JP2009248628A - 車両制御システム - Google Patents
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Abstract
【課題】通常の車両使用時においては車両のドライバがシフトレバーをパーキング位置に戻さずに降車することを有効に防止しつつ、貨車輸送時に警告動作が継続されることによるバッテリ上がりの問題を回避することができる車両制御システムを提供する。
【解決手段】シフト位置がパーキング以外の位置で車両のエンジンが停止したときに、車載機2が、センターコンソール付近に2つの携帯機1が存在するか否かを判定し、センターコンソール付近に2つの携帯機1が存在する場合には、警告表示部27による警告を停止させる。
【選択図】図3
【解決手段】シフト位置がパーキング以外の位置で車両のエンジンが停止したときに、車載機2が、センターコンソール付近に2つの携帯機1が存在するか否かを判定し、センターコンソール付近に2つの携帯機1が存在する場合には、警告表示部27による警告を停止させる。
【選択図】図3
Description
本発明は、車内に携帯機が存在することを車載機が検知して車両のエンジン始動を許可するとともに、シフト位置がパーキング以外の位置で車両のエンジンが停止した場合に車載機が警告を行う車両制御システムに関する。
従来、車両に搭載された車載機とユーザが携帯する携帯機との間で無線通信を行って、携帯機から送信された識別情報を用いて車載機が認証処理を行い、正規のユーザと認識された場合に車両ドアのロック/アンロックやエンジン始動などの所定の動作を許可する車両制御システムが知られている。また、この種の車両制御システムとしては、車両のドライバがシフトレバーをパーキング位置に戻さずに降車することを防止するために、シフトレバーがパーキング以外の位置にある状態でドライバが降車しようとする状況を検知したときに警告動作を行うものも知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平11−280316号公報
ところで、車両を貨車輸送する際には、オートマチックトランスミッションのパーキングロック機構を保護するために、シフトレバーをニュートラルの位置にして輸送することが行われる。このため、特許文献1に記載されている車両制御システムを搭載した車両では、輸送中に警告動作が継続的に行われてバッテリ上がりを招いてしまう懸念がある。
本発明は、以上の問題点を解決すべく創案されたものであって、通常の車両使用時においては車両のドライバがシフトレバーをパーキング位置に戻さずに降車することを有効に防止しつつ、貨車輸送時に警告動作が継続されることによるバッテリ上がりの問題を回避することができる車両制御システムを提供することを目的としている。
本発明は、シフト位置がパーキング以外の位置で車両のエンジンが停止したときに、車載機が、車内の所定位置に複数の携帯機が存在するか否かを判定して、車内の所定位置に複数の携帯機が存在する場合には警告動作を停止することにより、上述した課題を解決する。
本発明によれば、シフト位置がパーキング以外の位置で車両のエンジンが停止した場合であっても、車内の所定位置に複数の携帯機が存在する場合には警告動作が停止されるので、通常の車両使用時においては車両のドライバがシフトレバーをパーキング位置に戻さずに降車することを有効に防止しつつ、貨車輸送時には警告動作が継続されることによるバッテリ上がりの問題を有効に回避することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明を適用した車両制御システムの構成を示すブロック図である。この車両制御システムは、車両のドライバが携帯可能な携帯機1と、車両に搭載された車載機2との間で無線通信を行い、車載機2が正規の携帯機1を車内で検知した場合に車両のエンジン始動を許可するものである。また、この車両制御システムは、シフト位置がパーキング以外の位置で車両のエンジンが停止したときに、車載機2がシフトレバーをパーキング位置に戻すことを車両のドライバに促すための警告動作を行う機能も備えている。なお、図1においては1つの携帯機1のみを図示しているが、この車載制御システムが搭載された車両が貨車輸送される際には、2つの携帯機1が車内のセンターコンソールに設けられたコンソールボックス内に収納される。
