JP2009224841A - ディスプレイ位置調整装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両の乗員を対象としたディスプレイの画面の向きを適切に設定する。
【解決手段】ディスプレイ位置調整装置10は、車両の天井に取り付けられ、座席が存在する方向に対して電動により画面の向きを変更可能なディスプレイ2と、音データを赤外線による無線通信により受信して出力可能なヘッドホン18と、ヘッドホン18の位置を検知することによってディスプレイ2の画面を視認可能な乗員の顔の位置を検知するヘッドホン位置検知部36と、を備え、ヘッドホン位置検知部36は、ヘッドホン18の2つの耳当て部の上部およびオーバーヘッド部に設けられた赤外線反射板で反射される赤外線を撮像可能な赤外線カメラ21により得られる画像からヘッドホン18の位置を検知し、ディスプレイ2はヘッドホン位置検知部36により検知された乗員の顔の位置に基づいてディスプレイ2の画面の向きを変更する。
【選択図】図1

Description

この発明は、ディスプレイ位置調整装置に関する。
従来、例えば受像機の表示画面の向きを、受像機を光信号により遠隔操作する操作端末の位置に応じて変更可能な受像機が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−254028号公報
ところで、上記従来技術に係る受像機によれば、単に、操作端末の位置に応じて受像機の表示画面の向きを変更するだけであるから、特に、車内のような小さな空間の中では操作端末と操作者の眼の位置との差が表示画面の向きとして顕著に表れるため、実際に表示画面を視る人に対して適切な向きとなっているか否かは不明であり、例えば液晶画面などにおいては、表示を的確に視認させることが困難となる虞がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、車両の乗員を対象としたディスプレイの画面の向きを適切に設定することが可能なディスプレイ位置調整装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決して係る目的を達成するために、本発明の第1態様に係るディスプレイ位置調整装置は、車両の天井に取り付けられ、座席が存在する方向に対して電動により画面の向きを変更可能なディスプレイ(例えば、実施の形態でのディスプレイ2)と、前記画面を視認可能な乗員の顔の位置を検知する乗員位置検知手段(例えば、実施の形態でのヘッドホン位置検知部36)と、を備え、前記ディスプレイは前記乗員位置検知手段により検知された前記乗員の顔の位置に基づいて前記画面の向きを変更する。
さらに、本発明の第2態様に係るディスプレイ位置調整装置は、音データを無線通信により受信して出力可能なヘッドホン(例えば、実施の形態でのヘッドホン18)を備え、前記乗員位置検知手段は、前記ヘッドホンの位置を検知することによって、前記乗員の顔の位置を検知する。
さらに、本発明の第3態様に係るディスプレイ位置調整装置では、前記ヘッドホンは、赤外線による無線通信により前記音データを受信しており、前記ヘッドホンの2つの耳当て部(例えば、実施の形態での各耳当て部18R,18L)の上部に赤外線反射部材(例えば、実施の形態での赤外線反射板18a1,18a2)を備え、前記乗員位置検知手段は、前記車両の天井に取り付けられた赤外線カメラ(例えば、実施の形態での赤外線カメラ21)により撮像して得た車室内の画像に基づいて前記ヘッドホンの位置を検知する。
さらに、本発明の第4態様に係るディスプレイ位置調整装置では、前記ヘッドホンは、前記2つの耳当て部に接続されたオーバーヘッド部(例えば、実施の形態でのオーバーヘッド部18C)に第2の赤外線反射部材(例えば、実施の形態での赤外線反射板18b)を備える。
さらに、本発明の第5態様に係るディスプレイ位置調整装置では、前記ディスプレイは、前記乗員位置検知手段により複数の前記乗員の顔の位置が検知された場合には、前記画面上の所定位置を含む垂線が、前記複数の前記乗員の前記顔の位置に対する重心を含むように前記画面の向きを変更する。
