JP2009200702A - ネットワークカメラシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】長期間にわたり監視動作を継続することが可能となるネットワークカメラシステムを提供する。
【解決手段】太陽電池パネル1の発電量が所定値より小さい場合や、バッテリー2の残量が所定値より小さい場合、制御部4はネットワークカメラ3に制御信号であるUART信号を送信し、ネットワークカメラ3はネットワーク通信動作及びカメラ動作を変更して省電力モードに設定される。
【選択図】図1
【解決手段】太陽電池パネル1の発電量が所定値より小さい場合や、バッテリー2の残量が所定値より小さい場合、制御部4はネットワークカメラ3に制御信号であるUART信号を送信し、ネットワークカメラ3はネットワーク通信動作及びカメラ動作を変更して省電力モードに設定される。
【選択図】図1
Description
本発明は、ネットワークカメラシステムに関する。
従来、一般的なネットワークカメラは、撮影した映像をネットワークを通じて監視センターに伝送する。また、ネットワークカメラのパンチルト制御(左右・上下)、ズーム制御等のカメラコントロールや、フレームレート設定、解像度設定、明るさ設定等のカメラ設定を監視センターから遠隔で行えるようになっている。
また、ネットワークカメラを屋外の電柱設備などの電源ラインがない場所でも使用できるように、太陽電池パネルとバッテリーを用いる構成の監視システムが提案されている(特許文献1を参照)。
また、バッテリー容量の限られた電力で長期にわたる監視動作を継続できるネットワークカメラとして、ネットワークカメラ自体が撮影した映像の輝度信号レベルが基準値未満(周囲の明るさが暗い)のとき、監視センターへ伝送する映像の更新速度を小さい速度に変更して、消費電力を削減する監視カメラ端末が開示されている(特許文献2を参照)。
特開2003−8761号公報
特開2001−186387号公報
しかしながら、ネットワークカメラ自体の周囲の明るさが暗いとき、低消費電力動作となるよう映像の更新速度を小さい速度に変更する方法では、屋外に設置した太陽電池パネルと屋内に設置したネットワークカメラが電源ケーブルで接続された構成の場合、夜間太陽電池パネルが発電していない時でも、屋内の照明が明るく長時間点灯される場合は、ネットワークカメラは低消費電力モードになることができず、消費電力が大きいままで動作することになる。
本発明は、上記問題点を鑑みなされたものであって、長期間にわたり監視動作を継続することが可能なネットワークシステムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明のネットワークカメラシステムは、発電装置と、前記発電装置が発電した電力を充電するバッテリーと、前記バッテリーを電源とし駆動され、撮影した映像をネットワーク通信により監視センターへ伝送するネットワークカメラと、を備えたネットワークカメラシステムにおいて、
前記発電装置の発電量および前記バッテリーの残量を検知する検知手段と、前記ネットワークカメラのネットワーク通信動作を変更する通信動作変更手段と、前記ネットワークカメラのカメラ撮影動作を変更するカメラ動作変更手段と、を備え、
前記検知手段の検知結果に応じて前記通信動作変更手段がネットワーク通信動作を変更し前記カメラ動作変更手段がカメラ撮影動作を変更することで前記ネットワークカメラに省電力モードが設定されることを特徴としている。
前記発電装置の発電量および前記バッテリーの残量を検知する検知手段と、前記ネットワークカメラのネットワーク通信動作を変更する通信動作変更手段と、前記ネットワークカメラのカメラ撮影動作を変更するカメラ動作変更手段と、を備え、
前記検知手段の検知結果に応じて前記通信動作変更手段がネットワーク通信動作を変更し前記カメラ動作変更手段がカメラ撮影動作を変更することで前記ネットワークカメラに省電力モードが設定されることを特徴としている。
このような構成によれば、発電装置の発電量が十分でなかったり、バッテリーの残量に十分余裕がない場合でも、バッテリーの電力残量に余力を残すことが可能となり、長期間にわたり監視動作を継続することが可能となる。
また、上記構成において、前記通信動作変更手段は、常時通信モードとポーリング通信モードとのモード変更または/およびポーリング通信モードのポーリング間隔の変更を行う構成としてもよい。
また、上記構成において、前記カメラ動作変更手段は、撮影のフレームレートまたは/および撮影の画像サイズを変更する構成としてもよい。
また、上記構成において、前記ネットワーク通信は無線通信を用いる構成としてもよい。これにより、新たな通信ケーブルの敷設が困難な屋外での使用に適したものとなる。
また、上記構成において、前記ネットワークカメラが前記省電力モードに設定されると、前記ネットワークカメラが前記監視センターからネットワーク通信により動作変更指示を受けても、前記ネットワークカメラは動作変更せず前記省電力モードを維持する構成としてもよい。これにより、監視センター側からの動作変更制御を認めないことができ、ネットワークカメラの消費電力を抑制した制御が行え、長期間にわたり監視動作を継続することが可能となる。
また、上記構成において、前記ネットワークカメラが前記動作変更指示を受けると、前記ネットワークカメラはネットワーク通信により前記監視センターへ動作変更不可を知らせるメッセージを送信する構成としてもよい。これにより、監視センターのスタッフはネットワークカメラが動作変更不可であることを確認できる。
また、上記構成において、前記メッセージの送信後、前記ネットワークカメラが前記監視センターからネットワーク通信により所定の通知を受けると、前記ネットワークカメラは前記省電力モードを解除し指示された動作変更を行う構成としてもよい。これにより、監視センターのスタッフが緊急に監視精度を確保したいときに、十分な監視精度を確保した設定に変更することができる。
また、上記構成において、前記省電力モードが解除されてから所定時間が経過すると前記ネットワークカメラに再び前記省電力モードが設定される構成としてもよい。これにより、監視精度を確保した後、自動的に省電力モードに戻るので無駄な電力消費を防ぐことができる。
