JP2009277306A - ヘッドサスペンションアセンブリおよび記憶媒体駆動装置 - Google Patents

ヘッドサスペンションアセンブリおよび記憶媒体駆動装置 Download PDF

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    • G11B5/4853Constructional details of the electrical connection between head and arm

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  • Moving Of The Head To Find And Align With The Track (AREA)

Abstract

【課題】ヘッドスライダの変位量を増大させることができるヘッドサスペンションアセンブリおよび記憶媒体駆動装置を提供する。
【解決手段】圧電素子68、69の収縮や伸張に応じて腕片65、66は湾曲する。腕片65、66は、他端に規定される球面73でヘッドスライダ23の側面67に点接触する。腕片65、66の湾曲に基づき腕片65、66からヘッドスライダ23に駆動力が作用する。このとき、腕片65、66の湾曲は拘束されない。腕片65、66では十分な長さが確保される。腕片65、66は大きな変形量で変形することができる。ヘッドスライダ23の変位量は増大する。しかも、腕片65、66は、ヘッドスライダ23の裏面63を含む仮想平面74に沿って駆動力の作用方向を規定する。その結果、回転軸RXに平行な方向すなわち仮想平面74に直交する垂直方向にヘッドスライダ23の変位は規制される。
【選択図】図7

Description

本発明は、例えばハードディスク駆動装置(HDD)といった記憶媒体駆動装置に組み込まれるヘッドサスペンションアセンブリに関する。
ヘッドサスペンションの表面にはアクチュエータが固定される。アクチュエータは、ヘッドスライダを支持する1対のアームを備える。アームの先端はヘッドスライダに接着される。アームには圧電素子が取り付けられる。圧電素子の伸張や収縮に基づきアームは湾曲する。湾曲に基づきヘッドスライダはヘッドサスペンションの表面に沿って変位する。記録トラックの中心線からヘッドスライダ上の電磁変換素子の乖離は解消される。
特開2002−74870号公報 特開2007−122860号公報
このアクチュエータではアームの先端はヘッドスライダの側面に接着される。こうしたアームに圧電素子が取り付けられる。圧電素子の伸縮や収縮にも拘わらず接着に基づきアームの湾曲すなわち変形は拘束されてしまう。ヘッドスライダの変位量は大幅に制限される。
本発明は、上記実状に鑑みてなされたもので、ヘッドスライダの変位量を増大させることができるヘッドサスペンションアセンブリおよび記憶媒体駆動装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、ヘッドサスペンションアセンブリは、媒体対向面を規定するヘッドスライダと、前記媒体対向面の裏側に規定される前記ヘッドスライダの裏面に固定される固定片と、前記固定片から延びてヘッドサスペンションに結合され、前記媒体対向面に直交する回転軸回りに回転自在に前記固定片を支持する可撓性の長片と、一端で前記ヘッドサスペンションに結合され、前記媒体対向面に直交する側面に、他端に規定される球面で点接触し、前記裏面を含む仮想平面に沿って力の作用方向を規定する腕片と、前記一端および前記他端の間で前記腕片に接合される圧電素子とを備えることを特徴とする。
こうしたヘッドサスペンションアセンブリでは、圧電素子の収縮や伸張に応じて腕片は湾曲する。腕片は、他端に規定される球面でヘッドスライダの側面に接触する。腕片の湾曲に基づき腕片からヘッドスライダに駆動力が作用する。ヘッドスライダは固定片に固定される。固定片は可撓性の長片でヘッドサスペンションに結合される。長片の撓みに基づきヘッドスライダの変位は許容される。その結果、駆動力はヘッドスライダを変位させる。腕片はヘッドスライダの側面に点接触することから、腕片の湾曲は拘束されない。しかも、腕片は固定片と別個に区画される。腕片の形状は自由に設計される。その結果、腕片では十分な長さが確保される。腕片は大きな変形量で変形することができる。ヘッドスライダの変位量は増大する。
しかも、腕片は球面でヘッドスライダの側面に点接触する。腕片は、ヘッドスライダの裏面を含む仮想平面に沿って駆動力の作用方向を規定する。その結果、ヘッドスライダは仮想平面に沿って回転軸回りで確実に回転することができる。したがって、回転軸に平行な方向すなわち仮想平面に直交する垂直方向にヘッドスライダの変位は規制される。ヘッドスライダの幅方向すなわちヘッドスライダのロール角方向への回転変位は規制される。その結果、回転軸回りにヘッドスライダが回転駆動する際、記憶媒体の表面からヘッドスライダの浮上量は設計通りに制御される。ヘッドスライダの位置決め精度は向上する。こうしたヘッドサスペンションアセンブリは例えば記憶媒体駆動装置に組み込まれる。
