JP2009231583A - 化合物半導体スイッチ回路装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】スイッチMMICのスイッチング素子を構成するFETに櫛状パターンのゲート電極を採用した場合、線形性には優れるが、高調波歪み特性が良好でなく、特にハイパワー用途に適用するには限界があった。またDPDTでは信号経路が変わった場合に櫛状パターンの櫛歯部の先端から高周波信号が伝播することとなり、高周波信号の漏れが大きくなる問題があった。
【解決手段】櫛状パターンのゲート電極を有する第1FETと、曲折パターンのゲート電極を有する第2FETを組み合わせて多段接続し、スイッチング素子を構成する。またスイッチング素子の両端を櫛状パターンのゲート電極のFET(第1FET)とし、ゲート電極を対向させて配置する。ゲート電極の配線部によってパッドから伝播する高周波信号を遮断できる。これにより線形性と高調波歪み特性がいずれも良好なスイッチMMICを提供できる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、化合物半導体スイッチ回路装置に係り、特に高調波歪みの少ない化合物半導体スイッチ回路装置に関する。
携帯電話等の移動体用通信機器では、GHz帯のマイクロ波を使用している場合が多く、アンテナの切換回路や送受信の切換回路などに、これらの高周波信号を切り替えるためのスイッチング素子が用いられることが多い。その素子としては、高周波を扱うことからガリウム・砒素(GaAs)を用いた電界効果トランジスタ(以下FETという)を使用する事が多く、これに伴って前記スイッチ回路自体を集積化したモノリシックマイクロ波集積回路(MMIC)の開発が進められている(例えば特許文献1参照。)。
図8は、従来の化合物半導体チップの一例として、FETを複数段接続した4つのスイッチング素子からなる、2入力2出力(Double Pole Double Throw:以下DPDT)スイッチMMICの、ゲート電極、ソース電極、ドレイン電極のパターンを説明するための概要図である。
DPDTは、例えばCDMA携帯電話等に用いられるスイッチMMICであり、第1〜第4スイッチング素子SW1、SW2、SW3、SW4、第1入力端子パッドI1、第2入力端子パッドI2、第1出力端子パッドO1、第2出力端子パッドO2を有する。
第1〜第4スイッチング素子SW1、SW2、SW3、SW4は、それぞれFETが3段直列に接続したFET群である。例えば第1スイッチング素子SW1は、FET1−1、FET1−2、FET1−3が直列接続する。第2スイッチング素子SW2は、FET2−1、FET2−2、FET2−3が直列接続する。第3スイッチング素子SW3は、FET3−1、FET3−2、FET3−3が、第4スイッチング素子SW4は、FET4−1、FET4−2、FET4−3がそれぞれ直列接続する。
第1および第4スイッチング素子SW1、SW4の一端(FET1−1、FET4−1))は第1入力端子パッドI1に接続し、第2および第3スイッチング素子SW2、SW3の一端(FET2−1、FET3−1)は第2入力端子パッドI2に接続する。
第1および第2スイッチング素子SW1、SW2の他端(FET1−3、FET2−3))は第1出力端子パッドO1に接続し、第3および第4スイッチング素子SW3、SW4の他端(FET3−3、FET4−3)は第2出力端子パッドO2に接続する。
それぞれのFETのソース電極235およびドレイン電極236は櫛状パターンを有し、それぞれの櫛歯をかみ合わせて配置される。また、それぞれのFETのゲート電極221も櫛状パターンを有し、ソース電極235およびドレイン電極236間に配置される。
特開2005−340550号公報(第21頁 第10図)
移動体通信では、隣接周波数の干渉は避けられない。上記のMMICにも基本周波数を入力すると2倍、3倍・・・の周波数成分が出力される。この成分がそれぞれ、2次高調波、3次高調波であり、受信感度を悪化させる不必要な信号である。つまり、高調波歪み特性は、ハイパワースイッチにおいては重要な要因である。
図8の如くゲート電極221を櫛状パターンにしたFETは線形性に優れているが、その反面、高調波ひずみ特性が良好ではないことが知られている。これは、特にハイパワー用途の場合、オフ側となるスイッチング素子において高周波信号が漏れるためである。
図9および図10は、図8に示すスイッチMMICにおける高周波信号の伝播方向を示す概要図である。
図9を参照して、例えば第1スイッチング素子SW1と第3スイッチング素子SW3をオン状態とし、第2スイッチング素子SW2および第4スイッチング素子SW4はオフ状態とした場合には、実線の如く第1入力端子パッドI1から第1出力端子パッドO1へ、および第2入力端子パッドI2から第2出力端子パッドO2へ信号の伝播経路が形成される。
