JP2009227228A - 車両 - Google Patents

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Keishi Hayama
佳史 葉山
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Abstract

【課題】施錠装置が収納部に収納された状態で、施錠装置のU字部が有する一対のアーム部の間の空間を有効に使用することが可能な車両を提供する。
【解決手段】この自動二輪車1(車両)は、一対のアーム部101aと一対のアーム部101aを連結する湾曲部101bとから形成されるU字部101と、U字部101の一対のアーム部101aの先端部101cに対して着脱可能で、かつ、施錠可能に構成されるロックシリンダ102とを含むU字ロック100が収納される収納部27と、収納部27の内部に配置され、シート13を下方から支持するシート支持部28とを備え、収納部27は、U字部101が載置される載置リブ22aを含み、ロックシリンダ102は、シート支持部28よりも後方に配置されるとともに、U字部101の上方でアーム部101aの長手方向に対して交差するように配置されている。
【選択図】図2

Description

この発明は、車両に関し、特に、施錠装置を収納する収納部を備えた車両に関する。
従来、施錠装置を収納する収納部を備えた車両が知られている(たとえば、特許文献1参照)。上記特許文献1には、右アーム部と左アーム部と右アーム部および左アーム部を連結する屈曲部(湾曲部)とを有するU字状のロックアーム(U字部)と、ロックアームに対して着脱可能で、かつ、施錠可能に構成されるロック本体(施錠装置本体)とを含むロック装置(施錠装置)を収納する収納部を備える自動二輪車(車両)が開示されている。この自動二輪車の収納部は、ロックアームとロック本体とが別々に収納されるように構成されている。そして、ロック本体は、収納部に収納される際に、ロックアームの右アーム部と左アーム部との間の空間に収納されている。
再公表特許公開WO2005/002953号公報
上記特許文献1に開示された自動二輪車(車両)に対するロック装置(施錠装置)の収納構造では、ロック本体(施錠装置本体)は、収納部のロックアーム(U字部)の右アーム部と左アーム部との間の空間に収納されるので、ロックアームの右アーム部と左アーム部との間の空間を他の部品などの収納スペースとして使用することが困難であるという問題点がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、施錠装置が収納部に収納された状態で、施錠装置のU字部が有する一対のアーム部の間の空間を他の部品などの収納スペースとして使用することが可能な車両を提供することである。
課題を解決するための手段および発明の効果
この発明の一の局面による車両は、一対のアーム部と一対のアーム部を連結する連結部とから形成されるU字部と、U字部の一対のアーム部の端部に対して着脱可能で、かつ、施錠可能に構成される施錠装置本体とを含む施錠装置が収納される収納部を備え、収納部の内部に配置され、座席シートを下方から支持するシート支持部とを備え、収納部は、U字部が載置される載置部を含み、施錠装置本体は、シート支持部よりも後方に配置されるとともに、U字部の上方で前記アーム部の長手方向に対して交差するように配置されている。
この一の局面による車両では、上記のように、U字部の一対のアーム部の端部に対して着脱可能で、かつ、施錠可能に構成される施錠装置本体とを含む施錠装置が収納される収納部と、収納部の内部に配置され、座席シートを下方から支持するシート支持部とを設けるとともに、施錠装置本体を、シート支持部よりも後方に配置するとともに、U字部の上方でアーム部の長手方向に対して交差するように配置することによって、施錠装置本体は、U字部の上方に配置されるので、収納部を、収納部内のU字部が有する一対のアーム部の間の空間に施錠装置本体が載置されない。これにより、施錠装置が収納部に収納された状態で、施錠装置のU字部が有する一対のアーム部の間の空間を他の部品などの収納スペースとして使用することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態による自動二輪車の全体構造を示した側面図である。図2は、図1に示した一実施形態による自動二輪車のシートの下側の構造を説明するための図である。図3は、図1に示した一実施形態による自動二輪車のU字ロックの構造を説明するための図である。図4〜図7は、図1に示した一実施形態による自動二輪車の収納部の構造を説明するための図である。なお、本実施形態では、本発明の車両の一例として、自動二輪車について説明する。図中、矢印FWDは、自動二輪車の走行方向の前方を示している。以下、図1〜図7を参照して、本発明の一実施形態による自動二輪車1の構造について詳細に説明する。
