JP2009267036A - 基板位置決め装置、基板処理装置、基板位置決め方法、基板処理方法 - Google Patents

基板位置決め装置、基板処理装置、基板位置決め方法、基板処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】挟持力の精密な制御が可能であり、挟持力がばらつきにくい基板位置決め装置、基板処理装置、基板位置決め方法、基板処理方法を提供することを課題とする。
【解決手段】基板位置決め装置3は、一対のクランプ部材33、34間の幅を狭めることにより回路基板100の位置決めを行う。少なくとも一方のクランプ部材34は、基部35と、基部35に下方から支持され、基部35に対して他方のクランプ部材33に近接する幅狭方向に移動可能であり、回路基板100を押圧可能な可動部37と、気体吐出力、気体吸引力、磁気反発力、磁気引張力から選ばれる一種以上の力である非接触力を、基部35と可動部37との間に作用させることにより、基部35に対して可動部37を幅狭方向に移動させ、回路基板100の位置決めを行う非接触駆動機構6と、を備えることを特徴とする。
【選択図】図8

Description

本発明は、回路基板の位置決めを行う基板位置決め装置、および基板位置決め装置を用いた基板処理装置、および基板位置決め方法、および基板位置決め方法を用いた基板処理方法に関する。
スクリーン印刷機においては、搬送コンベア上の回路基板を搬入位置から印刷位置に持ち上げてから、回路基板にクリームはんだが印刷される。回路基板の持ち上げには、バックアップピンが用いられる。バックアップピンは、複数配置されている。複数のバックアップピンは、回路基板の下面の所定の位置を、支持している。しかしながら、バックアップピンの配置、バックアップピンの高さ、回路基板の重量バランス、回路基板の形状バランスなどの不均一により、回路基板が、水平状態を確保したまま、垂直に持ち上がらない場合がある。この場合、所望の印刷位置と実際の回路基板の位置とがずれてしまう。この結果、印刷位置での正確な基板クランプができず、印刷不良が発生してしまう。
この点に鑑み、スクリーン印刷機は、基板位置決め装置を備えている。すなわち、基板位置決め装置により回路基板の水平方向の位置決めを行ってから、バックアップピンにより回路基板を持ち上げている。具体的には、基板位置決め装置は、基準クランプ部材と可動クランプ部材とを備えている。回路基板は、基準クランプ部材と可動クランプ部材との間に介装されている。回路基板の位置決めを行う際は、可動クランプ部材を基準クランプ部材側に移動させる。そして、基準クランプ部材と可動クランプ部材との間に、回路基板を挟み込む。このため、回路基板には、基準クランプ部材および可動クランプ部材から、挟持力が加えられている。この状態のまま、回路基板は、印刷位置まで持ち上げられる。そして、回路基板にクリームはんだが印刷される。
特開2006−103073号公報 特開2007−15233号公報
ところで、可動クランプ部材は、特許文献1の[0012]、特許文献2の[0026]に開示されているように、エアシリンダにより駆動されている。エアシリンダは、シリンダ部材とピストン部材とガイド部材とを備えている。ピストン部材は、シリンダ部材に対して、出入り可能である。
しかしながら、ピストン部材は、シリンダ部材の内部に供給される空気により、駆動される。空気漏れを抑制するために、ピストン部材とシリンダ部材とは、気密的に当接している。このため、ピストン部材を駆動する際、ピストン部材とシリンダ部材との間には、不可避的に摩擦力が発生してしまう。したがって、ピストン部材の精密な制御は困難である。ピストン部材の精密な制御が困難だと、可動クランプ部材の動作を精密に制御することも困難になる。すなわち、回路基板に加わる挟持力を精密に制御することも困難になる。例えば、所望の挟持力に対して、実際の挟持力が大きすぎる場合、回路基板が変形するおそれがある。一方、所望の挟持力に対して、実際の挟持力が小さすぎる場合、印刷時、回路基板の位置がずれるおそれがある。
また、回路基板は、本来、矩形状を呈している。すなわち、基準クランプ部材と可動クランプ部材との間に挟持される回路基板の幅方向両縁は、本来、互いに平行である。しかしながら、回路基板の中には、幅方向両縁が互いに平行でないものが存在する(以下、このような回路基板を適宜「不良回路基板」と称する。)。これに対して、ピストン部材の移動方向は、ガイド部材により、幅方向のみに規制されている。このため、ピストン部材に対して可動クランプ部材が不動である場合、可動クランプ部材は幅方向に移動しながら水平面内において揺動することができない。したがって、不良回路基板の幅方向両縁を、基準クランプ部材と可動クランプ部材とにより、しっかりと挟持することができない。
この点に鑑み、特許文献1の[0019]には、水平面内において揺動可能な可動クランプ部材を有するスクリーン印刷機が開示されている。同文献記載のスクリーン印刷機によると、不良回路基板の場合であっても、基準クランプ部材と可動クランプ部材とにより、その幅方向両縁を挟持することができる。
しかしながら、同文献記載のスクリーン印刷機の可動クランプ部材は、特定の揺動軸を中心に揺動している。このため、不良回路基板を挟持する際、不良回路基板に回転方向の力が加わってしまう。言い換えると、不良回路基板に幅方向以外の方向に作用する分力が加わってしまう。したがって、挟持力がばらつきやすい。
本発明の基板位置決め装置、基板処理装置、基板位置決め方法、基板処理方法は、上記課題に鑑みて完成されたものである。したがって、本発明は、一対のクランプ部材間の挟持力の精密な制御が可能であり、不良回路基板を挟持する場合であっても挟持力がばらつきにくい基板位置決め装置、基板処理装置、基板位置決め方法、基板処理方法を提供することを目的とする。
以下の括弧内の番号は、請求項の番号に対応している。
(1)上記課題を解決するため、本発明の基板位置決め装置は、回路基板の幅方向両側に配置される一対のクランプ部材を備え、一対の該クランプ部材間の幅を狭めることにより該回路基板の位置決めを行う基板位置決め装置であって、一対の前記クランプ部材のうち少なくとも一方の該クランプ部材は、基部と、該基部に下方から支持され、該基部に対して他方の該クランプ部材に近接する幅狭方向に移動可能であり、前記回路基板を押圧可能な可動部と、気体吐出力、気体吸引力、磁気反発力、磁気引張力から選ばれる一種以上の力である非接触力を、該基部と該可動部との間に作用させることにより、該基部に対して該可動部を該幅狭方向に移動させ、該回路基板の位置決めを行う非接触駆動機構と、を備えることを特徴とする。
本発明の基板位置決め装置によると、基部と可動部との間に作用する非接触力により、可動部を動かしている。このため、エアシリンダによりクランプ部材自体を動かす場合と比較して、可動部の移動量を精密に制御することができる。したがって、一対のクランプ部材間の挟持力を、精密に制御することができる。
また、本発明の基板位置決め装置によると、非接触力により可動部を動かしている。例えば、非接触力として気体吐出力を用いる場合は、気体を吹き付けることにより可動部を動かしている。また、非接触力として気体吸引力を用いる場合は、気体を吸い込むことにより可動部を動かしている。また、非接触力として磁気引張力を用いる場合は、基部と可動部との磁気引張力を作用させる区間の極性を、互いに相違させることにより、可動部を動かしている。また、非接触力として磁気反発力を用いる場合は、基部と可動部との磁気反発力を作用させる区間の極性を、互いに一致させることにより、可動部を動かしている。
このため、エアシリンダによりクランプ部材自体を動かす場合と比較して、ガイド部材が不要である。したがって、可動部の移動方向が幅狭方向のみに規制されない。よって、特定の揺動軸を設けることなく、可動部を、略水平面内において、傾動させることができる。すなわち、不良回路基板を挟持する場合であっても、幅方向両縁に沿うように、一対のクランプ部材を配置することができる。また、不良回路基板に回転方向の力が作用しにくいため、しっかりとその幅方向両縁を挟持することができる。
(2)好ましくは、上記(1)の構成において、前記非接触駆動機構は、さらに、前記非接触力を、前記基部と前記可動部との間に作用させることにより、該基部に対して、該可動部を、他方の前記クランプ部材から離間する幅広方向に移動させる構成とする方がよい。
本構成によると、非接触駆動機構のみにより、可動部を幅狭方向と幅広方向とに動かすことができる。このため、例えば、非接触駆動機構とエアシリンダとを併用する場合と比較して、基板位置決め装置の構造が簡単になる。
(3)好ましくは、上記(1)または(2)の構成において、前記基部と前記可動部とは、各々、互いに幅方向に対向する幅方向対向面を有し、前記非接触駆動機構は、該基部の該幅方向対向面に開口する移動用気体通路を有する構成とする方がよい。
