JP2009239424A - カメラ - Google Patents

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Abstract

【課題】一眼レフカメラをしっかりと固定して撮影動作を行う場合であっても、タッチパネルからの操作入力により撮影に関連する動作を可能にする。
【解決手段】カメラは、被写体像を撮像して取得した画像を表示する表示器120と、表示器120に設けられたタッチパネル126と、撮影準備動作を検出する検出手段124と、撮影に関連する動作に必要な所定の操作をタッチパネル126に割り当てる割当手段111と、検出手段124により撮影準備動作が検出された場合は、割り当てられた所定の操作を受け付けた時、受け付けた所定の操作に対応して撮影に関連する動作を制御する制御手段111とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、表示器上にタッチパネルを備えるカメラに関する。
従来から、タッチパネルをなぞる速度や方向に基づいた処理を行うカメラが知られている(たとえば特許文献1)。
特開2004−104594号公報
しかしながら、タッチパネルからの操作は動画再生処理に対応したものであり、ユーザが一眼レフカメラを保持して撮影動作を行う場合に、タッチパネルを操作して撮影に関連する動作ができないという問題がある。
請求項1に記載の発明によるカメラは、被写体像を撮像して取得した画像を表示する表示器と、表示器に設けられたタッチパネルと、撮影準備動作を検出する検出手段と、撮影に関連する動作に必要な所定の操作をタッチパネルに割り当てる割当手段と、検出手段により撮影準備動作が検出された場合は、割り当てられた所定の操作を受け付けた時、受け付けた所定の操作に対応して撮影に関連する動作を制御する制御手段とを備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のカメラにおいて、所定の操作は、タッチパネルのうち所定領域内で行われる操作であることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のカメラにおいて、所定領域は、タッチパネルの左側下部領域であることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか一項に記載のカメラにおいて、ユーザが接眼光学系を覗いているときに、検出手段は、撮影準備動作を検出することを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4のいずれか一項に記載のカメラにおいて、ユーザがレリーズボタンを半押ししたときに、検出手段は、撮影準備動作を検出することを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5のいずれか一項に記載のカメラにおいて、撮影に関連する動作は、光学系のズーミング動作、焦点調節動作、焦点検出領域の選択、撮像感度の変更、露光時間の変更、および絞り値の変更の少なくとも1つを含むことを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項1乃至6のいずれか一項に記載のカメラにおいて、撮影に関連する動作と所定の操作とを対応付けた登録情報を登録する登録手段をさらに備えることを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載のカメラにおいて、登録手段で登録した登録情報を読み出す読出手段をさらに備え、割当手段は、読出手段で読み出した登録情報に基づいて、撮影に関連する動作に必要な所定の操作をタッチパネルに割り当てることを特徴とする。
本発明によれば、カメラを保持して撮影動作をする場合でも、タッチパネルを操作して撮影に関連する動作が可能になる。
図面を参照して、本発明による実施の形態におけるカメラを説明する。図1の電子カメラ100の要部構成図に示すように、電子カメラ100のボディには、ズームレンズや焦点調節レンズを含んで構成される撮影レンズL1と絞り201とを備える交換レンズ200が着脱可能に装着されている。カメラ100のボディ側には、クイックリターンミラー101、焦点板102、ペンタプリズム103、測光センサ104、接眼レンズ105、シャッタ106、撮像素子107、および焦点検出用センサ108が設けられている。
図2は電子カメラ100の制御系のブロック図である。図2において、図1に示した構成要素には同一の符号を付して説明する。電子カメラ100の制御系は、撮像素子107、焦点検出用センサ108、制御回路111、一時記録メモリ112、内蔵メモリ113、LCD駆動回路119、液晶表示器120、操作部121、メモリカードインタフェース122、メモリカード123、視線検知装置124、姿勢センサ125、およびタッチパネル126を備えている。
図1を参照して説明すると、交換レンズ200を通過して電子カメラ100に入射した被写体光は、シャッタレリーズ前は図1において実線で示すように位置するクイックリターンミラー101で上方へ導かれて焦点板102に結像する。被写体光はさらにペンタプリズム103へ入射される。ペンタプリズム103は、入射された被写体光を接眼レンズ105へ導く一方、測光センサ104に被写体光を入射させる。測光センサ104は、交換レンズ200に対して撮像素子107と光学的に等価な位置に配設され、撮像面上に結像されている被写体像を撮像し、被写体像の明るさに応じた光電変換信号を測光信号として制御回路111へ出力する。
被写体光の一部はクイックリターンミラー101の半透過領域を透過し、サブミラー101aにて下方に反射され、焦点検出用センサ108へ入射される。焦点検出用センサ108は、たとえば、焦点検出光束を一対の焦点検出用光像に分割して結像する焦点検出光学系と、分割された一対の光像が入射し、それに応じた焦点検出信号を出力する一対のCCDラインセンサとを備える。CCDラインセンサから出力される焦点検出信号は制御回路111に入力される。
