JP2009254218A - 可撓性チューブ及びそれを備えたスライドドアのハーネス配設構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】曲がり方向を、所定の方向に規制し得る可撓性チューブ1を提供する。
【解決手段】可撓性チューブ1は、第一壁乃至第四壁21〜24を備えた横断面略矩形状の筒状体と、筒状体の筒軸方向の少なくとも一部領域に、第一乃至第三壁21〜23に亘って形成された蛇腹部13と、を備える。筒状体の第四壁24は平坦壁に構成されている。これにより、可撓性チューブ1を、A方向及びB方向には曲がりにくくし、C方向又はD方向には曲がりやすくする。
【選択図】図6

Description

本発明は、例えばワイヤーハーネスのグロメットとして利用可能な可撓性チューブ、及びそれを備えたスライドドアのハーネス配設構造に関する。
車体側方に開口する車室開口部を開閉するドアとして、車体前後方向にスライド移動することによってその車室開口部を開閉するスライドドアが、従来から知られている。こうしたスライドドアのパワーウインドウ装置やドアロック装置等に対し車体側から給電するために、車体側とスライドドアとの間にはワイヤーハーネスが配設されている。
ワイヤーハーネスは、防水及び防塵等の観点から、グロメット内に挿通されるが、スライドドアは、車体前後方向に大きくスライド移動することから、それに追従可能となるように、グロメットとしては例えばコルゲートチューブが採用されている(例えば特許文献1参照)。
こうしたコルゲートチューブは、断面円形状の筒状体の全周に亘って形成された山と谷とを、筒軸方向の全域で交互に配置した蛇腹部を備えて構成されている。このことにより、このコルゲートチューブは、筒軸方向の任意の位置で、その中心軸周りの全方向に自由に曲がり変形することが可能にされている。従って、その一端が車体側に、その他端がスライドドア側にそれぞれ固定されるコルゲートチューブは、スライドドアが車体前後方向にスライド移動するに伴い曲がり変形して、その大きなスライド移動に追従することができる。
ところが、前記コルゲートチューブは、前述したように、中心軸周り全方向に自由に曲がり変形することが可能であるため、スライドドアのスライド移動の際に、例えばコルゲートチューブがスライドドアや車体に接触して、異音が発生したり、ワイヤーハーネスの破損を招いたりする虞がある。
そこで、前記特許文献1に開示されたハーネス配設構造では、スライドドア側にガイドレールを取り付けると共に、そのガイドレールに沿って移動するガイドに対してワイヤーハーネスが挿通されたコルゲートチューブを固定するようにしている。このガイドレール及びガイドからなる規制部材によって、スライドドアのスライド移動時に、コルゲートチューブが所定の方向にのみ曲がるように規制している。
特開2002−19546号公報
前述したように、コルゲートチューブを採用したスライドドアのハーネス配設構造では、そのコルゲートチューブの曲がり方向を所定の方向に規制するための規制部材が必要である。しかしながら、そうした規制部材の必要性は、部品点数の増加と共に、組み立て工数が増加し、コストの増大を招くと共に、車両重量の増大をも招くという不都合がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、例えばスライドドアのハーネス配設構造に利用される可撓性チューブであって、その曲がり方向を、所定の方向に規制し得る可撓性チューブを提供することにある。
本発明の一側面によると、可撓性チューブは、第1方向に相対する第一壁及び第三壁と、前記第1方向に直交する第2方向に相対する第二壁及び第四壁とを備えた横断面略矩形状の筒状体と、前記筒状体における筒軸方向の少なくとも一部の領域に設けられると共に、当該筒軸方向に山と谷とが交互に配置された蛇腹部と、を備え、前記蛇腹部は、前記第一乃至第三壁に亘って形成され、前記第四壁は、平坦壁に構成されていると共に、前記横断面において外向きに湾曲するように形成されている。
この構成によると、断面略矩形状を有する筒状体において、第一、第二及び第三壁には、蛇腹部が形成されている一方、第四壁には蛇腹部が形成されずに、その第四壁は平坦壁とされている。