本構成によると、一対の幅方向対向面間に、気体吐出力および気体吸引力の少なくとも一方を作用させることにより、可動部を動かすことができる。例えば、気体吐出力を作用させる場合は、基部の幅方向対向面の移動用気体通路の開口から、可動部の幅方向対向面に、気体を吹き付けることにより、可動部を動かすことができる。また、気体吸引力を作用させる場合は、基部の幅方向対向面の移動用気体通路の開口から、気体を吸い込むことにより、可動部を動かすことができる。
(3−1)好ましくは、上記(3)の構成において、前記非接触力として前記気体吐出力を用いる場合、一対の前記幅方向対向面間の隙間は、外部に開放されている構成とする方がよい。本構成によると、可動部の幅方向対向面に吹き付けた気体を、そのまま外部にリークさせることができる。このため、基板位置決め装置に、別途、排気通路を設ける必要がない。したがって、基板位置決め装置の構造が簡単になる。
(4)好ましくは、上記(1)ないし(3)のいずれかの構成において、前記非接触駆動機構は、前記基部と前記可動部とに幅方向にずれて配置される複数の移動用磁石を有する構成とする方がよい。
本構成によると、基部と可動部との間に磁気引張力および磁気反発力の少なくとも一方を作用させることにより(上記(3)と併用でもよい)、可動部を動かすことができる。本構成によると、磁気引張力および磁気反発力の少なくとも一方を作用させる部分に関しては、気体通路が不要である。このため、基部延いては基板位置決め装置の構造が簡単になる。
(4−1)好ましくは、上記(4)の構成において、複数の前記移動用磁石のうち、少なくとも一つは、電磁石である構成とする方がよい。本構成によると、電磁石に対する電圧や電流の大きさを変えることにより、磁気引張力や磁気反発力の大きさを制御することができる。このため、移動用磁石として永久磁石を用いる場合と比較して、より精密に可動部の動きを制御することができる。
また、本構成によると、電磁石に対する電圧や電流の方向を変えることにより、電磁石の極性を反転させることができる。このため、磁気引張力と磁気反発力とを切り替えることができる。したがって、全ての移動用磁石を永久磁石とする場合と比較して、磁石の配置数が少なくなる。
(5)好ましくは、上記(1)ないし(4)のいずれかの構成において、さらに、前記非接触駆動機構が前記基部に対して前記可動部を前記幅狭方向に移動させる際に、該基部に対して該可動部を浮上させる方向に、前記非接触力を作用させ、該基部と該可動部との間の摩擦力を軽減する摩擦調整機構を有する構成とする方がよい。
可動部を幅狭方向に移動させるために可動部に加える非接触力の一部は、基部と可動部との間の摩擦により消費されてしまう。このため、基部と可動部との間の摩擦力が大きい場合、非接触力のうち、一対のクランプ部材の挟持力として作用する部分が、小さくなってしまう。すなわち、非接触力の損失が大きくなってしまう。この点、本構成によると、可動部に浮力が加わっている。このため、基部と可動部との間の摩擦力を軽減することができる。したがって、可動部を幅狭方向に移動させるための非接触力の損失が小さくなる。
また、基部と可動部との間の摩擦力が大きい場合、可動部を幅狭方向に移動させるための非接触力が小さいと、可動部が動かないおそれがある。一方、可動部を幅狭方向に移動させるための非接触力が大きいと、可動部が突然動き出すおそれがある。このように、基部と可動部との間の摩擦力が大きい場合、可動部初動時の非接触力の制御が、困難である場合がある。この点、本構成によると、基部と可動部との間の摩擦力を軽減することができる。このため、可動部初動時の非接触力の制御が簡単である。
(6)好ましくは、上記(5)の構成において、前記摩擦調整機構は、さらに、前記非接触駆動機構が前記基部に対して前記可動部を前記幅狭方向に移動させた後に、該基部に対して該可動部を下降させる方向に、前記非接触力を作用させ、該基部と該可動部との間の摩擦力を増加する構成とする方がよい。本構成によると、回路基板の位置決め後において、再び可動部が動くのを抑制することができる。このため、位置決め後の回路基板ががたつくのを抑制することができる。
(7)好ましくは、上記(6)の構成において、前記摩擦調整機構は、前記非接触駆動機構が前記基部に対して前記可動部を前記幅狭方向に移動させた後に、該基部に対して該可動部を下降させる方向だけに前記非接触力を作用させる構成とする方がよい。
本構成によると、回路基板の位置決め後において、一対のクランプ部材から回路基板に加わる挟持力が解除される。このため、当該挟持力により、回路基板が変形するのを抑制することができる。したがって、本構成は、特に板厚の薄い回路基板に好適である。
なお、挟持力を解除しても、当該挟持力による弾性復元力が回路基板に残留している場合がある。しかしながら、この場合であっても、回路基板の位置決め後において継続的に挟持力を加え続ける場合と比較すると、やはり回路基板が変形するのを抑制することができる。
(8)好ましくは、上記(5)ないし(7)のいずれかの構成において、前記基部と前記可動部とは、各々、互いに上下方向に対向する上下方向対向面を有し、前記摩擦調整機構は、該基部の該上下方向対向面に開口する摩擦調整用気体通路を有する構成とする方がよい。
本構成によると、一対の上下方向対向面間に、気体吐出力および気体吸引力の少なくとも一方を作用させることにより、基部と可動部との間の摩擦力を調整することができる。例えば、気体吐出力を作用させる場合は、基部の上下方向対向面の摩擦調整用気体通路の開口から、可動部の上下方向対向面に、気体を吹き付けることにより、摩擦力を軽減することができる。また、気体吸引力を作用させる場合は、基部の上下方向対向面の摩擦調整用気体通路の開口から、気体を吸い込むことにより、摩擦力を増加することができる。
(8−1)好ましくは、上記(8)の構成において、前記非接触力として前記気体吐出力を用いる場合、一対の前記上下方向対向面間の隙間は、外部に開放されている構成とする方がよい。本構成によると、可動部の上下方向対向面に吹き付けた気体を、そのまま外部にリークさせることができる。このため、基板位置決め装置に、別途、排気通路を設ける必要がない。したがって、基板位置決め装置の構造が簡単になる。
(9)好ましくは、上記(5)ないし(8)のいずれかの構成において、前記摩擦調整機構は、前記基部と前記可動部とに上下方向にずれて配置される複数の摩擦調整用磁石を有する構成とする方がよい。
本構成によると、基部と可動部との間に磁気引張力および磁気反発力の少なくとも一方を作用させることにより(上記(8)と併用でもよい)、可動部を動かすことができる。本構成によると、磁気引張力および磁気反発力の少なくとも一方を作用させる部分に関しては、気体通路が不要である。このため、基部延いては基板位置決め装置の構造が簡単になる。
(9−1)好ましくは、上記(9)の構成において、複数の前記摩擦調整用磁石のうち、少なくとも一つは、電磁石である構成とする方がよい。本構成によると、電磁石に対する電圧や電流の大きさを変えることにより、磁気引張力や磁気反発力の大きさを制御することができる。このため、摩擦調整用磁石として永久磁石を用いる場合と比較して、より精密に可動部の動きを制御することができる。
また、本構成によると、電磁石に対する電圧や電流の方向を変えることにより、電磁石の極性を反転させることができる。このため、磁気引張力と磁気反発力とを切り替えることができる。したがって、全ての摩擦調整用磁石を永久磁石とする場合と比較して、磁石の配置数が少なくなる。
(10)また、上記課題を解決するため、本発明の基板処理装置は、上記(1)ないし(9)のいずれかの基板位置決め装置を有することを特徴とする。
本発明の基板処理装置によると、一対のクランプ部材間の挟持力の精密な制御が可能である。また、不良回路基板を挟持する場合であっても、挟持力がばらつきにくい。このため、回路基板の位置決め精度が高い。したがって、回路基板に所定の処理を施す際の処理精度が高くなる。
(11)また、上記課題を解決するため、本発明の基板位置決め方法は、回路基板の幅方向両側に配置される一対のクランプ部材間の幅を狭めることにより該回路基板の位置決めを行う基板位置決め方法であって、一対の前記クランプ部材のうち少なくとも一方の該クランプ部材は、基部と、該基部に下方から支持され該基部に対して他方の該クランプ部材に近接する幅狭方向に移動可能であり前記回路基板を押圧可能な可動部と、を備え、気体吐出力、気体吸引力、磁気反発力、磁気引張力から選ばれる一種以上の力である非接触力を、該基部と該可動部との間に作用させることにより、該基部に対して該可動部を該幅狭方向に移動させ、該回路基板の位置決めを行う基板位置決め工程を有することを特徴とする。
本発明の基板位置決め方法によると、基部と可動部との間に作用する非接触力により、可動部を動かしている。このため、エアシリンダによりクランプ部材自体を動かす場合と比較して、可動部の移動量を精密に制御することができる。したがって、一対のクランプ部材間の挟持力を、精密に制御することができる。
