JP2009232231A - 親子電話システムおよびその着信履歴データ送信方法 - Google Patents

親子電話システムおよびその着信履歴データ送信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 子機が親機の通信圏外にあるときに親機に着信があった場合に、親機と子機の着信履歴データを共通化できるようにする。
【解決手段】 親機10は、着信履歴データを記憶する親機記憶部13と、親機10が子機20を呼出した際に、子機20からのACK信号を受信したか否かを判別するACK判定手段18と、ACK判定手段18においてACK信号を受信していないと判断した場合に、親機記憶部13に記憶されている着信履歴データを子機20に送信する親機データ送信手段19と、を備え、子機20は、親機が子機を呼出した際にACK信号を送信するACK信号送信手段27と、親機10によって送信された着信履歴データを受信する子機データ受信手段28と、親機10からの呼出しによって生じた着信履歴データ、及び子機データ受信手段28によって受信した着信履歴データを記憶する子機記憶部23と、を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、コードレス電話等の、親機と子機からなり、外線への着信或いは発信や内線通話を行うことができる親子電話システムとその着信履歴データ送信方法に関し、より詳細には、親子電話システムにおいて親機と子機において共通の着信履歴データを保持することが可能な親子電話システムとその着信履歴データ送信方法に関するものである。
従来から外部の電話回線(外線)に接続された一台の電話機を親機とし、これに幾つかの子機が無線通信機能を用いた内部電話回線(内線)によって接続されたコードレスタイプの親子電話システムが知られており、外線からの着信があると、親機は所定の子機或いは全ての子機を呼出し、親機又は呼出した子機のうち親機から送信される電波を受信できる通信圏内にある子機において通話を行うことができる。
また、現在普及している相手先電話番号表示サービスに加入していれば、外線着信時に、発信元の電話番号を電話機のディスプレイ等に表示させることができる電話機や、この発信元の電話番号を着信履歴データとして記憶しておいたり、電話帳に登録させたりすることで、記憶された着信履歴データや登録された電話帳から発信先を検索するなどして発信することができる電話機も知られている。
このような電話機を採用している親子電話システムにおいて外線からの着信があると、発信元の電話番号が親機に表示されて記憶されるだけでなく、親機が内線によってこの着信を転送し、子機を呼出す際に、子機にもこの電話番号が通知されるので、この着信を受けた子機においても発信元の電話番号を表示させたり記憶させたりすることができる。従って、このような親子電話システムにおいては、外線から着信があると、同一の電話番号を親機と子機にそれぞれ表示させたり記憶させたりすることができる。
しかしながら、子機が親機の通信圏外にある場合には、外線から親機に着信があり、これに応じて親機が子機を呼出したとしても、子機には着信されない。従って、子機が通信圏外にある場合には、親機には着信履歴データが記憶されるのに対して、子機には着信履歴データが残らないため、親機と子機で共通の着信履歴データを保持することはできない。そのために、子機が親機の通信圏外にあった際に親機に着信のあった発信元電話番号に、子機の着信履歴データから発信しようとしても、子機にはその電話番号の着信履歴データが記憶されていないので発信をすることができなかった。
下記特許文献1(特開平10−304458号公報)には、上記のような不都合を解消するためのコードレス電話機が開示されている。このコードレス電話機では、親機において公衆網からの着呼があると、子機を呼出し、子機が電波到達圏外などの理由で子機からの応答がない場合には応答待機時間が経過するまで該子機の呼び出しを続け、応答待機時間が経過すると、親機において着信動作を行い発信者に対してメッセージを吹き込むよう促すアナウンスを流して発信者からのメッセージを録音する。その後、当該子機が電波到達圏内に復帰すると、親機の方から子機を呼出し、録音したメッセージを再生する。
さらに、下記特許文献1に開示されたコードレス電話機では、子機からあらかじめ番号再生用に特別に割り当てられた内線番号にて発呼を受けると、親機は一旦着信した後切断する。その後、電話番号記憶部にその子機と関連付けられた発信者電話番号を発番号として、その子機を呼出す。その後子機の応答を待たずに切断し、次の電話番号を検索して発呼する動作を繰り返す。子機は着信に応答できなかった場合に着信履歴として、発信者の電話番号を記録する機能をもっており、この機能を利用して、親機から通知される発信者電話番号を着信履歴に記憶させ、その後電話帳登録操作を行うことによって、親機に登録されている電話番号を子機に登録することができる。
