JP2009245819A - 積層式電池、積層電極体群作製冶具及びその冶具を用いた積層式電池の製造方法 - Google Patents

積層式電池、積層電極体群作製冶具及びその冶具を用いた積層式電池の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】多数の電池を用いて組電池化を行なう際、集電端子間の電気的な接続を円滑に行なうことができることにより、信頼性や生産性の向上を図ることができる積層式電池、積層電極体群作製冶具及びその冶具を用いた積層式電池の製造方法を提供することを目的としている。
【解決手段】両集電端子15、16が突出する部位に存在するラミネート外装体25の内側面と積層電極体10との間に存在する空間内には、積層電極体10の幅と略同一の長さであって両端が積層電極体10の両側面と略同位置に存在するスペーサ30が配置されており、且つ、両集電端子15、16には位置合わせ用貫通孔15a、16aが形成される一方、スペーサ30における位置合わせ用貫通孔15a、16aに対応する位置には、当該貫通孔15a、16aに嵌る位置合わせ用突起32c、33cが設けられていることを特徴とする。
【選択図】図8

Description

本発明は、例えば、ロボット、電気自動車、バックアップ電源等に使用される積層式電池及びその製造方法に関し、特に、ハイレートでの充放電特性を向上させることができる積層式リチウムイオン電池及びその製造方法に関する。
近年、電池は、携帯電話、ノートパソコン、PDA等の移動情報端末の電源のみならず、ロボット、電気自動車、バックアップ電源などに使用されるようになってきており、さらなる高容量化が要求されるようになってきている。このような要求に対し、リチウムイオン電池は、高いエネルギー密度を有し、高容量であるので、上記のような駆動電源として広く利用されている。
このようなリチウムイオン電池の電池形態としては、大別して、渦巻状の電極体を有底筒状の外装体に封入した筒型のものと、方形状電極を複数積層した積層電極体を有底角状の外装体または1枚又は2枚のラミネートフィルムを溶着することにより作製したラミネート外装体に封入した積層式のものとがある。
これらリチウムイオン電池のうち、ラミネート外装体に封入した積層式電池においては、正極集電タブを有するシート状の正極板と、負極集電タブを有するシート状の負極板とを、セパレータを介して必要な数だけ積層されるような積層電極体を有し、且つ、正極集電タブは重畳状態で正極集電端子に溶着される一方、上記負極集電タブは重畳状態で負極集電端子に溶着され、これら両集電端子がラミネート外装体から突出するような構造である。
上記構造の電池では、正極集電タブと正極集電端子との溶着時及び負極集電タブと負極集電端子との溶着時に、正極集電タブと正極集電端子との位置決め及び負極集電タブと負極集電端子との位置決めを目視により行なっていた。このため、正極集電タブと正極集電端子との相対的な位置及び負極集電タブと負極集電端子との相対的な位置が電池毎に異なり、ラミネート外装体から両集電端子が突出する位置や、両集電端子間の距離等が電池毎に異なっていた。この結果、多数の素電池を用いて組電池化を図る際、集電端子間の電気的な接続を円滑に行なうことができず、信頼性や生産性が低下するという課題を有していた。
また、積層されている集電タブの外側に突片を回して、複数の集電タブを同時に結束するとともに、突片を介して溶接電極を当て、各集電タブ間、及び集電タブと突片との間を溶接して一体化するような技術が提案されている(下記特許文献1参照)。しかし、この技術は、単に、集電タブを一体化する技術であり、集電タブと集電端子との位置決めを容易化する技術ではない。
特開平8−167408号公報
本発明は上記課題を考慮したものであって、多数の電池を用いて組電池化を行なう際、集電端子間の電気的な接続を円滑に行なうことができることにより、信頼性や生産性の向上を図ることができる積層式電池、積層電極体群作製冶具及びその冶具を用いた積層式電池の製造方法を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために本発明は、各々正極集電タブが延出された複数の正極板と、各々負極集電タブが延出された複数の負極板とが、セパレータを介して交互に積層された積層電極体を有し、且つ、この積層電極体が電解液と共に、金属層と樹脂層とを備えたラミネートフィルムの周縁同士を溶着することにより形成されたラミネート外装体の収納空間内に配置され、しかも、上記正極集電タブは重畳状態で正極集電端子に接合され、上記負極集電タブは重畳状態で負極集電端子に接合され、これら両集電端子がラミネート外装体から突出する積層式電池であって、上記両集電端子が突出する部位に存在するラミネート外装体の内側面と上記積層電極体との間に存在する空間内には、上記積層電極体の幅と略同一の長さであって両端が上記積層電極体の両側面と略同位置に存在するスペーサが配置されており、且つ、上記両集電端子には位置合わせ用貫通孔が形成される一方、上記スペーサにおける上記位置合わせ用貫通孔に対応する位置には、当該貫通孔に嵌る位置合わせ用突起が設けられていることを特徴とする。
ラミネート外装体の内側面と上記積層電極体との間に存在する空間内に配置されているスペーサが、積層電極体の幅と略同一の長さであって両端が積層電極体の両側面と略同位置に存在していれば、積層電極体とスペーサとの相対位置が決定されるので、積層電極体の一部を構成する正極から延出された正極集電タブとスペーサとの相対位置、及び、積層電極体の一部を構成する負極から延出された負極集電タブとスペーサとの相対位置も決定されることになる。また、両集電端子には位置合わせ用貫通孔が形成される一方、スペーサにおける位置合わせ用貫通孔に対応する位置には、貫通孔に嵌る位置合わせ用突起が設けられているので、正極集電端子とスペーサとの相対位置、及び、負極集電端子とスペーサとの相対位置が決定される。これらのことから、スペーサを介して、正極集電タブと正極集電端子、及び、負極集電タブと負極集電端子との相対位置が決定されることになる。したがって、ラミネート外装体から両集電端子が突出する位置や、両集電端子間の距離等が各電池毎に異なるのを抑制することができるので、多数の電池を用いて組電池化を行なう際、集電端子間の電気的な接続を円滑に行なうことができ、組電池の信頼性や生産性が低下するのを抑制することができる。
上記スペーサにおける上記両集電端子間に対応する位置には、両集電端子の内向き移動を規制する内向き移動規制用突起が設けられていることが望ましい。
両集電端子に形成された位置合わせ用貫通孔と、スペーサに形成された位置合わせ用突起とにより、両集電端子の移動は抑制されるが、スペーサにおける両集電端子間に対応する位置に内向き移動規制用突起を形成すれば、より確実に両集電端子の内向き移動を抑制できる。また、内向き移動規制用突起が設けられていれば、位置合わせ用突起より位置合わせ用貫通孔を若干大きく形成しても、両集電端子の内向き移動を抑制できるので、組電池の信頼性や生産性が低下するのを抑制しつつ、位置合わせ用貫通孔に位置合わせ用突起を嵌め込む際の作業性が向上する。
上記スペーサにおける上記両集電端子との接触位置より外方側には、両集電端子の外向き移動を規制する外向き移動規制用突起が設けられていることが望ましい。
内向き移動規制用突起の場合と同様の理由により、より確実に両集電端子の移動を抑制できると共に、位置合わせ用貫通孔に位置合わせ用突起を嵌め込む際の作業性が向上する。
上記正極集電端子の両面に上記正極集電タブが重ねられた状態で両者が接合される一方、上記負極集電端子の両面に上記負極集電タブが重ねられた状態で両者が接合され、且つ、上記両集電端子の両面にスペーサがそれぞれ配置されており、しかも、一方のスペーサには上記位置合わせ用突起が設けられ、他方のスペーサには上記位置合わせ用突起が嵌る位置合わせ用孔が設けられていることが望ましい。
2つのスペーサで両集電端子を挟む構成であれば、両集電端子の固定が一層確実なものとなり、且つ、一方のスペーサには上記位置合わせ用突起が設けられ、他方のスペーサには位置合わせ用突起が嵌る位置合わせ用孔が設けられていれば、スペーサ同士に位置合わせも確実なものとなる。
上記正極集電端子の一方の面にのみ上記正極集電タブが重ねられた状態で両者が接合される一方、上記負極集電端子の一方の面にのみ上記負極集電タブが重ねられた状態で両者が接合され、且つ、上記両集電端子における接合部位が存在する面にのみ上記スペーサが配置されていることが望ましい。
上記構成であれば、スペーサは1つだけで良いので、電池の製造コストを低減できる。
