JP2009255272A - 打ち込み工具 - Google Patents

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Kenji Mukoyama
兼司 向山
Jiro Oda
次郎 小田
Noriyuki Nishido
典之 西土
Hiroyuki Fukui
弘幸 福井
Nobuyuki Tsunoda
信幸 角田
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Abstract

【課題】U字形の打ち込み具を床材等に打ち込むエアタッカーにおいて、左右の脚部が長い打ち込み具の場合、打ち込み時に左右脚部が相互に閉じる方向に変位して、打ち込み不良を発生する場合があった。本発明では、脚部の変位を規制して従来のような打ち込み不良を低減することを目的とする。
【解決手段】打ち込み通路31を形成するベースプレート32若しくはカバープレート33の一方又は双方に、左右の脚部1b,1cを進入させてその相互に閉じる方向への変位を規制する規制溝部41,42を設ける。
【選択図】図5

Description

この発明は、例えば床材の固定作業(フロア施工)に用いられるエア駆動式のタッカー(エアタッカー)等の打ち込み工具であって、U字形に折り曲げられた打ち込み具を打ち込むための工具に関する。
この種の打ち込み工具は、圧縮エアを駆動源として往復動するピストンを内蔵した工具本体を備えている。工具本体の先端部には、打ち込み通路を有するドライバガイドが下方(打ち込み方向)に向けて突き出す状態に設けられている。このドライバガイドには、多数本の打ち込み具を収容して、これを1本ずつ打ち込み通路に供給するマガジンが併設されている。工具本体のピストンには打ち込み具打撃用のドライバ(打撃棒)が取り付けられている。
図40は打ち込み通路内に1本の打ち込み具1が供給された状態を示している。この打ち込み具1は、頭部1aと、この頭部1aの両端部から相互に平行で同じ方向に延びる左右の脚部1b,1cを有するU字形(コ字形)を有している。工具本体2の作動によりドライバガイド4の打ち込み通路5内をドライバ3が下動し、下動する過程で打ち込み具1の頭部1aが打撃されることにより、当該打ち込み具1が打ち込み通路5内を下動してドライバガイド4の下端部(射出口)から図示下方に向けて打ち出される。
特開2007-168007号公報 特開2004-209561号公報
しかしながら、従来の打ち込み工具では、被打ち込み材Wに対する打ち込み不良が発生しやすいという問題があった。
図41に示すように打ち込み通路5内を下動する段階で打ち込み具1の両脚部1b,1cは相互に接近する方向(閉じ方向)に変位しやすく、その結果図42に示すように被打ち込み材Wに打ち込まれる段階で一方の脚部1bが折れ曲がって(座屈して)左右の脚部1b,1cが均等に打ち込まれない場合(打ち込み不良)が発生する問題があった。この種の打ち込み不良は、線径の細い打ち込み具や図示するように左右の脚部1b,1cが長い打ち込み具1について特に発生しやすくなる。具体的には、例えば線径が1.5mm以下の細い打ち込み具、あるいは脚部の長さが30mm以上の長い打ち込み具について脚部が曲がりやすく、その結果打ち込み不良が発生しやすいことが経験上知られている。さらに、これらの条件に加えて、左右の脚部の幅(間隔)が5mm以下のものについては一層脚部が曲がりやすくなる。
左右の脚部1b,1cが座屈することなく相互に平行な状態(正しい打ち込み姿勢)で均等に打ち込まれないと、当該打ち込み具1の締結力が十分に発揮されず、いわゆる引き抜き耐力が著しく低下してしまう。
本発明は、U字形の打ち込み具の左右の脚部が相互に閉じ方向に変位することを防止して被打ち込み材に正しい姿勢で打ち込まれ、その結果従来のような打ち込み不良を大幅に低減することを目的とする。
このため、本発明は、特許請求の範囲の各請求項に記載した構成の打ち込み工具とした。
請求項1記載の打ち込み工具によれば、打ち込み通路内に設けられた打ち込み具姿勢制御部によって打ち込み具の両脚部の閉じ方向への変位が確実に規制される。このため、打ち込み具はその両脚部を相互に平行に位置させた正しい姿勢で打ち込まれる結果、従来の打ち込み不良を大幅に低減して打ち込み具本来の大きな引き抜き耐力を得ることができる。なお、打ち込み具の両脚部の相互に離間する方向(開き方向)への変位は、打ち込み通路の側壁部で規制される。
請求項2記載の打ち込み工具によれば、打ち込み具がドライバで打撃されて打ち込み通路内を下動すると、その両脚部が規制溝部に進入してその相互に接近する方向への変位が規制された状態となる。打ち込み具は、その両脚部を規制溝部に進入させた状態でドライバに打撃されて打ち込み通路内を下動することにより、正しい姿勢で被打ち込み材に打ち込まれる。
請求項3記載の打ち込み工具によれば、相互に重ね合わされた2枚のプレート間に打ち込み通路が形成されている。この2枚のプレートの一方に打ち込み通路の天板部が設けられ、他方に底面部が設けられて、相互に対向した状態で打ち込み通路が形成される。打ち込み具がドライバで打撃されて打ち込み通路内を下動すると、その両脚部が天板部又は底面部の規制溝部に進入してその相互に接近する方向の変位が規制され、これによって打ち込み具が正しい姿勢で打ち込まれて従来の打ち込み不良を大幅に低減することができる。
請求項4記載の打ち込み工具によれば、案内部材によって打ち込み具の両脚部が確実に規制溝部に進入され、これにより当該両脚部の相互に閉じ側への変位が確実に規制される。
請求項5記載の打ち込み工具によれば、規制溝部に対向して配置された案内部材によって打ち込み具の両脚部が規制溝部に案内される。
請求項6記載の打ち込み工具によれば、打ち込み通路内には規制位置側に付勢された規制部材が突き出した状態に位置している。この規制部材は、規制位置に位置する状態では打ち込み具の両脚部間に進入した状態となる。この状態で打ち込み具の頭部がドライバで打撃された下動する段階では、その両脚部の相互に接近する方向の変位が規制され、これにより打ち込み具が正しい姿勢で打ち込まれる。
請求項7記載の打ち込み工具によれば、規制部材に対する頭部の引っ掛かりが回避されて打ち込み具がスムーズに打ち出され、この点でも当該打ち込み具を正しい姿勢で打ち込むことができる。
請求項8記載の打ち込み工具によれば、打ち込み具の下動動作を利用して規制部材をスムーズに退避位置に移動させることができるので当該打ち込み具に対するドライバの打撃力(打ち込み力)のロスがない。また、請求項8記載の打ち込み工具によれば、案内傾斜面に対する頭部の摺接により退避位置に移動させる構成であるので、当該規制部材等に付加される衝撃を小さくすることができ、これにより当該規制部材及びこれを支持する周辺部材等の耐久性を高めることができる。
請求項9記載の打ち込み工具によれば、規制部材の閉じ規制部が打ち込み具の両脚部間に進入することによって当該両脚部の相互に閉じ方向への変位が規制され、かつ当該両脚部が開き強制部によって相互に開き側に強制的に変位される。このため、両脚部が当該規制部から離脱した直後における相互に閉じ方向へのスプリングバックを抑制して、当該両脚部をより確実に平行な状態で打ち込むことができ、ひいてはその引き抜き耐力を確実に得ることができる。
請求項10記載の打ち込み工具によれば、案内部材の少なくとも案内位置がストッパ軸によって規制されることから、当該案内部材が打ち込み具に接触することにより発生する打ち込み抵抗を低減することができる。
また、この案内位置として、案内部材が打ち込み通路の底部に当接しない位置に設定することにより、当該案内部材が底面部に当接することにより問題となる異音の発生、打撃痕の発生を未然に防止することができ、ひいては当該打ち込み工具の使い勝手をよくし、耐久性を高めることができる。
請求項11記載の打ち込み工具によれば、案内部材がばね付勢によって案内位置に戻される段階で、底面部に当接しないため異音の発生及び打撃痕の発生を未然に防止することができる。
請求項12記載の打ち込み工具によれば、案内部材自体に案内位置側への付勢力を持たせることができるので、別途圧縮ばね等の付勢手段を省略することができる。
請求項13記載の打ち込み工具によれば、案内部材の案内位置と退避位置の双方が規制される。案内部材の必要最低限の範囲で傾動させることにより、迅速かつ確実な姿勢制御を実現でき、また案内位置の規制により打ち込み抵抗を低減し、異音の発生及び打撃痕の発生を未然に防止することができる。