これにより、この可撓性チューブを第1方向に曲げようとしたときには、前記第四壁には、壁の厚み方向に直交する、壁の広がり方向に曲げが作用する。つまり、第四壁は、曲げ方向に細長い形状となって断面係数が大きくなるため、曲げ剛性が高くなる。その結果、蛇腹部が形成されていても、可撓性チューブは第1方向には曲がりにくくなる。
これに対し、この可撓性チューブを第2方向に曲げようとしたときには、前記第四壁には、壁の厚み方向に曲げが作用する。つまり、第四壁は、曲げ方向に平たい形状となって断面係数が小さくなるため、曲げ剛性が低くなる。その結果、可撓性チューブは、蛇腹部の形成位置で、第2方向に容易に曲がる。
また、可撓性チューブを、第二壁が圧縮、第四壁が引張りとなるように第2方向に曲げたときには、外向きに湾曲している第四壁が内方に凹むように変形するようになり、その変形分だけ第四壁の伸びしろが生まれる。これにより、可撓性チューブは、第2方向にさらに曲げやすくなり、可撓性チューブの曲げの方向性、つまり第1方向に曲がりにくく、第2方向に曲がりやすいという特性がさらに顕著になる。
また、可撓性チューブに対し、その筒軸方向に圧縮荷重を付与したときには、前述したように、第一壁及び第三壁が相対する第1方向ではなく、第二壁及び第四壁が相対する第2方向に曲がるようになるが、第四壁が外向きに湾曲していることによって、その第2方向においても、第二壁が圧縮、第四壁が引張りとなるように特に曲がりやすくなる。
従って、この構成の可撓性チューブは、第1方向には曲がりにくく、第2方向には曲がりやすい特性を有することになり、さらにはその第2方向においても、第二壁が圧縮、第四壁が引張りとなるように特に曲がりやすくなる。従って、その曲がり方向を、所定の方向に規制し得ることになる。
前記蛇腹部は、前記筒状体における筒軸方向の全域に亘って形成されている、としてもよい。
こうすることで、可撓性チューブの筒軸方向の任意の位置で、当該可撓性チューブを第2方向に曲げることが可能になる。
本発明の他の側面によると、スライドドアのハーネス配設構造は、前記の可撓性チューブと、車体の側方に開口する車室開口部に対し車体前後方向にスライド移動可能に取り付けられて、当該車室開口部を開閉するスライドドアと、その一端が前記車体側に接続されると共に、その他端が前記スライドドア側に接続されかつ、その中間部が前記可撓性チューブ内に挿通されるワイヤーハーネスと、を備え、前記可撓性チューブは、前記車体と前記スライドドアとの間で、その一端が前記車体側に固定されると共に、その他端が前記スライドドア側に固定されている。
前述したように、可撓性チューブは、第1方向に曲がりにくく、第2方向に曲がりやすいため、この可撓性チューブをワイヤーハーネスのグロメットとして、スライドドアと車体との間で、所定の向きとなるように配設することにより、スライドドアのスライド移動の際には、このグロメットが確実に所定の方向に曲がり変形する。つまり、前記第2方向が車幅方向となるように可撓性チューブを配設したときには、この可撓性チューブが車幅方向に曲がり変形し、前記第2方向が上下方向となるように可撓性チューブを配設したときには、この可撓性チューブが上下方向に曲がり変形する。
これにより、グロメットの曲がり方向を規制するためのガイドやガイドレール等の規制部材は不要になり、スライドドアの給電装置における部品点数の低減化及びそれに伴う組み立て工数の低減化が図られると共に、車両重量も軽減する。
以上説明したように、本発明によると、第一乃至第四壁を備えて横断面略矩形状とされた筒状体において、その筒軸方向の少なくとも一部領域に、第一乃至第三壁に亘って蛇腹部を形成する一方、第四壁を平坦壁にすることで、第一及び第三壁が相対する第1方向に対しては曲がりにくく、第二及び第四壁が相対する第2方向に対しては曲がりやすくすることができ、可撓性チューブの曲がり方向を、所定の方向に規制することができる。
また特に、平坦壁である第四壁を外向きに湾曲させることによって、第二壁が圧縮、第四壁が引張りとなる方向に特に曲がりやすくすることができる。
