JP2009212947A - ヘッドホン装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、簡易な構成でかつ誰に対しても強固で安定した装着状態を提供できるようにする。
【解決手段】本発明は、ドライバーユニット101と、当該ドライバーユニット101から引き出されている接続コード102が耳殻の外形を包み込むようなループを形成すべく、当該接続コード102をその所定位置で保持するコード保持部103とを設けることにより、ドライバーユニット101から引き出されている接続コード102がコード保持部103によって当該接続コード102の所定位置で保持されたときに、耳殻の外形を包み込むようなループを形成することができるので、耳掛けハンガーを別部品として設けることなく、接続コード102によるループを耳掛けハンガーとして用いることによって耳殻の周囲を包み込んだ強固かつ安定した装着状態を提供することができる。
【選択図】図8

Description

本発明は、ヘッドホン装置に関し、例えば携帯型音楽プレーヤに接続して用いられる耳掛け方式のヘッドホン装置(以下、これを耳掛け式ヘッドホンと呼ぶ)に適用して好適なものである。
従来、耳掛け式ヘッドホンとしては、多種多様なタイプが市場に出回っており、以下に幾つかの例を挙げて説明する。
例えば図1に示すように、1は耳載せタイプの耳掛け式ヘッドホンを示し、その内部にドライバーユニット(図示せず)が収納されたハウジング2と一体化された軟質素材でなる耳掛けハンガー3を有している。
この耳掛け式ヘッドホン1では、装着時、耳掛けハンガー3が耳殻の上方部分に引っ掛けられると共に、当該耳掛けハンガー3が当該耳殻の裏側付根部分に押し当てられることにより、当該ハウジング2が耳殻の上から押し当てられた状態で装着されるようになされている。
また図2に示すように、10はバーティカルタイプの耳掛け式ヘッドホンを示し、耳孔に対して垂直に装着されるドライバーユニット11と一体化された軟質素材でなる耳掛けハンガー12を有している。
この耳掛け式ヘッドホン10においても、装着時、耳掛けハンガー12が耳殻の上方部分に引っ掛けられると共に、当該ドライバーユニット11が耳孔に対して垂直に装着されるようになされている。
さらに図3に示すように、20はバーティカルタイプの耳掛け式ヘッドホンを示し、耳孔に対して垂直に装着されるドライバーユニット21と一体化された軟質素材でなる耳掛けハンガー22を有している。
因みに、この耳掛け式ヘッドホン20では、装着時、耳掛けハンガー22の先端部22Aが耳朶近傍に位置するようになされており、図2に示した耳掛け式ヘッドホン10の耳掛けハンガー12よりも装着時の安定感が増すようになされている。
この耳掛け式ヘッドホン20においても、装着時、耳掛けハンガー22が耳殻の上方部分に引っ掛けられると共に、当該耳掛けハンガー22が当該耳殻の裏側付根部分に押し当てられ、かつ先端部22Aが耳朶の裏側に押し当てられることにより、当該ドライバーユニット21が耳孔に対して一段と強固に装着されるようになされている。
さらに図4に示すように、30はバーティカルタイプの耳掛け式ヘッドホンを示し、耳孔に対して垂直に装着されるドライバーユニット31と一体化された軟質素材でなるループ状耳掛けハンガー32を有している。
このループ状耳掛けハンガー32は、ユーザの耳殻の外形に沿うように湾曲され、かつ当該耳殻の外形に沿うような輪状の閉空間が形成されている。なお、ループ状耳掛けハンガー32は、携帯型音楽プレーヤ(図示せず)と接続するためのドライバーユニット31から引き出された接続コード33の一部が当該ループ状耳掛けハンガー32の内側に挿通されている。
この耳掛け式ヘッドホン30では、装着時、輪状のループ状耳掛けハンガー32が耳殻全体に対して引っ掛けられるように取り付けられたとき、当該ループ状耳掛けハンガー32のループが耳殻を包み込み、他の耳掛け式ヘッドホン1、10及び20よりも一段と安定した装着状態を維持できるようになされている。
ところで、上述したような耳掛け式ヘッドホン1、10、20及び30のように、耳掛けハンガー3、12、22及びループ状耳掛けハンガー32が予め設けられているタイプではなく、このような耳掛けハンガーの代わりに、携帯型音楽プレーヤ等の電子機器に接続するための接続コード自体を耳殻に引っ掛けるタイプのヘッドホンも存在する。
図5に示すように、40はラテラルタイプの耳掛け式ヘッドホンを示し、ラテラルタイプのドライバーユニット41を耳孔に対して側方から水平に装着した際、そのドライバーユニット41から引き出された携帯型音楽プレーヤに接続するための耳掛けハンガー兼用接続コード42を耳殻の上方部分に引っ掛けることにより装着させるような構造を有している。
この耳掛け式ヘッドホン40では、これまでのような耳掛けハンガー自体が存在せず、耳掛けハンガー兼用接続コード42を耳掛けハンガーとしても兼用する構造であるため、簡易な構成で一定レベルの装着安定性を提供し得るようになされている。
また図6(A)及び(B)に示すように、50はインナーイヤータイプの耳掛けハンガー分離式ヘッドホンを示し、耳孔に差し込まれるべきイヤーピース51Aが取り付けられたドライバーユニット51と、そのドライバーユニット51から引き出された接続コード53に対して分離可能な状態で取り付けられた耳掛けハンガー52とによって構成されている。
この耳掛けハンガー分離式ヘッドホン50では、装着時、耳掛けハンガー52が耳殻の上方部分に引っ掛けられると共に、当該耳掛けハンガー52が当該耳殻の裏側付根部分に押し当てられることにより、当該ドライバーユニット51を耳孔に対して強固に装着させるようになされている。
また耳掛けハンガー分離式ヘッドホン50は、図6(C)に示すように、耳掛けハンガー52が接続コード53から取り外されたときは、耳殻に引っ掛けることなく、イヤーピース51Aを耳孔に差し込まれただけの装着状態で使用することができ、耳掛け式としても非耳掛け式としても用い得るようになされている。
これらの耳掛け式ヘッドホン1、10、20、30、40及び耳掛けハンガー分離式ヘッドホン50においては、予め耳殻の大きいユーザでも装着できるようなサイズに耳掛けハンガー部分が形成されているため、耳殻の小さなユーザに対しては必ずしも安定した装着状態を提供し得ないという問題がある。
このような点を解決するものとして、スピーカユニットが内蔵されたハウジング部を支持するべく耳掛け用に湾曲形状に形成された第1のハンガーと、その一端が第1のハンガーに固定されると共に他端が第1のハンガーに対してスライド自在に取り付けられた軟質の可撓性を持つ第2のハンガー支持部材とを有し、第2のハンガーにおける他端を第1のハンガーに対してスライドさせることにより、ハウジング部を中心とした第2のハンガーまでの距離を調整可能なヘッドホン装置があり、耳殻の形状及びサイズに拘わらず、安定した装着状態を提供するようになされたものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2006-94006公報
