JP2009284622A - 電気接続箱の電源分配構造 - Google Patents

電気接続箱の電源分配構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2009284622A
JP2009284622A JP2008132825A JP2008132825A JP2009284622A JP 2009284622 A JP2009284622 A JP 2009284622A JP 2008132825 A JP2008132825 A JP 2008132825A JP 2008132825 A JP2008132825 A JP 2008132825A JP 2009284622 A JP2009284622 A JP 2009284622A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power distribution
terminal
block
main body
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008132825A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5149071B2 (ja
Inventor
Koki Sato
幸喜 佐藤
Yoshinori Ikuta
宜範 生田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP2008132825A priority Critical patent/JP5149071B2/ja
Publication of JP2009284622A publication Critical patent/JP2009284622A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5149071B2 publication Critical patent/JP5149071B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Connection Or Junction Boxes (AREA)

Abstract

【課題】電源分配ユニットに起因する電気接続箱の肥大化や電線接続の工数の増加を解消して、コンパクトで接続作業性等の良好な電気接続箱の電源分配構造を提供する。
【解決手段】縦置きの回路基板33に電気電子部品36を実装し、回路基板から上下に端子37,38を突設して成る電源分配ユニット3と、電源分配ユニットを収容するユニット収容部5と、電気部品29’を装着する接続ブロック部本体6とを隣接して一体に形成して構成され、フレーム31内に装着されるブロック本体1と、ブロック本体内に装着され、ユニット収容部側に位置する板部22と、接続ブロック部本体側に位置する板部23とを一体に有し、各板部に電気部品接続用の端子25,25’を突設して成るバスバー2と、電源分配ユニットの上側の端子37と、ユニット収容部側に位置する板部22の端子25とを相互に接続する電気部品29とを備えた電源分配構造とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、電源分配ユニットをブロック組立体としてフレーム内に装着する電気接続箱の電源分配構造に関するものである。
図8は、従来の電気接続箱の一形態の縦断面を示すものである(特許文献1参照)。
この電気接続箱61は、絶縁樹脂製のフレーム62と、フレーム内に下方から挿入係止される二つのヒューズブロック63,64と、各ヒューズブロック63,64の下部側のコネクタにそれぞれ下方から嵌合接続される相手側コネクタ65,66とを備えたものである。
一方のヒューズブロック63は上部にブレード型のヒューズを接続させるヒューズ装着部(図示せず)を有し、ヒューズは相手側コネクタ65側の電線67に接続される。他方のヒューズブロック64は複数のヒュージブルリンク(図示せず)を収容したもので、ヒュージブルリンクは相手コネクタ66側の電線68に接続される。フレーム62には、各ヒューズブロック63,64を区画する隔壁91が形成されている。
上記以外の電気接続箱としては、例えば特許文献2に記載されたものが挙げられる。
この電気接続箱は、絶縁樹脂製のフレームと、フレーム内に装着される複数のカセットブロックと、各カセットブロックの上部に装着されるリレーやヒューズと、フレームの上下開口に被着される上下の各カバーとを備えたものである。電気接続箱内には例えば自動車のバッテリからの電源が電線回路で供給される。
特開2006−320147号公報(図3) 特開2007−68274号公報(図1〜図2)
