JP2009229746A - 面発光装置および画像表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】輝度の均一性を向上することができる面発光装置および画像表示装置を提供すること。
【解決手段】面発光装置10は、レーザ光を出射する少なくとも一つの半導体レーザ光源を含むレーザ光源1と、入射面からレーザ光を導光して出射面から面発光させる導光板8と、レーザ光源1から出射されたレーザ光の強度分布を、導光板8の入射端面8aの長手方向において略均一な強度分布に変換する強度分布変換部5とを有する。導光板8の入射端面8aに入射する前記半導体レーザから出射したレーザ光の速軸方向は、導光板8の入射端面8aの長手方向と一致している。
【選択図】図1

Description

本発明は、面発光装置および画像表示装置に関する。
近年、携帯電話や情報機器などの普及に伴い、薄型で高品位な画面表示装置が要望されている。そして、そのような画面表示装置を実現するために、レーザを光源とした薄型で色再現性の良い液晶表示素子が提案されている(特許文献1、特許文献2)。
特許文献1に記載されたカラー表示素子は、液晶パネルを照明するバックライトを、導光板と、この導光板の任意の面に配置される3原色の各色に対応する複数のレーザ光源と、導光板の内部に配置された乱反射粒子と、導光板の側面および底面に配置された反射板とから構成することにより、色純度の高い光でカラー表示を行うことができるようにしている。
また、特許文献2に記載された平面光源は、レーザ光源の出射光を所定方向に略平行に反射させる反射部材と、この反射部材で反射した反射光を略直角方向に反射させる偏光部材とから構成することにより、1個のレーザ光により簡単な構成でコリメート平面光源を得ることができるようにしている。
特開平11−237631号公報 特開2002−169480号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたカラー表示素子においては、略点光源であるレーザを導光板の側面に配置するため、輝度ムラが生じやすいという問題がある。また、特許文献2に記載された平面光源においては、反射部材として反射型体積ホログラム用いているため、製作誤差に敏感であり、輝度の均一性を高くすることが困難であるという問題がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、輝度の均一性を向上することができる面発光装置および画像表示装置を提供することを目的とする。
本発明の面発光装置は、レーザ光を出射する少なくとも一つの半導体レーザ光源を含むレーザ光源部と、入射面からレーザ光を導光して出射面から面発光させる導光板と、前記レーザ光源部から出射されたレーザ光の強度分布を、前記導光板の入射面の長手方向において略均一な強度分布に変換する強度分布変換部と、を有し、前記導光板の入射面に入射する前記半導体レーザから出射したレーザ光の速軸方向は、前記導光板の入射面の長手方向と一致している、構成を採る。
本発明の画像表示装置は、上記構成の面発光装置と、前記導光板の出射面側に配置された表示パネルと、を有する構成を採る。
本発明によれば、輝度の均一性を向上することができる。
(実施の形態1)
<面発光装置の構成>
図1は、本発明の実施の形態1に係る面発光装置の概略構成を示す断面図である。図2は、図1の要部の概略構成を示す図1に垂直な方向の断面図である。
図1および図2に示す面発光装置10は、レーザ光源部1、ビーム成形部2、色合成プリズム3、折り曲げミラー4、第1非球面レンズ素子5、第2非球面レンズ素子6、シリンドリカルレンズ素子7、および導光板8を有する。なお、ここでは、図1および図2に示すように、導光板8の入射端面8aの短手方向および長手方向をそれぞれX軸およびY軸とし、このX軸およびY軸に直交する方向をZ軸とする。図1は、面発光装置10のXZ平面に沿う断面図であり、図2は、図1の面発光装置10のうち第1非球面レンズ素子5から導光板8までのYZ平面に沿う断面図である。