このとき、領域a、領域bでは、櫛歯を束ねるゲート電極221の下方において、基板に広がる空乏層によって、基板を介して伝播する第1入力端子IN1からの高周波信号の通過を遮断することができる。このため、第1入力端子パッドI1から、オフ側となる第2スイッチング素子SW2および第4スイッチング素子SW4には信号が漏れることはない。
しかし、第2入力端子パッドI2から第2出力端子パッドO2への信号は、破線の如く領域c、領域dからオフ側の第2スイッチング素子SW2、第4スイッチング素子SW4に漏れてしまう問題がある。
同様に、図10の如く、第1スイッチング素子SW1および第3スイッチング素子SW3をオフ状態とし、第2スイッチング素子SW2、第4スイッチング素子SW4をオン状態とした場合実線の如く高周波信号の伝播経路が形成されるが、このとき領域c、領域dから、高周波信号が漏れる問題がある。
これは、オフ側のFETのゲート電極の櫛歯の先端部分である領域c、領域d(図9、図10)では、破線矢印で示した信号の伝播方向において近接するソース電極235とドレイン電極236間に、ゲート電極221が配置されないためである。つまり、オフ時にGaAs基板内に空乏層が広がらず、高周波信号を遮断することができない。
DPDTではこのように、信号の伝播経路が一方向に限定されないため、使い方によって高周波歪み特性が大きく劣化してしまう問題があった。
更に、交差部CP’では、ソース電極235(またはドレイン電極236)は、その下方のゲート電極221と、窒化膜を介して交差して延在している(後に詳述する)。つまり、ゲート電極221下方では空乏層によって基板を介して漏れる高周波信号は遮断できるが、基板の表面においてはソース電極235(またはドレイン電極236)を通過する高周波信号が窒化膜を介してゲート電極221に漏れ、これによっても2次高調波が悪化すると考えられる。
交差部CP’の面積を決定するゲート電極幅を変化させて2次高調波レベルを測定した結果によれば、ゲート電極221の幅が小さい方が2次高調波レベルが改善される。つまり、スイッチMMIC全体として交差部CP’の面積を低減し、寄生容量を低下させることによって、2次高調波レベルを改善できる。
しかしゲート電極幅が低減するとオフ時に基板に広がる空乏層幅も狭くなるため、基板内の信号の遮断効果も低減してしまう。
このように、従来の櫛状パターンのゲート電極構造ではパワー特性(高い最大入力電力を得られる特性)と高調波歪み特性を両立させるには限界があった。
本発明は上述した諸々の事情に鑑み成されたもので、化合物半導体基板と、該化合物半導体基板に設けられ、それぞれを直列に3段以上接続した第1スイッチング素子、第2スイッチング素子、第3スイッチング素子および第4スイッチング素子と、前記化合物半導体基板に設けられ、前記第1スイッチング素子及び第2スイッチング素子の一端のFETのソース電極またはドレイン電極が共通で接続する第1入力端子パッドと、前記化合物半導体基板に設けられ、前記第3スイッチング素子および第4スイッチング素子の一端のFETのソース電極またはドレイン電極が共通で接続する第2入力端子パッドと、前記化合物半導体基板に設けられ、前記第1スイッチング素子および前記第3スイッチング素子の他端のFETのドレイン電極またはソース電極が共通で接続する第1出力端子パッドと、前記化合物半導体基板に設けられ、前記第2スイッチング素子および前記第4スイッチング素子の他端のFETのドレイン電極またはソース電極が共通で接続する第2出力端子パッドと、前記化合物半導体基板に設けられ、いずれか2つの前記スイッチング素子のゲート電極と共通で接続する第1制御端子パッドおよび他の2つの前記スイッチング素子のゲート電極と共通で接続する第2制御端子パッドと、を有する化合物半導体スイッチ回路装置であって、前記FETは、前記ゲート電極が前記ソース電極または前記ドレイン電極と交差する交差部を有するパターンに設けられた第1FETと、前記ゲート電極が前記ソース電極および前記ドレイン電極と交差しないパターンに設けられた第2FETを含み、前記スイッチング素子の両端に、前記パッドのそれぞれと前記交差部とを近接させて前記第1FETを配置することにより解決するものである。
本発明に依れば、ゲート電極が櫛状パターンを有するFET(第1FET)と曲折パターンを有するFET(第2FET)とを多段接続したFET群でスイッチング素子を構成し、更に第1FETのゲート電極の配線部が各パッドと近接して(パッドの直近に)配置されるようにスイッチング素子の最上段と最下段に第1FETを配置することにより、オフ側のスイッチング素子において高周波信号の漏れを防止することができ、高調波歪み特性を向上させることができる。
また、スイッチング素子を3段以上のFETの直列接続で構成し、最上段および最下段以外には第1FETまたは第2FETを配置することで、従来より少ない段数(多段接続数)で、中電力および大電力入力時にも線形性に優れ、高調波歪み特性も良好なスイッチ回路装置を実現できる。