また、本発明の基板位置決め方法によると、非接触力により可動部を動かしている。例えば、非接触力として気体吐出力を用いる場合は、気体を吹き付けることにより可動部を動かしている。また、非接触力として気体吸引力を用いる場合は、気体を吸い込むことにより可動部を動かしている。また、非接触力として磁気引張力を用いる場合は、基部と可動部との磁気引張力を作用させる区間の極性を、互いに相違させることにより、可動部を動かしている。また、非接触力として磁気反発力を用いる場合は、基部と可動部との磁気反発力を作用させる区間の極性を、互いに一致させることにより、可動部を動かしている。
このため、エアシリンダによりクランプ部材自体を動かす場合と比較して、ガイド部材が不要である。したがって、可動部の移動方向が幅狭方向のみに規制されない。よって、特定の揺動軸を設けることなく、可動部を、略水平面内において、傾動させることができる。すなわち、不良回路基板を挟持する場合であっても、幅方向両縁に沿うように、一対のクランプ部材を配置することができる。また、不良回路基板に回転方向の力が作用しにくいため、しっかりとその幅方向両縁を挟持することができる。
(12)好ましくは、上記(11)の構成において、前記基板位置決め工程において、前記基部に対して前記可動部を浮上させる方向に、前記非接触力を作用させ、該基部と該可動部との間の摩擦力を軽減する構成とする方がよい。
可動部を幅狭方向に移動させるために可動部に加える非接触力の一部は、基部と可動部との間の摩擦により消費されてしまう。このため、基部と可動部との間の摩擦力が大きい場合、非接触力のうち、一対のクランプ部材の挟持力として作用する部分が、小さくなってしまう。すなわち、非接触力の損失が大きくなってしまう。この点、本構成によると、可動部に浮力が加わっている。このため、基部と可動部との間の摩擦力を軽減することができる。したがって、可動部を幅狭方向に移動させるための非接触力の損失が小さくなる。
また、基部と可動部との間の摩擦力が大きい場合、可動部が動き出す際、可動部が飛び出してしまうおそれがある。この点、本構成によると、基部と可動部との間の摩擦力を軽減することができる。このため、可動部が動き出す際、可動部が飛び出してしまうおそれが小さい。
(13)好ましくは、上記(11)または(12)の構成において、前記基板位置決め工程の後に、前記基部に対して前記可動部を下降させる方向に、前記非接触力を作用させ、該基部と該可動部との間の摩擦力を増加する基板位置固定工程を有する構成とする方がよい。本構成によると、回路基板の位置決め後において、再び可動部が動くのを抑制することができる。このため、位置決め後の回路基板ががたつくのを抑制することができる。
(14)好ましくは、上記(13)の構成において、前記基板位置固定工程は、前記基部に対して前記可動部を下降させる方向だけに前記非接触力を作用させる構成とする方がよい。
本構成によると、回路基板の位置決め後において、一対のクランプ部材から回路基板に加わる挟持力が解除される。このため、当該挟持力により、回路基板が変形するのを抑制することができる。したがって、本構成は、特に板厚の薄い回路基板に好適である。
なお、挟持力を解除しても、当該挟持力による弾性復元力が回路基板に残留している場合がある。しかしながら、この場合であっても、回路基板の位置決め後において継続的に挟持力を加え続ける場合と比較すると、やはり回路基板が変形するのを抑制することができる。
(15)また、上記課題を解決するため、本発明の基板処理方法は、上記(11)ないし(14)のいずれかの基板位置決め方法と、一対の前記クランプ部材間において前記回路基板を上昇させ該回路基板に所定の処理を施す処理工程と、を有することを特徴とする。
本発明の基板処理方法によると、一対のクランプ部材間の挟持力の精密な制御が可能である。また、不良回路基板を挟持する場合であっても、挟持力がばらつきにくい。このため、回路基板の位置決め精度が高い。したがって、処理工程において、回路基板に所定の処理を施す際の処理精度が高くなる。
(16)好ましくは、上記(15)の構成において、前記処理工程は、前記回路基板の上面にスクリーンマスクを介してはんだを印刷する印刷工程であって、該印刷工程の後に、さらに、前記可動部を介して前記回路基板に幅狭方向に前記非接触力を作用させた状態で該回路基板から該スクリーンマスクを剥がす剥離工程を有する構成とする方がよい。
本構成は、本発明の基板処理方法を、スクリーン印刷機の印刷方法として用いるものである。本構成によると、非接触力を用いて回路基板を挟持することにより、回路基板からスクリーンマスクを剥がすことができる。
(17)好ましくは、上記(16)の構成において、前記剥離工程の後に、さらに、前記非接触力を、前記基部と前記可動部との間に作用させることにより、該基部に対して、該可動部を、他方の前記クランプ部材から離間する幅広方向に移動させ、前記回路基板の位置決めを解除する基板位置決め解除工程を有する構成とする方がよい。本構成によると、非接触力を用いて回路基板の位置決めを解除することができる。すなわち、基板処理方法の一連の工程を、非接触力を用いて行うことができる。
本発明によると、一対のクランプ部材間の挟持力の精密な制御が可能であり、不良回路基板を挟持する場合であっても挟持力がばらつきにくい基板位置決め装置、基板処理装置、基板位置決め方法、基板処理方法を提供することができる。
以下、本発明の基板処理装置および基板処理方法を、スクリーン印刷機および印刷方法に具現化した実施の形態について、説明する。なお、本発明の基板位置決め装置は、スクリーン印刷機の一部として説明する。また、本発明の基板位置決め方法は、印刷方法の一部として説明する。
<第一実施形態>
[スクリーン印刷機の構成]
まず、本実施形態のスクリーン印刷機の構成について説明する。以下に示す図においては、左右方向をX方向、前後方向をY方向、上下方向をZ方向、XY平面内における回転方向をθ方向と定義する。なお、X方向は、基板搬送方向に対応する。図1に、本実施形態のスクリーン印刷機の側面図を示す。図1に示すように、本実施形態のスクリーン印刷機1は、主に、印刷装置2と基板位置決め装置3と基板押さえ装置4とフレーム5とを備えている。
(基板位置決め装置)
基板位置決め装置3は、フレーム5の内部に配置されている。基板位置決め装置3は、図示しない支持部より、その全体がZ方向に移動可能に支持されている。基板位置決め装置3は、主に、下段テーブル30と、中段テーブル31と、上段テーブル32と、一対のクランプ部材33、34と、を備えている。
下段テーブル30は、矩形板状を呈している。下段テーブル30は、図示しないボールベアリングを介して、前記支持部に、X方向、Y方向、θ方向に移動可能に支持されている。
中段テーブル31は、矩形板状を呈している。中段テーブル31は、下段テーブル30の略中央、上方に配置されている。中段テーブル31は、ガイドロッド310に案内されて、図示しないカム機構により、Z方向に移動可能である。また、中段テーブル31は、下段テーブル30に対して、独立して移動可能である。
上段テーブル32は、矩形板状を呈している。上段テーブル32は、中段テーブル31の略中央、上方に配置されている。上段テーブル32は、ガイドロッド310に支持されている。上段テーブル32は、図示しないモータにより、Z方向に移動可能である。また、上段テーブル32は、中段テーブル31に対して、独立して移動可能である。上段テーブル32の上面には、複数のバックアップピン320が装着されている。
一対のクランプ部材33、34は、Y方向に対向して配置されている。すなわち、クランプ部材33は中段テーブル31の前縁に、クランプ部材34は中段テーブル31の後縁に、各々配置されている。
クランプ部材33は、基部330とベルトコンベア部331とを備えている。基部330は、中段テーブル31の前縁に固定されている。このため、クランプ部材33は、不動である。基部330は、XZ方向に広がる矩形板状を呈している。ベルトコンベア部331は、基部330の後面の上端付近に配置されている。ベルトコンベア部331は、X方向に延在している。
クランプ部材34は、基部35とベルトコンベア部36と可動部37と非接触駆動機構と摩擦調整機構とを備えている。基部35は、図示しない送りねじ機構により、中段テーブル31の後縁に対して、Y方向に移動可能である。ベルトコンベア部36は、基部330の前面の上端付近に配置されている。ベルトコンベア部36は、X方向に延在している。ベルトコンベア部36は、前記ベルトコンベア部331と、Y方向に対向している。一対のベルトコンベア部331、36間には、矩形板状の回路基板100が橋渡し状に載置されている。可動部37は、基部35の上方に配置されている。クランプ部材34の構成については、後で詳しく説明する。
(印刷装置)
印刷装置2は、スクリーン装置20とスキージ装置21とを備えている。スクリーン装置20は、基板位置決め装置3の上方に配置されている。また、スクリーン装置20は、フレーム5に配置されている。スクリーン装置20は、フレーム200とスクリーンマスク201とを備えている。スクリーンマスク201は、フレーム200に所定のテンションで張設されている。スクリーンマスク201には、回路基板100のはんだ印刷位置に合わせて、複数の孔が開設されている。また、スクリーンマスク201の上面には、クリームはんだが搭載されている。
