JP2009253566A - 情報記録再生装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】
従来の技術では、2つの記録媒体を有するビデオカメラにおいて、電源投入時にどちらの記録媒体に記録するモードで起動するか、またはその記録媒体が記録可能かどうかが不確定であり、決定的なシーンを撮り逃す可能性があった。
【解決手段】
上記課題を解決するために、本発明では、電源投入後に確実に撮影できる状態で起動するよう、起動時に記録媒体の装填状態や残量を確認する。また、このような確認処理を行ってから起動するための、専用の電源投入ボタンを用意する。これにより、ユーザは決定的なシーンを撮り逃すことが無くなり、使い勝手が向上する。
【選択図】図6
従来の技術では、2つの記録媒体を有するビデオカメラにおいて、電源投入時にどちらの記録媒体に記録するモードで起動するか、またはその記録媒体が記録可能かどうかが不確定であり、決定的なシーンを撮り逃す可能性があった。
【解決手段】
上記課題を解決するために、本発明では、電源投入後に確実に撮影できる状態で起動するよう、起動時に記録媒体の装填状態や残量を確認する。また、このような確認処理を行ってから起動するための、専用の電源投入ボタンを用意する。これにより、ユーザは決定的なシーンを撮り逃すことが無くなり、使い勝手が向上する。
【選択図】図6
Description
本発明は、情報記録再生装置に関する。
複数の記録媒体に対してAVデータの記録再生が可能な情報記録再生装置として、例えば特許文献1がある。
電源投入後、なるべく早く記録媒体に対して情報を記録することが可能な情報記録装置及びその情報記録方法として、例えば特許文献2がある。特許文献2では、電源投入後記録媒体に情報が記録できる状態になるまでの間の情報についても記録媒体に記録する例が示されている。
近年、記録媒体としてDVDやBDに代表されるディスクメディアを採用したビデオカメラが登場し、上書きの心配がないことや記録したAVデータの再生、検索の容易さから、光ディスクカメラの認知度は高まり、市場が拡大してきている。また、光ディスクに記録した映像音声情報は長期間保存しても品質が劣化することがない上、容易に持ち運びできるという長所がある。一方、光ディスクの記録容量は、特にDVDの場合、AVデータをカメラで記録するためには十分とは言えない。例えば、DVD1枚あたり30分程度のAVデータしか記録できないという短所がある。
ところで、小型ハードディスクの記録容量も年々増加しており、AVデータの記録媒体としてハードディスクを採用したカメラ、いわゆるハードディスクカメラも登場してきている。ハードディスクは、DVDと比較して記録容量が大きいため、長時間のAVデータを記録できるという長所がある。さらには、その記録容量の大きさから、従来以上に高品質のAVデータを記録することができるという長所がある。一方、ハードディスクは高価であるため、カメラに内蔵するのが一般的である。そのため、DVDカメラとは異なり、記録したデータを持ち運ぶことは容易でない。また、ハードディスクは、大容量であると言っても、その容量は有限であるため、全容量を記録してしまった場合には、不要なAVデータを削除しない限り、新たなAVデータを記録することはできない。すなわち、ハードディスクに記録したAVデータは、保存用途として不適当である。
そこで、DVDとハードディスク、2つの記録媒体を搭載したビデオカメラが考えられる。このようなビデオカメラは、ハイブリッド式ビデオカメラと呼ばれることが多い。このハイブリッド式ビデオカメラでは、ハードディスクに記録したデータをDVDやBDにダビングすることが可能であり、ハードディスクの記録容量の大きさとDVDやBDの持ち運びと保存の容易さという、両者の長所を最大限に活かすことができる。その一方で、記録媒体が2つあることから、ユーザにとっては操作が煩雑になったり、どちらの記録媒体に記録可能なモードにあるのか分かりにくい等の短所もある。特に、ビデオカメラにとっては、不意に訪れた撮影チャンスを確実に撮影するために、いかに早く、いかに確実に撮影できるかが重要である。このとき、前記のような操作の煩雑さや記録モードの分かりにくさが大きな課題であった。