本発明の第1態様に係るディスプレイ位置調整装置によれば、車両の天井に取り付けられたディスプレイは、乗員位置検知手段により検知される乗員の顔の位置に基づいて、画面の向きを自動的に変更することから、例えば車室内にて乗員が画面の向きを変更するための煩雑な操作(例えば、画面の角度を調整する角度調整スイッチの操作など)をおこなう必要無しに、容易に適切な画面の向きを設定することができる。例えば角度調整スイッチがディスプレイ周辺、つまり車両の天井周辺に配置されている場合には、この角度調整スイッチを操作する際に乗員が座席から腰を浮かすなどのように姿勢を変える必要があり、不安定な姿勢状態となる虞があると共に、角度調整スイッチの手動による誤操作が生じたり、複数の乗員が存在する場合に手動では適切な角度設定が困難となる虞があることに対して、乗員による角度調整スイッチの操作を不要とすることで、乗員の姿勢を安定な状態に保持しつつ、適切な画面の向きを容易に設定することができる。
さらに、本発明の第2態様に係るディスプレイ位置調整装置によれば、乗員が装着するヘッドホンの位置を検知することによって、乗員の顔の位置として乗員の耳の位置を精度よく検知することができ、さらに、耳の位置から眼の位置を精度よく検知することができる。これにより、乗員による視認性が適切となるように画面の角度を設定することができる。
さらに、本発明の第3態様に係るディスプレイ位置調整装置によれば、例えば画面上の表示に対応する音データをディスプレイに具備される赤外線LEDなどの赤外線発信機から発信するために用いられる赤外線を利用して、ヘッドホンの2つの耳当て部の上部に設けられた赤外線反射板の位置を、赤外線カメラにより撮像して得た車室内の画像から検知することができ、ヘッドホン側に特別な装置が必要無く、装置構成が複雑化してしまうことを防止しつつ、精度よくヘッドホンの位置を検知することができる。また、夜間であってもヘッドホンの位置を検知することができる。
さらに、本発明の第4態様に係るディスプレイ位置調整装置によれば、ヘッドホンの2つの耳当て部の上部に加えて、ヘッドホンのオーバーヘッド部に第2の赤外線反射板を備えることにより、例えば赤外線カメラから見て複数の乗員同士間でヘッドホンの耳当て部の上部が重なり合ってしまう場合であっても、オーバーヘッド部の位置を検知することで、ヘッドホンの位置を適切かつ精度よく検知することができる。
さらに、本発明の第5態様に係るディスプレイ位置調整装置によれば、複数の乗員が画面を適切に視認可能となるように画面の向きを自動的に変更することができる。
以下、本発明の一実施形態に係るディスプレイ位置調整装置について添付図面を参照しながら説明する。
本実施の形態によるディスプレイ位置調整装置10は、例えば図1に示すように、車室内カメラ11と、赤外線LED12と、放送受信機13と、記録媒体読取器14と、表示部15と、回動機構16と、角度センサ17と、ヘッドホン18と、処理装置19とを備えて構成されている。
そして、例えば、表示部15と回動機構16とによってディスプレイ2が構成されている。
車室内カメラ11は、例えば図2に示すように、車両1の車室内の天井1aに取り付けられ、運転席および助手席からなる前部座席(例えば、第1シート)FSの後方に存在する後部座席(例えば、第2シートおよび第3シート)RSを含む所定の検知対象領域に対して、少なくとも赤外線領域において撮像可能な赤外線カメラ21と、画像処理部22とを備えて構成されている。
赤外線カメラ21は、赤外線発光ダイオード(赤外線LED)12から照射された赤外線の反射を撮像し、画像処理部22は、赤外線カメラ21により撮像して得た画像に対して、例えばフィルタリング等の所定の画像処理を行い、二次元配列の画素からなる画像データを生成して処理装置19へ出力する。
赤外線LED12は、処理装置19の制御により発光状態が制御され、各種の音データ(例えば、表示部15の画面15a上の表示に対応する音データなど)の信号を赤外線の無線通信によって発信しており、この赤外線の信号の発信エリアAは、例えば図2に示すように、車室内の後方において後部座席RSが存在する領域を含むように設定されている。
放送受信機13は、各種の放送を受信し、受信して得たデータ(音データおよび表示データ)を処理装置19に出力する。
記録媒体読取器14は、各種の音データおよび表示データが記録されたコンピュータ読みとり可能な記録媒体(例えば、光ディスクや磁気ディスクなど)の記録内容を読み取って処理装置19に出力する。
