JP2009255175A - プレス機械及びその使用方法 - Google Patents

プレス機械及びその使用方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2009255175A
JP2009255175A JP2009097146A JP2009097146A JP2009255175A JP 2009255175 A JP2009255175 A JP 2009255175A JP 2009097146 A JP2009097146 A JP 2009097146A JP 2009097146 A JP2009097146 A JP 2009097146A JP 2009255175 A JP2009255175 A JP 2009255175A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
trim
die
punch
workpiece
press machine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009097146A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009255175A5 (ja
JP5638202B2 (ja
Inventor
Shinichi Murata
田 真 一 村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Musashi Seimitsu Industry Co Ltd
Original Assignee
Musashi Seimitsu Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Musashi Seimitsu Industry Co Ltd filed Critical Musashi Seimitsu Industry Co Ltd
Publication of JP2009255175A publication Critical patent/JP2009255175A/ja
Publication of JP2009255175A5 publication Critical patent/JP2009255175A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5638202B2 publication Critical patent/JP5638202B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21JFORGING; HAMMERING; PRESSING METAL; RIVETING; FORGE FURNACES
    • B21J5/00Methods for forging, hammering, or pressing; Special equipment or accessories therefor
    • B21J5/02Die forging; Trimming by making use of special dies ; Punching during forging

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Forging (AREA)
  • Punching Or Piercing (AREA)

Abstract

【課題】ワークに対してトリミング加工とピアス加工との両方を実施することができると共にワークのイジェクト時にワークを損傷させるおそれが少ないプレス機械を提供すること。
【解決手段】本発明は、ワークに対して、トリミング加工とピアス加工と、を実施するためのプレス機械である。トリムダイが、環状のキャビティを規定する。トリムパンチは、環状のボス部を有する。ワークは、前記環状のボス部が前記環状のキャビティ内に摺動移動される時、前記環状のボス部によって前記環状のキャビティ内でプレスされる。イジェクトアームが、トリムパンチ装置が下方に移動する時に下方に移動するように、かつ、トリムパンチ装置が上方に移動する時に上方に移動するように、トリムパンチ装置に取り付けられており、前記環状のボス部が前記環状のキャビティから取り除かれる時、前記ワークを前記環状のキャビティ内で上方に押し上げるようになっている。
【選択図】図2A