図1において、レーザ光源部1は、3原色(赤、緑、青)の各色に対応する波長のレーザ光を出射する3つの半導体レーザ光源(以下単に「半導体レーザ」という)1a、1b、1cから構成されている。例えば、半導体レーザ1aは、波長635nmの赤色のレーザ光を出射する半導体レーザである。また、半導体レーザ1bは、波長532nmの緑色のレーザ光を出射する半導体レーザである。また、半導体レーザ1cは、波長450nmの青色のレーザ光を出射する半導体レーザである。後述するように、半導体レーザ1a〜1cから出射されるレーザ光は、ビームの拡がり角が大きい方向(速軸方向)と、ビームの拡がり角が小さい方向(遅軸方向)とを有する。本実施の形態では、輝度の均一性を高くするため、導光板8の入射端面8aに入射するレーザ光の速軸方向と導光板8の入射端面8aの長手方向とが一致するように半導体レーザ1a〜1cを配置している。この原理は、後で詳しく説明する。
ビーム成形部2は、レーザ光源部1から出射されたレーザ光を所定のビーム形状に成形するビーム成形レンズ素子2a、2b、2cから構成されている。レーザ光のビーム成形は、例えば、レーザ光のビーム径および発散角(波面の曲率半径)をそれぞれ所望の値に制御することによって行われる。本実施の形態では、各半導体レーザ1a、1b、1cに対応してビーム成形レンズ素子2a、2b、2cがそれぞれ設けられている。すなわち、各ビーム成形レンズ素子2a〜2cは、対応する半導体レーザ1a〜1cからのレーザ光のビーム径および発散角を所望の値に制御して、そのレーザ光を所定のビーム形状に成形する。例えば、図1の例では、各ビーム成形レンズ素子2a〜2cは、対応する半導体レーザ1a〜1cからのレーザ光を、ビーム径がAである平行ビームに変換している(後述する図3(A)参照)。各半導体レーザ1a〜1cから出射され対応するビーム成形レンズ素子2a〜2cによりビーム成形されたレーザ光(平行光)9a、9b、9cは、色合成プリズム3に入射される。
色合成プリズム3は、レーザ光源部1(半導体レーザ1a〜1c)から出射されビーム成形レンズ素子2a〜2cによりビーム成形されたレーザ光9a〜9cを合成して、1本のレーザ光9を出射する。この合成されたレーザ光9は、折り曲げミラー4により光路が変更されて(図1の例では、90°折り曲げられて)、順に、第1非球面レンズ素子5、第2非球面レンズ素子6、シリンドリカルレンズ素子7、および導光板8に入射する。
第1非球面レンズ素子5は、強度分布変換部を構成する強度分布変換素子として機能し、レーザ光源部1から出射されたレーザ光(ここでは、合成されたレーザ光9)の強度分布を、導光板8の入射端面8aの長手方向において略均一な強度分布に変換する。
具体的には、例えば、第1非球面レンズ素子5は、Y軸方向にのみパワーを有する非球面レンズ素子である(図2参照)。すなわち、第1非球面レンズ素子5は、強度分布がガウス分布であるビーム径Aの平行ビームのY軸方向の強度分布を略均一な強度分布に変換し、第2非球面レンズ素子6へ入射する位置においてビーム幅を導光板8の入射端面8aの長手方向の幅Bに略等しい幅に変換する。図3(A)は、第1非球面レンズ素子5の入射面近傍におけるレーザ光9のY軸方向の強度分布の一例を示す図である。図3(B)は、第2非球面レンズ素子6へ入射する位置におけるレーザ光9のY軸方向の強度分布の一例を示す図である。図3(A)および図3(B)に示すように、第1非球面レンズ素子5は、レーザ光9のY軸方向の強度分布を、ビーム径Aのガウス分布から幅Bの均一な分布に変換する。
なお、本実施の形態では、強度分布変換部を構成する強度分布変換素子として非球面レンズ素子を用いているが、これに限定されない。例えば、強度分布変換部を構成する強度分布変換素子として、非球面ミラーを用いることも可能である。
