JP2009282059A - 液晶表示装置 - Google Patents

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隆史 橋口
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Abstract

【課題】広視野角化を実現しつつ、表示品位の向上、及び高歩留り化を実現する半透過型液晶表示装置を提供すること。
【解決手段】本発明の一態様に係る半透過型液晶表示装置は、第1の基板30と第2の基板40の間に封止された液晶層3を備え、画素電極2の透過領域Tは、反射領域Rから延在された領域であって、当該領域には液晶層3の配向を制御するための配向制御パターン11からなる透明導電膜10が配設されている。配向制御パターン11は、透過領域Tにおける反射領域Rの境界近傍から、透明導電膜10の周縁部に向けて、幅が狭くなる根元太ラインパターン12であり、反射領域Rに配設された透明導電膜10と一体的に形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、液晶表示装置に関し、特に反射モードと透過モードの双方で表示を行う半透過型の液晶表示装置に関する。
液晶表示パネルの表示方式は、透過型、反射型、半透過型に大別される。透過型は、バックライトと呼ばれる光源を点灯し、液晶表示パネルを通過した光で表示を行う表示方式である。このため、暗所での視認性は高いが、明所での視認性は低い。一方、反射型は、液晶表示パネルに入射した光を反射させて表示を行う表示方式である。このため、明所での視認性は高いが、暗所での視認性が低い。半透過型は、透過型と反射型の機能を兼ね備えた表示方式であり、周囲の明るさに応じて表示モードを切り替えることにより、視認性の高い表示を常に提供することができる。その優れた表示特性から、半透過型液晶表示装置は、携帯機器や移動体機器等において広く適用されている。
半透過型液晶表示装置は、第1の基板と第2の基板との間に液晶層が挟持された構造となっている。第1の基板の内面には、例えばアルミニウム等の金属膜に光透過用の開口部が形成された反射膜が形成されている。
反射モードにおいては、第2の基板側(視認側)から入射した外光が液晶層を通過し、さらに第1の基板の内面に配設された反射膜で反射される。そして、その反射光が、再度、液晶層を通過して第2の基板側から出射されることにより、表示に寄与する。一方、透過モードにおいては、第1の基板側(反視認側)から入射したバックライトからの光が、透過膜を通過し、さらに液晶層を通過する。そして、第2の基板側から外部に出射されることにより、表示に寄与する。従って、反射膜が形成された領域が反射領域、反射膜の開口部が形成された領域が透過領域となる。
従来の半透過型液晶表示装置においては、透過モードにおいて視角が狭いという課題があった。これは、視差が生じないように液晶セルの内面に反射膜を設けている関係で、観察者側に備えた1枚の偏光板だけで反射表示を行わなければならないという制約があり、光学設計の自由度が小さいためである。
そこで、特許文献1において、垂直配向液晶を用いる半透過型液晶表示装置が提案された。その特徴は、(1)誘電異方性が負の液晶を基板に対して垂直に配向させ、電圧印加によってこれを倒す「VA(Vertical Alignment)モード」を採用した点、(2)透過領域と反射領域の液晶層厚(セルギャップ)が異なる「マルチギャップ構造」を採用した点、(3)透過領域を正八角形又は円とし、この領域内で液晶が等方的に倒れるように、対向基板上の透過領域の中央に突起を設ける、いわゆる「配向分割構造」を採用した点にある。
特許文献2及び3には、1つの画素領域を幅細の連結部によって繋がっている略四角形状の3つのサブ画素電極に分割し、そのうちの一つを反射領域R、残りの2つを透過領域Tとする構成が開示されている。そして、各サブ画素電極それぞれに、配向制御用突起や、配向制御用開口を設ける構成が開示されている。
特許文献2においては、液晶の配向を安定させるために、ITO等の透明導電膜からなる画素電極の端辺から複数のスペース(スリット)が形成され、微細なとげのようなパターン構成が開示されている。特許文献3には、画素電極の外周部の最も配向が乱れやすい領域(反射領域と透過領域との境界領域側に位置する4つのコーナー領域)にスリットを設ける構成が開示されている。
特許文献4には、半透過型液晶表示装置の例ではないが、透過型液晶表示装置の例において、様々な形状の電極スリットを設ける例が開示されている。
特開2002−350853号公報 特開2005−173037号公報 第3−4図、段落番号0020−0022 特開2006−243317号公報 第8−9図、段落番号0051−0068 特開2003−161947号公報
上記特許文献2〜4のように画素電極にスリットを設ける微細パターン構造を有する画素電極においては、その下層に配設された積層膜が水分や熱によって膨張伸縮することに起因して、本来意図した微細パターンの形状とは異なる形状に変形してしまう場合がある。このような状況となると、液晶の配向不良が生じ、表示品位が低下してしまう。また、膨張伸縮の程度によっては、画素電極の微細パターンが分断され、断線してしまう場合がある。さらに、断線した画素が隣接間の画素同士をショートさせ、点欠陥を発生させる恐れがある。とりわけ、画素電極の下層を有機膜により構成する場合において、微細パターンの変形や断線を解決する技術が切望されていた。
本発明は、上記背景に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、半透過型液晶表示装置において、広視野角化を実現しつつ、表示品位の向上、及び高歩留り化を実現する液晶表示装置を提供することにある。
本発明に係る第1の態様の液晶表示装置は、背面側からの光を表示面側へ所定の単一方向性光路を経るよう透過させる透過領域と、前記表示面側から入射する光を所定の双方向性光路を経るように反射させる反射領域と、透明導電膜と反射性導電膜を備える画素電極が形成された第1の基板と、前記第1の基板と対向配置される第2の基板と、前記第1の基板と前記第2の基板の間に封止された液晶層と、を備える。そして、前記画素電極の前記透過領域には、前記反射領域から延在された領域であって、当該領域には、前記液晶層の配向を制御するための配向制御パターンからなる前記透明導電膜が配設されている。さらに、前記配向制御パターンは、前記透過領域における前記反射領域の境界近傍から前記透明導電膜の周縁部に向けて、幅が狭くなる根元太ラインパターンであり、前記反射領域に配設された前記透明導電膜と一体的に形成されている。
