JP2009240940A - 塗布装置および塗布方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】スジやムラなく均一に塗布することができる混合装置および混合方法を提供することを目的とする。
【解決手段】少なくとも3つのブロック32a、32b、32cからなるエクストルージョン型ダイコータ30と、バックアップロール20とを有し、ウエブ22上に塗布液を塗布する塗布装置10において、ブロック32を組み合わせることにより形成されたスロットの各々のスロット34a、34bから吐出した各塗布液を、塗布ビード40にて混合することを特徴とする塗布装置10および塗布方法である。
【選択図】図1

Description

本発明は、ダイを用いた塗布装置および塗布方法に係り、特に、写真感光乳化剤、磁性液、反射防止や防眩性などを付与する液、視野角拡大効果を付与する液、カラーフィルター用顔料液、表面保護液などの塗布液を、プラスチックフィルムや紙、金属箔などの帯状可撓性支持体に塗布して、高機能性積層膜を製造するための塗布装置および塗布方法に関する。
従来より、可撓性支持体(以下、「ウエブ」ともいう)の表面に所望の厚さの塗布膜(塗布層)を塗布する塗布装置として、バーコータ方式、リバースロールコータ方式、グラビアロールコータ方式、エクストルージョンコータなどのスロットダイコータ方式などが知られている。この中でもスロットダイコータ方式の塗布装置は、他の方式と比較して、高速で薄層の塗布が可能であることから多用されていた。
エクストルージョンコータに代表されるスロットダイコータ方式では、ウエブとスロットダイとの間に架設される塗布液のビードによってウエブ上に塗布液が塗布されるが、装置の製造誤差、外乱などの因子が塗布精度に大きな影響を及ぼすことがある。特に、薄層の塗布膜を形成する場合のように高精度な塗布液の塗布が要求される場合には、そのような因子の影響を無視することができない。このような事情を背景に、塗布不良を防いで均一な塗布膜を得るための手法がいくつか提案されている。
例えば、下記の特許文献1においては単層塗布におけるエクストルージョン塗布装置を用いた、ダイ先端面と支持体の間隔を規定した塗布方法が記載されている。また、下記の特許文献2では、ジェットコータから流出する直前に、複数の流体を混合し塗布する方法が記載されている。
また、特許文献3から5は重層塗布におけるエクストルージョン塗布装置および塗布方法が記載されている。特許文献3に記載されている塗布方法は、全体として、上流側から下流側に向かいクリアランスが狭くなるダイコーターが記載されており、隣り合うバーの上流側のバーの最下流側に位置するクリアランスと、下流側のバーの最上流側に位置するクリアランスにおいては、上流側のバーの最下流側のクリアランスが広いダイコーターが記載されている。また、特許文献4に記載されている塗布装置は、塗布液塗出用のノズルを複数個有し、最上流側のノズルが幅の広い開口部を有し、2番目以降のノズルがスロットの延長により形成されている多層塗布装置が記載されている。つまり、引用文献4の多層塗布装置に用いられている塗布ヘッドは、下流側にいくにつれ、クリアランスが広くなる塗布装置が記載されている。特許文献5に記載されている塗布装置は、エクストルージョン型ダイのブロックの底面とリップ頂点との距離を最上流側と他のブロックで異ならせることにより、リップ頂点と支持体との距離を変更し、上流側を広く下流側を狭くすることが記載されている。
特開2006−272269号公報 特表平10−513399号公報 特開2003−136012号公報 特開2000−117175号公報 特開2001−170543号公報
しかしながら、混合すると反応により固形物(例えば、凝集物)を生じる塗布液を塗布する場合、従来の塗布装置では以下の問題がある。特許文献1に記載されているような単層エクストルージョン型では、複数の種類の塗布液を塗布する場合は、事前に混合しておく必要がある。しかしながら、上記の固形物を生じる塗布液を塗布する場合、塗布液を滞留させないため、循環しておく、配管内に滞留部をつくらない、タンク内を常時攪拌する、調液後すぐに使用するなどの対策が必要であった。また、液のロスも多く、上記のような対策をとった場合においても、コーティングダイのスロットやマニホールドでの沈降やつまりなどのため、スジ故障や異物による故障が発生していた。
