JP2009203436A - 洗浄剤組成物 - Google Patents

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Toshiharu Kikuchi
俊治 菊地
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Abstract

【課題】鉱物油はもちろん、鋼板表面に付着した磨耗粉や埃などの付着物を同時に除去できる洗浄剤組成物を提供する。
【解決手段】(A−1)炭素数10から18の直鎖又は分岐鎖のアルキルを有する陰イオン界面活性剤あるいは(A−2)炭素数10から18の直鎖又は分岐鎖のアルキルを有する両性界面活性剤、(A−3)炭素数10から18の直鎖又は分岐鎖のアルキルを有する非イオン界面活性剤の中から少なくとも2種以上含有し、(B)グリコール溶剤を含有する事からなる洗浄剤組成物。
【選択図】なし

Description

本発明は、塗装前の脱脂洗浄剤組成物に関し、さらに詳しくは、洗浄性に優れるとともに、発泡洗浄に供され、少量の薬剤使用量で好適に塗装前脱脂洗浄に用いることができる。
塗装前処理の脱脂には、いわゆる洗浄シンナーと称される、トルエン、キシレンなどの溶剤を主成分とし、揮発性有機化合物が多く含有された薬剤が用いられる。例えば、特許文献1では、トルエンを主とし活性メチレン含有有機化合物とオキシムを有効成分とする配合が報告されている。
水系洗浄剤を用いる場合、ケイ酸塩、界面活性剤を主成分としたアルカリ性の洗浄剤で、加温浸漬洗浄を行うのが一般的である。新たに浸漬槽を設備する必要がある。
上述の例としては、2種以上のアルカリビルダー及び非イオン系界面活性剤からなる脱脂剤であって、前記2種以上のアルカリビルダーは、少なくとも1種類のアルカリケイ酸である配合が、特許文献2に報告されている。
界面活性剤あるいは、アミンを含有した洗浄剤組成物は、ベタイン型界面活性剤とシクロヘキシルアミン系化合物及び/又はフェニルエーテル系化合物を有効成分とする配合が特許文献3に報告されている。
さらに、モノアルキルアミン又はN−アルキルプロピレンジアミンのポリアルキレン及びモノアルキルアミドのポリオキシエチレン付加物からなる群より選択される少なくとも1種と、アルキルジメチルアミンオキサイド、アルキルジ(アミノメチル)グリシン、直鎖ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、及びラウリルジメチルアミノ酢酸ベダインからなる群より選択される少なくとも1種と、を含む配合が報告されている特許文献4がある。
特開2002−265195 特開2005−320598 特開平5−247678 特開2003−119496
鉱物油はもちろん、鋼板表面には加工時に生じた磨耗粉や埃などが付着しており、これら付着物も洗浄剤で同時に除去できる洗浄剤組成物を目標とする。
本発明者らは、(A−1)、(A−2)、(A−3)のうちから選ばれた界面活性剤の組み合わせのうち、水素イオン濃度によって脱脂に好適な組み合わせが異なることを見出した。
また、(B)グリコール溶剤を配合することによって、泡の形態が良好となることを見出した。
本発明は、上記の知見により導き出されたものであり、下記項1から項2に示す洗浄剤組成物を提供する。
項1.(A−1)炭素数10から18の直鎖又は分岐鎖のアルキルを有する陰イオン界面活性剤あるいは、
(A−2)炭素数10から18の直鎖又は分岐鎖のアルキルを有する両性界面活性剤、
(A−3)炭素数10から18の直鎖又は分岐鎖のアルキルを有する非イオン界面活性剤の中からを少なくとも2種以上含有し、
(B)グリコール溶剤を含有する事からなる洗浄剤組成物。
求項2.発泡洗浄に供し、鋼板の脱脂に使用される項1に記載の洗浄剤組成物。
本発明の洗浄剤組成物は(A−1)陰イオン界面活性剤あるいは(A−2)両性界面活性剤、(A−3)非イオン界面活性剤の中から少なくとも2種以上含有し、(B)グリコール溶剤を含有することにより、鉱物油はもちろん、鋼板表面に付着した磨耗粉や埃なども同時に除去できる性能を有する。
本発明の洗浄剤組成物は、
(A−1)炭素数10から18の直鎖又は分岐鎖のアルキルを有する陰イオン界面活性剤、
(A−2)炭素数10から18の直鎖又は分岐鎖のアルキルを有する両性界面活性剤、
(A−3)炭素数10から18の直鎖又は分岐鎖のアルキルを有する非イオン界面活性剤、
から少なくとも2種以上含有し、
(B)グリコール溶剤を含有することからなるものである。以下、各成分について説明する。
(A)成分
(A−1)成分は、アルキル硫酸塩、アルキルベンゼン硫酸塩、アルキルポリエチレンオキサイドエーテル硫酸塩、アルキルポリエチレンオキサイド酢酸塩など、
(A−2)成分は、アルキルジメチルアミンオキサイド、アルキルジメチル酢酸ベタイン、アルキルジプロピル酢酸ベタイン、アルキルイミダゾリニウムベタイン、アルキルジ(アミノメチル)グリシンなど、
(A−3)成分は、アルキルグルコシドなど、が挙げられるが、これらの成分のなかから、2種以上を選択し使用してよい。
(B)成分
(B)成分は、ブチルジグリコール、エチルジグリコール、メチルジグリコール、プロピルジグリコール、などが挙げられるが、これらの成分のなかから、1種単独で使用しても良いし、2種以上を選択し使用してよい。また、これらの配合量は1%程度の少量の配合で、泡の形態を改善できる。
本発明の洗浄剤組成物は、鉱物油はもちろん、鋼板表面付着した磨耗粉や埃などの洗浄に、好適であるとともに、発泡形態で使用することにより、薬剤使用量が少なく経済的である。加えて、大気中へ放出される揮発性有機化合物をほとんど含まないこと、薬剤使用量が少ないため環境への薬剤排出量が少なくなるなど、経済性や環境側面からの利点も有る。
以下、本発明の実施例を記載して、より具体的に説明する。ただし、本発明はこれらの実施例に何ら限定されるものではない。
表1に従い混合し、必要があれば過熱して溶解し配合組成物を得た。
実施例1から4及び比較例1から7に関して表1中に示す「%」は重量%を表す。

