JP2009285713A - ロボットによる曲げ加工装置及びその方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】実際の金型位置とプログラム上の金型位置とのズレを検出し、ズレが生じていたときには、ロボットの動作プログラムを補正することにより、また、ロボットがワークを位置決めする際に、そのワーク位置を確認することにより、いずれの場合も所望の製品ができるようにして、精度が良い高度な曲げ加工を可能にしたロボットによる曲げ加工装置及びその方法を提供する。
【解決手段】予め製品情報に基づいて曲げ順、金型レイアウト、ワーク位置を決定しておき、実際の金型位置と、予め決定された金型レイアウトを比較し、両者間にズレがある場合は、ロボット動作プログラムを補正し、実際のワーク位置と、予め決定されたワーク位置を比較し、両者間にズレがある場合は、ロボット位置を修正し、修正した位置にあるロボットに把持されたワークに曲げ加工を施す。
【選択図】図1

Description

本発明は、実際の金型位置とプログラム上の金型位置とのズレを検出し、ズレが生じていたときには、ロボットの動作プログラムを補正することにより、また、ロボットがワークを位置決めする際に、そのワーク位置を確認することにより、いずれの場合も所望の製品ができるようにして、精度が良い高度な曲げ加工を可能にしたロボットによる曲げ加工装置及びその方法に関する。
従来、曲げ加工装置、例えばプレスブレーキにより、所望の曲げ加工を行うために、次のような手段が開示されている。
1つは、例えば特許第2773917号公報に開示されており、バックゲージの突当に、ワーク側方の位置を検出するセンサを設け、このセンサを用いて、ワークを金型上の左右方向所定位置に位置決めするようになっている。
また、他の1つは、例えば再公表特許WO98/01243号公報に開示されており、各金型に金型レイアウトを含むバーコードを付与し、バーコードの内容をスキャナの如きセンサで読み込むことにより、どの金型がどの位置に設置されているかが分かるようになっている。
特許第2773917号公報 再公表特許WO98/01243号公報
ところが、上記特許第2773917号公報に開示された手段は、プログラム
上の金型位置に、実際の金型が設置していることが、前提となっている。
従って、実際の金型が、間違って設置されている場合には、ワークが金型に対して正確に位置決めできず、このため、所望の製品ができず、精度の良い曲げ加工が不可能となるおそれがある。
また、上記再公表特許WO98/01243号公報に開示された手段においては、金型に対して、ワークが所定位置に位置決めされているかが、実際には、確認されていない。
従って、ワークの位置が間違ったまま、該ワークに対して曲げ加工が行われると、同様に、所望の製品ができず、精度の良い曲げ加工が不可能となるおそれがある。
本発明の目的は、実際の金型位置とプログラム上の金型位置とのズレを検出し、ズレが生じていたときには、ロボットの動作プログラムを補正することにより、また、ロボットがワークを位置決めする際に、そのワーク位置を確認することにより、いずれの場合も所望の製品ができるようにして、精度が良い高度な曲げ加工を可能にしたロボットによる曲げ加工装置及びその方法を提供する。
上記課題を解決するために、本発明は、請求項1に記載されているように、
上部テーブル12に装着されたパンチPと、下部テーブル13に装着されたダイDを有し、上部テーブル12又は下部テーブル13を駆動制御し、ロボット8に把持されたワークWにパンチPとダイDにより曲げ加工を施すロボットによる曲げ加工装置1において、
上下テーブル12、13に装着された金型P、Dの実際の左右方向(X軸方
向)の金型位置を検出する第1センサ2A、3Aと(図1)、ロボット8に把持さ