重層エクストルージョン塗布方式をとった場合においても、特許文献3に記載されているように下流方向に向かいなだらかにクリアランスを狭くする塗布方法では、塗布の層厚み方向に分離した膜となり、均一な面状を得ることができなかった。また、特許文献4に記載された下流方向に向かい、クリアランスを広げた場合、流体の粘度が低い領域では界面の微小な乱れによりスジが発生するなどの問題があった。特許文献5は、最上流側、最下流側のクリアランスを規定しているが、クリアランスを規定するのみでは、不十分であり、スジや厚み方向に分離した膜の発生が見られた。特許文献2に記載された方法では、ジェットコータ内で混合した際に、凝集が発生することがあり、液循環が必要であり、液ロスやスジが多発するという問題があった。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、重層塗布方式のダイコータでは混合が不十分であった塗布装置を、ビード内で効率的に混合拡散することにより、凝集によるスジやムラがなく均一に塗布することができる混合装置および塗布方法を提供することを目的とする。
本発明の請求項1は前記目的を達成するために、バックアップローラに支持されて連続走行するウエブの表面に向けてスロットダイの複数のスロットからそれぞれ塗布液を吐出させて前記スロットダイのリップランドと前記ウエブとの間のクリアランスに塗布液のビードを架設し、該ビードを介して塗布液を前記ウエブに塗布する塗布装置において、前記リップランドと前記ウエブの間の各クリアランスが、前記ウエブ走行方向から見て、該リップランドの直ぐ上流側のスロットから吐出される塗布液による膜厚の3倍を超え20倍以下であることを特徴とする塗布装置を提供する。
請求項1によれば、スロットダイの各リップランドとウエブとの間のクリアランスを直ぐ上流側のスロットから吐出される塗布液による膜厚の3倍を超え20以下となるように塗布装置を形成することにより、その下流側のスロットから吐出された塗布液の一部がウエブ搬送方向とは逆方向に流れようとする。これにより、スロットから吐出された塗布液と、下流側のスロットから吐出されウエブ搬送方向に流れようとする別の塗布液との間で渦流を形成する。この結果、複数の塗布液はウエブに塗布される直前のビード内で混合することができるので、従来の問題点を解消することができる。
したがって、本発明の塗布装置を用いれば、混合すると反応により固形物を形成する複数の塗布液をウエブに塗布する場合であっても、塗布液同士をビード内で混合することができるので、固形物により、スジやムラが発生することなく均一に混合液を塗布することができる。
請求項2は請求項1において、前記スリットを挟んだ上流側と下流側のクリアランスの差が50〜200μmで上流側のクリアランスが広いことを特徴とする。
請求項2は、上流側のクリアランスと、それに隣接する下流側のクリアランスとの差を規定したものであり、塗布液をビード内で混合させるためには、隣接するクリアランスの関係が重要である。クリアランスの差を上記範囲で上流側にクリアランスを広くすることにより、スロットから吐出された塗布液の一部がウエブの搬送方向と逆方向に流れ易くなり、ビード内で効率良く混合を行うことができる。
請求項3は請求項1または2において、前記塗布液の粘度が0.1〜10mPa・sであることを特徴とする。
請求項3によれば、塗布液の粘度を上記範囲とすることにより、ビード内での混合を容易に行うことができる。
請求項4は請求項1から3いずれかにおいて、前記スロットの幅であるスロットクリアランスが50〜200μmであることを特徴とする。
請求項4によれば、スロットクリアランスを上記範囲とすることにより、ダイコータのスロット内に他のスロットからの塗布液の混入を防止することができ、スジの発生を抑制することができる。
