JP2009253748A - 通信端末装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ネットワークを介して遠隔から起動可能な通信端末装置において、省電力モードでの消費電力を低減することができる通信端末装置を提供する。
【解決手段】省電力モードにおいて、起動パケットを受信すると、スイッチング素子5をオンしてEMAC221への動作用電源電圧の供給を開始させることで、通常モードへ移行させる起動回路31を備えた。また、起動回路31は、受信した通信パケットを記憶する受信パケット記憶部314と、起動パケットを示す起動パケットデータを記憶する起動パケット記憶部317と、受信パケット記憶部314に記憶された通信パケットと起動パケット記憶部317に記憶されている起動パケットデータとを比較する比較回路315と、当該比較の結果、通信パケットと起動パケットデータとが一致した場合、スイッチング素子5をオンする起動指示部とを備えた。
【選択図】図1

Description

本発明は、通常の動作を行う通常モードと当該通常モードより消費電力を低減する省電力モードとを有する通信端末装置に関する。
従来より、LAN(Local Area Network)に接続されたプリンタやパーソナルコンピュータ等の通信端末装置を、LANを介して遠隔から起動する、いわゆるWOL(Wake On LAN)といわれる技術が知られている(例えば、特許文献1、特許文献2)。このような技術では、省電力モードにおいて、主要な回路への電源供給を停止して電力消費を低減する一方、通信は実行可能な状態で起動パケットを待ち受ける必要があるため、ネットワークを介して通信を実行するネットワークコントローラには、電力を供給して動作状態にしている。
特開平8−137637号公報 特開2000−326590号公報
しかしながら、上述のようなネットワークコントローラは、通信パケットを用いた通信方式では、通信プロトコルが複雑になるため回路規模が増大し、ネットワークコントローラでの消費電力が増大するという不都合があった。例えば、通信パケットを用いる代表的な通信方式であるイーサネット(登録商標)では、ネットワークコントローラとして用いられるEMAC(Ethernet Media Access Controller)の回路規模は、20kゲート程度となるため、省電力モードにおいてEMACを動作状態で待機させると、省電力モードにおける消費電力の増大を招くという、不都合があった。
本発明は、このような事情に鑑みて為された発明であり、ネットワークを介して遠隔から起動可能な通信端末装置において、省電力モードでの消費電力を低減することができる通信端末装置を提供することを目的とする。
本発明に係る通信端末装置は、通常の動作を行う通常モードと当該通常モードより消費電力を低減する省電力モードとを有する通信端末装置であって、ネットワークを介して接続された他の端末装置との間で通信パケットを用いて通信を行う通信制御回路と、前記通常モードにおいて前記通信制御回路へ動作用電源電圧を供給し、前記省電力モードにおいて前記通信制御回路への動作用電源電圧の供給を停止する電源制御部と、前記省電力モードにおいて、前記端末装置からネットワークを介して前記通常の動作を要求する通信パケットである起動パケットが送信されたとき、前記電源制御部による前記通信制御回路への動作用電源電圧の供給を開始させることで、前記通常モードへ移行させる起動回路とを備え、前記起動回路は、前記端末装置からネットワークを介して送信された通信パケットを記憶する受信パケット記憶部と、前記起動パケットを示す起動パケットデータを記憶する起動パケット記憶部と、前記受信パケット記憶部に記憶された通信パケットと前記起動パケット記憶部に記憶されている起動パケットデータとを比較する比較回路と、前記比較回路による前記比較の結果、前記通信パケットと前記起動パケットデータとが一致した場合、前記電源制御部による前記通信制御回路への動作用電源電圧の供給を開始させる起動指示部とを備える。
この構成によれば、端末装置から起動パケットが送信されると、端末装置から送信された起動パケットが、受信パケット記憶部に記憶される。また、比較回路によって、受信パケット記憶部に記憶された通信パケットと起動パケット記憶部に記憶されている起動パケットデータとが比較される。そうすると、受信パケット記憶部に記憶されている通信パケットは起動パケットであるから、比較回路による比較の結果、通信パケットと起動パケットデータとが一致するので、起動指示部によって、電源制御部による通信制御回路への動作用電源電圧の供給が開始される。
そうすると、省電力モードでは、通信パケットを用いて通信を行うために回路規模が大きくなってしまう通信制御回路への動作用電源電圧の供給を停止しつつ、受信パケット記憶部、起動パケット記憶部、比較回路、及び起動指示部によって、簡素な回路で構成される起動回路を用いて起動パケットの待ち受けを行うことができるので、省電力モードでの消費電力を低減することができる。
