JP2009202684A - 作業車両のラジエータ取付構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】エンジン室のラジエータの、アクセス性、メンテナンス性、組立性などを良好にすることができ、さらにエンジンの搭載位置を車両の後方に移動することができる、作業車両のラジエータ取付構造を提供する。
【解決手段】ラジエータ(16)を、エンジン(14)およびラジエータ(16)を収容するエンジン室(6c)の開閉可能なカバー(12)に取付ける。
【選択図】図1
【解決手段】ラジエータ(16)を、エンジン(14)およびラジエータ(16)を収容するエンジン室(6c)の開閉可能なカバー(12)に取付ける。
【選択図】図1
Description
本発明は、作業車両のエンジン室のラジエータへのアクセス性、メンテナンス性、組立性などを良好にすることができる、作業車両のラジエータ取付構造に関する。
作業車両、例えば代表例であるホイールローダは、運転室前方の作業視界を良好にするために、また車両の前後バランスを良好にするために、エンジンおよびラジエータを収容するエンジン室は車両の後部に備えられている。作業車両の後端部にはバランスウエイトであるカウンタウエイトが備えられている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−225248号公報(第1図、第3図)
図3を参照して上述のエンジン室について説明する。エンジン室20には、エンジン22、エンジン室20の後端部に位置したカウンタウエイト24とエンジン22との間に取付けられたエンジン冷却水のラジエータ26、およびエンジン22によって駆動されラジエータ26を通す冷却風を生成するファン28が備えられている。エンジン室20の上部は開閉自在なエンジンフード30によって覆われている。
ファン28によって生成された冷却風は、ラジエータ26を通り、カウンタウエイト24およびエンジンフード30それぞれに形成された複数個の開口24a、30aを通して外部に放出される。
しかしながら、上述したとおりの作業車両には、ラジエータの取付構造に関連して、次のとおりの解決すべき課題がある。
すなわち、ラジエータ26がエンジン22とカウンタウエイト24の間に取付けられているために、ラジエータ26の点検などのアクセス性、ラジエータ26のコアの清掃などのメンテナンス性、ラジエータ26の着脱などの組立性、などが良くなかった。
また、重量物であるエンジン22は車両バランスを良好にするために、可能なかぎり車両の後方(図3の左方)に配置しバランスウエイトとして機能させることが望ましいが、エンジン22の後方にラジエータ26があると搭載位置をこれ以上後方に移動することができなかった。
本発明は上記事実に鑑みてなされたもので、その技術的課題は、エンジン室のラジエータの、アクセス性、メンテナンス性、組立性などを良好にすることができ、さらにエンジンの搭載位置を車両の後方に移動することができる、作業車両のラジエータ取付構造を提供することである。
本発明によれば、上記技術的課題を解決する作業車両のエンジンのラジエータ取付構造として、該ラジエータが、エンジンおよびラジエータを収容するエンジン室の開閉可能なカバーに取付けられている、ことを特徴とする作業車両のラジエータ取付構造が提供される。
好適実施形態においては、ラジエータを取付けた該カバーは、作業車両の後側から上下方向に開閉可能に備えられている。また、該カバーは、エンジン室の上部を形成するエンジンフードである。
本発明に従って構成された作業車両のラジエータ取付構造は、ラジエータが、エンジンおよびラジエータを収容するエンジン室の開閉可能なカバーに取付けられている。したがって、ラジエータは、カバーを開放するとカバーと一緒に開放されるので、ラジエータの点検などのアクセス性、ラジエータのコアの清掃などのメンテナンス性が向上される。さらにラジエータは、開放可能なカバーに着脱されるので、またカバーに取付けた状態で作業車両に着脱できるので、ラジエータの着脱などの組立性も向上される。
また、作業車両の後部にはラジエータがないので、エンジンの搭載位置を車両の後方に移動することができる。
以下、本発明に従って構成された作業車両のラジエータ配置構造について、代表的な作業車両であるホイールローダにおける好適実施形態を図示している添付図面を参照して、さらに詳細に説明する。
図2を参照してホイールローダについて説明する。ホイールローダ2は、作業装置4aおよび前車輪4bを装備した前車体4と、運転室6a、後車輪6bおよびエンジン室6cを装備した後車体6を備えている。ホイールローダ2の後端部(図2の左端部)にはバランスウエイトであるカウンタウエイト8が取付けられている。
エンジン室6cにおけるラジエータ取付構造の概要説明図である図1を参照して説明する。エンジン室6cは、作業車両2(図2)の前後(図1、図2の左右)に延び左右(図1、図2の紙面に直角な方向)両側に位置した車体フレーム10と、車体フレーム10に取付けられたカウンタウエイト8と、これらの上方を覆う開閉可能なカバーであるエンジンフード12により囲まれた空間によって形成されている。エンジン室6cには、エンジン14およびその上方にラジエータ16が収容されている。
エンジン14は、一側をカウンタウエイト8に隣接させ他側に走行変速機19を連結して車体フレーム10に取付けられている。
ラジエータ16は、エンジン室6cの上部を形成する開閉可能なカバーである前記のエンジンフード12に取付けられている。エンジンフード12は、作業車両2の後側(図1の左側)から上下方向に、実線で示す閉位置と二点鎖線で示す開位置の間を開閉可能に、ヒンジ13を介して車体フレーム10に立設されたサポート11に取付けられている。
エンジンフード12は、内面に、ラジエータ16を取付けるフレーム12aを備えている。エンジンフード12のラジエータ16と対向する部分である上面には、ラジエータ16を通す冷却風の開口であるルーバー12bが形成されている。
エンジンフード12は、車体フレーム10およびカウンタウエイト8に、ボルトおよびラッチなどの手段(図示していない)によって固定されている。