本発明の請求項5は前記目的を達成するために、混合すると反応により固形物を形成する複数の塗布液を、連続走行するウエブに塗布する塗布方法において、請求項1から4いずれかに記載の塗布装置を用いて塗布することを特徴とする塗布方法を提供する。
請求項5は、本発明の塗布装置を用いた塗布方法であり、ビード内で塗布液を混合することができるので、反応により固形物を形成する塗布液を用いた場合に、特に効果的に用いることができる。
本発明の塗布装置および塗布方法によれば、複数の塗布液をそれぞれ別のスロットから吐出し、塗布ビード内で混合させることにより、効率的に混合拡散することができ、反応性の液を凝集によるスジやムラがなく、均一に塗布することができる。また、ダイコータ内で塗布液同士が混合することがないため、ダイコータ内での凝集物の発生もなく、安定して塗布を行うことができる。
以下、添付図面に従って、本発明に係る塗布装置および塗布方法の好ましい実施の形態について説明する。
本発明の塗布装置は、エクストルージョン型ダイコータを用い、バックアップロール上でウエブに塗布液を塗工する塗布装置を用いる。図1は、本発明の塗布装置の一例を示す断面図である。本発明の塗布装置10は、バックアップロール20に支持されて連続走行するウエブ22に対して、ダイコータ30から2種類の塗布液が吐出され、ダイコータ30とウエブ22の間に塗布ビード40が形成される。そして、塗布ビード40内にて、塗布液が混合し、ウエブ22上に塗布膜(塗布層)42が形成される。
なお、ダイコータ30によって塗布液が塗布される位置(以下、「塗布位置」ともいう)を基準にしてウエブ22の走行方向に関し、塗布位置よりも前段の部分を「ウエブ上流」といい、後段の部分を「ウエブ下流」という。したがって、図1に示す塗布装置10においては、塗布ビード40の下側が「ウエブ上流側」となり、塗布ビード40の上側が「ウエブ下流側」となる。
ダイコータ30は3つのブロック32a、32b、32cから形成され、これら3つのブロックを組み合わせることにより、内部に2つのポケット36a、36bおよびポケット36a、36bからダイコータ30の先端部に延在するスロット34a、34bを有する。このように、ダイコータ30を多ブロック構造とすることにより、ダイコータ30の製造精度を高め、洗浄などの後処理を容易に行うことができる。なお、ダイコータ30の具体的な形状やサイズは、自重、使用時の環境や塗布液の温度、製作使用限界などに基づいて決定される。
ポケット36a、36bは、その形状の断面が曲線および直線で構成され、図1に示す略円形の形状でもよく、半円形でもよい。ポケット36a、36bはダイコータ30の幅方向(ウエブ22の搬送方向に対して垂直方向)にその断面形状を延長された塗布液の液溜め空間で、その有効延長の長さは塗布幅と同等若しくは塗布幅より若干長くする。ポケット36a、36bへの塗布液の供給は、図1においては、ダイコータ30の側面から行うサイド供給方式により行い、ポケット36a、36bには塗布液が漏れ出ないようにするための栓を設けている。また、センター供給方式により塗布液の供給を行うことも可能である。
スロット34a、34bは、それぞれポケット36a、36bからウエブ22への塗布液の流路であり、ポケット36a、36bと同様にダイコータ30の幅方向にその断面形状を有する。スロット34a、34bのウエブ22側に位置する開口部は、幅規制板(図示せず)などを用いて塗布幅と同じ幅となるように調整される。また、スロット34a、34bとバックアップロール20のウエブ走行方向の接線とのなす角は30°以上90°以下であることが好ましい。また、スロット34a、34bの開口幅であるスロットクリアランスは、50〜200μmの範囲であることが好ましい。一般的にウエブへの塗布液の塗布には50μm〜1mmの開口幅であるダイコータが用いられるが、開口幅が200μmを超えると、スロット内に他層の液が混入するため、スジが発生することがあり、200μm以下の開口幅で行うことが好ましい。
