JP2009258098A - レンズ測定装置、レンズ測定方法及びレンズ製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】レンズの形状を精度よく且つ効率的に計測する。
【解決手段】レンズ測定装置1は、レンズ7をその姿勢を変えることなく保持した状態で、XY平面内で移動させるステージ3と、ステージ3により移動させられるレンズ7の一方のレンズ面71上の点のZ軸方向の位置を測定する第1位置測定機4と、ステージ3により移動させられるレンズ7の他方のレンズ面72上の点のZ軸方向の位置を測定する第2位置測定機5と、ステージ3によるレンズ7の移動量並びに第1及び第2位置測定機4,5の測定結果に基づいてレンズ7の形状を求める制御装置10とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、デジタルスチルカメラ等に使用するレンズの測定装置、レンズ測定方法及びレンズ製造方法に関するものである。
近年、デジタルスチルカメラなどの、光学レンズを使用した画像撮影装置において、小型軽量化が進んでいる。また、撮影倍率を変化させる目的で複数のレンズを駆動するレンズ鏡筒の小型化に伴い、光学レンズ自体の小型化も進んでいる。
また、レンズ自体やレンズ鏡筒の小型化が進む一方で、CCDに代表される撮像素子の集積度も年々上がり、高画質化も求められている。
このような状況において、近年、レンズに代表される光学系部品の部品精度が厳しく求められるようなっている。
従来、レンズ厚さを簡易に測定するためには、例えば図7に示すような測定器が用いられる。図7に示す測定器は、レンズ7に当接する一対の測定子を備えている。一方の測定子は本体に固定されており、他方の測定子はマイクロメータに連結され且つ一方の測定子との間隔が変化するように移動可能に構成されている。つまり、一対の測定子でレンズ7を挟むことによって、レンズ7の厚さをマイクロメータで測定することができるようになっている。
また、3次元形状測定機も、レンズ形状の測定に用いられる。3次元形状測定機によれば、レンズ厚さ等のレンズ形状を精度良く測定することができる。
特開平8−304228号公報
しかしながら、図7に示す測定機では、簡便にレンズの厚さを測定することはできるが、レンズの厚さを精度良く測定することが難しい。すなわち、該測定機では、レンズの凹凸形状に応じてレンズの最も厚い部分又は最も薄い部分に測定子を接触させることによって、レンズの厚さを測定する必要がある。ところが、レンズのどの部分が最も厚いのか又は薄いのかを予め知ることは難しく、何度も測定を繰り返しながら、当該部分を探すことになる。
また、測定子の軸に対してレンズ自体が傾いた状態で測定すると、幾何学的に測定誤差が発生する。つまり、レンズの保持自体も難しいため、測定者の個人誤差が発生し、レンズ厚みを精度良く測定することが難しい。
一方、3次元形状測定機を用いれば、レンズの形状を精度よく測定することができるが、3次元形状測定機は高価であり、比較的装置の規模が大きく、さらに測定時間も長くかかることから、効率的にレンズ形状を測定して管理したいという要望には合致しない。
また、レンズの焦点位置から光学的に測定する手段も存在するが、これも3次元形状測定機と同様に比較的装置の規模が大きく、また測定時間も長くかかることから、効率的にレンズ形状を測定して管理したいという要望には合致しない。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、レンズの形状を精度よく且つ効率的に計測することにある。
本発明に係るレンズ測定装置は、レンズを移動させるレンズ移動部と、前記レンズの一方の面に当接し、当該当接点の位置を測定する第1位置測定手段と、前記レンズの他方の面に当接し、当該当接点の位置を測定する第2位置測定手段と、前記レンズ移動部による前記レンズの移動量並びに前記第1及び第2位置測定手段の測定結果に基づいて、前記レンズの形状を求めるレンズ形状算出部と、を備えるものとする。
また、本発明に係るレンズ測定方法は、レンズ移動部によりレンズを移動させるレンズ移動工程と、第1位置測定手段が前記レンズ移動工程により移動させたレンズの一方の面に当接して当該当接点の位置を測定する第1位置測定工程と、第2位置測定手段が前記レンズ移動工程により移動させたレンズの他方の面に当接して当該当接点の位置を測定する第2位置測定工程と、前記レンズ移動工程によるレンズの移動量並びに前記第1及び第2位置測定工程の測定結果に基づいて前記レンズの形状を求めるレンズ形状算出工程とを含むものとする。
