JP2009278146A - 太陽電池モジュール用端子ボックス - Google Patents

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Abstract

【課題】端子板と太陽電池モジュール側の出力端との接続作業の作業性を向上させることが可能な太陽電池モジュール用端子ボックスを提供する。
【解決手段】ボックス本体11内に複数の端子板60,60,・・・が備えられ、これら複数の端子板60,60,・・・のうち互いに隣り合う2つの端子板60,60間にバイパスダイオード20が配設される太陽電池モジュール用端子ボックスを次のような構成とする。端子板60は、上下2枚の板状体である第1,第2端子板61,62を備える構成となっており、太陽電池モジュール側の出力端が第1,第2端子板61,62の間に挟み込まれた状態で接続されるようになっている。第1端子板61の基部61aに、予め半田層63が形成され、半田層63が第1,第2端子板61,62の先端部間に挟まれた状態となっている。
【選択図】図1

Description

本発明は、太陽電池モジュール用の端子ボックスに関する。
近年、環境問題への関心の高まりから、環境にやさしい発電システム、例えば、太陽電池モジュールを用いて発電を行う太陽光発電システムが注目されている。この太陽光発電システムとして、建物の屋根等に複数枚の太陽電池モジュールを、マトリックス状に敷設して太陽光発電を行うものが知られている。このような太陽光発電システムでは、隣接して敷設された太陽電池モジュールを互いに電気的に接続して、各太陽電池モジュールにより発電された電力を取り出すために、各太陽電池モジュールに端子ボックスが備えられている。
この太陽電池モジュール用の端子ボックスには、太陽電池モジュールの太陽電池セルの一部が日陰になった場合等に、その太陽電池モジュールへ逆方向電流が流れることを未然に防ぐために、バイパス用のバイパスダイオードが設けられている。バイパスダイオードは、端子ボックス内の端子板間に配置され、太陽電池モジュールと並列に接続される。このようなバイパスダイオードとして、パッケージタイプのダイオードを用いた太陽電池モジュール用端子ボックスが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−289181号公報
ところで、従来では、端子板と太陽電池モジュール側の出力端との接続作業が困難であった。具体的に言えば、太陽電池モジュール側の出力端には、通常、薄肉の金属箔(例えば銅箔)が設けられているところ、この金属箔を端子板に半田付けによって接続するには、一方の手でピンセット等を用いて金属箔を端子板の所定位置に固定させながら、もう一方の手で半田ごてを動かして接続しなければならなかった。このように、端子板と太陽電池モジュール側の出力端との接続作業は、困難であり、熟練を要するものとなっていた。
本発明は、上述した従来技術の問題点を鑑みてなされたものであり、端子板と太陽電池モジュール側の出力端との接続作業の作業性を向上させることが可能な太陽電池モジュール用端子ボックスを提供することを目的とする。
本発明に係る太陽電池モジュール用端子ボックスは、ボックス本体内に複数の端子板が設けられ、これら複数の端子板のうち互いに隣り合う2つの端子板間にバイパスダイオードが配設される太陽電池モジュール用端子ボックスにおいて、前記ボックス本体は、底部に固定用突起を備え、前記端子板は、下側の板状体に上側の板状体が載置され、上下2枚の前記板状体は、前記固定用突起により前記ボックス本体に固定され、前記板状体のいずれか一方の先端には、前記板状体に挟まれた半田層が形成されており、前記板状体は、前記半田層と他方の板状体との間に、太陽電池モジュール側の出力端を挟持して接続する構成としてあることを特徴とする。
このような構成の太陽電池モジュール用端子ボックスによれば、端子板の接続位置への太陽電池モジュール側の出力端の位置合わせは、太陽電池モジュール側の出力端を2枚の板状体の間に差し込むようにして行うことができる。そして、太陽電池モジュール側の出力端を差し込んだ状態で端子板に固定することができ、端子板と太陽電池モジュール側の出力端との接続作業の作業性を向上させることが可能となる。
本発明は、上述のような構成であるから、端子板の接続位置への太陽電池モジュール側の出力端の位置合わせは、太陽電池モジュール側の出力端を2枚の板状体の間に差し込むようにして行うことができる。そして、太陽電池モジュール側の出力端を差し込んだ状態で端子板に固定することができ、端子板と太陽電池モジュール側の出力端との接続作業の作業性を向上させることが可能となる。