また、上記構成において、前記バッテリーを電源として駆動される照明灯を備える構成としてもよい。これにより、周囲を照らすことができ監視し易くなると共に、防犯効果を高めることができる。
また、上記構成において、前記照明灯の点灯/消灯制御または明るさ制御を行う制御手段を備え、前記制御手段による前記照明灯の制御状態に応じて前記ネットワークカメラに省電力モードが設定される構成としてもよい。これにより、照明灯とネットワークカメラで同時に使用する消費電力を平均化することが可能となる。
本発明のネットワークカメラシステムにより、長期間にわたり監視動作を継続することが可能となる。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施形態について説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係るネットワークカメラシステムの概略構成を示す図である。本発明のネットワークカメラシステムは、太陽電池パネル1と、太陽電池パネル1で発電された電気を充電するバッテリー2と、バッテリー2を電源として駆動されるネットワークカメラ3と、発電量及びバッテリー残量を検知してネットワークカメラ3を制御する制御部4と、を備えている。ネットワークカメラ3が撮影した映像は、無線LAN通信によりアクセスポイント5で受信され、インターネット網6を介して監視センター7に伝送される。また、監視センター7からインターネット網6、アクセスポイント5を介して、ネットワークカメラ3のパンチルト制御(左右・上下)、ズーム制御等のカメラコントロールや、フレームレート設定、画像サイズ設定、明るさ設定等のカメラ設定を遠隔で行えるようにしている。
図1は、本発明の第1実施形態に係るネットワークカメラシステムの概略構成を示す図である。本発明のネットワークカメラシステムは、太陽電池パネル1と、太陽電池パネル1で発電された電気を充電するバッテリー2と、バッテリー2を電源として駆動されるネットワークカメラ3と、発電量及びバッテリー残量を検知してネットワークカメラ3を制御する制御部4と、を備えている。ネットワークカメラ3が撮影した映像は、無線LAN通信によりアクセスポイント5で受信され、インターネット網6を介して監視センター7に伝送される。また、監視センター7からインターネット網6、アクセスポイント5を介して、ネットワークカメラ3のパンチルト制御(左右・上下)、ズーム制御等のカメラコントロールや、フレームレート設定、画像サイズ設定、明るさ設定等のカメラ設定を遠隔で行えるようにしている。
図2は、本発明の第1実施形態に係るネットワークカメラの機能ブロック図である。図2に示すように、ネットワークカメラ3は、CMOS等の撮像デバイス及びレンズを有する撮像部301と、撮像部301から出力される映像信号の画素数やフレームレートを制御する機能や、映像を伝送に適したJPEGなどのフォーマットに変換する機能を有する映像制御部302と、監視センター7に映像を伝送すると共に監視センター7からの制御信号を受信するネットワーク通信制御部303と、ネットワーク通信制御部303からの制御で無線通信を行う無線通信部304と、アンテナ305と、を備えている。さらに、ネットワークカメラ3は、ネットワーク通信制御部303の通信モードを変更する通信動作変更部306と、映像制御部302の動作を変更するカメラ動作変更部307と、通信動作変更部306及びカメラ動作変更部307に対する変更指示を制御部4から受信するためのUART回路部308を備えている。UART(Universal Asynchronous Receiver Transmitter)通信はシリアル通信の一種である。制御部4にもネットワークカメラ3の通信動作及びカメラ動作の変更指示を行うためのUART回路部401を備えている。
次に、本発明の第1実施形態におけるネットワークカメラの通信動作及びカメラ動作の変更設定について図3のフローチャートに基づき説明する。
ステップS101で、太陽電池パネル1、バッテリー2の状態を監視している制御部4からUART回路部401を介して、ネットワークカメラ3のUART回路部308がUART信号を受信する。
すると、ステップS102で、UART回路部308は、受信したUART信号が通信動作の常時通信モードへの変更を指示する信号かどうかを判定し、常時通信モードへの変更を指示する場合は(ステップS102のY)、通信動作変更部306に指示を行い、通信動作変更部306はネットワーク通信制御部303の通信モードを常時通信動作に変更する(ステップS103)。
常時通信モードへの変更でない場合は(ステップS102のN)、ステップS104に進み、UART回路部308は、受信したUART信号がポーリング通信動作への変更を指示する信号かどうかを判定し、ポーリング通信動作への変更の場合は(ステップS104のY)、通信動作変更部306に指示を行い、通信動作変更部303は、ネットワーク通信制御部303の通信モードを、指定されたポーリング間隔でネットワークカメラ3側から監視センター7へ通信を行うポーリング通信動作に変更する(ステップS105)。
ステップS103又はステップS105の後、又はステップS104でポーリング通信動作への変更でなかった場合(ステップS104のN)、ステップS106に進み、UART回路部308は、受信したUART信号がカメラ動作制御の信号であるかどうかの判定を行う。カメラ動作制御の信号の場合は(ステップS106のY)、UART回路部308は、カメラ動作変更部307に指示を行い、カメラ動作変更部307は、撮像部301に指定されたフレームレート及び画像サイズで映像信号を出力させる動作に映像制御部302の動作を変更する(ステップS107)。また、カメラ動作制御の信号でない場合は(ステップS106のN)、カメラ動作を変更せずに終了する。
このように、ネットワーク通信によらない外部からの制御信号によりネットワークカメラ3のネットワーク通信動作及びカメラ動作を変更することができる。
