JP2009255683A - 動力伝達制御装置 - Google Patents

動力伝達制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009255683A
JP2009255683A JP2008105871A JP2008105871A JP2009255683A JP 2009255683 A JP2009255683 A JP 2009255683A JP 2008105871 A JP2008105871 A JP 2008105871A JP 2008105871 A JP2008105871 A JP 2008105871A JP 2009255683 A JP2009255683 A JP 2009255683A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gear
power
vehicle
engine
power transmission
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008105871A
Other languages
English (en)
Inventor
Shunsuke Hayashi
俊介 林
Yota Mizuno
陽太 水野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2008105871A priority Critical patent/JP2009255683A/ja
Publication of JP2009255683A publication Critical patent/JP2009255683A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/62Hybrid vehicles

Landscapes

  • Hybrid Electric Vehicles (AREA)
  • Retarders (AREA)

Abstract

【課題】走行条件に適切に対応した動力機関の回転数によって走行しつつ、ギヤの歯打ち音による騒音や振動の発生といった車両走行における快適性の悪化を防止することができる動力伝達制御装置を提供する。
【解決手段】走行条件の変化により変更されるハイブリッド車両11の走行状態が快適判断基準を満たさなくなる場合には、動力分配機構18において、ピニオンギヤ23とリングギヤ22との接触部を移動させることによって、動力の伝達比iを変更することができるので、エンジン回転数やモータ回転数を無用に変えずに、回転変動による歯車間の歯打ち音や振動の発生を防止し、快適な走行状態を保つことができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、ハイブリッド車両等に搭載される動力分割機構の制御を行う動力伝達制御装置に関する。
従来、このような動力分割機構を備えたハイブリッド車両としては、遊星歯車機構のサンギヤ、ピニオンギヤを公転させるキャリア、リングギヤにそれぞれ第1モータジェネレータ、エンジン、駆動軸が接続されるとともに、変速機を介して駆動軸に第2モータジェネレータが接続されたものが提案されている。このようなハイブリッド車両では、第1モータジェネレータの回転数を制御することにより、エンジンの回転数を燃費が最適となる回転数に設定し、第1モータジェネレータで発電を行い、その電力を利用して第2モータジェネレータを駆動することにより、必要な動力を駆動軸に出力することができるようになっている。
ところが、このような遊星歯車機構による動力分割機構を備えたハイブリッド車両においては、ギヤとギヤの噛み合わせに僅かなすき間があり、ギヤを駆動する動力の変動等により、ギヤの歯が他方のギヤの歯に衝突・離間を繰り返し、部品間の接触音、いわゆる歯打ち音が発生してしまう。ギヤ間のすき間は、元々できるだけ狭くされているが、狭すぎると抵抗になり、広すぎるとガタが出て運転しにくくなったり、いずれも騒音や振動発生の原因になる。そして、この騒音や振動は、車両走行における快適性を損なうものである。
そこで、このような部品間の接触音を低減する動力出力装置を搭載したハイブリッド車両が提案されている(例えば、特許文献1参照)。このものは、歯打ち音が発生しているギヤ歯の入力軸に結合された動力機関の回転数を高めに設定し、ギヤ歯を押し付ける力を増すことにより、歯打ち音の発生を抑制するようにしている。
特開平11−93725号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載されたものにおいては、所定の動力機関の回転数を、部品間の接触音の低減のために変更してしまうため、所望の回転数を越えてしまったり、停止させたいときに回転させなければならない等、動力機関の回転数が必ずしも最適な値とはならず、例えば、エンジン回転数が燃費最適線からはずれてしまうため、燃費の悪化にもつながるという問題があった。
本発明は、このような従来の問題を解決するためになされたもので、走行条件に適切に対応した動力機関の回転数によって走行しつつ、ギヤの歯打ち音による騒音や振動の発生といった車両走行における快適性の悪化を防止することができる動力伝達制御装置を提供することを目的とする。
本発明に係る動力伝達制御装置は、上記目的達成のため、(1)内燃機関の出力軸と、発電機能を有する電動機の入出力軸と、車両の駆動軸と、の間で伝達される動力の伝達比が変更可能な回転体によって連結させる動力伝達手段と、車両の走行条件を検出する走行条件検出手段と、前記検出された走行条件に基づいて、前記内燃機関および前記電動機を有する動力機関を制御するための制御情報を演算する動力制御情報演算手段と、車両の走行が快適な走行状態であるか否かの快適判断基準を記憶する快適判断基準記憶手段と、前記検出された走行条件に基づいて演算された前記制御情報に基づいて前記動力機関の制御を行った場合の車両の走行状態が、前記快適判断基準を満たすか否かを判断する判断手段と、前記判断手段による車両の走行状態が前記快適判断基準を満たさないと判断された場合、前記伝達比を変更するよう前記動力伝達手段を制御する制御手段と、を備えたことを特徴とした構成を有している。
