JP2009206666A - 設計支援装置及び設計支援方法及び設計支援プログラム - Google Patents

設計支援装置及び設計支援方法及び設計支援プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】実機による最終試験で、伝送遅れに対する影響度を、伝送遅れの原因となるパラメータごとに指標として示すことで、パラメータの修正作業を容易にすることを目的とする。
【解決手段】伝送遅れ計測部103は、各パラメータについて、複数の評価用の設定値を順次設定し、各設定値を設定したときの最大伝送遅れを計測し、当該計測結果を揺らぎ値DB104に蓄積する。揺らぎ要求評価部109は、各パラメータについて、伝送遅れ計測部103が現行の設定値と同じ設定値を設定したときの最大伝送遅れの計測結果を揺らぎ値DB104から抽出する。そして、各パラメータについて、伝送遅れ抽出部121が抽出した最大伝送遅れの計測結果を揺らぎ要求値112と比較し、当該比較結果に基づいて、最大伝送遅れに対する影響度を算出する。
【選択図】図3

Description

本発明は、設計支援装置及び設計支援方法及び設計支援プログラムに関するものである。本発明は、特に、伝送遅れの揺らぎの評価による設計支援装置に関するものである。
従来、複数の通信機器をネットワークで接続したシステムで利用する通信制御プログラムの開発では、設計者が設計時にシミュレーションなどを行ってデータ伝送の遅延(即ち、伝送遅れ)の揺らぎを評価している。しかし、実機上では許容範囲を超える値となり、最終試験段階で大きな改修を必要とすることが多かった。この改修は、現地のネットワーク設計者が経験と勘に基づいて、通信制御プログラム、ネットワーク設定のパラメータ、通信機器の数や構成などを試行錯誤的に変更して行うものであった。なお、従来、設計時に伝送遅れの揺らぎを評価する際には、まず、通信機器間のネットワーク構成要素の保守測定値を用いて、各構成要素に対する伝送遅れの平均や揺らぎを測定した上で、通信機器間の伝送遅れの平均値や揺らぎの統計値を求めていた(例えば、特許文献1参照)。
特開平8−340353号公報(第2図)
上記のように、従来、複数の通信機器をネットワークで接続したシステムで利用する通信制御プログラムの開発では、実機上での最終試験段階で、伝送遅れの揺らぎが許容範囲を超える値となり、大きな改修を必要とすることが多かった。この改修は、現地のネットワーク設計者が経験と勘に基づいて行っていたため、経験が豊富な設計者でないと、原因特定に時間を要してしまうという課題があった。特に、通信制御プログラム、ネットワーク設定のパラメータ、通信機器の数や構成など、データ伝送の遅延時間に影響を与えるパラメータは数が多いが、いずれのパラメータを優先的に修正し、評価するとよいのかに関する指針がなかったため、試行錯誤による修正作業が要求され、改修には大きな手間やコストがかかっていた。
本発明は、例えば、実機による最終試験で、伝送遅れに対する影響度を、伝送遅れの原因となるパラメータごとに指標として示すことで、パラメータの修正作業を容易にすることを目的とする。
本発明の一の態様に係る設計支援装置は、
複数の通信機器間の通信制御用に設定される複数のパラメータの各々について、前記複数の通信機器間の伝送遅れに対する影響度を評価する設計支援装置であって、
前記複数の通信機器間の伝送遅れについて予め規定された要求値を記憶するとともに、各パラメータについて、現行の設定値を記憶する記録媒体を具備し、
各パラメータについて、複数の評価用の設定値を順次設定し、各設定値を設定したときの伝送遅れを計測し、当該計測結果を記憶装置に蓄積する伝送遅れ計測部と、
各パラメータについて、現行の設定値を記録媒体から読み取り、前記伝送遅れ計測部が現行の設定値と同じ設定値を設定したときの伝送遅れの計測結果を記憶装置から抽出する伝送遅れ抽出部と、
伝送遅れについての要求値を記録媒体から読み取り、各パラメータについて、前記伝送遅れ抽出部が抽出した伝送遅れの計測結果を要求値と比較し、当該比較結果に基づいて、伝送遅れに対する影響度を処理装置により算出する影響度評価部とを備えることを特徴とする。
本発明の一の態様によれば、設計支援装置において、伝送遅れ計測部が、各パラメータについて、複数の評価用の設定値を順次設定し、各設定値を設定したときの伝送遅れを計測し、伝送遅れ抽出部が、各パラメータについて、前記伝送遅れ計測部が現行の設定値と同じ設定値を設定したときの伝送遅れの計測結果を抽出し、影響度評価部が、各パラメータについて、前記伝送遅れ抽出部が抽出した伝送遅れの計測結果を要求値と比較し、当該比較結果に基づいて、伝送遅れに対する影響度を算出することにより、実機による最終試験で、伝送遅れに対する影響度を、伝送遅れの原因となるパラメータごとに指標として示すことができるため、パラメータの修正作業が容易になる。
以下、本発明の実施の形態について、図を用いて説明する。
実施の形態1.