特開平10−304458号公報(段落[0071]、[0072]、[0078]、[0079])
ところで、上記特許文献1に開示されたコードレス電話機において、親機から子機に電話番号を転送する場合は、親機は、まず子機から着信を受けなければならないことに加え、親機に記憶されている電話番号を子機に通知するために、該当する電話番号を発番号として子機に電話をかける必要があり、処理が複雑となり時間もかかるという問題点があった。さらに、転送すべき電話番号が多数ある場合には発信、着信、切断処理を複数回繰返し行う必要があり、処理がさらに複雑であり時間もかかるという問題点があった。
また、上記特許文献1に開示されたコードレス電話機において、子機が電波到達圏内に復帰した際に、親機が子機を呼出して録音メッセージを再生する方法を応用し、録音メッセージの代わりに電話番号データを子機に送信したとしても、親機は子機を呼出さなければならないし、子機が親機の電波到達圏内にあるか否かの判断を具体的にどのように行うかについては明確に示されていなかった。
従って、本発明の目的は、子機が親機の通信圏外にあるときに親機に着信があった際に着信のあった着信履歴データが子機に反映されないため、親機と子機の間で着信履歴データが異なってしまうという不都合を解消することにあり、子機から親機を呼出したり、親機が子機を呼出したりするという複雑な処理を行うことなくより簡単に親機から子機に着信履歴データを転送し、親機と子機の着信履歴データ、ひいては親機と子機の電話帳データを共通化できるようにすることにある。
前記課題を解決するため、本願の請求項1に係る発明は、外部電話回線に接続される親機と、前記親機と内部電話回線によって接続される子機から構成され、前記外部電話回線から親機に着信があると、前記親機は前記内部電話回線によって前記子機を呼出す電話システム(例えば下記実施例では、コードレス電話システム1に相当する)において、前記親機は、前記外部電話回線からの着信によって発生した着信履歴データを記憶する親機記憶手段(例えば下記実施例では、親機記憶部13に相当する)と、前記親機が前記子機を呼出した際に、この呼出しによる着信が前記子機にあったことを示す応答信号を前記子機から受信したか否かを判定する判定手段(例えば下記実施例では、ACK判定部18に相当する)と、前記判定手段において応答信号を受信していないと判定した場合に、前記親機記憶手段に記憶されている着信履歴データを前記子機に送信するデータ送信手段(例えば下記実施例では、親機データ送信部19に相当する)と、を備え、前記子機は、前記呼出しによる着信があると前記応答信号を送信する信号送信手段(例えば下記実施例では、ACK信号送信部27に相当する)と、前記親機によって送信された着信履歴データを受信するデータ受信手段(例えば下記実施例では、子機データ受信部28に相当する)と、 前記親機からの呼出しによる着信によって生じた着信履歴データや前記データ受信手段によって受信した着信履歴データを記憶する子機記憶手段(例えば下記実施例では、子機記憶部23に相当する)と、を備えることを特徴とする。
また、本願の請求項2に係る発明は、請求項1に係る電話システムにおいて、前記子機は、前記親機に対して通信圏内にあることを通知する通知手段(例えば下記実施例では、圏内通知送信部29に相当する)を備え、前記データ送信手段は、前記通知手段による通知があると、前記親機記憶手段に記憶されている着信履歴データを前記子機に送信することを特徴とする。
また、本願の請求項3に係る発明は、外部電話回線に接続される親機と、前記親機と内部電話回線によって接続される子機から構成され、前記外部電話回線から親機に着信があると、前記親機は前記内部電話回線によって前記子機を呼出す電話システム着信履歴データ送信方法であって、前記外部電話回線からの着信によって発生した着信履歴データを親機において記憶するステップと、前記親機が前記子機を呼出した際に、この呼出しによる着信が前記子機にあったことを示す応答信号を前記子機から前記親機に送信するステップと、前記応答信号を受信したか否かを前記親機において判定するステップと、前記応答信号を受信していないと判定した場合に、前記親機に記憶されている前記着信履歴データを前記子機に送信するステップと、前記子機において、前記親機から受信した前記着信履歴データを記憶するステップと、を含むことを特徴とする。
また、本願の請求項4に係る発明は、請求項3に係る電話システムにおける着信履歴データ送信方法において、前記子機が前記親機に対して通信圏内にあることを通知するステップをさらに含み、前記親機の着信履歴データを前記子機に送信するステップは、前記子機が通信圏内にあることを通知すると行われることを特徴とする。
