JP2009265573A - 現像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】トナー漏れを抑制することができるとともにサイドシール部材の取付作業を容易にすることができる現像装置を提供することを目的とする。
【解決手段】現像装置は、現像剤を担持する現像剤担持体と、現像剤担持体に現像剤を供給する供給口を有する現像器筐体と、現像剤担持体の両端部と摺接可能なサイドシール部材(上流側シール61)と、を備えている。サイドシール部材は、現像器筐体に密着される基部61Aと、基部61Aから現像剤担持体に向かって突出する複数の突起部61Bとを一体に有する弾性体であり、突起部61Bの先端部B1には、突出方向に向かうにつれて供給口側に傾斜する傾斜面B2が形成されている。
【選択図】図5

Description

本発明は、現像ローラの両端部と現像器筐体との間をシールするサイドシール部材を備えた現像装置に関する。
一般に、トナーを担持する回転可能な現像ローラと、現像ローラにトナーを供給する供給口を有する現像器筐体と、現像ローラの両端部と現像器筐体(供給口に隣接する部位)との間に設けられて現像ローラと摺接可能なサイドシール部材とを備えた現像装置が知られている。このような現像装置のサイドシール部材としては、従来、上流側シールと、上流側シールの下流側に設けられる下流側シールとで構成され、上流側シールおよび下流側シールのそれぞれが、スポンジ製の基材と、基材の上面に貼り付けられるフェルト部材とによって2層に構成されるものが知られている(特許文献1参照)。
特開2007−93951号公報
しかしながら、前述した技術では、フェルト部材の表面にトナーが侵入した場合、フェルトの繊維の方向が一定ではないため、現像ローラとの摺接に伴ってトナーが供給口から離れる方向に移動して、トナー漏れが発生するおそれがあった。また、前述した技術では、両面テープによって基材とフェルト部材とを貼り合わせて各シールを構成した後、各シールを現像器筐体に貼り付けなければならないため、取り付けに手間がかかる問題があった。
そこで、本発明は、トナー(現像剤)漏れを抑制することができるとともにサイドシール部材の取付作業を容易にすることができる現像装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明に係る現像装置は、現像剤を担持する現像剤担持体と、前記現像剤担持体を回転可能に支持するとともに、前記現像剤担持体に前記現像剤を供給する供給口を有する現像器筐体と、前記現像器筐体に設けられ、前記現像剤担持体と摺接して前記現像剤担持体上の現像剤の厚さを規制する層厚規制部材と、前記現像剤担持体の両端部と前記現像器筐体における供給口に隣接する部位との間に設けられ、前記現像剤担持体と摺接可能なサイドシール部材と、を備え、前記サイドシール部材は、前記現像器筐体に密着される基部と、基部から前記現像剤担持体に向かって突出する複数の突起部とを一体に有する弾性体であり、前記突起部の先端部に、突出方向に向かうにつれて前記供給口側に傾斜する傾斜面が形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、現像器筐体における供給口に隣接する部位にサイドシール部材を取り付けた後、現像器筐体に現像剤担持体をセットすると、この現像担持体で突起部の先端部の傾斜面が押圧されることで、突起部が供給口側に倒れる。そして、印字動作などに伴って現像剤担持体が回転すると、現像剤担持体によって突起部の先端部が回転方向下流側に押されて、突起部の先端部が回転方向下流側に向かうにつれて供給口側に向かう斜め方向に向けられる。これにより、斜めの流路が各突起部間で形成されて、現像剤が供給口に戻されるので、現像剤の漏れを抑制することができる。また、サイドシール部材が弾性体からなる1部材として構成されることにより、サイドシール部材を現像器筐体に取り付けるだけで取付作業が完了するので、従来のように基材とフェルト部材とを貼り合わせる手間を省くことができ、その取付作業を容易にすることができる。
本発明によれば、突出方向に向かうにつれて供給口側に傾斜する傾斜面が先端部に形成された複数の突起部を一体に有するサイドシール部材を設けたので、現像剤の漏れを抑制することができるとともにサイドシール部材の取付作業を容易にすることができる。