さらに、本発明に係るレンズ製造方法は、レンズを作製するレンズ作製工程と、前記レンズ作製工程によって作製したレンズの形状を測定するレンズ形状測定工程とを含み、前記レンズ形状測定工程は、レンズ移動部によりレンズを移動させるレンズ移動工程と、第1位置測定手段が前記レンズ移動工程により移動させたレンズの一方の面に当接して当該当接点の位置を測定する第1位置測定工程と、第2位置測定手段が前記レンズ移動工程により移動させたレンズの他方の面に当接して当該当接点の位置を測定する第2位置測定工程と、前記レンズ移動工程によるレンズの移動量並びに前記第1及び第2位置測定工程の測定結果に基づいて前記レンズの形状を求めるレンズ形状算出工程とを有するものとする。
本発明に係るレンズ測定装置によれば、レンズの姿勢を維持したまま、該レンズを移動させると共に、両レンズ面上の任意の点の位置を測定することができるため、両レンズ面の形状を測定することができる。それと共に、2つの位置測定手段により両レンズ面の形状をそれぞれ測定することによって、レンズを保持し直す必要がなく、レンズの形状を精度良く測定することができる。
また、本発明に係るレンズ測定方法によれば、レンズの姿勢を維持したまま、該レンズを移動させると共に、両レンズ面上の任意の点の位置を測定することができるため、両レンズ面の形状を測定することができる。それと共に、2つの位置測定工程により両レンズ面の形状をそれぞれ測定することによって、レンズを保持し直す必要がなく、レンズの形状を精度良く測定することができる。
さらに、本発明に係るレンズ製造方法によれば、レンズの姿勢を維持したまま、該レンズを移動させると共に、両レンズ面上の任意の点の位置を測定することができるため、両レンズ面の形状を測定することができる。それと共に、2つの位置測定工程により両レンズ面の形状をそれぞれ測定することによって、レンズを保持し直す必要がなく、レンズの形状を精度良く測定することができる。その結果、作製されたレンズの形状を精度良く且つ効率的に測定することができ、レンズの生産性を向上させることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
《発明の実施形態1》
本発明の実施形態に係るレンズ測定装置1は、図1〜3に示すように、測定台2と、測定台2上に配設されたステージ3と、測定台2上に配設された第1位置測定機4と、測定台2上において第1位置測定機4と対向して配設された第2位置測定機5と、これらステージ3、第1位置測定機4及び第2位置測定機5等を制御する制御装置10とを備えている。
ステージ3は、測定台2上に固定された第1のステージ基部31と、X軸ステージ32と、X軸ステージ32上に固定された第2のステージ基部33と、Y軸ステージ34と、被測定対象となるレンズ7を保持するレンズ保持部6とを有している。このステージ3がレンズ移動部の一例である。
X軸ステージ32は、ステージ基部31上に配設された平板状のステージであって、測定台2の表面(ステージ3等が配設されている面)に対して平行な所定のX軸に沿って移動可能に構成されている。
第2のステージ基部33は、直方体状に形成されていて、X軸ステージ32上に固定されている。すなわち、第2のステージ基部33は、X軸ステージ32がX軸に沿って移動するときには、該X軸ステージ32と一体となってX軸に沿って移動する。
また、Y軸ステージ34は、第2のステージ基部33の側面のうちX軸方向の一方側を向く面に取り付けられた平板状のステージであって、X軸及び測定台2の表面に対して直交するY軸に沿って移動可能に構成されている。すなわち、Y軸ステージ34は、X軸ステージ32がX軸に沿って移動するときには、該X軸ステージ32及び第2のステージ基部33と一体となってX軸に沿って移動する。
これらX軸ステージ32及びY軸ステージ34は、それぞれパルスモータ32a,34aによって駆動される。詳しくは、X軸ステージ32及びY軸ステージ34は、制御装置10からのパルス信号に応じて、それぞれX軸及びY軸に沿って移動する。制御装置10は、送信したパルス信号のパルス数によって、X軸ステージ32及びY軸ステージ34の移動量を認識することができる。
レンズ保持部6は、Y軸ステージ34における、X軸方向の一方側を向く面に取り付けられている。
第1位置測定機4は、第1測定装置41と、測定台2上に固定され、該第1測定装置41を設置するための設置台42とを有している。この第1位置測定機4が第1位置測定手段の一例である。
