JP2009251551A - 紫外線照射装置および該装置の制御方法 - Google Patents

紫外線照射装置および該装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】
本発明における目的は、水冷タイプの紫外線ランプとフィードバック制御を組み合わせた装置であっても、冷却水の汚れによってランプ寿命がばらつかない紫外線照射装置及びこれの制御方法を提供することである。
【解決手段】
第1の発明に係る紫外線照射装置は、一対の電極を対向配置した紫外線ランプと、該紫外線ランプの外方に設けた光センサと、該一対の電極に電力を入力するランプ電源と、該光センサに受光された光量値に基づいてランプ電源を制御する制御部と、を備えた紫外線照射装置において、冷却水の流路を構成するジャケットを紫外線ランプと光センサとの間に設け、該流路に比抵抗計又は導電率計を設け、該制御部は該比抵抗計又は導電率計に計測された比抵抗値に基づいて制御を行なうことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、紫外線ランプを水冷する紫外線装置とこれの制御方法に関する。特に200〜400nmの波長領域のいずれかにピーク波長を有する紫外線を用いる紫外線照射装置とこれの制御方法に関する。
接着剤などの樹脂の硬化処理やプリント基板の露光処理のような紫外線を用いる装置には、200〜400nmの波長領域のいずれかにピーク波長を有する紫外線を放射する紫外線ランプが用いられ、この紫外線ランプの光量が処理に必要な光量になるようにランプ入力を制御するフィードバック制御を有するものがあった。このフィードバック制御を具備した紫外線照射装置には、特許文献1に記載のものがあった。
図5は、フィードバック制御を具備した紫外線照射装置91の概略構成を示したブロック図である。
紫外線照射装置91は、ランプユニット911とワークユニット912とで構成される。このランプユニット911には、発光金属を内部に封入した放電管921とこの放電管921の内部で対向配置された電極923とを具備した紫外線ランプ92が配置される。
この紫外線ランプ92に具備された電極923には給電線925を介してランプ電源96に電気的に接続される。ランプ電源96から電極923に電力を入力するため、ランプ電源96にはランプ入力信号線961を介して制御部98が接続される。
この制御部98には、紫外線ランプ92から放射された光量を測定するための光センサ97が、光量信号線971を介して接続される。
紫外線照射装置91のワークユニット912には、紫外線ランプ92からの紫外線が照射されるワークWが配置される。
ランプ点灯開始時、制御部98からはランプ入力信号線961を介して、ランプ電源96に信号が送信される。信号を受けたランプ電源96は、点灯開始に必要なランプ入力を接続された電極923に入力する。ランプ入力された電極923は、電極923間で放電を開始することで、紫外線ランプ92は点灯を開始する。
紫外線ランプ92は、電極923に入力されたランプ入力によって、発光金属である例えば水銀から紫外線が放射される。
紫外線ランプ92から放射された紫外線は、ワークWに照射される。
また、紫外線ランプ92から放射された紫外線は、光センサ97に受光され、その受光した結果が光量信号線971を介して制御部98に送信される。制御部98は、その送信された光量に基づいて、ランプ電源96から電極923に入力するランプ入力を制御し、ワークWを処理するのに必要な光量を紫外線ランプ92から照射させる。
このように、紫外線ランプ92から照射された光量に基づいて、ランプ電源96のランプ入力をフィードバック制御する紫外線照射装置は知られていた。
一方で、200〜400nmの波長領域のいずれかにピーク波長を有する紫外線を放射する紫外線ランプには、電極間における1cm当たりのランプ入力が50W以上のとき、ランプ点灯時の電極間の放電による発熱が大きいことから冷却水を用いた水冷が行なわれることがあった。
この水冷型の紫外線ランプには、紫外線ランプの外面に直接冷却水を流す直接水冷タイプと、紫外線ランプの外方にジャケットを設け、そのジャケットの内部に冷却水を流し、ジャケットからの放射冷却によって間接的に冷却される間接水冷タイプとがある。
間接水冷型紫外線ランプを用いた紫外線照射装置の例としては、特許文献2に記載されるものがあった。
間接水冷型ランプを具備した紫外線照射装置について、図6を用いて説明する。
図6は、紫外線ランプ92の長手方向に沿った断面図である。
紫外線照射装置91は、後述する紫外線ランプ92を具えており、その長手方向に沿った外方にジャケット93を配置したものである。ジャケット93は、小径を有する円筒状の石英ガラス931と大径を有する円筒状の石英ガラス932とからなり、小径の石英ガラス931と大径の石英ガラス932の中心軸が一致するように構成される。ジャケット93は冷却水Lの流路として機能するため、小径の石英ガラス931と大径の石英ガラス932の間に流路が形成されるように小径の石英ガラス931と大径の石英ガラス932との管軸方向の両端を封止される。さらに、ジャケット93に冷却水Lを供給・排出するため、ジャケット93の両端には冷却水Lの供給路・排出路となる管状の接続管95が接続される。
