JP2009213326A - 電動モータ - Google Patents

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謙 山本
Shuji Sukai
周史 須貝
Yusuke Fujita
雄介 藤田
Satoshi Aida
聡士 会田
Takamitsu Yamanouchi
孝光 山之内
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Abstract

【課題】組み付け工数及びコストを低減した上で、径方向におけるターミナルのピッチを拡大することができる電動モータを提供する。
【解決手段】アーマチュアコイルに給電するブラシが収容されたブラシホルダと、ヨーク2の軸方向に沿って延出し、ブラシと外部電源とを接続するターミナル42が保持されたターミナルホルダ33と、を備えたホルダステー30がヨーク2内に圧入され、ターミナルホルダ33は第1ホルダ40と第2ホルダ41とで構成され、ターミナル42はヨーク2の径方向で第1ホルダ40と第2ホルダ41とにより挟持されていることを特徴とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、電動モータに関するものである。
一般にブラシ付電動モータは、筒状のヨークと、このヨークに回転自在に支持され、コイルが巻装されたアーマチュアと、を備えている。また、電動モータは、外部電源から供給される直流電流を機械的に整流してアーマチュアに供給すべく、ブラシとコンミテータ(整流子)とを備えている。ブラシは、ホルダステーに設けられたブラシホルダにコイルスプリングを介して付勢された状態で出没自在に内装されている。また、ホルダステーには、ブラシと外部電源とを接続するターミナルが設けられている。このターミナルは、例えば特許文献1に示すように、ホルダステーに形成された貫通孔に、電動モータの軸方向に沿って圧入固定されている。ターミナルは、その一端がヨークの内側でブラシに接続され、他端がヨークの外側で外部電源から引き回されたリード線に接続されている。
ところで、上述の電動モータのうち、スロットルモータ等に用いる小型の電動モータにあっては、外部装置と接続する関係上、ヨークの外径に対して、その径方向におけるターミナルのピッチを大きくする必要がある。この場合、ターミナルのピッチを大きく確保するためには、径方向外側に向けて屈曲形成されたターミナルをブラシホルダに圧入することが考えられる。しかしながら、屈曲形成されたターミナルをホルダステーに圧入すると、圧入時に作用するモーメントにより、ホルダステーに対して垂直にターミナルを圧入することができず、ターミナルピッチの精度が悪化する。その結果、ターミナルを屈曲形成させないストレート形状とし、モータの外径を大きくして、ターミナルのピッチを確保しなければならない。
これに対して、例えば特許文献2に示すように、絶縁性樹脂からなるホルダステーにターミナルをインサートモールド成型する構成が開示されている。そして、電動モータの径方向外側に屈曲形成したターミナルをインサートモールド成型することで、ターミナルのピッチを大きくすることも考えられる。
特開平06−169550号公報 特開2004−289934号公報
しかしながら、インサートモールド成型によりターミナルを固定する場合には、ターミナルを予めホルダステーにセットしなければならない。そのため、上述したターミナルを圧入固定する場合に比べて組み付け工数が多くなり、生産効率が低下するという問題がある。さらに、インサートモールド成型するための成型機が必要となるため、コスト増を招くという問題がある。
そこで、本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、組み付け工数及びコストを低減した上で、径方向におけるターミナルのピッチを拡大することができる電動モータを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載した発明は、筒状のヨークと、該ヨーク内に回転自在に支持され、コイルが巻装されたアーマチュアと、を備えた電動モータにおいて、前記コイルに給電するブラシが収容されたブラシホルダと、前記ヨークの軸方向に沿って延出し、前記ブラシと外部電源とを接続するターミナルが保持されたターミナルホルダと、を有するホルダステーを備え、前記ターミナルホルダは第1ホルダと第2ホルダとで構成され、前記ターミナルは前記ヨークの径方向で前記第1ホルダと前記第2ホルダとにより挟持されていることを特徴とする
