JP2009232408A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】記録された画像データから、その画像データが撮影された時の撮像装置の傾きを知ることができる撮像装置を提供する。
【解決手段】レリーズボタンが押されると、S41の撮像処理において、画像データをSDRAM103上に保存する。次に、S42において、角度算出処理により一時記憶メモリに記憶されている角度θを読み出す。そして、S43において、読み出した角度θに対応するフォルダがメモリカード109に存在するか否かを判定する。対応するフォルダが存在する場合は、S45において、SDRAM103上に保存されている画像データを、対応するフォルダに分類して記録する。
【選択図】図4

Description

本発明は、撮像装置に関し、特に、撮像装置の傾きを検出する機能と、被写体を撮像して取得された画像データを記録する機能とを有する撮像装置に関するものである。
近年、デジタルカメラ等を含む撮像装置においては、傾斜角センサや水平検出回路もしくはジャイロ等の角度検出装置を用いて、撮影時の撮像装置の光軸の左右の傾斜を検出することが可能になった。撮影者は、上記の角度検出機能により、撮影時にデジタルカメラの傾きを把握することができる。
特許文献1には、ビデオカメラの傾きを検出するための傾き検出センサを備えたビデオカメラが開示されている。傾き検出センサは、例えば加速度センサにより構成される。特許文献1のビデオカメラは、撮影が手持ち撮影か、三脚等による固定撮影かを判断し、手持ち撮影の場合は、ビデオカメラの傾きが設定値α以上であれば、ビデオカメラの傾きを表示画面に表示するガイド表示をONにする。一方、固定撮影の場合は、ビデオカメラの傾きが設定値β以上であればガイド表示をONにする。ガイド表示をON/OFFする傾きの設定値を、手持ち撮影時に比べて固定撮影時の方が小さくなるように設定することで、手持ち撮影時には、ガイド表示による撮影の妨げを軽減し、傾きが目立つ固定撮影時には、より小さな傾きに対するガイド表示によりビデオカメラの傾き補正を行うことができ、撮影の精度を向上することができる。
特許文献2には、撮影時にスルー画像が表示されている画面に縦横にグリッド表示線を表示すると共に、撮像装置が地平線に対して傾いている場合は水平表示線も表示し、撮影者が撮像装置の傾きを視覚的に把握できる撮像装置が開示されている。撮影者は、カメラの姿勢を正してグリッド表示線を水平表示線に合わせることで、地平線に対して水平な画像を撮影することができる。また、特許文献2の撮像装置は、自動的に画像の姿勢を水平に調整する水平アジャスト機能を備えている。水平アジャスト機能が選択されている場合には、撮像装置の傾きに基づいてスルー画像が自動的に水平アジャストして表示され、撮影者は、カメラの姿勢を気にせずに水平な画像を撮影することができる。
このような撮像装置においては、撮像装置の傾きを表示画面に示すガイド表示により、撮像装置の姿勢や撮影画像の姿勢を正して水平な画像を撮影して記録することができるため、記録画像としては水平な画像が得られる。また、撮像装置の傾きを表示画面に示すガイド表示により、所望の傾きの画像を撮影して記録することができる。
特開2007−286434号公報 特開2006−165941号公報
しかしながら、上記のような従来の撮像装置では、撮影者が水平ではない、所望の傾きを有する画像を撮影したい場合、撮影時はガイド表示によりどの程度撮像装置が傾いているか分かるため撮影を行うことはできるものの、撮影後には、記録された画像データから、その画像データが撮影された時の撮像装置の傾きや、画像データがどの程度の傾きを有する画像データなのかを知ることができないという問題があった。
従来の撮像装置においては、地平線に水平な画像を撮影する場合も、水平ではない所望の傾きを有する画像を撮影する場合も、画像データは、例えば撮影日時に応じた1つのフォルダに、混在して記録される。そのため、記録された画像データから、その画像は撮像装置がどの程度傾いたときに撮像されたものなのか、その画像は地平線に対してどの程度傾いているものなのかを、知る術が無かった。よって、撮影を行った後に、傾きに応じて画像データを分類したいというユーザのニーズや、記録された画像データから所望の傾きの角度を有する画像のみを取得したいというユーザのニーズに応えることができなかった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、記録された画像データから、その画像データが撮影された時の撮像装置の傾きを知ることができる撮像装置を提供することを目的とする。