ネットワーク通信動作を、常時通信モードからネットワークカメラ3側から監視センター7へ所定周期で通信を行うポーリング通信モードに変更することにより、通信を行うときだけネットワーク通信制御部303、無線通信部304に電源を供給することが可能となり、常時通信状態に比べ消費電力を少なくすることができる。且つ、ポーリング間隔の設定ができるので、これを長く設定することで、ネットワーク通信制御部303、無線通信部304の電源を停止している期間を長くすることができ、より消費電力を抑えることが可能となる。
また、カメラ撮影のフレームレートを遅くする設定により、撮像部301、映像制御部302の駆動クロックを低速にすることが可能となる。例えば、フレームレートを30fps(1秒間に30枚の画面を撮影)から15fps(1秒間に15枚の画面を撮影)にすることにより、駆動クロックの周波数を約1/2にして撮影処理を行うことができる。駆動クロックの周波数は回路部の消費電力に大きな影響を与えているため、駆動クロックの周波数を低速化することにより消費電力を小さくすることができる。
また、カメラ映像の画像サイズを小さくする設定により、映像制御部302で処理する画像データ量を少なくすることができる。例えば、画像サイズをVGAと呼ばれる1画面あたり640×480画素(307200画素)からQVGAと呼ばれる1画面あたり320×240画素(76800画素)に変更すると、1画面あたりの画素数が1/4になり、処理する画像データ量が少なく短時間で処理が可能となるため、消費電力を小さくすることができる。
なお、フレームレートを遅く設定し、画像サイズを小さく設定することで、画像データ量が少なくなり、監視センター7への画像伝送にかかる通信時間が短くてすむことになり、さらなる消費電力低減効果が得られることになる。
また、ネットワークカメラ3のネットワーク通信動作及びカメラ動作の変更制御を外部からのシリアル通信信号であるUART信号により行うことで、複数の制御内容を制御コマンドとして一度に送信でき、制御内容毎に信号をやり取りするパラレル通信に比べ、接続端子が少なくてすむ。なお、UART通信は1チップマイコンに広く搭載された方式であり、UART通信で接続することによりネットワークカメラ3、制御部4の通信プログラムの流用率が上がり、プログラム開発負荷を最小限に抑えることができる。
ただし、ネットワーク通信動作及びカメラ動作を変更することでネットワークカメラ3の消費電力を抑える設定を行うということは、監視センター7との通信間隔が長くなりリアルタイム性が落ち、撮影画像の更新速度が遅くなり、画像が小さくなり監視の正確さは相対的に低下することになる。
次に、本発明の第1実施形態におけるネットワークカメラの通信動作モード及びカメラ動作モードを決定するための判定処理について図4のフローチャートに基づき説明する。ここで、図4のフローチャートの開始時に、ネットワーク通信は常時通信に設定され、フレームレート、画像サイズはそれぞれ所定のフレームレート、画像サイズに設定されており、ネットワークカメラ3は非省電力モードであるとする。
まず、ステップS201で、太陽電池パネル1、バッテリー2の状態を監視している制御部4は、太陽電池パネル1の発電量を検出する。
発電量が所定値より大きければ、ネットワークカメラ3の動作に必要な電力を十分確保できることになるが、発電量が所定値以下の場合は、ネットワークカメラ3の動作電力を現在の発電量ではカバーできず、バッテリー2から給電で補うことになる。そこで、発電量が所定値以下の場合は(ステップS202のN)、制御部4は、ネットワーク通信を所定ポーリング間隔のポーリング通信に設定し、フレームレートを遅く画像サイズを小さく設定するためのUART信号をUART回路部401からUART回路部308へ送信し、図3のフローチャートによりネットワーク通信状態が指定されたポーリング間隔のポーリング通信モードに変更され、フレームレートが遅い設定に変更され、画像サイズが小さい設定に変更され、ネットワークカメラ3が省電力モードに設定される(ステップS203)。
発電量が所定値より大きい場合は(ステップS202のY)、ステップS204で、制御部4は、バッテリー2の残量を検出する。
バッテリー残量が所定値より大きければ(ステップS205のY)、現在の太陽電池パネル1の発電をネットワークカメラ3の電力に使用しても十分余裕があるため、ネットワークカメラ3の動作モードを変更せずにそのまま終了する。
バッテリー残量が所定値以下の場合は(ステップS205のN)、現在の太陽電池パネル1の発電によりバッテリー2を充電する必要があるため、ステップS203に進み、制御部4は、ネットワーク通信を所定ポーリング間隔のポーリング通信に設定し、フレームレートを遅く画像サイズを小さく設定するためのUART信号をUART回路部401からUART回路部308へ送信し、ネットワークカメラ3が省電力モードに設定される。
従って、太陽電池パネル1の発電量が所定値より大きく発電している状態で、バッテリー2の残量に十分余裕があれば、制御部4はネットワークカメラ3の省電力モードへの移行制御は行わないため、ネットワークカメラ3は常時通信状態であり監視センター7からのパンチルト制御(左右・上下)、ズーム制御等のカメラコントロールのリアルタイム性が落ちることなく、撮影画像の更新速度及び画像サイズ共に十分な監視精度を確保することができる。
また、雨、曇りなどの天候で太陽電池パネル1の発電量が所定値以下になった状態や、バッテリー2の残量が所定値以下の状態になると、制御部4がネットワークカメラ3を省電力モードに移行させるため、バッテリーの電力残量に余力を残すことが可能となり、長期間にわたり監視動作を継続することが可能となる。
なお、図示はしていないが、ネットワークカメラ3の省電力モード移行後、制御部4は天候が晴れて太陽電池パネル1の発電量が増加し、バッテリー2の残量に十分余裕が生まれたことを検知すると、UART回路部401からUART回路部308へUART信号を送信し、ネットワークカメラ3の通信動作を常時通信モードに設定し、フレームレートを速くし、画像サイズを大きくし監視精度を十分に確保する設定に変更することができることは言うまでもない。
