JP2009284163A - パケット通信システム、該パケット通信システムに用いられるパケット連送方法及びパケット連送プログラム - Google Patents

パケット通信システム、該パケット通信システムに用いられるパケット連送方法及びパケット連送プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】品質の不安定な通信回線上でも、データを確実かつ効率的に送受信することが可能なパケット通信システムを提供する。
【解決手段】パケット送信装置1により、設定された送信回数だけ同一の送信パケットが通信回線へ連続して送出されると共に、当該送信パケットの最終回の送出終了時からパケット受信装置2により送出される確認応答パケットの受信が監視され、所定の待ち時間を超えて同確認応答パケットが受信されないとき(タイムアウト)、当該送信パケットに後続する送信パケットの送信回数が、設定された最大連送回数を上限値としてインクリメントされる。また、上記待ち時間を超えて確認応答パケットが受信されないとき(タイムアウト)、上記送信回数が、設定された最大再送回数を上限値として漸次増加されて当該送信パケットが再送される。
【選択図】図6

Description

この発明は、パケット通信システム、該パケット通信システムに用いられるパケット連送方法及びパケット連送プログラムに係り、特に、品質の不安定な通信回線を介して送信用データをパケットとして送信する場合に用いて好適なパケット通信システム、該パケット通信システムに用いられるパケット連送方法及びパケット連送プログラムに関する。
データをパケット化して送受信するパケット通信システムでは、パケットがパケット受信装置に到達したとき、同パケット受信装置から確認応答パケットがパケット送信装置へ返送されることにより、パケットが到達したことが通知される。パケット送信装置では、確認応答パケットが監視され、一定時間、同確認応答パケットが届かない場合に、同パケット送信装置から同一のパケットが再送される。これにより、回線品質が不安定でもデータの送受信が確実に行われ、パケットの欠損が防止される。しかしながら、パケット送信装置にて確認応答パケットが監視されている間は、回線上にパケットが出力されないため、回線利用効率が低下するという問題点がある。この場合、最初から同一パケットを複数回連続して送信(連送)することにより、回線利用効率を高めることが可能となる。ところが、この連送方法を採用した場合、回線品質が安定してパケット欠損率が少ない状態でもパケット連送が行われるため、必要以上に同一パケットが回線上に流れ、回線利用効率が低下するという問題点がある。このため、連送回数を適切に調整する必要がある。
この種の関連する技術としては、たとえば、特許文献1に記載された送信制御装置がある。
この送信制御装置では、送信パケットがブロック化手段により複数のブロックに分割され、ブロック化された送信データはデータ送信手段により送信される。再送制御手段により、データ送信に誤りが検出された場合、この誤りが検出されたブロックデータのみが連送されて再送される。この再送制御手段では、再送する度に送信するブロックデータの連送数を増やしていく。
また、特許文献2に記載された無線機では、受信電波が受信機により復調されると共に電界強度が測定される。ヘッダ解析・電文再構成装置では、復調信号のヘッダ内容を基に、受信データが作成されて出力され、また、送信元のIDが抽出され、これがパケットサイズ・連送回数記憶装置に格納される。サンプル・解析装置では、受信機から入力される受信電界強度を基に、送信元に送信するパケットの適切なサイズと連送回数とが決定され、これらがパケットサイズ・連送回数記憶装置に格納される。送信信号作成装置では、送信データが入力されると、パケットサイズ・連送回数記憶装置に記憶されているパケットサイズと連送回数とを参照して連送電文が構成され、送信機及びアンテナを介して送出される。
また、特許文献3に記載されたパケット再送システムでは、データ送信部からウィンドウサイズ分の複数の送信パケットが連続的に送信され、データ受信部で受信される。データ受信部では、受信されたパケットから異常受信によるパケット抜けが検知された場合、ウィンドウサイズ分のパケット受信時又は予め定めた確認応答返信待ちタイマのタイムアウト時にデータ送信部に返信する1つの確認応答の中に、パケット抜けが発生したパケット以前の正常受信した送信パケットの個数と、パケット抜けが発生した送信パケットの通番以降の送信パケットそれぞれに関する正常受信/異常受信の情報とを含ませて返送する。データ送信部では、異常受信となった通番の送信パケットのみが、再送パケットとして再送される。
特開平11−32077号公報(請求項2、請求項3) 特開2001−197144号公報(要約書、図1) 特開2007−53588号公報(要約書、図3)
しかしながら、上記各文献に含まれる技術では、次のような問題点があった。
すなわち、特許文献1に記載された送信制御装置では、再送が行われる場合のみ連送が行われるため、再送するまでに一定の時間がかかり、回線を利用していない時間が発生する。このため、回線の利用効率が低いという問題点がある。また、連送回数は、パケットが再送されるタイミングで増やされるのみであり、次に別のパケットが送信される場合には引き継がれないため、回線品質状態によって増減するものではない。また、連送回数を減らす操作は、行われない。