上述した目的を達成するために、本発明に係る撮像装置は、被写体を撮像して画像データを取得する撮像手段と、前記撮像手段により取得された画像データを記録する記録制御手段と、撮像装置の傾きを検出し、検出データを出力する傾き検出手段と、前記傾き検出手段から出力された検出データに基づいて、前記傾きに応じた傾き情報を算出する傾き情報算出手段と、を備え、前記記録制御手段は、前記撮像手段により取得された画像データを、前記傾き情報に応じたフォルダに分類して記録することを特徴とする。
本発明においては特に限定されないが、前記記録制御手段は、前記画像データと前記傾き情報を、1つの画像ファイルとして記録することが好ましい。
本発明においては特に限定されないが、前記記録制御手段は、前記画像データを、前記傾き情報に応じて、縦撮りフォルダと横撮りフォルダに分類して記録することが好ましい。
本発明においては特に限定されないが、前記傾き検出手段は、撮像時に前記撮像装置の傾きを検出し、前記記録制御手段は、前記撮像手段により取得された画像データを、撮像時の前記傾き情報に応じたフォルダに分類して記録することが好ましい。
本発明においては特に限定されないが、前記撮像手段により取得された画像データを、前記撮像装置の表示部に撮影画像として表示する表示制御手段を更に備え、前記表示制御手段は、前記撮影画像と共に、前記傾き情報を示す傾きガイド表示を表示することが好ましい。
本発明においては特に限定されないが、前記記録制御手段は、前記撮像手段により取得された画像データを、前記傾き情報に応じたフォルダに分類して記録媒体に記録する際に、前記記録媒体に前記傾き情報に応じたフォルダが存在しない場合、前記記録媒体に前記傾き情報に応じたフォルダを作成することが好ましい。
本発明においては特に限定されないが、前記記録制御手段は、前記傾き情報に応じたフォルダを作成する際に、前記傾き情報に対応する名称を有するフォルダを作成することが好ましい。
本発明によれば、被写体を撮像して取得された画像データを、撮像装置の傾きに応じた傾き情報に応じたフォルダに分類して記録することで、撮影後に、記録された画像データから、その画像データが撮影された時の撮像装置の傾きを知ることができる。したがって、撮影を行った後に、傾きに応じて画像データを分類したいというユーザのニーズや、記録された画像データから所望の傾きの角度を有する画像のみを取得したいというユーザのニーズに応えることができる。また、本発明によれば、記録時に撮像装置の傾きに応じたフォルダに画像データを分類することができるため、撮影・記録後のファイル管理が容易になる。
以下、本発明の実施形態について図を用いて説明する。まず、本発明の実施形態に係る撮像装置の一例であるデジタルカメラの構成について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るデジタルカメラの一部構成を示すブロック図である。デジタルカメラ1は、各種レンズ及びモータを有する鏡胴ユニット(図示なし)と、カメラ本体1に内蔵されているCCD101と、撮像データの各種調整を行うフロントエンドIC(図1における「F/E−IC」)102と、カメラ本体1全体の制御やデータ処理に中心的な役割を果たすデジタルカメラプロセッサ(以下、「プロセッサ」と称する)104と、画像データに各種処理を施す際に、画像データを一時的に保存するSDRAM103と、内蔵メモリ107と、ROM(図示なし)と、ユーザがカメラ1に対して各種設定や撮像の指示等を行う操作キーユニット110と、画像を表示するためのLCDドライバ105及びLCDモニタ106と、画像データを記録するメモリカード109と、カメラ1の姿勢を検出する加速度センサ108と、を備えている。
鏡胴ユニットは、図示していないがCCD101の前方に配置され、撮像レンズ光学系、鏡胴、及び鏡胴を駆動するパルスモータである複数のモータを有する装置であり、撮影時の焦点合わせや露光時の絞りの調整を行う。
そして、撮影時に鏡胴ユニットから取り込まれた画像は、カメラ本体1に内蔵されているCCD101表面に結像される。CCD101は、光学画像を光電変換するための固体撮像素子であり、CCD101において電気信号(アナログデータ)に変換された画像のデータは、次に、フロントエンドIC102へと送られる。