図9〜図10は、電気接続箱の他の形態として、フレーム69の内側に電源分配用の電源分配ユニット70と、リレー71やヒューズ72やヒュージブルリンク73を上部に接続する接続ブロック74とを垂直な隔壁75を介して装着する構造の電気接続箱76を示すものである。
電源分配ユニット70はパワーインテグレーションとも呼称され、下部側のコネクタ77が各電線78を介して接続ブロック74のコネクタ79やヒューズ装着部80に接続され、自動車の12Vバッテリからの電源が例えば接続ブロック74のコネクタ81から接続ブロック74に供給されると共に、電線78を経て電源分配ユニット70に供給される。
図11(a)は、電源分配ユニット70の一形態を示すものであり、絶縁樹脂製の横長のケース82と、ケース内に縦置きに配置された回路基板83(図11(b))と、回路基板83に表面実装(接続)された複数のリレー84等の電気電子部品と、回路基板83の上部から上向きに突設されたヒューズ接続用の端子85とコネクタ接続用の端子86と、回路基板83の下部から下向きに突設されたコネクタ接続用の端子87と、ケース82の下部に装着される絶縁樹脂製のコネクタブロック本体88とを備えている。
ケース82の上部にヒューズ装着部89とコネクタハウジング90とが一体に形成されている。図9の如く、コネクタブロック88の一端部のコネクタ77が電線78を介して接続ブロック74のコネクタ79等に接続される。下部のコネクタブロック88から負荷側(図示せず)に電源が供給される。
しかしながら、上記図9〜図11に示す電気接続箱の電源分配構造にあっては、電源分配ユニット70をフレーム69内に挿入係止させるために、フレーム内を矩形状に囲む横長の隔壁75が必要であり、隔壁75やそれに接する電源分配ユニット70のケース82によってフレーム内のスペースが狭まって、接続ブロック74の収容スペースが不足したり、それを避けるためにフレーム69すなわち電気接続箱が肥大化するという問題を生じた。
また、電源分配ユニット70と接続ブロック74とを接続する複数本の電線78によって下カバー内に大きなスペースを必要として、電気接続箱の肥大化を招いたり、電線78付きのコネクタを電源分配ユニット70と接続ブロック74とに接続するのに多くの工数を必要とするといった問題を生じた。
本発明は、上記した点に鑑み、電源分配ユニットを用いることによる電気接続箱の肥大化や電線接続の工数の増加を解消して、コンパクトで接続作業性等の良好な電気接続箱の電源分配構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係る電気接続箱の電源分配構造は、縦置きの回路基板に電気電子部品を実装し、該回路基板から上下に端子を突設して成る電源分配ユニットと、該電源分配ユニットを収容するユニット収容部と、電気部品を装着する接続ブロック部本体とを隣接して一体に形成して構成され、フレーム内に装着されるブロック本体と、該ブロック本体内に装着され、該ユニット収容部側に位置する板部と、該接続ブロック部本体側に位置する板部とを一体に有し、各板部に電気部品接続用の端子を突設して成るバスバーと、該電源分配ユニットの上側の前記端子と、該ユニット収容部側に位置する該板部の端子とを相互に接続する電気部品と、を備えたことを特徴とする。
上記構成により、電源分配ユニットと、電気部品を装着した接続ブロック部とがブロック本体内のバスバーと電気部品とで接続されて一体化し、ブロック組立体が構成される。ブロック本体が電源分配ユニットのケースの作用をして、回路基板や電気電子部品を保護する。ブロック組立体(電気部品は未装着でもよい)がフレーム内に装着されることで、フレーム内に電源分配ユニットと接続ブロック部とが同時に組み付けられ、且つ従来別々にフレーム内に組み付けた電源分配ユニットと接続ブロックとを仕切る隔壁がフレーム内に不要となる。回路基板の下側の端子は主に負荷側に電源を供給する。
請求項2に係る電気接続箱の電源分配構造は、請求項1記載の電気接続箱の電源分配構造において、前記電源分配ユニットの下側の前記端子がコネクタブロック本体内に配置され、該コネクタブロック本体が前記ユニット収容部の下部に装着されることを特徴とする。
上記構成により、電源分配ユニットの下側の各端子がコネクタブロック本体内に収容されてコネクタブロックが構成され、コネクタブロックがユニット収容部に組み付けられる。コネクタブロックのコネクタハウジングに負荷側の電線回路がコネクタ接続される。電源分配ユニットとコネクタブロック本体とは下側の端子とコネクタブロック本体とで位置決め固定してもよいし、回路基板とコネクタブロック本体とで固定してもよい。コネクタブロックはユニット収容部に係止される。
