JP2009282062A - 画像形成装置 - Google Patents

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祐介 古市
Nobuhiko Kita
信彦 喜多
Kiyoshi Konuma
精 小沼
Makoto Izuhara
良 出原
Kazuyoshi Kondo
和芳 近藤
Genta Hagiwara
元太 萩原
Kaoru Tada
薫 多田
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Abstract

【課題】複数のプロセスカートリッジのうち1つでも装置本体内に装着されていない場合に開閉部材が回動するのを規制し開閉部材の破損を抑制できる画像形成装置を提供する。
【解決手段】装置本体に対して着脱自在な複数のプロセスカートリッジ2と、装置本体に対して開位置と閉位置との間を回動可能な開閉部材9aとを備え、開閉部材9aを開位置に回動させてプロセスカートリッジ2の着脱を行う画像形成装置において、開閉部材9aの勘合部22と勘合し開閉部材9aの回動を規制する回動規制部材19と、回動規制部材19と勘合部22とが勘合する位置としない位置との間で回動規制部材19を移動させる回動規制部材移動手段と、装置本体内にプロセスカートリッジ2全てが装着されているかを検出する検出手段とを有し、装置本体内にプロセスカートリッジ2が1つでも装着されてない場合に回動規制部材移動手段が回動規制部材19を勘合する位置に移動させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、プリンタ、ファクシミリ、複写機などの画像形成装置に関するものである。
この種の画像形成装置において、装置本体に対して開閉自在な開閉カバーを開放し装置本体に対し着脱自在な部材の交換を行う際に、その着脱自在な部材が装置本体内に装着されていないと開閉カバーを閉じることができないように構成したものが知られている。このような構成にすることで、装置本体内に上記着脱自在な部材が装着されていないのをユーザーに気付かせることができる。
特許文献1に記載の画像形成装置では、装置本体に対して開位置と閉位置との間を回動可能な開閉カバーを閉位置から開位置へ回動させて、装置本体内に設けられた廃トナーを収容するトナー箱を着脱してトナー箱の交換を行う。また、装置本体内には開閉カバーの上記開位置と上記閉位置との回動経路の途中を塞ぐことで開閉カバーの回動を規制する規制部材が装置本体に対して回動可能に取り付けられている。この規制部材は、装置本体内にトナー箱が装着されている状態ではトナー箱に押圧されて上記回動経路の途中を塞がない位置に退避している。装置本体内からトナー箱が取り出されるとトナー箱から押圧されなくなることで上記塞がない位置から上記回動経路の途中を塞ぐ位置に回動する。これにより、装置本体内にトナー箱が装着されていない状態では、トナー箱の交換の際に上記開位置に回動させた開閉カバーを上記閉位置に向かって回動させても上記回動経路の途中で開閉カバーと規制部材とが接触し、開閉カバーの回動が規制される。つまり、開閉カバーは規制部材と接触した位置からそれ以上閉位置に向かって回動できず、装置本体に対して開閉カバーを閉じることができなくなる。
特許第3244992号公報
装置本体に対して着脱自在な部材としては特許文献1に記載のトナー箱以外にも、感光体上に画像を形成するための帯電装置や現像装置等の作像手段を、感光体と共に一つの筺体内に収容し装置本体に対して着脱自在に構成したプロセスカートリッジなどがある。このようなプロセスカートリッジに対して特許文献1に記載の開閉カバーの回動を規制する構成を適用することで、装置本体内にプロセスカートリッジが装着されていない状態で開閉カバーが装置本体に対して閉じないようにすることができると考えられる。
ところが、それぞれ異なる色の画像を形成する複数のプロセスカートリッジを有するカラー画像形成装置に特許文献1に記載の開閉カバーの回動を規制する構成を適用すると、各色のプロセスカートリッジそれぞれに対応させて上記規制部材を複数設けることになる。そのため、各色のプロセスカートリッジそれぞれの着脱動作に連動して各規制部材それぞれが回動し上記回動経路の途中を塞ぐ位置と塞がない位置とを取り得る構成にすることになる。しかしながら、上記開位置に回動させた開閉カバーは装置本体からプロセスカートリッジを取り外した状態でも上記回動経路の途中で規制部材と接触する位置まで回動できる。そのため、全てのプロセスカートリッジが装置本体に装着されていない状態で誤って開閉カバーを勢い良く閉めると、開閉カバーと規制部材とが激しく衝突し開閉カバーや規制部材などが破損してしまうといった問題が生じる。
本発明は以上の問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、複数のプロセスカートリッジのうち1つでも装置本体内に装着されていない場合に装置本体に対して開閉部材が回動するのを規制し開閉部材が破損するのを抑制できる画像形成装置を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、潜像担持体上に画像を形成するための帯電手段や現像手段等の作像手段を、該潜像担持体と共に筺体内に収容してなる装置本体に対して着脱自在な複数のプロセスカートリッジと、装置本体に設けられた回動軸を中心に装置本体に対して開位置と閉位置との間を回動可能な開閉部材とを備え、該開閉部材を該閉位置から該開位置に回動させることで該複数のプロセスカートリッジの着脱が行える画像形成装置において、該回動軸近傍の該開閉部材に設けられた勘合部と勘合し該開閉部材の回動を規制する回動規制部材と、装置本体に対して該回動規制部材と該勘合部とが勘合する位置と勘合しない位置との間で該回動規制部材を移動させる回動規制部材移動手段と、装置本体内に該複数のプロセスカートリッジ全てが装着されているか否かを検出する検出手段とを有し、該回動規制部材移動手段は該検出手段の検出結果に基づいて、少なくとも装置本体内に該複数のプロセスカートリッジのうち1つでも装着されていない場合に該回動規制部材を該勘合する位置に移動させるものであることを特徴とするものである。
また、請求項2の発明は、請求項1の画像形成装置において、上記回動規制部材を上記勘合する位置に向かって付勢する回動部材付勢手段を有し、上記検出手段は可撓性を有する一端が装置本体に連結された第1の紐状部材であり、該プロセスカートリッジが装置本体に装着された際に該プロセスカートリッジと圧接する箇所に設けられており、上記回動規制部材移動手段は第2の紐状部材であり、一端が該第1の紐状部材の装置本体に連結されていない端部に連結され他端が該回動規制部材に連結されており、該複数のプロセスカートリッジ全てと該第1の紐状部材とが圧接した際の該第1の紐状部材の撓みに応じて該第1の紐状部材により該第2の紐状部材が引っ張られることで、該回動規制部材付勢手段の付勢力に抗して該回動規制部材が上記勘合する位置から上記勘合しない位置に向かって移動するように構成したことを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、請求項2の画像形成装置において、上記第1の紐状部材と上記第2の紐状部材とを一体で形成したことを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、請求項1の画像形成装置において、上記検出手段は上記複数のプロセスカートリッジそれぞれに対応させて設けた光学センサであることを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、請求項1、2、3または4の画像形成装置において、上記開閉部材が少なくとも上記閉位置にあるときに、上記プロセスカートリッジを付勢する付勢手段を該開閉部材に設けたことを特徴とするものである。
また、請求項6の発明は、請求項2または3の画像形成装置において、上記開閉部材に設けられ上記開閉部材が少なくとも上記閉位置にあるときに上記プロセスカートリッジを付勢する付勢手段を有しており、該付勢手段の付勢力が上記回動規制部材付勢手段の付勢力よりも大きいことを特徴とするものである。