特許文献2に記載された無線機では、受信電界強度に基づいて、パケットサイズとパケット連送回数が決定されるが、待ち時間が設定されて確認応答パケットの受信が監視されるものではないので、この発明とは構成が異なる。
特許文献3に記載されたパケット再送システムでは、データ送信部により、異常受信となった通番の送信パケットが再送パケットとして再送されるので、この発明とは構成が異なる。
この発明は、上述の事情に鑑みてなされたもので、品質の不安定な通信回線上でも、データを確実かつ効率的に送受信するパケット通信システム、該パケット通信システムに用いられるパケット連送方法及びパケット連送プログラムを提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、この発明の第1の構成は、送信用データを送信パケットとして通信回線へ送出するパケット送信装置と、前記通信回線を介して前記送信パケットを受信したとき、該送信パケットの受信を確認したことを示す確認応答パケットを前記通信回線を介して前記パケット送信装置へ送信するパケット受信装置とを有するパケット通信システムに係り、前記パケット送信装置は、設定された送信回数だけ同一の前記送信パケットを前記通信回線へ連続して送出すると共に、当該送信パケットの最終回の送出終了時から前記確認応答パケットの受信を監視し、所定の待ち時間を超えて該確認応答パケットが受信されないとき、前記送信回数を、設定された最大連送回数を上限値として漸次増加させる送信回数制御手段が設けられていることを特徴としている。また、前記送信回数制御手段は、前記待ち時間以内に前記確認応答パケットが受信されたとき、前記送信回数を、設定された最小連送回数を下限値として漸次減少させる構成とされていることを特徴としている。
この発明の第2の構成は、送信用データを送信パケットとして通信回線へ送出するパケット送信装置と、前記通信回線を介して前記送信パケットを受信したとき、該送信パケットの受信を確認したことを示す確認応答パケットを前記通信回線を介して前記パケット送信装置へ送信するパケット受信装置とを有するパケット通信システムに用いられるパケット連送方法に係り、前記パケット送信装置が、設定された送信回数だけ同一の前記送信パケットを前記通信回線へ連続して送出すると共に、当該送信パケットの最終回の送出終了時から前記確認応答パケットの受信を監視し、所定の待ち時間を超えて該確認応答パケットが受信されないとき、前記送信回数を、設定された最大連送回数を上限値として漸次増加させることを特徴としている。また、前記待ち時間以内に前記確認応答パケットが受信されたとき、前記送信回数を、設定された最小連送回数を下限値として漸次減少させることを特徴としている。
この発明の構成によれば、パケット送信装置により、設定された送信回数だけ同一の送信パケットが通信回線へ連続して送出されると共に、当該送信パケットの最終回の送出終了時からパケット受信装置により送出される確認応答パケットの受信が監視され、所定の待ち時間を超えて同確認応答パケットが受信されないとき、当該送信パケットに後続する送信パケットの送信回数が、設定された最大連送回数を上限値としてインクリメントされるので、パケットの連送回数が固定されている場合と比較して、パケットの到達確率を向上させることができる。また、上記待ち時間以内に確認応答パケットが受信されたとき、当該送信パケットに後続する送信パケットの送信回数が、設定された最小連送回数を下限値としてデクリメントされるので、パケットの連送回数が固定されている場合と比較して、通信回線の利用効率を向上させることができる。
上記パケット送信装置は、設定された送信回数だけ同一の上記送信パケットを上記通信回線へ連続して送出すると共に、当該送信パケットの最終回の送出終了時から上記確認応答パケットの受信を監視し、所定の待ち時間を超えて該確認応答パケットが受信されないとき、当該送信パケットに後続する送信パケットの上記送信回数を、設定された最大連送回数を上限値として漸次増加させる送信回数制御手段が設けられ、また、同送信回数制御手段は、上記待ち時間以内に上記確認応答パケットが受信されたとき、当該送信パケットに後続する送信パケットの上記送信回数を、設定された最小連送回数を下限値として漸次減少させる構成とされているパケット通信システムを提供する。
また、この発明では、上記送信回数制御手段は、当該送信パケットの最終回の送出終了時から上記確認応答パケットの受信を監視する確認応答パケット受信監視手段と、設定された送信回数だけ同一の上記送信パケットを上記通信回線へ連続して送出し、所定の待ち時間を超えて上記確認応答パケットが受信されないとき、当該送信パケットに後続する送信パケットの上記送信回数を、設定された最大連送回数を上限値として漸次増加させる一方、上記待ち時間以内に上記確認応答パケットが受信されたとき、当該送信パケットに後続する送信パケットの上記送信回数を、設定された最小連送回数を下限値として漸次減少させるパケット送信制御手段とから構成されている。
また、この発明では、上記パケット送信制御手段は、上記待ち時間を超えて上記確認応答パケットが受信されないとき、上記送信回数を、設定された最大再送回数を上限値として漸次増加させて当該送信パケットを再送する構成とされている。
