JP2009239481A - 無線通信装置、プログラムおよび方法 - Google Patents

無線通信装置、プログラムおよび方法 Download PDF

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Abstract

【課題】スループットの向上
【解決手段】送信データが格納されてからの経過時間を送信データごとに計測する手段214と、経過時間により第1端末局を選択する手段208と、第1端末局と共に宛先となる第2端末局を選択する手段209と、第1および第2端末局への各送信モードである第1および第2送信モードを決定する手段213と、第1端末局への送信データの第1データサイズと第1送信モードに基づいて第1端末局の第1フレーム時間長を計算し、第1フレーム時間長に対する第2端末局の第2フレーム時間長の割合が最も1に近くなるように、第2送信モードに基づいて第2端末局への送信データの第2データサイズを予め決められたサイズの単位で決定する手段212と、第1端末局宛の送信データと第2端末局宛の第2データサイズの送信データを、第1および第2送信モードで空間多重伝送により送信する手段206と、を具備する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、無線端末局に対して空間多重伝送を行う無線通信装置、プログラムおよび方法に関する。
従来、空間多重伝送における無線端末局のグループ化手法が知られている(例えば、非特許文献1参照)。この種の方法では、バッファの先頭からMユーザ分のデータを取り出し、それぞれの長さと各ユーザの伝送速度から、伝送に必要な所要時間(すなわち、フレーム長)を算出する。この所要時間を長さの順にソートし、連続したN局を多重化した場合のMAC効率ロスを最小にする組み合わせを(M−N+1)組の中から選択する。なお、伝送速度は変調方式と符号化率に対応する送信モードで決まる。
また、従来、基地局から各端末局へ送信するデータペイロード長にばらつきがある場合、端末局ごとの利用サブキャリア数を算出し、算出された利用サブキャリア数にしたがって端末局ごとのサブキャリアへの割り当てを実施し、このサブキャリア割り当てに従ってデータ送信を実施する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
電子情報通信学会、2006ソサイエティ大会B−1−222 特開2007−214956号
上記従来の技術では、バッファの先頭ユーザが空間多重伝送の宛先として必ずしも選択されないため、送信遅延が大きくなり、QoSを満たさない可能性が生じるという問題がある。また、無線端末局間の空間相関を全く考慮していないため、選択された無線端末局間の空間相関が大きい場合にパケット誤りが多発し、スループット特性が劣化するという問題がある。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、送信遅延を小さくしスループットを向上する無線通信装置、プログラムおよび方法を提供することを目的とする。
上述の課題を解決するため、本発明の無線通信装置は、複数の無線端末局宛ての複数の送信データを格納する格納手段と、前記格納手段に前記送信データが格納されてからの経過時間を前記送信データごとに計測する計測手段と、複数の前記経過時間に基づいて複数の前記送信データの宛先である複数の無線端末局から第1無線端末局を選択する第1選択手段と、前記第1無線端末局と共に空間多重伝送の宛先となる第2無線端末局を、前記第1無線端末局を除いた前記複数の無線端末局から選択する第2選択手段と、前記第1無線端末局への送信モードである第1送信モードと、前記第2無線端末局への送信モードである第2送信モードとを決定する第1決定手段と、前記第1無線端末局への送信データの第1データサイズと前記第1送信モードとに基づいて前記第1無線端末局の第1フレーム時間長を計算し、該第1フレーム時間長に対する前記第2無線端末局の第2フレーム時間長の割合が最も1に近くなるように、前記第2送信モードに基づいて前記第2無線端末局への送信データの第2データサイズを予め決められたサイズの単位で決定する第2決定手段と、前記第1無線端末局宛の送信データと前記第2無線端末局宛の前記第2データサイズの送信データを、前記第1送信モードおよび前記第2送信モードで空間多重伝送により送信する送信手段と、を具備することを特徴とする。
また本発明の無線通信装置は、複数の無線端末局宛ての複数の送信データを格納する格納手段と、前記格納手段に前記送信データが格納されてからの経過時間を前記送信データごとに計測する計測手段と、複数の前記経過時間に基づいて複数の前記送信データの宛先である複数の無線端末局から第1無線端末局を選択する第1選択手段と、前記第1無線端末局と共に空間多重伝送の宛先となる第2無線端末局を、前記第1無線端末局を除いた前記複数の無線端末局から選択する第2選択手段と、前記第1無線端末局への送信モードである第1送信モードと、前記第2無線端末局への送信モードである第2送信モードとを決定する第1決定手段と、前記送信データが宛先の無線端末局に受信されたかどうかを示す送達確認信号を該宛先の無線端末局から受信する受信手段と、前記送達確認信号を参照して宛先ごとに連続して送信が成功している回数に比例して、宛先ごとに大きな上限フレーム集約数を設定する第2設定手段と、前記第1無線端末局のフレーム集約数と第1データサイズと前記第1送信モードに基づいて前記第1無線端末局の第1フレーム時間長を計算し、該第1フレーム時間長に対する前記第2無線端末局の第2フレーム時間長の割合が最も1に近くなるように、前記第2送信モードに基づいて前記第2無線端末局のフレーム集約数を前記第2無線端末局宛の上限フレーム集約数の範囲内で決定する第2決定手段と、前記第1無線端末局宛の送信データと前記第2無線端末局宛のフレーム集約数の送信データを、前記第1送信モードおよび前記第2送信モードで空間多重伝送により送信する送信手段と、を具備することを特徴とする。
本発明の無線通信装置、プログラムおよび方法によれば、送信遅延を小さくしスループットを向上することができる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態に係る無線通信装置、プログラムおよび方法について詳細に説明する。なお、以下の実施形態では、同一の番号を付した部分については同様の動作を行うものとして、重ねての説明を省略する。
無線基地局101と無線端末局103〜109が無線通信を行うネットワークの概略構成の一例について図1を参照して説明する。
図1では、無線基地局101が無線端末局109と無線端末局106に空間多重伝送によりフレーム102を送信する様子を示している。このように、無線基地局101は、1以上の無線端末局を選択し、それぞれの無線端末局宛てのデータを同一周波数帯において同時に送信する。実施形態では、無線基地局101が2以上の無線端末局宛にデータを同時に送信する場合について説明する。一般に無線端末局宛のデータサイズは異なり、無線端末局同士の伝搬路応答の相関も異なる。本実施形態では、これらの情報に基づいて無線基地局101がデータを同時に送信する複数の無線端末局を選択する。
(第1の実施形態)
無線基地局101に対応する第1の実施形態の無線基地局200の概略構成の一例について図2を参照して説明する。
無線基地局200は、複数のアンテナ201、複数の無線通信部202、スイッチ203、受信処理部204、受信制御部205、送信処理部206、送信データ格納部207、基準ユーザ選択部208、第2ユーザ選択部209、送信タイミングタイマー210、送信制御部211、データサイズ決定部212、送信モード決定部213、経過時間タイマー214を含む。
複数のアンテナ201は、複数の無線端末局との間で無線信号のやり取りを行う。複数の無線通信部202は、複数のアンテナ201から受信信号を受け取る。また複数の無線通信部202は、送信信号を複数のアンテナ201に渡す。スイッチ203は、複数の無線通信部202から選択した受信信号を受信処理部204に渡す。またスイッチ203は、送信処理部206から受け取った送信信号を、選択した無線通信部202に渡す。
受信処理部204は、受信信号を受け取り所定の受信処理を行う。受信処理部204は例えば無線端末局から送達確認状況を含むACK信号を受け取る。受信制御部205は、送信データ格納部207に格納されている送信済みのデータのACK信号を受け取った場合に、送信データ格納部207に格納されている対応するデータに送達確認状況を受け取った旨の記述を付加する。
基準ユーザ選択部208は、送信制御部211が送信タイミングであると判定した場合に、送信データ格納部207に格納されたデータの経過時間に基づいて基準ユーザの選択を行う。基準ユーザ選択部208の動作の例については後に図6、図7、図8、図9を参照して説明する。
第2ユーザ選択部209は、基準ユーザ選択部208が選択した基準ユーザ以外の第2ユーザを選択する。
送信モード決定部213は、基準ユーザ選択部208が選択した基準ユーザと第2ユーザ選択部209が選択した第2ユーザの送信モードを決定する。送信モード決定部213は、例えば過去の誤り率等の宛先ごとの統計情報を格納していて、この統計情報から誤り率の低い送信モードを選択する。
データサイズ決定部212は、送信モード決定部213が決定した基準ユーザの送信モードと、送信データ格納部207から取得する基準ユーザのデータサイズに基づいて、基準ユーザのフレーム時間長の計算を行う。データサイズ決定部212は、基準ユーザのフレーム時間長の計算が完了すると、基準ユーザのフレーム時間長に対する第2ユーザのフレーム時間長の割合が1に最も近くなるように、第2ユーザの送信モードに基づいて、予め決められたデータサイズ最小単位で第2ユーザのデータサイズを決定する。データサイズ決定部212の動作については後に図5を参照して説明する。
送信タイミングタイマー210は、送信データの衝突を防ぐためのバックオフタイマーであり、例えば送信データ格納部207が送信データを受け取ったら乱数を選んで、この送信データを送信するまでの時間を計測する。
送信制御部211は、送信タイミングタイマー210を参照し、送信しようとしている送信データが送信タイミング(送信タイミングタイマー210が0である時)であるか否かを判定し、送信タイミングである場合にデータサイズ決定部212から第2ユーザのデータサイズを受け取り、送信データ格納部207に基準ユーザと第2ユーザと、第2ユーザのデータサイズとを知らせる。
送信データ格納部207は、入力端子からデータが入力されたか否かを判定し、データが入力されなければデータの入力を待つ(後の図4参照)。送信データ格納部207が入力するデータは、送信データであり宛先名とデータのサイズとデータそのものを含む。送信データ格納部207は入力したデータを格納し経過時間タイマー214を起動する。また送信データ格納部207は、経過時間タイマー214を起動した後、送信タイミングタイマー210を起動する。送信データ格納部207は、最初に送信データを入力したときに送信タイミングタイマー210を起動し、この送信データのACK信号を受信したとの知らせを受信制御部205から受け取ったら、或いは、ACK信号を所定の時間内に受信しなかったとの知らせを受信制御部205から受け取ったら、再び送信タイミングタイマー210を起動する。送信データ格納部207は、送信制御部211から受け取った送信情報に対応する(宛先名、データサイズ、データ)を送信処理部206に渡す。
経過時間タイマー214は、送信データ格納部207が格納しているデータが格納してからどれだけの期間が経過したかを計測し、この期間(経過時間)を送信データ格納部207のデータごとに付与する。経過時間タイマー214の代わりに、送信データ格納部207に格納されているデータを古い順番にソートするソート部(図示せず)を設けてもよい。