また、FETの多段接続数の減少によりチップサイズを小さくすることができ、コストの低減および小型化パッケージへの搭載が可能となる。
更に、線形性と高調波歪み特性は、第1FETと第2FETの接続数、および直列接続の配置により所望の特性を適宜選択できる利点を有する。
図1から図7を参照し、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
本実施形態の化合物半導体スイッチ回路装置は、化合物半導体基板と、スイッチング素子と、入力端子パッドと、出力端子パッドと、制御端子パッドと、4つのスイッチング素子とから構成され、スイッチング素子は、それぞれ異なるパターンのゲート電極を有する第1FETおよび第2FETが多段接続されたFET群により構成される。
本実施形態では化合物半導体スイッチ回路装置として、FETを3段に直列接続した4つのスイッチング素子からなるDPDT(DoubleSingle Pole Double Throw)スイッチMMIC(monolithic microwave integrated circuits)(以下スイッチMMIC)を例に説明する。
図1は、スイッチMMICの一例を示す回路図である。
DPDTは、例えばCDMA携帯電話等に用いられるスイッチMMICであり、第1〜第4スイッチング素子SW1、SW2、SW3、SW4、第1入力端子IN1、第2入力端子IN2と、第1出力端子OUT1、第2出力端子OUT2とを有する。
各スイッチング素子SW1、SW2、SW3、SW4は、それぞれFETが3段直列に接続したFET群である。第1および第4スイッチング素子SW1、SW4の一端のFET(ここでは不図示)のソース(またはドレイン)は第1入力端子IN1に接続し、第2および第3スイッチング素子SW2、SW3の一端のFETのソース(またはドレイン)は第2入力端子IN2に接続する。
第1スイッチング素子SW1の他端のFETのドレイン(またはソース)は、第2スイッチング素子SW2の他端のFETのドレイン(またはソース)と接続し、第1出力端子OUT1に接続する。
また、第3スイッチング素子SW3の他端のFETのドレイン(またはソース)は、第4スイッチング素子SW4の他端のドレイン(またはソース)と接続し、第2出力端子OUT2に接続する。尚、スイッチMMICにおいては、ソースおよびドレインは等価である。従って以下の説明においてソース(ソース電極)とドレイン(ドレイン電極)はこれら入れ替えても同様である。
第1スイッチング素子SW1のFET群のゲート電極と第3スイッチング素子SW3のFET群のゲート電極は第1制御端子CTL1に接続し、第2スイッチング素子SW2のFET群のゲート電極と第4スイッチング素子SW4のFET群のゲート電極は第2制御端子CTL2に接続する。
図1のDPDTスイッチMMICの回路動作は以下のとおりである。第1制御端子CTL1に3V、第2制御端子CTL2に0Vが印加されると、第1スイッチング素子SW1および第3スイッチング素子SW3がオン状態となり、第2スイッチング素子SW2および第4スイッチング素子SW4がオフ状態となる。これにより、第1共通入力端子IN1−第1出力端子OUT1間および第2共通入力端子IN2−第2出力端子OUT2間が導通状態となりそれぞれ信号経路が形成される。
一方、第1制御端子CTL1に0V、第2制御端子CTL2に3Vが印加されると、第1スイッチング素子SW1および第3スイッチング素子SW3がオフ状態となり、第2スイッチング素子SW2および第4スイッチング素子SW4がオン状態となる。これにより、第1共通入力端子IN1−第2出力端子OUT2間および第2共通入力端子IN2−第1出力端子OUT1間が導通状態となり、それぞれ信号経路が形成される。
図2は、上記のDPDTを化合物半導体基板の1チップに集積化した平面図である。回路を構成するそれぞれの素子のパターン配置は図1の回路図の配置とほぼ同様である。
スイッチMMICは、化合物半導体基板11にスイッチを行う第1スイッチング素子SW1、第2スイッチング素子SW2、第3スイッチング素子SW3、第4スイッチング素子SW4を配置する。
第1〜第4スイッチング素子SW1、SW2、SW3、SW4は、それぞれFETが3段直列に接続したFET群である。例えば第1スイッチング素子SW1は、FET1−1、FET1−2、FET1−3が直列接続する。第2スイッチング素子SW2は、FET2−1、FET2−2、FET2−3が直列接続する。第3スイッチング素子SW3は、FET3−1、FET3−2、FET3−3が、第4スイッチング素子SW4は、FET4−1、FET4−2、FET4−3がそれぞれ直列接続する。
