JP2009273284A - モータ - Google Patents

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Abstract

【課題】ステータコアを含むモータの冷却を効率的に行う。
【解決手段】エンドプレート18は、冷却液導入路24に導入された冷却液を流通させるための冷却液流路26と、冷却液をエンドプレート18からコイルエンド22aに向けて噴出させるための冷却液噴出口30,31とを有し、冷却液噴出口30,31は、エンドプレート18の径方向に複数設けられている。冷却液をコイルエンド22aに案内するための案内部材28,29をさらに備えることも好適である。
【選択図】図2

Description

本発明はモータに関する。
従来のモータの一例について説明する。図4に例示するモータは、内側部分に中空部分を形成する、固定子としてのステータコア12と、ステータコア12の内側部分と対面し、シャフト16を軸として回転可能な、回転子としてのロータコア14とを備える。モータの作動時には、シャフト16を回転軸の軸心としてロータコア14が回転し、ステータコア12およびロータコア14が発熱する。この発熱を抑えるための冷却に関し、シャフト16の内部を経由して導入された、例えばATF、ギヤオイルなどの冷却液をロータコア14の両端部に密着させたエンドプレート118,120から、ステータコア12の両端部分から突出するコイルエンド22a,22bに向けて噴出させる技術が開示されている(例えば特許文献1〜4)。
次に、従来のモータにおける冷却液の流通の様子について説明する。
図5は、図4に示す領域Bの拡大図である。図5において、シャフト16の内部を経由して冷却液導入路24内からエンドプレート118に形成された冷却液流路126に供給された冷却液は、ロータコア14の回転に伴う遠心力および冷却液自身の粘性に伴う慣性力により、冷却液流路126の先端部分、つまりロータコア14の外周方向へ移動し、やがてエンドプレート118を貫通する冷却液噴出口130からコイルエンド22aに向けて噴出される。このとき、冷却液噴出口130から噴出する冷却液がより確実にコイルエンド22aに向かうよう、必要に応じて、エンドプレート118と一体または別体の案内部材128を設ける場合もある。
特開2001−16826号公報 特開2007−20337号公報 特開2006−25545号公報 特開2005−6429号公報
しかしながら、かかる構成のモータでは、冷却液噴出口130から噴出される冷却液の噴出量およびその噴出強度(圧力)は、シャフト16およびロータコア14の回転速度に応じて変化する場合がある。すなわち、シャフト16(ロータコア14)の回転速度が小さいと、一般に冷却液流路126に供給される冷却液の量は少ない。このとき、この冷却液が受ける遠心力は小さく、冷却液噴出口130から噴出される冷却液は概ね図6に示す実線136のように案内部材128の傾斜にほぼ添った軌道でコイルエンド22aに向かう。
一方、シャフト16(ロータコア14)の回転速度が大きいと、一般に冷却液流路126に供給される冷却液の量は多くなる。このとき、この冷却液が受ける遠心力も大きくなり、冷却液噴出口130から噴出される冷却液は例えば図6に示す破線138のように低回転時とは異なる軌道をとることになる。このとき、案内部材128の形状によっては冷却液の軌道にほとんど影響を及ぼさない場合も想定される。
このように、従来のモータでは、冷却液噴出口から噴出される冷却液の軌道がモータの作動状態の変動に応じて異なるため、コイルエンドの所定の箇所に冷却液を安定して噴出させることが困難な場合があった。
本発明は、モータの作動状態の変動にかかわらずステータコアを含むモータの冷却を効率的に行うことを目的とする。
本発明の構成は、以下の通りである。
(1)内側部分に中空部分を形成するステータコアと、前記中空部分に配置され、前記ステータコアと対面して回転可能なロータと、前記ステータコアの、前記ロータの回転軸方向の両端部分から突出するコイルエンドと、前記ロータの回転軸方向の端部に密着するエンドプレートと、前記ステータコアを冷却する冷却液を前記エンドプレートに導入させるための冷却液導入路と、を備え、前記エンドプレートは、前記冷却液導入路内の冷却液を流通させるための冷却液流路と、前記冷却液を前記エンドプレートの外側から前記コイルエンドに向けて噴出させるための冷却液噴出口とを有し、前記冷却液噴出口は、前記エンドプレートの径方向に複数設けられている、モータ。
(2)上記(1)に記載のモータにおいて、前記冷却液噴出口は、前記エンドプレートの半径方向に並行して設けられている、モータ。
(3)上記(1)または(2)に記載のモータにおいて、前記冷却液噴出口から噴出される冷却液を前記コイルエンドに案内するための案内部材をさらに備える、モータ。
(4)上記(3)に記載のモータにおいて、前記案内部材は、前記エンドプレートと一体に成形されている、モータ。
本発明によれば、モータの作動状態の変動にかかわらずステータコアを含むモータの冷却を効率的に行うことが可能となる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。なお、各図面において同じ構成については同じ符号を付し、その説明を省略する。
図1は、本発明の実施の形態におけるモータの構成の概略について説明するための図である。図1に示すモータ10は、エンドプレート118,120に代えてエンドプレート18,20をそれぞれ設けたことを除き、図4に示す従来のモータとほぼ同様の構成を有している。
次に、図1に示すモータ10における冷却液の流通の様子について、図2,3を用いてさらに説明する。
図2は、図1に示す領域Aの拡大図である。図2に示すエンドプレート18は、冷却液導入路24内の冷却液を流通させるための冷却液流路26と、コイルエンド22aに向けて冷却液を噴出させるための、エンドプレート18を貫通する冷却液噴出口30,31を備える。
図2において、冷却液噴出口30,31は、エンドプレート18の径方向に複数設けられている。このとき、冷却液噴出口30,31は、エンドプレート18の半径方向に並行して(つまり、径方向の略一直線上に)設けると、冷却液噴出口30,31からほぼ同じタイミングで冷却液を噴出させることになり、コイルエンド22aに向けての十分な冷却液の供給が可能となるため、冷却効率が高まる。また、例えば冷却液噴出口30,31の近傍に、必要に応じて、エンドプレート18と一体または別体の案内部材28,29を設けることも好適である。本実施の形態によれば、冷却液噴出口30,31から噴出される冷却液をより確実にコイルエンド22aに案内することが可能となる。またこのとき、案内部材28,29と冷却液との親和性(濡れ性)を調整することにより、さらに良好な冷却性能を発揮させることも好適である。
図3は、図2に示すモータ10において、ロータコア14の回転速度の相違に基づく冷却液の挙動について説明するための図である。図3(a)ではロータコア14の回転速度が小さい場合を、図3(b)ではロータコア14の回転速度が大きい場合を、それぞれ例示する。なお、図3に示していない符号については図1,2を参照のこと。
図3(a)において、冷却液導入路24からエンドプレート18に形成された冷却液流路26に供給された冷却液32は、冷却液流路26の先端部分、つまりロータコア14の外周方向へ移動する。ロータコア14の回転速度が小さく、冷却液流路26に導入される冷却液の量が少ないと、エンドプレート18の、より外周側に設けられた冷却液噴出口30のみからコイルエンド22aの中央部付近に向けて噴出される。
一方、図3(b)において、ロータコア14の回転速度が大きく、冷却液流路26内の冷却液32の量が多くなると、冷却液噴出口30,31からの冷却液の噴出強度も高まる傾向にあるものの、径方向に複数の冷却液噴出口が設けられていることにより、噴出強度の過度な増大は抑制される。本実施の形態において、冷却液流路26内の冷却液32は、冷却液噴出口30よりも内周側に形成された冷却液噴出口31から、コイルエンド22aの中央部付近に向けて噴出される。このとき、冷却液噴出口30からもまた、コイルエンド22aの内側端部付近に向けて噴出されるため、コイルエンド22aの冷却効率がさらに高まることになる。
なお、図1において、エンドプレート18,20の径方向に形成された冷却液噴出口は一組として例示してあるがこれに限らず、エンドプレート18,20の周方向(回転方向)に複数組設けることも好適である。本実施の形態によれば、ロータコア14が一周する間にコイルエンド22a,22bからの冷却液の噴出が複数回行われることになるため、より効果的な冷却に寄与し得る。このとき、冷却液のより安定した噴出のために、径方向に形成された冷却液噴出口の組はそれぞれ等間隔であることが好ましく、例えば180°間隔(二組)、90°間隔(四組)、60°間隔(六組)などとすることができる。またこのとき、場合によっては、径方向に複数設けた冷却液噴出口の各組に対し、それぞれ冷却液流路(26)を独立して備えることもできる。
本発明の実施の形態において、例えば図2に示す冷却液噴出口30,31の位置、大きさ、ならびにその形状、案内部材28,29により形成される傾斜の角度やその高さ(長さ)、さらに冷却液流路26の形状および容積につき、モータ10の性能や使用する冷却液の性状に応じて適宜設定することにより、さらに効果的な冷却効果を実現することが可能となる。さらに、図2において、エンドプレート18の径方向には2つの冷却液噴出口30,31が形成されているが、これに限らず、例えば3つ以上を一組とすることも可能である。
本発明は、車両などの移動体に搭載されるモータに限らず、冷却液を用いて冷却する様式のあらゆるモータにおいて利用することが可能である。
本発明の実施の形態におけるモータの構成の概略について説明するための図である。 図1に示す領域Aの拡大図である。 ロータコアの回転速度の相違に基づく冷却液の挙動について説明するための図である。 従来のモータの一例について説明するための図である。 図4に示す領域Bの拡大図である。 従来のモータにおける冷却液の挙動について説明するための図である。
符号の説明
10 モータ、12 ステータコア、14 ロータコア、16 シャフト、18,20,118,120 エンドプレート、22a,22b コイルエンド、24 冷却液導入路、26,126 冷却液流路、28,29,128 案内部材、30,31,130 冷却液噴出口、32 冷却液。