本発明を適用する太陽電池モジュール用端子ボックスの一実施形態を示す平面図である。 接続ケーブルの導入方向から見た端子ボックスを示す図である。 図1におけるF−F断面図である。 図3における端子板を示す要部側面図である。 端子ボックスのボックス本体の底部を示す平面図である。 ボックス本体内に配置される放熱板を示す斜視図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態について説明し、本発明の理解に供する。なお、以下の実施の形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
本発明を適用する太陽電池モジュール用端子ボックス(以下では、単に「端子ボックス」という。)においては、1つの端子ボックスに設けられる端子板の数は、複数であれば特に限定されない。以下では、4つの端子板を設けた場合について説明する。
図1は、本発明を適用する太陽電池モジュール用端子ボックスの一実施形態を示す平面図である。
図2は、接続ケーブルの導入方向から見た端子ボックスを示す図である。
図3は、図1におけるF−F断面図である。
図4は、図3における端子板を示す要部側面図である。
図5は、端子ボックスのボックス本体の底部を示す平面図である。
図6は、ボックス本体内に配置される放熱板を示す斜視図である。
なお、便宜上、次のように方向を決定する。端子ボックス10において、2つの接続ケーブル22、22が並んでいる方向を左右方向とし、接続ケーブル22、22がボックス本体11に導入される方向を前後方向とする。
図1〜図6に示す端子ボックス10は、互いに電気的に接続される複数枚の太陽電池セル(図示略)が表面に設けられた太陽電池モジュール(図示略)の裏面側に装着されるものである。このような端子ボックス10を用いることによって、建物の屋根等に、例えば、マトリックス状に敷設された複数枚の太陽電池モジュールにより太陽光発電を行う太陽光発電システムにおいて、隣接して設けられた太陽電池モジュールを互いに電気的に接続して、各太陽電池モジュールにより発電された電力を取り出すことを可能としている。
端子ボックス10のボックス本体11は、例えば、変性PPO(ポリフェニレンオキシド)やABS(アクリルニトリル−ブタジエン−スチレン)のような耐候性、電気絶縁性、耐衝撃性、耐熱性、難燃性といった特性を有する合成樹脂等により箱形に成形されている。このボックス本体11は、上面側が開口するとともに、底面側に複数(この例では4つ)の結線用孔12,12,・・・が形成されている。さらに、側壁に2つのケーブル導入用の凹部13,13が形成されている。また、ボックス本体11の底部には、端子板60が固定される固定台14、端子板60を固定するための固定用突起15、バイパスダイオード20および後述する放熱板を固定するための固定用突起16が形成されている(図5)。そして、上面側の開口に図示しない板状の蓋体が取り付けられて閉鎖されうるような構造となっている。なお、ボックス本体11内部の空間には、絶縁性樹脂(例えば、シリコーン樹脂等)が充填されて、ボックス本体11内部における電気的な接続部分が樹脂封止されるようになっている。
ボックス本体11の内部には、4つの端子板60,60,・・・が備えられている。これら4つの端子板60,60,・・・は所定間隔で並べて配置されている。各端子板60の一端(前端)がボックス本体11の結線用孔12に臨むように配置されている。そして、各端子板60の一端には、太陽電池モジュール側の出力端(図示略)が半田付けにより接続される。また、端子板60の一部(後部)が、ケーブル固定用の固定部材24の突出部分(図示略)に載置されており、後述する放熱板とは接触しないようになっている。
端子板60は、第1端子板61と、この第1端子板61の上に設けられる第2端子板62とを備えている。つまり、端子板60は、上下2枚の板状体である第1,第2端子板61,62を備える構成となっており、太陽電池モジュール側の出力端が上下2枚の第1,第2端子板61,62の間に挟み込まれた状態で接続されるようになっている。なお、各端子板60の第1端子板61の基部61aの先端部(前端部)には、予め半田層63が形成されている。そして、この半田層63が第1,第2端子板61,62の先端部間に挟まれた状態となっている。
4つの第1端子板61,61,・・・のうち、左右両端に配置されている2つの第1端子板61,61は、太陽電池モジュールの出力端と接続される基部61aと、この基部61aから左右いずれか一方向に延びるダイオード接続用のダイオード接続部61bと、基部61aから後方に延びるケーブル接続用のケーブル接続部61cとからなる。基部61aには、固定用の取付孔61dが形成されている。これに対し、4つの端子板18,18,・・・のうち、左右両端以外に配置されている2つの第1端子板61,61は、基部61aと、左右双方向に延びる2つのダイオード接続用のダイオード接続部61b,61bとからなる。基部61aには、同様に固定用の取付孔61dが形成されている。