また、請求項7の発明は、請求項2、3または6の画像形成装置において、上記潜像担持体の中心軸が上記筺体の外側に突出しており、装置本体内に上記プロセスカートリッジを装着した際に該中心軸が上記第1の紐状部材と接するように構成したことを特徴とするものである。
また、請求項8の発明は、請求項2、3、6または7の画像形成装置において、上記第1の紐状部材を巻き取って該第1の紐状部材の長さを調節する長さ調節手段を有することを特徴とするものである。
また、請求項9の発明は、請求項1、2、3、4、5、6、7または8の画像形成装置において、上記勘合部は凹形状を有し、上記回動規制部材は該勘合部の凹形状に勘合する凸形状を有しており、該勘合部の凹形状と該回動規制部材の凸形状とが勘合することで、上記開閉部材の回動が規制されるように構成したことを特徴とするものである。
また、請求項11の発明は、請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9または10の画像形成装置において、上記回動規制部材は装置本体に設けられた溝形状に配設されており、該回動規制部材は該溝形状に沿って直線方向に移動可能であることを特徴とするものである。
また、請求項12の発明は、請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10または11の画像形成装置において、潜像担持体上に潜像の書込を行う書込手段を有しており、上記開閉部材が該書込手段を保持することを特徴とするものである。
本発明においては、装置本体内に複数のプロセスカートリッジのうち1つでも装着されていないのを検出手段が検出することで、回動規制部材移動手段によって回動規制部材を開閉部材の勘合部との勘合する位置に移動させる。これにより、開閉部材の勘合部と回動規制部材とが勘合して開閉部材の回動が規制される。よって、装置本体内にプロセスカートリッジが1つでも装着されていない状態では、プロセスカートリッジの交換の際に装置本体に対して開位置に回動させた開閉部材を閉位置に回動させることができなくなる。したがって、上記開位置から上記閉位置に向かって回動する開閉部材を回動経路の途中で規制部材と接触させて開閉部材の回動を規制する構成のように、開閉部材と規制部材とが激しく衝突して開閉部材や規制部材などが破損してしまうようなことがない。
以上、本発明によれば、複数のプロセスカートリッジのうち1つでも装置本体内に装着されていない場合に装置本体に対して開閉部材が回動するのを規制し開閉部材が破損するのを抑制できるという優れた効果がある。
[実施形態1]
以下、本発明を適用した画像形成装置として、電子写真方式のプリンタ(以下、単にプリンタという)の第1の実施形態について説明する。
まず、本プリンタの基本的な構成について説明する。図2は、本プリンタを示す概略構成図である。同図において、このプリンタは、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック(以下、Y、M、C、Kと記す)のトナー像を形成するための4つのプロセスカートリッジ2Y,M,C,Kを備えている。これらは、画像形成物質として、互いに異なる色のY,M,C,Kトナーを用いるが、それ以外は同様の構成になっており、寿命到達時に交換される。Kトナー像を形成するためのプロセスカートリッジ2Kを例にすると、図3に示すように、潜像担持体たるドラム状の感光体1K、ドラムクリーニング装置3K、除電装置(不図示)、帯電装置4K、現像装置5K等を備えている。画像形成ユニットたるプロセスカートリッジ2Kは、プリンタ本体に脱着可能であり、一度に消耗部品を交換できるようになっている。
帯電装置4Kは、図示しない駆動手段によって図中時計回りに回転せしめられる感光体1Kの表面を一様帯電せしめる。一様帯電せしめられた感光体1Kの表面は、レーザ光Lによって露光走査されてK用の静電潜像を担持する。このK用の静電潜像は、図示しないKトナーを用いる現像装置5KによってYトナー像に現像される。そして、後述する中間転写ベルト66上に中間転写される。ドラムクリーニング装置3Kは、中間転写工程を経た後の感光体1K表面に付着している転写残トナーを除去する。また、上記除電装置は、クリーニング後の感光体1Kの残留電荷を除電する。この除電により、感光体1Kの表面が初期化されて次の画像形成に備えられる。他色のプロセスカートリッジ(2Y,M,C)においても、同様にして感光体(1Y,M,C)上に(Y,M,C)トナー像が形成されて、後述する中間転写ベルト66上に中間転写される。
現像装置5Kは、図示しないKトナーを収容する縦長のホッパ部6Kと、現像部7Kとを有している。ホッパ部6K内には、図示しない駆動手段によって回転駆動されるアジテータ68K、これの鉛直方向下方で図示しない駆動手段によって回転駆動される攪拌パドル61K、これの鉛直方向で図示しない駆動手段によって回転駆動されるトナー供給ローラ68Kなどが配設されている。ホッパ部6K内のKトナーは、アジテータ61Kや攪拌パドル62Kの回転駆動によって撹拌されながら、自重によってトナー供給ローラ68Kに向けて移動する。トナー供給ローラ68Kは、金属製の芯金と、これの表面に被覆された発泡樹脂等からなるローラ部とを有しており、ホッパ部6K内のKトナーをローラ部の表面に付着させながら回転する。
現像装置5Kの現像部7K内には、感光体1Kやトナー供給ローラ68Kに当接しながら回転する現像ローラ67Kや、これの表面に先端を当接させる薄層化ブレード64Kなどが配設されている。ホッパ部6K内のトナー供給ローラ68Kに付着したKトナーは、現像ローラ67Kとトナー供給ローラ68Kとの当接部で現像ローラ67Kの表面に供給される。供給されたKトナーは、現像ローラ67Kの回転に伴ってローラと薄層化ブレード64Kとの当接位置を通過する際に、ローラ表面上での層厚が規制される。そして、層厚規制後のKトナーは、現像ローラ67Kと感光体1Kとの当接部である現像領域において、感光体1K表面のK用の静電潜像に付着する。この付着により、K用の静電潜像がKトナー像に現像される。
図3を用いてK用のプロセスカートリッジ2について説明したが、Y,M,C用のプロセスカートリッジ2Y,M,Cにおいても、同様のプロセスにより、感光体1Y,M,C表面にY,M,Cトナー像が形成される。
先に示した図2において、プロセスカートリッジ2Y,M,C,Kの鉛直方向上方には、書込装置70が配設されている。潜像書込装置たる書込装置70は、画像情報に基づいてレーザーダイオードから発したレーザ光Lにより、プロセスカートリッジ2Y,M,C,Kにおける感光体1Y,M,C,Kを光走査する。この光走査により、感光体1Y,M,C,K上にY,M,C,K用の静電潜像が形成される。なお、書込装置70は、光源から発したレーザ光(L)を、図示しないポリゴンモータによって回転駆動したポリゴンミラーで主走査方向に偏光せしめながら、複数の光学レンズやミラーを介して感光体1に照射するものである。LEDアレイの複数のLEDから発したLED光によって光書込を行うものを採用してもよい。
プロセスカートリッジ2Y,M,C,Kの鉛直方向下方には、無端状の中間転写ベルト66を張架しながら図中反時計回り方向に無端移動せしめる転写ユニット65が配設されている。転写手段たる転写ユニット65は、中間転写ベルト66の他に、駆動ローラ63、従動ローラ69、4つの1次転写ローラ83Y,M,C,K、2次転写ローラ80、ベルトクリーニング装置81、クリーニングバックアップローラ82などを備えている。
中間転写ベルト66は、そのループ内側に配設された駆動ローラ63、従動ローラ69、クリーニングバックアップローラ82及び4つの1次転写ローラ83Y,M,C,Kによって張架されている。そして、図示しない駆動手段によって図中反時計回り方向に回転駆動される駆動ローラ63の回転力により、同方向に無端移動せしめられる。
4つの1次転写ローラ83Y,M,C,Kは、このように無端移動せしめられる中間転写ベルト66を感光体1Y,M,C,Kとの間に挟み込んでいる。この挟み込みにより、中間転写ベルト66のおもて面と、感光体1Y,M,C,Kとが当接するY,M,C,K用の1次転写ニップが形成されている。