図1は、この発明の第1の実施例であるパケット通信システムの要部の電気的構成を示すブロック図である。
この例のパケット通信システムは、同図に示すように、パケット送信装置1と、パケット受信装置2とから構成されている。パケット送信装置1は、同パケット送信装置1全体を制御するコンピュータとしてのCPU(中央処理装置)1a及び同CPU1aを動作させるためのパケット連送プログラムが記録されたROM(リード・オンリ・メモリ)1bを有し、送信用データを送信パケットとして通信回線NWへ送出する。パケット受信装置2は、通信回線NWを介して送信パケットを受信したとき、同送信パケットの受信を確認したことを示す確認応答パケットを同通信回線NWを介してパケット送信装置1へ送信する。
パケット送信装置1は、特に、この実施例では、パケット作成部11と、パケット送信制御部12と、パケット送信部13と、確認応答待ち時間監視部14と、確認応答受信制御部15と、確認応答受信部16とを備えている。パケット作成部11は、送信用データに基づいて送信パケットを作成する。パケット送信制御部12は、設定された送信回数だけ同一の上記送信パケットをパケット送信部13を経て通信回線NWへ連続して送出し、所定の待ち時間を超えて上記確認応答パケットが受信されないとき(タイムアウト)、当該送信パケットに後続する送信パケットの送信回数を、設定された最大連送回数を上限値として漸次増加させる一方、上記待ち時間以内に確認応答パケットが受信されたとき、当該送信パケットに後続する送信パケットの送信回数を、設定された最小連送回数を下限値として漸次減少させる。また、パケット送信制御部12は、上記待ち時間を超えて確認応答パケットが受信されないとき(タイムアウト)、前記送信回数を、設定された最大再送回数を上限値として漸次増加させて当該送信パケットを再送する。
確認応答受信部16は、パケット受信装置2から送信される確認応答パケットを通信回線NWを介して受信する。確認応答待ち時間監視部14は、送信パケットに対する確認応答パケットの待ち時間を管理する。確認応答受信制御部15は、当該送信パケットの最終回の送出終了時から、確認応答受信部16で受信される確認応答パケットの受信を監視する。
パケット受信装置2は、特に、この実施例では、パケット受信部21と、パケット受信制御部22と、パケット処理部23と、確認応答送信部24と、確認応答送信制御部25と、パケット通番チェック部26とから構成されている。パケット受信部21は、パケット送信装置1から送出される送信パケットを通信回線NWを介して受信する。パケット受信制御部22は、パケット受信部21で送信パケットを受信したことを検出し、確認応答送信制御部25にパケットの受信確認を伝えると共に、パケット通番チェック部26に当該パケットのパケット通番を伝える。パケット処理部23は、受信したパケットに基づいて所定の処理を行う。パケット通番チェック部26は、パケット受信部21で受信されたパケットの通番を確認し、受信済み通番のパケットを廃棄する。確認応答送信制御部25は、パケット受信制御部22によるパケットの受信確認に基づいて、確認応答パケットを確認応答送信部24を経て通信回線NWへ送出する。
図2は、図1のパケット通信システムで送受信されるパケットフォーマットを示す図である。
このパケットフォーマットpfは、同図2に示すように、パケット種別f1、パケット通番f2、連送通番f3、連送回数f4、及びデータf5から構成されている。パケット送信装置1は、パケット種別f1を「送信パケット」とし、パケット受信装置2へパケットを送信する。パケット通番f2は、パケット送信装置1にて設定され、データf5の異なるパケットが送信されるたびにインクリメントされる。連送通番f3には、パケット送信装置1にて、データf5が同一のパケットに対する何回目の連送パケットに該当するかが設定される。連送回数f4には、パケット送信装置1の現在の連送回数が設定される。また、パケットを受信したパケット受信装置2は、パケット種別f1を「確認応答パケット」に設定すると共に、パケット通番f2、連送通番f3及び連送回数f4には、受信したパケットの値をコピーし、データf5を削除してパケット送信装置1へ返送する。
図3は、図1のパケット通信システムに保持されているパラメータを示す図である。
パケット送信装置1では、同図3(a)に示すように、パラメータtmが保持されている。パラメータtmは、最大連送回数p1、最小連送回数p2及び最大再送回数p3が設定可能であり、同最大連送回数p1と最小連送回数p2とは、“1”以上の整数、及び同最大再送回数p3は、“0”以上の整数である。また、最大再送回数p3が“0”の場合は、パケットの再送は行われない。連送回数p4は、現在の連送回数であり、最大連送回数p1超とはならず、かつ、最小連送回数p2未満とはならない。
再送回数p5は、現在の再送回数であり、最大再送回数以下となる。確認応答受信待ちタイマp6は、タイマスタート時に指定のタイマ値が設定され、一定の時間間隔でカウントダウンされる。確認応答受信待ちタイマp6が“0”になったとき、タイムアウトとなる。連送間隔時間p7は、連送回数p4が“2”以上の場合、先に送信したパケットから次の連送パケットを送信するまでの時間である。パケット受信装置2では、同図3(b)に示すように、パラメータrmが保持されている。パラメータrmは、受信済パケット通番q1で構成され、パケット受信装置2で受信されたパケットのパケット通番f2が設定されている。
