JP2009231926A - アンテナ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】2つの周波数帯域の電波を受信または送信することが可能な小型で薄型のアンテナ装置を提供する。
【解決手段】このアンテナ装置では、UHF放送を受信するアルホードループアンテナの各隣接するアンテナ素子4,8の先端部の間に、UHF帯の信号を遮断し、FM帯の信号に対してローディングコイルとして動作するコイル17を接続し、そのコイル17と、そのコイル17を介して接続されたアンテナ素子4,8と配線5,9とでFM放送を受信するループアンテナを構成する。したがって、FM放送とUHF放送の両方の電波を受信または送信できる。
【選択図】図3

Description

この発明はアンテナ装置に関し、特に、アルホードループアンテナを備えたアンテナ装置に関する。
従来より、水平偏波を受信または送信するための無指向性のアンテナ装置としてアルホードループアンテナが知られている。このアルホードループアンテナは、複数(たとえば8つ)の円弧状のアンテナ素子を円形に配置し、隣接する各1対のアンテナ素子によってダイポールアンテナを構成したものである(たとえば、非特許文献1参照)。
アンテナ工学ハンドブック、64頁、電子情報通信学会編、オーム社発行
しかし、従来のアルホードループアンテナでは、その寸法により受信または送信可能な電波の周波数帯域が決まるので、たとえばFM(Frequency Modulation)放送の電波とUHF(Ultra High Frequency)放送の電波を受信または送信するためには、FM放送用とUHF放送用の2台のアンテナを設ける必要があり、装置寸法が大きくなるという問題があった。
それゆえに、この発明の主たる目的は、2つの周波数帯域の電波を受信または送信することが可能な小型で薄型のアンテナ装置を提供することである。
この発明に係るアンテナ装置は、第1の共振周波数を有するアルホードループアンテナを備えたものである。このアルホードループアンテナは、円形または多角形状に配置され、各々が第1および第2のアンテナ素子を有する複数のダイポールアンテナと、アルホードループアンテナの中心部に設けられた第1および第2の給電点と、各ダイポールアンテナの第1のアンテナ素子の基端部と第1の給電点との間に接続された第1の配線と、各ダイポールアンテナの第2のアンテナ素子の基端部と第2の給電点との間に接続された第2の配線とを含む。このアンテナ装置は、さらに、各隣接する第1および第2のアンテナ素子の先端部の間に接続され、第1の共振周波数の信号を遮断し、第1の共振周波数よりも低い第2の共振周波数の信号に対してローディングコイルとして動作するコイルを備え、コイルと、そのコイルを介して接続された第1および第2のアンテナ素子と第1および第2の配線とは第2の共振周波数を有するループアンテナを構成することを特徴とする。
好ましくは、さらに、各ダイポールアンテナに含まれる第1および第2のアンテナ素子の各々に沿って設けられ、そのダイポールアンテナの周波数帯域を広げるための共振素子を備える。
また好ましくは、上下に平行に設けられた2枚の基板を備え、第1のアンテナ素子、第1の給電点、および第1の配線は2枚の基板のうちの一方の基板に形成され、第2のアンテナ素子、第2の給電点、および第2の配線は他方の基板に形成され、共振素子は2枚の基板の間に設けられる。
また好ましくは、1枚の基板を備え、第1のアンテナ素子、第1の給電点、および第1の配線は基板の表面に形成され、第2のアンテナ素子、第2の給電点、および第2の配線は基板の裏面に形成され、共振素子は第1および第2のアンテナ素子の外側に設けられる。
また好ましくは、1枚の基板を備え、第1のアンテナ素子、第1の給電点、および第1の配線は基板の表面に形成され、第2のアンテナ素子、第2の給電点、および第2の配線は基板の裏面に形成され、共振素子は第1および第2のアンテナ素子の内側に設けられる。
また好ましくは、さらに、各々が第1の共振周波数の信号の略4分の1波長の長さを有し、それぞれ第1および第2の配線と直交する第1および第2のスタブを備える。