本発明に係る第2の態様の液晶表示装置は、背面側からの光を表示面側へ所定の単一方向性光路を経るよう透過させる透過領域と、前記表示面側から入射する光を所定の双方向性光路を経るように反射させる反射領域と、透明導電膜と反射性導電膜を備える画素電極が形成された第1の基板と、前記第1の基板と対向配置される第2の基板と、前記第1の基板と前記第2の基板の間に封止された液晶層と、を備える。そして、前記画素電極の前記透過領域は、前記反射領域から延在された領域であって、当該領域には、前記液晶層の配向を制御するための配向制御パターンからなる前記透明導電膜が配設されている。さらに、前記配向制御パターンは、前記透過領域の前記透明導電膜にスリット状の開口部を設けることにより形成された前記透明導電膜から構成されるラインパターンであり、前記反射領域に配設された前記透明導電膜と前記配向制御パターンが一体的に形成され、かつ、前記透過領域の前記透明導電膜の外側周縁部近傍において、少なくとも隣接する前記ラインパターン同士が電気的に接続するように接続パターンが形成されている。
本発明に係る第3の態様の液晶表示装置は、背面側からの光を表示面側へ所定の単一方向性光路を経るよう透過させる透過領域と、前記表示面側から入射する光を所定の双方向性光路を経るように反射させる反射領域と、透明導電膜と反射性導電膜を備える画素電極が形成された第1の基板と、前記第1の基板と対向配置される第2の基板と、前記第1の基板と前記第2の基板の間に封止された液晶層と、を備える。そして、前記画素電極の前記透過領域は、前記反射領域から延在された領域であって、当該領域には、前記液晶層の配向を制御するための配向制御パターンからなる前記透明導電膜が配設されている。さらに、前記配向制御パターンは、前記反射領域の前記透明導電膜と一体的に形成されたラインパターンであり、当該ラインパターンの根元部及びその周辺の直上層には、前記反射領域の画素電極と電気的に接続される導電膜が被覆されている。
本発明に係る第4の態様の液晶表示装置は、背面側からの光を表示面側へ所定の単一方向性光路を経るよう透過させる透過領域と、前記表示面側から入射する光を所定の双方向性光路を経るように反射させる反射領域と、透明導電膜と反射性導電膜を備える画素電極が形成された第1の基板と、前記第1の基板と対向配置される第2の基板と、前記第1の基板と前記第2の基板の間に封止された液晶層と、を備える。そして、前記画素電極の前記透過領域は、前記反射領域から延在された領域であって、当該領域には、前記液晶層の配向を制御するための配向制御パターンからなる前記透明導電膜が配設されている。さらに、前記配向制御パターンは、前記反射領域の前記透明導電膜と分断されたラインパターンであり、当該ラインパターンの前記反射領域側の端部及びその周辺の直上層には、前記反射領域の画素電極と電気的に接続される導電膜が被覆されている。
本発明によれば、半透過型液晶表示装置において、広視野角化を実現しつつ、表示品位の向上、及び高歩留り化を実現する液晶表示装置を提供することができるという優れた効果を有する。
以下、本発明を適用した実施形態の一例について説明する。なお、本発明の趣旨に合致する限り、他の実施形態も本発明の範疇に属し得ることは言うまでもない。また、以降の図における各部材のサイズや比率は、説明の便宜上のものであり、これに限定されるものではない。
[実施形態1]
本実施形態1に係る半透過型液晶表示装置(以下、「液晶表示装置」と云う)は、画素電極が形成された第1の基板と、第1の基板と対向配置された第2の基板を有する。そして、これら一対の基板間に液晶層が挟持されている。第1の基板は、例えば、薄膜トランジスタ(TFT(Thin Film Transistor))アレイ基板(以下、「TFTアレイ基板」と云う)などの配線基板である。第1の基板には、複数の走査信号線が並行に配設されている。そして、この走査信号線と直交する方向には、複数の表示信号線が並行に、かつ走査信号線と交差するように配設されている。
隣接する走査信号線と表示信号線とで囲まれた領域が画素となる。すなわち、第1の基板においては、画素がマトリックス状に配列されている。
本実施形態1に係る液晶は、誘電率異方性が負の液晶材料を用いている。電圧無印加状態においては、第1の基板、第2の基板に対して垂直に配向する。そして、電圧印加により、垂直配向から傾斜して多軸配向に切り替わる。
図1に、本実施形態1に係る液晶表示装置のTFTアレイ基板(第1の基板)の1画素分の画素電極の模式的平面図を示す。また、図2に、図1のII−II切断部断面図の位置に相当するTFTアレイ基板の模式的断面図を、図3に、図1の点線Aの領域の画素電極の部分拡大平面図を示す。また、図4に、本実施形態1に係る液晶表示装置の模式的断面図を示す。
TFTアレイ基板30は、図2に示すように、ガラス基板等の絶縁性基板31、ゲート電極32、補助容量配線33、シリコン窒化膜等からなるゲート絶縁膜34、半導体層35、ソース電極36、ドレイン電極37、層間絶縁膜38、平坦化膜39、透明導電膜10、反射性導電膜20等を備えている。
TFTアレイ基板30の内面に形成された画素電極2には、反射領域Rと透過領域Tがある。反射領域Rは、平面視上、矩形状であり、透過領域Tは、反射領域Rの外側に枠体状に区画される。このような画素電極が各画素に形成されている。画素電極2は、透明導電膜10と反射性導電膜20により構成される。透明導電膜10とドレイン電極37とは、コンタクトホール6を介して接続されている。
反射領域Rは、視認側である表示面側(対向基板40側)から入射する光を、所定の双方向性光路を経るように反射させる領域である。反射領域Rの表面は、図2に示すように、平坦化膜39に形成された凹凸パターン7によって凹凸形状となっている。本実施形態1に係る反射領域Rは、透明導電膜10と反射性導電膜20の積層構造となっている。
透過領域Tは、反視認側である裏面側(TFTアレイ基板30側)からの光を表示面側へ所定の単一方向性光路を経るように透過させる領域である。画素電極2の透過領域Tは、反射領域Rから延在された領域にある。そして、透過領域Tに配置される液晶層3の配向を制御するための配向制御パターンからなる透明導電膜10により構成されている。配向制御パターン11は、透過領域Tにおける反射領域Rの境界近傍から、透明導電膜10の周縁部に向けて、幅が狭くなる根元太ラインパターン12であり、配向制御パターン11(根元太ラインパターン12)は、反射領域Rの透明導電膜10と一体的に形成されている。配向制御パターン11により、透過領域Tにおける液晶層3の配向が制御される。
根元太ラインパターン12は、図3に示すように、透明導電膜10の周縁部に近づくにつれて幅W1が狭くなるように形成されている。換言すると、透明導電膜10の周縁部に近づくにつれて、透明導電膜10に形成されたスリット19の幅W2が広くなるように形成されている。また、根元太ラインパターン12の方向は、図1に示すように、1つの画素において、平面視上、放射状になるように形成されている。これにより、電圧印加時に、1つの画素において透過領域Tの液晶を放射状に傾斜させることができる。本実施形態1に係る根元太ラインパターン12は、分岐しない1本の線状パターン12Aと、分岐構造を有する分岐状パターン12Bを備えている。
TFTアレイ基板30には、図4に示すように、第2の基板たる対向基板40が配置されている。対向基板40は、例えばカラーフィルタ基板であり、視認側に配置される。対向基板40には、絶縁性基板41、カラーフィルタ42、ブラックマトリクス(不図示)、平坦化膜43、対向電極44、配向制御部45、及び配向膜(不図示)等が形成されている。そして、TFTアレイ基板30と対向基板40との間に液晶層3が挟持されている。
