JP2009267443A - 通信装置および通信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】主デバイスとの不用意な接続を回避することができ、かつ従属デバイスからの接続情報の漏洩を防止することができる通信装置および通信方法を提供する。
【解決手段】従属デバイスD1の制御部10は、接続可能な主デバイスPと接続情報を交換し、主デバイスPと交換した接続情報をRAM11に記憶させ、RAM11に記憶されている接続情報を用いて主デバイスPと無線通信を行い、主デバイスPとの無線通信が終了したと判断した場合、RAM11に記憶されている接続情報を削除することにより、無線通信を行ったことがある主デバイスPと自動的に接続されることが防止できので、主デバイスPとの不用意な接続を回避することができ、かつ主デバイスPと交換した接続情報を一時的なものとして取り扱うことができるので、従属デバイスD1からの接続情報の漏洩を防止することができる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、無線通信を行う通信装置および通信方法に関するものである。
近年、無線通信が急速に普及しており、無線通信を行う通信装置が各種開発されている。無線通信は、通信装置間の無線リンクの確立により接続されて、通信可能になる。つまり、無線通信は、有線通信と異なり、通信装置同士を物理的に接続しなくても通信可能である。このため、第3者がデータを傍受することが可能である。このような傍受を防ぐため、通信装置間で、データを暗号化して通信する暗号化通信を行うものがある。そして、通信装置間で暗号化通信を初めて開始する前に、相互認証情報や暗号化通信に用いる暗号鍵を含む接続情報の交換や共有を行っている。
このような無線通信の通信トポロジーとして、全体制御を担う主デバイス(主側の通信装置)が一つ存在し、それに接続される従属デバイス(従属側の通信装置)が一つ以上存在するものがある。例えば、UWB(Ultra Wide Band)等で実現されるWUSB(Wireless Universal Serial Bus)という規格に則った無線通信においては、主デバイスとしてWUSBホストと、従属側デバイスとしてWUSBデバイスとが存在する。主デバイス及び従属側デバイスは、無線通信を互いに初めて接続する前に、上述した情報の交換や共有として、アソシエーションを行うことにより、双方の接続情報をCC(コネクション・コンテキスト)として互いに保持する。次の接続から双方は、保持してあるCCを用いて認証/鍵交換などを行い相互接続する。
オフィスなどに据え置かれる複数の組み込み機器に、上述した無線通信機能を組み込み、ワークグループを形成する無線通信システムがある。このような無線通信システムで従属デバイスを共有する場合、1つの従属デバイスに対して複数の主デバイスが接続可能である場合がある。例えば、従属デバイスとして1つのプリンタ装置などの画像処理装置に対し、主デバイスとして複数のパーソナルコンピュータや携帯情報端末などの情報処理装置が接続可能である場合である。
基本的に、主デバイスは、接続相手となりえる各従属デバイスと共有する接続情報を各々保持する必要があり、従属デバイスは、接続相手である1つの主デバイスと共有する接続情報を保持すれば良い。しかし、複数の主デバイスで共用されるアプリケーションが従属デバイスに搭載されている場合、従属デバイスは、接続相手となりえる主デバイスとしてこの複数の各主デバイスと共有する接続情報を各々保持する必要がある。
例えば、複数存在するブルートゥース機器の中から、MFPユーザの所有するブルートゥース機器のみを選択してMFPと通信できる複合機能印刷装置が開示されている(特許文献1参照)。特許文献1にかかる複合機能印刷装置では、通信を確立したブルートゥース機器固有のアドレス情報等を記録するものである。
特開2006−287860号公報
ところで、不特定多数の主デバイスで共用される有料のアプリケーションが従属デバイスに搭載されている場合、従属デバイスは、接続相手となる主デバイスが変わる度に、即ち、主デバイスとの接続を新たに試みる度に、主デバイスと接続情報を共用する接続情報共用作業を行って無線通信を行い、アプリケーションの利用終了後に無線通信を切断するという作業が繰り返される。
このように、従属デバイスが1つの主デバイスのみと接続されるのではなく、その接続の大半が一時的なものである場合には、無線通信を行った接続相手の主デバイスの接続情報を保存しておく必要性が低い。また、接続情報を従属デバイスに保存するのは、従属デーバスが1つの主デバイスのみと接続される場合に、2回目以降の接続を容易にするためである。よって、従属デバイスと主デバイスとの接続の大半が一時的なものである場合には、主デバイスに接続情報を保存することがデメリットになる場合もある。
具体的には、従属デバイスに主デバイスの接続情報が保存されている場合、従属デバイスは、保存されている接続情報を用いて通信範囲に存在する主デバイスとの無線通信を自動的に確立する。そのため、従属デバイスと主デバイスとの間には、不用意な接続が確立される、という問題がある。例えば、従属デバイスは、主デバイスが当該従属デバイスの通信範囲に存在する限り、1つの主デバイスのみと接続され続ける可能性がある。
なお、主デバイスとの不用意な接続を回避するために、複数の主デバイスの接続情報を保存し、かつ保存した接続情報の中から優先順位の高い主デバイスの接続情報を選択して当該主デバイスとの無線通信を確立する技術が開示されている。しかし、その技術には、記憶手段の大容量化が求められるため、従属デバイスのコストアップにつながり、コストダウンを求められる製品には適用できなかった。さらに、その技術は、主デバイスと従属デバイスとの無線通信の確立に複雑な処理/操作が求められるため、主デバイスと従属デバイスとの無線通信の確立を容易にするという本来の目的が損なわれる。