ジャケット93の中心軸に延在するように紫外線ランプ92が配置されるため、紫外線ランプ92は、その外周に円環状の支持部材94が配置され、小径の石英ガラス931の内周面に支持される。
ジャケット93の外方には、ワークステージWSに載置されたワークWが配置される。
従来の紫外線照射装置91に用いられる紫外線ランプ92は、管状の石英ガラスからなる放電管921を具備し、その内部926に水銀などの発光金属と希ガスが封入される。放電管921の内部926には、一対の電極923が放電管921の中心軸に延在するように配置される。放電管921の管軸方向の両端は、外部リード925が突出する封止部922が形成される。封止部922には金属箔927が埋設され、電極923と外部リード925を電気的に接続される。
従来の紫外線ランプ91の外部リード925にはランプ電源(図6には不図示)が接続される。ランプ92点灯時、給電された紫外線ランプ92の放電管921は電極923間の放電による発熱によって高温となる。図6に示すように放電管921の外方に配置されたジャケット93の内部の流路に冷却水Lを流すことによって、高温になった放電管921をジャケット93内部の冷却水Lによる放射冷却によっては冷却される。すなわち、高温になった放電管921は冷却水Lで間接的に冷却される。
ランプ点灯時、紫外線ランプ92の外方には冷却水Lが流れていることから、紫外線ランプ92から放射された紫外線は、冷却水Lを透ってワークWを照射する。
間接水冷タイプの紫外線ランプに対して、直接水冷タイプの紫外線ランプは、特許文献3に記載されている。特許文献3の図3にあるように、対向配置された一対の電極を内部に設けた放電管の外面を直接冷却水が流れることで、ランプ点灯時の電極間の放電による発熱によって高温になった放電管は、冷却水で直接的に冷却される。
直接水冷タイプの紫外線ランプにおいても、ランプ点灯時、紫外線ランプの外方には冷却水Lが流れていることから、紫外線ランプから放射された紫外線は、冷却水を透ってワークを照射する。
特開2002−351083号公報 特開平08−148121号公報 特開平07−021983号公報
最近、ワークの処理に必要とされる紫外線の光量が増える傾向にある。このため、図5に示すような紫外線照射装置91において、紫外線ランプ92からの光量が増やすために、図6に示すような水冷タイプの紫外線ランプ92を組み合せることが、検討されるようになってきた。
しかしながら、水冷タイプの紫外線ランプとフィードバック制御とを組み合わせた装置を構成すると、紫外線ランプのランプ寿命がばらつくといった問題があることを本発明者らは見出した。
この問題点について、本発明者らは後述にある実験を行なうことで、以下のような知見を得た。
紫外線照射装置では、光センサが紫外線の光量低下を検出すると、フィードバック制御が機能して紫外線ランプに投入されるランプ入力を上げるように回路が動作する。光センサが検出する光量低下の原因が紫外線ランプの劣化によるものである場合は、この制御方法で問題はなかった。ところが、水冷タイプの紫外線ランプは、ランプから放射される紫外線が冷却水を透過して放射されることから、冷却水の汚れが光センサで検出された光量低下として現れることを今回見出した。
このため、水冷タイプの紫外線ランプの場合、光量低下の原因に、ランプ寿命によるものと冷却水の汚れによるものとがあることから、紫外線ランプのランプ寿命がばらつくといった問題が生じた
そこで、本発明における目的は、水冷タイプの紫外線ランプとフィードバック制御を組み合わせた装置であっても、冷却水の汚れによってランプ寿命がばらつかない紫外線照射装置及びこれの制御方法を提供することである。
第1の発明に係る紫外線照射装置は、一対の電極を対向配置した紫外線ランプと、該紫外線ランプの外方に設けた光センサと、該一対の電極に電力を入力するランプ電源と、該光センサに受光された光量値に基づいてランプ電源を制御する制御部と、を備えた紫外線照射装置において、冷却水の流路を構成するジャケットを紫外線ランプと光センサとの間に設け、該流路に比抵抗計又は導電率計を設け、該制御部は該比抵抗計又は導電率計に計測された比抵抗値に基づいて制御を行なうことを特徴とする。
第2の発明に係る紫外線照射装置は、第1の発明に係る紫外線照射装置において、該比抵抗値に基づいて行なう該制御とは、該比抵抗値をあらかじめ設定された規定値と比較し、該比抵抗値が規定値未満であれば、警告出力端子を制御し、該比抵抗値が規定値以上であれば、該光センサの光量に基づいてランプ電源を制御することを特徴とする。
第3の発明に係る紫外線照射装置は、第2の発明に係る紫外線照射装置において、該制御部に、該比抵抗値が規定値未満であることを表示する警告表示手段を設けたことを特徴とする。
