JP2009231424A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】半導体装置の製造方法において、広範囲な材料組成のメタル層をエッチングして配線層等を形成する際の、エッチング時間の短縮化を図り、それによって加工精度の向上及びダメージの抑制を図ることが可能な新規な技術を提供する。
【解決方法】半導体装置の製造方法であって、半導体基材上に絶縁層を形成し、前記絶縁層上にメタル層を形成し、前記メタル層のエッチング除去すべき領域に対してイオン注入を施して少なくとも一部にイオン注入領域を形成した後、前記メタル層の、前記エッチング除去すべき領域に対してエッチング処理を施して除去する。
【選択図】図10

Description

本発明は、半導体装置の製造方法に関する。
従来、半導体プロセスにおける配線形成工程などはエッチングプロセスを利用して行っている。エッチングはウエット方式とドライ方式との2方式に大別することができる。
図1〜図5は、従来の半導体装置の製造方法における工程図である。最初に、図1に示すように、例えば半導体基板11上に絶縁層12を形成し、次いで、図2に示すように、絶縁層12上にメタル層13を形成する。次いで、図3に示すように、メタル層13上にレジストパターン14を形成し、図4に示すようにレジストパターン14をマスクとしてエッチング処理を行い、メタル層13の、レジストパターン14から露出した部分をエッチング除去する。その後、図5に示すように、レジストパターン14を除去することによって、メタル層13からなる配線層16を形成することができる。なお、絶縁層12及びメタル層13はスパッタリング法やCVD法などの公知の方法で形成することができる。
上述のような半導体装置の製造プロセスにおいて、メタル層13のエッチング処理をウエットエッチングで行うと、バッチ処理によってスループットを向上させることができるが、加工精度が劣化してしまい、最終的に得た配線層16が設計マージンの範囲に納まらなくなる場合がある。一方、メタル層13のエッチング処理をドライエッチングで行うと、加工精度を向上させることはできるが、下方に位置する絶縁層12に対してもドライエッチングの際にイオン種等によってダメージを与えてしまい、その絶縁特性を劣化させてしまうという問題がある。
また、上述したウエットエッチング及びドライエッチングのいずれにおいても、エッチングに長時間を要してしまうという問題があった。
したがって、半導体装置の製造プロセスの配線層形成等におけるエッチングプロセスに対しては新規なプロセスの開発が望まれている。
例えば、特許文献1は、反射層を構成する銀薄膜を、ヨウ素化合物を用いてヨウ化銀とし、さらにこのヨウ化銀をα相に相転移させ、この相転移した領域を前記ヨウ素化合物の蒸気でエッチングする技術が開示されている。また、このような技術によれば、下地層などにダメージを与えることなく、高精度に銀パターンを形成できることが開示されている。しかしながら、このような技術では、エッチングされるべき材料とエッチング種との選択性が要求され、広範囲な材料のエッチングプロセスに対しては適用することができない。
実際、特許文献1においては、エッチングされるべき材料が銀に限定されるとともに、エッチング種がヨウ素化合物に限定されており、それ以外の材料やエッチング種に関しては何ら開示されていない。
特許第3941356号
本発明は、半導体装置の製造方法において、広範囲な材料組成のメタル層をエッチングして配線層等を形成する際の、エッチング時間の短縮化を図り、それによって加工精度の向上及びダメージの抑制を図ることが可能な新規な技術を提供することを目的とする。
上記目的を達成すべく、本発明の一態様は、
半導体装置の製造方法であって、
半導体基材上に絶縁層を形成する工程と、
前記絶縁層上にメタル層を形成する工程と、
前記メタル層のエッチング除去すべき領域に対してイオン注入を施して少なくとも一部にイオン注入領域を形成する工程と、
前記メタル層の、前記エッチング除去すべき領域に対してエッチング処理を施して除去する工程と、
を具えることを特徴とする、半導体装置の製造方法に関する。
本発明者らは、上記目的を達成すべく鋭意検討を実施した。その結果、メタル層中にイオン注入を行うと、前記メタル層内の金属原子(分子)間の結合力を弱められることを見出した。したがって、半導体装置の製造過程において形成したメタル層の、エッチング除去すべき領域に予めイオン注入を行うことによって、前記メタル層のイオン注入領域における金属原子(分子)間の結合力を弱めることができることを見出した。
