JP2009229927A - オートフォーカス調節装置及び撮像装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】焦点距離が比較的長いカメラにおけるコントラスト方式によるAFを行なう場合で、撮影視野の端に測距視野がある場合においても偽合焦を防止することができるオートフォーカス調節装置及び撮像装置を提供すること。
【解決手段】オートフォーカス調節装置又は撮像装置に、フォーカス評価値がピーク値を取る時点におけるレンズ位置から至近側に所定の間隔だけ離れたレンズ位置にフォーカスレンズ102が位置する時点における焦点検出エリア内の映像と、フォーカス評価値がピーク値を取る時点におけるレンズ位置から無限遠側に所定の間隔だけ離れたレンズ位置にフォーカスレンズ102が位置する時点における焦点検出エリア内の映像と、の相関値を算出し、前記相関値算出手段により算出された相関値が所定値以上の場合、ピーク値に対応するレンズ位置を合焦時のレンズ位置であると決定するシステムコントローラ123を具備させる。
【選択図】 図1A
【解決手段】オートフォーカス調節装置又は撮像装置に、フォーカス評価値がピーク値を取る時点におけるレンズ位置から至近側に所定の間隔だけ離れたレンズ位置にフォーカスレンズ102が位置する時点における焦点検出エリア内の映像と、フォーカス評価値がピーク値を取る時点におけるレンズ位置から無限遠側に所定の間隔だけ離れたレンズ位置にフォーカスレンズ102が位置する時点における焦点検出エリア内の映像と、の相関値を算出し、前記相関値算出手段により算出された相関値が所定値以上の場合、ピーク値に対応するレンズ位置を合焦時のレンズ位置であると決定するシステムコントローラ123を具備させる。
【選択図】 図1A
Description
本発明は、撮像素子からの映像信号を基にフォーカス調整を行なうオートフォーカス調節装置及び撮像装置に関する。
近年、デジタル一眼レフレックスカメラにおいても、被写体の映像を電子ファインダーや表示パネルに表示する所謂ライブビュー表示を行う機能(以降、ライブビュー表示機能と称する)を有する機種が普及しつつある。
このようなライブビュー表示機能を有するカメラによれば、被写体の映像を表示パネルに表示することができる為、ユーザはファインダーを覗かなくても、被写体像やフレーミングの確認をすることができる。
従って、ライブビュー表示機能を有するカメラによれば、特殊な撮影環境における撮影、例えば高所にカメラを置いての撮影や、地面に近い位置にカメラを置いての撮影においても、被写体像やフレーミングを容易に確認して撮影を行なうことができる。
また、ライブビュー表示機能を有するカメラによれば、被写体像を電子映像として表示するため、例えば“黒つぶれ”や“白とび”等の様々な情報を、当該ライブビュー表示上に重畳して表示することができる。
ところで、一般に一眼レフレックスカメラでは、焦点調整方法としては手動で焦点調整を行なうマニュアルフォーカス(適宜、MFと称する)、及び、当該一眼レフレックスカメラ内部に設けられた測距センサを用いてフォーカスのずれを検知して自動で調整を行なうオートフォーカス(適宜、AFと称する)が用いられている。
ここで、ライブビュー表示機能を有する一眼レフレックスカメラにおいては、ライブビュー表示を実行している間は、測距センサを使用することができない。この為、ライブビュー表示の実行時の焦点調整方法には、様々な方法が用いられている。
例えば、一旦ライブビュー表示を停止させ、測距センサによるオートフォーカスを行なった後に撮影を行なう方法や、撮影視野の一部を拡大して合焦状態を視認し易くしてマニュアルフォーカスにより焦点調整を行なう方法等が用いられている。
前者の方法によれば、ファインダー消失時間とレリーズタイムラグが増大してしまうという問題がある。後者の方法によれば、撮影視野全体の確認が不可能になるという問題がある。つまり、両者の方法の何れも、課題を抱えた焦点調整方法である。
このような事情に鑑みて、コンパクトカメラにおいては多く用いられている焦点調整方法である“コントラスト方式”による焦点調整方法を採用する一眼レフレックスカメラが登場し始めている。
ところで、一般に一眼レフレックスカメラは、コンパクトカメラと比較して焦点距離が長い。この為、被写界深度が浅く、また、無限端と至近端とで撮影視野が大きく異なる。
従って、一眼レフレックスカメラにおいてコントラスト方式による焦点調整を行う場合に、コントラスト検出領域を高コントラストな被写体が横切ると、これにより所謂偽山(偽合焦)を検出してしまい、結果として意図しないフォーカス位置を合焦位置であると判定してしまうことがある。
このような偽合焦を防止する為の技術として、例えば特許文献1には次のような技術が開示されている。
すなわち、特許文献1に開示されている技術では、フォーカスレンズを至近端から無限端に移動させながら、撮像信号から低周波成分を除去した映像信号による積算値(焦点評価値)を複数のレンズ位置に対して算出し、焦点評価履歴を第一のフォーカスエリア及び真偽判定のための第2のフォーカスエリアのそれぞれで得る。第2のフォーカスエリアは、第1のフォーカスエリアを完全に含み第1のフォーカスエリアよりも広く設けられる。
これにより、カメラは、第1のフォーカスエリアによる焦点評価値履歴の極大位置、第2のフォーカスエリアの焦点評価値履歴の極大値が合致するか否かを判定し、合致の場合に合焦レンズ位置を算出し、合致しない場合は合焦レンズ位置を算出しないことで、偽合焦を防止する。
特開2005−208274号公報