図1は、本発明を適用した車両制御システムの構成を示すブロック図である。この車両制御システムは、車両のドライバが携帯可能な携帯機1と、車両に搭載された車載機2との間で無線通信を行い、車載機2が正規の携帯機1を車内で検知した場合に車両のエンジン始動を許可するものである。また、この車両制御システムは、シフト位置がパーキング以外の位置で車両のエンジンが停止したときに、車載機2がシフトレバーをパーキング位置に戻すことを車両のドライバに促すための警告動作を行う機能も備えている。なお、図1においては1つの携帯機1のみを図示しているが、この車載制御システムが搭載された車両が貨車輸送される際には、2つの携帯機1が車内のセンターコンソールに設けられたコンソールボックス内に収納される。
携帯機1は、いわゆる電子キーとして構成されるものであり、車載機2からのリクエスト信号に応じて当該携帯機1の識別情報を送信する。具体的には、この携帯機1は、マイクロコンピュータ等を用いて実現される制御部10を備え、この制御部10にLF受信部11とRF送信部12とが接続されている。LF受信部11は、後述するように、車載機2から出力されるリクエスト信号を含むLF帯の電波を受信アンテナ11Aにて受信し、このLF電波からリクエスト信号を取り出して制御部10に供給する。制御部10は、LF受信部11からリクエスト信号が供給されると、RF送信部12を起動するとともに、内部の不揮発性メモリなどに保持している当該携帯機1の識別情報を読み出して、この携帯機1の識別情報をRF送信部12に供給する。RF送信部12は、制御部10から携帯機1の識別情報が供給されると、この携帯機1の識別情報をRF帯の電波に重畳して送信アンテナ12Aから出力する。
車載機2は、ECU(電子制御装置)などを用いて実現される制御部20を中心として、この制御部20に、LF送信部21、RF受信部22、エンジン始動スイッチ23、ブレーキ検知スイッチ24、エンジン制御部25、シフト位置センサ26、警告表示部27がそれぞれ接続されて構成される。
LF送信部21は、制御部20による制御に従って、携帯機1に対して識別情報の送信を要求するためのリクエスト信号を重畳したLF帯の電波を、車内送信用アンテナ21A,21Bから車内の所定の検知エリアに出力する。ここで、車内送信用アンテナ21Aは、図2に示すように、車内のセンターコンソール近傍に設置されており、この車内送信用アンテナ21Aからは、車内の前席側の検知エリアA1に対してリクエスト信号を重畳したLF電波が出力される。一方、車内送信用アンテナ21Bは車内の後部座席側に設置されており、この車内送信用アンテナ21Bからは、車内の後部座席側の検知エリアA2に対してリクエスト信号を重畳したLF電波が出力される。
RF受信部22は、リクエスト信号の応答として携帯機1から出力される識別情報を含むRF帯の電波を車内受信用アンテナ22Aにて受信し、このRF電波から携帯機1の識別情報を取り出して制御部20に供給する。ここで、車内受信用アンテナ22Aは、例えばルームミラーに内蔵されており、携帯機1が前席側の検知エリアA1と後部座席側の検知エリアA2のいずれに存在しているときでも、携帯機1からのRF電波を十分に受信可能なアンテナ感度が確保されている。
エンジン始動スイッチ23は、車内の運転席近傍に設置されてドライバにより押圧操作されるプッシュスイッチであり、ドライバに押圧操作されることに応じて制御部20に対して操作信号を出力する。
ブレーキ検知スイッチ24は、車両のドライバによるブレーキペダルの操作を検知するスイッチである。ドライバがブレーキペダルを操作すると、そのブレーキ操作がブレーキ検知スイッチ24により検知され、制御部10に対して検知信号が出力される。
エンジン制御部25は、制御部20からの制御指令に従って、車両のエンジン始動・停止を制御する。すなわち、このエンジン制御部25は、制御部20からエンジン始動を指示する制御指令が入力されると、図示しないセルモータを駆動してエンジンを始動させ、制御部20からエンジン停止を指示する制御指令が入力されると、エンジンの作動を停止させる。
シフト位置センサ26は、車両のシフトレバーの位置を検知してその検知信号を制御部20に対して出力する。制御部20は、このシフト位置センサ26からの検知信号により、車両のシフト位置を認識できるようになっている。
警告表示部27は、制御部20による制御に従って、車両のシフト位置がパーキング以外の位置で車両のエンジンが停止した場合に、車両のドライバに対してシフト位置をパーキングに戻すことを促す警告を表示する。