それぞれのFETの動作領域12は、ここでは、不純物領域であるチャネル領域12cとチャネル領域表面に設けられた高濃度不純物領域のソース領域およびドレイン領域が配置される。動作領域12はチャネル領域12cと同じ範囲の領域である。ソース領域およびドレイン領域には短冊状のソース電極およびドレイン電極(不図示)が接続し、その上に櫛状パターンのソース電極35およびドレイン電極36がコンタクトする。また、ゲート電極21a、21bがチャネル領域12cとコンタクトする。
また第1入力端子IN1、第2入力端子IN2、第1出力端子OUT1、第2出力端子OUT2、第1制御端子CTL1、第2制御端子CTL2にそれぞれ対応する第1入力端子パッドI1、第2入力端子パッドI2、第1出力端子パッドO1、第2出力端子パッドO2、第1制御端子パッドC1、第2制御端子パッドC2が基板の周辺に設けられている。
第1スイッチング素子SW1、第3スイッチング素子SW3を構成するFETのゲート電極には不純物領域からなるコントロール抵抗CR1が接続し、第1制御端子パッドC1に接続する。第2スイッチング素子SW2、第4スイッチング素子SW4を構成するFETのゲート電極には不純物領域からなるコントロール抵抗CR2が接続し、第2制御端子パッドC2に接続する。
コントロール抵抗CR1、CR2は、交流接地となる第1制御端子CTL1、第2制御端子CTL2の直流電位に対して、ゲートを介して高周波信号が漏出することを防止する目的で配置されている。コントロール抵抗CR1、CR2の抵抗値はそれぞれ5KΩ〜20KΩ程度である。
図3は、図2の電極パターンを示す図であり、電極以外の構成を省略した概要図である。
図3を参照して、基板にオーミックに接続する第1層目の金属層はオーミック金属層(AuGe/Ni/Au)であり、各FETのソース電極、ドレイン電極および各抵抗両端の取り出し電極を形成する。尚オーミック金属層は、図2では、パッド金属層(Ti/Pt/Au)30と重なるために図示されていない。第2層目金属層は各FETのゲート電極21a、21bを形成するゲート金属層(例えばPt/Mo)20であり、第3層目の金属層は各FETの接続およびパッドの形成を行うパッド金属層30である。
第1スイッチング素子SW1と第2スイッチング素子SW2、および第3スイッチング素子SW3と第4スイッチング素子SW4は、チップの中心線(不図示)に対して対称に配置されており、構成は同様であるので、以下第1スイッチング素子SW1および第2スイッチング素子SW2について説明する。
第1スイッチング素子SW1は、3つのFET(FET1−1、FET1−2、FET1−3)を直列に多段接続してなり、一端のFET(FET1−1)が第4スイッチング素子SW4の一端のFET(FET4−1)と共通で第1入力端子パッドI1に接続し、第1スイッチング素子SW1の他端のFET(FET1−3)が第2スイッチング素子の他端のFET(FET2−3)と共通で、第1出力端子パッドO1に接続する。
FET1−1は上側から伸びる櫛状パターンのパッド金属層30により、第1入力端子パッドIに接続されるソース電極35が形成され、この下にオーミック金属層で形成される短冊状のソース電極が配置される。また下側から伸びる櫛状パターンのパッド金属層30によりFET1−1のドレイン電極36が形成され、この下にオーミック金属層で形成される短冊状のドレイン電極が配置され、両電極は櫛歯をかみ合わせた形状に配置される。
櫛状パターンのソース電極35およびドレイン電極36の間には、ゲート金属層20で形成された櫛状パターンのゲート電極21aがチャネル領域とショットキー接合を形成している。櫛状パターンのゲート電極21aは、ソース電極35とドレイン電極36の櫛歯の間で第1方向に延在するゲート櫛歯部211aと、複数のゲート櫛歯部211aの一端を束ねて第1方向と交差する方向(第2方向)に延在するゲート配線部212aとからなる。
ソース電極35も、ゲート電極21aと同様にソース櫛歯部351とそれらを束ねるソース配線部352からなり、ドレイン電極もドレイン櫛歯部361とドレイン配線部362からなっている。
ゲート配線部212aは、交差部CPにおいて、ソース櫛歯部351と窒化膜(不図示)を介して交差して延在する。ゲート電極21aは動作領域外でコントロール抵抗の取り出し電極に接続する(図2参照)。
FET1−2は上側から伸びる櫛状パターンのパッド金属層30によりソース電極35が形成され、この下にオーミック金属層で形成される短冊状のソース電極が配置される。ソース電極35はFET1−1のドレイン電極36と接続する。また下側から伸びる櫛状パターンのパッド金属層30によりドレイン電極36が形成され、この下にオーミック金属層で形成される短冊状のドレイン電極が配置される。
両電極は櫛歯をかみ合わせた形状に配置され、その間にゲート金属層20で形成された曲折パターンのゲート電極21bが配置されている。曲折パターンのゲート電極21bは、ソース櫛歯部351の延在方向に沿った第1方向及び、ソース櫛歯部351の延在方向に交差する第2方向に延在する。つまり、1本のゲート電極21bの一端がコントロール抵抗に接続し(図2参照)、他端まで連続して延在するいわゆるメアンダ形状となっている。
