JP2009230977A - 車両用電気接続装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ユニットケース内への電子ユニットの挿入のみでユニット側コネクタとハーネス側コネクタとを低操作力で結合することをコンパクトな構造で実現する車両用電気接続装置を提供する。
【解決手段】電気接続装置10は、ハーネス側コネクタ14と、ユニットケース16と、ハーネス側コネクタ14に取付けられる回動部材40とを備える。ユニットケース16は、その中に挿入される電子ユニット18のユニット側コネクタ20と結合可能となる位置にハーネス側コネクタ14を保持する。回動部材40は、電子ユニット18と係合しながらその挿入に伴い結合開始位置から結合完了位置まで回動することにより、両コネクタ20,14を挿入力よりも大きな力で結合させる。回動部材40は、ユニットケース16の背壁24の内側面である案内面24aに案内される被案内部44を有し、その案内によって結合開始位置から結合完了位置まで移動する。
【選択図】図6

Description

本発明は、自動車等の車両内に装備される電子ユニットを車両側回路に接続するための車両用電気接続装置に関するものである。
従来、車両内に装備される電子ユニットをワイヤハーネスに接続するための技術として、ECU(電子制御ユニット)を専用のユニットケースに収容した状態で、そのECUに設けられているコネクタ(ECU側コネクタ)に前記ワイヤハーネス側のコネクタを結合することが行われている。しかし、限られた車両内空間において、ユニットケースに収容されるECUのコネクタにハーネス側コネクタを嵌合させる作業は容易でない。特に、前記ユニットケース内に複数のECUが収容される場合、各ECUに対応するハーネス側コネクタを1個ずつ選び出し、当該ECU側コネクタに差し込む作業は非常に面倒となる。
そこで、特許文献1の図9〜図14には、ユニットケース内に予めハーネス側コネクタが保持された状態で当該ユニットケース内にECUが挿入されることにより、そのECUのコネクタと前記ハーネス側コネクタとの結合が低操作力で自動的に行われる電気接続装置が開示されている。その概要をこの出願の図14に示す。
図14に示される接続装置210は、ワイヤハーネス212の端末に接続される複数のハーネス側コネクタ214と、これらに対応する複数のECU218にそれぞれ設けられたECU側コネクタ(図示せず)とを嵌合させるためのもので、前記各ECU218がそれぞれ挿入可能なユニットケース216と、このユニットケース216に取付けられる操作部材250とを備える。操作部材250は、所定形状の2つのカム溝256,258を有し、各ハーネス側コネクタ214には前記カム溝256に嵌合可能なカムフォロア215が突設され、各ECU218には前記カム溝258に嵌合可能なカムフォロア219が突設される。
この電気接続装置210において、前記各ハーネス側コネクタ214は、そのカムフォロア215が前記操作部材250のカム溝256に嵌合されることにより、予めユニットケース216側に保持される。この状態で前記各ECU218がユニットケース216に挿入されると、当該ECU218のカムフォロア219が前記操作部材250のカム溝258に嵌り込む。次に、操作部材250が前記ECU218の挿入方向と直交する方向(図では上方向)に操作されると、カム機構の作用により、操作力よりも大きな力でハーネス側コネクタ114とECU側コネクタとが前記挿入方向と平行な方向に引き寄せられ、互いに嵌合する。
特開2006−344422号公報
前記図14に示した電気接続装置210では、次のような解決すべき課題がある。
a.操作部材250をコネクタ同士の結合方向と直交する方向に操作するためのストロークが必要であり、その分、同方向について必要なスペースが増える。また、初期状態では操作部材250の下端がユニットケース216の下面から下方に突出するので、その突出部分が他の部品等に引掛かり易い。
b.コネクタ嵌合のためには、互いに方向の異なる2つの操作(ECU218の挿入操作及び操作部材250の操作)を順に行わなければならず、その分、手間が増える。
本発明は、このような事情に鑑み、ユニットケース内に電子ユニットを挿入するだけの簡単かつ低操作力の操作で当該電子ユニットのユニット側コネクタにハーネス側コネクタを容易に結合させることを可能にし、かつ、そのための機構がユニットケース内に格納されるコンパクトな構造を有する車両用電気接続装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するための手段として、本発明は、ユニット側コネクタを有する電子ユニットを、車両用ワイヤハーネスに含まれる複数本の電線に電気的に接続するための車両用電気接続装置であって、前記電線の端末に設けられ、前記ユニット側コネクタに結合可能なハーネス側コネクタと、前記電子ユニットが特定方向から挿入可能な形状を有するとともに、その