フロントエンドIC102は、CCD101から出力されたデータに、各種調整を加える。フロントエンドIC102は、図示していないが、画像ノイズ除去用相関二重サンプリングを行うCDS、利得調整を行うAGC、デジタル信号変換を行うA/D、駆動タイミング信号を発生するTG(タイミングジェネレータ)等を有する。TGには、プロセッサ104内にあるCCD1信号処理ブロック1041から垂直同期信号VDと水平同期信号HDが供給される。TGは、CPUブロック1043によって制御される。
このフロントエンドIC102において上記の各種調整が行われた電気信号(デジタルデータ)は、次に、デジタルカメラプロセッサ104へと送られる。デジタルカメラプロセッサ104は、電気信号として送られてきた画像データのデータ処理や、カメラ本体1全体の動作の制御において、中心的な役割を果たす装置である。プロセッサ104は、CCD1信号処理ブロック1041、CCD2信号処理ブロック1042、CPUブロック1043、JPEG CODECブロック1044、RESIZEブロック1045、TV信号表示ブロック1046、メモリカードコントローラブロック1047、及びI2Cブロック(通信インタフェース)1048等により構成されており、これらの構成要素間でデータの授受が行われる。
CCD1信号処理ブロック1041は、フロントエンドIC102から出力されたデータに、ホワイトバランス設定やガンマ設定を行い、また、垂直同期信号VDと水平同期信号HDを供給する。CCD2信号処理ブロック1042は、フィルタリング処理により、輝度データ、色差データへの変換を行う。CPUブロック1043は、カメラ本体1に内蔵されている装置各部の動作を制御する。JPEG CODECブロック1044は、JPEG圧縮、伸張を行う。RESIZEブロック1045は、画像データのサイズを補間処理により拡大、縮小する。TV信号表示ブロック1046は、LCDドライバ105を介して画像データをLCDモニタ(以下、「モニタ画面」とも称する)106に表示するためのビデオ信号に変換する。メモリカードコントローラブロック1047は、メモリカードスロット(図示なし)に挿入された、撮影された画像データを記録するメモリカード109の制御を行う。I2Cブロック(通信インタフェース)1048は、加速度センサ108とCPUブロック1043との間の高速シリアル通信を行う。
上記に加えて、デジタルカメラプロセッサ104は、図示はしていないが、装置各部の動作制御に必要なデータ等を一時的に保存する一時記憶メモリや、音声CODECを介してカメラ1本体が有するスピーカ(図示なし)から出力される音声データを出力する音声ブロック等を適宜有する。
また、プロセッサ104の外部には、SDRAM103、内蔵メモリ107、及び各種制御プログラムが格納されたROM(図示なし)が配置されていて、プロセッサ104とバスラインによって繋がっている。
SDRAM103は、プロセッサ104で画像データに各種処理を施す際に、画像データを一時的に保存する。保存される画像データは、例えば、CCD101からフロントエンドIC102を経由して取り込んで、CCD1信号処理ブロック1041でホワイトバランス設定、ガンマ設定が行われた状態の「RAW−RGB画像データ」やCCD2信号処理ブロック1042で輝度データ、色差データ変換が行われた状態の「YUV画像データ」、JPEG CODECブロック1047で、JPEG圧縮された「JPEG画像データ」等である。
内蔵メモリ107は、前述したメモリカードスロットにメモリカード109が装着されていない場合でも、撮影した画像データを記憶できるようにするためのメモリである。
ROMは、プロセッサ104内にあるCPUブロック1043にて解読可能なコードで記述された制御プログラムや、制御するためのパラメータを格納している。
デジタルカメラ1の電源がオン状態になると、制御プログラムは不図示のメインメモリにロードされる。そして、CPUブロック1043がその制御プログラムに従って装置各部の動作を制御するとともに、制御に必要なデータ等を、一時的に、プロセッサ104内の一時記憶メモリ(図示なし)に保存する。
なお、ROMに書き換え可能なフラッシュROMを使用することで、制御プログラムや制御するためのパラメータを変更することが可能となり、機能のバージョンアップを容易に行うことが可能となる。