また、従属デバイスに主デバイスの接続情報が保存される場合、接続情報に含まれる相互認証情報や暗号鍵等が従属デバイスから漏洩する、という問題もある。特に、従属デバイスと主デバイスとの接続が一時的なものである場合、接続情報を従属デバイスに保存しておく必要がなく、ユーザも接続情報が従属デバイスに保存されることを望まないと考えられる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、主デバイスとの不用意な接続を回避することができ、かつ従属デバイスからの接続情報の漏洩を防止することができる通信装置および通信方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1にかかる発明は、主側の通信装置との間で互いを識別する識別情報と、前記識別情報および通信データを含む情報を暗号化する暗号鍵と、を含む接続情報を、接続可能な前記主側の通信装置と交換する交換手段と、前記主側の通信装置と交換した前記接続情報を記憶部に記憶させる格納手段と、前記記憶部に記憶されている前記接続情報を用いて前記主側の通信装置と無線通信を行う通信手段と、前記主側の通信装置との無線通信が終了したと判断した場合、前記記憶部に記憶されている前記接続情報を削除する削除手段と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項2にかかる発明は、請求項1にかかる発明において、前記主側の通信装置と交換した前記接続情報のうち不揮発性メモリに記憶させる前記接続情報を指定する指定手段と、をさらに備え、前記格納手段は、さらに、指定された前記接続情報を前記不揮発性メモリに記憶させ、前記通信手段は、接続可能な前記主側の通信装置の前記接続情報が前記不揮発性メモリに記憶されている場合、前記不揮発性メモリに記憶されている前記接続情報を用いて前記主側の通信装置と無線通信を行うことを特徴とする。
また、請求項3にかかる発明は、請求項1または2にかかる発明において、前記削除手段は、前記主側の通信装置により通信回線が切断された場合に、前記主側の通信装置との無線通信が終了したと判断することを特徴とする。
また、請求項4にかかる発明は、請求項3にかかる発明において、前記主側の通信装置により通信回線が切断された場合に、前記主側の通信装置との無線通信が終了したと判断するか否かを設定する設定手段をさらに備えたことを特徴とする。
また、請求項5にかかる発明は、請求項1から4のいずれか一にかかる発明において、前記削除手段は、前記主側の通信装置との通信時間が予め設定された接続許容有効期間を過ぎた場合に、前記主側の通信装置との無線通信が終了したと判断することを特徴とする。
また、請求項6にかかる発明は、請求項5にかかる発明において、前記接続許容有効期間を設定する期間設定手段をさらに備えたことを特徴とする。
また、請求項7にかかる発明は、請求項1から6のいずれか一にかかる発明において、前記削除手段は、前記主側の通信装置との無線通信が所定時間途絶える第1通信阻害要因が発生した場合に、前記主側の通信装置との無線通信が終了したと判断することを特徴とする。
また、請求項8にかかる発明は、請求項7にかかる発明において、前記所定時間を設定する時間設定手段をさらに備えたことを特徴とする。
また、請求項9にかかる発明は、請求項1から8のいずれか一にかかる発明において、前記削除手段は、前記主側の通信装置との無線通信のエラーレートが第1閾値以上となる第2通信阻害要因が発生した場合に、前記主側の通信装置との無線通信が終了したと判断することを特徴とする。
また、請求項10にかかる発明は、請求項9にかかる発明において、前記第1閾値を設定する第1閾値設定手段をさらに備えたことを特徴とする。
また、請求項11にかかる発明は、請求項1から10のいずれか一にかかる発明において、前記削除手段は、前記主側の通信装置との無線通信による通信速度が第2閾値以下となる第3通信阻害要因が発生した場合に、前記主側の通信装置との無線通信が終了したと判断することを特徴とする。
また、請求項12にかかる発明は、請求項11にかかる発明において、前記第2閾値を設定する第2閾値設定手段をさらに備えたことを特徴とする。
また、請求項13にかかる発明は、請求項1から12のいずれか一にかかる発明において、前記削除手段は、前記主側の通信装置との距離が第3閾値以上となる第4通信阻害要因が発生した場合に、前記主側の通信装置との無線通信が終了したと判断することを特徴とする。
また、請求項14にかかる発明は、請求項13にかかる発明において、前記第3閾値を設定する第3閾値設定手段をさらに備えたことを特徴とする。
また、請求項15にかかる発明は、請求項7から14のいずれか一にかかる発明において、前記削除手段は、前記第1通信阻害要因、前記第2通信阻害要因、前記第3通信阻害要因、または前記第4通信阻害要因の発生が予め設定された阻害要因継続許容時間続いた場合、前記主側の通信装置との無線通信が終了したと判断することを特徴とする。
また、請求項16にかかる発明は、請求項15にかかる発明において、前記阻害要因継続許容時間を設定する許容時間設定手段をさらに備えたことを特徴とする。
また、請求項17にかかる発明は、交換手段が、主側の通信装置との間で互いを識別する識別情報と、前記識別情報および通信データを含む情報を暗号化する暗号鍵と、を含む接続情報を、接続可能な前記主側の通信装置と交換する交換工程と、格納手段が、前記主側の通信装置と交換した前記接続情報を記憶部に記憶させる格納工程と、通信手段が、前記記憶部に記憶されている前記接続情報を用いて前記主側の通信装置と無線通信を行う通信工程と、削除手段が、前記主側の通信装置との無線通信が終了したと判断した場合、前記記憶部に記憶されている前記接続情報を削除する削除工程と、を含むことを特徴とする。