スキージ装置21は、スクリーン装置20の上方に配置されている。また、スキージ装置21は、フレーム5に配置されている。スキージ装置21は、一対のスキージ210と、一対のエアシリンダ211と、ガイド部材212と、を備えている。ガイド部材212は、Y方向に延在している。一対のエアシリンダ211は、ガイド部材212に沿って、Y方向に移動可能である。一対のスキージ210は、一対のエアシリンダ211により、Z方向に移動可能である。
(基板押さえ装置)
基板押さえ装置4は、装置本体40と、X方向移動部材41と、一対のX方向ガイドレール42と、を備えている。基板押さえ装置4は、印刷装置2と基板位置決め装置3との間に配置されている。
一対のX方向ガイドレール42は、フレーム5に配置されている。一対のX方向ガイドレール42は、各々X方向に延在している。また、一対のX方向ガイドレール42のX方向全長は、各々、印刷装置2のX方向全長よりも、長く設定されている。一対のX方向ガイドレール42は、基板位置決め装置3を挟んで、Y方向に対向して配置されている。
X方向移動部材41は、一対のX方向ガイドレール42間に、橋渡し状に載置されている。X方向移動部材41は、図示しないモータにより、X方向ガイドレール42に沿って、X方向に移動可能である。このため、X方向移動部材41は、印刷装置2と基板位置決め装置3との間の隙間に対して、X方向に進退可能である。
装置本体40は、X方向移動部材41に配置されている。このため、装置本体40も、X方向移動部材41同様に、印刷装置2と基板位置決め装置3との間の隙間に対して、X方向に進退可能である。また、装置本体40は、図示しない送りねじ機構機構により、X方向移動部材41に沿って、Y方向に移動可能である。
[クランプ部材の構成]
次に、本実施形態のスクリーン印刷機1の基板位置決め装置3のクランプ部材34の構成について、詳しく説明する。図2に、本実施形態のスクリーン印刷機の基板位置決め装置のクランプ部材の斜視図を示す。図3に、同クランプ部材の後下方向から見た斜視図を示す。図4に、同クランプ部材の分解斜視図を示す。図5に、図2のV−V方向断面図を示す。図6に、図3のVI−VI方向断面図を示す。図7に、図3のVII−VII方向断面図を示す。図8に、移動用第一気体通路を強調した同クランプ部材の部分分解斜視図を示す。図9に、移動用第二気体通路を強調した同クランプ部材の部分分解斜視図を示す。図10に、摩擦調整用気体通路を強調した同クランプ部材の部分分解斜視図を示す。
(可動部)
図2〜図10に示すように、可動部37は、鉄鋼製であって、基板押圧部370と、アンカー部371と、連結部372と、を一体的に備えている。基板押圧部370は、XY方向に広がり、X方向に延びる矩形板状を呈している。
アンカー部371は、XY方向に広がり、X方向に延びる矩形板状を呈している。アンカー部371は、基板押圧部370の下方に略平行に延在している。アンカー部371の下面には、上下方向対向面371aが配置されている。
連結部372は、X方向に延びる角柱状を呈してる。連結部372は、基板押圧部370下面のY方向略中央と、アンカー部371上面のY方向略中央と、を上下方向に連結している。連結部372の前面には、幅方向対向面372aが配置されている。連結部372の後面には、幅方向対向面372bが配置されている。
(基部)
基部35は、本体350と、前方端板351と、後方第一端板352と、後方第二端板353と、左方端板354と、右方端板355と、多孔部材356と、を備えている。
本体350は、アルミニウム合金製であって、XZ方向に広がり、X方向に延在する直方体状を呈している。本体350の上面には、上下方向対向面350aが配置されている。上下方向対向面350aは、可動部37の上下方向対向面371aの下方に配置されている。すなわち、一対の上下方向対向面350a、371aは、上下方向に対向している。
主に図9、図10にハッチングで示すように、本体350には、三本の縦孔350b〜350dと、凹部350eと、二本の横孔350f、350gと、が形成されている。凹部350eは、上下方向対向面350aに凹設されている。凹部350eは、X方向に延在している。三本の縦孔350b〜350dの上端開口は、凹部350e底面に開設されている。一方、三本の縦孔350b〜350dの下端開口は、本体350の下面に開設されている。三本の縦孔350b〜350dの下端開口は、図示しない空気配管に連通している。三本の縦孔350b〜350dは、左右方向に所定間隔ずつ離間して、配置されている。二本の横孔350f、350gは、本体350の前後面を貫通している。二本の横孔350f、350gの後端開口は、図示しない空気配管に連通している。二本の横孔350f、350gは、三本の縦孔350b〜350dと干渉しないように、左右方向に所定間隔だけ離間して、配置されている。
多孔部材356は、焼結黄銅製であって、XY方向に広がり、X方向に延在する矩形板状を呈している。多孔部材356は、Z方向に通気性を有している。多孔部材356は、凹部350eに収容されている。
前方端板351は、アルミニウム合金製であって、XZ方向に広がり、X方向に延在する矩形板状を呈している。前方端板351は、本体350の前方に配置されている。前方端板351の前面上縁付近には、ベルトコンベア部36が配置されている。前方端板351の上端には、後方突出部351aが形成されている。後方突出部351aは、可動部37の基板押圧部370下面とアンカー部371上面との間に挿入されている。後方突出部351aの後面には、幅方向対向面351bが配置されている。幅方向対向面351bは、可動部37の前方の幅方向対向面372aと、Y方向に対向している。
主に図9にハッチングで示すように、前方端板351には、三本の屈曲孔351c〜351eと、凹部351fと、が形成されている。凹部351fは、前方端板351の後面下方に凹設されている。凹部351fは、本体350の前面により封止されている。また、凹部351fは、本体350の二本の横孔350f、350gの前端開口に連なっている。三本の屈曲孔351c〜351eは、凹部351fから上方に延在し、後方に屈曲している。すなわち、三本の屈曲孔351c〜351eの下端開口は、凹部351f上内面に開設されている。一方、三本の屈曲孔351c〜351eの後端開口は、後方突出部351aの幅方向対向面351bに開設されている。
後方第一端板352は、アルミニウム合金製であって、XZ方向に広がり、X方向に延在する矩形板状を呈している。後方第一端板352は、本体350の後方に配置されている。後方第一端板352の上端には、前方突出部352aが形成されている。前方突出部352aは、可動部37の基板押圧部370下面とアンカー部371上面との間に挿入されている。前方突出部352aの前面には、幅方向対向面352bが配置されている。幅方向対向面352bは、可動部37の後方の幅方向対向面372bと、Y方向に対向している。
主に図8にハッチングで示すように、後方第一端板352には、七本の横孔352c〜352iと、凹部352kと、が形成されている。凹部352kは、後方第一端板352の後面上方に凹設されている。七本の横孔352c〜352iは、凹部352kから前方に延在している。すなわち、七本の横孔352c〜352iの後端開口は、凹部352kの前底面に開設されている。一方、七本の横孔352c〜352iの前端開口は、前方突出部352aの幅方向対向面352bに開設されている。
後方第二端板353は、アルミニウム合金製であって、XZ方向に広がり、X方向に延在する矩形板状を呈している。後方第二端板353は、後方第一端板352の後方に配置されている。
主に図8にハッチングで示すように、後方第二端板353には、三本の横孔353a〜353cが形成されている。三本の横孔353a〜353cは、後方第二端板353の前後面を貫通している。三本の横孔353a〜353cの後端開口は、図示しない空気配管に連通している。三本の横孔353a〜353cの前端開口は、後方第一端板352の凹部352kに連なっている。
左方端板354は、アルミニウム合金製であって、YZ方向に広がる矩形板状を呈している。左方端板354は、本体350、アンカー部371、連結部372の左方に配置されている。左方端板354は、本体350に対して、アンカー部371、連結部372が左方に脱落するのを抑制している。
右方端板355は、アルミニウム合金製であって、YZ方向に広がる矩形板状を呈している。右方端板355は、本体350、アンカー部371、連結部372の右方に配置されている。右方端板355は、本体350に対して、アンカー部371、連結部372が右方に脱落するのを抑制している。
[可動部の移動代]
