JP2009218627A - プレゼンス更新方法、電話機及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザが相手の電話番号を知らなくても、相手に電話をかけられるようにする。
【解決手段】第1の電話機11を使用するユーザの情報及び第1の電話機11に割り当てられる電話番号が含まれるプレゼンス情報を、第1の電話機11からプレゼンス管理サーバ2に送る。そして、プレゼンス管理サーバ2が備える第1の電話帳データベースに、プレゼンス情報を登録する。そして、第1の電話帳データベースに登録されたプレゼンス情報を、第2の電話機5に通知する。第2の電話機5が備える第2の電話帳データベースに、通知されたプレゼンス情報を登録する。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、相手が移動した場合であっても、移動先で連絡をとる場合に適用して好適なプレゼンス更新方法、電話機及びプログラムに関する。
従来、パケット交換によって通信するNGN(Next Generation Network)や、回線交換によって通信する固定電話機では、回線に対して固有の番号が割り当てられる。例えば、東京地域に拠点がある事業所等の電話番号は、「03-1234-5678」といった番号が振られる。そして、電話をかけるユーザは、電話機に備えられた数字ボタン等を押下して、電話番号を入力することによって、相手と通話できる。
特許文献1には、複数の電話番号を持つ端末が一つの電話番号しか持たない端末と同様に発信と着信を行うことを可能とする電話中継システムについて開示されている。
特開2007−151081号公報
ところで、電話受信者が異なる拠点に移動した場合には、電話発信者は、電話受信者の移動先の電話番号を調べてかけなければならない。現在では、その移動先の電話番号を調べるためには、電話受信者から移動先の電話番号を聞かなければならない。
また、例えば、相手に携帯電話機等を持たせて、この携帯電話機の番号に電話をかける場合もある。しかし、携帯電話機の電波が届かない地下に相手がいたり、そもそも携帯電話機の持ち込みが禁止されているような場所で相手が作業を行っていたりする場合、直接連絡をとることが困難であった。
また、移動先の電話番号を管理する電話番号管理データベースは、頻繁に更新されない。このため、的確に移動先の電話番号を把握することはできなかった。近年、多くの企業ではオープンオフィス化が進んでおり、席と座る人とが一致しない状況が生まれている。このような状況は、例えば、相手が頻繁に出張し、不在であることが多い場合、大変煩雑であった。
本発明はこのような状況に鑑みて成されたものであり、ユーザが相手の電話番号を知らなくても、相手に電話をかけられることを目的とする。
本発明は、通信回線で接続される第1及び第2の電話機とプレゼンス管理サーバが管理するデータを更新する。そして、第1の電話機を使用するユーザの情報及び第1の電話機に割り当てられる電話番号が含まれるプレゼンス情報を、第1の電話機からプレゼンス管理サーバに送る。そして、プレゼンス管理サーバが備える第1の電話帳データベースに、プレゼンス情報を登録する。電話帳データベースに登録されたプレゼンス情報を、第2の電話機に通知する。また、第2の電話機が備える第2の電話帳データベースに通知されたプレゼンス情報を登録する。
このようにしたことで、ユーザが相手の電話番号を知らなくても、電話をかけることが可能となる。
本発明によれば、第1の電話機を使用するユーザの情報及び第1の電話機に割り当てられる電話番号が含まれるプレゼンス情報は、プレゼンス管理サーバに登録される。そして、プレゼンス管理サーバから通知されたプレゼンス情報を、第2の電話機が備える第2の電話帳データベースに通知されたプレゼンス情報を登録する。このため、第2の電話機を使用するユーザは、第1の電話機を使用するユーザの電話番号を意識することなく、相手に電話をかけることができる。
以下、本発明の一実施の形態例について、添付図面を参照して説明する。本実施の形態例では、電話回線にNGN(Next Generation Network)回線を用いて、プレゼンス情報(例えば、電話機を使用するユーザを識別するためのユーザ識別情報と、ユーザが使用する電話機に割り当てられる電話番号)を動的に管理することが可能なプレゼンス管理システム1に適用した例について説明する。
プレゼンス管理システム1は、プレゼンス情報を取得して、このプレゼンス情報を管理するプレゼンス管理サーバ2と、各ユーザの電話番号を管理するユーザ管理データベース3と、を備える。プレゼンス管理サーバ2と、相手に電話をかけることが可能な機能を有する第1の電話機11と第2の電話機5は、セキュアな通信回線4によって接続され、互いに送受信するデータが保護される。ユーザの個人情報(識別ID、暗証番号、ユーザ名、アクセス権限等)は、電話機を使用するユーザを一意に識別するユーザ識別情報が記録される認証デバイス18に記録される。通信回線4は、インターネットに接続できるLAN(Local Area Network)等の回線である。
プレゼンス管理サーバ2は、各ユーザが在席する場所に設置されている第1の電話機11と第2の電話機5の電話番号を、ユーザ毎に管理する。ユーザが第1の電話機11を使用する場合、第1の電話機11からプレゼンス管理サーバ2に、プレゼンス情報を含むメッセージが送られる。このメッセージは、例えば、XML(Extensible Markup Language)文書の形式で記述される。そして、このメッセージには、ユーザが使用する電話番号の更新・削除等の要求も含まれる。プレゼンス管理サーバ2は、受信したメッセージに含まれるプレゼンス情報を、後述する電話帳データベースに登録する。プレゼンス管理サーバ2は、受け取った要求メッセージに対する結果の情報として、第1の電話機11に応答メッセージを送信する。
この応答メッセージには、プレゼンス管理サーバ2が電話帳データベースにアクセスした際の正常、異常に関する情報が含まれる。また、プレゼンス管理サーバ2には、第2の電話機5に対して、電話帳データベースに登録されたプレゼンス情報を通知する。この通知されたプレゼンス情報は、第2の電話機5が有する電話帳データベースに登録される。ただし、プレゼンス情報を登録せず、通話毎にプレゼンス情報を取得するようにしてもよい。