そして、各種処理が行われた後の最終的な画像データは、装置内部に設けられた内蔵メモリ107に保存されるか、又は、メモリカードスロットに挿入された、着脱可能な外部記録媒体であるメモリカード109に保存される。
また、デジタルカメラ1本体には、操作キーユニット110が設けられている。ユーザは、操作キーユニット110が有する複数のスイッチを操作することで、カメラ1に対して各種設定や撮像の指示等を行うことができる。操作キーユニット110からの出力信号は、ユーザの操作情報として、CPUブロック1043に出力される。CPUブロック1043は、操作キーユニット110からの出力信号に応じて、各種制御を行う。
また、プロセッサ104には、加速度センサ108が接続されている。加速度センサ108は、X、Yの2軸の傾きに対応する加速度データを取得することができる。2軸の一例として、XとYが垂直である加速度センサが考えられる。加速度センサ108は、カメラ1本体内の、上述した各部を構成したプリント基板(PCB)上に実装される。
後述するように、加速度センサ108から出力される重力データから、地球の重力が1Gであることを利用して、地球の水平方向に対する加速度センサ108の傾きを算出することができる。ここで、地球の水平方向は、地球の重力方向に対して垂直であるとする。
加速度センサ108は、PCB上に実装された後、CCD101が地球の水平方向に対して水平となる位置を、加速度センサ108の地球の水平方向に対する傾きが基準の0°となるように調整が行われる。ここで、CCD101は、LCDモニタ106に表示される画像の水平方向に対応するx軸、垂直方向に対応するy軸の2軸を有する。水平方向とは、図2に示されるカメラ1のLCDモニタ106の長手方向であり、垂直方向とは、図2に示されるカメラ1のLCDモニタ106の短手方向であるとする。つまり、CCD101が地球の水平方向に対して水平の状態とは、CCD101のx軸が地球の水平方向に対して水平、かつ地球の重力方向に対して垂直の状態であり、図2において、カメラ1のLCDモニタ106の長手方向が地球の水平方向に対して水平、かつ地球の重力方向に対して垂直の状態である。
すると、加速度センサ108とCCD101の傾きは連動するため、水平方向に対する加速度センサ108の傾きから、地球の水平方向に対するCCD101のx軸の傾きを取得することができる。
本実施形態では、CCD101の傾きとカメラ1本体の傾きも連動しているため、地球の水平方向に対するCCD101のx軸の傾きから、地球の水平方向に対する、カメラ本体1のLCDモニタ106の長手方向の傾きを取得することができる。つまり、加速度センサ108により、カメラ本体1の姿勢を検出することができる。
なお、加速度センサ108は、プリント基板(PCB)上に実装されると説明したが、配線やCCD101の位置、他の部品の位置等により実装可能な位置であれば、カメラ1の鏡胴ユニットやカメラ本体1に実装されてもよい。
次に、加速度センサ108の傾き算出処理、及びカメラ本体1の角度取得処理について、説明する。図2に、地球の水平方向に対する、カメラ1本体のLCDモニタ106の長手方向の傾きθを示す。以下、加速度センサ108の傾き、及びカメラ本体1の傾き・角度とは、地球の水平方向に対する傾きθを示す。
加速度センサ108は、2軸X、Yの加速度データを出力する。この加速度センサ108により検出された加速度データは、I2Cブロック1048に送信され、CPUブロック1043が認識可能なシリアル信号へと変換される。そして、加速度データを含むシリアル信号が、CPUブロック1043へと送られることで、加速度センサ108とCPUブロック1043との間でシリアル通信が行われる。
CPUブロック1043は、その加速度データを基にして、後述する演算処理を行い、カメラ本体1の傾斜角度θを求めることができる。
図3は、加速度センサ108の制御フローチャートの一例である。加速度センサ108の電源は、カメラ1の電源が投入されると同時にONになる。あるいは、ユーザにより加速度センサ108を使用する撮影モードや記録モードが選択された時に、加速度センサ108の電源がONになってもよい。
撮影モードとは、ユーザが撮影を行うことができるモードである。撮影モードにおいて、更に、例えば、ポートレートモードや夜景モードなどを設定することで、各シーンに適切な撮影条件が自動的に設定されるため、シーンに応じた撮影を行うことができる。本実施形態では、撮影モードにおいて、カメラ1本体の傾斜角度θを取得するモードを選択可能とする。