図1は、本実施の形態において、複数の通信機器101間の通信制御用に設定される複数のパラメータ(設定パラメータ)の各々について、複数の通信機器101間の伝送遅れ(伝送遅れ時間)に対する影響度を評価する設計支援装置102の利用イメージを示す図である。
図1において、通信機器101は、通信制御プログラムを実行し、当該実行結果を、通信ネットワーク201に繋がれた他の通信機器との間で送受信する装置である。設計支援装置102は、本実施の形態の目的である、伝送遅れの原因となるパラメータごとに伝送遅れに対する影響度を指標として示す装置である。本実施の形態では、設計支援装置102は、伝送遅れとして、最大伝送遅れを扱うものとする。
図2は、設計支援装置102のハードウェア構成の一例を示す図である。
図2において、設計支援装置102は、コンピュータであり、CRT(Cathode・Ray・Tube)やLCD(液晶ディスプレイ)の表示画面を有する表示装置901、キーボード902(K/B)、マウス903、FDD904(Flexible・Disk・Drive)、CDD905(Compact・Disc・Drive)、プリンタ装置906などのハードウェアを備え、これらはケーブルや信号線で接続されている。
設計支援装置102は、プログラムを実行するCPU911(Central・Processing・Unit)を備えている。CPU911は、処理装置の一例である。CPU911は、バス912を介してROM913(Read・Only・Memory)、RAM914(Random・Access・Memory)、通信ボード915、表示装置901、キーボード902、マウス903、FDD904、CDD905、プリンタ装置906、磁気ディスク装置920と接続され、これらのハードウェアデバイスを制御する。磁気ディスク装置920の代わりに、光ディスク装置、メモリカードリーダライタなどの記録媒体が用いられてもよい。
RAM914は、揮発性メモリの一例である。ROM913、FDD904、CDD905、磁気ディスク装置920の記録媒体は、不揮発性メモリの一例である。これらは、記録媒体や記憶装置の一例である。通信ボード915、キーボード902、マウス903、FDD904、CDD905などは、入力装置の一例である。また、通信ボード915、表示装置901、プリンタ装置906などは、出力装置の一例である。
通信ボード915は、LAN(ローカルエリアネットワーク)などに接続されている。通信ボード915は、LANに限らず、インターネット、あるいは、IP−VPN(Internet・Protocol・Virtual・Private・Network)、広域LAN、ATM(Asynchronous・Transfer・Mode)ネットワークなどのWAN(ワイドエリアネットワーク)などに接続されていても構わない。LAN、インターネット、WANは、ネットワークの一例である。設計支援装置102は、通信ボード915により、ネットワークを介して通信機器101と通信する。
磁気ディスク装置920には、オペレーティングシステム921(OS)、ウィンドウシステム922、プログラム群923、ファイル群924が記憶されている。プログラム群923のプログラムは、CPU911、オペレーティングシステム921、ウィンドウシステム922により実行される。プログラム群923には、本実施の形態の説明において「〜部」として説明する機能を実行するプログラムが記憶されている。プログラムは、CPU911により読み出され実行される。また、ファイル群924には、本実施の形態の説明において、「〜データ」、「〜情報」、「〜ID(識別子)」、「〜フラグ」、「〜結果」、「〜値」として説明するデータや情報や信号値や変数値やパラメータが、「〜ファイル」や「〜データベース」や「〜テーブル」の各項目として記憶されている。「〜ファイル」や「〜データベース」や「〜テーブル」は、ディスクやメモリなどの記録媒体に記憶される。ディスクやメモリなどの記録媒体に記憶されたデータや情報や信号値や変数値やパラメータは、読み書き回路を介してCPU911によりメインメモリやキャッシュメモリに読み出され、抽出・検索・参照・比較・演算・計算・制御・出力・印刷・表示などのCPU911の処理(動作)に用いられる。抽出・検索・参照・比較・演算・計算・制御・出力・印刷・表示などのCPU911の処理中、データや情報や信号値や変数値やパラメータは、メインメモリやキャッシュメモリやバッファメモリに一時的に記憶される。
また、本実施の形態の説明において用いるブロック図やフローチャートの矢印の部分は主としてデータや信号の入出力を示し、データや信号は、RAM914などのメモリ、FDD904のフレキシブルディスク(FD)、CDD905のコンパクトディスク(CD)、磁気ディスク装置920の磁気ディスク、その他光ディスク、ミニディスク(MD)、DVD(Digital・Versatile・Disc)などの記録媒体に記録される。また、データや信号は、バス912や信号線やケーブルその他の伝送媒体により伝送される。
また、本実施の形態の説明において「〜部」として説明するものは、「〜回路」、「〜装置」、「〜機器」であってもよく、また、「〜ステップ」、「〜工程」、「〜手順」、「〜処理」であってもよい。即ち、「〜部」として説明するものは、ROM913に記憶されたファームウェアで実現されていても構わない。あるいは、ソフトウェアのみ、あるいは、素子・デバイス・基板・配線などのハードウェアのみ、あるいは、ソフトウェアとハードウェアとの組み合わせ、さらには、ファームウェアとの組み合わせで実現されていても構わない。ファームウェアとソフトウェアは、プログラムとして、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、DVDなどの記録媒体に記憶される。このプログラムはCPU911により読み出され、CPU911により実行される。即ち、プログラムは、本実施の形態の説明で述べる「〜部」としてコンピュータを機能させるものである。あるいは、本実施の形態の説明で述べる「〜部」の手順や方法をコンピュータに実行させるものである。
図3は、設計支援装置102の構成を示すブロック図である。
設計支援装置102は、伝送遅れ計測部103、揺らぎ値DB104(データベース)、通信制御プログラム・プロファイルロード部105、評価用通信制御プログラムDB106、評価用装置プロファイルDB107、統計分析部108、揺らぎ要求評価部109、運用用装置プロファイルDB110、運用用通信制御プログラムDB111を備える。揺らぎ要求評価部109は、伝送遅れ抽出部121、影響度評価部122を有する。
伝送遅れ計測部103は、2つの通信機器101間の伝送遅れ時間を計測し、通信機器101の設定パラメータごとに伝送遅れ時間を揺らぎ値DB104に蓄積する。
揺らぎ値DB104は、伝送遅れ計測部103が計測した伝送遅れの揺らぎ値を格納するデータベースであり、図2に例示した磁気ディスク装置920のディスク(ハードディスク)などの記憶装置に実装される。揺らぎ値DB104は、計測に使用した評価用通信制御プログラムの管理用シリアル番号として評価用通信制御プログラムDB106に格納されている通信制御プログラム番号と、計測に使用した評価用装置プロファイルの管理用シリアル番号として評価用装置プロファイルDB107に格納されている装置プロファイル番号と、伝送遅れの揺らぎの計測結果である最大伝送遅れ時間と最小伝送遅れ時間とを対応付けて管理している。このDBのテーブル構成を図4に示す。