第4の発明に係る紫外線照射装置は、第2の発明に係る紫外線照射装置において、該あらかじめ設定された規定値は、該光センサが受光するピーク波長が250nm未満のとき0.3MΩ・cm、又は、該光センサが受光するピーク波長が250nm以上のとき0.1MΩ・cmであることを特徴とする。
第5の発明に係る紫外線照射装置の制御方法は、一対の電極を対向配置した紫外線ランプと、該紫外線ランプの外方に設けた光センサと、該一対の電極に電力を入力するランプ電源と、該光センサに受光された光量値に基づいてランプ電源を制御する制御部と、を備えた紫外線照射装置の制御方法において、該光センサが受光した光量値と設定光量値とを比較する工程と、該光量値が設定光量値未満のとき、該ジャケットに流入する冷却水の比抵抗値とあらかじめ設定された規定値とを比較する工程と、比抵抗値とあらかじめ設定された規定値との比較の結果に基づいて、以下の(イ)又は(ロ)の工程を選択する(イ)該比抵抗値が規定値未満であれば、警告を警告出力端子に出力する工程と、(ロ)該比抵抗値が規定値以上であれば、該光センサの光量に基づいてランプ電源を制御する工程と、を有することを特徴とする。
第1の発明に係る紫外線照射装置は、上記特徴により、比抵抗計によって、流路を流れる冷却水の純度を測定し、その冷却水の純度に基づいて制御が可能となる。
第2の発明に係る紫外線照射装置は、上記特徴により、冷却水の純度に基づいて、冷却水の純度向上措置を講じたり、ランプ電源の制御が可能となる。
第3の発明に係る紫外線照射装置は、上記特徴により、冷却水の純度低下を表示できる。
第4の発明に係る紫外線照射装置は、上記特徴により、紫外線のピーク波長に基づいた制御が可能になる。
第5の発明に係る紫外線照射装置は、上記特徴により、冷却水の純度に基づいて、冷却水の純度向上措置を講じたり、ランプ電源の制御が可能となる。
本発明に係る紫外線照射装置1の説明を、図1を用いて説明する。
図1は、本発明に係る紫外線照射装置1の概略構成を示したブロック図である。
本発明に係る紫外線照射装置1は、ランプユニット11と、ワークユニット12とを具備する。
ランプユニット12には、冷却水Lによって冷却される、いわゆる水冷タイプの紫外線ランプ2が具備される。この水冷タイプとは、直接水冷タイプ及び間接水冷タイプのことである。このため、紫外線ランプ2の外方には、冷却水Lの流路31を構成するジャケット3が配置される。
ジャケット3が構成する流路31には、例えばステンレスからなる配管61が接続され、ジャケット3が構成する流路31と配管61が構成する流路611とが連通される。この配管61には、流路611中で冷却水Lを循環させる例えばポンプのような循環手段62が設けられる。また、配管61には、冷却水L中の不純物である例えばナトリウムイオン,カルシウムイオン,マグネシウムイオンを除去する例えばイオン交換フィルタのような純度向上手段63が設けられる。
また図示しないが、配管61には、冷却水Lの温度を低下させる熱交換器が設けられる。
ジャケット3の内部に配置される紫外線ランプ2は、放電管21の内部に発光金属として例えば水銀が封入され、その放電管21の内部で電極231,232が対向配置される。
この一対の電極231,232には、給電線712を介してランプ電源71が電気的に接続される。このランプ電源71は、ランプ入力信号線711を介して制御部7に接続される。
この制御部7には、ジャケット3を介して紫外線ランプ2に対向配置された光センサ72が、光量信号線721を介して接続される。また、制御部7は、警告出力端子75を具備し、この警告出力端子75には、警告信号線741を介して警告表示手段74である例えば可視光を照射する警告ランプが設けられる。さらにまた、制御部7には、比抵抗信号線731を介して比抵抗計73が接続される。
この比抵抗計73は、冷却水Lの純度を計測するため、配管61が構成する流路611中に設けられる。
ワークユニット12には、紫外線ランプ2からの紫外線が照射される位置にワークWが配置される。
図1のような本発明に係る紫外線照射装置1の制御方法には、図2に示すフローチャートのようなものがある。
本発明に係る紫外線照射装置1の制御方法について、図1及び図2を用いて説明する。
ステップS110で、循環手段62を開始する。
この循環手段62の開始により、ステップS120で、ジャケット3の流路31と配管61の流路611で冷却水Lが循環される。このステップS120での冷却水Lの循環は、純度向上手段63である例えばイオン交換フィルタで、冷却水L中の不純物を十分に除去するのに必要な所定時間行なわれる。[所定時間循環工程(S210)]
上述の[所定時間循環工程(S210)]で冷却水Lを所定時間循環させた後、ステップS130で、循環されている冷却水Lの比抵抗値が比抵抗計73によって計測され、その計測された比抵抗値が制御部7に送信され、その制御部7でその送信された比抵抗値とあらかじめ設定された規定値とが比較される。
このステップS130における比抵抗値と設定規定値との比較の結果、比抵抗値が設定規定値未満の場合には図2のフローチャートの「NO」の方向に進み、比抵抗値が設定規定値以上の場合には図2のフローチャートの「YES」の方向に進む。