次に、本発明の一実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。参照する図面において、図1は本発明の一実施形態に係る現像カートリッジを備えたレーザプリンタを示す側断面図であり、図2は現像カートリッジを示す側断面図である。なお、以下の説明においては、まず、レーザプリンタの全体構成を簡単に説明した後、本発明の特徴部分の詳細を説明することとする。また、以下の説明においては、レーザプリンタ1の使用時におけるユーザを基準にした方向で説明することとする。すなわち、図1においては、右側を「手前側」と称し、左側を「奥側」と称し、紙面垂直方向のうち奥側を「右側」と称し、紙面垂直方向のうち手前側を「左側」と称する。なお、上下方向については、図示方向とユーザ使用時の方向が一致するので、そのまま「上下方向」と称することとする。
<レーザプリンタの全体構成>
図1に示すように、レーザプリンタ1は、本体ケーシング2内に用紙3を給紙するためのフィーダ部4や、用紙3に画像を形成するための画像形成部5などを備えている。
<フィーダ部の構成>
フィーダ部4は、本体ケーシング2内の底部に着脱可能に装着される給紙トレイ6と、給紙トレイ6内に設けられた用紙押圧板7を備えている。また、フィーダ部4は、用紙3の搬送や紙粉取りを行う各種ローラ11を備えている。そして、フィーダ部4では、給紙トレイ6内の用紙3が、用紙押圧板7によって上方に寄せられ、各種ローラ11によって画像形成部5に搬送される。
<画像形成部の構成>
画像形成部5は、スキャナユニット16、プロセスカートリッジ17、定着部18などを備えている。
<スキャナユニットの構成>
スキャナユニット16は、本体ケーシング2内の上部に設けられ、レーザ発光部(図示せず。)、回転駆動されるポリゴンミラー19、レンズ20,21、反射鏡22,23,24などを備えている。スキャナユニット16では、レーザビームが図の鎖線で示す経路を通って、感光ドラム27の表面上に高速走査にて照射される。
<プロセスカートリッジの構成>
プロセスカートリッジ17は、本体ケーシング2の手前側に設けられたフロントカバー2aを適宜開放することで、本体ケーシング2に対して着脱自在に装着される構造となっている。そして、このプロセスカートリッジ17は、現像装置の一例としての現像カートリッジ28と、ドラムユニット39とで主に構成されている。
現像カートリッジ28は、ドラムユニット39に装着された状態で、本体ケーシング2に対して着脱自在となっている。なお、現像カートリッジ28は、本体ケーシング2に固定されたドラムユニット39に対して着脱自在に構成されていてもよい。現像カートリッジ28は、図2に示すように、現像剤担持体の一例としての現像ローラ31、層厚規制部材の一例としての層厚規制ブレード32、供給ローラ33およびトナー収容室34を主に備えている。
この現像カートリッジ28では、トナー収容室34内の現像剤の一例としてのトナーが、アジテータ34Aで攪拌された後、供給ローラ33により現像ローラ31に供給され、このとき、供給ローラ33と現像ローラ31との間で正に摩擦帯電される。現像ローラ31上に供給されたトナーは、現像ローラ31の回転に伴って、層厚規制ブレード32と現像ローラ31との間に進入し、さらに摩擦帯電されつつ、一定厚さの薄層として現像ローラ31上に担持される。なお、現像カートリッジ28の詳細については、後で詳述することとする。
ドラムユニット39は、感光ドラム27、スコロトロン型帯電器29および転写ローラ30を主に備えている。そして、このドラムユニット39内において、感光ドラム27の表面は、スコロトロン型帯電器29により一様に正帯電された後、スキャナユニット16からのレーザビームの高速走査により露光される。これにより、露光された部分の電位が下がって、画像データに基づく静電潜像が形成される。
次いで、現像ローラ31の回転により、現像ローラ31上に担持されているトナーが、感光ドラム27の表面上に形成される静電潜像に供給されて、感光ドラム27の表面上にトナー像が形成される。その後、感光ドラム27と転写ローラ30の間で用紙3が搬送されることで、感光ドラム27の表面に担持されているトナー像が用紙3上に転写される。