通信制御プログラム・プロファイルロード部105は、伝送遅れ時間を計測するのに必要な評価用通信制御プログラムと評価用装置プロファイルを評価用通信制御プログラムDB106と評価用装置プロファイルDB107からそれぞれ取り出し、通信機器101へロードする。装置プロファイルは通信機器101に設定するネットワーク構成情報やネットワークパラメータ(伝送方式などの設定パラメータ)などのパラメータ設定パターンであり、評価用装置プロファイルは伝送遅れの揺らぎを評価するための装置プロファイルである。
評価用通信制御プログラムDB106は、伝送遅れの計測に使用する評価用通信制御プログラムを格納したデータベースであり、記憶装置に実装される。このDBのテーブル構成を図5に示す。
評価用装置プロファイルDB107は、伝送遅れの計測に使用するネットワーク構成情報やネットワークパラメータを定義した評価用装置プロファイルを様々なパターンで格納したデータベースであり、記憶装置に実装される。このDBのテーブル構成を図6に示す。
統計分析部108は、揺らぎ値DB104に蓄積されたデータをプロットして設定パラメータに対する最大伝送遅れ時間のグラフ(伝送遅延グラフ)を作成する。伝送遅延グラフの一例を図7に示す。この伝送遅延グラフは、伝送遅れ時間の揺らぎに影響するパラメータごとに作成される。伝送遅延グラフを作成するアルゴリズムのフローを図8に示す。
揺らぎ要求評価部109の伝送遅れ抽出部121は、統計分析部108で作成した各グラフに対して、パラメータの現行の設定値(設計値)を適用する。揺らぎ要求評価部109の影響度評価部122は、統計分析部108で作成した各グラフに対して、さらに、揺らぎ要求値112(設計要求値)を適用し、各パラメータの最大伝送遅れに対する影響度(不足度)を図2に例示したCPU911などの処理装置により求め、図2に例示した表示装置901などの出力装置へ評価結果113として出力する。現行の設定値は、各パラメータについて運用用装置プロファイルDB110に記憶されている。揺らぎ要求値112は、複数の通信機器101間の最大伝送遅れについて予め規定された要求値であり、図2に例示したハードディスクなどの記録媒体に予め記憶されている。
運用用装置プロファイルDB110は、実際の運用に使用するネットワーク構成情報やネットワークパラメータを運用用装置プロファイルとして格納したデータベースであり、記録媒体に実装される。このDBのテーブル構成を図9に示す。
運用用通信制御プログラムDB111は、実際の運用に使用するネットワーク構成で通信機器101が実行する通信制御プログラムを格納したデータベースであり、記録媒体に実装される。このDBのテーブル構成を図10に示す。
揺らぎ要求値112は、ネットワーク設計から要求される最大伝送遅れ時間の許容範囲値である。この値は、設計者が実際に運用する通信機器101とネットワーク構成から定義する値である。
評価結果113は、揺らぎ要求評価部109の影響度評価部122が最大伝送遅れの影響度を伝送遅れに影響を与えるパラメータごとに出力するものである。評価結果113の一例を図11に示す。
図12は、設計支援装置102の動作を示すフローチャートである。
図12において、伝送遅れ計測部103は、各パラメータについて、複数の評価用の設定値を順次設定し、各設定値を設定したときの最大伝送遅れを計測し、当該計測結果を記憶装置に蓄積する(ステップS101:伝送遅れ計測処理)。具体的には、まず、伝送遅れ計測部103の制御により、通信制御プログラム・プロファイルロード部105が評価用通信制御プログラムDB106から評価用の通信制御プログラムを取り出すとともに、評価用装置プロファイルDB107から評価用の装置プロファイルを取り出し、それぞれを伝送遅れの揺らぎを計測する2つの通信機器101のそれぞれにロードする。そして、伝送遅れ計測部103が2つの通信機器101間の伝送遅れを計測し、計測した結果を揺らぎ値DB104に格納する。伝送遅れ計測部103は、通信制御プログラム・プロファイルロード部105がある1つのパラメータの値を変化させた場合(他のパラメータ値は固定)の伝送遅れ時間を全パラメータに対して計測するために、(1)通信制御プログラム・プロファイルロード部105を制御することによる評価用の通信制御プログラムと装置プロファイルのロード、(2)伝送遅れの計測、(3)計測結果の揺らぎ値DB104への格納、を繰り返す。
揺らぎ要求評価部109の伝送遅れ抽出部121は、各パラメータについて、現行の設定値を記録媒体から読み取り、ステップS101で伝送遅れ計測部103が現行の設定値と同じ設定値を設定したときの最大伝送遅れの計測結果を記憶装置から抽出する(ステップS102:伝送遅れ抽出処理)。具体的には、まず、伝送遅れ抽出部121の制御により、統計分析部108が揺らぎ値DB104に蓄積されたデータをプロットして、1つのパラメータの変化に対する最大伝送遅れ時間のグラフ(伝送遅延グラフ)を作成する(図7参照)。伝送遅れ抽出部121は、統計分析部108を制御して、この伝送遅延グラフを伝送遅れ時間の揺らぎに影響するパラメータごとに作成させる。そして、伝送遅れ抽出部121は、統計分析部108で作成した各グラフに対して、パラメータの現行の設定値(設計値)を適用する。
揺らぎ要求評価部109の影響度評価部122は、最大伝送遅れについての要求値(揺らぎ要求値112)を記録媒体から読み取り、各パラメータについて、ステップS102で伝送遅れ抽出部121が抽出した最大伝送遅れの計測結果を要求値と比較し、当該比較結果に基づいて、最大伝送遅れに対する影響度(評価結果113)を処理装置により算出する(ステップS103:影響度評価処理)。本実施の形態では、影響度評価部122は、各パラメータについて、伝送遅れ抽出部121が抽出した計測結果から要求値までの不足幅を処理装置により求め、全パラメータの不足幅の合計に対する各パラメータの不足幅の割合を各パラメータの影響度として算出する。具体的には、影響度評価部122は、統計分析部108で作成した各グラフに対して、揺らぎ要求値112(設計要求値)を適用し、各パラメータの最大伝送遅れに対する影響度(不足度)を以下の計算式により求め、評価結果113として出力する(図11参照)。なお、要求値を満たしているパラメータは、下記計算の対象外のパラメータとする。
<影響度(不足度)の計算式>
揺らぎに影響するパラメータをそれぞれ“パラメータα”、“パラメータα”、・・・“パラメータα”とし、それぞれの不足幅をa、a、・・・、aとした場合の不足度の計算式は下記の通りである。なお、パラメータαの場合の不足幅aを図13に例示する。図13において、Xはパラメータαの現行の設定値(設計値)を表す。
パラメータαの影響度(%)=a/(a+a+a+・・・+a)×100
パラメータαの影響度(%)=a/(a+a+a+・・・+a)×100



パラメータαの影響度(%)=a/(a+a+a+・・・+a)×100
以上のように、本実施の形態を適用することにより、以下に示す効果を得ることができる。
・最大伝送遅れをシステム要求範囲内に収めようとした場合、最大伝送遅れの影響度を、原因となるパラメータごとに指標として示すことで修正に効果的なパラメータが分るため、システム要求範囲内に収める修正作業の負担を軽減することができる。
以上、本実施の形態で説明した設計支援装置は、
伝送遅れの原因となるパラメータごとに伝送遅れの影響度を示す設計支援装置において、評価用通信制御プログラムと評価用プロファイルのデータを用いて通信機器間の伝送遅れの揺らぎを、伝送遅れに影響するパラメータを変化させて計測する伝送遅れ計測部と、計測結果のデータを蓄積するデータベースと、蓄積したデータからパラメータの変化に対する最大伝送遅れのグラフをパラメータごとに作成する統計分析部と、作成した各グラフに対し、運用用通信制御プログラムと運用用プロファイルから運用パラメータを抽出した値と設計要求値を与え、パラメータごとに最大伝送遅れの影響度を評価結果として出力する揺らぎ要求評価部を備えることを特徴とする。
実施の形態2.