Description

本発明は、プレス機械に関している。とりわけ、本発明は、ワーク(被加工体)に対してトリミング加工やピアス加工(穿孔加工)を行うためのパンチ・ダイ装置を含むプレス機械に関している。また、本発明は、プレス機械からワークを取り外すことをアシストするためのイジェクト装置に関している。
ワーク(被加工体)が鍛造によって成形される時、大抵は、余剰の材料がワーク上に残存してしまう。この余剰の材料は、最終製品を得るために、除去される必要がある。例えば、歯車やスプロケットのようなワークは、鍛造によって成形される時、大抵は、余剰の材料がその外周上に環状に残存してしまう。これは、一般に、バリ(フラッシング)と呼ばれている。また、これらワークの本体から材料を除去することが必要な場合もある。それによって孔を形成する場合である。この孔によって、それらワークは、駆動軸(動輪軸)やスピンドルに取り付けられ得る。
典型的には、例えば歯車のような鍛造されたワークに対して、バリ(フラッシング)を除去するために要求される加工処理と、孔を形成するために要求される加工処理とは、二つの独立の機械においてなされる。例えば、油圧プレス機械のような第一装置が、バリ(フラッシング)を除去するべく歯車にトリミング加工を施すために用いられる一方、第二の油圧プレス機械がピアス加工を施すために用いられて、歯車に孔が形成される。これらの加工(機能)は、大抵は、二つの独立の機械においてなされるため、加工対象のワークは、両方の加工を受けるために、第一装置から第二装置まで移動されなければならない。両方の加工を同一の装置、例えば単一の油圧プレス機械、で行う場合と比較して、それらの加工を二つの独立の機械において行うことは、ワークが第一装置から取り外されて第二装置まで移動されなければならないために、ワーク取扱い上の手間が多い。このことは、ワーク損傷のおそれが大きいということに繋がり得る。また、すでに現存するプレス機械は、大抵は、加工が終了した後にワークを取出(イジェクト)するための機構を有している。イジェクト機構は、複雑な装置とすることも可能であるが、大抵は、ワークが単純にプレス機械から床上へと押し落とされるように、ワーク片をイジェクトする。予測される通り、そのようなワークのイジェクト方法では、ワークがプレス機械から床上に落ちる時に、ワークが損傷し得る。
特表2004−521748号公報(USP 7,000,444) 特開平6−335827号公報(USP 5,516,376) 米国特許第6370931号明細書 米国特許第4299112号明細書
本発明は、以上のような従来技術の構造ないし方法の問題点を、十分に考慮してなされたものである。
本発明の目的は、ワークに対してトリミング加工とピアス加工との両方を実施することができると共にワークのイジェクト時にワークを損傷させるおそれが少ないプレス機械を提供することである。
本発明の第1の態様は、ワークに対して、トリミング加工とピアス加工と、を実施するためのプレス機械であって、環状のキャビティを規定するトリムダイを含むダイ装置と、前記トリムダイの前記環状のキャビティに対応する形状を有する環状のボス部を有するトリムパンチを含むトリムパンチ装置と、イジェクトアームを有するイジェクト装置と、を備え、前記トリムダイは、当該プレス機械に固定されており、前記環状のボス部は、前記環状のキャビティ内に、摺動移動可能に受容され得るようになっており、前記トリムパンチは、前記ダイ装置に対して、相対的に移動可能であり、前記イジェクトアームは、前記トリムパンチ装置が下方に移動する時に下方に移動するように、かつ、前記トリムパンチ装置が上方に移動する時に上方に移動するように、前記トリムパンチ装置に取り付けられており、前記ワークは、前記環状のボス部が前記環状のキャビティ内に摺動移動可能に受容される時、前記環状のボス部によって前記環状のキャビティ内にプレスされるようになっており、前記イジェクトアームは、前記環状のボス部が前記環状のキャビティから取り除かれる時、前記ワークを前記環状のキャビティ内で上方に押し上げるようになっていることを特徴とするプレス機械である。
本発明の第2の態様は、ワークに対して、トリミング加工とピアス加工と、を実施するためのプレス機械であって、環状のキャビティを規定するトリムダイと、ピアスパンチと、を含むダイ装置と、前記トリムダイの前記環状のキャビティに対応する形状を有する環状のボス部を有するトリムパンチを含むトリムパンチ装置と、イジェクトアームを有するイジェクト装置と、を備え、前記トリムダイは、当該プレス機械に固定されており、前記ピアスパンチは、前記環状キャビティの長手方向軸に沿って配置されており、前記環状のボス部は、前記環状のキャビティ内に、摺動移動可能に受容され得るようになっており、前記トリムパンチは、前記ダイ装置に対して、相対的に移動可能であり、前記イジェクトアームは、前記トリムパンチ装置に取り付けられており、前記ワークは、前記トリムパンチ装置の下向きストロークの間に、前記環状のボス部によって前記環状のキャビティ内にプレスされるようになっており、前記イジェクトアームは、前記トリムパンチ装置の上向きストロークの間に、前記ワークを前記環状のキャビティ内で上方に押し上げるようになっていることを特徴とするプレス機械である。
本発明の第3の態様は、ダイ装置と、当該ダイ装置に対して相対的に移動可能である協働のトリムパンチ装置と、を備えたプレス機械を用いて、ワークから余剰の材料を取り除く方法であって、前記ダイ装置上に前記ワークを載置する工程と、前記ワークから余剰の材料が取り除かれるまで前記トリムパンチ装置によって前記ダイ装置に対して相対的に下向きに前記ワークが強制押圧されるように、前記ダイ装置に対して相対的に下向きに前記トリムパンチ装置を移動させることによって、前記ワークから余剰の材料を取り除く工程と、前記ワークが前記トリムパンチ装置の一部によって前記ダイ装置に対して相対的に上向きに移動されるように、前記ダイ装置に対して相対的に上向きに前記トリムパンチ装置を移動させる工程と、を備えたことを特徴とする方法である。
本発明によれば、ワークに対してトリミング加工とピアス加工との両方を実施することができると共にワークのイジェクト時にワークを損傷させるおそれが少ないプレス機械を提供することができる。