以上のように構成される車載機2は、車両のエンジン停止中にドライバよってブレーキペダルが踏まれた状態でエンジン始動スイッチ23が押圧操作されたときに、車内に正規の携帯機1が存在するか否かを判断し、車内に正規の携帯機1が存在する場合に車両のエンジン始動を許可する。すなわち、車両のエンジン停止中にドライバよってブレーキペダルが踏まれた状態でエンジン始動スイッチ23が押圧操作されると、制御部20に、ブレーキ検知スイッチ24からの検知信号と、エンジン始動スイッチ23からの操作信号とが入力される。制御部20は、車両のエンジン停止中にこれらの信号が入力されると、LF送信部21を起動するとともに、このLF送信部21に、携帯機1に対して識別情報の送信を要求するためのリクエスト信号を供給する。LF送信部21は、制御部20からリクエスト信号が送られてくると、このリクエスト信号をLF帯の電波に重畳して、車内送信用アンテナ21A,21Bから車内の所定の検知エリアA1,A2に出力する。
このとき、車内の所定の検知エリアA1,A2に携帯機1が存在すれば、この携帯機1によりリクエスト信号が受信され、その応答として、携帯機1から当該携帯機1の識別情報を重畳したRF電波が出力される。そして、この携帯機1から出力されたRF電波は、RF受信部22により受信される。RF受信部22は、携帯機1から出力されたRF電波を受信すると、このRF電波から携帯機1の識別情報を取り出して制御部20に供給する。そして、制御部20は、リクエスト信号の応答として携帯機1から送られてきた識別情報を、内部の不揮発性メモリなどに予め保持している正規の携帯機の識別情報と照合し、識別情報が一致する場合に、車内の所定の検知エリアA1,A2に存在する携帯機1は正規の携帯機であると判断して、エンジン制御部25に対してエンジン始動を指示する制御指令を出力する。これにより、エンジン制御部25によりセルモータが駆動され、車両のエンジンが始動する。
また、車載機2は、車両のシフト位置がパーキング以外の位置で車両のエンジンが停止したときに、車載機2がシフトレバーをパーキング位置に戻すことを車両のドライバに促すための警告動作を行う。すなわち、車両のエンジン作動中にドライバよってブレーキペダルが踏まれた状態でエンジン始動スイッチ23が押圧操作されると、制御部20に、ブレーキ検知スイッチ24からの検知信号と、エンジン始動スイッチ23からの操作信号とが入力される。制御部20は、車両のエンジン作動中にこれらの信号が入力されると、エンジン制御部25に対してエンジン停止を指示する制御指令を出力して、車両のエンジンを停止させる。また、このとき制御部20は、シフト位置センサ26からの検知信号を入力し、シフト位置がパーキング位置にあるかどうかを判断する。そして、シフト位置がパーキング以外の位置にある場合には、警告表示部27を作動させて、シフトレバーをパーキング位置に戻すことを車両のドライバに促すための警告を表示させる。
この警告表示部27による警告は、車両のドライバがシフトレバーをパーキング位置に戻さずに降車することを防止して、車両が不安定な状態で停車しないようにする上で非常に有効である。しかしながら、車両を貨車輸送する際には、オートマチックトランスミッションのパーキングロック機構の保護などの観点から、シフトレバーをニュートラルの位置にして輸送することが行われるため、輸送中に警告表示部27による警告が継続的に行われることで車両のバッテリ上がりを招いてしまう懸念がある。
このため、車両を貨物輸送する際には、警告表示部27による警告を停止させることが望まれる。そこで、本実施形態の車両制御システムにおいては、車両の貨車輸送時には2つの携帯機1が車内のセンターコンソールに設けられたコンソールボックス内に収納される点に着目し、シフト位置がパーキング以外の位置で車両のエンジンが停止したときに、車載機2が、センターコンソール付近に2つの携帯機1が存在するか否かを判定し、センターコンソール付近に2つの携帯機1が存在する場合には、警告表示部27による警告を停止させるようにしている。
図3は、本実施形態の車両制御システムにおいて、車両のエンジン停止時に車載機2により実施される処理の一例を示すフローチャートである。以下、この図3のフローチャートに沿って、本実施形態の車両制御システムにおいて特徴的なエンジン停止時における車載機2の動作について説明する。