スロット34a、34bの開口部が位置する先端リップ44にかけて、ダイコータ30は先細り状に形成されており、その先端リップ44は、平面状に形成されている。また、各ブロック32a、32b、32cの先端はリップランド38a、38b、38cと呼ばれる。また、各リップランド38a、38b、38cの長さをそれぞれリップ長さLa、Lb、Lcとする。
次にウエブ22とリップランド38a、38bの間隔であるクリアランスDa、Dbについて説明する。クリアランスDaは、そのクリアランスの直前のスロットから吐出される塗布液による膜厚の3倍を超え、20倍以下の広さのクリアランスを有している。具体的には、スロット34aから塗布液を1cc/mで供給した場合、膜厚は1μmとなる。したがって、クリアランスDaは3μmより大きく20μm以下とする。クリアランスDbについても同様であり、本発明においては、両方のクリアランスDa、Dbについて上記の関係を有する。クリアランスDa、Dbを膜厚の3倍より広くすることにより、塗布ビード40内にて渦流を発生させることができるので、塗布液同士の混合拡散を促進することができ、スジ、ムラなどによる故障がなく、かつ、均一な膜厚の層を形成することができる。また、クリアランスが膜厚の20倍より広くなると、塗布ビードが形成できす、塗布できないため、クリアランスは、塗布液から形成されるWET状態での膜厚の3倍を超え20倍以下とする。
特に本発明においては、ウエブ走行方向の最下流のスロットから吐出される塗布液の塗布量とクリアランスの関係を規定するのみでなく、下流側から2番目以降についても、塗布量とクリアランスの関係を規定することにより、混合を促進することができ、均一な塗布が可能となる。
また、各ブロックにおけるクリアランスDa、Dbは、隣接するクリアランス同士において、上流側と下流側のクリアランスの差が50〜200μmで上流側のクリアランスが広いことが好ましい、つまり、クリアランスDa、Dbについては、クリアランスDaよりクリアランスDbを広くすることが好ましい。クリアランスの差が50μm未満であると、界面の乱れによりスジが発生するため好ましくない。また、200μmを超えると液だれが発生するため好ましくない。
次に4つのブロック132a、132b、132c、132dから形成されたダイコータ110の例を図2に示す。ダイコータ110は4つのブロック132a、132b、132c、132dを組み合わせることにより、内部に3つのポケット136a、136b、136cからダイコータ130の先端部に延在するスロット134a、134b、134cを有する。
このように、スロットが3つある場合においても、2つある場合と同様に、ウエブ22とリップランド138aの間隔であるクリアランスDaは、その直前のスロット134aから吐出される塗布液による膜厚の3倍を超え20倍以下のクリアランスとする。同様に、クリアランスDbはスロット134b、クリアランスDcは134cから吐出される塗布液による膜厚の3倍を超え20倍以下のクリアランスとする。これにより、スロットの上流側に形成される塗布ビード内にて、上流側のスロットから吐出される塗布液と混合することができるので、均一に塗布を行うことができる。
また、クリアランスの距離もDaよりDbを広くし、DbよりDcを広くし、その差が50〜200μmの範囲とすることが好ましい。
このように、図1においては3つのブロックから形成され、2種類の塗布液を塗布する塗布装置、図2においては4つのブロックから形成され、3種類の塗布液を塗布する塗布装置について説明したが、本発明はこれに限定されず、ブロックの数を増やすことにより、塗布する塗布液の数を増やすことができる。ブロックの数が増えた場合でも、スロットから吐出される塗布液による膜厚とクリアランスの条件を満たすことにより、本発明の効果を得ることができる。
次に、本発明の塗布装置および塗布方法に用いられる材料について説明する。