1次転写ローラ83Y,M,C,Kには、図示しない転写バイアス電源によってそれぞれ1次転写バイアスが印加されており、これにより、感光体1Y,M,C,Kの静電潜像と、1次転写ローラ83Y,M,C,Kとの間に転写電界が形成される。なお、1次転写ローラ83Y,M,C,Kに代えて、転写チャージャーや転写ブラシなどを採用してもよい。
Y用のプロセスカートリッジ2Yの感光体1Y表面に形成されたYトナーは、感光体1Yの回転に伴って上述のY用の1次転写ニップに進入すると、転写電界やニップ圧の作用により、感光体1Y上から中間転写ベルト66上に1次転写される。このようにしてYトナー像が1次転写せしめられた中間転写ベルト66は、その無端移動に伴ってM,C,K用の1次転写ニップを通過する際に、感光体1M,C,K上のM,C,Kトナー像が、Yトナー像上に順次重ね合わせて1次転写される。この重ね合わせの1次転写により、中間転写ベルト66上には4色トナー像が形成される。
転写ユニット65の2次転写ローラ80は、中間転写ベルト66のループ外側に配設されて、ループ内側の従動ローラ69との間に中間転写ベルト66を挟み込んでいる。この挟み込みにより、中間転写ベルト66のおもて面と、2次転写ローラ80とが当接する2次転写ニップが形成されている。2次転写ローラ80には、図示しない転写バイアス電源によって2次転写バイアスが印加される。この印加により、2次転写ローラ80と、アース接続されている従動ローラとの間には、2次転写電界が形成される。
転写ユニット65の鉛直方向下方には、記録紙Pを複数枚重ねた紙束の状態で収容している給紙カセット84がプリンタの筐体に対してスライド着脱可能に配設されている。この給紙カセット84は、紙束の一番上の記録紙Pに給紙ローラ85を当接させており、これを所定のタイミングで図中反時計回り方向に回転させることで、その記録紙Pを給紙路86に向けて送り出す。
給紙路86の末端付近には、レジストローラ対87が配設されている。このレジストローラ対87は、給紙カセット84から送り出された記録紙Pをローラ間に挟み込むとすぐに両ローラの回転を停止させる。そして、挟み込んだ記録紙Pを上述の2次転写ニップ内で中間転写ベルト66上の4色トナー像に同期させ得るタイミングで回転駆動を再開して、記録紙Pを2次転写ニップに向けて送り出す。
2次転写ニップで記録紙Pに密着せしめられた中間転写ベルト66上の4色トナー像は、2次転写電界やニップ圧の影響を受けて記録紙P上に一括2次転写され、記録紙Pの白色と相まって、フルカラートナー像となる。このようにして表面にフルカラートナー像が形成された記録紙Pは、2次転写ニップを通過すると、2次転写ローラ80や中間転写ベルト66から曲率分離する。そして、転写後搬送路88を経由して、後述する定着装置34に送り込まれる。
2次転写ニップを通過した後の中間転写ベルト66には、記録紙Pに転写されなかった転写残トナーが付着している。これは、中間転写ベルト66のおもて面に当接しているベルトクリーニング装置81によってベルト表面からクリーニングされる。中間転写ベルト66のループ内側に配設されたクリーニングバックアップローラ82は、ベルトクリーニング装置81によるベルトのクリーニングをループ内側からバックアップする。
定着装置34は、図示しないハロゲンランプ等の発熱源を内包する定着ローラ34aと、これに所定の圧力で当接しながら回転する加圧ローラ34bとによって定着ニップを形成している。定着装置34内に送り込まれた記録紙Pは、その未定着トナー像担持面を定着ローラ34aに密着させるようにして、定着ニップに挟まれる。そして、加熱や加圧の影響によってトナー像中のトナーが軟化さしめられて、フルカラー画像が定着せしめられる。
定着装置34内から排出された記録紙Pは、定着後搬送路89を経由した後、排紙路90と反転前搬送路41との分岐点にさしかかる。定着後搬送路89の側方には、回動軸42aを中心にして回動駆動される切替爪42が配設されており、その回動によって定着後搬送路89の末端付近を閉鎖したり開放したりする。定着装置34から記録紙Pが送り出されるタイミングでは、切替爪42が図中実線で示す回動位置で停止して、定着後搬送路89の末端付近を開放している。よって、記録紙Pが定着後搬送路89から排紙路90内に進入して、排紙ローラ対91のローラ間に挟み込まれる。
図示しないテンキー等からなる操作部に対する入力操作や、図示しないパーソナルコンピュータ等から送られてくる制御信号などにより、片面プリントモードが設定されている場合には、排紙ローラ対91に挟み込まれた記録紙Pがそのまま機外へと排出される。そして、筐体の上カバー50の上面であるスタック部にスタックされる。
一方、両面プリントモードに設定されている場合には、先端側を排紙ローラ対91に挟み込まれながら排紙路90内を搬送される記録紙Pの後端側が定着後搬送路89を通り抜けると、切替爪42が図中一点鎖線の位置まで回動して、定着後搬送路89の末端付近が閉鎖される。これとほぼ同時に、排紙ローラ対91が逆回転を開始する。すると、記録紙Pは、今度は後端側を先頭に向けながら搬送されて、反転前搬送路41内に進入する。
図2は、本プリンタを正面側から示している。図紙面に直交する方向の手前側がプリンタの前面であり、奥側が後面である。また、本プリンタの図中右側が右側面、左側が左側面である。本プリンタの右端部は、回動軸40aを中心に回動することで筐体本体に対して開閉可能な反転ユニット40になっている。排紙ローラ対91が逆回転すると記録紙Pがこの反転ユニット40の反転前搬送路41内に進入して、鉛直方向上側から下側に向けて搬送される。そして、反転搬送ローラ対43のローラ間を経由した後、半円状に湾曲している反転搬送路44内に進入する。更に、その湾曲形状に沿って搬送されるのに伴って上下面が反転せしめられながら、鉛直方向上側から下側に向けての進行方向も反転して、鉛直方向下側から上側に向けて搬送される。その後、上述した給紙路86内を経て、2次転写ニップに再進入する。そして、もう一方の面にもフルカラー画像が一括2次転写された後、転写後搬送路88、定着装置34、定着後搬送路89、排紙路90、排紙ローラ対91を順次経由して、機外へと排出される。
上述の反転ユニット40は、外部カバー45と揺動体46とを有している。具体的には、反転ユニット40の外部カバー45は、プリンタ本体の筺体に設けられた回動軸40aを中心にして回動するように支持されている。この回動により、外部カバー45は、その内部に保持している揺動体46とともに筺体に対して開閉する。図中点線で示すように、外部カバー45がその内部の揺動体46とともに開かれると、反転ユニット40とプリンタ本体側との間に形成されていた給紙路86、2次転写ニップ、転写後搬送路88、定着ニップ、定着後搬送路89、排紙路90が縦に2分されて、外部に露出する。これにより、給紙路86、2次転写ニップ、転写後搬送路88、定着ニップ、定着後搬送路89、排紙路90内のジャム紙を容易に取り除くことができる。
また、揺動体46は、外部カバー45が開かれた状態で、外部カバー45に設けられた図示しない揺動軸を中心にして回動するように外部カバー45に支持されている。この回動により、揺動体46が外部カバー45に対して開かれると、反転前搬送路41や反転搬送路44が縦に2分されて外部に露出する。これにより、反転前搬送路41内や反転搬送路44内のジャム紙を容易に取り除くことができる。
プリンタの筺体の上カバー50は、図中矢印で示すように、軸部材51を中心にして回動自在に支持されており、図中反時計回り方向に回転することで、筺体に対して開いた状態になる。そして、筺体の上部開口を大きく露出させる。
ところで、近年の画像形成装置においては、その内部の部品や装置の脱着を、画像形成装置の小型化、軽量化、操作性などを損なうことなく達成することが望まれている。部品や装置の脱着方式としては、図4に示すように、画像形成装置の筺体の前側端部(図中矢印Fの方向の端部)に設けた前カバーを開放して行う方法、図5に示すように、筺体の左側端部に設けた左カバーを開放して行う方法などが考えられる。また、図6に示すように、筺体の上側端部に設けた上カバーを開放して行う方法も考えられる。着脱頻度の比較的高い部品や装置については、図6のように、上カバーを開放して行う方法を採用することが望ましい。しゃがんだり、腰を曲げたり、かがんだりなどといった無理な姿勢をとることなく、筺体内を上側から眺めながら着脱操作を確認することで、作業負担を軽減したり、操作ミスの発生を抑えたりすることができるからである。また、画像形成装置の上部は、排紙トレイとして利用されたり、スキャナが搭載されたりすることが多く、視認性に優れた位置になり易いこともその理由の1つである。