この場合、請求項2に記載した発明のように、前記ターミナルを前記ヨークの径方向外側に向けて屈曲形成してもよい。
この構成によれば、ターミナルホルダが第1ホルダと第2ホルダとで分割して構成されているため、これら第1ホルダと第2ホルダとの間にターミナルを挟持するのみで、ターミナルを保持することができる。これにより、従来のようにターミナルをブラシホルダにインサートモールド成型して保持する必要がない。
さらに、ターミナルを屈曲形成させることで、ヨークの外径を変更せずに径方向におけるターミナルのピッチを広げることができるため、ヨークの外径以上のターミナルのピッチを容易に確保することができる。そして、屈曲形成されたターミナルを第1ホルダと第2ホルダとで挟持させることで、従来のようにターミナルを圧入する必要がなく、ターミナルに負荷がかからないため、ターミナルピッチの精度を悪化させることなく、容易に組み付けることができる。つまり、ヨークの外径に依存することなく、ターミナルのピッチを設定することができる。
請求項3に記載した発明は、前記ターミナルには前記ヨークの径方向に向けて貫通する貫通孔が形成され、前記第1ホルダまたは前記第2ホルダの何れか一方に前記径方向に向けて延出し、前記貫通孔に挿入されるボス部が形成され、他方に前記ボス部を受け入れる収容部が形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、第1ホルダまたは第2ホルダの何れか一方に形成されたボス部を、貫通孔及び収容部に挿入することで、ターミナルの第1ホルダ及び第2ホルダに対する相対位置が決定される。そして、ターミナルに対して径方向に直交する方向(軸方向)に力が作用した場合でも、ボス部が貫通孔に引っ掛かり、ボス部が貫通孔から抜けることを防止することができる。
請求項4に記載した発明は、前記第2ホルダには、前記第1ホルダと前記第2ホルダとを係合する係合部が形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、第1ホルダと第2ホルダとを係合することで、第1ホルダと第2ホルダとの相対位置が決定されるとともに、その間にターミナルが挟持される。そして、ターミナルに対して径方向に力が作用した場合でも、ターミナルがターミナルホルダから抜けることを防止することができる。
請求項5に記載した発明は、前記第1ホルダまたは前記第2ホルダの前記ヨークとの接触面には、リブが形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、ホルダステーを組み付けることでリブが潰れて組み付けられることになるため、ホルダステーをガタツキなく、安定して保持することができる。
請求項1に記載した発明によれば、ターミナルホルダが第1ホルダと第2ホルダとで分割して構成されているため、これら第1ホルダと第2ホルダとの間にターミナルを挟持するのみで、ターミナルを保持することができる。これにより、従来のようにターミナルをブラシホルダにインサートモールド成型して保持する必要がないため、組み付け工数及びコストを低減することができる。
請求項2に記載した発明によれば、ターミナルを屈曲形成させることで、ヨークの外径を変更せずに径方向におけるターミナルのピッチを広げることができるため、ヨークの外径以上のターミナルのピッチを容易に確保することができる。そして、屈曲形成されたターミナルを第1ホルダと第2ホルダとで挟持させることで、従来のようにターミナルを圧入する必要がなく、ターミナルに負荷がかからないため、ターミナルピッチの精度を悪化させることなく、容易に組み付けることができる。つまり、ヨークの外径に依存することなく、ターミナルのピッチを設定することができる。したがって、装置の小型化を図った上で、設計の自由度を向上させることができる。
請求項3に記載した発明によれば、第1ホルダまたは第2ホルダに形成されたボス部を、ターミナルの貫通孔に挿入することで、ターミナルの第1ホルダまたは第2ホルダに対する相対位置が決定される。したがって、位置決めを容易に行うことができるため、組み付け効率を向上させることができる。
そして、ターミナルに対して径方向に直交する方向(軸方向)に力が作用した場合でも、ボス部が貫通孔に引っ掛かり、ボス部が貫通孔から抜けることを防止することができる。したがって、ターミナルホルダの保持力を向上させることができる。
請求項4に記載した発明によれば、第1ホルダと第2ホルダとを係合することで、第1ホルダと第2ホルダとの相対位置が決定されるとともに、その間にターミナルが挟持される。したがって、組み付け効率を向上させることができる。
そして、ターミナルに対して径方向に力が作用した場合でも、ターミナルがターミナルホルダから抜けることを防止することができる。したがって、ターミナルホルダの保持力を向上させることができる。
請求項5に記載した発明によれば、ホルダステーを組み付けることでリブが潰れて組み付けられることになるため、ホルダステーをガタツキなく、安定して保持することができる。
次に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の説明において図1の左側を前側(他端側)、図1の右側を後側(一端側)とする。
図1に示すように、電動モータ1は、例えばスロットルモータ等に用いられるブラシ付モータであって、有底円筒形状のヨーク2内にアーマチュア3が回転自在に支持されている。
ヨーク2は、円筒部10と底部11とが一体形成されたものであり、底部11の径方向中央部には、軸方向外側に向けて突出する軸受けハウジング12が形成されている。この軸受けハウジング12の内側には、軸受け13が圧入されており、この軸受け13にシャフト20の一端が回転自在に支持されている。円筒部10の内周面10aには、周方向に分割された複数の瓦状の永久磁石4が等間隔に、かつ隣り合う永久磁石4の極性が互いに逆になるように固定されている。
アーマチュア3は、シャフト20と、シャフト20に外嵌固定されたアーマチュアコア21と、シャフト20に外嵌固定されたコンミテータ(整流子)23とで構成されている。
アーマチュアコア21は、鉄心片を積層して製造され、シャフト20を中心にして放射状に延びる複数のティース24を有する。ティース24には、アーマチュアコイル(コイル)22が巻装されている。
コンミテータ23は、シャフト20の他端側に外嵌固定された円柱形状のものであり、その表面には周方向に沿って導電材で形成された複数のセグメント25が配設されている。これらセグメント25は、露出した状態でシャフト20を中心に放射状に等間隔に配設され、隣接するセグメント25は互いに絶縁されている。各セグメント25のアーマチュアコア21側の端部には、径方向外側に折り返す形で突設され先端が径方向内側に折り曲げられたライザ26が一体成形されている。ライザ26はセグメント25にアーマチュアコイル22を接続させるためのものであって、アーマチュアコイル22から引き出された巻線27の巻き始め端と巻き終わり端とがそれぞれ掛け回わされ、ヒュージングにより固定されている。これにより、セグメント25とこれに対応するアーマチュアコイル22とが電気的に接続される。
ここで、図1,2に示すように、ヨーク2の開放端(他端)側には、これを閉塞するように樹脂製のホルダステー30が設けられている。ホルダステー30は、円板状のホルダステー本体31と、ホルダステー本体31の周方向に沿ってブラシホルダ32とターミナルホルダ33とを備えている。
ブラシホルダ32は、ホルダステー本体31に一体形成された開口部を有する箱型形状のものであり、ホルダステー本体31から軸方向内側に向けて突出するように形成されている。ブラシホルダ32は、ホルダステー本体31の周方向に沿って等間隔に2箇所設けられている。各ブラシホルダ32内には、それぞれブラシ34がトーションスプリング35(図2参照)を介して付勢された状態で、径方向に向けて出没可能に内装されている。これらブラシ34の先端部は、トーションスプリング35によって付勢されることでコンミテータ23に摺接している。また、ブラシホルダ32におけるアーマチュアコア21側の端面には、配線孔36が形成されている。この配線孔36には、ブラシホルダ32内に向けてピグテール37が挿入され、ブラシホルダ32内でブラシ34とピグテール37の一端とが連結されている。
ターミナルホルダ33は、ホルダステー本体31の周方向に沿って2箇所設けられており、各ターミナルホルダ33は各ブラシホルダ32にそれぞれに隣接して設けられている。ターミナルホルダ33は、第1ホルダ40と第2ホルダ41とが分割して構成されており、これら第1ホルダ40と第2ホルダ41とによりターミナル42が厚さ方向(径方向)に挟持されている。