ヘッドサスペンションアセンブリは、媒体対向面を規定するヘッドスライダと、前記媒体対向面の裏側に規定される前記ヘッドスライダの裏面に固定されて、前記媒体対向面に直交する側面を区画する固定片と、前記固定片から延びてヘッドサスペンションに結合され、前記媒体対向面に直交する回転軸回りに回転自在に前記固定片を支持する可撓性の長片と、一端で前記ヘッドサスペンションに結合され、前記固定片の側面に、他端に規定される球面で点接触し、前記媒体対向面に平行な仮想平面に沿って力の作用方向を規定する腕片と、前記一端および前記他端の間で前記腕片に接合される圧電素子とを備えることを特徴とする。
こうしたヘッドサスペンションアセンブリでは、前述と同様に、圧電素子の収縮や伸張に応じて腕片は湾曲する。腕片は、他端に規定される球面でヘッドスライダの側面に接触する。腕片の湾曲に基づき腕片からヘッドスライダに駆動力が作用する。ヘッドスライダは固定片に固定される。固定片は可撓性の長片でヘッドサスペンションに結合される。長片の撓みに基づきヘッドスライダの変位は許容される。その結果、駆動力はヘッドスライダを変位させる。腕片は固定片の側面に接触することから、腕片の湾曲は拘束されない。しかも、腕片は固定片と別個に区画される。腕片の形状は自由に設計される。その結果、腕片では十分な長さが確保される。腕片は大きな変形量で変形することができる。ヘッドスライダの変位量は増大する。
しかも、腕片は球面で固定片の側面に点接触する。腕片は、ヘッドスライダの媒体対向面に平行な仮想平面に沿って駆動力の作用方向を規定する。固定片すなわちヘッドスライダは仮想平面に沿って回転軸回りに確実に回転することができる。したがって、回転軸に平行な方向すなわち仮想平面に直交する垂直方向にヘッドスライダの変位は規制される。ヘッドスライダの幅方向すなわちヘッドスライダのロール角方向への回転変位は規制される。その結果、回転軸回りにヘッドスライダが回転駆動する際、記憶媒体の表面からヘッドスライダの浮上量は設計通りに制御される。ヘッドスライダの位置決め精度は向上する。こうしたヘッドサスペンションアセンブリは例えば記憶媒体駆動装置に組み込まれる。
以上のようなヘッドサスペンションアセンブリおよび記憶媒体駆動装置はヘッドスライダの変位量を増大させることができる。
以下、添付図面を参照しつつ本発明の一実施形態を説明する。
図1は本発明に係る記憶媒体駆動装置の一具体例すなわちハードディスク駆動装置(HDD)11の内部構造を概略的に示す。このHDD11は筐体すなわちハウジング12を備える。ハウジング12は箱形のベース13およびカバー(図示されず)から構成される。ベース13は例えば平たい直方体の内部空間すなわち収容空間を区画する。ベース13は例えばアルミニウムといった金属材料から鋳造に基づき成形されればよい。カバーはベース13の開口に結合される。カバーとベース13との間で収容空間は密閉される。カバーは例えばプレス加工に基づき1枚の板材から成形されればよい。
収容空間には、記憶媒体としての1枚以上の磁気ディスク14が収容される。磁気ディスク14はスピンドルモータ15に装着される。スピンドルモータ15は例えば3600rpmや4200rpm、5400rpm、7200rpm、10000rpm、15000rpmといった高速度で磁気ディスク14を回転させることができる。
収容空間にはキャリッジ16が収容される。キャリッジ16はキャリッジブロック17を備える。キャリッジブロック17は、垂直方向に延びる支軸18に回転自在に連結される。キャリッジブロック17には、支軸18から水平方向に延びる複数のキャリッジアーム19が区画される。キャリッジブロック17は例えば押し出し成型に基づきアルミニウムから成型されればよい。
個々のキャリッジアーム19の先端にはヘッドサスペンションアセンブリ21が取り付けられる。ヘッドサスペンションアセンブリ21は、キャリッジアーム19の先端から前方に延びるヘッドサスペンション22を備える。ヘッドサスペンション22の表面には後述のフレキシャが貼り付けられる。フレキシャ上には浮上ヘッドスライダ23が支持される。浮上ヘッドスライダ23には磁気ヘッドすなわち電磁変換素子が搭載される。
磁気ディスク14の回転に基づき磁気ディスク14の表面で気流が生成されると、気流の働きで浮上ヘッドスライダ23には正圧すなわち浮力および負圧が作用する。浮力および負圧とヘッドサスペンション22の押し付け力とが釣り合うことで磁気ディスク14の回転中に比較的に高い剛性で浮上ヘッドスライダ23は浮上し続けることができる。
こういった浮上ヘッドスライダ23の浮上中にキャリッジ16が支軸18回りで回転すると、浮上ヘッドスライダ23は磁気ディスク14の半径線に沿って移動することができる。その結果、浮上ヘッドスライダ23上の電磁変換素子は最内周記録トラックと最外周記録トラックとの間でデータゾーンを横切ることができる。こうして浮上ヘッドスライダ23上の電磁変換素子は目標の記録トラック上に位置決めされる。
キャリッジブロック17には例えばボイスコイルモータ(VCM)24といった動力源が接続される。このボイスコイルモータ24の働きでキャリッジブロック17は支軸18回りで回転することができる。こうしたキャリッジブロック17の回転に基づきキャリッジアーム19およびヘッドサスペンション22の揺動は実現される。