この発明に係るアンテナ装置では、第1の共振周波数を有するアルホードループアンテナの各隣接する第1および第2のアンテナ素子の先端部の間に、第1の共振周波数の信号を遮断し、第1の共振周波数よりも低い第2の共振周波数の信号に対してローディングコイルとして動作するコイルが接続され、そのコイルと、そのコイルを介して接続された第1および第2のアンテナ素子と第1および第2の配線とは第2の共振周波数を有するループアンテナを構成する。したがって、2つの周波数帯域の電波を受信または送信することが可能な小型で薄型のアンテナ装置を実現できる。
図1(a)は、この発明の一実施の形態によるアンテナ装置の要部を示す斜視図であり、図1(b)は図1(a)に示したアンテナ装置の要部を示す正面図である。
図1(a)(b)において、このアンテナ装置は、水平に配置された円形のプリント基板1と、プリント基板1の上方に水平に配置された円形のプリント基板2と、2枚のプリント基板1,2の間に配置された4つの共振素子3とを備える。プリント基板1,2と共振素子3は、図示しない絶縁部材を介して固定されている。プリント基板1,2の直径はたとえば350mmであり、プリント基板1,2の表面の導電層1a,2aの間隔はたとえば25mmである。
また、このアンテナ装置は、図2(a)に示すように、プリント基板1の表面の導電層1aによって形成された4つのアンテナ素子4、4本の配線5、4本のスタブ6、および給電点P1を備える。プリント基板1の外周である円7は8つの円弧に等分割されており、アンテナ素子4は、各奇数番の円弧の内側に沿って円弧状に形成されている。アンテナ素子4の幅はたとえば6mmであり、その長さはたとえば137mmである。
給電点P1は、プリント基板1の表面の中心点に形成されている。配線5は、給電点P1と、各アンテナ素子4の一方側端部(給電点P1から見て左側端部)との間に接続されている。配線5の長さは、たとえば175mmである。
4本のスタブ6は、それぞれ4本の配線5に対応して設けられる。各スタブ6と、それに対応する配線5とは、給電点P1から、たとえば100mmの位置で直交している。各スタブ6の幅はたとえば6mmであり、その長さはたとえば140mmである。スタブ6は、アンテナ装置のVSWR(Voltage Standing Wave Ratio:電圧定在波比)の低減化のために設けられている。
換言すると、円7において、時計の12時の位置を0度とすると、4つのアンテナ素子4は、それぞれ0〜45度、90〜135度、180〜225度、270〜315度の円弧の内側に沿って形成され、4本の配線5は、それぞれ0度、90度、180度、および270度の位置に形成され、4本のスタブ6は、それぞれ0度、90度、180度、および270度の位置に形成されている。また、アンテナ素子4およびスタブ6の各々は、UHF放送の電波の波長の4分の1程度に設定されている。
また、このアンテナ装置は、図2(b)に示すように、プリント基板2の表面の導電層2aによって形成された4つのアンテナ素子8、4本の配線9、4本のスタブ10、および給電点P2を備える。プリント基板2の外周である円11は8つの円弧に等分割されており、アンテナ素子8は、各偶数番の円弧の内側に沿って円弧状に形成されている。アンテナ素子8の幅はたとえば6mmであり、その長さはたとえば137mmである。
給電点P2は、プリント基板2の表面の中心点に形成されている。配線9は、給電点P2と、各アンテナ素子8の一方側端部(給電点P2から見て右側端部)との間に接続されている。配線9の長さは、たとえば175mmである。
4本のスタブ10は、それぞれ4本の配線9に対応して設けられる。各スタブ10と、それに対応する配線9とは、給電点P2から、たとえば100mmの位置で直交している。各スタブ10の幅はたとえば6mmであり、その長さはたとえば140mmである。スタブ10は、アンテナ装置のVSWRの低減化のために設けられている。
換言すると、円11において、時計の12時の位置を0度とすると、4つのアンテナ素子8は、それぞれ45〜90度、135〜180度、225〜270度、315〜360度の円弧の内側に沿って形成され、4つの配線9は、それぞれ0度、90度、180度、および270度の位置に形成され、4本のスタブ10は、それぞれ0度、90度、180度、および270度の位置に形成されている。また、アンテナ素子11およびスタブ10の各々は、UHF放送の電波の波長の4分の1程度に設定されている。