図4は、図1中のパケット送信装置1の機能を説明するフローチャートである。
このパケット送信装置1では、パケット作成部11で作成された送信パケットがある場合(ステップA1)、パケット送信制御部12からパケット送信部13にパケットが渡され、パケット受信装置2に対してパケットが送信される(ステップA2)。このとき、確認応答待ち時間監視部14では、パケット受信装置2から確認応答パケットが届くまで計時する確認応答受信待ちタイマp6がスタートする。一方、確認応答受信部16では、パケット受信装置2から送出される確認応答パケットの受信確認が行われる(ステップA3)。確認応答受信部16で確認応答パケットが受信された場合、確認応答受信制御部15では、該当する送信パケットを“到達完了”とし、確認応答待ち時間監視部14では、確認応答受信待ちタイマp6がクリアされる(ステップA4)。そして、確認応答パケットの連送通番f3が連送回数f4未満であり(ステップA5)、連送回数p4が最小連送回数p2より大きい場合(ステップA6)、パケット送信制御部12で連送回数p4がデクリメントされる(ステップA7)。
一方、上記ステップA3で、確認応答受信部16により確認応答パケットが受信されなかった場合、確認応答受信制御部15で、確認応答受信待ちタイマp6がタイムアウトしたか否か確認される(ステップA8)。確認応答受信待ちタイマp6がタイムアウトした場合、パケット送信制御部12にて、連送回数p4が最大連送回数p1未満か否か確認され(ステップA9)、連送回数p4が最大連送回数p1未満の場合、連送回数p4がインクリメントされる(ステップA10)。そして、現在の再送回数p5が最大再送回数p3未満の場合(ステップA11)、再送回数p5がインクリメントされ(ステップA12)、パケット送信処理(ステップA2)で再送が行われる。また、現在の再送回数p5が最大再送回数p3と等しい場合(ステップA11)、再送回数p5がクリアされ(ステップA13)、ステップA1に戻る。
図5は、図1中のパケット受信装置2の機能を説明するフローチャートである。
パケット受信装置2では、パケット送信装置1から送出されるパケットを受信したか否かがチェックされ(ステップB1)、受信した場合は、受信したパケットのパケット通番f2と、受信済パケット通番q1とが比較され(ステップB2)、等しい場合は、該当パケットが廃棄され(ステップB3)、パケット受信待ち状態に戻る。一方、上記ステップB2で、パケット通番f2と受信済パケット通番q1とが異なる場合は、確認応答パケットがパケット送信装置1に送信される(ステップB4)。
図6は、通信回線NWの品質が低下しているときのパケット通信システムの動作を説明するシーケンス図、及び、図7が、通信回線NWの品質が向上しているときのパケット通信システムの動作を説明するシーケンス図である。
これらの図を参照して、この例のパケット通信システムに用いられるパケット連送方法の処理内容について説明する。
このパケット通信システムでは、パケット送信装置1により、設定された送信回数だけ同一の送信パケットが通信回線NWへ連続して送出されると共に、当該送信パケットの最終回の送出終了時からパケット受信装置2により送出される確認応答パケットの受信が監視され(確認応答パケット受信監視処理)、所定の待ち時間を超えて同確認応答パケットが受信されないとき(タイムアウト)、当該送信パケットに後続する送信パケットの送信回数が、設定された最大連送回数を上限値として漸次増加(インクリメント)される。また、上記待ち時間以内に確認応答パケットが受信されたとき、当該送信パケットに後続する送信パケットの送信回数が、設定された最小連送回数を下限値として漸次減少(デクリメント)される(パケット送信制御処理)。また、このパケット送信制御処理では、上記待ち時間を超えて確認応答パケットが受信されないとき(タイムアウト)、上記送信回数が、設定された最大再送回数を上限値として漸次増加されて当該送信パケットが再送される。
以下、送信パケットは、“[パケット通番f2](連送通番f3/連送回数f4)”として表示する。たとえば、送信パケット[1](2/3)は、パケット通番f2が“1”、連送通番f3が“2”、連送回数f4が“3”のパケットを表す。また、たとえば、最大連送回数p1は“3”、最小連送回数p2は“1”、及び最大再送回数p3が“2”に設定されている。すなわち、通信回線NWの品質が低下しているとき、図6に示すように、パケット送信装置1では、送信パケット[1](1/1)tp1がパケット受信装置2に向けて送信されると同時に、確認応答受信待ちタイマp6がスタートする。パケット送信装置1では、確認応答受信待ちタイマp6がタイムアウトする前に、パケット受信装置2から送出された確認応答パケット[1](1/1)rp1を受信した場合、送信パケット[1]が“到達完了”となり、確認応答受信待ちタイマp6がリセットされる。このとき、パケット送信装置1内で保持されている連送回数p4は、変更されない。