各第1端子板61は、ボックス本体11の固定台14に配設されている。各第2端子板62は、矩形の金属板であって、第1端子板61の基部61aと、平面視で略一致する位置に配設されている。第2端子板62には、固定用の取付孔62aが形成されている。そして、各端子板60は、第1,第2端子板61,62の取付孔61d,62aに挿入されたボックス本体11の固定用突起15によりボックス本体11に固定されている。
端子板60をボックス本体11に配設する際には、まず、第1端子板61の取付孔61dにボックス本体11の固定用突起15を挿入しながら、固定台14の溝14aに第1端子板61の基部61aを嵌め込む。次に、第2端子板62の取付孔62aに固定用突起15を挿入しながら、第2端子板62を第1端子板61の上に載置する。そして、第2端子板62の取付孔62aから突出している固定用突起15の頂部を加熱変形することによって第1,第2端子板61,62をボックス本体11に固定する。
ボックス本体11内部の隣り合う2つの端子板60,60の間には、バイパスダイオード20が配設されている。この例の場合、1つの端子ボックス10に用いられるバイパスダイオード20は3つとなる。バイパスダイオード20は、2つの端子板60,60間に太陽電池モジュールと並列に接続されており、これにより、太陽電池モジュールへ逆方向電流が流れることを未然に防ぐようにしている。なお、この例では、バイパスダイオード20として、合成樹脂等でモールドして形成されているパッケージタイプのダイオードが用いられている。
ボックス本体11内にバイパスダイオード20を配設する際には、バイパスダイオード20のリード線部分を端子板60のダイオード接続部61bに半田付けにより接続する。このとき、バイパスダイオード20の先端部分に形成されている挿入孔20aにボックス本体11の固定用突起16を挿入し、さらにこの固定用突起16の頂部を加熱変形することによってバイパスダイオード20をボックス本体11に固定する。このバイパスダイオード20の固定は、後述するように、放熱板のボックス本体11への固定とともに行われるようになっている。
また、ボックス本体11内部には、複数の放熱部が備えられている。この例では、各バイパスダイオード20に対する放熱部30,40,50が設けられている。放熱部30,40,50は、バイパスダイオード20の熱を逃がすための放熱用として設けられており、これにより、バイパスダイオード20発熱による温度上昇を回避するようにしている。放熱部30,40,50は、放熱用部材としての放熱板、例えば、アルミニウム、銅、ステンスレス鋼等のような熱伝導性に優れる金属板により形成されている。放熱部30,40,50の詳細については後述する。
ボックス本体11内部の左右両端の端子板60,60には、接続ケーブル22,22が接続されている。接続ケーブル22は、ボックス本体11の側壁に形成されているケーブル導入用の凹部13からボックス本体11内部へ導入されて、端子板60のケーブル接続部61cに接続されている。そして、接続ケーブル22,22は、上方からケーブル固定用の固定部材24が被せられている(図2)。固定部材24は、ボックス本体11と同じ材質で形成されており、この固定部材24が超音波溶着によりボックス本体11に固着されることによって、接続ケーブル22,22がボックス本体11に固定されている。一方、各接続ケーブル22は、ボックス本体11の外部では、外部接続用コネクタ23に接続されており、外部接続用コネクタ23を介して、他の太陽電池モジュールに備えられた端子ボックス10の接続ケーブル22等と互いに連結可能となっている。
次に、放熱部30,40,50について、図5、図6等により詳しく説明する。
上述したように、放熱部は、端子ボックス10に備えられる各バイパスダイオード20に対して設けられている。この例では、左側のバイパスダイオード20に対する放熱部30、中央のバイパスダイオード20に対する放熱部40、右側のバイパスダイオード20に対する放熱部50が設けられている。それら左側、中央、右側の各放熱部30,40,50は、互いに上下に重ね合わせて配置されている複数枚の放熱板を備えている。各放熱部30,40,50に備えられる放熱板の数は特に限定されないが、この例では、上中下3枚の放熱板が備えられている。
ここで、左側のバイパスダイオード20に対する放熱部30について説明する。放熱部30には、互いに上下に重ね合わせて配置される上側の放熱板31と中央の放熱板32と下側の放熱板33とが設けられている。それら上中下の3枚の放熱板31,32,33は、ボックス本体11内に順次載置されており、さらに、上側の放熱板31の上にバイパスダイオード20が載置されている。
上側の放熱板31および下側の放熱板33は、平面視略L字状の同一形状で、しかも、平面視で一致する位置に配置されている。上側の放熱板31は、前後方向に延びる前後部分31aと、この前後部分31aの前端部から左方に突出する突出部分31bとからなっている(下側の放熱板33についても同様)。そして、前後部分31aに上述したボックス本体11の固定用突起16が挿入される挿入孔31cが形成されている。