プレゼンス管理サーバ2に対して、プレゼンス情報の登録、削除(以下、単に更新ともいう。)を行う際には、認証デバイス18を用いてユーザを認証する。そして、ユーザもしくは権限がある者がしたアクセス以外は、電話番号の参照や更新を認めない。また、ユーザ名からの検索を行う場合にも、権限を有する者以外のアクセスを不可とする。
ここで、第1の電話機を使用する第1のユーザが、第2の電話機を使用する第2のユーザに電話をかける場合を考える。このとき、プレゼンス管理サーバ2は、第2のユーザ名称をキーに検索して、第2のユーザがプレゼンス管理サーバ2に登録した電話番号を読み出す。そして、プレゼンス管理サーバ2は、読出した電話番号を第1の電話機11に通知する。この結果、第1のユーザは、第2のユーザに電話をかけて通話できる。
通信回線4は、第1の電話機11が設置される社内LAN等を経由して、プレゼンス管理サーバ2と直接接続される。そして、通信回線4は、例えば、HTTPS(Hypertext Transfer Protocol Security)によって接続される。通信回線4は、経路の途中で複数のルータ、サーバ等を介して接続される。通信回線4を流れるデータは、SSL等によって暗号化されており、経路途中の機器で内容を読み取ることはできない。
ここで、NGNについて説明する。
NGNは、SIP(Session Initiation Protocol)プロトコルによる制御が可能なネットワークである。NGNは、別々に構築されているインターネットサービス用IPネットワークと電話サービス用の電話網を、IP技術を用いてQoS(Quality of Service)やセキュリティを向上させたIP通信網として統合し、現行の公衆網を代替する次世代IPネットワークである。電話だけでなくテレビ放送もIPネットワークで統一的に提供しようとする動きも進められている。
SIPは、セッションを開設するため、通信相手を特定する機能と、発信/着信/切断の機能を提供している。SIPはメッセージすなわち通信データをテキスト形式で表現する。このSIPを用いたシステムは、大きくユーザ・エージェントとSIPサーバから構成される。ユーザ・エージェントは、いわゆるIP(Internet Protocol)電話の機能を持つPCなどのSIP端末のことである。このユーザ・エージェントは、リクエストを送信する機能を持つユーザ・エージェント・クライアントと、リクエストに応答する機能を持つユーザ・エージェント・サーバにより構成される。
そして、SIPは、電話ネットワークをIPネットワークに統合するために必要な技術として検討されてきた経緯がある。したがって、SIPのシステムの重要な機能として、IP電話を始めとする様々なIPネットワーク・アプリケーションでは、従来の電話番号を利用できるENUM(E.164 Number Mapping)がある。
ENUMの標準化は、IETFとITU−Tが共同して作業を進めている。ENUMとSIPの連携ということでは、SIP端末(第1の電話機11)によるENUM検索と、SIPサーバ(プレゼンス管理サーバ2)によるENUM検索がある。
ENUMは、電話番号をネット上のアドレスやサービスと対応づけ、アクセス手段として利用する技術である。ITU−T(国際電気通信連合)が定めた国際的に一意な電話番号体系(「E164」と呼ばれる)と特殊なドメイン領域(「.e164.arpa」のサブドメイン)をDNS(Domain Name System)で対応させることにより、電話番号とネットワーク上のサービスやアドレスを対応させている。1つの番号に対応させるアドレスなどは複数でもよい。例えば、自分の電話番号をENUMで電子メールアドレスやFAX番号、WebサイトのURLなどと対応させておけば、電話番号が自分へのアクセス手段の統一的な識別番号として利用できるようになる。例えば「03-1234-5678」という電話番号に対応するENUM(E164番号)のドメイン名は、先頭の0を日本の国番号81で置換して逆順に並べた「8.7.6.5.4.3.2.1.3.1.8.e164.arpa」となる。このDNSレコードに対応するアドレスなどを、プレゼンス管理サーバ2、第1の電話機11に保管する。
このようなENUMの機能によって、ユーザは特に意識することなく従来の電話番号を使用して、様々なIPネットワーク・アプリケーションを利用できる。
図2は、第1の電話機11の外部構成例を示す。
第1の電話機11は、音声を放音するスピーカ12aと話者の音声を収音するマイクロホン12bを有する受話器12と、相手の電話番号等のプレゼンス情報や電話をかける相手を選択する選択メニュー画面等を表示する表示部13と、表示部13に表示された選択メニュー画面から電話をかける相手を選択するための選択部14と、第1の電話機11を使用するユーザの状態(プレゼンス情報)を識別するためのプレゼンスキー15と、第1の電話機11を使用するユーザを一意に識別するユーザ識別情報が記録される認証デバイス18から、ユーザ識別情報を読み取る認証デバイス読取り部16と、電話番号等の入力のため、「0」〜「9」,「*」,「#」を選択可能なナンバキー17と、を備える。認証デバイス読み取り部16は、第1の電話機11の外付け装置としてもよい。ユーザがプレゼンスキー15を押下することによって、プレゼンス管理サーバ2に通知するプレゼンス情報には、例えば、「ログアウト」、「在籍中」、「離席中」、「会議中」等の状態がある。
第1の電話機11は、第1の電話機11を使用するユーザを特定できる。第1の電話機11を使用するユーザは、例えば、認証デバイス読み取り部16に認証デバイス18をかざしたり、差し込んだりすると特定される。このため、ユーザは、プレゼンス管理サーバ2に登録されている電話番号を、自身が在席する場所に設置されている第1の電話機11に割り当てられた電話番号に簡単に更新できる。本例では、第1の電話機11に認証デバイス18がセットされ、プレゼンス管理サーバ2にユーザ認証された状態を、プレゼンス管理システム1にログインした状態とする。ログインした状態の時、プレゼンス管理サーバ2によって、第1の電話機11の使用が開始されたと判断される。一方、第1の電話機11から認証デバイス18を外した状態(又は、プレゼンスキー15のうち「ログアウト」を押下した状態)を、プレゼンス管理システム1からログアウトした状態とする。ログアウトした状態の時、プレゼンス管理サーバ2によって、第1の電話機11の使用が停止されたと判断される。