本発明によれば、無線通信を行ったことがある主デバイスと自動的に接続されることを防止できるので、主デバイスとの不用意な接続を回避することができる、という効果を奏する。また、本発明によれば、主デバイスと交換した接続情報を一時的なものとして取り扱うことができるので、従属デバイスからの接続情報の漏洩を防止することができる、という効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる通信装置及び通信方法の最良な実施の形態を詳細に説明する。
図1は、本実施の形態にかかる無線通信システムの構成を例示する図である。本実施の形態にかかる無線通信システムは、各々主デバイスP1〜P3(本発明にかかる主側の通信装置)となる複数の無線通信装置と、従属デバイスD1(本発明にかかる従属側の通信装置)となる無線通信装置とを有する。主デバイスP1〜P3は、パーソナルコンピュータであり、特に、主デバイスP2〜P3は携帯可能なパーソナルコンピュータ(携帯情報装置)である。従属デバイスD1は、ここでは、画像を出力するプリンタ機能、画像を読み取るスキャナ機能及び画像を記憶するストレージ機能を実現可能な複合機とする。従属デバイスD1は、主デバイスP1〜P3のうち1つと、例えば、上述したWUSBの規格に従って、互いを識別する識別情報と、当該識別情報および通信データを含む情報を暗号化する暗号鍵とを含む接続情報を記憶し、記憶した接続情報を用いて情報を暗号化して無線通信を行う。通信データとは、例えば主デバイスP1〜P3のうち1つから従属デバイスD1へ画像の出力を指示するデータなどである。なお、以下、主デバイスP1〜P3を区別する必要がない場合には、単に、主デバイスPと記載する。
図2は、従属デバイスの構成を示すブロック図である。従属デバイスD1は、制御部10と、RAM11と、ROM12と、不揮発性メモリ13と、無線通信デバイス14とを有する。制御部10は、CPUにより構成され、ROM12に記憶された各種プログラムを実行することにより、従属デバイスD1の全体を制御して、各種機能を実現させる。
その他、従属デバイスD1は、プリンタ機能を実現するためのエンジン部及びスキャナ機能を実現するためのエンジン部と、プリンタ機能及びスキャナ機能を実現する際の画像処理を行うためのASICと、オペレーションパネル(いずれも図示せず)とを有する。オペレーションパネルとは、ユーザが指示入力を行う操作装置と情報の表示を行う表示装置とが一体的に形成されたものである。
RAM11は、制御部10が各種プログラムを実行する際に作業領域として使用されるものであり、主デバイスPとの間で交換した接続情報と、主デバイスPと接続情報を交換した日時や主デバイスPとの通信状態を示す状態パラメータとを一時的に記憶する(本発明にかかる記憶部)。ROM12は、制御部10が実行する各種のプログラムや各種データを記憶する。
接続情報は、無線通信の際に互いを識別するための識別情報として主デバイスを識別する主ID及び従属デバイスを識別する従属IDと、これらのID及び通信データを含む情報を暗号化して無線通信を行う際の暗号化に用いる暗号鍵とを含むものである。図3は、RAMに記憶される接続情報及び状態パラメータのデータ構成の一例を示す説明図である。図3に示すように、接続情報301は、上述したように、無線通信を行う際に互いを識別するための識別情報として主デバイスP2を識別する主ID:「A×××」及び従属デバイスを識別する従属ID:「D000」と、当該識別情報と通信データとを含む情報の暗号化に用いる暗号鍵:「×××××」とを含む。
状態パラメータは、上述した接続情報と対応付けてRAM11に記憶される。図3に示すように、接続履歴情報302は、主デバイスP2との接続の履歴情報として、交換日時と、最終接続日時と、通信量と、エラーレートと、通信速度と、距離と、アプリケーション履歴とを含む。交換日時は、主デバイスP2と接続情報を交換したときの日時を示す。通信量は、主デバイスP2と無線通信を行うことにより送受信されたデータの量を示す。エラーレートは、主デバイスP2とのデータの送受信においてパケットの損失が発生した率である。通信速度は、主デバイスP2との無線通信においてデータを送受信する速度である。距離は、従属デバイスD1から主デバイスP2までの距離である。アプリケーション履歴は、主デバイスP2と無線通信を行うことにより従属デバイスD1において上述のプリンタ機能、スキャナ機能及びストレージ機能を各々実現するためのアプリケーションのうちいずれが使用されたのかを示す。
不揮発性メモリ13は、RAM11に記憶された接続情報のうち、オペレーションパネルを介して指定された接続情報を記憶する。また、不揮発性メモリ13は、上述のストレージ機能の実現により、画像を記憶する。無線通信デバイス14は、外部の無線通信装置との間で無線通信を行う。
図4は、RAMに記憶される接続情報及び不揮発性メモリに記憶される接続情報の一例を示す説明図である。図4に示すように、RAM11に記憶される接続情報401が指定された場合にのみ、RAM11に記憶された接続情報は、不揮発性メモリ13に格納される。
次に、制御部10によって実現される各種機能について説明する。ここで実現される各種機能には、図2に示されるように、OS部27と、アプリケーション部20と、セキュリティ制御部21と、ネットワーク制御部22と、オペポート制御部23と、ファイル制御部24と、メモリ制御部25と、システム制御部26とが含まれる。