また、監視センター7との通信を無線LAN通信とすることにより、通信ケーブルが必要ないため、新たな通信ケーブルの敷設が困難な屋外での使用に適したネットワークカメラシステムとなっている。また、無線LAN通信規格の一種のIEEE802.15.4を用いると通信速度は遅いが、より低消費電力でネットワークカメラシステムが構築できるという効果がある。
また、本実施形態では、外部からネットワーク通信動作及びカメラ動作を変更するためのインターフェイスとして、UART通信を用いる構成について説明したが、これに限るものではなく、同期シリアル通信やUSB等の別のシリアル通信又は、パラレル通信を用いる構成でもよい。
(第2実施形態)
図5は、本発明の第2実施形態に係るネットワークカメラシステムの機能ブロック図である。
図5は、本発明の第2実施形態に係るネットワークカメラシステムの機能ブロック図である。
図5に示すように、本発明の第2実施形態に係るネットワークカメラ3は、制御部4が除かれ、太陽電池パネル1の発電量検知、バッテリー2の残量検知を行う発電量/残量検知部309を備えている。
ネットワークカメラ3全体の制御を行うCPU(図示せず)が、発電量/残量検知部309の検知結果に基づき、太陽電池パネル1の発電量が所定値より大きく発電している状態で、バッテリー2の残量に十分余裕があることを検知していれば、ネットワーク通信制御部303を常時通信モードのままとして、監視センター7からのパンチルト制御(左右・上下)、ズーム制御等のカメラコントロールのリアルタイム性を落すことなく動作させる。また、撮像部301及び映像制御部302も、フレームレート及び画像サイズともに設定を変更せず十分な監視精度が確保できるレベルで動作させる。
また、雨、曇りなどの天候で太陽電池パネル1の発電量が所定値以下になった状態や、バッテリー2の残量が所定値以下の状態になったことをCPUが検知すると、CPUは通信動作変更部306及びカメラ動作変更部307を介して、ネットワーク通信をポーリング通信に変更し、フレームレートを遅く設定変更し、画像サイズを小さく設定変更し、ネットワークカメラ3を省電力モードに移行させる。
このように、ネットワークカメラ内に太陽電池パネルの発電量検知、バッテリーの残量検知を行う発電量/残量検知部を設け、天候やバッテリーの残量に応じ余力を残す制御をネットワークカメラ自身が行う構成としていることで、発電量およびバッテリー残量を検知しネットワークカメラの制御を行う制御部が太陽電池パネル、バッテリーからなる電源部に不要となり、長期間にわたり監視動作を継続することが可能なネットワークカメラシステムをより安価に提供できる。
(第3実施形態)
次に本発明の第3実施形態について説明する。図6に、本発明の第3実施形態に係るネットワークカメラの機能ブロック図を示す。なお、本発明の第3実施形態に係るネットワークシステムについては図1と同様となる。前述した第1実施形態(図2)との相違点は、通信動作変更部306及びカメラ動作変更部307により動作変更が行われたことを検知する変更判定部310を設けたことと、ネットワーク通信制御部303内に、監視センター7へ優先制御が行われていることを通知する優先制御通知部311と、監視センター7からの制御で優先制御を一時解除する優先制御一時解除部312とを設けたことである。
次に本発明の第3実施形態について説明する。図6に、本発明の第3実施形態に係るネットワークカメラの機能ブロック図を示す。なお、本発明の第3実施形態に係るネットワークシステムについては図1と同様となる。前述した第1実施形態(図2)との相違点は、通信動作変更部306及びカメラ動作変更部307により動作変更が行われたことを検知する変更判定部310を設けたことと、ネットワーク通信制御部303内に、監視センター7へ優先制御が行われていることを通知する優先制御通知部311と、監視センター7からの制御で優先制御を一時解除する優先制御一時解除部312とを設けたことである。
次に、本発明の第3実施形態におけるネットワークカメラの通信動作及びカメラ動作の変更設定について図7のフローチャートに基づき説明する。
ステップS301で、太陽電池パネル1、バッテリー2の状態を監視している制御部4からUART回路部401を介して、ネットワークカメラ3のUART回路部308がUART信号を受信する。
すると、ステップS302で、UART回路部308は、受信したUART信号が通信動作の常時通信モードへの変更を指示する信号かどうかを判定し、常時通信モードへの変更を指示する場合は(ステップS302のY)、通信動作変更部306に指示を行い、通信動作変更部306はネットワーク通信制御部303の通信モードを常時通信動作に変更する(ステップS303)。通信制御部303の通信モードが常時通信動作に変更されると、変更判定部310は省電力モードへの設定がされていないと判断して、フラグX=0とする(ステップS304)。
常時通信モードへの変更でない場合は(ステップS302のN)、ステップS305に進み、UART回路部308は、受信したUART信号がポーリング通信動作への変更を指示する信号かどうかを判定し、ポーリング通信動作への変更の場合は(ステップS305のY)、通信動作変更部306に指示を行い、通信動作変更部306は、ネットワーク通信制御部303の通信モードを、指定されたポーリング間隔でネットワークカメラ3側から監視センター7へ通信を行うポーリング通信動作に変更する(ステップS306)。ネットワーク通信制御部303の通信モードがポーリング通信動作に変更されると、変更判定部310は省電力モードへの設定がなされたと判断して、フラグX=1とする(ステップS307)。