表示部15は、車両の天井に取り付けられ、処理装置19から出力される各種の表示データを画面15a上に表示する。
この画面15aは、例えば図2に示すように、後部座席(例えば、第2シートおよび第3シート)RSの乗員から視認可能となるように配置され、画面15aの上端部が回動機構16に接続されて車両左右方向軸周りおよび車両上下方向軸周りに回動可能とされ、後部座席RSの乗員の位置に応じて画面15aの向きが適宜に変更されるようになっている。また、赤外線カメラ21と赤外線LED12とは、表示部15の近傍であり、車両の天井に取り付けられている。
回動機構16は、例えば処理装置19により駆動制御される電動モータ(図示略)を備え、表示部15の画面15aの上端部を車両左右方向軸周りおよび車両上下方向軸周りに回動させることで、画面15aの向きを変更する。
角度センサ17は、回動機構16の電動モータの回転角度、つまり表示部15の画面15aの上端部の車両左右方向軸周りおよび車両上下方向軸周りの回転角度を検出して、検出結果を処理装置19に出力する。
ヘッドホン18は、赤外線伝送によるワイヤレスヘッドホンであって、例えば図3に示すように、2つの右側および左側耳当て部18R,18Lと、右側および左側耳当て部18R,18Lが両端部に接続されたオーバーヘッド部18Cと、各耳当て部18R,18Lの上部に設けられた赤外線反射板18a1,18a2と、オーバーヘッド部18Cの中心位置に設けられた赤外線反射板18bとを備えて構成されている。
ヘッドホン18は、赤外線LED12から発信される赤外線の信号を受信し、この赤外線から各種の音データを抽出して各耳当て部18R,18Lに具備されるスピーカー(図示略)から音データを出力する。
処理装置19は、例えば図2に示すように、音データ取得部31と、音データ発信制御部32と、表示データ取得部33と、表示制御部34と、光点位置検出部35と、ヘッドホン位置検知部36と、画面角度制御部37とを備えて構成されている。
音データ取得部31は、放送受信機13および記録媒体読取器14から出力される音データを取得する。
音データ発信制御部32は、音データ取得部31により取得された音データを赤外線LED12の発光による赤外線の信号として発信する。
表示データ取得部33は、放送受信機13および記録媒体読取器14から出力される表示データを取得する。
表示制御部34は、表示データ取得部33により取得された表示データをディスプレイ
15に出力する。
光点位置検出部35は、赤外線カメラ21の撮像により得られた画像データにおいて、赤外線LED12の発光による赤外線の各赤外線反射板18a1,18a2,18bでの反射点を検出する。
ヘッドホン位置検知部36は、光点位置検出部35により検出された赤外線の反射点、つまり各赤外線反射板18a1,18a2,18bの位置に基づき、予め記憶しているヘッドホン18の形状データ(例えば、各赤外線反射板18a1,18a2,18bの配置位置などのデータ)を参照して、ヘッドホン18の位置を検知する。そして、ヘッドホン18の各耳当て部18R,18Lの位置(つまり、ヘッドホン18を装着する乗員の耳の位置)と乗員の顔の位置および眼の位置との対応関係を示す所定のデータを参照して、ヘッドホン18を装着している乗員の顔の位置および眼の位置を検知する。
例えば図2に示すように、後部座席(例えば、第2シートおよび第3シート)RSにおいて各第2シートおよび第3シート毎に1名の乗員がヘッドホン18を装着している状態で赤外線カメラ21から見て各ヘッドホン18の位置が重複していない場合には、例えば図4に示すように、赤外線カメラ21の撮像により得られた画像データFにおいて、各ヘッドホン18に具備される各赤外線反射板18a1,18a2,18bによる赤外線の反射点が検知される。
なお、図2および図4において、ヘッドホン18Aは第2シートにおいて所定の安定姿勢状態の乗員に装着されたヘッドホン18であり、ヘッドホン18B1は第3シートにおいて所定の安定姿勢状態の乗員に装着されたヘッドホン18であり、ヘッドホン18B2は第3シートにおいて一時的に姿勢を変化させた(例えば、俯いた)乗員に装着されたヘッドホン18である。