送信処理部206は、基準ユーザのデータサイズと送信モード決定部213が決定した送信モードにより基準ユーザのフレームの変調を行い、データサイズ決定部212が決定した第2ユーザのデータサイズと送信モード決定部213が決定した送信モードにより第2ユーザのフレームの変調を行う。
次に、無線基地局200が行う空間多重伝送処理の一例について図3を参照して説明する。
送信データ格納部207が、入力端子からデータが入力されたか否かを判定し(ステップS301)、データが入力されなければデータの入力を待つ。一方、ステップS301においてデータが入力されれば、送信データ格納部207が、入力されたデータを格納し(ステップS302)、経過時間タイマー214を起動する(ステップS303)。送信データ格納部207が、経過時間タイマー214を起動した後、送信タイミングタイマー210を起動し(ステップS304)、送信制御部211が送信タイミングか否かを判定する(ステップS305)。
一方、送信制御部211が送信タイミングであると判定した場合には、基準ユーザ選択部208は送信データ格納部207に格納されたデータの経過時間に基づいて基準ユーザの選択を行う(ステップS306)。この基準ユーザの選択については後に図6、図7、図8、図9を参照して説明する。基準ユーザ選択部208による基準ユーザの選択が完了すると、第2ユーザ選択部209は基準ユーザの情報に基づいて第2ユーザの選択を行う(ステップS307)。基準ユーザと第2ユーザの選択が完了すると、送信モード決定部213はステップS306で選択された基準ユーザとステップS307で選択された第2ユーザの送信モードを決定する(ステップS308)。データサイズ決定部212は、ステップS308で決定された基準ユーザの送信モードと基準ユーザのデータサイズに基づいて基準ユーザのフレーム時間長の計算を行う(ステップS309)。データサイズ決定部212が、基準ユーザのフレーム時間長の計算が完了すると、基準ユーザのフレーム時間長に対する第2ユーザのフレーム時間長の割合が1に最も近くなるように、ステップS308で決定された第2ユーザの送信モードに基づいて、予め決められたデータサイズ最小単位で第2ユーザのデータサイズを決定する(ステップS310)。
例えば、システムに10Mbps、20Mbps、40Mbps、80Mbpsの4つの送信モードが用意されていた場合、データサイズがLバイトのフレーム時間長D(単位はマイクロ秒)が
D=4×8×L/R ・・・(式1)
で表されるとする。ただし、Rは送信モード(伝送速度)とする。いま、基準ユーザの送信モードが40Mbps、第2ユーザの送信モードが20Mbpsと決定され、基準ユーザのデータサイズが1000バイトであるとする。(式1)により基準ユーザのフレーム時間長D(p)を計算すると、
D(p)=4×8×1000/40=800マイクロ秒 ・・・(式2)
と計算される。いま、送信データ格納部207に格納された第2ユーザのデータサイズが2000バイトであり、予め決められたデータサイズの最小単位(単位サイズ)を400バイトとする。これにより、第2ユーザのデータサイズは、400バイト、800バイト、1200バイト、・・・のように選択される。第2ユーザのデータサイズを400バイトとした時の第2ユーザのフレーム時間長D(s)_400は、
D(s)_400=4×8×400/20=640マイクロ秒 ・・・(式3)
と計算され、第2ユーザのデータサイズを800バイトとした時の第2ユーザのフレーム時間長D(s)_800は、
D(s)_800=4×8×800/20=1280マイクロ秒 ・・・(式4)
と計算される。(式2)と(式3)から第2ユーザのデータサイズを400バイトとした時の基準ユーザのフレーム時間長に対する第2ユーザのフレーム時間長の割合P(400)は、
P(400)=640/800=0.8 ・・・(式5)
と計算され、(式2)と(式4)から第2ユーザのデータサイズを800バイトとした時の基準ユーザのフレーム時間長に対する第2ユーザのフレーム時間長の割合P(800)は、
P(800)=1280/800=1.6 ・・・(式6)
と計算される。(式5)と(式6)により、基準ユーザのフレーム時間長に対する第2ユーザのフレーム時間長の割合が1に近いのは、第2ユーザのデータサイズを400バイトとした場合であるから、データサイズ決定部212はこの場合には第2ユーザのデータサイズを400バイトと決定する。したがって、送信データ格納部207に格納された第2ユーザの2000バイトのデータのうち、400バイトが送信され、残りの1600バイトは送信データ格納部207に保持されたままとなる。ステップS310において第2ユーザのデータサイズが決定すると、送信処理部206は、基準ユーザのデータサイズとステップS308で決定された送信モードにより基準ユーザのフレームの変調と、ステップS310で決定された第2ユーザのデータサイズとステップS308で決定された送信モードにより第2ユーザのフレームの変調を行い(ステップS311)、複数のアンテナ201と複数の無線通信部202が、変調された基準ユーザのフレームと第2ユーザのフレームを空間多重により送信を行う(ステップS312)。
なお、基準ユーザと第2ユーザの選択、送信モードの決定とデータサイズの決定は定期的に行ってもよい。
次に、2つ目以降のデータを取得する場合について図4を参照して説明する。
送信データ格納部207が、ステップS301で最初のデータを取得した後、入力端子からデータが入力されたか否かを判定し(ステップS401)、データが入力されなければステップS305以降の処理を繰り返す。一方、ステップS401においてデータが入力されれば、送信データ格納部207に入力されたデータを格納し(ステップS402)、経過時間タイマー214を起動する(ステップS403)。
図4のフローは、ステップS301で入力された送信データのACK信号を取得するまでの間に送信データ格納部207が行う。ステップS301で入力された送信データのACK信号を取得した場合には、再びステップS301から動作が始まる。
次に、データサイズ決定部212の動作の一例について図5を参照して説明する。
データサイズ決定部212は、基準ユーザのフレーム時間長に対する第2ユーザのフレーム時間長の割合である最適割合を0に初期化し(ステップS501)、最適データサイズに第2ユーザの元のデータサイズを設定する(ステップS502)。データサイズ候補に第2ユーザの元のデータサイズを設定し(ステップS503)、データサイズ候補と送信モードによりフレーム時間長を計算する(ステップS504)。基準ユーザのフレーム時間長に対する第2ユーザのフレーム時間長の割合を計算し(ステップS505)、計算した割合から1を減算した値の絶対値が最適割合から1を減算した値の絶対値よりも小さいか否かを判定する(ステップS506)。計算した割合から1を減算した値の絶対値が最適割合から1を減算した値の絶対値よりも小さければ、最適割合に計算した割合を代入し(ステップS507)、最適データサイズにデータサイズ候補を代入する(ステップS508)。
一方、ステップS506において計算した割合から1を減算した値の絶対値が最適割合から1を減算した値の絶対値よりも小さくなければ、ステップS509の処理へ進む。データサイズ候補から単位サイズを減算した値が0よりも大きいか否かを判定し(ステップS509)、0よりも大きければデータサイズ候補から単位サイズを減算した値をデータサイズ候補として(ステップS510)ステップS504以降の処理を繰り返す。一方、データサイズ候補から単位サイズを減算した値が0よりも大きくなければ、最適データサイズの値を第2ユーザのデータサイズとして決定する(ステップS511)。
次に、基準ユーザ選択部208の動作の第1例について図6を参照して説明する。
基準ユーザ選択部208は、送信データ格納部207の中から、経過時間タイマー214によって付与された、送信データ格納部207に到着してからの経過時間が予め決められたしきい値以上であるか否かを判定し(ステップS601)、経過時間が予め決められたしきい値以上であれば、ユーザ(すなわち、宛先名)が複数であるかを送信データ格納部207に格納されているデータによって判定し(ステップS602)、ユーザが複数である場合にはユーザをランダムに1つ選択する(ステップS603)。ステップS602でユーザが1つしかいない場合にはステップS604に進む。そして、データの宛先端末を基準ユーザとして選択する(ステップS604)。また、ステップS601で経過時間しきい値未満である場合には基準ユーザの選択は行わない。
このように、キューの先頭近傍の無線端末局から基準ユーザを選択することにより、QoSを満たすことができる。
次に、基準ユーザ選択部208の動作の第2例について図7を参照して説明する。
基準ユーザ選択部208は、送信データ格納部207の中にある送信データのうち、送信データ格納部207に到着してからの経過時間が最大のデータに対応するユーザを検索し(ステップS701)、検索した経過時間が最大のユーザを基準ユーザとして選択する(ステップS702)。
このように、キューに到着してからの経過時間が最大のユーザを基準ユーザとして選択することにより、送信遅延要求を満たすことができる。
次に、基準ユーザ選択部208の動作の第3例について図8を参照して説明する。
この第3例では、送信データ格納部207は、宛先名、データサイズ、データの他に、ある設定された要求時刻までに送信する必要があることを図示していない送信部から受け取る。送信データ格納部207は、この要求時刻から、送信する必要がある残り時間を算出し、宛先名、データサイズ、データ、残り時間を格納している。残り時間は、要求時刻−現時刻によって算出される。現時刻は図示しない時計によって示される。
基準ユーザ選択部208は、送信しなければならない時刻までの残り時間と比較するための最小残り時間を初期化し(ステップS801)、送信データ格納部207に格納されたデータを選択する(ステップS802)。初期化された最小残り時間は、0ではなく予め決められた有限時間である。選択されたデータの送信要求時刻から現時刻を減算した結果を残り時間として計算し(ステップS803)、計算した残り時間が最小残り時間よりも小さいか否かを判定する(ステップS804)。計算した残り時間が最小残り時間よりも小さい場合には、最小残り時間に計算した残り時間を代入し(ステップS805)、ユーザ情報を記憶する(ステップS806)。
一方、ステップS804において、計算した残り時間が最小残り時間よりも小さくない場合には、ステップS807の処理へ進む。送信データ格納部207の中に未計算のデータがあればステップS802以降の処理を繰り返し、未計算のデータがなければ最小残り時間のユーザを基準ユーザとして選択する(ステップS807)。
このように、送信要求時間まで残り時間が最も小さいデータの宛先である無線端末局を基準ユーザとすることにより、遅延要求を満たすことができる。
次に、基準ユーザ選択部208の動作の第4例について図9を参照して説明する。
基準ユーザ選択部208は、送信データ格納部207に再送データがあるか否かの判定を行い(ステップS901)、再送データがあれば再送データの宛先であるユーザを基準ユーザとして選択する(ステップS902)。なお、再送データは以前にも送信したデータでACK信号を受け取っていないものである。
一方、ステップS901において再送データがなければ、ステップS601、ステップS701、または、ステップS801に進み以降の処理を行う。ステップS601、ステップS701、および、ステップS801以降の処理については、それぞれ図6、図7、図8において説明済みであるため説明は省略する。