一方、中央の放熱板32は、平面視略L字状で、前後方向に延びる前後部分32aと、この前後部分32aの後端部から右方に突出する突出部分32bとからなっている。そして、前後部分32aにボックス本体11の固定用突起16が挿入される挿入孔32cが形成されている。この中央の放熱板32は、前後部分32aの一部が、上下の放熱板31,33の前後部分31a,33aの一部と、互いに上下に重なり合うように配置されている。さらに、各放熱板31,32,33の挿入孔31c,32c,33cには、ボックス本体11の固定用突起16が挿入されており、これにより、各放熱板31,32,33がボックス本体11に固定されている。なお、中央の放熱板32の上には、上述したケーブル固定用の固定部材24が載置されている。
上側の放熱板31の前後部分31aの上に、バイパスダイオード20を、バイパスダイオード20の先端部分の挿入孔20aに固定用突起16を挿入するようにして載置する。そして、バイパスダイオード20の挿入孔20aから突出している固定用突起16の頂部を加熱変形することによって、バイパスダイオード20および3枚の放熱板31,32,33をボックス本体11に固定する。このようなシンプルな固定方法であっても、放熱部30の3枚の放熱板31,32,33だけではなく、バイパスダイオード20も併せてボックス本体11に容易かつ確実に固定することができる。
次に、右側のバイパスダイオード20に対する放熱部50について説明する。放熱部50は、上述の左側のバイパスダイオード20に対する放熱部30と、左右対称に配設されている点で異なり、それ以外の点では同様である。このため、詳しい説明は省略する。放熱部50には、互いに上下に重ね合わせて配置される上側の放熱板51と中央の放熱板52と下側の放熱板53とが設けられており、これら上中下の3枚の放熱板51,52,53は、ボックス本体11内に順次載置され、さらに、上側の放熱板51の上にバイパスダイオード20が載置されている。
次いで、中央のバイパスダイオード20に対する放熱部40について説明する。中央の放熱部40は、上述の左右の放熱部30,50の間に設けられており、左右の放熱部30,50と互いに接触しないように設けられている。放熱部40には、互いに上下に重ね合わせて配置される上側の放熱板41と中央の放熱板42と下側の放熱板43とが設けられている。それら上中下の3枚の放熱板41,42,43は、ボックス本体11内に順次載置されており、さらに、上側の放熱板41の上にバイパスダイオード20が載置されている。
上側の放熱板41および下側の放熱板43は、平面視略T字状の同一形状で、しかも、平面視で一致する位置に配置されている。上側の放熱板41は、前後方向に延びる前後部分41aと、この前後部分41aの前端部から左右双方に突出する突出部分41b,41bとからなっている(下側の放熱板43についても同様)。そして、前後部分41aにボックス本体11の固定用突起16が挿入される挿入孔41cが形成されている。
一方、中央の放熱板42は、平面視略T字状で、前後方向に延びる前後部分42aと、この前後部分42aの後端部から左右双方に突出する突出部分42b,42bとからなっている。そして、前後部分42aにボックス本体11の固定用突起16が挿入される挿入孔42cが形成されている。この中央の放熱板42は、前後部分42aの一部が、上下の放熱板41,43の前後部分41a,43aの一部と、互いに上下に重なり合うように配置されている。さらに、各放熱板41,42,43の挿入孔41c,42c,43cには、ボックス本体11の固定用突起16が挿入されており、これにより、各放熱板41,42,43がボックス本体11に固定されている。また、中央の放熱板42の上には、ケーブル固定用の固定部材24が載置されている。なお、放熱部40の3枚の放熱板41,42,43のボックス本体11内における配設方法は、上述した放熱部30の場合と同様であり、詳しい説明は省略する。
以上のように、端子ボックス10において、各バイパスダイオード20に対する放熱部30,40,50が設けられている。そして、各放熱部30,40,50の上側の放熱板31,41,51がバイパスダイオード20に直接的に接しているため、バイパスダイオード20の熱を効率よく逃がすことができる。これにより、放熱性に乏しいパッケージタイプのダイオードをバイパスダイオード20として用いた場合であっても、バイパスダイオード20の発熱による温度上昇を回避することができる。