しかしながら、特許文献1に開示されている技術では、測距視野が撮影視野の中心にある場合は問題は無いが、撮影視野の端に測距視野がある場合には、被写体が撮影視野の中心を基準として、フォーカスの変化に応じて移動するため、フォーカスエリア及び真偽判定のフォーカスエリア共に偽合焦を検出する恐れがある。
本発明は、前記の事情に鑑みて為されたものであり、例えば一眼レフレックスカメラ等の焦点距離が比較的長いカメラにおけるコントラスト方式によるAFで、撮影視野の端に測距視野がある場合においても偽合焦を防止することができるオートフォーカス調節装置及び撮像装置を提供することを目的とする。
前記の目的を達成する為に、本発明の第1の態様によるオートフォーカス調節装置は、駆動されたフォーカスレンズが所定のレンズ位置に位置した時点で撮影視野内の焦点検出エリアにおけるフォーカス評価値を算出する評価値算出手段と、前記フォーカスレンズの駆動に応じて前記評価値算出手段により算出された前記フォーカス評価値に基づいて、前記フォーカス評価値のピーク値を検出するピーク値検出手段と、前記フォーカス評価値が前記ピーク値を取る時点におけるレンズ位置から至近側に所定の間隔だけ離れたレンズ位置に前記フォーカスレンズが位置する時点における前記焦点検出エリア内の映像と、前記フォーカス評価値が前記ピーク値を取る時点におけるレンズ位置から無限遠側に所定の間隔だけ離れたレンズ位置に前記フォーカスレンズが位置する時点における前記焦点検出エリア内の映像と、の相関値を算出する相関値算出手段と、前記相関値算出手段により算出された前記相関値が所定の値以上である場合、前記フォーカス評価値が前記ピーク値を取る時点におけるレンズ位置を、合焦時の前記フォーカスレンズのレンズ位置であると決定する合焦レンズ位置決定手段と、を具備することを特徴とする。
前記の目的を達成する為に、本発明の第2の態様による撮像装置は、駆動されたフォーカスレンズが各々のレンズ位置に位置する時点で撮影視野内の焦点検出エリアにおけるフォーカス評価値を算出する評価値算出手段と、前記評価算出手段により算出された前記フォーカス評価値に基づいて、前記フォーカス評価値のピーク値を検出するピーク値検出手段と、前記フォーカス評価値が前記ピーク値を取る時点におけるレンズ位置から至近側に所定の間隔だけ離れたレンズ位置に前記フォーカスレンズが位置する時点における前記焦点検出エリア内の映像と、前記フォーカス評価値が前記ピーク値を取る時点におけるレンズ位置から無限遠側に所定の間隔だけ離れたレンズ位置に前記フォーカスレンズが位置する時点における前記焦点検出エリア内の映像と、の相関値を算出する相関値算出手段と、前記相関値算出手段により算出された前記相関値が所定の値以上の値である場合、前記フォーカス評価値が前記ピーク値を取る時点におけるレンズ位置を、合焦時の前記フォーカスレンズのレンズ位置であると決定する合焦レンズ位置決定手段と、を具備することを特徴とする。
本発明によれば、例えば一眼レフレックスカメラ等の焦点距離が比較的長いカメラにおけるコントラスト方式によるAFで、撮影視野の端に測距視野がある場合においても偽合焦を防止することができるオートフォーカス調節装置及び撮像装置を提供することができる。
以下、本発明の一実施形態に係るオートフォーカス調節装置及び撮像装置について説明する。なお、本一実施形態においてはオートフォーカス調節装置及び撮像装置としてデジタル一眼レフレックスカメラを想定する。
図1A及び図1Bは、本一実施形態に係るデジタル一眼レフレックスカメラ(以下、カメラと略称する)の構成を示す図である。詳細には、図1Aは通常のフォーカス調整時(位相差検出法によるAF時)の状態における構成を示す図である。一方、図1Bは撮影が行なわれている状態及びライブビュー表示の実行時における構成を示す図である。
図1A及び図1Bに示すように、本一実施形態に係るカメラは、交換レンズ101と、カメラボディ110と、を具備する。
前記交換レンズ101は、当該カメラボディ110の前面に設けられた図示しないカメラマウントを介してカメラボディ110に着脱自在に構成されている。そして、この交換レンズ101は、フォーカスレンズ102及び図示しない撮影光学系と、レンズ駆動部103と、レンズCPU104と、フォーカス調整機構106と、エンコーダ107と、を有する。
前記フォーカスレンズ102は、撮影光学系(不図示)に含まれるフォーカス調整の為のレンズである。前記フォーカスレンズ102は、レンズ駆動部103によってその光軸方向(図1A及び図1Bに示す矢印A方向)に駆動され、撮影光学系(不図示)のフォーカス位置調整を行う。これにより、撮影光学系(不図示)を通過した図示しない被写体からの光束は、カメラボディ110内の撮像素子124上においてピントの合った像を結像する。
前記レンズ駆動部103は、レンズCPU104からのパルス信号によりDCモータでフォーカスレンズ102を駆動する。
前記レンズCPU104は、レンズ駆動部103の制御等を行う制御回路である。このレンズCPU104は、通信コネクタ105を介してカメラボディ110内のシステムコントローラ123と通信可能に構成されている。レンズCPU104からシステムコントローラ123へは、例えばレンズCPU104に予め記憶された、フォーカスレンズの製造ばらつき情報やフォーカスレンズの収差情報等の各種レンズデータが通信される。
前記フォーカス調整機構106は、マニュアルフォーカスモード及びセミオートフォーカスモードにおいて、ユーザが直接にフォーカスレンズ102の駆動を制御するための操作機構である。このフォーカス調整機構106は、至近側(フォーカスレンズ102を含む撮影光学系の主点と結像面の距離が最小。図1A及び図1Bにおいては右側)又は無限遠側(フォーカスレンズ102を含む撮影光学系の主点と結像面の距離が最大。図1A及び図1Bにおいては左側)への駆動方向と駆動量を与えることができる。