したがって、その後、前記メタル層の前記エッチング除去すべき領域に対してエッチング処理を施すことにより、前記領域の実質的なエッチングレートを向上させることができるので、前記領域に対するエッチング処理時間を短縮化することができ、目的とする配線層等を低ダメージかつ高精度に形成することができる。
なお、前記イオン注入層は、前記メタル層の少なくとも一部に形成されていれば、上述した金属原子(分子)間の結合力の弱化を生ぜしめることができ、エッチングレートの向上によるエッチング処理時間の短縮化に伴う上記配線層等の形成に際しての低ダメージ化及び加工精度の向上を図ることができる。前記低ダメージ化は、上記エッチング処理として特にドライエッチングを用いる場合に顕著となり、前記加工精度の向上は、上記エッチング処理として特にウエットエッチングを用いる場合に顕著となる。
また、前記メタル層(配線層)等の材料とは無関係に、上述のようなイオン注入層を形成すれば、後のエッチングによって簡易にエッチングを行うことができるので、前記メタル層(配線層)等の材料に対して何ら制限を与えることがない。さらに、エッチング種についても限定されない。
なお、本発明において、前記イオン注入に際して使用するイオン種が、希ガスイオンであることが好ましい。希ガスイオンは化学的に安定であって、前記イオン注入の際に、エッチング除去すべき領域外に含まれる場合においても、その領域が本来的に有する特性に影響を与えることがない。例えば、前記希ガスイオンが、上記メタル層の上記配線層等を構成する残存領域中に含まれるような場合においても、かかる領域、すなわち前記配線層等の電気特性に対して影響を与えることがない。
上記希ガスとしての入手のし易さからアルゴンを用いることが好ましい。この場合、上記イオン注入に際しては、アルゴンガスイオンとなる。
さらに、上記イオン注入に際してのイオン注入量は、1×1014個/cm〜1×1016個/cmの範囲であることが好ましい。これによって、上記メタル層内での金属原子(分子)同士の結合力が最適化され、前記メタル層のエッチング除去すべき領域を簡易にエッチング除去することができる。
なお、イオン注入量が1×1014個/cmよりも小さいと、本発明の作用効果を奏しない場合がある。また、イオン注入量の上限値1×1016個/cmは、現行のイオン注入装置に基づく制約であって、必ずしもこの値に限定されるものではない。
以上説明したように、本発明によれば、半導体装置の製造方法において、広範囲な材料組成のメタル層をエッチングして配線層等を形成する際の、エッチング時間の短縮化を図り、それによって加工精度の向上及びダメージの抑制を図ることが可能な新規な技術を提供することができる。
以下、本発明の特徴及びその他の利点について、発明を実施するための最良の形態に基づいて説明する。
図6〜図12は、本発明の半導体装置の製造方法の一例を示す工程図である。なお、本例では、半導体基板上に絶縁層を介して配線層を形成する場合について説明する。また、本例において、図1〜5に関して説明した従来技術と類似あるいは同じ構成要素に関しては、同じ参照数字を用いて表している。
最初に、図6に示すように、半導体基板11を準備するとともに、この半導体基板11上において絶縁層12を形成する。なお、半導体基板11としては、シリコン基板とすることができ、この際、絶縁層12はSiO層とすることができる。しかしながら、目的とする半導体装置の種類などに応じて、半導体基板11及び絶縁層12は任意の材料から構成することができ、また、これらの組み合わせも適宜設定することができる。
次いで、図7に示すように、絶縁層12上にメタル層13を形成する。メタル層13は、以下に説明するエッチング工程を経て配線層となるので、かかる配線層と好適な材料から構成する。具体的には、電気伝導性の高いアルミニウム、金、銀、及び銅などを例示することができる。
なお、絶縁層12及びメタル層13の厚さは必要に応じて、さらには使用する材料の種類に応じて適宜設定することができるが、絶縁層12は例えば10nm〜1μmとすることができ、メタル層13は例えば0.1μm〜1μmとすることができる。
次いで、図8に示すように、メタル層13上にレジストパターン14を形成し、メタル層13の、エッチング除去すべき領域のみが露出するようにする。次いで、図9に示すように、メタル層13に対してレジストパターン14をマスクとしたイオン注入I/Iを行う。これによって、図10に示すように、メタル層13のレジストパターン14から露出した部分においてイオン注入層13Aを形成する。