図14は、本実施の形態に係る設計支援装置102の構成を示すブロック図である。
以下、実施の形態1における構成との差異を説明する。なお、揺らぎ要求評価部109は、実施の形態1と同様に、伝送遅れ抽出部121、影響度評価部122を有しているが、図14では省略している。
実施の形態1では、設計支援装置102は評価結果113として最大伝送遅れの影響度の指標だけを示していたが、本実施の形態では、設計支援装置102は過去に出力した評価結果113と改善値114の蓄積から、最大伝送遅れの影響度の指標に改善ポイントの定型コメントを付けたコメント付き評価結果117を出力する。
パラメータ調整部118は、各パラメータについて、設計者による改善値114の入力を図2に例示したキーボード902やマウス903などの入力装置から受け付け、改善値114を現行の設定値として設定する。即ち、改善値114を運用用装置プロファイルDB110にある運用用装置プロファイルに反映する。また、パラメータ調整部118は、揺らぎ要求評価部109の影響度評価部122が出力した評価結果113と改善値114とを対応付けて過去の事例DB115に蓄積する。
改善値114は、揺らぎ要求評価部109の影響度評価部122が出力した評価結果113を受け、設計者が評価結果113に含まれる影響度から揺らぎ要求値112までの不足幅をなくすか又は減らすために改善した内容(変更したパラメータの値)を入力したものである。
過去の事例DB115は、揺らぎ要求評価部109の影響度評価部122が出力した評価結果113のデータと設計者が入力した改善値114を格納したデータベースであり、記憶装置に実装される。このDBのテーブル構成を図15に示す。
コメント生成部116は、揺らぎ要求評価部109の影響度評価部122が出力した評価結果113と同じか、もしくは、最も近い過去の評価結果113を、過去の事例DB115から抽出し、抽出した評価結果113に付随する改善値114から定型コメントを生成し、生成したコメント(改善ポイントのコメント)を評価結果113に追記して出力装置へ出力する。
コメント付き評価結果117は、コメント生成部116が出力する評価結果113であり、最大伝送遅れの影響度を伝送遅れに影響を与えるパラメータごとに出力したものに、改善ポイントの定型コメントを付けたものである。コメント付き評価結果117の一例を図16に示す。
図17は、設計支援装置102の動作を示すフローチャートである。
以下、実施の形態1における動作との差異を説明する。
コメント生成部116は、各パラメータについて、ステップS103で影響度評価部122が計測結果を要求値と比較する度に、当該比較結果に近似する過去の比較結果を記憶装置から抽出し、後述するステップS105で(過去に)パラメータ調整部118が過去の比較結果と対応付けて蓄積した改善値114を記憶装置から読み取り、改善値114に基づくコメントを出力する(ステップS104:コメント生成処理)。具体的には、まず、コメント生成部116は、影響度評価部122が出力した評価結果113と最も近い過去の評価結果113を、過去の事例DB115から抽出する。この抽出は、n個のパラメータからなる評価結果113をn次元の座標系と考え、比較元となる評価結果113と比較対象となる評価結果113の座標が一致するか、もしくは、座標間の距離が最短であるものであって、且つ、各座標の大きさの順が一致するものを過去の事例DB115から検索することにより行う。例えば、比較元の各パラメータの不足幅を{a,b,c,d}とし、比較対象となる各パラメータの不足幅を{a´,b´,c´,d´}とした場合、(a´+b´+c´+d´1/2が(a+b+c+d1/2と一致するか、もしくは、最も近似しており、且つ、a,b,c,dの大きさの順とa´,b´,c´,d´の大きさの順が一致する評価結果113を過去の事例DB115から検索し、抽出する。なお、揺らぎ要求値112(設計要求値)を満たしているパラメータの不足幅の値は0として考える。次に、コメント生成部116は、抽出した評価結果113に付随する改善値114から定型コメント(改善ポイントのコメント)を生成し、生成したコメントを評価結果113に追記して、コメント付き評価結果117として出力する。
パラメータ調整部118は、各パラメータについて、影響度評価部122が比較した計測結果から要求値までの不足幅をなくすか又は減らす改善値を、ステップS104でコメント生成部116が出力したコメントを参照した設計者に入力させ、改善値114を現行の設定値として設定し、当該比較結果と改善値114とを対応付けて記憶装置に蓄積する(ステップS105:パラメータ調整処理)。具体的には、まず、パラメータ調整部118は、影響度評価部122が出力した評価結果113を受け、設計者が変更したパラメータの改善値114を設定することで、最大伝送遅れを揺らぎ要求値112(設計要求値)以下に収め、不足幅も含めた評価結果113と変更した後のパラメータを過去の事例DB115に格納する。
以上のように、本実施の形態を適用することにより、以下に示す効果を得ることができる。
・最大伝送遅れをシステム要求範囲内に収めようとした場合、最大伝送遅れの影響度を、原因となるパラメータごとに指標として示すことで修正に効果的なパラメータが分るため、システム要求範囲内に収める修正作業の負担を軽減することができる。
・最大伝送遅れをシステム要求範囲内に収めようとした場合、最大伝送遅れの影響度の指標とともに改善ポイントを示すことで、効果的な修正方法が分りやすいため、システム要求範囲内に収める修正作業の負担を軽減することができる。
以上、本実施の形態で説明した設計支援装置は、
実施の形態1で説明した設計支援装置において、設計支援装置が出力した評価結果と改善した値を蓄積するデータベースと、設計支援装置が出力した評価結果と同一もしくは類似した評価結果を過去に蓄積した評価結果のデータベースから抽出し、抽出した評価結果に付随して蓄積された改善値から改善ポイントの定型コメントを生成し、定型コメントを付けた評価結果を出力するコメント生成部を備えることを特徴とする。
実施の形態3.
本実施の形態に係る設計支援装置102の構成は実施の形態1で図3に示したものと同様であるが、以下、実施の形態1における構成との差異を説明する。
実施の形態1では、設計支援装置102は評価結果113として最大伝送遅れの影響度の指標だけを示していたが、本実施の形態では、設計支援装置102は最小伝送遅れも考慮した影響度の指標を示す。つまり、本実施の形態では、設計支援装置102は、伝送遅れとして、最大伝送遅れ及び最小伝送遅れを扱うものとする。
統計分析部108は、揺らぎ値DB104に蓄積されたデータをプロットして設定パラメータに対する最大伝送遅れ時間と最少伝送遅れ時間のグラフ(伝送遅延グラフ)を作成する。伝送遅延グラフの一例を図18に示す。この伝送遅延グラフは、伝送遅れ時間の揺らぎに影響するパラメータごとに作成される。伝送遅延グラフを作成するアルゴリズムのフローは、実施の形態1で図8に示したものと同様である。
揺らぎ要求評価部109の伝送遅れ抽出部121は、統計分析部108で作成した各グラフに対して、パラメータの現行の設定値(設計値)を適用する。揺らぎ要求評価部109の影響度評価部122は、統計分析部108で作成した各グラフに対して、さらに、揺らぎ要求値112(設計要求値)を適用し、各パラメータの最大伝送遅れと最小伝送遅れに対する影響度(不足度と余裕度)を処理装置により求め、出力装置へ評価結果113として出力する。
