすることができる。
また、上記ステップS4で、タンク内温水温度Thは第2目標温度Toよりも高いと判定すると、ステップS5で、ヒートポンプユニット1をOFFにするので、貯湯タンク2内の下部の温水を比較的低温に保つことができる。
また、上記ステップS11で、タンク内温水温度Thは設定温度To−αよりも低いと判定すると、ステップS12で、ヒートポンプユニット1をONにするので、暖房運転の停止中であっても、貯湯タンク2内の温水の温度が極端に低くならない。
したがって、暖房運転を開始した際、貯湯タンク2からラジエタ8に高温の温水を短時間で供給することができる。つまり、暖房運転の立ち上がり時間を短くできる。
上記実施の形態では、ステップS2,S11において、所定温度αを0℃以上5℃以下としていたが、所定温度αを0℃以上10℃以下としてもよい。
上記実施の形態では、ステップS2と同じ所定温度αをステップS11で用いていたが、ステップS2と異なる所定温度をステップS11で用いてもよい。
上記実施の形態では、図4,図5のフローチャートの制御に、タンクサーミスタ64および戻り温度検出部47の出力を用いていたが、タンクサーミスタ63および戻り温度検出部47の出力を用いてもよい。つまり、上記実施の形態において、タンクサーミスタ64の出力の代わりに、タンクサーミスタ63の出力を用いてもよい。この場合、上記タンクサーミスタ63が第1温度センサの一例となる。
上記実施の形態において、制御部7は、貯湯タンク2内の上部領域、中間部上側領域、中間部下側領域および下部領域の下部領域の温水の温度を示す信号に基づいて、暖房用混合弁45、往き温度検出部46、暖房用循環ポンプ48および暖房用三方弁49を制御してもよい。
上記実施の形態では、ステップS2において、制御部7は、第1目標温度Tr+αに比べて、タンク内温水温度Thが低いか否かを判定していたが、暖房戻り水温基準温度に比べて、タンク内温水温度Thが低いか否かを判定してもよい。このような判定を行う場合、制御部7によって、タンク内温水温度Thは暖房戻り水温基準温度に比べて低いと判定されると、ステップS3に進む。一方、上記制御部7によって、タンク内温水温度Thは暖房戻り水温基準温度に比べて低くないと判定されると、ステップS1に戻る。ここで、上記暖房戻り水温基準温度が制御部7に手動で設定される時、ユーザがリモコンに設定するリモコン設定値が暖房戻り水温基準温度となる。また、上記暖房戻り水温基準温度について制御部7に自動で設定される時は、外気温度に基づいて設定され、検出中の外気温度が低いほど、暖房戻り水温基準温度は高くなるように設定される。
上記実施の形態では、ステップS2において、制御部7は、第1目標温度Tr+αに比べて、タンク内温水温度Thが低いか否かを判定していたが、暖房戻り水温基準温度に0〜10℃を加えた合算温度に比べて、タンク内温水温度Thが低いか否かを判定してもよい。このような判定を行う場合、制御部7によって、タンク内温水温度Thは合算温度に比べて低いと判定されると、ステップS3に進む。一方、上記制御部7によって、タンク内温水温度Thは合算温度に比べて低くないと判定されると、ステップS1に戻る。また、上記暖房戻り水温基準温度について制御部7に自動で設定される時は、外気温度に基づいて設定され、検出中の外気温度が低いほど、暖房戻り水温基準温度は高くなるように設定される。
1 ヒートポンプユニット
2 貯湯タンク
3 給湯用熱交換器
4 暖房用循環回路
7 制御部
8 ラジエタ
44 バイパス配管
47 戻り温度検出部
63,64 タンクサーミスタ
101 往き配管
102 戻り配管
2 貯湯タンク
3 給湯用熱交換器
4 暖房用循環回路
7 制御部
8 ラジエタ
44 バイパス配管
47 戻り温度検出部
63,64 タンクサーミスタ
101 往き配管
102 戻り配管
Claims (9)
- ヒートポンプユニット(1)と、
上記ヒートポンプユニット(1)で加熱された温水を貯える貯湯タンク(2)と、
上記貯湯タンク(2)内に貯められた温水を上記貯湯タンク(2)外の暖房端末(8)を経由させた後、再び、上記貯湯タンク(2)内に戻して循環させるための循環回路(4)と、
上記貯湯タンク(2)内の温水の温度(Th)を検出する第1温度センサ(63,64)と、
上記第1温度センサ(63,64)が検出した温度(Th)に基づき、上記ヒートポンプユニット(1)の稼働を制御する制御装置(7)と
を備え、
上記制御装置(7)は、
上記暖房端末(8)に温水を供給する暖房運転が行われているときに、
暖房戻り水温基準温度と、上記貯湯タンク(2)内の温水の温度(Th)とに基づいて、上記ヒートポンプユニット(1)の稼働を制御することを特徴とする暖房給湯装置。 - 請求項1に記載の暖房給湯装置において、
上記制御装置(7)は、
上記暖房端末(8)に温水を供給する暖房運転が行われているときに、
上記貯湯タンク(2)内の温水の温度(Th)が上記暖房戻り水温基準温度未満と判定したときに、上記ヒートポンプユニット(1)の稼動を制御することを特徴とする暖房給湯装置。 - 請求項1または2に記載の暖房給湯装置において、