図3では、撮影モードの、カメラ1本体の傾斜角度θを取得するモードにおいて、モニタリング画像がLCDモニタ106に表示されているときに行われる角度算出処理が示されている。角度算出処理は、例えば50ms毎に定期的に行われる。
まず、ステップS31において、CPUブロック1043内部のタイマーのカウンタをゼロにする。次に、ステップS32において、加速度センサ108から、2軸X、Yの加速度データを取得する。取得された2軸X、Yの加速度データを基に、ステップS33において、傾斜角度θを算出する。2軸X、Yの加速度データ(X、Y)の各々の重力ゼロ時の出力データを、(X0、Y0)とすると、加速度センサ108の傾斜角度θは、次の(1)式で示される。なお、重力ゼロ時の出力データ(X0、Y0)とは、重力が無い時に加速度センサが出力するデータのことであり、(X0、Y0)は、カメラ側が予め保持しているものとする。
θ[deg]= 180/π * arctan{(Y−Y0)/(X−X0)} …(1)
−180<θ<180の範囲では、θは2つの候補を有するため、X−X0が正負どちらなのかを判定し、最終的なθを決定する。
算出されたθは、ステップS34において、デジタルカメラプロセッサ104が有する一時記憶メモリに一時的に保存される。そして、ステップS35において、CPUブロック1043のタイマーにより、カウンタが50msになるまで待機する。カウンタが50msに達すると、ステップS31からステップS34の処理を繰り返し、傾斜角度θを算出して、一時記憶メモリに上書きし、保持する。
なお、ここで、角度算出処理は、50ms毎に定期的に行われるとしたが、角度算出処理が行われるタイミングは、加速度センサ108の仕様やデジタルカメラ1の構成、カメラ1で設定されたモードやユーザの希望に応じて、適宜設定し得る。
次に、本発明の実施形態に係るデジタルカメラにおける撮影時の記録処理について説明する。図4は、本発明の実施形態に係るデジタルカメラにおける撮影時の記録処理を説明するためのフローチャートである。ここで、カメラ1の記録モードとしては、ユーザにより、カメラ1のメニュー画面から、フォルダ分類モードがONに選択されているとする。なお、フォルダ分類モードがONに設定されると、撮影を行う際に、加速度センサ108の電源がONとなり、図3の角度算出処理が開始される。
撮影を行う際に、カメラ1のCPUブロック1043は、まず、操作キーユニット110内のレリーズボタンが押されたかどうかを判断し、レリーズボタンが押されたことを検出すると、ステップS41の撮像処理において、CCD101から画像データを取り込み、RAW−RGB画像データをSDRAM103上に一時的に保存する。次に、輝度データ、色差データへの変換が行われた状態のYUV画像データを作成し、YUV画像データをSDRAM103上に一時的に保存する。そして、JPEG圧縮処理を施したJPEG画像データを、再びSDRAM103上に保存する。
次に、ステップS42において、図3の角度算出処理により一時記憶メモリに記憶されている角度θを読み出す。そして、ステップS43において、CPUブロック1043が、読み出した角度θに対応するフォルダがメモリカード109に存在するか否かを判定する。メモリカード109に対応するフォルダが存在する場合は、ステップS45において、SDRAM103上に保存されている画像データを、対応するフォルダに分類して記録する。メモリカード109に対応するフォルダが存在しない場合は、ステップS44においてCPUブロック1043がメモリカード109に新たにフォルダを作成した後、ステップS45において、SDRAM103上に保存されている画像データを、作成したフォルダに分類して記録する。
なお、上記では、画像データやフォルダが記録・作成される記録媒体はメモリカード109であるとしたが、画像データやフォルダは、ユーザの設定により、内蔵メモリ107に記録・作成してもよい。
角度θに対応するフォルダについて、説明する。ユーザは、撮影を行う前に、カメラ1のメニュー画面でフォルダ分類モードをONに選択する際に、予め、分類単位角度(読み出した角度θを何度単位で分類するか)も設定しておく。すると、画像データを記録するためのフォルダは、分類単位角度ごとに作成される。