この構成により、走行条件の変化により変更される車両の走行状態が快適判断基準を満たさなくなる場合には、動力の伝達比を変更するので、走行条件に適切に対応した動力機関の回転数によって走行しつつ、車両走行における快適性の悪化を防止することができる。
なお、車両の走行状態の快適判断基準とは、車両の快適性の評価基準として使用される「騒音」および「振動」の大きさに基づいて設定した判断基準のことをいう。特にここでは、走行条件の変化により、部品の動作が変化することにより発生する部品間の接触音や振動の悪化を防止することを目的としている。
また、本発明に係る動力伝達制御装置は、上記(1)に記載の動力伝達制御装置において、(2)前記動力機関から車両の駆動輪までの動力伝達経路において、歯車機構により動力伝達を行う部位を有することを特徴とした構成を有している。
この構成により、動力機関から駆動輪までの動力伝達経路において歯車機構の部位を有するので、歯車の接触による歯打ち音や振動の発生を防止することができ、特に大きな効果を得ることができる。
さらに、本発明に係る動力伝達制御装置は、上記(2)に記載の動力伝達制御装置において、(3)前記動力伝達手段は、サンギヤと、前記サンギヤと軸線同一のリングギヤと、前記サンギヤおよび前記リングギヤの間で係合し自転するピニオンギヤと、前記サンギヤおよび前記リングギヤと同一の軸線を中心として公転する前記ピニオンギヤの公転と一体となって回転するキャリアと、を有し、前記ピニオンギヤを円錐形状の側面を有する前記回転体とし、前記内燃機関の出力軸を前記キャリアに接続し、前記電動機の入出力軸を前記サンギヤに接続し、前記車両の駆動軸を前記リングギヤに接続し、前記制御手段は、前記判断手段により車両の走行状態が前記快適判断基準を満たさないと判断された場合、前記ピニオンギヤと前記サンギヤまたはリングギヤとの係合部位を移動させて、前記伝達比を変更するよう前記動力伝達手段を制御することを特徴とした構成を有している。
この構成により、円錐形状のピニオンギヤとサンギヤまたはリングギヤとの係合部位を変更することにより、側面の外周長の違いによってギヤ比を変えるので、容易に動力の伝達比を変更することができ、車両走行における快適性の悪化を容易に防止することができる。
さらに、本発明に係る動力伝達制御装置は、上記(3)に記載の動力伝達制御装置において、(4)前記走行条件検出手段は、前記内燃機関の回転数に変動を与える走行条件の変化を検出し、前記制御手段は、前記判断手段により車両の走行状態が前記快適判断基準を満たさないと判断された場合、前記サンギヤから前記リングギヤへの伝達比が小さくなるように変更するよう前記動力伝達手段を制御することを特徴とした構成を有している。
この構成により、キャリアに接続された内燃機関の出力軸回転数に変化が発生したとき、電動機の入出力軸に接続されたサンギヤから駆動軸に接続されたリングギヤへの伝達比が小さくなるように変更するので、慣性力の大きな電動機に接続されたサンギヤに対するリングギヤ側に発生する慣性力を大きくすることができ、リングギヤ側への回転変動の伝達を和らげ、車両走行における快適性の悪化を低減することができる。
本発明によれば、走行条件の変化により変更される車両の走行状態が快適判断基準を満たさなくなる場合には、動力の伝達比を変更することにより、走行条件に適切に対応した動力機関の回転数によって走行しつつ、車両走行における快適性の悪化を防止することができる動力伝達制御装置を提供することができる。
以下、本発明に係る動力伝達制御装置の実施の形態について、図面を参照して説明する。
まず、構成について説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る動力伝達制御装置を搭載したハイブリッド車両の概略ブロック構成図である。
図1に示すように、ハイブリッド車両11は、内燃機関であるエンジン12と、エンジン12からの動力を駆動軸としてのドライブシャフト13を介して駆動輪14L、14Rに伝達する動力伝達装置15と、ハイブリッド車両11全体を制御するハイブリッド用電子制御ユニット100と、を備えている。
エンジン12は、ガソリンあるいは軽油等の炭化水素系の燃料を燃焼させて動力を出力する内燃機関であり、エンジン12の運転状態を検出する各種センサから信号を入力するエンジン用電子制御ユニット(以下、エンジンECUという)101によって燃料噴射制御や点火制御、吸入空気量調節制御等の運転制御が行われるようになっている。
エンジンECU101は、ハイブリッド用電子制御ユニット100と通信しており、ハイブリッド用電子制御ユニット100から入力される制御信号によりエンジン12を運転制御するとともに必要に応じてエンジン12の運転状態に関するデータをハイブリッド用電子制御ユニット100に出力するようになっている。
動力伝達装置15は、モータジェネレータMG1と、モータジェネレータMG2と、モータジェネレータMG2のロータシャフト36に接続される減速機17と、エンジン12およびモータジェネレータMG1の間で動力分配を行う動力分配機構18と、を備えている。ここで、減速機17は、モータジェネレータMG2から動力分配機構18への減速比が、例えば、2倍以上に設定されるようになっている。
動力分配機構18は、エンジン12のクランクシャフト(出力軸)19に軸中心を貫通された中空のサンギヤ軸(入出力軸)20に結合されたサンギヤ21と、クランクシャフト19と同軸上を回転可能に支持されているとともに、リングギヤ軸27を介して減速機17に連結されるリングギヤ22と、サンギヤ21とリングギヤ22との間に配置され、サンギヤ21の外周を自転しながら公転する複数のピニオンギヤ(回転体)23と、クランクシャフト19の端部にダンパ24を介して結合された入力軸26と、を備えている。また、動力分配機構18は、各ピニオンギヤ23の回転軸を支持するキャリア25を備えており、サンギヤ21、リングギヤ22およびキャリア25を回転要素として差動作用を行う遊星歯車機構を構成している。
この動力分配機構18により、モータジェネレータMG1は、発電機および電動機として機能する。すなわち、キャリア25から入力されるエンジン12からの動力を、サンギヤ21側と、リングギヤ22側と、にそのギヤ比に応じて分配するとき、モータジェネレータMG1が発電機として機能するようになっている。また、モータジェネレータMG1が電動機として機能するときには、キャリア25から入力されるエンジン12からの動力と、サンギヤ21から入力されるモータジェネレータMG1からの動力と、を統合してリングギヤ22側に出力するようになっている。
また、ピニオンギヤ23は、リングギヤ22との接触面に円錐形状の側面を有しており、ハイブリッド用電子制御ユニット100から入力される制御信号により、その接触面の位置が移動されるようになっている。ピニオンギヤ23を含む動力分配機構18の詳細構成については、後述する。
一方、モータジェネレータMG1は、回転磁界を形成するステータ28と、ステータ28の内部に配置され、複数個の永久磁石が埋め込まれているロータ29と、を備えており、ステータ28は、ステータコアおよびステータコアに巻回される三相コイルを備えている。
ロータ29は、動力分配機構18のサンギヤ21と一体的に回転するサンギヤ軸20に結合されており、ステータ28のステータコアは、例えば、電磁鋼板の薄板を積層して形成され、本体ケース51の内周部に固定されている。したがって、モータジェネレータMG1は本体ケース51に収納されている。
このように構成されるモータジェネレータMG1は、ロータ29に埋め込まれた永久磁石による磁界と三相コイルによって形成される磁界との相互作用によりロータ29を回転駆動する電動機として動作するようになっている。また、モータジェネレータMG1は、永久磁石による磁界とロータ29の回転との相互作用により三相コイルの両端に起電力を生じさせる発電機としても動作するようになっている。
また、モータジェネレータMG2は、回転磁界を形成するステータ32と、ステータ32の内部に配置され複数個の永久磁石が埋め込まれたロータ33と、を備えており、ステータ32は、ステータコアおよびステータコアに巻回される三相コイルを備えている。
ロータ33のロータシャフト36は、減速機17のサンギヤ37にスプライン嵌合されており、ステータ32のステータコアは、例えば、電磁鋼板の薄板を積層して形成され、本体ケース51の内周部に固定されている。したがって、モータジェネレータMG2は本体ケース51に収納されている。
モータジェネレータMG2は、永久磁石による磁界とロータ33の回転との相互作用によって三相コイルの両端に起電力を生じさせる発電機としても動作するようになっており、モータジェネレータMG2は、永久磁石による磁界と三相コイルによって形成される磁界との相互作用によりロータ33を回転駆動する電動機として動作するようになっている。
一方、減速機17は、キャリア38が動力伝達装置15の本体ケース51に固定された構造により減速を行うようになっている。具体的には、減速機17は、ロータ33のロータシャフト36に結合されたサンギヤ37と、動力分配機構18のリングギヤ22と一体的に回転するリングギヤ39と、リングギヤ39およびサンギヤ37に噛合し、サンギヤ37の回転をリングギヤ39に伝達するピニオンギヤ40と、ピニオンギヤ40を回転自在に支持する支持軸を有するキャリア38と、を備えている。
この減速機17では、例えば、サンギヤ37の歯数に対しリングギヤ39の歯数を2倍以上にすることにより、減速比を2倍以上にすることができるようになっている。また、ロータシャフト36は、ベアリングを介して本体ケース51に回転自在に支持されている。
また、リングギヤ軸27には、カウンタドライブギヤ52が一体的に設けられており、このカウンタドライブギヤ52は、リングギヤ軸27と一体的に回転するようになっている。カウンタドライブギヤ52は、アイドルドライブギヤ53に噛合しており、このアイドルドライブギヤ53は、アイドルドリブンギヤ54を介してカウンタドリブンギヤ55に連結されるようになっている。
このカウンタドリブンギヤ55は、ファイナルギヤ56を介してデファレンシャルギヤ57に連結されており、デファレンシャルギヤ57は、ドライブシャフト13を介して駆動輪14L、14Rに駆動トルクを伝達するようになっている。
また、モータジェネレータMG1およびモータジェネレータMG2は、インバータ61およびインバータ62を介してバッテリ63との間で電力のやりとりを行うようになっている。
インバータ61およびインバータ62とバッテリ63とを接続する電力ライン64は、インバータ61およびインバータ62が共用する正極母線および負極母線として構成されており、モータジェネレータMG1、MG2の何れかで発電される電力を他のモータジェネレータで消費することができるようになっている。
したがって、バッテリ63は、モータジェネレータMG1およびモータジェネレータMG2の何れかから生じた電力や不足する電力により充放電されることになる。なお、モータジェネレータMG1およびモータジェネレータMG2により電力収支のバランスをとるものとすれば、バッテリ63は充放電されない。