挿入時に当該電子ユニットのユニット側コネクタにそれぞれ結合可能となる位置に前記ハーネス側コネクタを保持しかつ当該電子ユニットの挿入方向と平行な方向に当該ハーネス側コネクタを案内するコネクタ保持部と、このコネクタ保持部に保持されるハーネス側コネクタよりも前記挿入方向の奥側に位置する背壁とを有するユニットケースと、前記電子ユニットの挿入方向と直交する方向の軸回りの回動を含む動きが可能となるように当該ハーネス側コネクタに取付けられる回動部材とを備え、前記回動部材は、前記電子ユニット側に設けられたユニット側係合部と係合可能な回動部材側係合部と、前記ユニットケースの背壁の内側面に接触する被案内部とを有し、前記回動部材側係合部は、前記ユニットケースに挿入される電子ユニットのユニット側係合部が当該回動部材側係合部と係合可能となる結合開始位置から所定の結合終了位置まで前記回動部材が移動するのに伴い、当該電子ユニットのユニット側コネクタと前記ハーネス側コネクタとを前記電子ユニットの挿入速度よりも遅い速度で引き寄せつつ当該電子ユニットに加えられる挿入力よりも大きな力で相互に結合させる倍力機構を構成し、前記被案内部が接触する背壁の内側面は、前記ユニットケース内に挿入される電子ユニットとともに当該挿入方向に前記ハーネス側コネクタが変位するのに伴って前記回動部材が前記結合開始位置から前記結合終了位置まで移動するように当該回動部材の被案内部を当該挿入方向と直交する方向に案内する案内面を構成するものである。
この装置は、ユニットケースから他の部品がほとんど突出することのないコンパクトな構造を有し、かつ、当該ユニットケース内に電子ユニットを挿入する操作のみで、当該電子ユニットのユニット側コネクタと、前記ユニットケースに保持されるハーネス側コネクタとを低操作力にて結合させることができる。
具体的に、当該装置では、ハーネス側コネクタ及びこのハーネス側コネクタに取付けられる回動部材がともにユニットケースの背壁の内側すなわちユニットケース内に格納されており、このユニットケースから大きく突出する部分は基本的に存在しない。そして、このユニットケース内に保持されているハーネス側コネクタに設けられた回動部材が嵌合開始位置にある状態で当該ユニットケース内に電子ユニットが挿入されることにより、当該電子ユニットのユニット側係合部と前記回動部材の回動部材側係合部とが係合する。さらに、前記電子ユニットの挿入の進行に伴い、その挿入方向に前記ハーネス側コネクタも変位するが、その変位の際、前記ユニットケースの背壁と接触する被案内部が当該変位の方向(挿入方向)と直交する方向に案内されることによって前記回動部材が前記結合開始位置から結合終了位置へ移動し、前記ユニット側コネクタと前記ハーネス側コネクタとを前記電子ユニットの挿入操作力よりも大きな力で相互結合させる。
なお、この発明において「回動部材の被案内部を当該挿入方向と直交する方向に案内する案内面」は、少なくとも当該方向の成分を含む方向に前記被案内部を移動させる機能を有していればよく、例えば当該方向に対して若干傾斜する面や、緩やかな起伏をもつ曲面でもよい。しかし、この案内面は、前記挿入方向と直交する方向の平面とすることが可能である。この場合、前記背壁を単純な平板またはそれに近い形状のものにすることが可能であり、全体の構造がより簡素化される。
一方、前記被案内部は、例えば、前記案内面に対する相対角度を変えながら当該案内面上を摺接可能な外向きに凸の曲面状の摺接面を有するものが、好適である。このような被案内部は、ローラ等の転動部材を要しない簡素な構造で、前記案内面に沿って円滑に案内されることが可能である。
さらに、前記被案内部が、前記摺接面からその曲率半径方向の外側に突出しかつ当該摺接面に沿って延びる突条を有し、前記ユニットケースの背壁は、前記案内面による案内方向と平行に延びて前記突条が嵌り込み可能な幅をもつ案内溝を有していてこの案内溝に嵌り込んだ前記突条の幅方向の動きを規制するものであれば、簡素な構造で、前記被案内部をより正確に前記挿入方向と直交する方向に案内することが可能である。
前記ユニットケースは、単一の電子ユニットのみが挿入されるものでもよいが、複数の電子ユニットが挿入可能な形状を有するものであることが、より好ましい。その場合において、前記ユニットケースが、複数の電子ユニットが特定方向に並ぶ配列で当該ユニットケース内に共通の方向に沿って挿入されることが可能な形状を有し、前記案内面が、前記各電子ユニットの挿入方向と直交しかつ前記ユニットケースの並び方向と直交する方向に前記被案内部を案内するものであれば、当該並び方向と直交する方向のユニットケースの寸法を有効に利用することにより、当該ユニットケースを大型化することなく、前記被案内部の案内について十分なストロークを確保することができる。
なお、前記電子ユニットが複数の方向(例えば上下方向と左右方向)について配列されている場合には、そのうちの一つを前記の特定方向とし、当該特定方向を基準として被案内部の案内方向が設定されればよい。