ステップS304又はステップS307の後、又はステップS305でポーリング通信動作への変更でなかった場合(ステップS305のN)、ステップS308に進み、UART回路部308は、受信したUART信号がカメラ動作制御の信号であるかどうかの判定を行う。カメラ動作制御の信号の場合は(ステップS308のY)、UART回路部308は、カメラ動作変更部307に指示を行い、カメラ動作変更部307は、撮像部301に指定されたフレームレート及び画像サイズで映像信号を出力させる動作に映像制御部302の動作を変更する(ステップS309)。そして、ステップS310で、変更判定部310は、フレームレートを遅くし画像サイズを小さくする方向へのカメラ動作の変更かどうかを判断し、そのような変更である場合(ステップS310のY)、ステップS311に進み、変更判定部310はフラグX=1とする。また、上記のような変更でない場合は(ステップS310のN)、そのまま終了となる。また、カメラ動作制御の信号でない場合は(ステップS308のN)、カメラ動作を変更せずに終了する。
このように、ネットワーク通信によらない外部からの制御信号によりネットワークカメラ3のネットワーク通信動作及びカメラ動作を変更することができ、ネットワーク通信によらない外部からの制御で省電力モードや非省電力モードへの変更がされたことを判定している。
本発明の第3実施形態におけるネットワークカメラの通信動作モード及びカメラ動作モードを決定するための判定処理は前述の第1実施形態(図4)と同様であり、太陽パネルの発電量が所定値以下であったり、バッテリーの残量が所定値以下である場合は、制御部4からのUART信号によりネットワークカメラ3は省電力モードに設定されフラグX=1とされる。また、発電量が所定値より大きく、バッテリー残量が所定値より大きい場合は、ネットワークカメラ3は非省電力モードのままでありフラグX=0である。
ここで、本発明の第3実施形態におけるネットワークカメラの優先制御について図8のフローチャートに基づき説明する。
まず、ステップS401で、監視センター7からネットワーク通信によりネットワークカメラ3の動作変更指示がされたことをネットワーク通信制御部303で検知する。
すると、ステップS402で、ネットワーク通信制御部303は、フラグXを確認し、フラグX=0で非省電力モードの場合は(ステップS402のN)、ステップS403に進み、指定された通信動作及びカメラ動作に設定変更する。
フラグX=1で省電力モードが設定されている場合は(ステップS402のY)、ステップS404で、優先制御通知部311が、既に省電力モードに設定されているため設定変更ができないことを知らせる「変更不可メッセージ」を監視センター7に送信する。
そして、優先制御一時解除部312は、監視センタ7から「優先制御一時解除通知」の返信を待ち、返信がない場合は(ステップS405のN)、通信動作及びカメラ動作は設定変更せずにそのまま終了する。
監視センター7のスタッフは「変更不可メッセージ」が送られてきたことにより、ネットワークカメラ3が省電力モードに設定されていることを知ることができる。緊急を要しない場合はネットワークカメラ3の動作変更を諦めて終了となる。また、監視精度を高める等で、すぐにネットワークカメラ3の動作変更が必要であれば、監視センター7は「優先制御一時解除通知」をネットワークカメラ3に返信する。
優先制御一時解除部312が「優先制御一時解除通知」を検知すると(ステップS405のY)、指定された通信動作及びカメラ動作に設定変更すると共に、タイマーTをリセットして時間カウントを開始する(ステップS406)。
そして、ネットワーク通信制御部303が監視カメラ7から「優先制御終了通知」を検知しなければ(ステップS407のN)、ステップS408でネットワーク通信制御部303はタイマーTを確認し、タイマーTが所定時間になっていなければ(ステップS408のN)、ステップS407に戻る。
監視カメラ7からの「優先制御終了通知」が検知されたか(ステップS407のY)、または、タイマーTが所定時間になったことが検知されると(ステップS408のY)、ステップS409で、ネットワーク通信制御部303は、変更前の通信動作及びカメラ動作に設定を戻す。
このように、既に外部インターフェイス(UART通信)によりネットワークカメラ3が省電力モード設定にされている場合は、監視センター7からネットワーク通信によるネットワークカメラ3の動作変更制御を認めない優先制御を行うようにすることができる。従って、太陽電池パネル1の発電量が少ないときや、バッテリー2の残量に余裕が無いときにネットワークカメラ3が省電力モードに設定されると、監視センター7からのネットワークカメラ3の消費電力に関連する通信動作及びカメラ動作の変更制御を認めないことができるため、雨、曇りなどの天候や、バッテリーの電力残量に応じてネットワークカメラの消費電力を抑制した制御が行え、長期間にわたり監視動作を継続することが可能となる。
また、外部インターフェイスによりネットワークカメラ3が省電力モードに設定されていると、監視センター7からネットワークカメラ3の制御を行ったとき「変更不可メッセージ」を通知する機能を設けているので、使い勝手の良いネットワークカメラシステムを提供可能となる。尚、実施例では監視センター7からネットワークカメラ3の制御を行ったとき通知する方法について説明したが、ネットワークカメラ3が省電力モード設定されたときに、ネットワークカメラ3から監視センター7へ通知する方法でもよい。
また、ネットワークカメラ3が省電力モードに設定されていても、ネットワークカメラ3の通信動作及びカメラ動作の変更制御が行えるように、優先制御を一時解除する機能を設けている。従って、緊急に監視精度を確保したいときなどは、ネットワークカメラ3の通信モードを常時通信モードとして、監視センター7からのパンチルト制御(左右・上下)、ズーム制御などのカメラコントロールのリアルタイム性を向上させ、フレームレート及び画像サイズともに十分な監視精度を確保する設定に変更することが可能となる。
また、優先制御一時解除が行われたとき所定時間経過すると、優先制御が解除される前の省電力モード設定に戻す機能を備えている。したがって、監視センター7から優先制御終了の通知がない場合であっても、所定時間で省電力モードに戻すことができるため、解除操作忘れによる電力消費を未然に防ぐことができるので、より使い勝手の良いネットワークカメラシステムを提供可能となる。尚、省電力モードに戻すまでの所定時間は使用者の好みで自由に設定できることは言うまでもない。