レリーズ後はクイックリターンミラー101が図1の破線で示される位置へ回動し、被写体光がシャッタ106を介して撮像素子107へ導かれ、その撮像面上に被写体像が結像する。撮像素子107は、受光した被写体光をその強度に応じた画像信号に変換するCCDやCMOSなどの光電変換素子である。
図2を参照して制御系について詳細に説明する。
撮像素子107は、制御回路111が出力するタイミング信号に応じて、画像信号を出力する。制御回路111は、図示しないCPU、ROMおよびRAM等を備え、電子カメラ100の各構成要素を制御したり、各種のデータ処理を実行する演算回路である。制御回路111は、撮像素子107の出力する画像信号にアナログ的な処理を施してからデジタルの画像データに変換する回路である。また、制御回路111は、前述の測光センサ104から出力された測光信号に基づいて被写体の輝度を算出し、シャッタ速度と絞り値を演算する。さらに、制御回路111は、前述した焦点検出用センサ108から出力された焦点検出信号に基づいて、デフォーカス量などの焦点調節状態の演算を行う。
制御回路111は、画像処理部114および画像圧縮部115を備える。画像処理部114は、画像データに対して、ホワイトバランス処理、ガンマ補正処理、色補間処理、輪郭強調、ビネット補正などの画像処理を実行する。画像圧縮部115は、画像処理部114で画像処理の施された本画像データに対してJPEG圧縮処理を実行する回路である。
一時記録メモリ112は、画像処理、画像圧縮処理および表示データ作成処理の途中や処理後のデータを一時的に格納するために使用される揮発性メモリである。内蔵メモリ113は、上述した画像処理などが施された画像データを記録するための不揮発性メモリである。また、内蔵メモリ113には、後述する撮影関連操作と撮影関連動作とが対応付けされた登録情報が登録される。
メモリカードインタフェース122は、メモリカード123が着脱可能なインタフェースであり、メモリカード123の着脱を検出すると検出信号を制御回路111へ出力する。メモリカードインタフェース122は、制御回路111の制御に基づいて、一時記録メモリ112に一時的に格納された画像データをメモリカード123に書き込んだり、メモリカード123に記録されている画像データを読み出す。メモリカード123はコンパクトフラッシュ(登録商標)やSDカードなどの半導体メモリカードである。
視線検知装置124は、接眼レンズ105を覗く目の位置に赤外線を照射する投光部と、角膜で反射された光と眼球全体の像を受光する受光部とを有する。受光部の出力信号は制御回路111へ出力される。制御回路111は、この出力信号の有無に基づいて、ユーザが接眼レンズ105を覗いているか否かを判断する。姿勢センサ125は、カメラ100の重力方向に対する向きを検出するためのセンサであり、検出信号は制御装置111へ出力される。
操作部121は、ユーザの操作を受け付けるスイッチである。操作部121には、電源スイッチ、レリーズスイッチ、電子カメラ100の動作を撮影モードと再生モードとの間で切替えるモードセレクタ、その他の設定メニューの表示切換スイッチ、設定メニュー決定ボタンなどが含まれる。
LCD駆動回路119は、制御回路111の命令に基づいて液晶表示器120を駆動する回路である。液晶表示器120は、再生モードにおいて、内蔵メモリ113もしくはメモリカード123に記録されている画像データに基づいて制御回路111で作成された表示データの表示を行う。また、液晶表示器120には、電子カメラ100の各種動作を設定するためのメニュー画面が表示される。
液晶表示器120にはタッチパネル126が設けられており、使用者が液晶表示器120の表面を指で押圧することによって電子カメラ100を操作するための操作信号を入力することができる。タッチパネル126は、表示範囲上に格子状に区切られた微細な入力領域を有しており、使用者がこのタッチパネル126上を指やタッチペンで押圧すると押圧位置にある入力領域がオンされる。タッチパネル126は、オンされた入力領域のタッチパネル126上における位置を特定する情報、例えば座標値をタッチパネル126の操作信号として制御装置111へ出力する。
ユーザが撮影準備動作をしている場合、制御回路111は、後述するように、所定時間ごとにタッチパネル126から入力する座標値に基づいて、ユーザによるタッチパネル126の操作態様(撮影関連操作)を判定し、判定した撮影関連操作に対応する撮影関連動作を行うように各部を制御する。撮影関連操作と対応付けされた撮影関連動作とは、後述するようにユーザごとに登録される。
制御回路111は、撮影モードが設定されると、タッチパネル126の全領域のうち所定領域を、ユーザの撮影関連操作を受け付ける操作領域126Rとして設定する。図3の電子カメラ100の背面図に示すように、操作領域126Rは、電子カメラ100を構えたときに左手の親指による押圧操作が可能な範囲(たとえば、電子カメラ100を横位置に構えたときの左側下部)として設定される。姿勢センサ125からの検出信号により電子カメラ100が横位置に構えられていることが判定されると、制御回路111は、図3に示すように、タッチパネル126に対してX軸およびY軸を設定する。以下の説明では、電子カメラ100が横位置に構えられているものとする。
制御回路111は、タッチパネル126から入力した操作信号で示される座標値が操作領域126Rで規定される範囲に含まれるか否かを判定する。座標値が操作領域126Rに含まれる場合は、制御回路111は、視線検知装置124からの出力信号を入力したか、すなわちユーザが接眼レンズ105を覗いて、撮影準備動作を行っているか否かを判定する。視線検知装置124からの出力信号を入力している場合は、制御回路111は、タッチパネル126に登録情報に登録されている撮影関連操作を割り当て、タッチパネル126から入力する操作信号に応じて、電子カメラ100の撮影に関する各種の動作をする。本実施の形態の電子カメラ100においては、撮影に関する各種の動作として、たとえば以下の3つの動作が可能である。