上記課題を解決するために、例えば、ハイブリッド式ビデオカメラに対して、通常の電源スイッチとは異なる、特殊な電源スイッチを設け、前記特殊な電源スイッチによって電源投入された場合には、記録媒体の装填状態や残容量を確認し、撮影したデータを確実に記録できるモードで起動する制御手段を設ける。
上記手段によれば、例えば、複数の記録媒体を備えたハイブリッド式ビデオカメラが、電源投入後に複数の記録媒体のうち、記録可能なモードにて起動する。そのため、ユーザは不意に訪れた撮影チャンスを逃すことがなくなり、使い勝手が良い。
上記以外の課題、手段、効果は、後述する実施例によって明らかにされる。
本発明の実施に好適な実施形態の例を説明する。記録再生装置としてハードディスクを備え、また、BD(Blu-ray Disc)/DVD(Digital Versatile Disc)を読み書き可能な光ディスクドライブとを備えたハイブリッド式デジタルビデオカメラ(以下、単にビデオカメラともいう)を用いて説明する。なお、本発明は、入学式や卒業式、運動会や学芸会などの子供の学校行事、誕生会や結婚式などの祝いの行事、行楽地への旅行の他、小さな子供が居る家庭内での日常生活と言った、一般的なビデオカメラの利用シーンにおいて特に有効である。
また、本実施例ではハードディスクは、記録再生装置に内蔵されている場合について説明するが、内蔵型に限定する必要はなく、着脱式でも良い。着脱式であれば、ハードディスクに記録されたデータを持ち運ぶことができるため、データを他の機器に移すことも容易である。また、ハードディスクのかわりに、半導体メモリ等でも同様の効果が得られる。また、BDとDVDの種類は特に限定されるものではない。また、BDやDVDに限定されず、例えばHD(High Definition)−DVDなどの他の光ディスクであってもよい。また、ハードディスクと光ディスクの組み合わせに限定されず、例えばハードディスクと半導体メモリ、光ディスクと半導体メモリとの組み合わせであっても良い。もちろん、記録媒体は2つに限定されず、3つ以上存在していても構わない。
図1において、100は情報記録再生装置である。101はシステム制御部であり、CPU(Central Processing Unit)やメモリを持ち、システム全体を制御する。102は撮像素子であり、被写体を撮像し、撮像情報を光信号から電気信号に変換するとともに、アナログ電気信号をデジタル信号に変換する。103は映像入出力端子であり、104の映像圧縮伸張部において圧縮・伸張されたデジタル映像信号の入出力を行う。105は音声入出力端子であり、106の音声圧縮伸張部において圧縮・伸張されたデジタル音声信号の入出力を行う。107は多重/分離部であり、映像圧縮伸張部104および音声圧縮伸張部106からそれぞれ出力される映像圧縮データと音声圧縮データを多重化してストリームデータを生成し、あるいはストリームデータを映像圧縮データと音声圧縮データに分離して、それぞれのデータを映像圧縮伸張部104および音声圧縮伸張部106に入力する。
109は光ディスク装填部であり、BDやDVDなどの光ディスク110について挿脱自在に装填できる。108は光ディスクドライバ部であり、AVデータ記録時には、システム制御部101を介して多重/分離部107が生成したストリームデータや各種の情報ファイルを所定の形式で光ディスク110に書き込み、あるいはAVデータ再生時には、光ディスク110に記録されているストリームデータや各種の情報ファイルを読み出す。111はハードディスクドライバ部であり、AVデータ記録時には、システム制御部101を介して多重/分離部107が生成したストリームデータや各種の情報ファイルを所定の形式でハードディスク112に書き込み、あるいはAVデータ再生時には、ハードディスク112に記録されているストリームデータや各種の情報ファイルを読み出す。ここで、映像圧縮伸張部104、音声圧縮伸張部106、多重/分離部107、光ディスクドライバ部108、ハードディスクドライバ部111は、回路としてハードウェア的に動作を実行する構成にしても良いし、システム制御部101にプログラムとして記憶し、ソフトウェア的に処理を実行する構成としても良い。光ディスク110およびハードディスク112には、主に映像情報や音声情報といったAVデータをデジタル的に情報量圧縮したファイルや、それらのAVデータの管理情報などが記録されている。