また、ネットワークカメラ3と監視センター7は、アクセスポイント5経由による無線LAN通信で接続された構成について説明したが、これに限るものではなく、公衆電話回線網などの有線通信による方法、携帯電話などの無線通信モデムを用いてネットワークカメラ3と監視センター7間で直接通信する構成であってもよい。
(第4実施形態)
図9は、本発明の第4実施形態に係るネットワークカメラシステムの機能ブロック図である。本発明の第3実施形態に係るネットワークカメラシステムとの相違点は、制御部4を除き、太陽電池パネル1の発電量検知、バッテリー2の残量検知を行う発電量/残量検知部313を設けたことである。
図9は、本発明の第4実施形態に係るネットワークカメラシステムの機能ブロック図である。本発明の第3実施形態に係るネットワークカメラシステムとの相違点は、制御部4を除き、太陽電池パネル1の発電量検知、バッテリー2の残量検知を行う発電量/残量検知部313を設けたことである。
ネットワークカメラ3全体の制御を行うCPU(図示せず)が、発電量/残量検知部313の検知結果に基づき、太陽電池パネル1の発電量が所定値より大きく発電している状態で、バッテリー2の残量が所定値より大きいことを検知していれば、ネットワーク通信制御部303を常時通信モードのままとして、監視センター7からのパンチルト制御(左右・上下)、ズーム制御等のカメラコントロールのリアルタイム性を落すことなく動作させる。また、撮像部301及び映像制御部302も、フレームレート及び画像サイズともに設定を変更せず十分な監視精度が確保できるレベルで動作させる。フラグXは0のままである。
また、雨、曇りなどの天候で太陽電池パネル1の発電量が所定値以下になった状態や、バッテリー2の残量が所定値以下の状態になったことをCPUが検知すると、CPUは通信動作変更部306及びカメラ動作変更部307を介して、ネットワーク通信をポーリング通信に変更し、フレームレートを遅く設定変更し、画像サイズを小さく設定変更し、ネットワークカメラ3を省電力モードに移行させる。このとき、変更判定部310がフラグX=1に設定する。
尚、優先制御については前述の第3実施形態と同様であるので説明を省く。
このように、ネットワークカメラ内に太陽電池パネルの発電量検知、バッテリーの残量検知を行う発電量/残量検知部を設け、天候やバッテリーの残量に応じ余力を残す制御をネットワークカメラ自身が行う構成としていることで、発電量およびバッテリー残量を検知しネットワークカメラの制御を行う制御部が太陽電池パネル、バッテリーからなる電源部に不要となり、長期間にわたり監視動作を継続することが可能なネットワークカメラシステムをより安価に提供できる。
(第5実施形態)
図10に、本発明の第5実施形態に係るネットワークカメラシステムの概略外観図を示す。また、図11に、本発明の第5実施形態に係るネットワークカメラシステムの概略構成図を示す。
図10に、本発明の第5実施形態に係るネットワークカメラシステムの概略外観図を示す。また、図11に、本発明の第5実施形態に係るネットワークカメラシステムの概略構成図を示す。
照明灯8とネットワークカメラ3が太陽電池パネル1を取り付けた支柱9に設けられ、支柱9内にバッテリー2と制御部4が内蔵され、バッテリー2より照明灯8とネットワークカメラ3に電源が供給される。また、ネットワークカメラ3の構成は前述の第1実施形態(図2)と同様である。このように、ネットワークカメラシステムに照明灯を追加することにより、周囲を照らすことができ監視し易くすると共に防犯効果を高めることができる。
ここで、照明灯8は点灯制御が行われる(図12の照明制御側動作フロー)。ステップS501で、制御部4が太陽電池パネル1の発電量を検知し、検知した発電量が所定値以上であれば(ステップS502のN)、ステップS501に戻る。そして、発電量が所定値より小さければ(ステップS502のY)、周囲が暗くなったとして、ステップS503で、制御部4は照明灯8を点灯させる。
次に、本発明の第5実施形態におけるネットワークカメラの通信動作モード及びカメラ動作モードを決定するための判定処理について図12のフローチャート(カメラ制御側動作フロー)に基づき説明する。ここで、フローチャートの開始時に、ネットワーク通信は常時通信に設定され、フレームレート、画像サイズはそれぞれ所定のフレームレート、画像サイズに設定されており、ネットワークカメラ3は非省電力モードであるとする。
ステップS504で、太陽電池パネル1、バッテリー2の状態を監視している制御部4は、太陽電池パネル1の発電量を検出する。
発電量が所定値より大きければ、ネットワークカメラ3の動作に必要な電力を十分確保できることになるが、発電量が所定値以下の場合は、ネットワークカメラ3の動作電力を現在の発電量ではカバーできず、バッテリー2から給電で補うことになる。そこで、発電量が所定値以下の場合は(ステップS505のN)、制御部4はUART回路部401からUART回路部308にUART信号を送信し、通信動作変更部306はUART回路部308からの指示によりネットワーク通信制御部303の通信モードを指定されたポーリング間隔のポーリング通信モードに変更し、カメラ動作変更部307はUART回路部308からの指示によりフレームレートを遅く設定変更し、画像サイズを小さく設定変更し、ネットワークカメラ3が省電力モードAに設定される(ステップS506)。
発電量が所定値より大きい場合は(ステップS505のY)、ステップS507で、制御部4はバッテリー2の残量を検知する。
バッテリー残量が所定値より大きければ(ステップS508のY)、現在の太陽電池パネル1の発電をネットワークカメラ3の電力に使用しても十分余裕があるため、ネットワークカメラ3の動作モードを変更しない。
バッテリー残量が所定値以下の場合は(ステップS508のN)、現在の太陽電池パネル1の発電によりバッテリー2を充電する必要があるため、制御部4はUART回路部401からUART回路部308にUART信号を送信し、上記と同様にネットワークカメラ3が省電力モードAに設定される(ステップS506)。
ステップS508又はステップS506の後、ステップS509で、制御部4は照明灯8の点灯状態を検出する。