請求項3に係る電気接続箱の電源分配構造は、請求項1又は2記載の電気接続箱の電源分配構造において、前記回路基板の上下に水平な壁部が設けられ、前記上下の端子が該上下の壁部を貫通して配置され、該上下の壁部の間に前記電気電子部品が配置されたことを特徴とする。
上記構成により、上下の壁部で上下の各端子が位置決め固定され、上下の壁部の間でリレーや抵抗等の電気電子部品が外部との干渉等から保護される。上下の端子はL字状に屈曲されて回路基板に接続される。上下の壁部の端子挿入孔に各端子を挿入してもよく、上下の壁部に各端子をインサート成形で固定してもよい。
請求項4に係る電気接続箱の電源分配構造は、請求項3記載の電気接続箱の電源分配構造において、前記上下の壁部を貫通してスルー接続用の垂直なバスバー端子が配置されたことを特徴とする。
上記構成により、バスバー端子の上側の端子部が回路基板側の上側の端子と共に電気部品で相互接続される。バスバー端子の下側の端子部はコネクタブロック本体内に配置される。回路基板がバスバー端子を介して負荷側に接続される。バスバー端子を電気電子部品の前に配置し、回路基板を電気電子部品の後に配置すれば、バスバー端子で電気電子部品を外部との干渉から保護することができる。
請求項5に係る電気接続箱の電源分配構造は、請求項1〜4の何れかに記載の電気接続箱の電源分配構造において、前記電気部品がヒューズであることを特徴とする。
上記構成により、電源分配ユニットの回路基板側の端子とバスバーの端子とがヒューズを介して相互に接続され、例えば接続ブロック部側のバスバー板部から入力された電源がヒューズで過電流阻止されつつ電源分配ユニットに安全に供給される。
請求項6に係る電気接続箱の電源分配構造は、請求項1〜5の何れかに記載の電気接続箱の電源分配構造において、前記接続ブロック部本体側に位置する板部に電源入力用の端子が設けられたことを特徴とする。
上記構成により、バスバーの板部の端子に電源が入力されて接続ブロック部側から電源分配ユニットの上側の端子に電源が供給され、下側の端子から負荷側に電源が供給される。
請求項1記載の発明によれば、電源分配ユニットと接続ブロック部とがブロック本体で一体化されたことで、フレーム内に電源分配ユニットと接続ブロック部とを仕切る従来の隔壁が不要となり、また、ブロック本体が電源分配ユニットのケースの作用をして、従来のケースが不要となり、隔壁やケースに起因するフレームの肥大化が解消され、電気接続箱がコンパクト化される。また、電源分配ユニットと接続ブロック部とがブロック本体で一体化されて同時にフレーム内に組み付けられることで、電気接続箱の組立作業性が向上する。また、従来、電源分配ユニットと接続ブロックとをコネクタ接続していた電線がバスバーに代わったことで、この電線を収容するべくフレームに装着されるカバーが省スペース化され、電気接続箱がコンパクト化されると共に、面倒なコネクタ接続作業が廃止されて電気接続箱の組立作業性が向上する。
請求項2記載の発明によれば、電源分配ユニットとコネクタブロックとを一体化してブロック本体のユニット収容部に組み付けることで、電気接続箱の組立作業性が向上する。
請求項3記載の発明によれば、回路基板と上下の壁部と、上下の壁部間の電気電子部品と、上下の壁部から突出した上下の端子とで、省スペースでコンパクトな電源分配ユニットが構成される。
請求項4記載の発明によれば、バスバー端子の上側の端子部を電気部品を介して回路基板の上側の端子に接続し、バスバー端子の下側の端子部を負荷側に接続することで、多様な回路仕様に対応することができる。
請求項5記載の発明によれば、ブロック本体のユニット収容部にヒューズを装着することで、電源分配ユニットと接続ブロック部とを容易に且つ省スペースで確実に接続させることができる。
請求項6記載の発明によれば、バスバーを介して接続ブロック部側から電源分配ユニット側に省スペースで確実に電源を供給することができる。
図1〜図7は、本発明に係る電気接続箱の電源分配構造の一実施形態を示すものである。
図1〜図2(図2は図1とは前後反対に示している)の如く、この電源分配構造は、絶縁樹脂製のブロック本体1(図1)と、ブロック本体1内に下方から挿着される導電金属製のバスバー2と、既存のケース(図11(b))を用いずに、ブロック本体1内に下方から挿着される電源分配ユニット3と、電源分配ユニット3の下側でブロック本体1の下部に装着される絶縁樹脂製のコネクタブロック本体4(図2)とを備えたものである。