次に、パケット送信装置1から、送信パケット[2](1/1)tp2がパケット受信装置2に向けて送信されると同時に、確認応答受信待ちタイマp6がスタートする。このとき、パケット受信装置2からの確認応答パケット[2](1/1)が受信されず(×)、確認応答受信待ちタイマp6がタイムアウトした場合は、パケット送信装置1内で保持されている連送回数p4が“1”から“2”にインクリメントされる。そして、送信パケット[2](1/2)tp3と送信パケット[2](2/2)tp4とが連送間隔時間p7による連送で再送され、同送信パケット[2](2/2)tp4の送出と同時に確認応答受信待ちタイマp6がスタートする。この後、パケット送信装置1で、確認応答受信待ちタイマp6がタイムアウトする前に、確認応答パケット[2](2/2)rp2が受信された場合は、送信パケット[2]が“到達完了”となり、確認応答受信待ちタイマp6がリセットされる。このとき、パケット装置1内で保持されている連送回数p4は、変更されない。
次に、パケット送信装置1から、送信パケット[3](1/2)tp5と、送信パケット[3](2/2)tp6とが、パケット受信装置2に向けて連送間隔時間p7で連送され、同送信パケット[3](2/2)tp6の送出と同時に確認応答受信待ちタイマp6がスタートする。このとき、パケット送信装置1では、確認応答受信待ちタイマp6がタイムアウトした場合、同パケット送信装置1内で保持されている連送回数p4が“2”から“3”にインクリメントされる。そして、送信パケット[3](1/3)tp7と、送信パケット[3](2/3)tp8と、送信パケット[3](3/3)tp9とが、連送間隔時間p7による3連送で再送され、同送信パケット[3](3/3)tp9の送出と同時に確認応答受信待ちタイマp6がスタートする。
この後、パケット送信装置1で、確認応答受信待ちタイマp6がタイムアウトする前に、確認応答パケット[2](3/3)rp3が受信された場合は、送信パケット[3]が“到達完了”となり、確認応答受信待ちタイマp6がリセットされる。このとき、パケット装置1内で保持されている連送回数p4は、変更されない。この実施例では、最大連送回数p1が“3”に設定されているため、連送回数p4が“3”のときに、確認応答受信待ちタイマp6がタイムアウトした場合でも、連送回数p4は増加しない。
また、通信回線NWの品質が向上しているとき、図7に示すように、パケット送信装置1では、送信パケット[4](1/3)tp10と、送信パケット[4](2/3)tp11と、送信パケット[4](3/3)tp12とが、パケット受信装置2に向けて連送間隔時間p7で3連送され、同送信パケット[4](3/3)tp12の送出と同時に確認応答受信待ちタイマp6がスタートする。このとき、パケット受信装置2では、送信パケット[4](1/3)tp10は受信されず(×)、送信パケット[4](2/3)tp11が受信された場合、確認応答パケット[4](2/3)rp4がパケット送信装置1へ送出される。
この後、パケット受信装置2では、送信パケット[4](3/3)tp12が受信された場合、同パケットが廃棄される。そして、パケット送信装置1では、確認応答受信待ちタイマp6がタイムアウトする前に、パケット受信装置2からの確認応答パケット[4](2/3)rp4が受信された場合、送信パケット[4]が“到達完了”とされ、確認応答受信待ちタイマp6がリセットされる。このとき、パケット送信装置1内に保持されている連送回数p4は、“3”から“2”にデクリメントされる。
次に、パケット送信装置1から、送信パケット[5](1/2)tp13と、送信パケット[5](2/2)tp14とが、パケット受信装置2に向けて連送間隔時間p7で連送され、同送信パケット[5](2/2)tp14の送出と同時に確認応答受信待ちタイマp6がスタートする。このとき、パケット受信装置2では、送信パケット[5](1/2)tp13が受信された場合、確認応答パケット[5](1/2)rp5がパケット送信装置1へ送出される。この後、パケット受信装置2では、送信パケット[5](2/2)tp14が受信された場合、同パケットが廃棄される。そして、パケット送信装置1では、確認応答受信待ちタイマp6がタイムアウトする前に、パケット受信装置2からの確認応答パケット[5](1/2)rp5が受信された場合、送信パケット[5]が“到達完了”とされ、確認応答受信待ちタイマp6がリセットされる。このとき、パケット送信装置1内に保持されている連送回数p4は、“2”から“1”にデクリメントされる。ただし、最小連送回数が“2”に設定されている場合は、連送回数p4はデクリメントされない。
次に、パケット送信装置1から、送信パケット[6](1/1)tp15がパケット受信装置2に向けて送信され、同時に確認応答受信待ちタイマp6がスタートする。パケット送信装置1では、確認応答受信待ちタイマp6がタイムアウトする前に、パケット受信装置2からの確認応答パケット[6](1/1)rp6が受信された場合、送信パケット[6]が“到達完了”とされ、確認応答受信待ちタイマp6がリセットされる。このとき、パケット送信装置1内で保持されている連送回数p4は、変更されない。