FET1−3は上側から伸びる櫛状パターンのパッド金属層30により、FET1−2のドレイン電極36と接続するソース電極35が形成され、この下にオーミック金属層で形成される短冊状のソース電極が配置される。また下側から伸びる櫛状パターンのパッド金属層30により第1出力端子パッドO1に接続するドレイン電極36が形成される。ドレイン電極36の下にはオーミック金属層で形成される短冊状のドレイン電極が配置され、両電極は櫛歯をかみ合わせた形状に配置される。
ソース電極35およびドレイン電極36の間には、ゲート金属層20で形成された櫛状パターンのゲート電極21aが配置されている。ゲート電極21aのパターンは、FET1−1と同様であるが、FET1−3では、ドレイン櫛歯部361とゲート配線部212aの交差部CPが、第1出力端子パッドO1に近接して(第1出力端子パッドO1の直近に)配置される。
つまり、第1スイッチング素子SW1の最上段となるFET1−1ではゲート配線212aが、第1入力端子パッドIに接続するソース配線部352と近接してこれと平行に配置される。そして最下段となるFET1−3ではゲート配線212aが、第1出力端子パッドO1に接続するドレイン配線部362と近接してこれと平行に配置される。
このように、第1スイッチング素子SW1は、両端(FET1−1とFET1−3)に第1FETが配置され、更にそれらのゲート電極21aの櫛歯部211aが対向して配置される。
第2スイッチング素子SW2を構成する各FETも第1スイッチング素子SW1と同様である。すなわち第2スイッチング素子SW2も3つのFET(FET2−1、FET2−2、FET2−3)を直列に多段接続してなり、一端のFET(FET2−1)が第3スイッチング素子SW3の一端のFET(FET3−1)と共通で第2入力端子パッドI2に接続する。また第2スイッチング素子SW2の他端のFET(FET2−3)が第1スイッチング素子の他端のFET1−3と共通で、第1出力端子パッドO1に接続する。
第2スイッチング素子SW2の一端のFET(FET2−1)と他端のFET(FET2−3)が櫛状パターンのゲート電極21aを有する第1FETであり、中央の段のFET(FET2−2)が曲折パターンのゲート電極21bを有する第2FETである。
第2スイッチング素子SW2の一端のFET2−1はゲート配線212aが第2入力端子パッドI2と近接し、第2入力端子パッドI2に接続するソース配線部352に沿ってこれと平行に配置される。また第2スイッチング素子SW2の他端のFET2−3はゲート配線212aが第1出力端子パッドO1と近接し、第1出力端子パッドO1に接続するドレイン配線部362に沿ってこれと平行に配置される。そして、FET2−1とFET2−3のゲート電極21aは櫛歯部211aが対向して配置される。
本実施形態では、DPDTスイッチMMICを構成するそれぞれのスイッチング素子(例えば第1スイッチング素子SW1)は複数(例えば3段)のFETを直列接続したFET群である。そして、FET群は、異なるパターンのゲート電極21a、21bを有するFETを組み合わせて構成される。
具体的には、第1スイッチング素子SW1の両端となるFET1−1、FET1−3としてゲート電極21aが櫛状パターンの第1FETを配置し、FET1−2としてゲート電極21bが曲折パターン(メアンダパターン)の第2FETを配置している。
第1FETは、入力電力に対して挿入損失の劣化が少なく、すなわち線形性が良い反面、オフ側で使用する場合に高周波信号が漏れ易く、高調波歪み特性が良好ではない。
そこで、本実施形態では、FET群の両端が第1FETとなるように、第1FETおよび第2FETを組み合わせて多段接続し、両端の第1FETのゲート電極を対向配置してスイッチング素子を構成する。これにより、線形性と高調波歪み特性のいずれも良好なスイッチング素子を提供できる。
図4から図6を参照して説明する。図4および図6は、図3の概要図に対して信号の伝播経路を示した図であり、図5(A)、(B)、(C)がそれぞれ図4のa−a線、b−b線、c−c線の断面図である。
尚、FETはMESFET(Metal Semiconductor Field Effect Transistor)、GaAs JFET(Junction FET)、HEMT(High Electron Mobility Transistor:高電子移動度トランジスタ)のいずれでも良いが、ここでは主にHEMTに用いられる基板構造の場合を例に説明する。
図4を参照して、例えば、第1スイッチング素子SW1、第3スイッチング素子SW3がオン側で、第2スイッチング素子SW2、第4スイッチング素子SW4がオフ側の場合、高周波信号は実線矢印のごとく、伝播する。