ところで上述した特許文献1に記載されているヘッドホン装置においては、第1のハンガーに加えてスライドさせる第2のハンガーが必要であり、その構造が複雑化すると共に、第2のハンガーによって耳殻の上方部分だけしか引っ掛けられることがないため、必ずしも強固で安定した装着状態を提供し得ないという問題があった。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、簡易な構成でかつ誰に対しても強固で安定した装着状態を提供し得るヘッドホン装置を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明のヘッドホン装置においては、ドライバーユニットと、当該ドライバーユニットから引き出されている接続コードが耳殻を包み込むようなループ状耳掛けハンガーを形成すべく、当該接続コードをその所定位置で保持するドライバーユニットに設けられたコード保持部とを設けるようにする。
これにより、ドライバーユニットから引き出されている接続コードが当該ドライバーユニットに設けられたコード保持部によって当該接続コードの所定位置で保持されたとき、耳殻を包み込むようなループ状耳掛けハンガーを形成することができるので、耳掛けハンガーを別部品として設けることなく、ループ状耳掛けハンガーのループにより耳殻を包み込むような状態で強固に装着することができる。
また本発明のヘッドホン装置においては、ドライバーユニットと、当該ドライバーユニットから引き出されている接続コードが耳殻を包み込むようなループ状耳掛けハンガーを形成すべく、接続コードをその所定位置でスライド自在に保持するドライバーユニットと一体化された筒状のコード保持部とを設けるようにする。
これにより、ドライバーユニットから引き出されている接続コードが当該ドライバーユニットと一体化された筒状のコード保持部によって当該接続コードの所定位置で保持されたとき、耳殻を包み込むようなループ状耳掛けハンガーを形成することができるので、耳掛けハンガーを別部品として設けることなく、ループ状耳掛けハンガーのループにより耳殻を包み込むような状態で強固に装着することができる。
さらに本発明のヘッドホン装置においは、ドライバーユニットと、当該ドライバーユニットから引き出されている接続コードが耳殻を包み込むようなループ状耳掛けハンガーを形成すべく、接続コードをその所定位置でスライド自在に保持するドライバーユニットと一体化された接続コードを脱着可能に挟み込む構造のコード保持部とを設けるようにする。
これにより、ドライバーユニットから引き出されている接続コードが当該ドライバーユニットと一体化された接続コードを脱着可能に挟み込む構造のコード保持部によって当該接続コードの所定位置で保持されたとき、耳殻を包み込むようなループ状耳掛けハンガーを形成することができるので、耳掛けハンガーを別部品として設けることなく、ループ状耳掛けハンガーのループにより耳殻を包み込むような状態で強固に装着することができる。
本発明によれば、ドライバーユニットから引き出されている接続コードが当該ドライバーユニットに設けられたコード保持部によって当該接続コードの所定位置で保持されたとき、耳殻を包み込むようなループ状耳掛けハンガーを形成することができるので、耳掛けハンガーを別部品として設けることなく、ループ状耳掛けハンガーのループにより耳殻を包み込むような状態で強固に装着することができ、かくして簡易な構成でかつ誰に対しても強固で安定した装着状態を提供し得るヘッドホン装置を実現することができる。
また本発明によれば、ドライバーユニットから引き出されている接続コードが当該ドライバーユニットと一体化された筒状のコード保持部によって当該接続コードの所定位置で保持されたとき、耳殻を包み込むようなループ状耳掛けハンガーを形成することができるので、耳掛けハンガーを別部品として設けることなく、ループ状耳掛けハンガーのループにより耳殻を包み込むような状態で強固に装着することができ、かくして簡易な構成でかつ誰に対しても強固で安定した装着状態を提供し得るヘッドホン装置を実現することができる。
さらに本発明によれば、ドライバーユニットから引き出されている接続コードが当該ドライバーユニットと一体化された接続コードを脱着可能に挟み込む構造のコード保持部によって当該接続コードの所定位置で保持されたとき、耳殻を包み込むようなループ状耳掛けハンガーを形成することができるので、耳掛けハンガーを別部品として設けることなく、ループ状耳掛けハンガーのループにより耳殻を包み込むような状態で強固に装着することができ、かくして簡易な構成でかつ誰に対しても強固で安定した装着状態を提供し得るヘッドホン装置を実現することができる。
以下、図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。
(1)第1の実施の形態
図7において、100は全体として本発明の第1の実施の形態におけるバーティカルタイプの耳掛け式ヘッドホンを示し、バーティカルタイプのドライバーユニット101の下端から引き出されている所定径(例えば直径1.6mm)の接続コード102が耳殻の外形を沿うと共に包み込むようなループ形状を有している。
このとき耳掛け式ヘッドホン100では、ドライバーユニット101の側面に対して一体化された筒構造のコード保持部103が設けられており、ループ形状を描いた接続コード102の一部分が当該コード保持部103に挿通されている。
接続コード102は、例えば軟質の熱可塑性エラストマーで形成されており、耳殻の外形を沿うと共に耳殻の全体を包み込むようにフィットし、良好な装着感を提供し得るようになされている。
コード保持部103は、例えば硬質の樹脂材またはプラスチック材でなる所定径(例えば直径2.4mm)の管材が耳殻の前方の外形形状に沿うような略逆C字形状に形成されたものであり、その筒構造の内部にその一部分が挿通された接続コード102を、矢印方向に対するユーザの引っ張り動作に応じてスライドさせ得るようになされている。
なお、コード保持部103の素材として、これ以外にも、ポリプロピレン(PP)や、ポロエチレンテレフタレート(PBP)等の合成樹脂、シリコンゴムや塩化ビニル等であっても良い。
因みに、コード保持部103は、その筒構造の内部を接続コード102がスライドしながら挿通し得るように、その内径が接続コード102の直径1.6mmよりも僅かに大きなサイズに形成されており、当該接続コード102がコード保持部103の内部をスライドする際、ある程度の摩擦を生じさせるようになされている。