本発明の一実施の形態による、トリミング加工とピアス加工とを実施するプレス機械の正面図。 図1に示されたトリミング加工とピアス加工とを実施するプレス機械の、第一の工程における部分断面正面図。 図1に示されたトリミング加工とピアス加工とを実施するプレス機械の、第二の工程における部分断面正面図。 図1に示されたトリミング加工とピアス加工とを実施するプレス機械の、第三の工程における部分断面正面図。 図1に示されたトリミング加工とピアス加工とを実施するプレス機械の、第四の工程における部分断面正面図。 図1に示されたトリミング加工とピアス加工とを実施するプレス機械の、第五の工程における部分断面正面図。 図1に示されたトリミング加工とピアス加工とを実施するプレス機械の、第六の工程における部分断面正面図。 本発明に従うトリミング加工及びピアス加工の前の、歯車の断面図である。 本発明に従うトリミング加工及びピアス加工の後の、歯車の断面図である。
本発明の他の目的ないし特徴が、以下に、より詳細に記述される。添付の図面の内容は、本明細書に組み込まれ、すなわち、本明細書の一部をなす。添付の図面は、本発明の複数の実施の形態を示している。これらの図面及びその説明は、本発明の原理を理解するのに役立つ。
本明細書の以下の部分で、本発明の十分な説明がなされる。これにより、また、添付図面を参照することで、本発明は当業者において十分に実施可能である。
図1は、本発明の一実施の形態による、トリミング加工とピアス加工とを実施するプレス機械の正面図である。
図2A乃至図2Fは、図1に示されたトリミング加工とピアス加工とを実施するプレス機械の、部分断面正面図である。各図は、ワークにトリミング加工とピアス加工とを実施する加工方法の各工程に対応している。ワークは、この例では、鍛造された歯車である。
図3A及び図3Bは、それぞれ、本発明に従うトリミング加工及びピアス加工の前後の、歯車の断面図である。
本明細書及び図面において、同一の参照符合は、本発明の同一または類似の特徴ないし要素を表すために用いられている。
本発明の好適な実施の形態が、添付の図面を参照しながら、以下において詳細に説明される。ここで、各実施の形態は、例示的なものであり、本発明を限定するものではない。当業者は、本発明の範囲から外れることなく、本発明の修正や変更をなすであろう。例えば、ある実施の形態の一部として図示ないし記載された特徴は、別の実施の形態において用いられて、更に別の実施の形態をもたらし得る。本発明は、添付の特許請求の範囲及びその均等物の範疇にある限りにおて、修正ないし変更を包含する。
図1及び図2Aを参照しつつ、本発明の好適な実施の形態に従うトリミング加工とピアス加工とを実施するプレス機械100が説明される。当該プレス機械100は、ダイ装置104に対して相対的に移動可能なトリムパンチ装置102を備えており、ワーク例えば歯車に対して、トリムパンチ装置102の下向きのストロークの間に、トリミング加工とピアス加工との両方を実施するようになっている。このことが、以下に詳細に説明される。また、プレス機械100は、トリムパンチ装置102の上向きの(戻りの)ストロークの間に、ダイ装置104から歯車を自動的に取り外す機能を備えている。このことも、以下に詳細に説明される。
図示されているように、トリムパンチ装置102は、プレス機械100のラム112に固定されている。一方、ダイ装置104は、プレス機械100のベッド116に固定されている。トリムパンチ装置102のダイ装置104に対する適切な接続調整(アライメント)は、一対のガイド支柱106によって、トリムパンチ装置102のダイ装置104に対する下向きストローク及び上向きストロークの間、維持される。一対のガイド支柱106は、ダイ装置104に固定されており、トリムパンチ装置102及びラム112に形成された対応孔108を貫通している。図示されているように、各ガイド支柱106の上端は、トリムパンチ装置102がその最上端位置にある時、孔108内を延びるのでばなく、ブラケット109内に収まった状態である。すなわち、全下向きストロークにおいて、ガイド支柱106がトリムパンチ装置102及びラム112内を延びる範囲は、限定されている。イジェクト装置118は、一対のイジェクトアーム196を含んでいる。一対のイジェクトアーム196は、一対の支柱120に、摺動移動可能に取り付けられている。一対の支柱120は、トリムパンチ装置102から下方に延びている。このことが、以下に詳細に説明される。イジェクトアーム196は、ダイ装置104の対向する両側において、下方に延びている。バネ板装置202が、トリムパンチ装置102とダイ装置104との間に位置するように、ダイ装置104に取り付けられている。プレス機械100は、好適には、油圧式に作動される。
プレス機械102は、パンチベース板124、第一パンチ取付板126、及び、第二パンチ取付板128によってラム112に固定されたトリムパンチ110を含んでいる。パンチベース板124は、ラム112に固定されており、凹部130を有している。当該凹部130が、第一パンチ取付板126のボス部134に対応する形状を有している。ボス部134を凹部130内に位置決めすることは、図示されるように第一パンチ取付板126をパンチベース板124にネジ部品で固定する前に、第一パンチ取付板126がパンチベース板124に適切に接続調整(アライメント)されることを確実にする。図示されているように、第一パンチ取付板126は、凹部136と、キャビティ138と、通路(アクセス)用開口140と、を有している。以下に詳細に説明されるように、キャビティ138と通路(アクセス)用開口140とは、ピアス加工によって生じる切れ端材料(切屑材料)が、トリムパンチ装置102から容易に除去されることを許容する。
