JP2009258989A - 車両用逆走防止装置、車両用逆走防止方法、及び車両用逆走防止プログラム - Google Patents

車両用逆走防止装置、車両用逆走防止方法、及び車両用逆走防止プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2009258989A
JP2009258989A JP2008107192A JP2008107192A JP2009258989A JP 2009258989 A JP2009258989 A JP 2009258989A JP 2008107192 A JP2008107192 A JP 2008107192A JP 2008107192 A JP2008107192 A JP 2008107192A JP 2009258989 A JP2009258989 A JP 2009258989A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
reverse running
target object
line
running
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008107192A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Hara
弘一 原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2008107192A priority Critical patent/JP2009258989A/ja
Publication of JP2009258989A publication Critical patent/JP2009258989A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Navigation (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)

Abstract

【課題】車両の進行方向に対して片面のみ反射板を有する視線誘導標が設置された一方通行路において、視線誘導標を利用し精度の高い車両の逆走判定を行うと共に、車両の逆走を防止する車両用逆走防止装置、車両用逆走防止方法、及び車両用逆走防止プログラムを提供する。
【解決手段】本発明は、車両の前方の道路に沿って予め設けられ、前記車両の進行方向に対して片面のみ反射板を有する視線誘導標からの反射光の光量を検出する対象物体検出手段32と、前記対象物体検出手段32によって得られた検出結果を用いて、前記車両が逆走しているか否かを判定する逆走判定手段34と、前記逆走判定手段34によって前記車両が逆走していると判定された場合に、運転者に対して警告を出力する警告制御手段36とを備えることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両の進行方向に対して片面のみ反射板を有する視線誘導標が設置された一方通行路において車両の逆走を防止する車両用逆走防止装置、車両用逆走防止方法、及び車両用逆走防止プログラムに関する。
従来から、一方通行路の入口に通信設備を設け、一方通行路に進入しようとしている車両との通信による通過情報の書き込みの有無により、車両が逆走しようとしているか否かを判定し、車両が逆走しようとしていると判定された場合には、ドライバーへ警告を発する車両逆走防止システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−151077号公報
しかしながら上記特許文献1に記載されるシステムは、車両の一方通行路への逆走を、一方通行路の入口に設けた通信設備と車両との通信による通過情報の書き込みの有無により判定する。すなわち、車両の一方通行路への逆走を判断するためには、一方通行路の入口に通信設備を設置し、車両側にもこの一方通行路の入口に設けた通信設備からの通信情報を受信するための装置を搭載する必要がある。したがって、このシステムによる車両の逆走に対する警告を実施するためには、これらの装置を導入し、普及するためのコストも手間もかかる。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、車両の進行方向に対して片面のみ反射板を有する視線誘導標が設置された一方通行路において、視線誘導標を利用し精度の高い車両の逆走判定を行うと共に、車両の逆走を防止する車両用逆走防止装置、車両用逆走防止方法、及び車両用逆走防止プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、第1の発明に係る車両用逆走防止装置は、車両の前方の道路に沿って予め設けられ、前記車両の進行方向に対して片面のみ反射板を有する視線誘導標からの反射光の光量を検出する対象物体検出手段と、前記対象物体検出手段によって得られた検出結果を用いて、前記車両が逆走しているか否かを判定する逆走判定手段と、前記逆走判定手段によって前記車両が逆走していると判定された場合に、運転者に対して警告を出力する警告制御手段とを備えることを特徴とする。