認証デバイス18は、公開鍵暗号方式を利用することにより、電話番号の外部からの違法な書き換えを防ぐことができる。そして、認証デバイス18を用いると、ユーザとプレゼンス管理サーバ2の相互認証を行ない、安全にデータ通信を利用できる。このため、プレゼンス管理サーバ2に対する不当なアクセスを防止できる。さらに、付随情報であるメタデータ等を利用することにより、認証デバイス18に様々な機能を追加できる。
図3は、第1の電話機11の内部構成例を示すブロック図である。これらのブロックは、以下の説明においてモジュールとも称する。
アプリケーション部21は、表示部13にユーザインタフェースを表示させたり、キー14,15,17から入力操作を受付けたりする機能を提供するモジュールである。また、アプリケーション部21は、受話器12の図示しないマイクロホンで収音した音声データを作成したり、通話先の電話機から受信した音声データを変換し、受話器12の図示しないスピーカ12aから放音したりする音声処理部21aを有する。また、アプリケーション部21は、Dynamic Number Serviceを実現する。Dynamic Number Serviceは、ユーザを検索キーにすることで番号が変わっても同一のユーザで必要な電話番号を引けることを意味する。言い換えれば、Dynamic Number Serviceとは、ユーザ情報を用いた動的電話番号検索及びプレゼンス管理装置を意味する。
アプリケーション部21は、Dynamic Number Serviceとしてのインタフェースを制御する。ユーザは、アプリケーション部21を介して操作を行うこととなる。また、アプリケーション部21は、基本処理部22で実現されている機能を用いて、追加機能を実現する。そして、アプリケーション部21は、API(Application Program Interface)を呼び出し、基本処理部22に対するデータ操作を行う。このAPIは、Dynamic Number Serviceの機能を実現するために用いられる。また、アプリケーション部21は、例えば、APIを利用してプレゼンス情報を取得したり、電話帳データベースを更新したりする要求を行う。
基本処理部22は、各種の下位レイヤに位置するモジュールの処理を統括する。そして、アプリケーション部21に対して、Dynamic Number Serviceの機能を提供する。基本処理部22は、Dynamic Number Serviceとして、第1の電話機11の基本機能に関する全ての処理を行う。
情報取得操作部23は、NGNを利用したサービスを提供する。情報取得操作部23は、例えば、プレゼンス管理サーバ2から電話番号を取得したり、メッセージを受発信したりする。また、NGNから情報を取得するためのインタフェースを提供する。以下の説明でインタフェースとは、機能プログラムを介して行う処理のためのモジュールを意味する。
NGN通信部24は、NGNに接続する機能を有するモジュールである。そして、NGN通信部24は、NGN通信部は実際のNGNで利用するSIPメッセージや、実際の音声などをやり取りする部分で、情報取得部は付随するIPアドレスなどの取得を行う。これらの機能は、NGNにおいて、SIP StackとNGN接続するために用いられる。SIP Stackは、SIPプロトコルの機能そのものであり、SIPを用いた通信を行うために必要な機能を含んだモジュールである。
XML解析生成部25は、XML文書を解析するXMLパーサと、XML文書を生成するXMLジェネレータを有する。そして、XML解析生成部25は、プレゼンス管理サーバ2に対して、XML文書データを受け取ったり、送ったりするためのインタフェースとなる。
暗号処理部26は、プレゼンス管理サーバ2に対して、暗号化通信を行うためのブロックである。暗号処理部26は、例えば、TLS(Transport Layer Security)/SSL(Secure Socket Layer)処理を行って、プレゼンス管理サーバ2に送るデータを暗号化したり、プレゼンス管理サーバ2から受け取るデータの認証処理を行ったりする。SSLは、公開鍵暗号、デジタル証明書等を組み合わせて使われるセキュリティ技術であり、通信回線4で送られるデータを保護できる。TLSは、SSLに含まれるセキュリティ技術である。
ネットワーク通信部27は、インターネットやイントラネットのLANに接続するためのモジュールである。ネットワーク通信部27は、例えば、PPPoE処理を行って、暗号処理部26から受け取ったデータをプレゼンス管理サーバ2に送る。一方、ネットワーク通信部27は、プレゼンス管理サーバ2から受け取ったデータを暗号処理部26に引き渡す。ネットワーク通信部27は、PPPoE処理によって、従来の電話回線やISDN回線を用いて行うネットワークへの通信処理を、LANを介して行う。
認証処理部28は、ユーザ認証を行うためのインタフェースである。認証処理部28は、カードキー等からなる認証デバイス18に対して、署名データを要求したり、ユーザのアクセス権限を参照したり、ユーザがプレゼンス管理システム1にログイン可能であるかどうかを判断したりする。
認証デバイス制御部29は、認証デバイス18にアクセスするためのAPIを提供する。認証デバイス制御部29によって、認証デバイス18と通信できる。
認証デバイス読取り部30は、上述した認証デバイス読取り部16と連動し、認証デバイス18に実際にアクセスするモジュールである。認証デバイス読取り部30は、各種のドライバやデータ通信を行うための機能も含む。
電話帳管理部31は、電話をかける相手の電話番号が登録される電話帳データベース32に対して、ユーザ毎に電話番号を更新、参照するためのインタフェースを提供する。
電話帳データベース32は、RAM等で構成される記憶媒体であり、第1の電話機11が保有するデータベースである。電話帳データベース32は、複数種類のテーブルを有する。電話帳データベース32が管理するデータベースとして、例えば、ユーザと電話番号を関連づけるユーザ管理テーブルを有する。電話帳データベース32は、定期的(例えば、1時間毎)に更新される。
図4は、プレゼンス管理サーバ2の内部構成例を示すブロック図である。