なお、本実施の形態によれば、各半導体レーザ1a〜1cから出射され対応するビーム成形レンズ素子2a〜2cによりビーム成形されたレーザ光9a〜9cは、色合成プリズム3によって1本のレーザ光9に合成されたが、レーザ光9a〜9cのうち少なくとも一部は、1つのレーザ光に合成されることなく、独立して、対応する強度分布変換素子に入射されてもよい。
第2非球面レンズ素子6も、Y軸方向にのみパワーを有する非球面レンズ素子である(図2参照)。第2非球面レンズ素子6は、導光板8に入射するレーザ光9を導光板8の入射端面8aの長手方向に対する略平行入射光に変換するためのレンズ素子である。すなわち、第2非球面レンズ素子6は、第1非球面レンズ素子5により発散光にされたレーザ光9を再び平行光に変換する機能を有する。
一方、シリンドリカルレンズ素子7は、X軸方向にのみパワーを有するレンズ素子である(図1参照)。シリンドリカルレンズ素子7は、導光板8の入射端面8aの短手方向における発散角を変更するためのレンズ素子である。すなわち、シリンドリカルレンズ素子7は、導光板8に入射するレーザ光9のX軸方向を収束光または発散光に変換する機能を有する。
このように、第1非球面レンズ素子5、第2非球面レンズ素子6、およびシリンドリカルレンズ素子7を組み合わせた光学系を設けることにより、導光板8の入射端面8aに入射するレーザ光9は、Y軸方向における強度分布が略均一になるとともに、X軸方向が収束光または発散光になり、Y軸方向が略平行光になる。したがって、この光学系を最適化することにより、レーザ光源部1から出射されたレーザ光9を、Y軸方向に略均一な分布で、かつ、導光板8の入射端面8aの長手方向および短手方向の各幅に合わせて効率的に、導光板8の入射端面8aに導くことができる。
導光板8は、入射端面8aからレーザ光9を導光して出射面である前面8bからレーザ光を出射して平面状に発光する。導光板8は、例えば、PMMA(アクリル樹脂)やPC(ポリカーボネート)、COP(シクロオレフィンポリマー)などから形成されている。
また、導光板8は、例えば、前面8bに光拡散層が配置され、背面8cに反射シートが配置されている。光拡散層は、光拡散材を含む透光性樹脂から形成されている。光拡散層としては、例えば、ポリエチレンテレフタラートに微細凹凸を設けたものや、乱反射させる白色インクを前面8bに印刷したものが用いられる。このとき、光拡散層の拡散度合いは、微細凹凸の大きさを調整したり、白色インクによる各ドットの大きさを調整したりすることによって、変化させることができる。また、反射シートとしては、金属フィルムを用いてもよいし、背面8cに金属を蒸着させてもよい。
ここで、導光板8の前面8bの拡散度合いの分布は、導光板8の前面8bから出射するレーザ光9の輝度が一様になるように形成されている。具体的には、導光板8の前面8bに形成される光拡散層は、Z軸方向の輝度を均一にするため、導光板8の入射端面8aからのZ軸方向の距離に応じて拡散度合いを変化させた構成を有する。例えば、ここでは、導光板8の入射端面8aから遠ざかるほど拡散度合いを大きくすることにより、Z軸方向の輝度を均一にしている。
導光板8に入射したレーザ光9は、導光板8の内部を全反射を繰り返しながら伝播しつつ、導光板8の前面8bに配置された光拡散層で拡散される。このため、拡散されたレーザ光9のうち導光板8の前面8bに臨界角よりも小さい角度で入射するレーザ光の成分が現れる。このレーザ光の成分は、導光板8の前面8bから均一に出射する。これにより、導光板8は、平面状に発光する。
なお、本実施の形態では、拡散シートを導光板8の前面8bに配置したが、これに限定されない。例えば、拡散シートは、導光板8の背面8cに配置してもよい。ただし、この場合、光拡散層は、反射シートよりも前面8b側に配置される。
本実施の形態では、上記のように、輝度の均一性を高くするため、導光板8の入射端面8aに入射するレーザ光の速軸方向と導光板8の入射端面8aの長手方向とが一致するように半導体レーザ1a〜1cを配置している。この原理は、次の通りである。
ここでは、まず、半導体レーザ1a〜1cの構造について説明する。図4は、半導体レーザの一般的な構造を示す概略図である。なお、本実施の形態では、半導体レーザ1a〜1cとして、図4に示す一般的な構造の半導体レーザを用いている。
