JP2009206641A - 移動通信システム及び無線基地局制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 接続要求の優先度に応じて無線リソースを割当することができる移動通信システムを目的とする。
【解決手段】 無線基地局制御装置3には、サービスクラスに応じて無線リソースを割当てる優先度を記憶する優先度テーブル33aと、一定時間の間に受信した新たな接続要求を監視する監視手段とを有している。無線基地局制御装置3は、監視手段によって新たな接続要求を複数受信したと判断すると、優先度テーブルに記憶されているサービスクラスに応じた優先度との関係で、最も優先度の高い接続要求を許可し、その後、次に優先度の高い接続要求を許可する。
【選択図】 図10

Description

本発明は、複数の移動端末装置と無線で通信を行う無線基地局装置とこの無線基地局装置を制御する無線基地局制御装置とを有する移動通信システム及びその移動通信システムに用いられる無線基地局制御装置に関する。
移動端末装置と無線基地局装置が無線で通信を行う移動通信システムでは、移動端末装置から接続要求が送信されると、その移動端末装置へ無線基地局装置の無線リソースを割当てを行い、移動端末装置と無線基地局装置との間の通信が確立する。
この無線リソースは、無線基地局装置が例えば10通話が同時に通話可能な容量であるとすると、既に10通話が通話中である場合に、11通話目の接続要求は拒否される。また、例えば10通話が同時に通話可能な無線リソースの無線基地局装置で9通話が通話中である場合に、ほぼ同時に10通話目と11通話目の接続要求を受信すると、無線基地局装置は先に受信した接続要求に応答して無線リソースを割当てし、後から受信した接続要求を拒否する。
このような移動通信システムでは、優先度がより高い通信に係る接続要求であっても、その通信に十分な無線リソースが開放されるまで応答することができない。
また、無線リソースを割当てするステップにおいて無線リソースが不足する場合に、無線リソースの調整を行う技術が知られている(特許文献1)。
特開2006−310919号公報
しかしながら、上記の従来技術は、複数のサービスを加入者の移動端末装置に同時に提供可能な場合に、その移動端末装置に割当てられた無線リソース内で複数のサービスにその無線リソースを割当てするため、新たに接続要求を行う場合に適用できないという問題がある。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたもので、移動端末装置からの接続要求の優先度に応じて無線リソースを割当てする順番を制御することができる移動通信システム及び無線基地局制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明による移動通信システムは、複数の移動端末装置と無線で通信を行う複数の無線基地局装置と、IP網へ接続されるとともに、前記複数の無線基地局装置に接続され前記無線基地局装置を制御する無線基地局制御装置とを有する移動通信システムであって、前記無線基地局制御装置には、無線リソースを割当する優先度を接続要求に対応して記憶する優先度テーブルと、一定時間の間に受信した新たな接続要求を監視する監視手段と、前記監視手段によって前記一定時間の間に複数の接続要求を受信したと判断した場合、前記優先度テーブルを参照して得た接続要求に係る優先度を比較する比較手段と、前記比較手段によって優先度がより高いと判断された接続要求を優先して処理する手段とを有することを特徴とする。
また、上記目的を達成するために、本発明による無線基地局制御装置は、複数の移動端末装置と無線で通信を行う複数の無線基地局装置と、IP網へ接続されるとともに、前記複数の無線基地局装置に接続され前記無線基地局装置を制御する無線基地局制御装置とを有する移動通信システムで使用される無線基地局制御装置であって、無線リソースを割当する優先度を接続要求に対応して記憶する優先度テーブルと、一定時間の間に受信した新たな接続要求を監視する監視手段と、前記監視手段によって前記一定時間の間に複数の接続要求を受信したと判断した場合、前記優先度テーブルを参照して得た接続要求に係る優先度を比較する比較手段と、前記比較手段によって優先度がより高いと判断された接続要求を優先して処理する手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、移動端末装置からの接続要求の優先度に応じて無線リソースを割当てする順番を制御することができる移動通信システム及び無線基地局制御装置を提供することができる。