これにより耳掛け式ヘッドホン100では、ユーザにより接続コード102のプラグ102D側がコード保持部103から引っ張られない限り、当該コード保持部103の内部に挿通された接続コード102が摩擦によりその位置で保持されるため、当該接続コード102によって形成されたループのサイズを維持し得るようになされている。
従って耳掛け式ヘッドホン100は、接続コード102とコード保持部103との位置関係を、当該接続コード102に対する引っ張り操作に応じて任意に変更し得ると共に、そのときの位置で保持し得ることにより、当該接続コード102によって形成されるループのサイズを自在に変更し得るようになされている。
かくして耳掛け式ヘッドホン100では、接続コード102によって形成されるループのサイズを自在に変更することにより、耳殻の形状及びサイズに拘わらず、接続コード102のループによって耳殻の外形を包み込んだ状態で当該接続コード102を密着させ、かくして常に最適な装着感をユーザに提供し得るようになされている。
なお、耳掛け式ヘッドホン100では、接続コード102とコード保持部103とを摩擦によって保持するのではなく、コード保持部103に対して接続コード102の位置が変化しないようにすべく、所定構造のストッパーを設けるようにしても良い。
さらに耳掛け式ヘッドホン100は、ドライバーユニット101の下端から引き出されている接続コード102の最初の数cmであって、耳朶の外形を沿う略U字形状でなる太コード部分102Aについては、それ以外の他の細コード部分102Bよりも外径が僅かに太くなっており(すなわち肉厚が太い)、太コード部分102Aと細コード部分102Bとが所定長さの接合部分102Cによって一体化されている。
具体的には、接続コード102の細コード部分102Bが直径1.6mmであるのに対し、太コード部分102Aは直径2.0mmとなっている。これにより接続コード102は、耳朶の外形を沿う太コード部分102Aがその形状を保持し得る程度の堅固さを保持し、それ以外の細コード部分102Bについては、耳殻の裏側付根部分に対して密着し易い柔軟性を保持するようになされている。
これにより耳掛け式ヘッドホン100は、装着時、耳殻の裏側付根部分に対して接続コード102のうち柔軟性を有する細コード部分102Bが密着し、高いフィット感を保持する一方、耳朶の裏側付根部分に密着される堅固な太コード部分102Aにより、接続コード102による耳殻の外形に沿ったようなループの形状を保持し得るようになされている。
因みに接続コード102は、太コード部分102Aの材質を細コード部分102Bよりも固い材料を用いて一体化すれば、太コード部分102Aの外径を細コード部分102Bの外径よりも太くする必要は無い。
以上の構成において、耳掛け式ヘッドホン100は図8に示すように、接続コード102のプラグ102D側が下方に引っ張られたとき、コード保持部103と接続コード102との摩擦力を抗して当該接続コード102がコード保持部103の内部をスライドすることにより、当該接続コード102によって形成されていたループのサイズを小さくすることができる。
従って耳掛け式ヘッドホン100では、ユーザの耳殻に接続コード102のループが引っ掛けられた状態で、当該接続コード102のプラグ102D側が下方に引っ張られたとき、接続コード102によるループのサイズが小さくなって、当該接続コード102が1周に亘って耳殻を包み込むように密着することになる。
すなわち耳掛け式ヘッドホン100は、接続コード102によるループのサイズを、コード保持部103を介して自在に調整することが出来るので、耳殻の形状及び大きさに拘わらず、誰に対しても装着時の保持状態を強固にすることができると共に締め付け具合(フィット感)を自在に調整することができる。
特に、耳掛け式ヘッドホン100は、略逆C字形状に形成されたコード保持部103を介して接続コード102がスライド動作するようになされていることによって、接続コード102によるループの形状が崩れることがなく、常に耳殻を包み込むように接続コード102を密着させることができる。
また耳掛け式ヘッドホン100は、接続コード102が逆方向へ引っ張られたときには、ループのサイズを大きくすることができるので、装着状態を緩める等の微調整を容易に行うこともできる。
なお耳掛け式ヘッドホン100は、ドライバーユニット101の下端から引き出されている接続コード102の最初の数cmであって、耳朶の外形を沿う略U字形状でなる太コード部分102Aが、それ以外の他の細コード部分102Bよりも外径が太くなっており、その形状を保持し得る程度の堅固さを保持していることにより、装着時、コード保持部103だけでなく、堅固な太コード部分102Aによっても接続コード102によるループの形状を保持し得、耳殻を包み込むように接続コード102を密着させることができる。
以上の構成によれば、耳掛け式ヘッドホン100は、接続コード102により耳殻を包み込むようなループを形成し得、そのサイズを調整可能な構造としたことにより、耳殻の形状及びサイズに拘わらず、誰に対しても接続コード102のループを介して強固で快適な装着感を提供することができる。
(2)第2の実施の形態
図7との対応部分に同一符号を付した図9において、110は全体として本発明の第2の実施の形態におけるバーティカルタイプの耳掛け式ヘッドホンを示し、バーティカルタイプのドライバーユニット101の下端から引き出されている所定径(例えば直径1.6mm)の接続コード102が耳殻の外形を沿うと共に包み込むようなループ形状を有している。
このとき耳掛け式ヘッドホン110では、ドライバーユニット101の側面に対して一体化された筒構造のコード保持部113が設けられており、ループ形状を描いた接続コード102の一部分が当該コード保持部113に挿通されている。
接続コード102は、例えば軟質の熱可塑性エラストマーで形成されており、耳殻の外形を沿うと共に耳殻の全体を包み込むようにフィットし、良好な装着感を提供し得るようになされている。
コード保持部113は、例えば硬質の樹脂材またはプラスチック材でなる所定径(例えば直径2.4mm)の管材が耳殻の前方の外形形状に沿うような略逆C字形状に形成されたものであり、そのコード保持部113の一方の先端には例えば布製でなり、耳殻の上方に相当する接続コード102の部分を覆うためのコードカバー111が一体に取り付けられている。
なお、コード保持部113の素材として、これ以外にも、ポリプロピレン(PP)や、ポロエチレンテレフタレート(PBP)等の合成樹脂、シリコンゴムや塩化ビニル等であっても良い。