対向基板40に設けられた配向制御部45は、対向電極44の上層に突起状構造体として形成されている(図4参照)。これは、感光性樹脂を用いて、フォトリソグラフィー処理により作製することができる。対向基板40の配向制御部45により、反射領域Rに配置された液晶層3の配向が制御される。すなわち、配向制御部45により、電圧印加に応じて、反射領域Rの液晶分子を垂直配向から多軸配向に切り換えることができる。配向制御部45の形成位置は、反射領域Rの略中心位置とする。
配向制御部45としては、上述したように電圧印加に応じて、液晶分子を垂直配向から一軸、若しくは多軸配向に切り換えることができれば、その構造は特に限定されない。例えば、配向制御用突起や、配向制御用開口等の公知の構成を対向基板40側に配置することができる。対向基板40側に代えてTFTアレイ基板30側に配設することもできる。また、1つの反射領域Rに対して1つの配向制御部45を形成する態様に限定されるものではなく、反射領域Rの面積や形状に応じて1つの反射領域Rに複数の配向制御部45を配設してもよい。なお、対向基板40の反射領域Rに、透過領域Tと反射領域Rで、液晶層3を通過する光路長をほぼ同じにするために、透明樹脂等からなる液晶層厚調整層を形成してもよい。
TFTアレイ基板30と、対向基板40との外側の面には、不図示の偏光板や位相差板等が設けられている。また、TFTアレイ基板30の外側である反視認側には、バックライトユニット(不図示)等が配設されている。
液晶は、画素電極2と対向電極44との間の電界によって駆動される。すなわち、基板間の液晶層3の配向方向が変化する。これにより、液晶層3を通過する光の偏光状態が変化する。すなわち、偏光板を通過して直線偏光となった光は液晶層3によって、偏光状態が変化する。具体的には、透過領域Tにおいては、バックライトユニットからの光は、偏光板によって直線偏光になる。そして、この直線偏光が液晶層3を通過することによって、偏光状態が変化する。
従って、偏光状態によって、対向基板40側の偏光板を通過する光量が変化する。すなわち、バックライトユニットから液晶表示パネルを通過する透過光のうち、視認側の偏光板を通過する光の光量が変化する。液晶層3の配向方向は、印加される表示電圧によって変化するので、表示電圧を制御することによって、視認側の偏光板を通過する光量を変化させることができる。すなわち、画素毎に表示電圧を変えることによって、所望の画像を表示することができる。
次に、本実施形態1に係るTFTアレイ基板30の製造方法について述べる。なお、以下に説明する例は典型的なものであって、本発明の趣旨に合致する限り他の製造方法を採用することができることは言うまでもない。
まず、絶縁性基板31として透明なガラス基板等を洗浄して表面を清浄化する。絶縁性基板31の厚さは任意でよいが、液晶表示装置1の厚さを薄くするために1.1mm厚以下のものが好ましい。絶縁性基板31が薄すぎる場合には各種の成膜やプロセスの熱履歴によって基板の歪みが生じるためにパターニング精度が低下するなどの不具合を生じるので、絶縁性基板31の厚さは使用するプロセスを考慮して選択する必要がある。また、絶縁性基板31がガラスなどの脆性破壊材料からなる場合、基板の端面は面取りを実施しておくことが、端面からのチッピングによる異物の混入を防止する上で好ましい。
次に、スパッタリングなどの方法でゲート配線(不図示)、ゲート電極32、補助容量配線33等を形成するための金属薄膜を成膜する。当該金属薄膜としては、例えばクロム、モリブデン、タンタル、チタン、アルミニウム、銅やこれらに他の物質を微量に添加した合金などを用いることができ、100nm から500nm程度の膜厚の薄膜を用いることができる。好適な実施例では、200nmの膜厚のアルミニウムが用いられる。
次に、写真製版法によりレジストを塗膜、露光、現像等のプロセスを経てパターニングし、エッチング処理により上記金属薄膜をパターニングする。これにより、ゲート電極32、ゲート配線(不図示)、補助容量電極(不図示)、補助容量配線33、及びゲート端子(不図示)等が形成される。金属薄膜のエッチングは、パターンエッジがテーパー形状となるようにエッチングすることが、他の配線との段差での短絡を防止する上で好ましい。
次に、プラズマCVDによりゲート絶縁膜34、半導体層35(半導体能動膜、オーミックコンタクト膜)を形成するための薄膜を成膜する。ゲート絶縁膜34を構成する薄膜としては、SiNx膜、SiOy膜、SiOzNw膜やこれらの積層膜を用いることができる(なお、x、y、z、wはそれぞれ正数である)。半導体層35のうちの半導体能動膜としては、アモルファスシリコン(a−Si)膜、ポリシリコン(p−Si)膜が用いられる。オーミックコンタクト膜としては、a−Si、又はp−Siにリン(P)を微量にドーピングしたn型a−Si膜、n型p−Si膜が用いられる。
次に、写真製版法により半導体層35を少なくともTFT部が形成される部分にパターニングする。ゲート絶縁膜34は、全体に亘って残存する。半導体層35のエッチングは、公知のガス組成(例えば、SF6とO2の混合ガスまたはCF4とO2の混合ガス)でドライエッチングが可能である。
次に、スパッタリングなどの方法でソース電極36及びドレイン電極37を形成するための金属薄膜を成膜する。この金属薄膜としては、例えばクロム、モリブデン、タンタル、チタン、アルミニウム、銅やこれらに他の物質を微量に添加した合金、あるいはこれらの積層膜が用いられる。もちろん、上述の材料を積層形成してもよい。好適な実施例としては、200nmの膜厚を有するクロムを成膜する例を挙げることができる。
続いて、写真製版法、エッチング法によりこの金属薄膜がソース配線(不図示)、ソース端子(不図示)、ソース電極36及びドレイン電極37を形成するようにパターニングする。ソース電極36は、ソース配線とゲート配線が交差する部分にまで亘って形成される。次に、半導体層35のうちのオーミックコンタクト膜のエッチングを行ない、TFTのチャネル部となる半導体能動膜を露出させる。オーミックコンタクト膜のエッチングは、公知のガス組成(例えば、SF6とO2の混合ガスまたはCF4とO2の混合ガス)でドライエッチングが可能である。これらの工程により、TFTが形成される。
次に、プラズマCVD法により層間絶縁膜38を形成するための膜を形成する。その上から平坦化膜39を形成する。層間絶縁膜38を形成するための膜は、ゲート絶縁膜34と同様の材質により形成することができる。好適な実施例では、100nmの膜厚のSiNが用いられる。また、平坦化膜39は、感光性有機膜を好適に用いることができる。例えば、JSR社製PC335又はPC405等のポジ型感光性樹脂組成物を用いることができる。無論、ネガ型の感光性樹脂組成物を用いてもよい。平坦化膜39は、3.0〜4.0μm程度の厚み、望ましくは3.2〜3.9μm程度の厚みで形成される。無論、これ以外の厚みでもよい。
次いで、写真製版法により平坦化膜39の所望のパターン形状及び平坦化膜39の反射領域Rの表面に凹凸パターン7を得るようにパターン形成する。まず、パターン形成前の平坦化膜39に、光透過領域を有する遮光マスク(フォトマスク)を用いて、均一に低照度で露光を行う。続いて、図2に示すようなコンタクトホール6に対応する部分が開口した遮光マスク(不図示)を用いて、均一に高照度で露光を行う。