以下、本発明の実施例を、図面を参照して説明する。
図1は、この発明に関わる移動通信システムの一実施の形態を示し、特にサービスクラスによる優先度によって無線リソースの割当てを行うためのシステム構成図である。
このシステムは、移動端末装置PS1、PS2が無線で通信を行うための無線基地局装置BS1、BS2、…、BSnが無線基地局制御装置3に接続されて構成されている。この無線基地局制御装置3は、回線網の一例であるIP網1に接続され、IP網1には、顧客が契約したサービスクラスを電話番号等とともに記憶する顧客情報管理サーバSが接続されている。なお、移動端末装置PSは2個のみ示しているが、各無線基地局装置BS1乃至BSnのそれぞれには多数の移動端末装置PSが接続可能である。ここでは、無線基地局装置BS1と無線で通信可能な無線ゾーン2に移動端末装置PS1、PS2が在圏している様子を示している。
図2は、無線基地局制御装置3の機能ブロック図である。無線基地局制御装置3には、呼制御部31、通信インターフェース部32、記憶部33が備えられている。
通信インターフェース部32は、複数の無線基地局装置BSおよびIP網1と接続するものである。また、記憶部33には、移動端末装置PSが無線基地局装置BSを介して接続要求を行った場合にその優先度を判断するための基準を示した優先度テーブル33aと、無線基地局装置BS毎に既に通信中の移動端末装置PSへ割当てしている無線リソースの情報を記憶する無線リソース割当テーブル33bとを記憶するようになっている。また、記憶部33には自らの無線基地局制御装置の管理下(当該無線基地局制御装置に接続された無線基地局装置と通信可能な圏内)に存在する移動端末装置の電話番号と契約しているサービスクラスとを対応付けた顧客情報管理テーブル33cも記憶されている。
呼制御部31は、無線基地局装置BSに接続された通信インターフェース部32から受信した接続要求を、記憶部33を参照して呼制御を行うものである。この呼制御部31は、接続要求を受信したか否かの監視も行うことができるようになっている(監視手段)。
図3は、顧客情報管理サーバSの機能ブロック図である。顧客情報管理サーバSには、制御部41、通信インターフェース部42、記憶部43が備えられている。
通信インターフェース部42は、IP網1と接続するものであり、記憶部43には、顧客が契約したサービスクラスを顧客のIDや移動端末装置PSの電話番号と対応付けて記憶する顧客情報管理テーブル43aを記憶するようになっている。また、制御部41は、通信インターフェース部42から受信した命令を基に顧客情報管理テーブル43aに記憶されている情報を通信インターフェース部42から送信するようになっているものである。
図4は、無線基地局装置BS(BS1乃至BSn共通)の機能ブロック図である。無線基地局装置BSには、制御部51、無線通信インターフェース部52w、有線通信インターフェース部52c、記憶部53が備えられている。
無線通信インターフェース部52wは、移動端末装置PSと無線で通信を行うものであり、有線通信インターフェース部52cは無線基地局制御装置へ有線で接続されるものである。また、記憶部53は、無線通信インファーフェース部52wまたは有線通信インターフェース部52cで送受信した情報を記憶するようになっている。また、制御部51は、無線通信インターフェース部52w、有線通信インターフェース部52cの制御、および記憶部53の書き込みや読み出しを行うものである。
図5は、無線基地局制御装置3に記憶されている優先度テーブル33aの一例である。優先度の基準の1つであるサービスクラスは、顧客が契約したサービスクラスであり、例えば付加料金を支払う通信プランSは最も優先されるなどの優先度が設定されている。また、優先度の別の基準であるプロトコル種別は、移動端末装置PSから送信される接続要求に含まれるプロトコルの種別によって、例えば音声通話などのリアルタイム性を要するRTPプロトコルが含まれる場合は優先されるなどの優先度が設定されている。
図6は、無線基地局制御装置3に記憶されている無線リソース割当テーブル33bの一例である。この無線リソース割当テーブル33bには、無線基地局装置BS毎に、既に通信中の移動端末装置PSとその移動端末装置が契約しているサービスクラス、その移動端末装置が通信しているプロトコル種別、及び移動端末装置PSに割当て使用している無線リソース(使用リソース)が記憶されている。また、この無線リソース割当テーブル33bには、複数の移動端末装置に無線リソースを割当てた結果残っている、無線基地局装置BSの残り無線リソース(残リソース)も記憶されている。