上記制御装置(7)は、
上記暖房端末(8)に温水を供給する暖房運転が行われているときに、
上記貯湯タンク(2)内の温水の温度(Th)が、上記暖房戻り水温基準温度に0〜10℃を加えた合算温度未満と判定したときに、上記ヒートポンプユニット(1)の稼動を制御することを特徴とする暖房給湯装置。 - 請求項3に記載の暖房給湯装置において、
外気温度を検出すると共に、上記外気温度を示す信号を上記制御装置(7)へ出力する外気温度センサ(18)を備え、
上記制御装置(7)は、上記外気温度センサ(18)からの信号に基づき、上記暖房戻り水温基準温度または上記合算温度を変化させることを特徴とする暖房給湯装置。 - 請求項1から4までのいずれか一項に記載の暖房給湯装置において、
上記制御装置(7)は、
上記ヒートポンプユニット(1)の稼働中に、予め定めた目標温度(To)に比べて、上記第1温度センサ(63,64)が検出した温度(Th)が高いか否かを判定する第1温度判定手段(S4)と、
上記第1温度判定手段(S4)が、上記目標温度(To)に比べて、上記第1温度センサ(63,64)が検出した温度(Th)が高いと判定したときに、上記ヒートポンプユニット(1)を停止させる停止制御手段(S5)と
を有することを特徴とする暖房給湯装置。 - 請求項1から5までのいずれか一項に記載の暖房給湯装置において、
上記制御装置(7)は、
上記暖房運転の停止中に、予め設定した設定温度(To−α)に比べて、上記第1温度センサ(63,64)が検出した温度(Th)が低いか否かを判定する第2温度判定手段(S11)と、
上記第2温度判定手段(S11)が、上記設定温度(To−α)に比べて、上記第1温度センサ(63,64)が検出した温度(Th)が低いと判定したときに、上記ヒートポンプユニット(1)を稼働させる稼働制御手段(S12)と
を有することを特徴とする暖房給湯装置。 - 請求項1から6までのいずれか一項に記載の暖房給湯装置において、
上記循環回路(4)は、上記暖房端末(8)に入る往き温水が流れる往き配管(101)と、上記暖房端末(8)から出る戻り温水が流れる戻り配管(102)とを有し、
一端が上記往き配管(101)に接続される一方、他端が上記戻り配管(102)に接続されたバイパス流路(44)を備えたことを特徴とする暖房給湯装置。 - 請求項1から7までのいずれか一項に記載の暖房給湯装置において、
上記暖房端末(8)を出て上記貯湯タンク(2)へ向かう温水の温度(Tr)を検出する第2温度センサ(47)を備え、
上記第2温度センサ(47)は、上記バイパス流路(44)の他端が上記戻り配管(102)に接続する点と、上記暖房端末(8)との間に設けられていることを特徴とする暖房給湯装置。 - 請求項1から8までのいずれか一項に記載の暖房給湯装置において、
上記ヒートポンプユニット(1)は、冷媒が循環する冷媒回路(16)を有し、
上記冷媒はCO2冷媒であることを特徴とする暖房給湯装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008143499A JP2009287897A (ja) | 2008-05-30 | 2008-05-30 | 暖房給湯装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2008143499A JP2009287897A (ja) | 2008-05-30 | 2008-05-30 | 暖房給湯装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2009287897A true JP2009287897A (ja) | 2009-12-10 |
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Family Applications (1)
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JP2008143499A Pending JP2009287897A (ja) | 2008-05-30 | 2008-05-30 | 暖房給湯装置 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2012002471A (ja) * | 2010-06-21 | 2012-01-05 | Corona Corp | ヒートポンプ温水暖房装置 |
JP2013174373A (ja) * | 2012-02-24 | 2013-09-05 | Corona Corp | 温水暖房装置 |
JP2014052160A (ja) * | 2012-09-10 | 2014-03-20 | Rinnai Corp | 暖房システム |
-
2008
- 2008-05-30 JP JP2008143499A patent/JP2009287897A/ja active Pending
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