本発明の電話システムは、次のような効果を奏する。すなわち、請求項1または請求項3に係る発明においては、外部電話回線から親機に着信があった際に、親機は、親機に接続されている全ての子機、あるいは所定の子機を呼出す。こうすることで、外部電話回線からの着信電話番号は子機にも通知される。そして、親機からの呼出しを子機が正常に受信すれば、そのことを親機に通知する応答信号送信手段を子機側に設け、この応答信号を受信したか否かの判定手段を親機側に設けることによって、子機が親機からの着信呼出しを正常に受信したかどうかを親機において判別できるようにする。
このような構成によれば、親機が子機からの応答信号を受信していれば、着信履歴が正常に記憶されたとみなし、この場合子機には外部電話回線からの着信電話番号が記憶される。一方で、応答信号を受信していなければ、例えば子機が通信圏外にいたり、通信エラーが生じていたりするものとみなされ、親機は所定のタイミングで着信履歴データを子機に送信する。これにより、親機に記憶保持されている着信履歴データと子機に記憶されている着信履歴データとを共通して保持することが可能となる。
また、請求項2または請求4に係る発明においては、前記子機から前記親機に対して通信圏内にあることが通知されると前記親機記憶手段に記憶されている着信履歴データを前記子機に送信するようにする。
このような構成によれば、子機が親機との通信圏内に戻ってきたことを親機が判別でき、子機が親機の通信圏内にある場合には、親機に保持されていた着信履歴データを子機に自動的に送信することが可能となり、親機、子機ともに同一の着信履歴データを保持することが容易に可能となる。
以下、本発明の具体例を実施例及び添付の図面を用いて詳細に説明する。但し、以下に示す実施例は、本発明の技術思想を具体化するためのコードレス電話システムを例示するものであって、本発明をこのコードレス電話システムに特定することを意図するものではなく、特許請求の範囲に含まれるその他の実施形態の電話システムにも等しく適用し得るものである。
図1は、本発明の実施例にかかるコードレス電話システムの全体概略図である。図2は、図1のコードレス電話システムを構成する親機の内部ブロック図である。図3は、図1のコードレス電話システムを構成する子機の内部ブロック図である。図4は、本発明の実施例にかかるコードレス電話システムにおいて着信履歴データを送信する方法を示すフローチャートである。
図1を参照すると、コードレス電話システム1は、親機10と、複数台の子機20(図1では2台)から構成される。親機10は、外部電話回線3によって公衆電話回線網2に接続される。また、親機10と子機20とは内部電話回線4によって互いに接続されている。内部電話回線4は無線によって構成されており、これにより親機10が固定的に使用されるのに対し、子機20は自由に移動させながら、或いは使用者が移動しながら使用することが可能である。公衆電話回線網2から外部電話回線3を介して親機10に着信があると、親機10は子機20を内部電話回線4によって呼出し、親機10においても子機20においても応答して通話することができる。
また、子機20から公衆電話回線網2に接続された相手先と通話する際は、子機20から発信すると、子機20は内部電話回線4、親機10、外部電話回線3を介して公衆電話回線網2に接続された相手先と回線を接続して通話を行うことができる。
次に、図2を参照して、本実施例のコードレス電話システム1を構成する親機10の構成を説明する。親機10は、制御部11、操作・表示部12、親機記憶部13、音声入出力部14、電話回線制御部15、音声信号処理部16、無線部17、ACK判定部18、親機データ送信部19を備えて構成される。なお、親機記憶部13は本発明の親機記憶手段に相当し、ACK判定部18は本発明の判定手段に相当し、親機データ送信部19は本発明のデータ送信手段に相当する。
制御部11は、CPU、ROM、RAMから構成されるマイクロプロセッサ等から構成され、ROMやRAMに記憶された各種プログラムをCPUにおいて実行することによって、親機10を構成する各部の動作を制御する。操作・表示部12は、電話をかけるときの番号等を入力するためのダイヤルボタンや各種の機能操作ボタンから構成される操作部と発信時や着信時の相手先の電話番号などを表示する液晶ディスプレイ等の表示部とから構成される。
親機記憶部13は、メモリから構成され、これには親機10にかかってきた相手先電話番号による着信履歴データや、ユーザが登録した電話番号等の情報からなる電話帳データ等が記憶されている。音声入出力部14は、マイク、スピーカ、音声コーデック等から構成され、電気信号を音声信号に変換したり音声信号を通信可能な電気信号に変換したりするためのものである。