各々正極集電タブが延出された複数の正極板と、各々負極集電タブが延出された複数の負極板とが、セパレータを介して交互に積層された積層電極体、上記正極集電タブが重畳状態で接合される正極集電端子、上記負極集電タブが重畳状態で接合される負極集電端子、及び、両集電タブの接合部位近傍に配置される絶縁性のスペーサ、を一体化して積層電極体群を作製するための積層電極体群作製冶具であって、上記積層電極体の両集電タブが延出された部位に上記スペーサが配置された形状と略同形状を成す第1凹部と、上記正極集電端子及び上記負極集電端子と略同形状を成す2つの第2凹部とが形成され、且つ、上記正極集電タブと上記正極集電端子との接合部位及び上記負極集電タブと上記負極集電端子との接合部位にそれぞれ対応する部位には接合装置を挿入するための接合装置用貫通孔が形成されていることを特徴とする。
積層電極体の両集電タブが延出された部位にスペーサが配置された形状と略同形状を成す第1凹部が形成されていれば、積層電極体とスペーサとの相対位置が決定されるので、積層電極体の一部を構成する正負両極から各々延出された両集電タブとスペーサとの相対位置も決定されることになる。また、正極集電端子及び負極集電端子と略同形状を成す2つの第2凹部が形成されていれば、両集電端子とスペーサとの相対位置、及び、両集電端子と両集電タブとの相対位置が決定されることになる。したがって、ラミネート外装体から両集電端子が突出する位置や、両集電端子間の距離等が電池毎に異なるのを抑制することができるので、多数の電池を用いて組電池化を行なう際、集電端子間の電気的な接続を円滑に行なうことができ、組電池の信頼性や生産性が低下するのを抑制することができる。
上記積層電極体群作製冶具を用いた積層式電池の製造方法であって、正極集電タブが延出された複数の正極板と、負極集電タブが延出された複数の負極板とを、セパレータを介して交互に積層して板状の積層電極体を作製する積層電極体作製ステップと、接合装置を挿入するための接合装置用貫通孔が形成されスペーサと上記積層電極体とを上記第1凹部に載置すると共に、正極集電端子と負極集電端子とをそれぞれ第2凹部に載置した後、上記積層電極体群作製冶具及び上記スペーサに形成された接合装置用貫通孔に接合装置を挿入することにより、重畳状態の上記正極集電タブと上記正極集電端子とを接合すると共に、重畳状態の上記負極集電タブと上記負極集電端子とを接合して、積層電極体群を作製する積層電極体群作製ステップと、ラミネートフィルムの収納凹部内に上記積層電極体群を配置した後、一部を残して上記ラミネートフィルムの周縁同士を溶着する溶着ステップと、上記ラミネートフィルムで構成されたラミネート外装体の開口部から電解液を注液する注液ステップと、上記ラミネート外装体の内部の減圧状態を維持しつつ、ラミネート外装体の開口部を封止する封止ステップと、を有することを特徴とする。
本発明によれば、多数の電池を用いて組電池化を行なう際、集電端子間の電気的な接続を円滑に行なうことができることにより、信頼性や生産性の向上を図ることができるといった優れた効果を奏する。
以下、本発明の一例に係る積層式電池(角型リチウムイオン電池)を、図1〜図19に基づいて説明する。なお、本発明における積層式電池は、下記の形態に示したものに限定されず、その要旨を変更しない範囲において適宜変更して実施できるものである。
(積層式電池の構造)
図1に示すように、積層式電池は積層電極体10を有しており、この積層電極体10は、2枚のセパレータから成り内部に正極板1が配置された袋状セパレータ3と負極板2とが多数積層され、且つ、最外位置には負極板2が配置される構造となっている。このように、最外位置に負極板2が配置されることから、負極板2の枚数が正極板1の枚数より1枚多くなるように構成されている(具体的には、正極板1は50枚、負極板2は51枚で構成されている)。
また、図5に示すように、積層電極体10(積層電極体作製直後、即ち、ラミネート外装体の収納空間内に収納される前の厚さL11は12mm)の外周部には積層電極体10を跨ぐように、各電極板1、2のずれを抑制するためのテープ5が貼着されている。更に、上記積層電極体10は、図2に示すような2枚のラミネートフィルム28を溶着することにより形成したラミネート外装体25の収納空間の内部に、電解液と共に封入されており、上記ラミネート外装体25からは、アルミニウム板(厚さ:0.5mm)から成る正極集電端子15と、銅板(厚さ:0.5mm)から成る負極集電端子16とが突出する構造となっている。そして、図12に示すように、上記正極集電端子15には、後述のスペーサ30に形成された位置合わせ用突起32cが挿通する位置合わせ用貫通孔15aが形成されており、上記負極集電端子16には、後述のスペーサ30に形成された位置合わせ用突起33cが挿通する位置合わせ用貫通孔16aが形成されている。尚、上記ラミネートフィルム28はアルミニウム箔の両面に樹脂層が形成される構造であり、また、図2及び後述する図6の符号27は2枚のラミネートフィルム28の溶着部である。