第2の発明は、第1の発明に係る車両用逆走防止装置において、前記対象物体検出手段は、前記反射光の光量から、前記車両の対面に反射板を有しない視線誘導標を検出することを特徴とする。
第3の発明は、第1又は第2の発明に係る車両用逆走防止装置において、前記対象物体検出手段は、前記車両の前方に対しレーザーを照射して、前記視線誘導標からの反射光の光量を検知することを特徴とする。
第4の発明は、第1乃至第3のいずれか一つの発明に係る車両用逆走防止装置において、前記逆走判定手段によって前記車両が逆走していると判定された場合に、前記車両を減速させる車両制御手段を備えることを特徴とする。
第5の発明は、車両用逆走防止方法に関し、車両の前方の道路に沿って予め設けられ、前記車両の進行方向に対して片面のみ反射板を有する視線誘導標からの反射光の光量を検出する対象物体検出手順と、前記対象物体検出手順によって得られた検出結果を用いて、前記車両が逆走しているか否かを判定する逆走判定手順と、前記逆走判定手順によって前記車両が逆走していると判定された場合に、運転者に対して警告を出力する警告制御手順とを備えることを特徴とする。
第6の発明は、第5の発明に係る車両用逆走防止方法において、前記対象物体検出手順は、前記反射光の光量から、前記車両の対面に反射板を有しない視線誘導標を検出することを特徴とする。
第7の発明は、第5又は第6の発明に係る車両用逆走防止方法において、前記対象物体検出手順は、前記車両の前方に対しレーザーを照射して、前記視線誘導標からの反射光の光量を検出することを特徴とする。
第8の発明は、第5乃至第7のいずれか一つの発明に係る車両用防止方法において、前記逆走判定手順によって前記車両が逆走していると判定された場合に、前記車両を減速させる車両制御手順を備えることを特徴とする。
第9の発明は、第5乃至第8のいずれか一つの発明に係る車両用逆走防止方法での手順を、コンピュータに実行させるためのプログラムとすることを特徴とする。
本発明によれば、車両の進行方向に対して片面のみ反射板を有する視線誘導標が設置された一方通行路において、視線誘導標を利用し精度の高い車両の逆走判定を行うと共に、車両の逆走を防止する車両用逆走防止装置、車両用逆走防止方法、及び車両用逆走防止プログラムを提供する。
次に、本発明を実施するための最良の形態について図面と共に説明する。
<車両用逆走防止装置の概略構成例>
図1は、本実施形態に係る車両用逆走防止装置の概略構成例を示す図である。図1に示す車両用逆走防止装置10は、車両の逆走を判定する運転支援ECU30、車両の位置を検出するナビゲーション装置20、視線誘導標からの反射を検出するレーザーレーダ40、運転者に対して警告をする警告表示装置50、車両を減速させる車両制御装置60とを備える。
車両用逆走防止装置10は、ナビゲーション装置20を用いて、自車両の現在の走行位置を検出する。ナビゲーション装置20は、マイクロコンピュータからなるナビゲーションECU(Electrical Control Unit)22を備える。そして、ナビゲーションECU22には、GPS(Global Positioning System)24、ジャイロセンサ25、車速センサ26、及び地図情報データベース28が接続されている。
ナビゲーションECU22は、GPS24の衛星からの信号受信により出力される自車両の現在位置座標、ジャイロセンサ25の車両旋回速度の検出により出力される自車両の進行方位、及び車速センサ26の車輪の回転数等の計測により検出される車速を取得する。ナビゲーションECU22は、自車両位置検出手段23を用いて、これらの取得した情報から、自車両の現在の走行位置を検出する。
また、ナビゲーションECU22は、地図情報データベース28から地図情報データベース28に蓄積されている視線誘導標(デリニエータ)を有した道路等の情報を取得する。
視線誘導標(デリニエータ)は、例えば高速道路や一方通行路等に沿って所定間隔をおいて予め設置され、車両等の案内用として使用されるものである。視線誘導標は、車両の進行方向に対して片面のみ、すなわち進行する車両の対面に、例えば反射シート等の入射した光を反射させる構成を有する反射板を備える。
更に、ナビゲーションECU22は、自車両位置検出手段23を用いて、自車両の現在の走行位置と地図情報データベース28に蓄積されている視線誘導標の位置情報から、視線誘導標の位置を正確に検出する。
車両用逆走防止装置10は、レーザーレーダ40等のセンサを用いて、視線誘導標に向けて照射され、視線誘導標から反射される反射光の光量を取得する。レーザーレーダ40は、車両の前方グリル部もしくはバンパ等に取り付けられ、水平方向に赤外光パルスを走査し、車両の前方にある視線誘導標によって反射された赤外光パルスの反射波を受光する。レーザーレーダ40により、高速道路等に設置される視線誘導標が検出される例については後述する。