また、前記ユニットケースは、このユニットケースから前記電子ユニットが抜き出される際に前記回動部材と接触してこの回動部材が前記結合終了位置から前記結合開始位置へ移動するように当該回動部材を案内する逆案内面を有することが、より好ましい。この逆案内面の存在は、電子ユニットの低操作力での挿入操作によるコネクタ同士の結合のみならず、当該電子ユニットを小さな力で抜き取りながらそのユニット側コネクタとハーネス側コネクタとの結合を自動的に解除することを可能にする。
具体的には、例えば、前記回動部材が、その被案内部の近傍部位に当該回動部材の回動中心軸の方向と平行な方向に突出する逆被案内部を有し、前記ユニットケースに、前記案内面と略平行な方向に延びて前記逆被案内部が嵌り込み可能な形状をもつ逆案内溝が形成され、この逆案内溝を規定する面のうち前記電子ユニットの挿入方向の上流側の面が前記逆案内面を構成するものが、好適である。この構造では、前記被案内部の近傍部位で突出する逆被案内部と、前記案内面と略平行な方向に延びる逆案内溝との嵌合のみで、低抜き取り力でのコネクタ同士の結合の解除を実現することができる。
前記回動部材の回動部材側係合部としては、例えば、当該回動部材が結合開始位置にあるときに前記電子ユニット側に開口する開口端を有するカム溝を含み、このカム溝が当該カム溝内に前記開口端から前記ユニット側係合部が進入可能な幅を有するものが、好適である。
また、前記回動部材は被係止部を有し、前記ハーネス側コネクタは、前記被係止部と係合することにより前記回動部材を前記結合開始位置に係脱可能に係止する回動部材係止部を有し、この回動部材係止部と前記被係止部との係合が前記ユニットケース内に挿入される電子ユニットにより解除されることが、好ましい。前記被係止部と前記回動部材係止部との係合は、ユニットケース内への電子ユニットの挿入時に前記回動部材を確実に結合開始位置に保持しておくことを可能にする。しかも、当該電子ユニットの挿入に伴って前記係合が解除された時点から、前記回動部材は前記結合開始位置から前記結合終了位置まで移動することができる。
本発明の好ましい実施の形態を図1〜図12を参照しながら説明する。
ここに示す電気接続装置10は、ワイヤハーネスに含まれる多数本の電線13と、複数のECU(電子制御ユニット)18とを電気的に接続するためのものであり、前記各ECU18に対応する複数のハーネス側コネクタ14と、単一のユニットケース16とを備える。この実施の形態では、前記ユニットケース16内に特定の方向から3個のECU18が挿入可能であり、これと同数のハーネス側コネクタ14が前記ユニットケース16に保持される(図1では代表的に1個のECU18及びハーネス側コネクタ14のみ示される。)。
前記各ハーネス側コネクタ14は、前記電線13の端末に接続される図略の複数のコネクタ端子と、これらのコネクタ端子を保持するハウジング12とを有する。この実施の形態では、前記コネクタ端子が縦長に配列された状態で前記ハウジング12に保持される。これらのハーネス側コネクタ14は、後述のように、前記ユニットケース16内に挿入されるECU18に設けられたECU側コネクタ20と嵌合可能となるように、当該ユニットケース16内に保持され、その嵌合状態で前記電線13と前記ECU18とを電気的に接続する。
前記ユニットケース16は、水平方向に並ぶ複数枚の縦壁21を有し、これらの縦壁21同士の間に前記各ECU18がそれぞれ共通の方向に沿って(この実施の形態では前側(図1では手前側)から前後方向に沿って)挿入可能な複数(図例では3つ)のユニット挿入空間22が形成されている。このユニットケース16の後側(図1では奥側)は図2等に示される背壁24により塞がれているが、この背壁24には前記各ユニット挿入空間22に対応する複数の貫通孔26が設けられており、これらの貫通孔26を通じて前記電線13が前記ユニットケース16内の各ハーネス側コネクタ14に接続されている。
前記ユニットケース16は、その外面から両側方及び下方に突出する取付片28を有する。各取付片28には図略のボルトが挿通可能なボルト挿通孔28aが設けられ、これらのボルト挿通孔28aに挿通されるボルトによって、例えば図3に示すようなリンホース(インストゥルメントパネルの裏側に配設される強度部材)29や、隣接するパーツに形成された連結部27に前記取付片28が連結される。
前記ユニットケース16は、前記各ハーネス側コネクタ14をそれぞれ保持するコネクタ保持部30を有する。このコネクタ保持部30は、前記各ユニット挿入空間22の後ろ側(挿入方向奥側)で前記背壁24の直ぐ前側の位置にあり、前記ユニットケース16内への各ECU18の挿入時にそのECU側コネクタ20と前記各ハーネス側コネクタ14とが結合可能となる位置に当該ハーネス側コネクタ14を保持するとともに、これらのハーネス側コネクタ14を前記ECU18の挿入方向と平行な方向に案内する機能を有する。
具体的に、前記ハーネス側コネクタ14のハウジング12には、図5〜図11に示すように上下に突出する被案内凸部12a,12bが形成される一方、前記コネクタ保持部30の上下壁には前記挿入方向と平行な方向に延びる案内溝31,32が形成され、これらの案内溝31,32に前記被案内凸部12a,12bが嵌め込まれている。当該コネクタ保持部30において、各案内溝31の前側には図5に示すような抜け止め部34が残されており、この抜け止め部34と前記被案内凸部12aとの当接により、前記コネクタ保持部30から前方へのハーネス側コネクタ14の脱落が阻止される。
なお、前記図2及び図4〜図8は、前記ユニットケース16内に各ECU18が挿入される前の状態を示し、図9〜図12は当該挿入が完了した後の状態を示している。
前記各ECU18は、略直方体状のケース36と、このケース36内に収容される図略の回路基板とを備える。ECU側コネクタ20は、図略の複数のコネクタ端子と、フード35とを備える。前記各コネクタ端子は、前記回路基板に電気的に接続されるとともに、前記ハーネス側コネクタ14の各コネクタ端子と嵌合可能となるように前記ケース36から前側(ユニットケース16に向かう側)に突出し、その嵌合により当該コネクタ端子同士が電気的に接続される。前記フード35は、前記ケース36と一体に形成され、このケース36から突出する前記各コネクタ端子を外側から覆う形状を有する。
この実施の形態において、前記フード35の内側面には、上下2段にわたり水平方向(ECU18の挿入方向と平行な方向)に延びるリブ35a,35bが形成されている。さらに、当該フード35の内側面の上下方向中央位置からは略円柱状のカムフォロア23が突出している。このカムフォロア23は、後述の回動部材40と係合することが可能なユニット側係合部に相当するものである。
前記ケース36の上面からは被係止突起37が突出する一方、前記ユニットケース16内には前記被係止突起37と係合可能なランス38(図5等)が形成されている。このランス38は、前記被係止突起37との係合により、前記ECU18を前記ユニットケース16内への挿入が完了した位置(挿入完了位置)に保持する。
この電気接続装置10の特徴として、前記各ハーネス側コネクタ14にそれぞれ回動部材40が取付けられ、これらの回動部材40が当該ハーネス側コネクタ14とともに前記ユニットケース16内に格納されている。各回動部材40は、前記ECU18の挿入方向と直交する方向の軸回りの回動を含む動き(この実施の形態ではECU18の並び方向と平行な方向の軸回りの回動動作と垂直面上での並進動作とを含む動き)が可能となるように前記ハーネス側コネクタ14に取付けられ、その回動を含む動きに伴って当該ECU18のECU側コネクタ20と前記ハーネス側コネクタ14とを前記ECU18に加えられる挿入力よりも大きな力で相互に結合させる機能を有する。
前記回動部材40は、この実施の形態では板状をなし、その板厚の方向が前記回動中心軸の方向と平行となるように前記ハーネス側コネクタ14に取付けられる。このハーネス側コネクタ14のハウジング12の下半部には、前記回動部材40の前側部分(ユニット挿入空間22側の部分;図5〜図7では右側部分)を格納しつつ当該回動部材40の動きを許容するだけの大きさをもつ格納溝15が形成されている。
前記回動部材40は、前記ハウジング12に形成された支軸17により支持される。この支軸17は、前記ハウジング12のうち前記格納溝15に臨む面から当該格納溝15に向かって突出する。一方、前記回動部材40には前記支軸17が入り込むことが可能な所定形状の貫通溝42が形成され、この貫通溝42を囲む周縁と前記支軸17とが接触する状態で前記回動部材40が前記ハウジング12に支持されるとともに、当該回動部材40が図2及び図4〜図8に示されるような結合開始位置と図9〜図12に示されるような結合終了位置との間を移動することを許容するように前記貫通溝42の形状が設定されている。
前記回動部材40は、前記ユニット挿入空間22側に臨む側の端部である回動部材側係合部43と、前記背壁24側の端部(すなわち前記支軸17を挟んで前記回動部材側係合部と反対側の端部)である被案内部44とを有する。
前記回動部材側係合部43は、前記ユニット挿入空間22に挿入されるECU18と係合可能な端部であって、この実施の形態ではカム溝45を有する。このカム溝45は、開口端45aを有し、この開口端45aから前記貫通溝42に向かって所定の形状を描きながら延びるとともに、当該開口端45aからの前記カムフォロア23の進入を許容する幅を有する。
前述した回動部材40の結合開始位置は、前記開口端45aが前記ユニット挿入空間22側を向く位置であって、当該開口端45aに前記カムフォロア23が挿入可能となる位置である。前記ハーネス側コネクタ14のハウジング12には、図6及び図10に示されるように、前記ECU18側のカムフォロア23を前記開口端45aに誘い込むためのカムフォロア受入用切欠12cと、前記フード35のリブ35a,35bをそれぞれ受け入れるためのリブ受入用溝12d,12eとが形成されている。
一方、前記ハーネス側コネクタ14のハウジング12には、前記結合開始位置に回動部材40を係止するための係止部が設けられる。具体的には、前記回動部材40において前記カム溝45よりも上側の部分に、前記支軸17に近づく向きに先端が撓み可能な被係止片46が形成される一方、前記ハウジング12には前記被係止片46の先端に対して後ろ側(挿入方向奥側)から当接可能な係止突起19が形成され、その当接により回動部材40を図5〜図7に示される結合開始位置に係止する。この係止突起19の突出量及び前記フード35における上側リブ35aの突出量は、当該上側リブ35aが前記被係止片46には当接するが前記係止突起19には当接しないように設定され、コネクタ14,18同士の嵌合時に前記上側リブ35aが前記被係止片46を撓ませて前記係止を解除するように(図9〜図11)、当該上側リブ35aの位置が設定されている。
なお、前記被係止片46に代え、前記ハウジング12において前記係止突起19を有する部分がいわゆるランスとして撓み可能に(すなわち回動部材40の被係止部に対して係脱可能に)構成されてもよい。その場合は、例えば前記リブ35a等が前記係止突起19を含むランスを強制的に撓ませてその係合を解除するものであればよい。
前記被案内部44は、前記回動部材40が前記結合開始位置に係止された状態で前記背壁24の内側面である案内面24aと当接することにより、前記ハーネス側コネクタ14を図5〜図7に示されるような最前位置に保持するとともに、この最前位置から前記ハーネス側コネクタ14が前記ECU側コネクタ20との当接により後退(すなわちECU18の挿入方向に変位)するのに伴って前記案内面24aに対し下向きに摺接する(すなわち案内される)ことにより、前記回動部材40を前記結合開始位置から図9〜図11に示される結合終了位置まで移動させる機能を有する。すなわち、前記案内面24aは、前記各ECU18の挿入方向と直交しかつこれらECU18の挿入方向と直交する方向である垂直方向に延びる平面をなし、当該垂直方向に前記被案内部44を案内する。
具体的に、前記被案内部44は、図13にも示されるような摺接面44aを有する。この摺接面44aは、当該被案内部44の回動半径よりも小さい曲率半径を有する外向きに凸の曲面状(図例では円筒面状)であって前記案内面24aに対する相対角度を変えながら当該案内面24a上を摺接することが可能な形状を有する。
さらに、前記被案内部44は、前記背壁24から幅方向の規制を受けるための突条48を有する。この突条48は、前記摺接面44aの幅方向中央位置からその曲率半径方向外側に突出し、かつ、当該摺接面44aに沿って延びる円弧状をなす。これに対し、前記背壁24には、その案内面24aと平行な方向(この実施の形態では垂直方向)に延びる貫通溝である案内溝25が形成される。この案内溝25に前記突条48が嵌り込むことが、当該突条48の幅方向への動きを規制するとともに、ハーネス側コネクタ14の待ち受け状態や位置の安定化にも寄与し得る。
前記被案内部44は、前記回動部材40が図9〜図11に示すような結合終了位置に到達した時点で前記ユニットケース16の底壁に突き当たる。換言すれば、当該被案内部44が当該底壁に突き当たる位置が嵌合終了位置に設定されている。そして、この嵌合終了位置で前記ECU18側の被係止突起37と前記ユニットケース16側のランス38とが係合するように、これらの位置が設定されている。
さらに、前記ユニットケース16は、このユニットケース16から前記挿入方向と逆の方向にECU18が抜き出される際に前記回動部材40も前記結合終了位置から前記結合開始位置へ逆行するように当該回動部材40を案内する機能を有する。
具体的に、前記各回動部材40は、その被案内部44の近傍部位(この実施の形態では前記摺接面44aの曲率中心に相当する部位)から側方すなわち回動部材40の回動中心軸と平行な方向に突出する逆被案内部50を有する一方、前記ユニットケース16には、前記各逆被案内部50がそれぞれ嵌り込み可能な逆案内溝52が形成されている。これらの逆案内溝52は、前記案内面24aと略平行な方向(この実施の形態では垂直方向)に延び、この逆案内溝52を規定する面のうち前記ECU18の挿入方向の上流側の面(図4では上側の面;図7及び図11では右側の面)が、前記逆被案内部50と当接して当該逆被案内部50を垂直方向上向きに案内する逆案内面54を構成している。
前記カム溝45の形状は、このカム溝45内への前記カムフォロア23の進入を伴いながら回動部材40が前記結合開始位置から前記結合終了位置まで動くことにより、前記ECU18に加えられる挿入操作力よりも大きな力でコネクタ14,20同士を結合させる倍力機構を構成するように設定される。より詳しくは、前記ECU18が前記ユニットケース16内に挿入される際に、そのECU側コネクタ20の進入速度(挿入速度)よりも遅い速度でハーネス側コネクタ14を同じ向き(前記挿入の向き)に後退させてその速度差分だけ両コネクタ14,20の嵌合を進めさせることにより、前記ハーネス側コネクタ14が静止したまま前記嵌合が進められる場合よりも当該ハーネス側コネクタ14の後退ストローク分だけ、当該嵌合に必要な操作力(ECU18の挿入操作力)を低減させることが可能となるように、前記カム溝45及び前記貫通溝42の形状が設定されている。