図3に示すように、ターミナル42は、平板状の部材であり、その長手方向における中途部で径方向外側と軸方向外側とに向けて2箇所屈曲形成されている。また、ターミナル42の一端側には、ターミナル42の厚さ方向に貫通する貫通孔43が、長手方向(軸方向)に沿って2箇所形成されている。ターミナル42は、その一端がヨーク2内でピグテール37の他端に接続され、他端がヨーク2の外側で図示しない外部電源から引き回されたリード線に接続されている。これにより、外部電源から供給される直流電流がブラシ34を介してコンミテータ23に供給されるようになっている。
第1ホルダ40は、上述したホルダステー本体31の外周部分に一体形成された断面視L字状の部材であり、軸方向に沿って延出した延出部44と、延出部44の軸方向外側の先端から径方向外側に張り出したフランジ部45とで構成されている。
延出部44は、ホルダステー本体31の厚さ方向(軸方向)の両側に延出しており、ホルダステー本体31を挟んで軸方向内側部分には、延出部44の厚さ方向(径方向)に貫通する貫通孔(収容部)48が2箇所形成されている。この貫通孔48は、上述したターミナル42の貫通孔43に対応して形成され、後述するボス部51を受け入れるものである。
フランジ部45には、軸方向に貫通する貫通孔46が形成されており、この貫通孔46にターミナル42の他端側が挿入されている。フランジ部45の後面は、根元部分の厚さが先端部分の厚さに比べ薄肉に形成された段付部47が形成されており、この段付部47にターミナル42の屈曲部39が突き当てられている。したがって、フランジ部45の先端部分の後面とターミナル42の屈曲部39の後面とは、断面視で面一の状態となっている(図3参照)。
第2ホルダ41は、径方向外側から第1ホルダ40に装着されており、軸方向に沿って延出した支持片49と、支持片49の一端から径方向外側に張り出したフランジ部50とで構成されている。
図3,4に示すように、支持片49は、平板状のものであり、その表面には径方向内側に向かって垂直に立ち上がるボス部51が2箇所形成されている。ボス部51は、第1ホルダ40の延出部44に形成された貫通孔48とターミナル42の貫通孔43に対応して形成されており、ボス部51が各貫通孔48,43に挿入されている。これにより、ターミナル42の軸方向の位置が決定される。
支持片49の長手方向に沿う両側には、径方向内側に向けて垂直に立ち上がった舌片部52が形成されている。舌片部52は、平板状のものであり、厚さが支持片49の厚さより薄く形成されることで、その厚さ方向に沿って撓み変形可能に構成されている。舌片部52の先端には、舌片部52の表面から厚さ方向に立設された爪部53が形成されている。この爪部53は、ボス部51の挿入方向に沿う側面54が、舌片部52の表面に対して傾斜するように形成されるとともに、ボス部51の挿入方向と反対方向(引き抜き方向)に沿う側面55が、舌片部52の表面に対して略垂直に形成されている。なお、舌片部52と爪部53とにより、本実施形態の係合部56が構成され、この係合部56が第1ホルダ40における延出部44と厚さ方向で係合可能に構成されている。
図4,5に示すように、支持片49の裏面側、つまり円筒部10の内周面10aとの接触面側には、支持片49の長手方向に沿ってリブ57が2列形成されている。このリブ57は、支持片49の裏面から径方向外側に向けて突出形成された断面視三角形状のものであり、ホルダステー30をヨーク2内に圧入する際の圧入代となっている。
図3,4に示すように、フランジ部50は、径方向外側に向けて延出部と直交する平板状のものであり、その表面が第1ホルダ40におけるフランジ部45の後面とターミナル42の屈曲部39の後面とに当接されている。また、フランジ部50の裏面は、ヨーク2のフランジ部14に突き当てられている。つまり、第2ホルダ41のフランジ部50は、第1ホルダ40のフランジ部45とヨーク2のフランジ部14との間に挟持されている。このように、第1ホルダ40と第2ホルダ41とにより、ターミナル42が挟持される。
図1に示すように、ホルダステー30を挟んで、ヨーク2の開放端(他端)側には、ブラケット58が設けられている。ブラケット58は、略円板状のものであり、このブラケット58の裏面がヨーク2のフランジ部14に突き当てられている。ブラケット58には、周方向に沿って複数の貫通孔65が形成され、この貫通孔65にターミナルホルダ33の他端側が挿入されている。ブラケット58の周囲には、径方向外側に突出する取付片59が周方向に沿って2箇所形成されている(図2参照)。この取付片59は、平面視三角形状のものであり、その中央部にブラケット58の厚さ方向に貫通するボルト孔60が形成されている。このボルト孔60に図示しないボルトが締結されることで、電動モータ1が外部装置に取り付けられるようになっている。