第二パンチ取付板128は、第一パンチ取付板126にネジ部品で固定されており、凹部142と、中央開口144と、それらの間に形成された肩部146と、を含んでいる。図2Aにおいて最もよく理解されるように、第一パンチ取付板126の凹部136と第二パンチ取付板128の凹部142とは、互いに対応する形状を有しており、トリムパンチ110のベースから外方に延びる環状のリップ部156を受容するようになっている。これにより、トリムパンチ110が第一パンチ取付板126と第二パンチ取付板128との間に固定されるようになっている。図示されている好適な実施の形態では、トリムパンチ110は、環状のリップ部156から下方に延びる環状のボス部150を有しており、第二パンチ取付板128の対応する形状の開口144によって受容されている。作用面(当接面)154が、環状のボス部150の底部に設けられており、所望のワーク、例えば歯車、に当接するようになっている。中央孔152が、環状のボス部150を貫いて延びており、第一パンチ取付板126のキャビティ138と通路(アクセス)用開口140とに連通している。環状のリップ部157が、中央孔152の最下端において内方に延びている。当該環状のリップ部157は、ダイ装置104に取り付けられたピアスパンチ190のためのピアスダイとして機能する。図示されている好適な実施の形態では、ピアスパンチ190は、円筒形状であり、環状のリップ部157に対応した形状を有している。これにより、円形の孔が、所望のワークに形成される。一方、本発明の別の実施の形態では、ピアスパンチ190及びリップ部157の断面形状が、正方形、長方形、楕円、台形、星形、等の孔を形成するべく、変更され得る。また、図示されている好適な実施の形態は、例えば歯車のような円形のワークにトリミング加工を施すために利用されるために、トリムパンチ110が環状のボス部150を有している。本発明の別の実施の形態は、正方形、長方形、楕円、台形、星形、任意の多角形、等の様々な断面形状のボス部を、対応する形状のワークにトリミング加工を実施するべく、有することができる。
ダイ装置104は、ダイのベース板158と3つのダイ取付板164、170、178とによってプレス機械100のベッド116に固定されたトリムダイ114を備えている。ダイベース板158は、キャビティ160と凹部162とを有しており、当該凹部162は、第一ダイ取付板164のボス部166を受容するように構成されている。ボス部166の凹部162への挿入は、ダイベース板158にネジ部品で固定される前に第一ダイ取付板164が適切に位置決めされること、を保証する。キャビティ160は、図示されているように、各イジェクトアーム196の一部を移動可能に受容するように構成されている。キャビティ160は、イジェクトアーム196がトリムダイ114の長手方向通路に向かって内方に延びることを許容する。このことは、以下に詳細に説明される。第一ダイ取付板164は、第二ダイ取付板170の対応する形状の底部を受容するように構成された凹部167を有しており、また、イジェクト装置118のイジェクトピストン200を摺動移動可能に受容するように構成されたイジェクト孔168を有している。
トリムダイ114は、第二ダイ取付板170及び第三ダイ取付板178の間に固定されており、それらは更に、第一ダイ取付板164に固定されている。第二ダイ取付板170は、環状の凹部172と、イジェクトピストン(ノックアウトピン)200を摺動移動可能に受容するように構成された孔開口174と、を有している。キャビティ176が、第二ダイ取付板170に形成されており、ピアスパンチ190のベース部194に対応する形状となっている。第一ダイ取付板164に隣接して第二ダイ取付板170を固定することで、トリムダイの長手方向通路に沿うように、ピアスパンチ190が固定される。第三ダイ取付板178は、凹部183と、トリムダイ114を受容するように構成された環状開口181と、凹部183及び環状開口181の間に形成された環状の肩部180と、を含んでいる。第二ダイ取付板170の凹部172と第三ダイ取付板178の凹部183とは、トリムダイ114のベースから外方に延びる環状のリップ部186と互いに対応する形状を有しており、当該環状のリップ部186がその中に受容されるようになっており、第三ダイ取付板178の環状の肩部180が当該環状のリップ部186に係合するようになっている。図示されている好適な実施の形態では、トリムダイ114は、トリムパンチ110の環状のボス部150とイジェクト装置118のイジェクトリング193とを摺動移動可能に受容するように構成された環状のキャビティ182を有している。一方、前述のように、環状のボス部150の断面形状は、様々な形状のワークにトリミング加工を施すべく、様々に変更され得る。キャビティ182の断面形状についても、トリムパンチ110の環状のボス部150の断面形状に対応するように、変更され得る。
イジェクト装置118は、一対の支柱120に摺動移動可能に取り付けられた一対のイジェクトアーム196を有している。一対の支柱120は、トリムパンチ装置102から下方に延びている。各イジェクトアーム196は、各支柱12に摺動移動可能に取り付けられた鉛直部材198と、ダイベース板158の各キャビティ160内に配置されてトリムダイ114の長手方向中央軸に向かって内方に延びる水平部材199と、を有している。図示されている好適な実施の形態は、実際には二つのイジェクトアーム196を有しているが、説明及び図示の便宜上、そのうちの一つだけが図示されている。イジェクトアーム196の水平部分199は、イジェクトピストン200の底部に係合している。イジェクトピストン200は、第一ダイ取付板164のイジェクト孔168と第二ダイ取付板170のイジェクト孔174とを通って、上方に延びている。イジェクトピストン200の頂部は、トリムダイ114の環状のキャビティ182内に延びている。イジェクトピストン200の上方部分は、イジェクトリング193の底面に係合している。イジェクトリング193は、トリムダイ114の環状のキャビティ182内に、摺動移動可能に受容されている。環状のキャビティ182内でのイジェクトリング193の上向きの移動(運動)は、環状のキャビティ182内に配置された環状の肩部184がイジェクトリング193の環状の肩部195に作用する(当たる)ことによって、制限される。イジェクトアーム196の上方部分198が支柱120に摺動移動可能に取り付けられているので、イジェクトアーム196の移動の鉛直方向範囲は、実質的に、トリムパンチ装置102のストローク範囲よりも小さい。例えば、図示された実施の形態において、イジェクトアーム196のストローク範囲は、約20mmであり得る一方、トリムパンチ装置102のストローク範囲は、200mmであり得る。また、イジェクトアーム196のストローク範囲は、支柱120におけるストッパ121の鉛直方向位置を変えることによって、所望の通りに変更され得る。支柱120におけるストッパ121がより高い位置である場合、イジェクトアーム196のストローク範囲がより大きい。
