JP2009278591A - ヘリカルアンテナ - Google Patents

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Abstract

【課題】低姿勢を実現しながらも交差偏波比を向上させ、しかも、自立可能で且つ強度及び耐震性をも向上させる。
【解決手段】ヘリカルアンテナ1のエレメント2を、先端側から終端側に向かって螺旋状に成形されている螺旋部5と、先端側が螺旋部5の終端側に連続し且つ終端側が基板3から所定距離だけ離れて螺旋部5の螺旋中心軸上に位置するように渦巻状に成形されている渦巻部6と、先端側が渦巻部6の終端側に連続し且つ先端側から終端側に向かって基板3に対して垂直に成形されている垂直部7とを有する形状に成形し、エレメント2の終端側とアンテナ地板部分9との間で容量結合を発生させるように構成した。
【選択図】図1

Description

本発明は、先端側から終端側に向かって螺旋状に成形されている螺旋部を有する線状導体部材からなるエレメントを有し、螺旋部の先端側が基板のアンテナ地板部分に接続されて給電点が形成された状態で前記基板上に実装されてなるヘリカルアンテナに関する。
線状導体部材からなるエレメントを螺旋状に低姿勢で成形することにより、交差偏波比を故意に低下させ、軸モード直線偏波を発生させる構成が供されている(例えば特許文献1参照)。また、螺旋状に成形されたエレメントを円筒状の装着部に外装することにより、ヘリカルアンテナを保持する構成が供されている(例えば特許文献2参照)。さらに、スパイラルアンテナにおける同一平面上に形成されたエレメントの終端側に電波反射抑制部材を設けることにより、交差偏波比を向上させる構成が供されている(例えば特許文献3参照)。
特開2004−336331号公報 特開平9−36643号公報 特開平11−163622号公報
ヘリカルアンテナは進行波型のアンテナであり、螺旋状に成形されているエレメントの先端側から終端側に向かって順方向の電流が流れることで電波を放射させ、円偏波を発生させる構成となっている。ところで、エレメントが螺旋状に低姿勢で成形されている構成では、エレメントの先端側から終端側に向かって順方向の電流が流れる一方で、エレメントの終端側から先端側に向かって逆方向の電流が流れることにより、交差偏波比が低下するという問題がある。交差偏波比が低下するという問題に対しては、上記した特許文献3にエレメントの終端側に電波反射抑制部材を設けて交差偏波比を向上させる技術が開示されているが、特許文献3はエレメントが同一平面上に形成されたスパイラルアンテナを対象としたものであり、ヘリカルアンテナを対象として低姿勢を実現しながらも交差偏波比を向上させる構成が要望されている。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、低姿勢を実現しながらも交差偏波比を向上させることができ、しかも、自立可能で且つ強度及び耐震性をも向上させることができるヘリカルアンテナを提供することにある。
請求項1に記載した発明によれば、先端側から終端側に向かって螺旋状に成形されている螺旋部を有する線状導体部材からなるエレメントに、先端側が螺旋部の終端側に連続し且つ終端側が基板から所定距離だけ離れて螺旋部の螺旋中心軸上に位置するように渦巻状に成形されている渦巻部と、先端側が渦巻部の終端側に連続し且つ先端側から終端側に向かって基板に対して垂直に成形されている垂直部とを設けると共に、垂直部の終端側とアンテナ地板部分とを整合させる整合素子を設けたので、エレメントの先端側から終端側に向かって順方向の電流が流れることで電波を放射させ、円偏波を発生させることができながらも、垂直部の終端側とアンテナ地板部分とを整合させる整合素子を設けたことにより、エレメントの終端側から先端側に向かって逆方向の電流が流れることを抑制することができ、低姿勢を実現しながらも交差偏波比を向上させることができる。
また、螺旋部の先端側をアンテナ地板部分に接続して給電点を形成すると共に、垂直部の終端側を基板に対して支持するように構成したので、エレメントを2点で支持することができ、自立可能で且つ強度及び耐震性をも向上させることができる。また、螺旋部の終端側と垂直部の先端側とを接続する渦巻部を渦巻状に成形したので、渦巻部の形状を螺旋部の形状に似させることにより、渦巻部からの電波の放射が螺旋部からの電波の放射に与える影響を抑制することができ、円偏波を適切に発生させることができる。