また車両用逆走防止装置10は、マイクロコンピュータからなる運転支援ECU(Electrical Control Unit)30を用いて、視線誘導標の検出結果から自車両の逆走を判定し、逆走していると判定した場合には、運転者に対して警告等を行う。運転支援ECU30は、対象物体検出手段32、逆走判定手段34、警告制御手段36、及び車両制御手段38とを備える。
運転支援ECU30は、対象物体検出手段32を用いて、レーザーレーダ40により取得される視線誘導標からの反射光の光量によって視線誘導標の反射板の有無を検出する。具体的には、対象物体検出手段32は、レーザーレーダ40から所定領域に対してレーザー光が照射され、この領域に含まれる視線誘導標からの反射光の光量を取得する。
対象物体検出手段32は、視線誘導標からの反射光の光量が、例えば所定値以下の場合には、視線誘導標の反射板からの反射ではないため、車両の対面に反射板のない視線誘導標として検出する。これは、視線誘導標の反射板から反射される反射光の光量は、反射板のない視線誘導標から反射される反射光の光量よりも多くなるためである。
また、運転支援ECU30は、逆走判定手段34を用いて、対象物体検出手段32により検出される車両対面の視線誘導標の反射板の有無により、自車両が逆走しているか否かを判定する。車両が規定通り正しく走行している場合には、視線誘導標は、車両の進行方向である車両の対面に反射板を有するためである。
したがって、逆走判定手段34は、対象物体検出手段32により車両の対面に反射板のない視線誘導標が検出された場合には、自車両は逆走していると判定する。例えば、逆走判定手段34は、反射板なしの視線誘導標が3個以上検出された場合には、自車両は逆走していると判定することもできる。また、逆走判定手段34は、反射板ありの視線誘導標が検出された場合には、自車両が規定通り正しく走行していると判定することもできる。
運転支援ECU30は、逆走判定手段34により、自車両が逆走していると判定した場合には、警告制御手段36を用いて警告表示装置50に警告を出力し、運転者に逆走中であることを知らせる。警告表示装置50は、画像又は文字表示にて警告を出力する表示装置52と警告音等の音声による警告を出力する音声装置54とにより構成され、例えば車両に搭載されたナビゲーション装置20等にて警告を出力することができる。
運転支援ECU30は、警告に関わらず、運転者が逆走し続ける場合には、車両制御手段38を用いて車両制御装置60を制御することにより、自車両の速度を減速させる。これにより、高速道路本線上での衝突を防止し、衝突被害の軽減を図る。車両制御装置60は、エンジンの出力を制御する電子スロットル62及びブレーキを制御するブレーキアクチュエータ64を備える。
<視線誘導標が検出される例>
次に、高速道路等に設置される視線誘導標が検出される例を説明する。図2は、高速道路等に設置される視線誘導標が検出される例を説明するための図である。
図2によれば、高速道路本線70とインターチェンジ料金所に向かう道路72に沿って所定間隔に、視線誘導標90が設置されている。視線誘導標90は、車両の進行方向に対して片面のみ反射板92を有している。
高速道路本線70上の自車両80は、自車両80の前方から実線8に示すレーザー光を視線誘導標90に向けて照射すると、反射板92からの反射により、反射板92が自車両80の対面にある視線誘導標90を検出することができる。これにより、自車両80は、規定の走行方向を正しく走行していることがわかる。
一方、高速道路本線70上の自車両82は、自車両82の前方から実線8に示すレーザー光を視線誘導標90に向けて照射しても、自車両82の対面に反射板92がないため、反射板92からの反射はなく、自車両82の対面に反射板92がない視線誘導標90を検出する。これにより、自車両82は、高速道路本線70を逆走していることがわかる。
また、一方通行路であるインターチェンジ料金所に向かう道路72上の自車両84は、視線誘導標90の反射板92からの反射により、反射板92が自車両84の対面にある視線誘導標90を検出することにより、規定通り正しく走行していることがわかる。一方、道路72上の自車両86は、視線誘導標90の反射板92からの反射はなく、自車両86の対面に反射板92がない視線誘導標90を検出することにより、一方通行路を逆走していることがわかる。
<車両用逆走防止装置のハードウェア構成例>
次に、車両用逆走防止装置10における運転支援ECU30のハードウェア構成について説明する。図3は、図1に示す運転支援ECUのハードウェア構成例を示す図である。
図3において、運転支援ECU30は、コンピュータ装置であって、それぞれバスBで相互に接続されている入力装置101と、出力装置102と、ドライブ装置103と、補助記憶装置104と、メモリ装置105と、演算処理装置106と、インタフェース装置107、及び記録媒体108とで構成される。なお、時間を計測するタイマ、演算等の処理の回数を計測するカウンタ等も備える。
入力装置101は、後述する車両用逆走防止処理を開始又は終了する等の指示情報を入力するために用いられる。出力装置102は、後述する車両用逆走防止処理の結果等を出力するために用いられる。入力装置101及び出力装置102は、例えば入出力一体としたタッチパネル等で構成することができる。また、音声を用いて入出力を行うこともできる。ここで、出力装置102は、上述した表示装置52又は音声装置54に置き換えることもできる。インタフェース装置107は、モデム、LAN(Local Area Network)カード等で構成されており、ネットワークに接続するために用いられる。