揺らぎ要求値112は、ネットワーク設計から要求される最大伝送遅れ時間と最小伝送遅れ時間の許容範囲値である。この値は、設計者が実際に運用する通信機器101とネットワーク構成から定義する値である。
評価結果113は、揺らぎ要求評価部109の影響度評価部122が最大伝送遅れと最小伝送遅れの影響度を伝送遅れに影響を与えるパラメータごとに出力するものである。評価結果113の一例を図19に示す。
以下、本実施の形態に係る設計支援装置102の動作について、実施の形態1と同様に、図12を用いて説明する。
図12において、伝送遅れ計測部103は、各パラメータについて、複数の評価用の設定値を順次設定し、各設定値を設定したときの最大伝送遅れと最小伝送遅れとを計測し、当該計測結果を記憶装置に蓄積する(ステップS101:伝送遅れ計測処理)。具体的には、まず、伝送遅れ計測部103の制御により、通信制御プログラム・プロファイルロード部105が評価用通信制御プログラムDB106から評価用の通信制御プログラムを取り出すとともに、評価用装置プロファイルDB107から評価用の装置プロファイルを取り出し、それぞれを伝送遅れの揺らぎを計測する2つの通信機器101のそれぞれにロードする。そして、伝送遅れ計測部103が2つの通信機器101間の伝送遅れを計測し、計測した結果を揺らぎ値DB104に格納する。伝送遅れ計測部103は、通信制御プログラム・プロファイルロード部105がある1つのパラメータの値を変化させた場合(他のパラメータ値は固定)の伝送遅れ時間を全パラメータに対して計測するために、(1)通信制御プログラム・プロファイルロード部105を制御することによる評価用の通信制御プログラムと装置プロファイルのロード、(2)伝送遅れの計測、(3)計測結果の揺らぎ値DB104への格納、を繰り返す。
揺らぎ要求評価部109の伝送遅れ抽出部121は、各パラメータについて、現行の設定値を記録媒体から読み取り、ステップS101で伝送遅れ計測部103が現行の設定値と同じ設定値を設定したときの最大伝送遅れの計測結果と最小伝送遅れの計測結果とを記憶装置から抽出する(ステップS102:伝送遅れ抽出処理)。具体的には、まず、伝送遅れ抽出部121の制御により、統計分析部108が揺らぎ値DB104に蓄積されたデータをプロットして、1つのパラメータの変化に対する最大伝送遅れ時間と最小伝送遅れ時間のグラフ(伝送遅延グラフ)を作成する(図18参照)。伝送遅れ抽出部121は、統計分析部108を制御して、この伝送遅延グラフを伝送遅れ時間の揺らぎに影響するパラメータごとに作成させる。そして、伝送遅れ抽出部121は、統計分析部108で作成した各グラフに対して、パラメータの現行の設定値(設計値)を適用する。
揺らぎ要求評価部109の影響度評価部122は、最大伝送遅れと最小伝送遅れとについての要求値(揺らぎ要求値112)を記録媒体から読み取り、各パラメータについて、ステップS102で伝送遅れ抽出部121が抽出した最大伝送遅れの計測結果と最小伝送遅れの計測結果とをそれぞれ要求値と比較し、当該比較結果に基づいて、最大伝送遅れと最小伝送遅れとに対する影響度(評価結果113)を処理装置により算出する(ステップS103:影響度評価処理)。本実施の形態では、影響度評価部122は、各パラメータについて、伝送遅れ抽出部121が抽出した計測結果から要求値までの不足幅と、要求値から計測結果までの余裕幅とを処理装置により求め、全パラメータの不足幅の合計に対する各パラメータの不足幅の割合と全パラメータの余裕幅の合計に対する各パラメータの余裕幅の割合とを各パラメータの影響度として算出する。具体的には、影響度評価部122は、統計分析部108で作成した各グラフに対して、揺らぎ要求値112(設計要求値)を適用し、各パラメータの最大伝送遅れと最小伝送遅れに対する影響度(不足度と余裕度)を以下の計算式により求め、評価結果113として出力する(図19参照)。
<不足度の計算式>
伝送遅れに影響するパラメータをそれぞれ“パラメータα”、“パラメータα”、・・・“パラメータα”とし、それぞれの不足幅をa、a、・・・、aとした場合の不足度の計算式は下記の通りである。なお、パラメータαの場合の不足幅aを図20に、パラメータαの場合の不足幅aを図21に、パラメータαの場合の不足幅a3−1と不足幅a3−2を図22に例示する。図20において、Yはパラメータαの現行の設定値(設計値)、XはYの変更を最小限にとどめて伝送遅れの揺らぎを揺らぎ要求値112の範囲(遅延要求範囲)内に収めるためのパラメータαの設定値、XはYの変更を最大限まで許して伝送遅れの揺らぎを揺らぎ要求値112の範囲(遅延要求範囲)内に収めるためのパラメータαの設定値を表す。図21において、Lはパラメータαの現行の設定値(設計値)、MはLの変更を最小限にとどめて伝送遅れの揺らぎを揺らぎ要求値112の範囲(遅延要求範囲)内に収めるためのパラメータαの設定値、MはLの変更を最大限まで許して伝送遅れの揺らぎを揺らぎ要求値112の範囲(遅延要求範囲)内に収めるためのパラメータαの設定値を表す。図22において、Qはパラメータαの現行の設定値(設計値)、PはLの変更を最小限にとどめて伝送遅れの揺らぎを揺らぎ要求値112の範囲(遅延要求範囲)内に収めるためのパラメータαの設定値を表す。
パラメータαの不足度(%)=a/(a+a+a3−1+a3−2+・・・+a)×100
パラメータαの不足度(%)=a/(a+a+a3−1+a3−2+・・・+a)×100
パラメータαの不足度(%)=(a3−1+a3−2)/(a+a+a3−1+a3−2+・・・+a)×100



パラメータαの不足度(%)=a/(a+a+a3−1+a3−2+・・・+a)×100
<余裕度の計算式>
伝送遅れに影響するパラメータをそれぞれ“パラメータα”、“パラメータα”、・・・“パラメータα”とし、それぞれの余裕幅をb、b、・・・、bとした場合の余裕度の計算式は下記の通りである。ここで、パラメータαの場合の余裕幅bを図20に、パラメータαの場合の余裕幅bを図21に示す。なお、図22のように余裕幅がない場合は、余裕幅を0と考える。
パラメータαの余裕度(%)=b/(b+b+b+・・・+b)×100
パラメータαの余裕度(%)=b/(b+b+b+・・・+b)×100



パラメータαの余裕度(%)=b/(b+b+b+・・・+b)×100
以上のように、本実施の形態を適用することにより、以下に示す効果を得ることができる。
・最大伝送遅れと最小伝送遅れをシステム要求範囲内に収めようとした場合、伝送遅れの影響度を、原因となるパラメータごとに指標として示すことで修正に効果的なパラメータが分るため、システム要求範囲内に収める修正作業の負担を軽減することができる。
以上、本実施の形態で説明した設計支援装置は、
伝送遅れの原因となるパラメータごとに伝送遅れの影響度を示す設計支援装置において、評価用通信制御プログラムと評価用プロファイルのデータを用いて通信機器間の伝送遅れの揺らぎを、伝送遅れに影響するパラメータを変化させて計測する伝送遅れ計測部と、計測結果のデータを蓄積するデータベースと、蓄積したデータからパラメータの変化に対する最大伝送遅れと最小伝送遅れのグラフをパラメータごとに作成する統計分析部と、作成した各グラフに対し、運用用通信制御プログラムと運用用プロファイルから運用パラメータを抽出した値と設計要求値を与え、パラメータごとに最大伝送遅れと最小伝送遅れの影響度を評価結果として出力する揺らぎ要求評価部を備えることを特徴とする。
実施の形態4.