請求項14記載の打ち込み工具によれば、規制部材の規制位置と退避位置がストッパ軸によって規制されることから、当該規制部材を必要最低限の範囲で傾動させることにより迅速かつ確実な姿勢制御を実現できる。また、この規制位置として、規制部材が打ち込み通路の底部に当接しない位置に設定することにより、当該規制部材が底面部に当接することにより問題となる異音の発生、打撃痕の発生を未然に防止することができ、ひいては当該打ち込み工具の使い勝手をよくし、耐久性を高めることができる。
次に、本発明の実施形態を図1〜図39に基づいて説明する。図1は、本実施形態に係る打ち込み工具10の全体を示している。この打ち込み工具10は、エアタッカーと称される手持ち工具で、圧縮エアを駆動源として作動する。この打ち込み工具10は、工具本体20とハンドル部21とマガジン22を備えている。工具本体20には、圧縮エアにより作動するピストン23が内装されている。このピストン23の下面側に細長いドライバ24が取り付けられている。ドライバ24の先端部は、工具本体20の下端に設けたドライバガイド30の打ち込み通路31内に進入している。
ハンドル部21は、工具本体20の側部から側方へ突き出す状態に設けられている。このハンドル部21の先端に圧縮エア供給用のホース接続口26が設けられている。ハンドル部21の基部には、使用者が指先で引き操作するトリガ形式のスイッチレバー27が設けられている。このスイッチレバー27の操作によりトリガバルブ28がオンオフ作動し、これにより工具本体20側への給排気がなされてピストン23がシリンダ29内を図示上下に往復動する。ピストン23が上下に往復動することにより、ドライバ24が打ち込み通路31内を上下に往復動する。ドライバ24が打ち込み通路31内を下動する過程で、マガジン22から打ち込み通路31内に供給された1本の打ち込み具1が打撃されて打ち出される。
マガジン22は、ドライバガイド30とハンドル部21の先端部間に跨った状態に支持されている。このマガジン22には、U字形(コ字形)をなす多数の打ち込み具1〜1を並列に接着連結された連結打ち込み具が収容される。収容した連結打ち込み具は、図示省略したばね付勢力によってドライバガイド30側に送られる。
本実施形態に係る打ち込み工具10は、ドライバガイド30について特徴を有するものであり、工具本体20、ハンドル部21及びマガジン22の基本的な構成については従来と同様で足り、特に変更を要するものではないので詳細な説明を省略する。
ドライバガイド30の詳細が図2〜図4に拡大して示されている。このドライバガイド30は、ベースプレート32とカバープレート33を重ね合わせた構成を有している。ベースプレート32は、工具本体20の下端部に設けた台座部20aに固定されている。このベースプレート32にマガジン22の送り方向先端部が固定されている。ベースプレート32には、供給される打ち込み具1に整合したU字形の打ち込み具供給口32aが設けられている。この打ち込み具供給口32aを経てマガジン22内の打ち込み具1が打ち込み通路31内に供給される。
このベースプレート32に対してカバープレート33がその板厚方向に重ね合わせられた状態で取り付けられている。相互に重ね合わされたベースプレート32とカバープレート33との間に打ち込み通路31が形成されている。カバープレート33は、2本の固定ボルト34,34によってベースプレート32に取り外し可能な状態で固定されている。図1〜4に示すように両固定ボルト34,34は、打ち込み通路31内に供給された打ち込み具1であってマガジン22に装填可能な最も長い打ち込み具よりも下方(射出口側)においてベースプレート32側に締め込まれている。なお、本例では両固定ボルト34,34がベースプレート32側に締め込まれる構成を例示したが、逆にカバープレート側に締め込んで当該両プレート32,33を相互に重ね合わせ状態で固定する構成としてもよい。
このように、ベースプレート32に対してカバープレート33が固定ボルト34,34によって固定されていることから、両固定ボルト34,34を緩めて外せば、カバープレート34をベースプレート32から分離することができ、これにより打ち込み通路31を露出させることができる。このため、射出口手前で打ち込み通路31内に詰まった打ち込み具1の除去作業を簡単に行うことができる(いわゆるジャミング対策)。この点、例えば特開2007-168007号公報に開示されているようにドライバガイドの特に射出口付近について打ち込み通路を露出できない一体構成とした場合には、打ち込み具の詰まりが発生した場合にこれを取り除く作業が極めて面倒になる問題があった。
また、従来ドライバガイドの射出口付近においてベースプレートとカバープレートを分離して打ち込み通路を露出可能な構成(例えば、特開平7-246575公報、実開平6-39368号公報)としたものにあっては、当該射出口付近におけるベースプレートとカバープレートとの結合が不十分で打ち込み具打撃による衝撃で両プレートが瞬間的に相対移動し、その結果打ち込み通路が拡大して打ち込み具の姿勢が不安定になる問題があった。
この点、上記したように本実施形態では射出口の近傍において、固定ボルト34,34によりベースプレート32とカバープレート33が結合されているため、射出口における両プレート32,33の分離方向の開きを確実に防止することができ、ひいては打ち込み具1の姿勢を安定させて確実な打ち込みを実現することができる。この点でドライバガイド30の射出口側をベースプレート32とカバープレート33の分離可能な重ね合わせ構造としたことによる不具合が確実に回避されている。また、射出口付近でベースプレート32とカバープレート33が固定ボルト34,34によって強固に固定されているため、打ち損じや破損等に対して高い耐久性を確保することができる。
図21に簡略化して示すようにベースプレート32とカバープレート33のそれぞれの下端面32b,33bは打ち込み方向に対して約45°の角度で相互に反対側に傾斜している。このため、両プレート32,33により構成されるドライバガイド30の先端部(射出口)は約90°の角度で尖った角形に形成されている。このため、当該打ち込み工具1は、壁際において床材(被打ち込み材)に約45°斜め方向に打ち込み具1を打ち込む作業(いわゆる「さね打ち」)を行う場合に好適に用いることができる。すなわち、このさね打ちを行う場合に、一方のプレート32(33)の下端面32b(33b)を床材に当接させることにより当該打ち込み工具1を約45°傾斜した姿勢に位置決め保持することが容易になることから、当該両プレート32,33の下端面32b,33bを被打ち込み材に対する案内面として機能させることができる。
このさね打ち用の角形先端部に、平打ち用の樹脂製アダプタを装着することにより、ドライバガイドの先端部(射出口)を尖っていない平坦面にして通常の平打ち(例えば床材に打ち込み具を直角に打ち込む作業)に対応させることができる。
また、図21に示すようにベースプレート32に打ち込み方向に沿った凹部32cが形成され、カバープレート33に同じく打ち込み方向に沿った凸部33cが形成され、この凸部33cが凹部32c内にがたつきなく嵌め込まれることにより、両プレート32,33間に打ち込み通路31が形成されている。この凹部32cに対する凸部33cの嵌り込みにより、ベースプレート32に対してカバープレート33が幅方向(図3,4において左右方向)にがたつきなく位置決めされた状態で固定されている。
カバープレート33側に打ち込み通路31の天板部31aが形成され、ベースプレート32側に打ち込み通路31の底面部31bが形成されている。この打ち込み通路31の上下方向中途位置に1本の打ち込み具1が供給される。この打ち込み具1の上方であって打ち込み通路31の上部には、ドライバ24の先端部が位置している。
打ち込み具1は、本実施形態において特に変更を加える必要はなく、従来と同様短い頭部1aと、この頭部1aの左右両端部から同じ方向に長く延びる左右の脚部1b,1cを備えたU字形を有している。打ち込み具1は、その頭部1aを上側、左右の脚部1b,1cを下方へ向けた姿勢で打ち込み通路31内に供給される。
打ち込み通路31内には、打ち込み具1の姿勢を制御するための打ち込み具姿勢制御部が設けられている。本実施形態は、この点に大きな特徴を有している。以下、この打ち込み具姿勢制御部について2つの実施形態を説明する。第1実施形態に係る打ち込み具姿勢制御部40が、図5〜図7に簡略化して示されている。なお、図2〜図4は、第1実施形態に係る打ち込み具姿勢制御部40を備えた打ち込み通路31を示している。