図4に示す半導体レーザは、電極41、ストライプ42、酸化膜43、P型クラッド層44、活性層45、N型クラッド層46、基板47、電極48、およびレーザ出射面49を有する。
半導体レーザは、図4に示すように、バンドギャップの小さい活性層45を、バンドギャップの大きいP型クラッド層44とN型クラッド層46とで挟んだ構造を有する。この構造において、電極41、48から順方向に電圧を印加すると、活性層45に対してP型クラッド層44からは正孔が、N型クラッド層46からは電子がそれぞれ注入され、活性層45の内部に反転分布が形成される。この結果、レーザ出射面49から図4のZ軸方向にレーザ光が取り出される。
このとき、図4のY軸方向(ストライプ42の幅方向と直交する方向)は、活性層45と各クラッド層44、46との屈折率の違いから、活性層45の中に光が閉じ込められるため、Y軸方向の横モードは、活性層45のY軸方向の幅で決定される。通常、活性層45のY軸方向の幅は1〜2μmに設定され、このY軸方向においてレーザ光はシングルモードである。なお、一般に、図4に示すY軸方向は、レーザ光(ビーム)の拡がり角が大きく、上記のように「速軸」と呼ばれている。
一方、図4のX軸方向(ストライプ42の幅方向と平行な方向)においては、ストライプ42の領域にのみ反転分布が生じるため、ストライプ42の幅Cを調整することでX軸方向のレーザ光のモードをコントロールする。例えば、横モードをシングルモードにする場合は(シングルモード発振)、ストライプ42の幅は数μmに設定される。また、横モードをマルチモードにする場合は(マルチモード発振)、ストライプ42の幅は数十から数千ミクロンに設定される。なお、一般に、図4に示すX軸方向は、レーザ光(ビーム)の拡がり角が小さく、上記のように「遅軸」と呼ばれている。
本実施の形態では、X軸方向においては、大きなレーザ出力を得るため、ストライプ42の幅を広げてマルチモード発振させる。すなわち、本実施の形態では、半導体レーザ1a〜1cから出射されるレーザ光は、Y軸(速軸)方向がシングルモード発振、X軸(遅軸)方向がマルチモード発振となる。
このとき、本実施の形態では、図4のY軸方向と図2のY軸方向を一致させるように、つまり、半導体レーザから出射されたレーザ光9の速軸方向と、導光板8の入射端面8aの長手方向とが、導光板8の入射端面8aにおいて一致するように、半導体レーザ1a〜1cを配置する。
このように、半導体レーザから出射されたレーザ光9の速軸方向と導光板8の入射端面8aの長手方向とを導光板8の入射端面8aにおいて一致させる理由は、半導体レーザはシングルモードである速軸方向の強度分布が非常に安定しているからである。強度分布が非常に安定しているレーザ光9の速軸方向を導光板8の入射端面8aにおいてその長手方向と一致させることにより、非常に安定したガウス分布のレーザ光を第1非球面レンズ素子5に入射することができる。
これに対し、遅軸方向をマルチモード発振させた場合、遅軸方向の強度分布は固体差が大きい。また、第1非球面レンズ素子5は、入射するレーザ光9の強度分布がガウス分布でない場合には、変換するレーザ光9の強度分布の均一性も劣化する。
このため、仮に本実施の形態において、図2のY軸方向(導光板8の入射端面8aの長手方向)と図4のX軸方向(半導体レーザから出射されたレーザ光9の遅軸方向)とが導光板8の入射端面8aにおいて一致するように半導体レーザ1a〜1cを配置した場合は、半導体レーザ1a〜1cの個体差に基づくレーザ光9のばらつきにより、第1非球面レンズ素子5に入射するレーザ光9の強度分布が変化し、第1非球面レンズ素子5はレーザ光9の強度分布を安定して均一に変換することができない。