1.交換レンズ200のズーム駆動
2.手動による焦点状態の調節
3.焦点検出領域の選択
上記1〜3の撮影関連動作とタッチパネル126上での撮影関連操作とは、それぞれ対応付けされた登録情報として内蔵メモリ113に登録されている。なお、登録情報の登録処理については、後に詳説する。制御回路111は、タッチパネル126が出力する座標値を所定時間Δtごとに取得して、ユーザによるこすり操作の軌跡と移動方向を判定する。さらに、制御回路111は、所定時間Δtの間で取得した座標値から距離を算出し、算出した距離を所定時間Δtで除することで速度を算出する。そして、制御回路111は、こすり操作の軌跡および移動方向に基づいて、ユーザによる撮影関連操作を判定し、算出した速度に基づいて撮影関連操作が行われていると判断している間は、判定した撮影関連操作に対応する撮影関連動作を行うように各部を制御する。
1.交換レンズ200のズーム駆動
図4(a)に示すように、たとえばタッチパネル126の操作領域126R上における上から下(−Y方向)へのこすり操作と、交換レンズ200のTele側からWide側へのズーム駆動とが、後述する登録処理により対応付けされて登録されているものとする。さらに、図4(b)に示すように、タッチパネル126の操作領域126R上における下から上(Y方向)へのこすり操作と、交換レンズ200のWide側からTele側へのズーム駆動が対応付けされて登録されているものとする。
制御回路111は、上述したように、操作領域126Rにおけるユーザによるこすり操作の軌跡と速度とを算出する。こすり操作が−Y方向に行われていると判定すると、制御回路111は、図示しないズームモータに指令して、ズームレンズをTele側からWide側へ駆動させる。また、こすり操作がY方向に行われていると判定すると、制御回路111は、ズームモータに指令して、ズームレンズをWide側からTele側へ駆動させる。
ユーザの指がタッチパネル126から離れると、タッチパネル126は操作信号の出力を停止する。制御回路111は、操作信号の入力が無くなると、ズームモータに指令してズームレンズの駆動を停止させる。この結果、ユーザがタッチパネル126をこすり操作している間は、ズームレンズの駆動が連続して行われる。
2.手動による焦点状態の調節
図5(a)に示すように、たとえばタッチパネル126の操作領域126R上における左から右(X方向)へのこすり操作と、合焦位置を無限遠側から至近端側へ移動させるための焦点調節レンズの駆動とが対応付けされて登録されているものとする。さらに、図5(b)に示すように、タッチパネル126操作領域126R上における右から左(−X方向)へのこすり操作と、合焦位置を至近端側から無限遠側へ移動させるための焦点調節レンズの駆動とが対応付けされて登録されているものとする。
制御回路111は、上述したように、操作領域126Rにおけるユーザによるこすり操作の軌跡と速度とを算出し、こすり操作がX方向へ行われていると判定すると、図示しないフォーカスモータに指令して、合焦位置が無限遠側から至近端側へ移動するように焦点調節レンズを駆動させる。また、こすり操作が−X方向へ行われていると判定すると、制御回路111は、フォーカスモータに指令して、合焦位置が至近端側から無限遠側へ移動するように焦点調節レンズを駆動させる。タッチパネル126から操作信号が入力されなくなると、制御回路111は、交換レンズ200をズーム駆動させた場合と同様に、フォーカスモータに指令して焦点調節レンズの駆動を停止させる。この結果、ユーザがタッチパネル126をこすり操作している間は、フォーカスレンズの駆動が連続して行われる。
3.焦点検出領域の選択
本実施の形態の電子カメラ100においては、撮影画面において、図6に示すように焦点検出領域109(109a〜109e)が配置されているものとする。図7に示すように、たとえばタッチパネル126の操作領域126R上において親指を回転させるこすり操作と、焦点検出領域109を選択させる動作とが対応付けされて登録されているものとする。すなわち、図7(a)に示すように、タッチパネル126上でユーザが親指を右回り(時計回り)に回転操作している間は、制御回路111は、焦点検出領域109を109a→109b→109c→109d→109eの順序(第1の順序)で選択するものとする。また、図7(b)に示すように、ユーザが親指を左回り(反時計回り)に回転操作している間は、制御回路111は、焦点検出領域109を109e→109d→109c→109b→109aの順序(第2の順序)で選択するものとする。
タッチパネル126から操作信号を入力している間は、制御回路111は、焦点検出領域109a〜109eの選択を、たとえば1秒ごとに切替える。そして、焦点検出領域109の選択が切り替るごとに、制御回路111は、図示しないスーパーインポーズ装置に指令して、選択中の焦点検出領域109を点灯させる。その結果、ユーザは、接眼レンズ105を介して、選択中の焦点検出領域109を確認できる。ユーザがタッチパネル126から親指を離し、タッチパネル126から操作信号が入力されなくなった時に、たとえば焦点検出領域109cが選択されていたとすると、制御回路111は焦点検出領域109cを焦点状態の調節に用いる領域として設定する。
上記の説明においては、電子カメラ100が横位置に構えられた場合について説明した。しかし、傾斜センサ125の検出信号により電子カメラ100が縦位置に構えられていると判定された場合は、制御回路111は、図8に示すようにX軸、Y軸を設定する。
−撮影関連操作と対応付けされた撮影関連動作の登録−
ユーザ登録画面において、ユーザが実際に撮影関連操作を行うことにより、撮影関連動作と対応付けされた登録される。図9に示す電源オンの直後に液晶表示器120に表示されるユーザ選択画面において、「新規ユーザ」に対応する位置をタッチパネル126上で押圧することにより、ユーザ登録画面に移行する。