上記正極板1は、図3(a)に示すように、方形状のアルミニウム箔(厚さ:15μm)から成る正極用導電性芯体の両面の全面に、LiCoO2から成る正極活物質と、カーボンブラックから成る導電剤と、ポリフッ化ビニリデンから成る結着剤とから構成される正極活物質層1aが設けられる構造となっている。上記正極板1の幅L1は95mm、高さL2は95mmとなっており、また、正極板1の一辺からは、上記正極用導電性芯体と一体形成されると共に上記正極活物質層1aが設けられていない正極集電タブ11(幅L3は30mm、高さL4は20mm)が突出する構造となっている。この正極集電タブ11は、上記正極集電端子15(幅L14は30mm)の両面に重ねられた状態で(正極集電端子15の各面に25枚ずつ重ねられた状態で)、上記正極集電端子15と溶着されている。
上記袋状セパレータ3は、図3(c)に示すように、2枚のポリプロピレン(PP)製のセパレータ3aを重ね合わせ、これらセパレータ3aの周辺部においてセパレータ3a同士を融着する融着部4を設けるような構成である。このような構成とすることにより、上記正極板1を袋状セパレータ3内に収納できる。尚、上記セパレータ3aは、図3(b)に示すように、高さL5は100mm、幅L6は100mmの方形状を成しており、また、その厚さは30μmとなっている。
上記負極板2は、図4に示すように、方形状の銅箔(厚さ:10μm)から成る負極用導電性芯体の両面の全面に、天然黒鉛から成る負極活物質と、ポリフッ化ビニリデンから成る結着剤とから構成される負極活物質層2aが設けられる構造となっている。上記負極板2の幅L7は100mm、高さL8は100mmであり、上記セパレータ3aと同様の大きさとなっている。また、負極板2の一辺からは、上記負極用導電性芯体と一体形成されると共に上記負極活物質層2aが設けられていない負極集電タブ12(幅L9は30mm、高さL10は20mm)が突出する構造となっている。この負極集電タブ12は、上記負極集電端子16(幅L14は30mm)の両面に重ねられた状態で(負極集電端子16の一方の面に25枚、他方の面に26枚重ねられた状態で)、上記負極集電端子16と溶着されている。
ここで、図6及び図7に示すように、上記2枚のラミネートフィルム28から構成されるラミネート外装体25の収納空間18内には、上記積層電極体10の他に、上記両集電タブ11、12と上記両集電端子15、16とを挟むように2つの絶縁性のスペーサ30、40が配置されている。より具体的には、当該スペーサ30、40は、上記両集電端子15、16が突出するラミネート外装体25の内側面と上記積層電極体10との間に存在する空間であって、上記両集電タブ11、12の重畳部位35(尚、図7においては正極集電タブ11の重畳部位35のみ示したが、負極集電タブ12も同様となっている)を除いた空間に配置されている。尚、図6における符号50は、無延伸ポリオレフィン材料から成る樹脂部であり、上記ラミネート外装体の溶着位置に存在する両集電端子15、16を覆っている。この樹脂部50の存在により、両集電端子15、16が存在するラミネートフィルムの溶着部を確実に封止することができる。
上記スペーサ30、40のうちスペーサ30の具体的な構造は、図8及び図9(a)〜(c)に示すように、長さL20が98mm、幅L21が17mm、高さL22が6mmとなっており、中央部に設けられた内向き移動規制用突起部31と、この内向き移動規制用突起部31の両側に設けられた集電タブ当接部32、33(長さL24、L25が共に33mm)とから構成されている。上記内向き移動規制用突起部31の長さL23は32mmであり、上記両集電端子15、16間の距離と略同等なるように形成されている。これにより、両集電端子15、16が内向きに移動するのを抑制できる。また、上記集電タブ当接部32、33の端部には、それぞれ、外向き移動規制用突起部32a、33aが形成されており、これにより、両集電端子15、16が外向きに移動するのを抑制できる。