因みに、コードカバー111の材質としては、布製に限るものではなく、ユーザにとって柔らかな装着感を提供できるものであれば、シリコンゴム等のゴム系素材や、樹脂系素材を用いることもできる。
従って耳掛け式ヘッドホン110では、接続コード102の一部分がコードカバー111及びコード保持部113の双方に挿通されることになり、装着時、特にコードカバー111が耳殻の上方に密着するようになされている。
また耳掛け式ヘッドホン110では、コード保持部113における筒構造の内部にその一部分が挿通された接続コード102を、矢印方向に対するユーザの引っ張り動作に応じてスライドさせ得るようになされている。
因みに、コード保持部113は、その筒構造の内部を接続コード102がスライドしながら挿通し得るように、その内径が接続コード102の直径1.6mmよりも僅かに大きなサイズに形成されており、当該接続コード102がコード保持部113の内部をスライドする際、ある程度の摩擦を生じさせるようになされている。
これにより耳掛け式ヘッドホン110では、ユーザにより接続コード102のプラグ102D側がコード保持部113から引っ張られない限り、当該コード保持部113の内部に挿通された接続コード102が摩擦によりその位置で保持されるため、当該接続コード102によって形成されたループのサイズを維持し得るようになされている。
従って耳掛け式ヘッドホン110は、接続コード102とコード保持部113との位置関係を、当該接続コード102に対する引っ張り操作に応じて任意に変更し得ると共に、そのときの位置で保持し得ることにより、当該接続コード102によって形成されるループのサイズを自在に変更し得るようになされている。
かくして耳掛け式ヘッドホン110では、接続コード102によって形成されるループのサイズを自在に変更することにより、耳殻の形状及びサイズに拘わらず、接続コード102のループによって耳殻の外形を包み込んだ状態で当該接続コード102を密着させ、かくして常に最適な装着感をユーザに提供し得るようになされている。
なお、耳掛け式ヘッドホン110では、接続コード102とコード保持部113とを摩擦によって保持するのではなく、コード保持部113に対して接続コード102の位置が変化しないようにすべく、所定構造のストッパーを設けるようにしても良い。
さらに耳掛け式ヘッドホン110は、ドライバーユニット101の下端から引き出されている接続コード102の最初の数cmであって、耳朶の外形を沿う略U字形状でなる太コード部分102Aについては、それ以外の他の細コード部分102Bよりも外径が僅かに太くなっており(すなわち肉厚が太い)、太コード部分102Aと細コード部分102Bとが所定長さの接合部分102Cによって一体化されている。
具体的には、接続コード102の細コード部分102Bが直径1.6mmであるのに対し、太コード部分102Aは直径2.0mmとなっている。これにより接続コード102は、耳朶の外形を沿う太コード部分102Aがその形状を保持し得る程度の堅固さを保持し、それ以外の細コード部分102Bについては、耳殻の裏側付根部分に対して密着し易い柔軟性を保持するようになされている。
これにより耳掛け式ヘッドホン110は、装着時、耳殻の上側付根部分に対しては接続コード102のうち柔軟性を有する細コード部分102Bがコードカバー111を介して密着すると共に、耳殻の裏側付根部分に対しては接続コード102のうち柔軟性を有する細コード部分102Bが直接密着することにより高いフィット感を保持する一方、耳朶の裏側付根部分に密着される堅固な太コード部分102Aにより、接続コード102による耳殻の外形に沿ったようなループの形状を保持し得るようになされている。
因みに接続コード102は、太コード部分102Aの材質を細コード部分102Bよりも固い材料を用いて一体化すれば、太コード部分102Aの外径を細コード部分102Bの外径よりも太くする必要は無い。
以上の構成において、耳掛け式ヘッドホン110は図10に示すように、接続コード102のプラグ102D側が下方に引っ張られたとき、コード保持部113と接続コード102との摩擦力を抗して当該接続コード102がコード保持部113の内部をスライドすることにより、当該接続コード102によって形成されていたループのサイズが小さくなる。
従って耳掛け式ヘッドホン110では、ユーザの耳殻に接続コード102のループが引っ掛けられた状態で、当該接続コード102のプラグ102D側が下方に引っ張られたとき、接続コード102によるループのサイズが小さくなって、当該接続コード102が1周に亘って耳殻を包み込むように密着することになる。
なお、このとき耳掛け式ヘッドホン110では、接続コード102によるループのサイズが小さくなるに連れて、当該接続コード102が耳殻の上方の裏側付根部分に対して直接密着するのではなく、コードカバー111が耳殻の上方の裏側付根部分に対して密着することになるので、接続コード102が直接密着するよりも心地良い装着感をユーザに対して提供することができる。
このように耳掛け式ヘッドホン110は、接続コード102によるループのサイズを、コード保持部113を介して自在に調整することが出来るので、耳殻の形状及び大きさに拘わらず、誰に対しても装着時の保持状態を強固にすることができると共に締め付け具合(フィット感)を自在に調整することができる。
特に、耳掛け式ヘッドホン110は、略逆C字形状に形成されたコード保持部113を介して接続コード102がスライド動作するようになされていることによって、接続コード102によるループの形状が崩れることがなく、常に耳殻を包み込むように接続コード102を密着させることができる。
また耳掛け式ヘッドホン110は、接続コード102が逆方向へ引っ張られたときには、ループのサイズを大きくすることができるので、装着状態を緩める等の微調整を容易に行うこともできる。
なお耳掛け式ヘッドホン110は、ドライバーユニット101の下端から引き出されている接続コード102の最初の数cmであって、耳朶の外形を沿う略U字形状でなる太コード部分102Aが、それ以外の他の細コード部分102Bよりも外径が太くなっており、その形状を保持し得る程度の堅固さを保持していることにより、装着時、コード保持部113だけでなく、堅固な太コード部分102Aによっても接続コード102によるループの形状を保持し、耳殻を包み込むように接続コード102を密着させることができる。
以上の構成によれば、耳掛け式ヘッドホン110は、接続コード102により耳殻を包み込むようなループを形成し得、そのサイズを調整可能な構造を有するようにしたことにより、耳殻の形状及びサイズに拘わらず、誰に対しても接続コード102のループを介して強固で快適な装着感を提供することができる。
(3)第3の実施の形態