また、前記起動回路は、前記端末装置に通信処理の待機を要求する待機要求パケットを記憶する待機要求パケット記憶部と、前記比較回路による前記比較の結果、前記通信パケットと前記起動パケットデータとが一致した場合、前記ネットワークを介して前記端末装置へ、前記待機要求パケット記憶部に記憶されている待機要求パケットを送信する待機要求送信部とをさらに備えることが好ましい。
この構成によれば、比較回路による比較の結果、通信パケットと起動パケットデータとが一致した場合、すなわち起動パケットが検出された場合、待機要求送信部によって、端末装置へ、待機要求パケット記憶部に記憶されている待機要求パケットが送信され、端末装置による通信処理が待機状態にされる。
この場合、もし仮に待機要求送信部から待機要求パケットが送信されなかったとすれば、起動指示部によって、電源制御部による通信制御回路への動作用電源電圧の供給が開始された後、通信制御回路が起動されて通信処理を開始するまで、端末装置へ応答信号を送信することができないため、端末装置で通信タイムアウトが発生して通信エラーになってしまうおそれがある。しかしながら、この構成によれば、比較回路によって起動パケットの受信が検出されると、通信制御回路の通信開始を待つことなく待機要求パケットを送信するので、端末装置で通信タイムアウトが発生するおそれを低減することができる。
また、前記端末装置からネットワークを介してシリアル信号を受信すると共に、当該受信したシリアル信号をパラレル信号に変換して前記起動回路へ出力するシリパラ変換回路をさらに備え、前記起動回路は、前記通常モードにおいては、前記シリパラ変換回路から出力されたパラレル信号を前記通信制御回路へ出力することで、当該通信制御回路による前記通信を可能とし、前記省電力モードにおいては、前記パラレル信号の前記通信制御回路への出力を禁止する切替回路を含むことが好ましい。
この構成によれば、シリパラ変換回路によって、シリアル信号で受信された通信パケットがパラレル信号に変換されて起動回路へ出力される。そして、通常モードにおいては、パラレル信号に変換された通信パケットが、切替回路によって通信制御回路へ出力されて、当該通信制御回路による通信が可能にされる。一方、省電力モードにおいては、切替回路によって、当該パラレル信号の通信制御回路への出力が禁止される。
ここで、もし仮に、切替回路を備えず、省電力モードにおいても、シリパラ変換回路から出力されるパラレル信号が起動回路と通信制御回路とへ並列的に出力される構成を採用した場合には、省電力モード中でも、シリパラ変換回路の出力信号が電源供給されていない通信制御回路にも出力されることとなる。そうすると、シリパラ変換回路の出力信号が通信制御回路へ漏れ電流として流入し、シリパラ変換回路の消費電流が増大したりシリパラ変換回路の出力信号レベルが維持できなくなったりするおそれがある。
しかしながら、この構成によれば、切替回路を備えることにより、省電力モードでは、切替回路によって、当該パラレル信号の通信制御回路への出力が禁止される結果、シリパラ変換回路の出力信号が通信制御回路へ出力されることがないので、シリパラ変換回路の消費電流が増大したりシリパラ変換回路の出力信号レベルが維持できなくなったりするおそれが低減される。
また、前記起動回路は、前記比較回路による前記比較の結果、前記通信パケットと前記起動パケットデータとが一致した場合、前記通信制御回路へ前記起動パケットを受信したことを示す信号を送信する起動通知部をさらに備えることが好ましい。
この構成によれば、比較回路により起動パケットが検出された場合、起動通知部によって、通信制御回路へ起動パケットを受信したことを示す信号が送信される。これにより、動作用電源電圧の供給が開始されたことによって起動された通信制御回路は、すみやかに起動パケットが受信されたことを認識して端末装置との通信処理を開始することができる。
このような構成の通信端末装置は、省電力モードでは、通信パケットを用いて通信を行うために回路規模が大きくなってしまう通信制御回路への動作用電源電圧の供給を停止しつつ、受信パケット記憶部、起動パケット記憶部、比較回路、及び起動指示部によって、簡素な回路で構成される起動回路を用いて起動パケットの待ち受けを行うことができるので、省電力モードでの消費電力を低減することができる。
以下、本発明に係る実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図において同一の符号を付した構成は、同一の構成であることを示し、その説明を省略する。図1は、本発明の一実施形態に係る通信端末装置の構成の一例を示すブロック図である。図1に示す通信端末装置1は、例えばネットワークプリンタ、複合機、複写機、パーソナルコンピュータ等、ネットワークを介して他の端末装置と通信可能な通信端末装置である。通信端末装置1は、例えばイーサネット(登録商標)等のネットワーク100を介してパーソナルコンピュータ101(端末装置)とデータ送受信可能に接続されている。