また図2(c)に示すように、4つの共振素子3は、円7,11と同径で、円7,11の中間に位置する円12の内側に沿って、それぞれ0度、90度、180度、および270度の位置に円弧状に形成されている。共振素子3の中心は、配線5,9の先端部(給電点P1,P2と反対側の端部)に対向して配置されている。共振素子3は、たとえば金属薄板で形成され、プリント基板1,2の導電層1a,2aの中間に配置される。共振素子3の一方端から他方端までの直線距離は、たとえば200mmである。したがって、共振素子3は、対応するアンテナ素子4の中央部と対応するアンテナ素子8の中央部との間の範囲で、対応するアンテナ素子4,8の各々に対向して設けられている。共振素子3は、対応するアンテナ素子4,8の周波数帯域を広げるために設けられている。
図3は、アンテナ装置の要部と電気回路部を示す図である。図3において、アンテナ装置は、4組のアンテナ素子4,8と、4組の配線5,9と、2つの給電点P1,P2とを含み、これらはアルホードループアンテナを構成する。同じ位置に上下に配置された配線5,9に接続された1対のアンテナ素子4,8は、ダイポールアンテナ13を構成する。したがって、このアンテナ装置は、4方向に向けられた4組のダイポールアンテナ13を含む。
このアンテナ装置は、FM放送およびUHFテレビ放送の電波の受信または再送信を行なうために使用される。したがって、アンテナ素子4,8の各々は、UHFテレビ放送の電波の略4分の1波長の長さに設定されている。なお、日本では、UHFテレビ放送の電波の周波数範囲は470〜770MHz(13〜62チャンネル)であり、特に、地上波デジタルテレビ放送の場合、周波数範囲は470〜590MHzである。
アンテナ装置は、同軸線14を介してテレビ受信機または再送信装置に接続される。この再送信装置については、後述する。同軸線14の外部導体(接地線)は給電点P1に接続され、同軸線14の内部導体(信号線)はコンデンサ15およびコイル16の並列接続体を介して給電点P2に接続される。
コンデンサ15の容量値は、UHFテレビ放送の周波数帯域の信号を通過させ、FM放送の周波数帯の信号を遮断するように設定され、たとえば4.5pFに設定される。また、コイル16のインダクタンスは、FM放送の周波数帯域の信号を通過させ、UHFテレビ放送の周波数帯の信号を遮断するように設定される。コイル16としては、たとえば、線径が0.9mmの銅線を直径が6mmになるように8回巻いたものが使用される。したがって、コンデンサ15およびコイル16により、FM放送およびUHFテレビ放送以外の不要な信号が遮断される。
また、このアンテナ装置は、各隣接するアンテナ素子4,8の先端部(配線5,9に接続されていない方の端部)の間に接続されたコイル17を備える。コイル17のインダクタンスは、UHFテレビ放送の周波数帯域の信号を遮断し、FM放送の周波数帯の信号に対してはコイル17がローディングコイルとして動作するように設定される。コイル17としては、たとえば、線径が0.9mmの銅線を直径が6mmになるように5回巻いたコイルと、線径が0.9mmの銅線を直径が15mmになるように7回巻いたコイルと、線径が0.9mmの銅線を直径が6mmになるように5回巻いたコイルとの直列接続体が使用される。
このコイル17を設けたことにより、FM放送の周波数帯域の信号に対しては、コイル17と、そのコイル17の一方端子に接続されたアンテナ素子4および配線5と、そのコイル17の他方端子に接続されたアンテナ素子8および配線9とは、ローディングコイルを有するループアンテナを構成する。
したがって、このアンテナ装置は、UHFテレビ放送の周波数帯域の信号に対しては、0度、90度、180度、および270度の4方向に向けられた4つのダイポールアンテナ13として動作し、FM放送の周波数帯域の信号に対しては、45度、135度、225度、および315度の4方向に向けられた4つのループアンテナとして動作する。また、4つのダイポールアンテナ13と4つのループアンテナは、給電点P1,P2に共通接続されているので、水平面において無指向性を得ることができる。