図7との対応部分に同一符号を付した図11において、120は全体として本発明の第3の実施の形態におけるバーティカルタイプの耳掛け式ヘッドホンを示し、バーティカルタイプのドライバーユニット101の下端から引き出されている所定径(例えば直径1.6mm)の接続コード122が耳殻の外形を沿うと共に包み込むようなループ形状を有している。
この耳掛け式ヘッドホン120においても、ドライバーユニット101の側面に対して一体化された筒構造のコード保持部123が設けられており、ループ形状を描いた接続コード122の一部分が当該コード保持部123に挿通されている。
接続コード122は、例えば軟質の熱可塑性エラストマーで形成されており、耳殻の外形を沿うと共に耳殻の全体を包み込むようにフィットし、良好な装着感を提供し得るようになされている。
コード保持部123は、例えば硬質のプラスチック材でなる所定径(例えば直径2.4mm)の管材が耳殻の前方の外形形状及び耳朶部分に沿うような略逆S字形状に形成されたものであり、その筒構造の内部にその一部分が挿通された接続コード122を、矢印方向に対するユーザの引っ張り動作に応じてスライドさせ得るようになされている。
なお、コード保持部123の素材として、これ以外にも、ポリプロピレン(PP)や、ポロエチレンテレフタレート(PBP)等の合成樹脂、シリコンゴムや塩化ビニル等であっても良い。
因みに、このコード保持部123は、その筒構造の内部を接続コード122がスライドしながら挿通し得るように、その内径が接続コード122の直径1.6mmよりも僅かに大きなサイズに形成されており、当該接続コード122がコード保持部123の内部をスライドする際、ある程度の摩擦を生じさせるようになされている。
これにより耳掛け式ヘッドホン120では、ユーザにより接続コード122のプラグ122D側がコード保持部123から引っ張られない限り、当該コード保持部123の内部に挿通された接続コード122が摩擦によりその位置で保持されるため、当該接続コード122によって形成されたループのサイズを維持し得るようになされている。
従って耳掛け式ヘッドホン120は、接続コード122とコード保持部123との位置関係を、当該接続コード122に対する引っ張り操作に応じて任意に変更し得ると共に、そのときの位置で保持し得ることにより、当該接続コード122によって形成されるループのサイズを自在に変更し得るようになされている。
かくして耳掛け式ヘッドホン120では、接続コード122によって形成されるループのサイズを自在に変更することにより、耳殻の形状及びサイズに拘わらず、接続コード122のループによって耳殻の外形を包み込んだ状態で当該接続コード122を密着させ、かくして常に最適な装着感をユーザに提供し得るようになされている。
なお、耳掛け式ヘッドホン120では、接続コード122とコード保持部123とを摩擦によって保持するのではなく、コード保持部123に対して接続コード122の位置が変化しないようにすべく、所定構造のストッパーを設けるようにしても良い。
因みに耳掛け式ヘッドホン120では、第1の実施の形態における耳掛け式ヘッドホン100の接続コード102とは異なって、接続コード122の外径が全て均一となっているが、コード保持部123における耳朶部分123Aを介して接続コード122が耳朶の外形を沿うようになされている。
これにより耳掛け式ヘッドホン120は、装着時、耳殻の裏側付根部分に対して接続コード122が密着すると共に、耳朶の裏側付根部分にはコード保持部123の耳朶部分123Aが密着することにより、接続コード122及びコード保持部123による耳殻を包み込むようなループの形状を保持し得るようになされている。
また耳掛け式ヘッドホン120は、コード保持部123における耳朶部分123Aの先端から、その内部を挿通した接続コード122を排出するようになされているため、耳朶の後方に接続コード122が位置し、当該接続コード122がユーザの頬と接触することによる煩わしさを回避し得るようになされている。
以上の構成において、耳掛け式ヘッドホン120は図12に示すように、接続コード122のプラグ122D側が下方に引っ張られたとき、コード保持部123と接続コード122との摩擦力を抗して当該接続コード122がコード保持部123の内部をスライドすることにより、当該接続コード122によって形成されていたループのサイズが小さくなる。
従って耳掛け式ヘッドホン120では、ユーザの耳殻に接続コード122のループが引っ掛けられた状態で、当該接続コード122のプラグ122D側が下方に引っ張られたとき、接続コード122によるループのサイズが小さくなって、当該接続コード122が1周に亘って耳殻を包み込むように密着することになる。
すなわち耳掛け式ヘッドホン120は、接続コード122によるループのサイズを、コード保持部123を介して自在に調整することが出来るので、耳殻の形状及び大きさに拘わらず、誰に対しても装着時の保持状態を強固にすることができると共に締め付け具合(フィット感)を自在に調整することができる。
特に、耳掛け式ヘッドホン120は、略逆S字形状に形成されたコード保持部123を介して接続コード122がスライド動作するようになされていることによって、接続コード122によるループの形状が崩れることがなく、常に耳殻を包み込むように接続コード122を密着させることができる。
なお耳掛け式ヘッドホン120は、コード保持部123における耳朶部分123Aによって接続コード122が当該コード保持部123を介して耳朶の外形を沿うようになされていることにより、装着時、耳殻の裏側付根部分に対して接続コード122が密着すると共に、耳朶の裏側付根部分にはコード保持部123の耳朶部分123Aが位置することになる。
かくして耳掛け式ヘッドホン120は、接続コード122が引っ張られたときでも、コード保持部123の耳朶部分123Aにより耳朶の外形に沿わせるようになされたループの形状を保持し得、常に耳殻を包み込むように接続コード122を密着させることができる。
なお耳掛け式ヘッドホン120は、接続コード122が逆方向へ引っ張られたときには、ループのサイズを大きくすることができるので、装着状態を緩める等の微調整を容易に行うこともできる。
以上の構成によれば、耳掛け式ヘッドホン120は、接続コード122により耳殻を包み込むようなループを形成し得、そのサイズを調整可能な構造を有するようにしたことにより、耳殻の形状及びサイズに拘わらず、誰に対しても接続コード122のループを介して強固で快適な装着感を提供することができる。
(4)第4の実施の形態
図11との対応部分に同一符号を付した図13において、130は全体として本発明の第4の実施の形態におけるバーティカルタイプの耳掛け式ヘッドホンを示し、バーティカルタイプのドライバーユニット101の下端から引き出されている所定径(例えば直径1.6mm)の接続コード122が耳殻の外形を沿うと共に包み込むようなループ形状を有し得るようになされている。