請求項3に記載した発明によれば、基板の表面に絶縁部を挟んで互いに絶縁された2つの導体部分を薄膜状に形成し、螺旋部の先端側をアンテナ地板として作用する一方の導体部分に接続し、垂直部の終端側を他方の導体部分に接続し、コンデンサ素子として2つの導体部分にあって絶縁部を挟んで対向する部分の間で容量結合を発生させるように構成したので、螺旋部の終端側とアンテナ地板部分とを整合させるために基板の表面に絶縁部を挟んで互いに絶縁された2つの導体部分を薄膜状に形成すれば良く、新たな部材を必要とすることなく垂直部の終端側とアンテナ地板部分とを整合させることができる。
請求項4に記載した発明によれば、基板の表面に導体部分を薄膜状に形成し、螺旋部の先端側をアンテナ地板として作用する導体部分に接続し、垂直部の終端側と導体部分との間に間隙を形成して当該間隙に誘電体部材を設け、コンデンサ素子として垂直部の終端側と導体部分にあって当該垂直部の終端側に対向する部分との間で容量結合を発生させるように構成したので、垂直部の終端側の面積や垂直部の終端側と導体部分との間の距離や誘電体部材の誘電率を選択することにより、垂直部の終端側とアンテナ地板部分とを高い精度で整合させることができる。
請求項5に記載した発明によれば、動作周波数が異なる他のアンテナと共に統合アンテナ地板上に実装し、車載統合アンテナの一アンテナとして機能させるように構成したので、車載統合アンテナの一アンテナとして適用することができ、車両に搭載されるという点で設置スペースの制約がある事情を考慮すると、低姿勢を実現することで多大な効果を得ることができる。
請求項6に記載した発明によれば、螺旋部の螺旋中心軸が統合アンテナ地板の面方向に対して垂直方向から所定角度だけ傾斜した方向となるように実装し、ETC(ノンストップ自動料金収受システム)通信用のアンテナとして用いるように構成したので、ノンストップ自動料金収受システム用のアンテナとしてパッチアンテナを用いる場合と比較すると、パッチアンテナでは指向性が広角であるが故に車内のマルチパス環境下では特にワイパの影響を受けて通信動作中に受信電力が急激に落ち込む点(ヌル点)が発生するが、一方、ヘリカルアンテナでは指向性が鋭角であるが故に通信動作中に受信電力が急激に落ち込む点が発生することがなく、路上機との間で正常な通信動作を確保することできる。
(第1の実施形態)
以下、本発明をETC(ノンストップ自動料金収受システム)用のアンテナとして適用した第1の実施形態について、図1ないし図5を参照して説明する。ヘリカルアンテナ1は、図1に示すように、例えば銅線や鋼線を材料とする線状導体部材からなるエレメント2が基板3上に搭載されて構成されている。基板3の表面には略全体にわたって例えば銅箔からなる導体部分4が薄膜状に形成されている。
エレメント2は、その先端側から終端側に向かって基板3から遠ざかるように螺旋状に成形されている螺旋部5と、先端側が螺旋部5の終端側に連続し且つ終端側が基板3から所定距離だけ離れて螺旋部5の螺旋中心軸上に位置するように渦巻状に成形されている渦巻部6と、先端側が渦巻部6の終端側に連続し且つ先端側から終端側に向かって基板3の面方向に対して垂直方向に成形されている垂直部7とを有する形状に成形されている。螺旋部5は螺旋中心軸(ヘリカル軸)に対する曲率が一定の部分であり、渦巻部6は螺旋中心軸に対する曲率が先端側から終端側に向かうに連れて大きくなる部分である。また、螺旋部5の終端側と垂直部7の先端側とは基板3からの高さが同じであり、つまり、渦巻部6は基板3の面方向に対して平行に形成されている。
基板3の表面中心部には導体部分4が形成されていない円環状の絶縁部8が形成されており、導体部分4は絶縁部8の内側部分と外側部分とに分割されている。この場合、絶縁部8は例えば予めマスキングされた状態で導体部分4が蒸着されることで形成されても良いし導体部分4が蒸着された後に剥離されることで形成されても良い。導体部分4にあって絶縁部8の外側部分はアンテナ地板部分9とされており、エレメント2の先端側(螺旋部5の先端側)はアンテナ地板部分9に接続されて給電点10が形成されている。エレメント2の終端側(垂直部7の終端側)は導体部分4にあって絶縁部8の内側部分に接続されている。ヘリカルアンテナ1は、例えば動作周波数が5.8[GHz]、直径が18[mm]、高さ(基板3から螺旋部5の終端側までの距離)が5[mm]、巻数が2.5[ターン]の右旋円偏波である。