アプリケーション部41は、Dynamic Number Serviceのサーバ側アプリケーションを提供するモジュールである。具体的にはユーザインタフェース等の機能を提供する。アプリケーション部41は、API(Application Program Interface)を呼び出し、基本処理部42に対してデータ操作を行う。このAPIは、Dynamic Number Serviceの機能を実現するために用いられる。システム管理者は、アプリケーション部41を介して、メンテナンス等の操作が行える。また、他のサービスとの連携処理もアプリケーション部41が行う。
基本処理部42は、各種の下位レイヤに位置するモジュールの処理を統括する。そして、アプリケーション部41に対して、Dynamic Number Serviceのサーバ機能を提供する。基本処理部42は、各種の機能をAPIで提供しており、Dynamic Number Serviceとして、基本的なサーバ機能を有する。
XML解析生成部43は、XML文書を解析するXMLパーサと、XML文書を生成するXMLジェネレータを有する。そして、第1の電話機11に対して、XML文書データを受け取ったり、送ったりするためのインタフェースとなる。
暗号処理部44は、第1の電話機11に対して、暗号化通信を行うブロックである。この際、暗号処理部44は、例えば、TLS/SSL処理を行って、第1の電話機11に送るデータを暗号化したり、第1の電話機11から受け取るデータの認証処理を行ったりする。
ネットワーク通信部45は、インターネットやイントラネットのLANに対して、接続を行うモジュールである。ネットワーク通信部45は、例えば、PPPoE処理を行って、暗号処理部44から受け取ったデータを第1の電話機11に送る。一方、ネットワーク通信部45は、PPPoE処理によって、第1の電話機11から受け取ったデータを暗号処理部44に引き渡す。
認証処理部46は、ユーザ認証を行うためのインタフェースである。システム管理者のアクセス権限を参照したり、ユーザがプレゼンス管理システム1にログイン可能であるかどうかを判断したりする。
ユーザ情報管理部47は、プレゼンス管理システム1を利用するユーザを管理する。ユーザ情報管理部47は、プレゼンス管理システム1を利用しようとするユーザの認証情報やアクセス権情報を、ユーザ情報データベース48から取得するインタフェースを提供する。
ユーザ情報データベース48は、ユーザ情報を管理する。電話帳データベース48は、複数種類のテーブルを有する。ユーザ情報データベース48に記録されるユーザ情報には、ユーザの認証情報やアクセス権限などがある。
電話帳管理部49は、システム全体の電話帳データベース50にアクセスする。電話帳管理部49は、プレゼンス管理システム1にログオンしたユーザの電話番号が登録される電話帳データベース50に対して、ユーザ毎に電話番号を更新、参照するためのインタフェースを提供する。
電話帳データベース50は、ハードディスクドライブ等で構成される記録媒体であり、各電話機の電話番号を管理する。また、第1の電話機11、第2の電話機5を使用すると生じる全てのログ情報を電話帳データベース50に保存できる。そして、電話帳データベース50に記録されたログから、第1の電話機11、第2の電話機5を使用したユーザを検索することも可能である。このため、許可されていないユーザが第1の電話機11を使用したか否かを判断できるため、ユーザのアクセスを厳しく管理できる。
ここで、プレゼンス管理システム1の使用例について、図5〜図7を参照して説明する。以下の説明で、ユーザAは、常に、認証デバイス18を携行する。
図5は、ユーザAが第1の支店にいる場合を示す。
第1の支店には、第1の電話機11が設置される。同様に、第2の支店には、第2の電話機5が設置される。第1の電話機11と第2の電話機5は、インターネット(通信回線4)を介して、プレゼンス管理サーバ2に接続される。また、第1の電話機11と第2の電話機5は、通常の電話回線を介して、NGNを管理するNGN管理センタ61に接続される。NGN管理センタ61は、NGNに必要な情報等を管理している基地局であり、通常の電話をかけるときに利用する交換機としての機能を有する。
ユーザAが第1の電話機11を使用する際には、第1の電話機11に認証デバイス18のユーザ情報を読み取らせることとなる。
ただし、図5では、ユーザAが第1の電話機11から認証デバイス18を外しているため、プレゼンス管理サーバ2は、ユーザAがログインしていない(言い換えると、ログアウトしている。)と判断している。この場合、ユーザAは、離席していると考えられる。
図6は、ユーザAが、第1の支店から第2の支店に移動中である場合を示す。
このとき、ユーザAは、第1の支店と第2の支店のいずれにも在席していない。このため、プレゼンス管理サーバ2は、ユーザAがログインしていないと判断している。ユーザAが移動中である場合、プレゼンス管理サーバ2は、ユーザAに連絡可能な電話番号として、ユーザAが持つ携帯電話機の電話番号を、各電話機に通知してもよい。
図7は、ユーザAが第2の支店にいる場合を示す。
このとき、ユーザAは、第2の電話機5を使用するため、認証デバイス18を第2の電話機5にかざしてプレゼンス管理システム1にログインする。このため、プレゼンス管理サーバ2は、ユーザAがログインしていると判断している。そして、プレゼンス管理サーバ2は、ユーザAが第2の電話機5を使用することを各電話機に通知する。この結果、他のユーザが、ユーザAに電話をかけると、第2の電話機5と通話することができる。
次に、図8〜図22を参照して、プレゼンス管理サーバ2と第1の電話機11の処理の例について説明する。ただし、プレゼンス管理サーバ2と第2の電話機5の処理については、以下に説明する処理と同様であるため、詳細な説明は省略する。
図8は、プレゼンス管理サーバ2に第1の電話機11に割り当てられる電話番号を登録する処理の例である。上述したように、ユーザ管理データベース3は、電話帳データベース50を備える。さらに、電話帳データベース50は、ユーザ管理テーブル51を備える。ユーザ管理テーブル51には、ユーザ毎に、連絡可能な電話番号が登録されている。本例では、登録処理が行われる前、ユーザAの電話番号は、「none」と登録されている。このとき、ユーザAは、不在であり、連絡不能である。