以上のように、この第1の実施例では、パケット送信装置1により、設定された送信回数だけ同一の送信パケットが通信回線NWへ連続して送出されると共に、当該送信パケットの最終回の送出終了時からパケット受信装置2により送出される確認応答パケットの受信が監視され、所定の待ち時間を超えて同確認応答パケットが受信されないとき(タイムアウト)、当該送信パケットに後続する送信パケットの送信回数が、設定された最大連送回数を上限値としてインクリメントされるので、パケットの連送回数が固定されている場合と比較して、パケットの到達確率が向上する。また、上記待ち時間以内に確認応答パケットが受信されたとき、当該送信パケットに後続する送信パケットの送信回数が、設定された最小連送回数を下限値としてデクリメントされるので、パケットの連送回数が固定されている場合と比較して、通信回線NWの利用効率が向上する。また、上記待ち時間を超えて確認応答パケットが受信されないとき(タイムアウト)、上記送信回数が、設定された最大再送回数を上限値として漸次増加されて当該送信パケットが再送されるので、パケットの到達確率が向上する。
第2の実施例のパケット通信システムでは、第1の実施例を示す図1中のパケット送信装置1に代えて、異なる構成のパケット送信装置1Aが設けられている。
パケット送信装置1Aでは、図1中のパケット送信制御部12に代えて、送信パケットを再送する機能が省略された図示しないパケット送信制御部12Aが設けられている。
図8は、通信回線NWの品質が低下しているときのパケット通信システムの動作を説明するシーケンス図、及び、図9が、通信回線NWの品質が向上しているときのパケット通信システムの動作を説明するシーケンス図である。
これらの図を参照して、この例のパケット通信システムに用いられるパケット連送方法の処理内容について説明する。
このパケット通信システムでは、最大連送回数p1は“3”、最小連送回数p2は“1”、及び最大再送回数p3が“0”に設定されている。すなわち、通信回線NWの品質が低下しているとき、図8に示すように、パケット送信装置1Aでは、送信パケット[1](1/1)tp21を、パケット受信装置2に向けて送信されると同時に、確認応答受信待ちタイマp6がスタートする。パケット送信装置1Aでは、確認応答受信待ちタイマp6がタイムアウトする前に、パケット受信装置2から送出された確認応答パケット[1](1/1)rp21を受信した場合、送信パケット[1]が“到達完了”となり、確認応答受信待ちタイマp6がリセットされる。このとき、パケット送信装置1A内で保持されている連送回数p4は、変更されない。
次に、パケット送信装置1Aから、送信パケット[2](1/1)tp22がパケット受信装置2に向けて送信されると同時に、確認応答受信待ちタイマp6がスタートする。このとき、パケット受信装置2からの確認応答パケット[2](1/1)が受信されず(×)、確認応答受信待ちタイマp6がタイムアウトした場合は、パケット送信装置1A内で保持されている連送回数p4が“1”から“2”にインクリメントされる。
次に、パケット送信装置1Aから、送信パケット[3](1/2)tp23と、送信パケット[3](2/2)tp24とが、パケット受信装置2に向けて連送間隔時間p7で連送され、同送信パケット[3](2/2)tp24の送出と同時に確認応答受信待ちタイマp6がスタートする。このとき、パケット送信装置1Aでは、パケット受信装置2からの確認応答パケットが受信されず、確認応答受信待ちタイマp6がタイムアウトした場合、同パケット送信装置1A内で保持されている連送回数p4が“2”から“3”にインクリメントされる。
次に、パケット送信装置1Aから、送信パケット[4](1/3)tp25と、送信パケット[4](2/3)tp26と、送信パケット[4](3/3)tp27とが、パケット受信装置2に向けて連送間隔時間p7で3連送され、同送信パケット[4](3/3)tp27の送出と同時に確認応答受信待ちタイマp6がスタートする。このとき、パケット送信装置1Aでは、パケット受信装置2からの確認応答パケットが受信されず、確認応答受信待ちタイマp6がタイムアウトしても、最大連送回数p1は“3”に設定されているため、パケット送信装置1A内で保持されている連送回数p4はインクリメントされない。
また、通信回線NWの品質が向上しているとき、図9に示すように、パケット送信装置1Aでは、送信パケット[5](1/3)tp28と、送信パケット[5](2/3)tp29と、送信パケット[5](3/3)tp30とが、パケット受信装置2に向けて連送間隔時間p7で3連送され、同送信パケット[5](3/3)tp30の送出と同時に確認応答受信待ちタイマp6がスタートする。このとき、パケット受信装置2では、送信パケット[5](1/3)tp28は受信されず(×)、送信パケット[5](2/3)tp29が受信された場合、確認応答パケット[5](2/3)rp22がパケット送信装置1Aへ送出される。
この後、パケット受信装置2では、送信パケット[5](3/3)tp30が受信された場合、同パケットが廃棄される。そして、パケット送信装置1Aでは、確認応答受信待ちタイマp6がタイムアウトする前に、パケット受信装置2からの確認応答パケット[5](2/3)rp22が受信された場合、送信パケット[5]が“到達完了”とされ、確認応答受信待ちタイマp6がリセットされる。このとき、パケット送信装置1A内で保持されている連送回数p4は、“3”から“2”にデクリメントされる。