113は通信部であり、通信入出力端子114を介して、情報処理装置などの他の機器との通信処理を行う。
115はモニタ部であり、記録再生装置100のメニューなどのGUI(Graphical User Interface)、または記録時には、撮像素子102で入力される映像情報、または再生時には、DVDやハードディスクから再生された映像情報などを表示する。
電源部116は、装置を駆動するための電池や交流電源といった記録再生装置を駆動するための電源を供給する。
図2は、ハイブリッド式ビデオカメラにおける、電源スイッチの例を示す図である。図2−aは、電源スイッチとして「OFF」と「ON」があり、記録媒体ごとの電源スイッチがない例を示す。このような電源スイッチを有するハイブリッド式ビデオカメラの起動シーケンスを図3に示す。図3は、図2−aにおいて、電源スイッチが「ON」になったときの動作である。
まず、ステップS300において前回起動したモードの情報を呼び出す。この情報は、例えばシステム制御部101の備えるRAM(Random Access Memory)に保存されているものとする。例えば、前回ビデオカメラが使われたときに、ハードディスクに記録するモードを使用し、そのモードで電源が切られた場合には、その旨を示す情報がRAMに保存されている。同様に、前回光ディスクに記録するモードを使用し、そのモードで電源が切られた場合には、その旨を示す情報がRAMに保存されている。次に、ステップS301において、前記読み出したモード情報がハードディスクだった場合にはステップS302、ハードディスクでなかった場合にはステップS303に進む。ステップS302およびステップS303は、それぞれハードディスクおよびBD/DVDの起動処理を行う。ここで、起動処理とは、各種ハードウェアの初期化処理の実行、記録媒体の装填有無、記録の可否、残容量の情報等を確認した後、指定された記録媒体にデータを記録することが可能な状態でビデオカメラが起動し、撮影ボタンが押下されるのを待つ状態になることである。上記述べた通り、図2−aは、電源スイッチに「OFF」と「ON」しかないため、どちらの記録媒体で起動するかは、図3のフローのように前回起動したモードの情報を元に、どちらのモードで起動するかを判別する。もちろん、前回起動したモード情報に依らず、常に固有の記録媒体側で起動しても良い。なお、図2−aの例では、電源スイッチが「ON」の状態で、さらに矢印方向にスイッチを動かすことで、他方の記録媒体へと切り替わるものとする。この場合、前回どちらのモードで起動したかをビデオカメラは記憶しているが、ユーザはどちらのモードで起動したかを忘れてしまうことが多い。さらには、各記録媒体にどの程度の残容量があるかまでをユーザが覚えている例は稀である。
一方、図2−bは、電源スイッチに「OFF」の他、記録媒体ごとのスイッチがある例である。この場合、起動時にどちらの記録媒体で起動するかは、スイッチによって指定されるため、図3のステップS300のような前回起動モード情報の呼び出し処理は不要である。そのため、ユーザは、どちらの記録媒体で起動するかを指定することができるが、この場合でも、各記録媒体の残容量までを覚えている例は少ない。したがって、例えばBD/DVDの光ディスク側で起動してみたものの、ディスクが装填されていなかったり、ディスクが装填されていても残容量がなくて記録できない場合も起こり得る。
そこで、本発明では、電源投入時に、確実に撮影することが可能な状態で起動するための特殊な電源スイッチを用意する。このスイッチを、以下の説明では「確実撮影ボタン」と呼ぶ。また、確実撮影ボタンが押下された状態で起動することを「確実撮影モード」と呼ぶ。図4が、確実撮影ボタンの設置例を示す図である。図4−aは図2−aに、図4−bは図2−bに、それぞれ確実撮影ボタンを追加している。