また、本実施形態では、上記外向き移動規制用突起部32a、33aの幅L27、L28は共に3mmとなっているので、上記内向き移動規制用突起部31と上記外向き移動規制用突起部32aとの距離L29、及び、上記内向き移動規制用突起部31と上記外向き移動規制用突起部33aとの距離L30は共に30mmであり、両集電端子15、16の幅L13、L14(図6参照)と同じとなるように構成されているので、両集電端子15、16が内向き及び外向きに移動するのを確実に防止できる。尚、外向き移動規制用突起部32a、33aの高さと、上記内向き移動規制用突起部31と集電タブ当接部32、33との間の段差は同じであり、具体的にはL26=0.5mmとなっている。
更に、上記集電タブ当接部32、33には、後述の超音波溶接装置(接合装置)のアンビルを挿入するための超音波溶接装置用貫通孔32b、33bが、各々2個ずつ形成されており、2つの超音波溶接装置用貫通孔32b間には位置合わせ用突起32cが形成され、2つの超音波溶接装置用貫通孔33b間には位置合わせ用突起33cが形成されている。上記位置合わせ用突起32cが上記正極集電端子15に形成された位置合わせ用貫通孔15aを挿通し、上記位置合わせ用突起33cが上記負極集電端子16に形成された位置合わせ用貫通孔16aを挿通することにより、スペーサ30(積層電極体10)と両集電端子15、16との位置合わせが正確に行なわれることになる。また、積層電極体10側の集電タブ当接部32、33には、各々R部32d、33dが設けられており、これにより両集電タブ11、12に大きな負荷が加わるのを防止している。
一方、上記スペーサ40は、図10に示すように、移動規制用突起部41と、この内向き移動規制用突起部41の両側に設けられた集電タブ当接部42、43とから構成されている点、及び、集電タブ当接部42、43の端部には、それぞれ、外向き移動規制用突起部42a、43aが形成されて点は上記スペーサ30と同様の構成であり、また、各種寸法も上記スペーサ30と同様である。但し、超音波溶接装置用貫通孔32b、33bが形成されていない点、及び、位置合わせ用突起32c、33cの代わりに、位置合わせ用貫通孔42c、43c(形成部位は位置合わせ用突起32c、33cに対応する部位である)が形成されている点が異なっている。
尚、上記2枚のラミネートフィルム28(溶着前のもの)の収納凹部の深さは共に5mmであって、これら深さの和は、ラミネート外装体25の収納空間18内に収納される前の積層電極体10の厚さL11(12mm)よりも小さくなっている。このような構成とすることにより、ラミネートフィルム28同士を溶着してラミネート外装体25を作製する際に、積層電極体10の積層方向に大きな力が加わるので、積層電極体10のずれを抑制できる。
また、上記構造の電池を作製する際に用いる積層電極体群作製冶具について、以下に説明する。
図12に示すように、積層電極体群作製冶具60には、上記積層電極体10に上記スペーサ30が配置された形状と略同形状を成す第1凹部61と、上記正極集電端子15及び上記負極集電端子16と略同形状を成し上記第1凹部61より浅底の第2凹部62,63とが形成されている。上記第1凹部61の具体的な大きさは、幅L35は積層電極体10の幅(セパレータ3の幅L6や負極2の幅L7と同様の幅である)と略同様(約100mm)であり、高さL36は、積層電極体10の高さ(セパレータ3の高さL5や負極2の高さL8と同様の高さである)に、スペーサ30の幅L21を加えた長さと略同様(約117mm)となっている。また、積層電極体群作製冶具60における上記正極集電タブ11と上記正極集電端子15との溶接部位、及び上記負極集電タブ12と上記負極集電端子16との溶接部位に対応する部位には、超音波溶接装置(接合装置)のアンビルを挿入するための超音波溶接装置用貫通孔64が形成されている。
(角型リチウムイオン電池の作製方法)
〔正極板が収納された袋状セパレータの作製〕
正極活物質としてのLiCoO2を90質量%と、導電剤としてのカーボンブラックを5質量%と、結着剤としてのポリフッ化ビニリデンを5質量%と、溶剤としてのN−メチル−2−ピロリドン(NMP)溶液とを混合して正極スラリーを調製した。次に、この正極スラリーを、正極集電体としてのアルミニウム箔(厚み:15μm)の両面に塗布した。その後、溶剤を乾燥し、ローラーで厚み0.1mmにまで圧縮した後、上述した幅L1及び高さL2になり且つ正極集電タブ11が突出するように切断して正極板1を作製した。最後に、2枚のセパレータ3a間に正極板1を配置した後、セパレータ3aの周縁同士を溶着することにより、袋状セパレータ3を作製した。