ユーザ登録画面に移行すると、図10に示すように、制御回路111は、液晶表示器120の上部120Uに、ズームレンズのTele側からWide側への操作の入力を促すメッセージと、「OK」、「キャンセル」および「エンド」のボタンを表示させる。この状態で、ユーザが、液晶表示器120の下部120Bでこすり操作を行うと、タッチパネル126は操作信号を制御回路111へ出力する。制御回路111は、所定時間Δtごとに入力した操作信号に基づいて、たとえばこすり操作が上から下へ行われた場合は、こすり操作を−Y方向と判定する。
ユーザが「OK」ボタンに対応する位置をタッチパネル126上で押圧すると、制御回路111は、−Y方向へのこすり操作を撮影関連操作として、ズームレンズのTele側からWide側への撮影関連動作と対応付けして記録する。記録が終了すると、制御回路111は、液晶表示器120の上部120Uに、ズームレンズのWide側からTele側への操作の入力を促すメッセージを表示させる。そして、上述したように、ユーザが液晶表示器120の下部120Bでこすり操作を行い、「OK」ボタンを押圧すると、制御回路111は、今回のこすり操作とズームレンズのWide側からTele側への撮影関連動作とを対応付けて登録する。手動による焦点状態の調節、および焦点検出領域109の選択の撮影関連動作についても、同様にして、制御回路111は、ユーザが行ったこすり操作と関連付けて記録する。なお、液晶表示器120の上部120Uに表示された「キャンセル」ボタンが押圧された場合は、制御回路111は、撮影関連操作を予め記録されているデフォルトの撮影関連操作に設定する。また、「エンド」ボタンが押圧された場合は、制御回路111は、ユーザ登録を終了する。
そして、制御回路111は、上述した処理で記録した撮影関連操作および撮影関連動作に、ユーザによって指定された登録番号を付加して、内蔵メモリ113内に設けた登録領域に登録する。これによって、制御回路111は、撮影関連操作および撮影関連動作を同一の登録番号により、対応付けて登録することができる。
ユーザは、一度登録した登録情報を再度呼び出して使用することができる。なお、本実施の形態では、ユーザごとに複数の登録情報を登録することができるため、ユーザは登録されている登録情報の中から自分用に登録した登録情報を選択して読み出す必要がある。
本実施の形態における電子カメラ100では、例えば、図9に示すユーザ選択画面において、液晶表示器120に登録番号を、たとえば「1」、「2」、「3」のように表示する。ユーザは、自分の登録番号に対応する位置をタッチパネル126上で押圧することにより、読み出したい登録番号を指定することができる。すなわち、制御回路111は、電子カメラ100のユーザ選択画面におけるタッチパネル126上の押圧位置を検出し、ユーザによってどの登録番号に応じた位置が押圧されているかを判定することによって、ユーザによって指定された登録番号を特定する。そして、制御回路111は、特定した登録番号の登録情報を内蔵メモリ113から読み出し、読み出した登録情報に基づいて撮影関連操作をタッチパネル126に割り当てる。
なお、以上で説明した、タッチパネル126における撮影関連操作を行わないように設定することもできる。液晶表示器120に表示されたメニュー画面において、ユーザが撮影関連操作をOFFに設定すると、制御回路111は、撮影準備時におけるタッチパネル126の撮影関連操作を無効にする。撮影関連操作が無効に設定されると、制御回路111は、電源オン直後に図9に示すユーザ選択画面の液晶表示器120への表示を行わない。
図11〜図16に示すフローチャートを参照して、実施の形態の電子カメラ100の動作について説明する。図11〜図16の処理は制御回路111でプログラムを実行して行われる。このプログラムは、メモリ(不図示)に格納されており、操作部121の電源スイッチからオン信号が入力されると起動される。
ステップS101においては、撮影関連操作が無効に設定されているか否かを判定する。撮影関連操作が無効に設定されている場合は、ステップS101が肯定判定されて、後述するステップS108へ進む。撮影関連操作が有効に設定されている場合は、ステップS101が否定判定されてステップS102へ進む。ステップS102においては、液晶表示器120に図8に示すようなユーザ選択画面を表示させてステップS103へ進む。
ステップS103においては、ユーザ選択されたか否かを判定する。ユーザ選択された場合、すなわちタッチパネル126からの操作信号に基づいて登録番号に対応する位置が押圧されたと判定した場合は、ステップS103が肯定判定されてステップS104へ進む。ステップS104では、ステップS103で押圧された登録番号と対応する撮影関連操作および撮影関連動作を内蔵メモリ113から読み出し設定して、後述するステップS108へ進む。
ユーザ選択されない場合、すなわちタッチパネル126からの操作信号に基づいて登録番号に対応する位置が押圧されたと判定した場合は、ステップS103が否定判定されてステップS105へ進む。ステップS105においては、新規ユーザ登録が選択されたか否かを判定する。新規ユーザ登録が選択された場合、すなわちタッチパネル126からの操作信号に基づいて、「新規ユーザ」に対応する位置が押圧されたと判定した場合は、ステップS105が肯定判定されてステップS106へ進む。ステップS106においては、新規ユーザ登録のための処理を行って、後述するステップS108へ進む。なお、新規ユーザ登録のための処理については、後に詳説する。
タッチパネル126からの操作信号に基づいて、「デフォルト」に対応する位置が押圧されたと判定した場合は、ステップS105が否定判定されてステップS107へ進む。ステップS107においては、撮影関連操作をデフォルトに設定してステップS108へ進む。ステップS108においては、撮影モードにおける処理を行ってステップS109へ進む。なお、撮影モードにおける処理については、後に説明する。