図4(a)(b)はアンテナ装置の利得およびVSWRのFM帯における周波数特性を示す図であり、図5(a)(b)はアンテナ装置の利得およびVSWRのUHF帯における周波数特性を示す図である。これらの図4(a)(b)および図5(a)(b)から、このアンテナ装置は、FM帯およびUHF帯の両方において十分に高い利得と十分に低いVSWRを有することが分かる。また、図6(a)(b)は、このアンテナ装置のFM帯とUHF帯における指向性を示す図である。図6(a)(b)から、このアンテナ装置はFM帯およびUHF帯の両方において良好な無指向性を示すことが分かる。
図7は、このアンテナ装置の使用方法を例示する図である。図7において、このアンテナ装置は、再送信アンテナ20として使用される。再送信アンテナ20は、地下街21の天井に所定の間隔で設置される。FM放送およびUHFテレビ放送の電波は、屋外に設置された受信アンテナ22で受信され、電気/光変換器(E/O)23で光信号に変換される。この光信号は、光ファイバ24を介して光/電気変換器25に伝達され、電気信号に変換される。この電気信号は、電力増幅器(P/A)26で増幅され、同軸線14を介して再送信アンテナ20に供給され、地下街21内に送信される。これにより、地下街21内でも、FM放送およびUHFテレビ放送を視聴することができる。また、再送信アンテナ20は小型で薄型であるので、地下街21の天井に容易に設置することができ、美観を損ねることもない。
また、このアンテナ装置は、FM放送とUHF放送の両方を受信する屋外アンテナまたは室内アンテナとして使用することも可能である。従来の室内アンテナでは、FM放送やVHF放送を受信するためのロッドアンテナが本体から突出していたが、このアンテナ装置では突出物は無いので、設置スペースが小さくて済む。
なお、この実施の形態では、アンテナ素子4、配線5、スタブ6、および給電点P1をプリント基板1の表面側に設けたが、それらをプリント基板1の裏面側に設けてもよい。また、アンテナ素子8、配線9、スタブ10、および給電点P2をプリント基板2の表面側に設けたが、それらをプリント基板2の裏面側に設けてもよい。また、アンテナ素子4,8、配線5,9、スタブ5,10、および給電点P1,P2をプリント基板1,2の導電層1a,2aで形成したが、それらを板金で形成してもよい。
また、図8(a)(b)は、この実施の形態の変更例を示す図であり、特に、図8(a)は図1(b)と対比される図であり、図8(b)は図2(a)と対比される図である。図8(a)(b)において、この変更例では、1枚の円形の両面プリント基板30が使用される。アンテナ素子4、配線5、スタブ6、および給電点P1はプリント基板30の一方側導電層30aで形成され、アンテナ素子8、配線9、スタブ10、および給電点P2はプリント基板30の他方側導電層30bで形成され、共振素子3は、対応するアンテナ素子4,8に沿って、プリント基板30の外側に配置される。なお、図8(b)は、プリント基板30から他方側導電層30bおよび絶縁基板を除去してアンテナ装置の上方から見た図である。この変更例でも、実施の形態と同じ効果が得られる。
また、図9(a)(b)は、この実施の形態の他の変更例を示す図であり、特に、図9(a)は図1(b)と対比される図であり、図9(b)は図2(a)と対比される図である。図9(a)(b)において、この変更例では、1枚の円形の両面プリント基板30が使用される。共振素子3、アンテナ素子4、配線5、スタブ6、および給電点P1はプリント基板30の一方側導電層30aで形成され、アンテナ素子8、配線9、スタブ10、および給電点P2はプリント基板30の他方側導電層30bで形成される。共振素子3は、対応するアンテナ素子4,8に沿って、アンテナ素子4,8の内側に配置される。なお、図9(b)は、プリント基板30から他方側導電層30bおよび絶縁基板を除去してアンテナ装置の上方から見た図である。
ただし、実施の形態では、共振素子3はダイポールアンテナ13を構成するアンテナ素子4,8に共通に設けられていたのに対し、この変更例では、共振素子3は隣接する2つのダイポールアンテナ13のうちの一方のダイポールアンテナ13のアンテナ素子4と他方のダイポールアンテナ13のアンテナ素子8とに共通に設けられる。換言すると、プリント基板30の外周である円31において、時計の12時の位置を0度とすると、4つの共振素子3は、それぞれ45度、135度、225度、および315度の位置に形成されている。この変更例でも、実施の形態と同じ効果が得られる。