図5は、図4−aの電源スイッチを備えるハイブリッド式ビデオカメラにおいて、確実撮影モードとして起動する際の処理フロー例である。
図5において、ビデオカメラシステムの起動処理を開始すると、まずステップS500において、確実撮影ボタンが押下されたか否かを判断する。これは、言い換えるならば、通常起動か確実撮影モードでの起動かを判別する処理である。ステップS500において、確実撮影ボタンが押下されたと判断した場合には、ステップS501に進み、確実撮影モードでの起動処理を実行する。この詳細については、後述する。
一方、ステップS500において、確実撮影ボタンが押下されていないと判断した場合には、ステップS502に進み、通常の起動処理を実行する。この処理は、図3のステップS301からステップS303として示した処理と同じであるため、詳細な説明は割愛する。以上のように、本発明のハイブリッド式ビデオカメラでは、図4の確実撮影ボタンが押下されたか否かによって、確実撮影モードで起動するか通常起動するかの処理を切り替える。
図6は、ステップS501の確実撮影モードの起動処理フローを示す図である。図6において、まずステップS600でHDDに記録可能かどうかを判断する。HDDに記録可能かどうかの判断は、物理的に破壊されるなどの原因によって記録不可能な場合や記録容量が一杯で記録不可能な場合など、HDDへの記録に関するすべての条件を網羅することとする。その結果、HDDへの記録が可能だと判断した場合、ステップS302のHDD起動処理を実行する。一方、ステップS600でHDDに記録不可能だと判断された場合は、ステップS602に進み、光ディスクドライブへの光ディスクの装填状況、すなわちBDかDVDが装填されているか否かを判断する。BD/DVDが装填されていた場合には、ステップS603に進み、装填されていたディスクが記録可能かどうかを判断する。ここで、BD/DVDに記録可能かどうかの判断は、物理的に破壊されたり、指紋などの汚れが付着している等の原因によって記録不可能な場合や記録容量が一杯で記録不可能な場合など、BD/DVDへの記録に関するすべての条件を網羅することとする。ここで、BD/DVDへの記録が可能だと判断された場合には、ステップS303に進み、BD/DVDの起動処理を実行する。一方、ステップS602においてBD/DVDが装填されていない場合とステップS603においてBD/DVDへの記録が不可能だと判断された場合には、ステップS604に進む。ステップS604では、警告音を鳴動する。この警告音は、確実撮影モードで起動しようとしたが、HDD、BD/DVDともに記録可能な状態にないため、確実撮影モードで起動できなかったことをユーザに知らしめることを目的とする。ただし、この目的を達成できれば、必ずしも警告音を鳴動させる必要はなく、例えば、モニタ部115に確実撮影モードで起動できなかった旨を示すメッセージを表示するなどしても良い。ステップS604で警告音を鳴動させた後は、確実撮影モードで起動できないことから、ステップS300の通常起動処理を実行する。このとき、HDD側で起動すれば「このHDDには記録できません」「HDD容量が一杯です」などのメッセージが表示され、BD/DVD側で起動すれば「BD/DVDを入れて下さい」「このBD/DVDには記録できません。ディスクを交換して下さい」等のメッセージが表示されると使い勝手が良い。
以上、述べた処理によって、確実撮影モードによる起動が実行され、ユーザは、電源投入直後に、従来に比べて一層確実に撮影を行うことができるようになる。そのため、不意に生じた撮影チャンスでも撮影し損ねることがなくなり、使い勝手が良い。
なお、図6の例では、ステップS600において、HDDに記録可能かどうかを先に判断する例を示したが、これに限定されず、先にBD/DVDが記録可能かどうかを判断しても良い。ただし、容量の大きさやビデオカメラの使い勝手の面で、ユーザはHDDに記録する場面が多いため、HDDに記録可能かどうかを優先して確認するように構成した方が使い勝手が良い。