ステップS109においては、電源がオフされたか否かを判定する。電源スイッチからオフ信号を入力した場合は、ステップS109が肯定判定されて処理を終了する。電源スイッチからオフ信号を入力しない場合は、ステップS109が否定判定されてステップS108へ戻る。
図12〜図14のフローチャートを用いて、ステップS106における新規ユーザ登録のための処理について説明する。
ステップS201においては、液晶表示器120の上部120Uに、Tele側からWide側へのズーム駆動に対応する撮影関連操作の入力を促すメッセージを表示させてステップS202へ進む。ステップS202においては、液晶表示器120の下部120Bにおいて撮影関連操作が行われたか否かを判定する。撮影関連操作が行われ、タッチパネル126から操作信号を入力した場合は、ステップS202が肯定判定されてステップS203へ進む。撮影関連操作が行われない場合は、ステップS202が否定判定されて後述するステップS205へ進む。
ステップS203においては、「OK」ボタンが押圧されたか否かを判定する。タッチパネル126から「OK」ボタンに対応する位置が押圧されたことを示す操作信号を入力した場合は、ステップS203が肯定判定されてステップS204へ進む。「OK」ボタンが押圧されない場合は、ステップS203が否定判定されて当該判定処理を繰り返す。ステップS204では、入力された撮影関連操作とTele側からWide側へのズーム駆動とを対応付けて記録し、後述するステップS208へ進む。
撮影関連操作が入力されない場合に進んだステップS205では、「キャンセル」ボタンが押圧されたか否かを判定する。タッチパネル126からの操作信号に基づいて、「キャンセル」ボタンに対応する位置が押圧されたと判定した場合は、ステップS205が肯定判定されてステップS206へ進む。ステップS206では、デフォルトの撮影関連操作とTele側からWide側へのズーム駆動とを対応付けて記録し、後述するステップS208へ進む。
「キャンセル」ボタンが押圧されない場合は、ステップS205が否定判定されてステップS207へ進む。ステップS207においては、「エンド」ボタンが押圧されたか否かを判定する。タッチパネル126からの操作信号に基づいて、「エンド」ボタンに対応する位置が押圧されたと判定した場合は、ステップS207が肯定判定されて新規ユーザ登録のための処理を終了する。「エンド」ボタンが押圧されない場合は、ステップS207が否定判定されてステップS202へ戻る。
ステップS208においては、液晶表示器120の上部120Uに、Wide側からTele側へのズーム駆動に対応する撮影関連操作の入力を促すメッセージを表示させてステップS209へ進む。ステップS209(撮影関連操作の入力判定)からステップS214(「エンド」ボタンの押圧判定)までの各処理は、ステップS202(撮影関連操作の入力判定)からステップS207(「エンド」ボタンの押圧判定)までの各処理と同様である。なお、ステップS211、およびステップS213においては、撮影関連操作とWide側からTele側へのズーム駆動とを対応付けて記録する。また、ステップS214が否定判定された場合は、ステップS209へ戻る。
図13のステップS215においては、液晶表示器120の上部120Uに、無限遠側から至近端側への焦点調節動作に対応する撮影関連操作の入力を促すメッセージを表示させてステップS216へ進む。ステップS216(撮影関連操作の入力判定)からステップS221(「エンド」ボタンの押圧判定)までの各処理は、ステップS202(撮影関連操作の入力判定)からステップS207(「エンド」ボタンの押圧判定)までの各処理と同様である。なお、ステップS218、およびステップS220においては、撮影関連操作と無限遠側から至近端側への焦点調節動作とを対応付けて記録する。また、ステップS221が否定判定された場合は、ステップS216へ戻る。
ステップS222においては、液晶表示器120の上部120Uに、至近端側から無限遠側への焦点調節動作に対応する撮影関連操作の入力を促すメッセージを表示させてステップS223へ進む。ステップS223(撮影関連操作の入力判定)からステップS228(「エンド」ボタンの押圧判定)までの各処理は、ステップS202(撮影関連操作の入力判定)からステップS207(「エンド」ボタンの押圧判定)までの各処理と同様である。なお、ステップS225、およびステップS227においては、撮影関連操作と至近端側から無限遠側への焦点調節動作とを対応付けて記録する。また、ステップS228が否定判定された場合は、ステップS225へ戻る。
図14のステップS229においては、液晶表示器120の上部120Uに、焦点検出領域109a〜109eの第1の順序での選択動作に対応する撮影関連操作の入力を促すメッセージを表示させてステップS230へ進む。ステップS230(撮影関連操作の入力判定)からステップS235(「エンド」ボタンの押圧判定)までの各処理は、ステップS202(撮影関連操作の入力判定)からステップS207(「エンド」ボタンの押圧判定)までの各処理と同様である。なお、ステップS232、およびステップS234においては、撮影関連操作と焦点検出領域109a〜109eの第1の順序での選択動作とを対応付けて記録する。また、ステップS235が否定判定された場合は、ステップS230へ戻る。
ステップS236においては、液晶表示器120の上部120Uに、焦点検出領域109a〜109eの第2の順序での選択動作に対応する撮影関連操作の入力を促すメッセージを表示させてステップS237へ進む。ステップS237(撮影関連操作の入力判定)からステップS242(「エンド」ボタンの押圧判定)までの各処理は、ステップS202(撮影関連操作の入力判定)からステップS207(「エンド」ボタンの押圧判定)までの各処理と同様である。なお、ステップS239、およびステップS241においては、撮影関連操作と焦点検出領域109a〜109eの第2の順序での選択動作とを対応付けて記録する。また、ステップS242が否定判定された場合は、ステップS237へ戻る。