OS部27は、セキュリティ情報30と、ネットワークプロトコル28と、無線通信デバイスドライバ29とを有し、オペレーティングシステムとしての機能を果たす。ネットワークプロトコル28は、無線通信として暗号化通信を行うためのプロトコルスタックである。無線通信デバイスドライバ29は、接続相手の主デバイスPとの間で無線通信を行う無線通信デバイス14を制御するデバイスドライバである。
アプリケーション部20は、暗号化通信を行うためのアプリケーションを含み、接続相手の主デバイスPと接続情報の交換を行うアソシエーションアプリケーションを含む。また、アプリケーション部20は、プリンタ機能、スキャナ機能及びストレージ機能を各々実現させるためのアプリケーションを含み、これらのアプリケーションが主デバイスP1〜P3により共用される。また、このアプリケーション部20とネットワーク制御部22とネットワークプロトコル28と無線通信デバイスドライバ29とセキュリティ制御部21とがUWB技術による無線通信を行う機能を実現させる。
セキュリティ制御部21は、接続情報を含むセキュリティ情報を不揮発性メモリ13に記憶させる。オペポート制御部23は、オペレーションパネルを介したユーザからの指示入力やオペレーションパネルへの情報の表示を制御する。ファイル制御部24は、ファイルの読み書きを制御する。メモリ制御部25は、RAM11、ROM12、不揮発性メモリ13などのメモリへの読み書きを制御する。システム制御部26は、各部20〜30を制御する。
以上のような構成において、無線通信を開始する際、従属デバイスD1の制御部10は、接続可能な主デバイスPを検出すべく、主デバイスPから周期的に発信されるビーコンを検出するためのスキャン処理(検索処理)を行う。従属デバイスD1の制御部10は、スキャン処理の結果ビーコンを検出すると、当該ビーコンを発信した主デバイスPを接続相手として当該主デバイスPと接続情報を交換する。次いで、従属デバイスD1の制御部10は、主デバイスPと交換した接続情報および通信パラメータをRAM11に格納する。そして、従属デバイスD1の制御部10は、RAM11に記憶された接続情報を用いて認証/鍵交換などの処理を行って、無線通信を開始する。接続情報を用いた認証/鍵交換などの処理については、周知であるためその説明を省略する。なお、RAM11に記憶されている通信パラメータは、主デバイスPとの通信状態に応じて、従属デバイスD1の制御部10により更新される。そして、従属デバイスD1の制御部10は、主デバイスPとの無線通信が終了したと判断した場合、RAM11に記憶されている接続情報を消去する。
主デバイスPは、CPUと、RAMやROMなどの記憶部と、無線通信を行う通信部と、これらを接続するバス(図示しない)とを有し、通常のコンピュータを利用したハードウェア構成となっている。そして、主デバイスPは、通信部を介して従属デバイスD1と上述したWUSBの規格に則った無線通信を行うことが可能である。
次に、本実施の形態にかかる従属デバイスD1による無線通信処理の手順について図5、図6、および図7を参照しながら説明する。なお、従属デバイスD1の制御部10は、主デバイスP1〜P3の接続情報を不揮発性メモリ13に記憶していないものとする。図5は、本実施の形態にかかる従属デバイスによる無線通信処理の手順を示すフローチャートである。図6は、RAMに記憶されている接続情報を削除する必要があるか否かを判断する処理の手順を示すフローチャートである。図7は、図5および図6において使用される様々なパラメータを設定する際にオペレーションパネルに表示される設定画面の一例を示す説明図である。
まず、従属デバイスD1による無線通信処理について図5および図7を参照しながら説明する。
従属デバイスD1の制御部10は、無線通信に先立って、RAM11に記憶されている接続情報を削除する(ステップS501)。次いで、従属デバイスD1の制御部10は、無線通信を開始する際、接続可能な主デバイスPを検索する(ステップS502)。具体的には、従属デバイスD1の制御部10は、主デバイスから周期的に発信されるビーコンを検出するためのスキャン処理を行う。従属デバイスD1の制御部10は、スキャン処理によりビーコンを検出すると、当該ビーコンを発信した主デバイスを接続可能な主デバイスPとして検索する。
そして、従属デバイスD1の制御部10(本発明にかかる交換手段)は、接続可能な主デバイスPと接続情報を交換する(ステップS503)。具体的には、アソシエーションアプリケーションにより接続相手の主デバイスPと接続情報の交換を行う。
次いで、従属デバイスD1の制御部10は、交換した接続情報を不揮発性メモリ13に記憶させるか否かを判断する(ステップS504)。具体的には、従属デバイスD1の制御部10(本発明にかかる指定手段)は、オペレーションパネルを介したユーザからの指示入力に応じて、主デバイスPと交換した接続情報のうち不揮発性メモリ13に記憶させる接続情報を指定する。本実施の形態では、図7に示す設定画面700のラジオボタン701またはラジオボタン702の選択に応じて、不揮発性メモリ13に記憶させる接続情報を指定する。そして、従属デバイスD1の制御部10は、主デバイスPと交換した接続情報が指定されたか否かにより、当該接続情報を不揮発性メモリ13に記憶させるか否かを判断する。
交換した接続情報を不揮発性メモリ13に記憶させないと判断された場合(ステップS504:No)、従属デバイスD1の制御部10(本発明にかかる格納手段)は、主デバイスPと交換した接続情報をRAM11にのみ記憶させる(ステップS505)。本実施の形態では、主デバイスPと交換した接続情報と、状態パラメータと、を対応付けてRAM11に記憶させるものとする。従属デバイスD1の制御部10は、主デバイスPとの接続状態を監視し、接続状態に応じてRAM11に記憶させた状態パラメータを更新する。