ブラケット58の径方向中央部には、軸方向外側に突出する軸受けハウジング61が形成されている。この軸受けハウジング61は、その中心部にブラケット58の厚さ方向に貫通する貫通孔62が形成されており、この貫通孔62にシャフト20の他端が挿通されている。また、軸受けハウジング61の径方向内側には軸受け63が圧入されており、この軸受け63にシャフト20の他端が回転自在に支持されている。ブラケット58の軸方向外側であって、シャフト20の他端には、ギア64が取り付けられている。このギア64と図示しない外部装置のギアとを噛合させることで、電動モータ1から出力された動力を外部装置に伝達できるように構成されている。
次に、図6に基づいて、ホルダステーにおけるターミナルホルダの組み付け方法について説明する。
まず、第1ホルダ40のフランジ部45に形成された貫通孔46にターミナル42の他端側を挿入する。具体的には、ターミナル42の屈曲部39を第1ホルダ40の段付部47に突き当てて、延出部44の貫通孔48とターミナル42の貫通孔43とが平面視で重なる位置まで挿入する。
続いて、ターミナル42が挿入された第1ホルダ40に第2ホルダ41を装着させる。具体的には、延出部44の貫通孔48とターミナル42の貫通孔43とに第2ホルダ41のボス部51を挿入する。すると、第1ホルダ40の延出部44の長手方向に沿う周縁と爪部53に形成された側面54とが接触する。そして、第2ホルダ41をさらに押し込むと、第2ホルダ41の舌片部52が延出部44の形状に追従するように撓み変形し、爪部53の側面54が第1ホルダ41の周縁に摺接しながら、ボス部51が挿入される。この時、爪部53の側面54が傾斜して形成されているため、舌片部52が撓み変形しながらスムーズに第2ホルダ41を装着させることができる。そして、爪部53の頂点が延出部44の周縁を乗り越え、舌片部52が元の位置に復元することで、第1ホルダ40と第2ホルダ41とが係合される。
これにより、第1ホルダ40に第2ホルダ41が装着され、第1ホルダ40と第2ホルダ41とによりターミナル42がその厚さ方向で挟持されることになる。具体的には、第1ホルダ40の延出部44と第2ホルダ41の支持片49とによりターミナル42を厚さ方向(径方向)で挟持することで、ターミナル42の厚さ方向のガタツキが規制される。この時、第2ホルダ41の係合部56により第1ホルダ40と第2ホルダ41とが係合されているため、第1ホルダ40に第2ホルダ41を装着するのみで、ターミナル42の厚さ方向の保持力が向上する。
一方、第1ホルダ40のフランジ部45と第2ホルダ41のフランジ部50とによりターミナル42の屈曲部39が挟持されることで、ターミナル42の軸方向のガタツキが規制される。この時、ターミナル42の貫通孔43と第1ホルダ40の貫通孔48とに第2ホルダ41のボス部51を挿入することで、ターミナル42のターミナルホルダ33に対する相対位置が決定され、軸方向の保持力が向上する。
最後に、ターミナル42とブラシ34とが装着されたホルダステー30をヨーク2内に圧入する。この時、第2ホルダ41にリブ57が形成されているため、このリブ57が圧入する際の圧入代となる。つまり、ホルダステー30を圧入することでリブ57の頂部が潰れて圧入されることになる。
これにより、ヨーク2にホルダステー30を組み付けることができる。
したがって、本実施形態によれば、ターミナルホルダ33が第1ホルダ40と第2ホルダ41とで分割して構成されているため、これら第1ホルダ40と第2ホルダ41との間にターミナル42を挟持するのみで、ターミナル42を保持することができる。これにより、従来のようにターミナルをブラシホルダにインサートモールド成型して保持する必要がないため、組み付け工数及びコストを低減することができる。
また、ターミナル42が屈曲形成されているため、ヨーク2の内径を変更せずにヨーク2の径方向におけるターミナル42のピッチを広げることができる。そして、屈曲形成されたターミナル42を第1ホルダ40と第2ホルダ41とで挟持させることで、従来のようにターミナルを圧入する必要がなく、ターミナル42に負荷がかからないため、ターミナルピッチの精度を悪化させることなく、容易に組み付けることができる。つまり、ターミナル42のピッチがヨーク2の内径に依存することなく、ヨーク2外径以上のターミナル42のピッチを確保することができる。したがって、装置の小型化を図った上で、設計の自由度を向上させることができる。