Claims (4)

  1. 内側部分に中空部分を形成するステータコアと、
    前記中空部分に配置され、前記ステータコアと対面して回転可能なロータと、
    前記ステータコアの、前記ロータの回転軸方向の両端部分から突出するコイルエンドと、
    前記ロータの回転軸方向の端部に密着するエンドプレートと、
    前記ステータコアを冷却する冷却液を前記エンドプレートに導入させるための冷却液導入路と、
    を備え、
    前記エンドプレートは、前記冷却液導入路内の冷却液を流通させるための冷却液流路と、前記冷却液を前記エンドプレートの外側から前記コイルエンドに向けて噴出させるための冷却液噴出口とを有し、
    前記冷却液噴出口は、前記エンドプレートの径方向に複数設けられていることを特徴とするモータ。
  2. 請求項1に記載のモータにおいて、
    前記冷却液噴出口は、前記エンドプレートの半径方向に並行して設けられていることを特徴とするモータ。
  3. 請求項1または2に記載のモータにおいて、
    前記冷却液噴出口から噴出される冷却液を前記コイルエンドに案内するための案内部材をさらに備えることを特徴とするモータ。
  4. 請求項3に記載のモータにおいて、
    前記案内部材は、前記エンドプレートと一体に成形されていることを特徴とするモータ。
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