本実施形態に係るプリンタでは、着脱頻度の比較的高い装置の代表例として、先に図2に示した4つのプロセスカートリッジ2Y,M,C,Kが挙げられる。これらは、現像装置内のトナーが無くなった時点で交換されるものだからである。これらのプロセスカートリッジ2Y,M,C,Kを図6に示したような上カバー開放方式で着脱する構成について検討すると、各プロセスカートリッジ2Y,M,C,Kの最も重要なレイアウト条件は、それらを横並びに配設することである。横並びではなく、縦並びにしてしまうと、例えば上から3番目のユニットを交換するためには、そのユニットだけでなく、交換が不要な上から1番目及び2番目のユニットまで着脱する必要が生じ、操作性を著しく悪化させてしまうからである。
このような理由から、4つのプロセスカートリッジ2Y,M,C,Kに横並びのレイアウトを採用した場合、中間転写ベルト66については横並びの感光体1Y,M,C,Kにそれぞれ当接させるように、図2の如く横長の姿勢で張架する必要がある。そして、横並びの4つのプロセスカートリッジ2Y,M,C,Kを、図2に示したように横長姿勢の中間転写ベルト66の鉛直方向上方に配設するか、あるいは、図2のレイアウトとは逆に、中間転写ベルト66の下方に配設することになる。ここで、中間転写ベルト66の下方に配設する場合には、書込装置70を4つの感光体1Y,M,C,Kに対する光走査がそれぞれ可能になるように横長姿勢で且つ各プロセスカートリッジ2の下方に配設する必要がでてくる。図2に示したレイアウトとは逆に、鉛直方向下側から上側に向けて、書込装置70、各プロセスカートリッジ(2Y〜K)、中間転写ベルト66を順に重ねたレイアウトである。ところが、記録紙Pを鉛直方向下側から上側に向けて搬送する構成では、2次転写ニップを形成する中間転写ベルト66よりも上方に定着装置34を設ける必要があることから、前述のレイアウトを採用すると、定着装置34の図中左側方が空白スペースになってしまう。このため、装置の小型化や省スペース化が困難になる。
そこで、本実施形態に係るプリンタでは、図2に示したように、4つのプロセスカートリッジ2Y,M,C,Kを横並びにして、横長姿勢の中間転写ベルト66の上方に配設したレイアウトを採用している。かかるレイアウトでは、図示のように、横長姿勢の光書込装置を4つのプロセスカートリッジ2Y,M,C,Kの上方に配設することになる。そして、4つのプロセスカートリッジ2Y,M,C,Kや書込装置70を、図示のように定着装置34の側方に配設して、空白スペースの発生を回避することができる。
一方、横並びの各プロセスカートリッジ2を横長姿勢の中間転写ベルト66の上方、下方の何れに配設するにしても、各プロセスカートリッジ2に対する着脱操作を行うのに先立って、書込装置70を各プロセスカートリッジ2との対向位置から待避させる必要が出てくる。例えば、本プリンタのように、各プロセスカートリッジ2を中間転写ベルト66の上方に配設した場合には、図2に示したように書込装置70を各プロセスカートリッジ(2Y〜K)の上方に配設することになる。このようなレイアウトでは、上カバー50を筺体本体に対して開放したとしても、書込装置70が邪魔になって、その直下の各プロセスカートリッジ2を露出させることができない。このため、各プロセスカートリッジ2に対して着脱操作を行う前に、書込装置70を各プロセスカートリッジ2の真上から待避させる必要がある。
本プリンタでは、上述したように、小型化や省スペース化の観点から、各プロセスカートリッジ2を中間転写ベルト66の上方に配設し、更にその上に書込装置70を配設しているので、書込装置70を各プロセスカートリッジ2の真上から待避させる必要がある。本プリンタのように上カバー50を開放する方式では、書込装置70を待避させる構成として、筺体内のフレームなどによって書込装置70の一端側を回動可能に支持させ、書込装置70を開閉扉のように回動させて、各プロセスカートリッジ2の真上から待避させたり、真上にセットしたりする構成でもよい。また、書込装置70を開閉可能な上カバー50の下面側に保持させて、上カバー50の開閉に伴って書込装置70を各プロセスカートリッジ2の真上から待避させたり、真上にセットしたりする構成でもよい。
但し、何れの構成においても、スライド移動又は回動可能な書込装置70のガタツキや、上カバー50のガタツキにより、書込装置70と、筺体内の各感光体1Y,M,C,Kとの相対位置に誤差が生ずる。そして、この誤差によって書込装置70の書込位置精度を低下させてしまう。書込位置精度の低下は、画像ボケ、画像抜け、ケラレなどの原因となる。また、本プリンタのように複数のプロセスカートリッジ2を配設した構成では、色合わせずれを引き起こしてしまう。
図7に、画像形成などの動作を行うときの書込動作位置にある書込装置70、プロセスカートリッジ2、本体フレーム8a,8b及び上フレーム9a,9bの状態を示す。書込装置70の支持部10aは、上フレーム9aの保持穴11aを貫通し、本体フレーム8aに設けられた位置決め部である保持溝12aに係合して保持される。
ここで、支持部10aと保持穴11aとは所定の隙間を持って貫通しており、例えば図8に示すように支持部10aが圧縮バネ127によって付勢され本体フレーム8aの保持溝12aに当接している。したがって、書込装置70は上フレーム9aの位置精度に影響されることなく、本体フレーム8aに対して精度良く位置決めすることが可能となり、書込装置70の書込位置精度が低下するのを抑制することができる。
また、本実施形態では、図7に示したような状態を、「書込装置70が閉位置にある」としている。
図9には、書込装置70を本体フレーム8a,8bに対して回動させ書込装置70を退避位置である開位置に移動させた状態を示す。支点軸13は本体フレーム8a,8bに両端を支持され、上フレーム9a,9bを回動可能に軸支している。支持部10aは図示していないが圧縮バネ127によって保持穴11aに当接されている。これにより、書込装置70が激しくがたつくのを抑制しながら書込装置70と上フレーム9aとを共に回動させることができる。メンテナンス時には、図9に示す状態にすることで、容易にプロセスカートリッジ2を装置本体内から取り出すことができる。
本実施形態では図9に示したような状態を、「書込装置70が完全に開位置にある」としている。
また、図10に示すように支点軸13にはトーションバネ14aが上フレーム9aを開方向に付勢するように設けられている。このようにトーションバネ14aを支点軸13に設けることで、書込装置70が閉位置にある状態で本体フレーム8と上フレーム9aとのロックをユーザーが図示しないロックレバーによって解除することで、ユーザーが上フレーム9aを保持しなくてもトーションバネ14aの付勢力で書込装置70が完全に開位置まで回動する。
図11にプロセスカートリッジ2の外観図を示す。プロセスカートリッジ2は、上述したように感光体1を有しており、その感光体1の中心軸15が図11に示すようにプロセスカートリッジ2の側面を貫通し外部に突出している。またプロセスカートリッジ2は、感光体1の中心軸15と同方向に突出するガイド形状16aと位置決め形状17aとが備えられている。
[実施例1]
次に、本実施例において、開位置にある書込装置70が、装置本体内に全てのプロセスカートリッジ2が装着された状態のときにのみ閉位置へ移動可能にした構成について説明する。
図1に、書込装置70を完全に開位置に移動させ全てのプロセスカートリッジ2を装置本体内から取り出したときの装置本体内側から見た、本体フレーム8a、上フレーム9a、支点軸13、紐部材18、移動部材19、紐部材巻き取り部材20、引っ張りバネ21、勘合部材22及び滑車23の状態を示す。なお、図面を見易くするために上フレーム9aに支持される書込装置70の図示を省略している。