上記露光工程後、現像液を用いて現像を行う。これにより、高照度露光領域の平坦化膜39が完全に除去され、低照度露光部の平坦化膜39は初期の膜厚に対して若干膜減りする。その結果、平坦化膜39の表面に凹凸パターン7が形成せしめられる。この凹凸パターン7は、後述する反射電極の表面に散乱用の凹凸形状として反映される。なお、このように照度を変えることにより平坦化膜39のパターン形状を制御する方法に代えて、二つの異なる平坦化膜を塗布し、順を追って露光、現像を行いパターニングしてもよい。
続いて、必要に応じて加熱処理を行う。その後、コンタクトホール6に対応する領域では、エッチング工程により層間絶縁膜38が除去されてドレイン電極37が露出する。
次に、スパッタリングなどの方法で透明導電膜10を成膜する。透明導電膜としては、ITO、SnO2、IZOなどを用いることができる。化学的安定性の点からは、ITOが好ましい。好適な実施例では、透明導電膜は、80nmの膜厚を有するITOが用いられる。
次に、写真製版法により透明導電膜10の所望のパターン形状を得るようにパターン形成する。透明導電膜のエッチングは、使用する材料によって公知のウェットエッチング(例えば、透明導電膜が結晶化ITOからなる場合には塩酸、及び硝酸が混合されてなる水溶液)を用いて行うことができる。透明導電膜10がITOの場合、公知のガス組成(例えば、HI、HBr)でのドライエッチングによるエッチングも可能である。これにより、透明導電膜10のパターンが得られる。透明導電膜10は、コンタクトホール6を介して、ドレイン電極37と電気的に接続される。
透明導電膜10は、画素電極2を構成する反射領域R及び透過領域Tに亘って一体的に形成する。すなわち、反射領域Rには、全面に亘ってパターンなしの透明導電膜10を配設する。反射領域Rから透過領域Tに亘る透明導電膜10は、一体的に1つのパターンとなっている。透過領域Tには、前述したような根元太ラインパターン12を有するパターンを形成する。透明導電膜10は、単層に限定されず、積層体により構成してもよい。
続いて、スパッタリングなどの方法で反射性導電膜20を成膜する。反射性導電膜20としては、例えばアルミニウム等の反射機能を有する金属を用いることができる。膜厚としては、例えば、100nmから500nm程度の膜厚の薄膜を用いることができる。反射性導電膜20は、単層に限定されず積層体により構成してもよい。反射性導電膜20を成膜後、所望のパターン形状を得るようにパターニング形成する。
その後、画素電極上に配向膜(不図示)を塗布し、TFTアレイ基板30が製造される。配向膜としては、垂直配向膜が用いられる。このように製造されたTFTアレイ基板30は、対向基板40とシール材(不図示)によって貼り合せられるとともに、両基板とシール材によって囲まれた領域に液晶が注入される。
本実施形態1に係る液晶表示装置においては、負の誘電率異方性を備えた液晶分子を基板面に対して垂直配向させ、電圧の印加によって液晶分子を倒して光変調を行う。反射領域Rにおいては、液晶分子の配向を制御する配向制御部45を配設しているため、垂直配向させた液晶分子を放射状に傾斜させることができる。一方、透過領域Tにおいては、液晶分子の配向を制御する根元太ラインパターン12を、1つの画素内において、放射状に配設しているので、垂直配向させた液晶分子を放射状に傾斜させることができる。このため、広視野角化を実現することができる。
また、本実施形態1に係る透過領域Tに形成された根元太ラインパターン12は、透明導電膜10の周縁部に近づくにつれて幅W1が狭くなるように形成されている。換言すると、応力の集中しやすい根元部を太くすることにより、画素電極2の下層に形成された平坦化膜39が、水分や熱などにより膨張伸縮した場合においても、その応力によって根元太ラインパターン12の形状が変形したり、断線したりすることを抑制することができる。このため、液晶層3の配向制御が安定し、表示品位の高い液晶表示装置を提供することができる。また、断線による歩留り低下を抑制することができる。
また、本実施形態1に係る画素電極2においては、上記特許文献2や3に記載のように、サブ画素電極同士を接続する細幅の連結部を設けていないので、サブピクセル間の反射、透過に属さない無効領域がない。従って、反射領域、透過領域に用いる有効面積を広く取ることができる。このため、高コントラスト化を実現することができる。しかも、細幅の連結部を設けていないので、平坦化膜39の水分や熱などによる膨張伸縮による連結部の変形や断線の問題が生じない。
また、本実施形態1に係る画素電極においては、透過領域Tは、根元太ラインパターン12によって液晶分子の配向制御を行っている。このため、透過領域Tにおいては、配向制御用突起や配向制御用開口等の配向制御部を設ける必要がなく、開口率の向上を図ることができる。すなわち、高輝度化を実現することができる。さらに、本実施形態1に係る画素電極においては、透過領域Tを反射領域Rの外側に枠体状に形成しているので、透過領域Tの配向制御パターン11の強度を高めつつ、透過領域Tの面積を効率よく確保することができる。なお、本発明においては、透過領域Tにおいて対向基板40に配向制御部を設けずに液晶層3の配向制御が可能であり、上述した効果を得ることができるものであるが、対向基板40に配向制御部を設けることを排除するものではない。
なお、本実施形態1においては、液晶の配向方向を放射状に傾斜させる例について説明したが、放射状に傾斜させる必要性はなく、1方向、2方向、3方向、4方向等の一軸、若しくは多軸方向に傾斜させる場合にも同様の効果が得られる。また、根元太ラインパターン12の形状は、根元部ほど幅広となっていればよく、上記図1の態様に限定されるものではない。
また、反射領域Rのパターンは、矩形状のパターンである必要性はなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において多角形、円形、楕円形等の種々の形状とすることができる。また、1つの画素における反射領域Rのパターンは、1つである例について説明したが、複数に分割したパターンとすることもできる。さらに、本実施形態1においては、透過領域Tが、反射領域Rの外側に枠体状に形成されている例について説明したが、これに限定されるものではなく、反射領域Rの少なくとも一方向に延在された領域に透過領域Tが形成されていれば本件発明の効果を得ることができる。
また、画素電極2の直下層に配設された積層膜として、平坦化膜の例を挙げたが、これに限定されるものではなく、層間絶縁膜等の他の積層膜の場合にも、本件発明の効果を得ることができる。本発明は、水分や熱により膨張伸縮の生じやすい有機膜等において特に好適に用いることができる。
[実施形態2]
次に、上記実施形態に係る液晶表示装置とは異なる一例について説明する。なお、以降の説明において、上記実施形態と同一の要素部材は同一の符号を付し、適宜その説明を省略する。
本実施形態2に係る液晶表示装置は、画素電極2aの配向制御パターン11a以外の基本的な構造及び製造方法は、上記実施形態1と同様である。図5に、本実施形態2に係る液晶表示装置のTFTアレイ基板の1画素分の画素電極2aの模式的な部分拡大平面図を示す。