れ上下テーブル12、13の間から供給されたワークWの金型P、Dに対する実際の左右方向(X軸方向)のワーク位置を検出する第2センサ2B、3Bを有し、予め製品情報に基づいて曲げ順、金型レイアウト、ワーク位置を決定しておき、前記第1センサ2A、3Aにより検出された実際の金型位置と、予め決定された金型レイアウトを比較し、両者間にズレがある場合は、ロボット動作プログラムを補正し、前記第2センサ2B、3Bにより検出された実際のワーク位置と、予め決定されたワーク位置を比較し、両者間にズレがある場合は、ロボット位置を修正し、修正した位置にあるロボット8に把持されたワークWに曲げ加工を施すことを特徴とするロボットによる曲げ加工装置1(図1)、
請求項3に記載されているように、上記請求項1記載の第1センサ2A、3Aと第2センサ2B、3Bを有するロボットによる曲げ加工装置1であって、
製品情報に基づき、曲げ順、金型レイアウト、ワーク位置を決定する加工情報決定部20Dと、
上記第1センサにより検出された実際の金型位置と、予め決定された金型レイアウトを比較し、両者間のズレがある場合には、ロボット動作プログラムを補正するロボット動作プログラム補正部24Hと、
上記第2センサにより検出された実際のワーク位置と、予め決定されたワーク位置を比較し、両者間にズレがある場合は、ロボット位置を修正するロボット制御部20Jと、
上部テーブル12又は下部テーブル13を駆動制御し、上記位置が修正さ
れたロボット8に把持されたワークWにパンチPとダイDにより曲げ加工を施
す曲げ加工制御部20Kを有することを特徴とするロボットによる曲げ加工装
置1(図1)、
及び請求項4に記載されているように、上記請求項1記載の第1センサ2A、3Aと第2センサ2B、3Bを有するロボットによる曲げ加工装置を使用するロボットによる曲げ加工方法であって、
(1) 製品情報に基づき、曲げ順、金型レイアウト、ワーク位置を決定した後、
(2) 上記第1センサにより検出された実際の金型位置と、予め決定された
金型レイアウトを比較し、両者間にズレがある場合には、ロボット動作プログラムを補正した後、
(3) 上記第2センサにより検出された実際のワーク位置と、予め決定されたワーク位置を比較し、両者間にズレがある場合は、ロボット位置を修正し、
(4) その後、上部テーブル又は下部テーブルを駆動制御し、上記位置が修正されたロボットに把持されたワークにパンチとダイにより曲げ加工を施すことを特徴とするロボットによる曲げ加工方法(図9)という技術的手段が講じられた。
上記本発明の構成によれば、上下テーブル12、13に装着された金型P、Dの実際の左右方向(X軸方向)の金型位置を検出する第1センサ2A、3Aと(図1)、ロボット8に把持され上下テーブル12、13の間から供給されたワークWの金型P、Dに対する実際の左右方向(X軸方向)のワーク位置を検出する第2センサ2B、3Bを設けたことにより、上下テーブル12、13に装着した金型P、Dの左右方向の位置が、予め決定された金型レイアウトと異なる場合には(図9のステップ106のNO)、ロボット動作プログラムを補正し(図9のステップ111)、その補正後の動作プログラムに従って、ロボット8で把持されたワークWを位置決めした場合に(図9のステップ107)、該ワークWの左右方向の位置が所定位置と異なるときには(図9のステップ108⇒ステップ109のNO)、そのロボット8の位置を修正することにより(図9のステップ112)、ワークWの左右方向の位置も正しく修正されるので、その後、ラム駆動源14、15を作動してパンチPとダイDによりワークWに曲げ加工を施せば(図9のステップ110)、所望の製品が得られ、従って、精度が良い高度な曲げ加工が可能となる。
上記のとおり、本発明の構成によれば、実際の金型位置とプログラム上の金型位置とのズレを検出し、ズレが生じていたときには、ロボットの動作プログラムを補正することにより、また、ロボットがワークを位置決めする際に、そのワーク位置を確認することにより、いずれの場合も所望の製品ができるようにして、精度が良い高度な曲げ加工を可能にしたロボットによる曲げ加工装置及びその方法を提供するという作用・効果を達成することができる。
更に、本発明の構成によれば、第1センサ2A、3Aと第2センサ2B、3Bとを