<定着部の構成>
図1に示すように、定着部18は、加熱ローラ41と、加熱ローラ41と対向して配置され加熱ローラ41を加圧する加圧ローラ42とを備えている。そして、このように構成される定着部18では、用紙3上に転写されたトナーを、用紙3が加熱ローラ41と加圧ローラ42との間を通過する間に熱定着させている。なお、定着部18で熱定着された用紙3は、定着部18の下流側に配設される排紙ローラ45に搬送され、この排紙ローラ45から排紙トレイ46上に送り出される。
<現像カートリッジの詳細構造>
次に、本発明の一実施形態に係る現像カートリッジ28の詳細構造について説明する。参照する図面において、図3はサイドシール部材の周囲の構造を示す拡大斜視図(a)と、サイドシール部材の詳細を示す断面図(b)と、図3(a)のX部分の拡大斜視図(c)であり、図4は上流側シールおよび下流側シールを示す正面図である。また、図5は上流側シールを示す正面図(a)と、側面図(b)と、平面図(c)であり、図6は上流側シールを現像器筐体の取付面に取り付ける前の状態を示す側面図(a)と、上流側シールを現像器筐体の取付面に取り付けた後の状態を示す側面図(b)である。なお、現像カートリッジ28は左右対称の構造であるため、図3および図4では左側の部位のみを示し、右側の部位は省略することとする。また、図3および図4では、現像ローラ31や供給ローラ33を外した状態を示すとともに、上流側シール61の構造を簡略化して図示している。
図3(a)に示すように、現像カートリッジ28は、前述した現像ローラ31等を備える他、現像ローラ31を回転可能に支持する現像器筐体50と、現像ローラ31の両端部と摺接するサイドシール部材60とを備えている。
現像器筐体50は、現像ローラ31を回転可能に支持する軸受部51と、内部のトナー収容室34から現像ローラ31にトナーを供給するための供給口52と、供給口52の左右両側に形成される側面視円弧状の取付面53とを主に有している。供給口52は、現像ローラ31の軸方向に沿った矩形の長孔状に形成されており、その上部には、層厚規制ブレード32が固定されている。
層厚規制ブレード32は、現像器筐体50に上端部が固定される金属板32Aと、金属板32Aの下端縁(先端縁)に固定される押圧部の一例としてのゴム製の押圧部材32Bとを主に備えて構成されている。金属板32Aは、供給口52の左右両側の端縁よりも左右方向外側に突出する長さで形成されており、その両端部の上側角部がねじSによって現像器筐体50に固定されている。押圧部材32Bは、供給口52の左右両側の端縁よりも左右方向外側に突出するとともに、金属板32Aの左右両側の端縁よりも左右方向内側に両端縁が位置する長さで形成されている(図4参照)。そして、押圧部材32Bは金属板32Aから付勢力を受けつつ、現像ローラ31の外周面に摺接するようになっている。
サイドシール部材60は、現像ローラ31の両端部と現像器筐体50における供給口52の左右両側に隣接する取付面53との間に設けられており、主に、上流側シール61と、下流側シール部の一例としての下流側シール62とを備えて構成されている。
上流側シール61は、図5(a)〜(c)に示すように、シリコンゴム等の弾性体からなり、シート状の基部61Aと、基部61Aから現像ローラ31に向かって突出する複数の突起部61Bとを一体に備えて構成されている。
基部61Aは、図5(b)に示すように、現像ローラ31の軸方向から見て円弧状に形成されている。具体的に、基部61Aは、図6(a)に示すように、現像器筐体50の取付面53の極率半径R1よりも小さな曲率半径R2で形成されている。これにより、基部61Aを両面テープTによって取付面53に貼り付ける際に、基部61Aの中央部から順に取付面53に貼り付けられるので、基部61Aと取付面53との間に空気が入り難くなり、基部61Aを皺なく取付面53に密着させることが可能となっている。