透過領域Tは、矩形状に形成された反射領域Rから延在された方向の枠体部に相当する位置に形成されている。そして、透過領域Tに設けられた配向制御パターン11aは、透明導電膜10aにスリット状の開口部を設けることにより形成された透明導電膜10aから構成されるラインパターン13である。このラインパターン13は、反射領域Rに配設された透明導電膜10aと一体的に形成されている。そして、透過領域Tの透明導電膜10aの外側周縁部近傍において、少なくとも隣接するラインパターン13同士が電気的に接続するように接続パターン13Aが形成されている。
本実施形態2に係る接続パターン13Aは、透明導電膜10aにより、その外側周縁部が枠体状になるように形成されている。換言すると、透過領域Tにおける透明導電膜10aに、スリット状の開口パターンであるスリットパターン18を放射状に設けることにより、ラインパターン13と、接続パターン13Aを形成している。これにより、ラインパターン13は、図5に示すように、平面視上、1つの画素電極において、放射状になるように形成され、ラインパターン13の外側端部が接続パターン13Aにより電気的に接続される。これにより、電圧印加時に、1つの画素において透過領域Tの液晶を放射状に傾斜させることができる。反射領域Rにおいては、上記実施形態1と同様に、透明導電膜10aと反射性導電膜20との積層体により構成されている。透過領域Tにおいては、スリットパターン18により液晶層3の配向方位が制御される。
本実施形態2に係るTFTアレイ基板の基本的な製造方法は、下記の点を除き上記実施形態1と同様である。すなわち、透過領域Tの透明導電膜10aにおいて、上記実施形態1の根元太ラインパターン12に代えて、ラインパターン13及び接続パターン13Aが形成されるようにスリットパターン18を形成すればよい。その後、上記実施形態1と同様の方法により、反射性導電膜20を成膜してパターン形成を行う。なお、本実施形態2においては、ラインパターン13と接続パターン13Aを同一レイヤにある透明導電膜10aにより形成する例について説明したが、ラインパターン13を透明導電膜10aにより形成し、ラインパターン13の外側端部に、少なくとも隣接するラインパターン13同士が電気的に接続するように、その上層に接続パターンを配設してもよい。
本実施形態2に係る液晶表示装置においては、上記実施形態1と同様の理由により広視野角化、高コントラスト化を実現することができる。また、本実施形態2に係る透過領域Tは、透過導電膜10aの外側周縁部で接続パターンにより連結しているので透過領域Tにおける透明導電膜10aの強度を高めることができる。
従って、画素電極2aの下層に形成された平坦化膜39が、水分や熱などにより膨張伸縮した場合においても、その応力によって透過領域Tの透明導電膜10aの形状が変形したり、断線したりすることを抑制することができる。仮に、ラインパターン13に断線が生じた場合であっても、接続パターン13Aを介して電位を供給することができる。以上により、液晶層3の配向制御が安定し、表示品位の高い液晶表示装置を提供することができる。また、断線による歩留り低下を抑制することができる。
本実施形態2に係る配向制御パターンによれば、上記特許文献1に比してラインパターン13の配向方向の設計自由度が増加するというメリットもある。例えば、矩形状の反射領域Rの辺と平行な方向にスリットパターン18を設けることにより、反射領域Rの辺と平行な方向に配向制御パターン11aを設けることも可能である。
なお、本実施形態2においては、液晶層3の配向方向を放射状に傾斜させる例について説明したが、放射状に傾斜させる必要性はなく、1方向、2方向、3方向、4方向等の一軸若しくは多軸方向に傾斜させる場合にも同様の効果が得られる。すなわち、配向制御パターンを放射状に配向させる態様に代えて、1方向、2方向、3方向、4方向等に配向させたものを用いてもよい。また、ラインパターン13の形状は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の形状とすることができる。例えば、十字状のパターンや、枝分かれ状パターン等としてもよい。
また、接続パターン13Aを透明導電膜10aにより構成する例について説明したが、これに限定されるものではなく、透明導電膜10aの上層若しくは下層に接続パターン13Aを配設して、ラインパターン13との電気的接続を図ってもよい。
[実施形態3]
本実施形態3に係る液晶表示装置は、画素電極の配向制御パターン以外の基本的な構造及び製造方法は、上記実施形態1と同様である。図6に、本実施形態3に係る液晶表示装置のTFTアレイ基板の1画素分の画素電極の模式的な部分拡大平面図を示す。なお、説明の便宜上、反射性導電膜20bは、透明であるかのように図示している。
画素電極2を構成する反射領域Rは、矩形状に構成され、透過領域Tは、反射領域Rの外側に枠体状に区画されている。本実施形態3においては、反射領域Rにおける透過領域Tの境界領域近傍から、透過領域Tの透明導電膜10bの周縁部に向けて、透明導電膜10の全周に亘って放射状に配向制御パターン11bとして一体型ラインパターン14が形成されている。また、反射領域Rと透過領域Tに形成された透明導電膜10bが一体的に1つのパターンとして形成されている。
上記実施形態1においては、反射領域Rは、全領域において透明導電膜10と反射性導電膜20との積層構造となっていたが、本実施形態3においては、反射性導電膜20の周縁部近傍領域は、透明導電膜10bの一体型ラインパターン14が形成され、透明導電膜10bと反射性導電膜20の積層構造となっていない領域が存在する。本実施形態3に係る一体型ラインパターン14は、その根元部から先端部に向けて同一幅により構成されている。この一体型ラインパターン14が形成された透明導電膜10bにより、透過領域Tの液晶層3の配向が制御される。
一体型ラインパターン14は、上記実施形態1に係る根元太ラインパターン12と同様に1つの画素において、平面視上、放射状になるように形成している。これにより、電圧印加時に、1つの画素において透過領域Tの液晶を放射状に傾斜させることができる。
本実施形態3に係る液晶表示装置においては、上記実施形態1と同様の理由により広視野角化、高コントラスト化を実現することができる。また、本実施形態3に係る一体型ラインパターン14は、反射領域Rにおける透過領域Tとの境界部近傍から、透過領域Tの周縁部に向けて形成しているので、一体型ラインパターン14の強度を高めることができる。すなわち、応力の集中しやすい一体型ラインパターン14の根元部に反射性導電膜20を重畳することにより、応力による段切れを回避することができる。
従って、画素電極2の下層に形成された平坦化膜39が、水分や熱などにより膨張伸縮した場合に、一体型ラインパターン14の形状が変形したり、断線したりすることを抑制することができる。仮に、一体型ラインパターン14の応力の集中しやすい根元部において断線が生じた場合であっても、その直上層に反射性導電膜20が形成されているので、言った板がラインパターン14に電位を供給することができる。以上により、液晶層3の配向制御が安定し、表示品位の高い液晶表示装置を提供することができる。また、断線による歩留り低下を抑制することができる。