このとき耳掛け式ヘッドホン130では、ドライバーユニット101の側面に対して一体化された2つの直方体形状の突起部からなるコード保持部133が設けられており、ループ形状を描いた接続コード122の一部分が当該コード保持部133に嵌め込まれた状態で取り付けられている。
接続コード122は、例えば軟質の熱可塑性エラストマーで形成されており、耳殻の外形を沿うと共に耳殻の全体を包み込むようにフィットし、良好な装着感を提供し得るようになされている。
コード保持部133は、図14に示すように、例えば硬質の樹脂材またはプラスチック材でなる直方体形状の突起部133A及び133Bからなり、当該突起部133A及び133Bが接続コード122の外径よりも僅かに短い間隔でドライバーユニット101の側面に併設されている。
なお、コード保持部133の素材として、これ以外にも、ポリプロピレン(PP)や、ポロエチレンテレフタレート(PBP)等の合成樹脂、シリコンゴムや塩化ビニル等であっても良い。
そしてコード保持部133は、突起部133A及び133Bの互いに向かい合った内向面に対して、接続コード122の外形に沿った形状の凹部が形成されている。
従って耳掛け式ヘッドホン130では、当該接続コード122が突起部133A及び133Bの間に押し入れられたとき、当該突起部133A及び133Bの内向面に形成されたそれぞれ凹部に接続コード122が挟み込まれ、かつ突起部133A及び133Bの弾性力によって、その位置で接続コード122を挟み込みながら脱着自在に保持するようになされている。
すなわち耳掛け式ヘッドホン130では、接続コード122がユーザにより矢印方向へ引っ張られると、コード保持部133に接続コード122を挟み込んだまま、当該接続コード122をスライドし得るようになされている。
これにより耳掛け式ヘッドホン130では、ユーザにより接続コード122のプラグ122D側がコード保持部133に挟み込まれたまま引っ張られない限り、当該コード保持部133に挟み込まれた接続コード122がその位置で保持されるため、当該接続コード122によって形成されたループのサイズを維持し得るようになされている。
従って耳掛け式ヘッドホン130は、接続コード122とコード保持部133との位置関係を、当該接続コード122に対する引っ張り操作に応じて任意に変更し得ると共に、そのときの位置で保持し得ることにより、当該接続コード122によって形成されるループのサイズを自在に変更し得るようになされている。
かくして耳掛け式ヘッドホン130では、接続コード122によって形成されるループのサイズをコード保持部133によって自在に変更し得るようにしたことにより、耳殻の形状及びサイズに拘わらず、接続コード122のループによって耳殻を包み込んだ状態で当該接続コード122を耳殻の裏側付根部分に対して密着させ、常に最適な装着感をユーザに提供し得るようになされている。
以上の構成において、耳掛け式ヘッドホン130は図15に示すように、接続コード122のプラグ122D側が下方に引っ張られたとき、コード保持部133に挟み込まれたまま接続コード122がスライドすることにより、当該接続コード122によって形成されていたループのサイズが小さくなる。
従って耳掛け式ヘッドホン130では、ユーザの耳殻に接続コード122のループが引っ掛けられた状態で、当該接続コード122のプラグ122D側が下方に引っ張られたとき、接続コード122によるループのサイズが小さくなって、当該接続コード122が1周に亘って耳殻を包み込むように密着することになる。
このように耳掛け式ヘッドホン130は、接続コード122によるループのサイズを、コード保持部133を介して自在に調整することが出来るので、耳殻の形状及び大きさに拘わらず、誰に対しても装着時の保持状態を強固にすることができると共に締め付け具合(フィット感)を自在に調整することができる。
なお耳掛け式ヘッドホン130は、接続コード122が逆方向へ引っ張られたときには、ループのサイズを大きくすることができるので、装着状態を緩める等の微調整を容易に行うこともできる。
また耳掛け式ヘッドホン130では、図16に示すように、接続コード122がコード保持部133に挟み込まれた状態から取り外されて開放された場合、その自重で接続コード122が垂れ下がることになり、その結果、当該接続コード122によって形成されていたループが消滅する。
従って耳掛け式ヘッドホン130は、接続コード122によるループを介して耳殻に装着する必要がなくなった場合、コード保持部133に挟み込まれた状態から接続コード122を開放することにより、耳掛け式ではない一般的なヘッドホンとしての用途に変更することができる。
このように耳掛け式ヘッドホン130は、接続コード122をコード保持部133に挟み込んで保持するか、コード保持部133から開放するかをユーザに対して選択させるだけで、耳掛け式ヘッドホンとして使用するか、一般的なヘッドホンとして使用するかを瞬時に切り換えることができる。
以上の構成によれば、耳掛け式ヘッドホン130は、接続コード122により耳殻を包み込むようなループを形成し得、そのサイズを調整可能な構造を有するようにしたことにより、耳殻の形状及びサイズに拘わらず、誰に対しても接続コード122のループを介して強固で快適な装着感を提供することができる。
また耳掛け式ヘッドホン130は、コード保持部133を介して耳掛け式ヘッドホンとして使用するか、一般的なヘッドホンとして使用するかを瞬時に切り換えることができ、ユーザの使用環境に合わせた2種類の使用形態を提供することができる。
(5)第5の実施の形態
図7及び図13との対応部分に同一符号を付した図17において、140は全体として本発明の第5の実施の形態におけるバーティカルタイプの耳掛け式ヘッドホンを示し、バーティカルタイプのドライバーユニット101の下端から引き出されている所定径(例えば直径1.6mm)の接続コード102が耳殻の外形を沿うと共に包み込むようなループ形状を有し得るようになされている。
このとき耳掛け式ヘッドホン140では、ドライバーユニット101の側面に対して一体化された2つの直方体形状の突起部からなるコード保持部133が設けられており、ループ形状を描いた接続コード102の一部分が当該コード保持部133に嵌め込まれた状態で取り付けられている。
接続コード102は、例えば軟質の熱可塑性エラストマーで形成されており、耳殻の外形を沿うと共に耳殻の全体を包み込むようにフィットし、良好な装着感を提供し得るようになされている。
因みにコード保持部133は、第4の実施の形態における耳掛け式ヘッドホン130のときと同じ構成であり、ここでは便宜上その説明を省略する。