本発明に用いられるウエブとしては、例えばポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリプロピレン、ポリエチレン、三酢酸セルロース、二酢酸セルロース、ポリ(メタ)アクリル酸アルキルエステル、ポリ(メタ)アクリル酸エステル共重合体、ポリ塩化ビニル、ポリビニルアルコール、ポリカーボネート、ポリスチレン、セロファン、ポリ塩化ビニリデン共重合体、ポリアミド、ポリイミド、塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体、ポリテトラフロロエチレン、ポリトリフロロエチレン、TACなどのセルロース系フィルム、ナイロンフィルム等の各種のプラスチックフィルム、紙、紙にポリエチレン、ポリプロピレン、エチレンブテン共重合体等の炭素数が2〜10のα−ポリオレフィン類を塗布又はラミネートした各種積層紙、アルミニウム、銅、スズ等の金属箔等あるいは帯状機材の表面に予備的な加工層を形成させたものを用いることができる。更にこれらの二種以上からなる複合材料も使用することができる。支持体の厚さは、2〜500μmが好ましく、平面均一性の優れていることが求められる。
塗布液としては、光学保障シート塗布液、反射防止フィルム塗布液、防眩性付与液磁性塗布液、写真感光性塗布液、磁性塗布液、視野角拡大塗布液、表面保護液、帯電防止液、滑性用塗布液、カラーフィルター用顔料液等が有効であるが、これらに限定されない。また、湿潤膜厚が25μm以下の薄膜を塗布する系に有効であるが、特に多層を構成する膜のうちの少なくとも1層を20μm以下の湿潤膜厚で塗布する系に対し有効である。また、2種類以上の塗布液を混合することにより、反応する物質が含まれている混合液を混合する系に対し有効である。
また、塗布時の塗布液の粘度は、0.1〜10mPa・sの範囲、表面張力は20〜70mN/mの範囲が好ましい。特に、塗布液の粘度が0.1〜10mPasでは層の混合を十分に行うことができるが、塗布液の粘度が上記範囲外であると、塗布液が混合せず、厚み方向の分布が発生するため好ましくない。塗布速度については、概ね100m/分程度の領域まで適応することができる。
以下の実施例に基づき本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
[試験例1:塗布装置の検討]
使用塗布液として次の2種類の液を用いた。
≪塗布液A≫
石灰処理ゼラチンの14%水溶液823g、電子伝達剤(a)の分散剤185g、電子供与体[6]のゼラチン分散剤590gに水1312mlを加え、38℃で溶解した。次に界面活性剤(11)の5%水溶液49ml、化合物(12)の5%水溶液138ml、デキストラン77ml、増粘剤(10)の3%水溶液115mlを加え塗布液とした。この塗布液のpHは40℃において6.8であった。
Figure 2009240940
Figure 2009240940
Figure 2009240940
Figure 2009240940
Figure 2009240940
≪塗布液B≫
下記に示す化合物I−1の2.5%メタノール溶液を塗布液とした。
Figure 2009240940
上記塗布液を図1に記載されている塗布装置10を用いて塗布を行った。下流側のスロット34aから塗布液Aを、上流側のスロット34bから塗布液Bを吐出し塗布を行った。塗布液の送液量は、塗布液A:15cc/m、塗布液B:15cc/m、トータル30cc/mとし、塗布速度20m/minで塗布を行った。なお、表中において、スロットクリアランスAはスロット34aの幅であり、スロットクリアランスBはスロット34bの幅である。
また、比較例1として、図3に示す単層塗布におけるエクストルージョン塗布装置を用いて塗布を行った。塗布液はダイコータ内に塗布液を送液する前に混合し、ウエブに60cc/mで吐出した。評価は膜面を目視により観察し、スジの発生、混合状態を確認した。結果を表1に示す。なお、以下の試験例においても、塗布液A、Bを用いた試験においては、目視により観察を行い、評価を行った。各評価は以下の基準により行った。
≪スジ≫
○・・・・・・スジ発生なし
△・・・・・・目標膜厚に対し±1%以下のスジ有り
×・・・・・・目標膜厚に対し±1%以上のスジ有り
≪混合≫
○・・・・・・完全に混合
○○%混合・・膜厚の○○%混合(後は分離)
≪総合評価≫