また、図3に示すように、運転支援ECU30は、このインタフェース装置107によってネットワークを介して外部に設けられたナビゲーション装置20及びレーザーレーダ40より各種情報を取得する。また、運転支援ECU30は、インタフェース装置107によってネットワークを介して外部に設けられた警告表示装置50及び車両制御装置60に対して出力等を行う。
また、本実施形態に係る車両用逆走防止プログラムは、車両用逆走防止装置10を制御する各種プログラムの少なくとも一部である。車両用逆走防止プログラムは、例えば記録媒体108の配布やネットワークからのダウンロード等によって提供される。また、車両用逆走防止プログラムを記録した記録媒体108は、CD−ROM、フレキシブルディスク、光磁気ディスク等のように情報を光学的、電気的或いは磁気的に記録する記録媒体、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ等のように情報を電気的に記録する半導体メモリ等、様々なタイプの記録媒体を用いて提供することができる。
また、車両用逆走防止プログラムを記録した記録媒体108がドライブ装置103にセットされると、逆走判定プログラムは、記録媒体108からドライブ装置103を介して補助記憶装置104にインストールされる。
更に、ネットワークからダウンロードされた車両用逆走防止プログラムは、インタフェース装置107を介して補助記憶装置104にインストールされる。
運転支援ECU30は、インストールされた車両用逆走防止プログラムを補助記憶装置104に格納すると共に、車両用逆走防止プログラムを実行させるために必要なファイル、データ等も格納する。運転支援ECU30は、起動時に補助記憶装置104から逆走判定プログラムを読み出してメモリ装置105に格納する。そして、運転支援ECU30は、演算処理装置106により、メモリ装置105に格納された車両用逆走プログラムにしたがって、後述するような各種処理を実現している。
<車両用逆走防止処理>
次に、上述した運転支援ECU30により実現される車両用逆走防止処理の具体的な処理手順について説明する。図4は、車両用逆走防止処理の一例を示すフローチャートである。
図4に示す車両用逆走防止処理では、まず、ナビゲーションECU22の自車両位置検出手段23は、GPS24、ジャイロセンサ25、及び車速センサ26より得られる各種情報を取得して、自車両の現在の走行位置を検出する。(S10)。
次に、S10の処理にて得られる自車両の現在の走行位置に基づいて、自車両位置検出手段23は、地図情報データベース28から自車両の現在の走行位置周辺の地図データを読み込む(S12)。
次に、S12の処理にて得られる地図データから、自車両位置検出手段23は、自車両の現在走行している道路情報を検出する(S14)。
次に、S14の処理にて得られる道路情報から、自車両位置検出手段23は、現在走行している道路が、片面のみ反射板を有する視線誘導標が設置されている道路か否かを判定する(S16)。
現在走行している道路が、片面のみ反射板を有する視線誘導標が設置されている道路であると判定された場合(S16において、yes)、運転支援ECU30の対象物体検出手段32は、レーザーレーダ40により、レーザー光が照射され、照射された所定領域に含まれる視線誘導標から反射される反射光の光量を取得する(S18)。
ここで、視線誘導標の位置は、自車両位置検出手段32により、S10の処理により得られる自車両の現在位置と、地図情報データベース28からS16の処理により得られる視線誘導標の情報とを用いて正確に検出される。対象物体検出手段32は、この自車両位置検出手段32より検出された視線誘導標の位置情報を取得し、この視線誘導標の位置情報を用いて、レーザーレーダ40により照射される所定領域に含まれる視線誘導標からの反射光の光量を取得することができる。
次に、対象物体検出手段32は、レーザーレーダ40により受光された視線誘導標からの反射光の光量が、予め設定された所定値以下である視線誘導標の有無を検出する(S20)。ここで、視線誘導標からの反射光の光量が、所定値以下の場合には、視線誘導標の反射板からの反射ではないため、所定値以下の視線誘導標を、自車両の対面に反射板のない視線誘導標とすることができる。なお、光量の所定値は、例えばカーブ等の道路の環境、日中や夜間等の各種設定により任意に設定できる。
次に、S20の処理により得られる結果から、運転支援ECU30の逆走判定手段34は、自車両の対面に反射板のない視線誘導標があるか否かを判定する(S22)。逆走判定手段34は、反射板のない視線誘導標がある場合(S22において、yes)、自車両は逆走していると判定し、逆走判定フラグをONにする(S24)。
次に、逆走判定手段34は、S24の処理により得られる逆走判定から、逆走処理を行う(S28)。逆走処理については、後述する。