次に、本実施形態のスクリーン印刷機1の基板位置決め装置3のクランプ部材34の可動部37の、移動代について説明する。まず、可動部37のY方向の移動代について説明する。図5〜図7に示すように、可動部37の前向きの幅方向対向面372aと、前方端板351の後向きの幅方向対向面351bと、の間には、隙間C1が区画されている。また、可動部37の後向きの幅方向対向面372bと、後方第一端板352の前向きの幅方向対向面352bと、の間には、隙間C2が区画されている。これらの隙間C1、C2の分だけ、基部35に対して、可動部37はY方向に移動可能である。
続いて、可動部37のX方向の移動代について説明する。図5に示すように、可動部37(連結部372)左端面と、左方端板354右面と、の間には、隙間C3(図5においては強調して示すが微小である。)が区画されている。また、可動部37(連結部372)右端面と、右方端板355左面と、の間には、隙間C4(図5においては強調して示すが微小である。)が区画されている。これらの隙間C3、C4の分だけ、基部35に対して、可動部37はX方向に移動可能である。
このように、可動部37は、隙間C1、C2の分だけ、Y方向に移動することができる。並びに、可動部37は、隙間C3、C4の分だけ、X方向に微小量だけ移動することができる。したがって、可動部37は、隙間C1、C2を利用してY方向に移動しながら、隙間C3、C4を利用してXY平面内において傾動可能である。
続いて、可動部37のZ方向の移動代について説明する。図6、図7に示すように、可動部37のアンカー部371上面と、後方突出部351a下面および前方突出部352a下面と、の間には、隙間C5が区画されている。隙間C5の分だけ、基部35に対して、可動部37はZ方向に移動可能である。
[非接触駆動機構の構成]
次に、本実施形態のスクリーン印刷機1の基板位置決め装置3のクランプ部材34の非接触駆動機構の構成について、説明する。図8、図9に示すように、非接触駆動機構6は、移動用第一気体通路90と、移動用第二気体通路91と、を備えている。移動用第一気体通路90および移動用第二気体通路91は、共にクランプ部材34に形成されている。
まず、移動用第一気体通路90について説明する。移動用第一気体通路90は、可動部37を幅狭方向(Y方向前方)に動かすために用いられる。移動用第一気体通路90は、図8にハッチングで強調して示すように、上流側から下流側に向かって、三本の横孔353a〜353cと、凹部352kと、七本の横孔352c〜352iと、を備えている。空気は、三本の横孔353a〜353cの後端開口から供給される。空気は、三本の横孔353a〜353c→凹部352k→七本の横孔352c〜352iを介して、後方第一端板352前面の幅方向対向面352bと、可動部37後面の幅方向対向面372bと、の間の隙間C2(図5〜図7参照)に、供給される。隙間C2に供給される空気の流量、すなわち七本の横孔352c〜352iを流れる空気の流量は、凹部352kを通過することにより、略均等になるように調整されている。空気は、前方に向かって供給される。すなわち、空気は、基部35に対して、可動部37を、前方に動かす方向に供給される。
続いて、移動用第二気体通路91について説明する。移動用第二気体通路91は、可動部37を幅広方向(Y方向後方)に動かすために用いられる。移動用第二気体通路91は、図9にハッチングで強調して示すように、上流側から下流側に向かって、二本の横孔350f、350gと、凹部351fと、三本の屈曲孔351c〜351eと、を備えている。空気は、二本の横孔350f、350gの後端開口から供給される。空気は、二本の横孔350f、350g→凹部351f→三本の屈曲孔351c〜351eを介して、前方端板351後面の幅方向対向面351bと、可動部37前面の幅方向対向面372aと、の間の隙間C1(図5〜図7参照)に、供給される。隙間C1に供給される空気の流量、すなわち三本の屈曲孔351c〜351eを流れる空気の流量は、凹部351fを通過することにより、略均等になるように調整されている。空気は、後方に向かって供給される。すなわち、空気は、基部35に対して、可動部37を、後方に動かす方向に供給される。
[摩擦調整機構の構成]
次に、本実施形態のスクリーン印刷機1の基板位置決め装置3のクランプ部材34の摩擦調整機構の構成について、説明する。図10に示すように、摩擦調整機構7は、摩擦調整用気体通路92を備えている。摩擦調整用気体通路92は、クランプ部材34に形成されている。
摩擦調整用気体通路92は、可動部37をZ方向に動かすために用いられる。摩擦調整用気体通路92は、図10にハッチングで強調して示すように、上流側から下流側に向かって、三本の縦孔350b〜350dと、凹部350eと、を備えている。
基部35と可動部37との間の摩擦力を軽減する場合には、空気は、三本の縦孔350b〜350dの下端開口から供給される。空気は、三本の縦孔350b〜350d→凹部350e→多孔部材356を介して、本体350上面の上下方向対向面350aと、可動部37下面の上下方向対向面371aと、の間に、供給される。供給される空気の圧力は、凹部350e、多孔部材356を通過することにより、調整されている。空気は、上方に向かって供給される。すなわち、空気は、基部35に対して、可動部37を、上方に動かす方向に供給される。
一方、基部35と可動部37との間の摩擦力を増加する場合には、空気は、三本の縦孔350b〜350dの下端開口から吸引される。空気は、本体350上面の上下方向対向面350aと、可動部37下面の上下方向対向面371aと、の間から、多孔部材356→凹部350e→三本の縦孔350b〜350dを介して、吸引される。すなわち、空気は、基部35に対して、可動部37を、下方に動かす方向に流動する。
[印刷方法]
次に、本実施形態のスクリーン印刷機1の印刷方法について説明する。本実施形態のスクリーン印刷機1の印刷方法は、基板搬入工程と、基板位置決め工程と、基板位置固定工程と、印刷工程と、剥離工程と、基板位置決め解除工程と、を有している。印刷工程は、本発明の処理工程に含まれる。
(基板搬入工程)
図11に、本実施形態のスクリーン印刷機の印刷方法の基板搬入工程を右方から見た模式図を示す。図11に示すように、基板搬入工程においては、一対のベルトコンベア部331、36により、回路基板100を、X方向左方(紙面裏側)から、スクリーン印刷機1の所定の位置に搬入する。
(基板位置決め工程)
図12に、本実施形態のスクリーン印刷機の印刷方法の基板位置決め工程前段を右側から見た模式図を示す。図13に、同工程中段を右側から見た模式図を示す。図14に、同工程後段を右側から見た模式図を示す。
基板搬入工程により搬入された回路基板100の前縁と基部330との間には、隙間C6が形成されている。また、回路基板100の後縁と可動部37との間には、隙間C7が形成されている。後述する印刷工程における印刷精度を向上させるためには、回路基板100と、スクリーンマスク201(図1参照)と、のXY方向の位置を合わせる必要がある。そこで、本工程では、可動部37により回路基板100を前方に移動させる。そして、回路基板100を、前方のクランプ部材33に当接させる。
具体的には、まず、図12にハッチングで強調して示すように、摩擦調整用気体通路92(図10参照)を介して、基部35と可動部37との間に、空気を供給する。すなわち、空気により、可動部37に浮力を加える。そして、基部35と可動部37との間の摩擦力を軽減する。なお、供給された空気は、基部35と可動部37との間の隙間を介して、外部にリークさせる。
続いて、図13にハッチングで強調して示すように、移動用第一気体通路90(図8参照)を介して、基部35と可動部37との間の後方の隙間に、空気を供給する。すなわち、空気により、基部35に対して、可動部37を前方に移動させる。そして、可動部37により、回路基板100を、図12の隙間C6、C7が無くなるまで、前方に押し出す。言い換えると、一対のクランプ部材33、34間に、回路基板100が隙間無く収まるまで、可動部37を移動させる。なお、供給された空気は、基部35と可動部37との間の隙間を介して、外部にリークさせる。
続いて、図14にハッチングで強調して示すように、摩擦調整用気体通路92(図10参照)を流れる空気の方向を、上向きから下向きに、反転させる。すなわち、摩擦調整用気体通路92を介して、可動部37を基部35に吸い付ける。そして、基部35と可動部37との間の摩擦力を増加する。
以上説明したように、本工程では、まず摩擦調整用気体通路92からの空気により可動部37に浮力を与え、次に移動用第一気体通路90からの空気により可動部37を前方に移動させ、最後に摩擦調整用気体通路92から可動部37を下向きに吸引することにより、回路基板100のXY方向の位置決めを行う。
(基板位置固定工程)
図15に、本実施形態のスクリーン印刷機の印刷方法の基板位置固定工程を右側から見た模式図を示す。本工程においては、まず、移動用第一気体通路90(図8参照)からの空気の供給を停止する。すなわち、図15にハッチングで強調して示すように、摩擦調整用気体通路92(図10参照)からの下向きの吸引力だけを、可動部37に加える。可動部37に下向きの吸引力を加えることにより、前工程において設定した回路基板100のXY方向の位置を固定する。