図示されているように、バネ板装置202は、バネ板204を有している。バネ板204は、各角部(コーナー)において各開口を通る各支柱206を、摺動移動可能に受容している。支柱206は、第一ダイ取付板164に取り付けられている。コイルバネ208が、バネ板204の下方で、各支柱206の周りに配置されている。これにより、コイルバネ208の付勢力が、支柱206に沿って上方に、バネ板204を押し上げるようになっている。複数のストッパ207が、支柱に沿ってのバネ板204の上向き移動を制限する。各ストッパ207は、各支柱206に設けられている。バネ板204は、トリムパンチ110の環状のボス部150を摺動移動可能に受容するように構成された中央開口210を規定している。
図2A乃至図2Fを参照しながら、前述のプレス機械100を用いて連続に行われるトリミング加工及びピアス加工が説明される。ここでは、図3Aに示されるような、予め鍛造された直線かさ歯車(straight-beveled gear )220aに対して、トリミング加工及びピアス加工が行われる。図示されているように、歯車220aは、歯車本体224の周囲に配置された環状の歯列222を有している。一対の凹部227及び229が、鍛造加工中に、本体224に形成されている。この場合、当該鍛造加工は、凹部227及び229の間に、余剰の材料228を残している。この余剰の材料は、シャフト上に当該歯車を取り付けるための孔230(図3B参照)を形成すべく、取り除かれなければならない。また、前記鍛造加工は、一般にバリ(フラッシング)と呼ばれるような、歯車本体224の外周から外方に延びる余剰の材料をも残している。以下に説明するトリミング加工及びピアス加工によって、バリ(フラッシング)126が除去され、孔230が形成され、図3Bに示されるような歯車220bが得られる。
図2Aに示されるように、トリムパンチ装置102は、ダイ装置104に対して、初期位置として最上端位置にある。図示及び説明の便宜上、ただ一つのイジェクトアーム196が図示されて説明される。初期位置(加工開始位置)では、支柱上のストッパ119が、イジェクトアーム196の鉛直部材198に当接(作用)していて、イジェクトアーム196もまたその最上端位置にある。イジェクトアーム196の水平部材199は、イジェクトリング193を、トリムダイ114の環状のキャビティ182内で、イジェクトピストン200による突き出し力によって、その最上端位置に維持する。
図2Bに示されるように、バリ(フラッシング)226がトリムダイ114の上面188の上方に位置決めされ、かつ、ピアスパンチ190の頂部192が歯車220aの凹部227内で上向きに延びる、というように、歯車220aがトリムダイ114の環状のキャビティ182内に位置決めされる。図示されているように、歯車220aは、ピアスパンチ190と歯車220aとの間に小さな間隙が存在する、というようにイジェクトリング193上に載置される。もっとも、本発明の別の実施の形態では、歯車220aがピアスパンチ190上に支持される、というようにイジェクトリング193がトリムダイ114内のより下方の位置に保持されてよい。また、前述のように、本発明の別の実施の形態では、円形ではない他の形状、例えば正方形、楕円、三角形、多角形等の形状、である周辺形状に対してトリミング加工が行われてよい。
図2Cに示されるように、トリムパンチ装置102の下向きのストロークが開始されると、イジェクトアーム196もまた、支柱120上のストッパ121によって支持されているために、下向きに移動される。イジェクトアーム196の下向きの移動は、イジェクトアームの水平部材199がダイベース板158に形成された各イジェクトキャビティ160の底部に到達するまで、継続される。イジェクトアーム196の水平部材199がイジェクトキャビティ160内で下向きに移動する時、イジェクトピストン200もまた、第一ダイ取付板164のイジェクト孔168と第二ダイ取付板170のイジェクト孔174とを通って、下向きに移動する。イジェクトリング193もまた、トリムダイ114の環状のキャビティ182内で下向きに移動する。イジェクトリング193が下向きに移動すると、それはもはや、歯車220aを支持しなくなる。歯車220aは、ピアスパンチ190の頂部192によって支持されるようになる。トリムパンチ装置102が下向きの移動を継続すると、支柱120は、イジェクトアーム196の鉛直部材198内に形成された孔119を貫くように、移動(下降)を継続する。
トリムパンチ装置102の下向きのストロークが継続されると、第二パンチ取付板128の底面148がバネ板204の上面に当接するまで、トリムパンチ110の環状のボス部150がバネ板204の中央開口210を通っていく。トリムパンチ装置102の下向きの移動の継続は、コイルバネ208の上向きの付勢力に対向して、バネ板204の下向きの強制的な押し下げを引き起こす。図2Cに示されるように、最終的に、トリムパンチ110の作用面154が歯車220aに当接し、下向きの力がトリムパンチ110によって歯車220aに作用され、上向きの力がピアスパンチ190の頂部192によって歯車220aに作用されるようになる。