ブロック本体1(図1)は、電源分配ユニット3を収容する前半のユニット収容部5と、複数のヒューズを上部に装着する後半のヒューズブロック部本体(接続ブロック部本体)6とを一体に有している。接続ブロック部本体6は上部にヒューズ装着部46を有し、ヒューズ装着部46にヒューズを装着し、接続ブロック部本体6内に電線付きのヒューズ接続用端子等を収容することで、接続ブロック部となる。接続ブロック部(符号6で代用する)が既存の接続ブロック(図9)に対応し、電源分配ユニット3と接続ブロック部6とがブロック本体1によって一体化される。
ユニット収容部5の上部にもヒューズ装着部7が形成されている。前半の一端側にはヒュージブルリンク装着部8が一体に形成されている。ブロック本体1は下端側に下部開口9(図4)を有し、下部開口9がユニット収容部5や接続ブロック部本体6の各内部空間に連通している。
ユニット収容部5は少なくとも垂直な前側の壁部40aと左右の壁部40b,40cとを有し、接続ブロック部本体6は少なくとも垂直な後側の壁部41aと左右の壁部41b,41cとを有し、ユニット収容部5の後側と接続ブロック部本体6の前側とは一体化されて続いている。
ブロック本体1の内面側には、バスバー2の係止孔(係止手段)10に係合する可撓性の係合爪(図示しない係止手段)が設けられている。ユニット収容部5の下端側にコネクタブロック4側の係止突起(係止手段)11を係合させる係合孔(係止手段)12が設けられている。
ブロック本体1の外壁面には、図3の絶縁樹脂製のフレーム13(図3)の内壁面側の縦方向の各一対のガイド溝(ガイド手段)14に係合する各一対のレール(ガイド手段)15と、ガイド溝15間の係合突起(係止手段)16に係合する可撓性の係止アーム(係止手段)17とが設けられている。
ブロック本体1にバスバー2と電源分配ユニット3を装着して図3のブロック組立体(バッテリブロックアセンブリとも呼称される)1’が構成される。図3において、ブロック組立体1’は前後反転した状態でフレーム31の後半のブロック組立体収容部19に下方から挿着される。フレーム31の前半の収容部18には後述(図7)の他のブロック組立体(オルタネータブロックアセンブリ)21が挿着される。
フレーム31は前後左右の枠状の垂直な外壁49,50と、前後の外壁49の間に設けられた垂直な隔壁20と、隔壁20の前後の収容空間18,19と、外壁50に設けられたブラケット51とを少なくとも備えており、上部と下部に開口を有して各収容空間18,19は上下に貫通している。フレーム31の前壁49の垂下板52は下カバーのスロットとの間でハーネス導出口(図示せず)を構成する。
フレーム31の中央には隔壁20が設けられているが、この隔壁20は両ブロック組立体1’,21を区画するものであり、本発明の要旨は、電源分配ユニット3と接続ブロック部6とを一体化したブロック組立体1’を、フレーム31の後半の収容空間19内の隔壁(図9)を不要として省スペースで収容することにある。
図1,図2の如く、バスバー2は、略コの字状に屈曲して平行に対向する前後の長短の各板部22,23と、両板部22,23を連結する幅狭な連結板24と、各板部22,23の上端から上向きに且つ横方向に並列に突出形成されたヒューズ接続用の複数の挟持端子25,25’と、一方の短い板部22の一端側の上部に突設されたヒュージブルリンク接続用のタブ端子26と、他方の長い板部23の他端側の下部に突設された電源入力用の幅広のタブ端子27と、連結板24と長い板部23との上端に突設された位置決め用のタブ部とを有するものである。
各挟持端子25は左右一対の挟持片25aで成り、ヒューズ29(図5)のタブ端子29aを弾性的に挟持接続する。図2の長い板部23の外側の膨出部23aは係止孔10へのブロック本体1の係合爪(図示せず)の係止代を確保する。タブ端子27はブロック本体1の接続ブロック部本体6の下側のコネクタハウジング55内に収容される。
図4(下面図)の如く、バスバー2は下方からブロック本体1の断面略コの字状の縦溝30に沿ってブロック本体1内に挿着され、バスバー2の短い板部22がユニット収容部5の後端側に挿入配置され、長い板部23が接続ブロック部本体6の前端側に挿入配置される。連結部24はブロック本体1の一側方に位置し、下向きのタブ端子27は接続ブロック部本体6の他側方のコネクタ32内に位置する。コネクタ32にバッテリからの電源が入力される。
図1,図2の如く、電源分配ユニット3は、垂直な回路基板33と、回路基板33の上下に固定された水平な上壁34と下壁35と、上下の壁部34,35の間で回路基板33に並列に表面実装された複数のリレー36と、上壁34とリレー36の上面との間で回路基板33から上向きにL字状に突設されたヒューズ接続用の挟持端子(上側端子)37と、下壁35とリレー36の下面との間で回路基板33の左半側(図2で右半側)から下向きに突設されたコネクタ接続用のタブ端子(下側端子)38と、回路基板33の右半側のリレー36に対向して回路基板33と平行に上壁34と下壁35とを貫通して配置されたスルー接続用の少数の長いバスバー端子39とを備えて構成されている。