(図1)同じ筐体2、3(図1、図2)に組み込んだことにより、構成と動作が簡素化され、また、本発明の構成によれば、加工情報決定部20D(図1)により、予め製品情報(例えばCAD情報(図7))に基づいて金型レイアウト等加工に必要な情報を決定し(図9のステップ101⇒ステップ102)、記憶部20Cに(図1)に格納しておくことができるので(図8)、従来のように(例えば再公表特許WO98/01243号公報)金型レイアウト等を含むバーコードを各金型に付与するという面倒な情報処理作業が不要になるという作用・効果を達成できる。
以下、本発明を、実施形態により添付図面を参照して説明する。
図1は、本発明の全体図である。
図1に示す曲げ加工装置1は、例えばプレスブレーキであり、該プレスブレーキは、機械本体の両側に側板16、17を有している。
上記側板16、17の上部には、ラム駆動源である例えば油圧シリンダ14、15を介して上部テーブル12が取り付けられ、該上部テーブル12には、パンチホルダ30を介して上金型であるパンチPが装着されている。
また、側板16、17の下部には、下部テーブル13が配置され、該下部テーブル13には、ダイホルダ31を介して下金型であるダイDが装着されている。
上記下部テーブル13の前方のベース9には、ロボット8が設置され、X軸
モータ(図示省略)とY軸モータ(図示省略)とZ軸モータ(図示省略)を駆動す
れば、該ロボット8は、X軸方向とY軸方向とZ軸方向に移動することができる
ようになっている。
この構成により、ロボット8のアーム先端のグリッパ8Aで(図2)ワークWを把持し、該ワークWの位置決めを行う等(図9のステップ107等)所定の動作の後、前記油圧シリンダ14(図1)、15を作動して上部テーブル12を下降させれば、パンチPとダイDによりロボット8に把持されたワークWに所定の曲げ加工を施すことができる(図9のステップ110)。
既述した上下テーブル12、13の後方には、第1センサ2A、3Aと第2センサ2B、3Bがそれぞれ設けられ、前者は、上下テーブル12、13に装着された前記パンチPとダイDから成る金型P、Dの左右方向(X軸方向)の位置を検出し、後者は、金型P、Dに対するワークWの左右方向(X軸方向)の位置を検出する。
上記第1センサ2A、3Aと第2センサ2B、3Bは、いずれも同じ構造を有し、例えば下部テーブル13側の第1センサ3Aと第2センサ3Bの詳細は、図2に示されている。
図2において、第1センサ3Aと第2センサ3Bは、同じ筐体3に組み込まれ、該筐体3は、スライダ4の上に設けられ、該スライダ4は、左右方向(X軸方向)に延びサーボモータM3で回転するボールねじ5に螺合していると共に、左右方向(X軸方向)に延びるガイド6に滑り結合している。
上記第1センサ3A、第2センサ3Bは、いずれも発光素子と受光素子により構成され、例えばレーザ光Lを発光すると共に、その反射光を受光するようになっている。
そして、図示するように、第1センサ3Aと第2センサ3Bは、互いに直行配置され、例えば第1センサ3Aが、レーザ光Lを前後方向(Y軸方向)に発光するとすれば、第2センサ3Bは、レーザ光Lを上下方向(Z軸方向)に発光するようになっている。
以下、第1センサ3Aの詳細を、図3〜図4に基づいて、第2センサ3Bの詳細を、図5〜図6に基づいてそれぞれ説明する。
即ち、図3において、後述するセンサ制御部20F(図1)により第1センサ3
Aを駆動制御し、レーザ光Lを発光させた状態で左右方向(X軸方向)に移
動させる。
これにより、第1センサ3Aは(図3)、金型Dの後部D1と対向している間は、後部D1からの反射光を受光していて例えばON状態であるとする。
しかし、第1センサ3Aが、破線で示すように、金型Dの端部D2まで来ると、レーザ光Lは反射しなくなるので、該第1センサ3Aは受光しなくなってOFF状態となる。
従って、そのときのサーボモータM3のエンコーダ(図示省略)からのフィードバック信号FS(図4)を、センサ制御部20Fに入力させれば、前記金型Dの左右方向(X軸方向)の左端位置XLを検出することができる。