〔負極板の作製〕
負極活物質としての天然黒鉛粉末を95質量%と、結着剤としてのポリフッ化ビニリデンを5質量%と、溶剤としてのNMP溶液とを混合してスラリーを調製した後、このスラリーを負極集電体としての銅箔(厚み:10μm)の両面に塗布した。その後、溶剤を乾燥し、ローラーで厚み0.08mmにまで圧縮した後、上述した幅L7及び高さL8になり且つ負極集電タブ12が突出するように切断して負極板2を作製した。
〔電池の作製〕
上述のようにして得られた負極板2(51枚)と、正極板1が収納された袋状セパレータ3(50枚)とを交互に積層して積層電極体10を作製した。尚、この積層電極体10における積層方向の端部には負極板2を配置した。次に、積層電極体10の4辺に、積層電極体10を跨ぐようにして、ずれ防止用のテープ5を貼着した。
次いで、図12及び図13に示すように、積層電極体群作製冶具60の第1凹部61にスペーサ30と積層電極体10とを配置すると共に、位置合わせ用突起32c、33cに各々位置合わせ用貫通孔15a、16aを挿通しつつ、第2凹部62、63にそれぞれ正極集電端子15と負極集電端子16とを配置した。この際、正極集電タブ11は、正極集電端子15の表裏面に25枚ずつ重ねた状態となるように配置し、負極集電タブ12は、負極集電端子16の表裏面に各25枚又は26枚重ねた状態となるように配置した。この後、超音波溶接装置(接合装置)のアンビルを、積層電極体群作製冶具60の超音波溶接装置用貫通孔64及びスペーサ30の超音波溶接装置用貫通孔32b、33bから挿入して、正極集電タブ11を正極集電端子15に、負極集電タブ12を負極集電端子16に各々押圧した状態で、両集電端子15、16の一方の面に両集電タブ11,12を超音波溶接した。しかる後、両集電端子15、16の他方の面に両集電タブ11,12を超音波溶接し、更に、移動規制用突起部31と外向き移動規制用突起部32a、33aとの上面に接着剤を塗布した後、位置合わせ用突起32c、33cに各々位置合わせ用貫通孔42c、43cを挿通し、図11に示すように、スペーサ30とスペーサ40とを接着して積層電極体群70を作製した。
この後、ラミネート外装体25の収納空間内に積層電極体群70を配置した後、正極集電端子15と負極集電端子16とがラミネートフィルム28から突出した状態で、両集電端子15、16が存在する辺のラミネートフィルム28同士を溶着した。その後、ラミネートフィルム28の残り3辺のうち2辺を溶着することにより積層電極体群70をラミネート外装体25内に配置した。最後に、ラミネート外装体25の開口部から非水電解液を注液した後、ラミネート外装体25の内圧が30torr以下となるように規制した状態で、ラミネート外装体25の開口部(ラミネートフィルムの残りの1辺)を溶着することにより積層式電池を作製した。尚、上記非水電解液としては、エチレンカーボネート(EC)とメチルエチルカーボネート(MEC)とが体積比で30:70の割合で混合された混合溶媒に、LiPF6が1M(モル/リットル)の割合で溶解されたものを使用した。
(その他の事項)
(1)上記実施例では、スペーサ40には超音波溶接装置用貫通孔を設けていないが、図14に示すように、超音波溶接装置用貫通孔42b、43bを設けるような構造であっても良い。このような構造であれば、両集電端子15、16の両面に両集電タブ11、12を1度で超音波溶接できるという効果がある。
(2)上記実施例では2枚のラミネートフィルム28の両者に収納空間を構成する収納凹部を設けているが、このような構造に限定するものではなく、図15に示すように、一方のラミネートフィルム28aにのみ収納空間を構成する収納凹部を設け、他方のラミネートフィルム28bには収納空間を構成する収納凹部を設けないような構造であっても良い。この場合には、両集電タブ11、12と両集電端子15、16との各溶着部は両集電端子15、16の一方の面にのみ形成されるので、図16に示すように、スペーサ30としては高さが大きなものを1つだけ用いれば良い。また、この場合に用いる積層電極体群作製冶具60は、図17に示すように、第1凹部61が深底形状(積層電極体10の厚みと略同等)となっているのが望ましい。尚、図15における符号39は樹脂製のシートである。