このように、比抵抗値と設定規定値とを比較し、その比較の結果に基づいて、冷却水Lの純度がランプ点灯させるのに適切な純度であるかどうかが判断される。[冷却水L純度判断工程](S220)]
ステップS130で、比抵抗値が設定規定値未満の場合(図2のフローチャートの「NO」の方向)、既述のステップS120で冷却水Lを十分に循環させても、純度向上手段63では冷却水L中の不純物を十分に除去できなかったことになる。このため、ステップS131で、制御部7は、警告出力端子75に警告信号を出力し、冷却水Lの純度が低下していることを、警告表示手段74を介して警告する。[警告表示工程(S230)]
ステップS131に続いて、ステップ132で循環手段62を停止した後、ステップS133で、純度向上手段63である例えばイオン交換フィルタを交換することで、純度向上手段63の処理能力を向上させる。[純度向上手段63の処理能力向上工程(S240)]
[純度向上手段63の処理能力向上工程(S240)]後、ステップS110で循環手段62を開始する。
ステップS130で、比抵抗値が設定規定値以上の場合(図2のフローチャートの「YES」の方向)、冷却水L中の純度が十分である。このため、ステップS130の後、ステップS140で、ランプ電源71を介して電極231,232に電力を入力し、ランプ入力を受けた電極231,232間で放電が開始して、ランプ点灯が開始される。
ランプ点灯開始後、紫外線ランプ2からの紫外線光量がワークWを処理するのに必要な光量とするため、ステップS151でランプ入力を向上させる。ステップS152では、紫外線ランプ2から冷却水Lを介して照射された紫外線が光センサ72に受光され、その受光された光量値が光量信号線721を介して制御部7に送信され、その制御部7でその送信された光量値とあらかじめ設定された光量値とが比較される。
このステップS152で、測定された光量と設定光量値との比較の結果、測定光量が設定光量値未満の場合には、図2のフローチャートの「NO」の方向に進み、測定光量が設定光量値以上の場合には、図2のフローチャートの「YES」の方向に進む。
ステップS152で、測定光量が設定光量値未満の場合(図2のフローチャート「NO」の方向)、ステップS151でランプ入力を向上させ、再度ステップS152で測定光量と設定光量値とを比較する。このように、光センサ72による測定光量が設定光量値以上になるまでランプ入力が向上される。[フィードバック制御工程(S250)]
ステップS152で、測定光量が設定光量値以上の場合(図2のフローチャート「YES」の方向)、ステップS160で、紫外線ランプ2へのランプ入力を定電力にする。
定電力点灯された紫外線ランプ2からは、ワークWを処理するのに必要な紫外線が放射される。この紫外線は、ワークWに照射されることで、ワークWは処理される。
ステップS170では、定電力点灯中に測定された光量値とあらかじめ設定された光量値とが比較される。
このステップS170で、測定された光量と設定光量値との比較の結果、測定光量が設定光量値未満の場合には、図2のフローチャートの「NO」の方向に進み、測定光量が設定光量値以上の場合には、図2のフローチャートの「YES」の方向に進んでステップSS160の定電力点灯を継続する。
この測定された光量値と設定光量値とに比較は、随時又は常時行なわれる[光量低下判断工程(S260)]
ステップS180で、制御部7は、比抵抗計73で冷却水L中の比抵抗値を計測し、その計測された比抵抗値とあらかじめ設定された規定値と比較する。
このステップS180で、計測された比抵抗値と設定規定値との比較の結果、設定規定値以上の場合と設定規定値未満の場合とに分けて、次の(イ)又は(ロ)のように判断する。[光量低下の原因を判断する工程(S270)]
(イ)計測された比抵抗値が設定規定値以上の場合
冷却水Lの純度が十分であることから、紫外線ランプ2へのランプ入力不足による光量低下であると判断し、図2のフローチャートの「YES」の方向に進む。
(ロ)計測された比抵抗値が設定規定値未満の場合
冷却水Lの純度が不十分であるので、冷却水L中の不純物による光量低下であると判断し、図2のフローチャートの「NO」の方向に進む。
ステップS180で、計測された比抵抗値が設定規定値以上の場合(図2のフローチャート「YES」の方向)、ステップ191で、ランプ入力値とランプ入力上限値とを比較する。
このステップS191の比較の結果、ランプ入力がランプ入力上限以上の場合には、図2のフローチャートの「YES」の方向に進み、ランプ入力がランプ入力の上限未満の場合には、フローチャートの「NO」の方向に進む。
ステップS191で、ランプ入力がランプ入力上限以上の場合(図2のフローチャート「YES」の方向)、制御部7は紫外線ランプ2のランプ寿命の限界であると判断して警告する。