そこで、本実施の形態では、図2のY軸方向(導光板8の入射端面8aの長手方向)と図4のY軸方向(半導体レーザから出射されたレーザ光9の速軸方向)とが導光板8の入射端面8aにおいて一致するように半導体レーザ1a〜1cを配置する。これにより、第1非球面レンズ素子5に入射するレーザ光9の強度分布は、半導体レーザの個体差によるばらつきがない、非常に安定したガウス分布になるため、第1非球面レンズ素子5は、安定してレーザ光9の強度分布を均一に変換することができる。この結果、面光源の輝度の均一性を高くすることができる。
なお、半導体レーザ1a〜1cの配置は、図1に示すような縦方向の配置に限定されず、横方向に配置してもよい。第1非球面レンズ素子5に入射するレーザ光9の速軸方向と導光板8の入射端面8aの長手方向とを一致させる配置であれば、半導体レーザ光源1a〜1cの配置はどのような配置であってもよい。
<面発光装置の動作>
次に、上記の構成を有する面発光装置10の動作について説明する。
まず、半導体レーザ1a〜1cは、赤色、緑色、および青色のレーザ光9a〜9cをそれぞれ出射する。半導体レーザ1a〜1cから出射されたレーザ光9a〜9cは、対応するビーム成形レンズ素子2a〜2cにより、ビーム径Aの平行ビームに変換(ビーム成形)される。ビーム成形後のレーザ光9a〜9cは、色合成プリズム3により、1本のレーザ光9に合成される。合成後のレーザ光9は、折り曲げミラー4により折り曲げられて、第1非球面レンズ素子5に入射する。
第1非球面レンズ素子5に入射したレーザ光9は、第1非球面レンズ素子5により、強度分布がガウス分布であるビーム径Aの平行ビームのY軸方向の強度分布が略均一な強度分布に変換された後、第2非球面レンズ素子6に入射する。このとき、本実施の形態では、導光板8の入射端面8aに入射するレーザ光の速軸方向と導光板8の入射端面8aの長手方向とが一致するように半導体レーザ1a〜1cを配置しているため、第1非球面レンズ素子5に入射するレーザ光9の強度分布は、半導体レーザの個体差によるばらつきがない、非常に安定したガウス分布になる。このため、第1非球面レンズ素子5は、安定してレーザ光9の強度分布を均一に変換することができる。これは、面光源の輝度の均一性の向上に大きく寄与する。
その後、第2非球面レンズ素子6では、第1非球面レンズ素子5により発散光とされたレーザ光9を再び平行光に変換する。
その後、シリンドリカルレンズ素子7は、レーザ光9のX軸方向の平行光を収束光または発散光に変換する。したがって、導光板8の入射端面8aに入射するレーザ光9は、Y軸方向における強度分布が略均一になるとともに、X軸方向が収束光または発散光になり、Y軸方向が略平行光になる。
その後、シリンドリカルレンズ素子7から出射したレーザ光9は、導光板8の入射端面8aから導光板8に入射する。導光板8に入射したレーザ光9は、導光板8の内部を全反射を繰り返しながら伝播しつつ、導光板8の前面8bに配置された光拡散層で拡散される。このとき、拡散されたレーザ光9のうち導光板8の前面8bに臨界角よりも小さい角度で入射するレーザ光の成分が現れる。そして、このレーザ光の成分が、導光板8の前面8bから均一に出射する。これにより、導光板8は、平面状に発光する。
このように、本実施の形態によれば、導光板8の入射端面8aに入射するレーザ光の速軸方向と導光板8の入射端面8aの長手方向とが一致するように半導体レーザ1a〜1cを配置しているため、第1非球面レンズ素子5に入射するレーザ光9の強度分布は、半導体レーザの個体差によるばらつきがない、非常に安定したガウス分布になる。このため、第1非球面レンズ素子5は、安定してレーザ光9の強度分布を均一に変換することができる。この結果、面光源の輝度の均一性の向上を図ることができる。
(実施の形態2)
次に、実施の形態2に係る面発光装置について説明する。図5は、本発明の実施の形態2に係る面発光装置の概略構成を示す断面図である。なお、本実施の形態では、実施の形態1と同様の構成要素については同一の符号を付し、その説明を省略する。