一方、交換した接続情報を不揮発性メモリ13に記憶させると判断された場合(ステップS504:Yes)、従属デバイスD1の制御部10(本発明にかかる格納手段)は、主デバイスPと交換した接続情報(ユーザからの指示入力により指定された接続情報)をRAM11および不揮発性メモリ13に記憶させる(ステップS506)。なお、従属デバイスD1の制御部10は、交換した接続情報を不揮発性メモリ13に記憶させないと判断された場合と同様、主デバイスPと交換した接続情報と、状態パラメータと、を対応付けてRAM11に記憶させ、接続状態に応じてRAM11に記憶させた状態パラメータを更新するものとする。
次いで、従属デバイスD1の制御部10は、RAM11から接続情報を削除する必要があるか否かを判断する(ステップS507)。具体的には、主デバイスPとの無線通信が終了したか否かにより、RAM11から接続情報を削除する必要があるか否かを判断する。
そして、接続情報を削除する必要がないと判断された場合(ステップS507:No)、従属デバイスD1の制御部10(本発明にかかる通信手段)は、RAM11に記憶されている接続情報を用いて主デバイスPとの無線通信を行う(ステップS508)。具体的には、RAM11に接続情報を用いた認証/鍵交換などの処理を行って、無線通信デバイス14を介して無線通信を開始する。この結果、従属デバイスD1は、主デバイスPと接続され、主デバイスPとの間の無線リンクが確立される。
なお、従属デバイスD1の制御部10は、主デバイスPとの無線通信が行われている間、RAM11から接続情報を削除する必要があるか否かを判断する。そして、接続情報を削除する必要がないと判断された場合には、主デバイスPとの無線通信を維持し、当該接続情報と対応付けて記憶されている状態パラメータを更新する。
一方、接続情報を削除する必要があると判断された場合(ステップS507:Yes)、つまり、主デバイスPとの無線通信が終了したと判断した場合、従属デバイスD1の制御部10(本発明にかかる削除手段)は、RAM11に記憶されている接続情報を削除する(ステップS501)。本実施の形態では、接続情報と共に状態パラメータをRAM11から削除するものとする。
このように、本実施の形態にかかる従属デバイスD1によれば、無線通信を行ったことがある主デバイスPとの無線通信が自動的に確立されることを防止できるので、主デバイスとの不用意な接続を回避することができる。また、本実施の形態にかかる従属デバイスD1によれば、主デバイスPと交換した接続情報を一時的なものとして取り扱うことができるので、従属デバイスD1からの接続情報の漏洩を防止することができる。さらに、本実施の形態にかかる従属デバイスD1によれば、主デバイスPとの無線通信の確立に複雑な処理/操作および記憶部の大容量化が要求されないので、従属デバイスD1のコストアップの抑制、およびシンプルな実装/操作性を実現することができる。
なお、上述した無線通信処理においては、接続可能な主デバイスPの接続情報が不揮発性メモリ13に記憶されていない場合について説明したが、ステップS506に示す処理により検索された主デバイスPの接続情報が不揮発性メモリ13に格納された場合、従属デバイスD1の制御部10(本発明にかかる通信手段)は、不揮発性メモリ13に記憶されている接続情報を用いて主デバイスPと無線通信を行うものとする。例えば、管理者が従属デバイスD1のメンテナンスのために主デバイスPから再接続する場合に備え、管理者が操作する主デバイスPの接続情報を記憶しておくことにより、メンテナンスのために主デバイスPと再接続する際に自動的に無線通信を確立することができるので、用途や状況に応じて従属デバイスD1を柔軟に運用することができる。
次に、図5に示すステップS507の処理について図6および図7を参照しながら説明する。
従属デバイスD1の制御部10は、主デバイスPにより通信回線が切断されたか否かを判断する(ステップS601)。具体的には、主デバイスPのユーザの指示入力により主デバイスPと従属デバイスD1との通信回線が切断されたか否かにより、主デバイスPが無線通信を切断したか否かを判断する。そして、主デバイスPにより通信回線が切断されたと判断した場合(ステップS601:Yes)、従属デバイスD1の制御部10は、図示しないRTC(Real Time Clock)により主デバイスPが無線通信を切断してから再接続されるまでの時間を計測し、計測された時間が制限時間を超えたか否かを判断する(ステップS602)。なお、従属デバイスD1の制御部10は、オペレーションパネルを介したユーザからの指示入力に応じて、制限時間を設定してもよい。本実施の形態では、図7に示す設定画面700のメニューバー705が選択されて表示されるプルダウンメニューから選択された時間を制限時間として設定する。
なお、本実施の形態では、主デバイスPにより通信回線が切断されたと判断した場合、主デバイスPが無線通信を切断してから再接続されるまでの時間を計測し、計測された時間が制限時間を超えたか否かを判断したが、これに限定するものではない。例えば、主デバイスPにより通信回線が切断されたと判断した場合、従属デバイスD1の制御部10(本発明にかかる削除手段)は、接続情報を削除する必要があると判断してもよい。若しくは、従属デバイスD1の制御部10(本発明にかかる設定手段)は、オペレーションパネルを介したユーザからの指示入力に応じて、主デバイスPによる通信回線が接続された場合に、接続情報を削除する必要があると判断するか否かを設定してもよい。本実施の形態では、図7に示す設定画面700のラジオボタン703またはラジオボタン704の選択に応じて、接続情報を削除する必要があると判断するか否かを設定する。