突起部61Bは、図5(b)および(c)に示すように、現像ローラ31の回転方向に沿って延びる複数の突条部61Cに対して、現像ローラ31の軸方向(突条部61Cの延出方向と交差する方向)に沿った切込み61Dを複数入れることで形成されている。具体的に、突条部61Cは、現像ローラ31の軸方向(現像ローラ31の回転方向と交差する方向)に所定間隔を空けて複数形成されており、隣り合う2つの突条部61Cにそれぞれ形成される各切込み61Dが、現像ローラ31の回転方向においてずれるように形成されている。これにより、後述するように、基部61Aの左右方向外側の端部から内側の端部に抜ける斜めの第1案内通路G1(図7(c)参照)が各突起部61B間で形成されるようになっている。
そして、このように形成される複数の突起部61Bは、図6(a)に示すように、基部61Aの取付前においては現像ローラ31の回転方向において密着しているが、図6(b)に示すように、取付面53に対して基部61Aを取り付けたときに互いに離れるようになっている。これにより、現像ローラ31の回転方向で隣り合う各突起部61Bの間に空間を空けることができるので、後述するように、その空間を利用して斜めの第1案内通路G1(図7(c)参照)が良好に形成されるようになっている。
また、図5(a)に示すように、突起部61Bの先端部B1には、突出方向に向かうにつれて現像器筐体50の供給口52側に傾斜する傾斜面B2が形成されている。また、突起部61Bは、現像器筐体50の供給口52側に位置する内側面B3と、この内側面B3の左右方向外側に位置して前記傾斜面B2を含んで構成される外側面B4とを有している。そして、内側面B3と基部61Aとのなす角αが90°以下であり、かつ、内側面B3の基端縁から先端縁までの長さL1が、外側面B4の基端縁から先端縁までの長さL2よりも短くなるように、内側面B3および外側面B4が形成されている。
そして、このように構成される上流側シール61は、図4に簡略して図示するように、下流側シール62よりも供給口52側に延出するように、下流側シール62の左右幅よりも大きな幅で形成されている。
図3(b)に示すように、下流側シール62は、上流側シール61に対して現像ローラ31の回転方向下流側に設けられており、弾性を有する基材62Aと、この基材62Aの現像ローラ31側の面に設けられる表面部材62Bとを備えて構成されている。基材62Aは、ウレタンスポンジなどの弾性体で形成されており、両面テープTによって層厚規制ブレード32の金属板32Aに貼り付けられている。
ここで、「回転方向」とは、現像ローラ31が上流側シール61に対して摺接する方向(図3(a)の矢印の方向)をいう。
表面部材62Bは、図3(c)に示すように、ベースシートBSに複数の毛Cを植毛することにより構成されている。具体的に、表面部材62Bは、現像ローラ31の回転方向に沿って間隔を空けて並ぶ複数の毛束CBで構成される列を、現像ローラ31の軸方向に間隔を空けて複数有し、その各毛束CBが現像ローラ31の回転方向(図の太線で示す矢印)に沿って下流側に向けて倒された状態に構成されている。これにより、表面部材62Bには、回転方向に沿って下流側へトナーを送る第2案内通路G2が各毛束CB間に形成されるようになっている。
また、表面部材62Bは、図3(b)に示すように、基材62Aよりも回転方向上流側へ延出するように、基材62Aよりも回転方向において長く形成されている。そして、表面部材62Bは、両面テープTによって基材62Aと上流側シール61とに跨るように貼り付けられている。
そして、このように構成される下流側シール62(基材62Aおよび表面部材62B)は、図4に示すように、層厚規制ブレード32の押圧部材32Bの左右両端縁BEに密着するように層厚規制ブレード32上に配設されている。なお、図3(b)に示すように、層厚規制ブレード32(金属板32A)と現像器筐体50の取付面53との間には、サイドシール部材60とは別のシール材SMが設けられている。
また、図3(a)に示すように、上流側シール61の上流側には、上方のみに開口する凹状の現像剤受け部70が形成されている。具体的に、この現像剤受け部70は、現像器筐体50の一部として形成される底壁部71(取付面53の一部)、右壁部72および左壁部73と、上流側シール61の奥側(上流側)の端面74と、底壁部71、右壁部72および左壁部73の奥側の端部に倣って貼り付けられる可撓性シート部材75とによって構成されている。