図5に示す面発光装置50は、実施の形態1の面発光装置10とほぼ同様の構成を有する。本実施の形態の特徴は、実施の形態1で説明した半導体レーザ1bの代わりに、波長532nmのレーザ光を出射するレーザとして、高効率のSHG(第2高調波発生:second harmonic generation)レーザ51bを用いることである。SHGレーザ51bのSHG結晶は、KTPやLBO、BiBoなどが一般的に用いられる。
このように、本実施の形態によれば、実施の形態1の効果に加えて、緑色の光源に高効率のSHGレーザ51bを用いるため、消費電力を低減することができる。
(実施の形態3)
次に、実施の形態3に係る面発光装置について説明する。図6は、本発明の実施の形態3に係る面発光装置の要部の概略構成を示す断面図である。なお、本実施の形態では、実施の形態1と同様の構成要素については同一の符号を付し、その説明を省略する。
図6に示す面発光装置60は、実施の形態1の面発光装置10とほぼ同様の構成を有する。本実施の形態の特徴は、実施の形態1で説明した第2非球面レンズ素子6の代わりに、第1非球面レンズ素子5により発散光とされたレーザ光9を再び略平行光に変換する光学系として、図6のY軸方向にのみパワーを持つ非球面フレネルレンズ素子66を用いることである。非球面フレネルレンズ素子66は、通常の非球面レンズ素子に比べて、レンズ素子の厚さを薄くすることができる。
このように、本実施の形態によれば、実施の形態1の効果に加えて、非球面フレネルレンズ素子66を用いるため、レンズ素子の厚さを薄くすることができ、面発光装置の小型化を図ることができる。
(実施の形態4)
次に、実施の形態4に係る面発光装置について説明する。図7は、本発明の実施の形態4に係る面発光装置の概略構成を示す断面図である。なお、本実施の形態では、実施の形態1と同様の構成要素については同一の符号を付し、その説明を省略する。
図7に示す面発光装置70は、実施の形態1の面発光装置10とほぼ同様の構成を有する。本実施の形態の特徴は、実施の形態1で説明したシリンドリカルレンズ素子7の代わりに、シリンドリカルフレネルレンズ素子77を用いることである。シリンドリカルフレネルレンズ素子77は、図7のX軸方向にのみパワーを持ち、レーザ光9を収束光に変換する。シリンドリカルフレネルレンズ素子77は、シリンドリカルレンズ素子7に比べて、レンズ素子の厚さを薄くすることができる。
このように、本実施の形態によれば、実施の形態1の効果に加えて、シリンドリカルフレネルレンズ素子77を用いるため、レンズ素子の厚さを薄くすることができ、面発光装置の小型化を図ることができる。
なお、変形例として、実施の形態3で説明したY軸方向にのみパワーを持つ非球面フレネルレンズ素子66および実施の形態4で説明したX軸方向にのみパワーを持つシリンドリカルフレネルレンズ素子77を同時に用いてもよい。これにより、2つのレンズ素子の厚さを薄くすることができるため、面発光装置の小型化をより一層図ることができる。
(実施の形態5)
次に、実施の形態5に係る面発光装置について説明する。図8は、本発明の実施の形態5に係る面発光装置の概略構成を示す断面図である。なお、本実施の形態では、実施の形態1と同様の構成要素については同一の符号を付し、その説明を省略する。
図8に示す面発光装置80は、実施の形態1の面発光装置10とほぼ同様の構成を有する。本実施の形態の特徴は、実施の形態1で説明したシリンドリカルレンズ素子7の代わりに、拡散板87を用いることである。拡散板87は、第2非球面レンズ素子6を透過した後のレーザ光9に発散性を与える点で、シリンドリカルレンズ素子7と同様の機能を有する。しかも、拡散板87は、シリンドリカルレンズ素子7に比べて、厚さを薄くすることができる。
このように、本実施の形態によれば、実施の形態1の効果に加えて、拡散板87を用いるため、厚さを薄くすることができ、結果として面発光装置の小型化を図ることができる。
なお、第1非球面レンズ素子5からのレーザ光9を拡散板87に直接入射するように構成してもよい。これにより、第2非球面レンズ素子6を省略することができるため、面発光装置をさらにコンパクトにすることができる。