このように、再送データの宛先である無線端末局を基準ユーザとすることにより、遅延要求を満たすことができる。
以上の第1の実施形態によれば、基準ユーザのフレーム時間長に対する第2ユーザのフレーム時間長の割合が最も1に近くなるように、第2ユーザのデータサイズを決定することにより、無線空間リソースを高い効率で利用することができる。
(第2の実施形態)
無線基地局101に対応する第2の実施形態の無線基地局1000の概略構成の一例について図10を参照して説明する。
本実施形態の無線基地局1000は、第1の実施形態の無線基地局200にアップデートタイマー1001とメモリ1002を追加したものである。
アップデートタイマー1001は、ステップS306からステップS310までの処理をするための間隔を確保する時間を計測する。
メモリ1002は、ステップS306からステップS310までの処理で決定される、基準ユーザ情報と第2ユーザ情報、基準ユーザと第2ユーザの送信モード、および第2ユーザのデータサイズを格納する。
送信制御部1003は、第1の実施形態での送信制御部211の動作の他に、アップデートタイマー1001の時間を参照してアップデートタイミングであるか否かを判定する。
次に、無線基地局1000が行う空間多重伝送処理の一例について図11を参照して説明する。
入力端子からデータが入力されたか否かを判定し(ステップS301)、データが入力されなければデータの入力を待つ。一方、ステップS301においてデータが入力されれば、送信データ格納部207に入力されたデータを格納し(ステップS302)、経過時間タイマー214を起動する(ステップS303)。経過時間タイマー214を起動した後、送信タイミングタイマー210を起動し(ステップS304)、送信制御部1003が送信タイミングか否かを判定し(ステップS1101)、送信タイミングでなければ、送信制御部1003がアップデートタイミングであるか否かを判定し(ステップS1102)、アップデートタイミングでなければステップS1101以降の処理を繰り返す。
ステップS1102において、アップデートタイミングであれば、基準ユーザ選択部208が図3のステップS306からステップS310の処理を行い、決定した基準ユーザ情報と第2ユーザ情報、基準ユーザと第2ユーザの送信モード、および第2ユーザのデータサイズをメモリ1002へ格納し(ステップS1103)、ステップS1101以降の処理を繰り返す。一方、ステップS1101において送信制御部1003が送信タイミングであると判定すれば、ステップS1103でメモリ1002に格納した基準ユーザ情報と第2ユーザ情報、基準ユーザと第2ユーザの送信モード、および第2ユーザのデータサイズをメモリ1002から読み出し(ステップS1104)、基準ユーザのデータサイズとステップS1104でメモリ1002から読み出された送信モードにより基準ユーザのフレームの変調と、ステップS1104でメモリ1002から読み出された第2ユーザのデータサイズと送信モードにより第2ユーザのフレームの変調を行い(ステップS311)、変調された基準ユーザのフレームと第2ユーザのフレームを空間多重により送信を行う(ステップS312)。
以上の第2の実施形態によれば、送信タイミングとなる前に、基準ユーザ情報と第2ユーザ情報、基準ユーザと第2ユーザの送信モード、および第2ユーザのデータサイズを決定することにより、送信タイミングとなった際に処理による遅延なく、フレームの送信を行うことができる。
(第3の実施形態)
無線基地局101に対応する第3の実施形態の無線基地局1200の概略構成の一例について図12を参照して説明する。
本実施形態の無線基地局1200は、第1の実施形態の無線基地局200に上限データサイズ決定部1201、第1メモリ1202、第2メモリ1203を追加して、データサイズ決定部212をデータサイズ決定部1204に変更したものである。
上限データサイズ決定部1201は、宛先ごとに上限データサイズを決定し、この上限データサイズを第2メモリ1203に格納する。上限データサイズは、フレーム時間長を計算するために用いられ、データサイズの上限値を示す値である。また上限データサイズ決定部1201は受信制御部1205からACK信号を受け取った旨の信号を受け取り、このACK信号に対応する宛先名、この宛先に送信したときの送信モード、この宛先からACK信号を受け取った旨の信号を第1メモリ1202に格納する。上限データサイズ決定部1201は後に図14を参照して説明する。
第1メモリ1202は、宛先名、この宛先に送信したときの送信モード、この宛先から連続してACK信号を受け取った連続送信成功回数、この宛先から連続してACK信号を受け取らなかった連続送信失敗回数、連続送信成功回数の予め決められたしきい値A、および、連続送信失敗回数の予め決められたしきい値Bを格納している。
第2メモリ1203は、宛先ごとに対応する上限データサイズを格納している。
データサイズ決定部1204は、第1の実施形態でのデータサイズ決定部212での、送信モード決定部213が決定した基準ユーザの送信モードと、送信データ格納部207から取得する基準ユーザのデータサイズに加えて、上限データサイズ決定部1201が決定した上限データサイズに基づいて、基準ユーザのフレーム時間長の計算を行う。その他はデータサイズ決定部212の動作と同様である。データサイズ決定部1204は後に図15を参照して説明する。
受信制御部1205は、第1の実施形態での受信制御部205のように、送信データ格納部207に格納されている送信済みのデータのACK信号を受け取った場合に、送信データ格納部207に格納されている対応するデータに送達確認状況を受け取った旨の記述を付加するだけでなく、さらに、上限データサイズ決定部1201にACK信号を受け取った旨の信号を渡す。
次に、無線基地局1200が行う空間多重伝送処理の一例について図13を参照して説明する。
上限データサイズ決定部1201は、第2メモリ1203に予め決められた上限データサイズの初期値設定を行う(ステップS1301)。続いて第1の実施形態と同様にステップS301からステップS308を行い、その後、データサイズ決定部1204が、ステップS308で決定された基準ユーザの送信モードと基準ユーザのデータサイズに基づいて基準ユーザのフレーム時間長の計算を行う(ステップS1302)。上限データサイズ決定部1201が、第2メモリ1203から第2ユーザの上限データサイズを読み出し(ステップS1303)、データサイズ決定部1204に出力する。
データサイズ決定部1204が、基準ユーザのフレーム時間長の計算が完了すると、基準ユーザのフレーム時間長に対する第2ユーザのフレーム時間長の割合が1に最も近くなるように、ステップS308で決定された第2ユーザの送信モードに基づいて、予め決められたデータサイズ最小単位で第2ユーザのデータサイズを決定する(ステップS1304)。ステップS1304については後に図15を参照して説明する。続いて第1の実施形態と同様にステップS311、ステップS312を行い、その後、上限データサイズ決定部1201は、ステップS312におけるフレームの空間多重伝送に対する宛先の無線端末局からの送達確認状況を第1メモリ1202から取得してこの送達確認状況に基づいて、上限データサイズの更新を行う(ステップS1305)。
次に、上限データサイズ決定部1201が行う上限データサイズの更新処理の一例について図14を参照して説明する。
上限データサイズ決定部1201は、第1メモリ1202に格納されている、受信制御部1205から入力される空間多重伝送したフレームの宛先無線端末局からの送達確認状況に基づいて、フレームの送信が成功したか否かを判定する(ステップS1401)。送信成功であれば、連続送信成功回数が予め決められたしきい値A以上であるか否かの判定を行い(ステップS1402)、しきい値A以上でなければ終了する。一方、しきい値A以上であれば、上限データサイズを予め決められた単位サイズ分だけ増加し(ステップS1403)、連続送信成功回数カウンタを初期化する(ステップS1404)。例えば、上限データサイズが800バイト、単位サイズが200バイト、しきい値Aが10回と決められていた場合には、連続送信成功回数が10回となった場合に上限データサイズを1000バイトに更新する。
一方、ステップS1401において、送信成功でなければ、連続送信失敗回数が予め決められたしきい値B以上であるか否かの判定を行い(ステップS1405)、しきい値B以上でなければ終了する。一方、しきい値B以上であれば、上限データサイズを予め決められた単位サイズ分だけ減少し(ステップS1406)、連続送信失敗回数カウンタを初期化する(ステップS1407)。例えば、上限データサイズが800バイト、単位サイズが200バイト、しきい値Bが5回と決められていた場合には、連続送信失敗回数が5回となった場合に上限データサイズを600バイトに更新する。
次に、データサイズ決定部1204が行う第2ユーザのデータサイズを決定する処理の一例について図15を参照して説明する。
データサイズ決定部1204は、最適割合を0に初期化し(ステップS501)、最適データサイズに第2ユーザの上限データサイズを設定する(ステップS1501)。データサイズ候補に第2ユーザの上限データサイズを設定する(ステップS1502)。続いて第1の実施形態と同様にステップS504からステップS511を行い、第2ユーザのデータサイズを決定する。
以上の第3の実施形態によれば、送信結果に基づいて上限データサイズを予め決めておくことにより最適な伝送を行うことができるようになり、さらに効率の高い空間多重伝送を行うことができる。
(第4の実施形態)
無線基地局101に対応する第4の実施形態の無線基地局1600の概略構成の一例について図16を参照して説明する。
本実施形態の無線基地局1600は、第3の実施形態の無線基地局1200に含まれるデータサイズ決定部1204をフレーム集約数決定部1603に変更し、上限データサイズ決定部1201を上限フレーム集約数決定部1601に変更し、第2メモリ1203を第2メモリ1602に変更したものである。
上限フレーム集約数決定部1601は、宛先ごとに上限フレーム集約数を決定し、この上限フレーム集約数を第2メモリ1602に格納する。フレーム集約数とは、同一の宛先にデータをまとめて送信する場合、まとめて送信するフレーム数を示す。上限フレーム集約数は、フレーム時間長を計算するために用いられ、フレーム集約数の上限値を示す値である。また上限フレーム集約数決定部1601は受信制御部1205からACK信号を受け取った旨の信号を受け取り、このACK信号に対応する宛先名、この宛先に送信したときの送信モード、この宛先からACK信号を受け取った旨の信号を第1メモリ1202に格納する。上限フレーム集約数決定部1601は後に図18を参照して説明する。
第2メモリ1602は、宛先ごとに対応する上限フレーム集約数を格納している。
フレーム集約数決定部1603は、第1の実施形態でのデータサイズ決定部212での、送信モード決定部213が決定した基準ユーザの送信モードと、送信データ格納部207から取得する基準ユーザのデータサイズに加えて、上限フレーム集約数決定部1601が決定した上限フレーム集約数に基づいて、基準ユーザのフレーム時間長の計算を行う。フレーム集約数決定部1603は後に図19を参照して説明する。
受信制御部1205は、第1の実施形態での受信制御部205のように、送信データ格納部207に格納されている送信済みのデータのACK信号を受け取った場合に、送信データ格納部207に格納されている対応するデータに送達確認状況を受け取った旨の記述を付加するだけでなく、さらに、上限フレーム集約数決定部1601にACK信号を受け取った旨の信号を渡す。