次に、本実施形態に係るサイドシール部材60の作用について説明する。参照する図面において、図7は現像器筐体の取付面に取り付けた状態の上流側シールを示す説明図(a)と、現像器筐体に現像ローラをセットしたときの上流側シールの各突起部の状態を示す説明図(b)と、現像ローラを回転させたときの上流側シールの各突起部の状態を示す説明図(c)である。なお、図7においては、便宜上、上流側シール61の構造を簡略して示し、特に、現像ローラ31の回転方向における各突起部61Bの間隔を大きく空けた状態で示している。
図3(a)に示すように、現像器筐体50の取付面53に上流側シール61を取り付けると、図6(b)に示すように各突起部61Bが互いに離れることによって、図7(a)に示すように、各突起部61Bが、現像ローラ31の軸方向および回転方向において互いに離れた状態となる。
その後、現像器筐体50に現像ローラ31をセットすると、図7(b)に示すように、現像ローラ31で各突起部61Bの先端部B1の傾斜面B2が押圧されることで、各突起部61Bが供給口52側に倒れる。そして、印字動作などに伴って現像ローラ31が回転すると、図7(c)に示すように、現像ローラ31によって各突起部61Bの先端部B1が回転方向下流側に押されて、各突起部61Bの先端部B1が回転方向下流側に向かうにつれて供給口52側に向かう斜め方向に向けられる。これにより、斜めの第1案内通路G1が各突起部61B間で形成される。そのため、上流側シール61上にトナーが侵入した場合には、トナーは斜めに倒された各突起部61B間の第1案内通路G1に沿って移動する。これにより、トナーが供給口52に向かって移動して、供給口52内に戻される。
また、図4に示すように、下流側シール62にトナーが侵入した場合には、下流側シール62上のトナーは、回転する現像ローラ31に押されて、回転方向に沿って下流側へ倒された各毛束CB間の第2案内通路G2(または毛束CBを構成する複数の毛Cの間)に沿って下流側に移動する。これにより、トナーが下流側シール62上を回転方向に沿って下流側に移動する間に現像ローラ31で担持され、この現像ローラ31によって搬送されることでトナーが上流側シール61に戻される。その後は、前述したようにトナーが上流側シール61上で斜めに進んで供給口52に戻される。
以上によれば、本実施形態において以下のような効果を得ることができる。
上流側シール61の各突起部61B間で形成される斜めの第1案内通路G1によってトナーが供給口52に戻されるので、トナーの漏れを抑制することができる。なお、各突起部61Bは、その先端が隣接する突起部61Bの根元部分に当接するような長さに形成されているのが望ましい。これによれば、1つの案内通路から隣接する案内通路にトナーが流れ出るのを抑制できるので、トナーの流れをスムーズにして、より良好にトナーを供給口52に戻すことができる。
上流側シール61が弾性体からなる1部材として構成されることにより、上流側シール61を現像器筐体50に取り付けるだけで取付作業が完了するので、従来のように基材とフェルト部材とを貼り合わせる手間を省くことができ、その取付作業を容易にすることができる。
突起部61Bの内側面B3と基部61Aとのなす角が90°以下であり、かつ、内側面B3の基端縁から先端縁までの長さL1が、突起部61Bの外側面B4の基端縁から先端縁までの長さL2よりも短く形成されるので、突起部61Bを確実に供給口52側に倒すことができる。
複数の突起部61Bが複数の突条部61Cに対して複数の切込み61Dを入れることで形成されているので、上流側シール61を成型する型の形状を単純化して、射出成型を良好に行うことができる。
下流側シール62が現像ローラ31の回転方向に沿って下流側へトナーを送るように構成されているので、下流側シール62上に侵入したトナーを現像ローラ31および上流側シール61を介して供給口52に戻すことができ、トナーの漏れをより抑制することができる。
層厚規制ブレード32の押圧部材32Bの左右両端縁BEに下流側シール62を密着させたので、これらの間からのトナー漏れを抑制することができる。
上流側シール61が下流側シール62よりも供給口52側に延出しているので、供給口52から押圧部材32Bの左右両端縁BEと下流側シール62との間にトナーが流れるのを、上流側シール61の延出した部分で抑えることができる。