また、その可撓性チューブを、スライドドアのハーネス配設構造におけるワイヤーハーネスのグロメットに適用することによって、部品点数の低減化及び組み付け工数の低減化を図って、コストを低減することができると共に、車両重量の軽量化を図ることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。尚、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
図1は、本発明の実施形態に係る可撓性チューブ1の外観を示している。この可撓性チューブ1は、例えば図2に示すように、車両(車体)51の車室開口部52を開閉するスライドドア53のハーネス配設構造50に用いられる。
このハーネス配設構造50は、車両51の側方に開口する車室開口部52に対して、車体前後方向(図2の左右方向)にスライド移動可能に取り付けられたスライドドア53の、パワーウインドウ装置やドアロック装置等の電装品に対して給電するための構造であり、スライドドア53と車体51との間に配設されたワイヤーハーネス54を備えている。
スライドドア53は、図2に実線で示すように、車室開口部52内に位置してこの開口部52を閉塞する状態から、この閉塞状態よりも車幅方向外方の車体後方に位置する中間状態(同図の一点鎖線参照)を経て、その中間状態よりもさらに車幅方向外方の車体後方に移動して前記車室開口部52を開放する状態(同図の二点鎖線参照)にまで、図示は省略するレールによってスライド移動可能に、車体51に対し取り付けられている。
ワイヤーハーネス54は、その詳細な図示は省略するが、複数の電線を束ねて構成されており、その一端部(後端部)は、車体側コネクタ55により、車室開口部52における車体前後方向の後側縁部近傍において車体51に対し固定されている。一方、ワイヤーハーネス54の他端部(前端部)は、ドア側コネクタ56によって、スライドドア53の車体前後方向の前側位置において、スライドドア53に対して固定されている。このドア側コネクタ56は、スライドドア53に対して、上下方向(図2の紙面に直交する方向)に延びる軸周りに揺動可能に取り付けられており、これによって、ドア側コネクタ56は、スライドドア53の開閉動作に伴い、そのスライドドア53に対する固定角度が変化するようにされている。
そうして、ワイヤーハーネス54は、スライドドア53が閉塞状態にあるときには、車体前後方向に延びるように配設される一方で、スライドドア53が、その閉塞状態から中間状態を経て開放状態に変化するに従って、その曲がり位置を前端側から後端側へと移動させながら、車幅方向の外方に曲げられる。
ワイヤーハーネス54は、詳細は後述する可撓性チューブ1内に内挿された状態で、スライドドア53と車体51との間に配設されており、この可撓性チューブ1は、ワイヤーハーネス54に対する防水、防塵等を目的としたグロメットとして機能する。
可撓性チューブ(グロメット)1は、図1,3〜6に示すように、長手方向に延びる中空の筒状体である。この可撓性チューブ1は、後述するように、曲がりが可能となるような材質によって形成すればよく、例えば熱可塑性エラストマー等の合成樹脂製とすることができる。また、可撓性チューブ1は、例えばブロー成形によって製造すればよい。
可撓性チューブ1の筒軸方向の両端部はそれぞれ、車体51側及びスライドドア53側に固定される取付部11,12とされている。
また、可撓性チューブ1は、図6に示すように、第1方向(図6の上下方向)に相対する第一及び第三壁21,23と、第2方向(図6の左右方向)に相対する第二及び第四壁22,24と、を備えた横断面略矩形状を有している。第一乃至第四壁21〜24は互いに同じ厚みに設定されている。
また、その横断面において第一及び第三壁21,23はそれぞれ直線状に延びるのに対し、第二及び第四壁22,24はそれぞれ、外向きに凸となるように若干湾曲している。
さらに、この略矩形の横断面において、第一及び第二壁21,22間の隅部並びに第三及び第二壁23,22間の隅部はそれぞれ、所定のアール形状にされている一方、第一及び第四壁21,24間の隅部並びに第三及び第四壁23,24間の隅部はそれぞれ、アール形状にはされておらず、角形状にされている。