第1測定装置41は、装置本体41aと、装置本体41aから進退自在に設けられた測定子41bとを有するリニアゲージであって、測定子41bの変位量を測定することができる。そして、第1測定装置41は、測定子41bがX軸及びY軸と直交するZ軸方向に進退自在となる姿勢で設置台42に取り付けられている。この第1測定装置41は、測定子41bのZ軸方向への変位量を測定するように構成されている。
また、第2位置測定機5は、第2測定装置51と、測定台2上に固定され、該第2測定装置51を設置するための設置台52とを有している。第2位置測定機5は、レンズ保持部6を挟んで、第1位置測定機4と対向する位置に設けられている。この第2位置測定機5が第2位置測定手段の一例である。
第2測定装置51は、第1測定装置41と同様に、装置本体51aと、装置本体51aから進退自在に設けられた測定子51bとを有するリニアゲージであって、測定子51bがZ軸方向に進退自在となる姿勢で設置台52に取り付けられている。
さらに詳しくは、第1測定装置41の測定子41bと第2測定装置51の測定子51bとは、Z軸方向に延びる略同一直線上を進退するように構成されている。
制御装置10は、マイクロコンピュータを備えており、パルスモータ32a,34a並びに第1及び第2測定装置41,51と、ドライバ(図示省略)等を介して直接的又は間接的に信号の授受可能に接続されている。この制御装置10は、パルスモータ32a,34aのドライバへ制御信号を送信して、X軸ステージ32及びY軸ステージ34を移動させる。また、制御装置10は、第1及び第2測定装置41,51からの出力が入力され、第1及び第2測定装置41,51の測定子41b,51bの変位量を取得すると共に記憶する。そして、制御装置10は、詳しくは後述するが、X軸及びY軸ステージ32,34の移動量並びに第1及び第2測定装置41,51からの変位量に基づいて、レンズ7の形状を算出するレンズ形状算出部の一例である。
このように構成されたレンズ測定装置1によるレンズ形状の測定方法について、以下に説明する。
レンズ保持部6にレンズ7を保持しているときには、図4に示すように、第1測定装置41の測定子41bの先端がレンズ7の一方のレンズ面71に、第2測定装置51の測定子51bの先端がレンズ7の他方のレンズ面72に付勢された状態で当接しており、測定子41bと測定子51bとでレンズ7を挟持した状態となる。
そして、レンズ保持部6に保持されたレンズ7は、X軸ステージ32及びY軸ステージ34の駆動によってX軸及びY軸方向に移動可能である一方で、第1及び第2位置測定機4,5は測定台2に対して固定的に設置されているため、X軸ステージ32及びY軸ステージ34を駆動することによって、その移動量に応じて、レンズ7を第1及び第2位置測定機4,5に対して相対的にX及びY軸方向へ移動させることができる。そして、第1及び第2位置測定機4,5の測定子41b,51bは、Z軸方向に進退自在であって且つレンズ7のレンズ面71,72に対して付勢されているため、レンズ7の移動に伴ってZ軸方向に進退し、レンズ面71,72との当接状態を維持する。その結果、X軸ステージ32及びY軸ステージ34を駆動するだけで、両レンズ面71,72上の、X軸ステージ32及びY軸ステージ34の移動量に対応した任意のXY座標の点のZ軸方向位置を第1及び第2位置測定機4,5で測定することができる。
すなわち、レンズ7をX軸及びY軸方向に移動させつつ、測定子41b,51bのZ軸方向への変位量を測定していくことによって、レンズ面71,72上の各点のXYZ座標系における位置座標を取得することができる。
尚、XYZ座標の0点(基準点)は任意に設定すればよい。Z軸方向については、レンズ保持部6がレンズ7を保持しておらず、測定子41b,51bの先端同士が当接し合っている状態における両測定子41b,51bの先端のZ軸方向位置を0とする。この場合において、各軸の正負の方向も任意に設定すればよい。本実施形態では、X軸方向については、X軸ステージ32が第1及び第2位置測定機4,5から離れていく方向を正、X軸ステージ32が第1及び第2位置測定機4,5へ近付く方向を負としている。Y軸方向については、Y軸ステージ34が測定台2から離れていく方向(即ち、上方)を正、Y軸ステージ34が測定台2へ近付く方向(即ち、下方)を負としている。Z軸方向については、第2位置測定機5側を正、第1位置測定機4側を負としている。
−レンズ厚み測定−
以下に、レンズ7の厚み測定について説明する。ここで、レンズの厚さとは、レンズの両側面それぞれの球面中心を結ぶ線上のレンズの幅をいう。
本実施形態では、レンズ7は球面レンズであり、レンズ7の両レンズ面の中心座標C1,C2と半径R1,R2とからレンズ7の厚さTを算出する。詳しくは、図5,6に示す。レンズ7において一方のレンズ面71の中心座標C1及び半径R1と他方のレンズ面72の中心座標C2及び半径R2がわかれば、幾何学的関係からレンズの厚さTを算出することができる。
例えば、図5に示すように、レンズ7の両レンズ面71,72が凹面である場合には、第1レンズ面71の中心座標C1(a1,b1,c1)と第2レンズ面72の中心座標C2(a2,b2,c2)との距離Lと、第1レンズ面71の半径R1と、第2レンズ面72の半径R2とから、レンズ7の厚さTは、
T=L−R1−R2 ・・・(1)
で表される。
また、図6に示すように、レンズ7の両レンズ面71,72が凸面である場合には、レンズ7の厚さTは、
T=−L+R1+R2 ・・・(2)
で表される。
このような幾何学的関係からレンズ7の厚さTを求めるべく、本実施形態では、レンズ7の両レンズ面71,72の中心座標C1,C2と半径R1,R2とを、両レンズ面71,72における各4点の座標を測定することによって算出している。つまり、球の方程式は、XYZ座標系において球の中心座標を(a,b,c)と、半径をRとすると、
(x−a)+(y−b)+(z−c)=R ・・・(3)
と表されるため、測定された4つの座標を式(3)に代入して、4つの連立方程式を解くことによって、a,b,c,Rを算出している。
算出したレンズ面71,72の中心座標C1,C2からレンズ面71,72の中心間距離Lを算出する。
こうして算出された半径R1,R2と中心間距離Lから、レンズ7の厚さTを算出することができる。
このように、レンズ測定装置1は、レンズ7をXYZ座標における姿勢を維持したまま移動させながら、レンズ7を移動させた移動量と、移動させた位置での第1位置測定機4及び第2位置測定機5の測定値から、レンズ7の両レンズ面71,72上の任意の各4点の座標を求めることによって、レンズ7の厚さTを算出することができる。
尚、本実施形態では、第1位置測定手段及び第2位置測定手段として、接触式の第1位置測定機4及び第2位置測定機5を用いたが、他の手段、例えば非接触形状測定機等の測定手段を用いてもよい。
《発明の実施形態2》
続いて、実施形態2に係るレンズの製造方法について説明する。
実施形態2に係るレンズの製造方法は、まず、レンズ作製ステップにおいてレンズ7を作製し、その後、レンズ形状計測ステップにおいて前記レンズ形状測定方法によってレンズ7の形状を測定し、レンズ7の製造完了とする。すなわち、前記レンズ測定装置1は、レンズの製造ラインの一部に組み込まれる。
レンズ作製ステップは、周知のレンズ作製方法が採用される。例えば、ガラスレンズの場合、レンズ原料からレンズ素材が形成されるまでの材料加工工程と、レンズ素材を研磨等してレンズとして仕上げるレンズ加工工程とを有している。
材料加工工程は、レンズ原料を調合する調合工程、調合されたレンズ原料を熔解し、冷却してガラス材料にする溶解・冷却工程と、ガラス材料を研削及びプレスによってレンズ形状に成型する成型工程、レンズ形状に成型されたガラスの熱的ひずみを取り除く調製工程とを有している。
また、レンズ加工工程は、プレスガラスの表面の粗さ及び面形状を徐々に研削及び研磨していく研削・研磨工程と、レンズ外周を光軸に対して偏心のないように加工する心取工程と、レンズ表面にコーティングを行うコーティング工程とを有している。
こうてして作製されたレンズの形状を、レンズ形状測定ステップにおいて、実施形態1に係るレンズ形状測定方法により測定する。そして、レンズの厚さ等のレンズ形状が所定の許容誤差に入っているか否かを判定し、許容誤差内に入っているものをレンズの完成品とする。
したがって、本実施形態2によれば、作製されたレンズの形状を正確且つ容易に測定することができる。その結果、製造されるレンズの精度を向上させることができると共に、該レンズの形状を迅速に測定することができるため、レンズの生産性を向上させることができる。
《その他の実施形態》
本発明は、前記実施形態について、以下のような構成としてもよい。
すなわち、前記実施形態では、ステージ3をX軸及びY軸方向に移動させているが、これに限られるものではない。例えば、Z軸方向に対して直角以外の角度で交差する面内で移動させてもよい。この場合、ステージ3の移動量は、レンズのXY座標だけでなく、Z座標にも影響を与えるため、第1及び第2位置測定機による測定結果をステージ3の移動量に応じて補正する必要がある。
またレンズ7を、X軸及びY軸方向だけではなくZ軸方向にも移動可能なように、ステージ3にZ軸ステージ(図示ぜず)を設けても良い。この場合、ステージ3の移動量は、レンズのXY座標だけでなく、Z座標にも影響を与えるため、第1及び第2位置測定機による測定結果をステージ3の移動量に応じて補正する必要がある。
