JP2009247102A - 低エネルギー車 - Google Patents
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Abstract
【課題】自動車の走行中に無駄に消費される振動エネルギーを電気に変換し、それを走行に補助的に利用して、走行エネルギーの効率の向上を果たすことのできる低エネルギー車を提供する。
【解決手段】モーターで走行する機能を備えた自動車におけるタイヤと車体との間に介在されるコイルスプリングとシヨックアブソーバとからなるサスペンションにおいて、コイルスプリングの上端にリニア発電装置の固定子側と可動子側とのいずれか一方を取り付け、下端にはその他方を取り付け、固定子側と可動子側とのいずれか一方が鉄心にコイルが巻かれてなり、他方が永久磁石または電磁石であって、その固定子側と可動子側とが相互に差し合う筒形に形成され、コイルスプリングの伸縮に伴う固定子側と可動子側との相対的摺動により発生した電気を前記モーターを駆動する補助としてバッテリーに蓄電するように構成した。
【選択図】 図1
【解決手段】モーターで走行する機能を備えた自動車におけるタイヤと車体との間に介在されるコイルスプリングとシヨックアブソーバとからなるサスペンションにおいて、コイルスプリングの上端にリニア発電装置の固定子側と可動子側とのいずれか一方を取り付け、下端にはその他方を取り付け、固定子側と可動子側とのいずれか一方が鉄心にコイルが巻かれてなり、他方が永久磁石または電磁石であって、その固定子側と可動子側とが相互に差し合う筒形に形成され、コイルスプリングの伸縮に伴う固定子側と可動子側との相対的摺動により発生した電気を前記モーターを駆動する補助としてバッテリーに蓄電するように構成した。
【選択図】 図1
Description
この発明は、自動車が走行中に無駄に放出されることになる振動エネルギーを電気エネルギーとして蓄積し、それを走行エネルギーとして補助的に活用することのできる低エネルギー車に関する。
自動車が走行するエネルギーとして利用されている石油がいずれは枯渇することは避けられないこと、また、石油の消費が地球の大気汚染及び温暖化現象の原因となっていることに加え、石油の高騰が続いていることもあって、これらの問題を解決した低燃費、低公害となる次世代自動車の開発が急ピッチで進められている。
このような次世代自動車としては、バッテリーを搭載し家庭の電源も利用できる電気自動車、メタノールを燃料とするメタノール自動車、天然ガスを燃料とするトラック等に実用化されている天然ガス自動車、エンジンとモーター等の複数の動力源あるいはエネルギー源を組み合わせて走行するハイブリッド自動車、液体水素を充填し空気中の酸素との結合により電気を生み出す装置を搭載した燃料電池自動車等を挙げることができる。
上記のいずれの自動車においても、低燃費、つまり消費燃料や消費電力の効率的な利用が非常に重要な研究課題となっている。特に、ガソリンや軽油に依存しない場合であると、それに代わる動力源としての電気や液体水素の蓄積量に限界が大きいため、一定量での走行距離を延ばすようエネルギーの無駄を省く極限の努力がなされている。その例としては、ブレーキにより消失するエネルギーをバッテリーに蓄積し、それを走行エネルギーに利用するものとして現実化している。
これは通常の回転形の発電機の制動機能をブレーキに利用するものであるので、車の回転を制御することで発電が得られるものであるが、自動車の走行においては、振動のように直線運動が従来見逃されていた。
この発明は、上記のような実情に鑑みて、自動車の走行中に無駄に消費される振動エネルギーを電気に変換し、それを走行に補助的に利用して、走行エネルギーの効率の向上を果たすことのできる低エネルギー車を提供することを課題とした。
上記の課題を解決するために、この発明は、モーターで走行する機能を備えた自動車におけるタイヤと車体との間に介在されるコイルスプリングとシヨックアブソーバとからなるサスペンションにおいて、コイルスプリングの上端にリニア発電装置の固定子側と可動子側とのいずれか一方を取り付け、下端にはその他方を取り付け、固定子側と可動子側とのいずれか一方が鉄心にコイルが巻かれてなり、他方が永久磁石または電磁石であって、その固定子側と可動子側とが相互に差し合う筒形に形成され、コイルスプリングの伸縮に伴う固定子側と可動子側との相対的摺動により発生した電気を前記モーターを駆動する補助としてバッテリーに蓄電するように構成したことを特徴とする低エネルギー車を提供するものである。
低エネルギー車を上記のように構成したから、走行中に路面の凹凸によりタイヤのアームと車体とが相対的に上下することにより、リニア発電装置の固定子側と可動子側とが相互に上下に移動するため、リニア発電装置として、コイルに電気が発生するが、磁石がN極とS極とに交互に配列され、それに対応するピッチで鉄心にコイルが交互に配列されているので、少しの移動によってもピッチを越える移動となって電気が発生するとともに、ピッチを合わせた総和の電力量が得られ、これがバッテリーに蓄積され、自動車を走行させるモーターに補助的に供給される。また、電気の発生に伴い固定子側と可動子側との間の動きが制動される結果、これがシヨックアブソーバの機能を果たすことにもなる。
なお、リニア発電装置(リニア発電機)とは、回転式モーターを切り開いて可動部分が直線運動をするリニアモーターとなる説明がなされる場合を引き合いに出すと、そのリニアモーターと基本的に同じ構造となるものであって、直線運動で電気を発生できる装置である。自動車の上下振動は大きなエネルギーであるから、これによって微細な動きを捉えても大きな電力が得られる。
以上説明したように、この発明によれば、タイヤのアームと車体との間の僅かな往復の動きであるが、極めて大きく且つ継続的な動きを電気に変えることにより、走行に要する燃費や電力を節減できるため、消費エネルギーが少なく地球環境にも優しい低エネルギー車を提供することができるという優れた効果がある。