本実施の形態に係る設計支援装置102の構成は実施の形態2で図14に示したものと同様であるが、以下、実施の形態3における構成との差異を説明する。
実施の形態3では、設計支援装置102は評価結果113として最大伝送遅れと最小伝送遅れの影響度の指標だけを示していたが、本実施の形態では、設計支援装置102は過去に出力した評価結果113と改善値114の蓄積から、最大伝送遅れと最小伝送遅れの影響度の指標に改善ポイントの定型コメントを付けたコメント付き評価結果117を出力する。
パラメータ調整部118は、各パラメータについて、設計者による改善値114の入力を入力装置から受け付け、改善値114を現行の設定値として設定する。即ち、改善値114を運用用装置プロファイルDB110にある運用用装置プロファイルに反映する。また、パラメータ調整部118は、揺らぎ要求評価部109の影響度評価部122が出力した評価結果113と改善値114とを対応付けて過去の事例DB115に蓄積する。
改善値114は、揺らぎ要求評価部109の影響度評価部122が出力した評価結果113を受け、設計者が評価結果113に含まれる影響度から揺らぎ要求値112までの不足幅をなくすか又は減らすために改善した内容(変更したパラメータの値)を入力したものである。
過去の事例DB115は、揺らぎ要求評価部109の影響度評価部122が出力した評価結果113のデータと設計者が入力した改善値114を格納したデータベースであり、記憶装置に実装される。このDBのテーブル構成は、実施の形態2で図15に示したものと同様である。
コメント生成部116は、揺らぎ要求評価部109の影響度評価部122が出力した評価結果113と同じか、もしくは、最も近い過去の評価結果113を、過去の事例DB115から抽出し、抽出した評価結果113に付随する改善値114から定型コメントを生成し、生成したコメント(改善ポイントのコメント)を評価結果113に追記して出力装置へ出力する。
コメント付き評価結果117は、コメント生成部116が出力する評価結果113であり、最大伝送遅れと最小伝送遅れの影響度を伝送遅れに影響を与えるパラメータごとに出力したものに、改善ポイントの定型コメントを付けたものである。コメント付き評価結果117の一例を図23に示す。
以下、本実施の形態に係る設計支援装置102の動作について、実施の形態2と同様に、図17を用いて説明する。以下では、実施の形態3における動作との差異を説明する。
コメント生成部116は、各パラメータについて、ステップS103で影響度評価部122が計測結果を要求値と比較する度に、当該比較結果に近似する過去の比較結果を記憶装置から抽出し、後述するステップS105で(過去に)パラメータ調整部118が過去の比較結果と対応付けて蓄積した改善値114を記憶装置から読み取り、改善値114に基づくコメントを出力する(ステップS104:コメント生成処理)。具体的には、まず、コメント生成部116は、影響度評価部122が出力した評価結果113と最も近い過去の評価結果113を、過去の事例DB115から抽出する。この抽出は、n個のパラメータからなる最大伝送遅れと最小伝送遅れの評価結果113をそれぞれn次元の座標系と考え、比較元となる評価結果113と比較対象となる評価結果113の座標が一致するか、もしくは、座標間の距離が最短であるものであって、且つ、各座標の大きさの順が一致するものを過去の事例DB115から検索することにより行う。例えば、比較元の各パラメータの不足幅を{a,b,c,d}、余裕幅を{e,f,g,h}とし、比較対象となる各パラメータの不足幅を{a´,b´,c´,d´}、余裕幅を{e´,f´,g´,h´}とした場合、(a´+b´+c´+d´1/2−(e´+f´+g´+h´1/2が(a+b+c+d1/2−(e+f+g+h1/2と一致するか、もしくは、最も近似しており、且つ、a,b,c,dの大きさの順とa´,b´,c´,d´の大きさの順、e,f,g,hの大きさの順とe´,f´,g´,h´の大きさの順が一致する評価結果113を過去の事例DB115から検索し、抽出する。なお、揺らぎ要求値112(設計要求値)を満たしているパラメータの不足幅や揺らぎ要求値112を満たしていないパラメータの余裕幅の値は0として考える。次に、コメント生成部116は、抽出した評価結果113に付随する改善値114から定型コメント(改善ポイントのコメント)を生成し、生成したコメントを評価結果113に追記して、コメント付き評価結果117として出力する。
パラメータ調整部118は、各パラメータについて、影響度評価部122が比較した計測結果から要求値までの不足幅をなくすか又は減らす改善値を、ステップS104でコメント生成部116が出力したコメントを参照した設計者に入力させ、改善値114を現行の設定値として設定し、当該比較結果と改善値114とを対応付けて記憶装置に蓄積する(ステップS105:パラメータ調整処理)。具体的には、まず、パラメータ調整部118は、影響度評価部122が出力した評価結果113を受け、設計者が変更したパラメータの改善値114を設定することで、最大伝送遅れと最小伝送遅れを揺らぎ要求値112(設計要求値)以下に収め、不足幅と余裕幅も含めた評価結果113と変更した後のパラメータを過去の事例DB115に格納する。
以上のように、本実施の形態を適用することにより、以下に示す効果を得ることができる。
・最大伝送遅れと最小伝送遅れをシステム要求範囲内に収めようとした場合、伝送遅れの影響度を、原因となるパラメータごとに指標として示すことで修正に効果的なパラメータが分るため、システム要求範囲内に収める修正作業の負担を軽減することができる。
・最大伝送遅れと最小伝送遅れをシステム要求範囲内に収めようとした場合、伝送遅れの影響度の指標とともに改善ポイントを示すことで、効果的な修正方法が分りやすいため、システム要求範囲内に収める修正作業の負担を軽減することができる。
以上、本実施の形態で説明した設計支援装置は、
実施の形態3で説明した設計支援装置において、設計支援装置が出力した評価結果と改善した値を蓄積するデータベースと、設計支援装置が出力した評価結果と同一もしくは類似した評価結果を過去に蓄積した評価結果のデータベースから抽出し、抽出した評価結果に付随して蓄積された改善値から改善ポイントの定型コメントを生成し、定型コメントを付けた評価結果を出力するコメント生成部を備えることを特徴とする。
実施の形態5.