紐部材18は、端部18aが紐部材巻き取り部材20を介して本体フレーム8aに固定され、端部18bが引っ張りバネ21の端部21aに接続されている。引っ張りバネ21の端部21bは本体フレーム8aに固定されており、紐部材18を図1中矢印Ca方向に付勢している。
なお、紐部材18とはワイヤーなどの紐状のものに限らず、外力が加わったときに殆ど伸び縮みせず変形する部材、例えばベルト状部材なども含むものとする。
また、本体フレーム8aに対して移動可能な移動部材19が紐部材18に固定的に取り付けられており、紐部材18が変位することで移動部材19は、本体フレーム8aに設けた溝形状25に沿って図6中矢印Da方向と矢印Db方向とにのみ移動することができる。
図1の状態では移動部材19が引っ張りバネ21の付勢力によって紐部材18を介して図1中矢印Da方向に付勢され移動部材19が紐部材18を介して図中矢印Da方向に移動し、上フレーム9aに固定的に取り付けられた勘合部材22の凹形状24と移動部材19の凸形状とが勘合している。このように移動部材19と勘合部材22とが勘合することで、上フレーム9aの回動が規制されるので、装置本体内にプロセスカートリッジ2が装着されていないときには、上フレーム9aを回動させて書込装置70を閉位置に移動することができない。
図12に、全てのプロセスカートリッジ2を装置本体内に装着したときの装置本体内側から見た、本体フレーム8a、上フレーム9a、支点軸13、紐部材18、移動部材19、紐部材巻き取り部材20、引っ張りバネ21、勘合部材22及び滑車23の状態を示す。また、図12には説明のためにプロセスカートリッジ2の外形を破線で示している。
本体フレーム8aは、プロセスカートリッジガイド溝26を有しており、プロセスカートリッジ2を装置本体内に装着する過程においては、プロセスカートリッジ2の側面を突出する感光体1の中心軸15、ガイド形状16a及び位置決め形状17aを本体フレーム8aに設けられたプロセスカートリッジガイド溝26に沿わせて図12中矢印E方向にプロセスカートリッジ2を挿入する。この際、感光体1の中心軸15は、プロセスカートリッジガイド溝26の下端に突き当たる前に紐部材18と接触する。そして、さらに図12中矢印E方向へプロセスカートリッジ2を挿入すると、感光体1の中心軸15が紐部材18と圧接して紐部材18を撓ませながらプロセスカートリッジガイド溝26の下端に突き当たり位置決めされる。
このようにして、全てのプロセスカートリッジ2が装置本体内に装着されると、プロセスカートリッジ2の自重によって紐部材18は図12中矢印B方向へ引っ張られる。すると、引っ張りバネ21は図12中矢印G方向に伸び、紐部材18を介して移動部材19が本体フレーム8aの溝形状25に沿って図12中矢印Db方向に移動する。このように移動部材19が移動することで、移動部材19の凸形状と勘合部材22の凹形状24との勘合が解除される。
このように、移動部材19と勘合部材22との勘合が解除されることで、上フレーム9aが回動可能となり、上フレーム9aや書込装置70をユーザーが押圧することで図13に示すように書込装置70を閉位置に移動させることができる。
また、図13に示すように上フレーム9aは各プロセスカートリッジ2に対応させた複数の圧縮バネ27を有しており、書込装置70が閉位置にある場合には、圧縮バネ27によってプロセスカートリッジ2が図13中矢印H方向に押圧される。
これにより、プロセスカートリッジ装着時に、引っ張りバネ21の付勢力によって紐部材18が充分に撓まないことなどによって感光体1の中心軸15がプロセスカートリッジガイド溝26の下端に突き当たらずプロセスカートリッジ2が若干浮いていても、書込装置70が閉位置に移動すると、圧縮バネ27の付勢力によってプロセスカートリッジ2が下方に移動し感光体1の中心軸15がプロセスカートリッジガイド溝26の下端に突き当てられ、正しい位置に位置決めされる。そのため、移動部材19は、装置本体内にプロセスカートリッジ2が一つだけ装着されていないときのみ、勘合部材22と勘合する位置に固定することが望ましい。
このようにして、本実施例では引っ張りバネ21の付勢力によるプロセスカートリッジ2の位置ズレを防止することができる。
また、圧縮バネ27の付勢力が引っ張りバネ21の付勢力よりも大きいことで、より確実に圧縮バネ27の付勢力によってプロセスカートリッジ2を下方に移動させて感光体1の中心軸15をプロセスカートリッジガイド溝26の下端に突き当てることができるので、より位置ズレ防止を図ることができる。
このように、プロセスカートリッジ2の位置ズレを防止することで、画像形成中にプロセスカートリッジ2の位置がずれることによって生じ得る色ズレなどの画像不良を抑制することができる。
さらに、圧縮バネ27があることにより、ユーザーが勢い良く上フレーム9を閉じた場合でも圧縮バネ27が緩衝材として働き、衝撃による書込装置70の破損を回避することができる。
ここで、プロセスカートリッジ2が装置本体内に装着されたいない状態では圧縮バネ27による緩衝の効果が無くなるため、勢い良く上フレーム9aを閉めると書込装置70が破損する恐れがあり、別途緩衝部材を設ける必要がある。ところが、本実施例では全てのプロセスカートリッジ2が装置本体内に装着されたときにのみ上フレーム9aを回動させて書込装置70を閉位置へ移動させることができるため、上記緩衝部材は不要であり低コスト化を図ることができる。
本実施例では、図14に示すように本体フレーム8aに紐部材18を巻き取る紐部材巻き取り部材20が備えられている。紐部材巻き取り部材20は、円筒形状の穴28が設けられており、その穴28に紐部材18の端部18a側を通して図14に示すように紐部材18を紐部材巻き取り部材20に巻きつけている。この紐部材巻き取り部材20は、外部からユーザーが紐部材巻き取り部材20の円周方向に回転可能であり、例えば、経時で紐部材18が伸びでしまった場合などに、ユーザーが紐部材巻き取り部材20を図14中矢印I方向に回転させることで紐部材18の長さを微調節することができる。
[変形例]
本変形例は、図15に示すように上述した紐部材18を紐部材118と紐部材218とを連結させて形成している。
紐部材118は、端部118aが紐部材巻き取り部材20を介して本体フレーム8aに固定され、端部118bが装置本体に対して回転可能な連結部材123に連結している。また、紐部材218は、端部218aが連結部材123に連結し、端部218bが引っ張りバネ21の端部21aに接続されている。引っ張りバネ21の端部21bは本体フレーム8aに固定され、紐部材218の端部218b側を図15中矢印Ca方向に付勢している。
本変形例においては、図16に示すように装置本体内にプロセスカートリッジ2を装着する際、感光体1の中心軸15がプロセスカートリッジガイド溝26の下端に突き当たる前に紐部材118と接触する。そして、さらに図16中矢印E方向へプロセスカートリッジ2を挿入すると、感光体1の中心軸15が紐部材118と圧接して紐部材118を撓ませながらプロセスカートリッジガイド溝26の下端に突き当たり位置決めされる。
本変形例では、全てのプロセスカートリッジ2が装置本体内に装着されると、プロセスカートリッジ2と圧接した紐部材118の撓み量が大きくなって紐部材118両端部の直線距離がプロセスカートリッジ装着前よりも短くなる。これにより、連結部材が123図16中時計回りに回転し紐部材218が図16中下方向に引っ張られるので、引っ張りバネ21は図16中矢印G方向に伸び、移動部材19が紐部材218を介して本体フレーム8aの溝形状25に沿って図 16中矢印Db方向に移動する。そして、移動部材19が図16中矢印Db方向に移動することで、移動部材19の凸形状と勘合部材22の凹形状24との勘合が解除される。
このように移動部材19と勘合部材22との勘合が解除されることで、上フレーム9aが回動可能となり、上フレーム9aや書込装置70をユーザーが押圧することで図17に示すように書込装置70を閉位置に移動させることができる。
本変形例では、本体フレーム8aに回転可能に取り付けられた紐部材巻き取り部材20の円筒形状の穴28に紐部材118の端部118a側を通して紐部材118を紐部材巻き取り部材20に巻きつけている。そして、ユーザーが紐部材巻き取り部材20を回転させることで紐部材118の長さを調節することができる。