次いで、レジストパターン14を介してメタル層13にRIEなどのドライエッチングを施して、イオン注入層13Aのみをエッチング除去する。その結果、図11に示すように、メタル層13の、レジストパターン14の下方に位置する部分のみが残存してパターン化され、配線層16となる。次いで、図12に示すように、レジストパターン14をアッシングなどによって除去し、半導体基板11上に絶縁層12を介して配線層16が形成されてなる半導体装置を得ることができる。
本例では、メタル層13の、エッチング除去すべき領域に予めイオン注入を行ってイオン注入層13Aを形成している。したがって、イオン注入層13Aでは、イオン注入の結果として金属原子(分子)間の結合力が弱められているので、エッチングレートが増大する。また、従来のようなレジストマスクを用いるような場合と比較して、前記レジストマスクを硬化及び除去する必要がない。その結果、ドライエッチング時間が短縮できるのでドライエッチングによるレジスト硬化を抑制できる。よって、レジスト除去が簡便になるのでウェハハンドリング性が向上する。
また、ドライエッチング本来の機能に基づき、メタル層13の加工精度をも向上させることができ、配線層16を、設計マージンを満足するようにして簡易に形成することができる。さらに、半導体基板のチャージアップ抑制による半導体特性変動抑制や絶縁耐圧向上等の効果も得ることができる。
また、メタル層13の材料とは無関係に、上述のようなイオン注入層13Aを形成すれば、後のドライエッチングによって簡易にエッチングを行うことができるので、メタル層13の材料に対して何ら制限を与えることがない。さらに、エッチング種についても限定されない。
なお、図9に示すイオン注入I/Iにおいて、使用するイオン種は希ガスイオンであることが好ましい。希ガスイオンは化学的に安定であって、イオン注入I/Iの際に、エッチング除去すべき領域外に含まれる場合においても、その領域が本来的に有する特性に影響を与えることがない。例えば、前記希ガスイオンが、メタル層13の配線層16を構成する残存領域中に含まれるような場合においても、得られた配線層16の電気特性に対して影響を与えることがない。
上記希ガスとしては、入手のし易さからアルゴンを用いることが好ましい。この場合、上記イオン注入に際しては、アルゴンガスイオンとなる。
さらに、上記イオン注入I/Iに際してのイオン注入量は、1×1014個/cm〜1×1016個/cmの範囲であることが好ましい。これによって、メタル層13内での金属原子(分子)同士の結合力が最適化され、比較的低エネルギーのドライエッチングによって、メタル層13のイオン注入層13Aを短時間かつ簡易にエッチング除去することができる。
なお、イオン注入量が1×1014個/cmよりも小さいと、本発明の作用効果を奏しない場合がある。また、イオン注入量の上限値1×1016個/cmは、現行のイオン注入装置に基づく制約であって、必ずしもこの値に限定されるものではない。
図13は、上記実施形態の変形例を示すものである。図13は、上述した実施形態における図10に相当するものである。上述した実施形態においては、イオン注入をメタル層13の厚さ方向の全体に亘って注入し、イオン注入領域13Aの総てを除去するようにしている。しかしながら、図13に示すように、イオン注入をメタル層13の厚さ方向の途中まで行って、イオン注入領域13Aをメタル層13の上層部のみに形成した場合においても、イオン注入領域13Aの金属原子(分子)同士の結合力が弱化されているので、イオン注入領域13Aを含むエッチング除去領域におけるエッチングレートを向上させることができ、エッチング処理時間を短縮化することができる。
すなわち、メタル層13のエッチング除去領域の全体に亘ってイオン注入を行ってイオン注入化する必要はなく、前記エッチング除去領域の少なくとも一部にイオン注入領域が形成されていれば、前記エッチング除去領域のエッチング時間を短縮化することができ、加工精度の向上及びダメージの抑制という本発明の作用効果を奏することができる。
図14〜図19は、本発明の半導体装置の製造方法の他の例を示す工程図である。なお、本例では、基板上に半導体層を形成し、さらにこの半導体層上にゲート電極を形成するとともに、前記半導体層内の表面層部分にソース領域及びドレイン領域を形成して、薄膜トランジスタを形成する場合について説明する。