従って耳掛け式ヘッドホン140では、当該接続コード102が突起部133A及び133Bの間に押し入れられたとき、当該突起部133A及び133Bの内向面に形成されたそれぞれ凹部に接続コード102が挟み込まれ、かつ突起部133A及び133Bの弾性力によって、その位置で接続コード102を挟み込みながら保持するようになされている。
すなわち耳掛け式ヘッドホン140では、接続コード102がユーザにより矢印方向へ引っ張られると、コード保持部133に接続コード102を挟み込んだまま、当該接続コード102をスライドし得るようになされている。
これにより耳掛け式ヘッドホン140では、ユーザにより接続コード102のプラグ102D側がコード保持部133に挟み込まれたまま引っ張られない限り、当該コード保持部133に挟まれた接続コード102がその位置で保持されるため、当該接続コード102によって形成されたループのサイズを維持し得るようになされている。
従って耳掛け式ヘッドホン140は、接続コード102とコード保持部133との位置関係を、当該接続コード102に対する引っ張り操作に応じて任意に変更し得ると共に、そのときの位置で保持し得ることにより、当該接続コード102によって形成されるループのサイズを自在に変更し得るようになされている。
かくして耳掛け式ヘッドホン140では、接続コード102によって形成されるループのサイズを自在に変更することにより、耳殻の形状及びサイズに拘わらず、接続コード102のループによって耳殻を包み込んだ状態で当該接続コード102を耳殻の裏側付根部分に対して密着させ、かくして常に最適な装着感をユーザに提供し得るようになされている。
なお耳掛け式ヘッドホン140は、ドライバーユニット101の下端から引き出されている接続コード102の最初の数cmであって、耳朶の外形を沿う略U字形状でなる太コード部分102Aについては、それ以外の他の細コード部分102Bよりも外径が僅かに太くなっており(すなわち肉厚が太い)、太コード部分102Aと細コード部分102Bとが所定長さの接合部分102Cによって一体化されている。
具体的には、接続コード102の細コード部分102Bが直径1.6mmであるのに対し、太コード部分102Aは直径2.0mmとなっている。これにより接続コード102は、耳朶の外形を沿う太コード部分102Aがその形状を保持し得る程度の堅固さを保持し、それ以外の細コード部分102Bについては、耳殻の裏側付根部分に対して密着し易い柔軟性を保持するようになされている。
これにより耳掛け式ヘッドホン140は、装着時、耳殻の上側付根部分及び裏側付根部分に対しては接続コード102のうち柔軟性を有する細コード部分102Bが密着することにより、高いフィット感を保持する一方、耳朶の裏側付根部分に密着される堅固な太コード部分102Aにより、接続コード102による耳殻の外形に沿ったようなループの形状を保持し得るようになされている。
因みに接続コード102は、太コード部分102Aの材質を細コード部分102Bよりも固い材料を用いて一体化すれば、太コード部分102Aの外径を細コード部分102Bの外径よりも太くする必要は無い。
以上の構成において、耳掛け式ヘッドホン140は図18に示すように、接続コード102のプラグ102D側が下方に引っ張られたとき、コード保持部133に挟み込まれたまま接続コード102がスライドすることにより、当該接続コード102によって形成されていたループのサイズが小さくなる。
従って耳掛け式ヘッドホン140では、ユーザの耳殻に接続コード102のループが引っ掛けられた状態で、当該接続コード102のプラグ102D側が下方に引っ張られたとき、接続コード102によるループのサイズが小さくなって、当該接続コード102が1周に亘って耳殻を包み込むように密着することになる。
このように耳掛け式ヘッドホン140は、接続コード102によるループのサイズを、コード保持部133を介して自在に調整することが出来るので、耳殻の形状及び大きさに拘わらず、誰に対しても装着時の保持状態を強固にすることができると共に締め付け具合(フィット感)を自在に調整することができる。
なお耳掛け式ヘッドホン140は、接続コード102が逆方向へ引っ張られたときには、ループのサイズを大きくすることができるので、装着状態を緩める等の微調整を容易に行うこともできる。
また耳掛け式ヘッドホン140では、図19に示すように、接続コード102がコード保持部133に挟み込まれた状態から取り外されて開放された場合、その自重で接続コード102が垂れ下がることにより、当該接続コード102によって形成されていたループが消滅する。
従って耳掛け式ヘッドホン140は、接続コード102によるループを介して耳殻に装着する必要がなくなった場合、コード保持部133に挟み込まれた状態から接続コード102を開放することにより、耳掛け式ではない一般的なヘッドホンとしての用途に変更することができる。
このように耳掛け式ヘッドホン140は、接続コード102をコード保持部133に挟み込んで保持するか、コード保持部133から開放するかをユーザに対して選択させるだけで、耳掛け式ヘッドホンとして使用するか、一般的なヘッドホンとして使用するかを瞬時に切り換えることができる。
但し、耳掛け式ヘッドホン140は、接続コード102によって形成されていたループが消滅したときであっても、太コード部分102Aについてはその形状を保持し得る程度の堅固さを保持していることにより、接合部分102C以降の細コード部分102Bだけが垂れ下がることになり、ユーザの頬を接続コード102が接触することによる煩わしさを回避することができる。
以上の構成によれば、耳掛け式ヘッドホン140は、接続コード102により耳殻を包み込むようなループを形成し得、そのサイズを調整可能な構造を有するようにしたことにより、耳殻の形状及びサイズに拘わらず、誰に対しても接続コード102のループを介して強固で快適な装着感を提供することができる。
また耳掛け式ヘッドホン140は、コード保持部133を介して耳掛け式ヘッドホンとして使用するか、一般的なヘッドホンとして使用するかを瞬時に切り換えることができ、ユーザの使用環境に合わせた2種類の使用形態を提供することができる。
(6)他の実施の形態
なお上述の第1の実施の形態乃至第3の実施の形態においては、直径1.6mmの接続コード102、122を用いると共に、直径2.4mmのコード保持部103、113、123を用いるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、接続コード102、122がコード保持部103、113、123に挿通し、かつ一定レベルの摩擦力が発生するのであれば、その他種々の直径でなる接続コード102、122及びコード保持部103、113、123を用いるようにしても良い。