[実施例2]
本実施例において基本的な構成は実施例1と同じであるが、図18に示すように書込装置70が移動可能な閉位置と開位置との間の上フレーム9の回動動作を規制する規制機構が異なる。
本実施例では、支点軸13を中心に上フレーム9aと一体的に回転する勘合部材22に切り欠き形状29を設けている。
また、本体フレーム8aには、回転軸31を中心に回転可能な回転部材30が取り付けられており、図18に示す状態では回転部材30が装置本体に設けられた圧縮バネ32によって図18中矢印L方向に付勢されている。図18に示す状態は、装置本体内に少なくとも一つのプロセスカートリッジ2が装着されていない状態であり、この状態では回転部材30と切り欠き形状29とが勘合し、勘合部材22を介して上フレーム9の図18中矢印J方向(書込装置70を閉じる方向)への回動が規制される。
一方、装置本体内に全てのプロセスカートリッジ2が装着されると、実施例1と同様に紐部材18が図18中下方に引っ張られ、回転部材30は図18中矢印S方向に回動し、勘合部材22の切り欠き形状29と回転部材30との勘合が解除される。このように勘合部材22と回転部材30との勘合が解除されることで、上フレーム9が図18中矢印J方向(書込装置70を閉じる方向)に回動可能となる。
[実施形態2]
次に、本発明を実施形態1と同様に画像形成装置としてのプリンタに適用した第2の実施形態(以下、本実施形態を「実施形態2」という。)について説明する。なお、本実施形態2におけるプリンタの基本構成は実施形態1と同様であるので省略する。
[実施例3]
本実施例においては、図19に示すようにプロセスカートリッジ2それぞれに対応させて複数の光学センサ53を設けており、装置本体内にプロセスカートリッジ2全てが装着されているか否かを光学センサ53によって検出する。
本実施例においては、発光素子と受光素子とからなる光学センサ53が装置本体内にプロセスカートリッジ2が装着されている状態で、発光素子と受光素子とがプロセスカートリッジ2を挟んで対向するように配設している。そして、発光素子から発せられた光がプロセスカートリッジ2によって遮蔽され受光素子で受光できない場合に、装置本体内にプロセスカートリッジ2が装着されていると検出する。また、装置本体内からプロセスカートリッジ2が取り外され発光素子から発せられた光がプロセスカートリッジ2によって遮蔽されなくなり受光素子で受光できた場合に、装置本体内にプロセスカートリッジ2が装着されていないと検出する。このような検出を各色のプロセスカートリッジ2それぞれに対して行うことで装置本体内に複数のプロセスカートリッジ2全てが装着されているか否かを検出することができる。
光学センサ53としては上述したような構成に限らず、光学センサ53を用いて装置本体内にプロセスカートリッジ2が装着されているか否かを検出できるような構成であれば良い。例えば、プロセスカートリッジ2に光を反射する反射部を設けて発光素子から発した光をその反射部で反射させ、反射光を発光素子と同一側に設けた受光素子で受光した場合に装置本体内にプロセスカートリッジ2が装着されていると検出し、反射光を受光素子で受光できない場合に装置本体内にプロセスカートリッジ2が装着されていないと検出するようにしても良い。
また、本体フレーム8aに対して移動可能な移動部材19を移動させる図示しない駆動装置が設けられており、その駆動装置によって移動部材19は本体フレーム8aに設けた溝形状25に沿って図19中矢印Ma方向と矢印Mb方向とにのみ移動することができる。
光学センサ53によって装置本体内に複数のプロセスカートリッジ2のうち1つでも装着されていないのが検出されると、上記駆動装置によって移動部材19を矢印Ma方向に移動させ、上フレーム9aに固定的に取り付けられた勘合部材22の凹形状24と移動部材19の凸形状とを勘合させる。このように移動部材19と勘合部材22とが勘合することで上フレーム9aの回動が規制され、装置本体内に複数のプロセスカートリッジ2のうち1つでも装着されていないときには、上フレーム9aを回動させて書込装置70を閉位置に移動することができない。
このように、装置本体内に複数のプロセスカートリッジ2のうち1つでも装着されていないと開位置にある書込装置70を上フレーム9を回動させて閉位置に移動させることができなくなるので、装置本体内に装着し忘れているプロセスカートリッジ2があることをユーザーに気付かせることができ、プロセスカートリッジ2が装置本体内に装着されていない状態で画像形成が行われるのを抑制できる。
また、装置本体内に複数のプロセスカートリッジ2全てが装着されないと上フレーム9が回動できないので、書込装置70を開位置から閉位置へ移動させるとき上フレーム9aを回動させる回動経路中で、閉位置に向かって回動させた上フレーム9aに上フレーム9aの回動を規制する規制部材を接触させて上フレーム9aがそれ以上閉位置に向かって回動しないように上フレーム9aの回動を規制する構成のように、ユーザーが勢いよく上フレーム9aを閉めて上フレーム9aや書込装置70などが破損することがない。
一方、光学センサ53による検出結果に基づいて全てのプロセスカートリッジ2が装置本体内に装着されると、上記駆動装置によって移動部材19が本体フレーム8aの溝形状25に沿って図20中矢印Mb方向に移動すると、移動部材19の凸形状と勘合部材22の凹形状24との勘合が解除される。このように、移動部材19と勘合部材22との勘合が解除されることで上フレーム9aが回動可能となり、上フレーム9aや書込装置70をユーザーが押圧することで図21に示すように書込装置70を閉位置に移動させることができる。
また、本実施例では、図21に示すように各プロセスカートリッジ2に対応させた複数の圧縮バネ27を上フレーム9aに設けており、圧縮バネ27によって図21中矢印N方向に押圧されている。これにより、装置本体内に装着されたプロセスカートリッジ2の位置ズレを防止することができる。
すなわち、書込装置70が閉位置に移動すると圧縮バネ27の付勢力によってプロセスカートリッジ2が装置本体下方に押圧され感光体1の中心軸15がプロセスカートリッジガイド溝26の下端に確実に突き当てられ、正しい位置に位置決めされる。
このように、プロセスカートリッジ2の位置決めを行うことでプロセスカートリッジ2の位置ズレが防止でき、画像形成中にプロセスカートリッジ2の位置がずれることによって生じ得る色ズレなどの画像不良を抑制することができる。
さらに、圧縮バネ27を設けていることにより、ユーザーが勢い良く上フレーム9aを閉じた場合でも圧縮バネ27が緩衝材として働き、衝撃による書込装置70の破損を回避することができる。
ここで、プロセスカートリッジ2が無い状態では圧縮バネ27による緩衝の効果が無くなるため、勢い良く上フレーム9aを閉めると書込装置70が破損する恐れがあり、別途緩衝部材を設ける必要がある。ところが、本実施例では全てのプロセスカートリッジ2が装置本体内に装着されたときにのみ上フレーム9aを回動させて書込装置70を閉位置へ移動させることができるため、上記緩衝部材は不要であり低コスト化を図ることができる。
[実施例4]
本実施例において基本的な構成は実施例3と同じであるが、図22に示すように書込装置70が移動可能な閉位置と開位置との間の上フレーム9aの回動動作を規制する規制機構が異なる。
本実施例では、支点軸13を中心に上フレーム9aと一体的に回転する勘合部材22に切り欠き形状29を設けている。
また、本体フレーム8aには、回転軸31を中心に図示しない駆動装置によって回転可能な回転部材30が取り付けられている。図22に示す状態は、装置本体内に少なくとも一つのプロセスカートリッジ2が装着されていない状態であり、この状態では回転部材30と勘合部材22の切り欠き形状29とが勘合し、勘合部材22を介して上フレーム9aの図22中矢印T方向(書込装置70を閉じる方向)への回動が規制されている。