次に、パケット送信装置1Aから、送信パケット[6](1/2)tp31と、送信パケット[6](2/2)tp32とが、パケット受信装置2に向けて連送間隔時間p7で連送され、同送信パケット[6](2/2)tp32の送出と同時に確認応答受信待ちタイマp6がスタートする。このとき、パケット受信装置2では、送信パケット[6](1/2)tp31が受信された場合、確認応答パケット[6](1/2)rp23がパケット送信装置1Aへ送出される。この後、パケット受信装置2では、送信パケット[6](2/2)tp32が受信された場合、同パケットが廃棄される。そして、パケット送信装置1Aでは、確認応答受信待ちタイマp6がタイムアウトする前に、パケット受信装置2からの確認応答パケット[6](1/2)rp23が受信された場合、送信パケット[6]が“到達完了”とされ、確認応答受信待ちタイマp6がリセットされる。このとき、パケット送信装置1A内に保持されている連送回数p4は、“2”から“1”にデクリメントされる。ただし、最小連送回数p2が“2”に設定されている場合は、連送回数p4はデクリメントされない。
次に、パケット送信装置1Aから、送信パケット[7](1/1)tp33がパケット受信装置2に向けて送信され、同時に確認応答受信待ちタイマp6がスタートする。パケット送信装置1Aでは、確認応答受信待ちタイマp6がタイムアウトする前に、パケット受信装置2からの確認応答パケット[7](1/1)rp24が受信された場合、送信パケット[7]が“到達完了”とされ、確認応答受信待ちタイマp6がリセットされる。このとき、パケット送信装置1A内で保持されている連送回数p4は、変更されない。
以上のように、この第2の実施例では、最大再送回数p3が“0”に設定され、送信パケットが再送されないので、第1の実施例のパケット通信システムよりもパケット到達確率が低下するが、再送に費やす時間が削減されるため、パケット到達確率の向上よりも、多数のパケットの短時間の処理を重視する場合に有効である。
この発明は、パケット化されたデータを送受信するパケット通信システム全般に適用でき、特に、通信回線の品質が不安定な場合に用いて有効である。
この発明の第1の実施例であるパケット通信システムの要部の電気的構成を示すブロック図である。 図1のパケット通信システムで送受信されるパケットフォーマットを示す図である。 図1のパケット通信システムに保持されているパラメータを示す図である。 図1中のパケット送信装置1の機能を説明するフローチャートである。 図1中のパケット受信装置2の機能を説明するフローチャートである。 通信回線NWの品質が低下しているときのパケット通信システムの動作を説明するシーケンス図である。 通信回線NWの品質が向上しているときのパケット通信システムの動作を説明するシーケンス図である。 通信回線NWの品質が低下しているときのパケット通信システムの動作を説明するシーケンス図である。 通信回線NWの品質が向上しているときのパケット通信システムの動作を説明するシーケンス図である。
符号の説明
1,1A パケット送信装置(パケット通信システムの一部)
1a CPU(中央処理装置)(パケット送信装置の一部)
1b ROM(Read Only Memory)(パケット送信装置の一部)
2 パケット受信装置(パケット通信システムの一部)
11 パケット作成部(パケット送信装置の一部)
12 パケット送信制御部(パケット送信装置の一部、送信回数制御手段の一部、パケット送信制御手段)
13 パケット送信部(パケット送信装置の一部)
14 確認応答待ち時間監視部(パケット送信装置の一部、送信回数制御手段の一部、確認応答パケット受信監視手段の一部)
15 確認応答受信制御部(パケット送信装置の一部、送信回数制御手段の一部、確認応答パケット受信監視手段の一部)
16 確認応答受信部(パケット送信装置の一部)
21 パケット受信部(パケット受信装置の一部)
22 パケット受信制御部(パケット受信装置の一部)
23 パケット処理部(パケット受信装置の一部)
24 確認応答送信部(パケット受信装置の一部)
25 確認応答送信制御部(パケット受信装置の一部)
26 パケット通番チェック部(パケット受信装置の一部)
NW 通信回線

Claims (13)

  1. 送信用データを送信パケットとして通信回線へ送出するパケット送信装置と、前記通信回線を介して前記送信パケットを受信したとき、該送信パケットの受信を確認したことを示す確認応答パケットを前記通信回線を介して前記パケット送信装置へ送信するパケット受信装置とを有するパケット通信システムであって、
    前記パケット送信装置は、
    設定された送信回数だけ同一の前記送信パケットを前記通信回線へ連続して送出すると共に、当該送信パケットの最終回の送出終了時から前記確認応答パケットの受信を監視し、所定の待ち時間を超えて該確認応答パケットが受信されないとき、前記送信回数を、設定された最大連送回数を上限値として漸次増加させる送信回数制御手段が設けられていることを特徴とするパケット通信システム。
  2. 前記送信回数制御手段は、
    前記待ち時間以内に前記確認応答パケットが受信されたとき、前記送信回数を、設定された最小連送回数を下限値として漸次減少させる構成とされていることを特徴とする請求項1記載のパケット通信システム。
  3. 送信用データを送信パケットとして通信回線へ送出するパケット送信装置と、前記通信回線を介して前記送信パケットを受信したとき、該送信パケットの受信を確認したことを示す確認応答パケットを前記通信回線を介して前記パケット送信装置へ送信するパケット受信装置とを有するパケット通信システムであって、