ステップS192で、ランプ入力がランプ上限未満の場合(図2のフローチャート「NO」の方向)、ステップS151に進みランプ入力を向上させる。ランプ入力向上後、ステップS152で測定光量と設定光量値とを比較し、測定光量が設定光量値以上になるまで、ステップS152でランプ入力を向上させる。[フィードバック制御工程(S250)]。ステップS152で、測定光量が設定光量値以上の場合(図2のフローチャート「YES」の方向)、ステップS160で、紫外線ランプへのランプ入力を定電力にする。定電力点灯された紫外線ランプ2からは、ワークWを処理するのに必要な紫外線が放射される。この紫外線は、ワークWに照射されることで、ワークWは処理される。
ステップS180で、計測された比抵抗値が設定規定値未満の場合(図2のフローチャート「NO」の方向)、ステップS181で、制御部7は、警告出力端子75に警告信号を出力し、冷却水Lの純度が低下していることを、警告表示手段74を介して警告する。[警告表示工程(S280)]
ステップS181に続いて、ステップ182で紫外線ランプ2を消灯させる。ランプ消灯後、加熱された紫外線ランプ2が充分に冷却されるまで冷却水Lを循環させ、ステップ183で循環手段62を停止した後、ステップS184で、純度向上手段63である例えばイオン交換フィルタを交換することで、純度向上手段63の処理能力を向上させる。[純度向上手段63の処理能力向上工程(S290)]
[純度向上手段63の処理能力向上工程(S290)]後、ステップS110で循環手段62を開始する。
上述の本発明に係る紫外線照射装置1及びその制御方法は、以下に記載する作用・効果が得られる。
ランプ点灯前や[純度向上手段による処理能力向上工程(S240,S290)]後は、例えば配管61を構成する部材から溶け出した金属イオンが冷却水L中に蓄積され、冷却水L中の不純物濃度が大きくなっていることがある。
本発明に係る紫外線照射装置1は、ステップS110の循環手段62を開始後に、[所定時間循環工程(S210)]を有することにより、冷却水L中の不純物が純度向上手段63によって除去され、ランプ点灯時における紫外線ランプ2からの紫外線が冷却水L中の不純物によって遮光されることを防止することができる。
ステップS140のランプ点灯後、[フィードバック制御工程(S250)]により、紫外線ランプ2からの紫外線は、ワークWを処理するのに必要な紫外線光量にされ、ステップS160で定電力点灯される。ランプ点灯後は、紫外線ランプ2は電極231,232間の放電によって、放電管21が加熱されている。このため、ランプ点灯中は、循環手段62で冷却水Lが循環されていることで、加熱された放電管21の熱が冷却水Lによって冷却される。また、冷却水Lは放電管21の熱を除熱することで加熱されるが、加熱された冷却水Lは図示しない熱交換器で低温となって循環されることで、加熱された放電管21を好適に冷却する。
本発明に係る紫外線照射装置1は、[光量低下判断工程(S260)]で紫外線ランプ2からの紫外線の光量が設定光量値未満になったとき、光センサ72は冷却水Lを介して紫外線ランプ2からの紫外線を受光するので、その光量低下の原因が、ランプ入力不足、もしくは、冷却水Lの純度低下のいずれかである。光量低下の原因が冷却水Lの純度低下による場合、紫外線ランプ2からはワークWの処理に必要な紫外線が照射されているにもかかわらず、その紫外線が冷却水Lによって遮光される。
このため、本発明に係る紫外線照射装置1は、[光量低下判断工程(S260)]後に、冷却水Lの流路31,611に設けた比抵抗計73を制御することにより、光量低下の原因を特定することができる。具体的には、本発明に係る紫外線照射装置1は、[光量低下の原因を判断する工程(S270)]を有することで、比抵抗計73で計測された比抵抗値と設定規定値との比較の結果から、ランプ入力不足による光量低下、もしくは、冷却水Lの純度低下による光量低下のいずれかであることを判断することができる。
光量低下の原因がランプ入力不足であった場合、[フィードバック制御工程(S250)]によって、光センサ72に受光される測定光量を設定光量値以上にすることできる。
また、光量低下の原因が冷却水Lの純度低下であった場合、[純度向上手段63の処理能力向上工程(S290)]によって、冷却水L中の不純物による紫外線の遮光を抑制することができる。
これらによって、本発明に係る紫外線照射装置1は、光量低下の原因に基づいて制御することにより、紫外線ランプ2に過剰にランプ入力されることを防止され、ランプ寿命のばらつきを防止することができる。
なお、上述の制御方法のステップS133とステップ184において、純度向上手段による処理能力向上は、[冷却水L純度判断工程(S220)]又は[光量低下の原因を判断する工程(S270)]の比抵抗値が設定規定値未満である判断の結果、その警告により行なわれれば良く、人間による手動の処理能力向上や機械による自動の処理能力向上のいずれであってもかまわない。
純度向上手段による処理能力向上が手動による場合、本発明に係る紫外線照射装置は、[警告表示工程(S230,280)]を有することで、警告表示手段74である例えば警告ランプやアラームのように、人間の五感を通じて警告を表示し、純度向上手段63による処理能力向上を促すことができる。