そうして、この可撓性チューブ1における第一乃至第三壁21,22,23は、山13aと谷13bとが筒軸方向に交互に配置された蛇腹部13とされており、この蛇腹部13は、両端の取付部11,12を除く筒軸方向の全域に亘って延びている。蛇腹部13における山13a及び谷13bはそれぞれ、図6等に示すように、第一乃至第三壁21,22,23に亘って連続している。
一方、可撓性チューブ1における第四壁24は、蛇腹部13とはされておらず、このため、第四壁24は、図4,5に示すように、その筒軸方向の全域に亘って平坦に形成されている。
この構成の可撓性チューブ1を、図6に示すA方向又はB方向(第1方向)に曲げようとしたときには、第1方向に細長い断面形状となる第四壁24に対し、その第1方向に曲げが作用する。このため、第四壁24の断面係数が大きくなって曲げ剛性が高くなる。その結果、第一乃至第三壁21〜23は蛇腹部13とされているものの、この可撓性チューブ1は、A方向及びB方向には曲がりにくい。
これに対し、この可撓性チューブ1を、図6に示すC方向又はD方向(第2方向)に曲げようとしたときには、第2方向に平たい断面形状となる第四壁24に対し、その第2方向に曲げが作用するため、断面係数が小さくなって曲げ剛性が低くなる。その結果、第一乃至第三壁21〜23が蛇腹部13とされていることによって、この可撓性チューブ1は、A方向及びB方向と比較して、C方向又はD方向には曲がりやすい。
また、この第四壁24は外向きに湾曲していることで、この第四壁24は、可撓性チューブ1を曲げたときに内方に凹むようになる。このため、可撓性チューブ1をC方向に曲げたときには、第四壁24には引張りが作用するが、第四壁24には前記の凹み分だけ筒軸方向の伸びしろが生まれる。さらに、可撓性チューブ1に対し、その筒軸方向に圧縮荷重を付与したときには、第一壁21及び第三壁23が相対する第1方向ではなく、第二壁22及び第四壁24が相対する第2方向に曲がるようになるが、第四壁24が外向きに湾曲していることによって、可撓性チューブ1がC方向に曲がる方向に第四壁24が座屈するようになる。その結果、この可撓性チューブ1は、C方向には大幅に曲がりやすくなる。
従って、図4に示すように、この可撓性チューブ1は、同図に実線で示す直線状態から、例えば一点鎖線で一例を示すような曲がり状態へと、容易に曲げることが可能である一方で、図4における紙面に直交する方向に曲がることは規制される。また、図示は省略するが、蛇腹部13は、可撓性チューブ1の筒軸方向の全域に亘って形成されているため、筒軸方向の任意の位置で、可撓性チューブ1を曲げることができる。
そのため、図2に示すスライドドア53のハーネス配設構造50において、可撓性チューブ1を、その第二壁22が車幅方向外方に、第四壁24が車幅方向内方となる向きで配設することにより、可撓性チューブ1の曲がり方向を規制するガイドレール等の規制部材を別途設けなくても、スライドドア53の開閉に伴い、可撓性チューブ1を、同図において実線で示す状態から、車幅方向の外方に向かって曲げて二点鎖線で示す状態へ、また、二点鎖線で示す状態から実線で示す状態へと、変化させることが可能になる。つまり、スライドドア53が、その閉塞状態から中間状態を経て開放状態に変化するに従って、可撓性チューブ1は、その曲がり位置を前端側から後端側へと移動させながら、車幅方向の外方に曲げられ、例えば上下方向(図2における紙面に直交する方向)に曲がることが規制される。
このように、この可撓性チューブ1は、曲がり方向を所定の方向に規制することができるため、この可撓性チューブ1をスライドドア53のハーネス配設構造50におけるワイヤーハーネス54のグロメットとして用いたときには、ハーネス配設構造50が簡略化する。つまり、部品点数が低減すると共に組み付け工数が低減するため、コストを大幅に低下させることができると共に、車両重量が軽減する点でも有利になる。
尚、可撓性チューブとしては、図1等に示す構成には限定されない。例えば図7、8に示すように、第一壁21及び第三壁23において、第四壁24近傍の部分は、山13a及び谷13bを設けない非蛇腹部14としてもよい。この非蛇腹部14は、可撓性チューブ10における両端の取付部11,12を除く、筒軸方向の全体に亘って延びて形成されている。尚、この可撓性チューブ10において、前記の可撓性チューブ1と同じ構成については同じ符号を付す。