車両のエンジンが停止すると、まず、制御部20が、シフト位置センサ26からの検知信号を入力して(ステップS101)、車両のシフト位置がパーキング位置になっているかどうかを確認する(ステップS102)。そして、車両のシフト位置がパーキング以外の位置であれば、警告表示部27を作動させて、この警告表示部27による警告表示を開始させる(ステップS103)。一方、車両のシフト位置がパーキング位置になっていれば、そのまま処理を終了する。
次に、制御部20は、LF送信部21を起動するとともにその動作を制御して、車内のセンターコンソール近傍に設置された車内送信用アンテナ21Aのみから、リクエスト信号を重畳したLF電波を出力させる。このとき、LF送信部21は、制御部20の制御に従って車内送信用アンテナ21Aからの信号出力強度、つまり、車内送信用アンテナ21Aから出力するLF電波の電波強度を調整することで、図2に示した前席側の検知エリアA1を、図4に示すようにセンターコンソール付近に絞り込んで、このセンターコンソール付近の検知エリアA3のみにLF電波が出力されるようにする(ステップS104)。
そして、制御部20は、このリクエスト信号の応答として、2つの携帯機1からの識別情報を含むRF信号をRF受信部22にて受信したか否かにより、センターコンソール付近の検知エリアA3に2つの携帯機1が存在するか否かを判定する(ステップS105)。そして、センターコンソール付近に2つの携帯機1が存在すると判定した場合には、警告表示部27による警告表示を停止させて(ステップS106)、一連の処理を終了する。一方、センターコンソール付近に2つの携帯機1が存在しないと判定した場合には、警告表示部27による警告表示を継続させたまま、一連の処理を終了する。
以上、具体的な例を挙げながら説明したように、本実施形態の車両制御システムによれば、シフト位置がパーキング以外の位置で車両のエンジンが停止したときに、車載機2が、センターコンソール付近に2つの携帯機1が存在するか否かを判定し、センターコンソール付近に2つの携帯機1が存在する場合には、警告表示部27による警告を停止させるようにしている。したがって、車両の貨車輸送時に、2つの携帯機1をセンターコンソールのコンソールボックス内に収納した状態で、シフト位置をパーキング以外の位置にしてエンジンを停止した場合には、警告表示部27による警告表示が停止されるので、通常の車両使用時においては車両のドライバがシフトレバーをパーキング位置に戻さずに降車することを有効に防止しつつ、貨車輸送時には警告動作が継続されることによるバッテリ上がりの問題を有効に回避することができる。
また、この車両制御システムによれば、センターコンソール付近に2つの携帯機1が存在するか否かを判定する際に、車載機2が、LF送信部21のセンターコンソール近傍に設置された車内送信用アンテナ21Aからの信号出力強度を調整して、携帯機1の検知エリアをセンターコンソール付近に絞り込むようにしているので、センターコンソール付近に存在する携帯機1を確実に検知することができ、高精度の判定を行うことができる。
[第2の実施形態]
次に、本発明を適用した車両制御システムの第2の実施形態について説明する。本実施形態の車両制御システムは、上述した第1の実施形態の変形例であり、センターコンソール付近に1つの携帯機1のみが存在すると判定した場合に、警告表示部27による警告表示を行いながらエンジンの再始動の操作がなされるか否かを監視し、エンジン再始動の操作がなされないまま所定の監視時間が経過したときに、警告表示部27による警告表示を停止させるようにしたものである。なお、車両制御システムの構成および動作の基本部分は上述した第1の実施形態と同様であるので、以下、第1の実施形態と同様の部分については重複する説明を省略し、本実施形態に特徴的な部分についてのみ説明する。
次に、本発明を適用した車両制御システムの第2の実施形態について説明する。本実施形態の車両制御システムは、上述した第1の実施形態の変形例であり、センターコンソール付近に1つの携帯機1のみが存在すると判定した場合に、警告表示部27による警告表示を行いながらエンジンの再始動の操作がなされるか否かを監視し、エンジン再始動の操作がなされないまま所定の監視時間が経過したときに、警告表示部27による警告表示を停止させるようにしたものである。なお、車両制御システムの構成および動作の基本部分は上述した第1の実施形態と同様であるので、以下、第1の実施形態と同様の部分については重複する説明を省略し、本実施形態に特徴的な部分についてのみ説明する。
図5は、本実施形態の車両制御システムにおいて、車両のエンジン停止時に車載機2により実施される処理の一例を示すフローチャートである。