なお、[純度向上手段63の処理能力向上工程(S240,S290)]において、ステップS132,S183で循環手段62を停止することを示したが、例えば以下に示す場合、循環手段62の停止を行なわなくてもかまわない。例えば純度向上手段63の内部に2つの流路を具備し、それぞれの流路に例えばイオン交換フィルタが設けられ、配管61の流路611に連通する純度向上手段の内部の流路が2つの流路で機械的に切り替えられる場合、冷却水Lの循環を停止する必要が無い。
また、このように循環手段62を停止することなく、冷却水Lの循環が継続される場合、加熱された放電管21を冷却水Lで冷却することができるので、ステップS182のランプ消灯をしなくてもかまわない。このとき、紫外線ランプ2を定電力点灯させたまま、[純度向上手段63の処理能力向上工程(S290)]を経て、ステップS160に移行する。
上述の実施例において、冷却水Lの純度によって、冷却水Lを透った紫外線の光量が低下することを述べた。このため、冷却水Lの純度に対して、冷却水Lの紫外線透過率が低下することを示す実験を行なった。
本実験には、図1に示す概略構成のような、紫外線ランプ2を水冷する紫外線照射装置1を用いた。
紫外線照射装置1の具体的な構成として、図3を示す。
図3は、紫外線ランプ2の長手方向に沿った断面図である。
本発明に係る紫外線照射装置1は、後述する二重管構造を有する棒状の紫外線ランプ2が光源として用いられる。紫外線ランプ2の外方には、紫外線ランプ2を中心軸に延在するように円筒状のジャケット3が設けられる。これにより、図3に示すように紫外線ランプ2の外周面とジャケット3の内周面の間に、周方向に伸びる流路31が形成される。紫外線ランプ2の外周面に位置する流路31は、紫外線ランプ2を冷却するため、図3に示すように、紫外線ランプ2の長手方向に沿って設けられる。ジャケット3は紫外線を透過する例えば石英ガラスから形成される。
紫外線ランプ2とジャケット3との間に形成された流路31に冷却水Lを供給・排出するため、紫外線ランプ2とジャケット3の両端には、内部に冷却水Lの流路415,425を有したL字状の流路形成部材41,42が配置される。
流路形成部材41,42は、大径の口締め部411,421と小径の口締め部412,422を有しており、各口締め部411,412,421,422にはOリング413,414,423,424が設けられる。紫外線ランプ2の長手方向において、ジャケット3は紫外線ランプ2よりも短い。このため、紫外線ランプ2とジャケット3の両端に配置された流路形成部材41,42は、大径の口締め部411,421のOリング413,423を介してジャケット3の外周面を保持固定し、小径の口締め部412,422のOリング414,424を介して紫外線ランプ2の外周面を保持固定する。これにより、流路形成部材41,42の有する流路415,425は、紫外線ランプ2とジャケット3との間に形成された流路31に連続される。
図3に示した本発明に係る紫外線照射装置1に用いられる紫外線ランプ2は、棒状の放電管21を覆うように棒状の外管22が配置された二重管構造を有する。
放電管21は、発光部211と発光部211の両端に設けられた封止部212とからなる。例えば石英ガラスからなる発光部211の内部214には、水銀などの発光金属と希ガスが封入され、長手方向の両端に一対の例えばタングステンからなる電極231,232が対向配置される。放電管21の封止部212,213は、発光部211の長手方向の両端から伸びる例えば石英ガラスのパイプ体を溶融状態にして内部を減圧することにより形成されたものであり、すなわちシュリンクシール法により形成されたものである。封止部212,213の内部には電極231,232と外部リード251,252とを電気的に接続する例えばモリブデンからなる箔241,242が埋設される。
発光部211の外周面には、直管状の外管22が概略当接するように設けられる。
光照射方向(図3において、紫外線ランプ2からワークWに向かう方向)に対して紫外線ランプ2の背面側には、例えば紫外線ランプ2の長手方向に対して直交する面に沿った断面が放物状の反射面51を有する樋状の反射鏡52が配置される。樋状の反射鏡52は、その焦点を紫外線ランプ2の中心軸に一致させ、紫外線ランプ2の長手方向に沿うように配置される。反射鏡52の反射面51は、例えばチタニア及びシリカなどの異なる反射層を交互に蒸着させて形成した多層膜によって形成される。
本実験においてはワークWは使用しないが、光照射方向(図3において、紫外線ランプ2からワークWに向かう方向)には、ワークステージWSに載置された例えばレジスト等の感光剤が塗布された液晶パネルや半導体素子などのワークWを照射する。
図1に示す光センサ72には、分光放射照度計を用いた。この光センサ72の受光部は、紫外線ランプ2の電極231,232間の中心から径方向に向かって1000mmの位置に、冷却水Lを介して紫外線ランプ2に対向配置された。