さらに、第2ホルダ41に形成されたボス部51を、ターミナル42の貫通孔43及び第1ホルダ40の貫通孔48に挿入することで、ターミナルホルダ33に対するターミナル42の相対位置が決定される。したがって、位置決めを容易に行うことができるため、組み付け効率を向上させることができる。
また、ボス部51が貫通孔43,48に挿入されているため、ターミナル42に対して軸方向に力が作用した場合でも、ボス部51が貫通孔43,48に引っ掛かり、ターミナル42が抜けることを防止することができる。したがって、ターミナルホルダ33の保持力を向上させることができる。
また、第2ホルダ41に形成された係合部56により第1ホルダ40と第2ホルダ41とを係合することで、第1ホルダ40と第2ホルダ41との相対位置が決定されるとともに、その間にターミナル42が挟持される。したがって、組み付け効率を向上させることができる。
さらに、ターミナル42に対して径方向に力が作用した場合でも、ターミナル42がターミナルホルダ33から抜けることを防止することができる。したがって、ターミナルホルダ33の保持力を向上させることができる。
また、第2ホルダ41の支持片49にリブ57が形成されているため、ホルダステー30を組み付けることでリブ57の頂部が潰れて組み付けられることになる。したがって、ホルダステー30をヨーク2に組み付けた際に、ホルダステー30をガタツキなく、安定して保持することができる。
なお、本発明の技術範囲は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述した実施形態に種々の変更を加えたものを含む。
また、上述した実施形態では、ターミナルが屈曲形成されている場合について説明したが、ターミナルをストレートに形成してもよい。
本発明の実施形態における電動モータの断面図である。 本発明の実施形態におけるブラケット及びホルダステーの平面図である。 図2のA−A線に相当する断面図である。 本発明の実施形態における第2ホルダの斜視図である。 図2のB部拡大図である。 図3の分解断面図である。
符号の説明
1…電動モータ 2…ヨーク 3…アーマチュア 22…アーマチュアコイル(コイル) 30…ホルダステー 32…ブラシホルダ 33…ターミナルホルダ 34…ブラシ 40…第1ホルダ 41…第2ホルダ 42…ターミナル 43…貫通孔 48…貫通孔(収容部) 51…ボス部 56…係合部 57…リブ

Claims (5)

  1. 筒状のヨークと、
    該ヨーク内に回転自在に支持され、コイルが巻装されたアーマチュアと、を備えた電動モータにおいて、
    前記コイルに給電するブラシが収容されたブラシホルダと、前記ヨークの軸方向に沿って延出し、前記ブラシと外部電源とを接続するターミナルが保持されたターミナルホルダと、を備えたホルダステーがヨーク内に圧入され、
    前記ターミナルホルダは第1ホルダと第2ホルダとで構成され、前記ターミナルは前記ヨークの径方向で前記第1ホルダと前記第2ホルダとにより挟持されていることを特徴とする電動モータ。
  2. 前記ターミナルは前記ヨークの径方向外側に向けて屈曲形成されていることを特徴とする請求項1記載の電動モータ。
  3. 前記ターミナルには前記ヨークの径方向に向けて貫通する貫通孔が形成され、前記第1ホルダまたは前記第2ホルダの何れか一方に前記径方向に向けて延出し、前記貫通孔に挿入されるボス部が形成され、他方に前記ボス部を受け入れる収容部が形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の電動モータ。
  4. 前記第2ホルダには、前記第1ホルダと前記第2ホルダとを係合する係合部が形成されていることを特徴とする請求項1から請求項3の何れか1項に記載の電動モータ。
  5. 前記第1ホルダまたは前記第2ホルダの前記ヨークとの接触面には、リブが形成されていることを特徴とする請求項1から請求項4の何れか1項に記載の電動モータ。
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JP2015162324A (ja) * 2014-02-27 2015-09-07 アイシン精機株式会社 コネクタ構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015162324A (ja) * 2014-02-27 2015-09-07 アイシン精機株式会社 コネクタ構造

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