図2Dに示されるように、下向きの力がトリムパンチ110によって歯車220aに作用され続けると、歯車220aは、トリムダイ114の環状のキャビティ182内で、ピアスパンチ190に覆い被さるように、下向きに移動される。このように歯車220aが下向きに押し込まれると、ピアスパンチ190の頂部192が、歯車220aを貫き始める。これによって、材料の円筒状部分228が除去される。これは、一般に、ノックアウトと呼ばれている。トリムパンチ110の中央孔152から内方に延びる環状のリップ部157が、ピアスパンチ190用のピアスダイとして機能する。前述のように、本発明の別の実施の形態では、円形ではない孔、例えば正方形、楕円、三角形、多角形等である孔が形成されるように、ワークに対するピアス加工が行われてよい。また、歯車220aがトリムダイ114の環状のキャビティ182内で下向きに付勢される時に、歯車220aのバリ(フラッシング)226もトリムダイ114の上面188に当接する。
図2Eに示されるように、トリムパンチ装置102の下向きの移動は、トリムパンチ110の環状のボス部150がトリムダイ114の環状のキャビティ182内を通るようになるまで、継続される。環状のボス部150と環状のキャビティ182とは、互いに対応し合う形状を有しており、環状のボス部150が環状のキャビティ182内に入る時に、バリ(フラッシング)226が歯車220aの本体部から剪断されるようになっている。また、トリムダイ114の環状のキャビティ182内での歯車220aの下向きの移動の継続は、ピアスパンチ190がノックアウト228を完全に除去することを可能にし、かつ、当該ノックアウト228を、環状のリップ部157を通して、トリムパンチ110の中央孔152内で(相対的に)上方へと強制移動させることを可能にする。また、環状のキャビティ182内での歯車220b(トリミング加工及びピアス加工は終了している)の更なる下向きの移動により、当該歯車220bが、イジェクトリング193上に至る。
図2Fに示されるように、下向きのストロークが終了すると、トリムパンチ装置102の上向きのストロークが開始される。上向きの力が、バネ板204とこれまで圧縮されてきたコイルバネ208とによって、トリムパンチ装置102に作用される。トリムパンチ装置102が上向きに移動する時、トリムパンチ110は、トリムダイ114の環状のキャビティ182から退避されて、バネ板204の中央開口210の奥に引っ込む。また、トリムパンチ装置102が上向きに移動する時、支柱120は、ストッパ121がイジェクトアーム196の鉛直部材198の当接用底面に当接(作用)するまで、イジェクトアーム196の鉛直部材198内に形成された孔119を通って摺動移動する。そして、トリムパンチ装置102の上向きの移動の継続が、イジェクトアーム196の上向きの移動を引き起こす。イジェクトアーム196の水平部分199は、イジェクトキャビティ160内で上方に移動する。これにより、イジェクトピストン200が、イジェクト孔168及び174を通って上向きに押し上げられ、イジェクトリング193に上向きの力が作用する。イジェクトリング193がトリムダイ114の環状のキャビティ182内で上向きに移動される時、歯車220bもまた、ピアスパンチ190から離れるまで、上向きに強制移動される。この時、円筒状の中央孔230が、すでに歯車220bに形成されている。図示されている好適な実施の形態では、トリムパンチ装置102がその最上端位置に戻された時、歯車220bはダイ装置104上に載った状態となり、取り外しが容易である。当該取り外しは、手動でも、自動の手段によっても、なされ得る。また、バリ(フラッシング)226とセンタースクラップ228とが、この時に除去される。ノックアウト228がトリムパンチ110の中央孔152内に残っているなら、その除去のために、第一パンチ取付板126に形成されたアクセス用開口140とキャビティ138とが、トリムパンチ110の中央孔152へのアクセス(入ること)を可能にする。図3Bにおいて最もよく理解されるように、前述の加工によって、歯車220bが得られる。歯車220bにおいては、バリ(フラッシング)が除去されていて、円筒状の中央孔230が形成されている。
本発明の好適な実施の形態が図示されて説明されたが、それに対する修正ないし変更が、本発明の範囲から外れることなく、当業者によってなされ得る。本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲において規定される。また、前記の種々の実施の形態の部分的な特徴が、本発明の範囲から外れることなく、相互に交換され得る。更に、当業者は、前述の説明が例示的なものであることを理解する筈である。すなわち、前述の説明は、添付の特許請求の範囲において規定される本発明を、何ら制限するものでない。
100 プレス機械
102 トリムパンチ装置
104 ダイ装置
106 ガイド支柱
108 対応孔
109 ブラケット
110 トリムパンチ
112 ラム
114 トリムダイ
116 ベッド
118 イジェクト装置
120 支柱
121 ストッパ
124 パンチベース板
126 第一パンチ取付板
128 第二パンチ取付板
130 凹部
134 ボス部
136 凹部
138 キャビティ
140 通路(アクセス)用開口
142 凹部
144 中央開口
146 肩部
150 環状のボス部
152 中央孔
154 作用面(当接面)
156 環状のリップ部
157 環状のリップ部
158 ダイのベース板
160 キャビティ
162 凹部
164 第一ダイ取付板
166 ボス部
167 凹部
168 イジェクト孔
170 第二ダイ取付板
172 環状の凹部
174 孔開口(イジェクト孔)
176 キャビティ
178 第三ダイ取付板
180 環状の肩部
181 環状開口
182 環状のキャビティ
183 凹部
186 環状のリップ部
188 トリムダイの上面
190 ピアスパンチ
192 頂部
193 イジェクトリング
194 ベース部
196 イジェクトアーム
198 鉛直部材
199 水平部材
200 イジェクトピストン(ノックアウトピン)
202 バネ板装置
204 バネ板
206 支柱
207 ストッパ
208 コイルバネ
210 中央開口
220a 直線かさ歯車(トリミング加工及びピアス加工の前)
220b 直線かさ歯車(トリミング加工及びピアス加工の後)
222 歯列
224 歯車本体
226 バリ(フラッシング)(余剰の材料)
227 凹部
228 センタースクラップ(余剰の材料)(材料の円筒状部分)
229 凹部
230 孔