続いて、図1に示す基板押さえ装置4の装置本体40を回路基板100の上方に移動させる。なお、装置本体40の下面の高さと、一対のクランプ部材33、34の上面の高さとは、略同じである。それから、上段テーブル32を上昇させ、複数のバックアップピン320により、一対のベルトコンベア部331、36から、回路基板100を持ち上げる。そして、回路基板100の上面を装置本体40の下面に当接させることにより、回路基板100の上面と、一対のクランプ部材33、34の上面と、を略面一にする。
(印刷工程)
図16に、本実施形態のスクリーン印刷機の印刷方法の印刷工程を右側から見た模式図を示す。本工程においては、まず、装置本体40を回路基板100の上方から退出させる。次いで、回路基板100と、一対のクランプ部材33、34およびバックアップピン320と、の位置関係を固定した状態で、図1に示す中段テーブル31ごと、これらの部材を上昇させる。続いて、回路基板100の上面を、スクリーンマスク201の下面に当接させる。それから、図1に示すスキージ210を、エアシリンダ211により、スクリーンマスク201の上面まで下降させる。そして、スキージ210をY方向に移動させ、スクリーンマスク201の上面に搭載されたクリームはんだを、スクリーンマスク201の孔を介して、回路基板100の上面の所定位置に印刷する。なお、図16にハッチングで強調して示すように、摩擦調整用気体通路92(図10参照)からの下向きの吸引力は、本工程の間、継続的に可動部37に加えられる。
(剥離工程)
図17に、本実施形態のスクリーン印刷機の印刷方法の剥離工程を右側から見た模式図を示す。本工程においては、まず、図17にハッチングで強調して示すように、摩擦調整用気体通路92(図10参照)を流れる空気の方向を、下向きから上向きに、反転させる。そして、基部35と可動部37との間の摩擦力を軽減する。なお、供給された空気は、基部35と可動部37との間の隙間を介して、外部にリークさせる。
続いて、図17にハッチングで強調して示すように、移動用第一気体通路90(図8参照)を介して、基部35と可動部37との間の後方の隙間に、空気を供給する。そして、可動部37により、回路基板100を前方に押圧する。すなわち、一対のクランプ部材33、34により回路基板100に、Y方向の挟持力を加える。なお、供給された空気は、基部35と可動部37との間の隙間を介して、外部にリークさせる。
それから、回路基板100と、一対のクランプ部材33、34およびバックアップピン320と、の位置関係を固定した状態で、図1に示す中段テーブル31ごと、これらの部材を下降させる。すなわち、不動のスクリーンマスク201に対して、回路基板100を下降させる。当該下降により、回路基板100からスクリーンマスク201を相対的に剥離する。
(基板位置決め解除工程)
図18に、本実施形態のスクリーン印刷機の印刷方法の基板位置決め解除工程を右側から見た模式図を示す。本工程においては、まず、移動用第一気体通路90(図8参照)からの空気の供給を停止する。次いで、図18にハッチングで強調して示すように、移動用第二気体通路91(図9参照)を介して、基部35と可動部37との間に、空気を供給する。それから、回路基板100の後縁に対して、可動部37を後方に移動させる。その後、上段テーブル32を下降させ、回路基板100を、一対のベルトコンベア部331、36に、載置する。なお、図18にハッチングで強調して示すように、摩擦調整用気体通路92(図10参照)からの浮力は、本工程の間、継続的に可動部37に加えられる。また、供給された空気は、基部35と可動部37との間の隙間を介して、外部にリークさせる。
[不良回路基板の位置決め方法]
次に、本実施形態のスクリーン印刷機1の印刷方法の基板位置決め工程において、不良回路基板の位置決めを行う場合について説明する。図19に、不良回路基板の位置決めを行う場合の基板位置決め工程前段を上側から見た模式図を示す。図20に、同工程後段を上側から見た模式図を示す。
本工程においては、図12〜図14に示すように、まず摩擦調整用気体通路92からの空気により可動部37に浮力を与え、次に移動用第一気体通路90からの空気により可動部37を前方に移動させ、最後に摩擦調整用気体通路92で可動部37を下向きに吸引することにより、不良回路基板101のXY方向の位置決めを行う。
図19に強調して示すように、不良回路基板101の前縁と後縁とは互いに非平行である。このため、可動部37と基部330との平行状態を維持したまま、可動部を前方に移動させても、不良回路基板101をしっかりと位置決めすることは困難である。
ここで、可動部37の左右方向両端には、図5に示すように、隙間C3、C4が確保されている。このため、可動部37は、隙間C3、C4を消費しながら、XY平面内において傾動可能である。したがって、図20に示すように、可動部37は、移動用第一気体通路90からの空気により前方に移動する際、不良回路基板101の後縁に沿うように傾動する。当該傾動により、可動部37と基部330との間に、不良回路基板101をしっかりと位置決めすることができる。
<作用効果>
次に、本実施形態の基板位置決め装置3、スクリーン印刷機1、基板位置決め方法、印刷方法(以下、適宜「基板位置決め装置等」と略称する。)の作用効果について説明する。
本実施形態の基板位置決め装置等によると、幅方向対向面352b、372b間に作用する気体吐出力(本発明の非接触力に含まれる)により、可動部37を動かしている。このため、エアシリンダによりクランプ部材34自体を動かす場合と比較して、可動部37の移動量を精密に制御することができる。したがって、一対のクランプ部材33、34間の挟持力を、精密に制御することができる。
また、本実施形態の基板位置決め装置等によると、気体吐出力により可動部37を動かしている。このため、エアシリンダによりクランプ部材34自体を動かす場合と比較して、ガイド部材が不要である。したがって、可動部37の移動方向がY方向のみに規制されない。よって、特定の揺動軸を設けることなく、可動部37を、XY平面内において、傾動させることができる。すなわち、図19、図20に示すように、不良回路基板101を挟持する場合であっても、不良回路基板101の幅方向(Y方向)両縁に沿うように、一対のクランプ部材33、34を配置することができる。また、不良回路基板101に回転方向の力が作用しにくいため、しっかりとその幅方向両縁を挟持することができる。
また、本実施形態の基板位置決め装置等によると、非接触駆動機構6(移動用第一気体通路90、移動用第二気体通路91)のみにより、可動部37を幅狭方向と幅広方向とに動かすことができる。このため、例えば、非接触駆動機構6とエアシリンダとを併用する場合と比較して、基板位置決め装置3の構造が簡単になる。
また、本実施形態の基板位置決め装置等によると、非接触駆動機構6により供給される空気を、基部35と可動部37との間の隙間を介して、外部にリークさせることができる。このため、基板位置決め装置3に、別途、排気通路を設ける必要がない。したがって、基板位置決め装置3の構造が簡単になる。
また、本実施形態の基板位置決め装置等によると、非接触駆動機構6に加えて、摩擦調整機構7(摩擦調整用気体通路92)が配置されている。摩擦調整機構7は、可動部37に、上向き、下向きの力を加えることができる。このため、可動部37に上方向の力を加えることにより、可動部37を移動させる際、基部35と可動部37との間の摩擦力を軽減することができる。一方、可動部37に下方向の力を加えることにより、可動部37を位置決めする際、基部35と可動部37との間の摩擦力を増加することができる。
また、本実施形態の基板位置決め装置等によると、図15に示すように、基板位置固定工程において、下向きの吸引力だけを可動部37に加えることができる。このため、回路基板100の位置決め後において、一対のクランプ部材33、34から回路基板100に加わる挟持力が解除される。したがって、当該挟持力により、回路基板100が変形するのを抑制することができる。本実施形態の基板位置決め装置等は、特に板厚(Z方向全長)の薄い回路基板100に好適である。
また、本実施形態の基板位置決め装置等によると、摩擦調整機構7により供給される空気を、基部35と可動部37との間の隙間を介して、外部にリークさせることができる。このため、基板位置決め装置3に、別途、排気通路を設ける必要がない。したがって、基板位置決め装置3の構造が簡単になる。
また、本実施形態のスクリーン印刷機1および印刷方法によると、本実施形態の基板位置決め装置3を用いているため、回路基板100の位置決め精度が高い。したがって、回路基板100にクリームはんだを印刷する際の印刷精度が高くなる。