照明灯8が点灯していなければ(ステップS510のN)、ネットワークカメラ3の動作モードの変更はせずにそのまま終了する。
照明灯8が点灯している場合は(ステップS510のY)、制御部4はUART回路部401からUART回路部308にUART信号を送信し、通信動作変更部306はUART回路部308からの指示によりネットワーク通信制御部303の通信モードを指定されたポーリング間隔(省電力モードAのポーリング間隔より長い)のポーリング通信モードに変更し、カメラ動作変更部307はUART回路部308からの指示によりフレームレートを省電力モードAより遅く設定変更し、画像サイズを省電力モードAより小さく設定変更し、ネットワークカメラ3が省電力モードAより消費電力が小さい省電力モードBに設定される(ステップS511)。
このように、照明灯8の点灯状態により更なる省電力動作に変更することにより、照明灯を点灯しながらもネットワークカメラを動作させることができ、バッテリーの電力残量に余力を残す制御が可能となり、長期間にわたり監視動作を継続することが可能となる。
尚、照明灯8の点灯制御についてはネットワークカメラシステムに照度センサーを設けて、図13のフローチャートのようにしてもよい。ステップS601で、制御部4が照度センサーを用いて周囲の明るさを検知し、検知した明るさが所定値以上であれば(ステップS602のN)、ステップS601に戻る。そして、明るさが所定値より小さければ(ステップS602のY)、周囲が暗くなったとして、ステップS603で、制御部4は照明灯8を点灯させる。
次に、本発明の第5実施形態におけるネットワークカメラの通信動作モード及びカメラ動作モードを決定するための判定処理の別形態について図14のフローチャートに基づき説明する。ここで、フローチャートの開始時に、ネットワーク通信は常時通信に設定され、フレームレート、画像サイズはそれぞれ所定のフレームレート、画像サイズに設定されており、ネットワークカメラ3は非省電力モードであるとする。
ステップS701で、太陽電池パネル1、バッテリー2の状態を監視している制御部4は、太陽電池パネル1の発電量を検知する。
発電量が所定値Aより大きければ、ネットワークカメラ3の動作に必要な電力を十分確保できることになるが、発電量が所定値A以下の場合は、ネットワークカメラ3の動作電力を現在の発電量ではカバーできず、バッテリー2から給電で補うことになる。
発電量が所定値A以下の場合は(ステップS702のN)、更に所定値B(<所定値A)より小さいかどうかを制御部4は判断する。これは、照明灯8を点灯するかどうかの判断を行うためである。
発電量が所定値B以上であれば(ステップS703のN)、照明灯8を点灯する必要のない暗さであり、制御部4はUART回路部401からUART回路部308にUART信号を送信し、ネットワークカメラ3を省電力モードAに設定する(ステップS704)。
ここで、省電力モードAと、後述する他の省電力モードB、C、Dについて説明する。例えば、非省電力モードにおいてネットワーク通信状態が常時通信状態、カメラ動作の画像サイズがVGAサイズ、フレームレートが30fpsとして、省電力モードAにおいては、ネットワーク通信状態は常時通信状態、画像サイズはVGAサイズ、フレームレートは30fpsから7.5fpsに遅くしている。
また、省電力モードBにおいては、ネットワーク通信状態をポーリング通信状態(ポーリング間隔=1秒)とし、画像サイズはVGAサイズ、フレームレートは30fpsから1fpsに遅くしている。従って、1秒ごとにVGAサイズの映像が1枚送られてくる。
また、省電力モードCにおいては、ネットワーク通信状態をポーリング通信状態(ポーリング間隔=1秒)とし、画像サイズをVGAサイズからQVGAサイズに小さくし、フレームレートを30fpsから1fpsに遅くしている。従って、1秒ごとにQVGAサイズの映像が1枚送られてくる。
また、省電力モードDにおいては、ネットワーク通信状態をポーリング通信状態(ポーリング間隔=30秒)とし、画像サイズをVGAサイズからQVGAサイズに小さくし、フレームレートを30fpsから1fpsに遅くしている。従って、30秒ごとにQVGAサイズの映像が1枚送られてくる。
つまり、各省電力モードの消費電力は省電力モードA>省電力モードB>省電力モードC>省電力モードDとなる。
フローチャートの説明に戻り、発電量が所定値Bより小さい場合は(ステップS703のY)、制御部4は照明灯8を点灯させ(ステップS705)、UART回路部401からUART回路部308にUART信号を送信し、ネットワークカメラ3を省電力モードBに設定する(ステップS706)。このように、照明灯8を点灯する場合はネットワークカメラ3の消費電力を更に低減する。
発電量が所定値Aより大きい場合か(ステップS702のY)、S704又はS706の後、ステップS707で、制御部4はバッテリー2の残量を検知する。
バッテリー残量が所定値Cより大きければ(ステップS708のY)、ネットワークカメラ3及び照明灯8に電力を使用しても十分余裕があるため、ネットワークカメラ3動作モード及び照明灯8の動作を変更せずにそのまま終了する。
バッテリー残量が所定値C以下の場合は(ステップS708のN)、制御部4は、更にバッテリー残量が所定値D(<所定値C)より小さいかどうかを判断する。
バッテリー残量が所定値D以上の場合は(ステップS709のN)、バッテリー2の容量に少し余裕があるため、制御部4はUART回路部401からUART回路部308にUART信号を送信し、ネットワークカメラ3のみをもう少し低消費電力となる省電力モードCに設定して終了する(ステップS710)。
バッテリー残量が所定値Dより小さい場合は(ステップS709のY)、バッテリー2の容量にまったく余裕がなくなった状態であり、制御部4は照明灯8を消灯し(ステップS711)、制御部4はUART回路部401からUART回路部308にUART信号を送信し、ネットワークカメラ3を最も低消費電力となる省電力モードDに設定して終了する(ステップS712)。