この第1実施形態の打ち込み具姿勢制御部40は、打ち込み具1がドライバ24で打撃されて打ち込み通路31内を下動する過程において、その左右の脚部1b,1cが相互に接近する方向へ変位することを規制する機能を有している。この打ち込み具姿勢制御部40は、打ち込み通路31の天板部31a(カバープレート33側)に設けた規制溝部41,41と、打ち込み通路31の底面部31b(ベースプレート32側)に設けた規制溝部42,42から構成されている。図5及び図7に示すように天板部31a側の規制溝部41,41は、打ち込み通路31の中途位置からほぼ下端に至る範囲に設けられている。一方、図5及び図6に示すように底面部31b側の規制溝部42,42は、打ち込み具供給口32aの下端から僅かな範囲に設けられている。図5及び図8に示すようにこの四つの規制溝部41,41,42,42の下端部(打ち込み方向先端側)は、下側へ至るほど深さが徐々に浅くなる方向に傾斜している。この傾斜面41a,41a,42a,42aによって、左右の脚部1b,1cの先端側が打ち込み通路31内に戻される。また、図6、図7、図9及び図10に示すように、各規制溝部41,41,42,42の先端側は、左右の脚部1b,1cを相互に広げて平行とする方向に傾斜している。
以上のように構成した第1実施形態の打ち込み工具10によれば、図5〜図7に示すように打ち込み通路31内に1本の打ち込み具1が供給された状態において、ピストン23が下動して打ち込み具1の頭部1aの外側面がドライバ24で打撃されると、この1本の打ち込み具1が連結打ち込み具から分離して打ち込み通路31内を下動する。打ち込み具1が打ち込み通路31内を下動する過程において、その左右の脚部1b,1cの先端部が例えば天板部31a側の規制溝部41,41に進入する。図8及び図10はこの状態を示している。図9は、これとは逆に両脚部1b,1cの先端部が底面部31bの規制溝部42,42に進入した状態を示している。
左右の脚部1b,1cがそれぞれ規制溝部41に進入することによって相互に接近する方向への変位が規制され、従って当該左右の脚部1b,1cが相互にほぼ平行に保持されて当該打ち込み具1が正しい姿勢に維持される。
図11〜図13に示すように打ち込み具1が正しい姿勢に維持された状態でドライバ24がさらに下動して、この打ち込み具1がドライバガイド30の下端から打ち出されることから、被打ち込み材Wに対して左右の脚部1b,1cが均等に打ち込まれ、従って従来の打ち込み不良を発生することがない。打ち込み具1が正しい姿勢で打ち込まれるので、本来の大きな引き抜き耐力を得ることができる。
以上説明した第1実施形態には種々変更を加えることができる。例えば、打ち込み通路31の底面部31b側に設けた規制溝部42,42については天板部31a側の規制溝部41,41よりも短くした構成を例示したが、双方とも長く、逆に双方とも短くする構成としてもよい。
また、天板部31a又は底面部31bの一方については規制溝部を省略してもよい。
さらに、打ち込み具姿勢制御部として規制溝部を例示したが、これに代えて規制凸部を、天板部31a若しくは底面部31bの一方若しくは双方に設け、この規制凸部を打ち込み具1の左右の脚部1b,1c間に進入させることによって当該両脚部1b,1cの相互に接近する方向への変位を規制して当該打ち込み具1を正しい打ち込み姿勢に保持する構成としてもよい。
図14〜図19には、打ち込み具姿勢制御部として前記のような溝部ではなく、打ち込み通路側に突き出して、より確実に打ち込み具1の左右脚部1b,1c間に進入する規制部材を備えた構成(第2実施形態)が示されている。この第2実施形態の打ち込み工具1におけるドライバガイド50は、工具本体20の台座部20aに固定されたベースプレート51と、このベースプレート51の正面側(図14において左側面側)に重ね合わされたカバープレート52を備えており、両プレート51,52間に打ち込み通路53が形成されている。ベースプレート51の背面側(打ち込み通路53とは反対側の側面)にマガジン22の送り方向先端部が結合されている。マガジン22内に収容された連結打ち込み具が、ベースプレート51に設けた打ち込み具供給口51aを経て打ち込み通路53に連通されている。この打ち込み通路53内に打ち込み具1が1本ずつ供給される。この点は第1実施形態と同様である。
第2実施形態の場合、カバープレート52の外側面(打ち込み通路53とは反対側の面)に、規制部材55が設けられている。この規制部材55は、カバープレート52の外側面に設けた二股形状のブラケット部56に傾動支軸57を介して図14において左右方向に傾動可能に設けられている。規制部材55の上端部とカバープレート52との間には圧縮ばね58が介装されている。この圧縮ばね58によって、規制部材55は図14において反時計回り方向に付勢されている。
規制部材55の傾動支軸57よりも下部側(以下、規制部55aという)は、カバープレート52に貫通して設けた挿通溝孔52aを経て打ち込み通路53内に進入可能となっている。圧縮ばね58によって規制部材55が図14において反時計回り方向に回動すると、その下端側の規制部55aが打ち込み通路内53内に進入するとともに、当該打ち込み通路53内に供給された1本の打ち込み具1の左右脚部1b,1c間に進入した状態となる。規制部材55は、その規制部55aを打ち込み通路53内に突き出した規制位置と、突き出さない退避位置との間を回動可能で、圧縮ばね58によって規制位置側に付勢されている。図14及び図15は、打ち込み動作直前の状態であって規制部材55が規制位置に位置する状態を示している。
この状態で、打ち込み具1の頭部1aの外側面がドライバ24により打撃されることにより当該打ち込み具1が下動する。図16及び図17に示すように打ち込み具1が下動する過程において、その両脚部1b,1c間に規制部55aが進入しているため当該両脚部1b,1cの相互に接近する方向への変位が規制され、この規制された状態で打ち込み具1が打ち込み通路53を下動する結果、当該打ち込み具1が図18及び図19に示すように正しい姿勢で被打ち込み材Wに打ち込まれる。
規制部55aの上端部には、案内傾斜面55bが設けられている。打ち込み具1が打ち込み通路53を下動する過程において、その頭部1aの内側面がこの案内傾斜面55bに摺接されて押されることにより規制部材55が圧縮ばね58に抗して図18において白抜きの矢印で示す退避位置側に回動し、これにより当該打ち込み具1の下動が許容される。打ち込み具1の頭部1aが規制部55aを通過し、その打ち込みが完了してドライバ24が上方へ戻されると、規制部材55が再び圧縮ばね58によって規制位置に戻される。
このように第2実施形態の打ち込み工具10における打ち込み具姿勢制御部としての規制部材55によれば、その規制部55aが打ち込み具1の左右脚部1b,1c間に進入して当該両脚部1b,1cの相互に接近する方向への変位を規制した状態となることから、当該打ち込み具1が正しい姿勢で被打ち込み材Wに打ち込まれる結果、その本来の引き抜き耐力を得ることができる。
また、打ち込み通路53内に規制部55aを位置させた規制部材55は、その案内傾斜面55bに打ち込み具1の頭部1aの内側面が摺接されることにより当該打ち込み通路53内からスムーズに退出する構成であるので、ドライバ24による打ち込み具1の打撃力が大きく低下することがなく、この点でも打ち込み不良の発生を低減することができる。
以上説明した第2実施形態にもさらに変更を加えることができる。図20には第3実施形態に係る打ち込み姿勢制御部としての規制部材65が示されている。なお、図20では、打ち込み具1の図示が省略されている。
この第3実施形態でも、ドライバガイド60は、工具本体20の台座部20aに固定されたベースプレート61と、このベースプレート61に対して重ね合わせられた状態に固定されたカバープレート62を有し、両プレート61,62間に打ち込み通路63が形成されている。ベースプレート61にマガジン22が取り付けられている。この点は、前記第1、第2実施形態と同様である。第3実施形態では、規制部材65がマガジン22側に設けられている点で前記2実施形態と異なっている。
この規制部材65は、傾動支軸66を介して図示左右方向に回動可能に支持されている。また、この規制部材65は、圧縮ばね67によって図20において時計回り方向に付勢されている。圧縮ばね67によって規制部材65が図20において時計回り方向に回動すると、その回動先端側(図20において左側部)の規制部65aが打ち込み通路63内に突き出した状態となる(規制位置)。規制部65aが規制位置に位置する状態では、第2実施形態と同様当該規制部65aが打ち込み具1の左右脚部1b,1c間に進入した状態となる。左右の脚部1b,1c間に進入した規制部65aによって、当該脚部1b,1cの相互に接近する方向への変位が規制されて当該打ち込み具1が正しい姿勢で被打ち込み材Wに打ち込まれる。