通信端末装置1は、通常モードでのみ動作する主回路ブロック2と、省電力モードにおいて停止している主回路ブロック2を起動する起動ブロック3と、主回路ブロック2及び起動ブロック3の動作用電源電圧を供給する電源回路4と、電源回路4から主回路ブロック2へ動作用電源電圧を供給する電圧供給路を、開閉するスイッチング素子5(電源制御部)とを備えている。
主回路ブロック2は、例えば、CPU(Central Processing Unit)21と、メインASIC(Application Specific Integrated Circuit)22と、これらの周辺回路23とを備えている。メインASIC22は、通信端末装置1内の主要な回路を集約した集積回路である。メインASIC22は、例えばEMAC(Ethernet Media Access Controller)221(通信制御回路)と、BIU(バスインターフェイス回路)222とを含んでいる。周辺回路23は、例えばROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、CF(CompactFlash)カード等、種々の回路を含んでいる。
起動ブロック3は、起動回路31と、PHY32(シリパラ変換回路)とを備えている。PHY32は、例えばイーサネットにおける物理層であり、例えばネットワーク100と起動回路31との間で信号レベルを変換したり、パーソナルコンピュータ101からネットワーク100を介して送信されたシリアル信号をパラレル信号に変換して起動回路31へ出力したり、起動回路31から出力されたパラレル信号をシリアル変換して通信パケットとしてネットワーク100を介してパーソナルコンピュータ101へ送信したりする。
起動回路31は、例えばASICを用いて構成されており、起動制御回路311と、切替回路312とを備えている。そして、CPU21、メインASIC22、周辺回路23、及び起動制御回路311は、バス24を介して相互にアクセス可能に接続されている。
スイッチング素子5は、例えばトランジスタやリレースイッチ等である。スイッチング素子5は、例えばCPU21や起動制御回路311からの制御信号に応じて、通常モードではオンされ、省電力モードではオフされるようになっている。
なお、スイッチング素子5を備える例に限られず、例えば電源回路4が、CPU21や起動制御回路311からの制御信号に応じて、通常モードでは主回路ブロック2及び起動ブロック3へ動作用電源電圧を供給し、省電力モードでは起動ブロック3にのみ動作用電源電圧を供給するようにしてもよい。この場合、電源回路4が、電源制御部の一例に相当する。
図2は、図1に示す起動ブロック3の構成の一例を示すブロック図である。図2に示す起動制御回路311は、インターフェイス回路313(待機要求送信部)、受信パケット記憶部314、比較回路315、起動指示回路316(起動指示部)、起動パケット記憶部317、割込コントローラ318(起動通知部)、待機要求パケット記憶部319、及び制御レジスタ320を備えている。
起動パケット記憶部317及び待機要求パケット記憶部319は、例えばROMを用いて構成されている。そして、起動パケット記憶部317には、予め起動パケットが記憶されており、待機要求パケット記憶部319には、予め待機要求パケットが記憶されている。なお、例えば起動パケット記憶部317及び待機要求パケット記憶部319をレジスタ回路やRAMで構成し、CPU21によって、起動パケット記憶部317及び待機要求パケット記憶部319に、起動パケット及び待機要求パケットをそれぞれ記憶させる構成としてもよい。
切替回路312は、例えばマルチプレクサを用いて構成されている。そして、切替回路312は、インターフェイス回路313からの制御信号に応じて、PHY32の接続先を、起動制御回路311及びEMAC221のうち、いずれか一方に切り替える。
インターフェイス回路313は、PHY32によってパーソナルコンピュータ101からネットワーク100を介して受信された通信パケットを、切替回路312を介して受信し、受信パケット記憶部314に記憶する。
比較回路315は、受信パケット記憶部314に記憶された通信パケットと、起動パケット記憶部317に記憶されている起動パケットとを比較し、当該比較の結果、一致したか否かを示す比較結果信号を、起動指示回路316、割込コントローラ318、及びインターフェイス回路313へ出力する。
また、インターフェイス回路313は、比較回路315からの比較結果信号が、一致を示す場合、待機要求パケット記憶部319に記憶されている待機要求パケットを、切替回路312を介してPHY32へ出力する。そうすると、PHY32からネットワーク100を介してパーソナルコンピュータ101へ、待機要求パケットが送信される。
そして、インターフェイス回路313は、待機要求パケットをPHY32へ出力した後、切替回路312の接続先を、起動制御回路311からEMAC221へ切り替える。
起動指示回路316は、例えばラッチ回路を用いて構成されており、比較結果信号が一致を示す場合、例えばハイレベルの信号をラッチして起動指示信号としてスイッチング素子5へ出力し、スイッチング素子5をオンさせる。