Claims (20)

  1. ワークに対して、トリミング加工とピアス加工と、を実施するためのプレス機械(100)であって、
    環状のキャビティ(182)を規定するトリムダイ(114)を含むダイ装置(104)と、
    前記トリムダイ(114)の前記環状のキャビティ(182)に対応する形状を有する環状のボス部(150)を有するトリムパンチ(110)を含むトリムパンチ装置(102)と、
    イジェクトアーム(196)を有するイジェクト装置(118)と、
    を備え、
    前記トリムダイ(114)は、当該プレス機械(100)に固定されており、
    前記環状のボス部(150)は、前記環状のキャビティ(182)内に、摺動移動可能に受容され得るようになっており、
    前記トリムパンチ(110)は、前記ダイ装置(104)に対して、相対的に移動可能であり、
    前記イジェクトアーム(196)は、前記トリムパンチ装置(102)が下方に移動する時に下方に移動するように、かつ、前記トリムパンチ装置(102)が上方に移動する時に上方に移動するように、前記トリムパンチ装置(102)に取り付けられており、
    前記ワークは、前記環状のボス部(150)が前記環状のキャビティ(182)内に摺動移動可能に受容される時、前記環状のボス部(150)によって前記環状のキャビティ(182)内でプレスされるようになっており、
    前記イジェクトアーム(196)は、前記環状のボス部(150)が前記環状のキャビティ(182)から取り除かれる時、前記ワークを前記環状のキャビティ(182)内で上方に押し上げるようになっている
    ことを特徴とするプレス機械。
  2. 前記ダイ装置(104)は、更に、前記トリムダイ(114)の前記環状のキャビティ(182)内に配置されたピアスパンチ(190)を有している
    ことを特徴とする請求項1に記載のプレス機械。
  3. 前記ピアスパンチ(190)は、前記トリムダイ(114)の長手方向中心軸に沿って配置されている
    ことを特徴とする請求項2に記載のプレス機械。
  4. 前記トリムパンチ(110)は、前記ピアスパンチ(190)の一端を摺動移動可能に受容するような対応形状の中央孔(152)を規定している
    ことを特徴とする請求項2に記載のプレス機械。
  5. 前記イジェクト装置(118)は、更に、前記イジェクトアーム(196)に隣接する第一端と、前記トリムダイ(114)の前記環状のキャビティ(182)内に延びる第二端と、を有するイジェクトピストン(200)を備えている
    ことを特徴とする請求項2に記載のプレス機械。
  6. 前記イジェクトアーム(196)は、更に、前記トリムパンチ装置(102)に摺動可能に接続された鉛直部分(198)と、前記トリムダイ(114)の下方に配置された水平部分(199)と、を備えている
    ことを特徴とする請求項5に記載のプレス機械。
  7. 前記イジェクトアーム(196)の前記鉛直部分(198)は、前記トリムパンチ装置(102)から下方に延びる支柱(120)に摺動可能に接続されている
    ことを特徴とする請求項6に記載のプレス機械。
  8. 前記トリムダイ(114)は、キャビティ(160)を規定するベース板(150)に取り付けられており、
    前記イジェクトアーム(196)の前記水平部分は、当該ベース板(158)の当該キャビティ内に配置されている
    ことを特徴とする請求項6に記載のプレス機械。
  9. 前記イジェクト装置(118)は、更に、前記トリムダイ(114)の前記環状のキャビティ(182)内に配置されたイジェクトリング(193)を備えており、
    前記イジェクトピストン(200)の第二端が、当該イジェクトリング(193)に当接するようになっている
    ことを特徴とする請求項6に記載のプレス機械。
  10. 前記イジェクトリング(193)は、中央孔を有しており、
    前記ピアスパンチ(190)は、当該イジェクトリングの当該中央孔を通って延びている
    ことを特徴とする請求項9に記載のプレス機械。
  11. ワークに対して、トリミング加工とピアス加工と、を実施するためのプレス機械(100)であって、
    環状のキャビティ(182)を規定するトリムダイ(114)と、ピアスパンチ(190)と、を含むダイ装置(104)と、
    前記トリムダイ(114)の前記環状のキャビティ(182)に対応する形状を有する環状のボス部(150)を有するトリムパンチ(110)を含むトリムパンチ装置(102)と、
    イジェクトアーム(196)を有するイジェクト装置(118)と、
    を備え、
    前記トリムダイ(114)は、当該プレス機械(100)に固定されており、
    前記ピアスパンチ(190)は、前記環状キャビティ(182)の長手方向軸に沿って配置されており、
    前記環状のボス部(150)は、前記環状のキャビティ(182)内に、摺動移動可能に受容され得るようになっており、
    前記トリムパンチ(110)は、前記ダイ装置に対して、相対的に移動可能であり、
    前記イジェクトアーム(196)は、前記トリムパンチ装置(102)に取り付けられており、
    前記ワークは、前記トリムパンチ装置(102)の下向きストロークの間に、前記環状のボス部によって前記環状のキャビティ(182)内でプレスされるようになっており、
    前記イジェクトアーム(196)は、前記トリムパンチ装置(102)の上向きストロークの間に、前記ワークを前記環状のキャビティ(182)内で上方に押し上げるようになっている
    ことを特徴とするプレス機械。
  12. 前記トリムパンチ(110)は、前記ピアスパンチ(190)の一端を摺動移動可能に受容するような対応形状の中央孔(152)を規定している
    ことを特徴とする請求項11に記載のプレス機械。
  13. 前記イジェクト装置(118)は、更に、前記イジェクトアーム(196)に隣接する第一端と、前記トリムダイ(114)の前記環状のキャビティ(182)内に延びる第二端と、を有するイジェクトピストン(200)を備えている
    ことを特徴とする請求項11に記載のプレス機械。
  14. 前記イジェクト装置(118)は、更に、前記トリムダイ(114)の前記環状のキャビティ(182)内に配置されたイジェクトリング(193)を備えており、
    前記イジェクトピストン(200)の第二端が、当該イジェクトリング(192)に当接するようになっており、
    当該イジェクトリング(193)は、前記トリムパンチ装置(102)の上向きストロークの時に、前記ワークに作用するようになっている
    ことを特徴とする請求項13に記載のプレス機械。
  15. 前記イジェクトアーム(196)は、更に、前記トリムパンチ装置(102)に摺動可能に接続された鉛直部分(198)と、前記トリムダイ(114)の下方に配置された水平部分(199)と、を備えている
    ことを特徴とする請求項11に記載のプレス機械。
  16. 前記イジェクトアーム(196)の前記鉛直部分(198)は、前記トリムパンチ装置(102)から下方に延びる支柱(120)に摺動可能に接続されている
    ことを特徴とする請求項15に記載のプレス機械。
  17. 前記トリムダイ(114)は、キャビティ(160)を規定するベース板(158)に取り付けられており、
    前記イジェクトアーム(196)の前記水平部分(199)は、当該ベース板(158)の当該キャビティ(160)内に配置されている
    ことを特徴とする請求項15に記載のプレス機械。
  18. ダイ装置(104)と、当該ダイ装置(104)に対して相対的に移動可能である協働のトリムパンチ装置(102)と、を備えたプレス機械(100)を用いて、ワークから余剰の材料(226、228)を取り除く方法であって、
    前記ダイ装置(104)上に前記ワークを載置する工程と、
    前記ワークから余剰の材料(226、228)が取り除かれるまで前記トリムパンチ装置(102)によって前記ダイ装置(104)に対して相対的に下向きに前記ワークが強制押圧されるように、前記ダイ装置(104)に対して相対的に下向きに前記トリムパンチ装置(102)を移動させることによって、前記ワークから余剰の材料(226、228)を取り除く工程と、
    前記ワークが前記トリムパンチ装置(102)の一部によって前記ダイ装置(104)に対して相対的に上向きに移動されるように、前記ダイ装置(104)に対して相対的に上向きに前記トリムパンチ装置(102)を移動させる工程と、
    を備えたことを特徴とする方法。
  19. 前記ワークに作用する前記トリムパンチ装置(102)の前記一部は、前記トリムパンチ装置(102)に取り付けられたイジェクト装置(118)である
    ことを特徴とする請求項18に記載の方法。
  20. 前記ワークから余剰の材料を取り除く前記工程は、前記ワークの周縁から余剰の材料(226)をトリミングする工程を含んでいる
    ことを特徴とする請求項18に記載の方法。
JP2009097146A 2008-04-11 2009-04-13 プレス機械及びその使用方法 Expired - Fee Related JP5638202B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US12/101,565 US8069698B2 (en) 2008-04-11 2008-04-11 Trim and pierce press assembly and method of use
US12/101,565 2008-04-11