また、モータジェネレータMG1およびモータジェネレータMG2は、何れもモータ用電子制御ユニット(以下、モータECUという)102により駆動制御されるようになっている。
モータECU102には、モータジェネレータMG1およびモータジェネレータMG2を駆動制御するために必要な信号、例えば、モータジェネレータMG1およびモータジェネレータMG2の回転子の回転位置を検出する回転位置検出センサ111および回転位置検出センサ112から入力される信号や図示しない電流センサにより検出されるモータジェネレータMG1およびモータジェネレータMG2に印加される相電流等が入力されており、モータECU102からは、インバータ61およびインバータ62へのスイッチング制御信号が出力されるようになっている。
モータECU102は、ハイブリッド用電子制御ユニット100と通信するようになっており、ハイブリッド用電子制御ユニット100から入力される制御信号に応じてインバータ61およびインバータ62を駆動制御することにより、モータジェネレータMG1およびモータジェネレータMG2を駆動制御する。また、モータECU102は、必要に応じてモータジェネレータMG1およびモータジェネレータMG2の運転状態に関するデータをハイブリッド用電子制御ユニット100に出力するようになっている。
バッテリ63は、バッテリ用電子制御ユニット(以下、バッテリECUという)103によって管理されており、バッテリECU103には、バッテリ63を管理するのに必要な信号、例えば、バッテリ63の端子間に設置された図示しない電圧センサからの端子間電圧、バッテリ63の出力端子に接続された電力ライン64に取り付けられた図示しない電流センサからの充放電電流、バッテリ63に取り付けられた図示しない温度センサからの電池温度等が入力されており、必要に応じてバッテリ63の状態に関するデータをハイブリッド用電子制御ユニット100に出力するようになっている。なお、バッテリECU103にあっては、バッテリ63を管理するために電流センサにより検出された充放電電流の積算値に基づいて残容量(SOC(State of charge))も演算している。
一方、図1に示すように、ハイブリッド用電子制御ユニット100は、CPU(Central processing unit)100aを中心とするマイクロプロセッサから構成されており、CPU100aの他に処理プログラムを記憶するROM(Read only memory)100bと、データを一時的に記憶するRAM(Random access memory)100cと、図示しない入出力ポートおよび通信ポートと、を備えている。
ハイブリッド用電子制御ユニット100には、イグニッションスイッチ(IG)113からのイグニッション信号Ig、運転手により手動操作されるシフトレバー91の操作位置を検出するシフトポジションセンサ114からのシフトポジション信号SP、運転手により踏み込まれるアクセルペダル92の踏み込み量を検出するアクセルペダルポジションセンサ115からのアクセル開度信号Acc、ブレーキペダル93の踏み込み量を検出するブレーキペダルポジションセンサ116からのブレーキペダルポジション信号BP、車速センサ117からの車速信号V、Gセンサ118からのハイブリッド車両11の傾きを求めるための検出信号、エンジン12の冷却水の温度を検出する温度センサ119からの温度検出信号等が、それぞれ入力ポートを介して入力されるようになっている。
なお、ハイブリッド用電子制御ユニット100は、前述したように、エンジンECU101やモータECU102、バッテリECU103と通信ポートを介して接続されており、エンジンECU101やモータECU102、バッテリECU103と各種制御信号やデータのやりとりを行うようになっている。
なお、本実施の形態では、動力伝達装置15が、本発明における動力伝達手段を構成し、ハイブリッド用電子制御ユニット100が、本発明における動力制御情報演算手段、快適判断基準記憶手段、判断手段および制御手段を構成している。また、アクセルペダルポジションセンサ115、ブレーキペダルポジションセンサ116等により、本発明における走行条件検出手段が構成される。
さらに、上述したように、動力伝達装置(動力伝達手段)15は、エンジン(内燃機関)12のクランクシャフト(出力軸)19と、モータジェネレータ(電動機)MG1のサンギヤ軸(入出力軸)20と、ドライブシャフト(駆動軸)13と、の間で伝達される動力の伝達比が変更可能なピニオンギヤ(回転体)23によって連結されるようになっている。また、アクセルペダルポジションセンサ(走行条件検出手段)115およびブレーキペダルポジションセンサ(走行条件検出手段)116は、ハイブリッド車両11の走行条件を検出するようになっている。
また、ハイブリッド用電子制御ユニット(快適判断基準記憶手段)100は、ハイブリッド車両11の走行が快適な走行状態であるか否かの快適判断基準を記憶するようになっている。また、ハイブリッド用電子制御ユニット(動力制御情報演算手段)100は、検出された走行条件に基づいて、エンジン12およびモータジェネレータMG1を制御するための制御情報を演算するようになっている。また、ハイブリッド用電子制御ユニット(判断手段)100は、この制御情報に基づいてエンジン12およびモータジェネレータMG1の制御を行った場合のハイブリッド車両11の走行状態が、快適判断基準を満たすか否かを判断するようになっている。また、ハイブリッド用電子制御ユニット(制御手段)100は、ハイブリッド車両11の走行状態が快適判断基準を満たさないと判断した場合、後述するギヤ比ρ(伝達比)を変更するよう動力伝達装置15を制御するようになっている。
図2は、本発明の実施の形態における動力分配機構を示す概略構成断面図である。また、図2(a)は、ギヤ比補正後の動力分配機構の配置図であり、図2(b)は、ギヤ比補正前の動力分配機構の配置図である。