図1から明らかなように、キャリッジブロック17上にはフレキシブルプリント基板ユニット25が配置される。フレキシブルプリント基板ユニット25は、フレキシブルプリント基板26に実装されるヘッドIC(集積回路)27を備える。磁気情報の読み出し時には、このヘッドIC27から電磁変換素子の読み出しヘッド素子に向けてセンス電流は供給される。同様に、磁気情報の書き込み時には、ヘッドIC27から電磁変換素子の書き込みヘッド素子に向けて書き込み電流は供給される。ヘッドIC27には、収容空間内に配置される小型の回路基板28や、ベース13の底板の裏側に取り付けられるプリント回路基板(図示されず)からセンス電流や書き込み電流は供給される。
こうしたセンス電流や書き込み電流の供給にあたってフレキシャ29が用いられる。後述されるように、フレキシャ29は配線を構成する。フレキシャ29は一端で個々のヘッドサスペンション22に貼り付けられる。フレキシャ29はヘッドサスペンション22からキャリッジアーム19の側面に沿って後方に延びる。フレキシャ29の後端はフレキシブルプリント基板26に重ね合わせられる。フレキシャ29はフレキシブルプリント基板ユニット25に接続される。その結果、フレキシャ29に基づきヘッドIC27から浮上ヘッドスライダ23にセンス電流や書き込み電流は供給される。ヘッドサスペンションアセンブリ21はいわゆるロングテール型に構成される。
図2は本発明の第1実施形態に係るヘッドサスペンションアセンブリ21を示す。このヘッドサスペンションアセンブリ21では、フレキシャ29は、ヘッドサスペンション22に固定される固定板31を備える。固定板31にはジンバル32が接続される。ジンバル32は固定板31に対して姿勢を変化させることができる。固定板31およびジンバル32は1枚の板ばね材から構成される。板ばね材は例えば均一な板厚のステンレス鋼板から構成されればよい。ジンバル32の表面にはマイクロアクチュエータ33が固定される。マイクロアクチュエータ33は浮上ヘッドスライダ23を支持する。マイクロアクチュエータ33の詳細は後述される。
浮上ヘッドスライダ23は、例えば平たい直方体に形成されるスライダ本体34を備える。スライダ本体34の空気流出端面には非磁性膜すなわち素子内蔵膜35が積層される。この素子内蔵膜35に前述の電磁変換素子36が組み込まれる。スライダ本体34は例えばAl−TiC(アルチック)といった硬質の非磁性材料から形成されればよい。素子内蔵膜35は例えばAl(アルミナ)といった比較的に軟質の絶縁非磁性材料から形成されればよい。浮上ヘッドスライダ23は媒体対向面すなわち浮上面37で磁気ディスク14に向き合う。浮上面37には平坦なベース面38が規定される。磁気ディスク14が回転すると、スライダ本体34の前端から後端に向かって浮上面37には気流39が作用する。
浮上面37には、前述の気流39の上流側すなわち空気流入側でベース面38から立ち上がる1筋のフロントレール41が形成される。フロントレール41はベース面38の空気流入端に沿ってスライダ幅方向に延びる。同様に、浮上面37には、気流の下流側すなわち空気流出側でベース面38から立ち上がるリアレール42が形成される。リアレール42はスライダ幅方向の中央位置に配置される。リアレール42はスライダ本体34から素子内蔵膜35まで延びる。浮上面37には、空気流出側でベース面38から立ち上がる左右1対のサイドリアレール43、43がさらに形成される。サイドリアレール43、43同士の間にリアレール42は配置される。
フロントレール41、リアレール42およびサイドリアレール43、43の頂上面にはいわゆる空気軸受け面(ABS)44、45、46が規定される。空気軸受け面44、45、46の空気流入端は段差でレール41、42、43の頂上面に接続される。磁気ディスク14の回転に基づき生成される気流39は浮上面37に受け止められる。このとき、段差の働きで空気軸受け面44、45、46には比較的に大きな正圧すなわち浮力が生成される。しかも、フロントレール41の後方すなわち背後には大きな負圧が生成される。これら浮力および負圧のバランスに基づき浮上ヘッドスライダ23の浮上姿勢は確立される。
リアレール42には電磁変換素子36が埋め込まれる。電磁変換素子36は空気軸受け面45で露出する。電磁変換素子36は、例えば、磁気ディスク14から情報を読み出す際に使用される巨大磁気抵抗効果(GMR)素子やトンネル接合磁気抵抗効果(TMR)素子といった読み出しヘッド素子と、磁気ディスク14に情報を書き込む際に使用される薄膜磁気ヘッドといった書き込みヘッド素子とを備えればよい。なお、浮上ヘッドスライダ23の形態はこういった形態に限られるものではない。
浮上ヘッドスライダ23すなわち素子内蔵膜35の空気流出端面には3対の電極端子51が配置される。1対の電極端子51は例えば電磁変換素子36の読み出しヘッド素子に電気的に接続される。こうして読み出しヘッド素子には一方の電極端子51からセンス電流が供給される。他方の電極端子51からセンス電流の電圧変化は取り出される。もう1対の電極端子52は例えば電磁変換素子36の書き込みヘッド素子に電気的に接続される。電極端子52から書き込みヘッド素子に書き込み電流が供給される。書き込み電流の供給に応じて例えば薄膜コイルパターンで磁界は生成される。もう1対の電極端子51は例えば電磁変換素子36に隣接するヒータに電気的に接続される。ヒータの発熱に基づき素子内蔵膜35の突き出しが形成される。突き出しに基づき電磁変換素子36の浮上量が調整される。