前記エンコーダ107は、フォーカス調整機構106の駆動方向及び駆動量をパルス信号として検出してレンズCPU104に伝達する。レンズCPU104は、エンコーダ107からのパルス信号をカウントすることで、駆動量及び駆動方向を検知し、それに応じてフォーカスレンズ102が駆動されるようにレンズ駆動部103を制御する。
ところで、前記カメラボディ110は、メインミラー111と、フォーカシングスクリーン112と、ペンタプリズム113と、接眼レンズ114と、サブミラー116と、コンデンサレンズ117と、全反射ミラー118と、セパレータ絞り119と、セパレータレンズ120と、AFセンサ121と、AFコントローラ122と、システムコントローラ123と、撮像素子124と、表示部125と、メモリカード126と、ロータリースイッチ127と、レリーズ釦128と、設定スイッチ129と、を有する。
なお、前記フォーカシングスクリーン112と、前記ペンタプリズム113と、前記接眼レンズ114と、はファインダー光学系を構成している。同様に、前記コンデンサレンズ117と、前記全反射ミラー118と、前記セパレータ絞り119と、前記セパレータレンズ120と、はAF光学系を構成している。
前記メインミラー111は、回動可能に構成され、その中央部がハーフミラーで構成されたミラーである。このメインミラー111は、ダウン位置(図1−A)にあるときに、交換レンズ101を介してカメラボディ110内に入射する図示しない被写体からの光束の一部を反射し、一部を透過させる。
前記フォーカシングスクリーン112は、メインミラー111で反射された光束が結像される。
前記ペンタプリズム113は、フォーカシングスクリーン112に結像された被写体像を正立像として、接眼レンズ114に入射させる。
前記接眼レンズ114は、ペンタプリズム113からの被写体像を、ユーザが観察可能なように拡大する。このようにして、図示しない被写体の状態を観察することができる。
前記サブミラー116は、メインミラー111のハーフミラー部の背面に設置され、メインミラー111のハーフミラー部を透過した光束をAF光学系の方向に反射する。
前記AF光学系のコンデンサレンズ117は、サブミラー116で反射され、図示しない1次結像面に結像した光束を集光して全反射ミラー118の方向に入射させる。
前記全反射ミラー118は、コンデンサレンズ117からの光束をAFセンサ121の側に反射させる。
前記セパレータ絞り119はAFセンサ121の前面に配され、全反射ミラー118からの光束を瞳分割する。
前記セパレータレンズ120はセパレータ絞り119で瞳分割された光束を集光してAFセンサ121に再結像させる。
前記AFセンサ121は、瞳分割され再結像された視差をもつ被写体像を映像信号に変換する。このAFセンサ121は、撮影画面内の複数の焦点検出エリアにおける焦点状態を検出可能なように構成されている。
前記AFコントローラ122は、AFセンサ121から、対をなす映像信号を読み出し、読み出した映像信号より被写体像の2像間隔値を例えば相関演算によって算出する。このAFコントローラ122により求められた2像間隔値よりデフォーカス量を算出する。また、フォーカス調整時には、複数の測距点に対応して算出されるデフォーカス量の中から、フォーカス調整に使用すべきデフォーカス量を選択し、該選択したデフォーカス量をレンズCPU104に送信する。前記レンズCPU104は、このデフォーカス量に基づいてフォーカスレンズ102のフォーカス調整を行う。このようにして駆動制御手段が構成されている。
前記システムコントローラ123は、図1のカメラの全体の動作を統括的に制御する。また、このシステムコントローラ123は、AFコントローラ122により求められた2像間隔値より算出されるデフォーカス量を記憶する記憶手段としてのメモリを有している。
前記撮像素子124は、メインミラー111が光軸から退避されたときに(図1B参照)、撮影光学系を介して結像される被写体像を映像信号に変換する。この撮像素子124において被写体像が映像信号に変換された場合、システムコントローラ123は、撮像素子124で得られた映像信号に対して種々の画像処理を施した後、これによって得られる画像を表示部125に表示させたり、メモリカード126に格納したりする。
前記設定スイッチ129は、当該カメラボディ110の外装に設けられる設定釦の操作によって状態が切り換わるスイッチであり、ユーザからの各種設定指示をシステムコントローラ123に与える。本一実施形態においては、予備撮影への移行や、予備撮影での結果を基に撮影する本撮影への移行及び、撮影範囲の設定操作も含む。
前記ロータリースイッチ127は、当該カメラボディ110の外装に設けられ、撮影モードによって目的の機能が切り換わるスイッチであり、可動量をシステムコントローラ123に与える。本発明の撮影モードにおいては、撮影範囲の選択に用いる。
前記レリーズ釦128は、当該カメラボディ110の外装に設けられるレリーズ釦128の操作によって状態が切り換わるスイッチであり、AF開始の指示及び撮像開始の指示をシステムコントローラ123に与える。このレリーズ釦128は、1stレリーズスイッチ(不図示)と、2ndレリーズスイッチ(不図示)と、を備えている。レリーズ釦128の半押しによって前記1stレリーズスイッチをオンすることで、AF開始の指示をシステムコントローラ123に与える。そして、レリーズ釦128の全押しによって前記2ndレリーズスイッチをオンすることで、撮像開始の指示をシステムコントローラ123に与える。