上記した構成では、給電点10を介してエレメント2に電力が供給されると、エレメント2の先端側から終端側に向かって順方向の電流が流れることで電波を放射させ、右旋円偏波を発生させる。この場合、エレメント2の先端側から終端側に向かって順方向の電流が流れる一方で、エレメント2の終端側から先端側に向かって逆方向の電流が流れるが、上記したようにエレメント2の先端側が導体部分4にあって絶縁部8の外側部分に接続され、エレメント2の終端側が導体部分4にあって絶縁部8の内側部分に接続されているので、導体部分4にあって絶縁部8の内側部分と外側部分との間でコンデンサが形成されて容量結合が発生される(インピーダンスが整合される)。その結果、エレメント2の終端側から先端側に向かって逆方向の電流が流れることを抑制することができ、左旋円偏波の発生を抑制することができる。
ここで、渦巻部6及び垂直部7が形成されていない図2に示す構成と本実施形態で説明した渦巻部6及び垂直部7が形成されている図1に示す構成とについてアンテナの利得をシミュレーションした結果を図3に示す。渦巻部6及び垂直部7が形成されていない構成では基板3の面方向に対して垂直方向(z軸方向)の右旋円偏波の利得と左旋円偏波の利得との差は4.5[dB]であるが、一方、渦巻部6及び垂直部7が形成されている構成では基板3の面方向に対して垂直方向の右旋円偏波の利得と左旋円偏波の利得との差は15.5[dB]であり、渦巻部6及び垂直部7が形成されていることで交差偏波比が11[dB]だけ改善されていることが判る。
ところで、上記したヘリカルアンテナ1の用途の1つとしては、車両に搭載される車載統合アンテナのETC(ノンストップ自動料金収受システム)通信用のアンテナとして用いることが挙げられる。図4は、上記したヘリカルアンテナ1を搭載した車載統合アンテナの構成を示している。車載統合アンテナ11は、動作周波数が800[MHz]の電話通信用のアンテナ12,13、動作周波数が1.5[GHz]のGPS受信用のアンテナ14、動作周波数が2.5[GHz]のVICS受信用のアンテナ15、動作周波数が5.8[GHz]のETC通信用のアンテナとしてのヘリカルアンテナ1が導体部材からなる統合アンテナ地板16上に実装されて構成されている。
電話通信用のアンテナ12,13は、統合アンテナ地板16の一部が切起こされて線状のエレメントが形成されてなる非対称の変形折り返しアンテナにより構成されている。GPS受信用のアンテナ14は、板状のエレメント(金属板材)17を搭載した矩形状の誘電体部材18がサブ基板19に実装されて構成されている。VICS受信用のアンテナ15は、サブ基板19上に形成された導体パターン20により構成されている。尚、サブ基板19は台座(図示せず)により統合アンテナ地板16の面方向に対して所定角度だけ傾斜されている。また、ETC通信用のアンテナとして機能するヘリカルアンテナ1の基板3も台座(図示せず)により統合アンテナ地板16の面方向に対して所定角度だけ傾斜さ
れている。
これらヘリカルアンテナ1、電話通信用のアンテナ12,13、GPS受信用のアンテナ14及びVICS受信用のアンテナ15は同軸ケーブルからなる給電ケーブルを介して電力が供給される。そして、このように構成されてなる車載統合アンテナ11は例えばインストルメントパネルの内部に配置され、ヘリカルアンテナ1のヘリカル軸方向が車両前方を向いて水平方向から約23度だけ傾斜するように搭載される。
ここで、従来のパッチアンテナをETC通信用のアンテナとして採用した構成と本実施形態で説明したヘリカルアンテナ1をETC通信用のアンテナとして採用した図4に示す構成とについて路上機に対する車両位置と受信電力との関係を実測した結果を図5に示す。従来のパッチアンテナをETC通信用のアンテナとして採用した構成ではパッチアンテナの指向性が広角であるが故に車内のマルチパス環境下では特にワイパの影響を受けて通信動作中に受信電力が急激に落ち込む点(ヌル点)が発生するが、一方、ヘリカルアンテナ1をETC通信用のアンテナとして採用した構成ではヘリカルアンテナの指向性が鋭角であるが故に通信動作中に受信電力が急激に落ち込む点が発生することがないことが判る。
以上に説明したように第1の実施形態によれば、ヘリカルアンテナ1のエレメント2を、先端側から終端側に向かって螺旋状に成形されている螺旋部5と、先端側が螺旋部5の終端側に連続し且つ終端側が基板3から所定距離だけ離れて螺旋部5の螺旋中心軸上に位置するように渦巻状に成形されている渦巻部6と、先端側が渦巻部6の終端側に連続し且つ先端側から終端側に向かって基板3に対して垂直に成形されている垂直部7とを有する形状に成形し、エレメント2の終端側とアンテナ地板部分9との間で容量結合を発生させて整合させるように構成したので、エレメント2の先端側から終端側に向かって順方向の電流が流れることで電波を放射させ、右旋円偏波を発生させることができながらも、エレメント2の終端側から先端側に向かって逆方向の電流が流れることを抑制することができ、低姿勢を実現しながらも交差偏波比を向上させることができる。