この図5におけるステップS201〜S203の処理は、図3に示した第1の実施形態のフローにおけるステップS101〜S103と同じである。すなわち、本実施形態においても、車両のエンジンが停止すると、まず、制御部20が、シフト位置センサ26からの検知信号を入力して(ステップS201)、車両のシフト位置がパーキング位置になっているかどうかを確認する(ステップS202)。そして、車両のシフト位置がパーキング以外の位置であれば、警告表示部27を作動させて、この警告表示部27による警告表示を開始させる(ステップS203)。一方、車両のシフト位置がパーキング位置になっていれば、そのまま処理を終了する。
次に、本実施形態では、制御部20がLF送信部21を起動するとともにその動作を制御して、車内のセンターコンソール近傍に設置された車内送信用アンテナ21Aと、車内の後部座席側に設置された車内送信用アンテナ21Bとの双方から、前席側の検知エリアA1および後部座席側の検知エリアA2にリクエスト信号を重畳したLF電波を出力させる(ステップS204)。そして、制御部20は、このリクエスト信号の応答として、2つの携帯機1からの識別情報を含むRF信号をRF受信部22にて受信したか否かにより、車内に2つの携帯機1が存在するか否かを判定する(ステップS205)。ここで、車内に2つの携帯機1が存在しないと判定した場合は、警告表示部27による警告表示を継続させたまま、一連の処理を終了する。
一方、車内に2つの携帯機1が存在すると判定した場合には、制御部20は、LF送信部21の動作を制御して、前席側の検知エリアA1を第1の実施形態で説明したようにセンターコンソール付近の検知エリアA3に絞り込んで、車内送信用アンテナ21Aからこのセンターコンソール付近の検知エリアA3のみに、リクエスト信号を重畳したLF電波が出力させるようにする(ステップS206)。そして、制御部20は、このリクエスト信号の応答として、2つの携帯機1からの識別情報を含むRF信号をRF受信部22にて受信したか否かにより、センターコンソール付近の検知エリアA3に2つの携帯機1が存在するか否かを判定する(ステップS207)。ここで、センターコンソール付近に2つの携帯機1が存在すると判定した場合には、ステップS211に処理を移行して、警告表示部27による警告表示を停止させ、一連の処理を終了する。
一方、センターコンソール付近に2つの携帯機1が存在しないと判定した場合には、次に、センターコンソール付近に1つの携帯機1が存在するか否かを判定し(ステップS208)、センターコンソール付近に携帯機1が1つも存在しないと判定した場合には、警告表示部27による警告表示を継続させたまま、一連の処理を終了する。一方、センターコンソール付近に1つの携帯機1のみが存在すると判定した場合には、所定の監視時間の間に車両のドライバによりエンジンを再始動させる操作がなされたか否かを監視して(ステップS209、ステップS210)、エンジン再始動の操作がなされることなく所定の監視時間が経過したときに(ステップS210でYES)、ステップS211に処理を移行して警告表示部27による警告表示を停止させ、一連の処理を終了する。
以上、具体的な例を挙げながら説明したように、本実施形態の車両制御システムによれば、センターコンソール付近に1つの携帯機1のみが存在すると判定した場合に、警告表示部27による警告表示を行いながらエンジンの再始動の操作がなされるか否かを監視し、エンジン再始動の操作がなされないまま所定の監視時間が経過したときに、警告表示部27による警告表示を停止させるようにしている。したがって、車両の貨車輸送時に、センターコンソールのコンソールボックス内には1つの携帯機1のみを収納し、もう1つの携帯機1を車内の離れた位置においた状態で、シフト位置をパーキング以外の位置にしてエンジンを停止した場合であっても、警告表示部27による警告表示が停止させることができ、貨車輸送時に警告動作が継続されることによるバッテリ上がりの問題をより有効に回避することができる。
なお、以上説明した第1および第2の実施形態は、本発明の一適用例を例示したものであり、本発明の技術的範囲が以上の各実施形態で説明した内容に限定されることを意図するものではない。つまり、本発明の技術的範囲は、以上の各実施形態で開示した具体的な技術事項に限らず、この開示から容易に導きうる様々な変形、変更、代替技術なども含むものである。