図2は、本一実施形態に係るカメラの外観斜視図である。図2において、前記交換レンズ101に設けられた前記フォーカス調整機構106の一部としてのフォーカスリング205は、ユーザによって回転操作される。このフォーカスリング205の駆動方向及び駆動量はエンコーダ107において検出される。
また、ファインダー203は、その内部に図1A及び図1Bに示す前記接眼レンズ114が配されている。ユーザは、このファインダー203を覗くことで被写体を観察することができる。
なお、レリーズ釦128、設定スイッチ129、及びロータリースイッチ127は、それぞれ図1A及図1Bを参照して説明した各々に対応するスイッチを操作するための操作部材である。
図3A乃至図3Eは、ファインダー203におけるファインダー像(撮影視野)の一例を示す図である。同図に示す例では、被写体は3本の線から成るチャート301である。また、同図に示す例では、本一実施形態に係る撮像装置は撮影視野内に9個のフォーカス調整エリアFA1,FA2,FA3,・・・,FA7,FA8,FA9を有する。
図3Cに示すファインダー像が、合焦時におけるファインダー像である。
図3A、図3Bに示すファインダー像は、結像面に対してピントが合っている面がフォーカスレンズ102側にある時(所謂“前ピン”の時)におけるファインダー像である。
図3D、図3Eに示すファインダー像は、結像面に対してピントが合っている面が撮影者側にある時(所謂“後ピン”の時)におけるファインダー像である。
ここで、図4は、図3A乃至図3Eに示すファインダー像と、フォーカスレンズ102の位置と、の対応関係の一例を示す図である。
図4中に示すレンズ位置A〜Eは、それぞれ図3A〜3Eに示すファインダー像を得られる時のレンズ位置を示している。また、図4に示す各々のレンズ位置の下には、それぞれのレンズ位置にフォーカスレンズ102が位置する時のフォーカス調整エリアFA1乃至FA9及びそれらフォーカス調整エリアFA1乃至FA9内の被写体像であるチャート301を示している。
さらに、図5は、各々のフォーカス調整エリアFA1乃至FA9におけるコントラストの算出値を縦軸にとり、フォーカスレンズ102のレンズ位置を横軸にとり、コントラストとレンズ位置との相関関係のグラフを示す図である。
図5に示すように、レンズ位置Cでは、フォーカス調整エリアFA4,FA5,FA6において合焦位置として正しいコントラストのピークを示していることがわかる。レンズ位置Bでは、フォーカス調整エリアFA1,FA2,FA3,FA7,FA8,FA9においてピークを示しているが、実際には合焦位置ではない為、誤ったコントラストのピーク(偽山)として当該ピークを検出している。
なお、図5に示す上述したピーク(合焦、偽山)に対応する各々のレンズ位置の下には、それらレンズ位置の前後のレンズ位置におけるフォーカス調整エリアFA1,FA5内の被写体表示(チャート301)を示している。
すなわち、同図から分かるように、偽山のピーク(レンズ位置B)に対応するレンズ位置の前後のレンズ位置(レンズ位置Aとレンズ位置Cと)におけるフォーカス調整エリアFA1内の被写体表示(チャート301)には、互いに全く相関関係が無い。
他方、合焦のピーク(レンズ位置C)に対応するレンズ位置の前後のレンズ位置(レンズ位置Bとレンズ位置Dと)におけるフォーカス調整エリアFA5内の被写体表示(チャート301)は相関関係を有する。
この相関関係を利用して、本一実施形態に係るオートフォーカス調節装置及び撮像装置では、ライブビュー表示中におけるオートフォーカス制御を行う。
以下、本一実施形態に係るオートフォーカス調節装置及び撮像装置のシステムコントローラ123による、ライブビュー表示中におけるオートフォーカス制御について、図6A及び図6Bに示すフローチャートを参照して説明する。
まず、ユーザにより、ライブビュー表示を行うライブビューモードに設定される(ステップS1)。このステップS1では、ユーザにより、例えば表示部125のメニュー表示画面を参照して設定スイッチ129が操作され、ライブビューモードに設定される。
ライブビューモードに移行すると、表示部125には、交換レンズ101を介して撮像素子124に結像された被写体像を表示させる。
その後、ユーザによりレリーズ釦128が半押しされ、1stレリーズスイッチがONされたか否かを判定する(ステップS2)。このステップS2をNOに分岐する場合には、再びステップS2に戻る。つまり、このステップS2は、1stレリーズスイッチがONされるのを待つステップである。
前記ステップS2をYESに分岐する場合、以下の一連のフォーカス調整処理を開始する。
まず、レンズCPU104との通信を介して、フォーカスレンズ102を無限遠側又は至近端側に移動させると共に、エンコーダ107によって検出されたレンズ位置を取得する(ステップS3)。
さらに、このステップS3におけるフォーカスレンズ102の駆動と並行して、撮像素子124によって、フォーカスレンズ102により結像した被写体像を映像信号に変換する(ステップS4)。
続いて、撮像素子124からの映像信号を表示部125に出力表示させると共に、被写体像の輝度成分を抽出し、その評価値を算出する(ステップS5)。ここでは評価値としてコントラスト値を用いるとする。
なお、このコントラスト値は、抽出された輝度成分のデータであり、各フォーカス調整領域内での最大値と最小値との差を取ることで、算出することができる。
そして、前記ステップS5において算出した評価値と、フォーカスレンズ102のレンズ位置と、を関連付けて、当該システムコントローラ123内のメモリに記録する(ステップS6)。
以上説明したステップS3乃至ステップS6の一連の調整処理を繰り返し行うことで、上述した図5に示すようなフォーカスレンズ102のレンズ位置とコントラストとの関係を得ることができる。