図6の例では、無線基地局装置BS1には、移動端末装置PS1、PS2が通信中で、移動端末装置PS1のサービスクラスは「S」、プロトコル種別は「TCP/IP」、使用リソースは「5」である。また、移動端末装置PS2のサービスクラスは「A」、プロトコル種別は「RTP/UDP/IP」、使用リソースは「10」であり、無線基地局装置BS1の残リソースは「5」であることを示している。
ここで、図7を参照して無線リソースについて説明する。無線基地局装置BSで使用される電波は、一定時間周期で下り電文と上り電文の通信が切り替わるようになっている。その下り電文または上り電文の通信の時間の先頭は制御用信号が伝送され、残りの時間はデータを伝送するようになっている。データを伝送する時間を等間隔に区切ったものをチャネルという。データは所定の長さで1チャネルとなり、1つの電文に付加されているチャネル数が無線リソースに相当し、一つの移動端末装置PSへ割当てするチャネル数を増減少することによって無線リソース(帯域)の捻出を行うことができるようになっている。
図8は、顧客情報管理サーバSに記憶されている事業者が契約している全ての顧客情報管理テーブル43aの中から、無線基地局制御装置3の管理下に存在する移動端末装置の顧客情報のみをダウンロードして記憶した顧客情報管理テーブル33cの一例である。この顧客情報管理テーブル33cには移動端末装置PS毎に、電話番号やサービスクラスが記憶されるようになっている。例えば、移動端末装置PS1は、電話番号が「070−1234−5678」でサービスクラスが「S」であることを示している。
次に、図9を参照して優先度によって無線リソースの捻出を行うシーケンスについて説明する。ここでは、移動端末装置PS2が無線基地局装置BS1と通信中で無線リソースに空きがない場合に、移動端末装置PS2よりも優先度が高い移動端末装置PS1が無線基地局装置BS1へ接続要求を行い、無線リソースを捻出して移動端末装置PS1の接続要求を許可する流れを示す。
まず、移動端末装置PS2が無線基地局装置BS1を介して無線基地局制御装置3へ接続要求を行う(S101)。無線基地局制御装置3は、無線基地局装置BS1の無線リソースに空きがあると判断し、接続要求の許可の通知を移動端末装置PS2へ送信する(S102)。この接続要求の許可の通知を移動端末装置PS2が受信すると、移動端末装置PS2と無線基地局装置BS1との間の通信が行われる(S103)。このとき、無線基地局装置BS1の無線リソースは、次に接続要求があってもその接続要求に応じて割当てる無線リソースが無い状態であるとする。
次に、移動端末装置PS1が無線基地局装置BS1を介して無線基地局制御装置3へ新たな接続要求を行う(S104)。無線基地局制御装置3は、無線リソース割当テーブル33bを参照して無線基地局装置BS1の無線リソースに空きがないと判断し、顧客情報管理テーブル33cを参照して接続要求に係る移動端末装置PS1のサービスクラスの情報を取得する。また、既に無線リソースを割当されている通信のサービスクラスを無線リソース割当テーブル33bを参照して取得し、それらの取得したサービスクラスの情報を優先度テーブル33aを参照して優先度を比較し、優先度を判断する(S105)。その新たな接続要求に係るサービスクラスの方が優先度が高いと判断されると、無線基地局制御装置3は、優先度の低い既に通信を行っている移動端末装置PS2の無線リソースを減らす要求である無線リソース制限要求を無線基地局装置BS1へ送信する(S106)。無線リソース制限要求を受信した無線基地局装置BS1は、無線リソース制限受付の通知を無線基地局制御装置3へ送信する(S107)。このとき、移動端末装置PS2は、無線リソース(帯域)を制限して通信を継続する(S108)。無線リソース制限受付の通知を受信した無線基地局制御装置3は、移動端末装置PS1からの新たな接続要求を許可し、移動端末装置PS1へ接続要求の許可の通知を送信する(S109)。この接続要求の許可の通知を移動端末装置PS1が受信すると、移動端末装置PS1と無線基地局装置BS1との間の通信が行われる(S110)。
このように、新たな接続要求があった場合とともに、無線基地局装置の無線リソースが無いと判断されても新たな接続要求と既通信との優先度を比較し、新たな接続要求の優先度が高いときは、既通信の無線リソースを制限して新たな接続要求を許可することができる。
次に、図10を参照して一定時間内に複数の接続要求がなされた場合の接続順を判断するシーケンスについて説明する。