次に、この発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1および図2は一実施の形態を示したもので、その低エネルギー車は、普通の自動車と同様に、各タイヤ1,1,・・について振動を緩和するサスペンション3,3,・・が装備される。車の種類としては、電気自動車、ハイブリッド自動車、燃料電池自動車等のように電力で走行する機能を有する自動車に適している。各サスペンション3,3,・・についてリニア発電装置5,5,5,5を備えたためで、それらの自動車が電気を蓄電するバッテリー6および電力で駆動するモーター(図示省略)を装備してからである。
サスペンション3は、シヨックアブソーバ7とコイルスプリング9との組み合わせた一体型であって(図2)、そのシヨックアブソーバ7が、シリンダー11とそれに挿入されるピストンロッド13とからなり、シリンダー11の上端部にスプリング受けとして鍔状の掛止部15が設けられ、ピストンロッド13の上端には車体に接続されるマウント部材17が設けられ、掛止部15とマウント部材17との間にコイルスプリング9が圧縮して介在されている。
各サスペンション3,3,・・において、リニア発電装置5は、マウント部材17に固定子側19が、掛止部15に可動子側21が取り付けられ、固定子側19と可動子側21とが相互に差し合う筒形に形成されている。固定子側19と可動子側21との相互間の構成はさまざまとなるが、固定子側19には電磁石が、可動子側21に永久磁石が用いられる。
図3および図4は、リニア発電装置5を原理的に説明するために提示したもので、可動子側21には、固定子側19の対面に強力磁石26のN極とS極が交互に配列され、その配列に対応して固定子側19の対面には鉄心22に凹溝23,23,・・を配列し、それにコイル24が巻き込まれた構造であって、固定子側19と可動子側21との相互の移動Pにより、コイル24に電流が流れ、それが整流されてバッテリー6に供給される。
図1に示すように、各サスペンション3,3,・・は、シリンダー11の下端でタイヤ1の軸側としてのアームに取り付けられ、上端のマウント部材17で車体の荷重を受けているので、走行中におけるタイヤ1と車体との間の上下振動はコイルスプリング9とシヨックアブソーバ7とにより吸収される。つまり、掛止部15とマウント部材17との間が伸縮するので、その間の移動Pによりコイルに電流が発生するが、凹溝23と凹溝23との間にピッチ毎に電流が発生するため、少しの移動により総和として多くの電力が発生する。
また、コイル24に電気が発生するのと同時に移動Pに抵抗が発生し、これは制動であるから、リニア発電装置5は、シヨックアブソーバ7の補助として、又はこれに代わるものとして機能することもできる。つまり、シヨックアブソーバ7を省くことも可能となるものである。シヨックアブソーバ7はコイルスプリング9の伸縮の繰り返しを制御する機能を有するもので、これに代わり得るからである。
図5は、コイルスプリング9に対してシヨックアブソーバ7が独立している場合を示したもので、コイルスプリング9の下端にアーム27に固定されるベース材28を取り付け、上端に車体に接続される天材29を取り付け、その間にコイルスプリング9を圧縮して介在させ、ベース材28に可動子側21が、天材29に固定子側19が取り付けられる。その間の関係は上記実施形態と同じである。
1 タイヤ
3 サスペンション
5 リニア発電装置
6 バッテリー
7 シヨックアブソーバ
9 スプリング
19 固定子側
21 可動子側
22 鉄心
24 コイル
26 磁石
3 サスペンション
5 リニア発電装置
6 バッテリー
7 シヨックアブソーバ
9 スプリング
19 固定子側
21 可動子側
22 鉄心
24 コイル
26 磁石
Claims (1)
- モーターで走行する機能を備えた自動車におけるタイヤと車体との間に介在されるコイルスプリングとシヨックアブソーバとからなるサスペンションにおいて、コイルスプリングの上端にリニア発電装置の固定子側と可動子側とのいずれか一方を取り付け、下端にはその他方を取り付け、固定子側と可動子側とのいずれか一方が鉄心にコイルが巻かれてなり、他方が永久磁石または電磁石であって、その固定子側と可動子側とが相互に差し合う筒形に形成され、コイルスプリングの伸縮に伴う固定子側と可動子側との相対的摺動により発生した電気を前記モーターを駆動する補助としてバッテリーに蓄電するように構成したことを特徴とする低エネルギー車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008089807A JP2009247102A (ja) | 2008-03-31 | 2008-03-31 | 低エネルギー車 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008089807A JP2009247102A (ja) | 2008-03-31 | 2008-03-31 | 低エネルギー車 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009247102A true JP2009247102A (ja) | 2009-10-22 |
Family
ID=41308414
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008089807A Pending JP2009247102A (ja) | 2008-03-31 | 2008-03-31 | 低エネルギー車 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2009247102A (ja) |
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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CN110594113A (zh) * | 2019-07-24 | 2019-12-20 | 杨亦勇 | 基于单串联式液压振动回路的共振发电分布式架构 |
KR20210043199A (ko) * | 2019-10-11 | 2021-04-21 | 주식회사화신 | 서스펜션용 발전장치 |
-
2008
- 2008-03-31 JP JP2008089807A patent/JP2009247102A/ja active Pending
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