次に、無線基地局1600が行う空間多重伝送処理の一例について図17を参照して説明する。
上限フレーム集約数決定部1601は、第2メモリ1602に予め決められた上限フレーム集約数の初期値設定を行う(ステップS1701)。続いて第1の実施形態と同様にステップS301からステップS308を行い、その後、上限フレーム集約数決定部1601は、第2メモリ1602から、基準ユーザの上限フレーム集約数と、第2ユーザの上限フレーム集約数とを読み出し(ステップS1702)、フレーム集約数決定部1603に出力する。フレーム集約数決定部1603は、ステップS308で決定された基準ユーザの送信モードとステップS1702で読み出された基準ユーザの上限フレーム集約数に基づいて基準ユーザのフレーム時間長の計算を行う(ステップS1703)。基準ユーザのフレーム時間長の計算が完了すると、基準ユーザのフレーム時間長に対する第2ユーザのフレーム時間長が1に最も近くなるように、ステップS308で決定された第2ユーザの送信モードに基づいて、第2ユーザのフレーム集約数を決定する(ステップS1704)。
ステップS1704において第2ユーザのフレーム集約数が決定すると、基準ユーザのフレーム集約数とステップS308で決定された送信モードにより基準ユーザのフレームの変調と、ステップS1704で決定された第2ユーザのフレーム集約数とステップS308で決定された送信モードにより第2ユーザのフレームの変調を行い(ステップS311)、変調された基準ユーザのフレームと第2ユーザのフレームを空間多重により送信を行う(ステップS312)。ステップS312におけるフレームの空間多重伝送に対する宛先の無線端末局からの送達確認状況を第1メモリ1202から取得してこの送達確認状況に基づいて、上限フレーム集約数決定部1601は上限フレーム集約数の更新を行う(ステップS1705)。
次に、上限フレーム集約数決定部1601が行う上限フレーム集約数の更新処理の一例について図18を参照して説明する。
上限フレーム集約数決定部1601は、第1メモリ1202に格納されている、受信制御部1205から入力される空間多重伝送したフレームの宛先無線端末局からの送達確認状況に基づいて、フレームの送信が成功したか否かを判定する(ステップS1401)。送信成功であれば、連続送信成功回数が予め決められたしきい値A以上であるか否かの判定を行い(ステップS1402)、しきい値A以上でなければ終了する。一方、しきい値A以上であれば、上限フレーム集約数を予め決められた単位個数だけ増加し(ステップS1801)、連続送信成功回数カウンタを初期化する(ステップS1404)。例えば、上限フレーム集約数が4、単位個数が2、しきい値Aが10回と決められていた場合には、連続送信成功回数が10回となった場合に上限フレーム集約数を6に更新する。
一方、ステップS1401において、送信成功でなければ、連続送信失敗回数が予め決められたしきい値B以上であるか否かの判定を行い(ステップS1405)、しきい値B以上でなければ終了する。一方、しきい値B以上であれば、上限フレーム集約数を予め決められた単位個数だけ減少し(ステップS1802)、連続送信失敗回数カウンタを初期化する(ステップS1407)。例えば、上限フレーム集約数が4、単位個数が2、しきい値Bが5回と決められていた場合には、連続送信失敗回数が5回となった場合に上限フレーム集約数を2に更新する。
次に、フレーム集約数決定部1603が行う第2ユーザのフレーム集約数を決定する処理の一例について図19を参照して説明する。
フレーム集約数決定部1603は、最適割合を0に初期化し(ステップS501)、最適フレーム集約数に第2ユーザの上限フレーム集約数を設定する(ステップS1901)。フレーム集約数候補に第2ユーザの上限フレーム集約数を設定し(ステップS1902)、フレーム集約数候補と送信モードによりフレーム時間長を計算する(ステップS1903)。続いて第1の実施形態と同様にステップS505からステップS507を行い、その後、最適フレーム集約数にフレーム集約数候補を代入する(ステップS1904)。一方、ステップS506において計算した割合から1を減算した値の絶対値が最適割合から1を減算した値の絶対値よりも小さくなければ、ステップS1905の処理へ進む。フレーム集約数候補から単位個数を減算した値が0よりも大きいか否かを判定し(ステップS1905)、0よりも大きければフレーム集約数候補から単位個数を減算した値をフレーム集約数候補として(ステップS1906)、ステップS1903以降の処理を繰り返す。一方、フレーム集約数候補から単位サイズを減算した値が0よりも大きくなければ、最適フレーム集約数の値を第2ユーザのフレーム集約数として決定する(ステップS1907)。
以上の第4の実施形態によれば、アグリゲーションによる送信において、基準ユーザのフレーム時間長に近くなるように、決められた送信モードから第2ユーザのアグリゲーション数を決定することにより、無線空間リソースを高い効率で利用することができる。
(第5の実施形態)
無線基地局101に対応する無線基地局2000の概略構成の一例について図20を参照して説明する。
本実施形態の無線基地局2000は、第1の実施形態の無線基地局200に分配部2003を追加し、第2ユーザ選択部209を第2ユーザ選択部2001に置き換え、送信制御部211を送信制御部2002に置き換え、送信データ格納部207、送信タイミングタイマー210、経過時間タイマー214をそれぞれ、第1−第4送信データ格納部207、第1−第4送信タイミングタイマー210、第1−第4経過時間タイマー214に置き換えたものである。
第2ユーザ選択部2001は、基準ユーザと同一のキューに格納されたデータの宛先無線端末局の中から第2ユーザの選択を行う。
送信制御部2002は、送信タイミングであると判定した場合に、その旨の信号を基準ユーザ選択部208および第2ユーザ選択部2001に渡す。
分配部2003は、データを入力して、データを第1−第4送信データ格納部207のどの格納部へ分配するかを決定する。分配部2003は、無線端末局宛てのデータをトラフィックの種別ごとに分配する。例えばトラフィック種別が1の送信データの場合には、第1送信データ格納部207に送信データを格納させる。
次に、無線基地局2000が行う空間多重伝送処理の一例について図21を参照して説明する。
分配部2003が、入力端子からデータが入力されたか否かを判定し(ステップS301)、データが入力されなければデータの入力を待つ。一方、ステップS301においてデータが入力されれば、分配部2003が入力されたデータのトラフィック種別の判定を行い(ステップS2101)、トラフィック種別がL(Lは1,2,3,4のいずれか)であれば、第L送信データ格納部207に、入力されたデータを格納し(ステップS302)、第L経過時間タイマー214の起動(ステップS303)と第L送信タイミングタイマー210の起動(ステップS304)を行う。送信制御部2002が、送信タイミングタイマー210の起動が終了すると、送信タイミングか否かを判定する(ステップS305)。
一方、ステップS305において送信タイミングであれば、基準ユーザ選択部208は送信データ格納部207に格納されたデータの経過時間に基づいて基準ユーザの選択を行う(ステップS306)。基準ユーザ選択部208による基準ユーザの選択が完了すると、第2ユーザ選択部2001が、基準ユーザと同一のキューに格納されたデータの宛先無線端末局の中から第2ユーザの選択を行う(ステップS2102)。続いて第1の実施形態と同様にステップS308からステップS312を行う。
次に、2つ目以降のデータを取得する場合について図22を参照して説明する。
分配部2003が、ステップS301で最初のデータを取得した後、入力端子からデータが入力されたか否かを判定し(ステップS401)、データが入力されなければステップS305以降の処理を繰り返す。一方、ステップS401においてデータが入力されれば、分配部2003が入力されたデータのトラフィック種別の判定を行い(ステップS2101)、トラフィック種別Lであれば、第L送信データ格納部207に入力されたデータを格納し(ステップS402)、第L経過時間タイマー214の起動(ステップS403)を行う。
図22のフローは、分配部2003が、図21のステップS301で入力された送信データのACK信号を取得するまでの間に行う。ステップS301で入力された送信データのACK信号を取得した場合には、再び図21のステップS301から動作が始まる。
次に、図20に示す基準ユーザ選択部208が行う、基準ユーザの選択を行う処理の一例について図23を参照して説明する。基準ユーザ選択部208が第1無線端末局を選択する際に用いる経過時間は、送信データ格納部207ごとに異なる。
基準ユーザ選択部208は、トラフィック種別1が送信タイミングとなったか否かを判定し(ステップS2301)、トラフィック種別1が送信タイミングであればステップS601、ステップS701、ステップS801、または、ステップS901へ進む(ステップS2305)。トラフィック種別1が送信タイミングでない場合には、トラフィック種別2が送信タイミングとなったか否かを判定し(ステップS2302)、トラフィック種別2が送信タイミングであればステップS2305へ進む。トラフィック種別2が送信タイミングでない場合には、トラフィック種別3が送信タイミングとなったか否かを判定し(ステップS2303)、トラフィック種別3が送信タイミングであればステップS2305へ進む。トラフィック種別3が送信タイミングでない場合には、トラフィック種別4が送信タイミングとなったか否かを判定し(ステップS2304)、トラフィック種別4が送信タイミングであればステップS2305へ進み、トラフィック種別4が送信タイミングでなければステップS2301へ戻る。
以上の第5の実施形態によれば、複数のキューを備える場合でも、基準ユーザのフレーム時間長に対する第2ユーザのフレーム時間長の割合が最も1に近くなるように、第2ユーザのデータサイズを決定することにより、無線空間リソースを高い効率で利用することができると共に、空間多重する端末を同一のキューから選択することにより、処理を簡単化することができる。
また、キューごとに異なる経過時間に基づいて基準ユーザを選択することにより、データの遅延要求に応じて基準ユーザを選択することができ、QoSを達成することができる。
(第6の実施形態)
無線基地局101に対応する無線基地局2400の概略構成の一例について図24を参照して説明する。
本実施形態の無線基地局2400は、第5の実施形態の無線基地局2000に、上限データサイズ決定部1201、第1メモリ1202、および、第2メモリ1203を追加し、第5の実施形態の無線基地局2000のデータサイズ決定部212をデータサイズ決定部1204に、受信制御部205を受信制御部1205に変更したものである。
次に、無線基地局2400が行う空間多重伝送処理の一例について図25を参照して説明する。
上限データサイズ決定部1201は、第2メモリ1203に予め決められた上限データサイズの初期値設定を行う(ステップS1301)。続いて、分配部2003が、入力端子からデータが入力されたか否かを判定し(ステップS301)、データが入力されなければデータの入力を待つ。一方、ステップS301においてデータが入力されれば、分配部2003が入力されたデータのトラフィック種別の判定を行い(ステップS2101)、トラフィック種別がL(Lは1,2,3,4のいずれか)であれば、第L送信データ格納部207に、入力されたデータを格納し(ステップS302)、第L経過時間タイマー214の起動(ステップS303)と第L送信タイミングタイマー210の起動(ステップS304)を行う。送信制御部2002が、送信タイミングタイマー210の起動が終了すると、送信タイミングか否かを判定する(ステップS305)。