フレキシャ29の固定板31上には配線パターン53が形成される。配線パターン53と電極端子51とは導電ワイヤ54で相互に接続される。個々の導電ワイヤ54は、電極端子51の表面から直立する第1接点55と、配線パターン53の表面から直立する第2接点56とを備える。第1および第2接点55、56はワイヤ本体57で相互に接続される。第1および第2接点55、56の90度の角度差はワイヤ本体57の湾曲で吸収される。導電ワイヤ54の形成にあたっていわゆるワイヤボンディング法が用いられる。配線パターン53は、固定板31上に順番に積層される絶縁層、導電層および保護層とを備える。絶縁層および保護層には例えばポリイミド樹脂といった樹脂材料が用いられる。導電層には例えば銅といった導電材料が用いられる。
図3に示されるように、マイクロアクチュエータ33は平板状の基部片61を備える。基部片61はジンバル32の表面に沿って広がる。基部片61はその裏面でジンバル32の表面に接着される。基部片61は固定片62を支持する。固定片62は基部片61よりも空気流出側に配置される。固定片62は、浮上面37の裏側に規定される浮上ヘッドスライダ23の裏面63に接着される。固定片62は、浮上面37に直交する回転軸RX回りに広がる。ここでは、回転軸RXは浮上ヘッドスライダ23の重心を貫通する。基部片61および固定片62は可撓性の長片64、64で結合される。長片64は例えば固定片62のくびれ部分に連結される。基部片61、固定片62および長片64は相互に等しい厚みを有する。
図4を併せて参照し、長片64は、浮上ヘッドスライダ23の幅方向に回転軸RXに直交する仮想直線に沿って配置される。仮想直線は浮上ヘッドスライダ23の空気流入端や空気流出端に平行に延びる。長片64は撓むことができる。後述されるように、長片64は撓みに基づき回転軸RX回りに固定片62の回転を許容する。その一方で、基部片61はフレキシャ29のジンバル32に固定されることから、固定片62の回転にも拘わらず基部片61の撓みは回避される。同様に、固定片62は浮上ヘッドスライダ23に固定されることから、回転にも拘わらず固定片62の撓みは回避される。基部片61には湾曲部61aに基づき第1腕片65および第2腕片66が結合される。湾曲部61aは浮上ヘッドスライダ23の空気流入端よりも上流側に配置される。湾曲部61aは、回転軸RXに直交する中心軸回りに半円筒形に湾曲しつつ延びる。
図5を併せて参照し、第1腕片65および第2腕片66の一端すなわち基端は、浮上ヘッドスライダ23の空気流入端よりも上流側で基部片61に結合される。第1腕片65および第2腕片66の他端すなわち先端は回転軸RXよりも下流側で、浮上面37に直交する浮上ヘッドスライダ23の側面67に受け止められる。第1腕片65および第2腕片66同士の間に区画される空間に浮上ヘッドスライダ23が配置される。第1腕片65は、回転軸RXに平行に規定される仮想平面に沿って広がる。同様に、第2腕片66は、回転軸RXに平行に規定される仮想平面に沿って広がる。
第1腕片65および第2腕片66は内向き面で相互に向き合う。第1腕片65および第2腕片66は基端から先端に向かうにつれて相互に近づく。第1腕片65の外向き面には第1圧電素子68が取り付けられる。同様に、第2腕片66の外向き面には第2圧電素子69が取り付けられる。第1圧電素子68および第2圧電素子69は例えば圧電セラミック薄板から構成される。圧電セラミック薄板は例えばPNN−PT−PZといった圧電性材料から構成されればよい。
第1圧電素子68および第2圧電素子69は内向き面で第1腕片65および第2腕片66に接着される。第1圧電素子68および第2圧電素子69の一端は、第1腕片65および第2腕片66上で浮上ヘッドスライダ23の空気流入端よりも上流側で一端を規定する。第1圧電素子68および第2圧電素子69は回転軸RXよりも下流側で他端を規定する。こうして第1圧電素子68および第2圧電素子69は第1腕片65および第2腕片66の一端および他端の間に配置される。
圧電セラミック薄板の外向き面には第1電極68a、69aが形成される。圧電セラミック薄板の内向き面には第2電極68b、69bが形成される。第1電極68a、69aには導電パターン71が個別に接続される。同様に、第2電極69b、69bには導電パターン72が個別に接続される。接続にあたって導電性の接着剤が用いられればよい。導電パターン71、72は絶縁層上に形成される。絶縁層は例えばポリイミド樹脂から形成される。導電パターン71はヘッドIC27に接続される。導電パターン72はジンバル32に接続される。
第1圧電素子68では第2電極68bから第1電極68aに向かって分極が確立される。同様に、第2圧電素子69では第2電極69bから第1電極69aに向かって分極が確立される。第1電極68a、69aに駆動電圧が印加されると、分極の向きに反対向きに第1圧電素子68および第2圧電素子69に電圧は作用する。その結果、第1圧電素子68および第2圧電素子69は分極の向きに縮む。第1腕片65の表面に沿って第1圧電素子68は伸張する。第1圧電素子68の伸張に応じて第1腕片65は湾曲する。第1腕片65の先端は第2腕片66に向かって変位する。第1腕片65の先端は浮上ヘッドスライダ23の側面67に駆動力を作用させる。同様に、第2腕片66の表面に沿って第2圧電素子69は伸張する。第2圧電素子69の伸張に応じて第2腕片66は湾曲する。第2腕片66の先端は第1腕片65に向かって変位する。第2腕片66は浮上ヘッドスライダ23の側面67に駆動力を作用させる。