なお、本実施形態3においては、液晶層3の配向方向を放射状に傾斜させる例について説明したが、放射状に傾斜させる必要性はなく、1方向、2方向、3方向、4方向等の一軸、若しくは多軸方向に傾斜させる場合にも同様の効果が得られる。すなわち、配向制御パターンを放射状に配向させる態様に代えて、1方向、2方向、3方向、4方向等に配向させたものを用いてもよい。また、一体型ラインパターン14の形状は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の形状とすることができる。
また、一体型ラインパターン14の根元領域に積層する膜として、反射性導電膜20を用いる例について説明したが、応力の集中しやすい一体型ラインパターン14の根元部に導電膜が重畳するように構成されていればよく、上記例に限定されるものではない。例えば、透明導電膜10bにより構成される一体型ラインパターン14の根元部から反射領域Rの画素電極2まで延在する導電膜を、透明導電膜10bの上層若しくは下層に積層することにより、一体型ラインパターン14と反射領域Rの画素電極2とを電気的に接続してもよい。
[実施形態4]
本実施形態4に係る液晶表示装置は、画素電極の配向制御パターン以外の基本的な構造及び製造方法は、上記実施形態1と同様である。図7(a)に、本実施形態4に係る液晶表示装置のTFTアレイ基板の1画素分の画素電極の模式的な部分拡大平面図を、図7(b)に、同TFTアレイ基板の模式的断面図を示す。なお、説明の便宜上、反射性導電膜20cは、透明であるかのように図示している。
画素電極2cを構成する反射領域Rは、矩形状に構成され、透過領域Tは、反射領域Rの外側に枠体状に区画されている。本実施形態4においては、反射領域Rにおける透過領域Tの境界領域近傍から、透過領域Tの透明導電膜10cの周縁部に向けて、透明導電膜10cの全周に亘って放射状に配向制御パターン11cとして分割型ラインパターン15が形成されている。
本実施形態4に係る透明導電膜10cは、上記実施形態1と異なり、反射領域Rと透過領域Tに形成された透明導電膜10cが一体的に1つのパターンとして形成されていない。すなわち、本実施形態4に係る透明導電膜10cは、反射領域Rにおいて、反射性導電膜20cの周縁部を除く領域に形成された反射領域パターン16と、反射性導電膜20cの周縁部から、透過領域Tの周縁部に向けて配設された分割型ラインパターン15とにより構成されている(図7(a)、(b)参照)。
上記実施形態4においては、反射性導電膜20cの周縁部近傍領域は、透明導電膜10cの分割型ラインパターン15が形成され、透明導電膜10cと反射性導電膜20cの積層構造となっていない領域が存在する。そして、分割型ラインパターン15と反射領域パターン16とは、分断されている。この分割型ラインパターン15からなる透明導電膜10cにより、透過領域Tの液晶層3の配向が制御される。
分割型ラインパターン15は、上記実施形態1に係る根元太ラインパターン12と同様に1つの画素において、平面視上、放射状になるように形成している。これにより、電圧印加時に、1つの画素において透過領域Tの液晶層3を放射状に傾斜させることができる。
本実施形態4に係る液晶表示装置においては、上記実施形態1と同様の理由により広視野角化、高コントラスト化を実現することができる。また、本実施形態4に係る透明導電膜10cは、分割型ラインパターン15と反射領域パターン16とに分割している。これにより、応力の集中しやすい領域を事前に分割している。そして、反射性導電膜20cにより反射領域パターン16と分割型ラインパターン15を電気的に接続させる構造としている。従って、画素電極2cの下層に形成された平坦化膜39が、水分や熱などにより膨張伸縮した場合に、分割型ラインパターン15の形状が変形したり、断線したりすることを抑制することができる。以上により、液晶層3の配向制御が安定し、表示品位の高い液晶表示装置を提供することができる。また、断線による歩留り低下を抑制することができる。
なお、本実施形態4においては、液晶層3の配向方向を放射状に傾斜させる例について説明したが、放射状に傾斜させる必要性はなく、1方向、2方向、3方向、4方向等の一軸、若しくは多軸方向に傾斜させる場合にも同様の効果が得られる。すなわち、配向制御パターンを放射状に配向させる態様に代えて、1方向、2方向、3方向、4方向等に配向させたものを用いてもよい。また、分割型ラインパターン15の形状は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の形状とすることができる。また、分割型ラインパターン15及び反射領域パターン16を、反射性導電膜20cを介して電気的に接続する例について説明したが、これに限定されるものではなく、他の導電膜により分割型ラインパターン15と反射領域パターン16の電気的接続を実現してもよい。
[実施形態5]
本実施形態5に係る液晶表示装置は、画素電極の配向制御パターン以外の基本的な構造及び製造方法は、上記実施形態1と同様である。図8に、本実施形態5に係る液晶表示装置のTFTアレイ基板の1画素分の画素電極の模式的な部分拡大平面図を示す。なお、説明の便宜上、反射性導電膜20dは、透明であるかのように図示している。
画素電極2dを構成する反射領域Rは、矩形状に構成され、透過領域Tは、反射領域Rの外側に形成されている。本実施形態5においては、反射領域Rにおける透過領域Tの境界領域近傍から、透過領域Tの透明導電膜10dの周縁部に向けて、透明導電膜10dの全周に亘って放射状に配向制御パターン11dとして段差型ラインパターン17が形成されている。また、反射領域Rと透過領域Tに形成された透明導電膜10dが一体的に1つのパターンとして形成されている。
上記実施形態1においては、反射領域Rが透明導電膜10と反射性導電膜20が全領域において積層構造となっていたが、本実施形態5においては、反射性導電膜20dの周縁部近傍領域は、透明導電膜10dの段差型ラインパターン17が形成され、透明導電膜10dと反射性導電膜20dとの積層構造となっていない領域が存在する。本実施形態5に係る段差型ラインパターン17は、その根元部のパターン幅が、その根元部近傍以外の領域のパターン幅よりも狭くなっている。この段差型ラインパターン17が形成された透明導電膜10dにより、透過領域Tの液晶層3の配向が制御される。
段差型ラインパターン17は、上記実施形態1に係る根元太ラインパターン12と同様に1つの画素において、平面視上、放射状になるように形成している。これにより、電圧印加時に、1つの画素において透過領域Tの液晶が放射状に傾斜する。
本実施形態5に係る液晶表示装置においては、上記実施形態1と同様の理由により広視野角化、高コントラスト化を実現することができる。また、本実施形態5に係る透明導電膜10dからなる配向制御パターン(段差型ラインパターン17)は、根元部近傍のパターン幅W3を、根元部近傍以外のパターン幅W4に比して狭くし、かつ段差型ラインパターン17の根元部を反射性導電膜20dにより被覆している。