また、規制部65aの上部には、第2実施形態と同様案内傾斜面65bが設けられている。打ち込み具1がドライバ24で打撃されて下動する過程において、その頭部1aの内側面がこの案内傾斜面65bに摺接され、これにより当該規制部材65が図20において反時計回り方向に押されることにより、当該規制部材65がその規制部65aを打ち込み通路63内に突き出さない位置(退避位置)に移動し、これにより打ち込み具1の下動が何ら支障を受けることなくスムーズに打ち出される。
以上のように構成した第3実施形態の打ち込み工具10における打ち込み具姿勢制御部としての規制部材65によれば、圧縮ばね67により規制位置側に規制部材65が付勢され、これによりその規制部65aが打ち込み通路63内に突き出した状態に保持される。規制部65aが打ち込み通路63に突き出されることにより、当該規制部65aが打ち込み具1の左右脚部1b,1c間に進入した状態となり、これにより当該左右の脚部1b,1cの相互に接近する方向への変位が規制された状態となる。この規制状態のまま打ち込み具1がドライバ24で打撃されて正しい姿勢で打ち出されるため、従来のような打ち込み不良をなくしてその引き抜き耐力を確実に得ることができる。
また、打ち込み具1が打ち込み通路63内を下動する途中の段階において、その頭部1aの内側面が案内傾斜面65bを経て規制部65aに摺接されることによって当該規制部材65が退避位置側に押される。このため、打ち込み具1は規制部材65を退避位置側へ退避させつつ打ち込み通路63内をスムーズに下動して打ち出される。
以上説明した各実施形態について、さらに変更を加えることができる。例えば、ベースプレート又はカバープレートの一方に打ち込み具姿勢制御部としての案内溝部を設け、他方に同じく打ち込み具姿勢制御部としての規制部材を規制位置と退避位置との間を移動可能に設ける構成(第1実施形態と第2、第3実施形態との組み合わせ)としてもよい。
ここで、前記した特許文献2(特開2004-209561号公報)には、カートリッジに収容した多数の直線状の打ち込み具を1本ずつU字形に成形し、その後これをドライバで打撃して綴じ用紙に向けて打ち出すことによりこの綴じ用紙を綴じることができる電動式の打ち込み工具が記載されている。この打ち込み工具は、打ち込み動作の過程においてU字形をなす打ち込み具の左右脚部間に位置してその変位を規制するための脚部ガイド機構を備えている。この電動式の打ち込み具は、綴じ用紙を綴じるための打ち込み具(ステープラ)を打ち込むもので、かつ電動モータを駆動源とする電動式となっている。このため、上記従来の打ち込み具では、ドライバの打ち込み力は比較的小さくて足り、しかも電動モータにより連続して打ち込み具を綴じ用紙に向けて押圧することによって打ち込む構成となっている。
これに対して、前記例示した本発明に係る各実施形態の打ち込み工具10は、圧縮エアを駆動源として瞬間的に大きな衝撃力で頭部を打撃することにより、打ち込み具を床材等の主として木材に打ち込む機能を有している。このため、上記従来の打ち込み具における脚部ガイド機構のように複数部材を組み合わせて段階的に脚部の変位を規制する構成を実質的に採用することができない。そこで、第1実施形態ではベースプレート32若しくはカバープレート33の一方または双方に打ち込み具姿勢制御部としての規制溝部41(42)を設け、第2、第3実施形態では左右脚部1b,1c間に位置してその変位を規制しつつ頭部1aで押されて打ち込み通路53から退避する規制部材55,65を用いた構成となっている。本発明は、この点において特許文献記載の公知技術とは異なる大きな特徴を有している。
次に、図22〜図27には、第1実施形態における規制溝部に案内部材を付加した第4実施形態に係る打ち込み工具10のドライバガイド70が示されている。第1実施形態と同様の構成及び部材については同位の符号を用いてその説明を省略する。
この第4実施形態に係るドライバガイド70は、前記各実施形態と同様ベースプレート71とカバープレート72を重ね合わせた構成を有している。このベースプレート71とカバープレート72との間に打ち込み通路73が形成されている。ベースプレート71は、工具本体20に設けた台座部20aに固定されている。ベースプレート71にマガジン22が固定されている。ベースプレート71の内面であって、打ち込み通路73側の底面部71aには打ち込み具姿勢制御部として2つの規制溝部74,74が設けられている。この点は、第1実施形態における規制溝部42,42と同じである。第4実施形態では、第1実施形態におけるカバープレート33側の規制溝部41,41に代えて案内部材75を備えている点に特徴を有している。この第4実施形態では、打ち込み具姿勢制御部として、ベースプレート71側の規制溝部74,74と案内部材75を備えた構成となっている。
この案内部材75は、第2実施形態における規制部材55と同様、カバープレート72の外面側に支持されている。この案内部材75は、カバープレート72の外側面に設けた支持壁部72a,72a間に跨って取り付けた傾動支軸76を介してその先端部(図示下端部)を打ち込み通路73に突き出した案内位置と打ち込み通路73内に突き出さない退避位置との間で回動可能に支持されている。また、この案内部材75の後部(図示上部)とカバープレート71との間には圧縮ばね77が介装されている。この圧縮ばね77によって、案内部材75は案内位置(図22において反時計回り方向)に付勢されている。
この案内部材75の先端部は、カバープレート72に設けた挿通溝孔72bを経て打ち込み通路73内に進入している。この案内部材75の先端部には、姿勢制御部75aが設けられている。図23に示すようにこの姿勢制御部75aは、打ち込み通路73とほぼ同じ幅を有している。このため、以下説明するように打ち込み具1の頭部1aがドライバ24で打撃されて下動し始めると、この姿勢制御部75aは打ち込み具1の両脚部1b,1cに側方から圧縮ばね77の付勢力によって押し当てられる。
図22及び図23に示すように1本の打ち込み具1がマガジン22から打ち込み通路73に供給された段階であって、その頭部1aにドライバ24が打撃される直前の段階では、案内部材75の姿勢制御部75aが打ち込み通路73の底面部71aに当接した状態(初期位置)となっている。
姿勢制御部75aの、打ち込み具1の両脚部1b,1cに当接される側には案内傾斜面75bが設けられている。この案内傾斜面75bは、下部側ほどベースプレート72に接近する方向に傾斜している。このため、ドライバ24で打撃されて打ち込み具1が打ち込み通路73を下動し始めると、その両脚部1b,1cの先端が案内部材75の案内傾斜面75bに接触し、これにより両脚部1b,1cの先端部がそれぞれ規制溝部74内に向けて案内される。この状態が図24及び図25に示されている。
こうして両脚部1b,1cの先端部がそれぞれ規制溝部74内に進入することにより、当該両脚部1b,1cの相互に閉じ方向への変位が規制されて相互に平行な状態に維持され、この状態でドライバ24に押されて打ち込み具1が打ち込み通路73内を下動する。
図示するように両規制溝部74,74は、第1実施形態と同様射出口側ほど徐々に浅くなる方向に底部が湾曲している。このため、両脚部1b,1cは、射出口の手前で規制溝部74内から打ち込み通路73内に戻されて射出口から真っ直ぐに打ち出される。打ち込み具1の下動に伴ってその両脚部1b,1cが規制溝部74,74から打ち込み通路73側に戻される段階では、案内部材75が圧縮ばね77に抗して図24中白抜きの矢印で示す退避方向に回動して姿勢制御部75aが打ち込み通路73の底面部71aから離間する方向に変位する。また、両規制溝部74,74は、図23に示すように平面的に見るとその幅が狭くなる方向に内側壁部が外側に湾曲している。これによって、打ち込み具1の両脚部1b,1cが確実に相互に平行な状態で打ち込み通路73側に戻される。
両脚部1b,1cが規制溝部74,74から打ち込み通路73内に戻された直後に、当該打ち込み具1が射出口から打ち出されて被打ち込み材Wに打ち込まれる。この段階の様子が図26及び図27に示されている。図示する段階では、打ち込み具1の頭部1aが案内部材75の姿勢制御部75aを通過して射出口側に下動した状態となっている。また、この段階では、打ち込み具1の頭部1aが依然としてドライバ24に押されて下動する途中の段階であるため、案内部材75の姿勢制御部75aはドライバ24によって退避方向に回動した状態となっている。