最初に、図14に示すように、基板21を準備するとともに、この基板21上において半導体層22を形成する。なお、基板21は、従来のガラス基板の他に、プラスチック基板などを用いることもできる。
前記プラスチック基板としては、例えば、ポリエーテルサルホン(PES)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリアミド、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンテレフタレート、ポリフェニレンサルファイド、ポリエーテルエーテルケトン、液晶ポリマー、フッ素樹脂、ポリカーボネート、ポリノルボルネン系樹脂、ポリサルホン、ポリアリレート、ポリアミドイミド、ポリエーテルイミド、又は熱可塑性ポリイミド等からなる有機基材、又はそれらの複合基材を挙げることができる。
また、基板21は剛性を有するものであってもよいし、厚さが5μm〜300μm程度の薄いフレキシブルなフィルム状のものであってもよい。フレキシブルなプラスチック基材の使用は、得ようとする半導体装置をフレキシブルなものとすることができるので、前記半導体装置をフィルムディスプレイ等として適用することができる。
また、半導体層22は、例えば以下のようにして低抵抗のポリシリコン膜から形成することができる。最初に、ノンドープのアモルファスシリコン膜を、RFマグネトロンスパッタリング法やCVD法等の各種の方法を用いて基板21上に形成する。例えばRFマグネトロンスパッタリング法でアモルファスシリコン膜を成膜する場合には、例えば、成膜温度:室温、成膜圧力:0.2Pa、ガス:アルゴンの成膜条件で成膜できる。
次に、レーザー照射を行って上記アモルファスシリコン膜を結晶化して低抵抗のポリシリコン膜に変化させる。レーザー照射は、上記アモルファスシリコン膜を結晶化させてポリシリコン膜(多結晶シリコン膜)にする結晶化手段であり、XeClエキシマレーザー、CW(Continuous Wave)レーザー等の種々のレーザーを用いて行うことができる。例えば、XeClエキシマレーザーを用いて結晶化を行う場合には、一例として、パルス幅:30nsec(FWHM(半値幅):full width at half-maximum)、エネルギー密度:400mJ/cm、室温の条件下で行うことができる。
次に、図15に示すように、上述のようにして形成した半導体層22上にゲート絶縁膜23を形成した後、図16に示すように、メタル層24を形成する。メタル層23は、以下に説明するエッチング工程を経てゲート電極(層)となるので、かかるゲート電極層と好適な材料から構成する。具体的には、電気伝導性の高いアルミニウム、金、銀、及び銅などを例示することができる。
次いで、図17に示すように、メタル層24上にレジストパターン25を形成し、このレジストパターン25をマスクとしてイオン注入I/I−1を行い、メタル層24のレジストパターン25から露出した領域にイオン注入層24Aを形成する。次いで、レジストパターン25を介してメタル層24にRIEなどのドライエッチングを施して、イオン注入層24Aのみをエッチング除去する。その結果、図18に示すように、メタル層24の、レジストパターン25の下方に位置する部分のみが残存してパターン化され、ゲート電極層26となる。なお、レジストパターン25はアッシングなどによって除去する。
次いで、図19に示すように、ゲート電極26をマスクとしてイオン注入I/I−2を行い、ゲート絶縁膜23を貫通させて半導体層22の表層部分にPなどのドーパントをイオン注入し、いわゆるセルフアラインプロセスプロセスでソース領域22A及びドレイン領域22Bを形成する。これによって、目的とする薄膜トランジスタを得ることができる。
本例でも、メタル層24の、エッチング除去すべき領域に予めイオン注入を行ってイオン注入層24Aを形成している。イオン注入層24Aでは、イオン注入の結果として金属原子(分子)間の結合力が弱められているので、エッチングレートが増大する。また、従来のようなレジストマスクを用いるような場合と比較して、前記レジストマスクを硬化及び除去する必要がない。その結果、ドライエッチング時間が短縮できるのでドライエッチングによるレジスト硬化を抑制できる。よって、レジスト除去が簡便になるのでウェハハンドリング性が向上する。
また、ドライエッチング本来の機能に基づき、メタル層24の加工精度をも向上させることができ、ゲート電極26を、設計マージンを満足するようにして簡易に形成することができる。さらに、半導体基板のチャージアップ抑制による半導体特性変動抑制や絶縁耐圧向上等の効果も得ることができる。