例えば、分類単位角度が10°に設定された場合、フォルダは、−180°から180°の間で、−180°、−170°、・・・、−10°、0°、10°、・・・、170°、180°と、10°ごとにフォルダが作成される。
ステップS43における読み出した角度θに対応するフォルダとは、例えば、角度θの下一桁目を四捨五入した角度に対応するフォルダのことである。すなわち、例えば、角度θが−5°から4°の場合は、0°に対応するフォルダに画像データが記録される。0°に対応するフォルダが存在しない場合は、0°に対応するフォルダが新たに作成される。また、角度θが85°から94°の場合は、90°に対応するフォルダに画像データが記録される。
以上の処理により、撮影を行ったときのカメラ本体1傾斜角度θに基づき、画像データを角度θに対応するフォルダに分類して記録することができる。よって、撮影後に、記録された画像データから、その画像データが撮影された時の撮像装置の傾きを知ることができる。したがって、撮影を行った後に、傾きに応じて画像データを分類したいというユーザのニーズや、記録された画像データから所望の傾きの角度を有する画像のみを取得したいというユーザのニーズに応えることができる。
また、記録時に、撮像装置の傾きに応じたフォルダに画像データを分類することができるため、撮影・記録後のファイル管理が容易になる。
更には、記録された画像データから、分類されたフォルダに対応する角度を用いて画像データを略水平に補正することができるため、撮影後に略水平な画像が必要になった場合にも対処可能である。
なお、フォルダを作成する際には、対応する角度に応じたフォルダ名を付けるのが好ましい。すると、撮影後にユーザが画像データを確認する際に、このフォルダには傾斜角度がどの範囲の画像データが保存されているのかを一目で知ることができるため、使い勝手がよくなる。
例えば、0°に対応するフォルダには、「DEG000」、90°に対応するフォルダには、「DEG090」というフォルダ名を付ける。
また、例えば、角度θに対応するフォルダが、上記で説明したような角度θの下一桁目を四捨五入した角度に対応するフォルダのことではなく、角度θの下一桁目を切り捨てた角度に対応するフォルダである場合は、角度θが0°から9°の場合は、0°に対応するフォルダに画像データが記録され、角度θが170°から179°の場合は、170°に対応するフォルダに画像データが記録される。このような場合は、0°に対応するフォルダには、「DEG00_09」、170°に対応するフォルダには、「DEG170_179」というフォルダ名を付けると、ユーザが、このフォルダには傾斜角度がどの範囲の画像データが保存されているのかが分かりやすい。
角度θに対応するフォルダは角度がどの範囲のフォルダなのかという分類方法(下一桁目四捨五入や、下一桁目切り捨て等)も、ユーザが、カメラ1のメニュー画面により設定可能としてもよい。また、フォルダ名の付け方も、ユーザがカメラ1のメニュー画面により設定可能としてもよい。
このように、加速度センサ108からの出力データに基づき算出された角度情報を、フォルダの名称の一部に含むと、ユーザは、フォルダ名から画像撮影時の角度情報を判断することができる。
本発明の他の実施形態として、画像データを傾斜角度θに対応するフォルダに記録する際に、角度θをJPEGファイルのヘッダに格納して、角度θと画像データをともに1つの画像ファイルとして記録してもよい。すると、分類されたフォルダが対応する角度からは、分類単位角度ごとの角度が得られるため、撮影時の撮像装置の傾きを大まかに知ることができるが、本実施形態では、角度θそのものが画像データとともに得られるため、撮影時の撮像装置の傾きをより精度高く知ることができる。更には、撮影後に水平な画像が必要になった場合には、画像データとともに保存されている傾斜角度θを用いて画像データを水平に補正することができる。
本発明の他の実施形態として、ユーザが、カメラ1のメニュー画面で分類単位角度を設定するのではなく、縦横分類というメニューを設定してもよい。縦横分類では、フォルダは、縦撮りフォルダと横撮りフォルダの2つのフォルダが作成される。例えば、縦撮りフォルダには、傾斜角度θが−110°から−70°、及び70°から110°の画像データが、分類されて記録される。横撮りフォルダには、傾斜角度θが、−180°から−160°、−20°から20°、及び160°から180°の画像データが、分類されて記録される。上記範囲内ではない傾斜角度θは、その他の分類となり、フォルダ分けされずに記録媒体に記録してもよいし、その他の分類用のフォルダを作成し、そのフォルダに記録してもよい。または、角度θが縦撮りフォルダにも横撮りフォルダにも分類されない場合は、画像データの記録を行わないという設定にしてもよい。