ステップS243では、登録番号が選択されたか否かを判定する。登録番号が選択された場合は、ステップS243が肯定判定されてステップS244へ進む。登録番号が選択されない場合は、ステップS243が否定判定されて当該判定処理を繰り返す。ステップS244においては、撮影関連操作、撮影関連動作および登録番号を対応付けて内蔵メモリ113に登録して新規ユーザ登録のための処理を終了する。
図15および図16のフローチャートを用いて、ステップS108における撮影モードにおける処理について説明する。
ステップS301では、タッチパネル126から操作信号を入力したか否かを判定する。操作信号を入力した場合は、ステップS301が肯定判定されてステップS302へ進む。操作信号を入力しない場合は、ステップS301が否定判定されて後述するステップS328へ進む。
ステップS302においては、操作信号が示す座標値が操作領域126Rの範囲内か否かを判定する。操作領域126Rの範囲内の場合は、ステップS302が肯定判定されてステップS303へ進む。操作領域126Rの範囲外の場合は、ステップS302が否定判定されて後述するステップS335へ進む。ステップS303においては、ユーザが接眼レンズ105を覗いて、撮影準備中か否かを判定する。撮影準備中、すなわち視線検知装置124から出力信号を入力した場合は、ステップS303が肯定判定されてステップS304へ進む。撮影準備中ではない場合、すなわち視線検知装置124から出力信号を入力しない場合は、ステップS303が否定判定されて、後述するステップS335へ進む。
ステップS304では、タッチパネル126から入力した操作信号を用いて算出した軌跡と速度に基づいて、こすり操作が−Y方向に行われているか否かを判定する。こすり操作が−Y方向に行われている場合は、ステップS304が肯定判定されてステップS305へ進む。こすり操作が−Y方向に行われていない場合は、ステップS304が否定判定されて後述するステップS308へ進む。
ステップS305においては、ズームモータに対してズームレンズをTele側からWide側へ駆動させてステップS306へ進む。ステップS306においては、こすり操作が終了したか否かを判定する。こすり操作が終了した場合、すなわちタッチパネル126から操作信号を入力しなくなった場合は、ステップS306が肯定判定されてステップS307へ進む。こすり操作が終了していない場合、すなわちタッチパネル126から操作信号を入力している場合は、ステップS306が否定判定されてステップS305へ戻る。ステップS307では、ズームモータに対してズームレンズの駆動を停止させて、後述するステップS328へ進む。
こすり操作が−Y方向ではない場合にはステップS308へ進み、こすり操作がY方向に行われているか否かを判定する。こすり操作がY方向に行われている場合は、ステップS308が肯定判定されてステップS309へ進む。こすり操作がY方向に行われていない場合は、ステップS308が否定判定されて後述するステップS312へ進む。ステップS309では、ズームモータに対してズームレンズをWide側からTele側へ駆動させてステップS310へ進む。ステップS310(こすり操作の終了判定)およびステップS311(ズームレンズの駆動停止)の各処理は、ステップS306(こすり操作の終了判定)およびステップS307(ズームレンズの駆動停止)の各処理と同様である。なお、ステップS310が否定判定された場合は、ステップS309へ戻る。
ステップS312においては、こすり操作がX方向に行われているか否かを判定する。こすり操作がX方向に行われている場合は、ステップS312が肯定判定されてステップS313へ進む。こすり操作がX方向に行われていない場合は、ステップS312が否定判定されて後述するステップS316へ進む。
ステップS313では、フォーカスモータに対して、合焦位置が無限遠側から至近端側へ移動するように焦点調節レンズを駆動させてステップS314へ進む。ステップS314においては、こすり操作が終了したか否かを判定する。こすり操作が終了した場合、すなわちタッチパネル126から操作信号を入力しなくなった場合は、ステップS314が肯定判定されてステップS315へ進む。こすり操作が終了していない場合、すなわちタッチパネル126から操作信号を入力している場合は、ステップS314が否定判定されてステップS313へ戻る。ステップS315では、フォーカスモータに対して焦点調節レンズの駆動を停止させて、後述するステップS328へ進む。
こすり操作がX方向ではない場合にはステップS316へ進み、こすり操作が−X方向に行われているか否かを判定する。こすり操作が−X方向に行われている場合は、ステップS316が肯定判定されてステップS317へ進む。こすり操作が−X方向に行われていない場合は、ステップS316が否定判定されて後述するステップS320へ進む。ステップS317では、フォーカスモータに対して、合焦位置が至近端側から無限遠側へ移動するように焦点調節レンズを駆動させてステップS318へ進む。ステップS318(こすり操作の終了判定)およびステップS318(焦点調節レンズの駆動停止)の各処理は、ステップS314(こすり操作の終了判定)およびステップS315(焦点調節レンズの駆動停止)の各処理と同様である。なお、ステップS318が否定判定された場合は、ステップS317へ戻る。
こすり操作が−X方向ではない場合に進んだステップS320では、こすり操作が右回り(時計回り)の回転操作か否かを判定する。こすり操作が右回りの回転操作の場合は、ステップS320が肯定判定されてステップS321へ進む。こすり操作が右回りの回転操作ではない場合は、ステップS320が否定判定されて後述するステップS324へ進む。