ユーザAが第1の電話機11に認証デバイス18をかざし、ログインキーを押下するとプレゼンス管理システム1にログインした状態となる。ユーザAを識別するためのユーザ情報は、第1の電話機11の電話番号と、認証デバイス18に記録される情報を含む。そして、プレゼンス管理サーバ2からユーザ情報を登録するための登録/更新情報がプレゼンス管理サーバ2に送られる。そして、ユーザ管理テーブル51に登録されているユーザAの電話番号は、「03-XXXX-XXXX」に登録更新される。
図9は、電話番号を登録する処理の例を示す。
初めに、第1の電話機11は、認証デバイス18に記録されたユーザ情報を取得する(ステップS1)。そして、第1の電話機11は、電話番号をプレゼンス管理サーバ2に登録するための電話番号メタデータを取得する(ステップS2)。電話番号メタデータには、第1の電話機11に割り当てられる電話番号の情報が含まれる。
次に、第1の電話機11は、認証デバイス18に対して、公開鍵暗号方式による署名を要求する(ステップS3)。認証デバイス18は、第1の電話機11の要求に応えて、自身が保持する署名データを第1の電話機11に送る(ステップS4)。署名データには、ユーザを証明するための証明書データが含まれる。その後、第1の電話機11は、プレゼンス管理サーバ2に対して暗号化通信を開始する。ステップS4の処理では、ユーザのキー入力によって、入力されたパスワード等を署名データに含めてもよい。
次に、第1の電話機11は、プレゼンス管理サーバ2に対して、ユーザ情報を更新する要求メッセージを、署名データと共に送る(ステップS5)。そして、プレゼンス管理サーバ2は、ユーザAが正当なアクセス権限を有する者であって、どの種類の要求メッセージであるかを受け取った要求メッセージと署名データから判断する(ステップS6)。
プレゼンス管理サーバ2は、ユーザAが正当なアクセス権限を有する者であると判断し、登録要求のメッセージであると判断すると、ユーザ管理データベース3に記録されているユーザAの電話番号を登録更新する指示を出す(ステップS7)。ユーザ管理データベース3は、更新結果の情報をプレゼンス管理サーバ2に通知する(ステップS8)。この更新結果の情報には、更新が成功した場合と、更新が失敗した場合のいずれかの情報が含まれる。
そして、プレゼンス管理サーバ2は、更新結果の情報を含めた返信メッセージを、第1の電話機11に送る(ステップS9)。この結果、第1の電話機11は、登録を要求した電話番号がプレゼンス管理サーバ2に登録されたかどうかを知ることができる。
図10は、第1の電話機11がプレゼンス管理サーバ2に送る登録/更新要求メッセージの例を示す。
このメッセージには、ユーザAの名前が、例えば、「Alice」であり、ユーザ管理データベース3に登録する電話番号が「03-XXXX-XXXX」であることを示す情報が含まれる。
図11は、プレゼンス管理サーバ2が第1の電話機11に送る登録/更新成功時の返信メッセージの例を示す。
このメッセージには、例えば、ユーザ管理データベース3に対して、ユーザ情報が登録/更新されたことが成功したことを示すコード値「200」が含まれる。第1の電話機11は、返信メッセージからこのコード値「200」を読出して、ユーザ情報の登録/更新が成功したことを判別する。
図12は、プレゼンス管理サーバ2が第1の電話機11に送る登録/更新失敗時の返信メッセージの例を示す。
このメッセージには、例えば、ユーザ管理データベース3に対して、ユーザ情報が登録/更新されたことが失敗したことを示すコード値「401」が含まれる。第1の電話機11は、返信メッセージからこのコード値「401」を読出して、ユーザ情報の登録/更新が失敗したことを判別する。
図13は、プレゼンス管理サーバ2に登録されている第1の電話機11の電話番号を削除する処理の例である。
ユーザAが認証デバイス18を第1の電話機11のログアウトキーを押下し、認証デバイス18を取り外すと、プレゼンス管理システム1からログアウトした状態となる。このとき、プレゼンス管理サーバ2からユーザ情報を削除するための削除要求メッセージがプレゼンス管理サーバ2に送られる。そして、ユーザ管理テーブル51に登録されているユーザAの電話番号「03-XXXX-XXXX」は、「none」に削除更新される。
図14は、電話番号を削除する処理の例を示す。
ユーザAによって、認証デバイス18を第1の電話機11のログアウトキーが押下されると、第1の電話機11は、認証デバイス18に記録されたユーザ情報を取得する(ステップS11)。そして、第1の電話機11は、電話番号をプレゼンス管理サーバ2に削除するための電話番号メタデータを取得する(ステップS12)。
次に、第1の電話機11は、認証デバイス18に対して、公開鍵暗号方式による署名を要求する(ステップS13)。認証デバイス18は、第1の電話機11の要求に応えて、自身が保持する署名データを第1の電話機11に送る(ステップS14)。その後、第1の電話機11は、プレゼンス管理サーバ2に対して暗号化通信を開始する。
次に、第1の電話機11は、プレゼンス管理サーバ2に対して、ユーザ情報を更新する要求メッセージを、署名データと共に送る(ステップS15)。そして、プレゼンス管理サーバ2は、ユーザAが正当なアクセス権限を有する者であって、どの種類の要求メッセージであるかを受け取った要求メッセージと署名データから判断する(ステップS16)。
プレゼンス管理サーバ2は、ユーザAが正当なアクセス権限を有する者であって、電話番号の削除要求メッセージであると判断すると、ユーザ管理データベース3に記録されているユーザAの電話番号を削除更新する指示を出す(ステップS17)。ユーザ管理データベース3は、更新結果の情報をプレゼンス管理サーバ2に通知する(ステップS18)。この更新結果の情報には、更新が成功した場合と、更新が失敗した場合のいずれかの情報が含まれる。
そして、プレゼンス管理サーバ2は、更新結果の情報を含めた返信メッセージを、第1の電話機11に送る(ステップS19)。この結果、第1の電話機11は、削除を要求した電話番号がプレゼンス管理サーバ2から削除されたかどうかを知ることができる。
図15は、電話をかける処理の例である。