本発明の一実施形態による自動二輪車1では、図1に示すように、ヘッドパイプ2の後方に、前後方向に延びるメインフレーム3が配置されている。このメインフレーム3は、後述するシート13の下方に位置するシートレール3aを含む。また、シートレール3aの前端部近傍には、図1および図2に示すように、下方向に延びる一対のピボット支持プレート4が設けられている。
また、ピボット支持プレート4には、リヤアーム5をリヤアーム5の前端部近傍を中心に揺動可能に支持するピボット軸6が設けられている。また、リヤアーム5の後端部近傍には、後輪7が回転可能に取り付けられている。また、シートレール3aの前部とピボット支持プレート4との間には、バックステー8が取り付けられている。なお、ヘッドパイプ2、メインフレーム3、シートレール3a、ピボット支持プレート4およびバックステー8によって、自動二輪車1の車体が構成されている。
また、ヘッドパイプ2の上方には、ハンドル9が回動可能に設けられている。また、ヘッドパイプ2の前方には、ヘッドライト10が設けられている。また、ヘッドパイプ2の下方には、上下方向の衝撃を吸収するためのサスペンションを有する一対のフロントフォーク11が配置されている。この一対のフロントフォーク11の下端には、前輪12が回転可能に取り付けられている。
また、シートレール3aの上方には、シート13が配置されている。なお、シート13は、本発明の「座席シート」の一例である。このシート13の前方には、燃料タンク14が配置されている。
また、メインフレーム3の下方には、エンジン15が配置されている。このエンジン15は、車幅方向に並ぶように4つの気筒(シリンダ)(図示せず)が配置された並列4気筒エンジンである。具体的には、エンジン15は、内部に図示しないクランク軸が車幅方向に延びるように配置されているクランクケース15aと、クランクケース15aの上部から上側前方に延びるとともに、車幅方向に並ぶように4つのシリンダ(図示せず)が配置されたシリンダ部15bと、シリンダ部15bの上部に配置されているシリンダヘッド15cとを含んでいる。
また、クランクケース15aの後方部分からエンジン15において発生された駆動力を後輪7に伝達するためのドライブチェーン16が導出されている。このドライブチェーン16は、後方に延びるように導出されているとともに、後輪7に設けられたドリブンスプロケット17に噛合されている。
また、シリンダヘッド15cの前側部分には、4つの気筒(シリンダ)(図示せず)のそれぞれから排出ガスを導出する4本の排気管18の各々の一方側が取り付けられている。これら排気管18は、それぞれ、シリンダヘッド15cの前側部分から下方に延びた後、後方に湾曲し、エンジン15の後方下部に延びるように構成されている。
また、4本の排気管18の各々の他方側は、1つのサイレンサ19に接続されている。このサイレンサ19は、図1に示すように、エンジン15と後輪7との間に配置されており、エンジン15から排出された排出ガスを浄化するとともに、排気音を小さくする機能を有する。また、サイレンサ19は、その後端部が後輪7の前側部分との間に所定の間隔を有した状態で配置されている。また、サイレンサ19の車幅方向の両側方に、回動中心20aを有するメインスタンド20が設けられている。このメインスタンド20は、上方に回動可能に構成されている。また、ピボット支持部4の下方には、車体を傾斜した状態で支持するサイドスタンド21が配置されている。サイドスタンド21は、下方に回動可能に構成されている。
また、後輪7の上方、かつ、シート13の下方には、走行中に後輪7によって巻き上げられる泥や砂等から後述する収納部27を保護する樹脂製のリアフェンダー22が配置されている。このリアフェンダー22の後部には、後方に向かって延びるステ−23が配置されており、ステ−23には、マットガード24が取り付けられている。また、バックステー8の後端部近傍には、テールランプ取付部25が取り付けられており、テールランプ取付部25には、テールランプ26が取り付けられている。なお、テールランプ取付部25は、本発明の「テールランプ支持部」の一例である。また、シート13とリアフェンダー22の上面とシートレール3aとによって囲まれるスペースには、収納部27が設けられている。この収納部27は、後述するU字ロック100、盗難防止アラーム50および電装品31〜34などを収納するために設けられている。