挟持端子(上側端子)37はタブ状の水平部37aとそれに続く回路基板接続用のピン部37bと垂直部37cとを有し、垂直部37cに一対の挟持片37dが形成されて成る。タブ端子(下側端子)38は水平部38aと垂直部38cとを有し、水平部38aに回路基板接続用のピン部38bが形成されて成る。各端子37,38の垂直部37c,38cは上下の水平な壁部34,35の挿入孔に挿入されてもよく、各壁部34,35にインサート成形で固定されてもよい。
バスバー端子39は上側のヒューズ接続用の挟持端子(上側端子)37’と、下側のコネクタ接続用のタブ端子38’とを有し、挟持端子37’は前側(図2で後側)の挟持端子37に対向し、タブ端子38’は左半側のタブ端子38と同一な垂直面上に並列に位置している。上下の各端子37’,38’は上下の水平な壁部34,35の挿入孔に挿入されてもよく、上下の壁部34,35にインサート成形で固定されてもよい。なお、明細書で前後左右の方向性は説明の便宜上のものである。
回路基板33は絶縁基板33aの前面側に所要形状のプリント回路(図示せず)を有し、絶縁基板33aの厚み方向中間にメタルコア回路(図示せず)を有している。回路形態は適宜設定可能である。これらの回路にリレー36のタブ状ないしピン状の端子36aと上下の端子37,38の基端側のピン部37b,38bとが絶縁基板33aのスルーホールを貫通してハンダ接続されている。リレー36は一例として20A程度の車両走行系のものである。リレー36の他に電気電子部品として抵抗等を回路基板33に実装することも可能である。回路基板33の種類を変えることで車両のグレード等に容易に対応することができる。
コネクタブロック本体4(図2)は、水平な底壁42と、底壁42の前後端で上向きに突出した鍔壁43と、底壁42から下向きに一体に突出形成されたコネクタハウジング44とを備え、底壁42に電源分配ユニット3の下側のタブ端子38,38’を挿入するスリット孔45が設けられ、スリット孔45はコネクタハウジング44内のコネクタ嵌合室に連通し、鍔壁43にブロック本体1(図1)の係合孔12に係合する係止突起11が設けられ、前後の鍔壁43の間に電源分配ユニット3の下壁35が底壁42との間に隙間を存して位置する(図5参照)。電源分配ユニット3の下側のタブ端子38,38’とコネクタブロック本体4とでコネクタブロック4’(図1)が構成される。
図4の如く、バスバー2と電源分配ユニット3をブロック本体1内に挿着した状態で、図1のバスバー2の短い板部22の五本の挟持端子25がブロック本体1のユニット収容部5の上部のヒューズ装着部7において電源分配ユニット3の一列目(前側)の左半側の五本の挟持端子37に対向し、図5の如くブレード型のヒューズ29を介してバスバー2の各挟持端子25と電源分配ユニット3の各挟持端子37とが相互に接続される。図4において、符号3は電源分配ユニット、36はリレー、33は回路基板、38,38’は下向きのタブ端子、36a,38bは各端子の回路接続部をそれぞれ示す。
図5はバスバー2と電源分配ユニット3の接続状態を説明的に示すものであり、バスバー2の短い板部22の各挟持端子25と電源分配ユニット3の前側の上向きの各挟持端子37とがヒューズ29を介して相互に接続されている。ヒューズ29は矩形状の絶縁樹脂部29bの内側に可溶部(図示せず)を有し、可溶部に続く前後一対のタブ端子29aを両側に有している。
電源分配ユニット3の下向きのタブ端子38はコネクタブロック本体4のコネクタハウジング44内に突出して、コネクタ(符号44で代用)を含むコネクタブロック4’を構成する。回路基板33はコネクタブロック本体4の前側の鍔壁43の内面に沿って位置する。図2の電源分配ユニット3の長いバスバー端子39の上側の挟持端子37’は電源分配ユニット3の対向する挟持端子37にヒューズ29を介して接続され、バスバー端子39の下側のタブ端子38’はコネクタブロック4内に位置する。
図5の組付状態は実際には図6のようになる。すなわち、電源分配ユニット3とバスバー2とがブロック本体1内に収容された状態で、ブロック本体1のユニット収容部5の上側のヒューズ装着部7に各ヒューズ29が装着されることで、接続ブロック部6と電源分配ユニット3とが接続されて、バッテリの電源がバスバー2を介して接続ブロック部6と電源分配ユニット3とに供給される。
バスバー2の長い板部23は接続ブロック部本体6側に位置し、接続ブロック部本体6の上側のヒューズ装着部46のヒューズ(図示せず)を介してヒューズ装着部46の下側の電線付き端子(図示せず)が長い板部23の挟持端子25’に接続され、電線(回路)で車両の各負荷に給電が行われる。前記コネクタブロック4からも車両の各負荷に給電が行われる。図4の如く、接続ブロック部本体6のヒューズ装着部46の下側には電線付き端子の収容室46aが形成されている。電線付き端子に代えてバスバー(図示しない回路)を用いることも可能である。図6の如く電線付き端子は収容室46a内の可撓性の係止ランス47で係止される。