そして、従属デバイスD1の制御部10は、図示しないRTCにより主デバイスPが無線通信を切断してから再接続されるまで時間を計測し、計測された時間が予め設定された制限時間を超えた場合に(ステップS602:Yes)、接続情報を削除する必要があると判断する(ステップS603)。
一方、主デバイスPが無線通信計測された時間が制限時間を超える前に再接続された場合(ステップS602:No)、または主デバイスPにより通信回線が切断されなかった場合(ステップS601:No)、従属デバイスD1の制御部10は、主デバイスPとの通信時間が予め設定された接続許容有効期間を過ぎたか否かを判断する(ステップS604)。具体的には、図示しないRTCにより主デバイスPとの通信時間を計測し、計測した通信時間が予め設定された接続許容有効期間を過ぎたか否かを判断する。そして、主デバイスPとの通信時間が接続許容有効期間を過ぎたと判断された場合(ステップS604:Yes)、従属デバイスD1の制御部10(本発明にかかる削除手段)は、接続情報を削除する必要があると判断する(ステップS603)。
なお、本実施の形態では、通信時間が接続許容有効期間を過ぎたと判断された場合に、接続情報を削除する必要があると判断したが、これに限定するものではない。例えば、従属デバイスD1の制御部10は、オペレーションパネルを介したユーザからの指示入力に応じて、通信時間が接続許容有効期間を過ぎた場合に、接続情報を削除する必要があると判断するか否かを設定してもよい。本実施の形態では、図7に示す設定画面700のラジオボタン706またはラジオボタン707の選択に応じて、通信時間が接続許容有効期間を過ぎた場合に、接続情報を削除する必要があると判断するか否かを設定する。
ここで、接続許容有効期間は、RAM11に記憶されている接続情報を使用した無線通信を許容する時間であり、予め設定されているものとする。例えば、接続許容有効期間は、主デバイスPとの無線通信に課金される金額に基づいて設定される。なお、本実施の形態では、接続許容有効期間が予め設定されているものとしたが、これに限定するものではない。例えば、従属デバイスD1の制御部10(本発明にかかる期間設定手段)は、オペレーションパネルを介したユーザからの指示入力に応じて、接続許容有効期間を設定してもよい。本実施の形態では、図7に示す設定画面700のメニューバー708が選択されて表示されるプルダウンメニューから選択された時間を接続許容有効期間として設定する。
一方、主デバイスPとの通信時間が接続許容有効期間を過ぎていないと判断された場合(ステップS604:No)、従属デバイスD1の制御部10は、通信阻害要因が発生した場合に接続情報を削除するか否かを判断する(ステップS605)。
なお、本実施の形態では、通信時間が接続許容有効期間を過ぎていないと判断された場合、通信阻害要因が発生した場合に接続情報を削除するか否かを判断したが、これに限定するものではない。例えば、従属デバイスD1の制御部10は、オペレーションパネルを介したユーザからの指示入力に応じて、通信阻害要因が発生した場合に接続情報を削除するか否かを設定してもよい。本実施の形態では、図7に示す設定画面700のラジオボタン709またはラジオボタン710の選択に応じて、通信阻害要因が発生した場合に接続情報を削除するか否かを設定する。
そして、従属デバイスD1の制御部10は、通信阻害要因が発生した場合に接続情報を削除しないと判断した場合(ステップS605:No)、接続情報を削除する必要がないと判断し、主デバイスPとの通信を維持する(ステップS610)。
ここで、通信阻害要因とは、従属デバイスD1の運用上、切断するべきであると判断される要因である。本実施の形態では、以下に示す4つの通信阻害要因が発生した場合に接続情報を削除する必要があると判断する。これにより、従属デバイスD1の用途に応じた通信阻害要因が発生した場合に、無線通信を切断するべきであると判断することができる。なお、本実施の形態では、以下の4つの通信阻害要因が発生した場合に、無線通信を切断するべきであると判断したがこれに限定するものではない。通信阻害要因の数や内容は、従属デバイスD1の用途などに応じて設定することができるものとする。
第1通信阻害要因は、主デバイスPとの無線通信が所定時間途絶えた場合であり、例えば、通信トラフィックが一定時間ない場合などである。なお、従属デバイスD1の制御部10(本発明にかかる時間設定手段)は、オペレーションパネルを介したユーザからの指示入力に応じて、所定時間を設定するものとする。本実施の形態では、図7に示す設定画面700のメニューバー711が選択されて表示されるプルダウンメニューから選択された時間を所定時間として設定する。
第2通信阻害要因は、主デバイスPとの無線通信のエラーレートが第1閾値以上となった場合であり、例えば、電波障害などでエラーレートが著しく上昇した場合などである。なお、従属デバイスD1の制御部10(本発明にかかる第1閾値設定手段)は、オペレーションパネルを介したユーザからの指示入力に応じて、第1閾値を設定するものとする。
第3通信阻害要因は、主デバイスPとの無線通信による通信速度が第2閾値以下となった場合であり、例えば、予め設定されたサービスレベルの通信を提供することができない場合などである。なお、従属デバイスD1の制御部10(本発明にかかる第2閾値設定手段)は、オペレーションパネルを介したユーザからの指示入力に応じて、第2閾値を設定するものとする。
第4通信阻害要因は、主デバイスPとの距離が第3閾値以上となった場合であり、例えば、主デバイスPが従属デバイスD1の通信範囲内に存在しなくなった場合などである。なお、従属デバイスD1の制御部10(本発明にかかる第3閾値設定手段)は、オペレーションパネルを介したユーザからの指示入力に応じて、第3閾値を設定するものとする。本実施の形態では、図7に示す設定画面700のメニューバー712が選択されて表示されるプルダウンメニューから選択された距離を第3閾値として設定する。