ステップS321では、焦点検出領域109a〜109eを第1の順序で選択してステップS322へ進む。ステップS322においては、こすり操作が終了したか否かを判定する。こすり操作が終了した場合、すなわちタッチパネル126から操作信号を入力しなくなった場合は、ステップS322が肯定判定されてステップS323へ進む。こすり操作が終了していない場合、すなわちタッチパネル126から操作信号を入力している場合は、ステップS322が否定判定されてステップS321へ戻る。ステップS323においては、こすり操作が終了された時点で選択していた焦点検出領域109を焦点状態の調節に用いる領域として設定して、後述するステップS328へ進む。
こすり操作が右回りの回転操作ではない場合に進んだステップS324においては、こすり操作が左回り(反時計回り)の回転操作であるか否かを判定する。こすり操作が左回りの回転操作の場合、ステップS324が肯定判定されてステップS325へ進む。こすり操作が左回りの回転操作ではない場合は、ステップS324が否定判定されて後述するステップS328へ進む。
ステップS325では、焦点検出領域109a〜109eを第2の順序で選択してステップS326へ進む。ステップS326(こすり操作の終了判定)およびステップS327(焦点検出領域の設定)の各処理は、ステップS322(こすり操作の終了判定)およびステップS323(焦点検出領域の設定)の各処理と同様である。なお、ステップS326が否定判定された場合は、ステップS325へ戻る。
ステップS328では、レリーズが半押しされたか否かを判定する。レリーズスイッチから半押し信号を入力した場合は、ステップS328が肯定判定されてステップS329へ進む。レリーズスイッチから半押し信号を入力しない場合は、ステップS328が否定判定されてステップS301へ戻る。ステップS329においては、焦点検出用センサ108から出力された焦点検出信号を用いて算出されたデフォーカス量などの焦点調節状態に基づいて、焦点調節レンズを駆動させて焦点調節を行って、ステップS330へ進む。
ステップS330においては、レリーズが全押しされたか否かを判定する。レリーズスイッチから全押し信号を入力した場合は、ステップS330が肯定判定されてステップS331へ進む。ステップS331においては、撮像素子107により画像データを取得させてステップS332へ進む。ステップS332においては、ステップS331で取得した画像データに対して画像処理および画像圧縮処理を施してステップS333へ進む。ステップS333においては、画像データをメモリカード123に記録して、撮影モードにおける処理を終了する。
ステップS330においてレリーズスイッチから全押し信号を入力しない場合にはステップS334に進み、レリーズが半押しされているか否かを判定する。レリーズスイッチから半押し信号を入力している場合は、ステップS334が肯定判定されてステップS330へ戻る。レリーズスイッチから半押し信号を入力していない場合は、ステップS334が否定判定されてステップS301へ戻る。
ステップS302もしくはステップS303が否定判定されるとステップS335へ進み、撮影関連操作以外のタッチパネル126の操作を行ってステップS328へ進む。
以上で説明した実施の形態における電子カメラによれば、以下の作用効果が得られる。
(1)制御回路111は、登録されている撮影関連操作をタッチパネル126に割り当て、撮影モードにおいて視線検知装置124から出力信号を入力すると、タッチパネル126上での撮影関連操作に対応する撮影関連動作を行うように各部の動作を制御するようにした。したがって、一眼レフカメラのように電子カメラ本体をしっかりと保持しながら撮影に関連する操作をタッチパネル126から行うことができるので、操作性が向上する。
(2)制御回路111は、タッチパネル126の操作領域126Rで行われた撮影関連操作を入力して、対応する撮影関連動作を行うようにした。したがって、ユーザが接眼レンズ105を覗きながら鼻等がタッチパネル126を押圧した場合であっても、撮影関連操作とみなさないので、誤動作の発生を防止できる。また、操作領域126Rを、電子カメラ100を横位置に構えた場合に左手の親指で操作可能な範囲としたので、操作性が良い。
(3)撮影関連動作と撮影関連操作とを対応付けて登録情報として登録するようにし、次回電子カメラ100の電源投入時には、登録した登録情報を呼び出して撮影関連操作をタッチパネル126に割り当てるようにした。これによって、一度撮影関連操作を決定して登録情報を登録しておけば、次回以降は登録済みの撮影関連操作を行うことで撮影関連動作を行うことができ、再度撮影関連操作を決定するための処理を行わずに済む。
(4)姿勢センサ125からの出力に基づいて電子カメラ100の姿勢が変化したことを検出した場合には、制御回路111は、変化後の電子カメラ100の姿勢に応じてタッチパネル126に設定する座標系を変更するようにした。これによって、ユーザが電子カメラ100の向きを変えて構えた場合でも、撮影関連操作を誤って認識することがなくなり、誤動作の発生を防げる。
以上で説明した実施の形態による電子カメラを、以下のように変形できる。
(1)登録情報に登録される撮影関連動作は、ズーム駆動、焦点状態の調節および焦点検出領域の選択に限定されない。ユーザが接眼光学系を覗きながら行う動作として、シャッタ速度の選択、絞り値の選択、撮像感度の設定等も撮影関連動作に含まれる。
(2)タッチパネル126から操作信号の入力が無くなると、制御回路111が撮影関連操作の終了を判定するものに代えて、ユーザのこすり操作が停止した時点で撮影関連操作の終了を判定してもよい。この場合、制御回路111は、すなわちユーザの指がタッチパネル126を押圧していてもこすり操作が停止して、入力した操作信号(座標値)から算出した速度が0になると、たとえばズームモータ等の駆動を停止させる。