打ち込み具1が被打ち込み材Wに完全に打ち込まれた後にドライバ24が上動端の初期位置まで戻されると、案内部材75が圧縮ばね77の付勢力によって図22に示す初期位置に戻される。
このように第4実施形態の打ち込み工具10のドライバガイド70によれば、打ち込み具1が打ち込み通路73内を下動する段階においてその両脚部1b,1cが案内部材75によって確実に規制溝部74,74内に案内され、その結果両脚部1b,1cの相互に閉じ方向への変位が打ち込み直前まで確実に規制された状態となることから、より一層確実に当該打ち込み具1を正しい姿勢で打ち込むことができ、これにより打ち込み具1の本来の引き抜き耐力を確実に得ることができる。
以上説明した第4実施形態には種々変更を加えて実施することができる。例えば、打ち込み通路73の底面部71a(ベースプレート71)側に規制溝部74,74を設け、天板部としてのカバープレート72側に案内部材75を設ける構成を例示したが、逆に打ち込み通路73の天板部側に規制溝部を設け、底面部71a側に案内部材を配置する構成としてもよい。
また、傾動支軸76を介して回動する案内部材75を例示したが、例えば打ち込み方向に対して直交する方向に平行に変位する案内部材としてもよい。
図28〜図33には、さらに変更を加えた第5実施形態の打ち込み工具10におけるドライバガイド80が示されている。この第5実施形態は、前記した第2実施形態における規制部材55にさらに変更を加えた構成を備えている。第2実施形態と同様で足り、特に変更を要しない部材及び構成については同位の符号を用いてその説明を省略する。
第5実施形態に係るドライバ80は、打ち込み機本体20の台座部20aに固定したベースプレート81と、これに重ね合わせるように取り付けたカバープレート82との間に打ち込み通路83が形成された構成を備えている。
カバープレート82の外側面に打ち込み具姿勢制御部としての規制部材85が設けられている。この規制部材85は、カバープレート82の外側面に設けた支持壁部82a,82a間に掛け渡した傾動支軸86を介して規制位置と退避位置との間を回動可能に支持されている。この規制部材85の回動先端側には、閉じ規制部85aが設けられている。この閉じ規制部85aが、カバープレート82に設けた挿通溝孔82bを経て打ち込み通路83内に進入している。規制部材85は、その後端部とカバープレート82との間に介装した圧縮ばね84によって、閉じ規制部85aを打ち込み通路83の底面部81aに当接させる方向に付勢されている。
この閉じ規制部85aは、図29に示すように打ち込み具1の左右脚部1b,1c間に進入可能な幅を有している。この閉じ規制部85aが両脚部1b,1c間に進入することにより、当該両脚部1b,1cの相互に接近する方向の変位が規制され、これにより当該両脚部1b,1cが相互に平行に維持されて打ち込み後の引き抜き耐力が確保される。この点は、前記第2実施形態と同様である。また、閉じ規制部85aの上部には、第2実施形態と同様の案内傾斜面85bが設けられている。これに加えて閉じ規制部85aの下部には、開き強制部85c,85cが設けられている。
図29に示すようにこの開き強制部85c,85cは、閉じ規制部85aの両側部に設けられている。この両開き強制部85c,85cは、先端側ほど相互に間隔が広がる方向に傾斜している。
図28及び図29は、打ち込み動作直前の状態であって規制部材85の閉じ規制部85aが打ち込み通路83の底面部81aに当接した状態となっている。この状態で頭部1aがドライバ24によって打撃されることにより打ち込み具1が打ち込み通路83内を下動する。打ち込み具1の両脚部1b,1c間には規制部材85の閉じ規制部85aが進入しているため、相互に接近する方向の変位が規制された状態となっている。
この規制状態のまま打ち込み具1がさらに下動すると、図30及び図31に示すように両脚部1b,1cの先端がそれぞれ開き強制部85cによって相互に離間する方向に変位して開かれる。このように両脚部1b,1cが相互に開き方向に強制的に変位されることにより、一層確実に当該両脚部1b,1cの相互に閉じ方向への変位を規制し、この状態で被打ち込み材Wに打ち込むことができる。
打ち込み具1がドライバ24の打撃により打ち込み通路83内をさらに下動すると、その頭部1aが閉じ規制部85aの案内傾斜面85bに摺接されて押されることにより、当該規制部材85が圧縮ばね84に抗して退避位置側(閉じ規制部85aを底面部81aから浮き上がらせる方向)に回動し、これにより当該頭部1aひいては打ち込み具1の下方へ通過が許容される。
図32及び図33に示すように規制部材85が頭部1aの下動によって退避位置側に回動すると、これに伴って閉じ規制部85aが一体で変位することから両開き強制部85c,85cが両脚部1b,1c間から外れ、これによって頭部1aが両開き強制部85c,85cの下側を通過して当該打ち込み具1が射出口から打ち出される。図32及び図33は、頭部1aが両開き強制部85c,85cを通過する直前の段階を示している。
打ち込み具1の被打ち込み材Wに対する打ち込みが完了した後、ドライバ24が上方の初期位置に戻されると、規制部材85が圧縮ばね84によって規制位置に戻される。
このように第5実施形態の打ち込み工具10におけるドライバガイド80によれば、打ち込み具姿勢制御部としての規制部材85の閉じ規制部85aが打ち込み具1の左右両脚部1b,1c間に進入しており、この状態でドライバ24で打撃されて打ち込み具1が下動することにより、左右両脚部1b,1cの相互に接近する方向の変位が規制されて相互に平行な状態で射出口から打ち出される。
しかも、第5実施形態によれば、閉じ規制部85aの下部に左右一対の開き強制部85c,85cが設けられており、この両開き強制部85c,85cによって左右の脚部1b,1cが相互に開く方向に強制的に変位する。このことから、両脚部1b,1cの相互に閉じ方向へのいわゆるスプリングバックを生ずることなく、当該両脚部1b,1cを相互に平行な状態で被打ち込み材Wに打ち込むことができ、これにより打ち込み具1の本来の打ち込み耐力をより確実に得ることができる。
また、図示は省略したが、第4実施形態に係る打ち込み具姿勢制御部と第5実施形態に係る打ち込み具姿勢制御部を組み合わせることができる。すなわち、第4実施形態における案内部材75の姿勢制御部に、打ち込み具1の両脚部1b,1cに側方から押し当てられて当該両脚部1b,1cをベースプレート72の規制溝部74,74側に案内する部分(第4実施形態の案内傾斜面75bに相当する部分)と、両脚部1b,1c間に進入してその閉じ方向への変位を規制する部分(第5実施形態の閉じ規制部85aに相当する部分)の双方を設けた構成とすることができる。
係る構成によれば、打ち込み通路83内に供給された段階において、閉じ規制部85aに相当する部分によって打ち込み具1の両脚部1b,1cの相互に閉じ方向への変位が規制され、かつドライバ24による打撃によって打ち込み通路83内を下動する途中の段階においても両脚部1b,1cが規制溝部74,47によって相互に閉じ方向への変位が規制されることから、両脚部1b,1cの閉じ方向への変位をより一層規制することができ、これにより打ち込み具1を本来の引き抜き耐力でより確実に打ち込むことができる。
さらに、上記閉じ規制部85aに相当する部分の先端側に同じく第5実施形態における開き強制部85c,85cをさらに追加すれば、両脚部1b,1cのスプリングバックの発生をも抑制することができる。
次に、図34及び図35には、第6実施形態に係るドライバガイド90が示されている。このドライバガイド90は、前記第4実施形態のドライバガイド70にさらに変更を加えた構成となっている。変更を要しない点については同位の符号を用いてその説明を省略する。図34及び図35では、ドライバガイド90のうち、カバープレート92側のみが示され、ベースプレート71側の図示は省略されている。図示省略されたベースプレート71には、第4実施形態と同様、打ち込み具姿勢制御部として左右一対の規制溝部74,74が設けられている。
ベースプレート71に重ね合わされたカバープレート92の外側面に支持壁部92a,92b,92cが一体に設けられている。図34に示すように支持壁部92aは、第4実施形態における支持壁部72aよりも下方(打ち込み通路73の先端部)へ至る広い範囲に沿って設けられている。この図34において左側の支持壁部92aの上部に対して支持壁部92bが相互に平行に設けられ、下部に対して支持壁部92cが相互に平行に設けられている。支持壁部92aと上側の支持壁部92bとの間には、傾動支軸93が取り付けられている。支持壁部92aと下側の支持壁部92cとの間には、ストッパ軸94が取り付けられている。上側の傾動支軸93と下側のストッパ軸94との間に跨る状態で案内部材95が取り付けられている。この案内部材95は第4実施形態における案内部材75に相当するものであるが、この第6実施形態の案内部材95にはそのもの自体が弾性を有する板ばねが用いられている。