ここで、画像データFにおいて、各反射点間の距離(例えば、左右の赤外線反射板18a1,18a2間の車両左右方向距離X1,X2,X3、および、左右の赤外線反射板18a1,18a2とオーバーヘッド部18Cの赤外線反射板18bとの間の車両上下方向距離Y1,Y2,Y3など)および各反射点の輝度は赤外線カメラ21からの距離に応じて変化し、赤外線カメラ21に対する相対距離が短くなるほど、各反射点間の距離は増大し、かつ、各反射点の輝度は増大することになる。
このため、ヘッドホン位置検知部36は、赤外線カメラ21の撮像により得られる画像データから検出される各ヘッドホン18毎の各反射点間の距離および各反射点の輝度に基づき、各ヘッドホン18の相対位置を検知する。
なお、例えばヘッドホン18B2のように、各反射点間の距離が所定の許容範囲内の値から逸脱している場合(例えば、乗員が一時的に俯いた姿勢となることで車両左右方向距離X3に対して車両上下方向距離Y3が相対的に小さい値となって、車両左右方向距離X3と車両上下方向距離Y3との対応関係が所定の許容範囲内から逸脱している場合など)においては、ヘッドホン位置検知部36は、乗員の姿勢が所定の安定姿勢状態ではなく、一時的に姿勢が変化している状態であると判断する。
画面角度制御部37は、ヘッドホン位置検知部36により検知された乗員の眼の位置に応じて所定の演算処理により画面15aの向き(例えば、車両左右方向軸周りおよび車両上下方向軸周りの回転角度など)を演算する。そして、この演算処理により得られる画面15aの向きと、角度センサ17により検出される現在の画面15aの向き(例えば、車両左右方向軸周りおよび車両上下方向軸周りの回転角度など)とに基づき、回動機構16により画面15aの向きを現在の状態から乗員の眼の位置に応じた状態へと変更するために要する駆動角度を算出し、この駆動角度の指令信号を回動機構16に出力する。
例えば画面角度制御部37は、ヘッドホン位置検知部36により1名のみの乗員の眼の位置が検知された場合には、画面15a上の中心位置を含む画面15aの垂線が、乗員の眼の位置(例えば、左右の眼の位置の重心など)を含むように画面15aの向きを演算する。
また、ヘッドホン位置検知部36により複数の乗員の眼の位置が検知された場合には、画面15a上の中心位置を含む画面15aの垂線が、複数の乗員の眼の位置(例えば、左右の眼の位置の重心など)の重心を含むように画面15aの向きを演算する。
例えば図2に示すように、各第2シートおよび第3シートにおいて所定の安定姿勢状態の乗員に装着された2つのヘッドホン18A,18B1の相対位置および各ヘッドホン18A,18B1を装着した乗員の眼の位置(例えば、左右の眼の位置の重心など)がヘッドホン位置検知部36により検知された場合には、画面角度制御部37は、各ヘッドホン18A,18B1毎に検知された乗員の眼の位置に対して、これら2つの乗員の眼の位置の重心を算出し、画面15a上の中心位置を含む画面15aの垂線Lが2つの乗員の眼の位置の重心を含むように画面15aの向き(例えば、所定方向に対する垂線Lの角度など)を演算する。
また、画面角度制御部37は、ヘッドホン位置検知部36にて、例えば図2に示すヘッドホン18B2などに基づいて、乗員の姿勢が所定の安定姿勢状態ではなく、一時的に姿勢が変化している状態であると判断された場合には、回動機構16による画面15aの向きの変更あるいは画面15aの向きを変更するための駆動角度の算出を禁止する。
なお、少なくとも後部座席RSの乗員が表示部15の画面15aを視認可能な状態では、各乗員に装着されたヘッドホン18に具備される各赤外線反射板18a1,18a2,18bを赤外線カメラ21によって撮像可能とするために、赤外線カメラ21および赤外線LED12は表示部15の画面15aよりも車両上下方向の上方の位置に配置され、かつ、ヘッドホン18において各耳当て部18R,18Lの上部に設けられた赤外線反射板18a1,18a2は、このヘッドホン18を装着する乗員の眼の位置と同等あるいはより高い鉛直方向位置となるように配置されている。
これにより、例えば第3シートの乗員の視界が第2シートによって遮蔽されることで第3シートの乗員が表示部15の画面15aを視認することができなくなる領域と、第3シートの乗員が表示部15の画面15aを視認可能な領域との境界位置であっても、この第3シートの乗員に装着されたヘッドホン18に具備される各赤外線反射板18a1,18a2,18bを赤外線カメラ21によって撮像可能とし、この乗員の顔の位置および眼の位置を検知することができる。
