JP2009262317A - エンドミルとその製造方法 - Google Patents

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Yutaka Honda
豊 本田
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Abstract

【課題】ビビリ等の振動を抑え、熱のこもりも少なく、難削材の加工が容易に行うことができるエンドミルとその製造方法を提供する。
【解決手段】刃部14とシャンク部12とから成り、刃部14外周には、螺旋状に複数本の外周刃16を有する。各外周刃16は、外側の第一逃げ面22とそれに続く第二逃げ面24を有し、波状の凹凸は第一逃げ面22の刃先22aに形成されている。複数本の外周刃16の各刃先22aの凹凸の位置は、各刃先22a毎に刃部14の軸方向に所定間隔ずつずれている。
【選択図】図1

Description

この発明は、外周刃や底刃により、溝底部や側面の切削加工を行うエンドミルとその製造方法に関する。
従来、切削加工に用いられるエンドミルは、例えば特許文献1に開示されているように、加工装置に保持されるシャンク部と、切削加工を行う刃部とから成るほぼ円柱状の工具である。その刃部は、側周面に螺旋状に2乃至4本形成され、刃部の各外周刃の間は、断面がV字状等に形成されて溝になっている。刃部は、切削方向の受け面側にすくい面が形成され、外周刃の切削方向に対して後ろ側の面が逃げ面となっている。
外周刃の形状は、特許文献1に開示されているように、滑らかに螺旋を描いて刃部外周に複数本設けられており、逃げ面は、例えば第一逃げ面と第二逃げ面により構成されているものもある。
また、特許文献2,3等に開示されているように、外周刃の形状が刃部断面の半径方向に凹凸した波形に形成されたラフィングエンドミルも粗削り用の工具として用いられている。このラフィングエンドミルの刃部は、切り屑の分割を容易にし、切削抵抗を抑えるために、外周刃が刃部半径方向に波形状に凹凸し、複数の外周刃で各刃の凹凸位置の位相がずれて形成されている。
特開平11−58120号公報 特開平2005−186225号公報 特開平2005−230976号公報
上記従来の通常のエンドミルの場合、例えばチタン材の切削加工においては、外周刃が一定のリード角で一定のピッチにより設けられていたので、例えばチタンの加工の場合、その熱伝導率が非常に低く、熱が逃げないので、外周刃の特定の箇所に熱がこもり、エンドミルが加熱してしまう場合がある。また、一定のリード各及びピッチに外周刃が形成されていることにより、特定周期でのビビリやその他振動が発生しやすいものであった。
また、特許文献2,3に開示されたラフィングエンドミルは、粗削り用の工具であり、波形の外周刃は、刃部断面の半径方向に凹凸があるため、切削面にも凹凸が形成され、仕上げ加工には使えないものである。
この発明は、上記従来技術の問題に鑑みて成されたもので、ビビリ等の振動を抑え、熱のこもりも少なく、難削材の加工が容易に行うことができるエンドミルとその製造方法を提供することを目的とする。
この発明は、刃部とシャンク部とから成るエンドミルであって、刃部外周には、螺旋状に複数本の外周刃が形成され、各外周刃の刃先は、前記刃部の円柱外周面上に位置するとともに、前記円柱外周面の円の接線方向に凹凸が形成された形状に設けられ、前記複数本の外周刃の各刃先の凹凸の位置は、各刃先毎に前記刃部の軸方向に所定間隔ずつずれているエンドミルである。
さらに、前記外周刃の刃先は波状の凹凸に形成され、外側の第一逃げ面とそれに続く第二逃げ面を有し、前記波状の凹凸は、前記第一逃げ面の刃先に形成されたものである。
またこの発明は、刃部とシャンク部とから成るエンドミルの製造方法であって、前記刃部に螺旋状の溝を形成してすくい面を形成し、この後、前記溝に沿って、所定周期で前記刃部を揺動させながら前記すくい面の刃先側を研削し、前記刃部の外周刃の刃先を、前記刃部の円柱外周面上で、前記円柱外周面の円の接線方向に凹凸が形成された形状に形成するエンドミルの製造方法である。
この発明のエンドミルとその製造方法によれば、ビビリ等の振動を抑え、安全に効率的な切削が可能となり、熱伝導率の低い被切削材料に対しても、熱のこもりが発生しにくく、良好な切削が可能となり、特に深掘り加工が可能なエンドミルを容易に且つ効率的に提供することができる。