この案内部材95の一端部95aはカバープレート92の上面に突き当てられている。この案内部材95の上部付近には、半円弧形の受け凹部95bが設けられている。この受け凹部95bが傾動支軸93に弾性的に押圧されている。この案内部材95の他端部95cは、ストッパ軸94に対して下側から回り込んで弾性的に引き掛けられている。この他端部95c付近には、第4実施形態の姿勢制御部75aに相当する姿勢制御部95dが設けられている。この姿勢制御部95dの幅は、打ち込み具1の両脚部1b,1c間の間隔よりも大きくなっている。
このように案内部材95の一端部95aがカバープレート92の上面に当接され、これとは反対方向から受け凹部95bが傾動支軸93に対して押圧されることにより、姿勢制御部95dには案内位置側への付勢力が付与されている。この付勢力によって姿勢制御部95dが打ち込み具1の両脚部1b,1cに弾性的に押圧され、その結果当該両脚部1b,1cがベースプレート71側に押し付けられる。
また、案内部材95の他端部95cがストッパ軸94に当接することにより、姿勢制御部95dの案内位置が規制されている。打ち込み具1が打ち込み通路73内を下動することによって姿勢制御部95dがその付勢力に抗して退避位置側(ベースプレート71側から浮き上がる方向)に変位すると、これと一体で他端部95cがストッパ軸94から離間する。
以上のように構成した第6実施形態のドライバガイド90によれば、打ち込み通路73内を下動する打ち込み具1の両脚部1b,1cが案内部材95の姿勢制御部95dによってベースプレート71の規制溝部74,74内に案内され、これにより当該両脚部1b,1cの先端部が規制溝部74,74に進入されることにより相互の間隔が閉じる方向の変位が規制されて、当該打ち込み具1を正しい姿勢で打ち込んでその本来の引き抜き耐力を得ることができる。このことから、第6実施形態では、ベースプレート71の規制溝部74,74と案内部材95が打ち込み具姿勢制御部を構成している。
また、第6実施形態のドライバガイド90によれば、第4実施形態の案内部材75とこれを付勢する圧縮ばね77に代えてそのもの自体が付勢力を有する1つの板ばねを案内部材95として用いることにより、より簡単な構成で同様の作用効果を得ることができる。
さらに、ストッパ軸94によって案内部材95の案内位置が規制されており、これにより姿勢制御部95dの打ち込み具1の両脚部1b,1cに対する摺接抵抗を極力小さくすることができる。打ち込み具1に対する案内部材95の摺接抵抗を小さくすることにより、当該打ち込み具1に対する打ち込み抵抗を小さくすることができる。
図36及び図37には、第7実施形態のドライバガイド100が示されている。この第7実施形態のドライバガイド100においてもベースプレート71に一対の規制溝部74,74が設けられている。この第7実施形態の場合、カバープレート101の上面(図37では左側面)には、第6実施形態と同様の支持壁部102,103,104が一体に形成されている。図36において左側の支持壁部102の上部に対して右側の支持壁部103が相互に平行に形成され、下部に対して右側の支持壁部104が相互に平行に形成されている。支持壁部102の上部と上側の支持壁部103との間には傾動支軸105が取り付けられている。支持壁部102の下部と下側の支持壁部104との間にはストッパ軸106が取り付けられている。傾動支軸105を介して案内部材107が案内位置と退避位置との間で傾動可能に支持されている。
傾動支軸105には、捩りコイルばね108が装着されている。この捩りコイルばね108の一端108aはカバープレート101の上面に係合され、他端108bは案内部材107の上面に係合されている。この捩りコイルばね108によって、案内部材107はその案内位置側に付勢されている。案内部材101の下部には、姿勢制御部107aが設けられている。この姿勢制御部107aが捩りコイルばね108の付勢力によって打ち込み具1の両脚部1b,1cに押圧され、これにより当該両脚部1b,1cが規制溝部74,74内に案内される。
第7実施形態の案内部材107は、その案内位置と退避位置の双方について明確に規制されている。案内部材107の下端部にはストッパ凹部107bが設けられている。このストッパ凹部107b内にストッパ軸106が配置されている。このため、このストッパ凹部107b内でストッパ軸106が相対的に移動可能な範囲において案内部材107が傾動可能となっている。
姿勢制御部107aの上部には、下動する打ち込み具1の両脚部1b,1cに対して当該姿勢制御部107aがスムーズに乗り上げるための案内傾斜面107cが設けられている。
このように構成された第7実施形態のドライバガイド100によれば、打ち込み具1がドライバ24で打撃されて打ち込み通路73内を下動する途中の段階において、その両脚部1b,1cに案内部材107の姿勢制御部107aが押圧されることによって当該両脚部1b,1cの先端側がベースプレート71の規制溝部74,74内に案内される。このため、両脚部1b,1cは相互に接近する閉じ方向への変位が規制されて相互に平行な状態で打ち込み具に打ち込まれる。両脚部1b,1cが相互に平行に保持された正しい姿勢で打ち込まれることから、当該打ち込み具1を本来の引き抜き耐力で打ち込むことができる。このことから第7実施形態では、案内部材107が打ち込み具姿勢制御部を構成している。
また、第7実施形態の場合、ストッパ軸106によって案内部材107の案内位置と退避位置の双方について明確に規制されて、当該案内部材107の必要以上の傾動動作が規制されている。案内部材107の案内位置は、姿勢制御部107aがベースプレート71との間に僅かな隙間をおいた位置であって当接しない位置に設定されている。このため、姿勢制御部107aが捩りコイルばね108の付勢力によってベースプレート71に打撃されることが回避され、これにより異音の発生を防止し、またベースプレート71及び当該姿勢制御部107aにおける打撃痕の発生を未然に防止することができ、ひいては当該ドライバガイド100の打ち込み具姿勢制御機能を長期にわたって維持し、従ってその耐久性を高めることができる。一方、案内部材107の退避位置がストッパ軸106によって規制されることにより、不必要に大きく退避させる傾動動作が規制されて姿勢制御部107aによる打ち込み具1の確実かつ迅速な案内がなされる。
次に、図38及び図39には第8実施形態に係るドライバガイド110が示されている。この第8実施形態のドライバガイド110は、前記第2実施形態のドライバガイド50における規制部材55について傾動範囲(規制位置と退避位置)についてストッパ機能を付加した構成となっている。従って、ベースプレート51には、第4,6,7実施形態における規制溝部74,74に相当する規制溝部は設けられていない。第2実施形態と同様の構成及び部材については同位の符号を用いてその説明を省略する。
ベースプレート51に重ね合わされたカバープレート111の上面に支持壁部112,112が相互に平行に一体に設けられている。両支持壁部112,112間に傾動支軸113とストッパ軸115が相互に平行に支持されている。上側の傾動支軸113を介して両支持壁部112,112間に規制部材114が打ち込み通路53内に進入した規制位置と退出した退避位置との間で傾動可能に支持されている。
規制部材114の上部とカバープレート111との間に圧縮ばね116が介装されている。この圧縮ばね116によって、規制部材114の先端部に設けた規制部114aが規制位置側(ベースプレート71に接近する方向)に付勢されている。規制部114aは、打ち込み具1の両脚部1b,1c間に進入可能な幅で形成されている。
圧縮ばね116の付勢力によって規制位置に位置する規制部114aが打ち込み具1の両脚部1b,1c間に進入し、この状態で当該打ち込み具1が下動することにより両脚部1b,1cの相互に接近する閉じ方向の変位が規制されて、当該打ち込み具1が正しい姿勢で打ち出される。図39に示すように規制部材114が規制位置に位置する状態において、規制部114aは打ち込み方向先端側(図39において下側)に至るほどベースプレート51に接近する方向に傾斜している。規制部114aがこの方向に傾斜していることにより、打ち込み具1の頭部1aの下動によって当該規制部材114がスムーズに退避位置側へ傾動する。この点は、第2実施形態における案内傾斜面55b、第4実施形態における案内傾斜面75b、第5実施形態における案内傾斜面85b、第7実施形態における案内傾斜面107cと同様である。