(3)ユーザがタッチパネル126を押圧している間は、制御回路111は、こすり操作の軌跡、移動方向に変化がなくなり、速度が0になって撮影関連動作を継続させてもよい。この場合、こすり操作の速度が0になる前に、たとえばこすり操作が−Y方向に行われ、交換レンズ200のTele側からWide側へのズーム駆動している時は、制御回路111は、タッチパネル126から操作信号を入力している間は、交換レンズ200のTele側からWide側へのズーム駆動を継続させる。
(4)制御回路111は、こすり操作の速度に比例して、撮影関連動作の速度を変更してもよい。
(5)制御回路111は、ユーザによるこすり操作が行われている間に撮影関連動作を連続して行うものに代えて、撮影関連動作を所定量ごとに行うようにしてもよい。この場合、たとえば、こすり操作が−Y方向に行われると、制御回路111は、焦点距離がたとえば28mmから35mmになるようにズームモータを駆動させる。そして、一度ユーザがタッチパネル126から指を離し、ふたたび−Y方向へのこすり操作を行った場合に、制御回路111は、焦点距離がたとえば35mmから50mmになるようにズームモータを駆動させる。
(6)制御回路111は、視線検知装置124からの出力信号を入力したに代えて、レリーズスイッチから半押し信号を入力した場合に撮影準備動作が行われたと判定して、登録情報に登録されている撮影関連操作をタッチパネル126に割り当ててもよい。もしくは、視線検知装置124からの出力信号を入力し、レリーズスイッチから半押し信号を入力したときに、制御回路111は撮影準備動作が行われたと判定してもよい。
(7)ユーザ登録画面からユーザが撮影関連操作を入力して登録情報として登録するものに代えて、予め決められた撮影関連操作をユーザが選択して登録情報として登録してもよい。
(8)ユーザは、登録情報を読み出す際、電源投入時に登録番号に応じてタッチパネル126を押圧する例について説明した。しかしながら、ユーザごとの登録情報にユーザの生体認証に関する情報を付加して登録するようにしてもよい。例えば、電子カメラ100にユーザの指紋を読み取るための指紋センサを搭載し、登録情報を登録する前にユーザの指紋を読み込んで識別情報として、登録情報にこの識別情報を付加して登録しておくようにする。そして、電子カメラ100の電源投入時には、ユーザは指紋センサに指をかざして認証を行い、制御回路111は、認証した指紋情報に応じた登録情報を読み出すようにしてもよい。なお、生体認証の方法としては指紋認証に限定されず、静脈認証などの他の認証方法を用いてもよい。
また、本発明の特徴を損なわない限り、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で考えられるその他の形態についても、本発明の範囲内に含まれる。
本発明の実施の形態による電子カメラの要部構成図 実施の形態の電子カメラの制御系のブロック図 実施の形態の電子カメラの背面図 撮影関連操作の一例を説明する図 撮影関連操作の一例を説明する図 焦点検出領域の配置の一例を説明する図 撮影関連操作の一例を説明する図 電子カメラを縦位置に構えた場合の座標系を説明する図 ユーザ選択画面の一例を説明する図 ユーザ登録画面の一例を説明する図 実施の形態の電子カメラの動作を説明するフローチャート 新規ユーザ登録のための処理を説明するフローチャート 新規ユーザ登録のための処理を説明するフローチャート 新規ユーザ登録のための処理を説明するフローチャート 撮影モードにおける処理を説明するフローチャート 撮影モードにおける処理を説明するフローチャート
符号の説明
111・・・制御回路 120・・・液晶表示器 124・・・視線検知装置
126・・・タッチパネル

Claims (8)

  1. 被写体像を撮像して取得した画像を表示する表示器と、
    前記表示器に設けられたタッチパネルと、
    撮影準備動作を検出する検出手段と、
    撮影に関連する動作に必要な所定の操作を前記タッチパネルに割り当てる割当手段と、
    前記検出手段により前記撮影準備動作が検出された場合は、前記割り当てられた所定の操作を受け付けた時、前記受け付けた所定の操作に対応して前記撮影に関連する動作を制御する制御手段とを備えることを特徴とするカメラ。
  2. 請求項1に記載のカメラにおいて、
    前記所定の操作は、前記タッチパネルのうち所定領域内で行われる操作であることを特徴とするカメラ。
  3. 請求項2に記載のカメラにおいて、
    前記所定領域は、前記タッチパネルの左側下部領域であることを特徴とするカメラ。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載のカメラにおいて、
    ユーザが接眼光学系を覗いているときに、前記検出手段は、前記撮影準備動作を検出することを特徴とするカメラ。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載のカメラにおいて、
    ユーザがレリーズボタンを半押ししたときに、前記検出手段は、前記撮影準備動作を検出することを特徴とするカメラ。
  6. 請求項1乃至5のいずれか一項に記載のカメラにおいて、
    前記撮影に関連する動作は、光学系のズーミング動作、焦点調節動作、焦点検出領域の選択、撮像感度の変更、露光時間の変更、および絞り値の変更の少なくとも1つを含むことを特徴とするカメラ。
  7. 請求項1乃至6のいずれか一項に記載のカメラにおいて、
    前記撮影に関連する動作と前記所定の操作とを対応付けた登録情報を登録する登録手段をさらに備えることを特徴とするカメラ。
  8. 請求項7に記載のカメラにおいて、
    前記登録手段で登録した前記登録情報を読み出す読出手段をさらに備え、
    前記割当手段は、前記読出手段で読み出した前記登録情報に基づいて、前記撮影に関連する動作に必要な所定の操作を前記タッチパネルに割り当てることを特徴とするカメラ。
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