そして、この関係を参照して、コントラストのピークを検出したか否かを判定する(ステップS7)。このステップS7をNOに分岐する場合は、前記ステップS3に移行する。つまり、コントラストのピークを検出するまで上述したステップS3乃至ステップS6における一連の処理を行う。
一方、前記ステップS7をYESに分岐する場合は、コントラストがピークを取る時点のレンズ位置の前後のレンズ位置におけるフォーカス調整エリア内の映像(被写体表示)の相関値を算出する(ステップS8)。
続いて、前記ステップS8において算出した相関値に基づいて、コントラストがピークを取る時のレンズ位置の前後のレンズ位置におけるフォーカス調整エリア内の映像(被写体表示)同士に相関性が有るか否かを判定する(ステップS9)。
前記ステップS9をNOに分岐する場合は、当該コントラストのピークに対応するレンズ位置は、合焦位置としての信頼性は無いと判定して(ステップS11)、当該オートフォーカス制御の処理を終了する。
前記ステップS9をYESに分岐する場合は、当該コントラストのピークに対応するレンズ位置に、フォーカスレンズ102の位置を合わせる(ステップS10)。
以下、前記ステップS7乃至前記ステップS11における一連の処理を、図5に示す例を参照して具体的に説明する。
ここで、上述したように、図5に示す例ではフォーカスレンズ102の位置がレンズ位置B及びレンズ位置Cの時に、コントラストのピークが検出されている。
≪レンズ位置Cについて≫
フォーカス調整エリアFA5内の映像(被写体表示)に関して、直前のレンズ位置であるレンズ位置Bの時と、直後のレンズ位置であるレンズ位置Dの時と、の相関値を算出し、相関性を判定する。図5に示す例では相関性が有る(合焦の信頼性有り)と判定し、レンズ位置Cにフォーカスレンズ102を合わせる。
フォーカス調整エリアFA5内の映像(被写体表示)に関して、直前のレンズ位置であるレンズ位置Bの時と、直後のレンズ位置であるレンズ位置Dの時と、の相関値を算出し、相関性を判定する。図5に示す例では相関性が有る(合焦の信頼性有り)と判定し、レンズ位置Cにフォーカスレンズ102を合わせる。
≪レンズ位置Bについて≫
フォーカス調整エリアFA1内の映像(被写体表示)に関して、直前のレンズ位置であるレンズ位置Aの時と、直後のレンズ位置であるレンズ位置Cの時と、の相関値を算出し、相関性を判定する。図5に示す例では相関性が無い(合焦の信頼性無し)と判定し、レンズ位置Bを、フォーカスレンズ102を合わせる対象から外す。
フォーカス調整エリアFA1内の映像(被写体表示)に関して、直前のレンズ位置であるレンズ位置Aの時と、直後のレンズ位置であるレンズ位置Cの時と、の相関値を算出し、相関性を判定する。図5に示す例では相関性が無い(合焦の信頼性無し)と判定し、レンズ位置Bを、フォーカスレンズ102を合わせる対象から外す。
ところで、図7は、本一実施形態に係るオートフォーカス調節装置及び撮像装置によって撮影を行う場合の、表示部125における一表示例を示す図である。
図7に示す例では、フォーカス調整エリアFA5に対してピントが合っている状態であるが、それ以外のフォーカス調整エリアに対しては、前ピンを示す表示(上に凸の三角形状の記号)や、後ピン(下に凸の三角形状の記号)を示す表示が、重畳して表示されている。
図8は、図7に示す例における、コントラストと、フォーカスレンズ102の位置と、の関係を示す図である。この関係は、上述したように前記ステップS3乃至前記ステップS6における一連の処理を行うことで取得できる。なお、本例においては、フォーカスレンズ102を至近側から無限遠側に向かって駆動する。
図8に示すように、フォーカス調整エリアFA8,FA9では、レンズ駆動に伴ってコントラスト値が減少しており、上述した所謂“前ピン”の状態であることが分かる。一方、フォーカス調整エリアFA1、FA2、FA3,FA4、FA6、及びFA7では、レンズ駆動に伴ってコントラストが上昇しているので、上述した所謂“後ピン”の状態であることが分かる。
このようにして取得した“合焦”、“前ピン”、及び“後ピン”等の合焦状態を示す情報を、図7に示すように被写体映像に重畳して表示部125に表示する。
なお、焦点状態の判定方法は例えば以下の通りである。
・フォーカスレンズ102を無限遠側に駆動中(本例と同様の駆動)に、コントラストが下降した場合は“後ピン”
・フォーカスレンズ102を無限遠側に駆動中(本例と同様の駆動)に、コントラストが上昇した場合は“前ピン”
・フォーカスレンズ102を至近側に駆動中に、コントラストが下降した場合は“前ピン”
・フォーカスレンズ102を至近側に駆動中に、コントラストが上昇した場合は“後ピン”
以上説明したように、本一実施形態によれば、例えば一眼レフレックスカメラ等の焦点距離が比較的長いカメラにおけるコントラスト方式によるAF処理で、撮影視野の端に測距視野がある場合においても偽合焦を防止することができるオートフォーカス調節装置及び撮像装置を提供することができる。
・フォーカスレンズ102を無限遠側に駆動中(本例と同様の駆動)に、コントラストが上昇した場合は“前ピン”
・フォーカスレンズ102を至近側に駆動中に、コントラストが下降した場合は“前ピン”
・フォーカスレンズ102を至近側に駆動中に、コントラストが上昇した場合は“後ピン”
以上説明したように、本一実施形態によれば、例えば一眼レフレックスカメラ等の焦点距離が比較的長いカメラにおけるコントラスト方式によるAF処理で、撮影視野の端に測距視野がある場合においても偽合焦を防止することができるオートフォーカス調節装置及び撮像装置を提供することができる。