一方、ステップS305において送信タイミングであれば、基準ユーザ選択部208は送信データ格納部207に格納されたデータの経過時間に基づいて基準ユーザの選択を行う(ステップS306)。基準ユーザ選択部208による基準ユーザの選択が完了すると、第2ユーザ選択部2001が、基準ユーザと同一のキューに格納されたデータの宛先無線端末局の中から第2ユーザの選択を行う(ステップS2102)。基準ユーザと第2ユーザの選択が完了すると、送信モード決定部213はステップS306で選択された基準ユーザとステップS2102で選択された第2ユーザの送信モードを決定する(ステップS308)。データサイズ決定部1204が、ステップS308で決定された基準ユーザの送信モードと基準ユーザのデータサイズに基づいて基準ユーザのフレーム時間長の計算を行う(ステップS1302)。上限データサイズ決定部1201が、第2メモリ1203から第2ユーザの上限データサイズを読み出し(ステップS1303)、データサイズ決定部1204に出力する。
データサイズ決定部1204が、基準ユーザのフレーム時間長の計算が完了すると、基準ユーザのフレーム時間長に対する第2ユーザのフレーム時間長の割合が1に最も近くなるように、ステップS308で決定された第2ユーザの送信モードに基づいて、予め決められたデータサイズ最小単位で第2ユーザのデータサイズを決定する(ステップS1304)。続いて第1の実施形態と同様にステップS311、ステップS312を行い、その後、上限データサイズ決定部1201は、ステップS312におけるフレームの空間多重伝送に対する宛先の無線端末局からの送達確認状況を第1メモリ1202から取得してこの送達確認状況に基づいて、上限データサイズの更新を行う(ステップS1305)。
以上の第6の実施形態によれば、複数のキューを備える場合でも、送信結果に基づいて上限データサイズを予め決めておくことにより、無線端末局が基準ユーザとなった場合に最適な伝送を行うことができるようになり、さらに効率の高い空間多重伝送を行うことができる。
(第7の実施形態)
無線基地局101に対応する無線基地局2600の概略構成の一例について図26を参照して説明する。
本実施形態の無線基地局2600は、第5の実施形態の無線基地局2000に、上限フレーム集約数決定部1601、第1メモリ1202、第2メモリ1602を追加し、第5の実施形態の無線基地局2000のデータサイズ決定部212をフレーム集約数決定部1603に、受信制御部205を受信制御部1205に変更したものである。
次に、無線基地局2600が行う空間多重伝送処理の一例について図27を参照して説明する。
上限フレーム集約数決定部1601は、第2メモリ1602に予め決められた上限フレーム集約数の初期値設定を行う(ステップS1701)。続いて、分配部2003が、入力端子からデータが入力されたか否かを判定し(ステップS301)、データが入力されなければデータの入力を待つ。一方、ステップS301においてデータが入力されれば、分配部2003が入力されたデータのトラフィック種別の判定を行い(ステップS2101)、トラフィック種別がL(Lは1,2,3,4のいずれか)であれば、第L送信データ格納部207に、入力されたデータを格納し(ステップS302)、第L経過時間タイマー214の起動(ステップS303)と第L送信タイミングタイマー210の起動(ステップS304)を行う。送信制御部2002が、送信タイミングタイマー210の起動が終了すると、送信タイミングか否かを判定する(ステップS305)。
一方、ステップS305において送信タイミングであれば、基準ユーザ選択部208は送信データ格納部207に格納されたデータの経過時間に基づいて基準ユーザの選択を行う(ステップS306)。基準ユーザ選択部208による基準ユーザの選択が完了すると、第2ユーザ選択部2001が、基準ユーザと同一のキューに格納されたデータの宛先無線端末局の中から第2ユーザの選択を行う(ステップS2102)。基準ユーザと第2ユーザの選択が完了すると、送信モード決定部213はステップS306で選択された基準ユーザとステップS2102で選択された第2ユーザの送信モードを決定する(ステップS308)。
上限フレーム集約数決定部1601は、第2メモリ1602から、基準ユーザの上限フレーム集約数と、第2ユーザの上限フレーム集約数とを読み出し(ステップS1702)、フレーム集約数決定部1603に出力する。フレーム集約数決定部1603は、ステップS308で決定された基準ユーザの送信モードとステップS1702で読み出された基準ユーザの上限フレーム集約数に基づいて基準ユーザのフレーム時間長の計算を行う(ステップS1703)。基準ユーザのフレーム時間長の計算が完了すると、基準ユーザのフレーム時間長に対する第2ユーザのフレーム時間長が1に最も近くなるように、ステップS308で決定された第2ユーザの送信モードに基づいて、第2ユーザのフレーム集約数を決定する(ステップS1704)。
ステップS1704において第2ユーザのフレーム集約数が決定すると、基準ユーザのフレーム集約数とステップS308で決定された送信モードにより基準ユーザのフレームの変調と、ステップS1704で決定された第2ユーザのフレーム集約数とステップS308で決定された送信モードにより第2ユーザのフレームの変調を行い(ステップS311)、変調された基準ユーザのフレームと第2ユーザのフレームを空間多重により送信を行う(ステップS312)。ステップS312におけるフレームの空間多重伝送に対する宛先の無線端末局からの送達確認状況を第1メモリ1202から取得してこの送達確認状況に基づいて、上限フレーム集約数決定部1601は上限フレーム集約数の更新を行う(ステップS1705)。
以上の第7の実施形態によれば、複数のキューを備える場合でも、アグリゲーションによる送信において、基準ユーザのフレーム時間長に近くなるように、決められた送信モードから第2ユーザのアグリゲーション数を決定することにより、無線空間リソースを高い効率で利用することができる。
(第8の実施形態)
無線基地局101に対応する第8の実施形態の無線基地局2800の概略構成の一例について図28を参照して説明する。
本実施形態の無線基地局2800は、第1の実施形態の無線基地局200にチャネル情報受信部2801とチャネル相関計算部2802とを追加し、無線基地局200の第2ユーザ選択部209が第2ユーザ選択部2803に変更され、受信制御部205が受信制御部2804に変更されている。
チャネル情報受信部2801は、無線基地局2800から宛先無線端末局にテストフレームを送信し、宛先無線端末局の伝送路特性をフィードバックしチャネル情報を取得する。このチャネル情報には宛先無線端末局でのSNR(信号対雑音比)も含んでいる。
チャネル相関計算部2802は、基準ユーザと第2ユーザの組合せごとに、チャネル情報受信部2801から取得した基準ユーザのチャネル情報と第2ユーザ候補のチャネル情報から基準ユーザと第2ユーザとのチャネル相関を計算する。
第2ユーザ選択部2803は、チャネル相関計算部2802が計算した複数のチャネル相関値のうち、最小のチャネル相関値に対応する第2ユーザ候補を選択する。
次に、図28に示す無線基地局2800と無線端末局106および無線端末局109との間の伝送路の状態について図29を参照して説明する。
2901〜2916は無線基地局2800の所定アンテナと無線端末局106または無線端末局109の所定アンテナとの伝送路特性を示している。詳細を以下に示す。
2901は第1アンテナ2921と第1アンテナ2925との間の伝送路特性h 11
2902は第2アンテナ2922と第1アンテナ2925との間の伝送路特性h 21
2903は第3アンテナ2923と第1アンテナ2925との間の伝送路特性h 31
2904は第4アンテナ2924と第1アンテナ2925との間の伝送路特性h 41
2905は第1アンテナ2921と第2アンテナ2926との間の伝送路特性h 12
2906は第2アンテナ2922と第2アンテナ2926との間の伝送路特性h 22
2907は第3アンテナ2923と第2アンテナ2926との間の伝送路特性h 32
2908は第4アンテナ2924と第2アンテナ2926との間の伝送路特性h 42
2909は第1アンテナ2921と第1アンテナ2927との間の伝送路特性h 11
2910は第2アンテナ2922と第1アンテナ2927との間の伝送路特性h 21
2911は第3アンテナ2923と第1アンテナ2927との間の伝送路特性h 31
2912は第4アンテナ2924と第1アンテナ2927との間の伝送路特性h 41
2913は第1アンテナ2921と第2アンテナ2928との間の伝送路特性h 12
2914は第2アンテナ2922と第2アンテナ2928との間の伝送路特性h 22
2915は第3アンテナ2923と第2アンテナ2928との間の伝送路特性h 32
2916は第4アンテナ2924と第2アンテナ2928との間の伝送路特性h 42
次に、チャネル相関計算部2802、第2ユーザ選択部2803が行う第2ユーザの選択を行う処理の一例について図30を参照して説明する。
チャネル相関計算部2802は、最小相関組合せを記憶する変数を初期化し(ステップS3001)、チャネル情報受信部2801から基準ユーザのチャネル情報を取得する(ステップS3002)。ステップS3001では、例えば、最小相関値を記憶する変数をC(min)とすると、
C(min)=無限大 ・・・(式7)
とする。またステップS3002では、例えば、基準ユーザを図29に示す無線端末局106であるとすると、
Figure 2009239481
を取得する。次に、チャネル相関計算部2802が、基準ユーザと第2ユーザ候補の組合せを算出し(ステップS3003)、チャネル情報受信部2801から第2ユーザ候補のチャネル情報を取得する(ステップS3004)。例えば、基準ユーザを図29に示す無線端末局106であるとすると、ステップS3003で算出される基準ユーザと第2ユーザの組合せは、{6,1}、{6,2}、・・・、{6,1,2}、{6,1,3}、・・・、のようになる。またステップS3004では、例えば、第2ユーザを図29に示す無線端末局109であるとすると、
Figure 2009239481
を取得する。チャネル相関計算部2802は、ステップS3003で算出される基準ユーザと第2ユーザの組合せごとに、ステップS3002で取得した基準ユーザのチャネル情報とステップS3004で取得した第2ユーザ候補のチャネル情報からチャネル相関を計算する(ステップS3005)。例えば、ユーザ数が2(ユーザiとユーザj)の場合のチャネル相関は、
Figure 2009239481
で計算されるので、基準ユーザを無線端末局106、第2ユーザを無線端末局109とした場合には、チャネル相関は
Figure 2009239481
で計算される。また、ユーザ数が3以上の場合のチャネル相関は、例えば、T. F. Maciel and A. Klein, “A low-complexity SDMA grouping strategy for the downlink of multi-user MIMO systems,” The 17th Annual IEEE International Symposium on Personal, Indoor and Mobile Radio Communications (PIMRC ’06), pp.1-5, Sept. 2006. に記載された式(11)で計算される。チャネル相関計算部2802が、計算したチャネル相関が最小チャネル相関値C(min)よりも小さいか否かを判定し(ステップS3006)、計算したチャネル相関が最小チャネル相関値よりも小さい場合には、最小チャネル相関値に計算したチャネル相関を代入し(ステップS3007)、ユーザの組合せを記憶する(ステップS3008)。