縦横分類では、画像データが縦撮りと横撮りで分類されてフォルダに記録されるため、撮影後に、縦撮りされた画像データのみを再生したい場合は、縦撮りフォルダ内の画像データを再生すればよいため、確認する時間も短縮でき、効率よく再生することができる。縦撮りされた画像データと横撮りされた画像データがそれぞれ別のフォルダに分類されずに混在して記録される場合は、画像データを再生する際に、画像データの向きを合わせて確認する必要があるという問題があるが、本構成によると、1つのフォルダから再生される画像データの向きが一定であるため、表示された画像データが確認しやすい。
本発明の他の実施形態として、撮影時に、カメラ1の傾斜角度θを求めてもよい。上記の実施形態では、レリーズボタンを押す前に定期的に行われた角度算出により傾斜角度を記憶し、レリーズボタンが押された後は記憶されている角度θを読み出し、画像データをフォルダに分類するにあたっては、読み出した角度θを用いた。本実施形態では、レリーズボタンが押された後に、角度算出を行い、画像データをフォルダに分類するにあたっては、撮影時に算出した角度θを用いる。
図5は、本発明の他の実施形態に係るデジタルカメラにおける撮影時の記録処理を説明するためのフローチャートである。撮影を行う際に、カメラ1のCPUブロック1043は、まず、操作キーユニット110内のレリーズボタンが押されたかどうかを判断し、レリーズボタンが押されたことを検出すると、ステップS51の撮像処理において、ステップS41の撮像処理と同様な処理を行い、JPEG画像データをSDRAM103上に保存する。
本実施形態では、ステップS51と並列して、ステップS52からS55の処理が行われる。ステップS52及びステップS53の処理は、図3のステップS32及びステップS33の処理と同様であるため、説明を省略する。そして、ステップS53で算出された角度θに基づき、ステップS54において、CPUブロック1043が、算出した角度θに対応するフォルダが存在するか否かを判定する。対応するフォルダが存在する場合は、ステップS56において、ステップS51にてSDRAM103上に保存されている画像データを、対応するフォルダに分類して記録する。ステップS54からステップS56は、ステップS43からステップS45と同様な処理が行われるため、詳細な説明を省略する。
本実施形態では、撮影時にレリーズボタンを押した時にカメラ1の傾斜角度θを求め、求めた角度θを用いて画像データのフォルダへの分類を行ったため、カメラの傾斜を急激に変化させて撮影を行った場合でも、カメラの傾斜に対応する角度θでフォルダ分類を行うことができる。
本発明の他の実施形態として、カメラ本体1の傾斜角度を示す傾きガイドを、LCDモニタ106に表示させてもよい。CPUブロック1043は、図3の角度算出処理で算出された角度θに基づき、図2に示すように、角度θを示す傾きガイドを、LCDモニタ106の一部にモニタリング画像を重畳して表示する。ユーザは、操作キーユニット110内の選択ボタンにより、傾きガイドを表示するか否かを選択することができる。
LCDモニタ106に傾きガイドを表示させることにより、ユーザは、撮影を行うときに、カメラの傾きを視覚的に確認することができる。よって、ユーザが設定した分類単位角度により、これから撮影する画像データがどのフォルダに分類されるのかを予測することができる。
また、上記の実施形態では、地球の水平方向に対するカメラ1の傾きに基づいて、画像データのフォルダへの分類を行った。しかしながら、加速度センサ108を実装する数を増やして、地球の重力方向に対するカメラ1の傾きや、地球の水平方向及び重力方向に垂直な方向に対するカメラ1の傾きを算出することで、地球の重力方向に対するカメラ1の傾きや、地球の水平方向及び重力方向に垂直な方向に対するカメラ1の傾きに基づいて、画像データのフォルダへの分類を行うことも可能である。
上記の実施形態では、カメラ1の傾き検出センサとして加速度センサ108を用いたが、カメラ1の傾きを検出できるものであれば、水平検出回路やジャイロ等の傾き検出センサを用いてもよい。