また上述の第1の実施の形態乃至第5の実施の形態においては、バーティカルタイプのドライバーユニット101を用いるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、ラテラルタイプのドライバーユニットを用いたり、インナーイヤータイプのイヤーピースを用いる等のその他種々の構成を採用するようにしても良い。
さらに上述の第3の実施の形態においては、略逆S字形状のコード保持部123を用いるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、第2の実施の形態におけるコード保持部113のように、当該コード保持部123に対してもコードカバー111を一体に取り付けるようにしても良い。
本発明のヘッドホン装置は、携帯型音楽プレーヤに接続して用いられる他、例えば携帯電話機やPDA(Personal Digital Assistant)、ノートブック型PC(Personal Computer)、モバイルPC等のその他種々の電子機器に接続して用いられるヘッドホン装置に適用することができる。
従来の耳掛け式ヘッドホン(耳載せタイプ)の構成を示す略線図である。 従来のバーティカルタイプの耳掛け式ヘッドホン(1)の構成を示す略線図である。 従来のバーティカルタイプの耳掛け式ヘッドホン(2)の構成を示す略線図である。 従来のバーティカルタイプの耳掛け式ヘッドホン(3)の構成を示す略線図である。 従来のコード自体を耳に掛けるラテラルタイプの耳掛け式ヘッドホンの構成を示す略線図である。 従来の耳掛けハンガー分離式ヘッドホンの構成を示す略線図である。 本発明の第1の実施の形態における耳掛け式ヘッドホンの構成(1)を示す略線図である。 本発明の第1の実施の形態における耳掛け式ヘッドホンの構成(2)を示す略線図である。 本発明の第2の実施の形態における耳掛け式ヘッドホンの構成(1)を示す略線図である。 本発明の第2の実施の形態における耳掛け式ヘッドホンの構成(2)を示す略線図である。 本発明の第3の実施の形態における耳掛け式ヘッドホンの構成(1)を示す略線図である。 本発明の第3の実施の形態における耳掛け式ヘッドホンの構成(2)を示す略線図である。 本発明の第4の実施の形態における耳掛け式ヘッドホンの構成(1)を示す略線図である。 本発明の第4の実施の形態における耳掛け式ヘッドホンのコード保持部の構造を示す略線的斜視図である。 本発明の第4の実施の形態における耳掛け式ヘッドホンの構成(2)を示す略線図である。 本発明の第4の実施の形態における耳掛け式ヘッドホンの構成(3)を示す略線図である。 本発明の第5の実施の形態における耳掛け式ヘッドホンの構成(1)を示す略線図である。 本発明の第5の実施の形態における耳掛け式ヘッドホンの構成(2)を示す略線図である。 本発明の第5の実施の形態における耳掛け式ヘッドホンの構成(3)を示す略線図である。
符号の説明
1、10、20、30、40、100、110、120、130、140……耳掛け式ヘッドホン、50……耳掛けハンガー分離式ヘッドホン、2……ハウジング、3、12、22、52……耳掛けハンガー、11、21、31、41、51、101……ドライバーユニット、33、53、102、122……接続コード、32……ループ状耳掛けハンガー、42……耳掛けハンガー兼用接続コード、103、113、123、133……コード保持部、111……コードカバー。

Claims (13)

  1. ドライバーユニットと、
    上記ドライバーユニットから引き出されている接続コードが耳殻を包み込むようなループ状耳掛けハンガーを形成すべく、上記接続コードをその所定位置で保持する上記ドライバーユニットに設けられたコード保持部と
    を具えるヘッドホン装置。
  2. 上記コード保持部は、上記接続コードを保持している上記所定位置をユーザによる上記接続コードの引っ張り動作に応じて変更することにより、上記ループ状耳掛けハンガーにおけるループサイズを可変する
    請求項1に記載のヘッドホン装置。
  3. 上記コード保持部は、上記ドライバーユニットと一体化された筒状でなる
    請求項1に記載のヘッドホン装置。
  4. 上記コード保持部は、上記ドライバーユニットと一体化され、上記接続コードを脱着可能に挟み込む構造でなり、上記接続コードが取り外された後は上記ループ状耳掛けハンガーが消滅する
    請求項1に記載のヘッドホン装置。
  5. 上記接続コードは、装着時、ユーザの耳朶近傍に位置する部分が予め当該耳朶の外形に沿った形状に折り曲げられ、かつその状態を維持すべく当該部分のコード径が他の部分よりも太い
    請求項1に記載のヘッドホン装置。
  6. 上記ドライバーユニットは、バーティカルタイプである
    請求項1に記載のヘッドホン装置。
  7. 上記ドライバーユニットは、ラテラルタイプである
    請求項1に記載のヘッドホン装置。
  8. 上記ドライバーユニットは、インナーイヤータイプである
    請求項1に記載のヘッドホン装置。
  9. ドライバーユニットと、
    上記ドライバーユニットから引き出されている接続コードが耳殻を包み込むようなループ状耳掛けハンガーを形成すべく、上記接続コードをその所定位置でスライド自在に保持する上記ドライバーユニットと一体化された筒状のコード保持部と
    を具えるヘッドホン装置。
  10. 上記コード保持部は、上記接続コードを保持している上記所定位置をユーザによる上記接続コードの引っ張り動作に応じて上記スライド自在に変更することにより、上記ループ状耳掛けハンガーにおけるループサイズを可変する
    請求項9に記載のヘッドホン装置。
  11. ドライバーユニットと、
    上記ドライバーユニットから引き出されている接続コードが耳殻を包み込むようなループ状耳掛けハンガーを形成すべく、上記接続コードをその所定位置でスライド自在に保持する上記ドライバーユニットと一体化された上記接続コードを脱着可能に挟み込む構造のコード保持部と
    を具えるヘッドホン装置。
  12. 上記コード保持部は、上記接続コードが取り外された後は上記ループ状耳掛けハンガーが消滅する
    請求項11に記載のヘッドホン装置。
  13. 上記コード保持部は、上記接続コードを保持している上記所定位置をユーザによる上記接続コードの引っ張り動作に応じて上記スライド自在に変更することにより、上記ループ状耳掛けハンガーにおけるループサイズを可変する
    請求項11に記載のヘッドホン装置。
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