図3に示す実験装置1の流路形成部材41,42に連通する配管63には、冷却水Lを循環させた。
本実験では、図1及び図3に示す紫外線照射装置1を用いて、冷却水Lの循環と同時に紫外線ランプ2をランプ点灯させた。
本実験においては、紫外線ランプ2による光量変動を取り除くため、紫外線ランプ2の光出力が安定するランプ点灯開始から10分後に実験を開始し、実験開始(ランプ点灯開始10分後)から1時間の間で実験を終了するようにした。これは、本実験に用いた紫外線ランプ2の光量維持率が、測定波長領域200〜800nmにおいて、1000時間で90%以上であることから、ランプ寿命による光量低下の影響を受けないようにするためである。
本実験に用いた冷却水Lは、比抵抗値が略1MΩ・cmの純度の高い蒸留水(HO)を使用した。
本実験の測定においては、この冷却水Lに純度の低い水道水Lを流入し、その比抵抗値を下げ、下がった比抵抗値のときの光センサ72が受光する光量値を測定した。このとき、純度向上手段63による冷却水L中の不純物除去を行わないようにした。測定した光量値は、200〜250nmの波長領域と250〜800nmの波長領域での積算光量で求めた。
以上の実験条件における実験結果を図4に示した。実験の横軸は、紫外線ランプ2の外方を流れる冷却水Lの比抵抗値である。縦軸は、測定開始時の比抵抗値0.95MΩ・cmにおける光量を「1」とし、各比抵抗値における光量をこれの相対値として示した。
図3では、各比抵抗値における相対値をプロットし、波長領域200〜250nmのものと、250〜800nmのものとに分けて、各波長域におけるプロットを平滑線で結んだ。
実験に使用したランプ電源71による入力電力の変動誤差は±1%であり、光センサ72の測定値誤差は±1%である。すなわち、実験装置1側の原因による光量低下は最大で2%である。このため、相対値が「1」から3%以下、すなわち相対値「0.97」以下においては、その光量低下の原因が冷却水Lの比抵抗値の低下、すなわち冷却水Lの純度の低下に起因すると考えられる。
そこで、図4を見ると、冷却水Lの比抵抗値の低下に伴って波長領域200〜250nmと波長領域250〜800nmのいずれにおいても相対値が低下する。波長領域200〜250nmのときは、比抵抗値が略0.3MΩ・cm以下になると相対値「0.97」以下になり、波長領域250〜800nmのときは、比抵抗値が略0.1MΩ・cmになると相対値「0.97」以下になる。このため、いずれの波長領域においても、光量低下が冷却水Lの純度の低下によっても起きることはあきらかである。
特に、200〜250nmの波長領域においては、冷却水Lの純度低下による光量低下が大きい。このため、本発明における紫外線照射装置1及びその制御方法は、200〜250nmの波長領域をワークの処理に用いる紫外線照射装置1においては、特に効果的である。
さらに、本実験結果からは、図2に示す[光量低下の原因を判断する工程(S230)]において、冷却水Lの純度を判断するための比抵抗値の規定値は、波長領域が200〜250nmのとき0.3MΩ・cm、波長領域が250〜800nmのとき0.1MΩ・cmにすれば、冷却水Lの純度を、紫外線を遮光しない高い純度にすることができる。
以上の実験結果から、特許文献3に係る紫外線照射装置と特許文献1に係るフィードバック制御とを組み合せた場合において、冷却水中の不純物による光量低下が起きることが知られていなかったために、ランプ寿命が短くなったものと考えられる。すなわち、冷却水の不純物による光量低下においても、紫外線照射装置は、フィードバック制御によってランプ入力を向上させ、紫外線の光量を設定光量値以上になるように制御し、このランプ入力が過剰なランプ入力となって、ランプ寿命を短くしていた。
本発明に係る紫外線照射装置及びこれの制御方法は、従来知られていなかった冷却水中の不純物による光量低下という知見に基づいてなされたものである。
このため、従来に係る紫外線照射装置で発生したランプ寿命の低下という問題を、本発明に係る紫外線照射装置及びこれの制御方法は解決することができた。
なお、上述の実験では、図3に示し紫外線照射装置1を用いたがこれに限定されず、本発明に係る紫外線照射装置1及びその制御方法は、光源が紫外線ランプ2であって、その紫外線ランプ2からの紫外線が200〜400nmの波長領域のいずれかにピーク波長を有するものであって、この紫外線が冷却水Lを介してワークWを処理するものに用いることができる。このため、水冷タイプにおいて、間接水冷タイプおよび直接水冷タイプのいずれの紫外線照射装置1においても用いることができる。
また、上述の比抵抗計73は、流路3,415,425,611を流れる冷却水Lの比抵抗値を計測しているが、これは、冷却水L中での「電気の流れやすさ(又は電気の流れにくさ)」を見るためものであり、「電気の流れやすさ」を見るためのものとしては、導電率計もある。導電率計で測定される導電率σは比抵抗値ρとは逆数の関係(下記(1)式を参照)であることから、本発明に係る紫外線照射装置1では、比抵抗計73の換わりに導電率計も用いることができる。