第1腕片65および第2腕片66の先端には相互に近づく方向に突き出る球面73が規定される。球面73は半球状に形成される。図6を併せて参照し、第1腕片65および第2腕片66は球面73で浮上ヘッドスライダ23の側面67に点接触する。ここでは、浮上ヘッドスライダ23の側面67の下縁すなわち裏面63との境界で浮上ヘッドスライダ23の側面67に点接触する。こうして第1腕片65および第2腕片66は、浮上ヘッドスライダ23の裏面63を含む仮想平面74に沿って駆動力の作用方向を規定する。ここでは、駆動力の作用方向は仮想平面74内に設定される。
以上のようなマイクロアクチュエータ33では、基部片61、固定片62、長片64、第1腕片65および第2腕片66、第1圧電素子68および第2圧電素子69は、回転軸RXを含みつつ浮上ヘッドスライダ23の前後方向に広がる仮想平面に面対称に形成される。基部片61、固定片62、長片64、第1腕片65および第2腕片66はアクチュエータ本体を構成する。アクチュエータ本体は1枚のステンレス鋼板から構成される。ステンレス鋼板の厚みは例えば50μm程度に設定される。第1腕片65および第2腕片66では例えばパンチ加工に基づき球面73が形成される。
いま、磁気ディスク14上の記録トラックに対して浮上ヘッドスライダ23上の電磁変換素子36が位置決めされる場面を想定する。ここで、HDD11内のコントローラチップは第1圧電素子68および第2圧電素子69に駆動電圧を印加する。この駆動電圧では20Vの最大電圧値が設定される。駆動電圧は0V〜20Vの間で変化する。制御にあたって第1圧電素子68および第2圧電素子69には10Vの駆動電圧が印加される。その結果、第1腕片65の球面73には仮想平面74内で第2腕片66に向かって駆動力が生成される。同様に、第2腕片66の球面73には仮想平面74内で第1腕片65に向かって駆動力が生成される。2つの駆動力は釣り合う。その結果、浮上ヘッドスライダ23は中立位置すなわち基準姿勢に保持される。第2圧電素子69の駆動電圧は第1圧電素子68の駆動電圧に対して逆位相で変化する。
トラッキング制御にあたって、読み出しヘッド素子は磁気ディスク14からサーボパターンを読み出す。読み出されたサーボパターンに基づき読み出しヘッド素子および記録トラックの中心線の間で乖離量が検出される。乖離量に応じて第1圧電素子68では10Vから駆動電圧は増大する一方で、第2圧電素子69では10Vから駆動電圧は減少する。第1圧電素子68は第1腕片65の表面に沿ってさらに伸張する。第1腕片65は湾曲する。球面73から仮想平面74内で第2腕片66に向かう駆動力は増大する。その一方で、第2圧電素子69の伸張は抑制される。第2腕片66は湾曲する。球面73から仮想平面74に沿って第1腕片65に向かう駆動力は減少する。その結果、長片64、64は撓む。回転軸RX回りに時計回りで固定片62すなわち浮上ヘッドスライダ23の回転は許容される。このとき、第1腕片65は球面73で浮上ヘッドスライダ23の側面67をスライドする。同様に、第2腕片66は球面73で浮上ヘッドスライダ23の側面67をスライドする。図7に示されるように、浮上ヘッドスライダ23は基準姿勢から回転軸RX回りに回転する。回転に応じて電磁変換素子36は磁気ディスク14の半径方向に移動することができる。こうして乖離の解消が目論まれる。
反対に、第1圧電素子68で10Vから駆動電圧が減少する場合には、第2圧電素子69で10Vから駆動電圧は減少する。第1圧電素子68の伸張は抑制される。第1腕片65は湾曲する。球面73から仮想平面74内で第2腕片66に向かう駆動力は減少する。その一方で、第2圧電素子69は第2腕片66の表面に沿ってさらに伸張する。第2腕片66は湾曲する。球面73から仮想平面74内で第1腕片65に向かう駆動力は増大する。その結果、長片64、64は撓む。回転軸RX回りに反時計回りで固定片62すなわち浮上ヘッドスライダ23の回転は許容される。このとき、第1腕片65は球面73で浮上ヘッドスライダ23の側面67をスライドする。第2腕片66は球面73で浮上ヘッドスライダ23の側面67をスライドする。図8に示されるように、浮上ヘッドスライダ23は基準姿勢から回転軸RX回りに回転する。回転に応じて電磁変換素子36は前述と反対向きに磁気ディスク14の半径方向に移動することができる。こうして乖離の解消が目論まれる。こうして電磁変換素子36は高い精度で記録トラックを追従し続けることができる。
以上のようなヘッドサスペンションアセンブリ21では、電磁変換素子36の微小移動にあたって浮上ヘッドスライダ23の回転が利用される。第1圧電素子68および第2圧電素子69の収縮や伸張に応じて第1腕片65および第2腕片66は湾曲する。その結果、第1腕片65および第2腕片66から浮上ヘッドスライダ23に駆動力が作用する。駆動力は回転軸RX回りに浮上ヘッドスライダ23を回転させる。第1腕片65および第2腕片66はスライド自在に浮上ヘッドスライダ23の側面67に点接触することから、第1腕片65および第2腕片66の湾曲は拘束されない。しかも、固定片62は第1腕片65および第2腕片66と別個に区画される。第1腕片65および第2腕片66の形状は自由に設計される。その結果、第1腕片65および第2腕片66では十分な長さが確保される。第1腕片65および第2腕片66は大きな変形量で変形することができる。浮上ヘッドスライダ23の変位量は増大する。