一方、装置本体内に全てのプロセスカートリッジ2が装着されると、上記駆動装置によって回転部材30が図22中矢印Q方向に回動し、勘合部材22の切り欠き形状29と回転部材30との勘合が解除される。このように勘合部材22と回転部材30との勘合が解除されることで、勘合部材22を介して上フレーム9aが図22中矢印T方向(書込装置70を閉じる方向)に回動可能となる。
また、実施形態2のプリンタにおいて、装置本体の図示しない主電源から光学センサ53や上記駆動装置などに電力を供給できる状態であれば、主電源から光学センサ53や上記駆動装置などに電力を供給するようにすれば良い。主電源が切られ主電源から光学センサ53や上記駆動装置などに電力を供給できない状態であれば、主電源からの電力によって随時充電される装置本体に設けられた図示しない蓄電池から光学センサ53や上記駆動装置などに電力を供給するようにすれば良い。
以上、各実施形態によれば、潜像担持体である感光体1上に画像を形成するための帯電手段や現像手段等の作像手段を、感光体1と共に筺体内に収容してなる装置本体に対して着脱自在な複数のプロセスカートリッジ2と、装置本体に設けられた回動軸を中心に装置本体に対して開位置と閉位置との間を回動可能な開閉部材である上フレーム9aとを備え、上フレーム9aを上記閉位置から上記開位置に回動させることで複数のプロセスカートリッジ2の着脱が行える画像形成装置であるプリンタにおいて、上フレーム9aに設けられた勘合部である勘合部材22と勘合し上フレーム9aの回動を規制する回動規制部材である移動部材19と、装置本体に対して移動部材19と勘合部材22とが勘合する位置と勘合しない位置との間で移動部材19を移動させる回動規制部材移動手段と、装置本体内に複数のプロセスカートリッジ2全てが装着されているか否かを検出する検出手段とを有し、上記回動規制部材移動手段は上記検出手段の検出結果に基づいて、少なくとも装置本体内に複数のプロセスカートリッジ2のうち1つでも装着されていない場合に移動部材19を上記勘合する位置に移動させるものである。すなわち、装置本体内に複数のプロセスカートリッジのうち1つでも装着されていないの上記検出手段が検出することで、上記回動規制部材移動手段によって移動部材19を上フレーム9aの勘合部材22と勘合する位置に移動させる。これにより、上フレーム9aの勘合部材22と移動部材19とが勘合して上フレーム9aの回動が規制される。よって、装置本体内にプロセスカートリッジ2が1つでも装着されていない状態では、プロセスカートリッジ2の交換の際に装置本体に対して上記開位置に回動させた上フレーム9aを上記閉位置に回動させることができなくなる。したがって、上記開位置から上記閉位置に向かって回動する回動部材を回動経路の途中で規制部材と接触させて開閉部材の回動を規制する構成のように、開閉部材と規制部材とが激しく衝突して開閉部材や規制部材などが破損してしまうようなことがない。ゆえに、複数のプロセスカートリッジのうち1つでも装置本体内に装着されていない場合に装置本体に対して上フレーム9aが回動するのを規制し、上フレーム9aが破損するのを抑制できる。
また、実施形態1によれば、移動部材19を上記勘合する位置に向かって付勢する回動部材付勢手段である引っ張りバネ21を有し、上記検出手段は可撓性を有する一端が装置本体に連結された第1の紐状部材である紐部材118であり、プロセスカートリッジ2が装置本体に装着された際にプロセスカートリッジ2と圧接する箇所に設けられており、上記回動規制部材移動手段は第2の紐状部材である紐部材218あり、一端が紐部材118の装置本体に連結されていない端部118bに連結され他端である端部218bが移動部材119に連結されており、複数のプロセスカートリッジ2全てと紐部材118とが圧接した際の紐部材118の撓みに応じて紐部材118により紐部材218が引っ張られることで、引っ張りバネ21の付勢力に抗して移動部材19が上記勘合する位置から上記勘合しない位置に向かって移動するように構成したことで、上述したように、簡単な構成で、全てのプロセスカートリッジ2が装置本体に装着された場合のみ上フレーム9を閉位置に移動できる。
また、実施形態1によれば、上記第1の紐状部材と上記第2の紐状部材とを一体で紐部材18として形成したことで、より簡単な構成にすることができる。
また、実施形態2によれば、上記検出手段は複数のプロセスカートリッジ2それぞれに対応させて設けた光学センサ53であることで、上述したように、簡単な構成で、全てのプロセスカートリッジ2が装置本体に装着された場合のみ上フレーム9aを閉位置に移動できる。
また、各実施形態によれば、上フレーム9aが少なくとも上記閉位置にあるときに、プロセスカートリッジ2を付勢する付勢手段である圧縮バネ27を上フレーム9aに設けたことで、画像形成中のプロセスカートリッジ2が正規の位置からずれるのを防止し、プロセスカートリッジ2が正規の位置からずれることで生じ得る色ズレなどの画像不良を抑制することができる。
また、実施形態1によれば、上フレーム9aが少なくとも上記閉位置にあるときにプロセスカートリッジ2を付勢する付勢手段である圧縮バネ27を上フレーム9に設けており、圧縮バネ27の付勢力が引っ張りバネ21の付勢力よりも大きいことで、上述したように、より画像形成中のプロセスカートリッジ2が正規の位置からずれるのを防止しすることができる。
また、実施形態1によれば、感光体1の中心軸15が上記筺体の外側に突出しており、装置本体内にプロセスカートリッジ2を装着した際に中心軸15が上記第1の紐状部材と接するように構成したことで、感光体1の中心軸15をプロセスカートリッジ2の位置決め部材として兼用するので、位置決め専用の部材や形状をプロセスカートリッジ2などに追加する必要がない。これにより、位置決め専用の部材や形状をプロセスカートリッジ2などに追加することによるコスト上昇を回避することができる。
また、実施形態1によれば、紐部材18または紐部材118を巻き取って紐部材18または紐部材118の長さを調節する長さ調節手段である紐部材巻き取り部材20を有することで、経時で紐部材18または紐部材118が伸びた場合に紐部材18または紐部材118の長さ調整をすることができるので、経時で上フレーム9aの回動規制を適切に行うことができる。
また、各実施形態によれば、勘合部材22は凹形状24を有し、移動部材19は勘合部材22の凹形状24に勘合する凸形状を有しており、勘合部材22の凹形状24と移動部材19の凸形状とが勘合することで、上フレーム9aの回動が規制されるように構成したことで、単純な凹形状と凸形状との勘合で上フレーム9aの回動を規制する構成なので低コスト化を図ることができる。
また、各実施形態によれば、上フレーム9aを装置本体に対して開く方向に付勢する開閉部材付勢手段であるトーションバネ14aを有しており、上フレーム9aが装置本体に対して完全に開いたときで、且つ、装置本体内に複数のプロセスカートリッジ2のうち一つでも装着されていないときに、勘合部材22と移動部材19とが勘合するように構成したことで、上フレーム9aが完全に上記開位置にある状態で上フレーム9aの回動を規制することができる。
また、各実施形態によれば、移動部材19は装置本体に設けられた溝形状25に配設されており、移動部材19は溝形状25に沿って直線方向に移動可能であることで、移動部材19の移動をガイドする形状が単純な形状であるので低コスト化を図ることができる。
また、各実施形態によれば、感光体1上に潜像の書込を行う書込手段である書込装置70を有しており、上フレーム9が書込装置70を保持することで、書込装置70が装置本体に対して開閉するのでプロセスカートリッジ2の脱着がし易くなり、操作性が向上する。