図2に示すように、動力分配機構18は、サンギヤ21と、リングギヤ22と、サンギヤ21とリングギヤ22との間に配置され、サンギヤ21の外周を自転しながら公転する複数のピニオンギヤ23と、各ピニオンギヤ23の回転軸を支持するキャリア25と、を備えている。
また、前述のように、サンギヤ21は、キャリア25の入力軸26に軸中心を貫通された中空のサンギヤ軸20に結合されており、サンギヤ軸20は、モータジェネレータMG1のロータ29に結合されるようになっている。また、サンギヤ21は、傘歯車形状となっている。
リングギヤ22は、キャリア25の入力軸26と同軸上を回転可能に支持されているとともに、リングギヤ軸27を介して減速機17に連結されるようになっている。また、リングギヤ22は、ピニオンギヤ23との接触部に、リング状突出部221を有している。キャリア25は、各ピニオンギヤ23の回転軸を支持し、入力軸26を中心に回転し、入力軸26は、エンジン12のクランクシャフト19の端部にダンパ24を介して結合されるようになっている。
各ピニオンギヤ23は、傘歯車形状の傘歯車部231と、円錐形状のコーン部232と、を有しており、傘歯車部231とコーン部232とは、キャリア25に支持された回転軸を中心に一体となって回転するようになっている。また、傘歯車部231は、傘歯車形状のサンギヤ21と噛み合うようになっている。コーン部232は、リングギヤ22のリング状突出部221と摩擦接触するようになっている。
さらに、サンギヤ21の入力軸であるサンギヤ軸20と、キャリア25の入力軸26は、図示しないアクチュエータによって、軸線方向(図中左右方向)に摺動することができるようになっている。このとき、サンギヤ21、キャリア25およびピニオンギヤ23は、一体となって動くようになっている。
ここで、リングギヤ22とキャリア25とが接近した位置(図2(a)に示すa方向に摺動された位置)となっている場合、ピニオンギヤ23のコーン部232と、リングギヤ22のリング状突出部221と、の接触部は、コーン部232の円錐状の先端方向、すなわち、外周が短い部分で接触するようになっている。
一方、リングギヤ22とキャリア25とが離れた位置(図2(b)に示すb方向に摺動された位置)となっている場合、ピニオンギヤ23のコーン部232と、リングギヤ22のリング状突出部221と、の接触部は、コーン部232の円錐状の底辺方向、すなわち、外周が長い部分で接触するようになっている。
このように構成された実施の形態のハイブリッド車両11のハイブリッド用電子制御ユニット100は、運転者によるアクセルペダル92の踏み込み量に対応するアクセル開度Accと車速Vとに基づいて駆動軸としてのリングギヤ軸27に出力すべき要求トルクを計算し、この要求トルクに対応する要求動力がリングギヤ軸27に出力されるように、エンジン12とモータジェネレータMG1とモータジェネレータMG2とを運転制御する。
エンジン12とモータジェネレータMG1とモータジェネレータMG2との運転制御としては、要求動力に見合う動力がエンジン12から出力されるようにエンジン12を運転制御するとともにエンジン12から出力される動力のすべてが動力分配機構18とモータジェネレータMG1とモータジェネレータMG2とによってトルク変換されてリングギヤ軸27に出力されるようモータジェネレータMG1およびモータジェネレータMG2を駆動制御するトルク変換運転モードや要求動力とバッテリ63の充放電に必要な電力との和に見合う動力がエンジン12から出力されるようにエンジン12を運転制御するとともにバッテリ63の充放電を伴ってエンジン12から出力される動力の全部またはその一部が動力分配機構18とモータジェネレータMG1とモータジェネレータMG2とによるトルク変換を伴って要求動力がリングギヤ軸27に出力されるようモータジェネレータMG1およびMG2を駆動制御する充放電運転モード、エンジン12の運転を停止してモータジェネレータMG2からの要求動力に見合う動力をリングギヤ軸27に出力するよう運転制御するモータ運転モード等がある。
次に、動作について説明する。
図3は、本発明の実施の形態に係るハイブリッド車両における車両制御処理を示すフローチャートである。
なお、図3に示すフローチャートは、ハイブリッド用電子制御ユニット100のCPU100aによって実行される車両制御処理のプログラムであり、この車両制御処理のプログラムはROM100bに記憶されている。また、この車両制御処理は、ハイブリッド用電子制御ユニット100のCPU100aによって、所定の時間(例えば、数msec)間隔で実行される。さらに、この車両制御処理は、ハイブリッド用電子制御ユニット100のCPU100aによって、走行条件の変化を検出したタイミングで実行されるようにしてもよい。
この車両制御処理では、走行条件の変化によりエンジン停止要求が発生した場合、動力分配機構18のギヤ比を補正して、ハイブリッド車両11の走行状態の悪化を防止するものとする。詳しくは、エンジン停止要求時、そのままエンジン12を停止させてしまうと、ギヤの歯打ち音による騒音や振動の発生といったハイブリッド車両11の走行状態の悪化により、快適判断基準を満たさなくなるため、このエンジン停止要求がある場合に、動力分配機構18のギヤ比を補正する。
図3に示すように、まず、車両制御処理が実行されると、ハイブリッド用電子制御ユニット100のCPU100aは、ギヤ比ρに現在のギヤ比ρ(初期値)を設定する(ステップS11)。
ギヤ比ρとは、動力分配機構18のサンギヤ21の歯数Zsとリングギヤ22の歯数Zrとの比を表すものであり、サンギヤ21の歯数Zsをリングギヤ22の歯数Zrで割ったもの(ρ=Zs/Zr)である。ただし、本実施の形態においては、ピニオンギヤ23のサンギヤ21側の歯数Zpsと、リングギヤ22側の歯数Zprと、が同一とは限らず、ピニオンギヤ23のリングギヤ22側の歯数Zprが変化するため、サンギヤ21からリングギヤ22への伝達比i(=Zpr/Zps)も考慮する必要がある。したがって、ギヤ比ρ=(Zs/Zr)*(Zpr/Zps)=(Zs/Zr)iとなる。また、現在のギヤ比ρは、ギヤ比補正前のハイブリッド車両11が有しているギヤ比を示すものである。