また、本実施の形態における拡散板87と実施の形態4で説明したX軸方向にのみパワーを持つシリンドリカルフレネルレンズ素子77とを同時に用いてもよい。これにより、シリンドリカルフレネルレンズ素子77を単独で用いる場合に比べて導光板8の入射端面8aに入射するレーザ光9の発散角をより大きくすることができ、Z軸方向の輝度の均一性をさらに上げることができる。
(実施の形態6)
次に、実施の形態6に係る画像表示装置について説明する。図9は、本発明の実施の形態6に係る画像表示装置の概略構成を示す断面図である。なお、本実施の形態では、実施の形態1と同様の構成要素については同一の符号を付し、その説明を省略する。
図9に示す画像表示装置90は、図1に示す実施の形態1に対応する面発光装置10と、表示パネル91とを有する。
表示パネル91は、導光板8の前面8bと対向する位置に配置されている。表示パネル91は、例えば、公知の液晶パネルであり、図示しない偏光板や液晶セル、カラーフィルタなどから構成されている。
画像表示装置90は、導光板8の前面8bから出射したレーザ光9を表示パネル91に入射し、表示パネル91による光の遮断および透過現象を利用して画像を表示する。
このように、本実施の形態によれば、実施の形態1で説明した輝度の均一性が高い面発光装置10を光源として用いるため、輝度ムラを低減することができる。
なお、表示パネル91と一緒に使用する面発光装置は、実施の形態1の面発光装置10に限定されない。
例えば、画像表示装置は、図5に示す実施の形態2に対応する面発光装置50と、表示パネル91とを有する構成としてもよい。この場合、輝度の均一性が高い面発光装置50を光源として用いるため、画像表示装置の輝度ムラを低減することができ、しかも、緑色の光源に高効率のSHGレーザ51bを用いるため、画像表示装置の消費電力も低減することができる。
また、画像表示装置は、図6に示す実施の形態3に対応する面発光装置60、図7に示す実施の形態4に対応する面発光装置70、またはこれらの変形例である図示しない上記の面発光装置と、表示パネル91とを有する構成としてもよい。この場合、輝度の均一性が高い面発光装置60、70を光源として用いるため、画像表示装置の輝度ムラを低減することができ、しかも、レンズ素子の厚さを薄くできるため、画像表示装置の小型化を図ることができる。
また、画像表示装置は、図8に示す実施の形態5に対応する面発光装置80と、表示パネル91とを有する構成としてもよい。この場合、輝度の均一性が高い面発光装置80を光源として用いるため、画像表示装置の輝度ムラを低減することができ、しかも、厚さを薄くできるため、画像表示装置の小型化を図ることができる。
本発明に係る面発光装置および画像表示装置は、輝度の均一性を向上することができる面発光装置および画像表示装置として有用である。また、本発明に係る面発光装置および画像表示装置は、高画質化、小型化、および低消費電力化が望まれる液晶テレビや液晶モニタなどに好適である。
本発明の実施の形態1に係る面発光装置の概略構成を示す断面図 図1の要部の概略構成を示す図1に垂直な方向の断面図 (A)は、図1の第1非球面レンズ素子の入射面近傍におけるレーザ光のY軸方向の強度分布の一例を示す図、(B)は、図1の第2非球面レンズ素子へ入射する位置におけるレーザ光のY軸方向の強度分布の一例を示す図 図1の半導体レーザの一般的な構造を示す概略図 本発明の実施の形態2に係る面発光装置の概略構成を示す断面図 本発明の実施の形態3に係る面発光装置の要部の概略構成を示す断面図 本発明の実施の形態4に係る面発光装置の概略構成を示す断面図 本発明の実施の形態5に係る面発光装置の概略構成を示す断面図 本発明の実施の形態6に係る画像表示装置の概略構成を示す断面図
符号の説明
1a 赤色半導体レーザ
1b 緑色半導体レーザ
1c 青色半導体レーザ
2a、2b、2c ビーム成形レンズ素子
3 色合成プリズム
4 折り曲げミラー
5 第1非球面レンズ素子
6 第2非球面レンズ素子
7 シリンドリカルレンズ素子
8 導光板
8a 導光板の入射端面