非蛇腹部14を設けた可撓性チューブ10は、C方向(又はD方向)への曲がり特性を変えずに、A方向及びB方向に対しては、さらに曲がりにくくすることができる。従って、可撓性チューブ10をハーネス配設構造50に適用したときには、この可撓性チューブ10が上下方向に曲がることをより一層確実に規制することができる。
尚、前記のハーネス配設構造50においては、スライドドア53のスライド移動に伴い、可撓性チューブ1,10を車幅方向の外方に曲げるようにしていたが、例えば可撓性チューブ1,10を、第2方向が上下方向となるように、スライドドア53と車体51との間に配設することによって、スライドドア53のスライド移動に伴い、可撓性チューブ1,10を上下方向に曲げるようにしてもよい。
また、こうした可撓性チューブ1,10の用途は、スライドドア53のハーネス配設構造50のグロメットに限定されない。本発明に係る可撓性チューブは、曲げの方向性を規制する必要がある用途に広く適用することができる。
また、蛇腹部13は、可撓性チューブ1,10における筒軸方向の全域に亘って形成することに限定されない。可撓性チューブが適用される用途に応じて、例えば筒軸方向の一部領域にのみ蛇腹部13を設けてもよい。また、筒軸方向に互いに離れた複数箇所のそれぞれに、蛇腹部13を設けてもよい。
以上説明したように、本発明は、可撓性チューブの曲がりの方向を、所定の方向に規制することができるから、例えばスライドドアの給電装置におけるワイヤーハーネスのグロメットとして利用可能であり、有用である。
本発明の実施形態に係る可撓性チューブの斜視図である。 スライドドアのハーネス配設構造を示す概略図である。 可撓性チューブの正面図である。 可撓性チューブの平面図である。 図3のV−V端面図である。 図3のVI−VI断面図である。 他の実施形態に係る可撓性チューブの斜視図である。 他の実施形態に係る可撓性チューブの横断面図(図6対応図)である。
符号の説明
1 可撓性チューブ(筒状体)
10 可撓性チューブ(筒状体)
13 蛇腹部
21 第一壁
22 第二壁
23 第三壁
24 第四壁
52 開口部
53 スライドドア
54 ワイヤーハーネス

Claims (3)

  1. 第1方向に相対する第一壁及び第三壁と、前記第1方向に直交する第2方向に相対する第二壁及び第四壁とを備えた横断面略矩形状の筒状体と、
    前記筒状体における筒軸方向の少なくとも一部の領域に設けられると共に、当該筒軸方向に山と谷とが交互に配置された蛇腹部と、を備え、
    前記蛇腹部は、前記第一乃至第三壁に亘って形成され、
    前記第四壁は、平坦壁に構成されていると共に、前記横断面において外向きに湾曲するように形成されている可撓性チューブ。
  2. 請求項1に記載の可撓性チューブにおいて、
    前記蛇腹部は、前記筒状体における筒軸方向の全域に亘って形成されている可撓性チューブ。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の可撓性チューブと、
    車体の側方に開口する車室開口部に対し車体前後方向にスライド移動可能に取り付けられて、当該車室開口部を開閉するスライドドアと、
    その一端が前記車体側に接続されると共に、その他端が前記スライドドア側に接続されかつ、その中間部が前記可撓性チューブ内に挿通されるワイヤーハーネスと、を備え、
    前記可撓性チューブは、前記車体と前記スライドドアとの間で、その一端が前記車体側に固定されると共に、その他端が前記スライドドア側に固定されているスライドドアのハーネス配設構造。
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WO2016042134A1 (de) * 2014-09-18 2016-03-24 Igus Gmbh Leitungsführungseinrichtung, insbesondere für reinraumanwendungen, schalenteile und stützgerippe hierfür

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