一方、第2センサ3Bの詳細は、図5に示され、例えば同様に、センサ制御部20F(図1)により第2センサ3Bを駆動制御し、レーザ光L(図5)を発光させた状態で左右方向(X軸方向)に移動させる。
これにより、第2センサ3BがワークWの下面W3と対向している間は、下面W3からの反射光を受光していて例えばON状態であるとする。
しかし、第2センサ3Bが、破線で示すように、ワークWの端面W1の位置
まで来ると、レーザ光Lは反射しなくなるので、該第第2センサ3Bは受光しなくなってOFF状態となる。
従って、そのときのサーボモータM3のエンコーダ(図示省略)からのフィードバック信号FS(図6)を、センサ制御部20Fに入力させれば、前記ワークW
の左右方向(X軸方向)の左端位置SLを検出することができる。
上記構成を有するプレスブレーキの制御装置は、例えば図1に示すNC装置20により構成され、該NC装置20は、図示するように、CPU20Aと、入力部20Bと、記憶部20Cと、加工情報決定部20Dと、ロボット動作プログラム決定部20Eと、センサ制御部20Fと、ズレ検出部20Gと、ロボット動作プログラム補正部24Hと、ロボット制御部20Jと、曲げ加工制御部20Kにより構成されている。
CPU20Aは、本発明を実施するための動作手順(例えば図9に相当)に従って後述する加工情報決定部20D、ロボット動作プログラム決定部24Eなど図1に示す装置全体を統括制御する。
入力部20Bは、例えば上部テーブル12に移動自在に取り付けられた操作盤により構成され、例えば作業者が手動により製品情報を入力し(図9のステップ101)、該入力された製品情報は、後述する記憶部20Cに一旦記憶され、曲げ順、金型レイアウトなどの決定に用いられる(図9のステップ102)。
この場合の製品情報は、例えばCAD情報であって、ワークW(図7)の板厚、材質、曲げ線の長さ、製品の曲げ角度、フランジ寸法などの情報を含み、これらが立体姿図、展開図として構成されている。
記憶部20Cは(図1)、前記製品情報を記憶する他、後述するデータベー
ス(図8)、ロボット動作プログラム、本発明による動作手順に相当する加工プログラムなどを記憶し、CPU20Aは、この加工プログラムに従って、全ての動作を制御する(図9に相当)。
加工情報決定部20Dは(図1)、前記製品情報に基づいて、ワークWの曲げ順、曲げ順(曲げ工程)ごとに使用される金型P、Dの金型レイアウト、ワークWの位置を決定する他、D値、L値など加工に必要な情報を決定する(図8、図9のステップ102)。
この場合、金型レイアウトは、よく知られているように、曲げ順ごとに使用される金型P、Dの所定形状(例えば直剣型やグーズネック型)と長さ、及びその金型P、Dの上下テーブル12、13における装着位置を表している。
例えば、図7に示すように、平坦なワークWを曲げ順(1)〜(4)までの4つの工程で曲げ加工し、最終的には、図7の右端に示すフランジF1〜F4を有する製品を加工するものとする。
この場合、曲げ順(1)〜(4)で使用する金型P1、D1〜P4、D4は、例えば直剣型であって、それぞれの長さは所定の長さであり、装着位置は、左端位置XL1、右端位置XR1〜左端位置XL4、右端位置XR4としたときに、これらの各金型レイアウトを、図示するように、a〜dで表示するものとする。
これら加工情報は、図8に示すように、データベース化して前記記憶部20Cに記憶しておき、CPU20Aが(図1)、センサ制御部20Fを介して第1センサ3Aを駆動して金型位置を検出し(図9のステップ105)、予め決定された金型レイアウトと同じか否かを判断する場合に(図9のステップ106)検索するようになっている。
また、前記加工情報決定部20D(図1)により決定されるワーク位置は、
ロボット8のグリッパ8Aで把持されたワークWの金型P、Dに対する左右方向(X軸方向)の位置である。
例えば、加工情報決定部20Dにより決定された左右方向(X軸方向)の金型位置を、左端位置XL1、右端位置XR1とした場合には、ワーク位置は,左端位置SL1、右端位置SR1である(図8)。
ロボット動作プログラム決定部24Eは(図1)、前記ワークWを把持するロボット8の動作プログラムを決定し、ズレ検出部20Gは、例えば第1センサ3Aで検出した金型位置と、予め決定された金型レイアウト(図8)とを比較し、両者のズレを検出する。
更に、ロボット動作プログラム補正部24Hは、既述したように、例えば第1センサ3Aで検出した金型位置と、予め決定された金型レイアウト(図8)とを比較し、両者が異なり(図9のステップ106のNO)、ズレが検出された場合には、ロボット動作プログラムを補正する(図9のステップ111)。
ロボット制御部20Jは(図1)、予め記憶部20Cに記憶されているロボット動作プログラムに従って、ロボット8を駆動制御する。
例えば、ロボット制御部20Jは、ロボット8にワークWを把持させると共に、記憶部20C(図8)に記憶されたワーク位置を検索し、把持したワークWを、金型に対して左右方向(X軸方向)の所定位置(例えば左端位置SL1)に位置決めする(図9のステップ107)。そして、ロボット制御部20Jは、既述した第2センサ3B(図6)により検出された実際のワーク位置と、予め決定されたワーク位置を比較して両者間にズレがある場合には(図9のステップ108⇒ステップ109のNO)、そのロボット8の位置を修正する(図9のステップ112)。
曲げ加工制御部20Kは(図1)、上部テーブル12又は下部テーブル13を駆動制御し、上記位置が修正されたロボット8に把持されたワークWにパンチPとダイDにより曲げ加工を施す。
以下、上記構成を有する本発明の動作を、図9に基づいて説明する。
(1) 金型P、Dを上下テーブル12、13に装着するまでの動作。
図9のステップ101において、製品情報を入力し、ステップ102において、曲げ順、金型レイアウト、ワーク位置を決定し、ステップ103において、ロボット動作プログラムを決定し、ステップ104において、金型P、Dを上下テーブル12、13に装着する。
即ち、作業者が、操作盤20B(図1)を介して例えば手動により製品情報(図7)を入力すると、それを検知したCPU20Aは(図1)、加工情報決定部20Dを駆動制御し、ワークWの曲げ順、曲げ順ごとに使用される金型P、Dについて、金型レイアウトを決定すると共に、ワーク位置を決定し、更に、ロボット動作プログラム決定部24Eを駆動制御し、ロボット動作プログラムを決定する。
そして、上記決定結果は、記憶部20C(図8)に記憶され、作業者は、金型レイアウトに従って、所定の金型P、Dを上下テーブル12、13上の所定の位置に装着する。
(2) ロボット8の位置を修正するまでの動作。
図9のステップ105において、第1センサ3Aにより金型位置を検出し、ステップ106において、予め決定された金型レイアウトに等しいか否かを判断し、検出された金型位置が、予め決定された金型レイアウトに等しい場合には(YES)、ステップ107に進み、そうでない場合には(NO)、ステップ111において、ロボット動作プログラムを補正する。
即ち、前記図9のステップ104において、作業者が、曲げ順ごとに、所定
の金型P、Dを上下テーブル12、13上の所定位置に装着すると、例えばスタートボタン(図示省略)を押し、金型の装着完了をCPU20Aに知らせる。
金型P、Dの装着完了を検知したCPU20Aは(図1)、センサ制御部20Fを介して、例えば第1センサ3Aを駆動制御し、サーボモータM3(図4)を駆動してボールねじ5を回転させながら第1センサ3Aを左右方向(X軸方向)に移動させると共に、該第1センサ3Aからレーザ光Lを発光させる。
そして、例えば曲げ順(1)の場合の金型P1、D1(図7)について、その金
型位置が検出され、該金型位置は、ズレ検出部20Gに送信されて、予め決定された金型レイアウト(図8)と比較され、両者間にズレがある場合には、その旨ロボット動作プログラム補正部24H(図1)に通知され、該ロボット動作プログラム補正部24Hにおいて、ロボット動作プログラムが補正される。