次に、S28の逆走処理がなされた後、処理を終了するか否かを確認する(S30)。例えばナビゲーション装置20の画面上にてタッチパネル等により処理を終了すると確認した場合(S30において、yes)、処理を終了する。処理を終了しないと確認した場合(S30において、no)、S10の処理に戻り後続の処理を行う。
なお、自車両位置検出手段23は、現在自車両が走行している道路が、片面のみ反射板を有する視線誘導標が設置されている道路ではないと判定した場合(S16において、no)、S30の処理に続く。
また、逆走判定手段34は、自車両の対面に反射板のない視線誘導標がない場合(S22において、no)、逆走判定手段34は、自車両が逆走せずに、規定の走行方向に正しく走行しているとして、逆走判定フラグをOFFにし(S26)、S30の処理に続く。
<逆走処理>
次に、上述した運転支援ECU30により実現される逆走処理の具体的な処理手順について説明する。図5は、逆走処理の一例を示すフローチャートである。
図5に示す逆走処理では、運転支援ECU30の逆走判定手段34は、自車両が逆走を中止したか否かを判定する(S32)。逆走判定手段34は、例えば、車両の停止、リバース走行、Uターンの実施等が行われた場合に、自車両が逆走を中止したと判定する。
逆走判定手段34によって、自車両が逆走を中止していないと判定された場合(S32において、no)、警告制御手段36は、警告表示・音声出力をONにし(S34)、警告表示装置50に対して警告内容を出力する。例えば、警告制御手段36は、表示装置52を用いて画像等により、又は音声装置54を用いて警告音等により警告の内容を表示する。警告制御手段36は、例えば自車両の車速等や対向車との距離等により警告音を高くする等の警告内容を変化させることができる。
次に、逆走判定手段34は、時間(タイマ)のカウントを行う(S36)。逆走判定手段34は、例えばカウントする時間として予め約10秒等と設定する。この設定時間を閾値とする。
次に、逆走判定手段34は、S36の処理にてカウントしているタイマが、閾値を越えているか否かを判定する(S38)。
逆走判定手段34によって、タイマが閾値を越えたと判定された場合(S38において、yes)、車両制御手段38は、自動減速指令の出力をONにし(S40)、車両制御装置60を構成する電子スロットル62及びブレーキアクチュエータ64に対して減速指令を出力する。これにより、逆走を続けている車両を自動で減速するよう制御し、高速道路本線上での衝突を防止し、衝突被害の軽減を図ることができる。S40の処理の後、処理を終了する。
また、逆走判定手段34によって、タイマが閾値を越えていないと判定された場合(S38において、no)、S32の処理に戻る。
逆走判定手段34は、自車両が逆走を中止したと判定した場合(S32において、yes)、逆走判定フラグをOFFにする(S42)。次に、警告制御手段36は、警告表示・音声出力をOFFにする(S44)。次に、タイマをリセットする(S46)。次に、車両制御手段38は、自動減速指令の出力をOFFにする(S48)。これにより処理を終了する。
上述したように、本実施形態によれば、車両の進行方向に対して片面のみ反射板を有する視線誘導標が設置された一方通行路において、視線誘導標からの反射光をレーザーレーダ40を用いて検出し、車両の対面に視線誘導標の反射板を有するか否かを検出することにより、精度の高い車両の逆走判定を行うことを可能とする。また、車両が逆走していると判定した場合には、運転者に対して警告を行うとともに、自動で車両を減速させる。これにより、車両の逆走を防止することを可能とする。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。
本実施形態に係る車両用逆走防止装置の概略構成例を示す図である。 高速道路等に設置される視線誘導標が検出される例を説明するための図である。 図1に示す運転支援ECUのハードウェア構成例を示す図である。 車両用逆走防止処理の一例を示すフローチャートである。 逆走処理の一例を示すフローチャートである。
符号の説明
10 車両用逆走防止装置
20 ナビゲーション装置
22 ナビゲーションECU
23 自車両位置検出手段
24 GPS
25 ジャイロセンサ
26 車速センサ
28 地図情報データベース
30 運転支援ECU
32 対象物体検出手段
34 逆走判定手段
36 警告制御手段
38 車両制御手段
40 レーザーレーダ
50 警告表示装置
52 表示装置
54 音声装置
60 車両制御装置
62 電子スロットル
64 ブレーキアクチュエータ
70 高速道路本線
80,82,84,86 自車両
90 視線誘導標
101 入力装置
102 出力装置
103 ドライブ装置
104 補助記憶装置
105 メモリ装置
106 演算処理装置
107 インタフェース装置
108 記録媒体

Claims (9)

  1. 車両の前方の道路に沿って予め設けられ、前記車両の進行方向に対して片面のみ反射板を有する視線誘導標からの反射光の光量を検出する対象物体検出手段と、