また、必ずしも2枚のラミネートフィルム28を用いる必要はなく、1枚のラミネートフィルム28を折り返してラミネート外装体25を構成しても良い。
(3)上記実施例では、スペーサ30にR部32d、33dが形成されているが、このような構造に限定するものではなく、図18に示すように、スペーサ30にR部32d、33dが形成されていないような構造であっても良い。
(4)図19に示すように、スペーサ30の積層電極体10方向に開口する電解液貯留孔80を形成するような構成とすれば、電解液貯留孔80に貯留された電解液を積層電極体10に供給することができる。したがって、電池内の電解液量が不足するという問題が緩和されるので、ハイレートでの充放電を行なった場合であっても放電時における電池容量の低下とサイクル特性の低下とを抑制することができる。
(5)上記実施例ではスペーサ30とスペーサ40との固定を接着剤にて行なったが、このような構造に限定するものではなく、スペーサ40の位置合わせ用貫通孔42c、43cにスペーサ30の位置合わせ用突起32c、33cを嵌合することにより、スペーサ30とスペーサ40とを固定することも可能である。
(6)正極活物質としては、上記LiCoO2に限定するものではなく、LiNiO2、LiMnO4或いはこれらの複合体等であっても良く、負極活物質としては上記天然黒鉛に限定するものではなく、人造黒鉛、Si等であっても良い。
(7)上記実施例では、全ての負極板2につき、負極用導電性芯体の両面に負極活物質層2aを形成したが、正極板と対向していない部位の負極活物質層(具体的には、最外に配置された負極板の外側に存在する負極活物質層)はなくても良い。そして、このような構造とすれば、積層電極体10の厚みが小さくなるので、電池の高容量密度化を達成できる。
本発明は、例えば、ロボット、電気自動車およびバックアップ電源等に用いる電池に適用することができる。
本発明の積層式電池に用いる積層電極体の分解斜視図である。 本発明の積層式電池の斜視図である。 本発明の積層式電池の一部を示す図であって、同図(a)は正極の平面図、同図(b)はセパレータの斜視図、同図(c)は正極が内部に配置された袋状セパレータを示す平面図である。 本発明の積層式電池に用いる負極の平面図である。 本発明の積層式電池に用いる積層電極体の斜視図である。 本発明の積層式電池を正面から視たときの説明図である。 図2のA‐A線矢視断面図である。 本発明の積層式電池に用いる一方のスペーサの斜視図である。 本発明の積層式電池に用いる一方のスペーサを示す図であって、同図(a)は正面図、同図(b)は平面図、同図(c)は側面図である。 本発明の積層式電池に用いる他方のスペーサの斜視図である。 本発明の積層式電池に用いる積層電極体群を示す斜視図である。 積層電極体群作製冶具を用いて本発明の積層式電池を製造する方法を示す説明図である。 積層電極体群作製冶具を用いて本発明の積層式電池を製造する方法を示す説明図である。 本発明の積層式電池に用いる他方のスペーサの変形例を示す斜視図である。 本発明の積層式電池の変形例を示す断面図である。 本発明の積層式電池に用いる一方のスペーサの変形例を示す斜視図である。 積層電極体群作製冶具を用いて本発明の変形例に係る積層式電池を製造する方法を示す説明図である。 本発明の積層式電池に用いる一方のスペーサの変形例を示す斜視図である。 本発明の積層式電池に用いる一方のスペーサの変形例を示す斜視図である。
符号の説明
1:正極板
2:負極板
3:セパレータ
4:セパレータ溶着部
10:積層電極体
11:正極集電タブ
12:負極集電タブ
15:正極集電端子
16:負極集電端子
15a、16a:位置合わせ用貫通孔
25:ラミネート外装体
27:ラミネート封止部
28:ラミネートフィルム
30:スペーサ
31:移動規制用突起部
32a、33a:外向き移動規制用突起部
32b、33b:超音波溶接装置用貫通孔
32c、33c:位置合わせ用突起
42c、43c:位置合わせ用貫通孔
60:積層電極体群作製冶具
61:第1凹部
62、63:第2凹部
64:超音波溶接装置用貫通孔

Claims (7)