割込コントローラ318は、例えばラッチ回路を用いて構成されており、比較結果信号が一致を示す場合、例えばハイレベルの信号をラッチして割り込み要求信号としてメインASIC22へ出力し、メインASIC22に起動パケットを受信したことを通知する。
制御レジスタ320は、CPU21及びメインASIC22からアクセス可能にされている。制御レジスタ320には、例えば起動指示回路316でラッチされている起動指示信号をオフさせる起動指示リセットフラグや割込コントローラ318の割り込み要因をクリアする割り込み解除フラグ、及び通常モードから省電力モードへの移行を指示する省電力モードフラグ等が設けられている。
次に、図1に示す通信端末装置1の動作について説明する。まず、省電力モードでは、スイッチング素子5がオフされており、主回路ブロック2への電源電圧の供給が停止されている。一方、起動ブロック3へは電源回路4から動作用電源電圧が供給されて、起動ブロック3が動作している。
省電力モードでは、切替回路312は、起動制御回路311側に切り替えられており、切替回路312とメインASIC22との間を接続する信号線は、ハイインピーダンスにされるか、ローレベルに固定されている。
もし仮に、切替回路312を備えず、例えば起動回路31とメインASIC22とがPHY32に並列接続される構成を採用した場合には、省電力モード中でも、PHY32の出力信号が電源供給されていないASIC22にも出力されることとなる。そうすると、PHY32の出力信号がASIC22へ漏れ電流として流入し、PHY32の消費電流が増大したりPHY32の出力信号レベルが維持できなくなったりするおそれがある。
しかしながら、通信端末装置1は、切替回路312を備えることにより、省電力モードでは、切替回路312が起動制御回路311側に切り替えられる結果、PHY32の出力信号がASIC22へ出力されることがないので、PHY32の消費電流が増大したりPHY32の出力信号レベルが維持できなくなったりするおそれが低減されている。
そして、パーソナルコンピュータ101からネットワーク100を介して通信端末装置1へ、起動パケットが送信されると、当該起動パケットがPHY32で受信され、切替回路312を介してインターフェイス回路313へ送信される。さらに、インターフェイス回路313によって、その起動パケットが受信パケット記憶部314に記憶される。
次に、比較回路315によって、受信パケット記憶部314に記憶された起動パケットと、起動パケット記憶部317に記憶されている起動パケットとが比較され、一致した場合、起動パケットを受信したことが検出されて、当該比較結果が一致したことを示す比較結果信号が、起動指示回路316、割込コントローラ318、及びインターフェイス回路313へ出力される。
そうすると、起動指示回路316によって、起動指示信号がハイレベルにラッチされてスイッチング素子5へ出力され、スイッチング素子5がオンされる。これにより、電源回路4から主回路ブロック2へ、動作用電源電圧が供給されて、主回路ブロック2が動作を開始し、通常モードへ移行する。
一方、インターフェイス回路313によって、待機要求パケット記憶部319に記憶されている待機要求パケットが、切替回路312を介してPHY32へ出力される。そうすると、PHY32からネットワーク100を介してパーソナルコンピュータ101へ、待機要求パケットが送信され、パーソナルコンピュータ101は、通信端末装置1からの応答待ち状態となる。
この場合、もし仮に通信端末装置1から待機要求パケットが送信されなかったとすれば、通信端末装置1は、主回路ブロック2が動作を開始してCPU21やメインASIC22における初期処理が終了し、メインASIC22に含まれるEMAC221が通信処理を開始するまで、パーソナルコンピュータ101に対して応答信号を送信することができないため、パーソナルコンピュータ101で通信タイムアウトが発生して通信エラーになってしまうおそれがある。
しかしながら、通信端末装置1では、比較回路315によって起動パケットの受信が検出されると、EMAC221の通信開始を待つことなく待機要求パケットを送信するので、パーソナルコンピュータ101で通信タイムアウトが発生するおそれを低減することができる。
次に、インターフェイス回路313は、待機要求パケットをPHY32へ出力した後、切替回路312の接続先を起動制御回路311からEMAC221へ切り替える。これにより、EMAC221によるパーソナルコンピュータ101との通信実行が可能にされる。
また、割込コントローラ318によって、比較結果が一致したことを示す比較結果信号が受信されると、割込コントローラ318によって、割り込み要求信号がハイレベルにラッチされてメインASIC22へ出力され、起動パケットが受信されたことが通知される。
そうすると、EMAC221が、切替回路312、PHY32、及びネットワーク100を介してパーソナルコンピュータ101と通信を開始し、例えばDMA(Direct Memory Access)によるデータ転送等、パーソナルコンピュータ101の要求に応じた通信処理を実行する。