このとき第1入力端子パッドI1に連続するソース電極35はオン側とオフ側のスイッチング素子(SW1、SW4)で共通であり、オフ側となるFET4−1は、第1入力端子パッドI1から高周波信号が伝播するが、ゲート配線部212aが第1入力端子パッドI1に近接して配置されることにより高周波信号を遮断することができる。
また、オフ側となり、第2入力端子パッドI2から高周波信号が伝播する第2スイッチング素子SW2の一端のFET(FET2−1)においても、第2入力端子パッドI2に近接してゲート配線部212aが配置されているため、ここを伝播してオフ側にもれる高周波信号を遮断できる。
図5(A)を参照して、HEMTの基板11は、半絶縁性GaAs基板111上にノンドープのバッファ層112と、n+型の電子供給層(例えばAlGaAs層)113、スペーサ層114、チャネル(電子走行)層(例えばノンドープInGaAs層)115、スペーサ層116、n+型の電子供給層(例えばAlGaAs層)117、障壁層(例えばノンドープAlGaAs層)118、高濃度のn型のキャップ層(例えばGaAs層)119を順次積層してなる。
障壁層118は所定の耐圧とピンチオフ電圧を確保し、キャップ層119には、ソース電極15、ドレイン電極16、または抵抗の取出し電極等の金属層が接続し、これにより、オーミック性を向上させている。
HEMTでは、基板11に不純物(例えばボロン:B)を高濃度に注入した絶縁化領域100を所望のパターンで設けることにより、n+型キャップ層119またはそれより下層のn型の基板11を互いに分離して、これらを不純物領域としている。
例えば、図2では点線で囲まれた内側にn+型のキャップ層119またはn型の障壁層118が残存するように、それ以外の領域に絶縁化領域100を形成している。これにより、キャップ層119が残存した領域は、例えば高濃度のn型(n+型)のソース領域、ドレイン領域となり、あるいはまた各電極パッド周辺やコントロール抵抗CR1、CR2などの高濃度(n+型)の不純物領域となる。各電極パッド周辺の高濃度の不純物領域はアイソレーション向上のために配置される。
また、ゲート電極21a、21bが配置されるチャネル領域12cでは、キャップ層119も除去され、n型の障壁層118が露出した比較的低濃度のn型不純物領域となっている。
例えば、図4に示す信号経路の場合、第4スイッチング素子SW4のFET4−1では、ゲート配線部212aの下方の基板11内に十分な空乏層80が広がる。これにより、基板11を介して伝播する高周波信号を遮断することができる。
同様に、丸印で示した領域にはいずれもパッド電極に近接してゲート配線部212aが配置されるため、第2スイッチング素子SW2の一端のFET2−1に第2入力端子パッドI2から漏れる信号、第2スイッチング素子SW2の他端のFET2−3に第1スイッチング素子SW1から漏れる信号、第4スイッチング素子SW4の他端のFET4−3に第3スイッチング素子SW3から漏れる信号を、それぞれ遮断することができる。
これに対して、図5(B)の如く、ゲート櫛歯部211aの先端部分では、近接するソース電極35とドレイン電極36間には、ゲート電極21aが配置されず、オフ時にGaAs基板11内に空乏層が広がらない。また絶縁化領域100は、イオン注入にて形成しているため不純物濃度勾配があり、特にHEMTではダブルへテロ構造のため、完全にチャネルを絶縁できない。
従って、図8に示す従来構造では、オフ側FETに対してゲート櫛歯部の先端方向から侵入した高周波信号を遮断することができない問題があった。しかし本実施形態では、全てのパッドに近接してゲート配線部212aを配置することにより、各パッドからオフ側のFETに伝播した高周波信号を、いずれもパッドの直近で、ゲート配線部212a下方に広がる空乏層によって遮断することができる。
スイッチ回路装置の内部に伝播した高周波信号が漏れると、その分損失が発生する。本実施形態によれば、スイッチ回路装置の内部に伝播する以前に高周波信号の漏れを防ぐことができるので損失も減少させることができる。
図6は、第2スイッチング素子SW2と第4スイッチング素子SW4がオン側で、第1および第3スイッチング素子SW1、SW3がオフ側の場合である。
この場合実線矢印の如く信号経路が形成される。この場合であっても、オフ側の第1および第3スイッチング素子SW1、SW3では、各パッドに近接して配置されたゲート配線部212a(丸印)によって、基板に広がる空乏層により高周波信号が遮断され、オフ側のスイッチング素子への高周波信号の漏れを防止できる。
このように本実施形態では、DPDTの如く高周波信号の伝播方向が変化する場合であっても、いずれの信号経路においても、ドレイン電極−ソース電極間にゲート電極が配置され、且つそれぞれの電極パッドに近接してゲート配線部212aがソース電極35とドレイン電極36間に配置される構成となる。従って、いずれの信号経路であってもオフ側のスイッチング素子へ高周波信号が漏れることを防止でき、線形性が良好な櫛状パターンのゲート電極構造を採用した場合であっても、高調波特性の劣化を防止することができる。