ユーザAが電話をかける場合、認証デバイス18を第1の電話機11にセットし、プレゼンス管理システム1にログインした状態とする。そして、第1の電話機11の表示部13に表示される相手(ユーザB)を選択し、発呼要求を行う。このとき、プレゼンス管理サーバ2はユーザBの電話番号がユーザ管理テーブル51に登録されているかどうかを検索する。そして、ユーザ管理テーブル51にユーザBの電話番号が登録されている場合、この電話番号を第1の電話機11に送る。この結果、ユーザAは、ユーザBに電話をかけることができる。なお、相手に電話をかけることを「発呼」ともいう。また、相手の電話機に電話がかかることを「着呼」ともいう。
図16は、電話番号を検索する処理の例を示す。
第1の電話機11は、ユーザによって選択された相手(ユーザB)を、電話帳データベース32から検索する(ステップS21)。ユーザBの選択は、例えば、表示部13に表示されたユーザ選択メニュー画面を介して、ユーザAによって行われる。
次に、第1の電話機11は、認証デバイス18に対して、公開鍵暗号方式による署名を要求する(ステップS22)。認証デバイス18は、第1の電話機11の要求に応えて、自身が保持する署名データを第1の電話機11に送る(ステップS23)。その後、第1の電話機11は、プレゼンス管理サーバ2に対して暗号化通信を開始する。
次に、第1の電話機11は、プレゼンス管理サーバ2に対して、ユーザ情報を検索する要求メッセージを、署名データと共に送る(ステップS24)。そして、プレゼンス管理サーバ2は、ユーザAが正当なアクセス権限を有する者であって、どの種類の要求メッセージであるかを受け取った要求メッセージと署名データから判断する(ステップS25)。
プレゼンス管理サーバ2は、ユーザAが正当なアクセス権限を有する者であって、電話番号の検索要求メッセージであると判断すると、ユーザ管理データベース3に記録されているユーザAの電話番号を検索する指示を出す(ステップS26)。ユーザ管理データベース3は、検索結果の情報をプレゼンス管理サーバ2に通知する(ステップS27)。この検索結果の情報には、検索が成功した場合と、検索が失敗した場合のいずれかの情報が含まれる。
そして、プレゼンス管理サーバ2は、検索結果の情報を含めた返信メッセージを、第1の電話機11に送る(ステップS28)。この結果、第1の電話機11は、検索を要求したユーザBの電話番号を取得する。
そして、第1の電話機11は、プレゼンス管理サーバ2から取得した電話番号に電話をかける(ステップS29)。
図17は、第1の電話機11がプレゼンス管理サーバ2に送る電話番号の検索要求メッセージの例を示す。
このメッセージには、検索するユーザBの名前が、例えば、「Alice」であることを示す情報が含まれる。
図18は、プレゼンス管理サーバ2が第1の電話機11に送る電話番号の検索要求メッセージの例を示す。
このメッセージには、例えば、ユーザ管理データベース3に対して、ユーザBの検索が成功したことを示すコード値「200」と、ユーザBの電話番号「03-XXXX-XXXX」が含まれる。第1の電話機11は、返信メッセージからこのコード値「200」を読出して、電話番号の検索が成功したことを判別する。
図19は、プレゼンス管理サーバ2が電話番号を検索した結果に基づいて、第1の電話機11が備える電話帳データベース32に、相手の電話番号を登録する処理の例である。ここでは、ユーザCの電話番号を登録する場合について説明する。上述したように、第1の電話機11は、電話帳データベース32を備える。さらに、電話帳データベース32は、ユーザ管理テーブル33を備える。ユーザ管理テーブル33には、ユーザ毎に、連絡可能な電話番号が登録されている。本例では、登録処理が行われる前、ユーザCの電話番号は、「06-WWWW-WWWW」と登録されている。
第1の電話機11は、プレゼンス管理サーバ2からユーザCの電話番号を検索要求すると、プレゼンス管理サーバ2からユーザCの電話番号を更新するための情報がプレゼンス管理サーバ2に送られる。そして、第1の電話機11は、ユーザ管理テーブル51に登録されているユーザCの電話番号を、「06-ZZZZ-ZZZZ」に更新する。
図20は、電話帳データベース32を更新する処理の例を示す。
第1の電話機11は、ユーザによって電話帳データベース32の更新処理が選択されたことを検出する(ステップS31)。
次に、第1の電話機11は、認証デバイス18に対して、公開鍵暗号方式による署名を要求する(ステップS32)。認証デバイス18は、第1の電話機11の要求に応えて、自身が保持する署名データを第1の電話機11に送る(ステップS33)。その後、第1の電話機11は、プレゼンス管理サーバ2に対して暗号化通信を開始する。
次に、第1の電話機11は、プレゼンス管理サーバ2に対して、ユーザ情報を検索する要求メッセージを、署名データと共に送る(ステップS34)。そして、プレゼンス管理サーバ2は、ユーザAが正当なアクセス権限を有する者であって、どの種類の要求メッセージであるかを受け取った要求メッセージと署名データから判断する(ステップS35)。
プレゼンス管理サーバ2は、ユーザAが正当なアクセス権限を有する者であって、電話番号の検索要求メッセージであると判断すると、ユーザ管理データベース3に記録されているユーザCの電話番号を取得する指示を出す(ステップS36)。ユーザ管理データベース3は、検索結果の情報をプレゼンス管理サーバ2に通知する(ステップS37)。この検索結果の情報には、検索が成功した場合と、検索が失敗した場合のいずれかの情報が含まれる。
そして、プレゼンス管理サーバ2は、検索結果の情報を含めた返信メッセージを、第1の電話機11に送る(ステップS38)。この結果、第1の電話機11は、検索を要求したユーザCの電話番号を取得する。
そして、第1の電話機11は、プレゼンス管理サーバ2から取得した電話番号に基づいて、電話番号データベース32を更新する(ステップS39)。
図21は、第1の電話機11がプレゼンス管理サーバ2に送る電話番号更新要求メッセージの例を示す。
このメッセージには、電話帳データベース32を更新することを示す情報が含まれる。
図22は、プレゼンス管理サーバ2が第1の電話機11に送る電話番号更新返信メッセージの例を示す。
このメッセージには、ユーザ管理データベース3が管理するユーザ毎の電話番号と、プレゼンス情報が含まれる。また、ユーザ情報の取得が成功したことを示すコード値「200」が含まれる。このため、第1の電話機11は、返信メッセージからこのコード値「200」を読出して、ユーザ情報の取得したことを判別する。そして、電話帳データベース32に取得した電話番号を登録する。