なお、このようなカム溝45及び貫通溝42の形状については、例えば特開2003−338339号公報に示されるような従来周知のレバーコネクタ(低挿入力コネクタ)に用いられる技術を応用する等して任意に設定することが可能である。
次に、この車両用電気接続装置10の使用方法及びその作用を説明する。
1.電気接続装置10のセッティング
前記電気接続装置10は、電線13の端末に接続される複数のハーネス側コネクタ14及びこれらに接続される回動部材40と、これらのハーネス側コネクタ14を保持するユニットケース16とを備えるので、当該電線13を含むワイヤハーネスの端末につながった状態となっている。このワイヤハーネスが車両内の適当な箇所に配索されるとともに、前記ユニットケース16が適当な位置に据付けられる。例えば、前記ワイヤハーネスが自動車のインストゥルメントパネルの裏側に配索される場合には、そのワイヤハーネスの幹線部分が前記インストゥルメントパネルの裏側のリンホース29(図3)に沿って配索されるとともに、前記ユニットケース16が当該リンホース29等に固定される。この電気接続装置10は、そのユニットケース16から他の部品が突出する部分がないコンパクトな構造を有するので、その据付け作業は容易である。
なお、この初期状態において、前記各回動部材40は図2及び図4〜図8に示すような結合開始位置に係止される。具体的には、図5に示されるように、前記ユニットケース16に形成された係止突起19が、前記回動部材40における被係止片46の先端に後方から(ユニット挿入空間22と反対の側から)当接することにより、当該回動部材40が前記結合開始位置から結合終了位置側に回動するのを阻止する。
2.ECU18の挿入
前記ユニットケース16の各ユニット挿入空間22内にそれぞれ前側からECU18が挿入される。この挿入に伴って前記回動部材40が支軸17を中心とする回動を含む動きをすることにより、その挿入力よりも大きな力でハーネス側コネクタ14とECU側コネクタ20とを結合させる。すなわち、当該ECU18の挿入動作のみで両コネクタ14,20の結合が自動的に行われるとともに、その結合のために求められる挿入操作力が低減される。その詳細は次のとおりである。
(1)挿入初期の段階では、前記ECU側コネクタ20のフード35に形成されたカムフォロア23がハーネス側コネクタ14のハウジング12におけるカムフォロア受入用切欠12cに誘い込まれてカム溝45の開口端45aに挿入されるとともに、当該フード35のリブ35a,35bがそれぞれリブ受入用溝12d,12eに挿入される。このうち、上側のリブ35aは前記回動部材40の被係止片46を上から押え込むことにより当該被係止片46の先端部を下方に撓ませ、当該先端部とユニットケース16側の係止突起19との係合を解除する。すなわち、当該係止突起19による回動部材40の係止を解除し、当該回動部材40が嵌合終了位置側に動くことを可能にする。
(2)前記ECU18の挿入力は回動部材40に伝えられ、当該回動部材40における被案内部44の摺接面44aが背壁24の案内面24a上を下向きに摺接させる。すなわち、当該案内面24aが前記被案内部44を下向きに案内する。これにより、当該回動部材40は前記結合開始位置から前記結合終了位置に向かって移動する。詳しくは、前記支軸17を中心とする回動動作と並進動作とを含む動きをする。
この動きにより、当該回動部材40は、前記カムフォロア23が設けられたECU側コネクタ20と、当該回動部材40が取付けられているハーネス側コネクタ14とを、両コネクタ20,14が前記ECU18の挿入速度よりも遅い速度でかつその挿入操作力よりも大きな力で互いに近づくように相対変位させる。すなわち、前記ECU18及びECU側コネクタ20の挿入に伴ってその挿入と同じ向きにその挿入速度よりも遅い速度で前記ハーネス側コネクタ14を後退させながら、当該ハーネス側コネクタ14と前記ECU側コネクタ20との嵌合を前記挿入操作力よりも大きな力で進行させる。
(3)前記回動部材40が図9〜図12に示すような結合終了位置に到達するとともに、ECU18の挿入及び両コネクタ14,20の結合(嵌合)が完了する。これにより、各ECU18が共通のユニットケース16内に収容された状態で車両内に設置されるとともに、前記嵌合が、前記ハーネス側コネクタ14のコネクタ端子に接続された各電線13と、前記ECU側コネクタ18の各コネクタ端子に接続された制御回路との電気的接続とを確立する。また、前記ユニットケース16に設けられたランス38が前記ECU18側の被係止突起37と係合することにより、当該ECU18がユニットケース16から離脱する向きに逆行することが抑制される。