加えて、第1腕片65および第2腕片66は球面73で浮上ヘッドスライダ23の側面67にそれぞれ点接触する。第1腕片65および第2腕片66は、浮上ヘッドスライダ23の裏面63を含む仮想平面74内で駆動力の作用方向を規定する。浮上ヘッドスライダ23は仮想平面74に沿って回転軸RX回りで確実に回転することができる。したがって、回転軸RXに平行な方向すなわち仮想平面74に直交する垂直方向に浮上ヘッドスライダ23の変位は規制される。浮上ヘッドスライダ23の幅方向すなわち浮上ヘッドスライダ23のロール角方向への回転変位は規制される。その結果、回転軸RX回りに浮上ヘッドスライダ23が回転駆動する際、磁気ディスク14の表面から電磁変換素子36の浮上量は設計通りに制御される。電磁変換素子36の位置決め精度は向上する。
図9は本発明の第2実施形態に係るヘッドサスペンションアセンブリ21aの構造を概略的に示す。このヘッドサスペンションアセンブリ21aでは、空気流出側に配置される固定片62の一片が浮上ヘッドスライダ23の裏面63の空気流出端まで広がる。同時に、固定片62の一片は浮上ヘッドスライダ23の裏面63の側縁まで広がる。固定片62は表面の全面で浮上ヘッドスライダ23の裏面63に接着されればよい。
図10に示されるように、第1腕片65の球面73および第2腕片66の球面73は固定片62の側面75にそれぞれ点接触する。側面75は浮上ヘッドスライダ23の側面67とそれぞれ同一平面内に規定される。第1腕片65および第2腕片66は、浮上面37に平行な仮想平面76に沿って駆動力の作用方向を規定する。ここでは、球面73は仮想平面76内で固定片62の側面75に点接触する。駆動力の作用方向は仮想平面76内に規定される。仮想平面76は、固定片62の表面および裏面から等距離に規定される固定片62の厚み方向の中心面に一致する。その他、前述のヘッドサスペンションアセンブリ21と均等な構成や構造には同一の参照符号が付される。
以上のようなヘッドサスペンションアセンブリ21aでは、前述と同様に、第1圧電素子68および第2圧電素子69の収縮や伸張に応じて第1腕片65および第2腕片66は湾曲する。その結果、第1腕片65および第2腕片66から固定片62の側面75に駆動力が作用する。駆動力は回転軸RX回りに固定片62すなわち浮上ヘッドスライダ23を回転させる。第1腕片65および第2腕片66はスライド自在に固定片62の側面75に点接触することから、第1腕片65および第2腕片66の湾曲は拘束されない。しかも、固定片62は第1腕片65および第2腕片66と別個に区画される。第1腕片65および第2腕片66の形状は自由に設計される。その結果、第1腕片65および第2腕片66では十分な長さが確保される。第1腕片65および第2腕片66は大きな変形量で変形することができる。浮上ヘッドスライダ23の変位量は増大する。
加えて、第1腕片65および第2腕片66は球面73で固定片62の側面75にそれぞれ点接触する。第1腕片65および第2腕片66は、浮上ヘッドスライダ23の浮上面37に平行な仮想平面76内で駆動力の作用方向を規定する。固定片62すなわち浮上ヘッドスライダ23は仮想平面76内で回転軸RX回りに確実に回転することができる。したがって、回転軸RXに平行な方向すなわち仮想平面76に直交する垂直方向に浮上ヘッドスライダ23の変位は規制される。浮上ヘッドスライダ23の幅方向すなわち浮上ヘッドスライダ23のロール角方向への回転変位は規制される。その結果、回転軸RX回りに浮上ヘッドスライダ23が回転駆動する際、磁気ディスク14の表面から電磁変換素子36の浮上量は設計通りに制御される。電磁変換素子36の位置決め精度は向上する。
図11は本発明の第3実施形態に係るヘッドサスペンションアセンブリ21bの構造を概略的に示す。このヘッドサスペンションアセンブリ21bでは、第1腕片65および第2腕片66は基部片61から折れ曲がる。前述の湾曲部61aの形成は省略される。アクチュエータ本体は例えばステンレス鋼板の曲げ加工に基づき形成される。図12を併せて参照し、第1腕片65および第2腕片66は球面73で浮上ヘッドスライダ23の側面67にそれぞれ点接触する。ここでは、球面73は、浮上面37に平行な仮想平面77内で側面67に点接触する。駆動力の作用方向は仮想平面77内に設定される。仮想平面77は、固定片62の表面および裏面から等距離に規定される固定片62の厚み方向の中心面にできる限り近づけられることが好ましい。その他、前述のヘッドサスペンションアセンブリ21、21aと均等な構成や構造には同一の参照符号が付される。
以上のようなヘッドサスペンションアセンブリ21bでは、前述と同様に、第1圧電素子68および第2圧電素子69の収縮や伸張に応じて第1腕片65および第2腕片66は湾曲する。その結果、第1腕片65および第2腕片66から浮上ヘッドスライダ23の側面67に駆動力が作用する。駆動力は仮想平面77内で回転軸RX回りに浮上ヘッドスライダ23を回転させる。第1腕片65および第2腕片66はスライド自在に浮上ヘッドスライダ23の側面67に点接触することから、第1腕片65および第2腕片66の湾曲は拘束されない。しかも、固定片62は第1腕片65および第2腕片66と別個に区画される。第1腕片65および第2腕片66の形状は自由に設計される。その結果、第1腕片65および第2腕片66では十分な長さが確保される。第1腕片65および第2腕片66は大きな変形量で変形することができる。浮上ヘッドスライダ23の変位量は増大する。