また、本実施の形態では、主デバイスPとの距離が第3閾値以上となった場合、第4通信阻害要因が発生したと判断しているが、これに限定するものではない。例えば、主デバイスPとの距離が所定時間、第3閾値以上となった場合に、第4通信阻害要因が発生したと判断してもよい。その場合、従属デバイスD1の制御部10は、オペレーションパネルを介したユーザからの指示入力に応じて、所定時間を設定するものとする。本実施の形態では、図7に示す設定画面700のメニューバー713が選択されて表示されるプルダウンメニューから選択された時間を所定時間として設定する。
通信阻害要因が発生した場合に接続情報の削除を行うと判断した場合(ステップS605:Yes)、従属デバイスD1の制御部10は、まず、第1通信阻害要因が発生したか否かを判断する(ステップS606)。そして、従属デバイスD1の制御部10は、第1通信阻害要因が発生した場合(ステップS606:Yes)、第1通信阻害要因の発生が予め設定された阻害要因継続許容時間続いたか否かを判断する(ステップS611)。なお、本実施の形態では、第1通信阻害要因が発生した場合、第1通信阻害要因の発生が予め設定された阻害要因継続許容時間続いたか否かを判断しているが、これに限定するものではない。例えば、従属デバイスD1の制御部10(本発明にかかる削除手段)は、第1通信阻害要因が発生した場合、接続情報を削除する必要があると判断してもよい。なお、本実施の形態では、阻害要因継続許容時間が予め設定されているものとしたが、これに限定するものではない。例えば、従属デバイスD1の制御部10(本発明にかかる許容時間設定手段)は、オペレーションパネルを介したユーザによる指示入力に応じて、阻害要因継続許容時間を設定してもよい。
一方、第1通信阻害要因が発生していない場合(ステップS606:No)、従属デバイスD1の制御部10は、第2通信阻害要因が発生したか否かを判断する(ステップS607)。そして、従属デバイスD1の制御部10は、第2通信阻害要因が発生した場合(ステップS607:Yes)、第2通信阻害要因の発生が予め設定された阻害要因継続許容時間続いたか否かを判断する(ステップS611)。なお、本実施の形態では、第2通信阻害要因が発生した場合、第2通信阻害要因の発生が予め設定された阻害要因継続許容時間続いたか否かを判断しているが、これに限定するものではない。例えば、従属デバイスD1の制御部10(本発明にかかる削除手段)は、第2通信阻害要因が発生した場合、接続情報を削除する必要があると判断してもよい。
一方、第2通信阻害要因が発生していない場合(ステップS607:No)、従属デバイスD1の制御部10は、第3通信阻害要因が発生したか否かを判断する(ステップS608)。そして、従属デバイスD1の制御部10は、第3通信阻害要因が発生した場合(ステップS608:Yes)、第3通信阻害要因の発生が予め設定された阻害要因継続許容時間続いたか否かを判断する(ステップS611)。なお、本実施の形態では、第3通信阻害要因が発生した場合、第3通信阻害要因の発生が予め設定された阻害要因継続許容時間続いたか否かを判断しているが、これに限定するものではない。例えば、従属デバイスD1の制御部10(本発明にかかる削除手段)は、第3通信阻害要因が発生した場合、接続情報を削除する必要があると判断してもよい。
一方、第3通信阻害要因が発生していない場合(ステップS608:No)、従属デバイスD1の制御部10は、第4通信阻害要因が発生したか否かを判断する(ステップS609)。そして、従属デバイスD1の制御部10は、第4通信阻害要因が発生した場合(ステップS609:Yes)、第4通信阻害要因の発生が予め設定された阻害要因継続許容時間続いたか否かを判断する(ステップS611)。なお、本実施の形態では、第4通信阻害要因が発生した場合、第4通信阻害要因の発生が予め設定された阻害要因継続許容時間続いたか否かを判断しているが、これに限定するものではない。例えば、従属デバイスD1の制御部10(本発明にかかる削除手段)は、第4通信阻害要因が発生した場合、接続情報を削除する必要があると判断してもよい。なお、第4通信阻害要因が発生していない場合(ステップS609:No)、従属デバイスD1の制御部10は、接続情報を削除する必要がないと判断して、主デバイスPとの通信を維持する(ステップS610)。
また、従属デバイスD1の制御部10(本発明にかかる削除手段)は、第1通信阻害要因、第2通信阻害要因、第3通信阻害要因、または第4通信阻害要因の発生が予め設定された阻害要因継続許容時間続いた場合(ステップS611:Yes)、接続情報を削除する必要があると判断する(ステップS603)。
一方、各通信阻害要因の発生が予め設定された阻害要因計測許容時間続かなかった場合(ステップS611:No)、従属デバイスD1の制御部10は、接続情報を削除する必要がないと判断して、主デバイスPとの通信を維持する。
このように、本実施の形態にかかる従属デバイスD1によれば、当該従属デバイスD1の用途などに応じて、無線通信処理において使用される様々なパラメータを設定することができるので、より細かくかつ柔軟な従属デバイスD1の無線通信処理を実現することができる。さらに、従属デバイスの目的およびユーザの使用目的に合った当該従属デバイスの運用が可能となる。