図10は、移動端末装置PS1と移動端末装置PS2が無線基地局装置BS1へほぼ同時に接続要求を行い、それらの移動端末装置PSに応じた優先度によって接続順を判断し、優先度の高い移動端末装置PSの接続要求を許可する流れを示す。
まず、移動端末装置PS1が無線基地局装置BS1を介して無線基地局制御措置3へ接続要求を行う(S201)。この接続要求とほぼ同時に移動端末装置PS2が無線基地局装置BS1を介して無線基地局制御装置3へ接続要求を行う(S202)。
ここで、無線基地局制御装置3は、一定時間(例えば1秒)の間にこれらの接続要求を受信したと判断し、顧客情報管理テーブル33cを参照して移動端末装置PS1および移動端末装置PS2のサービスクラスを取得し、優先度テーブル33aに記憶されているサービスクラスに応じた優先度との関係で、優先度が高い方のサービスクラスの接続要求を許可する。ここでは、移動端末装置PS1より移動端末装置PS2の方が優先度が高いサービスクラスであるとする。(S203)
無線基地局制御装置3は、最も優先度が高い移動端末装置PS2へ接続要求の許可の通知を送信し(S204)、移動端末装置PS2が接続要求の許可の通知を受信すると、移動端末装置PS2と無線基地局装置BS1との間の通信が行われる(S206)。移動通信端末PS2と無線基地局装置BS1との間の通信が行われると、無線基地局制御装置3は、移動端末装置PS2の次に優先度の高い移動端末装置PS1へ接続要求の許可の通知を送信し(S206)、移端末装置PS1が接続要求の許可の通知を受信すると、移動端末装置PS1と無線基地局装置BS1との間の通信が行われる(S207)。
次に、図11を参照して、移動端末装置PS1と移動端末装置PS2が無線基地局装置BS1へほぼ同時に接続要求を行ったとき、それらの移動端末装置PSに応じた優先度によって接続順を判断し、優先度の高い移動端末装置PSの接続要求を先に許可する無線基地局制御装置3の処理について説明する。
まず、一定時間(例えば1秒)の間に受信した接続要求を監視する(S301)。その一定時間の間に接続要求が有ったか否かを判断し(S302)、接続要求がなければ処理S301へ戻る。接続要求が有れば、その一定時間の間に受信した接続要求の数Xを把握する(S303)。接続要求の数Xが複数か否かを判断する(S304)。複数であれば、優先度テーブル33aを参照して接続要求の優先度を判断し(S305)、接続要求の優先度を比較して優先度の順にソートする(S306)。処理S306で優先度の順にソートした後および処理S304で一定時間の間の接続要求が1つであった場合は、カウンタをi=1とする(S307)。
カウンタをi=1とした後は、無線リソース割当テーブル33bを参照して無線基地局装置BS1の無線リソースに空きが有るか否かを判断する(S308)。無線リソースに空きがなければ、後述する無線リソース捻出処理を行う(S309)。無線リソースに空きが有れば、1番目の優先順の接続要求を許可し、その接続要求に係る移動端末装置PSへ接続要求の許可の通知を送信する(S310)。接続要求の許可の通知を送信すると、無線リソース割当テーブル33bを更新する(S311)。無線リソース割当テーブル33bを更新した後は、処理していない接続要求が有るか否かを判断するために、i=Xか否かを判断する(S312)。i=Xであれば処理を終了し、i=Xでなければi=i+1とカウンタを1増やし(S313)、処理S308へ戻り、次の優先度の接続要求に対する無線リソースの有無を判断する処理を繰り返す。
ここで、図12を参照して無線基地局制御装置3が無線基地局装置BSの無線リソースを捻出する処理S309について説明する。
まず、無線基地局制御装置3は、接続要求に係る優先度と既に通信中の移動端末装置PSが使用している無線リソースの優先度とを比較し(S401)、既に通信している無線リソースの方が優先度が高い場合は、接続拒否の通知を無線基地局装置BSへ送信する(S402)。接続要求に係る優先度の方が高い場合は、接続要求よりも優先度の低い通信の無線リソースを減らすよう無線基地局装置BSへ無線リソース制限要求を送信する(S403)。無線基地局装置BSから無線リソース制限受付を受信する(S404)と、移動端末装置PSからの接続要求を許可し、接続要求の許可の通知を接続要求があった移動端末装置PSへ送信する(S405)。接続要求の許可の通知を送信すると、無線リソース割当テーブル33bを更新する(S406)。
ここで、図11および図12に記載した優先度について説明する。この優先度の判断基準は、本実施の形態ではサービスクラスを基準にした場合とプロトコル種別を基準にした場合の処理を示す。