    前記対象物体検出手段によって得られた検出結果を用いて、前記車両が逆走しているか否かを判定する逆走判定手段と、
    前記逆走判定手段によって前記車両が逆走していると判定された場合に、運転者に対して警告を出力する警告制御手段とを備えることを特徴とする車両用逆走防止装置。
  2. 前記対象物体検出手段は、前記反射光の光量から、前記車両の対面に反射板を有しない視線誘導標を検出することを特徴とする請求項1記載の車両用逆走防止装置。
  3. 前記対象物体検出手段は、前記車両の前方に対しレーザーを照射して、前記視線誘導標からの反射光の光量から、前記車両の対面に反射板を有しない視線誘導標を検出することを特徴とする請求項1又は2記載の車両用逆走防止装置。
  4. 前記逆走判定手段によって前記車両が逆走していると判定された場合に、前記車両を減速させる車両制御手段を備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の車両用逆走防止装置。
  5. 車両の前方の道路に沿って予め設けられ、前記車両の進行方向に対して片面のみ反射板を有する視線誘導標からの反射光の光量を検出する対象物体検出手順と、
    前記対象物体検出手順によって得られた検出結果を用いて、前記車両が逆走しているか否かを判定する逆走判定手順と、
    前記逆走判定手順によって前記車両が逆走していると判定された場合に、運転者に対して警告を出力する警告制御手順とを備えることを特徴とする車両用逆走防止方法。
  6. 前記対象物体検出手順は、前記反射光の光量から、前記車両の対面に反射板を有しない視線誘導標を検出することを特徴とする請求項5記載の車両用逆走防止方法。
  7. 前記対象物体検出手順は、前記車両の前方に対しレーザーを照射して、前記視線誘導標からの反射光の光量から、前記車両の対面に反射板を有しない視線誘導標を検出することを特徴とする請求項5又は6記載の車両用逆走防止方法。
  8. 前記逆走判定手順によって前記車両が逆走していると判定された場合に、前記車両を減速させる車両制御手順を備えることを特徴とする請求項5乃至7のいずれか一項に記載の車両用逆走防止方法。
  9. 請求項5乃至8のいずれか一項に記載の車両用逆走防止方法における手順をコンピュータに実行させるための車両用逆走防止プログラム。
JP2008107192A 2008-04-16 2008-04-16 車両用逆走防止装置、車両用逆走防止方法、及び車両用逆走防止プログラム Pending JP2009258989A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008107192A JP2009258989A (ja) 2008-04-16 2008-04-16 車両用逆走防止装置、車両用逆走防止方法、及び車両用逆走防止プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008107192A JP2009258989A (ja) 2008-04-16 2008-04-16 車両用逆走防止装置、車両用逆走防止方法、及び車両用逆走防止プログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009258989A true JP2009258989A (ja) 2009-11-05

Family

ID=41386328

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008107192A Pending JP2009258989A (ja) 2008-04-16 2008-04-16 車両用逆走防止装置、車両用逆走防止方法、及び車両用逆走防止プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009258989A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012053846A (ja) * 2010-09-03 2012-03-15 Aisin Aw Co Ltd 運転支援装置、運転支援方法及びコンピュータプログラム
CN104680798A (zh) * 2013-11-26 2015-06-03 罗伯特·博世有限公司 用于对机动车的错误行驶进行可信度检验的方法和控制与检测装置
WO2017149655A1 (ja) * 2016-03-01 2017-09-08 三菱電機株式会社 逆走抑制装置、逆走抑制方法及び逆走抑制システム
JP2019040276A (ja) * 2017-08-22 2019-03-14 三井住友海上火災保険株式会社 逆走判定サーバ、逆走状態判定方法、および、当該方法をコンピュータに実行させるためのプログラム
JP2019067345A (ja) * 2017-10-05 2019-04-25 本田技研工業株式会社 車両制御装置、車両制御方法、およびプログラム
US11914041B2 (en) 2018-05-30 2024-02-27 Ihi Corporation Detection device and detection system