ところで図5(C)の如く、オフ側のFETの交差部CP(図4参照)では、ソース電極35(またはドレイン電極36)が、チャネル領域12c上に設けられた1層目のソース電極15(またはドレイン電極)と接続すべく、ゲート配線部212a上に窒化膜60を介して延在している。つまり、ゲート配線部212a下方では基板11に広がる空乏層80によって、基板11を介して漏れる高周波信号は遮断できるが、基板11の表面で、ソース電極35(またはドレイン電極36)を通過する高周波信号が窒化膜60を介してゲート配線部212aに漏れ、これによっても2次高調波が悪化すると考えられる。
既述の如く、交差部CPの面積を決定するゲート配線部212aのゲート電極幅dg幅が小さい方が2次高調波レベルが改善される。つまり、スイッチMMIC全体として交差部CPの面積を低減し、寄生容量を低下させることによって、2次高調波レベルを改善できる。
しかしゲート電極幅dgが低減するとオフ時に基板11に広がる空乏層80幅も狭くなるため、基板11内の信号の遮断効果も低減してしまう。
そこで、スイッチング素子の両端以外の段のFETに、第2FETを配置する。第2FETは、曲折パターンのゲート電極21bを有し、ソース電極35およびドレイン電極36にゲート電極21bとの交差部が存在しない(図2参照)。このため、オフ側で使用する場合に高周波信号が漏れにくく、高調波歪み特性が良好である。
また、曲折したパターンによって、チャネル領域12c内のいずれの領域においてもソース電極35とドレイン電極36間にはゲート電極21bが配置されている。従って、図4(A)の断面図と同様にオフ時には基板11に空乏層80が十分に広がり、基板11を介して漏れる高周波信号を防止できる。
このように、本実施形態では、スイッチング素子の両端に第1FETを配置し、更にこれらのゲート電極21aを対向させ、スイッチング素子の両端以外に第1FETまたは第2FETを配置した多段接続によってスイッチング素子を構成することにより、線形性と高調波歪み特性のいずれも良好なスイッチング素子を提供できる。
これにより、多段接続数を低減して最大入力電力を向上させることができるため、チップサイズを小型化でき、コスト低減および小型パッケージへの搭載が可能になる。
図2では、スイッチング素子の1段目(FET1−1)と3段目(FET1−3)に櫛状パターンの第1FETを採用し、2段目(FET1−2)に曲折パターンの第2FETを採用した場合を例に示した。スイッチング素子の多段接続数は図示したものに限らず、3段接続以上の多段接続であっても同様に実施できる。そして3段以上の多段接続の場合にも、両端以外のFETについては第1FETおよび第2FETを適宜組み合わせることができる。
つまり、線形性と高調波歪み特性は、第1FETおよび第2FETの組み合わせによって適宜選択が可能であるので、線形性をより高めるには第1FETの接続数を多くし、高調波歪み特性を良好にするには第2FETの接続数を増加させればよい。
図7には、これらの組み合わせの一例を示す。尚、図7は例えば第1スイッチング素子SW1の第1FET51、第2FET52接続例を示すものであり、ゲート電極21a、21bのパターンの概略を示す平面図である。DPDTスイッチMMICは、図5に示したスイッチング素子を4つ接続して(図1、図2)構成される。
第1スイッチング素子SW1のFETの多段接続数が4段の場合には、両端に第1FET51をゲート電極21aが対向するように配置し、それ以外の段(2段目および3段目)のFETに第1FET51と第2FET52を組み合わせることができる。
尚、ゲート配線部212aはその幅dg1が広い方が、オフ時に基板内に十分な空乏層を広げることができる。従って、本実施形態では、ゲート電極21aのゲート配線部212aはその幅dg1を例えば3〜5μm程度とし、ゲート櫛歯部211aの幅dg2は0.4μm程度とする。曲折パターンのゲート電極21bの幅dg3も0.4μm程度である。
ゲート配線部212aの幅dg1が広すぎると、基板表面においてソース電極35およびドレイン電極36との交差部CPの面積も大きくなり、ゲート電極21aと、これと交差するソース電極35およびドレイン電極36間の窒化膜(図5(C)参照)を介してゲート電極21aに漏れる信号も発生する。
しかし、本実施形態では、櫛状パターンの第1FET51に組み合わせて、高周波信号の漏れにくい曲折パターンの第2FET52を配置するため、例えば第1出力端子OUT1に漏れる高周波信号を防止することができる。
尚多段接続数は、5段以上であっても同様に実施できる。更に、第1FETのゲート櫛歯部はその先端が、隣り合うソース電極またはドレイン電極方向に曲折していてもよい。