加えて、第1腕片65および第2腕片66は球面73で浮上ヘッドスライダ23の側面67にそれぞれ点接触する。第1腕片65および第2腕片66は、浮上ヘッドスライダ23の浮上面37に平行な仮想平面77内で駆動力の作用方向を規定する。浮上ヘッドスライダ23は仮想平面77内で回転軸RX回りに確実に回転することができる。したがって、回転軸RXに平行な方向すなわち仮想平面77に直交する垂直方向に浮上ヘッドスライダ23の変位はできる限り規制される。浮上ヘッドスライダ23の幅方向すなわち浮上ヘッドスライダ23のロール角方向への回転変位はできる限り規制される。その結果、回転軸RX回りに浮上ヘッドスライダ23が回転駆動する際、磁気ディスク14の表面から電磁変換素子36の浮上量は設計通りに制御される。同時に、電磁変換素子36の位置決め精度は向上する。
(付記1) 媒体対向面を規定するヘッドスライダと、
前記媒体対向面の裏側に規定される前記ヘッドスライダの裏面に固定される固定片と、
前記固定片から延びてヘッドサスペンションに結合され、前記媒体対向面に直交する回転軸回りに回転自在に前記固定片を支持する可撓性の長片と、
一端で前記ヘッドサスペンションに結合され、前記媒体対向面に直交する側面に、他端に規定される球面で点接触し、前記裏面を含む仮想平面に沿って力の作用方向を規定する腕片と、
前記一端および前記他端の間で前記腕片に接合される圧電素子とを備えることを特徴とするヘッドサスペンションアセンブリ。
(付記2) 付記1に記載のヘッドサスペンションアセンブリにおいて、前記力の作用方向は前記仮想平面内に設定されることを特徴とするヘッドサスペンションアセンブリ。
(付記3) 付記1または2に記載のヘッドサスペンションアセンブリにおいて、前記腕片の一端は前記ヘッドスライダの空気流入端よりも上流側で前記ヘッドサスペンションに結合され、前記腕片の他端は前記回転軸よりも下流側で前記ヘッドスライダの側面に受け止められることを特徴とするヘッドサスペンションアセンブリ。
(付記4) 付記1〜3のいずれかに記載のヘッドサスペンションアセンブリにおいて、1対の前記腕片を備え、前記ヘッドスライダは前記腕片同士の間に区画される空間に配置されることを特徴とするヘッドサスペンションアセンブリ。
(付記5) 媒体対向面を規定するヘッドスライダと、前記媒体対向面の裏側に規定される前記ヘッドスライダの裏面に固定される固定片と、前記固定片から延びてヘッドサスペンションに結合され、前記媒体対向面に直交する回転軸回りに回転自在に前記固定片を支持する可撓性の長片と、一端で前記ヘッドサスペンションに結合され、前記媒体対向面に直交する側面に、他端に規定される球面で点接触し、前記裏面を含む仮想平面に沿って力の作用方向を規定する腕片と、前記一端および前記他端の間で前記腕片に接合される圧電素子とを備えることを特徴とする記憶媒体駆動装置。
(付記6) 媒体対向面を規定するヘッドスライダと、
前記媒体対向面の裏側に規定される前記ヘッドスライダの裏面に固定されて、前記媒体対向面に直交する側面を区画する固定片と、
前記固定片から延びてヘッドサスペンションに結合され、前記媒体対向面に直交する回転軸回りに回転自在に前記固定片を支持する可撓性の長片と、
一端で前記ヘッドサスペンションに結合され、前記固定片の側面に、他端に規定される球面で点接触し、前記媒体対向面に平行な仮想平面に沿って力の作用方向を規定する腕片と、前記一端および前記他端の間で前記腕片に接合される圧電素子とを備えることを特徴とするヘッドサスペンションアセンブリ。
(付記7) 付記6に記載のヘッドサスペンションアセンブリにおいて、前記力の作用方向は前記仮想平面内に設定されることを特徴とするヘッドサスペンションアセンブリ。
(付記8) 付記6または7に記載のヘッドサスペンションアセンブリにおいて、前記仮想平面は、表面および裏面から等距離に規定される前記固定片の厚み方向の中心面に一致することを特徴とするヘッドサスペンションアセンブリ。
(付記9) 付記6〜8のいずれかに記載のヘッドサスペンションアセンブリにおいて、1対の前記腕片を備え、前記固定片は前記腕片同士の間に区画される空間に配置されることを特徴とするヘッドサスペンションアセンブリ。
(付記10) 媒体対向面を規定するヘッドスライダと、前記媒体対向面の裏側に規定される前記ヘッドスライダの裏面に固定されて、前記媒体対向面に直交する側面を区画する固定片と、前記固定片から延びてヘッドサスペンションに結合され、前記媒体対向面に直交する回転軸回りに回転自在に前記固定片を支持する可撓性の長片と、一端で前記ヘッドサスペンションに結合され、前記固定片の側面に、他端に規定される球面で点接触し、前記媒体対向面に平行な仮想平面に沿って力の作用方向を規定する腕片と、前記一端および前記他端の間で前記腕片に接合される圧電素子とを備えることを特徴とする記憶媒体駆動装置。