例えば、上述した第1および第2の実施形態では、センターコンソール付近に2つの携帯機1が存在するか否かを判定する際に、車載機2が、LF送信部21のセンターコンソール近傍に設置された車内送信用アンテナ21Aからの信号出力強度を調整して、携帯機1の検知エリアをセンターコンソール付近に絞り込むようにしているが、これに代えて、例えば、RF受信部22が受信した携帯機1からのRF電波の強度やリクエスト信号に対する応答速度などに基づいて携帯機1の位置を推定し、その携帯機1の位置の推定結果をもとに、センターコンソール付近に2つの携帯機1が存在するか否かを判定するようにしてもよい。
また、上述した第1および第2の実施形態では、車両の貨車輸送時に2つの携帯機1が車内のセンターコンソールに設けられたコンソールボックス内に収納されることを前提としたが、車両の貨車輸送時に車内の別の場所に2つの携帯機1を収納するようにした場合であっても、例えばリクエスト信号を重畳する電波に指向性を持たせて、これら2つの携帯機1が収納された場所を検知エリアに設定できるようにすれば、上述した例と同様に、車両の貨車輸送時であるかどうかの判断が可能である。
また、上述した第1および第2の実施形態では、車載機2の警告動作として警告表示部27による警告表示を行う例を例示したが、この警告表示に代えて、あるいは警告表示とともに、ブザーの鳴動などの音声による警告を行うようにしてもよい。
1 携帯機
2 車載機
20 制御部
21 LF送信部
21A,21B 車内送信用アンテナ
22 RF受信部
22A 車内受信用アンテナ
23 エンジン始動スイッチ
24 ブレーキ検知スイッチ
25 エンジン制御部
26 シフト位置センサ
27 警告表示部
2 車載機
20 制御部
21 LF送信部
21A,21B 車内送信用アンテナ
22 RF受信部
22A 車内受信用アンテナ
23 エンジン始動スイッチ
24 ブレーキ検知スイッチ
25 エンジン制御部
26 シフト位置センサ
27 警告表示部
Claims (3)
- 車内に携帯機が存在することを車載機が検知して車両のエンジン始動を許可するとともに、シフト位置がパーキング以外の位置で車両のエンジンが停止した場合に前記車載機が警告を行う車両制御システムにおいて、
前記車載機が、シフト位置がパーキング以外の位置で車両のエンジンが停止したときに、車内の所定位置に複数の携帯機が存在するか否かを判定し、車内の所定位置に複数の携帯機が存在する場合には前記警告動作を停止することを特徴とする車両制御システム。 - 前記車載機は、前記所定位置の近傍に設置されたアンテナからの信号出力強度を調整することで、携帯機の検知エリアを前記所定位置に限定して、前記所定位置に複数の携帯機が存在するか否かを判定することを特徴とする請求項1に記載の車両制御システム。
- 前記車載機は、前記所定位置に1つの携帯機のみが存在すると判定した場合には、所定の監視時間の間、前記警告動作を行いながらエンジン再始動の操作がなされるか否かを監視し、エンジン再始動の操作がないまま前記監視時間が経過したときに、前記警告動作を停止することを特徴とする請求項1又は2に記載の車両制御システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008095975A JP2009248628A (ja) | 2008-04-02 | 2008-04-02 | 車両制御システム |
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JP (1) | JP2009248628A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011183881A (ja) * | 2010-03-05 | 2011-09-22 | Yupiteru Corp | 車載用電子機器及びプログラム |
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2008
- 2008-04-02 JP JP2008095975A patent/JP2009248628A/ja active Pending
Cited By (1)
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JP2011183881A (ja) * | 2010-03-05 | 2011-09-22 | Yupiteru Corp | 車載用電子機器及びプログラム |
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