3.ECU18の抜き取り
前記ユニットケース16内に挿入された各ECU18は、例えば前記ランス38を治具によって撓ませる操作により、当該ユニットケース16から抜き取られることが可能である。その抜き取りの際には、前記回動部材40がその逆被案内部50とユニットケース16側の逆案内面54との作用で前記結合終了位置から前記結合開始位置へ逆転することにより、前記抜き取り力よりも大きな力でコネクタ14,20同士の解除が行われる。すなわち、これらコネクタ14,20を切離すために必要なECU18の抜き取り力が低減される。
具体的に、前記ECU18に与えられた前記挿入方向と逆方向の抜き取り力は、当該ECU18と係合する回動部材40に伝えられ、この回動部材40における逆被案内部50をユニットケース16側の逆案内面54に当接させる。この逆被案内部50は、前記逆案内面54に対して上向きに摺接する(すなわち上向きに案内される)ことにより、回動部材40を前記結合終了位置から前記結合開始位置に向けて逆動作させる。
この逆動作をする回動部材40は、そのカム溝45とECU18側のカムフォロア23とのカム作用により、当該回動部材40が取付けられているハーネス側コネクタ14が前記ECU18の抜き取りに追従する速度を抑制し、その速度差分だけ当該ハーネス側コネクタ14と前記ECU側コネクタ20との切離しを進行させる。これにより、当該切離しに要する操作力(ECU18の抜き取り操作力)が低減される。
なお、ここに示される逆被案内部50及び逆案内面54は仕様に応じて適宜省略可能である。また、逆案内面は前記逆案内面54のように前記逆被案内部50が嵌り込む逆案内溝52を規定する面でなくてもよく、例えば背壁24の外側面が逆案内面として利用されてもよい。この場合には、例えば、前記被案内部44が前記背壁24から僅かに突出して当該背壁24の外側面に摺接する部分を逆被案内部として有していてもよい。
その他、本発明は例えば次のような実施の形態をとることも可能である。
・ユニットケースにおける背壁の案内面は、回動部材の被案内部を少なくとも電子ユニットの挿入方向と直交する方向の成分を含む方向に案内する機能を有していればよく、必ずしも、図5等に示される案内面24aのように前記挿入方向に対して直交する平面でなくてもよい。例えば、当該挿入方向に対して若干傾斜する面や、緩やかな起伏をもつ曲面でもよい。
・被案内部の摺接面は必ずしも円筒面でなくてもよく、案内面に対する相対角度を変えながら当該案内面上を摺接可能な形状(好ましくは外向きに凸の曲面をなす形状)を有すればよい。また、当該摺接面に代え、回動部材に回転可能に取付けられたローラが被案内部として前記案内面上を転動してもよい。
・本発明に係るユニットケースは、単一の電子ユニットのみが挿入されるものでもよい。また、共通のユニットケースに複数個の電子ユニットが挿入される場合であっても、その配列や各電子ユニットの姿勢は適宜設定可能である。
本発明の実施の形態に係る車両用電気接続装置を構成するハーネス側コネクタ及びユニットケース並びに当該ユニットケースに挿入されるECUを示す斜視図である。 前記ユニットケースの背面図であって当該ユニットケースにECUが挿入される前の状態を示す図である。 前記ユニットケースが車両内のリンホースに固定された状態を示す斜視図である。 図2の4−4線断面図である。 図2の5−5線断面図である。 図2の6−6線断面図である。 図2の7−7線断面図である。 図5の8−8線断面図である。 図2の5−5線断面に相当する断面において前記ユニットケース内に前記ECUが挿入された状態を示す図である。 図2の6−6線断面に相当する断面において前記ユニットケース内に前記ECUが挿入された状態を示す図である。 図2の7−7線断面に相当する断面において前記ユニットケース内に前記ECUが挿入された状態を示す図である。 図9の12−12線断面図である。 前記電気接続装置における回動部材の被案内部を示す斜視図である。 従来の車両用電気接続装置の例を示す斜視図である。
符号の説明
10 車両用電気接続装置
12 ハーネス側コネクタのハウジング
12a,12b 被案内凸部
13 電線
14 ハーネス側コネクタ
16 ユニットケース
17 支軸
18 ECU側コネクタ
19 係止突起
20 ユニット側コネクタ
22 ユニット挿入空間
23 カムフォロア
24 背壁
24a 案内面
25 案内溝
30 コネクタ保持部
31,32 案内溝
35 フード
35a,35b リブ
40 回動部材
43 回動部材側係合部
44 被案内部
44a 摺接面
45 カム溝
45a 開口端
46 被係止片
48 突条
50 逆被案内部
52 逆案内溝
54 逆案内面

Claims (9)

  1. ユニット側コネクタを有する電子ユニットを、車両用ワイヤハーネスに含まれる複数本の電線に電気的に接続するための車両用電気接続装置であって、