電話回線制御部15は、外部電話回線3から着信を受けたり、外部電話回線3に対して発信を行ったりする制御を行う。また、電話回線制御部15は、外部電話回線3から着信を受けた場合に、全ての子機20、或いは予め外線の電話番号に対応して登録された所定の子機20にこれを転送することによって子機20の呼出しを行う。
音声信号処理部16は、外部電話回線3から受信した信号を復調して音声入出力部14に出力したり、音声入出力部14からの電気信号を変調して外部電話回線3に送信したり、或いは外部電話回線3から受信した信号を子機20に無線部17を介して送信できるようにしたり、子機20から無線部17を介して受信した信号を外部電話回線3に送信できるようにしたりする。
無線部17は、親機10と子機20の間で音声信号や着信・発信等の接続信号や後述する電話帳履歴データ等の信号を無線信号に変換して送信したり、受信した無線信号を復調したりするもので、この無線信号の送受信によって形成される通信網が内部電話回線4を構成している。
ACK判定部18は、外部電話回線3からの着信に応じて親機10が子機20を呼出した際に、子機20がこれを正常に受信することができれば、これに応じて親機10に対して子機20が送信するACK信号を親機10において受信したか否かを判別するものである。このACK信号は、外部電話回線3からの着信が相手先電話番号表示着信である場合には、相手先電話番号データを正常に受信したことを示し、相手先電話番号表示着信でない場合には、子機20が単に着信状態になったことを示している。
親機データ送信部19は、親機記憶部13に記憶されている着信履歴データを無線部17を介して子機20に送信するためのものである。
次に、図3を参照して、本実施例のコードレス電話システム1を構成する子機20の構成を説明する。子機20は、制御部21、操作・表示部22、子機記憶部23、音声入出力部24、音声信号処理部25、無線部26、ACK信号送信部27、子機データ受信部28、圏内通知送信部29を備えて構成される。なお、子機記憶部23は本発明の子機記憶手段に相当し、ACK信号送信部27は本発明の信号送信手段に相当し、子機データ受信部28は本発明のデータ受信手段に相当する。
制御部21は、CPU、ROM、RAMから構成されるマイクロプロセッサ等から構成され、ROMやRAMに記憶された各種プログラムをCPUにおいて実行することによって、子機20を構成する各部の動作を制御する。操作・表示部22は、電話をかけるときの番号等を入力するためのダイヤルボタンや各種の機能操作ボタンから構成される操作部と発信時や着信時の相手先の電話番号などを表示する液晶ディスプレイ等の表示部から構成される。
子機記憶部23はメモリから構成され、これには親機10から内部電話回線4を介して子機20にかかってきた電話番号による着信履歴データ、或いは本実施例における着信履歴データ送信方法によって親機10から送信されてきた着信履歴データ、及びユーザが登録した電話番号等の情報からなる電話帳データ等が記憶されている。音声入出力部24はマイク、スピーカ、音声コーデック等から構成され、電気信号を音声信号に変換したり音声信号を通信可能な電気信号に変換したりするためのものである。
音声信号処理部25は、親機10から無線部26を介して受信した信号を復調して音声入出力部24に出力したり、音声入出力部24から出力された信号を変調し、無線部26を介して親機10に送信したりできるようにする。無線部26は、親機10と子機20の間で音声信号や着信・発信等の接続信号を無線信号に変換して送信したり、受信した電話帳履歴データ等の無線信号を復調したりする。
ACK信号送信部27は、親機10が内部電話回線4を介して外部電話回線3からの着信に応じて子機20を呼出した際に、子機20がこれを正常に受信した場合に、相手先電話番号データを正常に受信したことなどを示すACK信号を親機10に対して無線部26を介して送信する。
子機データ受信部28は、親機10から着信履歴データが送信された際に、無線部26を介してそれらのデータを受信するためのものである。圏内通知送信部29は、子機20が親機10に対して通信圏内にあることを通知するための信号を送信するものであり、この信号は所定時間間隔ごとに無線部26を介して送信される。
次に、図4を参照して、本実施例のコードレス電話システム1における着信履歴データ送信方法について詳細に説明する。まず、ステップS401において、親機10の電話回線制御部15が外部電話回線3から外線の着信を受けると、ステップS402において、親機10の制御部11は電話回線制御部15及び音声信号処理部16を制御することにより、この親機10に内部電話回線4によって接続されている全ての子機子20−1および20−2に無線部17を介して外線の着信を転送する。なお、外線の着信は所定の子機20−1または20−2のみに転送してもよい。