ところで、Webアプリケーションの連携処理は、汎用のフォーマットであるXML等を用いて付随情報等を付加することにより様々なアプリケーションと連携することが可能となる。例えば、Webサーバと連携させて社内の電話帳システムをWeb上で閲覧させたり、アプリケーションからの呼び出しに利用したりすることも可能である。また、Dynamic Number Serviceに対応していない機器でもWebブラウザが利用できれば電話番号を検索したりすることも可能である。
そして、電話番号を更新すると同時に、付随情報をプレゼンス管理サーバ2に登録する。このため、ユーザがどの場所にいて、どのような状態であるかを把握することができる。また、XML等の標準データ形式を利用することによって、高い拡張性を持つ。そして、様々な機能を有するアプリケーションを追加することができる。
また、プレゼンス管理システム1に登録する電話番号は固定電話だけに限らない。例えば、移動中は携帯電話機の番号を初期登録したり、IP電話の番号を登録したりといった、様々な形態が考えられる。また、ユーザが電話機を操作できない場合には、ユーザ以外の者が手動で電話番号を更新できるようにするため、システム管理人、グループ管理人、代理人など複数のレベルでアクセス制限を行うことも可能である。
プレゼンス管理システム1は、ユーザの権限に応じて可能な操作が異なる。例えば、プレゼンス管理システム1を管理するシステム管理者の場合、全てのユーザのデータを更新可能である。会社や部署毎に配置されるグループ管理者の場合、管理グループ内のユーザのデータを更新可能である。各ユーザは、本人のデータのみ更新可能である。ユーザが代理人を設定すると、依頼したユーザのデータをその代理人が更新可能となる。代理人を設定する状況としては、ユーザが出張等の理由によりプレゼンス管理システム1を利用できない場合等、ユーザが直接操作できない場合であっても、最新のプレゼンス情報をプレゼンス管理サーバ2に更新できる。
図23は、プレゼンス情報との連携処理の例を示す。
図23(a)は、ユーザAが支社Aに在席する場合を示す。
このとき、ユーザAのプレゼンス情報から、ユーザAが支社Aの21階のA4テーブルにいることが示される。
図23(b)は、ユーザAが支社Bに在席する場合を示す。
このとき、ユーザAのプレゼンス情報から、ユーザAが支社Bの10階のG2テーブルにいることが示される。
このように、ユーザAが移動した先の電話番号のみならず、どこに在席しているかまでプレゼンス情報として管理することで、ユーザAの所在管理を確実に行うことができる。
上述した本実施の形態に係るプレゼンス管理システム1では、各電話機を使用するプレゼンス情報を管理するプレゼンス管理サーバ2を用意し、個人認証を行うことができる認証デバイス18を利用する。このため、電話をかける側は相手の名前を元に検索し、電話番号を取得できる。この電話番号にかけることにより目的の相手に簡単にかけることができる。電話を受ける側も現在利用している電話番号を相手に教えることなくいつでもかけてもらうことができる。
そして、プレゼンス管理サーバ2は、ユーザに対して、相手の電話番号を検索して、その電話番号を通知する。このため、ユーザは、相手の移動先の電話番号を知らなくても電話をかけることが可能である。つまり、簡単かつ安全にユーザの電話番号等を含むプレゼンス情報を登録し、認証されたユーザに対して安全に公開できると言える。また、ロケーション機能がないNGNや固定電話、IP電話などであっても、ユーザは、相手と容易に通話できる。また、認証デバイス18を用いて、ユーザが使用する電話機の電話番号を、プレゼンス管理サーバ2に登録できるため、ユーザは煩雑な操作が不要である。そして、認証デバイス18を用いるため、セキュリティを高めてプレゼンス情報を更新したり、取得したりすることができる。
また、プレゼンス管理システム1では、ユーザのアクセス制限を、複数の段階で管理できる。また、第1の電話機11とプレゼンス管理サーバ2とのデータの送受信に用いられるメッセージは、メタデータや標準のXMLなどを利用するため、Webサーバや各種のアプリケーションサーバと連携しやすい。付随情報であるメタデータを利用することで、例えば、現在の位置(固定電話であれば固定電話のある位置)を特定できる情報を機器や他のデータベースに登録して利用したり、現在の状況(取り込み中、電話中など)をリアルタイムで更新したりすることも可能である。
また、所定時間毎(例えば、1時間に1回)、電話機の電話帳データベースを自動更新する。また、不在期間が長いユーザについては、1週間に1回更新すればよい。また、電話機が有する電話帳データベースを更新する場合、プレゼンス管理サーバ2は、1件ずつ又は10件毎のように、電話機に送出するメッセージに含まれるプレゼンス情報の件数を変えることも可能である。
また、本実施の形態に係るプレゼンス管理システム1では、IPデータによってデータの送受信を行う。IPデータは、NGNでも用いられるデータであり、プレゼンス管理システム1とNGNが連携しやすくなる。このため、NGNと連携するための特別な機器が不要であり、コストメリットに優れる。
なお、プレゼンス管理サーバ2では、更新されたデータのみを差分データとして電話機に送り、電話機が有する電話帳データベースを更新するようにしてもよい。この場合、通信回線4を介して電話機に送られるデータは、差分データのみであるため、通信回線4の帯域を圧迫しない。また、電話機が有する電話帳データベースの更新時間が短縮される。電話番号をマッチングする場合、予め別のデータベースを用意して登録したり、電話機に登録したりしてもよい。
また、電話を掛ける毎に、毎回認証を行ってプレゼンス管理サーバ2から電話番号を取得するようにしてもよい。このとき、電話番号自体は、電話機が有する電話帳データベースに登録しない。このため、例えば、企業の社長や役員等にかかる電話番号の情報が第三者に知られることがなく、情報漏洩のリスクが低減される。