また、AF処理にかかる計算量、データ量をおさえた構成であるので、撮影視野内に複数のフォーカス調整領域を持つ場合でも合焦検出までに要する時間の増加量が少なく、結果としてシャッターチャンスを逃しにくくなる。
さらに、遠近の混在する複雑な被写体に対しても合焦を検出できる。
このように、一眼レフレックスカメラ特有の様々な撮影シーンに対応できる。
すなわち、本一実施形態に係るオートフォーカス調節装置及び撮像装置のフォーカス制御によれば、コントラストがピークを取るレンズ位置の近傍のレンズ位置における画像同士を比較して、当該コントラストのピークの信頼性(合焦信頼性)を判定する。これにより、演算時間を増加させずに偽合焦を防止することができる。
(付記)
前記の具体的実施形態から、以下のような構成の発明を抽出することができる。
前記の具体的実施形態から、以下のような構成の発明を抽出することができる。
(1) 複数のレンズ位置へ駆動されるフォーカスレンズに応じて、該フォーカスレンズが各々のレンズ位置に位置する時点の焦点検出エリアにおけるフォーカス評価値を算出する評価値算出手段と、
前記評価算出手段により算出された前記フォーカス評価値に基づいて、前記フォーカス評価値のピーク値を検出するピーク値検出手段と、
前記ピーク値を取る時点におけるレンズ位置から至近側に所定の間隔だけ離れたレンズ位置に前記フォーカスレンズが位置する時点における前記焦点検出エリア内の映像と、前記ピーク値を取る時点におけるレンズ位置から無限遠側に所定の間隔だけ離れたレンズ位置に前記フォーカスレンズが位置する時点における前記焦点検出エリア内の映像と、の相関値を算出する相関値算出手段と、
前記相関値算出手段により算出された前記相関値が所定値以上の値である場合、前記ピーク値を取る時点におけるレンズ位置を、合焦時のレンズ位置であると決定する合焦レンズ位置決定手段と、
を具備することを特徴とするオートフォーカス調節装置。
前記評価算出手段により算出された前記フォーカス評価値に基づいて、前記フォーカス評価値のピーク値を検出するピーク値検出手段と、
前記ピーク値を取る時点におけるレンズ位置から至近側に所定の間隔だけ離れたレンズ位置に前記フォーカスレンズが位置する時点における前記焦点検出エリア内の映像と、前記ピーク値を取る時点におけるレンズ位置から無限遠側に所定の間隔だけ離れたレンズ位置に前記フォーカスレンズが位置する時点における前記焦点検出エリア内の映像と、の相関値を算出する相関値算出手段と、
前記相関値算出手段により算出された前記相関値が所定値以上の値である場合、前記ピーク値を取る時点におけるレンズ位置を、合焦時のレンズ位置であると決定する合焦レンズ位置決定手段と、
を具備することを特徴とするオートフォーカス調節装置。
(実施形態との対応)
前記フォーカスレンズには例えばフォーカスレンズ102が対応し、前記焦点検出エリアには例えばフォーカス調整エリアFA1,FA2,FA3,FA4,FA5,FA6,FA7,FA8,FA9が対応し、前記評価値算出手段、前記ピーク値検出手段、前記相関値算出手段、及び前記合焦レンズ位置決定手段には例えばシステムコントローラ123が対応する。
前記フォーカスレンズには例えばフォーカスレンズ102が対応し、前記焦点検出エリアには例えばフォーカス調整エリアFA1,FA2,FA3,FA4,FA5,FA6,FA7,FA8,FA9が対応し、前記評価値算出手段、前記ピーク値検出手段、前記相関値算出手段、及び前記合焦レンズ位置決定手段には例えばシステムコントローラ123が対応する。
(作用)
フォーカスレンズにより結像され、撮像素子124により光電変換された映像データを、システムコントローラ123は輝度成分に分離し、この輝度成分に基づいてコントラストを算出する。これらの処理を、フォーカスレンズ102を駆動しながら行っていき、コントラストのピーク値を検出する。ここで、検出したピーク値に対応するレンズ位置よりも所定の間隔だけ無限遠側のレンズ位置において取得した映像と、検出したピーク値に対応するレンズ位置よりも所定の間隔だけ至近側の映像と、を比較し、これらに相関性が有る場合には、当該レンズ位置を合焦位置とする。他方、相関性が無い場合には、偽合焦であると判定する。
フォーカスレンズにより結像され、撮像素子124により光電変換された映像データを、システムコントローラ123は輝度成分に分離し、この輝度成分に基づいてコントラストを算出する。これらの処理を、フォーカスレンズ102を駆動しながら行っていき、コントラストのピーク値を検出する。ここで、検出したピーク値に対応するレンズ位置よりも所定の間隔だけ無限遠側のレンズ位置において取得した映像と、検出したピーク値に対応するレンズ位置よりも所定の間隔だけ至近側の映像と、を比較し、これらに相関性が有る場合には、当該レンズ位置を合焦位置とする。他方、相関性が無い場合には、偽合焦であると判定する。
(効果)
偽合焦を防止することができ、且つAF処理に係る時間の増加及び苦手被写体の無いオートフォーカス調節装置及び撮像装置を提供することができる。また、フォーカス調整エリア付近に高コントラストな被写体がある場合の偽合焦を防止でき、且つ演算量の増加を抑止することができる。
偽合焦を防止することができ、且つAF処理に係る時間の増加及び苦手被写体の無いオートフォーカス調節装置及び撮像装置を提供することができる。また、フォーカス調整エリア付近に高コントラストな被写体がある場合の偽合焦を防止でき、且つ演算量の増加を抑止することができる。
(2) 撮影視野内に設けられた1つ以上の焦点検出エリアと、
複数のレンズ位置へ駆動されるフォーカスレンズに応じて、該フォーカスレンズが各々のレンズ位置に位置する時点の、各々の前記焦点検出エリアにおけるフォーカス評価値を算出する評価値算出手段と、