以上のように、省電力モードでは、EMAC221を含む主回路ブロック2への電源電圧供給を停止した状態で、起動ブロック3のみを動作状態にして起動パケットの待ち受けを行うことにより、いわゆるWOLを実現できる。
この場合、背景技術のように、EMAC221を動作状態で待機させて、通常の通信と同様の通信処理によりEMAC221で起動パケットを検出する場合には、20kゲート程度の回路規模を要するEMAC221の消費電力(約2W)が必要になるのに対し、起動回路31は、起動パケット記憶部317や待機要求パケット記憶部319等の記憶回路、比較回路、及び切替回路等で合計7kゲート程度の回路規模で実現できるので、起動回路31の消費電力(1W未満)はEMAC221の消費電力より少なくなる結果、省電力モードでの消費電力を低減することができる。
なお、例えば通信端末装置1が、ネットワークプリンタや複合機等の画像形成装置であった場合、印字ジョブ(ネットワーク印字)を要求する通信パケットを起動パケットとして用いてもよく、いわゆるMagic Packet(登録商標)を起動パケットとして用いてもよい。
本発明の一実施形態に係る通信端末装置の構成の一例を示すブロック図である。 図1に示す起動ブロックの構成の一例を示すブロック図である。
符号の説明
1 通信端末装置
2 主回路ブロック
3 起動ブロック
4 電源回路
5 スイッチング素子
21 CPU
22 メインASIC
31 起動回路
32 PHY
100 ネットワーク
101 パーソナルコンピュータ
221 EMAC
311 起動制御回路
312 切替回路
313 インターフェイス回路
314 受信パケット記憶部
315 比較回路
316 起動指示回路
317 起動パケット記憶部
318 割込コントローラ
319 待機要求パケット記憶部
320 制御レジスタ

Claims (4)

  1. 通常の動作を行う通常モードと当該通常モードより消費電力を低減する省電力モードとを有する通信端末装置であって、
    ネットワークを介して接続された他の端末装置との間で通信パケットを用いて通信を行う通信制御回路と、
    前記通常モードにおいて前記通信制御回路へ動作用電源電圧を供給し、前記省電力モードにおいて前記通信制御回路への動作用電源電圧の供給を停止する電源制御部と、
    前記省電力モードにおいて、前記端末装置からネットワークを介して前記通常の動作を要求する通信パケットである起動パケットが送信されたとき、前記電源制御部による前記通信制御回路への動作用電源電圧の供給を開始させることで、前記通常モードへ移行させる起動回路とを備え、
    前記起動回路は、
    前記端末装置からネットワークを介して送信された通信パケットを記憶する受信パケット記憶部と、
    前記起動パケットを示す起動パケットデータを記憶する起動パケット記憶部と、
    前記受信パケット記憶部に記憶された通信パケットと前記起動パケット記憶部に記憶されている起動パケットデータとを比較する比較回路と、
    前記比較回路による前記比較の結果、前記通信パケットと前記起動パケットデータとが一致した場合、前記電源制御部による前記通信制御回路への動作用電源電圧の供給を開始させる起動指示部とを備えること
    を特徴とする通信端末装置。
  2. 前記起動回路は、
    前記端末装置に通信処理の待機を要求する待機要求パケットを記憶する待機要求パケット記憶部と、
    前記比較回路による前記比較の結果、前記通信パケットと前記起動パケットデータとが一致した場合、前記ネットワークを介して前記端末装置へ、前記待機要求パケット記憶部に記憶されている待機要求パケットを送信する待機要求送信部とをさらに備えること
    を特徴とする請求項1記載の通信端末装置。
  3. 前記端末装置からネットワークを介してシリアル信号を受信すると共に、当該受信したシリアル信号をパラレル信号に変換して前記起動回路へ出力するシリパラ変換回路をさらに備え、
    前記起動回路は、
    前記通常モードにおいては、前記シリパラ変換回路から出力されたパラレル信号を前記通信制御回路へ出力することで、当該通信制御回路による前記通信を可能とし、前記省電力モードにおいては、前記パラレル信号の前記通信制御回路への出力を禁止する切替回路を含むこと
    を特徴とする請求項1又は2記載の通信端末装置。
  4. 前記起動回路は、
    前記比較回路による前記比較の結果、前記通信パケットと前記起動パケットデータとが一致した場合、前記通信制御回路へ前記起動パケットを受信したことを示す信号を送信する起動通知部をさらに備えること
    を特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の通信端末装置。
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