また、図10(a)〜(c)は、この実施の形態のさらに他の変更例を示す図であって、図2(a)〜(c)と対比される図である。図10(a)〜(c)において、この変更例では、円形のプリント基板1,2の代わりに正方形のプリント基板35,36が使用される。給電点P1は、プリント基板35の表面の外形である正方形37の中心点に設けられる。4本の配線5は、それぞれ正方形37の4辺の中点と給電点P1との間を結ぶように形成される。4つのアンテナ素子4は、それぞれ正方形37の4辺に沿って設けられ、各アンテナ素子4は対応する辺のうちの中点と一方側端部(給電点P1から見て右側端部)との間に形成されている。したがって、同じ辺に対応するアンテナ素子4と配線5はL字型に形成され、4本の配線5と4つのアンテナ素子4は逆の卍型に形成されている。4本のスタブ6は、それぞれ4本の配線5と直交している。
また、給電点P2は、プリント基板36の表面の外形である正方形38の中心点に設けられる。4本の配線9は、それぞれ正方形38の4辺の中点と給電点P2との間を結ぶように形成される。4つのアンテナ素子8は、それぞれ正方形38の4辺に沿って設けられ、各アンテナ素子8は対応する辺のうちの中点と他方側端部(給電点P2から見て左側端部)との間に形成されている。したがって、同じ辺に対応するアンテナ素子8と配線10はL字形に形成され、4本の配線10と4つのアンテナ素子8は卍型に形成されている。4本のスタブ10は、それぞれ4本の配線5と直交している。
正方形37,38は、上下に並行に配置される。上方から見て同じ辺に対応するアンテナ素子4と8は、1つのダイポールアンテナ13を構成する。また、4つの共振器3は、正方形37,38の中間に位置する正方形39の四隅に配置される。各共振器3は、L字型に形成されている。共振素子3は、隣接する2つのダイポールアンテナ13のうちの一方のダイポールアンテナ13のアンテナ素子4と他方のダイポールアンテナ13のアンテナ素子8とに共通に設けられる。この変更例でも、実施の形態と同じ効果が得られる。
また、図11(a)〜(c)は、この実施の形態のさらに他の変更例を示す図であって、図2(a)〜(c)と対比される図である。図11(a)〜(c)において、この変更例では、円形のプリント基板1,2の代わりに正八角形のプリント基板40,41が使用される。給電点P1は、プリント基板40の表面の外形である正八角形42の中心点に設けられる。時計の12時の位置に正八角形42の1番目の角を配置すると、4本の配線5は、それぞれ正八角形42の1番目、3番目、5番目、7番目の角と給電点P1との間を結ぶように形成されている。4つのアンテナ素子4は、それぞれ正八角形42の1番目、3番目、5番目、7番目の角の一方側(給電点P1から見て右側)の辺に沿って設けられている。したがって、同じ角に対応するアンテナ素子4と配線5はV字型に形成される。4本のスタブ6は、それぞれ4本の配線5と直交している。
また、給電点P2は、プリント基板41の表面の外形である正八角形43の中心点に設けられる。時計の12時の位置に正八角形43の1番目の角を配置すると、4本の配線9は、それぞれ正八角形43の1番目、3番目、5番目、7番目の角と給電点P2との間を結ぶように形成されている。4つのアンテナ素子8は、それぞれ正八角形43の1番目、3番目、5番目、7番目の角の他方側(給電点P2から見て左側)の辺に沿って設けられている。したがって、同じ角に対応するアンテナ素子8と配線9はV字型に形成される。4本のスタブ10は、それぞれ4本の配線9と直交している。
正八角形42,43は、上下に並行に配置される。上方から見て同じ角に対応するアンテナ素子4と8は、1つのダイポールアンテナ13を構成する。また、4つの共振器3は、正八角形42,43の中間に位置する正八角形44の1番目、3番目、5番目、7番目の角に配置される。各共振器3は、V字型に形成されている。共振素子3は、対応するダイポールアンテナ13の2つのアンテナ素子4,8に沿って配置される。この変更例でも、実施の形態と同じ効果が得られる。