一方、ステップS3006で、計算したチャネル相関が最小チャネル相関値よりも小さくない場合には、ステップS3009の処理へ進む。第2ユーザ選択部2803は、未計算の組合せがあるか否かを判定し(ステップS3009)、未計算の組合せがあればステップS3003以降の処理を繰り返す。未計算の組合せがない場合には、最小チャネル相関値となるユーザ組合せの第2ユーザ候補を第2ユーザとして選択する(ステップS3010)。
以上の第8の実施形態によれば、チャネル情報に基づいて空間多重ユーザを選択することにより、空間相関の低いユーザを選択することができ、ユーザ間干渉を低減することができるので、伝送特性を向上することができる。
(第9の実施形態)
無線基地局101に対応する第9の実施形態の無線基地局3100の概略構成の一例について図31を参照して説明する。
本実施形態の無線基地局3100は、第8の実施形態のチャネル相関計算部2802をチャネル容量計算部3101に変更し、第2ユーザ選択部2803を第2ユーザ選択部3102に変更したものである。
チャネル容量計算部3101は、基準ユーザと第2ユーザの組合せごとに、チャネル情報受信部2801から取得した基準ユーザのチャネル情報と第2ユーザ候補のチャネル情報からチャネル容量を計算する。
第2ユーザ選択部3102は、チャネル容量計算部3101が計算した複数のチャネル容量のうち、最大チャネル容量となるユーザ組合せの第2ユーザ候補を第2ユーザとして選択する。
次に、チャネル容量計算部3101、第2ユーザ選択部3102が行う第2ユーザの選択を行う処理の一例について図32を参照して説明する。
チャネル容量計算部3101は、最大チャネル容量を記憶する変数を初期化し(ステップS3201)、チャネル情報受信部2801から基準ユーザのチャネル情報を取得する(ステップS3202)。ステップS3201では、例えば、最大チャネル容量を記憶する変数をCap(max)とすると、
Cap(max)=0 ・・・(式12)
とする。またステップS3202では、例えば、基準ユーザを図29に示す無線端末局106であるとすると、基準ユーザのチャネル情報として、
Figure 2009239481
を取得する。次に、チャネル容量計算部3101が、基準ユーザと第2ユーザ候補の組合せを選択し(ステップS3003)、チャネル情報受信部2801から第2ユーザ候補のチャネル情報を取得する(ステップS3203)。例えば、基準ユーザを図29に示す無線端末局106であるとすると、基準ユーザと第2ユーザの組合せは、{6,1}、{6,2}、・・・、{6,1,2}、{6,1,3}、・・・、のようになる。またステップS3203では、例えば、第2ユーザを図29に示す無線端末局109であるとすると、第2ユーザのチャネル情報として、
Figure 2009239481
を取得する。チャネル容量計算部3101は、ステップS3202で取得した基準ユーザのチャネル情報とステップS3203で取得した第2ユーザ候補のチャネル情報からチャネル容量を計算する(ステップS3204)。例えば、基準ユーザを無線端末局106、第2ユーザを無線端末局109とした場合のチャネル行列は、
Figure 2009239481
で表され、チャネル容量は、
Figure 2009239481
で計算される。ここで、Mは受信アンテナの総数を、Mは送信アンテナの総数を、Eは送信電力を、Nは雑音電力を表す。チャネル容量計算部3101が、計算したチャネル容量Cが最大チャネル容量Cap(max)よりも大きいか否かを判定し(ステップS3205)、計算したチャネル容量が最大チャネル容量よりも大きい場合には、最大チャネル容量に計算したチャネル容量を代入し(ステップS3206)、ユーザの組合せを記憶する(ステップS3008)。
一方、ステップS3205で計算したチャネル容量が最大チャネル容量よりも大きくない場合には、ステップS3009の処理へ進む。第2ユーザ選択部3102は、未計算の組合せがあるか否かを判定し(ステップS3009)、未計算の組合せがあればステップS3003以降の処理を繰り返す。未計算の組合せがない場合には、最大チャネル容量となるユーザ組合せの第2ユーザ候補を第2ユーザとして選択する(ステップS3209)。
第9の実施形態によれば、チャネル情報から計算されるチャネル容量が最大となる組合せの無線端末局を空間多重ユーザとして選択することにより、ネットワークのスループットを最大化することができる。
(第10の実施形態)
無線基地局101に対応する第10の実施形態の無線基地局3300の概略構成の一例について図33を参照して説明する。
本実施形態の無線基地局3300は、第9の実施形態の無線基地局3100にチャネル情報符号化部3301を追加し、第2ユーザ選択部3102を第2ユーザ選択部3302に変更したものである。
チャネル情報符号化部3301は、チャネル情報受信部2801から取得した基準ユーザと第2ユーザ候補のチャネル情報を用いて、基準ユーザと第2ユーザ候補を空間多重した場合のチャネル情報に対して、符号化処理を行う。チャネル情報符号化部3301は、例えばブロック直交化方式、ダーティーペーパーコーディング方式によりチャネル情報の符号化を行う。ブロック直交化方式またはダーティーペーパーコーディング方式によりプレコーディングすることにより、ユーザを直交化することができ、ユーザ間干渉を低減して伝送特性が向上する。
次に、チャネル情報符号化部3301、チャネル容量計算部3101、第2ユーザ選択部3302が行う第2ユーザの選択を行う処理の一例について図34を参照して説明する。
図34のステップS3201、S3202、S3003、S3203は、図32を参照して上記に説明したものと同様である。その後、チャネル情報符号化部3301が、基準ユーザと第2ユーザ候補のチャネル情報を用いて、基準ユーザと第2ユーザ候補を空間多重した場合のチャネル情報に対して、符号化処理を行う(ステップS3401)。例えば、基準ユーザを無線端末局106、第2ユーザを無線端末局109とした場合のチャネル行列は、
Figure 2009239481
で表され、
Figure 2009239481
となるようなウェイトベクトルwを乗算することにより、符号化処理を行う。チャネル容量計算部3101は、ステップS3401で符号化したチャネル情報からチャネル容量を計算する(ステップS3204)。チャネル容量は、
Figure 2009239481
で計算される。ここで、Mは受信アンテナの総数を、Mは送信アンテナの総数を、Eは送信電力を、Nは雑音電力を表す。この後の図34のステップS3204〜S3206、S3008、S3009、S3209は、図32を参照して上記に説明したものと同様である。
以上の第10の実施形態によれば、チャネル情報の事前符号化(プレコーディング)を行うことにより、さらにユーザ間干渉を低減することができ、伝送特性を向上させることができる。
(第11の実施形態)
無線基地局101に対応する第11の実施形態の無線基地局3500の概略構成の一例について図35を参照して説明する。
本実施形態の無線基地局3500は、第9の実施形態の無線基地局3100に含まれる送信モード決定部213を送信モード決定部3501に変更したものである。
送信モード決定部3501は、チャネル情報受信部2801が取得した基準ユーザのチャネル情報と第2ユーザのチャネル情報に基づいて基準ユーザが受信するチャネル情報を計算し、計算したチャネル情報から基準ユーザが受信するチャネル容量を計算する。また同様に、第2ユーザが受信するチャネル情報を計算し、計算したチャネル情報から第2ユーザが受信するチャネル容量を計算する。また送信モード決定部3501は、それぞれ伝送速度を計算し、それぞれのユーザにとっての伝送速度以下で最大の伝送速度となる送信モードを選択する。
次に、送信モード決定部3501が行う送信モード決定処理の一例について図36を参照して説明する。
送信モード決定部3501が、チャネル情報受信部2801が取得した基準ユーザのチャネル情報と第2ユーザのチャネル情報に基づいて基準ユーザが受信するチャネル情報を計算し(ステップS3601)、計算したチャネル情報から基準ユーザが受信するチャネル容量を計算する(ステップS3602)。例えば、ステップS3601で計算したチャネル情報が
Figure 2009239481
であるとすると、ステップS3602でチャネル容量は、
Figure 2009239481
のように計算される。ここで、Mは受信アンテナの総数を、Mは送信アンテナの総数を、Eは基準ユーザに割当てられる送信電力を、Nは雑音電力を表す。続いて、計算したチャネル容量と予め決められた帯域幅を乗算することにより伝送速度を計算し(ステップS3603)、計算した伝送速度以下で最大の伝送速度となる送信モードを選択する(ステップS3604)。ステップS3603では、例えば、予め決められた帯域幅をBとすると、伝送速度は
BC ・・・(式22)
のように計算される。いま、MCSがkの伝送速度をR(k)とすると、
R(k)≦BC−α<R(k+1) ・・・(式23)
を満たすMCSであるkを選択する。次に、チャネル情報受信部2801から基準ユーザのチャネル情報と第2ユーザのチャネル情報に基づいて第2ユーザが受信するチャネル情報を計算し(ステップS3605)、計算したチャネル情報から第2ユーザが受信するチャネル容量を計算する(ステップS3606)。例えば、ステップS3605で計算したチャネル情報が
Figure 2009239481
であるとすると、ステップS3606でチャネル容量は、
Figure 2009239481
のように計算される。ここで、Mは受信アンテナの総数を、Mは送信アンテナの総数を、Eは第二ユーザに割当てられる送信電力を、Nは雑音電力を表す。続いて、計算したチャネル容量と予め決められた帯域幅を乗算することにより伝送速度を計算し(ステップS3607)、計算した伝送速度以下で最大の伝送速度となる送信モードを選択する(ステップS3608)。予め決められた帯域幅をBとすると、伝送速度は
BC ・・・(式26)
のように計算される。いま、MCSがjの伝送速度をR(j)とすると、
R(j)≦BC−α<R(j+1) ・・・(式27)
を満たすMCSであるjを選択する。続いて、送信モード未計算の第2ユーザがあるか否かを判定し(ステップS3609)、送信モード未計算の第2ユーザがあればステップS3605以降の処理を繰り返す。一方、送信モード未計算の第2ユーザがなければ終了する。
以上の第11の実施形態によれば、チャネル容量と帯域幅を乗算することにより得られる伝送速度以下の伝送速度に対応する送信モードを選択することにより、ユーザ干渉があった場合でも送信可能な送信モードを選択することができ、ネットワークの伝送特性が向上する。
(第12の実施形態)
無線基地局101に対応する第12の実施形態の無線基地局3700の概略構成の一例について図37を参照して説明する。
本実施形態の無線基地局3700は、第11の実施形態の無線基地局3500の送信モード決定部3501を送信モード決定部3701に変更し、送信処理部206を送信処理部3703に変更し、新たに電力割当て部3702を追加したものである。
送信モード決定部3701は、基準ユーザ情報と第2ユーザ情報と基準ユーザと第2ユーザのチャネル情報と基準ユーザと第2ユーザのSNR情報を取得して、それぞれのユーザにとっての伝送速度以下で最大の伝送速度となる送信モードを選択する。また、送信モード決定部3701は、電力割当て部3702に基準ユーザ情報と第2ユーザ情報と基準ユーザと第2ユーザのチャネル情報と基準ユーザと第2ユーザのSNR情報を渡す。