まず、優先度判断ステップS305及び優先度比較ステップS401の処理について、特にサービスクラスを基準として優先度を判断する場合を図13に示す。
すなわち、新しい接続要求に係るサービスクラスの判断は、無線基地局制御装置3の顧客情報管理テーブル33cを参照して判断し、既に通信中の無線リソースに係るサービスクラスは、無線リソース割当テーブル33bに記憶されているサービスクラスを参照して判断する(S501)。それぞれのサービスクラスを判断すると、優先度テーブル33aに記憶されているサービスクラスの優先度を参照して、それぞれの通信の優先度を判断する(S502)。
次に、図14を参照して、プロトコル種別を基準として優先度を判断する処理を示す。
新たな接続要求に係るプロトコル種別の判断は、接続要求を示すパケットのヘッダ(後述する図15のヘッダ)を参照して判断し、既に通信中の無線リソースに係るプロトコル種別は、無線リソース割当テーブル33bに記憶されているプロトコル種別を参照して判断する(S601)。それぞれのプロトコル種別を判断すると、優先度テーブル33aに記憶されているプロトコル種別の優先度を参照して、それぞれの通信の優先度を判断する(S602)。
ここで、図15を参照してプロトコル種別の判断を行う際に参照するパケットの構造について説明する。パケットは、プロトコル種別が示されたヘッダ部とデータ部から構成されている。そのヘッダ部は、IP層、トランスポート層、アプリケーション層のプロトコル種別の情報を示すヘッダ等が順に並んで構成している。例えば、ファイル転送を行うための接続要求であれば、アプリケーション層はFTPであり、音声情報を伝送するための接続要求であれば、アプリケーション層がRTPである。
図15(a)は、ファイル転送を行う場合のパケット構造を示す。その構造はFTP/TCP/IPとなっている。図15(b)は、音声情報を伝送する場合のパケット構造を示す。その構造は、RTP/UDP/IPとなっている。このようにパケットのヘッダを参照してプロトコル種別を判断することができる。
以上のような実施の形態によれば、無線リソースに空きがなくても、優先度がより高い移動端末装置PSからの接続要求を許可することができる。また、優先度の基準をサービスクラスにすることで、緊急度が高い接続要求や通信データ量の多い通信を頻繁に行う移動端末装置PSを常に優先することができる。さらに、優先度の基準であるサービスクラスの情報を無線基地局制御装置3に記憶しておくため、移動端末装置PSからの不正な優先度の接続要求を防ぐことができる。
また、通信の種類によって優先度を決定する場合に、プロトコル種別によって通信の種類を判断することができるため、予めプロトコル種別に応じた優先度を設定しておけば、優先すべき接続要求を先に許可することができ、有限の無線リソースを有効に活用することができる。
さらに、無線基地局制御装置3が一定時間の間に受信した接続要求を監視することで、無線基地局制御装置3が受信した接続要求の僅かな時間差で優先されるべき移動端末装置PSが接続拒否されることを防ぐことができ、優先されるべき移動端末装置PSがより接続しやすくなる。
なお、本発明は、以上の構成に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。例えば、無線リソースを捻出するために、無線基地局制御装置が新たな接続要求に係る優先度よりも優先度の低い既に通信中の無線リソースを減らすことを要求する処理S106および処理S403において、無線リソースを減らす通信は、最も優先度が低い通信だけであっても、接続要求に係る優先度よりも優先度の低い全ての通信であってもよく、新たに接続要求された移動端末装置PSに割当することができる充分な無線リソースを捻出するように要求するようになっていればよい。
本発明の一実施の形態に係る移動通信システムの概略図。 本発明の一実施の形態に係る無線基地局制御装置の機能ブロック図。 本発明の一実施の形態に係る顧客情報管理サーバの機能ブロック図。 本発明の一実施の形態に係る無線基地局装置の機能ブロック図。 本発明の一実施の形態に係る優先度テーブルを示す図。 本発明の一実施の形態に係る無線リソース割当テーブルを示す図。 本発明の一実施の形態に係る無線リソースを割当するチャネルの概略図。 本発明の一実施の形態に係る顧客情報管理テーブルを示す図。 本発明の一実施の形態に係る移動通信システムの全体の動作を示したシーケンス図。 本発明の一実施の形態に係る移動通信システムの全体の動作を示すシーケンス図。 本発明の一実施の形態に係る無線基地局制御装置の動作を示すフローチャート。 本発明の一実施の形態に係る無線基地局制御装置の動作を示すフローチャート。 本発明の一実施の形態に係る無線基地局制御装置がサービスクラスを基に優先度を判断する動作を示すフローチャート。 本発明の一実施の形態に係る無線基地局制御装置がプロトコル種別を基に優先度を判断する動作を示すフローチャート。 本発明の一実施の形態に係るパケット構成の概略図。