ここで、本実施形態では、図2に示すように、収納部27は、自動二輪車1(図1参照)を駐車する際に後輪7(図1参照)または前輪12(図1参照)をロックするためのU字ロック100が収納されるように構成されている。このU字ロック100は、図3に示すように、一対のアーム部101aと一対のアーム部101aを連結する湾曲部101bとを有するU字部101と、U字部101に対して着脱可能で、かつ、施錠可能に構成されるロックシリンダ102とから構成されている。このロックシリンダ102の長手方向の長さL1は、一対のアーム部101a間の長さL2よりも長い。また、ロックシリンダ102は、キー差込口102aと、2つの差込穴102bとを有している。この2つの差込穴102bにU字部101の一対のアーム部101aの先端部101cをそれぞれ挿入し、キー差込口102aにキー103を挿入して回動することよって、U字部101とロックシリンダ102とは、接続された状態で施錠される。なお、U字ロック100は、本発明の「施錠装置」の一例であり、湾曲部101bは、本発明の「連結部」の一例である。また、ロックシリンダ102は、本発明の「施錠装置本体」の一例である。
また、本実施形態では、図2に示すように、収納部27の内部には、U字部101とロックシリンダ102とが別々に収納されている。具体的には、リアフェンダー22の上面には、図4に示すように、一対の載置リブ22aが車幅方向(図4のY方向)に離間した位置に一体的に設けられている。この載置リブ22aは、U字部101の中央近傍に設けられている。U字部101は、一対のアーム部101aの先端部101cがリアフェンダー22の上面に当接するように載置されるとともに、中央部近傍が載置リブ22aにより下方から支持され、湾曲部101bの後端部が後述する規制壁22eの載置リブ22gにより下方から支持されるように構成されている。
そして、ロックシリンダ102は、図2および図4に示すように、後述するシート載置部28の後方に配置されるとともに、リアフェンダー22の上面から突出するように設けられた(図5参照)一対の支持リブ22bによって下方から支持されている。一対の支持リブ22bは、図4に示すように、載置リブ22aにU字部101が収納された状態で、U字部101よりも車幅方向の外側にリアフェンダー22と一体的に形成されている。この支持リブ22bは、平面的に見て、X方向に延びるように形成されているとともに、X方向に延びて形成される載置リブ22aと一体的にL字形状に形成されている。また、支持リブ22bは、U字部101の上面よりも高い支持部分を有するように形成されている。また、ロックシリンダ102は、図4に示すように、支持リブ22bによって、U字部101の上方でアーム部101aの長手方向(前後方向)に対して実質的に直交するように支持されている。すなわち、本実施形態では、支持リブ22bは、図5に示すように、U字部101とロックシリンダ102とが上下方向に所定の間隔を隔てて離間した状態でロックシリンダ102を下方から支持している。また、支持リブ22bは、図5および図6に示すように、ロックシリンダ102を支持した状態で、ロックシリンダ102の前側(矢印FWD方向側)を支持する前側支持面22cと、ロックシリンダ102の下側を支持する下側支持面22dとを有している。なお、載置リブ22aは、本発明の「載置部」の一例であり、支持リブ22bは、本発明の「支持部」の一例である。また、前側支持面22cは、本発明の「前側支持部」の一例であり、下側支持面22dは、本発明の「下側支持面」の一例である。
また、支持リブ22bの前方には、図2に示すように、シート13(図1参照)の荷重を下方から支持するシート支持部28が配置されている。このシート支持部28は、バックステー8から上方に向かって突出するように設けられる一対の脚部28aと、一対の脚部28aを連結するY方向(車幅方向)に延びる板状の荷重受け部28bとから構成されている。また、シート支持部28は、一対の脚部28aが内側に向かって傾斜するように形成されているとともに、荷重受け部28bの車幅方向(Y方向)の長さが脚部28aの根元部分の車幅方向の長さよりも小さくなるように形成されている。また、シート支持部28は、荷重受け部28bの車幅方向の中央部近傍から後方に突出するように一体的に設けられた係合部28cが設けられている。この係合部28cは、後述するゴムバンド部材30の一方端部に取り付けられている取付リング30aと係合するように構成されている。なお、係合部28cは、本発明の「第2係合部」の一例である。また、U字部101の一対のアーム部101aの間で、かつ、シート支持部28の荷重受け部28bの下方のスペースには、盗難防止アラーム50が配置されている。