本実施の形態によるディスプレイ位置調整装置10は上記構成を備えており、次に、このディスプレイ位置調整装置10の動作について説明する。
先ず、例えば図5に示すステップS01においては、音データ取得部31により取得された音データを赤外線LED12の発光による赤外線の信号(赤外線信号)により発信する。
そして、ステップS02においては、赤外線カメラ21により撮像して得た画像(撮像画像)に基づき、赤外線LED12の発光による赤外線の各赤外線反射板18a1,18a2,18bでの反射点(光点)を検出する。
そして、ステップS03においては、光点の位置(光点位置)からヘッドホン18の位置を検知する。
そして、ステップS04においては、ヘッドホン18の各耳当て部18R,18Lの位置(つまり、ヘッドホン18を装着する乗員の耳の位置)と乗員の眼の位置との対応関係を示す所定のデータを参照して、ヘッドホン18を装着している乗員の眼の位置を検知する。そして、乗員の眼の位置に応じて所定の演算処理により画面15aの向き(例えば、車両左右方向軸周りおよび車両上下方向軸周りの回転角度など)を演算する。そして、この演算処理により得られる画面15aの向きと、角度センサ17により検出される現在の画面15aの向き(例えば、車両左右方向軸周りおよび車両上下方向軸周りの回転角度など)とに基づき、回動機構16により画面15aの向きを現在の状態から乗員の眼の位置に応じた状態へと変更するために要する駆動角度を算出する。
そして、ステップS05においては、回動機構16により画面15aを駆動角度だけ回動させ、画面15aの向き(画面角度)を変更し、処理を終了する。
上述したように、本実施の形態によるディスプレイ位置調整装置10によれば、車両1の車室内の天井1aに取り付けられた表示部15は、ヘッドホン位置検知部36により検知される乗員の眼の位置に基づいて、画面15aの向きが自動的に変更されることから、例えば車室内にて乗員が画面15aの向きを変更するための煩雑な操作(例えば、画面15aの角度を調整する角度調整スイッチの操作など)をおこなう必要無しに、容易に適切な画面15aの向きを設定することができる。例えば角度調整スイッチが表示部15周辺、つまり車両1の天井1a周辺に配置されている場合には、この角度調整スイッチを操作する際に乗員が座席から腰を浮かすなどのように姿勢を変える必要があり、不安定な姿勢状態となる虞があると共に、角度調整スイッチの手動による誤操作が生じたり、複数の乗員が存在する場合に手動では適切な角度設定が困難となる虞があることに対して、乗員による角度調整スイッチの操作を不要とすることで、乗員の姿勢を安定な状態に保持しつつ、適切な画面15aの向きを容易に設定することができる。
しかも、乗員が装着するヘッドホン18の位置を検知することによって、乗員の顔の位置として乗員の耳の位置を精度よく検知することができ、さらに、耳の位置から眼の位置を精度よく検知することができる。これにより、乗員による視認性が適切となるように画面15aの向き(角度)を設定することができる。
しかも、画面15a上の表示に対応する音データを発信するために用いられる赤外線LED12の発光による赤外線を利用して、ヘッドホン18の2つの耳当て部18R,18Lの上部に設けられた赤外線反射板18a1,18a2の位置を、赤外線カメラ21により撮像して得た車室内の画像から検知することができ、ヘッドホン18の位置を検知するための特別な装置を設けることで装置構成が複雑化してしまうことを防止しつつ、精度よくヘッドホン18の位置を検知することができる。
さらに、ヘッドホン18の2つの耳当て部18R,18Lの上部に加えて、ヘッドホン18のオーバーヘッド部18Cに赤外線反射板18bを備えることにより、例えば赤外線カメラ21から見て複数の乗員同士間でヘッドホン18の耳当て部18R,18Lの上部の赤外線反射板18a1,18a2が重なり合ってしまう場合であっても、オーバーヘッド部18Cの赤外線反射板18bの位置を検知することで、ヘッドホン18の位置を適切かつ精度よく検知することができる。