実施例1に係るプリンタのプロセスカートリッジが装着されていない状態での装置本体内側から見た概略構成図。 実施形態1に係るプリンタの断面概略構成図。 プロセスカートリッジの断面概略構成図。 前カバー開閉方式で内部のメンテナンスを行う画像形成装置の一例を示す斜視図。 左カバー開閉方式で内部のメンテナンスを行う画像形成装置の一例を示す斜視図。 上カバー開閉方式で内部のメンテナンスを行う画像形成装置の一例を示す斜視図。 書込装置が書込動作位置にあるときのプリンタの斜視図。 支持部を付勢するバネの取り付け位置を示す概略構成図。 書込装置が開位置にあるときのプリンタの斜視図。 トーションバネが取り付けられた支点軸近傍の拡大図。 プロセスカートリッジの外観図。 実施例1に係るプリンタの装置本体内にプロセスカートリッジが装着された状態での装置本体内側から見た概略構成図。 実施例1に係るプリンタの書込装置が閉位置にあるときの装置本体内側から見た概略構成図。 紐部材巻き取り部材近傍の拡大図。 変形例に係るプリンタのプロセスカートリッジが装着されていない状態での装置本体内側から見た概略構成図。 変形例に係るプリンタの装置本体内にプロセスカートリッジが装着された状態での装置本体内側から見た概略構成図。 変形例に係るプリンタの書込装置が閉位置にあるときの装置本体内側から見た概略構成図。 実施例2に係るプリンタの支点軸近傍の拡大図。 実施例3に係るプリンタのプロセスカートリッジが装着されていない状態での装置本体内側から見た概略構成図。 実施例3に係るプリンタの装置本体内にプロセスカートリッジが装着された状態での装置本体内側から見た概略構成図。 実施例3に係るプリンタの書込装置が閉位置にあるときの装置本体内側から見た概略構成図。 実施例4に係るプリンタの支点軸近傍の拡大図。
符号の説明
1 感光体
2 プロセスカートリッジ
8a,8b 本体フレーム
9a,9b 上フレーム
10a 支持部
11a 保持穴
12a 保持溝
13 支点軸
14a トーションバネ
15 中心軸
16a ガイド形状
17a 位置決め形状
18 紐部材
19 移動部材
20 紐部材巻き取り部材
21 引っ張りバネ
22 勘合部材
23 滑車
24 凹形状
25 溝形状
26 プロセスカートリッジガイド溝
27 圧縮バネ
28 穴
29 形状
30 回転部材
31 回転軸
32 圧縮バネ
50 上カバー
53 光学センサ
69 従動ローラ
70 書込装置
118 紐部材
218 紐部材

Claims (12)

  1. 潜像担持体上に画像を形成するための帯電手段や現像手段等の作像手段を、該潜像担持体と共に筺体内に収容してなる装置本体に対して着脱自在な複数のプロセスカートリッジと、
    装置本体に設けられた回動軸を中心に装置本体に対して開位置と閉位置との間を回動可能な開閉部材とを備え、
    該開閉部材を該閉位置から該開位置に回動させることで該複数のプロセスカートリッジの着脱が行える画像形成装置において、
    該回動軸近傍の該開閉部材に設けられた勘合部と勘合し該開閉部材の回動を規制する回動規制部材と、
    装置本体に対して該回動規制部材と該勘合部とが勘合する位置と勘合しない位置との間で該回動規制部材を移動させる回動規制部材移動手段と、
    装置本体内に該複数のプロセスカートリッジ全てが装着されているか否かを検出する検出手段とを有し、
    該回動規制部材移動手段は該検出手段の検出結果に基づいて、少なくとも装置本体内に該複数のプロセスカートリッジのうち1つでも装着されていない場合に該回動規制部材を該勘合する位置に移動させるものであることを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1の画像形成装置において、
    上記回動規制部材を上記勘合する位置に向かって付勢する回動部材付勢手段を有し、
    上記検出手段は可撓性を有する一端が装置本体に連結された第1の紐状部材であり、該プロセスカートリッジが装置本体に装着された際に該プロセスカートリッジと圧接する箇所に設けられており、
    上記回動規制部材移動手段は第2の紐状部材であり、一端が該第1の紐状部材の装置本体に連結されていない端部に連結され他端が該回動規制部材に連結されており、
    該複数のプロセスカートリッジ全てと該第1の紐状部材とが圧接した際の該第1の紐状部材の撓みに応じて該第1の紐状部材により該第2の紐状部材が引っ張られることで、該回動規制部材付勢手段の付勢力に抗して該回動規制部材が上記勘合する位置から上記勘合しない位置に向かって移動するように構成したことを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項2の画像形成装置において、
    上記第1の紐状部材と上記第2の紐状部材とを一体で形成したことを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1の画像形成装置において、
    上記検出手段は上記複数のプロセスカートリッジそれぞれに対応させて設けた光学センサであることを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1、2、3または4の画像形成装置において、
    上記開閉部材が少なくとも上記閉位置にあるときに、上記プロセスカートリッジを付勢する付勢手段を該開閉部材に設けたことを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項2または3の画像形成装置において、
    上記開閉部材に設けられ上記開閉部材が少なくとも上記閉位置にあるときに上記プロセスカートリッジを付勢する付勢手段を有しており、
    該付勢手段の付勢力が上記回動規制部材付勢手段の付勢力よりも大きいことを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項2、3または6の画像形成装置において、
    上記潜像担持体の中心軸が上記筺体の外側に突出しており、
    装置本体内に上記プロセスカートリッジを装着した際に該中心軸が上記第1の紐状部材と接するように構成したことを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項2、3、6または7の画像形成装置において、
    上記第1の紐状部材を巻き取って該第1の紐状部材の長さを調節する長さ調節手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項1、2、3、4、5、6、7または8の画像形成装置において、
    上記勘合部は凹形状を有し、
    上記回動規制部材は該勘合部の凹形状に勘合する凸形状を有しており、
    該勘合部の凹形状と該回動規制部材の凸形状とが勘合することで、上記開閉部材の回動が規制されるように構成したことを特徴とする画像形成装置
  10. 請求項1、2、3、4、5、6、7、8または9の画像形成装置において、
    上記開閉部材を装置本体に対して開く方向に付勢する開閉部材付勢手段を有しており、
    該開閉部材が装置本体に対して完全に開いたときで、且つ、装置本体内に該複数のプロセスカートリッジのうち一つでも装着されていないときに、上記勘合部と上記回動規制部材とが勘合するように構成したことを特徴とする画像形成装置。
  11. 請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9または10の画像形成装置において、
    上記回動規制部材は装置本体に設けられた溝形状に配設されており、該回動規制部材は該溝形状に沿って直線方向に移動可能であることを特徴とする画像形成装置。
  12. 請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10または11の画像形成装置において、
    潜像担持体上に潜像の書込を行う書込手段を有しており、
    上記開閉部材が該書込手段を保持することを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104102104A (zh) * 2013-04-10 2014-10-15 株式会社理光 电子设备、图像形成装置、以及锁定方法
JP2014219627A (ja) * 2013-05-10 2014-11-20 株式会社リコー 画像形成装置
US9164470B2 (en) 2012-09-18 2015-10-20 Ricoh Company, Limited Transfer device and attachment of the transfer device to a cover of an image forming apparatus

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