◎・・・・・・スジ・混合とも問題なし
○・・・・・・スジの発生がなく、90%以上混合
△・・・・・・スジの評価が△、もしくは60%以上90%未満混合
×・・・・・・スジの評価が×、もしくは60%未満混合
Figure 2009240940
実施例1では良好な面状が得られたのに対し、比較例1では配管内やスロット内部に凝集物がみられ、塗布膜にスジが発生していた。
[試験例2:塗布量とクリアランスの検討]
使用塗布液として以下の2液を用いた。
≪塗布液C≫
PL−1−MEK (扶養化学工業株式会社製)
≪塗布液D≫
・CFP−FF−775B(C.I.PB15:6分散液、富士フイルムエレクトロマテリアル(株)製) ・・・4.5質量%
・CFP−FF−293Y(C.I.PY139分散液、富士フイルムエレクトロマテリアル(株)製) ・・・3.37質量%
・CFP−FF−802V(C.I.PV23分散液、富士フイルムエレクトロマテリアル(株)製、) ・・・4.16質量%
・CFP−FF−949K(カーボンブラック分散液、富士フイルムエレクトロマテリアル(株)製) ・・・11.9質量%
・MMPG−AC(プロピレングリコール モノメチルエエーテルアセテート)
・・・18.9部
・メチルエチルケトン ・・・52.0質量%
・ヒドロキノンモノメチルエーテル ・・・0.0022質量%
・ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート ・・・4.85質量%
・ビス〔4−〔N−〔4−(4,6−ビストリクロロメチル−s−トリアジン−2−イル)フェニル〕カルバモイル〕フェニル〕セバケート ・・・0.238質量%
・共重合体(メチルイエルケトン30質量%溶液) ・・・0.065質量%
各塗布液は、図1に記載されている塗布装置10を用いて塗布され、下流側のスロット34aから塗布液Cを、上流側のスロット34bから塗布液Dを吐出し、塗布を行った。
塗布液の送液量は、塗布液C:15cc/m、塗布液D:15cc/m、トータル30cc/mとし、塗布速度を20m/minで塗布を行った。クリアランスDaとクリアランスDbの差を100μmで固定し、クリアランスDaを変化させて、塗布後の塗布膜を評価した。結果を表2に示す。
評価は、塗布膜(塗布層)の断面を透過型電子顕微鏡により観察し、塗布液Cに含まれるシリカの面内膜厚方向の液混合状況を確認すると共に、面状を濃度測定することにより、スジの有無を確認した。なお、以下の試験例においても、塗布液C、Dを用いた試験においては、同様の評価方法により評価を行った。また、各評価は試験例1と同様の基準により行った。
Figure 2009240940
表2より、クリアランスDaを変化させたところ、クリアランスDaが塗布液Cによる膜厚の3倍である45μmを超えた実施例2からスジが良化することが確認できた。また、クリアランスDa、Dbが塗布液C、Dによる膜厚の15倍を超える比較例4においては、ビードが成立せず塗布ができなかった。
[試験例3:クリアランスの差の検討]
塗布液C、Dを用い、試験例2と同じ条件で塗布を行った。クリアランスDaは60μmに保ち、クリアランスDaとクリアランスDbの差を検討するため、クリアランスDbを30〜310μmの間で変化させて塗布を行った。結果を表4に示す。
Figure 2009240940
クリアランスDbが塗布液Dによる膜厚の3倍である45μmより狭い比較例5はスジが発生していた。また、塗布液Dによる膜厚の20倍である300μmより広い比較例6は、ビードが形成されず塗布できなかった。クリアランスDaとクリアランスDbの差が、50μm以下である実施例5、6はスジが若干発生していたが問題無い程度であった。また、クリアランスの差を50〜200μm以下の範囲とした実施例7〜9は良好な面状の塗布を行うことができた。
[試験例4:塗布量の検討]
図1に記載されている塗布装置10を用いて、塗布液Bの送液量は15cc/mで固定し、塗布液Aの送液量を変化させて塗布を行った。クリアランスDaとクリアランスDbの差は、100μmで固定し、塗布速度は20m/minとした。また塗布液の粘度はそれぞれ、塗布液A:10mPa・s、塗布液B:3mPa.sである。結果を表4に示す。