また、認証デバイス18は、カードキー型としたが、他の形態であってもよい。また、例えば、指紋、掌紋、虹彩認証の画像データとパスワードを組み合わせることによって、電話機を使用するユーザを識別するようにしてもよい。この場合、ユーザを識別するために用いられる指紋、掌紋、虹彩認証とパスワードの組み合わせ等の情報は、プレゼンス管理サーバ側で有することが望ましい。
本発明の一実施の形態例におけるプレゼンス管理システムの外部構成例を示す説明図である。 本発明の一実施の形態例における携帯電話機の外観構成例を示す説明図である。 本発明の一実施の形態例における電話機の内部構成例を示すブロック図である。 本発明の一実施の形態例におけるプレゼンス管理サーバの内部構成例を示すブロック図である。 本発明の一実施の形態例におけるプレゼンス管理システムの使用例を示す説明図である。 本発明の一実施の形態例におけるプレゼンス管理システムの使用例を示す説明図である。 本発明の一実施の形態例におけるプレゼンス管理システムの使用例を示す説明図である。 本発明の一実施の形態例におけるプレゼンス管理サーバに電話番号を登録する処理の例を示す説明図である。 本発明の一実施の形態例における電話番号を登録する処理の例を示すシーケンス図である。 本発明の一実施の形態例における登録/更新要求メッセージの例を示す説明図である。 本発明の一実施の形態例における登録/更新成功時の返信メッセージの例を示す説明図である。 本発明の一実施の形態例における登録/更新失敗時の返信メッセージの例を示す説明図である。 本発明の一実施の形態例におけるプレゼンス管理サーバから電話番号を削除する処理の例を示す説明図である。 本発明の一実施の形態例における電話番号を削除する処理の例を示すシーケンス図である。 本発明の一実施の形態例における電話をかける処理の例を示す説明図である。 本発明の一実施の形態例における電話番号を検索する処理の例を示すシーケンス図である。 本発明の一実施の形態例における電話番号の検索要求メッセージの例を示す説明図である。 本発明の一実施の形態例における電話番号の検索返信メッセージの例を示す説明図である。 本発明の一実施の形態例における電話機側の電話帳データベースを更新する処理の例を示す説明図である。 本発明の一実施の形態例における電話機側の電話帳データベースを更新する処理の例を示すシーケンス図である。 本発明の一実施の形態例における電話機側の電話番号更新要求メッセージの例を示す説明図である。 本発明の一実施の形態例における電話機側の電話番号更新返信メッセージの例を示す説明図である。 本発明の一実施の形態例におけるプレゼンス情報との連繋処理の例を示す説明図である。
符号の説明
1…プレゼンス管理システム、2…プレゼンス管理サーバ、3…ユーザ管理データベース、4…通信回線、11…電話機、18…認証デバイス、21…アプリケーション部、22…基本処理部、41…アプリケーション部、42…基本処理部、61…NGN管理センタ

Claims (6)

  1. 通信回線で接続される第1及び第2の電話機とプレゼンス管理サーバが管理するデータを更新するプレゼンス更新方法であって、
    前記第1の電話機を使用するユーザの情報及び前記第1の電話機に割り当てられる電話番号が含まれるプレゼンス情報を、前記第1の電話機から前記プレゼンス管理サーバに送るステップと、
    前記プレゼンス管理サーバが備える第1の電話帳データベースに、前記プレゼンス情報を登録するステップと、
    前記第1の電話帳データベースに登録された前記プレゼンス情報を、前記第2の電話機に通知するステップと、
    前記第2の電話機が備える第2の電話帳データベースに、前記通知されたプレゼンス情報を登録するステップと、を有する
    プレゼンス更新方法。
  2. 請求項1記載のプレゼンス更新方法において、
    前記第2の電話機から、前記第1の電話機に電話をかける場合に、前記第2の電話機は、前記プレゼンス管理サーバに問い合せて前記第1の電話機に割り当てられる電話番号を取得するステップを有する
    プレゼンス更新方法。
  3. 音声を放音するスピーカと、
    話者の音声を収音するマイクロホンと、
    前記電話機を使用するユーザを一意に識別するユーザ識別情報が記録される認証デバイスから、前記ユーザ識別情報を読み取る認証デバイス読取り部と、
    電話をかける相手のプレゼンス情報を登録する電話帳データベースと、を備える電話機であって、
    前記電話機は、前記電話機に割り当てられる電話番号と、前記ユーザ識別情報を管理するプレゼンス管理サーバに通信回線で接続され、
    前記認証デバイス読取り部によって読み取られた前記ユーザ識別情報と、前記ユーザ識別情報に対応づけて前記電話機に割り当てられる電話番号と、を含むプレゼンス情報を、前記プレゼンス管理サーバに登録し、前記プレゼンス管理サーバが管理する他のユーザ識別情報と前記他のユーザ識別情報に対応づけて前記電話機に割り当てられる電話番号を含むプレゼンス情報を取得して、前記電話帳データベースに登録する
    電話機。
  4. 請求項3記載の電話機において、
    前記認証デバイス読取り部によって、前記認証デバイスに記録される前記ユーザ識別情報が読み取られ、前記プレゼンス管理サーバによってユーザ認証がされた場合に、前記第1の電話機の使用が開始されたと判断される
    電話機。
  5. 請求項4記載の電話機において、
    前記取得したプレゼンス情報を表示する表示部と、
    前記表示部に表示されたプレゼンス情報から前記電話をかける相手を選択するための選択部と、備える
    電話機。
  6. 通信回線で接続される第1及び第2の電話機とプレゼンス管理サーバが管理するデータを更新するプログラムであって、
    前記第1の電話機を使用するユーザの情報及び前記第1の電話機に割り当てられる電話番号が含まれるプレゼンス情報を、前記第1の電話機から前記プレゼンス管理サーバに送る処理と、
    前記プレゼンス管理サーバが備える第1の電話帳データベースに、前記プレゼンス情報を登録する処理と、
    前記第1の電話帳データベースに登録された前記プレゼンス情報を、前記第2の電話機に通知する処理と、
    前記第2の電話機が備える第2の電話帳データベースに、前記通知されたプレゼンス情報を登録する処理と、をコンピュータに実行させる
    プログラム。
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