その後、図9のステップ107において、ワークWの位置決めが行われ、ステップ108において、第2センサ3Bによりワーク位置を検出し、ステップ109 において、所定位置か否かが判断され、所定位置の場合には(YES)、ステップ110に進み、所定位置でない場合には(NO)、ステップ112において、ロボット8の位置を修正する。
即ち、前記図9のステップ106において、第1センサ3A(図3〜図4)により検出された金型位置と、予め決定された金型レイアウト(図8)が比較された結果、両者が等しい場合(YES)、又は、両者が等しく無く(NO)、ロボット動作プログラムが補正された場合には、その旨がCPU20A(図1)に通知される。
そして、その通知を受けたCPU20Aは(図1)、今度は、ロボット制御部20
Jを介してロボット8を制御し、該ロボット8のグリッパ8A(図6)にワークWを把持させた後、該ワークWの位置決めを行わせる。
この場合、ワークの位置は、前記加工情報決定部20D(図1)により決定
されているので、CPU20Aは、ロボット制御部20Jに対してその決定結果を参照させ(図8)、この決定結果に従って、ワークWを位置決めさせる。
また、前記図9のステップ111において、ロボット動作プログラムが補正された場合には、そのロボット動作プログラムの内容である前記ワーク位置(図8)も補正されているものとする。
ワークWの位置決めが完了したことを検知したCPU20Aは(図1)、センサ制御部20Fを介して、今度は第2センサ3Bを駆動制御し、同様に、サーボモータM3(図6)を駆動してボールねじ5を回転させながら第2センサ3Bを左右方向(X軸方向)に移動させると共に、該第2センサ3Bからレーザ光L(図5)を発光させる。
そして、例えば曲げ順(1)の場合の金型P1、D1(図7)を使用して曲げ加工を行い、フランジF1を立てるときのワークWの位置が検出され、該ワーク位置は、同様に、ズレ検出部20G(図1)に送信されて、予め決定されたワーク位置(図8)と比較され、両者間にズレがある場合には、その旨ロボット制御部20J(図1)に通知され、これにより、ロボット8の位置が修正される。
その結果、ロボット8(図6)のグリッパ8Aにより把持されたワークWの金型Dに対する位置も修正されるので、該ワークWは、金型Dに対して正確な位置に位置決めされることになる。
(3)曲げ加工動作。
図9のステップ110において、曲げ加工が行われる。
即ち、CPU20Aは(図1)、前記図9のステップ109において、第2センサ3
B(図5〜図6)により検出されたワーク位置と、予め決定されたワーク位置
(図8)が比較された結果、両者が等しい場合(YES)、又は、両者が等しく無く
(NO)、ロボット位置が修正された場合には、その旨が通知される。
そして、その通知を受けたCPU20Aは(図1)、最後に、曲げ加工制御部20Kを介して油圧シリンダ14、15を制御し、例えば上部テーブル12を下降させることにより、ロボット8に把持され且つ正確な位置に位置決めされたワークWに対して、該上部テーブル12に装着されたパンチPと、下部テーブル13に装着されたダイDにより、曲げ加工を施す。
このようにして、曲げ順(1)に関しての動作は終了するが、次には、曲げ順(2)に関して前記(2)と(3)という同じ動作を繰り返し、曲げ順(4)まで(図7、図8)終了した場合には、全ての動作を完了させる(図9のEND)。
本発明は、実際の金型位置とプログラム上の金型位置とのズレを検出し、ズレが生じていたときには、ロボットの動作プログラムを補正することにより、また、ロボットがワークを位置決めする際に、そのワーク位置を確認することにより、いずれの場合も所望の製品ができるようにして、精度が良い高度な曲げ加工を可能にしたロボットによる曲げ加工装置及びその方法に利用され、具体的には、曲げ加工時に上部テーブルが下降する下降式プレスブレーキのみならず、曲げ加工時に下部テーブルが上昇する上昇式プレスブレーキにも適用され、いずれの場合にも、極めて有用である。