このように、雨、曇りなどの天候で太陽電池パネル1の発電量が低下し、バッテリー2の残量に余裕がなくなってきた場合でも、ネットワークカメラ3を低消費電力モードに変更していくことにより、バッテリーの電力残量に余力を残す制御が可能となり、長期間にわたり監視動作を継続することが可能となる。
尚、ステップS703で、発電量を判定するのではなく、照度センサーが検知した明るさを判定し、明るさが所定値より小さければ照明灯を点灯させ、明るさが所定値以上であれば照明灯を点灯させないようにしてもよい。
また、以上の第5実施形態において、照明灯の点灯状態・消灯状態は、それぞれ明るく点灯している状態・暗く点灯している状態としてもよい。
また、以上の第5実施形態において、ネットワークカメラ3が省電力モードに設定された場合にフラグX=1として、前述と同様の優先制御を行うようにしてもよい。
また、照明灯による使用電力と、ネットワークカメラの通信動作及びカメラ動作制御による使用電力の同時に消費する電力を平均化する制御としては次のようなものでもよい。照明灯8が所定値以上の明るさで点灯する場合、ネットワークカメラ3はポーリング通信のみを行い、カメラ動作をまったく停止させる。そして、監視センター7からネットワーク通信により映像伝送開始指示がされると、ネットワークカメラ3はカメラ動作を開始して映像監視が行えるようにし、制御部4は照明灯8を暗くする制御を行い照明灯8の消費電力を低減させる。このようにカメラ動作の変更により照明灯の制御を行うことで、全体として使用電力を増加させることがないのでバッテリー2の電力残量に余力を残しながら、監視動作を長期間継続することが可能である。
以上で説明した実施形態はあくまで本発明を実施するに当たっての一例であり、本発明の趣旨を逸脱しない程度のあらゆる変更が可能である。例えば、発電装置としては太陽電池パネルに限らず、風力発電装置等としてもよい。
1 太陽電池パネル
2 バッテリー
3 ネットワークカメラ
4 制御部
5 アクセスポイント
6 インターネット網
7 監視センター
8 照明灯
301 撮像部
302 映像制御部
303 ネットワーク通信部
304 無線通信部
305 アンテナ
306 通信動作変更部
307 カメラ動作変更部
308 UART回路部
309 発電量/残量検知部
310 変更判定部
311 優先制御通知部
312 優先制御一時解除部
313 発電量/残量検知部
401 UART回路部
2 バッテリー
3 ネットワークカメラ
4 制御部
5 アクセスポイント
6 インターネット網
7 監視センター
8 照明灯
301 撮像部
302 映像制御部
303 ネットワーク通信部
304 無線通信部
305 アンテナ
306 通信動作変更部
307 カメラ動作変更部
308 UART回路部
309 発電量/残量検知部
310 変更判定部
311 優先制御通知部
312 優先制御一時解除部
313 発電量/残量検知部
401 UART回路部
Claims (10)
- 発電装置と、前記発電装置が発電した電力を充電するバッテリーと、前記バッテリーを電源とし駆動され、撮影した映像をネットワーク通信により監視センターへ伝送するネットワークカメラと、を備えたネットワークカメラシステムにおいて、
前記発電装置の発電量および前記バッテリーの残量を検知する検知手段と、前記ネットワークカメラのネットワーク通信動作を変更する通信動作変更手段と、前記ネットワークカメラのカメラ撮影動作を変更するカメラ動作変更手段と、を備え、
前記検知手段の検知結果に応じて前記通信動作変更手段がネットワーク通信動作を変更し前記カメラ動作変更手段がカメラ撮影動作を変更することで前記ネットワークカメラに省電力モードが設定されることを特徴とするネットワークカメラシステム。 - 前記通信動作変更手段は、常時通信モードとポーリング通信モードとのモード変更または/およびポーリング通信モードのポーリング間隔の変更を行うことを特徴とする請求項1に記載のネットワークカメラシステム。
- 前記カメラ動作変更手段は、撮影のフレームレートまたは/および撮影の画像サイズを変更することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のネットワークカメラシステム。
- 前記ネットワーク通信は無線通信を用いることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載のネットワークカメラシステム。
- 前記ネットワークカメラが前記省電力モードに設定されると、前記ネットワークカメラが前記監視センターからネットワーク通信により動作変更指示を受けても、前記ネットワークカメラは動作変更せず前記省電力モードを維持することを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載のネットワークカメラシステム。
- 前記ネットワークカメラが前記動作変更指示を受けると、前記ネットワークカメラはネットワーク通信により前記監視センターへ動作変更不可を知らせるメッセージを送信することを特徴とする請求項5に記載のネットワークカメラシステム。
- 前記メッセージの送信後、前記ネットワークカメラが前記監視センターからネットワーク通信により所定の通知を受けると、前記ネットワークカメラは前記省電力モードを解除し指示された動作変更を行うことを特徴とする請求項6に記載のネットワークカメラシステム。
- 前記省電力モードが解除されてから所定時間が経過すると前記ネットワークカメラに再び前記省電力モードが設定されることを特徴とする請求項7に記載のネットワークカメラシステム。
- 前記バッテリーを電源として駆動される照明灯を備えることを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれかに記載のネットワークカメラシステム。
- 前記照明灯の点灯/消灯制御または明るさ制御を行う制御手段を備え、前記制御手段による前記照明灯の制御状態に応じて前記ネットワークカメラに省電力モードが設定されることを特徴とする請求項9に記載のネットワークカメラシステム。
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