また、ここでは、HDDとBD/DVDとの組み合わせについて説明したが、冒頭に記載したとおり、これに限定されない。例えば、半導体メモリとBD/DVDとの組み合わせも考えられ、この場合、本実施例におけるHDDを半導体メモリに読み替え、容量の大きさやビデオカメラの使い勝手の面で、ユーザは半導体メモリに記録する場面も多いため、半導体メモリに記録可能かどうかを優先して確認するように構成した方が使い勝手が良い。また、例えば、HDDと半導体メモリとの組み合わせも考えられる。この場合、HDDに記録可能かを優先して確認するようにも、半導体メモリに記録可能かを優先して確認するようにも、いずれにもできる。一例として、HDDが内蔵式で半導体メモリが着脱式の場合はHDDを優先し、半導体メモリが内蔵式でHDDが着脱式の場合は半導体メモリを優先することができる。なぜならば、ユーザは、内蔵式の記録媒体に撮像した映像情報を記録し、その後、着脱式の記録媒体にダビングして保存する、という使用方法があるからである。
また、図5と図6を用いて、確実撮影モードの起動処理フローを述べた。このとき、図4−aで確実撮影ボタンを押下するだけでビデオカメラが確実撮影モードとして起動しても良いし、確実撮影ボタンを押下しつつ上部の電源スイッチをONにすることで確実撮影モードとして起動しても良い。一方、図4−bでは、図4−aと同様に確実撮影ボタンを押下するだけでビデオカメラが確実撮影モードとして起動しても良いし、確実撮影ボタンを押下しつつ上部の電源スイッチをHDDやBD/DVDにすることで確実撮影モードとして起動しても良い。このとき、電源スイッチはHDDやBD/DVDにあったとしても、図4−aと同様に記録媒体の残容量を確認し、確実に撮影できる記録媒体で起動するようにすると使い勝手が良い。もちろん、電源スイッチの位置に依らず、図6のようにHDD側に記録することを前提として起動しても良いし、電源スイッチの位置に依って優先する記録媒体を変更しても良い。例えば、確実撮影ボタンを押下しつつ電源スイッチの位置がBD/DVD側にした場合には、まずBD/DVDの装填状況を調査し、装填されていた場合にはその残容量を調査し、記録可能であればBD/DVD起動処理を実行すれば良いし、BD/DVDが装填されていない場合や、残容量がない場合のように、記録不可能であればHDD起動処理を実行すれば良い。
以上により、確実撮影ボタンを用いることによって、ユーザは前回どちらの記録媒体側で起動したかや、その記録媒体の残容量を覚えていなくとも、確実に記録できる状態でビデオカメラを起動することができる。これにより、不意に生じた撮影チャンスを撮影し損ねることがなくなり、使い勝手が良い。不意に生じた撮影チャンスとは、例えば、我が子が初めて立ち上がったシーンや、事件や事故などの事前予測が困難なシーンである。
なお、ビデオカメラによっては、すぐに記録可能な状態に移行する機能を備えるものがある。それらは、多くの場合、ビデオカメラが起動した状態からスリープ状態に移行するものである。スリープ状態とは、ユーザに対しては、あたかも電源OFF状態であるかのように見せかけているが、実際には電源ON時よりは少ないが電力供給などが行われているものである。この機能と本発明との決定的な違いは、前者はスリープ状態からの復帰動作であるのに対し、後者は電源OFF状態からの起動動作であることと言える。前者は、例えば運動会などにおいて「いつ我が子の出番が来ても取り逃さない」などの、この後に必ず訪れる撮影チャンスを撮影する用途に有効であるが、常にスリープ状態にあると電力消費が激しいため、日常生活には適さない。一方、後者は、例えば日常生活の中で我が子が不意に初めて掴まり立ちしたシーンなど、いつ起こるか分からない撮影チャンスを撮影する際に有効である。この場合、当然、ビデオカメラの電源はOFFの状態であり、そこからなるべく早く起動するとともに確実に撮影できることが重要であり、本発明は、その要件を満たすものである。