  1. 各々正極集電タブが延出された複数の正極板と、各々負極集電タブが延出された複数の負極板とが、セパレータを介して交互に積層された積層電極体を有し、且つ、この積層電極体が電解液と共に、金属層と樹脂層とを備えたラミネートフィルムの周縁同士を溶着することにより形成されたラミネート外装体の収納空間内に配置され、しかも、上記正極集電タブは重畳状態で正極集電端子に接合され、上記負極集電タブは重畳状態で負極集電端子に接合され、これら両集電端子がラミネート外装体から突出する積層式電池であって、
    上記両集電端子が突出する部位に存在するラミネート外装体の内側面と上記積層電極体との間に存在する空間内には、上記積層電極体の幅と略同一の長さであって両端が上記積層電極体の両側面と略同位置に存在するスペーサが配置されており、且つ、上記両集電端子には位置合わせ用貫通孔が形成される一方、上記スペーサにおける上記位置合わせ用貫通孔に対応する位置には、当該貫通孔に嵌る位置合わせ用突起が設けられていることを特徴とする積層式電池。
  2. 上記スペーサにおける上記両集電端子間に対応する位置には、両集電端子の内向き移動を規制する内向き移動規制用突起が設けられている、請求項1に記載の積層式電池。
  3. 上記スペーサにおける上記両集電端子との接触位置より外方側には、両集電端子の外向き移動を規制する外向き移動規制用突起が設けられている、請求項1又は2に記載の積層式電池。
  4. 上記正極集電端子の両面に上記正極集電タブが重ねられた状態で両者が接合される一方、上記負極集電端子の両面に上記負極集電タブが重ねられた状態で両者が接合され、且つ、上記両集電端子の両面にスペーサがそれぞれ配置されており、しかも、一方のスペーサには上記位置合わせ用突起が設けられ、他方のスペーサには上記位置合わせ用突起が嵌る位置合わせ用孔が設けられている、請求項1〜3のいずれか1項に記載の積層式電池。
  5. 上記正極集電端子の一方の面にのみ上記正極集電タブが重ねられた状態で両者が接合される一方、上記負極集電端子の一方の面にのみ上記負極集電タブが重ねられた状態で両者が接合され、且つ、上記両集電端子における接合部位が存在する面にのみ上記スペーサが配置されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載の積層式電池。
  6. 各々正極集電タブが延出された複数の正極板と、各々負極集電タブが延出された複数の負極板とが、セパレータを介して交互に積層された積層電極体、上記正極集電タブが重畳状態で接合される正極集電端子、上記負極集電タブが重畳状態で接合される負極集電端子、及び、両集電タブの接合部位近傍に配置される絶縁性のスペーサ、を一体化して積層電極体群を作製するための積層電極体群作製冶具であって、
    上記積層電極体の両集電タブが延出された部位に上記スペーサが配置された形状と略同形状を成す第1凹部と、上記正極集電端子及び上記負極集電端子と略同形状を成す2つの第2凹部とが形成され、且つ、上記正極集電タブと上記正極集電端子との接合部位及び上記負極集電タブと上記負極集電端子との接合部位にそれぞれ対応する部位には、接合装置を挿入するための接合装置用貫通孔が形成されていることを特徴とする積層電極体群作製冶具。
  7. 上記積層電極体群作製冶具を用いた積層式電池の製造方法であって、
    正極集電タブが延出された複数の正極板と、負極集電タブが延出された複数の負極板とを、セパレータを介して交互に積層して板状の積層電極体を作製する積層電極体作製ステップと、
    接合装置を挿入するための接合装置用貫通孔が形成されスペーサと上記積層電極体とを上記第1凹部に載置すると共に、正極集電端子と負極集電端子とをそれぞれ第2凹部に載置した後、上記積層電極体群作製冶具及び上記スペーサに形成された接合装置用貫通孔に接合装置を挿入することにより、重畳状態の上記正極集電タブと上記正極集電端子とを接合すると共に、重畳状態の上記負極集電タブと上記負極集電端子とを接合して、積層電極体群を作製する積層電極体群作製ステップと、
    ラミネートフィルムの収納凹部内に上記積層電極体群を配置した後、一部を残して上記ラミネートフィルムの周縁同士を溶着する溶着ステップと、
    上記ラミネートフィルムで構成されたラミネート外装体の開口部から電解液を注液する注液ステップと、
    上記ラミネート外装体の内部の減圧状態を維持しつつ、ラミネート外装体の開口部を封止する封止ステップと、
    を有することを特徴とする積層電極体群作製冶具を用いた積層式電池の製造方法。
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