ρ=1/σ・・・・・・(1)
本発明に係る紫外線照射装置の概略構成の説明図である。 本発明に係る紫外線照射装置の制御方法の説明図である。 本発明に係る紫外線照射装置の説明図であり、実験に用いた紫外線照射装置の説明図である。 実験結果の説明図である。 従来に係る紫外線照射装置の概略構成の説明図である。 従来に係る紫外線照射装置の説明図である。
符号の説明
1 紫外線照射装置
11 ランプユニット
12 ワークユニット
2 紫外線ランプ
21 放電管
211 発光部
212 一方の封止部
213 他方の封止部
214 発光部の内部
218 電極間の径方向にある部分
22 外管
231 一方の電極
232 他方の電極
241 一方の箔
242 他方の箔
251 一方の外部リード
252 他方の外部リード
3 ジャケット
31 流路
41 一方の流路形成部材
411 大径の口締め部
412 小径の口締め部
413 Oリング
414 Oリング
415 流路
42 他方の流路形成部材
421 大径の口締め部
422 小径の口締め部
423 Oリング
424 Oリング
425 流路
51 反射面
52 反射鏡
61 配管
611 流路
62 循環手段
63 純度向上手段
7 制御部
71 ランプ電源
711 ランプ入力信号線
712 給電線
72 光センサ
721 光量信号線
73 比抵抗計
731 比抵抗信号線
74 警告表示手段
741 警告信号線
75 警告出力端子
WS ワークステージ
L 冷却水
W ワーク
S110 循環手段開始
S120 冷却水循環
S130 比抵抗値≧設定規定値
S131 冷却水純度異常警告
S132 循環手段停止
S133 純度向上手段の処理力向上
S140 ランプ点灯
S151 ランプ入力向上
S152 測定光量≧設定光量値
S160 定電力点灯
S170 設定光量≧設定光量値
S180 比抵抗値≧設定光量値
S181 冷却水純度異常警告
S182 ランプ消灯
S183 循環手段停止
S184 純度向上手段の処理力向上
S191 ランプ入力≧ランプ入力上限
S192 ランプ入力上限警告
S210 所定時間循環工程
S220 冷却水純度判断工程
S230 警告表示工程
S240 純度向上手段の処理能力向上工程
S250 フィードバック制御工程
S260 光量低下判断工程
S270 光量低下の原因を判断する工程
S280 警告表示工程
S290 純度向上手段の処理能力向上工程

Claims (5)

  1. 一対の電極を対向配置した紫外線ランプと、
    該紫外線ランプの外方に設けた光センサと、
    該一対の電極に電力を入力するランプ電源と、
    該光センサに受光された光量値に基づいてランプ電源を制御する制御部と、
    を備えた紫外線照射装置において、
    冷却水の流路を構成するジャケットを紫外線ランプと光センサとの間に設け、
    該流路に比抵抗計又は導電率計を設け、
    該制御部は該比抵抗計又は導電率計に計測された比抵抗値に基づいて制御を行なう
    ことを特徴とする紫外線照射装置。
  2. 該比抵抗値に基づいて行なう該制御とは、該比抵抗値をあらかじめ設定された規定値と比較し、
    該比抵抗値が規定値未満であれば、警告出力端子を制御し、
    該比抵抗値が規定値以上であれば、該光センサの光量に基づいてランプ電源を制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の紫外線照射装置。
  3. 該制御部に、該比抵抗値が規定値未満であることを表示する警告表示手段を設けた
    ことを特徴とする請求項2に記載の紫外線照射装置。
  4. 該あらかじめ設定された規定値は、該光センサが受光するピーク波長が250nm未満のとき0.3MΩ・cm、又は、該光センサが受光するピーク波長が250nm以上のとき0.1MΩ・cmである
    ことを特徴とする請求項2に記載の紫外線照射装置。
  5. 一対の電極を対向配置した紫外線ランプと、
    該紫外線ランプの外方に設けた光センサと、
    該一対の電極に電力を入力するランプ電源と、
    該光センサに受光された光量値に基づいてランプ電源を制御する制御部と、
    を備えた紫外線照射装置の制御方法において、
    該光センサが受光した光量値と設定光量値とを比較する工程と、
    該光量値が設定光量値未満のとき、該ジャケットに流入する冷却水の比抵抗値とあらかじめ設定された規定値とを比較する工程と、
    比抵抗値とあらかじめ設定された規定値との比較の結果に基づいて、以下の(イ)又は(ロ)の工程を選択する
    (イ)該比抵抗値が規定値未満であれば、警告を警告出力端子に出力する工程と、
    (ロ)該比抵抗値が規定値以上であれば、該光センサの光量に基づいてランプ電源を制御する工程と、
    を有することを特徴とする紫外線照射装置の制御方法。
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