また、エレメント2の先端側をアンテナ地板部分9に接続して給電点10を形成すると共に、エレメント2の終端側を基板3に対して支持するように構成したので、エレメントを2点で支持することができ、自立可能で且つ強度及び耐震性をも向上させることができる。また、渦巻部6を渦巻状に成形したので、渦巻部6の形状を螺旋部5の形状に似させることにより、渦巻部6からの電波の放射が螺旋部5からの電波の放射に与える影響を抑制することができ、右旋円偏波を適切に発生させることができる。さらに、基板3に絶縁部8を形成し、導体部分4にあって絶縁部8の内側部分と外側部分との間で容量結合を発生させるように構成したので、新たな部材を必要とすることなくエレメント2の終端側とアンテナ地板部分9とを整合させることができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について、図6及び図7を参照して説明する。尚、上記した第1の実施形態と同一部分については説明を省略し、異なる部分について説明する。上記した第1の実施形態は、基板3に絶縁部8を形成し、導体部分4にあって絶縁部8の内側部分と外側部分との間で容量結合を発生させるように構成したものであるが、第2の実施形態は、誘電体部材を用いて容量結合を発生させるように構成したものである。
ヘリカルアンテナ21は、エレメント22が基板23上に搭載されて構成されており、基板23の表面には上記した第1の実施形態で説明した絶縁部8が形成されていることはなく、基板23の表面には全体にわたって例えば銅箔からなる導体部分24が薄膜状に形成されている。エレメント22は、上記した第1の実施形態で説明した螺旋部5と渦巻部6と垂直部7とに相当する螺旋部25と渦巻部26と垂直部27とを有する形状に成形されている。この場合、垂直部27は、第1の実施形態で説明した垂直部7よりも全長が僅かに短く、その終端側は他の部分よりも径大な径大部27aとされている。径大部27aと基板23との間には間隙が形成され、その間隙には誘電体部材28が配置されている。導体部分24は全体がアンテナ地板部分29であり、エレメント22の先端側(螺旋部25の先端側)はアンテナ地板部分29に接続されて給電点30が形成されている。
上記した構成では、給電点30を介してエレメント22に電力が供給されると、エレメント22の先端側から終端側に向かって順方向の電流が流れることで電波を放射させ、右旋円偏波を発生させることになり、この場合も、エレメント22の先端側から終端側に向かって順方向の電流が流れる一方で、エレメント22の終端側から先端側に向かって逆方向の電流が流れるが、上記したようにエレメント22の先端側が導体部分24に接続され、エレメント22の終端側が誘電体部材28を介して導体部分24に接続されているので、エレメント22の終端側と導体部分24との間でコンデンサが形成されて容量結合が発生される。その結果、この場合も、上記した第1の実施形態に記載したものと同様にしてエレメント22の終端側から先端側に向かって逆方向の電流が流れることを抑制することができ、左旋円偏波の発生を抑制することができる。
以上に説明したように第2の実施形態によれば、ヘリカルアンテナ21のエレメント22を、先端側から終端側に向かって螺旋状に成形されている螺旋部25と、先端側が螺旋部25の終端側に連続し且つ終端側が基板23から所定距離だけ離れて螺旋部25の螺旋中心軸上に位置するように渦巻状に成形されている渦巻部26と、先端側が渦巻部26の終端側に連続し且つ先端側から終端側に向かって基板23に対して垂直に成形されている垂直部7とを有する形状に成形し、エレメント22の終端側とアンテナ地板部分29との間で容量結合を発生させて整合させるように構成したので、上記した第1の実施形態に記載したものと同様にして、エレメント22の先端側から終端側に向かって順方向の電流が流れることで電波を放射させ、右旋円偏波を発生させることができながらも、エレメント22の終端側から先端側に向かって逆方向の電流が流れることを抑制することができ、低姿勢を実現しながらも交差偏波比を向上させることができる。