次に、リングギヤ軸27の回転数Nrを取得する(ステップS12)。このリングギヤ軸27の回転数Nrは、例えば、リングギヤ軸27に回転数センサを設け、この回転数センサの検出結果により、取得するようにすればよい。
続いて、アクセルペダルポジションセンサ115からのアクセル開度Acc、ブレーキペダルポジションセンサ116からのブレーキペダルポジション信号BP、車速センサ117からの車速V等の走行条件のデータを取得する(ステップS13)。
また、車速Vは、リングギヤ軸27の回転数Nrに換算係数kを乗じることにより、求めることもできる。この換算係数kは、リングギヤ軸27と駆動輪14L、14Rとの間にある複数のギヤのギヤ比によって決定される係数である。
続いて、上記取得された走行条件に基づいて、エンジン12、モータジェネレータMG1を制御するための制御情報を演算し、設定する(ステップS14)。
例えば、上記走行条件により、必要出力Pを算出し、この必要出力Pと燃費最適線を用いてエンジン回転数Ne、エンジントルクTeを求め、さらに、モータ回転数Nm、モータトルクTmを算出して、エンジン12、モータジェネレータMG1を制御するための制御情報求める。燃費最適線とは、エンジン12があるパワーの仕事をする場合に、燃費消費量が最少になるエンジン回転数NeとエンジントルクTeの関係を示したもので、予めマップとして格納されたものである。
必要出力Pは、車速Vに基づいて算出する。ここでは、アクセル開度Accと車速Vと必要出力Pとの関係を予め定めて必要出力設定用マップとしてROM100bに記憶しておき、アクセル開度Accと車速Vとが与えられると記憶したマップから対応する必要出力Pを導出して設定するものとする。エンジン回転数NeとエンジントルクTeは、燃費最適線と、必要出力Pとなるエンジン回転数NeとエンジントルクTeを示すパワー線と、により求めることができる。モータ回転数Nmは、回転数の関係式(Ne=ρ/(1+ρ)×Nm+1/(1+ρ)×Nr)から算出することができる。また、モータトルクTmは、トルクの関係式(Te=−(1+ρ)/ρ×Tm)から算出することができる。
このように算出したエンジン回転数Ne、エンジントルクTeにより、エンジン12を制御するための制御情報を求め、モータ回転数Nm、モータトルクTmにより、モータジェネレータMG1を制御するための制御情報を求めることができる。
次に、上記求めた制御情報に、エンジン停止要求が含まれているか否かを判定する(ステップS15)。ここでは、上記ギヤ比がρの場合に、エンジン12の停止を行った場合の車両の走行状態は、快適判断基準を満たさないものとした。
エンジン停止要求が含まれていない場合には、ステップS18に移行し、エンジン停止要求が含まれている場合には、ステップS16に移行する。上記制御情報にエンジン停止要求が含まれている場合(ステップS15でYESの場合)、ギヤ比ρを補正する(ステップS16)。
ここで、ギヤ比ρの補正は、ピニオンギヤ23のリングギヤ22側の歯数Zprを小さくすることにより、上記伝達比iを小さくし、ギヤ比ρが小さくなるように補正する。このギヤ比ρの補正値は、ハイブリッド用電子制御ユニット100のROM100bに記憶されている。ハイブリッド用電子制御ユニット100は、補正値ρとなるように、動力分配機構18において、ピニオンギヤ23のコーン部232と、リングギヤ22のリング状突出部221と、の接触する位置を制御する。すなわち、前述のアクチュエータにより、サンギヤ21のサンギヤ軸20とキャリア25の入力軸26を、軸線方向のエンジン12から離れる方向(図2(a)中のa方向)に摺動させる。
次に、補正されたギヤ比ρに基づいて、モータジェネレータMG1を制御するための制御情報を補正する(ステップS17)。制御情報の補正は、補正されたギヤ比ρと、上記回転数の関係式(Ne=ρ/(1+ρ)×Nm+1/(1+ρ)×Nr)およびトルクの関係式(Te=−(1+ρ)/ρ×Tm)から求めることができる。
次に、上記設定したエンジン12の制御情報をエンジンECU101に、モータジェネレータMG1の制御情報をモータECU102に、それぞれ送信して、ハイブリッド用電子制御ユニット100の車両制御処理を終了する。
エンジン回転数NeとエンジントルクTeとを受信したエンジンECU101は、エンジン12がエンジン回転数NeとエンジントルクTeとによって示される運転ポイントで運転されるように、エンジン12における燃料噴射制御や点火制御等の制御を行う。また、モータ回転数NmとモータトルクTmとを受信したモータECU102は、モータジェネレータMG1がモータ回転数NmとモータトルクTmとによって駆動されるように、インバータ61のスイッチング素子のスイッチング制御を行う。なお、当然のことながら、エンジン停止要求があった場合には、エンジン12が停止されるように制御を行うものである。
このように、本実施の形態に係るハイブリッド車両11は、走行条件の変化により変更されるハイブリッド車両11の走行状態が快適判断基準を満たさなくなる場合には、動力分配機構18において、ピニオンギヤ23とリングギヤ22との接触部を移動させることによって、動力の伝達比iを変更することができるので、エンジン回転数やモータ回転数を無用に変えずに、回転変動による歯車間の歯打ち音や振動の発生を防止し、快適な走行状態を保つことができる。