本実施の形態にかかる無線通信システムの構成を例示する図である。 従属デバイスの構成を示すブロック図である。 RAMに記憶される接続情報及び状態パラメータのデータ構成の一例を示す説明図である。 RAMに記憶される接続情報及び不揮発性メモリに記憶される接続情報の一例を示す説明図である。 本実施の形態にかかる従属デバイスによる無線通信処理の手順を示すフローチャートである。 RAMに記憶されている接続情報を削除する必要があるか否かを判断する処理の手順を示すフローチャートである。 図5および図6において使用される様々なパラメータを設定する際にオペレーションパネルに表示される設定画面の一例を示す説明図である。
符号の説明
10 制御部
11 RAM
12 ROM
13 不揮発性メモリ
14 無線通信デバイス
20 アプリケーション部
21 セキュリティ制御部
22 ネットワーク制御部
23 オペポート制御部
24 ファイル制御部
25 メモリ制御部
26 システム制御部
27 OS部
28 ネットワークプロトコル
29 無線通信デバイスドライバ
30 セキュリティ情報
P1〜P3 主デバイス
D1 従属デバイス

Claims (17)

  1. 主側の通信装置との間で互いを識別する識別情報と、前記識別情報および通信データを含む情報を暗号化する暗号鍵と、を含む接続情報を、接続可能な前記主側の通信装置と交換する交換手段と、
    前記主側の通信装置と交換した前記接続情報を記憶部に記憶させる格納手段と、
    前記記憶部に記憶されている前記接続情報を用いて前記主側の通信装置と無線通信を行う通信手段と、
    前記主側の通信装置との無線通信が終了したと判断した場合、前記記憶部に記憶されている前記接続情報を削除する削除手段と、
    を備えたことを特徴とする通信装置。
  2. 前記主側の通信装置と交換した前記接続情報のうち不揮発性メモリに記憶させる前記接続情報を指定する指定手段と、をさらに備え、
    前記格納手段は、さらに、指定された前記接続情報を前記不揮発性メモリに記憶させ、
    前記通信手段は、接続可能な前記主側の通信装置の前記接続情報が前記不揮発性メモリに記憶されている場合、前記不揮発性メモリに記憶されている前記接続情報を用いて前記主側の通信装置と無線通信を行うことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記削除手段は、前記主側の通信装置により通信回線が切断された場合に、前記主側の通信装置との無線通信が終了したと判断することを特徴とする請求項1または2に記載の通信装置。
  4. 前記主側の通信装置により通信回線が切断された場合に、前記主側の通信装置との無線通信が終了したと判断するか否かを設定する設定手段をさらに備えたことを特徴とする請求項3に記載の通信装置。
  5. 前記削除手段は、前記主側の通信装置との通信時間が予め設定された接続許容有効期間を過ぎた場合に、前記主側の通信装置との無線通信が終了したと判断することを特徴とする請求項1から4のいずれか一に記載の通信装置。
  6. 前記接続許容有効期間を設定する期間設定手段をさらに備えたことを特徴とする請求項5に記載の通信装置。
  7. 前記削除手段は、前記主側の通信装置との無線通信が所定時間途絶える第1通信阻害要因が発生した場合に、前記主側の通信装置との無線通信が終了したと判断することを特徴とする請求項1から6のいずれか一に記載の通信装置。
  8. 前記所定時間を設定する時間設定手段をさらに備えたことを特徴とする請求項7に記載の通信装置。
  9. 前記削除手段は、前記主側の通信装置との無線通信のエラーレートが第1閾値以上となる第2通信阻害要因が発生した場合に、前記主側の通信装置との無線通信が終了したと判断することを特徴とする請求項1から8のいずれか一に記載の通信装置。
  10. 前記第1閾値を設定する第1閾値設定手段をさらに備えたことを特徴とする請求項9に記載の通信装置。
  11. 前記削除手段は、前記主側の通信装置との無線通信による通信速度が第2閾値以下となる第3通信阻害要因が発生した場合に、前記主側の通信装置との無線通信が終了したと判断することを特徴とする請求項1から10のいずれか一に記載の通信装置。
  12. 前記第2閾値を設定する第2閾値設定手段をさらに備えたことを特徴とする請求項11に記載の通信装置。
  13. 前記削除手段は、前記主側の通信装置との距離が第3閾値以上となる第4通信阻害要因が発生した場合に、前記主側の通信装置との無線通信が終了したと判断することを特徴とする請求項1から12のいずれか一に記載の通信装置。
  14. 前記第3閾値を設定する第3閾値設定手段をさらに備えたことを特徴とする請求項13に記載の通信装置。
  15. 前記削除手段は、前記第1通信阻害要因、前記第2通信阻害要因、前記第3通信阻害要因、または前記第4通信阻害要因の発生が予め設定された阻害要因継続許容時間続いた場合、前記主側の通信装置との無線通信が終了したと判断することを特徴とする請求項7から14のいずれか一に記載の通信装置。
  16. 前記阻害要因継続許容時間を設定する許容時間設定手段をさらに備えたことを特徴とする請求項15に記載の通信装置。
  17. 交換手段が、主側の通信装置との間で互いを識別する識別情報と、前記識別情報および通信データを含む情報を暗号化する暗号鍵と、を含む接続情報を、接続可能な前記主側の通信装置と交換する交換工程と、
    格納手段が、前記主側の通信装置と交換した前記接続情報を記憶部に記憶させる格納工程と、
    通信手段が、前記記憶部に記憶されている前記接続情報を用いて前記主側の通信装置と無線通信を行う通信工程と、
    削除手段が、前記主側の通信装置との無線通信が終了したと判断した場合、前記記憶部に記憶されている前記接続情報を削除する削除工程と、
    を含むことを特徴とする通信方法。

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