各々の前記焦点検出エリアについて、前記フォーカス評価値に基づいて前記フォーカス評価値のピーク値を検出するピーク値検出手段と、
各々の前記焦点検出エリアについて、前記ピーク値を取る時点におけるレンズ位置から至近側に所定の間隔だけ離れたレンズ位置に前記フォーカスレンズが位置する時点における前記焦点検出エリア内の映像と、前記ピーク値を取る時点におけるレンズ位置から無限遠側に所定の間隔だけ離れたレンズ位置に前記フォーカスレンズが位置する時点における前記焦点検出エリア内の映像と、の相関値を算出する相関値算出手段と、
各々の前記焦点検出エリア毎に、前記相関値算出手段により算出された前記相関値が所定値以上の値であるか否かを判定し、前記相関値算出手段により算出された前記相関値が所定値以上の値であると判定した場合には、前記ピーク値を取る時点におけるレンズ位置を、各々の前記焦点検出エリアにおける合焦時のレンズ位置であると決定する合焦レンズ位置決定手段と、
を具備することを特徴とするオートフォーカス調節装置。
複数のレンズ位置へ駆動されるフォーカスレンズに応じて、該フォーカスレンズが各々のレンズ位置に位置する時点の、各々の前記焦点検出エリアにおけるフォーカス評価値を算出する評価値算出手段と、
各々の前記焦点検出エリアについて、前記フォーカス評価値に基づいて前記フォーカス評価値のピーク値を検出するピーク値検出手段と、
各々の前記焦点検出エリアについて、前記ピーク値を取る時点におけるレンズ位置から至近側に所定の間隔だけ離れたレンズ位置に前記フォーカスレンズが位置する時点における前記焦点検出エリア内の映像と、前記ピーク値を取る時点におけるレンズ位置から無限遠側に所定の間隔だけ離れたレンズ位置に前記フォーカスレンズが位置する時点における前記焦点検出エリア内の映像と、の相関値を算出する相関値算出手段と、
各々の前記焦点検出エリア毎に、前記相関値算出手段により算出された前記相関値が所定値以上の値であるか否かを判定し、前記相関値算出手段により算出された前記相関値が所定値以上の値であると判定した場合には、前記ピーク値を取る時点におけるレンズ位置を、各々の前記焦点検出エリアにおける合焦時のレンズ位置であると決定する合焦レンズ位置決定手段と、
を具備することを特徴とするオートフォーカス調節装置。
(作用)
撮影視野を複数の領域に分割し、その領域ごとに評価値を算出する。
撮影視野を複数の領域に分割し、その領域ごとに評価値を算出する。
(効果)
上記(1)に記載のオートフォーカス調節装置と同様の効果を奏する上に、撮影視野内の一部にピントを合わせることが可能で、対応できる撮影シーンの幅がより広がる。
上記(1)に記載のオートフォーカス調節装置と同様の効果を奏する上に、撮影視野内の一部にピントを合わせることが可能で、対応できる撮影シーンの幅がより広がる。
(3) 各々の前記焦点検出エリア毎に、前記焦点検出エリアの前記フォーカス評価値の増減状態を検出し、且つ、前記増減状態及び前記レンズの駆動方向に基づいて、当該焦点検出エリアにおけるフォーカス状態を検出するフォーカス状態検出手段と、
各々の前記焦点検出エリア毎に、前記フォーカス状態と、当該焦点検出エリア内の映像と、を重畳させて表示する表示手段と、
を含むことを特徴とする(2)に記載のオートフォーカス調節装置。
各々の前記焦点検出エリア毎に、前記フォーカス状態と、当該焦点検出エリア内の映像と、を重畳させて表示する表示手段と、
を含むことを特徴とする(2)に記載のオートフォーカス調節装置。
(作用)
フォーカスレンズの駆動方向とコントラストの変化とに基づいて、フォーカスに関して合焦状態以外の焦点状態を、表示手段上で映像に重畳して表示する。
フォーカスレンズの駆動方向とコントラストの変化とに基づいて、フォーカスに関して合焦状態以外の焦点状態を、表示手段上で映像に重畳して表示する。
以上一実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で、種々の変形及び応用が可能なことは勿論である。
さらに、上述した実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件の適当な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成も発明として抽出され得る。
A,B,C,D…レンズ位置、 FA1,FA2,FA3,FA4,FA5,FA6,FA7,FA8,FA9…フォーカス調整エリア、 101…交換レンズ、 102…フォーカスレンズ、 103…レンズ駆動部、 104…レンズCPU、 105…通信コネクタ、 106…フォーカス調整機構、 107…エンコーダ、 110…カメラボディ、 111…メインミラー、 112…フォーカシングスクリーン、 113…ペンタプリズム、 114…接眼レンズ、 116…サブミラー、 117…コンデンサレンズ、 118…全反射ミラー、 120…セパレータレンズ、 121…AFセンサ、 122…AFコントローラ、 123…システムコントローラ、 124…撮像素子、 125…表示部、 126…メモリカード、 127…ロータリースイッチ、 128…レリーズ釦、 129…設定スイッチ、 203…ファインダー、 205…フォーカスリング、 208…表示モニタ、 301…チャート。
Claims (6)
- 駆動されたフォーカスレンズが所定のレンズ位置に位置した時点で撮影視野内の焦点検出エリアにおけるフォーカス評価値を算出する評価値算出手段と、
前記フォーカスレンズの駆動に応じて前記評価値算出手段により算出された前記フォーカス評価値に基づいて、前記フォーカス評価値のピーク値を検出するピーク値検出手段と、