図7は、図6のブロック組立体1’を図3のフレーム31内に組み付けた状態を他の形態を用いて示すものである。ブロック組立体1’やフレーム31の形状は上記実施形態とは少し異なっているが、基本構造は同じであるので、上記実施形態と同様の作用部分には同じ符号を付して説明を省略する。図7のフレーム31は既存(図9)のフレームの外形に対応している。
フレーム31の後半の収容室19にブロック組立体1’が収容され、ガイド手段15と係止手段17で固定されている。ブロック組立体1’の後半のユニット収容部5と前半の接続ブロック部本体6とが一体化されているので、後半の収容室19に既存の隔壁(図9)は存在しない。それによって、フレーム31がコンパクト化されている。
ブロック組立体1’はバッテリブロックアセンブリであり、フレーム31の前半の収容室18には他のブロック組立体21としてのオルタネータブロックアセンブリが収容されている。前後の収容室18,19は他のブロック組立体21の組付性を高めるために隔壁20で区画されているが、後半の収容室19の隔壁(図9)を排除したことで、フレーム31全体すなわち電気接続箱48のコンパクト化がなされている。他のブロック組立体21を用いない場合は後半の収容室19のみで隔壁20のないフレームを構成することができる。
フレーム31の上下に各カバー(図示せず)が被着されて電気接続箱48が構成される。電気接続箱48はフレーム31のブラケット51(図3)で車両ボディ等に固定される。図7で、符号53はヒュージブルリンク、54はリレー、29は電源分配ユニット3側のヒューズ、29’は接続ブロック部6側のヒューズをそれぞれ示す。
なお、上記実施形態においては、バスバー2と電源分配ユニット3とをヒューズ29で接続したが、電気部品としてヒューズ29に代えてジョイント端子やショート端子やヒュージブルリンク等(図示せす)を用いることも可能である。ヒューズ29を用いることで、バスバー2すなわち接続ブロック部6と電源分配ユニット3との間の過電流が防止される。
また、上記実施形態においては、接続ブロック部6側でバスバー2の長い板部23の端子25’にヒューズ29’を接続したが、電気部品としてヒューズ29’に代えて、あるいはヒューズ29’と共にリレー等(図示せず)を接続することも可能である。この場合、接続ブロック部本体6の上部にリレー装着部(図示せず)が形成され、バスバー2の板部23にリレー接続用のタブ端子等が突設される。
また、上記実施形態においては、電源分配ユニット3と接続ブロック部6とを近接して並列に配置したが、フレーム31内の他の接続ブロック21の配置等によっては、例えば電源分配ユニット3と接続ブロック部6とを隣接して略L字状に配列することも可能である。この場合、バスバー2は略コの字(略U字)ではなく略L字に屈曲形成される。
また、上記実施形態の構成は、電気接続箱の電源分配構造として以外に、電気接続箱のユニット組付構造やブロック組付構造、あるいは電気接続箱自体としても有効なものである。
本発明に係る電気接続箱の電源分配構造の一実施形態の要部を示す分解斜視図である。 同じく電源分配構造を図1とは前後反対方向から見た状態の分解斜視図である。 ブロック組立体をフレームに組み付ける状態を示す分解斜視図である。 ブロック組立体を下面側から見た平面図である。 電源分配ユニットとバスバーとの接続状態を示す要部斜視図である。 電源分配ユニットとバスバーをフレームに収容したブロック組立体を示す要部斜視図である。 ブロック組立体をフレームに収容した状態の他の形態を示す平面図である。 従来の電気接続箱の一形態(ブロック組付構造)を示す縦断面図である。 既存の電気接続箱の他の形態(電源分配構造)を示す下方視斜視図である。 同じく電源分配構造を示す上方視平面図である。 (a)は既存の電源分配ユニットを示す斜視図、(b)は同じく内部構造を示す斜視図である。
符号の説明
1 ブロック本体
2 バスバー
3 電源分配ユニット
4 コネクタブロック本体
5 ユニット収容部
6 接続ブロック部本体
22,23 板部
25,25’ 挟持端子(電気部品接続用の端子)
27 タブ端子(電源入力用の端子)
29 ヒューズ(電気部品)
29’ ヒューズ(電気部品)
31 フレーム
33 回路基板
34,35 上下の壁部
36 リレー(電気電子部品)
37 挟持端子(上側の端子)
38 タブ端子(下側の端子)
39 バスバー端子
48 電気接続箱