図24は、本実施の形態に係る設計支援装置102の構成を示すブロック図である。
以下、実施の形態3における構成との差異を説明する。なお、揺らぎ要求評価部109は、実施の形態3と同様に、伝送遅れ抽出部121、影響度評価部122を有しているが、図24では省略している。
実施の形態3では、設計支援装置102は評価結果113として最大伝送遅れと最小伝送遅れの影響度の指標だけを示していたが、本実施の形態では、設計支援装置102は指標(評価結果113)からパラメータの自動修正を行い、通信機器101のパラメータの再設定を行う。
パラメータ調整部118は、揺らぎ要求評価部109の影響度評価部122が出力した評価結果113から、適切な修正パラメータ設定値を求め、通信機器101のパラメータの自動修正を行う。また、修正したパラメータを運用用装置プロファイルDB110にある運用用装置プロファイルに反映する。
図25は、設計支援装置102の動作を示すフローチャートである。
以下、実施の形態3における動作との差異を説明する。
パラメータ調整部118は、ステップS103で影響度評価部122が計測結果を要求値と比較する度に、不足幅があるパラメータの現行の設定値を変更する(ステップS105:パラメータ調整処理)。後述するように、パラメータ調整部118は、全パラメータの不足幅がなくなるまで、複数のパラメータの現行の設定値を順次変更していく。
ステップS105でパラメータ調整部118が1つのパラメータの現行の設定値を変更する度に、ステップS101において、伝送遅れ計測部103は、伝送遅れを計測し、当該計測結果を出力する。そして、ステップS103において、揺らぎ要求評価部109の影響度評価部122は、伝送遅れ計測部103が出力した伝送遅れの計測結果から要求値までの不足幅を処理装置により求める。ステップS105において、パラメータ調整部118は、影響度評価部122が求めた全パラメータの不足幅がなくなるまで、各パラメータの現行の設定値の変更を繰り返す。
具体的には、影響度評価部122が出力した評価結果113から、パラメータ調整部が下記のパラメータ変更のアルゴリズムによりパラメータ値を変更し、変更したパラメータを反映した運用用装置プロファイルのパラメータを通信機器101に設定する。その際、変更したパラメータを反映した装置プロファイルを運用用装置プロファイルDB110に格納する。2通りのパラメータ変更のアルゴリズムを以下に示す。また、伝送遅延グラフの例を図26、図27、図28に示す。
<アルゴリズムその1>
(1)パラメータ調整部118は、伝送遅れに影響する全てのパラメータの中から余裕幅が一番大きいパラメータを選択する。その際選択したパラメータが複数ある場合は、パラメータ調整部118は、不足幅が一番小さいパラメータを選択する。さらに、不足幅も同じであるパラメータが複数ある場合は、パラメータ調整部118は、選択した全てのパラメータにおいて、下記(2)のパラメータ変更の作業と下記(3)のパラメータの設定及び測定などを実施し、最も結果が良いパラメータを選択する。最も結果が良いパラメータとは、パラメータ変更を行った結果、他のパラメータの全ての不足幅の和が一番小さくなったものである。なお、最も結果が良いパラメータが複数ある場合は、パラメータ調整部118は、その中からランダムに1つ選択する。また、余裕幅のあるパラメータが1つもない場合は、パラメータ調整部118は、最大伝送遅れに対する不足幅と最小伝送遅れに対する不足幅の和(図28の場合、a3−1とa3−2の和)が一番小さいパラメータを選択する。不足幅の和が一番小さいパラメータが複数ある場合は、パラメータ調整部118は、選択した全てのパラメータの中において、下記(2)のパラメータ変更の作業と下記(3)のパラメータの設定及び測定などを実施し、最も結果が良いパラメータを選択する。最も結果が良いパラメータが複数ある場合は、パラメータ調整部118は、その中からランダムに1つ選択する。
(2)パラメータ調整部118は、上記(1)で選択したパラメータの遅延が設計要求を満たすように、パラメータの値を変更する。ただし、パラメータ値の変更は最小限にとどめるようにする。例えば、図26の伝送遅延グラフであれば、パラメータαの値YはXにし、図27の伝送遅延グラフであれば、パラメータαの値LはMにし、図28の伝送遅延グラフであれば、パラメータαの値QはPにする。
(3)伝送遅れ計測部103は、パラメータ調整部118が変更したパラメータを通信機器101に設定して伝送遅延を測定する。そして、揺らぎ要求評価部109の伝送遅れ抽出部121は、再度、各パラメータの伝送遅延グラフを作成し、揺らぎ要求評価部109の影響度評価部122は、再度、各パラメータの伝送遅延グラフから不足幅と余裕幅を算出する。
(4)パラメータ調整部118は、全てのパラメータが設計要求値を満たすまで(全ての遅延グラフにおいて不足幅がなくなるまで)、上記(1)〜(3)の手順を繰り返す。
<アルゴリズムその2>
(1)パラメータ調整部118は、伝送遅延に影響する全てのパラメータの中から余裕幅が一番大きいパラメータを選択する。その際選択したパラメータが複数ある場合は、パラメータ調整部118は、不足幅が一番小さいパラメータを選択する。さらに、不足幅も同じであるパラメータが複数ある場合は、パラメータ調整部118は、選択したパラメータの中からランダムに1つ選択する。また、余裕幅のあるパラメータが1つもない場合は、パラメータ調整部118は、最大伝送遅れに対する不足幅と最小伝送遅れに対する不足幅の和(図28の場合、a3−1とa3−2の和)が一番小さいパラメータを選択する。不足幅の和が一番小さいパラメータが複数ある場合は、パラメータ調整部118は、選択したパラメータの中からランダムに1つ選択する。
(2)パラメータ調整部118は、上記(1)で選択したパラメータの遅延が設計要求を満たすように、パラメータの値を変更する。ただし、パラメータ値の変更は最小限にとどめるようにする。例えば、図26の伝送遅延グラフであれば、パラメータαの値YはXにし、図27の伝送遅延グラフであれば、パラメータαの値LはMにし、図28の伝送遅延グラフであれば、パラメータαの値QはPにする。
(3)伝送遅れ計測部103は、パラメータ調整部118が変更したパラメータを通信機器101に設定して伝送遅れを測定する。そして、揺らぎ要求評価部109の伝送遅れ抽出部121は、再度、各パラメータの伝送遅延グラフを作成し、揺らぎ要求評価部109の影響度評価部122は、再度、各パラメータの伝送遅延グラフから不足幅と余裕幅を算出する。
(4)パラメータ調整部118は、全てのパラメータが設計要求値を満たすまで(全ての遅延グラフにおいて不足幅がなくなるまで)、上記(1)〜(3)の手順を繰り返す。
以上のように、本実施の形態を適用することにより、以下に示す効果を得ることができる。
・最大伝送遅れと最小伝送遅れの伝送遅れの影響度を、原因となるパラメータごとに指標として求め、その指標からパラメータを自動修正するため、システム要求範囲内に収める修正作業が不要になり、作業負担を軽減することができる。
以上、本実施の形態で説明した設計支援装置は、
実施の形態3で説明した設計支援装置において、設計支援装置が出力した評価結果とパラメータ変更のアルゴリズムから通信機器の設定パラメータを自動変更し、設計要求値を満たすパラメータ調整部を備えることを特徴とする。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、これらのうち、2つ以上の実施の形態を組み合わせて実施しても構わない。あるいは、これらのうち、1つの実施の形態を部分的に実施しても構わない。あるいは、これらのうち、2つ以上の実施の形態を部分的に組み合わせて実施しても構わない。