電力割当て部3702は、基準ユーザ情報と第2ユーザ情報と基準ユーザと第2ユーザのチャネル情報と基準ユーザと第2ユーザのSNR情報を取得して、基準ユーザの場合と第2ユーザの場合で異なる電力を送信処理部3703に指示する。
送信処理部3703は、電力割当て部3702から指示された電力で送信データ格納部207から受け取った送信データを送信するための処理を行う。
次に、電力割当て部3702が行う電力割当て処理の一例について図38を参照して説明する。
電力割当て部3702は、ユーザの種別が基準ユーザであるか否かを判定し(ステップS3801)、基準ユーザであればP1>P2となる電力P1を割当てる(ステップS3802)。一方、ステップS3801において基準ユーザでなければ、P2<P1となる電力P2を割当てる(ステップS3803)。
第12の実施形態によれば、基準ユーザに相対的に大きい電力を割当てることにより、基準ユーザの伝送特性を向上させることができる。
以上に示した実施形態によれば、バッファに保持されたデータの経過時間と無線端末局間の空間相関に基づいて空間多重する無線端末局の選択とデータサイズおよび送信モードの選択を行い、空間多重伝送を行うことができる。
バッファに保持されたデータの経過時間に基づいて空間多重伝送する無線端末局が選択されるため、送信遅延を小さくすることができる。また、無線端末局間の空間相関に基づいて空間多重する無線端末局の選択とデータサイズおよび送信モードの選択を行うため、ネットワークのスループットを向上することができる。
また、上述の実施形態の中で示した処理手順に示された指示は、ソフトウェアであるプログラムに基づいて実行されることが可能である。汎用の計算機システムが、このプログラムを予め記憶しておき、このプログラムを読み込むことにより、上述した実施形態の無線通信装置による効果と同様な効果を得ることも可能である。上述の実施形態で記述された指示は、コンピュータに実行させることのできるプログラムとして、磁気ディスク(フレキシブルディスク、ハードディスクなど)、光ディスク(CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD±R、DVD±RWなど)、半導体メモリ、又はこれに類する記録媒体に記録される。コンピュータまたは組み込みシステムが読み取り可能な記憶媒体であれば、その記憶形式は何れの形態であってもよい。コンピュータは、この記録媒体からプログラムを読み込み、このプログラムに基づいてプログラムに記述されている指示をCPUで実行させれば、上述した実施形態の無線通信装置と同様な動作を実現することができる。もちろん、コンピュータがプログラムを取得する場合又は読み込む場合はネットワークを通じて取得又は読み込んでもよい。
また、記憶媒体からコンピュータや組み込みシステムにインストールされたプログラムの指示に基づきコンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)や、データベース管理ソフト、ネットワーク等のMW(ミドルウェア)等が本実施形態を実現するための各処理の一部を実行してもよい。
さらに、本願発明における記憶媒体は、コンピュータあるいは組み込みシステムと独立した媒体に限らず、LANやインターネット等により伝達されたプログラムをダウンロードして記憶または一時記憶した記憶媒体も含まれる。
また、記憶媒体は1つに限られず、複数の媒体から本実施形態における処理が実行される場合も、本発明における記憶媒体に含まれ、媒体の構成は何れの構成であってもよい。
なお、本願発明におけるコンピュータまたは組み込みシステムは、記憶媒体に記憶されたプログラムに基づき、本実施形態における各処理を実行するためのものであって、パソコン、マイコン等の1つからなる装置、複数の装置がネットワーク接続されたシステム等の何れの構成であってもよい。
また、本願発明の実施形態におけるコンピュータとは、パソコンに限らず、情報処理機器に含まれる演算処理装置、マイコン等も含み、プログラムによって本発明の実施形態における機能を実現することが可能な機器、装置を総称している。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
実施形態の無線基地局と複数の無線端末局が無線通信を行うネットワークの概略構成の一例を示す図。 第1の実施形態の無線基地局のブロック図。 図2の無線基地局が行う空間多重伝送処理の一例を示すフローチャート。 図3の動作中に、2つ目以降のデータを取得する場合の動作の一例を示すフローチャート。 図2のデータサイズ決定部が行う第2ユーザのデータサイズを決定する処理の一例を示すフローチャート。 図2の基準ユーザ選択部が行う基準ユーザの選択を行う処理の第1例を示すフローチャート。 図2の基準ユーザ選択部が行う基準ユーザの選択を行う処理の第2例を示すフローチャート。 図2の基準ユーザ選択部が行う基準ユーザの選択を行う処理の第3例を示すフローチャート。 図2の基準ユーザ選択部が行う基準ユーザの選択を行う処理の第4例を示すフローチャート。 第2の実施形態の無線基地局のブロック図。 図10の無線基地局が行う空間多重伝送処理の一例を示すフローチャート。 第3の実施形態の無線基地局のブロック図。 図12の無線基地局が行う空間多重伝送処理の一例を示すフローチャート。 図12の上限データサイズ決定部が行う上限データサイズの更新処理の一例を示すフローチャート。 図12のデータサイズ決定部が行う第2ユーザのデータサイズを決定する処理の一例を示すフローチャート。 第4の実施形態の無線基地局のブロック図。 図16の無線基地局が行う空間多重伝送処理の一例を示すフローチャート。 図16の上限フレーム集約数決定部が行う上限フレーム集約数の更新処理の一例を示すフローチャート。 図16のフレーム集約数決定部1603が行う第2ユーザのフレーム集約数を決定する処理の一例を示すフローチャート。 第5の実施形態の無線基地局のブロック図。 図20の無線基地局が行う空間多重伝送処理の一例を示すフローチャート。 図21の動作中に、2つ目以降のデータを取得する場合の動作の一例を示すフローチャート。 図20の基準ユーザ選択部が行う基準ユーザの選択を行う処理の一例を示すフローチャート。 第6の実施形態の無線基地局のブロック図。 図24の無線基地局が行う空間多重伝送処理の一例を示すフローチャート。 第7の実施形態の無線基地局のブロック図。 図26の無線基地局が行う空間多重伝送処理の一例を示すフローチャート。 第8の実施形態の無線基地局のブロック図。 図28の無線基地局と図1の2つの無線端末局との間の伝送路の状態について説明するための図。 図28のチャネル相関計算部、第2ユーザ選択部が行う第2ユーザの選択を行う処理の一例を示すフローチャート。 第9の実施形態の無線基地局のブロック図。 図31のチャネル相関計算部、第2ユーザ選択部が行う第2ユーザの選択を行う処理の一例を示すフローチャート。 第10の実施形態の無線基地局のブロック図。 図33のチャネル情報符号化部、チャネル相関計算部、第2ユーザ選択部が行う第2ユーザの選択を行う処理の一例を示すフローチャート。 第11の実施形態の無線基地局のブロック図。 図35の送信モード決定部が行う送信モード決定処理の一例を示すフローチャート。 第12の実施形態の無線基地局のブロック図。 図37の電力割当て部が行う電力割当て処理の一例を示すフローチャート。
符号の説明
101、200、1000、1200、1600、2000、2400、2600、2800、3100、3300、3500、3700・・・無線基地局、102・・・フレーム、106、109・・・無線端末局、201・・・アンテナ、202・・・無線通信部、203・・・スイッチ、204・・・受信処理部、205、1205、2804・・・受信制御部、206、3703・・・送信処理部、207・・・送信データ格納部、208・・・基準ユーザ選択部、209、2001、2803、3102、3302・・・第2ユーザ選択部、210・・・送信タイミングタイマー、211、1003、2002・・・送信制御部、212、1204・・・データサイズ決定部、213、3501、3701・・・送信モード決定部、214・・・経過時間タイマー、321・・・チャネル情報符号化部、1001・・・アップデートタイマー、1002・・・メモリ、1201・・・上限データサイズ決定部、1202・・・第1メモリ、1203、1602・・・第2メモリ、1601・・・上限フレーム集約数決定部、1603・・・フレーム集約数決定部、2003・・・分配部、2801・・・チャネル情報受信部、2802・・・チャネル相関計算部、2921〜2928・・・アンテナ、3101・・・チャネル容量計算部、3301・・・チャネル情報符号化部、3702・・・電力割当て部。

Claims (20)

  1. 複数の無線端末局宛ての複数の送信データを格納する格納手段と、
    前記格納手段に前記送信データが格納されてからの経過時間を前記送信データごとに計測する計測手段と、
    複数の前記経過時間に基づいて複数の前記送信データの宛先である複数の無線端末局から第1無線端末局を選択する第1選択手段と、
    前記第1無線端末局と共に空間多重伝送の宛先となる第2無線端末局を、前記第1無線端末局を除いた前記複数の無線端末局から選択する第2選択手段と、
    前記第1無線端末局への送信モードである第1送信モードと、前記第2無線端末局への送信モードである第2送信モードとを決定する第1決定手段と、
    前記第1無線端末局への送信データの第1データサイズと前記第1送信モードとに基づいて前記第1無線端末局の第1フレーム時間長を計算し、該第1フレーム時間長に対する前記第2無線端末局の第2フレーム時間長の割合が最も1に近くなるように、前記第2送信モードに基づいて前記第2無線端末局への送信データの第2データサイズを予め決められたサイズの単位で決定する第2決定手段と、
    前記第1無線端末局宛の送信データと前記第2無線端末局宛の前記第2データサイズの送信データを、前記第1送信モードおよび前記第2送信モードで空間多重伝送により送信する送信手段と、を具備することを特徴とする無線通信装置。
  2. 前記送信データが宛先の無線端末局に受信されたかどうかを示す送達確認信号を該宛先の無線端末局から受信する受信手段と、
    前記送達確認信号を参照して宛先ごとに連続して送信が成功している回数に比例して、宛先ごとに大きな上限データサイズを設定する第1設定手段と、をさらに具備し、
    前記第2決定手段は、前記第1データサイズを前記第1無線端末局宛の上限データサイズに設定し、該上限データサイズと前記第1送信モードに基づいて前記第1無線端末局の第1フレーム時間長を計算し、該第1フレーム時間長に対する前記第2無線端末局の第2フレーム時間長の割合が最も1に近くなるように、前記第2送信モードに基づいて前記第2無線端末局への送信データの第2データサイズを前記第2無線端末局宛の上限データサイズの範囲内で予め決められたサイズの単位で決定することを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
  3. 無線端末局宛てのデータをトラフィックの種別ごとに分配する分配手段をさらに具備し、
    前記格納手段、前記計測手段をそれぞれ前記種別の数だけ具備し、
    前記第1選択手段は、複数の前記格納手段に格納されている複数の送信データの複数の経過時間に基づいて、第1無線端末局を選択し、