Figure 2009203436
実施例及び比較例で用いた原料の詳細を表2に示す。

Figure 2009203436
上記実施例1から4及び比較例1から7に関して下記に従って、pH、脱脂性、実機試験、発泡性を試験した。
<pH>

薬液5%溶液の水素イオン濃度を、pH計で測定する
<脱脂性>

油溶性色素(ズダン)0.1%を含有する流動パラフィンを溶剤で脱脂したSPCC鋼板(25mm×50mm)に塗布する

薬液5%溶液に、鋼板を浸漬し、10分間静置する

処理後、鋼板を取り出して、自然乾燥する

鋼板の残る油をクロロホルムで洗い流し、メスアップする

クロロホルム溶液の呈色の程度で判断する(対照は、トルエンで脱脂を行ったサンプル)

対照よりも呈色が弱い場合◎、対照と同程度の場合○、対照よりも呈色が強い場合×とする
<実機試験>

塗装前の鋼材の脱脂を顧客にて行う

金属粉がほぼ除去する場合◎、やや除去する場合○、除去できない場合×とする
<発泡性>

図1に示す簡易発泡洗浄装置で、薬液5%溶液を噴霧する

泡の外観で判断する

泡の形状が良い場合◎、泡の形状がやや良い場合○、泡の形状が悪い場合×とする

Figure 2009203436
<結果と考察>
表3より明らかな通り(A−1)陰イオン界面活性剤、(A−2)両性界面活性剤、(A−3)非イオン界面活性剤、のなかから選ばれた少なくとも2種以上含有の界面活性剤の組み合わせにより、水素イオン濃度によって脱脂に好適な組み合わせが異なる。また、(B)グリコール溶剤を配合することによって、泡の形態が良好となることがわかる。
本発明の洗浄剤組成物は、鉱物油はもちろん、鋼板表面に付着した磨耗粉や埃などの付着物を同時に除去できる。
本発明は、鋼材の脱脂のみではなく、鉱油が飛散する金属加工工場や自動車整備工場の床や壁、金属加工機械などの洗浄にも応用が可能であると考えられる。さらに、薬剤使用量が少ないため環境への薬剤排出量が少なくなるなど、経済性や環境側面からも洗浄に適し、水による洗浄が難しい箇所の洗浄にも適している。
発泡性を確認するため、用いた簡易発泡洗浄装置の外観図を添付する。

Claims (2)

  1. (A−1)炭素数10から18の直鎖又は分岐鎖のアルキルを有する陰イオン界面活性剤あるいは(A−2)炭素数10から18の直鎖又は分岐鎖のアルキルを有する両性界面活性剤、(A−3)炭素数10から18の直鎖又は分岐鎖のアルキルを有する非イオン界面活性剤の中から少なくとも2種以上含有し、(B)グリコール溶剤を含有する事からなる洗浄剤組成物。
  2. 発泡洗浄に供し、鋼板の脱脂に使用される請求項1に記載の洗浄剤組成物。
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