8b 導光板の前面
8c 導光板の背面
9a 赤色半導体レーザから出射したレーザ光
9b 緑色半導体レーザから出射したレーザ光
9c 青色半導体レーザから出射したレーザ光
9 色合成プリズムにより合成されたレーザ光
10、50、60、70、80 面発光装置
41 電極
42 ストライプ
43 酸化膜
44 P型クラッド層
45 活性層
46 N型クラッド層
47 基板
48 電極
49 レーザ出射面
51b 緑色SHGレーザ
66 非球面フレネルレンズ素子
77 シリンドリカルフレネルレンズ素子
87 拡散板
90 画像表示装置
91 表示パネル

Claims (13)

  1. レーザ光を出射する少なくとも一つの半導体レーザ光源を含む光源部と、
    入射面からレーザ光を導光して出射面から面発光させる導光板と、
    前記レーザ光源部から出射されたレーザ光の強度分布を、前記導光板の入射面の長手方向において略均一な強度分布に変換する強度分布変換部と、を有し、
    前記導光板の入射面に入射する前記半導体レーザから出射したレーザ光の速軸方向は、前記導光板の入射面の長手方向と一致している、
    面発光装置。
  2. 前記レーザ光源部は、
    出射するレーザ光の波長が互いに異なる複数の半導体レーザ光源から構成され、
    前記導光板の入射面に入射する各レーザ光の速軸方向は、前記導光板の入射面の長手方向と一致している、
    請求項1記載の面発光装置。
  3. 前記複数の半導体レーザ光源から出射された複数のレーザ光を合成する光合成部、をさらに有し、
    前記強度分布変換部は、
    前記光合成部によって合成されたレーザ光の強度分布を、前記導光板の入射面の長手方向において略均一な強度分布に変換する、
    請求項2記載の面発光装置。
  4. 前記レーザ光源部と前記強度分布変換部との間に配置され、前記レーザ光源部から出射されたレーザ光を所定のビーム形状に成形するビーム成形部、
    をさらに有する請求項1記載の面発光装置。
  5. 前記強度分布変換部と前記導光板との間に配置され、前記導光板に入射するレーザ光を前記導光板の入射面の長手方向に対する略平行入射光に変換し、および/または、前記導光板の入射面の短手方向における発散角を変更する光学系、
    をさらに有する請求項1記載の面発光装置。
  6. 前記レーザ光源部は、
    3原色の各色に対応する波長のレーザ光を出射する複数の半導体レーザ光源を有する、
    請求項1記載の面発光装置。
  7. 前記レーザ光源部は、
    3原色のうち赤色と青色に対応する波長のレーザ光を出射する複数の半導体レーザ光源と、緑色に対応する波長のレーザ光を出射する1つ以上のSHGレーザ光源とを有する、
    請求項1記載の面発光装置。
  8. 前記強度分布変換部は、
    少なくとも1つ以上の非球面レンズ素子または非球面ミラーから構成されている、
    請求項1記載の面発光装置。
  9. 前記光学系は、
    1つのレンズ素子を用いて、前記導光板に入射するレーザ光を前記導光板の入射面の長手方向において略平行光に変換する、
    請求項5記載の面発光装置。
  10. 前記光学系は、
    1つのレンズ素子を用いて、前記導光板の入射面の短手方向における発散角を変更する
    請求項5記載の面発光装置。
  11. 前記光学系は、
    1つの拡散板を用いて、前記導光板の入射面の短手方向における発散角を変更する、
    請求項5記載の面発光装置。
  12. 前記光学系は、
    1つのレンズ素子および1つの拡散板を用いて、前記導光板の入射面の短手方向における発散角を変更する、
    請求項5記載の面発光装置。
  13. 請求項1から請求項12のいずれかに記載の面発光装置と、
    前記導光板の出射面側に配置された表示パネルと、
    を有する画像表示装置。
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