この第8実施形態の場合も、前記第7実施形態と同様下側のストッパ軸115によって規制位置と退避位置(傾動範囲)が明確に規制されている。規制部材114の下部には、ストッパ凹部114bが設けられている。このストッパ凹部114b内にストッパ軸115が位置している。このストッパ軸115がストッパ凹部114b内で相対変位可能な範囲で、当該規制部材114が傾動支軸113を中心にして傾動可能となっている。このストッパ支軸115によって、規制部材114の規制位置は、その規制部114aがベースプレート51に当接しない範囲に規制されている。ばね付勢された規制部114aがベースプレート51に打撃されないので異音の発生を防止することができ、また打撃痕の発生を防止してその耐久性を高めることができる。一方、ストッパ軸115によって規制部材114の退避位置が規制されることにより、不必要に大きな範囲での傾動動作が規制され、これにより打ち込み具1の迅速かつ確実な姿勢制御がなされるようになっている。
このように構成した第8実施形態のドライバガイド110によれば、規制部材114の規制部114aが打ち込み通路内に供給された打ち込み具1の両脚部1b,1c間に進入し、この状態で打ち込み具1が下動することにより当該打ち込み具1が正しい姿勢で打ち込み材に打ち込まれてその本来の引き抜き耐力を得ることができる。このことから、第8実施形態では、規制部材114が打ち込み具姿勢制御部を構成している。
この第8実施形態には、さらに変更を加えることができる。例えば、規制部材114とこれを規制位置側へ付勢する圧縮ばね116に代えて、前記第6実施形態に例示した板ばねを規制部材として用いる構成とすることができる。この場合、規制部材としての板ばねの少なくとも規制部の幅寸法を、第2実施形態における規制部材55の規制部55a、第8実施形態における規制部材114の規制部114aと同様、打ち込み具1の両脚部1b,1c間に進入して当該両脚部1b,1cの相互に閉じ方向への変位を規制し得る寸法に設定しておけばよい。
以上説明したように、本発明に係る「打ち込み具姿勢制御部」は、以下の三つの類型に大別することができる。先ず、第1実施形態では打ち込み具1が打ち込み通路31内を下動する段階でその先端部を規制溝部41,41内に進入させて当該打ち込み具1の姿勢制御がなされる構成(第1類型)とされている。この第1類型では、規制溝部を打ち込み通路の底部若しくは天板部若しくはその双方に設ける構成とすることができる。
第4,6,7実施形態ではカバープレート側に設けた案内部材75,95,107によって打ち込み具1の両脚部1b,1cを強制的に規制溝部41,41内へ案内することによって第1類型よりも確実な打ち込み具1の姿勢制御がなされる構成(第2類型)となっている。この第2類型では、ベースプレート側に案内部材を設け、カバープレート側に規制溝を設ける構成としてもよい。
また、第2,3,5,8実施形態では、カバープレート側若しくはベースプレート側に設けた規制部材55,65,85,114の規制部55a,65a,85a,114aを打ち込み具1の両脚部1b,1c間に進入させることによりその閉じ方向の変位を規制して打ち込み具1を正しい姿勢で打ち込む構成(第3類型)とされている。この第3類型の場合には、第4,6,7における規制溝部41,41を設ける必要がない。
さらに、第2及び第3類型において、案内部材若しくは規制部材として板ばね(リーフスプリング)を用いることによりこれを案内位置若しくは規制位置に付勢する特別の手段(圧縮ばね)を省略することができる。また、案内部材若しくは規制部材にストッパ機構を設けることにより、これら必要最低限の範囲で傾動させて迅速かつ確実な姿勢制御を実現でき、かつこれらが打ち込み通路の底部若しくは天板部に当接することにより問題となる異音の発生及び打撃痕の発生を未然に防止することができる。特に、ばね付勢力により案内部材を打ち込み具に摺接させてこれを規制溝部側に案内する第2類型の場合、ストッパ機構により案内位置を適切に設定することにより、当該案内部材の打ち込み具に対する摺接抵抗ひいては打ち込み抵抗を極力小さくすることができる。
第1実施形態の打ち込み工具の全体側面図である。本図では、打ち込み工具の全体が縦断面図で示されている。 ドライバガイド及びその周辺の縦断面図である。 図2中(F3)-(F3)線矢視図であって、ベースプレート及びその周辺の平面図である。 図2中(F4)-(F4)線矢視図であって、カバープレート及びその周辺の平面図である。 第1実施形態に係る打ち込み具姿勢制御部を備えたドライバガイド及びその周辺の縦断面図である。本図は、打ち込み具が打ち込み通路内に供給されてドライバで打撃される直前の状態を示している。 図5中(F6)矢視図であって、ベースプレート及びその周辺の平面図である。 図5中(F7)矢視図であって、カバープレート及びその周辺の平面図である。 第1実施形態に係る打ち込み具姿勢制御部を備えたドライバガイド及びその周辺の縦断面図である。本図は、打ち込み具がドライバで打撃されて打ち込み通路内を下動する途中の状態を示している。 図8中(F9)矢視図であって、ベースプレート及びその周辺の平面図である。但し、本図は図8とは異なって、打ち込み具の先端部が底面部側の規制溝部に進入した状態を示している。 図8中(F10)矢視図であって、カバープレート及びその周辺の平面図である。但し、図8とは打ち込み具の位置が異なっている。本図は、図8よりも打ち込み具が打ち込み方向に移動した状態を示している。 第1実施形態に係る打ち込み具姿勢制御部を備えたドライバガイド及びその周辺の縦断面図である。本図は、打ち込み具がドライバで打撃されて被打ち込み材に打ち込まれる途中の状態を示している。 図11中(F12)矢視図であって、ベースプレート及びその周辺の平面図である。 図11中(F13)矢視図であって、カバープレート及びその周辺の平面図である。 第2実施形態に係る打ち込み具姿勢制御部を備えたドライバガイド及びその周辺の縦断面図である。本図は、打ち込み具が打ち込み通路内に供給されてドライバで打撃される直前の状態を示している。 図14中(F15)矢視図であって、ベースプレート及びその周辺の平面図である。 第2実施形態に係る打ち込み具姿勢制御部を備えたドライバガイド及びその周辺の縦断面図である。本図は、打ち込み具がドライバで打撃されて打ち込み通路内を下動する途中の状態を示している。 図16中(F17)矢視図であって、ベースプレート及びその周辺の平面図である。 第2実施形態に係る打ち込み具姿勢制御部を備えたドライバガイド及びその周辺の縦断面図である。本図は、打ち込み具がドライバで打撃されて被打ち込み材に打ち込まれる途中の状態を示している。 図18中(F19)矢視図であって、ベースプレート及びその周辺の平面図である。 第3実施形態に係る打ち込み工具のドライバガイド及びその周辺の縦断面図である。本図では、打ち込み具の図示が省略されている。 本発明に係る打ち込み工具のドライバガイドの先端部の概略を示す図である。上側はその側面図、下側はその下面図である。 第4実施形態に係る打ち込み具姿勢制御部を備えたドライバガイド及びその周辺の縦断面図である。本図は、打ち込み具が打ち込み通路内に供給されてドライバで打撃される直前の状態を示している。 図22中(F23)矢視図であって、ベースプレート及びその周辺の平面図である。 第4実施形態に係る打ち込み具姿勢制御部を備えたドライバガイド及びその周辺の縦断面図である。本図は、打ち込み具がドライバで打撃されて打ち込み通路内を下動する途中の状態を示している。 図24中(F25)矢視図であって、ベースプレート及びその周辺の平面図である。 第4実施形態に係る打ち込み具姿勢制御部を備えたドライバガイド及びその周辺の縦断面図である。本図は、打ち込み具がドライバで打撃されて被打ち込み材に打ち込まれる途中の状態を示している。 図26中(F27)矢視図であって、ベースプレート及びその周辺の平面図である。 第5実施形態に係る打ち込み具姿勢制御部を備えたドライバガイド及びその周辺の縦断面図である。本図は、打ち込み具が打ち込み通路内に供給されてドライバで打撃される直前の状態を示している。 図28中(F29)矢視図であって、ベースプレート及びその周辺の平面図である。 第5実施形態に係る打ち込み具姿勢制御部を備えたドライバガイド及びその周辺の縦断面図である。本図は、打ち込み具がドライバで打撃されて打ち込み通路内を下動する途中の状態を示している。 