また、本実施形態では、リアフェンダー22の後端部近傍の上面には、図4および図6に示すように、リアフェンダー22の上面から上方に突出するように設けられた規制壁22eが一体的に形成されている。この規制壁22eは、U字部101が収納部27に収納された状態で、U字部101の湾曲部101bの後端部を後方から支持する壁部22fと、下方から支持する載置リブ22gとを一体的に有している。つまり、規制壁22eは、U字部101の後方向への移動を規制する機能と、U字部101の後端部の下方向への移動を規制する機能とを有する。また、規制壁22eは、図5に示すように、後述するゴムバンド部材30の他方端部に取り付けられている取付リング30bと係合するように構成されている。なお、規制壁22eは、本発明の「第1係合部」の一例であり、載置リブ22gは、本発明の「載置部」の一例である。
また、本実施形態では、リアフェンダー22の規制壁22e(図5参照)の前方で、かつ、シート支持部28の後方には、図6に示すように、車幅方向の両側に配置されるバックステー8を連結する金属製の連結プレート8aが設けられている。この連結プレート8aの車幅方向の中央には、金属製の係止部材29が設けられている。なお、係止部材29は、本発明の「係止部」の一例である。この係止部材29は、後述するゴムバンド部材30を通過させるために設けられている。また、係止部材29は、U字部101およびロックシリンダ102が収納部27に収納された状態で、U字部101およびロックシリンダ102よりも下方に配置されている。
また、本実施形態では、U字部101とロックシリンダ102とは、図7に示すように、共通の伸縮性を有するゴムバンド部材30によって下方に押し付けられることにより固定されている。なお、ゴムバンド部材30は、本発明の「固定部材」の一例である。このゴムバンド部材30は、一方端部に取り付けられるとともに、シート支持部28の係合部28cと係合する取付リング30aと、他方端部に取り付けられるとともに、規制壁22eと係合する取付リング30bとを有している。また、ゴムバンド部材30は、取り付けられる際に、係止部材29を通過させるように構成されている。これにより、ゴムバンド部材30は、図5および図7に示すように、取付リング30aと係止部材29との間の部分によって、ロックシリンダ102を上方から前方向および下方向(矢印A方向)に向かって付勢するように構成されている。また、ゴムバンド部材30は、取付リング30bと係止部材29との間の部分によって、U字部101を上方から後方向および下方向(矢印B方向)に向かって付勢するように構成されている。
また、図2に示すように、シート支持部28の一対の脚部28aのそれぞれの前方には、内部にリレーを含む電装品31、32、33および34が配置されている。これらの電装品31、32、33および34は、それぞれ同じ方向に向かって導出される配線35が取り付けられている。また、電装品31および32は、共通の取付部36に取り付けられている。また、ロックシリンダ102が収納された状態で、ロックシリンダ102の後方には、テールランプ取付部25を取り付けるためのステー37が配置されている。テールランプ取付部25は、ボルト40によってステー37と共締めされることにより、ステー37に固定されている。
本実施形態では、上記のように、U字ロック100が収納される収納部27にU字部101が載置される載置リブ22aおよび22gを設け、ロックシリンダ102をU字部101の上方でアーム部101aの長手方向に対して実質的に直行するように配置することによって、ロックシリンダ102は、支持リブ22bによってU字部101の上方に配置されるので、収納部27を、収納部27内の一対のアーム部101aの間の空間にロックシリンダ102が載置されないように構成することができる。これにより、U字部101とロックシリンダ102が収納部27に収納された状態で、U字部101が有する一対のアーム部101aの間の空間を有効に使用することができる。その結果、一対のアーム部101aの間の空間に盗難防止アラーム50などの収納スペースとして利用することができる。また、ロックシリンダ102は、シート13を下方から支持するシート支持部28よりも後方に配置することによって、シート支持部28の荷重受け部28bの下方にロックシリンダ102を配置する場合よりも、荷重受け部28bの車幅方向の長さを小さくすることができる。