さらに、前記実施形態では、レンズ面71,72の中心座標及び半径を、4つの測定点の座標を式(3)に代入することで求めているが、これに限られるものではない。最小二乗法等の公知の方法によって、レンズ面71,72の形状を算出又は近似して、中心座標及び半径を求めてもよい。尚、中心座標及び半径に限られず、レンズ面71,72の全体形状等についても他の公知の方法によって算出及び近似してもよい。
尚、以上の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物、あるいはその用途の範囲を制限することを意図するものではない。
本発明に係るレンズ測定装置、レンズ測定方法及びレンズ製造方法では、高精度かつ効率的にレンズの厚さ等の形状を測定することが可能となり、デジタルカメラを代表とするレンズを用いた光学機器の高精度化および低コストによる精度管理が可能となり、光学レンズを用いた光学機器全般に対する用途に適用できる。
本発明の実施形態に係るレンズ測定装置の平面図である。 レンズ測定装置の正面図である。 レンズ測定装置の右側面図である。 レンズ保持後の測定子の様子を示す拡大図である。 両凹レンズの側面図である。 両凸レンズの側面図である。 従来のレンズ厚さを測定するマイクロメータを説明するための説明図である。
1 レンズ測定装置
3 ステージ(レンズ移動部)
4 第1位置測定機(第1位置測定手段)
5 第2位置測定機(第2位置測定手段)
6 レンズ保持部
7 レンズ
71 レンズ面(一方のレンズ面)
72 レンズ面(他方のレンズ面)
10 制御装置(レンズ形状算出部)

Claims (9)

  1. レンズを移動させるレンズ移動部と、
    前記レンズの一方の面に当接し、当該当接点の位置を測定する第1位置測定手段と、
    前記レンズの他方の面に当接し、当該当接点の位置を測定する第2位置測定手段と、
    前記レンズ移動部による前記レンズの移動量並びに前記第1及び第2位置測定手段の測定結果に基づいて、前記レンズの形状を求めるレンズ形状算出部と、を備えるレンズ測定装置。
  2. 前記第1及び第2位置測定手段は、略直線上に配される、
    ことを特徴とする請求項1に記載のレンズ測定装置。
  3. 前記レンズ形状算出部は、
    前記レンズの厚さを算出する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のレンズ測定装置。
  4. レンズ移動部によりレンズを移動させるレンズ移動工程と、
    第1位置測定手段が前記レンズ移動工程により移動させたレンズの一方の面に当接して当該当接点の位置を測定する第1位置測定工程と、
    第2位置測定手段が前記レンズ移動工程により移動させたレンズの他方の面に当接して当該当接点の位置を測定する第2位置測定工程と、
    前記レンズ移動工程によるレンズの移動量並びに前記第1及び第2位置測定工程の測定結果に基づいて前記レンズの形状を求めるレンズ形状算出工程とを含むレンズ測定方法。
  5. 前記第1及び第2位置測定手段は、略直線上に配される、
    ことを特徴とする請求項4に記載のレンズ測定方法。
  6. 前記レンズ形状算出工程は、
    前記レンズの厚さを算出する、
    ことを特徴とする請求項4又は5に記載のレンズ測定方法。
  7. レンズを作製するレンズ作製工程と、
    前記レンズ作製工程によって作製したレンズの形状を測定するレンズ形状測定工程とを含み、
    前記レンズ形状測定工程は、
    レンズ移動部によりレンズを移動させるレンズ移動工程と、
    第1位置測定手段が前記レンズ移動工程により移動させたレンズの一方の面に当接して当該当接点の位置を測定する第1位置測定工程と、
    第2位置測定手段が前記レンズ移動工程により移動させたレンズの他方の面に当接して当該当接点の位置を測定する第2位置測定工程と、
    前記レンズ移動工程によるレンズの移動量並びに前記第1及び第2位置測定工程の測定結果に基づいて前記レンズの形状を求めるレンズ形状算出工程とを有するレンズ製造方法。
  8. 前記第1及び第2位置測定手段は、略直線上に配される、
    ことを特徴とする請求項7に記載のレンズ製造方法。
  9. 前記レンズ形状算出工程は、
    前記レンズの厚さを算出する、
    ことを特徴とする請求項7又は8に記載のレンズ製造方法。
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