上流側シール61の上流側に凹状の現像剤受け部70が形成されているので、仮に下流側シール62上から現像ローラ31によって搬送されてきたトナーが上流側シール61のエッジで削られて落とされた場合であっても、現像剤受け部70にてトナーを受けることができるので、現像カートリッジ28からのトナー漏れを抑制することができる。
所定方向に倒された各毛束CB間で比較的幅広の第2案内通路G2を形成することができるので、トナーを所定方向にスムーズに送ることができる。なお、各毛束CBは、その毛先が隣接する毛束CBの根元部分に当接するような長さに形成されているのが望ましい。これによれば、1つの案内通路から隣接する案内通路にトナーが流れ出るのを抑制できるので、トナーの流れをよりスムーズにすることができる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されることなく、以下に例示するように様々な形態で利用できる。
前記実施形態では、切込み61Dを現像ローラ31の軸方向に沿って形成したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、図8に示すように、現像ローラ31の回転方向下流側に向かうにつれて供給口52側に向かう斜め方向に形成してもよい。これによれば、現像ローラ31を現像器筐体50にセットした段階で、各突起部61Bが切込み61Dの方向に沿って倒れるので、より確実に各突起部61Bを前記斜め方向に倒すことができる。なお、この場合は、隣り合う突条部61Cにそれぞれ形成される各切込み61Dを直線状に並ぶように形成するのが好ましい。これによれば、基部61Aの左右方向外側の端部から内側の端部に抜ける斜めの案内通路を各突起部61B間で形成することができる。
前記実施形態では、上流側シール61を両面テープTで現像器筐体50の取付面53に貼り付けたが、本発明はこれに限定されず、接着剤等で貼り付けてもよい。また、例えば、図9に示すように、上流側シール61の基部61Aの下面にシール側係合部の一例としての係合突起A1を形成するとともに、現像器筐体50の取付面53に係合突起A1と係合可能な筐体側係合部の一例としての係合穴53Aを形成して、係合(嵌合)により上流側シール61を取付面53に取り付けてもよい。なお、シール側係合部を穴状に形成し、筐体側係合部を突起状に形成してもよい。
前記実施形態では、下流側シール部として、上流側シール61と別体となる下流側シール62を採用したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、前記実施形態に係る上流側シール61の回転方向下流側の端部から下流側へ延出する延出部を形成し、この延出部に回転方向に沿って下流側に倒れる複数の突起部を形成することで、この延出部を下流側シール部として機能させてもよい。
前記実施形態では、下流側シール62上において毛束CBを回転方向に沿って下流側(以下、単に「下流側」という。)に倒すことでトナーを下流側に送るように構成したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、ベースシートに対して垂直に立てられた複数の毛束を回転方向において近接した状態で並べた列を複数列設けることでトナーを下流側に送るように構成してもよい。また、織布における現像ローラ31側に露出する糸が、回転方向に並ぶように織られることで、トナーを下流側に送るように構成してもよい。さらに、毛束CBではなく、ベースシート全面に密集した複数の毛を下流側に倒すことで各毛に沿ってトナーを下流側に送るように構成してもよい。なお、必ずしも下流側にトナーを送るように下流側シールを構成する必要はなく、例えば、繊維の方向が一定でないフェルト部材を下流側シールとして採用してもよい。
前記実施形態では、下流側シール62を層厚規制ブレード32の金属板32Aに貼り付けたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、層厚規制ブレード32の金属板32Aが押圧部材32Bと左右方向で同じ寸法で形成されている場合には、下流側シール62が直接現像器筐体50に貼り付けてもよい。