図30中(F31)矢視図であって、ベースプレート及びその周辺の平面図である。 第5実施形態に係る打ち込み具姿勢制御部を備えたドライバガイド及びその周辺の縦断面図である。本図は、打ち込み具がドライバで打撃されて被打ち込み材に打ち込まれる途中の状態を示している。 図32中(F33)矢視図であって、ベースプレート及びその周辺の平面図である。 第6実施形態に係るドライバガイドの平面図である。 図34の(F35)-(35)線断面矢視図であって、第6実施形態に係るドライバガイドの縦断面図である。本図では、ベースプレート及び規制溝部の図示が省略されている。 第7実施形態に係るドライバガイドの平面図である。 図36の(F37)-(37)線断面矢視図であって、第7実施形態に係るドライバガイドの縦断面図である。本図では、ベースプレート及び規制溝部の図示が省略されている。 第8実施形態に係るドライバガイドの縦断面図である。本図は、規制部材が退避位置に位置する状態を示している。 第8実施形態に係るドライバガイドの縦断面図である。本図は、規制部材が規制位置に位置する状態を示している。 打ち込み具姿勢制御部を備えない従来のドライバガイドの平面図である。本図は、打ち込み通路に供給された打ち込み具がドライバで打撃される直前の状態を示している。本図ではカバープレートの図示が省略されている。 打ち込み具姿勢制御部を備えない従来のドライバガイドの平面図である。本図は、打ち込み具がドライバで打撃されて打ち込み通路を下動する途中の状態であって、左右の脚部が相互に閉じ方向に変位した状態を示している。本図ではカバープレートの図示が省略されている。 打ち込み具姿勢制御部を備えない従来のドライバガイドの平面図である。本図は、一方の脚部が屈曲した状態に打ち込まれた打ち込み不良の状態を示している。本図では、カバープレートの図示が省略されている。
符号の説明
W…被打ち込み材
1…打ち込み具、1a…頭部、1b,1c…脚部
2…工具本体
3…ドライバ
4…ドライバガイド
5…打ち込み通路
10…打ち込み工具
20…工具本体、20a…台座部
22…マガジン
23…ピストン
24…ドライバ
30…ドライバガイド
31…打ち込み通路、31a…天板部、31b…底面部
32…ベースプレート、32a…打ち込み具供給口
33…カバープレート
40…打ち込み具姿勢制御部
41,42…規制溝部(打ち込み具姿勢制御部)
50…ドライバガイド(第2実施形態)
51…ベースプレート
52…カバープレート
53…打ち込み通路
55…規制部材(打ち込み具姿勢制御部)、55a…規制部、55b…案内傾斜面
56…ブラケット部
58…圧縮ばね
60…ドライバガイド(第3実施形態)
61…ベースプレート
62…カバープレート
63…打ち込み通路
65…規制部材、65a…規制部、65b…案内傾斜面
70…ドライバガイド(第4実施形態)
71…ベースプレート
72…カバープレート
73…打ち込み通路
74…規制溝部(打ち込み具姿勢制御部)
75…案内部材、75a…姿勢制御部、75b…案内傾斜面
80…ドライバガイド(第5実施形態)
81…ベースプレート
82…カバープレート
83…打ち込み通路
85…規制部材(打ち込み具姿勢制御部)
85a…閉じ規制部、85b…案内傾斜面、85c…開き強制部
90…ドライバガイド(第6実施形態)
92…カバープレート、92a,92b,92c…支持壁部
93…傾動支軸
94…ストッパ軸
95…案内部材(板ばね)
95a…一端部、95b…受け凹部、95c…他端部、95d…姿勢制御部
100…ドライバガイド(第7実施形態)
101…カバープレート
102,103,104…支持壁部
105…傾動支軸
106…ストッパ軸
107…案内部材
107a…姿勢制御部、107b…ストッパ凹部、107c…案内傾斜面
108…捩りコイルばね
110…ドライバガイド(第8実施形態)
111…カバープレート
112…支持壁部
113…傾動支軸
114…規制部材、114a…規制部、114b…ストッパ凹部
115…ストッパ軸
116…圧縮ばね

Claims (14)

  1. 頭部と左右の脚部を有してU字形をなす打ち込み具を、工具本体に設けたドライバガイドの打ち込み通路内に供給して打ち込み具打撃用のドライバで前記頭部を打撃して前記打ち込み通路から打ち出す打ち込み工具であって、
    前記打ち込み通路内に、前記打ち込み具の左右の脚部に対して相互に接近する方向への変位を規制する打ち込み具姿勢制御部を備えた打ち込み工具。
  2. 請求項1記載の打ち込み工具であって、前記打ち込み通路の天板部又は底面部の一方又は双方に、前記打ち込み具姿勢制御部としての規制溝部を設け、該規制溝部に前記左右の脚部を進入させて該左右の脚部の相互に接近する方向への変位を規制する構成とした打ち込み工具。
  3. 請求項2記載の打ち込み工具であって、前記ドライバガイドは、ベースプレートとカバープレートが相互に重ね合わせられて構成され、該両プレート間に前記打ち込み通路が形成されて一方のプレートに前記天板部が設けられ、他方のプレートに前記底面部が設けられた打ち込み工具。
  4. 請求項1記載の打ち込み工具であって、前記打ち込み通路の天板部又は底面部の一方に前記打ち込み具姿勢制御部としての規制溝部を設け、該規制溝部に前記打ち込み具の左右の脚部を進入させる方向に当該脚部を案内する案内部材を備えた打ち込み工具。
  5. 請求項4記載の打ち込み工具であって、前記案内部材は、前記規制溝部に対向する前記天板部又は底面部に、前記打ち込み通路内に突き出す案内位置と突き出さない退避位置との間を移動可能かつ前記案内位置側に付勢して設けられ、該付勢力により前記案内位置に移動した案内部材に前記打ち込み具の脚部を摺接させて前記規制溝部に案内する構成とした打ち込み工具。
  6. 請求項1記載の打ち込み工具であって、前記打ち込み具姿勢制御部としての規制部材を、前記打ち込み通路内に突き出す規制位置と突き出さない退避位置との間を移動可能、かつ前記規制位置側に付勢して設け、該付勢力により前記規制位置に移動した規制部材を前記左右の脚部の間に進入させて該左右の脚部の相互に接近する方向への変位を規制する構成とした打ち込み工具。
  7. 請求項6記載の打ち込み工具であって、前記規制部材は、打ち込み動作に伴い前記打ち込み通路を下動する打ち込み具の頭部に押されて前記退避位置に移動する構成とした打ち込み工具。
  8. 請求項7記載の打ち込み工具であって、前記規制部材に、前記下動する打ち込み具の頭部が摺接して当該規制部材を前記退避位置に移動させる案内傾斜面を設けた打ち込み工具。
  9. 請求項1又は6記載の打ち込み工具であって、前記打ち込み具姿勢制御部としての規制部材を、前記打ち込み通路内に突き出す規制位置と突き出さない退避位置との間を移動可能に設け、該規制部材に、前記左右脚部の間に進入させてその相互に接近する方向への変位を規制する閉じ規制部と、前記左右脚部の間に進入させて該左右脚部を相互に離間する方向に案内する開き強制部を設けた打ち込み工具。
  10. 請求項5記載の打ち込み工具であって、前記打ち込み通路の天板部側に支持壁部を有し、該支持壁部に傾動支軸とストッパ軸を有し、前記傾動支軸を介して前記案内部材が前記案内位置と前記退避位置との間で傾動可能、かつ前記案内位置側にばね付勢されて支持されるとともに、前記案内部材の少なくとも前記案内位置が前記ストッパ軸により規制される構成とした打ち込み工具。
  11. 請求項10記載の打ち込み工具であって、前記案内位置が前記底面部との間に隙間を有する位置に規制された打ち込み工具。
  12. 請求項10記載の打ち込み工具であって、前記案内部材として板ばねを用い、該板ばねを前記傾動支軸と前記ストッパ軸との間に掛け渡して前記案内位置側に付勢するとともに前記ストッパ軸に係合させて前記案内位置を規制した打ち込み工具。
  13. 請求項10記載の打ち込み工具であって、前記案内部材の傾動先端側にストッパ凹部を設け、該ストッパ凹部内に前記ストッパ軸を位置させて、該ストッパ軸が前記ストッパ凹部内で相対変位が規制されることにより、前記案内部材の前記案内位置と前記退避位置が規制される構成とした打ち込み工具。
  14. 請求項6記載の打ち込み工具であって、打ち込み通路の天板部側に支持壁部を有し、該支持壁部に傾動支軸とストッパ軸を有し、前記傾動支軸を介して前記規制部材が前記規制位置と前記退避位置との間で傾動可能に支持されるとともに、前記ストッパ軸により前記規制部材の前記規制位置と前記退避位置の双方が規制される構成とした打ち込み工具。
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