また、本実施形態のスクリーン印刷機1および印刷方法によると、図17に示す剥離工程において、可動部37に浮力を加えた状態で、一対のクランプ部材33、34により回路基板100に挟持力を加えている。このため、挟持力を精密に制御しながら、回路基板100からスクリーンマスク201を相対的に剥がすことができる。
<第二実施形態>
本実施形態のスクリーン印刷機および印刷方法と、第一実施形態のスクリーン印刷機および印刷方法と、の相違点は、非接触駆動機構、摩擦調整機構が、非接触力として、磁気反発力、磁気引張力を用いてる点である。したがって、ここでは相違点についてのみ説明する。
図21に、本実施形態のスクリーン印刷機の基板位置決め装置のクランプ部材の水平方向断面図を示す。なお、図5と対応する部位については、同じ符号で示す。図22に、図21のXXII−XXII方向断面図を示す。なお、図6と対応する部位については、同じ符号で示す。
図21、図22に示すように、クランプ部材34は、基部35とベルトコンベア部36と可動部37と非接触駆動機構6と摩擦調整機構7とを備えている。また、基部35は、本体350と、前方端板351と、後方端板357と、左方端板354と、右方端板355と、を備えている。基部35および可動部37を構成する部材は、ステンレス鋼等の非磁性体製である。
後方端板357は、前方端板351と同一形状である。後方端板357は、前方端板351と、本体350および可動部37の連結部372を挟んで、Y方向に対向している。後方端板357の前方突出部357aの幅方向対向面357bには、合計七つの移動用磁石357c〜357iが、X方向に所定間隔ずつ離間して、埋設されている。移動用磁石357c〜357iは電磁石である。
可動部37の連結部372には、幅方向対向面372a、372bを貫通して、合計七つの移動用磁石372c〜372iが、X方向に所定間隔ずつ離間して、埋設されている。移動用磁石372c〜372iは電磁石である。可動部37の移動用磁石372c〜372iは、後方端板357の移動用磁石357c〜357iと、一対一にY方向に対向している。
前方端板351の後方突出部351aの幅方向対向面351bには、合計四つの移動用磁石351g〜351jが、X方向に所定間隔ずつ離間して、埋設されている。移動用磁石351g〜351jは電磁石である。前方端板の移動用磁石351g〜351jは、可動部37の移動用磁石372c〜372iと、一つおきにY方向に対向している。
これら、後方端板357の移動用磁石357c〜357i、可動部37の移動用磁石372c〜372i、前方端板351の移動用磁石351g〜351jにより、非接触駆動機構6が構成されている。
可動部37のアンカー部371の上下方向対向面371aには、摩擦調整用磁石371bが埋設されている。摩擦調整用磁石371bは電磁石である。本体350の上下方向対向面350aには、摩擦調整用磁石350hが埋設されている。摩擦調整用磁石350hは電磁石である。本体350の摩擦調整用磁石350hは、アンカー部371の摩擦調整用磁石371bと、アンカー部371のX方向全長に亘って、上下方向に対向している。
これら、アンカー部371の摩擦調整用磁石371b、本体350の摩擦調整用磁石350hにより、摩擦調整機構7が構成されている。
可動部37を前方に動かす場合は、まず、前方端板351の移動用磁石351g〜351jへの通電を遮断する。次いで、可動部37の移動用磁石372c〜372iの後面と、後方端板357の移動用磁石357c〜357iの前面と、の極性を一致させる。すなわち、磁気反発力により、可動部37を前方に移動させる。
可動部37を後方に動かす場合は、まず、後方端板357の移動用磁石357c〜357iへの通電を遮断する。次いで、可動部37の移動用磁石372c〜372iの前面と、前方端板351の移動用磁石351g〜351jの後面と、の極性を一致させる。すなわち、磁気反発力により、可動部37を後方に移動させる。
基部35と可動部37との間の摩擦力を軽減する場合は、アンカー部371の摩擦調整用磁石371bの下面と、本体350の摩擦調整用磁石350hの上面と、の極性を一致させる。すなわち、磁気反発力により、可動部37に浮力を加える。
基部35と可動部37との間の摩擦力を増加する場合は、アンカー部371の摩擦調整用磁石371bの下面と、本体350の摩擦調整用磁石350hの上面と、の極性を相違させる。具体的には、摩擦調整用磁石371b、または摩擦調整用磁石350hに加える電流の向きを、反転させる。そして、磁気引張力により、可動部37を基部35に吸い付ける。
なお、可動部37が回路基板に加える押圧力、可動部37の移動量、移動速度などは、移動用磁石351g〜351j、移動用磁石372c〜372i、移動用磁石357c〜357i、摩擦調整用磁石371b、摩擦調整用磁石350hへの通電状況(電圧、電流など)を調整することにより、制御することができる。上記可動部37の動作を適宜組み合わせることにより、第一実施形態のスクリーン印刷機の印刷方法を実行することができる。
本実施形態の基板位置決め装置等は、第一実施形態の基板位置決め装置等と、構成が共通する部分については、同様の作用効果を有する。また、本実施形態の基板位置決め装置等によると、可動部37を動かすための気体通路が不要である。このため、基部35延いては基板位置決め装置の構造が簡単になる。
また、本実施形態の基板位置決め装置等は、移動用磁石351g〜351j、移動用磁石372c〜372i、移動用磁石357c〜357i、摩擦調整用磁石371b、摩擦調整用磁石350hとして、電磁石を用いている。このため、磁気引張力や磁気反発力の大きさを精密に制御することができる。したがって、永久磁石を用いる場合と比較して、より精密に可動部37の動きを制御することができる。
また、電磁石は、極性の反転が可能である。このため、任意の磁石を、可動部37の前方駆動用および後方駆動用として兼用することができる。また、任意の磁石を、可動部37の上方付勢用および下方付勢用として兼用することができる。したがって、永久磁石を用いる場合と比較して、磁石の配置数を少なくすることができる。
<その他>
以上、本発明の基板位置決め装置、基板処理装置、基板位置決め方法、基板処理方法の実施の形態について説明した。しかしながら、実施の形態は上記形態に特に限定されるものではない。当業者が行いうる種々の変形的形態、改良的形態で実施することも可能である。
例えば、上記第一実施形態においては、非接触駆動機構6、摩擦調整機構7に気体吐出力、気体吸引力を用いた。一方、上記第二実施形態においては、非接触駆動機構6、摩擦調整機構7に磁気反発力、磁気引張力を用いた。
しかしながら、これらの非接触力を適宜組み合わせて用いてもよい。図23に、他の実施形態(その1)のスクリーン印刷機の基板位置決め装置のクランプ部材の垂直方向断面図を示す。なお、図7、図22と対応する部位については同じ符号で示す。図23に示すように、非接触駆動機構6として、第一実施形態と同様に移動用第一気体通路90、移動用第二気体通路91を配置してもよい。並びに、摩擦調整機構7として、第二実施形態と同様に摩擦調整用磁石371b、350hを配置してもよい。
図24に、他の実施形態(その2)のスクリーン印刷機の基板位置決め装置のクランプ部材の垂直方向断面図を示す。なお、図7、図22と対応する部位については同じ符号で示す。図24に示すように、非接触駆動機構6として、第二実施形態と同様に移動用磁石351h、372e、357eを配置してもよい。並びに、摩擦調整機構7として、第一実施形態と同様に摩擦調整用気体通路92を配置してもよい。
また、摩擦調整機構7は配置しなくてもよい。例えば、ボールベアリングなどを基部35と可動部37との間に介装してもよい。そして、非接触駆動機構6により、可動部37を動かしてもよい。こうすると、摩擦調整機構7が配置されていない分だけ、基板位置決め装置3の構造が簡単になる。
また、第二実施形態の基板位置決め装置等においては、移動用磁石351g〜351j、移動用磁石372c〜372i、移動用磁石357c〜357i、摩擦調整用磁石371b、摩擦調整用磁石350hの全てに電磁石を用いた。しかしながら、永久磁石を用いてもよい。こうすると、電気回路を構成する必要がないため、基板位置決め装置3の構造が簡単になる。
また、上記実施形態の基板位置決め装置等においては、図18に示すように、基板位置決め解除工程において、空気吐出力や磁気反発力により、可動部37を後方に移動させた。しかしながら、クランプ部材34自体を、図示しない送りねじ機構により、中段テーブル31の後縁に対して、後方に移動させてもよい。こうすると、非接触駆動機構6の構造が簡単になる。
また、上記実施形態の基板位置決め装置等においては、図16に示すように、印刷工程において、可動部37から回路基板100に挟持力(前方押圧力)を加えなかった。しかしながら、板厚の厚い回路基板100の場合は、可動部37から回路基板100に挟持力を加えた状態で、印刷工程を行ってもよい。
また、上記実施形態の基板位置決め装置等においては、クランプ部材34だけに非接触駆動機構6、摩擦調整機構7を配置したが、クランプ部材33、34の双方に非接触駆動機構6、摩擦調整機構7を配置してもよい。