また、各放熱部30,40,50の放熱板が3枚に分割されており、上下に重ね合わせて設けられているため、各放熱部30,40,50の放熱板の合計の表面積が大きくなり、各放熱部30,40,50の放熱板による放熱量が大きくなる。したがって、各放熱部30,40,50が1枚のみの放熱板で構成される場合と比べて、放熱に必要な表面積の放熱板を配置するためのスペースが小さくて済む。つまり、各放熱部30,40,50の放熱板の2次元方向(前後左右方向)の広がりを抑えることができ、ボックス本体11内の限られたスペースに効率よく放熱板を配置できる。そして、効率的な放熱が可能となる。これにより、パッケージタイプのダイオードをバイパスダイオード20として用いた場合であっても、バイパスダイオード20の発熱による温度上昇を効率的に防止することができる。この結果、ボックス本体11、ひいては端子ボックス10の小型化を図ることができ、コスト低減を実現することができる。また、端子ボックス10の小型化により、絶縁封止用のシリコーン樹脂の充填量が少なくなり、コスト低減を図ることができる。
ここでまた、各放熱部30,40,50の中央の放熱板32,42,52の一部がケーブル固定用の固定部材24とボックス本体11の底部との間に挟まれて配置されている。従来では、固定部材24の下方はデッドスペースとなっていたが、この例では、このような従来のデッドスペースに各放熱部30,40,50の中央の放熱板32,42,52の一部を配置することによって、ボックス本体11内部のスペースを有効的に利用することができる。さらに、上述したように、固定部材24の突出部分(図示略)に端子板60の一部(後部)が載置されており、端子板60が各放熱部30,40,50の放熱板と接触しないようになっている。このように、固定部材24の突出部分(図示略)が、端子板60と各放熱部30,40,50の放熱板(中央の放熱板32,42,52)との間に挟まれて配置されているため、安定して絶縁を確保することができる。また、これにより、安定した絶縁に必要となる端子板60と各放熱部30,40,50の放熱板との距離を短くすることが可能となり、この結果、ボックス本体11の上下方向の寸法を抑えることができ、ひいては端子ボックス10の小型化を図ることができる。
端子板60を用いることによって、次に述べるように、端子板60と太陽電池モジュール側の出力端との接続作業の作業性を向上させることが可能となる。ここで、太陽電池モジュール側の出力端には、通常、薄肉の金属箔(例えば銅箔)が設けられており、この金属箔が端子板60の第1,第2端子板61,62の先端部間に半田付けにより接続されるようになっている。この半田付けは、太陽電池モジュール側の出力端の金属箔が端子板60の第1,第2端子板61,62の先端部間に挟み込まれている状態で行われる。このとき、端子板60の接続位置への太陽電池モジュール側の出力端の金属箔の位置合わせは、金属箔を第1,第2端子板61,62の先端部間に差し込むようにして行うことができ、この作業を容易に行うことができる。そして、金属箔を第1,第2端子板61,62の先端部間に挟み込んだ状態で、半田付けを行うことができるようになり、端子板60と太陽電池モジュール側の出力端との接続作業の作業性を向上させることができる。また、第1端子板61上に予め形成されている半田層63を利用することで半田付け作業を容易に行うことができる。
10 端子ボックス
11 ボックス本体
12 結線用孔
13 ケーブル導入用の凹部
14 固定台
14a 溝(凹部)
15 固定用突起
16 固定用突起
20 バイパスダイオード
20a 挿入孔
22 接続ケーブル
23 外部接続用コネクタ
24 固定部材
30,40,50 放熱部
31,41,51 上側の放熱板
31a,41a,51a 前後部分
31b,41b,51b 突出部分
31c,41c,51c 挿入孔
32,42,52 中央の放熱板
32a,42a,52a 前後部分
32b,42b,52b 突出部分
32c,42c,52c 挿入孔
33,43,53 下側の放熱板
33a,43a,53a 前後部分
33b,43b,53b 突出部分
33c,43c,53c 挿入孔
60 端子板
61 第1端子板
62 第2端子板
61a 基部
61b ダイオード接続部
61c ケーブル接続部
61d 62a 取付孔
63 半田層

Claims (1)

  1. ボックス本体内に複数の端子板が設けられ、これら複数の端子板のうち互いに隣り合う2つの端子板間にバイパスダイオードが配設される太陽電池モジュール用端子ボックスにおいて、
    前記ボックス本体は、底部に固定用突起を備え、
    前記端子板は、下側の板状体に上側の板状体が載置され、
    上下2枚の前記板状体は、前記固定用突起により前記ボックス本体に固定され、
    前記板状体のいずれか一方の先端には、前記板状体に挟まれた半田層が形成されており、
    前記板状体は、前記半田層と他方の前記板状体との間に、太陽電池モジュール側の出力端を挟持して接続する構成としてあること
    を特徴とする太陽電池モジュール用端子ボックス。
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