また本実施形態では、HEMTに採用される基板11を例に説明したが、各半導体層は上記の例に限らない。さらにGaAs基板にn型不純物の注入などによって不純物領域を設けた化合物半導体基板であっても同様に実施できる。
本発明を説明するための回路図である。 本発明を説明するための平面図である。 本発明を説明するための平面図である。 本発明を説明するための平面図である。 本発明を説明するための断面図である。 本発明を説明するための平面図である。 本発明を説明するための平面図である。 従来技術を説明する平面図である。 従来技術を説明する平面図である。 従来技術を説明する平面図である。
符号の説明
11 化合物半導体基板
12 動作領域
12c チャネル領域
20 ゲート金属層
21 ゲート電極
21a ゲート電極(櫛状パターン)
211a ゲート櫛歯部
212a ゲート配線部
21b ゲート電極(曲折パターン)
30 パッド金属層
35 ソース電極
36 ドレイン電極
51 第1FET
52 第2FET
221 ゲート電極
235 ソース電極
236 ドレイン電極
IN1 第1入力端子
IN2 第2入力端子
CTL1 第1制御端子
CTL2 第2制御端子
OUT1 第1出力端子
OUT2 第2出力端子
I1 第1入力端子パッド
I2 第2入力端子パッド
C1 第1制御端子パッド
C2 第2制御端子パッド
O1 第1出力端子パッド
O2 第2出力端子パッド
CR1、CR2 コントロール抵抗
SW1 第1スイッチング素子
SW2 第2スイッチング素子
SW3 第3スイッチング素子
SW4 第4スイッチング素子
CP、CP’ 交差部
G ゲート
S ソース
D ドレイン

Claims (7)

  1. 化合物半導体基板と、
    該化合物半導体基板に設けられ、それぞれを直列に3段以上接続した第1スイッチング素子、第2スイッチング素子、第3スイッチング素子および第4スイッチング素子と、
    前記化合物半導体基板に設けられ、前記第1スイッチング素子及び第2スイッチング素子の一端のFETのソース電極またはドレイン電極が共通で接続する第1入力端子パッドと、
    前記化合物半導体基板に設けられ、前記第3スイッチング素子および第4スイッチング素子の一端のFETのソース電極またはドレイン電極が共通で接続する第2入力端子パッドと、
    前記化合物半導体基板に設けられ、前記第1スイッチング素子および前記第3スイッチング素子の他端のFETのドレイン電極またはソース電極が共通で接続する第1出力端子パッドと、
    前記化合物半導体基板に設けられ、前記第2スイッチング素子および前記第4スイッチング素子の他端のFETのドレイン電極またはソース電極が共通で接続する第2出力端子パッドと、
    前記化合物半導体基板に設けられ、いずれか2つの前記スイッチング素子のゲート電極と共通で接続する第1制御端子パッドおよび他の2つの前記スイッチング素子のゲート電極と共通で接続する第2制御端子パッドと、を有する化合物半導体スイッチ回路装置であって、
    前記FETは、前記ゲート電極が前記ソース電極または前記ドレイン電極と交差する交差部を有するパターンに設けられた第1FETと、前記ゲート電極が前記ソース電極および前記ドレイン電極と交差しないパターンに設けられた第2FETを含み、
    前記スイッチング素子の両端に、前記パッドのそれぞれと前記交差部とを近接させて前記第1FETを配置することを特徴とする化合物半導体スイッチ回路装置。
  2. 前記第1FETの前記ゲート電極は第1方向に延在する櫛歯部と該櫛歯部の一端を束ねて第2方向に延在する配線部とからなる櫛状パターンであり、該配線部の一部が前記ソース電極またはドレイン電極と交差することを特徴とする請求項1に記載の化合物半導体スイッチ回路装置。
  3. 前記スイッチング素子の両端の第1FETは、前記ゲート電極の櫛歯部が対向して配置されることを特徴とする請求項2に記載の化合物半導体スイッチ回路装置。
  4. 前記第2FETの前記ゲート電極は第1方向及び第2方向に連続して延在する曲折パターンであることを特徴とする請求項1に記載の化合物半導体スイッチ回路装置。
  5. 前記ソース電極および前記ドレイン電極は、第1方向に延在する櫛歯部を有する櫛状パターンであり、前記第1方向に延在する前記ゲート電極に沿って配置されることを特徴とする請求項1に記載の化合物半導体スイッチ回路装置。
  6. それぞれの前記スイッチング素子の最上段および最下段に前記第1FETを配置し、他の段に前記第1FETまたは前記第2FETを配置することを特徴とする請求項1に記載の化合物半導体スイッチ回路装置。
  7. 前記入力端子パッドと前記出力端子パッド間に高周波アナログ信号が伝搬することを特徴とする請求項1に記載の化合物半導体スイッチ回路装置。
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