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012053846A (ja) * 2010-09-03 2012-03-15 Aisin Aw Co Ltd 運転支援装置、運転支援方法及びコンピュータプログラム
CN104680798A (zh) * 2013-11-26 2015-06-03 罗伯特·博世有限公司 用于对机动车的错误行驶进行可信度检验的方法和控制与检测装置
WO2017149655A1 (ja) * 2016-03-01 2017-09-08 三菱電機株式会社 逆走抑制装置、逆走抑制方法及び逆走抑制システム
JPWO2017149655A1 (ja) * 2016-03-01 2018-05-24 三菱電機株式会社 逆走抑制装置、逆走抑制方法及び逆走抑制システム
CN109074739A (zh) * 2016-03-01 2018-12-21 三菱电机株式会社 逆行抑制装置、逆行抑制方法及逆行抑制***
US10654491B2 (en) 2016-03-01 2020-05-19 Mitsubishi Electric Corporation Wrong-way-driving suppression device, wrong-way-driving suppression method, and wrong-way-driving suppression system
JP2019040276A (ja) * 2017-08-22 2019-03-14 三井住友海上火災保険株式会社 逆走判定サーバ、逆走状態判定方法、および、当該方法をコンピュータに実行させるためのプログラム
JP2019067345A (ja) * 2017-10-05 2019-04-25 本田技研工業株式会社 車両制御装置、車両制御方法、およびプログラム
US10591928B2 (en) 2017-10-05 2020-03-17 Honda Motor Co., Ltd. Vehicle control device, vehicle control method, and computer readable storage medium
US11914041B2 (en) 2018-05-30 2024-02-27 Ihi Corporation Detection device and detection system

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8639433B2 (en) Method for supporting the driver of a road-bound vehicle in guiding the vehicle
JP4724043B2 (ja) 対象物認識装置
JP4134894B2 (ja) 車両運転支援装置
US8271174B2 (en) Support control device
US20100169013A1 (en) Vehicle positioning device
US20140081476A1 (en) Method for assisting a driver of a motor vehicle
CN106114217A (zh) 行驶控制装置
CN108734081B (zh) 车辆车道方向检测
JP2017123007A (ja) 運転支援装置
JP2009137562A (ja) 車両制御装置、車両制御方法及びコンピュータプログラム
JP6573594B2 (ja) 自動運転制御装置
CN113581203B (zh) 车辆控制方法、装置、设备、存储介质、程序产品
JP2009258989A (ja) 車両用逆走防止装置、車両用逆走防止方法、及び車両用逆走防止プログラム
US11845435B2 (en) Driving assistance device
US11834046B2 (en) Vehicle control apparatus
JP2004341941A (ja) 走行車線推定装置、分岐路進入推定装置、車速制御装置およびプログラム
US11932253B2 (en) Vehicle control method and vehicle control device
JP2018200626A (ja) 車両用表示制御装置及び表示制御プログラム
WO2020008225A1 (ja) 走行支援方法および走行支援装置
JP2011028415A (ja) 運転支援装置
JP2010257108A (ja) 運転支援装置
AU2019101842A4 (en) Prompting method and system for vehicle, and vehicle
JP2008070206A (ja) 対象物認識装置
US20200286385A1 (en) Driving assistance apparatus and driving assistance method
JP2008310398A (ja) 運転支援装置および運転支援装置用のプログラム