ラジエータ16には、冷却風を生成する油圧あるいは電気のモータ17によって駆動されるファン18が取付けられている。ラジエータ16および油圧モータ17それぞれには可撓性を有するゴムホースのような冷却水配管および油圧配管あるいは電気配線が接続されている(図示は省略されている)。
かくして、開閉可能な、ラジエータ16を取付けたエンジンフード16は、ヒンジ13を中心に実線で示す閉位置と二点鎖線で示す開位置の間を開閉される。
主として図1を参照して、上述したとおりの作業車両のラジエータ取付構造の作用効果について説明する。
本発明に従って構成された作業車両のラジエータ取付構造は、ラジエータ16が、エンジン14およびラジエータ16を収容するエンジン室6cの開閉可能なカバー12に取付けられている。したがって、ラジエータ16は、カバー12を開放するとカバー12と一緒に開放される(図1に二点鎖線で示す)ので、ラジエータ16の、点検などのアクセス性、コアの清掃などのメンテナンス性が向上される。さらにラジエータ16は、開放可能なカバー12に着脱されるので、またカバー16に予め取付けた状態で作業車両に着脱できるので、ラジエータ16の着脱などの組立性も向上される。
また、作業車両の後部のカウンタウエイト8とエンジン14の間にラジエータがないので、エンジン14の搭載位置を車両の後方に移動することができる。したがって、カウンタウエイト8を小型軽量、簡素化することができ、コスト低減となる。さらには、作業車両2の後方への突出量を減らすこともでき、車両後方の視界向上、車両と障害物との干渉防止の効果もある。
また、エンジン14を後方に移動することにより運転室6a(図2)の下方にスペースができ、エアコン室内機や電気機器類の設置が容易になる。
ラジエータ16を取付けたカバーであるエンジンフード12は、エンジン室6cの左右に後車輪6b(図2)のような走行手段を備えた作業車両2の、後側から上下方向に開閉可能に備えられているので、ラジエータ16の、アクセス性、メンテナンス性、組立性などが、良好である。
また、エンジン室6cの上部を形成するエンジンフード12にラジエータ16を取付けることにより、既存のエンジンフードを有効に利用することができる。
以上、本発明の実施の形態について詳細に説明したが、本発明は上記の実施例に限定されるものではなく、例えば下記のように、本発明の範囲内においてさまざまな変形あるいは修正ができるものである。
本発明の実施例においては、ラジエータ18を取付けるカバーとしてエンジンフード12が用いられたが、エンジン室6cの大きさ、形態などに応じてエンジンフードでなく、開閉可能な、ラジエータを取付けたカバーを備えてもよい。
本発明の実施例においては、カバー12はヒンジ13を中心に開閉可能に備えられているが、ヒンジを用いないでカバーをボルトなどの締結手段によって開閉可能に備えてもよい。
2:ホイールローダ(作業車両)
6c:エンジン室
8:カウンタウエイト
12:エンジンフード(カバー)
14:エンジン
16:ラジエータ
20:エンジン室
24:カウンタウエイト
30:エンジンフード
22:エンジン
6c:エンジン室
8:カウンタウエイト
12:エンジンフード(カバー)
14:エンジン
16:ラジエータ
20:エンジン室
24:カウンタウエイト
30:エンジンフード
22:エンジン
Claims (3)
- 作業車両のエンジンのラジエータ取付構造において、
該ラジエータが、エンジンおよびラジエータを収容するエンジン室の開閉可能なカバーに取付けられている、
ことを特徴とする作業車両のラジエータ取付構造。 - ラジエータを取付けた該カバーが、作業車両の後側から上下方向に開閉可能に備えられている、
ことを特徴とする請求項1記載の作業車両のラジエータ取付構造。 - 該カバーが、エンジン室の上部を形成するエンジンフードである、
ことを特徴とする請求項1または2記載の作業車両のラジエータ取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008045512A JP2009202684A (ja) | 2008-02-27 | 2008-02-27 | 作業車両のラジエータ取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008045512A JP2009202684A (ja) | 2008-02-27 | 2008-02-27 | 作業車両のラジエータ取付構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2009202684A true JP2009202684A (ja) | 2009-09-10 |
Family
ID=41145391
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008045512A Withdrawn JP2009202684A (ja) | 2008-02-27 | 2008-02-27 | 作業車両のラジエータ取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009202684A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013068052A (ja) * | 2011-09-26 | 2013-04-18 | Kubota Corp | 旋回作業機 |
EP3819151A1 (en) | 2019-11-05 | 2021-05-12 | Iseki & Co., Ltd. | Working vehicle |
EP3900970A1 (en) | 2020-04-21 | 2021-10-27 | Iseki & Co., Ltd. | Work vehicle |
-
2008
- 2008-02-27 JP JP2008045512A patent/JP2009202684A/ja not_active Withdrawn
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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