なお、上記変更例では、4つのダイポールアンテナ13を正方形状または正八角形状に配置したが、4つのダイポールアンテナ13を12角形以上の4n角形状(ただし、nは3以上の整数である)に配置してもよい。また、4よりも大きな偶数のダイポールアンテナ13を円形または多角形状に配置してもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明の一実施の形態によるアンテナ装置の要部を示す図である。 図1に示したプリント基板の表面および共振素子を示す図である。 図1に示したアンテナ装置の要部と電気回路部を示す図である。 図1に示したアンテナ装置の利得およびVSWRのFM帯における周波数特性を示す図である。 図1に示したアンテナ装置の利得およびVSWRのUHF帯における周波数特性を示す図である。 図1に示したアンテナ装置の指向性を示す図である。 図1に示したアンテナ装置の使用方法を例示する図である。 この実施の形態の変更例を示す図である。 この実施の形態の他の変更例を示す図である。 この実施の形態のさらに他の変更例を示す図である。 この実施の形態のさらに他の変更例を示す図である。
符号の説明
1,2,35,36,40,41 プリント基板、1a,2a 導電層、3 共振素子、4,8 アンテナ素子、5,9 配線、6,10 スタブ、7,11,31 円、13 ダイポールアンテナ、14 同軸線、15 コンデンサ、16,17 コイル、20 再送信アンテナ、21 地下街、22 受信アンテナ、23 電気/光変換器、24 光ファイバ、25 光/電気変換器、26 電力増幅器、30 両面プリント基板、30a 一方側導電層、30b 他方側導電層、37〜39 正方形、42〜44 正八角形、P1,P2 給電点。

Claims (6)

  1. 第1の共振周波数を有するアルホードループアンテナを備え、
    前記アルホードループアンテナは、
    円形または多角形状に配置され、各々が第1および第2のアンテナ素子を有する複数のダイポールアンテナと、
    前記アルホードループアンテナの中心部に設けられた第1および第2の給電点と、
    各ダイポールアンテナの前記第1のアンテナ素子の基端部と前記第1の給電点との間に接続された第1の配線と、
    各ダイポールアンテナの前記第2のアンテナ素子の基端部と前記第2の給電点との間に接続された第2の配線とを含み、
    さらに、各隣接する第1および第2のアンテナ素子の先端部の間に接続され、前記第1の共振周波数の信号を遮断し、前記第1の共振周波数よりも低い第2の共振周波数の信号に対してローディングコイルとして動作するコイルを備え、
    前記コイルと、そのコイルを介して接続された前記第1および第2のアンテナ素子と前記第1および第2の配線とは前記第2の共振周波数を有するループアンテナを構成することを特徴とする、アンテナ装置。
  2. さらに、各ダイポールアンテナに含まれる前記第1および第2のアンテナ素子の各々に沿って設けられ、そのダイポールアンテナの周波数帯域を広げるための共振素子を備えたことを特徴とする、請求項1に記載のアンテナ装置。
  3. 上下に平行に設けられた2枚の基板を備え、
    前記第1のアンテナ素子、前記第1の給電点、および前記第1の配線は前記2枚の基板のうちの一方の基板に形成され、
    前記第2のアンテナ素子、前記第2の給電点、および前記第2の配線は他方の基板に形成され、
    前記共振素子は前記2枚の基板の間に設けられていることを特徴とする、請求項2に記載のアンテナ装置。
  4. 1枚の基板を備え、
    前記第1のアンテナ素子、前記第1の給電点、および前記第1の配線は前記基板の表面に形成され、
    前記第2のアンテナ素子、前記第2の給電点、および前記第2の配線は前記基板の裏面に形成され、
    前記共振素子は前記第1および第2のアンテナ素子の外側に設けられていることを特徴とする、請求項2に記載のアンテナ装置。
  5. 1枚の基板を備え、
    前記第1のアンテナ素子、前記第1の給電点、および前記第1の配線は前記基板の表面に形成され、
    前記第2のアンテナ素子、前記第2の給電点、および前記第2の配線は前記基板の裏面に形成され、
    前記共振素子は前記第1および第2のアンテナ素子の内側に設けられていることを特徴とする、請求項2に記載のアンテナ装置。
  6. さらに、各々が前記第1の共振周波数の信号の略4分の1波長の長さを有し、それぞれ前記第1および第2の配線と直交する第1および第2のスタブを備えたことを特徴とする、請求項1から請求項5までのいずれかに記載のアンテナ装置。
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