本実施形態5においては、応力の集中しやすい段差型ラインパターン17の根元部の幅を敢えて狭くし、断線しやすい個所を故意に形成している。これにより、他の箇所の断線発生を抑制することが可能となる。当該部位において断線した場合、被膜している反射性導電膜20dにより当該断線箇所の電気的接続を維持することができる。従って、液晶層3の配向制御が安定し、表示品位の高い液晶表示装置を提供することができる。また、断線による歩留り低下を抑制することができる。
上述したように、段差型ラインパターン17の根元部が変形、断線した場合であっても、反射性導電膜20dにより透過領域の段差型ラインパターン17に電位を供給することができる。従って、画素電極2の下層に形成された平坦化膜39が、水分や熱などにより膨張伸縮した場合に、透過領域Tの液晶層3の配向性が低下することを防止することができる。以上により、液晶層3の配向制御が安定し、表示品位の高い液晶表示装置を提供することができる。また、断線による歩留り低下を抑制することができる。
なお、本実施形態5においては、液晶層3の配向方向を放射状に傾斜させる例について説明したが、放射状に傾斜させる必要性はなく、1方向、2方向、3方向、4方向等の一軸、若しくは多軸方向に傾斜させる場合にも同様の効果が得られる。すなわち、配向制御パターンを放射状に配向させる態様に代えて、1方向、2方向、3方向、4方向等に配向させたものを用いてもよい。
また、段差型ラインパターン17の形状は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の形状とすることができる。また、段差型ラインパターン17を、反射性導電膜20dを介して電気的に接続する例について説明したが、これに限定されるものではなく、他の導電膜により段差型ラインパターン17の根元部と反射領域Rの反射性導電膜20d若しくは透明導電膜10dとを電気的に接続させてもよい。
[実施形態6]
本実施形態6に係る液晶表示装置は、画素電極2eの配向制御パターン11以外の基本的な構造及び製造方法は、上記実施形態1と同様である。図9に、本実施形態6に係る液晶表示装置のTFTアレイ基板の1画素分の画素電極の模式的な部分拡大平面図を示す。
画素電極2eを構成する反射領域Rは、矩形状に構成されており、透明導電膜10eと反射性導電膜20eの積層構造からなる。透過領域Tは、反射領域Rの図9中の上下2方向にのみ延在された領域に形成されている。透過領域Tにおいては、上記実施形態1と同様に、根元太ラインパターン12が形成されている。根元太ラインパターン12を形成する透明導電膜10eと、反射領域Rの透明導電膜10eは、上記実施形態1と同様に一体的に1つのパターンとして形成されている。根元太ラインパターン12が形成された透明導電膜10eにより、透過領域Tの液晶層3の配向が制御される。
本実施形態6に係る液晶表示装置においては、上記実施形態1と同様の理由により広視野角化、高コントラスト化、表示品位の向上、及び高歩留まり化を実現することができる。
[実施形態7]
本実施形態7に係る液晶表示装置は、画素電極の配向制御パターン以外の基本的な構造及び製造方法は、上記実施形態6と同様である。図10に、本実施形態7に係る液晶表示装置のTFTアレイ基板の1画素分の画素電極の模式的な部分拡大平面図を示す。画素電極2fを構成する反射領域Rは、矩形状に構成されており、透明導電膜10fと反射性導電膜20fの積層構造からなる。透過領域Tは、反射領域Rの図10中の上下2方向にのみ延在された領域に形成されている。透過領域Tにおいては、上記実施形態6と同様に、根元太ラインパターン12fが形成されている。
本実施形態7に係る根元太ラインパターン12fは、根元部から先端部方向に向かうにつれて、短軸方向の幅が狭くなるように形成され、かつ、その先端部が尖った形状となっている。また、根元太ラインパターン12fは、図10に示すように1方向に配設されている。根元太ラインパターン12fを形成する透明導電膜10fと、反射領域Rの透明導電膜10fは、上記実施形態6と同様に一体的に1つのパターンとして形成されている。根元太ラインパターン12fが形成された透明導電膜10fにより、透過領域Tの液晶層3の配向が制御される。
本実施形態7に係る液晶表示装置においては、上記実施形態1と同様の理由により広視野角化、高コントラスト化、表示品位の向上、及び高歩留まり化を実現することができる。
[実施形態8]
本実施形態8に係る液晶表示装置は、画素電極の配向制御パターン以外の基本的な構造及び製造方法は、上記実施形態7と同様である。図11に、本実施形態8に係る液晶表示装置のTFTアレイ基板の1画素分の画素電極の模式的な部分拡大平面図を示す。画素電極2gを構成する反射領域Rは、矩形状に構成されており、透明導電膜10gと反射性導電膜20gの積層構造からなる。透過領域Tは、反射領域Rの図11中の上下2方向にのみ延在された領域に形成されている。透過領域Tにおいては、上記実施形態8と同様に、根元太ラインパターン12gが形成されている。
本実施形態8に係る根元太ラインパターン12gは、上記実施形態7と同様に、根元部から先端部方向に向かうにつれて、短軸方向の幅が狭くなるように形成され、かつ、その先端部が尖った形状となっている。一方、上記実施形態7と異なり、本実施形態8に係る根元太ラインパターン12gは、図11に示すように2方向に配設されている。根元太ラインパターン12gを形成する透明導電膜10gと、反射領域Rの透明導電膜10gは、上記実施形態7と同様に一体的に1つのパターンとして形成されている。根元太ラインパターン12gが形成された透明導電膜10gにより、透過領域Tの液晶層3の配向が制御される。
本実施形態8に係る液晶表示装置においては、上記実施形態1と同様の理由により広視野角化、高コントラスト化、表示品位の向上、及び高歩留まり化を実現することができる。
[実施形態9]
本実施形態9に係る液晶表示装置は、画素電極の配向制御パターン以外の基本的な構造及び製造方法は、上記実施形態6と同様である。図12に、本実施形態9に係る液晶表示装置のTFTアレイ基板の1画素分の画素電極の模式的な部分拡大平面図を示す。画素電極2hを構成する反射領域Rは、矩形状に構成されており、透明導電膜10hと反射性導電膜20hの積層構造からなる。透過領域Tは、反射領域Rの図12中の上方向、及び右方向の2方向にのみ延在された領域に形成されている。2方向における反射領域Rからの延在領域である透過領域Tは、連続して一体的なパターンとして形成され、かつ、配向制御パターンが透過領域Tを構成する透明導電膜10hの全体に亘って設けられている。
本実施形態9に係る配向制御パターンは、上記実施形態1と同様の根元太ラインパターン12が形成されている。また、根元太ラインパターン12を形成する透明導電膜10eと、反射領域Rの透明導電膜10eは、上記実施形態1と同様に一体的に1つのパターンとして形成されている。根元太ラインパターン12が形成された透明導電膜10eにより、透過領域Tの液晶層3の配向が制御される。
本実施形態9に係る液晶表示装置においては、上記実施形態1と同様の理由により広視野角化、高コントラスト化、表示品位の向上、及び高歩留まり化を実現することができる。