また、動力分配機構18のキャリア25に接続されたエンジン12の停止要求が発生したとき、モータジェネレータMG1の入出力軸に接続されたサンギヤ21からドライブシャフト13に接続されたリングギヤ22への伝達比iが小さくなるように変更するので、慣性力の大きなモータジェネレータMG1に接続されたサンギヤ21に対して、リングギヤ22側に発生する慣性力を大きくすることができ、リングギヤ22側への回転変動の伝達を和らげ、車両走行における快適性の悪化を低減させることができる。
なお、本実施の形態においては、ピニオンギヤ23とリングギヤ22との間で伝達される動力の伝達比を変更するようにしているが、ピニオンギヤ23とサンギヤ21との間で伝達される動力の伝達比を変更するようにしてもよい。この場合、例えば、本実施の形態で用いたピニオンギヤ23のコーン部232と、リングギヤ22のリング状突出部221と、の構成および関係を、ピニオンギヤ23とサンギヤ21との間で同様に用いることにより、上記ピニオンギヤ23とサンギヤ21との間で伝達される動力の伝達比の変更をも実現することができる。
以上説明したように、本発明に係る動力伝達制御装置は、走行条件の変化により変更される車両の走行状態が快適判断基準を満たさなくなる場合には、動力の伝達比を変更することにより、走行条件に適切に対応した動力機関の回転数によって走行しつつ、車両走行における快適性の悪化を防止することができるという効果を有し、ハイブリッド車両等に搭載される動力分割機構の制御を行う動力伝達制御装置等として有用である。
本発明の実施の形態に係る動力伝達制御装置を搭載したハイブリッド車両の概略ブロック構成図である。 本発明の実施の形態における動力分配機構を示す概略構成断面図であり、(a)はギヤ比補正後の動力分配機構の配置図、(b)はギヤ比補正前の動力分配機構の配置図である。 本発明の実施の形態に係るハイブリッド車両における車両制御処理を示すフローチャートである。
符号の説明
11 ハイブリッド車両
12 エンジン(内燃機関)
13 ドライブシャフト(駆動軸)
14L、14R 駆動輪
15 動力伝達装置(動力伝達手段)
17 減速機
18 動力分配機構
19 クランクシャフト(出力軸)
20 サンギヤ軸(入出力軸)
21 サンギヤ
22 リングギヤ
23 ピニオンギヤ(回転体)
24 ダンパ
25 キャリア
26 入力軸
27 リングギヤ軸
36 ロータシャフト
37 サンギヤ
38 キャリア
39 リングギヤ
40 ピニオンギヤ
61、62 インバータ
63 バッテリ
91 シフトレバー
92 アクセルペダル
93 ブレーキペダル
100 ハイブリッド用電子制御ユニット(動力制御情報演算手段、快適判断基準記憶手段、判断手段、制御手段)
101 エンジンECU
102 モータECU
103 バッテリECU
114 シフトポジションセンサ
115 アクセルペダルポジションセンサ(走行条件検出手段)
116 ブレーキペダルポジションセンサ(走行条件検出手段)
117 車速センサ

Claims (4)

  1. 内燃機関の出力軸と、発電機能を有する電動機の入出力軸と、車両の駆動軸と、の間で伝達される動力の伝達比が変更可能な回転体によって連結させる動力伝達手段と、
    車両の走行条件を検出する走行条件検出手段と、
    前記検出された走行条件に基づいて、前記内燃機関および前記電動機を有する動力機関を制御するための制御情報を演算する動力制御情報演算手段と、
    車両の走行が快適な走行状態であるか否かの快適判断基準を記憶する快適判断基準記憶手段と、
    前記制御情報に基づいて前記動力機関の制御を行った場合の車両の走行状態が、前記快適判断基準を満たすか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段による車両の走行状態が前記快適判断基準を満たさないと判断された場合、前記伝達比を変更するよう前記動力伝達手段を制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする動力伝達制御装置。
  2. 前記動力機関から車両の駆動輪までの動力伝達経路において、歯車機構により動力伝達を行う部位を有することを特徴とする請求項1に記載の動力伝達制御装置。
  3. 前記動力伝達手段は、サンギヤと、前記サンギヤと軸線同一のリングギヤと、前記サンギヤおよび前記リングギヤの間で係合し自転するピニオンギヤと、前記サンギヤおよび前記リングギヤと同一の軸線を中心として公転する前記ピニオンギヤの公転と一体となって回転するキャリアと、を有し、前記ピニオンギヤを円錐形状の側面を有する前記回転体とし、前記内燃機関の出力軸を前記キャリアに接続し、前記電動機の入出力軸を前記サンギヤに接続し、前記車両の駆動軸を前記リングギヤに接続し、
    前記制御手段は、前記判断手段により車両の走行状態が前記快適判断基準を満たさないと判断された場合、前記ピニオンギヤと前記サンギヤまたはリングギヤとの係合部位を移動させて、前記伝達比を変更するよう前記動力伝達手段を制御することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の動力伝達制御装置。
  4. 前記走行条件検出手段は、前記内燃機関の回転数に変動を与える走行条件の変化を検出し、
    前記制御手段は、前記判断手段により車両の走行状態が前記快適判断基準を満たさないと判断された場合、前記サンギヤから前記リングギヤへの伝達比が小さくなるように変更するよう前記動力伝達手段を制御することを特徴とする請求項3に記載の動力伝達制御装置。