前記実施形態では、現像装置としてトナー収容室34を一体に有する現像カートリッジ28を採用したが、本発明はこれに限定されず、トナー収容室を有するトナーカートリッジが着脱されるカートリッジを現像装置として採用してもよい。
本発明の一実施形態に係る現像カートリッジを備えたレーザプリンタを示す側断面図である。 現像カートリッジを示す側断面図である。 サイドシール部材の周囲の構造を示す拡大斜視図(a)と、サイドシール部材の詳細を示す断面図(b)と、図3(a)のX部分の拡大斜視図(c)である。 上流側シールおよび下流側シールを示す正面図である。 上流側シールを示す正面図(a)と、側面図(b)と、平面図(c)である。 上流側シールを現像器筐体の取付面に取り付ける前の状態を示す側面図(a)と、上流側シールを現像器筐体の取付面に取り付けた後の状態を示す側面図(b)である。 現像器筐体の取付面に取り付けた状態の上流側シールを示す説明図(a)と、現像器筐体に現像ローラをセットしたときの上流側シールの各突起部の状態を示す説明図(b)と、現像ローラを回転させたときの上流側シールの各突起部の状態を示す説明図(c)である。 上流側シールの変形例を示す平面図である。 上流側シールに係合突起を形成し、現像器筐体の取付面に係合穴を形成した形態を示す側面図である。
符号の説明
28 現像カートリッジ
31 現像ローラ
32 層厚規制ブレード
32B 押圧部材
50 現像器筐体
52 供給口
53 取付面
60 サイドシール部材
61 上流側シール
61A 基部
61B 突起部
61C 突条部
62 下流側シール
62A 基材
62B 表面部材
70 現像剤受け部
B1 先端部
B2 傾斜面
B3 内側面
B4 外側面

Claims (6)

  1. 現像剤を担持する現像剤担持体と、
    前記現像剤担持体を回転可能に支持するとともに、前記現像剤担持体に前記現像剤を供給する供給口を有する現像器筐体と、
    前記現像器筐体に設けられ、前記現像剤担持体と摺接して前記現像剤担持体上の現像剤の厚さを規制する層厚規制部材と、
    前記現像剤担持体の両端部と前記現像器筐体における供給口に隣接する部位との間に設けられ、前記現像剤担持体と摺接可能なサイドシール部材と、を備え、
    前記サイドシール部材は、
    前記現像器筐体に密着される基部と、基部から前記現像剤担持体に向かって突出する複数の突起部とを一体に有する弾性体であり、
    前記突起部の先端部に、突出方向に向かうにつれて前記供給口側に傾斜する傾斜面が形成されていることを特徴とする現像装置。
  2. 前記突起部は、前記供給口側に位置する内側面と、この内側面の外側に位置して前記傾斜面を含んで構成される外側面とを有し、
    前記内側面と前記基部とのなす角が90°以下であり、かつ、前記内側面の基端縁から先端縁までの長さが、前記外側面の基端縁から先端縁までの長さよりも短いことを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  3. 前記複数の突起部は、
    前記現像剤担持体の回転方向に沿って延びるとともに回転方向と交差する方向に所定間隔を空けて形成される複数の突条部に対して、前記突条部の延出方向と交差する方向の切込みを複数入れることで形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の現像装置。
  4. 前記切込みが、前記回転方向下流側に向かうにつれて前記供給口側に向かう斜め方向に形成されていることを特徴とする請求項3に記載の現像装置。
  5. 前記サイドシール部材の基部には、前記現像器筐体に形成される筐体側係合部と係合可能なシール側係合部が形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の現像装置。
  6. 前記サイドシール部材の回転方向下流側には、
    前記現像剤担持体の回転方向に沿って下流側へ前記現像剤を送るように構成された下流側シール部が設けられていることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の現像装置。

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