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2009255175A true JP2009255175A (ja) 2009-11-05
JP2009255175A5 JP2009255175A5 (ja) 2012-03-22
JP5638202B2 JP5638202B2 (ja) 2014-12-10

Family

ID=41162866

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009097146A Expired - Fee Related JP5638202B2 (ja) 2008-04-11 2009-04-13 プレス機械及びその使用方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US8069698B2 (ja)
JP (1) JP5638202B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101490192B1 (ko) 2013-08-21 2015-02-06 주식회사 세림티앤디 동시 트리밍 및 피어싱 방식의 자동차용 배터리 단자 클램프 단조 제조방법 및 제조장치

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA2760923C (en) * 2011-12-06 2014-03-11 Ray Arbesman Apparatus for texturing the surface of a brake plate
CN103184680B (zh) * 2013-03-13 2015-10-21 宁波市东盛纺织有限公司 一种可以冲切圆形连续孔的单冲头布料打孔机
ITTO20130385A1 (it) * 2013-05-14 2014-11-15 Avio Spa Metodo e macchina automatica per la lavorazione di una ruota dentata
GB201403261D0 (en) * 2014-02-25 2014-04-09 Rolls Royce Plc Clipping tool
CN104209398A (zh) * 2014-09-25 2014-12-17 昆山伯建精密模具有限公司 一种洗衣机侧板拉凸冲孔模具
CN105538616B (zh) * 2015-12-10 2017-06-27 昌辉精密模具(黄山)有限公司 一种在模具顶出时实现盘形浇口自动切除的方法
JP6197136B1 (ja) * 2017-04-03 2017-09-13 マテック株式会社 カップ構造体の製造方法
CN109570332A (zh) * 2019-01-23 2019-04-05 徐皓 一种钢质模锻活塞切边冲孔装置
CN212070224U (zh) * 2020-04-17 2020-12-04 昆山市珍和模具五金机械有限公司 一种路由器壳***置孔冲压装备
CN113579072B (zh) * 2021-08-04 2023-05-26 安徽瑞福文具有限公司 一种用于长尾票夹生产的无废边自动冲压模具

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57116346U (ja) * 1981-01-14 1982-07-19
JPH1177179A (ja) * 1997-09-01 1999-03-23 Toyota Motor Corp バリ抜き方法
JP2007290019A (ja) * 2006-04-27 2007-11-08 Shoda Seisakusho:Kk 竪型押し込み方式絞り加工機列

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3675459A (en) 1971-02-03 1972-07-11 Fritz Dohmann Method for manufacturing bevel gears
DE2320336C3 (de) 1973-04-21 1987-04-16 Kabel- und Metallwerke Gutehoffnungshütte AG, 3000 Hannover Vorrichtung zur spanlosen Herstellung von Kegelzahnrädern aus Metallrohteilen
US4299112A (en) 1977-10-20 1981-11-10 Kabushiki Kaisha Wako Method and device for producing synchronizer ring
JPS56163048A (en) * 1980-05-21 1981-12-15 Wako:Kk Precision die forging method
US4798077A (en) 1987-02-12 1989-01-17 Eaton Corporation Method for producing a family of forged ring rolling preforms and forging die therefor
US4761867A (en) 1987-02-12 1988-08-09 Eaton Corporation Method for producing ring gears for heavy-duty drive axles
US4856167A (en) 1987-02-12 1989-08-15 Eaton Corporation Method for producing near net ring gear forgings
JP3309344B2 (ja) 1993-05-26 2002-07-29 日鍛バルブ株式会社 センタ穴付き歯車の製造方法
CH690565A5 (de) 1995-04-10 2000-10-31 Feinstanz Ag Verfahren zur Herstellung von Getriebebauteilen mit Zähnen mit Dachform und Hinterschnitt.
US6370931B2 (en) 1999-06-09 2002-04-16 Edward D. Bennett Stamping die for producing smooth-edged metal parts having complex perimeter shapes
JP3328234B2 (ja) 1999-07-13 2002-09-24 株式会社コタニ ディファレンシャル用ハイポイドリングギャおよびその製造方法
AUPR406701A0 (en) 2001-03-29 2001-04-26 Bishop Innovation Limited Crown wheel forging method and apparatus
US7188420B2 (en) 2004-03-15 2007-03-13 Torque—Traction Technologies, Inc. Method for manufacturing bevel gears

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57116346U (ja) * 1981-01-14 1982-07-19
JPH1177179A (ja) * 1997-09-01 1999-03-23 Toyota Motor Corp バリ抜き方法
JP2007290019A (ja) * 2006-04-27 2007-11-08 Shoda Seisakusho:Kk 竪型押し込み方式絞り加工機列

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101490192B1 (ko) 2013-08-21 2015-02-06 주식회사 세림티앤디 동시 트리밍 및 피어싱 방식의 자동차용 배터리 단자 클램프 단조 제조방법 및 제조장치

Also Published As

Publication number Publication date
US8069698B2 (en) 2011-12-06
US20090255316A1 (en) 2009-10-15
JP5638202B2 (ja) 2014-12-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5638202B2 (ja) プレス機械及びその使用方法
JP2009255175A5 (ja)
US20010039865A1 (en) Stamping die for producing smooth-edged metal parts having complex perimeter shapes
JP5570081B2 (ja) プレス部品の成形方法、プレス部品の製造方法およびプレス部品の成形用金型
KR102193597B1 (ko) 버를 가지는 압인되거나 정밀-블랭킹된 부품의 전단 에지의 형상화 장치 및 방법
TWI529057B (zh) 在眼睛鏡片的製造中眼睛鏡片模具總成之脫模
JP2931160B2 (ja) パンチプレス用多連金型
JP6585501B2 (ja) 金型装置及び打抜き方法
JP4736968B2 (ja) プレス加工用金型装置及びプレス加工方法
KR100562393B1 (ko) 피어싱 금형 장치
JPH09141380A (ja) 傘歯車の鍛造成形方法およびその装置
KR200352203Y1 (ko) 피어싱 금형 장치
US3247698A (en) Hub forming method and apparatus
CN104289587B (zh) 一种防跳废料冲压模具
CN104438552B (zh) 一种防跳废料冲压模具冲压方法
JP2007260756A (ja) 鍛造用金型装置
JP4000861B2 (ja) 段付軸の製造方法
JP2006239759A (ja) 下向きバーリング金型及び下向きバーリング加工方法
JPH07164094A (ja) 車輪、就中特に予備成型した鉄道車両用車輪の製造方法と製造装置
CN208513452U (zh) 液晶模组整体式前框切内孔模具
JP4289484B2 (ja) パンチプレスにおけるダイ装着装置
CN211679830U (zh) 一种金属件锻造模具
CN218015521U (zh) 一种方便固定工件的汽车车轮毂锻压机
CN218903290U (zh) 一种止退片打孔装置
JPH08117883A (ja) トリミング方法及びその装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120206

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120206

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130528

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130531

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130729

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140107

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140306

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140924

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20141022

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5638202

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees