JP2009231037A - 誘導加熱調理器 - Google Patents

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直 奥田
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Abstract

【課題】複数のスイッチを含む誘導加熱調理器において、誘導加熱調理器の機能の一部しか必要としない使用者にとっても使い勝手の良い誘導加熱調理器を提供こと。
【解決手段】本発明の誘導加熱調理器は、誘導加熱調理器の全ての機能が使用可能な通常モードと、一部の機能のみが使用可能な簡易モードとを、簡易モードに不要なスイッチを覆い隠すことで切り替えるカバーを有し、簡易モードに不要なスイッチをカバーで覆い隠すだけで、通常モードと簡易モードとを切り替えることとなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、調理容器を誘導加熱する誘導加熱調理器に関する。特に、複数の操作スイッチを備えて、加熱調理を制御する誘導加熱調理器に関するものである。
鍋などの調理容器を加熱コイルにより誘導加熱する誘導加熱調理器が広く普及している。従来、この種の誘導加熱調理器は、調理の開始及び終了や火力の上げ下げなど、加熱調理を制御するための機能を備えている。
近年、加熱調理を制御するための機能の数が増加してきている。例えば、調理時間を設定するタイマー機能や、湯沸しや炊飯などを自動で調理する自動調理機能などの機能が、新たに誘導加熱調理器に設けられてきている。これらの各機能は、トッププレートに設けられたスイッチにそれぞれ割り当てられており、機能の数の増加に伴い、スイッチの数も増加している(例えば、特許文献1の図4参照)。
特開2003−323969号公報
しかしながら、トッププレートに設けられるスイッチの数が増大すると、ユーザは使用したいスイッチをすぐに見つけることが困難になる。また、使用したいスイッチと異なるスイッチを誤って押下してしまう可能性もある。このような誤った操作は、調理性能の低下を招く。このように、スイッチの増加に伴って、操作性が悪化し、また、誤操作により調理性能が低下するという課題を有していた。このような課題は、特に、多くの機能を必要としない又は十分に使いこなせないユーザにとって、重大である。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、誘導加熱調理器の機能の一部しか必要としない使用者にとっても使い勝手の良い誘導加熱調理器を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の誘導加熱調理器は、調理物を加熱する調理容器を載置するトッププレートと、前記調理容器を加熱する誘導磁界を発生させる加熱コイルと、各々所定の機能が割り当てられた複数のスイッチを有する操作手段と、前記操作手段が受け付けた操作に基づいて前記加熱コイルに印加する高周波電流を制御して前記調理容器の加熱を行う制御手段と、誘導加熱調理器の全ての機能が使用可能な通常モードと、一部の機能のみが使用可能な簡易モードとを、簡易モードに不要なスイッチを覆い隠すことで切り替えるカバーとを有する構成としたものである。
これによって、本発明の誘導加熱調理器は、簡易モードに不要なスイッチを覆い隠すだけで、通常モードと簡易モードとを切り替えることができる。簡易モードにおいて、一部のスイッチのみを使用可能にすることで、ユーザの誤操作を防止できる。よって、複数のスイッチを含む誘導加熱調理器において、誘導加熱調理器の機能の一部しか必要としない使用者にとっても使い勝手が良くなるという効果が得られる。
本発明の誘導加熱調理器は、簡易モードに不要なスイッチをカバーで覆い隠すだけで、通常モードと簡易モードとを切り替えることができる。また、簡易モードにおいて、一部のスイッチのみを使用可能にすることで、ユーザの誤操作を防止できる。よって、複数の
スイッチを含む誘導加熱調理器において、誘導加熱調理器の機能の一部しか必要としない使用者にとっても簡単に使い勝手が良くなるという効果が得られる。
第1の発明の誘導加熱調理器は、調理物を加熱する調理容器を載置するトッププレートと、前記調理容器を加熱する誘導磁界を発生させる加熱コイルと、各々所定の機能が割り当てられた複数のスイッチを有する操作手段と、前記操作手段が受け付けた操作に基づいて前記加熱コイルに印加する高周波電流を制御して前記調理容器の加熱を行う制御手段と、誘導加熱調理器の全ての機能が使用可能な通常モードと、一部の機能のみが使用可能な簡易モードとを、簡易モードに不要なスイッチを覆い隠すことで切り替えるカバーとを備えた構成している。
これによって本発明の誘導加熱調理器は、簡易モードに不要なスイッチをカバーで覆い隠すだけで、通常モードと簡易モードとを切り替えることができる。また、簡易モードにおいて、一部のスイッチのみを使用可能にすることで、ユーザの誤操作を防止できる。よって、複数のスイッチを含む誘導加熱調理器において、誘導加熱調理器の機能の一部しか必要としない使用者にとっても簡単に使い勝手が良くなるという効果が得られる。
第2の発明の誘導加熱調理器は、調理物を加熱する調理容器を載置するトッププレートと、前記調理容器を加熱する誘導磁界を発生させる加熱コイルと、各々所定の機能が割り当てられた複数のスイッチを有する操作手段と、前記操作手段が受け付けた操作に基づいて前記加熱コイルに印加する高周波電流を制御して前記調理容器の加熱を行う制御手段と、誘導加熱調理器の全ての機能が使用可能な通常モードと、一部の機能のみが使用可能な簡易モードとを切り替える切り替え手段と、簡易モードで不要なスイッチを覆い隠すカバーとを備え、前記切り替え手段が簡易モードを選択した場合には、前記カバーで簡易モードに不要なスイッチを覆い隠すことを特徴とする構成している。
これによって、切り替え手段によって、確実に通常モードと簡易モードとを切り替えることができ、ユーザの誤操作を防止できる。また、カバーにより簡易モードで不要なスイッチを覆い隠すことにより、誘導加熱調理器の機能の一部しか必要としない使用者にとっても使い勝手が良くなるという効果が得られる。
第3の発明の誘導加熱調理器は、特に第1から2の発明において、前記簡易モードで使用可能な所定スイッチは、調理の開始及び終了の指示のためのスイッチと、加熱用の火力調節のためのスイッチとを含むよう構成している。
これによって本発明の誘導加熱調理器は、簡易モードにおいて、調理器として最低限の機能のみを使用可能にすることで、ユーザの誤操作を防止できる。よって、複数のスイッチを含む誘導加熱調理器において、誘導加熱調理器の機能の一部しか必要としない使用者にとっても使い勝手が良くなるという効果が得られる。
第4の発明の誘導加熱調理器は、特に第1から2の発明において、前記簡易モードで使用可能な所定スイッチは、調理の開始及び終了の指示のためのスイッチと、加熱用の設定及び揚げ物用の設定の切り換えのためのスイッチと、加熱用の火力調節及び揚げ物用の温度調節のためのスイッチとを含むよう構成している。
これによって本発明の誘導加熱調理器は、簡易モードにおいて、調理器として最低限の機能に加え、ユーザの誤操作による発火の可能性の高い揚げ物調理の機能のみを使用可能にすることで、ユーザの誤操作を防止しかつ安全性を向上させることができる。よって、複数のスイッチを含む誘導加熱調理器において、誘導加熱調理器の機能の一部しか必要と
しない使用者にとっても使い勝手が良くなるという効果が得られる。
第5の発明の誘導加熱調理器は、特に第1から4の発明において、前記カバーの厚みを5mm以下に構成している。
これによって本発明の誘導加熱調理器は、前記カバーで覆っても、ユーザが使用可能なスイッチを押下する際、前記カバーが邪魔にならず押下する事が可能となり、使い勝手が良くなるという効果が得られる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の第1の実施の形態における誘導加熱調理器の構成図を示すものである。
図1において、誘導加熱調理器は、被加熱物を収納する調理容器101と、外郭ケース102と、外郭ケース102の上部に備えられ調理容器101を載置するトッププレート103と、調理容器101を加熱する誘導磁界を発生させる加熱コイル104と、各々所定の機能が割り当てられた複数のスイッチを有する操作手段106と、操作手段106が受け付けた操作に基づいて加熱コイル104に印加する高周波電流を制御して調理容器101の加熱を行う制御手段105と、誘導加熱調理器の状態を表示する表示手段107と、誘導加熱調理器の全ての機能が使用可能な通常モードと、一部の機能のみが使用可能な簡易モードとを、簡易モードに不要な所定のスイッチおよび所定の表示手段107を覆い隠すことで切り替えるカバー108とで構成している。
ここで、簡易モードは、利用できる機能を一部に制限することにより、使用者(例えば、誘導加熱調理器の操作に不慣れな初心者)の操作性の向上を図ることを目的としたものである。
表示手段107の上部にあるトッププレート103は透明または半透明で、ユーザは表示手段107に表示されている内容を、トッププレート103を介して見ることができる。
表示手段107は、光を透過しないフィルタ109と光源110とからなり、フィルタ109の一部を文字や記号の形に抜き、光源110から光が照射されるとトッププレートを介してユーザが文字や記号を見ることができる。
なお、調理容器101にはフライパンを、外郭ケース102とカバー108には金属ケースを、トッププレート103にはガラス板を、制御手段105にはマイクロコンピュータを、操作手段106にはタクトスイッチを、フィルタ109には樹脂板を、光源110にはLED(Light Emitting Diode)を用いる事でこの構成を容易に実現できる。
なお、本実施の形態では、簡易モードに不要な所定のスイッチおよび所定の表示手段107を覆い隠すことで切り替える構成としているが、簡易モードに不要な所定のスイッチだけを覆い隠して切り替える構成としてもよい。
図2は本発明の実施の形態1における操作手段106と表示手段107の上面図である。
操作手段106は、調理の開始及び終了を制御する機能が割り当てられた切/入スイッチ106a、「加熱」「揚げ物」「湯沸し」「炊飯」の調理メニューに適した設定モードに切り換えるメニュー切り替え機能が割り当てられたメニュースイッチ106b、火力や温度や時間を上げる機能が割り当てられたプラススイッチ106c、火力や温度や時間を下げる機能が割り当てられたマイナススイッチ106d、加熱時間を設定するタイマー機能が割り当てられたタイマースイッチ106eで構成している。
プラススイッチ106c、マイナススイッチ106dは調理メニューの「加熱」が選択されているときは、火力の上げ下げを制御するスイッチとなり、調理メニューの「揚げ物」が選択されているときは、油の温度の上げ下げを調節するスイッチとなり、タイマー機能が動作している時は加熱時間の上げ下げを調節するスイッチとなる。
また「湯沸し」や「炊飯」は、自動で加熱コイル104を制御して調理する機能である。
表示手段107は「加熱」「揚げ物」「湯沸し」「炊飯」の調理メニューのうち、どのモードに設定されているかを表示するメニュー表示部107aと、調理メニューの「加熱」が選択されているときに、設定されている火力を表示する火力表示部107bと、タイマー機能が動作している時に残りの加熱時間を表示するタイマー表示部107cで構成している。
また表示手段107は複数のLEDを有し、文字や記号をそれぞれ照射し、照射・非照射を切り替えることで文字や記号の表示・非表示をそれぞれ切り替える。
また、図2は表示手段107が表示できるすべての文字や記号を表示している時を示しており、実際は誘導加熱調理器の状態に応じて文字や記号の表示・非表示をそれぞれ切り替える。
通常モードでは、上記操作手段106および表示手段107の全ての機能を使用可能とできる。
図3は本発明の実施の形態1におけるカバー108の上面図である。
カバー108は、簡易モードで使用可能な火力表示部107b、切/入スイッチ106a、プラススイッチ106c、マイナススイッチ106dに対応する部分を抜いて、火力表示表示部108a、切/入スイッチ表示部108b、プラスマイナススイッチ表示部108cを設け、メニュースイッチ106b、タイマースイッチ106e、メニュー表示部107a、タイマー表示部107cに対応する部分を覆うように構成されている。
図4は本発明の実施の形態1におけるカバー108で覆っていない場合を示す図とカバー108で覆っている場合を示す図である。
通常モードではすべてのスイッチ106a〜106eおよび表示手段107を使用可能にすることで誘導加熱調理器のすべての機能を使用可能にし、簡易モードにおいて、調理の開始及び終了の指示のための切/入スイッチ106aと、加熱用の火力調節のためのプラススイッチ106cとマイナススイッチ106dと火力表示部107bのみを使用可能にし、メニュー切り替え機能に係わるメニュースイッチ106bとメニュー表示部107a、タイマー機能に係わるタイマースイッチ106eとタイマー表示部107cをカバー108で覆うことで使用不可能にする。これにより調理器として最低限の機能のみを使用可能にする。
カバー108は、火力表示表示部108a、切/入スイッチ表示部108b、プラスマイナススイッチ表示部108cを抜いてあり、これにより操作手段106及び表示手段107をカバー108で覆った場合でも、切/入スイッチ106aは切/入スイッチ表示部108bで、プラススイッチ106cとマイナススイッチ106dはプラスマイナススイッチ表示部108cで、火力表示部107bは火力表示表示部108aで操作、表示可能になる。
図5は本発明の実施の形態1における誘導加熱調理器の動作を示すフローチャートである。
まず、ユーザが電源スイッチ(図は省略)を用いて誘導加熱調理器の起動操作を行い、制御手段105が受け付けると(S101)、制御手段105は「加熱」モードに切り替わり、操作手段106の操作の受け付け方、及び表示手段107の表示を「加熱」モード用に切り替える(S102)。
その後、制御手段105はメニュースイッチ106bが押下されたか切/入スイッチ106aが押下されたかの判定を行う(S103)。ユーザが切/入スイッチ106aを押下し、制御手段106が受け付けると、「加熱」モードでの加熱を開始し(S104)、所定の手順で加熱を行った後、加熱を終了する(詳細は省略)。ユーザがメニュースイッチ106bを押下し、制御手段106が受け付けると、制御手段105は「揚げ物」モードに切り替わり、操作手段106の操作の受け付け方、及び表示手段107の表示を「揚げ物」モード用に切り替える(S105)。
なお、S103において、操作手段106及び表示手段107をカバー108で覆っていない場合には、ユーザはメニュースイッチ106b及び切/入スイッチ106aを押下可能であるが、カバー108で操作手段106及び表示手段107を覆った場合には、ユーザがメニュースイッチ106bを押下しても、メニュー切り替え機能が使用不可能となり、S103からS105に遷移することが不可能となる。
S105〜S107、S108〜S110、S111〜S113ではS102〜S104と同様に「揚げ物」モード、「湯沸し」モード、「炊飯」モードでの加熱及びモード切り替えを行っていく。
そしてS112でユーザがメニュースイッチ106bを押下し、制御手段106が受け付けると、S102に戻り、制御手段105は「加熱」モードに切り替わる。
なお、操作手段107は静電容量式のスイッチで構成しても同様の効果が得られる。
なお、カバー108の厚みを5mm以下とするよう構成してもよい。
簡易モードでは使用可能なスイッチとカバー108は隣接する為、カバー108の厚みが厚いと使用可能なスイッチが押下しづらくなるという課題があった。
しかしこの構成によって、カバー108で操作手段106を覆って、ユーザが使用可能なスイッチを押下する際、カバー108が邪魔にならず押下する事が可能となり、使い勝手が良くなるという効果が得られる。
なお、カバー108の裏面に滑り止め手段(図は省略)を備えるよう構成してもよい。
滑り止め手段は摩擦係数の高いゴム等を用いることで、この構成を容易に実現できる。
これによって、ユーザが簡易モードで誘導加熱調理器を操作している際に、手や鍋が当たるなどによってカバー108を誤って動かし、載置位置がずれることを防ぎ、使用者にとっても使い勝手が良くなるという効果が得られる。
なお、カバー108とトッププレート103の裏面にお互いに引き合うよう磁石(図は省略)を備えるよう構成してもよい。
これによって、ユーザが簡易モードで誘導加熱調理器を操作している際に、手や鍋が当たるなどによってカバー108を誤って動かし、載置位置がずれることを防ぎ、使用者にとっても使い勝手が良くなるという効果が得られる。
また、トッププレート103上に凸部を設けてもよい。トッププレート108をカバー108で覆う際に、カバー108は凸部によって、簡易モードに不要なスイッチを覆い隠す位置に位置決めされるようにしてもよい。
(実施の形態2)
図6は本発明の実施の形態2における誘導加熱調理器を概略的に示す構成図である。
本発明の実施の形態2における誘導加熱調理器は、実施の形態1における誘導加熱調理器に通常モードと簡易モードを切り替える切り替え手段201をさらに備えている。
なお、切り替える切り替え手段201にはタクトスイッチをでもよい。
また、制御手段105は、切り替え手段201によって簡易モードが選択されたときに、誘導加熱調理器が有するスイッチのうち、簡易モードで不要ないくつかのスイッチを使用できないように設定し、通常モードが選択されたときにすべてのスイッチを使用できるように設定する機能制限部を有する。スイッチを使用できなくするとは、スイッチが押下されても、そのスイッチに割り当てられた機能に関する動作を行わないようにすることである。
切り替え手段201により、通常モードと簡易モードを確実に切り替えることができる。しかしながら、カバー202で表示を覆わなければ、ユーザは簡易モードの際に不要なスイッチや表示手段を認識できず、使い勝手がわるい。
そこで、本実施の形態では、カバーにより簡易モードで不要なスイッチを覆い隠すことにより、誘導加熱調理器の機能の一部しか必要としない使用者にとっても使い勝手が良くなるという効果が得ている。
図7は本発明の実施の形態2における操作手段106と表示手段107の上面図である。
表示手段107は「加熱」「揚げ物」「湯沸し」「炊飯」の調理メニューのうち、どのモードに設定されているかを表示する第1のメニュー表示部107dと第2のメニュー表示部107eで構成されている。第1のメニュー表示部107dは「加熱」モードと「揚げ物」モードの表示を行い、第2のメニュー表示部107eは「湯沸し」モードと「炊飯」モードの表示を行う。他の手段については図2と同じなので詳細な説明は省く。
図8は本発明の実施の形態2におけるカバー202の上面図である。
カバー202は、簡易モードで使用可能な火力表示部107b、第1のメニュー表示部107d、切/入スイッチ106a、メニュースイッチ106b、プラススイッチ106c、マイナススイッチ106dに対応する部分を抜いて、表示手段表示部202a、操作手段表示部202bを設け、タイマースイッチ106e、タイマー表示部107c、第2のメニュー表示部107eに対応する部分を覆うように構成されている。
図9は本発明の実施の形態2におけるカバー202で覆っていない場合を示す図とカバー202で覆っている場合を示す図である。
操作手段106と表示手段107とをカバー202で覆うことにより、簡易モードで使用可能な操作手段106と表示手段107が、調理の開始及び終了の指示のための切/入スイッチ106aと、加熱用の火力調節のためのプラススイッチ106cとマイナススイッチ106dと火力表示部107bと、「加熱」モードと「揚げ物」モードを切り替えるメニュースイッチ106bと第1のメニュー表示部107dであることをユーザに明確にし、簡易モードで不要な操作手段106と表示手段107が、「湯沸し」モードと「炊飯」モードの切り替えに係わる第1のメニュー表示部107eと、タイマー機能に係わるタイマースイッチ106eとタイマー表示部107cであることをユーザに明確にしている。
図10は本発明の実施の形態2における誘導加熱調理器の動作を示すフローチャートである。S101からS107は図5と同様であり詳細な説明は省く。
S106でユーザがメニュースイッチ106bを押下し、制御手段106が受け付けると、現在通常モードか簡易モードかを判定する(S201)。通常モードであれば制御手段105は「揚げ物」モードに切り替わり(S108)、簡易モードであれば「加熱」モードに切り替わる(S102)。
S108からS113は図5と同様であり詳細な説明は省く。
以上のように、本実施の形態では、切り替え手段によって、確実に通常モードと簡易モードとを切り替えることができ、ユーザの誤操作を防止できる。また、カバーにより簡易モードで不要なスイッチを覆い隠すことにより、誘導加熱調理器の機能の一部しか必要としない使用者にとっても使い勝手が良くなるという効果が得られる。
本発明の誘導加熱調理器によれば、多くの機能を搭載する誘導加熱調理器において、それらの機能の一部しか必要としない使用者にとっても使い勝手がよくなるという効果を有し、一般家庭などで使用される誘導加熱調理器に有用である。
本発明の実施の形態1における誘導加熱調理器を概略的に示す構成図 本発明の実施の形態1における操作手段と表示手段の上面図 本発明の実施の形態1におけるカバーの上面図 本発明の実施の形態1におけるカバーで覆っていない場合を示す図とカバーで覆っている場合を示す図 本発明の実施の形態1における誘導加熱調理器の動作を示すフローチャート 本発明の実施の形態2における誘導加熱調理器を概略的に示す構成図 本発明の実施の形態2における操作手段と表示手段の上面図 本発明の実施の形態2におけるカバーの上面図 本発明の実施の形態2におけるカバーで覆っていない場合を示す図とカバーで覆っている場合を示す図 本発明の実施の形態2における誘導加熱調理器の動作を示すフローチャート
符号の説明
101 調理容器
103 トッププレート
104 加熱コイル
105 制御手段
106 操作手段
106a 切/入スイッチ
106b メニュースイッチ
106c プラススイッチ
106d マイナススイッチ
106e タイマースイッチ
107 表示手段
108 カバー
201 切り替え手段
202 カバー

Claims (5)

  1. 調理物を加熱する調理容器を載置するトッププレートと、前記調理容器を加熱する誘導磁界を発生させる加熱コイルと、各々所定の機能が割り当てられた複数のスイッチを有する操作手段と、前記操作手段が受け付けた操作に基づいて前記加熱コイルに印加する高周波電流を制御して前記調理容器の加熱を行う制御手段と、誘導加熱調理器の全ての機能が使用可能な通常モードと、一部の機能のみが使用可能な簡易モードとを、簡易モードに不要なスイッチを覆い隠すことで切り替えるカバーとを有する誘導加熱調理器。
  2. 調理物を加熱する調理容器を載置するトッププレートと、前記調理容器を加熱する誘導磁界を発生させる加熱コイルと、各々所定の機能が割り当てられた複数のスイッチを有する操作手段と、前記操作手段が受け付けた操作に基づいて前記加熱コイルに印加する高周波電流を制御して前記調理容器の加熱を行う制御手段と、誘導加熱調理器の全ての機能が使用可能な通常モードと、一部の機能のみが使用可能な簡易モードとを切り替える切り替え手段と、簡易モードで不要なスイッチを覆い隠すカバーとを備え、前記切り替え手段が簡易モードを選択した場合には、前記カバーで簡易モードに不要なスイッチを覆い隠すことを特徴とする誘導加熱調理器。
  3. 前記簡易モードで使用可能な所定スイッチは、調理の開始及び終了の指示のためのスイッチと、加熱用の火力調節のためのスイッチとを含む請求項1または2に記載の誘導加熱調理器。
  4. 前記簡易モードで使用可能な所定スイッチは、調理の開始及び終了の指示のためのスイッチと、加熱用の設定及び揚げ物用の設定の切り換えのためのスイッチと、加熱用の火力調節及び揚げ物用の温度調節のためのスイッチとを含む請求項1または2に記載の誘導加熱調理器。
  5. 前記カバーの厚みを5mm以下とする請求項1から4のいずれか1項に記載の誘導加熱調理器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013175366A (ja) * 2012-02-24 2013-09-05 Mitsubishi Electric Corp 誘導加熱調理器

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