    前記電線の端末に設けられ、前記ユニット側コネクタに結合可能なハーネス側コネクタと、
    前記電子ユニットが特定方向から挿入可能な形状を有するとともに、その挿入時に当該電子ユニットのユニット側コネクタにそれぞれ結合可能となる位置に前記ハーネス側コネクタを保持しかつ当該電子ユニットの挿入方向と平行な方向に当該ハーネス側コネクタを案内するコネクタ保持部と、このコネクタ保持部に保持されるハーネス側コネクタよりも前記挿入方向の奥側に位置する背壁とを有するユニットケースと、
    前記電子ユニットの挿入方向と直交する方向の軸回りの回動を含む動きが可能となるように当該ハーネス側コネクタに取付けられる回動部材とを備え、
    前記回動部材は、前記電子ユニット側に設けられたユニット側係合部と係合可能な回動部材側係合部と、前記ユニットケースの背壁の内側面に接触する被案内部とを有し、前記回動部材側係合部は、前記ユニットケースに挿入される電子ユニットのユニット側係合部が当該回動部材側係合部と係合可能となる結合開始位置から所定の結合終了位置まで前記回動部材が移動するのに伴い、当該電子ユニットのユニット側コネクタと前記ハーネス側コネクタとを前記電子ユニットの挿入速度よりも遅い速度で引き寄せつつ当該電子ユニットに加えられる挿入力よりも大きな力で相互に結合させる倍力機構を構成し、
    前記被案内部が接触する背壁の内側面は、前記ユニットケース内に挿入される電子ユニットとともに当該挿入方向に前記ハーネス側コネクタが変位するのに伴って前記回動部材が前記結合開始位置から前記結合終了位置まで移動するように当該回動部材の被案内部を当該挿入方向と直交する方向に案内する案内面を構成することを特徴とする車両用電気接続装置。
  2. 請求項1記載の車両用電気接続装置において、
    前記案内面は、前記挿入方向と直交する方向の平面であることを特徴とする車両用電気接続装置。
  3. 請求項1または2記載の車両用電気接続装置において、
    前記被案内部は、前記案内面に対する相対角度を変えながら当該案内面上を摺接することが可能な外向きに凸の曲面状の摺接面を有することを特徴とする車両用電気接続装置。
  4. 請求項3記載の車両用電気接続装置において、
    前記被案内部は、前記摺接面からその曲率半径方向の外側に突出しかつ当該摺接面に沿って延びる突条を有し、前記ユニットケースの背壁は、前記案内面による案内方向と平行に延びかつ前記突条が嵌り込み可能な幅をもつ案内溝を有していてこの案内溝に嵌り込んだ前記突条の幅方向の動きを規制するものであることを特徴とする車両用電気接続装置。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の車両用電気接続装置において、
    前記ユニットケースは、複数の電子ユニットが特定方向に並ぶ配列で当該ユニットケース内に共通の方向に沿って挿入されることが可能な形状を有し、前記案内面は、前記各電子ユニットの挿入方向と直交しかつ前記ユニットケースの並び方向と直交する方向に前記被案内部を案内するものであることを特徴とする車両用電気接続装置。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の車両用電気接続装置において、
    前記ユニットケースは、このユニットケースから前記電子ユニットが抜き出される際に前記回動部材と接触してこの回動部材が前記結合終了位置から前記結合開始位置へ移動するように当該回動部材を案内する逆案内面を有することを特徴とする車両用電気接続装置。
  7. 請求項6記載の車両用電気接続装置において、
    前記回動部材は、その被案内部の近傍部位に当該回動部材の回動中心軸の方向と平行な方向に突出する逆被案内部を有し、前記ユニットケースには、前記案内面と略平行な方向に延びて前記逆被案内部が嵌り込み可能な形状をもつ逆案内溝が形成され、この逆案内溝を規定する面であって前記電子ユニットの挿入方向の上流側の面が前記逆案内面を構成することを特徴とする車両用電気接続装置。
  8. 請求項1〜7のいずれかに記載の車両用電気接続装置において、
    前記回動部材の回動部材側係合部は、当該回動部材が結合開始位置にあるときに前記電子ユニット側に開口する開口端を有するカム溝を含み、このカム溝は当該カム溝内に前記開口端から前記ユニット側係合部が進入可能な幅を有することを特徴とする車両用電気接続装置。
  9. 請求項1〜8のいずれかに記載の車両用電気接続装置において、
    前記回動部材は被係止部を有し、前記ハーネス側コネクタは、前記被係止部と係合することにより前記回動部材を前記結合開始位置に係脱可能に係止する回動部材係止部を有し、この回動部材係止部と前記被係止部との係合が前記ユニットケース内に挿入される電子ユニットにより解除されることを特徴とする車両用電気接続装置。
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