本発明の全体図である。 本発明を構成するセンサの全体図である。 図2のうちの第1センサ3Aの詳細図である。 図3の動作説明図である。 図2のうちの第2センサ3Bの詳細図である。 図5の動作説明図である。 本発明による曲げ加工の具体例を示す図である。 本発明を構成する記憶部20Cの内容例を示す図である。 本発明の動作を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1 曲げ加工装置
2、3 筐体
2A、3A 第1センサ
2B、3B 第2センサ
4 スライダ
5 ボールねじ
6 ガイド
8 ロボット
8A グリッパ
9 ベース
12 上部テーブル
13 下部テーブル
14、15 油圧シリンダ
16、17 側板
20 NC装置
20A CPU
20B 入力部
20C 記憶部
20D 加工情報決定部
20E ロボット動作プログラム決定部
20F センサ制御部
20G ズレ検出部
20H ロボット動作プログラム補正部
20J ロボット制御部
20K ラム駆動源制御部
30 パンチホルダ
31 ダイホルダ
D ダイ
P パンチ
W ワーク

Claims (4)

  1. 上部テーブルに装着されたパンチと、下部テーブルに装着されたダイを有し、上部テーブル又は下部テーブルを駆動制御し、ロボットに把持されたワークにパンチとダイにより曲げ加工を施すロボットによる曲げ加工装置において、
    上下テーブルに装着された金型の実際の左右方向の金型位置を検出する第1センサと、ロボットに把持され上下テーブルの間から供給されたワークの金型に対する実際の左右方向のワーク位置を検出する第2センサを有し、予め製品情報に基づいて曲げ順、金型レイアウト、ワーク位置を決定しておき、前記第1センサにより検出された実際の金型位置と、予め決定された金型レイアウトを比較し、両者間にズレがある場合は、ロボット動作プログラムを補正し、前記第2センサにより検出された実際のワーク位置と、予め決定されたワーク位置を比較し、両者間にズレがある場合は、ロボット位置を修正し、修正した位置にあるロボットに把持されたワークに曲げ加工を施すことを特徴とするロボットによる曲げ加工装置。
  2. 上記第1センサと第2センサが、同じ筐体に組み込まれている請求項1記載のロボットによる曲げ加工装置。
  3. 上記請求項1記載の第1センサと第2センサを有するロボットによる曲げ加工装置であって、
    製品情報に基づき、曲げ順、金型レイアウト、ワーク位置を決定する加工情報決定部と、
    上記第1センサにより検出された実際の金型位置と、予め決定された金型レイアウトを比較し、両者間のズレがある場合には、ロボット動作プログラムを補正するロボット動作プログラム補正部と、
    上記第2センサにより検出された実際のワーク位置と、予め決定されたワーク位置を比較し、両者間にズレがある場合は、ロボット位置を修正するロボット制御部と、
    上部テーブル又は下部テーブルを駆動制御し、上記位置が修正されたロ
    ボットに把持されたワークにパンチとダイにより曲げ加工を施す曲げ加工
    制御部を有することを特徴とするロボットによる曲げ加工装置。
  4. 上記請求項1記載の第1センサと第2センサを有するロボットによる曲げ加工装置を使用するロボットによる曲げ加工方法であって、
    (1) 製品情報に基づき、曲げ順、金型レイアウト、ワーク位置を決定した後、
    (2) 上記第1センサにより検出された実際の金型位置と、予め決定された金型レイアウトを比較し、両者間にズレがある場合には、ロボット動作プログラムを補正した後、
    (3) 上記第2センサにより検出された実際のワーク位置と、予め決定されたワーク位置を比較し、両者間にズレがある場合は、ロボット位置を修正し、
    (4) その後、上部テーブル又は下部テーブルを駆動制御し、上記位置が修正されたロボットに把持されたワークにパンチとダイにより曲げ加工を施すことを特徴とするロボットによる曲げ加工方法。
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