以下、この発明のエンドミルの一実施形態について、図面を基にして説明する。この実施形態のエンドミル10は、加工装置に保持されるシャンク部12と、切削加工を行う刃部14とから成り、チタン等の金属の切削加工に用いられる3枚刃ストレートシャンクエンドミルである。外形は、ほぼ円柱状に形成され、刃部14は、側周面に滑らかな螺旋状に2乃至4本、ここでは3本の外周刃16が設けられている。各外周刃16の間は、螺旋状に湾曲した溝18になっている。
刃部14は、先端部に底刃が設けられ、側周面に外周刃16が形成されている。外周刃16は、切削方向の受け面側にすくい面20が形成され、外周刃16の切削方向に対して後ろ側の面には、第一逃げ面22とそれに続く第二逃げ面24が形成されている。外周刃16の第一逃げ面22は、刃部14の円柱外周面に沿って位置するとともに、円柱外周面の円の接線方向に、凹凸が波状に形成された形状の刃先22aを備えている。複数本の外周刃16の各刃先22aの凹凸の位置は、各刃先22a毎に刃部14の軸方向に、所定間隔ずつ、例えば波状の外周刃16が3枚の場合、各刃先22aは波長の1/3ずつずれている。
第一逃げ面22に接した第二逃げ面24には、波状の凹凸の境界線が、第一逃げ面22に沿って螺旋状に刃部14の円周上に位置している。
この発明の実施形態のエンドミル10は、外周刃16のリード角が30°〜55°であり、外周刃16のすくい角が20°、心厚が工具外径の55%〜65%、2〜4枚刃とすることができる。また材質は、粉末高速度工具鋼や超硬合金や、TiN、TiAlN等の皮膜をコーティングしたもの等、適宜の材料を用いることができる。
この実施形態のエンドミル10の製造は、NC研削盤により砥石を用いて、先ず、溝18を形成してすくい面20を螺旋状に形成する。さらに、溝18に沿って、すくい面20の刃先22a側を研削する。このとき、所定周期で工具材を揺動させ、波状の刃先22aに各外周刃16を研削する。
この実施形態のエンドミル10による外周刃16の配置は、図3に示すように、エンドミル10の軸方向に対して、3枚の各外周刃16は、刃先22aの波形の位置が波長wの1/3即ち、全周360°に対して120°ずつずれている。これにより、被切削材に対して、3つの刃先22a、22a、22aは、1回転中に不等ピッチ、不等リード角で当接する。
この実施形態のエンドミル10によれば、波状の刃先22aにより、各外周刃16が被切削材に当接する位置や角度が刃によって異なり、不等リード、不等ピッチで被切削材に当接することとなり、切削抵抗が小さく、切削抵抗により加熱部分が分散され、熱のこもりが無く、加工効率も良い。さらに、切削時の振動やビビリが抑えられ、より滑らかに正確な加工が可能となり、深堀り加工も容易となる。
この発明の一実施形態のエンドミルの側面図である。 この実施形態のエンドミルの拡大正面図である。 この実施形態のエンドミルの各外周刃の位置を示した拡大部分側面図である。
符号の説明
10 エンドミル
12 シャンク部
14 刃部
16 外周刃
18 溝
20 すくい面
22 第一逃げ面
22a 刃先
24 第二逃げ面

Claims (3)

  1. 刃部とシャンク部とから成るエンドミルにおいて、刃部外周には、螺旋状に複数本の外周刃が形成され、各外周刃の刃先は、前記刃部の円柱外周面上に位置するとともに、前記円柱外周面の円の接線方向に凹凸が形成された形状に設けられ、前記複数本の外周刃の各刃先の凹凸の位置は、各刃先毎に前記刃部の軸方向に所定間隔ずつずれていることを特徴とするエンドミル。
  2. 前記外周刃の刃先は波状の凹凸に形成され、外側の第一逃げ面とそれに続く第二逃げ面を有し、前記波状の凹凸は、前記第一逃げ面の刃先に形成されている請求項1記載のエンドミル。
  3. 刃部とシャンク部とから成るエンドミルの製造方法において、前記刃部に螺旋状の溝を形成してすくい面を形成し、この後、前記溝に沿って、所定周期で前記刃部を揺動させながら前記すくい面の刃先側を研削し、前記刃部の外周刃の刃先を、前記刃部の円柱外周面上で、前記円柱外周面の円の接線方向に凹凸が形成された形状に形成することを特徴とするエンドミルの製造方法。
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