    前記第2選択手段は、前記第1無線端末局と同一の格納手段に格納されたデータの宛先から前記第2無線端末局を選択することを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
  4. 前記送信データが宛先の無線端末局に受信されたかどうかを示す送達確認信号を該宛先の無線端末局から受信する受信手段と、
    前記送達確認信号を参照して宛先ごとに連続して送信が成功している回数に比例して、宛先ごとに大きな上限データサイズを設定する第1設定手段と、をさらに具備し、
    前記第2決定手段は、前記第1データサイズを前記第1無線端末局宛の上限データサイズに設定し、該上限データサイズと前記第1送信モードに基づいて前記第1無線端末局の第1フレーム時間長を計算し、該第1フレーム時間長に対する前記第2無線端末局の第2フレーム時間長の割合が最も1に近くなるように、前記第2送信モードに基づいて前記第2無線端末局への送信データの第2データサイズを前記第2無線端末局宛の上限データサイズの範囲内で予め決められたサイズの単位で決定することを特徴とする請求項3に記載の無線通信装置。
  5. 前記送信データが複数の宛先の無線端末局に受信されたかどうかを示す送達確認信号を該宛先の無線端末局から受信する受信手段と、
    前記宛先の無線端末局との間の伝送路特性を該宛先の無線端末局から取得する取得手段と、
    前記第1無線端末局の伝送路特性と、複数の前記取得した伝送路特性との複数のチャネル相関値を計算する第1計算手段と、をさらに具備し、
    前記第2選択手段は、複数の前記チャネル相関値のうち、最小のチャネル相関値に対応する無線端末局を前記第2無線端末局として選択することを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
  6. 前記送信データが複数の宛先の無線端末局に受信されたかどうかを示す送達確認信号を該宛先の無線端末局から受信する受信手段と、
    前記宛先の無線端末局との間の伝送路特性を該宛先の無線端末局から取得する取得手段と、
    前記第1無線端末局の伝送路特性と、複数の前記取得した伝送路特性とから複数のチャネル容量を計算する第2計算手段と、をさらに具備し、
    前記第2選択手段は、複数の前記チャネル容量のうち、最大のチャネル容量に対応する無線端末局を前記第2無線端末局として選択することを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
  7. 前記第1無線端末局の伝送路特性と、複数の前記取得した伝送路特性との複数の組を事前符号化する符号化手段をさらに備え、
    前記第2計算手段は、前記組ごとにチャネル容量を計算し、
    前記第2選択手段は、複数の前記チャネル容量のうち、最大のチャネル容量に対応する無線端末局を前記第2無線端末局として選択することを特徴とする請求項6に記載の無線通信装置。
  8. 前記符号化手段は、ブロック直交化方式およびダーティーペーパーコーディング方式のいずれか1つによりチャネル情報の符号化を行うことを特徴とする請求項7に記載の無線通信装置。
  9. 前記第1決定手段は、前記第1無線端末局の前記チャネル容量と予め決められた帯域幅を乗算して得られる伝送速度以下の最大の伝送速度になる送信モードを前記第1送信モードとして決定し、前記第2無線端末局ごとに該第2無線端末局のチャネル容量と予め決められた帯域幅を乗算して得られる伝送速度以下の最大の伝送速度になる送信モードを前記第2送信モードとして決定することを特徴とする請求項6に記載の無線通信装置。
  10. 複数の無線端末局宛ての複数の送信データを格納する格納手段と、
    前記格納手段に前記送信データが格納されてからの経過時間を前記送信データごとに計測する計測手段と、
    複数の前記経過時間に基づいて複数の前記送信データの宛先である複数の無線端末局から第1無線端末局を選択する第1選択手段と、
    前記第1無線端末局と共に空間多重伝送の宛先となる第2無線端末局を、前記第1無線端末局を除いた前記複数の無線端末局から選択する第2選択手段と、
    前記第1無線端末局への送信モードである第1送信モードと、前記第2無線端末局への送信モードである第2送信モードとを決定する第1決定手段と、
    前記送信データが宛先の無線端末局に受信されたかどうかを示す送達確認信号を該宛先の無線端末局から受信する受信手段と、
    前記送達確認信号を参照して宛先ごとに連続して送信が成功している回数に比例して、宛先ごとに大きな上限フレーム集約数を設定する第2設定手段と、
    前記第1無線端末局のフレーム集約数と第1データサイズと前記第1送信モードに基づいて前記第1無線端末局の第1フレーム時間長を計算し、該第1フレーム時間長に対する前記第2無線端末局の第2フレーム時間長の割合が最も1に近くなるように、前記第2送信モードに基づいて前記第2無線端末局のフレーム集約数を前記第2無線端末局宛の上限フレーム集約数の範囲内で決定する第2決定手段と、
    前記第1無線端末局宛の送信データと前記第2無線端末局宛のフレーム集約数の送信データを、前記第1送信モードおよび前記第2送信モードで空間多重伝送により送信する送信手段と、を具備することを特徴とする無線通信装置。
  11. 無線端末局宛てのデータをトラフィックの種別ごとに分配する分配手段と、
    前記送信データが宛先の無線端末局に受信されたかどうかを示す送達確認信号を該宛先の無線端末局から受信する受信手段と、
    前記送達確認信号を参照して宛先ごとに連続して送信が成功している回数に比例して、宛先ごとに大きな上限フレーム集約数を設定する第2設定手段と、をさらに具備し、
    前記格納手段、前記計測手段をそれぞれ前記種別の数だけ具備し、
    前記第1選択手段は、複数の前記格納手段に格納されている複数の送信データの複数の経過時間に基づいて、第1無線端末局を選択し、
    前記第2選択手段は、前記第1無線端末局と同一の格納手段に格納されたデータの宛先から前記第2無線端末局を選択することを特徴とする請求項10に記載の無線通信装置。
  12. 前記格納手段は、前記送達確認信号を受けているか否かを示す指標を格納している送信データごとに付与し、
    前記第1選択手段は、送達確認信号を受けていない送信データの宛先である無線端末局を前記第1無線端末局として選択することを特徴とする請求項2または請求項10のいずれか1項に記載の無線通信装置。
  13. 前記経過時間は、前記格納手段ごとに異なることを特徴とする請求項1から請求項12のいずれか1項に記載の無線通信装置。
  14. 前記第1選択手段は、しきい値以上の経過時間を有する送信データの宛先の中から前記第1無線端末局を選択することを特徴とする請求項1から請求項13のいずれか1項に記載の無線通信装置。
  15. 前記第1選択手段は、前記経過時間が最大の送信データの宛先である無線端末局を前記第1無線端末局として選択することを特徴とする請求項1から請求項13のいずれか1項に記載の無線通信装置。
  16. 前記格納手段は、前記送信データごとにその時刻までに送信する必要がある要求時刻を格納し、
    前記第1選択手段は、前記格納手段に含まれる送信データに対応する要求時刻のうち、要求時刻までの残り時間が最小の送信データの宛先である無線端末局を前記第1無線端末局として選択することを特徴とする請求項1から請求項13のいずれか1項に記載の無線通信装置。
  17. 前記第1無線端末局宛の送信データに、前記第2無線端末局宛の送信データに割り当てる電力よりも大きい電力を割り当てる割り当て手段をさらに具備することを特徴とする請求項1から請求項16のいずれか1項に記載の無線通信装置。
  18. 複数の無線端末局宛ての複数の送信データを格納する格納手段と、
    前記格納手段に前記送信データが格納されてからの経過時間を前記送信データごとに計測する計測手段と、
    複数の前記経過時間に基づいて複数の前記送信データの宛先である複数の無線端末局から第1無線端末局を選択する第1選択手段と、
    前記第1無線端末局と共に空間多重伝送の宛先となる第2無線端末局を、前記第1無線端末局を除いた前記複数の無線端末局から選択する第2選択手段と、
    前記第1無線端末局への送信モードである第1送信モードと、前記第2無線端末局への送信モードである第2送信モードとを決定する第1決定手段と、
    前記第1無線端末局への送信データの第1データサイズと前記第1送信モードとに基づいて前記第1無線端末局の第1フレーム時間長を計算し、該第1フレーム時間長に対する前記第2無線端末局の第2フレーム時間長の割合が1に近くなるように、前記第2送信モードとに基づいて前記第2無線端末局への送信データの第2データサイズを予め決められたサイズの単位で決定する第2決定手段と、
    前記第1無線端末局宛の送信データと前記第2無線端末局宛の前記第2データサイズの送信データを、前記第1送信モードおよび前記第2送信モードで空間多重伝送により送信する送信手段と、を具備することを特徴とする無線通信装置。
  19. コンピュータを、
    複数の無線端末局宛ての複数の送信データを格納する格納手段と、
    前記格納手段に前記送信データが格納されてからの経過時間を前記送信データごとに計測する計測手段と、
    複数の前記経過時間に基づいて複数の前記送信データの宛先である複数の無線端末局から第1無線端末局を選択する第1選択手段と、
    前記第1無線端末局と共に空間多重伝送の宛先となる第2無線端末局を、前記第1無線端末局を除いた前記複数の無線端末局から選択する第2選択手段と、
    前記第1無線端末局および前記第2無線端末局へのそれぞれの送信モードである第1送信モードおよび第2送信モードを決定する第1決定手段と、
    前記第1無線端末局への送信データの第1データサイズと前記第1送信モードに基づいて前記第1無線端末局の第1フレーム時間長を計算し、該第1フレーム時間長に対する前記第2無線端末局の第2フレーム時間長の割合が最も1に近くなるように、前記第2送信モードに基づいて前記第2無線端末局への送信データの第2データサイズを予め決められたサイズの単位で決定する第2決定手段と、
    前記第1無線端末局宛の送信データと前記第2無線端末局宛の前記第2データサイズの送信データを、前記第1送信モードおよび前記第2送信モードで空間多重伝送により送信する送信手段として機能させるための無線通信プログラム。
  20. 複数の無線端末局宛ての複数の送信データを格納する格納手段を用意し、
    前記格納手段に前記送信データが格納されてからの経過時間を前記送信データごとに計測し、
    複数の前記経過時間に基づいて複数の無線端末局から第1無線端末局を選択し、
    前記第1無線端末局と共に空間多重伝送の宛先となる第2無線端末局を、前記第1無線端末局を除いた前記複数の無線端末局から選択し、
    前記第1無線端末局および前記第2無線端末局へのそれぞれの送信モードである第1送信モードおよび第2送信モードを決定し、
    前記第1無線端末局への送信データの第1データサイズと前記第1送信モードに基づいて前記第1無線端末局の第1フレーム時間長を計算し、該第1フレーム時間長に対する前記第2無線端末局の第2フレーム時間長の割合が最も1に近くなるように、前記第2送信モードに基づいて前記第2無線端末局への送信データの第2データサイズを予め決められたサイズの単位で決定し、
    前記第1無線端末局宛の送信データと前記第2無線端末局宛の前記第2データサイズの送信データを、前記第1送信モードおよび前記第2送信モードで空間多重伝送により送信することを特徴とする無線通信方法。
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