また、本実施形態では、上記のように、支持リブ22bを、ロックシリンダ102がU字部101と上下方向に所定の間隔を隔てて離間した状態で支持するように構成することによって、U字部101およびロックシリンダ102が収納部27に収納された状態で、自動二輪車1が走行中に振動することにより、U字部101とロックシリンダ102とが接触することを抑制することができる。これにより、自動二輪車1の走行中の振動に起因して、U字部101とロックシリンダ102とが損傷するのを抑制することができる。
また、本実施形態では、上記のように、収納部27に、ロックシリンダ102を下方から支持する支持リブ22bを設け、支持リブ22bを、U字部101の上方でアーム部101aの長手方向に対して実質的に直交するようにロックシリンダ102を支持するように構成することによって、ロックシリンダ102を、容易に、シート載置部28の後方で、かつ、U字部101の上方に配置することができる。
また、本実施形態では、上記のように、支持リブ22bを、U字部101が収納部27に収納された状態で、U字部101の車幅方向の外側に一対設け、一対の支持リブ22bを、ロックシリンダ102の両端部近傍を下方から支持するように構成することによって、ロックシリンダ102を一対の支持リブ22bによって安定して支持しながら、U字部101の一対のアーム部101a間の空間に支持リブ22bを設ける必要がないので、その分、一対のアーム部101aの間の空間を他の部材の収納スペースとしてより有効に使用することができる。
また、本実施形態では、上記のように、支持リブ22bを、リアフェンダー22の上面と一体的に形成することによって、ロックシリンダ102を収納するための部品をリアフェンダー22と別個に設ける場合と比較して、部品点数が増加するのを抑制することができる。
また、本実施形態では、上記のように、支持リブ22bを、ロックシリンダ102が収納部27に収納された状態において、ロックシリンダ102の前側を支持する前側支持面22cとロックシリンダ102の下側を支持する下側支持面22dとを有するように構成することによって、支持リブ22bにより、ロックシリンダ102を下方および前方から支持することができる。これにより、支持リブ22bは、ロックシリンダ102を安定して支持することができる。
また、本実施形態では、上記のように、載置リブ22aを、支持リブ22bと一体的に形成することによって、載置リブ22aと支持リブ22bとを別個に設ける場合と比較して、部品点数が増加するのを抑制することができる。
また、本実施形態では、上記のように、U字部101とロックシリンダ102とを固定する共通の伸縮性のゴムバンド部材30を設けることによって、自動二輪車1の走行中の振動に起因してU字部101およびロックシリンダ102がガタ付くのを、容易に、抑制することができる。また、1つのゴムバンド部材30によってU字部101とロックシリンダ102とを固定することによって、伸縮性のゴムバンド部材30が有する付勢力によって、容易に、U字部101とロックシリンダ102とを固定することができる。
また、本実施形態では、上記のように、ロックシリンダ102が収納部27に収納された状態で、ロックシリンダ102を、支持リブ22bの前側支持面22cおよび下側支持面22dによって前側および下側を支持するとともに、ゴムバンド部材30によってロックシリンダ102の上側と後側とを下方(矢印A方向)に押し付けられるように構成することによって、ロックシリンダ102は、前側と下側とを支持リブ22bにより支持されるとともに、上側と後側とをゴムバンド部材30によって支持リブ22bの方向に押し付けられる。これにより、より安定して支持リブ22bおよびゴムバンド部材30によってロックシリンダ102を固定することができる。
また、本実施形態では、上記のように、ゴムバンド部材30の取付リング30bと係合する規制壁22eをリアフェンダー22の上面に一体的に設けることによって、U字部101の後方への移動を規制する規制壁22eをゴムバンド部材30の取付リング30bを係合する部分として用いることができるので、ゴムバンド部材30の取付リング30bと係合する部材を別個に設ける場合と比較して、部品点数の増加を抑制することができる。