Figure 2009240940
表4に示すように、実施例10〜15のいずれの実施例においても、良好な塗布を行うことができた。塗布量に影響されず、塗布量とクリアランスを所定の関係を維持することで良好な膜を形成することができることが確認できた。
[試験例5:粘度の検討]
塗布液の送液量は、塗布液C:15cc/m、塗布液D:15cc/mとし、塗布速度は20m/minとした。クリアランスDaを60μm、クリアランスDbを160μmに固定し、粘度を表5に示す粘度で塗布を行った。粘度変更は、塗布液の溶媒量を調整することにより行った。粘度は塗布液Cおよび塗布液Dの両方を変化させた実施例、および、塗布液Cの粘度を一定にして、塗布液Dの粘度を変化させた実施例について行った。結果を表5に示す。
Figure 2009240940
表5に示すように、塗布液Cおよび塗布液Dの粘度が0.1〜10mPa・sの範囲では、層の混合が充分に行われていたが、粘度が15mPa・s以上の場合、混合が充分に行われず、粘度が高くなるほど。混合が不充分となる傾向にあった。
[試験例6:スロットクリアランスの検討]
塗布液の送液量は、塗布液C:15cc/m、塗布液D:15ccmとし、塗布速度は20m/minとした。クリアランスDa、Db、塗布液C、Dの粘度を一定とし、スロットクリアランスA、Bを表6に示す数値に変更することにより評価を行った。結果を表6に示す。
Figure 2009240940
表6に示すように、スロットクリアランスが50〜200μmの範囲である実施例25〜27はスジの発生がなく、良好な面状の塗布層を得ることができた。しかし、200μmを超えた実施例28、29においては、スロット内に他の層の液が混入するため、若干スジが発生していることが確認できた。
スロットが2つである本発明の一実施の形態における塗布装置の断面図である。 スロットが3つである本発明の一実施の形態における塗布装置の断面図である。 比較例の塗布装置を示す図である。
符号の説明
10、110…塗布装置、20…バックアップロール、22…ウエブ、30、130…ダイコータ、32a、32b、32c、132a、132b、132c、132d…ブロック、34a、34b、134a、134b、134c…スロット、36a、36b、136a、136b、136c…ポケット、38a、38b、38c、138a、138b、138c、138d…リップランド、40、140…塗布ビード、42、142…塗布膜、44、144…先端リップ、Da、Db、Dc…クリアランス、La、Lb、Lc、Ld…リップ長さ

Claims (5)

  1. バックアップローラに支持されて連続走行するウエブの表面に向けてスロットダイの複数のスロットからそれぞれ塗布液を吐出させて前記スロットダイのリップランドと前記ウエブとの間のクリアランスに塗布液のビードを架設し、該ビードを介して塗布液を前記ウエブに塗布する塗布装置において、
    前記リップランドと前記ウエブの間の各クリアランスが、前記ウエブ走行方向から見て、該リップランドの直ぐ上流側のスロットから吐出される塗布液による膜厚の3倍を超え20倍以下であることを特徴とする塗布装置。
  2. 前記スリットを挟んだ上流側と下流側のクリアランスの差が50〜200μmで上流側のクリアランスが広いことを特徴とする請求項1に記載の塗布装置。
  3. 前記塗布液の粘度が0.1〜10mPa・sであることを特徴とする請求項1または2に記載の塗布装置。
  4. 前記スロットの幅であるスロットクリアランスが50〜200μmであることを特徴とする請求項1から3いずれかに記載の塗布装置。
  5. 混合すると反応により固形物を形成する複数の塗布液を、連続走行するウエブに塗布する塗布方法において、
    請求項1から4いずれかに記載の塗布装置を用いて塗布することを特徴とする塗布方法。
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