さらに、複数のヘッドホン18が存在する場合には、画面15a上の所定位置(例えば、中心位置)を含む垂線が、複数の乗員の眼の位置に対する重心を含むように画面15aの向きを変更することにより、複数の乗員が画面15aを適切に視認可能となるように画面15aの向きを自動的に変更することができる。
なお、上述した実施の形態では、回動機構16は表示部15の画面15aを車両左右方向軸周りおよび車両上下方向軸周りに回動させるとしたが、これに限定されず、車両左右方向軸周りまたは車両上下方向軸周りの何れか一方のみに回動可能であってもよい。
なお、上述した実施の形態では、赤外線カメラ21をステレオカメラとし、このステレオカメラの撮像により得られる1対の画像データに基づき、各赤外線反射板18a1,18a2,18bの位置を検出してもよい。
なお、上述した実施の形態では、赤外線カメラ21の撮像により得られた画像からヘッドホン18に具備される各赤外線反射板18a1,18a2,18bの位置を検知することによって、乗員の眼の位置を検知するとしたが、これに限定されず、例えば赤外線カメラ21の代わりに車室内を撮像可能な可視カメラを備え、この可視カメラの撮像により得られる画像に対する画像処理によって乗員の顔の位置および眼の位置を検知してもよい。
また、例えば赤外線カメラ21を省略すると共にヘッドホン18に各赤外線反射板18a1,18a2,18bの代わりに赤外線センサを備え、この赤外線センサによる赤外線(つまり赤外線LED12の発光による赤外線)の検出結果に基づき、赤外線LED12の位置および表示部15の画面15aの位置を検知し、この検知結果を処理装置19に送信する端末側の処理装置をヘッドホン18に備えてもよい。
本発明の実施の形態に係るディスプレイ位置調整装置の構成図である。 本発明の実施の形態に係るディスプレイの画面と赤外線LEDと赤外線カメラとヘッドホンとの位置を示す図である。 本発明の実施の形態に係るヘッドホンの構成図である。 本発明の実施の形態に係る赤外線カメラの構成図である。 本発明の実施の形態に係るディスプレイ位置調整装置の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
2 ディスプレイ
10 ディスプレイ位置調整装置
18 ヘッドホン
18a1,18a2 赤外線反射板(赤外線反射部材)
18b 赤外線反射板(第2の赤外線反射部材)
18C オーバーヘッド部
18R,18L 耳当て部
21 赤外線カメラ
36 ヘッドホン位置検知部(乗員位置検知手段)

Claims (5)

  1. 車両の天井に取り付けられ、座席が存在する方向に対して電動により画面の向きを変更可能なディスプレイと、
    前記画面を視認可能な乗員の顔の位置を検知する乗員位置検知手段と、を備え、
    前記ディスプレイは前記乗員位置検知手段により検知された前記乗員の顔の位置に基づいて前記画面の向きを変更することを特徴とする車両ディスプレイ位置調整装置。
  2. 音データを無線通信により受信して出力可能なヘッドホンを備え、
    前記乗員位置検知手段は、前記ヘッドホンの位置を検知することによって、前記乗員の顔の位置を検知することを特徴とする請求項1に記載のディスプレイ位置調整装置。
  3. 前記ヘッドホンは、赤外線による無線通信により前記音データを受信しており、前記ヘッドホンの2つの耳当て部の上部に赤外線反射部材を備え、
    前記乗員位置検知手段は、前記車両の天井に取り付けられた赤外線カメラにより撮像して得た車室内の画像に基づいて前記ヘッドホンの位置を検知することを特徴とする請求項2に記載のディスプレイ位置調整装置。
  4. 前記ヘッドホンは、前記2つの耳当て部に接続されたオーバーヘッド部に第2の赤外線反射部材を備えることを特徴とする請求項3に記載のディスプレイ位置調整装置。
  5. 前記ディスプレイは、前記乗員位置検知手段により複数の前記乗員の顔の位置が検知された場合には、前記画面上の所定位置を含む垂線が、前記複数の前記乗員の前記顔の位置に対する重心を含むように前記画面の向きを変更することを特徴とする請求項1から請求項4の何れか1つに記載のディスプレイ位置調整装置。
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