また、本実施形態では、上記のように、ゴムバンド部材30の係合部28cに係合された取付リング30aと係止部材29との間の部分によってロックシリンダ102を矢印A方向に押し付けることにより固定するとともに、ゴムバンド部材30の規制壁22eに係合された取付リング30bと係止部材29との間の部分によってU字部101を矢印B方向に押し付けることにより固定することによって、1つのゴムバンド部材30により、容易に、U字部101とロックシリンダ102とを下方(矢印A方向および矢印B方向)に押し付けることにより収納部27に固定することができる。また、係合部28cと規制壁22eとの間にゴムバンド部材30を通過させる係止部材29を設けることによって、係止部材29を設けずに係合部28cと規制壁22eとをゴムバンド部材30によって直結する場合と比較して、ゴムバンド部材30の下方に向かう付勢力を大きくすることができる。これにより、ゴムバンド部材30により、U字部101とロックシリンダ102とをより安定して固定することができる。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
たとえば、上記実施形態では、車両の一例として自動二輪車を示したが、本発明はこれに限らず、U字ロックを搭載可能な収納部を備えた車両であれば、自転車、三輪車、ATV(All Terrain Vehicle;不整地走行車両)などの他の車両にも適用可能である。
また、上記実施形態では、支持部の一例としてリブ状に形成された支持リブを示したが、本発明はこれに限らず、リブ状以外の形状を有する支持部を用いてもよい。
また、上記実施形態では、支持リブを車幅方向の両側に一対(2つ)設ける例を示したが、本発明はこれに限らず、1つまたは2つ以上の支持リブによってロックシリンダを下方から支持するように構成してもよい。
また、上記実施形態では、リアフェンダーの上面から上方に突出するするように設けられた規制壁をゴムバンド部材の一方端が係合される第1係合部の一例として示したが、本発明はこれに限らず、その他の部品に第1係合部を設けてもよい。たとえば、図8および図9に示す変形例のように、金属製のテールランプ支持部125に、背面部125aと、底面部125bと、底面部125bから上方および後方に突出するように形成された係合部125cとを一体的に設け、ゴムバンド部材30の取付リング30bを係合部125cと係合するように構成してもよい。なお、係合部125cは、本発明の「第3係合部」の一例である。
また、上記実施形態では、リアフェンダーの上面に取り付けられたリング部材をゴムバンド部材が係止される係止部の一例として示したが、本発明はこれに限らず、異なる構成の係止部を設けてもよい。たとえば、図8および図9に示す変形例のように、テールランプ支持部125の底面部125bから上方および前方に突出するように形成された環状部125dを係止部として設け、ゴムバンド部材30を通過させることにより係止させるように構成してもよい。
また、上記実施形態では、U字ロックの連結部の一例として湾曲形状を有する湾曲部を示したが、本発明はこれに限らず、直線形状を有する連結部を用いてもよい。
本発明の一実施形態による自動二輪車の全体構造を示した側面図である。 本発明の一実施形態による自動二輪車のシート下の構造を説明するための斜視図である。 本発明の一施形態による自動二輪車の収納部に収納されるU字ロックの構造を説明するための斜視図である。 本発明の一実施形態による自動二輪車のU字ロックの収納構造を説明するための平面図である。 本発明の一実施形態による自動二輪車のU字ロックの収納構造を説明するための側面図である。 本発明の一実施形態による自動二輪車の収納部の構造を説明するための平面図である。 本発明の一実施形態による自動二輪車の規制壁の構造を説明するための拡大斜視図である。 本発明の変形例による自動二輪車の係合部および環状部の構造を説明するための拡大斜視図である。 本発明の変形例による自動二輪車の係合部および環状部の構造を説明するための側面図である。
符号の説明
1 自動二輪車(車両)
13 座席シート(シート)
22 リアフェンダー(泥除け部材)
22a、22g 載置リブ(載置部)
22b 支持リブ(支持部)
22c 前側支持面(前側支持部)