また、メタル層24の材料とは無関係に、上述のようなイオン注入層24Aを形成すれば、後のドライエッチングによって簡易にエッチングを行うことができるので、メタル層24の材料に対して何ら制限を与えることがない。さらに、エッチング種についても限定されない。
また、図17に示すイオン注入I/I−1の好ましい要求特性は、上述した例と同様であって、使用するイオン種は希ガスイオンであることが好ましい。さらに、上記希ガスとしては、入手のし易さからアルゴンであることが好ましい。また、上記イオン注入I/I−1に際してのイオン注入量は、1×1014個/cm〜1×1016個/cmの範囲であることが好ましい。
なお、本例では特に図示しないが、得られた薄膜トランジスタのオフ電流値を低減するために、チャネル形成領域と、ソース領域22Aまたはドレイン領域22Bとの間に低濃度に不純物元素を添加した領域(LDD領域)を形成するようにすることもできる。
また、図13に関連して説明したように、エッチング除去すべき領域の全体に亘ってイオン注入層24Aを形成する必要はなく、メタル層24の上層部のみにイオン注入層24Aを形成しても同様の作用効果を得ることができる。
以上、本発明を上記具体例に基づいて詳細に説明したが、本発明は上記具体例に限定されるものではなく、本発明の範疇を逸脱しない限りにおいて、あらゆる変形や変更が可能である。
従来の半導体装置の製造方法における最初の工程を示す図である。 図1に示す工程の次の工程を示す図である。 図2に示す工程の次の工程を示す図である。 図3に示す工程の次の工程を示す図である。 図4に示す工程の次の工程を示す図である。 本発明の半導体装置の製造方法の一例における最初の工程を示す図である。 図6に示す工程の次の工程を示す図である。 図7に示す工程の次の工程を示す図である。 図8に示す工程の次の工程を示す図である。 図9に示す工程の次の工程を示す図である。 図10に示す工程の次の工程を示す図である。 図11に示す工程の次の工程を示す図である。 上記製造方法の変形例を示す工程図である。 本発明の半導体装置の製造方法の他の例における最初の工程を示す図である。 図14に示す工程の次の工程を示す図である。 図15に示す工程の次の工程を示す図である。 図16に示す工程の次の工程を示す図である。 図17に示す工程の次の工程を示す図である。 図18に示す工程の次の工程を示す図である。
符号の説明
11 半導体基板
12 絶縁層
13 メタル層
14 レジストパターン
13A イオン注入層
16 配線層
21 基板
22 半導体層
22A ソース領域
22B ドレイン領域
23 ゲート絶縁膜
24 メタル層
24A イオン注入層
25 レジストパターン
26 ゲート電極層

Claims (6)

  1. 半導体装置の製造方法であって、
    半導体基材上に絶縁層を形成する工程と、
    前記絶縁層上にメタル層を形成する工程と、
    前記メタル層のエッチング除去すべき領域に対してイオン注入を施して少なくとも一部にイオン注入領域を形成する工程と、
    前記メタル層の、前記エッチング除去すべき領域に対してエッチング処理を施して除去する工程と、
    を具えることを特徴とする、半導体装置の製造方法。
  2. 前記イオン注入に際して使用するイオン種が、希ガスイオンであることを特徴とする、請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記希ガスイオンはアルゴンガスイオンであることを特徴とする、請求項2に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記イオン注入の際のイオン注入量が1×1014個/cm〜1×1016個/cmであることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一に記載の半導体装置の製造方法。
  5. 前記メタル層は配線層であることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一に記載の半導体装置の製造方法。
  6. 前記メタル層はゲート電極層であって、前記半導体装置はMOS型トランジスタを構成することを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一に記載の半導体装置の製造方法。
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