ステップS402の外線着信の転送と同時に、ステップS403において、制御部11は着信履歴データとして着信が相手先電話番号表示着信である場合には外線の電話番号と着信日時を親機記憶部13に記憶し、着信が相手先電話番号表示着信でない場合には着信日時のみを親機記憶部13に記憶することによって着信履歴を更新する。
一方、通信圏内にある子機20−1は、ステップS501において、制御部21が音声信号処理部25を制御することにより内部電話回線4を介して外線を正常に着信し、ステップS502において、子機20−1のACK信号送信手段27が外線を正常に着信したことを示す応答信号であるACK信号を無線部26を介して親機10に送信する。
そして、ステップS502のACK信号の送信と同時に、ステップS503において、子機20−1の制御部21は着信履歴データとして着信が相手先電話番号表示着信である場合には子機20−1に着信のあった電話番号と着信日時を子機記憶部23に記憶し、着信が相手先電話番号表示着信でない場合には着信日時のみを子機記憶部23に記憶することによって着信履歴を更新する。
また、通信圏外にある子機20−2は、ステップS402において親機10から転送された外線を正常に着信することができないため、親機10にACK信号を送信することはなく、着信履歴の更新も行わない。
親機10は、ステップS403において着信履歴の更新を行うと、各子機20−1,20−2からのACK信号を受信したか否かをACK判定部18において判別し、ACK信号を受信している子機20−1については正常に着信を行ったとみなし、ACK信号を受信していない子機20−2については親機の通信圏外にいるか通信エラー等を生じている状態であるとみなす。その後、親機10は各子機から圏内通知信号を受信するまで待機する。
子機20−1および20−2は、それぞれの圏内通知送信手段29が圏内通知信号を所定時間間隔毎に親機10に対して送信しており、子機20−1および20−2が親機10の通信圏内に存在する場合は、この圏内通知信号が親機10に到達する(ステップS504、S601)。
親機10は、圏内通知信号を受信すると、ステップS404において、全ての子機からのACK信号を受信したか否かをACK判定部において判別し、全ての子機からACK信号を受信している場合には、全ての子機において正常に着信されたものとみなし処理を終了し、全ての子機からACK信号を受信していない場合には、ステップS405において、親機データ送信手段19が親機記憶部13に記憶されている着信履歴データを無線部17を介して子機20−1および20−2に送信する。なお、このとき親機10から各子機20−1,20−2に送信される着信履歴データは最新の着信履歴だけでもよいし、親機記憶部13に記憶されている全ての着信履歴データであってもよい。
各子機20−1,20−2は、それぞれの子機データ受信手段28において親機10から送信されてきた着信履歴データを受信し、通信圏外にいたため最新の着信履歴がない子機20−2は、ステップS602において、受信した着信履歴データを子機記憶部23に記憶することにより着信履歴を更新する。また、通信圏内にいた子機20−1は受信した着信履歴データを破棄して着信履歴の更新は行わない。
なお、親機10から送信された着信履歴データが最新の着信履歴だけであれば、子機データ受信手段28はこの最新の着信履歴を子機記憶部23に既に記憶されている着信履歴データに付加して記憶する。一方、親機10から送信されてきた着信履歴データが親機10に記憶された全ての着信履歴データである場合には、子機データ受信手段28は子機記憶部23に記憶されていない着信履歴データだけを抽出して子機記憶部23に記憶させる。
また、上記実施例では、通信圏内にいた子機20−1は親機から受信した着信履歴データを破棄して着信履歴の更新を行わない場合について説明したが、これに限ることなく、受信した着信履歴データによって子機記憶部23に既に記憶されているデータを上書きすることによって着信履歴の更新を行ってもよい。
さらに、上記実施例では、親機10が全ての子機からACK信号を受信していないと、全ての子機20−1,20−2に着信履歴データを送信する場合について説明したが、これに限ることなく、ACK判定部においてACK信号を受信した際にそのACK信号を送信した子機を特定して記憶しておき、ACK信号を送信しなかった子機20−2に対してだけ着信履歴データを送信するようにしてもよい。
また、上記実施例では、親機10が子機からの圏内通知信号を受信すると全ての子機からACK信号を受信したか否かを判別する場合について説明したが、これに限ることなく、各子機に外線着信を転送してから所定時間経過後に判別処理を行ってもよい。