本発明に係る記憶媒体駆動装置すなわちハードディスク駆動装置(HDD)の内部構造を概略的に示す平面図である。 本発明の第1実施形態に係るヘッドサスペンションアセンブリの構造を概略的に示す部分拡大斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るヘッドサスペンションアセンブリの構造を概略的に示す部分拡大分解斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るヘッドサスペンションアセンブリの構造を概略的に示す部分拡大斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るヘッドサスペンションアセンブリの構造を概略的に示す部分拡大平面図である。 本発明の第1実施形態に係るヘッドサスペンションアセンブリの構造を概略的に示す部分拡大正面である。 時計回りに確立される浮上ヘッドスライダの回転の様子を概略的に示す平面図である。 反時計回りに確立される浮上ヘッドスライダの回転の様子を概略的に示す平面図である。 本発明の第2実施形態に係るヘッドサスペンションアセンブリの構造を概略的に示す部分拡大斜視図である。 本発明の第2実施形態に係るヘッドサスペンションアセンブリの構造を概略的に示す部分拡大正面図である。 本発明の第3実施形態に係るヘッドサスペンションアセンブリの構造を概略的に示す部分拡大斜視図である。 本発明の第3実施形態に係るヘッドサスペンションアセンブリの構造を概略的に示す部分拡大正面図である。
符号の説明
11 記憶媒体駆動装置(ハードディスク駆動装置)、21〜21b ヘッドサスペンションアセンブリ、22 ヘッドサスペンション、23 ヘッドスライダ(浮上ヘッドスライダ)、37 媒体対向面(浮上面)、62 固定片、63 裏面、64 長片、65 腕片(第1腕片)、66 腕片(第2腕片)、67 側面、68 圧電素子、69 圧電素子、73 球面、74 仮想平面、RX 回転軸。

Claims (8)

  1. 媒体対向面を規定するヘッドスライダと、
    前記媒体対向面の裏側に規定される前記ヘッドスライダの裏面に固定される固定片と、
    前記固定片から延びてヘッドサスペンションに結合され、前記媒体対向面に直交する回転軸回りに回転自在に前記固定片を支持する可撓性の長片と、
    一端で前記ヘッドサスペンションに結合され、前記媒体対向面に直交する側面に、他端に規定される球面で点接触し、前記裏面を含む仮想平面に沿って力の作用方向を規定する腕片と、
    前記一端および前記他端の間で前記腕片に接合される圧電素子とを備えることを特徴とするヘッドサスペンションアセンブリ。
  2. 請求項1に記載のヘッドサスペンションアセンブリにおいて、前記力の作用方向は前記仮想平面内に設定されることを特徴とするヘッドサスペンションアセンブリ。
  3. 請求項1または2に記載のヘッドサスペンションアセンブリにおいて、前記腕片の一端は前記ヘッドスライダの空気流入端よりも上流側で前記ヘッドサスペンションに結合され、前記腕片の他端は前記回転軸よりも下流側で前記ヘッドスライダの側面に受け止められることを特徴とするヘッドサスペンションアセンブリ。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載のヘッドサスペンションアセンブリにおいて、1対の前記腕片を備え、前記ヘッドスライダは前記腕片同士の間に区画される空間に配置されることを特徴とするヘッドサスペンションアセンブリ。
  5. 媒体対向面を規定するヘッドスライダと、前記媒体対向面の裏側に規定される前記ヘッドスライダの裏面に固定される固定片と、前記固定片から延びてヘッドサスペンションに結合され、前記媒体対向面に直交する回転軸回りに回転自在に前記固定片を支持する可撓性の長片と、一端で前記ヘッドサスペンションに結合され、前記媒体対向面に直交する側面に、他端に規定される球面で点接触し、前記裏面を含む仮想平面に沿って力の作用方向を規定する腕片と、前記一端および前記他端の間で前記腕片に接合される圧電素子とを備えることを特徴とする記憶媒体駆動装置。
  6. 媒体対向面を規定するヘッドスライダと、
    前記媒体対向面の裏側に規定される前記ヘッドスライダの裏面に固定されて、前記媒体対向面に直交する側面を区画する固定片と、
    前記固定片から延びてヘッドサスペンションに結合され、前記媒体対向面に直交する回転軸回りに回転自在に前記固定片を支持する可撓性の長片と、
    一端で前記ヘッドサスペンションに結合され、前記固定片の側面に、他端に規定される球面で点接触し、前記媒体対向面に平行な仮想平面に沿って力の作用方向を規定する腕片と、前記一端および前記他端の間で前記腕片に接合される圧電素子とを備えることを特徴とするヘッドサスペンションアセンブリ。
  7. 請求項6に記載のヘッドサスペンションアセンブリにおいて、前記力の作用方向は前記仮想平面内に設定されることを特徴とするヘッドサスペンションアセンブリ。
  8. 媒体対向面を規定するヘッドスライダと、前記媒体対向面の裏側に規定される前記ヘッドスライダの裏面に固定されて、前記媒体対向面に直交する側面を区画する固定片と、前記固定片から延びてヘッドサスペンションに結合され、前記媒体対向面に直交する回転軸回りに回転自在に前記固定片を支持する可撓性の長片と、一端で前記ヘッドサスペンションに結合され、前記固定片の側面に、他端に規定される球面で点接触し、前記媒体対向面に平行な仮想平面に沿って力の作用方向を規定する腕片と、前記一端および前記他端の間で前記腕片に接合される圧電素子とを備えることを特徴とする記憶媒体駆動装置。
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