なお、本発明の実施例では、図4に示したように、通常の電源スイッチの他に、確実撮影ボタンを設ける例について説明した。しかし、このようなボタンは、必ずしも設けなければならないものではなく、他の方法によっても本発明の実施例と同様の効果を得ることができる。例えば、既存のボタンを組み合わせて押下するなどの方法が考えられる。すなわち、選択キーの上を押下しつつ電源スイッチをONにしたり、選択キーの右と録画ボタンとを同時に押下するなどのボタン操作の組み合わせを駆使すれば良い。
また、本発明の実施例は、確実撮影ボタンをセットに設けることや、既存のボタンを活用して確実撮影モードで起動することとした。しかし、本発明はこれに限定されず、例えば、メニュー画面から確実撮影モードで起動するか否かを選択するようにしても良い。すなわち、ユーザがメニュー画面から確実撮影モードを「ON」にしていた場合、本実施例のビデオカメラは確実撮影モードにて起動するように制御する。このとき、確実撮影ボタンの操作は一切不要である。なお、メニュー画面から確実撮影モードを「OFF」にしていた場合は、例えば、前回起動した時のモード情報に基づいて起動するように制御すれば良い。以上にような構成にすることで、セットにボタンを新設することなく、確実撮影モードで起動することが可能になり、使い勝手が良い。
また、本発明の実施例は、確実撮影モードで起動された際に、図6に示すフローの処理を行って、確実に記録できる状態でビデオカメラを起動することを説明した。しかし、電源オフの際に予め、図6に示すフローの処理のシミュレーションを行い、もし次回の起動が確実撮影モードによる起動であった場合、ステップS302のHDD起動処理を実行するのか、ステップS303のBD/DVDの起動処理を実行するのか、ステップS604の警告音を鳴動するのか、をRAMに記憶しておくこともできる。このようにすると、次回の起動が確実撮影モードによる起動であった場合、RAMに記憶しておいた処理を実行することで、より早く、確実に記録できる状態でビデオカメラを起動することができ、使い勝手が良い。なお、電源オフ中に、HDDが交換されなかったか(HDDが着脱式の場合)と、DVDまたはBDが交換されなかったかを監視し、いずれも交換されなかった場合は、上述のように、RAMに記憶しておいた処理を実行することとし、いずれかが交換された場合は、確実撮影モードで起動された際に、図6に示すフローの処理を実行するようにすると、より確実である。
100…情報記録再生装置、101…システム制御部、102…撮像素子、103…映像入出力端子、104…映像圧縮伸張部、105…音声入出力端子、106…音声圧縮伸張部、107…多重/分離部、108…光ディスクドライバ部、109…光ディスク装填部、110…光ディスク、111…ハードディスクドライバ部、112…ハードディスク、113…通信部、114…通信入出力端子、115…モニタ部、116…電源部
Claims (15)
- 撮像素子と音声入力手段とを有し、複数の記録媒体を搭載して当該記録媒体に映像音声情報を記録する情報記録再生装置であって、
前記撮像素子から入力された映像情報と前記音声入力手段から入力された音声情報をストリームデータとして第1の記録媒体または第2の記録媒体に記録する記録手段と、
前記第1および第2の記録媒体に記録されたストリームデータを再生する再生手段と、
前記第1および第2の記録媒体の装填状態を監視する装填状態監視手段と、
前記第1および第2の記録媒体の記録容量を監視する記録容量監視手段とを有し、
電源投入時に、前記装填状態監視手段と前記記録容量監視手段とから得た情報により、複数の記録媒体に対して、記録媒体が装填されていることと、記録媒体の残容量が十分にあることの確認を行い、
前記確認の結果、記録媒体の装填と記録媒体の残容量が十分にあると判定した記録媒体に対してストリームデータの記録が行える状態でシステムを起動することを特徴とする情報記録再生装置。 - 請求項1記載の情報記録再生装置において、
前記記録媒体判定結果に基づくシステム起動を行うためのユーザ操作手段を 有することを特徴とする情報記録再生装置。 - 請求項2記載の情報記録再生装置において、
前記記録媒体判定結果に基づくシステム起動を行うためのユーザ操作手段が 操作されたことを監視する操作監視手段を有し、