また、エレメント22の先端側をアンテナ地板部分29に接続して給電点30を形成すると共に、エレメント22の終端側を誘電体部材28を介して基板23に対して支持するように構成したので、エレメント22を2点で支持することができ、自立可能で且つ強度及び耐震性をも向上させることができる。さらに、エレメント22の終端側とアンテナ地板部分29との間に誘電体部材29を介在させるように構成したので、垂直部27の径大部27aの面積や径大部27aとアンテナ地板部分29との間の距離や誘電体部材29の誘電率を選択することにより、エレメント22とアンテナ地板部分29とを高い精度で整合させることができる。
(その他の実施形態)
本発明は、上記した実施形態にのみ限定されるものではなく、以下のように変形または拡張することができる。
整合素子としてコンデンサ素子を採用する構成に限らず、整合素子として抵抗素子やコイルを採用する構成であっても良い。
本発明の第1の実施形態を示す斜視図 渦巻部及び垂直部が形成されていない構成を示す斜視図 アンテナの利得をシミュレーションした結果を示す図 車載統合アンテナの斜視図 路上機に対する車両位置と受信電力との関係を実測した結果を示す図 本発明の第2の実施形態を示す斜視図 縦断面を示す斜視図
符号の説明
図面中、1はヘリカルアンテナ、2はエレメント、3は基板、4は導体部分、5は螺旋部、6は渦巻部、7は垂直部、8は絶縁部、9はアンテナ地板部分、10は給電点、11は車載統合アンテナ、16は統合アンテナ地板、21はヘリカルアンテナ、22はエレメント、23は基板、24は導体部分、25は螺旋部、26は渦巻部、27は垂直部、28は誘電体部材、29はアンテナ地板部分、30は給電点である。

Claims (6)

  1. 先端側から終端側に向かって螺旋状に成形されている螺旋部を有する線状導体部材からなるエレメントを有し、前記螺旋部の先端側が基板のアンテナ地板部分に接続されて給電点が形成された状態で前記基板上に実装されてなるヘリカルアンテナであって、
    前記エレメントに、先端側が前記螺旋部の終端側に連続し且つ終端側が前記基板から所定距離だけ離れて前記螺旋部の螺旋中心軸上に位置するように渦巻状に成形されている渦巻部と、先端側が前記渦巻部の終端側に連続し且つ先端側から終端側に向かって前記基板の面方向に対して垂直方向に成形されている垂直部とを設けると共に、
    前記垂直部の終端側と前記アンテナ地板部分とを整合させる整合素子を設け、
    前記垂直部の終端側を前記基板に対して支持したことを特徴とするヘリカルアンテナ。
  2. 請求項1に記載したヘリカルアンテナにおいて、
    前記整合素子をコンデンサ素子により構成したことを特徴とするヘリカルアンテナ。
  3. 請求項2に記載したヘリカルアンテナにおいて、
    前記基板の表面に絶縁部を挟んで互いに絶縁された2つの導体部分を薄膜状に形成し、前記螺旋部の先端側を前記アンテナ地板として作用する一方の導体部分に接続し、前記垂直部の終端側を他方の導体部分に接続し、前記コンデンサ素子として前記2つの導体部分にあって前記絶縁部を挟んで対向する部分の間で容量結合を発生させるように構成したことを特徴とするヘリカルアンテナ。
  4. 請求項2に記載したヘリカルアンテナにおいて、
    前記基板の表面に導体部分を薄膜状に形成し、前記螺旋部の先端側を前記アンテナ地板として作用する前記導体部分に接続し、前記垂直部の終端側と前記導体部分との間に間隙を形成して当該間隙に誘電体部材を設け、前記コンデンサ素子として前記垂直部の終端側と前記導体部分にあって当該前記垂直部の終端側に対向する部分との間で容量結合を発生させるように構成したことを特徴とするヘリカルアンテナ。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載したヘリカルアンテナにおいて、
    動作周波数が異なる他のアンテナと共に統合アンテナ地板上に実装し、車載統合アンテナの一アンテナとして機能させることを特徴とするヘリカルアンテナ。
  6. 請求項5に記載したヘリカルアンテナにおいて、
    前記螺旋部の螺旋中心軸が前記統合アンテナ地板の面方向に対して垂直方向から所定角度だけ傾斜した方向となるように実装し、ETC(ノンストップ自動料金収受システム)通信用のアンテナとして用いることを特徴とするヘリカルアンテナ。
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