    前記パケット送信装置は、
    設定された送信回数だけ同一の前記送信パケットを前記通信回線へ連続して送出すると共に、当該送信パケットの最終回の送出終了時から前記確認応答パケットの受信を監視し、所定の待ち時間を超えて該確認応答パケットが受信されないとき、当該送信パケットに後続する送信パケットの前記送信回数を、設定された最大連送回数を上限値として漸次増加させる送信回数制御手段が設けられていることを特徴とするパケット通信システム。
  4. 前記送信回数制御手段は、
    前記待ち時間以内に前記確認応答パケットが受信されたとき、当該送信パケットに後続する送信パケットの前記送信回数を、設定された最小連送回数を下限値として漸次減少させる構成とされていることを特徴とする請求項3記載のパケット通信システム。
  5. 前記送信回数制御手段は、
    当該送信パケットの最終回の送出終了時から前記確認応答パケットの受信を監視する確認応答パケット受信監視手段と、
    設定された送信回数だけ同一の前記送信パケットを前記通信回線へ連続して送出し、所定の待ち時間を超えて前記確認応答パケットが受信されないとき、当該送信パケットに後続する送信パケットの前記送信回数を、設定された最大連送回数を上限値として漸次増加させる一方、前記待ち時間以内に前記確認応答パケットが受信されたとき、当該送信パケットに後続する送信パケットの前記送信回数を、設定された最小連送回数を下限値として漸次減少させるパケット送信制御手段とから構成されていることを特徴とする請求項4記載のパケット通信システム。
  6. 前記パケット送信制御手段は、
    前記待ち時間を超えて前記確認応答パケットが受信されないとき、前記送信回数を、設定された最大再送回数を上限値として漸次増加させて当該送信パケットを再送する構成とされていることを特徴とする請求項5記載のパケット通信システム。
  7. 送信用データを送信パケットとして通信回線へ送出するパケット送信装置と、前記通信回線を介して前記送信パケットを受信したとき、該送信パケットの受信を確認したことを示す確認応答パケットを前記通信回線を介して前記パケット送信装置へ送信するパケット受信装置とを有するパケット通信システムに用いられるパケット連送方法であって、
    前記パケット送信装置が、設定された送信回数だけ同一の前記送信パケットを前記通信回線へ連続して送出すると共に、当該送信パケットの最終回の送出終了時から前記確認応答パケットの受信を監視し、所定の待ち時間を超えて該確認応答パケットが受信されないとき、前記送信回数を、設定された最大連送回数を上限値として漸次増加させることを特徴とするパケット連送方法。
  8. 前記待ち時間以内に前記確認応答パケットが受信されたとき、前記送信回数を、設定された最小連送回数を下限値として漸次減少させることを特徴とする請求項7記載のパケット連送方法。
  9. 送信用データを送信パケットとして通信回線へ送出するパケット送信装置と、前記通信回線を介して前記送信パケットを受信したとき、該送信パケットの受信を確認したことを示す確認応答パケットを前記通信回線を介して前記パケット送信装置へ送信するパケット受信装置とを有するパケット通信システムに用いられるパケット連送方法であって、
    前記パケット送信装置が、設定された送信回数だけ同一の前記送信パケットを前記通信回線へ連続して送出すると共に、当該送信パケットの最終回の送出終了時から前記確認応答パケットの受信を監視し、所定の待ち時間を超えて該確認応答パケットが受信されないとき、当該送信パケットに後続する送信パケットの前記送信回数を、設定された最大連送回数を上限値として漸次増加させることを特徴とするパケット連送方法。
  10. 前記待ち時間以内に前記確認応答パケットが受信されたとき、当該送信パケットに後続する送信パケットの前記送信回数を、設定された最小連送回数を下限値として漸次減少させることを特徴とする請求項9記載のパケット連送方法。
  11. 当該送信パケットの最終回の送出終了時から前記確認応答パケットの受信を監視する確認応答パケット受信監視処理と、
    設定された送信回数だけ同一の前記送信パケットを前記通信回線へ連続して送出し、所定の待ち時間を超えて該確認応答パケットが受信されないとき、当該送信パケットに後続する送信パケットの前記送信回数を設定された最大連送回数を上限値として漸次増加させる一方、前記待ち時間以内に前記確認応答パケットが受信されたとき、当該送信パケットに後続する送信パケットの前記送信回数を、設定された最小連送回数を下限値として漸次減少させるパケット送信制御処理とを行うことを特徴とする請求項10記載のパケット連送方法。
  12. 前記パケット送信制御処理では、
    前記待ち時間を超えて前記確認応答パケットが受信されないとき、前記送信回数を、設定された最大再送回数を上限値として漸次増加させて当該送信パケットを再送することを特徴とする請求項11記載のパケット連送方法。
  13. コンピュータに請求項1乃至6のいずれか一に記載のパケット送信装置を制御させるためのパケット連送プログラム。
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