以上説明したように、外線着信時に子機より外線着信に対してのACK信号を受信したか否かの判断を親機において行い、このACK信号を受信していないとの判断に基づき、子機が無線エラーや圏外エラーなどの何らかの要因で着信状態にならなかったと見なし、親機から子機へ着信履歴データを送信する。これにより、親機には着信履歴データが記憶されているのに子機には記憶されていないといった着信履歴データの食い違いを防止することが可能となる。また、比較的使用頻度が高いとされる子機において着信履歴データの記憶漏れを防止することもできるので、ユーザの利便性を向上させることができる。
また、子機が親機の通信圏内に復帰した際には自動的に子機20に親機に記憶されているデータが送信されて子機に記憶されるようになるから、親機と子機の着信履歴データや電話帳データを常に共通化することができる。このようにすれば、子機が親機の通信圏内に復帰した際に、通信圏外中に親機にナンバーディスプレイ着信のあった電話番号に、子機の着信履歴データを参照して子機から発信することが可能となる。
本発明の実施例にかかるコードレス電話システムの全体概略図である。 図1のコードレス電話システムを構成する親機の内部ブロック図である。 図1のコードレス電話システムを構成する子機の内部ブロック図である。 本発明の実施例にかかるコードレス電話システムにおいて着信履歴データを送信する方法を示すフローチャートである。
符号の説明
1・・・・親子電話システム
2・・・・公衆電話回線網
3・・・・外部電話回線
4・・・・内部電話回線
10・・・・親機
11、21・・・・制御部
12、22・・・・操作・表示部
13・・・・親機記憶部
14、24・・・・音声入出力部
15・・・・電話回線制御部
16、25・・・・音声信号処理部
17、26・・・・無線部
18・・・・ACK判定部
19・・・・親機データ送信部
20・・・・子機
23・・・・子機記憶部
27・・・・ACK信号送信部
28・・・・子機データ受信部
29・・・・圏内通知送信部

Claims (4)

  1. 外部電話回線に接続される親機と、前記親機と内部電話回線によって接続される子機から構成され、前記外部電話回線から親機に着信があると、前記親機は前記内部電話回線によって前記子機を呼出す電話システムにおいて、
    前記親機は、前記外部電話回線からの着信によって発生した着信履歴データを記憶する親機記憶手段と、
    前記親機が前記子機を呼出した際に、この呼出しによる着信が前記子機にあったことを示す応答信号を前記子機から受信したか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段において応答信号を受信していないと判定した場合に、前記親機記憶手段に記憶されている着信履歴データを前記子機に送信するデータ送信手段と、を備え、
    前記子機は、前記呼出しによる着信があると前記応答信号を送信する信号送信手段と、
    前記親機によって送信された着信履歴データを受信するデータ受信手段と、
    前記親機からの呼出しによる着信によって生じた着信履歴データや前記データ受信手段によって受信した着信履歴データを記憶する子機記憶手段と、を備えることを特徴とする電話システム。
  2. 前記子機は、前記親機に対して通信圏内にあることを通知する通知手段を備え、前記データ送信手段は、前記通知手段による通知があると、前記親機記憶手段に記憶されている着信履歴データを前記子機に送信することを特徴とする請求項1に記載の電話システム。
  3. 外部電話回線に接続される親機と、前記親機と内部電話回線によって接続される子機から構成され、前記外部電話回線から親機に着信があると、前記親機は前記内部電話回線によって前記子機を呼出す電話システム着信履歴データ送信方法であって、
    前記外部電話回線からの着信によって発生した着信履歴データを親機において記憶するステップと、
    前記親機が前記子機を呼出した際に、この呼出しによる着信が前記子機にあったことを示す応答信号を前記子機から前記親機に送信するステップと、
    前記応答信号を受信したか否かを前記親機において判定するステップと、
    前記応答信号を受信していないと判定した場合に、前記親機に記憶されている前記着信履歴データを前記子機に送信するステップと、
    前記子機において、前記親機から受信した前記着信履歴データを記憶するステップと、を含むことを特徴とする電話システムにおける着信履歴データ送信方法。
  4. 前記子機が前記親機に対して通信圏内にあることを通知するステップをさらに含み、
    前記親機の着信履歴データを前記子機に送信するステップは、前記子機が通信圏内にあることを通知すると行われることを特徴とする請求項3に記載の親子電話システムにおける着信履歴データ送信方法。
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