Claims (6)

  1. 縦置きの回路基板に電気電子部品を実装し、該回路基板から上下に端子を突設して成る電源分配ユニットと、
    該電源分配ユニットを収容するユニット収容部と、電気部品を装着する接続ブロック部本体とを隣接して一体に形成して構成され、フレーム内に装着されるブロック本体と、
    該ブロック本体内に装着され、該ユニット収容部側に位置する板部と、該接続ブロック部本体側に位置する板部とを一体に有し、各板部に電気部品接続用の端子を突設して成るバスバーと、
    該電源分配ユニットの上側の前記端子と、該ユニット収容部側に位置する該板部の端子とを相互に接続する電気部品と、を備えたことを特徴とする電気接続箱の電源分配構造。
  2. 前記電源分配ユニットの下側の前記端子がコネクタブロック本体内に配置され、該コネクタブロック本体が前記ユニット収容部の下部に装着されることを特徴とする請求項1記載の電気接続箱の電源分配構造。
  3. 前記回路基板の上下に水平な壁部が設けられ、前記上下の端子が該上下の壁部を貫通して配置され、該上下の壁部の間に前記電気電子部品が配置されたことを特徴とする請求項1又は2記載の電気接続箱の電源分配構造。
  4. 前記上下の壁部を貫通してスルー接続用の垂直なバスバー端子が配置されたことを特徴とする請求項3記載の電気接続箱の電源分配構造。
  5. 前記電気部品がヒューズであることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の電気接続箱の電源分配構造。
  6. 前記接続ブロック部本体側に位置する板部に電源入力用の端子が設けられたことを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の電気接続箱の電源分配構造。
JP2008132825A 2008-05-21 2008-05-21 電気接続箱の電源分配構造 Active JP5149071B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008132825A JP5149071B2 (ja) 2008-05-21 2008-05-21 電気接続箱の電源分配構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008132825A JP5149071B2 (ja) 2008-05-21 2008-05-21 電気接続箱の電源分配構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009284622A true JP2009284622A (ja) 2009-12-03
JP5149071B2 JP5149071B2 (ja) 2013-02-20