上記実施形態1〜9は一例であって、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変形が可能である。なお、上記実施形態1〜9の態様を相互に組み合わせてもよいことは言うまでもない。
実施形態1に係る画素電極の模式的平面図。 実施形態1に係るTFTアレイ基板の模式的断面図。 実施形態1に係る画素電極の部分拡大平面図。 実施形態1に係る液晶表示装置の模式的断面図。 実施形態2に係る画素電極の模式的平面図。 実施形態3に係る画素電極の模式的平面図。 (a)は、実施形態4に係る画素電極の模式的平面図であり、(b)は、実施形態4に係るTFTアレイ基板の模式的断面図。 実施形態5に係る画素電極の模式的平面図。 実施形態6に係る画素電極の模式的平面図。 実施形態7に係る画素電極の模式的平面図。 実施形態8に係る画素電極の模式的平面図。 実施形態9に係る画素電極の模式的平面図。
符号の説明
1 液晶表示装置
2 画素電極
3 液晶層
6 コンタクトホール
7 凹凸パターン
10 透明導電膜
11 配向制御パターン
12 根元太ラインパターン
13 ラインパターン
13A 接続パターン
14 一体型ラインパターン
15 被覆型ラインパターン
16 反射領域パターン
17 段差型ラインパターン
18 スリットパターン
19 スリット
20 反射性導電膜
30 TFTアレイ基板
31 絶縁性基板
32 ゲート電極
33 補助容量配線
34 ゲート絶縁膜
35 半導体層
36 ソース電極
37 ドレイン電極
38 層間絶縁膜
39 平坦化膜
40 対向基板
41 絶縁性基板
42 カラーフィルタ
43 対向側平坦化膜
44 対向電極
45 配向制御部

Claims (10)

  1. 背面側からの光を表示面側へ所定の単一方向性光路を経るよう透過させる透過領域と、
    前記表示面側から入射する光を所定の双方向性光路を経るように反射させる反射領域と、
    透明導電膜と反射性導電膜を備える画素電極が形成された第1の基板と、
    前記第1の基板と対向配置される第2の基板と、
    前記第1の基板と前記第2の基板の間に封止された液晶層と、を備え、
    前記画素電極の前記透過領域は、前記反射領域から延在された領域であって、当該領域には、前記液晶層の配向を制御するための配向制御パターンからなる前記透明導電膜が配設され、
    前記配向制御パターンは、前記透過領域における前記反射領域の境界近傍から前記透明導電膜の周縁部に向けて、幅が狭くなる根元太ラインパターンであり、
    前記反射領域に配設された前記透明導電膜と前記配向制御パターンが一体的に形成されている液晶表示装置。
  2. 背面側からの光を表示面側へ所定の単一方向性光路を経るよう透過させる透過領域と、
    前記表示面側から入射する光を所定の双方向性光路を経るように反射させる反射領域と、
    透明導電膜と反射性導電膜を備える画素電極が形成された第1の基板と、
    前記第1の基板と対向配置される第2の基板と、
    前記第1の基板と前記第2の基板の間に封止された液晶層と、を備え、
    前記画素電極の前記透過領域は、前記反射領域から延在された領域であって、当該領域には、前記液晶層の配向を制御するための配向制御パターンからなる前記透明導電膜が配設され、
    前記配向制御パターンは、前記透過領域の前記透明導電膜にスリット状の開口部を設けることにより形成された前記透明導電膜から構成されるラインパターンであり、
    前記反射領域に配設された前記透明導電膜と前記配向制御パターンが一体的に形成され、かつ、前記透過領域の前記透明導電膜の外側周縁部近傍において、少なくとも隣接する前記ラインパターン同士が電気的に接続するように接続パターンが形成されている液晶表示装置。
  3. 背面側からの光を表示面側へ所定の単一方向性光路を経るよう透過させる透過領域と、
    前記表示面側から入射する光を所定の双方向性光路を経るように反射させる反射領域と、
    透明導電膜と反射性導電膜を備える画素電極が形成された第1の基板と、
    前記第1の基板と対向配置される第2の基板と、
    前記第1の基板と前記第2の基板の間に封止された液晶層と、を備え、
    前記画素電極の前記透過領域は、前記反射領域から延在された領域であって、当該領域には、前記液晶層の配向を制御するための配向制御パターンからなる前記透明導電膜が配設され、
    前記配向制御パターンは、前記反射領域の前記透明導電膜と一体的に形成されたラインパターンであり、
    当該ラインパターンの根元部及びその周辺の直上層には、前記反射領域の画素電極と電気的に接続される導電膜が被覆されている液晶表示装置。
  4. 前記ラインパターンの根元部近傍のパターン幅が、当該根元部近傍以外の領域のパターン幅よりも狭いことを特徴とする請求項3に記載の液晶表示装置。
  5. 背面側からの光を表示面側へ所定の単一方向性光路を経るよう透過させる透過領域と、
    前記表示面側から入射する光を所定の双方向性光路を経るように反射させる反射領域と、
    透明導電膜と反射性導電膜を備える画素電極が形成された第1の基板と、
    前記第1の基板と対向配置される第2の基板と、
    前記第1の基板と前記第2の基板の間に封止された液晶層と、を備え、
    前記画素電極の前記透過領域は、前記反射領域から延在された領域であって、当該領域には、前記液晶層の配向を制御するための配向制御パターンからなる前記透明導電膜が配設され、
    前記配向制御パターンは、前記反射領域の前記透明導電膜と分断されたラインパターンであり、
    当該ラインパターンの前記反射領域側の端部及びその周辺の直上層には、前記反射領域の画素電極と電気的に接続される導電膜が被覆されている液晶表示装置。
  6. 前記導電膜が、前記反射領域の前記反射性導電膜により構成されていることを特徴とする請求項3、4又は5に記載の液晶表示装置。
  7. 前記透明導電膜の直下層が、有機膜により構成された平坦化膜であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の液晶表示装置。
  8. 前記画素電極それぞれにおいて、前記配向制御パターンは、平面視上、放射状に形成されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の液晶表示装置。
  9. 前記反射領域は、略矩形状であり、
    前記透過領域は、前記反射領域の隣接する少なくとも2辺に延在され、前記配向制御パターンが、前記透過領域を構成する前記透明導電膜の全体に亘って設けられていることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の液晶表示装置。
  10. 前記透過領域は、前記反射領域の外側に枠体状に区画され、
    前記配向制御パターンが、前記透過領域を構成する前記透明導電膜の全周に亘って設けられていることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の液晶表示装置。
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