前記フォーカス評価値が前記ピーク値を取る時点におけるレンズ位置から至近側に所定の間隔だけ離れたレンズ位置に前記フォーカスレンズが位置する時点における前記焦点検出エリア内の映像と、前記フォーカス評価値が前記ピーク値を取る時点におけるレンズ位置から無限遠側に所定の間隔だけ離れたレンズ位置に前記フォーカスレンズが位置する時点における前記焦点検出エリア内の映像と、の相関値を算出する相関値算出手段と、
前記相関値算出手段により算出された前記相関値が所定の値以上である場合、前記フォーカス評価値が前記ピーク値を取る時点におけるレンズ位置を、合焦時の前記フォーカスレンズのレンズ位置であると決定する合焦レンズ位置決定手段と、
を具備することを特徴とするオートフォーカス調節装置。 - 撮影視野内に設けられた1つ以上の焦点検出エリアと、
駆動されたフォーカスレンズが所定のレンズ位置に位置した時点で前記焦点検出エリアにおけるフォーカス評価値を算出する評価値算出手段と、
各々の前記焦点検出エリアについて、前記フォーカス評価値に基づいて前記フォーカス評価値のピーク値を検出するピーク値検出手段と、
各々の前記焦点検出エリアについて、前記フォーカス評価値が前記ピーク値を取る時点におけるレンズ位置から至近側に所定の間隔だけ離れたレンズ位置に前記フォーカスレンズが位置する時点における前記焦点検出エリア内の映像と、前記フォーカス評価値が前記ピーク値を取る時点におけるレンズ位置から、無限遠側に所定の間隔だけ離れたレンズ位置に前記フォーカスレンズが位置する時点における前記焦点検出エリア内の映像と、の相関値を算出する相関値算出手段と、
各々の前記焦点検出エリア毎に、前記相関値算出手段により算出された前記相関値が所定の値以上であるか否かを判定し、前記相関値算出手段により算出された前記相関値が所定の値以上であると判定した場合には、前記フォーカス評価値が前記ピーク値を取る時点におけるレンズ位置を、各々の前記焦点検出エリアにおける合焦時の前記フォーカスレンズのレンズ位置であると決定する合焦レンズ位置決定手段と、
を具備することを特徴とするオートフォーカス調節装置。 - 各々の前記焦点検出エリア毎に前記フォーカス評価値の増減状態を検出し、且つ、前記増減状態及び前記フォーカスレンズの駆動方向に基づいて、各々の前記焦点検出エリアにおけるフォーカス状態を検出するフォーカス状態検出手段と、
各々の前記焦点検出エリアについて、前記フォーカス状態と、当該焦点検出エリア内の映像と、を重畳させて表示する表示手段と、
を含むことを特徴とする請求項2に記載のオートフォーカス調節装置。 - 駆動されたフォーカスレンズが各々のレンズ位置に位置する時点で撮影視野内の焦点検出エリアにおけるフォーカス評価値を算出する評価値算出手段と、
前記評価算出手段により算出された前記フォーカス評価値に基づいて、前記フォーカス評価値のピーク値を検出するピーク値検出手段と、
前記フォーカス評価値が前記ピーク値を取る時点におけるレンズ位置から至近側に所定の間隔だけ離れたレンズ位置に前記フォーカスレンズが位置する時点における前記焦点検出エリア内の映像と、前記フォーカス評価値が前記ピーク値を取る時点におけるレンズ位置から無限遠側に所定の間隔だけ離れたレンズ位置に前記フォーカスレンズが位置する時点における前記焦点検出エリア内の映像と、の相関値を算出する相関値算出手段と、
前記相関値算出手段により算出された前記相関値が所定の値以上の値である場合、前記フォーカス評価値が前記ピーク値を取る時点におけるレンズ位置を、合焦時の前記フォーカスレンズのレンズ位置であると決定する合焦レンズ位置決定手段と、
を具備することを特徴とする撮像装置。 - 撮影視野内に設けられた1つ以上の焦点検出エリアと、
駆動されたフォーカスレンズが各々のレンズ位置に位置する時点の、各々の前記焦点検出エリアにおけるフォーカス評価値を算出する評価値算出手段と、
各々の前記焦点検出エリアについて、前記フォーカス評価値に基づいて前記フォーカス評価値のピーク値を検出するピーク値検出手段と、
各々の前記焦点検出エリアについて、前記フォーカス評価値が前記ピーク値を取る時点におけるレンズ位置から至近側に所定の間隔だけ離れたレンズ位置に前記フォーカスレンズが位置する時点における前記焦点検出エリア内の映像と、前記フォーカス評価値が前記ピーク値を取る時点におけるレンズ位置から無限遠側に所定の間隔だけ離れたレンズ位置に前記フォーカスレンズが位置する時点における前記焦点検出エリア内の映像と、の相関値を算出する相関値算出手段と、
各々の前記焦点検出エリア毎に、前記相関値算出手段により算出された前記相関値が所定の値以上の値であるか否かを判定し、前記相関値算出手段により算出された前記相関値が所定の値以上の値であると判定した場合には、前記フォーカス評価値が前記ピーク値を取る時点におけるレンズ位置を、各々の前記焦点検出エリアにおける合焦時の前記フォーカスレンズのレンズ位置であると決定する合焦レンズ位置決定手段と、
を具備することを特徴とする撮像装置。 - 各々の前記焦点検出エリア毎に、前記焦点検出エリアにおける前記フォーカス評価値の増減状態を検出し、且つ、前記増減状態及び前記レンズの駆動方向に基づいて、当該焦点検出エリアにおけるフォーカス状態を検出するフォーカス状態検出手段と、
各々の前記焦点検出エリアについて、前記フォーカス状態と、当該焦点検出エリア内の映像と、を重畳させて表示する表示手段と、
を含むことを特徴とする請求項5に記載の撮像装置。
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2009
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