また、上記第一実施形態の基板位置決め装置等においては、本体350、前方端板351、後方第一端板352、後方第二端板353、左方端板354、右方端板355をアルミニウム合金製としたが、これらの部材を鉄鋼製としてもよい。
また、第一実施形態の基板位置決め装置等においては、気体として空気を用いたが、気体の種類は特に限定しない。窒素、二酸化炭素などの不活性ガスを用いてもよい。こうすると、はんだの酸化を抑制することができる。
また、上記実施形態においては、本発明の基板処理装置をスクリーン印刷機1として具現化したが、例えば本発明の基板処理装置を電子部品実装機として具現化してもよい。すなわち、回路基板100の位置決めが必要なあらゆる種類の基板処理装置として、本発明の基板処理装置を具現化してもよい。
第一実施形態のスクリーン印刷機の側面図である。 同スクリーン印刷機の基板位置決め装置のクランプ部材の斜視図である。 同クランプ部材の後下方向から見た斜視図である。 同クランプ部材の分解斜視図である。 図2のV−V方向断面図である。 図3のVI−VI方向断面図である。 図3のVII−VII方向断面図である。 移動用第一気体通路を強調した同クランプ部材の部分分解斜視図である。 移動用第二気体通路を強調した同クランプ部材の部分分解斜視図である。 摩擦調整用気体通路を強調した同クランプ部材の部分分解斜視図である。 同スクリーン印刷機の印刷方法の基板搬入工程を右方から見た模式図である。 同印刷方法の基板位置決め工程前段を右側から見た模式図である。 同工程中段を右側から見た模式図である。 同工程後段を右側から見た模式図である。 同印刷方法の基板位置固定工程を右側から見た模式図である。 同印刷方法の印刷工程を右側から見た模式図である。 同印刷方法の剥離工程を右側から見た模式図である。 同印刷方法の基板位置決め解除工程を右側から見た模式図である。 不良回路基板の位置決めを行う場合の基板位置決め工程前段を上側から見た模式図である。 同工程後段を上側から見た模式図である。 第二実施形態のスクリーン印刷機の基板位置決め装置のクランプ部材の水平方向断面図である。 図21のXXII−XXII方向断面図である。 他の実施形態(その1)のスクリーン印刷機の基板位置決め装置のクランプ部材の垂直方向断面図である。 他の実施形態(その2)のスクリーン印刷機の基板位置決め装置のクランプ部材の垂直方向断面図である。
符号の説明
1:スクリーン印刷機(基板処理装置)、2:印刷装置、3:基板位置決め装置、4:基板押さえ装置、5:フレーム、6:非接触駆動機構、7:摩擦調整機構。
20:スクリーン装置、21:スキージ装置、30:下段テーブル、31:中段テーブル、32:上段テーブル、33:クランプ部材、34:クランプ部材、35:基部、36:ベルトコンベア部、37:可動部、40:装置本体、41:X方向移動部材、42:X方向ガイドレール、90:移動用第一気体通路、91:移動用第二気体通路、92:摩擦調整用気体通路。
100:回路基板、101:不良回路基板、200:フレーム、201:スクリーンマスク、210:スキージ、211:エアシリンダ、212:ガイド部材、310:ガイドロッド、320:バックアップピン、330:基部、331:ベルトコンベア部、350:本体、350a:上下方向対向面、350b〜350d:縦孔、350e:凹部、350f:横孔、350g:横孔、350h:摩擦調整用磁石、351:前方端板、351a:後方突出部、351b:幅方向対向面、351c〜351e:屈曲孔、351f:凹部、351g〜351j:移動用磁石、352:後方第一端板、352a:前方突出部、352b:幅方向対向面、352c〜352i:横孔、352k:凹部、353:後方第二端板、353a〜353c:横孔、354:左方端板、355:右方端板、356:多孔部材、357:後方端板、357a:前方突出部、357b:幅方向対向面、357c〜357i:移動用磁石、370:基板押圧部、371:アンカー部、371a:上下方向対向面、371b:摩擦調整用磁石、372:連結部、372a:幅方向対向面、372b:幅方向対向面、372c〜372i:移動用磁石。
C1〜C7:隙間。

Claims (15)

  1. 回路基板の幅方向両側に配置される一対のクランプ部材を備え、一対の該クランプ部材間の幅を狭めることにより該回路基板の位置決めを行う基板位置決め装置であって、
    一対の前記クランプ部材のうち少なくとも一方の該クランプ部材は、
    基部と、
    該基部に下方から支持され、該基部に対して他方の該クランプ部材に近接する幅狭方向に移動可能であり、前記回路基板を押圧可能な可動部と、
    気体吐出力、気体吸引力、磁気反発力、磁気引張力から選ばれる一種以上の力である非接触力を、該基部と該可動部との間に作用させることにより、該基部に対して該可動部を該幅狭方向に移動させ、該回路基板の位置決めを行う非接触駆動機構と、
    を備えることを特徴とする基板位置決め装置。
  2. 前記非接触駆動機構は、さらに、前記非接触力を、前記基部と前記可動部との間に作用させることにより、該基部に対して、該可動部を、他方の前記クランプ部材から離間する幅広方向に移動させる請求項1に記載の基板位置決め装置。
  3. 前記基部と前記可動部とは、各々、互いに幅方向に対向する幅方向対向面を有し、
    前記非接触駆動機構は、該基部の該幅方向対向面に開口する移動用気体通路を有する請求項1または請求項2に記載の基板位置決め装置。
  4. 前記非接触駆動機構は、前記基部と前記可動部とに幅方向にずれて配置される複数の移動用磁石を有する請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の基板位置決め装置。
  5. さらに、前記非接触駆動機構が前記基部に対して前記可動部を前記幅狭方向に移動させる際に、該基部に対して該可動部を浮上させる方向に、前記非接触力を作用させ、該基部と該可動部との間の摩擦力を軽減する摩擦調整機構を有する請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の基板位置決め装置。
  6. 前記摩擦調整機構は、さらに、前記非接触駆動機構が前記基部に対して前記可動部を前記幅狭方向に移動させた後に、該基部に対して該可動部を下降させる方向に、前記非接触力を作用させ、該基部と該可動部との間の摩擦力を増加する請求項5に記載の基板位置決め装置。
  7. 前記摩擦調整機構は、前記非接触駆動機構が前記基部に対して前記可動部を前記幅狭方向に移動させた後に、該基部に対して該可動部を下降させる方向だけに前記非接触力を作用させる請求項6に記載の基板位置決め装置。
  8. 前記基部と前記可動部とは、各々、互いに上下方向に対向する上下方向対向面を有し、
    前記摩擦調整機構は、該基部の該上下方向対向面に開口する摩擦調整用気体通路を有する請求項5ないし請求項7のいずれかに記載の基板位置決め装置。
  9. 前記摩擦調整機構は、前記基部と前記可動部とに上下方向にずれて配置される複数の摩擦調整用磁石を有する請求項5ないし請求項8のいずれかに記載の基板位置決め装置。
  10. 請求項1ないし請求項9のいずれかに記載の基板位置決め装置を有する基板処理装置。
  11. 回路基板の幅方向両側に配置される一対のクランプ部材間の幅を狭めることにより該回路基板の位置決めを行う基板位置決め方法であって、
    一対の前記クランプ部材のうち少なくとも一方の該クランプ部材は、基部と、該基部に下方から支持され該基部に対して他方の該クランプ部材に近接する幅狭方向に移動可能であり前記回路基板を押圧可能な可動部と、を備え、
    気体吐出力、気体吸引力、磁気反発力、磁気引張力から選ばれる一種以上の力である非接触力を、該基部と該可動部との間に作用させることにより、該基部に対して該可動部を該幅狭方向に移動させ、該回路基板の位置決めを行う基板位置決め工程を有することを特徴とする基板位置決め方法。
  12. 前記基板位置決め工程において、前記基部に対して前記可動部を浮上させる方向に、前記非接触力を作用させ、該基部と該可動部との間の摩擦力を軽減する請求項11に記載の基板位置決め方法。
  13. 前記基板位置決め工程の後に、前記基部に対して前記可動部を下降させる方向に、前記非接触力を作用させ、該基部と該可動部との間の摩擦力を増加する基板位置固定工程を有する請求項11または請求項12に記載の基板位置決め方法。
  14. 前記基板位置固定工程は、前記基部に対して前記可動部を下降させる方向だけに前記非接触力を作用させる請求項13に記載の基板位置決め方法。
  15. 請求項11ないし請求項14のいずれかに記載の基板位置決め方法と、
    一対の前記クランプ部材間において前記回路基板を上昇させ該回路基板に所定の処理を施す処理工程と、
    を有する基板処理方法。
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