実施の形態1に係る設計支援装置の利用イメージを示す図である。 実施の形態1に係る設計支援装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 実施の形態1に係る設計支援装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態1に係る揺らぎ値DBのテーブル構成を示す表である。 実施の形態1に係る評価用通信制御プログラムDBのテーブル構成を示す表である。 実施の形態1に係る評価用装置プロファイルDBのテーブル構成を示す表である。 実施の形態1に係る伝送遅延グラフの一例を示す図である。 実施の形態1に係る伝送遅延グラフを作成するアルゴリズムを示すフローチャートである。 実施の形態1に係る運用用装置プロファイルDBのテーブル構成を示す表である。 実施の形態1に係る運用用通信制御プログラムDBのテーブル構成を示す表である。 実施の形態1に係る評価結果の一例を示す図である。 実施の形態1に係る設計支援装置の動作を示すフローチャートである。 実施の形態1に係る伝送遅延グラフの一例を示す図である。 実施の形態2に係る設計支援装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態2に係る過去の事例DBのテーブル構成を示す表である。 実施の形態2に係るコメント付き評価結果の一例を示す図である。 実施の形態2に係る設計支援装置の動作を示すフローチャートである。 実施の形態3に係る伝送遅延グラフの一例を示す図である。 実施の形態3に係る評価結果の一例を示す図である。 実施の形態3に係る伝送遅延グラフの一例を示す図である。 実施の形態3に係る伝送遅延グラフの一例を示す図である。 実施の形態3に係る伝送遅延グラフの一例を示す図である。 実施の形態4に係るコメント付き評価結果の一例を示す図である。 実施の形態5に係る設計支援装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態5に係る設計支援装置の動作を示すフローチャートである。 実施の形態5に係る伝送遅延グラフの一例を示す図である。 実施の形態5に係る伝送遅延グラフの一例を示す図である。 実施の形態5に係る伝送遅延グラフの一例を示す図である。
符号の説明
101 通信機器、102 設計支援装置、103 伝送遅れ計測部、104 揺らぎ値DB、105 通信制御プログラム・プロファイルロード部、106 評価用通信制御プログラムDB、107 評価用装置プロファイルDB、108 統計分析部、109 揺らぎ要求評価部、110 運用用装置プロファイルDB、111 運用用通信制御プログラムDB、112 揺らぎ要求値、113 評価結果、114 改善値、115 過去の事例DB、116 コメント生成部、117 コメント付き評価結果、118 パラメータ調整部、121 伝送遅れ抽出部、122 影響度評価部、201 通信ネットワーク、901 表示装置、902 キーボード、903 マウス、904 FDD、905 CDD、906 プリンタ装置、911 CPU、912 バス、913 ROM、914 RAM、915 通信ボード、920 磁気ディスク装置、921 オペレーティングシステム、922 ウィンドウシステム、923 プログラム群、924 ファイル群。

Claims (7)

  1. 複数の通信機器間の通信制御用に設定される複数のパラメータの各々について、前記複数の通信機器間の伝送遅れに対する影響度を評価する設計支援装置であって、
    前記複数の通信機器間の伝送遅れについて予め規定された要求値を記憶するとともに、各パラメータについて、現行の設定値を記憶する記録媒体を具備し、
    各パラメータについて、複数の評価用の設定値を順次設定し、各設定値を設定したときの伝送遅れを計測し、当該計測結果を記憶装置に蓄積する伝送遅れ計測部と、
    各パラメータについて、現行の設定値を記録媒体から読み取り、前記伝送遅れ計測部が現行の設定値と同じ設定値を設定したときの伝送遅れの計測結果を記憶装置から抽出する伝送遅れ抽出部と、
    伝送遅れについての要求値を記録媒体から読み取り、各パラメータについて、前記伝送遅れ抽出部が抽出した伝送遅れの計測結果を要求値と比較し、当該比較結果に基づいて、伝送遅れに対する影響度を処理装置により算出する影響度評価部とを備えることを特徴とする設計支援装置。
  2. 前記設計支援装置は、伝送遅れとして、最大伝送遅れ、又は、最大伝送遅れ及び最小伝送遅れを扱うことを特徴とする請求項1に記載の設計支援装置。
  3. 前記影響度評価部は、各パラメータについて、前記伝送遅れ抽出部が抽出した計測結果から要求値までの不足幅を処理装置により求め、全パラメータの不足幅の合計に対する各パラメータの不足幅の割合を各パラメータの影響度として算出することを特徴とする請求項1又は2に記載の設計支援装置。
  4. 前記設計支援装置は、さらに、
    各パラメータについて、前記影響度評価部が比較した計測結果から要求値までの不足幅をなくすか又は減らす改善値を現行の設定値として設定し、当該比較結果と改善値とを対応付けて記憶装置に蓄積するパラメータ調整部と、
    各パラメータについて、前記影響度評価部が計測結果を要求値と比較する度に、当該比較結果に近似する過去の比較結果を記憶装置から抽出し、前記パラメータ調整部が過去の比較結果と対応付けて蓄積した改善値を記憶装置から読み取り、改善値に基づくコメントを出力するコメント生成部とを備えることを特徴とする請求項1から3までのいずれかに記載の設計支援装置。
  5. 前記設計支援装置は、さらに、
    前記複数のパラメータの現行の設定値を順次変更するパラメータ調整部を備え、
    前記伝送遅れ計測部は、前記パラメータ調整部が1つのパラメータの現行の設定値を変更する度に、伝送遅れを計測し、当該計測結果を出力し、
    前記影響度評価部は、前記パラメータ調整部が1つのパラメータの現行の設定値を変更する度に、前記伝送遅れ計測部が出力した伝送遅れの計測結果から要求値までの不足幅を処理装置により求め、
    前記パラメータ調整部は、前記影響度評価部が求めた全パラメータの不足幅がなくなるまで、各パラメータの現行の設定値の変更を繰り返すことを特徴とする請求項1から4までのいずれかに記載の設計支援装置。
  6. 複数の通信機器間の通信制御用に設定される複数のパラメータの各々について、前記複数の通信機器間の伝送遅れに対する影響度を評価する設計支援方法であって、
    前記複数の通信機器間の伝送遅れについて予め規定された要求値を記憶するとともに、各パラメータについて、現行の設定値を記憶する記録媒体を具備する設計支援装置の伝送遅れ計測部が、各パラメータについて、複数の評価用の設定値を順次設定し、各設定値を設定したときの伝送遅れを計測し、当該計測結果を記憶装置に蓄積するステップと、
    前記設計支援装置の伝送遅れ抽出部が、各パラメータについて、現行の設定値を記録媒体から読み取り、前記伝送遅れ計測部が現行の設定値と同じ設定値を設定したときの伝送遅れの計測結果を記憶装置から抽出するステップと、
    前記設計支援装置の影響度評価部が、伝送遅れについての要求値を記録媒体から読み取り、各パラメータについて、前記伝送遅れ抽出部が抽出した伝送遅れの計測結果を要求値と比較し、当該比較結果に基づいて、伝送遅れに対する影響度を処理装置により算出するステップとを備えることを特徴とする設計支援方法。
  7. 複数の通信機器間の通信制御用に設定される複数のパラメータの各々について、前記複数の通信機器間の伝送遅れに対する影響度を評価する設計支援プログラムであって、
    前記複数の通信機器間の伝送遅れについて予め規定された要求値を記憶するとともに、各パラメータについて、現行の設定値を記憶する記録媒体を具備するコンピュータに、
    各パラメータについて、複数の評価用の設定値を順次設定し、各設定値を設定したときの伝送遅れを計測し、当該計測結果を記憶装置に蓄積する伝送遅れ計測処理と、
    各パラメータについて、現行の設定値を記録媒体から読み取り、前記伝送遅れ計測処理が現行の設定値と同じ設定値を設定したときの伝送遅れの計測結果を記憶装置から抽出する伝送遅れ抽出処理と、
    伝送遅れについての要求値を記録媒体から読み取り、各パラメータについて、前記伝送遅れ抽出処理が抽出した伝送遅れの計測結果を要求値と比較し、当該比較結果に基づいて、伝送遅れに対する影響度を処理装置により算出する影響度評価処理とを実行させることを特徴とする設計支援プログラム。
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