また、上記の実施形態の説明では、本発明をデジタルカメラに適応した場合を例としたが、本発明の適用範囲はデジタルカメラに限定されず、ビデオカメラやカメラ付き携帯電話機、カメラ付き携帯情報機器等にも適用できる。
以上、本発明のいくつかの実施形態について説明したが、本発明は上記各実施形態に限定されるものではなく、種々の変形実施が可能であることはいうまでもない。また、上記で説明した各実施形態は、適宜組み合わせて実施が可能である。
本発明の実施形態に係るデジタルカメラの一部構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係るカメラ1本体の地球のLCDモニタ106の長手方向の傾きθを示す図である。 本発明の実施形態に係る加速度センサ108の制御フローチャートの一例である。 本発明の実施形態に係るデジタルカメラにおける撮影時の記録処理を説明するためのフローチャートである。 本発明の他の実施形態に係るデジタルカメラにおける撮影時の記録処理を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1 デジタルカメラ
101 CCD
102 フロントエンドIC
103 SDRAM
104 デジタルカメラプロセッサ
105 LCDドライバ
106 LCDモニタ
107 内蔵メモリ
108 加速度センサ
109 メモリカード
110 操作キーユニット
1041 CCD1信号処理ブロック
1042 CCD2信号処理ブロック
1043 CPUブロック
1044 JPEG CODECブロック
1045 RESIZEブロック
1046 TV信号表示ブロック
1047 メモリカードコントローラブロック
1048 I2Cブロック

Claims (7)

  1. 被写体を撮像して画像データを取得する撮像手段と、
    前記撮像手段により取得された画像データを記録する記録制御手段と、
    撮像装置の傾きを検出し、検出データを出力する傾き検出手段と、
    前記傾き検出手段から出力された検出データに基づいて、前記傾きに応じた傾き情報を算出する傾き情報算出手段と、を備え、
    前記記録制御手段は、前記撮像手段により取得された画像データを、前記傾き情報に応じたフォルダに分類して記録することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記記録制御手段は、前記画像データと前記傾き情報を、1つの画像ファイルとして記録することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  3. 前記記録制御手段は、前記画像データを、前記傾き情報に応じて、縦撮りフォルダと横撮りフォルダに分類して記録することを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
  4. 前記傾き検出手段は、撮像時に前記撮像装置の傾きを検出し、
    前記記録制御手段は、前記撮像手段により取得された画像データを、撮像時の前記傾き情報に応じたフォルダに分類して記録することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の撮像装置。
  5. 前記撮像手段により取得された画像データを、前記撮像装置の表示部に撮影画像として表示する表示制御手段を更に備え、
    前記表示制御手段は、前記撮影画像と共に、前記傾き情報を示す傾きガイド表示を表示することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の撮像装置。
  6. 前記記録制御手段は、前記撮像手段により取得された画像データを、前記傾き情報に応じたフォルダに分類して記録媒体に記録する際に、前記記録媒体に前記傾き情報に応じたフォルダが存在しない場合、前記記録媒体に前記傾き情報に応じたフォルダを作成することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の撮像装置。
  7. 前記記録制御手段は、前記傾き情報に応じたフォルダを作成する際に、前記傾き情報に対応する名称を有するフォルダを作成することを特徴とする請求項6記載の撮像装置。
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