JP2008105871A 2008-04-15 2008-04-15 動力伝達制御装置 Pending JP2009255683A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008105871A JP2009255683A (ja) 2008-04-15 2008-04-15 動力伝達制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008105871A JP2009255683A (ja) 2008-04-15 2008-04-15 動力伝達制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009255683A true JP2009255683A (ja) 2009-11-05

Family

ID=41383682

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008105871A Pending JP2009255683A (ja) 2008-04-15 2008-04-15 動力伝達制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009255683A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011121742A1 (ja) * 2010-03-30 2011-10-06 トヨタ自動車株式会社 ハイブリッド車両の駆動制御装置
WO2011121743A1 (ja) * 2010-03-30 2011-10-06 トヨタ自動車株式会社 ハイブリッド車両のエンジン始動制御装置
CN111204329A (zh) * 2018-11-20 2020-05-29 丰田自动车株式会社 车辆的控制装置以及车辆的控制方法

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011121742A1 (ja) * 2010-03-30 2011-10-06 トヨタ自動車株式会社 ハイブリッド車両の駆動制御装置
WO2011121743A1 (ja) * 2010-03-30 2011-10-06 トヨタ自動車株式会社 ハイブリッド車両のエンジン始動制御装置
CN102822030A (zh) * 2010-03-30 2012-12-12 丰田自动车株式会社 混合动力车辆的发动机启动控制装置
JP5310937B2 (ja) * 2010-03-30 2013-10-09 トヨタ自動車株式会社 ハイブリッド車両の駆動制御装置
JP5310938B2 (ja) * 2010-03-30 2013-10-09 トヨタ自動車株式会社 ハイブリッド車両のエンジン始動制御装置
US8784248B2 (en) 2010-03-30 2014-07-22 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Engine start control device of hybrid vehicle
US8862298B2 (en) 2010-03-30 2014-10-14 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Drive control device of hybrid vehicle
CN111204329A (zh) * 2018-11-20 2020-05-29 丰田自动车株式会社 车辆的控制装置以及车辆的控制方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4321530B2 (ja) 車両およびその制御方法
JP4200988B2 (ja) ハイブリッド車およびその制御方法
JP4267612B2 (ja) 駆動装置およびこれを搭載する自動車並びに駆動装置の制御方法
JP4086043B2 (ja) ハイブリッド車およびその走行抵抗の測定方法
JP4190490B2 (ja) 動力出力装置およびこれを搭載する自動車並びに動力出力装置の制御装置,動力出力装置の制御方法
JP4258508B2 (ja) ハイブリッド車およびその制御方法
WO2006070880A1 (ja) 動力出力装置およびこれを搭載する自動車並びに動力出力装置の制御装置、動力出力装置の制御方法
JP2007203877A (ja) 動力出力装置およびこれを搭載する車両並びに動力出力装置の制御装置、動力出力装置の制御方法
JP2005344605A (ja) 動力出力装置およびこれを搭載するハイブリッド車並びにこれらの制御方法
JP2014125048A (ja) 車両用制御装置
JP2006211789A (ja) 動力出力装置およびこれを搭載する自動車並びに動力出力装置の制御方法
JP2006262585A (ja) ハイブリッド車およびその制御方法
JP2006077600A (ja) 動力出力装置およびこれを搭載する自動車並びに動力出力装置の制御方法
JP3999786B2 (ja) 駆動装置およびこれを搭載する車両並びに動力出力装置,駆動装置の制御方法
JP5104010B2 (ja) 車両およびその制御方法
JP2009255683A (ja) 動力伝達制御装置
JP4063285B2 (ja) 動力出力装置およびこれを搭載する自動車並びに状態検出装置,動力出力装置の制御方法
JP2008149902A (ja) 動力出力装置およびその制御方法並びに車両
JP2014104882A (ja) 車両の制御装置
JP4311379B2 (ja) 動力出力装置およびこれを搭載する自動車並びに動力出力装置の制御方法
JP4345765B2 (ja) 車両およびその制御方法
JP2007022240A (ja) 動力出力装置およびこれを搭載する自動車並びに動力出力装置の制御方法
JP2009274553A (ja) 車両およびその制御方法
JP2006257895A (ja) 動力出力装置およびこれを搭載する自動車並びに動力出力装置の制御方法
JP3132372B2 (ja) ハイブリッド車両及びハイブリッド車両の制御方法