Family

ID=41454473

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008132825A Active JP5149071B2 (ja) 2008-05-21 2008-05-21 電気接続箱の電源分配構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5149071B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011102468A1 (ja) * 2010-02-19 2011-08-25 古河電気工業株式会社 車載電気接続箱、及びこれに用いられる回路材、回路ユニット
JP2013223367A (ja) * 2012-04-18 2013-10-28 Yazaki Corp 電気接続箱
CN103579969A (zh) * 2012-08-10 2014-02-12 矢崎总业株式会社 电接线盒
US9937798B2 (en) 2015-09-14 2018-04-10 Sumitomo Wiring Systems, Ltd. Wrap around bus bar for vehicle power distribution device
KR20190081785A (ko) * 2017-12-29 2019-07-09 주식회사 유라코퍼레이션 고정구조가 구비된 정션블록
CN111918492A (zh) * 2019-05-10 2020-11-10 矢崎总业株式会社 电气连接箱

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005185032A (ja) * 2003-12-22 2005-07-07 Yazaki Corp 電気接続箱
JP4438004B2 (ja) * 2005-01-05 2010-03-24 株式会社オートネットワーク技術研究所 回路構成体

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005185032A (ja) * 2003-12-22 2005-07-07 Yazaki Corp 電気接続箱
JP4438004B2 (ja) * 2005-01-05 2010-03-24 株式会社オートネットワーク技術研究所 回路構成体

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011102468A1 (ja) * 2010-02-19 2011-08-25 古河電気工業株式会社 車載電気接続箱、及びこれに用いられる回路材、回路ユニット
JP2011172392A (ja) * 2010-02-19 2011-09-01 Furukawa Electric Co Ltd:The 車載電気接続箱、及びこれに用いられる回路材、回路ユニット
JP2013223367A (ja) * 2012-04-18 2013-10-28 Yazaki Corp 電気接続箱
CN103579969A (zh) * 2012-08-10 2014-02-12 矢崎总业株式会社 电接线盒
US9937798B2 (en) 2015-09-14 2018-04-10 Sumitomo Wiring Systems, Ltd. Wrap around bus bar for vehicle power distribution device
KR20190081785A (ko) * 2017-12-29 2019-07-09 주식회사 유라코퍼레이션 고정구조가 구비된 정션블록
KR102029362B1 (ko) 2017-12-29 2019-10-07 주식회사 유라코퍼레이션 고정구조가 구비된 정션블록
CN111918492A (zh) * 2019-05-10 2020-11-10 矢崎总业株式会社 电气连接箱

Also Published As

Publication number Publication date
JP5149071B2 (ja) 2013-02-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4181028B2 (ja) 電気接続箱
JP5179854B2 (ja) 板状端子の組付構造
JP4821567B2 (ja) ヒューズ収容部付きプリント基板および自動車用電気接続箱
JP5149071B2 (ja) 電気接続箱の電源分配構造
JP2003009347A (ja) 電気接続箱
JP2006256448A (ja) 自動車用コネクタ組立体
JP2004080918A (ja) 電気接続箱および該電気接続箱の組立方法
JP2014003852A (ja) 電気接続箱
JP2009171763A (ja) 電気接続箱
JPH09140029A (ja) 電気接続箱
JP5156499B2 (ja) 電気接続箱
JP2019153572A (ja) バスバ保持構造、電気接続箱、及び、ワイヤハーネス
KR20120018843A (ko) 자동차용 정션박스
JP2006049180A (ja) コネクタ構造
JP7410094B2 (ja) 電気接続箱
JP5088946B2 (ja) ジャンクションボックス
JP3210594B2 (ja) 電気接続箱
JP4184944B2 (ja) 電気接続箱
JP2005185036A (ja) バスバー構造とそれを備えた電気接続箱及びバスバーの形成方法
JP3085207B2 (ja) 電気接続箱
JP2000083313A (ja) 電気接続箱
JP2023034221A (ja) 電気接続箱
JPH11329641A (ja) 中継コネクタおよび該中継コネクタを備えた電気接続箱
JP2024047353A (ja) 電力供給システム
JP2000069648A (ja) ジョイントコネクタ付電気接続箱におけるジョイント吸収用バスバーの固定構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110329

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120913

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121106

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121129

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5149071

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151207

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250