前記操作監視手段が操作を検知した場合、前記記録媒体判定結果に基づくシステム起動を行うことを特徴とする情報記録再生装置。 - 請求項3記載の情報記録再生装置において、
前記ユーザ操作手段以外の操作手段との組み合わせ又は前記ユーザ操作手段以外の複数の操作手段同士の組み合わせが操作されたことを監視する所定ユーザ操作監視手段を有し、
前記所定ユーザ操作監視手段が操作を検知した場合、前記記録媒体判定結果に基づくシステム起動を行うことを特徴とする情報記録再生装置。 - 請求項1から4記載の情報記録再生装置において、
音声を出力するための音声出力手段を有し、
前記記録媒体判定結果に基づくシステム起動を行う際、
情報記録再生装置に搭載した複数の記録媒体のいずれについても記録不可能と判定した場合には、前記音声出力手段から所定の警告音を出力することを特徴とする情報記録再生装置。 - 被写体を撮像し、映像情報を出力する撮像手段と、
前記撮像手段から出力される映像情報を複数の記録媒体のうちいずれかに記録する記録手段と、
前記記録手段が前記複数の記録媒体のうちユーザにより指定された記録媒体に記録する状態で起動するよう操作する第1の操作手段と、
前記記録手段が前記複数の記録媒体のうちいずれに映像情報を記録することが可能であるかを確認する確認手段と、
前記記録手段が前記複数の記録媒体のうち前記確認手段により記録することが可能であると確認された記録媒体に記録する状態で起動するよう操作する第2の操作手段と、
前記第1の操作手段が操作された場合、前記記録手段が前記複数の記録媒体のうちユーザにより指定された記録媒体に記録する状態で起動し、前記第2の操作手段が操作された場合、前記記録手段が前記複数の記録媒体のうち前記確認手段により記録することが可能であると確認された記録媒体に記録する状態で起動するよう制御する制御手段と、
を備えることを特徴とする情報記録再生装置。 - 請求項6記載の情報記録再生装置において、
前記第1の操作手段は、起動時に、ユーザが映像情報を記録する記録媒体を指定することができること、
を特徴とする情報記録再生装置。 - 請求項6記載の情報記録再生装置において、
電源オフ時に、ユーザに指定され現在選択されている記録媒体を記憶する記憶手段を備え、
前記制御手段は、前記第1の操作手段が操作された場合、前記記憶手段に記憶されている記録媒体に記録する状態で起動すること、
を特徴とする情報記録再生装置。 - 請求項6から8のいずれかにおいて、
前記第2の操作手段は、前記第1の操作手段による起動時には操作されず、起動後に起動以外のために操作される操作手段と、前記第1の操作手段と、を組み合わせて操作することによって操作されること、
を特徴とする情報記録再生装置。 - 請求項6から9のいずれかにおいて、
前記複数の記録媒体は、ハードディスクと光ディスクを含むこと、
を特徴とする情報記録再生装置。 - 請求項6から9のいずれかにおいて、
前記複数の記録媒体は、半導体メモリと光ディスクを含むこと、
を特徴とする情報記録再生装置。 - 請求項6から9のいずれかにおいて、
前記複数の記録媒体は、半導体メモリとハードディスクを含むこと、
を特徴とする情報記録再生装置。 - 請求項6から12のいずれかにおいて、
前記複数の記録媒体は、特定記録媒体を含み、
前記制御手段は、前記第2の操作手段が操作された場合、前記確認手段により前記特定記録媒体に記録することが可能であると確認されたときは、前記特定記録媒体に記録する状態で起動し、前記確認手段により前記特定記録媒体に記録することが不可能であると確認されたときは、前記複数の記録媒体のうち前記確認手段により記録することが可能であると確認された前記特定記録媒体以外の記録媒体に記録する状態で起動するよう制御すること、
を特徴とする情報記録再生装置。 - 請求項13において、
前記特定記録媒体は、ハードディスクであること、
を特徴とする情報記録再生装置。 - 請求項13において、
前記特定記録媒体は、半導体メモリであること、
を特徴とする情報記録再生装置。
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