符号の説明
PS、PS1、PS2…移動端末装置
BS、BS1、BS2、…、BSn…無線基地局装置
S…顧客情報管理サーバ
1…IP網
2…無線ゾーン
3…無線基地局制御装置
31…呼制御部
32、42…通信インターフェース部
33、43、53…記憶部
33a…優先度テーブル
33b…無線リソース割当テーブル
33c、43a…顧客情報管理テーブル
41、51…制御部
52w…無線通信インターフェース部
52c…有線通信インターフェース部
P1、P2…パケット

Claims (6)

  1. 複数の移動端末装置と無線で通信を行う複数の無線基地局装置と、IP網へ接続されるとともに、前記複数の無線基地局装置に接続され前記無線基地局装置を制御する無線基地局制御装置とを有する移動通信システムであって、
    前記無線基地局制御装置には、
    無線リソースを割当する優先度を接続要求に対応して記憶する優先度テーブルと、
    一定時間の間に受信した新たな接続要求を監視する監視手段と、前記監視手段によって前記一定時間の間に複数の接続要求を受信したと判断した場合、前記優先度テーブルを参照して得た接続要求に係る優先度を比較する比較手段と、
    前記比較手段によって優先度がより高いと判断された接続要求を優先して処理する手段と
    を有することを特徴とする移動通信システム。
  2. 前記無線基地局制御装置には、
    自らの管理エリアに存在する各々の移動端末装置に対応付けてサービスクラスの情報を記憶する顧客情報管理テーブルをさらに有し、
    前記優先度テーブルには、
    無線リソースを割当する優先度を接続要求のサービスクラスに対応して記憶する手段を有し、
    前記比較手段は、
    前記顧客情報管理テーブルを参照して得た新たな接続要求があった移動端末装置のサービスクラスの情報を前記優先度テーブルを参照して優先度の比較を行うことを特徴とする請求項1に記載の移動通信システム。
  3. 前記優先度テーブルには、
    無線リソースを割当てる優先度を接続要求に係るプロトコル種別に対応して記憶する手段を有し、
    前記比較手段は、前記複数の接続要求のプロトコル種別を前記優先度テーブルを参照して優先度の比較を行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の移動通信システム。
  4. 複数の移動端末装置と無線で通信を行う複数の無線基地局装置と、IP網へ接続されるとともに、前記複数の無線基地局装置に接続され前記無線基地局装置を制御する無線基地局制御装置とを有する移動通信システムで使用される無線基地局制御装置であって、
    無線リソースを割当する優先度を接続要求に対応して記憶する優先度テーブルと、
    一定時間の間に受信した新たな接続要求を監視する監視手段と、
    前記監視手段によって前記一定時間の間に複数の接続要求を受信したと判断した場合、前記優先度テーブルを参照して得た接続要求に係る優先度を比較する比較手段と、
    前記比較手段によって優先度がより高いと判断された接続要求を優先して処理する手段と
    を有することを特徴とする無線基地局制御装置。
  5. 自らの管理エリアに存在する各々の移動端末装置に対応付けてサービスクラスの情報を記憶する顧客情報管理テーブルをさらに有し、
    前記優先度テーブルには、
    無線リソースを割当する優先度を接続要求のサービスクラスに対応して記憶する手段を有し、
    前記比較手段は、
    前記顧客情報管理テーブルを参照して得た新たな接続要求があった移動端末装置のサービスクラスの情報を前記優先度テーブルを参照して優先度の比較を行う
    ことを特徴とする請求項4に記載の無線基地局制御装置。
  6. 前記優先度テーブルには、
    無線リソースを割当てる優先度を接続要求に係るプロトコル種別に対応して記憶する手段を有し、
    前記比較手段は、前記複数の接続要求のプロトコル種別を前記優先度テーブルを参照して優先度の比較を行う
    ことを特徴とする請求項4に記載の無線基地局制御装置。
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