22d 下側支持面(下側支持部)
22e 規制壁(第1係合部)
25、125 テールランプ支持部(テールランプ取付部)
26 テールランプ
27 収納部
28 シート支持部
28c 係合部(第2係合部)
29 係止部材(係止部)
30 ゴムバンド部材(固定部材)
100 U字ロック(施錠装置)
101 U字部
101a アーム部
101b 湾曲部(連結部)
101c 先端部(端部)
102 ロックシリンダ(施錠装置本体)
125c 係合部(第3係合部)
125d 環状部(係止部)

Claims (14)

  1. 一対のアーム部と前記一対のアーム部を連結する連結部とから形成されるU字部と、前記U字部の一対のアーム部の端部に対して着脱可能で、かつ、施錠可能に構成される施錠装置本体とを含む施錠装置が収納される収納部と、
    前記収納部の内部に配置され、座席シートを下方から支持するシート支持部とを備え、
    前記収納部は、前記U字部が載置される載置部を含み、
    前記施錠装置本体は、前記シート支持部よりも後方に配置されるとともに、前記U字部の上方で前記アーム部の長手方向に対して交差するように配置されている、車両。
  2. 前記収納部は、前記施錠装置本体を下方から支持する支持部をさらに含み、
    前記支持部は、前記施錠装置本体を前記U字部の上方で前記アーム部の長手方向に対して交差するように支持している、請求項1に記載の車両。
  3. 前記支持部は、前記施錠装置本体が前記収納部に収納された際に、前記U字部と離間した状態で支持している、請求項2に記載の車両。
  4. 前記施錠装置本体の長手方向の長さは、前記U字部の一対のアーム部間の長さよりも大きくなるように形成されており、
    前記支持部は、前記U字部が収納部に収納された状態において、前記U字部の車幅方向の両外側に一対設けられ、
    前記一対の支持部は、前記施錠装置本体の長手方向の両端部近傍を下方から支持するように構成されている、請求項2に記載の車両。
  5. 前記支持部は、前記収納部に一体的に形成されている、請求項2に記載の車両。
  6. 前記支持部は、前記施錠装置本体が前記収納部に収納された状態において、前記施錠装置本体の前側を支持する前側支持部と、前記施錠装置本体の下側を支持する下側支持部とを有する、請求項2に記載の車両。
  7. 前記載置部の少なくとも一部は、前記支持部と一体的に形成されている、請求項2に記載の車両。
  8. 少なくとも前記施錠装置本体を、前記支持部により支持された状態で前記収納部に固定するための固定部材をさらに備える、請求項2に記載の車両。
  9. 前記支持部は、前記施錠装置本体が収納された状態において、前記施錠装置本体の前側を支持する前側支持部と、前記施錠装置本体の下側を支持する下側支持部とを有し、
    前記施錠装置本体は、前記収納部に収納された状態において、前記支持部の前側支持部と下側支持部とによって前側と下側とを支持されるとともに、前記固定部材によって下方に押し付けられることにより固定されている、請求項8に記載の車両。
  10. 前記固定部材は、伸縮性を有するゴムバンド部材である、請求項8に記載の車両。
  11. 前記固定部材は、前記施錠装置本体に加えて、前記U字部も固定するように構成されている、請求項8に記載の車両。
  12. 前記固定部材の一方端部に係合する第1係合部をさらに備え、
    前記第1係合部は、前記収納部の載置部に一体的に形成されている、請求項8に記載の車両。
  13. 前記シート支持部に設けられ、前記固定部材の他方端部に係合する第2係合部と、
    前記収納部に収納された前記U字部および前記施錠装置本体よりも下方に設けられ、前記固定部材を係止する係止部とをさらに備え、
    前記固定部材は、前記第1係合部と前記係止部との間の部分によって前記U字部を下方に押し付けることにより前記収納部に固定するとともに、前記第2係合部と前記係止部との間の部分によって前記施錠装置本体を下方に押し付けることにより前記収納部に固定するように構成されている、請求項12に記載の車両。
  14. 走行方向の後方に設けられるテールランプと、
    前記テールランプを支持するテールランプ支持部と、
    前記テールランプ支持部と一体的に形成され、前記固定部材の一方端部に係合する第3係合部とをさらに備える、請求項8に記載の車両。
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